JP3911163B2

JP3911163B2 - Elastic pattern knitted fabric

Info

Publication number: JP3911163B2
Application number: JP2002010242A
Authority: JP
Inventors: 裕司吉田; 尚明近藤; 博之鈴木
Original assignee: Asahi Kasei Fibers Corp
Current assignee: Asahi Kasei Fibers Corp
Priority date: 2002-01-18
Filing date: 2002-01-18
Publication date: 2007-05-09
Anticipated expiration: 2022-01-18
Also published as: JP2003213550A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伸縮性があり、ジャカード柄を有する柄編地に関する。
【０００２】
【従来の技術】
伸縮性があり、ジャカード柄を有する柄編地において、従来、抜き糸部と抜き糸部に隣接するヘム部、さらにヘム部に隣接する身頃部とが一体化された編地が製造されており、この編地の抜き糸部の抜き糸を抜くことによりヘム部を有する編地が得られる。このようにして得られた編地を用いてガードルやショーツなどのインナーを製造することにより、裾部の縫い目がなくアウターに響かない製品とすることが可能であり、多くの製品でこの手法が使用されている。
【０００３】
また最近、風合いの改良や吸水性の付与など、機能性の向上を目的として、編地中に綿糸などの非弾性繊維を挿入して交編する手法も用いられているが、これら非弾性繊維を挿入することにより、特にヘム部に違和感が残り、フィット感が良くなく、また、着用時の快適性が良くない製品となっている。
【０００４】
以上の様に、伸縮性があり、ジャカード柄を有し、かつ非弾性繊維が挿入されている経編地で、快適な着用感と、フィット感を合わせ持つ製品を得ることのできる柄編地は、これまで得られていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、伸縮性があり、ジャカード柄を有し、かつ非弾性繊維が挿入されている経編地で、快適な着用感と、フィット感を合わせ持つ製品を得ることのできる柄編地を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、非弾性糸が交編されたジャカード柄を有する経編地について検討した結果、非弾性糸の使用方法を特定することにより本発明の目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
【０００７】
即ち、本発明は下記の通りである。
【０００８】
１．抜き糸部に隣接するヘム部と、ヘム部に隣接してまたは接続部を介して身頃部が一体化された経編地であって、ヘム部または見頃部の少なくとも一方に柄を有し、ヘム部は挿入編成による弾性糸および非弾性糸のルーピングを主体として構成されていることを特徴とする伸縮性柄編地。
【０００９】
２．該身頃部と該ヘム部において、編地の経方向の応力指数が１９０〜６９０であることを特徴とする上記１記載の伸縮性柄編地。
【００１０】
以下、本発明を詳細に説明する。
【００１１】
本発明の編地は、抜き糸部に隣接するヘム部と、ヘム部に隣接してまたは接続部を介して身頃部が一体化された経編地である。
【００１２】
抜き糸部とは、編地が経方向に分割可能な部分であり、公知の技術により編成可能であるが、一般的には、弾性糸の挿入組織上に、非弾性糸の鎖編みを配置し、編成、染色加工後に非弾性糸の鎖編みを解除することにより、編地が経方向に分割される。
【００１３】
ヘム部とは、身頃部に対し、応力が高くなっている部分である。さらに、ヘム部に隣接してまたは接続部を介して一体化された身頃部には、弾性糸と非弾性糸による地組織あるいは柄組織が編成されており、さらに身頃部には非弾性糸が挿入されている。この場合に用いられる非弾性糸としては、特に限定されるものではなく、任意な糸が使用可能で、例えば、吸湿性、吸水性あるいは伸縮性の制御などを目的として、綿糸、ナイロンなどの非弾性糸を、編目を形成するルーピングおよび／または挿入して、これらの機能を付与する事も可能である。
【００１４】
本発明において、ヘム部は、身頃部よりも応力が高くなっているが、ヘム部と身頃部とに応力差を付与する方法については、公知の方法が利用でき、例えば、ヘム部と身頃部との弾性糸のランナー長を変化させて、ヘム部のランナー長を短くする方法、また、ヘム部の弾性糸を身頃部の弾性糸よりも太い弾性糸を使用する方法、あるいは、ヘム部と身頃部とに同じ弾性糸を使用し、ヘム部のみ複数本配置して、実質的に太い弾性糸を使用したのと同様な効果を得る方法などが挙げられる。
【００１５】
本発明においては、身頃部は非弾性糸が挿入編成されており、ヘム部は挿入編成による弾性糸と非弾性糸のルーピングを主体として編成されており、非弾性糸は挿入編成されていないが、このヘム部において、非弾性糸のルーピングは、ルーピングと挿入を繰り返して編成する場合も含み、少なくとも１完全組織で半分のコース以上がルーピングされていれば、伸縮性に富む編地が得られ、特に全コースとも非弾性糸がルーピングされているのが好ましい。
【００１６】
ヘム部に、非弾性糸の挿入編成を実施しない場合は、フィット感、着用感には優れるが、身頃部とヘム部との境界部にパッカリングが生じる場合があり、着用前の製品の審美性が気になることがある。
【００１７】
ヘム部、身頃部共に非弾性糸が挿入されている場合には、ヘム部の応力と身頃部の応力にかなり大きな応力差を持たせることが可能で、ほぼ任意な応力差の設定が出来るのに対し、本発明の伸縮性柄編地の場合には、ヘム部と、非弾性糸が挿入されている身頃部とでは、ある応力範囲でないとヘム部と身頃部との境界にパッカリングが生じる場合がある。従って、身頃部とヘム部の編地の経方向応力指数が、好ましくは１９０〜６９０、さらに好ましくは２２０〜５２０となるように編地設計を行うことにより、より美しい編地が得られる。
【００１８】
なお、編地の経方向応力指数Ｉは、下記式により求められる。
【００１９】
Ｉ＝｛（ヘム部の経方向応力）／（身頃部の経方向応力）｝×（編地コース／２．５４ｃｍ）
式中、経方向応力は、テンシロン引張試験機を使用し、編地の経方向に巾２．５ｃｍ、把持間隔１０ｃｍ、伸長速度及び戻り速度３００ｍｍ／分の条件で、８０％伸長を３回繰り返し、３回目の８０％伸長時の応力をいう。
【００２０】
また、編地のコースは、通常、ルーペ、デンシメータ等で測定されるが、編目が複雑に入り組んで編目を読み難い編地では、測定結果が実際のコース数より少ない値に出ることがある。このような場合、本発明では、実際のコース数で計算し、６コース１完全の組織では、例えば、ルーペで読みとれる編目数を３倍すれば良い。
【００２１】
本発明の伸縮性柄編地においては、ヘム部または身頃部の少なくとも一方に柄を有しており、ヘム部、身頃部共に柄が形成されていても良い。また、ヘム部にメッシュ調の透かしの多い柄を有することが、本発明の効果が最も発揮できるので好ましい。なお、本発明でいう柄とは、無地以外の編地をいい、ストライプ、格子、花柄など、無地編みとは違った外観を有するものである。
【００２２】
本発明において、接続部は、ヘム部にも身頃部にも属さない部分で、必要に応じてヘム部と身頃部との中間に設けられる。接続部の幅は、好ましくは１０ｃｍ以下、より好ましくは６ｃｍ以下である。また、接続部の応力は、身頃部またはヘム部と同程度、あるいは、身頃部とヘム部との中間のパワーであっても良いが、ヘム部以上の応力を有するものではない。さらに、接続部では、非弾性糸の挿入編成についても任意で、挿入編成がある組織でも、挿入編成が無い組織でも良い。
【００２３】
本発明に用いられる弾性糸としては、ポリウレタン系、ポリエーテルエステル系等の弾性糸が使用可能であり、通常のポリウレタン系弾性糸で、例えば乾式紡糸又は溶融紡糸したものが使用でき、ポリマーや紡糸方法は特に限定されない、弾性糸の太さは２０〜７００ｄｔｅｘが好ましく、３０〜５００ｄｔｅｘがより好ましい。破断伸度は、好ましくは４００％〜１０００％のもので、伸縮性に優れ、染色加工時のプレセット工程の通常処理温度１８０℃近辺で伸縮性を損なわないことが好ましい。
【００２４】
本発明に用いられる非弾性糸としては、特別な制限はなく、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維、また、綿、羊毛、麻、等の繊維が使用でき、特に、ポリエステルやナイロンを使用すれば、寸法安定性の良いインナー衣料となり、吸水性や、吸湿性を付与する場合には、綿、キュプラ、レーヨンなどの繊維を使用すればよい。また、混紡、混繊、交撚、あるいは、編機上で交編するなどにより、２種以上の糸を混合して使用することも出来る。使用する糸の糸形態についても任意で、フィラメント糸、スパン糸、あるいは、異型断面糸などでも使用可能である。これらの非弾性糸の太さについては特に限定されないが、好ましくは２０〜１７０ｄｔｅｘ、より好ましくは３０〜１１０ｄｔｅｘであり、綿番手では好ましくは１２０〜３０Ｓクラス、より好ましくは１００Ｓ〜５０Ｓクラスの糸の使用である。編地に、薄地、軽量を求める場合にはなるべく細い糸使いとし、強度向上を求める場合には、なるべく太い糸使いとすればよい。
【００２５】
本発明は、ジャカード機構を有する経編機により製造可能で、例えば、カールマイヤー社製、コンピュータジャカードラッセル機のＲＳＪ４／１などの経編機が使用できる。また、レース編機や、ＲＳＪ４／１などのジャカード編機のフロント側にもう１枚以上の地編み筬を有している経編機を使用することもできる。編機のゲージについては特に限定されないが、２４〜３２ゲージ／２．５４ｃｍの編機の使用が好ましい。
【００２６】
これらのジャカード機構を有する経編機を使用し、所望の柄編成を行う。例えば、ジャカード筬には非弾性糸を配置して柄形成する方法、あるいは、ジャカード筬に弾性糸を配置して柄形成するなど任意の方法が実施でき、地組織として、弾性糸と非弾性糸を組み合わせて、任意な組織により編成する。これらの編成の際、ヘム部では非弾性糸の挿入編みを行わず、身頃部のみ挿入編みとすることにより、本発明の編地が得られる。
【００２７】
本発明の編地は、通常の染色加工により仕上げることが可能で、インナー、アウター用などの衣料の他、カーテンなどの資材にも使用可能である。
【００２８】
【発明の実施の形態】
〔実施例１〕
仕掛け巾１３０インチ（３３０ｃｍ）の２８ゲージ／２．５４ｃｍのコンピュータジャカードラッセル機ＲＳＪ４／１を使用し、図１に示す様な柄の経編地を製造するに当たり、各筬と糸種、編成条件設定を下記のように行った。
【００２９】
なお、図１において、Ａ部は抜き糸部、Ｂ部は柄を有するヘム部で幅１０ｃｍ、Ｃ部は無地の身頃部で幅３５ｃｍである。
【００３０】
Ｊ１（ジャカード筬）：ナイロン３３ｄｔｅｘ／２４ｆ（フィラメント）を使用し、ジャカード筬で柄出し編成する。基本とする編成組織を、０１／１０とし、図１に沿って筬の振りを変化させて柄編成を行った。
【００３１】
Ｌ２：ナイロン３３ｄｔｅｘ／２４ｆを使用し、編成組織を１２／２１／１２／１０／０１／１０とした。なお、編成組織の表現を、ラッセル編機では２倍の数字で行われることもある。
【００３２】
Ｌ３：ロイカ（旭化成株式会社製のポリウレタン弾性糸）７８ｄｔｅｘと１５５ｄｔｅｘを使用し、組織を２２／１１／２２／００／１１／００とした。ここで、ロイカ７８ｄｔｅｘは身頃部（Ｃ部）の筬に糸通しし、ロイカ１５５ｄｔｅｘは、ヘム部（Ｂ部）の筬に糸通しした。この時、ビームにはロイカ７８ｄｔｅｘと、１５５ｄｔｅｘを別々に巻き、２シャフトに分けてセットできるよう編機を改造して使用した。
【００３３】
Ｌ４：綿５０／−Ｓを使用し、組織を００／００／００／１１／１１／１１として、身頃部（Ｃ部）のみに糸通しして編成した。
【００３４】
なお、抜き糸部（Ａ部）は、Ｌ３のロイカの糸通しを糸抜きし、抜き糸部の抜き糸ウェールでロイカが重ならないように配置し、また、Ｊ１のナイロン糸を抜き糸ウェールで鎖編みとして編成した。
【００３５】
以上のような糸配列、組織により図１に示す柄の伸縮性経編地を編成した後、染色、加工を行った。
【００３６】
こうして得られた伸縮性柄編地を用いて、ガードルを縫製したところ、裾（ヘム部）のフィット性が良く、伸縮性があり、さらに、ジャカード柄を有し審美性が良好で、綿糸が交編されていることより、快適な着用感を合わせ持つ製品となった。なお、編地の経方向応力指数は３１２であった。結果を表１に示す。
【００３７】
〔実施例２〕
仕掛け巾１３０インチ（３３０ｃｍ）の２８ゲージ／２．５４ｃｍのコンピュータジャカードラッセル機ＲＳＪ４／１を使用し、図２に示す様な柄の経編地を製造するに当たり、各筬と糸種、編成条件設定を下記のように行った。
【００３８】
なお、図２において、Ａ部は抜き糸部、Ｂ部は幅１０ｃｍのヘム部、Ｃ部は幅３３ｃｍの身頃部、Ｄ部は幅３ｃｍの接続部である。
【００３９】
Ｊ１（ジャカード筬）：ナイロン３３ｄｔｅｘ／２４ｆを使用し、ジャカード筬で柄出し編成する。基本とする編成組織を、０１／１０とし、図２に沿って筬の振りを変化さて柄編成を行った。
【００４０】
Ｌ２：ナイロン３３ｄｔｅｘ／２４ｆを使用し、編成組織を１２／２１／１２／１０／０１／１０とした。
【００４１】
Ｌ３：ロイカ７８ｄｔｅｘを身頃部（Ｃ部）の筬に糸通しし、組織を３３／１１／２２／００／２２／１１とした。
【００４２】
Ｌ４：ロイカ１５５ｄｔｅｘをヘム部（Ｂ部）と接続部（Ｄ部）の筬に糸通しし、組織を２２／１１／２２／００／１１／００とした。
【００４３】
Ｌ５：綿５０／−Ｓを使用し、組織を００／００／００／１１／１１／１１として、身頃部（Ｃ部）のみに糸通しして編成した。
【００４４】
なお、抜き糸部（Ａ部）は、Ｌ４のロイカの糸通しを糸抜きし、抜き糸部の抜き糸ウェールでロイカが重ならないように配置し、また、Ｊ１のナイロン糸を抜き糸ウェールで鎖編みとして編成した。
【００４５】
以上のような糸配列、組織により図２に示す柄の経編地を編成した後、染色、加工を行った。
【００４６】
こうして得られた伸縮性柄編地を使用してガードルを縫製したところ、ヘム部のフィット性が良く、伸縮性があり、パッカリングのない快適な着用感を合わせ持つ製品となった。また、編地の経方向応力指数は４７７であった。
【００４７】
〔実施例３〜６〕
実施例１において、Ｌ３のロイカは７８ｄｔｅｘと１５５ｄｔｅｘの２種があり、別々にビームに巻いて糸通しするが、１５５ｄｔｅｘのロイカのみを表１に示すように変更した以外は、実施例１と同様にしてヘム部の応力の異なる編地を編成した。
【００４８】
得られた編地を、実施例１と同様にして、染色加工を行い、評価を行った。結果を表１に示す。
【００４９】
【表１】

〔比較例１〕
実施例１において、Ｌ４の綿糸をヘム部にも糸通しして編成した以外は、実施例１と同様にして染色加工を行った。
【００５０】
得られた編地は、伸縮性が阻害され、ガードルを縫製して着用してもフィット感に欠ける製品であった。
【００５１】
【発明の効果】
本発明の伸縮性柄編地は、伸縮性があり、繊細な柄を有するジャカード柄の表現が可能で、この編地を用いることにより、快適な着用感と、フィット感を合わせ持ち、かつ審美性にも優れる製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の伸縮性柄編地の一例を示す図である。
【図２】本発明の伸縮性柄編地の他の例を示す図である。
【符号の説明】
Ａ…抜き糸部
Ｂ…ヘム部
Ｃ…身頃部
Ｄ…接続部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a knitted fabric having elasticity and having a jacquard pattern.
[0002]
[Prior art]
In a knitted fabric that has elasticity and has a jacquard pattern, conventionally, a knitted fabric in which a hem portion adjacent to a punched yarn portion, a hem portion adjacent to the punched yarn portion, and a body portion adjacent to the hem portion is integrated has been manufactured. A knitted fabric having a hem portion can be obtained by removing the thread from the thread portion of the knitted fabric. By using the knitted fabric obtained in this way to produce inners such as girdle and shorts, it is possible to make the products that have no seams at the hem and do not resonate with the outers. in use.
[0003]
Recently, for the purpose of improving functionality such as improving the texture and imparting water absorption, a technique of inserting and knitting non-elastic fibers such as cotton yarn into the knitted fabric has been used. By inserting the, a sense of incongruity remains particularly in the hem portion, the fit is not good, and the comfort when worn is not good.
[0004]
As described above, a pattern knitting that is elastic, has a jacquard pattern, and has a knitted fabric with a non-elastic fiber inserted to provide a product that combines comfort and fit. The earth has never been obtained.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is a warp knitted fabric that is stretchable, has a jacquard pattern, and has non-elastic fibers inserted therein, and is capable of obtaining a product having both a comfortable wearing feeling and a fit feeling. Is intended to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of examining the warp knitted fabric having a jacquard pattern in which the inelastic yarn is knitted, the inventors have found that the object of the present invention can be achieved by specifying the method of using the inelastic yarn, The present invention has been reached.
[0007]
That is, the present invention is as follows.
[0008]
1. A warp knitted fabric in which the hem part adjacent to the punched yarn part and the body part are integrated adjacent to the hem part or via the connection part, and has a handle on at least one of the hem part or the best part, A stretch pattern knitted fabric characterized in that the hem portion is mainly composed of looping of elastic yarn and inelastic yarn by insertion knitting.
[0009]
2. 2. The stretchable patterned knitted fabric according to the above 1, wherein the warp direction stress index of the knitted fabric is 190 to 690 in the body part and the hem part.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0011]
The knitted fabric of the present invention is a warp knitted fabric in which a hem portion adjacent to a punched yarn portion and a body portion adjacent to the hem portion or via a connection portion are integrated.
[0012]
The cut yarn part is a part in which the knitted fabric can be divided in the warp direction and can be knitted by a known technique. Generally, a chain stitch of inelastic yarn is arranged on an insertion structure of elastic yarn. The knitted fabric is divided in the warp direction by releasing the chain stitch of the inelastic yarn after knitting and dyeing.
[0013]
The hem part is a part where stress is higher than the body part. Furthermore, the body part adjacent to the hem part or integrated through the connection part is knitted with a ground texture or a handle structure made of elastic yarn and inelastic thread, and the body part has inelastic thread. Has been inserted. The inelastic yarn used in this case is not particularly limited, and any yarn can be used. For example, non-elastic yarns such as cotton yarn and nylon are used for the purpose of controlling hygroscopicity, water absorption or stretchability. Elastic yarn can be looped and / or inserted to form a stitch to provide these functions.
[0014]
In the present invention, the hem part is higher in stress than the body part, but a known method can be used as a method for giving a stress difference between the hem part and the body part, for example, the hem part and the body part. The method of shortening the runner length of the hem part by changing the runner length of the elastic thread and the method of using the elastic thread of the hem part thicker than the elastic thread of the body part, or the hem part For example, a method may be used in which the same elastic yarn is used for the body part and a plurality of hem portions are arranged to obtain the same effect as when a substantially thick elastic yarn is used.
[0015]
In the present invention, the body part is knitted with an inelastic yarn inserted therein, and the hem part is knitted mainly with looping of the elastic yarn and the inelastic yarn by the insertion knitting, but the inelastic yarn is not inserted knitted. In this hem part, looping of inelastic yarn includes knitting by repeating looping and insertion. If at least one complete structure is looped more than half of the course, a knitted fabric rich in elasticity can be obtained. In particular, it is preferable that inelastic yarns are looped in all courses.
[0016]
When non-elastic thread insertion knitting is not performed on the hem part, the fit and wear feeling are excellent, but puckering may occur at the boundary between the body part and the hem part. Sex may be worrisome.
[0017]
When inelastic yarn is inserted in both the hem and body parts, it is possible to have a fairly large stress difference between the stress in the hem part and the stress in the body part, and almost any stress difference can be set. On the other hand, in the case of the stretch pattern knitted fabric of the present invention, puckering occurs at the boundary between the hem part and the body part unless the hem part and the body part into which the inelastic yarn is inserted are within a certain stress range. May occur. Therefore, a more beautiful knitted fabric can be obtained by designing the knitted fabric so that the warp direction stress index of the knitted fabric of the body part and the hem part is preferably 190 to 690, and more preferably 220 to 520.
[0018]
The warp direction stress index I of the knitted fabric is obtained by the following formula.
[0019]
I = {(longitudinal stress in the hem) / (longitudinal stress in the body)} × (knitted fabric course / 2.54 cm)
In the formula, the warp direction stress was repeated three times with 80% elongation using a Tensilon tensile tester under the conditions of a width of 2.5 cm in the warp direction of the knitted fabric, a holding interval of 10 cm, an elongation speed and a return speed of 300 mm / min. It means the stress at 80% elongation for the third time.
[0020]
The course of the knitted fabric is usually measured with a magnifying glass, a densimeter or the like. However, in a knitted fabric in which the stitches are complicated and difficult to read the stitches, the measurement result may be less than the actual number of courses. In such a case, in the present invention, calculation is made with the actual number of courses, and for a complete organization of 6 courses, for example, the number of stitches that can be read with a loupe may be tripled.
[0021]
In the stretchable pattern knitted fabric of the present invention, at least one of the hem part and the body part has a pattern, and both the hem part and the body part may have a pattern. In addition, it is preferable to have a pattern with a lot of mesh-like watermarks in the hem portion because the effect of the present invention can be exhibited most. The pattern referred to in the present invention refers to a knitted fabric other than plain fabric, and has a different appearance from plain knitting such as stripes, lattices, and floral patterns.
[0022]
In the present invention, the connection part is a part that does not belong to the hem part or the body part, and is provided between the hem part and the body part as necessary. The width of the connecting portion is preferably 10 cm or less, more preferably 6 cm or less. In addition, the stress of the connecting portion may be the same as that of the body part or the hem part, or may be intermediate power between the body part and the hem part, but does not have a stress higher than that of the hem part. Further, in the connection portion, the insertion knitting of the inelastic yarn is optional, and the tissue with the insertion knitting or the tissue without the insertion knitting may be used.
[0023]
As the elastic yarn used in the present invention, elastic yarns such as polyurethane and polyether ester can be used, and ordinary polyurethane elastic yarns, for example, those obtained by dry spinning or melt spinning can be used. The method is not particularly limited, and the thickness of the elastic yarn is preferably 20 to 700 dtex, more preferably 30 to 500 dtex. The elongation at break is preferably 400% to 1000%, excellent in stretchability, and it is preferable that the stretchability is not impaired near the normal processing temperature of 180 ° C. in the presetting process during dyeing.
[0024]
The inelastic yarn used in the present invention is not particularly limited, and synthetic fibers such as polyester, nylon, and acrylic, and fibers such as cotton, wool, hemp, etc. can be used. For example, it becomes an inner garment with good dimensional stability, and fibers such as cotton, cupra, and rayon may be used to impart water absorption or moisture absorption. Further, two or more kinds of yarns can be mixed and used by blending, blending, knitting or knitting on a knitting machine. The thread form of the thread to be used is also arbitrary, and a filament thread, a spun thread, or a modified cross-section thread can be used. The thickness of these inelastic yarns is not particularly limited, but is preferably 20 to 170 dtex, more preferably 30 to 110 dtex, and cotton count is preferably 120 to 30S class, more preferably 100S to 50S class. Is use. When thin fabric and light weight are required for the knitted fabric, use as thin a thread as possible. When seeking improvement in strength, use as thick a yarn as possible.
[0025]
The present invention can be manufactured by a warp knitting machine having a jacquard mechanism. For example, a warp knitting machine such as RSJ4 / 1 of a computer jacquard russell machine manufactured by KARL MAYER can be used. It is also possible to use a warp knitting machine having one or more ground knitting hooks on the front side of a lace knitting machine or a Jacquard knitting machine such as RSJ4 / 1. The gauge of the knitting machine is not particularly limited, but it is preferable to use a knitting machine of 24 to 32 gauge / 2.54 cm.
[0026]
Using a warp knitting machine having these jacquard mechanisms, desired pattern knitting is performed. For example, an arbitrary method such as forming a pattern by placing an inelastic thread on a jacquard fold or forming a pattern by placing an elastic thread on a jacquard fold can be implemented. A combination of elastic yarns and knitting with an arbitrary structure. At the time of these knitting, the knitted fabric of the present invention can be obtained by not performing the insertion knitting of the non-elastic yarn in the hem portion but only the body portion of the knitting.
[0027]
The knitted fabric of the present invention can be finished by ordinary dyeing, and can be used for materials such as curtains in addition to clothing for inner and outer wear.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Example 1]
Using a 28-gauge / 2.54-cm computer jacquard russell machine RSJ4 / 1 with a width of 130 inches (330 cm) to produce a warp knitted fabric with the pattern shown in FIG. The conditions were set as follows.
[0029]
In FIG. 1, part A is a drawn thread part, part B is a hem part having a handle and a width of 10 cm, part C is a plain body part and a width of 35 cm.
[0030]
J1 (Jacquard heel): Nylon 33 dtex / 24f (filament) is used, and the pattern is knitted with the jacquard heel. The basic knitting structure was 01/10, and the pattern knitting was performed by changing the swing of the heel according to FIG.
[0031]
L2: Nylon 33 dtex / 24f was used, and the knitted structure was set to 12/21/12/10/01/10. Note that the expression of the knitting organization may be performed by a double number in the Russell knitting machine.
[0032]
L3: Leuka (polyurethane elastic yarn manufactured by Asahi Kasei Corporation) 78 dtex and 155 dtex were used, and the structure was 22/11/22/00/11/00. Here, the leuca 78 dtex was threaded through the heel of the body part (C part), and the leuca 155 dtex was threaded through the heel of the hem part (B part). At this time, Roika 78 dtex and 155 dtex were separately wound around the beam, and the knitting machine was remodeled so that it could be set in two shafts.
[0033]
L4: Cotton 50 / -S was used, and the structure was 00/00/00/11/11/11, and knitted by threading only the body part (C part).
[0034]
The thread removal part (A part) is threaded through the threading of the L3 royka, arranged so that the leuca does not overlap with the threading wales of the threading part, and the nylon thread of J1 is Knitted as a chain stitch.
[0035]
After knitting the elastic warp knitted fabric of the pattern shown in FIG. 1 with the yarn arrangement and structure as described above, dyeing and processing were performed.
[0036]
When the girdle was sewn using the elastic pattern knitted fabric thus obtained, the fit of the hem (hem part) was good, it was elastic, and it had a jacquard pattern and good aesthetics. As a result of having been knitted, it has become a product with a comfortable wearing feeling. The warp direction stress index of the knitted fabric was 312. The results are shown in Table 1.
[0037]
[Example 2]
Using a 28-gauge / 2.54-cm computer jacquard russell machine RSJ4 / 1 with a 130-inch (330 cm) width, when producing a warp knitted fabric with the pattern shown in Fig. 2, each ridge, yarn type, and knitting The conditions were set as follows.
[0038]
In FIG. 2, A part is a drawn thread part, B part is a hem part having a width of 10 cm, C part is a body part having a width of 33 cm, and D part is a connecting part having a width of 3 cm.
[0039]
J1 (Jacquard collar): Nylon 33 dtex / 24f is used, and the pattern is knitted with the jacquard collar. The basic knitting structure was 01/10, and pattern knitting was performed by changing the swing of the heel according to FIG.
[0040]
L2: Nylon 33 dtex / 24f was used, and the knitted structure was set to 12/21/12/10/01/10.
[0041]
L3: Leuka 78 dtex was threaded through the heel of the body part (C part), and the texture was 33/11/22/00/22/11.
[0042]
L4: Leuka 155 dtex was threaded through the heel of the hem part (B part) and the connection part (D part) to make the structure 22/11/22/00/11/00.
[0043]
L5: Cotton 50 / -S was used, and the structure was 00/00/00/11/11/11, and knitted by threading only the body part (C part).
[0044]
The thread removal part (A part) is threaded through the threading of the L4 royka, arranged so that the leuca does not overlap with the threading wales of the threading part, and the nylon thread of J1 is Knitted as a chain stitch.
[0045]
After knitting the warp knitted fabric having the pattern shown in FIG. 2 with the yarn arrangement and structure as described above, dyeing and processing were performed.
[0046]
When the girdle was sewed using the elastic pattern knitted fabric thus obtained, the fit of the hem part was good, the product was stretchable and had a comfortable wearing feeling without puckering. The warp direction stress index of the knitted fabric was 477.
[0047]
[Examples 3 to 6]
In Example 1, there are two types of leuca of L3, 78 dtex and 155 dtex, which are wound around the beam separately and threaded, but the same as in Example 1 except that only 155 dtex leuca is changed as shown in Table 1. Thus, knitted fabrics having different hem stresses were knitted.
[0048]
The obtained knitted fabric was dyed and evaluated in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 1.
[0049]
[Table 1]

[Comparative Example 1]
In Example 1, dyeing was performed in the same manner as in Example 1 except that the L4 cotton yarn was knitted through the hem.
[0050]
The obtained knitted fabric was a product in which the stretchability was hindered, and even when the girdle was sewn and worn, it lacked fit.
[0051]
【The invention's effect】
The stretch pattern knitted fabric of the present invention is stretchable and can express a jacquard pattern with a delicate pattern, and by using this knitted fabric, it has both a comfortable wearing feeling and a fit feeling, and A product with excellent aesthetics can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing an example of an elastic pattern knitted fabric of the present invention.
FIG. 2 is a view showing another example of the stretchable pattern knitted fabric of the present invention.
[Explanation of symbols]
A ... Thread part B ... Hem part C ... Body part D ... Connection part

Claims

A warp knitted fabric in which the hem portion adjacent to the punched yarn portion and the best part adjacent to the hem part or via the connecting part are integrated, and has a handle on at least one of the hem part or the best part, The hem part is mainly composed of looping of elastic yarn and inelastic yarn by insertion knitting , the inelastic yarn is not inserted and knitted, and the body part is stretchable characterized by insertion and knitting of inelastic yarn Patterned knitted fabric.

The stretch pattern knitted fabric according to claim 1, wherein a stress index in a warp direction of the knitted fabric is 190 to 690 in the body part and the hem part.

The stretchable knitted fabric according to claim 1 or 2, wherein the knitted fabric is a pattern knitted by changing the swing of the heel with a jacquard heel.