JP4186562B2 - 電子部品装着装置および実装システムおよび電子部品装着方法 - Google Patents

電子部品装着装置および実装システムおよび電子部品装着方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を回路基板に装着する電子部品装着装置および実装システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プリント基板などの回路基板に電子部品を実装する多くの実装システムでは、回路基板にクリーム状のはんだペーストを印刷する工程、はんだペーストが印刷された部分にはんだ用電子部品を装着する工程、はんだ用電子部品が装着された回路基板を加熱し、はんだを溶融(リフロー)させてはんだ用電子部品を回路基板上に固定すると共に電気的に接続する工程などが行われる。一方、微細パターンを有する回路基板にICのベアチップを実装する場合は、回路基板上に異方性導電接着フィルムを塗布する工程、異方性導電接着フィルムが塗布された部分にベアチップを装着する工程、ベアチップ上から加圧および加熱して異方性導電接着フィルムを固化し、ベアチップを回路基板上に固定すると共に電気的に接続する工程などが行われている。
【0003】
このように、はんだ用電子部品とベアチップとは、単に大きさが違うだけでなく、回路基板への固定方法も異なるため、従来の実装システムでは、それぞれ専用の電子部品装着装置を用いて実装システムを構成し、それぞれ別の実装システムで装着されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話などのモバイル機器は、その製品寿命が短く、かつ製品寿命に対応して急激に生産数が増加したり、突然生産数が激減することも少なくない。そのため、実装システムを臨機応変に移動したり組み替えたりできるように、電子部品装着装置に汎用性や互換性を持たせる必要がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、1つの装置で大きさや固定方法の異なるはんだ用電子部品とベアチップとを回路基板上に装着可能な電子部品装着装置およびその電子部品実装装置を用いた実装システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、回路基板に電子部品を装着する電子部品装着装置であって、回路基板を保持する基板保持部と、回路基板に付与されたはんだペースト上にはんだ用電子部品を装着する第1装着機構と、回路基板に付与された接着材料上に半導体回路が形成されたベアチップを装着する第2装着機構と、前記第1装着機構および前記第2装着機構が設置される基台と、前記第2装着機構に備えたベアチップを加熱するヒータと、前記基台上に配置され、前記第2装着機構により装着されたベアチップを回路基板に向けて押圧するとともに加熱する押圧機構と、を備える。
【0007】
請求項2に記載の発明は、回路基板に電子部品を装着する電子部品装着装置であって、回路基板を保持する基板保持部と、回路基板に付与されたはんだペースト上にはんだ用電子部品を装着することができるとともに回路基板に付与された接着材料上に半導体回路が形成されたベアチップを装着することができる装着機構と、はんだ用電子部品を保持するための第1部品保持部と、ベアチップを保持するための第2部品保持部が載置される載置部と、前記装着機構に配置され、前記第1部品保持部または前記第2部品保持部が交換可能に取り付けられる取付部と、前記第2部品保持部に備えたベアチップを加熱するヒータと、前記装着機構により装着されたベアチップを回路基板に向けて押圧するとともに加熱する押圧機構と、備える。
【0008】
請求項3に記載の発明は、回路基板に電子部品を実装する実装システムであって、回路基板上にはんだペーストを付与するはんだペースト付与装置と、前記ペースト付与装置から搬送されてきた回路基板にはんだ用電子部品を装着する請求項1ないし2のいずれかに記載の電子部品装着装置と、前記電子部品装着装置から搬送されてきた回路基板を加熱することにより、装着されたはんだ用電子部品を前記回路基板上に固着させる加熱装置と、を備える。
【0009】
請求項4に記載の発明は、回路基板に電子部品を実装する実装システムであって、回路基板上に接着材料を付与する接着材料付与装置と、前記接着材料付与装置から搬送されてきた回路基板にベアチップを装着する請求項1ないし2のいずれかに記載の電子部品装着装置と、を備える。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の実装システムであって、前記電子部品装着装置を複数備える。
【0011】
請求項6に記載の発明は、はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する、電子部品装着装置において、基板に電子部品を装着する第1装着機構と、基板にベアチップを装着する第2装着機構と、基板上のベアチップを基板に向けて加圧する押圧機構と、を備える。
【0012】
請求項7に記載の発明は、はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する、電子部品装着装置において、基板に電子部品を装着あるいは基板にベアチップを装着する装着機構と、前記装着機構に配置され、電子部品を保持するための第1部品保持部とベアチップを保持するための第2部品保持部とを交換できる機能を有する取付部と、基板上のベアチップを基板に向けて加圧する押圧機構と、を備える。
【0013】
請求項8に記載の発明は、基板に電子部品を実装する実装システムであって、基板にはんだを付与するはんだ付与装置か、基板に接着機能を有する材料を付与する材料付与装置の、少なくとも一方と、請求項6に記載の電子部品装着装置か、請求項7に記載の電子部品装着装置の、少なくとも一方と、を備える。
【0014】
請求項9に記載の発明は、はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する電子部品装着方法において、電子部品装着装置に備えた第1装着機構により、基板に電子部品を装着し、前記電子部品装着装置に備えた第2装着機構により、基板にベアチップを装着し、前記電子部品装着装置に備えた押圧機構により、基板上のベアチップを基板に向けて加圧する。
【0015】
請求項10に記載の発明は、はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する電子部品装着方法において、電子部品装着装置の装着機構に備えた取付部に配置した第1部品保持部により、基板に電子部品を装着し、前記第1部品保持部と交換して前記取付部に取り付けた第2部品保持部により、基板にベアチップを装着し、前記電子部品装着装置に備えた押圧機構により、基板上のベアチップを基板に向けて加圧する。
【0016】
参考の形態】
図1は、本発明の参考の形態にかかる実装システムの全体構成を示す図である。実装システムは、例えば携帯電話などのモバイル電子機器用の可撓性を有するフィルム状の回路基板(以下、「回路基板」とする)に、ICなどのベアチップおよび抵抗やコンデンサなどの小型のはんだ用電子部品を実装するシステムである。
【0017】
図1において、(a)は、はんだ用電子部品を回路基板に実装するためのはんだ実装システム10の構成を示すブロック図であり、(b)は、ベアチップを回路基板に実装するための接着実装システム20の構成を示すブロック図である。
【0018】
はんだ実装システム10は、回路基板上にはんだペーストを付与するためのはんだペースト付与装置11と、はんだペースト付与装置11から搬送されてきた回路基板にはんだ用電子部品を装着する電子部品装着装置12と、電子部品装着装置12から搬送されてきた回路基板を加熱し、はんだをリフローしてはんだ用電子部品を回路基板に固着させる加熱装置13とを有する。図1の(a)では、1つの電子部品装着装置12のみを描いているが、回路基板に装着するはんだ用電子部品の数および実装ラインのタクトなどに応じて、はんだペースト付与装置11と加熱装置13との間に複数の電子部品装着装置12を配置してもよい。
【0019】
接着実装システム20は、例えば、はんだ用電子部品が実装された回路基板に対して、異方性導電接着フィルム(熱硬化性樹脂に金属粒子を混入したもの)を用いてベアチップを実装するものであり、回路基板上に異方性導電接着フィルムを貼付する接着材料付与装置21と、接着材料付与装置21から搬送されてきた回路基板にベアチップ装着し、加圧および加熱により異方性導電接着フィルムを硬化させ、ベアチップを回路基板に固着させる電子部品装着装置22を有する。はんだ実装システム10と同様に、回路基板に装着するベアチップの数および実装ラインのタクトなどに応じて、複数の電子部品装着装置22を配置してもよい。
【0020】
参考の形態では、後述するようにはんだ実装システム10の電子部品装着装置12および接着実装システム20の電子部品装着装置22として、同一構造の電子部品装着装置(以下、汎用性および互換性を有するユニットとしての電子部品装着装置を符号1で表す)を使用する。すなわち、本参考の形態によれば、はんだペースト付与装置11、加熱装置13、接着材料付与装置21および複数の電子部品装着装置1を用意しておき、回路基板に装着するはんだ用電子部品やベアチップの数、実装ラインのタクト、生産数量などに応じて、臨機応変に実装システム10,20の構成を組み替えることができる。
【0021】
次に、電子部品装着装置1の第1の参考の形態について説明する。図2は、電子部品装着装置1の構成を示す平面図である。図2において、右側を実装ラインの上流とし、左側を下流とする(他の平面図においても同様である)。
【0022】
電子部品装着装置1の基台2上には、実装ラインの上流側から下流側(X軸方向)へパレット3上に載置された回路基板を搬送する搬送機構30が設けられている。搬送機構30のガイドレール31は、基台2のX軸方向の中央部で左右に分離されており、左右のガイドレール31の間には、移動テーブル32が設けられている。移動テーブル32には、移動テーブル32をX軸方向に直行する方向(Y軸方向)に移動させるための、例えばリニアモータなどの移動テーブル用Y軸移動機構33が連結されている。また、移動テーブル用Y軸移動機構33には、移動テーブル32と共に移動テーブル用Y軸移動機構33をX軸方向に移動させるためのリニアモータなどの移動テーブル用X軸移動機構34が連結されている。移動テーブル用X軸移動機構34および移動テーブル用Y軸移動機構33により、移動テーブル32は、基台2上の所定の範囲内で任意の位置に移動可能である。
【0023】
移動テーブル用Y軸移動機構33と平行で、かつ移動テーブル用Y軸移動機構33に対してほぼ対称となるように、第1装着機構4および第2装着機構5が基台2上に設けられている。第1装着機構4は、例えば抵抗やコンデンサなどのはんだ用電子部品を吸着保持するための第1吸着ヘッド41と、第1吸着ヘッド41をY軸方向に移動させる第1Y軸駆動機構42などで構成されている。また、基台2に垂直な方向をZ軸方向として、第1吸着ヘッド41をZ軸方向に駆動するための第1Z軸駆動機構(図示せず)が設けられている。
【0024】
第1吸着ヘッド41には、はんだ用電子部品の吸着に適したノズル44が設けられている。ノズル44の詳細を図3に示す。ノズル44は、抵抗やコンデンサなどの小型のはんだ用電子部品を吸着するために、その中心部に真空吸引用の吸引管441が設けられている。また、ノズル44の先端442は、吸着したはんだ用電子部品7をCCDカメラなどで認識しやすいように、はんだ用電子部品7よりも若干大きくなるように構成されている。
【0025】
第2装着機構5は、ベアチップを吸着保持するための第2吸着ヘッド51と、第2吸着ヘッド51をY軸方向に移動させる第2Y軸駆動機構52などで構成されている。また、第2吸着ヘッド51をZ軸方向に駆動するための第2Z軸駆動機構(図示せず)が設けられている。
【0026】
第2吸着ヘッド51には、ベアチップを吸着し、異方性導電接着フィルムの加熱し加圧するに適したノズル54が設けられている。ノズル54の詳細を図4に示す。ノズル54は、はんだ用電子部品よりも大型のベアチップ8の吸引に適するように、その中心部に上記吸引管441よりも太い真空吸引用の吸引管541が設けられている。また、ノズル54の先端は、ベアチップ8を回路基板上に装着した後、ベアチップ8の上から加圧可能なように、平坦面となっている。さらに、ノズル54の先端部542には、回路基板上に貼付された異方性導電接着フィルムを加熱するためのヒータ543が設けられている。
【0027】
また、例えばY軸方向において、基台2上の移動テーブル用Y軸移動機構33に隣接する位置には、複数のはんだ用電子部品またはベアチップを収納するためのトレイ35が設けられている。トレイ35は、トレイ用移動機構36によりX軸方向に移動可能である。なお、はんだ用電子部品やベアチップをトレイ35に入れて供給する代わりに、紙テープに収納した状態で、あるいは粘着シートに貼付した状態で供給してもよい。例えば、トレイ35の位置に、はんだ用電子部品を紙テープに収納したテープ供給機構を設けてもよい。
【0028】
次に、はんだ用電子部品を回路基板上に実装する場合の上記電子部品装着装置1の動作について説明する。
【0029】
図1の(a)に示すはんだペースト付与装置11により、所定位置にはんだペーストが付与された回路基板9が、パレット3上に載置された状態でガイドレール31に沿って搬送され、ガイドレール31から移動テーブル32上に到達したとする。制御装置(図示せず)は、パレット3が移動テーブル32上に到達したことを検出すると、移動テーブル用Y軸移動機構33を駆動して、移動テーブル32をY軸方向+側に移動させ、移動テーブル32を実装ラインの搬送経路から離脱させると共に、移動テーブル用Y軸移動機構33および移動テーブル用X軸移動機構34を駆動して、移動テーブル32を基台2上の所定の位置に移動させる。ここで、回路基板9が撮像され、装置位置が確認される。
【0030】
次に、制御装置は、第1装着機構4の第1Y軸駆動機構42およびトレイ用移動機構36を駆動し、第1吸着ヘッド41とトレイ35とを対向させ、ノズル44を下降させて、真空吸引によりノズル44の先端に所定のはんだ用電子部品7を吸着する。その後、ノズル44が所定位置へ移動して、カメラによる吸着位置の確認が行われる。そして、第1吸着ヘッド41と移動テーブル32を移動し、第1吸着ヘッド41のはんだ用電子部品7をパレット3上に保持された回路基板9上の所定の装着位置に対向させる。そして、ノズル44を下降させると共に、真空吸引を解除し、ノズル44の先端に保持されていたはんだ用電子部品7を回路基板9上に装着する。
【0031】
上記動作を繰り返して、回路基板9上に必要な全てのはんだ用電子部品を装着し終わると、移動テーブル用Y軸移動機構33および移動テーブル用X軸移動機構34を駆動して、移動テーブル32を元の左右のガイドレール31の間に移動させる。そして、搬送機構30を駆動して、パレット3上に保持された回路基板9を実装ラインの下流側に位置する加熱装置13に搬送する。
【0032】
次に、ベアチップを回路基板に装着する場合の上記電子部品装着装置1の動作について説明する。なお、上記説明と重複する部分については説明を簡略化する。
【0033】
図1の(b)に示す接着材料付与装置21により、所定位置に異方性導電接着フィルムが貼付された回路基板9が移動テーブル32上に到達すると、移動テーブル32を基台2上の所定の位置に移動させ、カメラによる装着位置の確認が行われる。
【0034】
次に、制御装置は、第2装着機構5の第2Y軸駆動機構52およびトレイ用移動機構36を駆動し、第2吸着ヘッド51をトレイ35に対向する位置に移動させ、真空吸引によりノズル54の先端に所定のベアチップ8を吸着する。そして、ベアチップ8の吸着位置を確認した後、第2吸着ヘッド51のベアチップ8をパレット3上に保持された回路基板9上の所定の位置に対向させる。ノズル54の先端に保持されていたベアチップ8を回路基板9上に装着するとともに、第2Z軸駆動機構(図示せず)を一定時間駆動し、ベアチップ8の上から異方性導電接着フィルムを加圧し、かつヒータ543の熱により加熱してベアチップ8を回路基板9上に固着させる。
【0035】
上記動作を繰り返して、回路基板9上に必要な全てのベアチップを固着し終わると、移動テーブル用Y軸移動機構33および移動テーブル用X軸移動機構34を駆動して、移動テーブル32を元の左右のガイドレール31の間に移動させる。そして、搬送機構30を駆動して、電子部品装着装置1から回路基板9を次の工程に搬送する。
【0036】
なお、ベアチップの装着には、はんだ用電子部品よりも高い精度が求められるため、電子部品装着装置1では共用部分がベアチップ用の装置に合わせて設計される。例えば、基台2の防振、カメラの認識精度などがベアチップの装着に合わせて設計されている。
【0037】
【発明の実施の形態1】
図5に、上記第1の参考の形態による電子部品装着装置1の第1の実施の形態を示す。上記電子部品装着装置1を、ベアチップを回路基板に装着するために使用する場合、異方性導電接着フィルムを固化すると共に、導電性を生じさせるために、ベアチップの上から異方性導電接着フィルムを加圧し、かつ加熱する必要がある。図5に示す変形例では、回路基板9上にベアチップ8を若干加熱しつつ装着(仮圧着)した後、ベアチップの上から異方性導電接着フィルムを加圧し、かつ加熱するための押圧機構55(本圧着のための機構)を別途設けたものである。
【0038】
図5に示すように、押圧機構55は、例えば第2装着機構5の近傍に設けられており、押圧ヘッド551および押圧ヘッド551をZ軸方向に駆動するZ軸駆動機構552などで構成されている。図6に示すように、押圧ヘッド551の先端は、ベアチップ8が回路基板上9に装着された後、ベアチップ8の上から加圧可能なように、平坦面となっている。さらに、押圧ヘッド551の先端部553には、回路基板上に貼付された異方性導電接着フィルムを加熱するためのヒータ554が設けられている。
【0039】
この変形例によれば、押圧機構55が別途必要であるが、2段階の加熱圧着により、接着状態が安定した接合が実現される。なお、第2装着機構5の第2Z軸駆動機構には大きな加圧力が求められないことから、構成が簡略化される。また、押圧機構55の下方に移動テーブル32から回路基板を受け取る保持部を設けた場合は、2枚の回路基板に対する仮圧着と本圧着とを並行して行うことができ、タクトを向上することも可能である。
【0040】
【参考の形態】
次に、電子部品装着装置1の第2の参考の形態について説明する。図7は、電子部品装着装置1の構成を示す平面図である。なお、上記第1の参考の形態および第1の実施の形態による電子部品装着装置1と共通する部分についてはその説明を省略する。
【0041】
上記図2の第1の参考の形態および図5に示す第1の実施の形態では、移動テーブル用Y軸移動機構33と平行で、かつ移動テーブル用Y軸移動機構33に対してほぼ対称となるように、第1装着機構4および第2装着機構5を基台2上に設けている。これに対して、第2の参考の形態では、移動テーブル用Y軸移動機構33と平行に1つの装着機構6のみを設け、はんだ用電子部品を装着する場合とベアチップを装着する場合とで吸着ヘッド61に取り付けるノズルを交換するように構成したものである。
【0042】
装着機構6は、吸着ヘッド(取付部)61と、吸着ヘッド61をY軸方向に移動させるY軸駆動機構62などで構成されている。また、基台2に垂直な方向をZ軸方向として、吸着ヘッド61をZ軸方向に駆動するためのZ軸駆動機構(図示せず)が設けられている。さらに、装着機構6の近傍には、はんだ用電子部品の吸着に適したノズル(第1部品保持部)64とベアチップの吸引に適するノズル(第2部品保持部)65を載置するための載置部66が設けられている。なお、吸着ヘッド61に対してノズル64と65を交換するには、作業者が手作業で行ってもよいし、あるいは、載置部66にノズルの自動交換機能を持たせ、吸着ヘッド61を載置部66に対向する位置に移動させ、吸着ヘッド61を載置部に対して進退させることによりノズル64と65の交換を行うように構成してもよい。
【0043】
図7では、吸着ヘッド61に、はんだ用電子部品の吸着に適したノズル64を取り付けた例を示している。ノズル64は、着脱可能な点を除いて、図3に示すノズル44と実質的に同じ構成を有する。また、ノズル65は、着脱可能な点を除いて、図4に示すノズル54と実質的に同じ構成を有する。
【0044】
この第2の参考の形態によれば、吸着ヘッド61、ノズル64および65の構成が若干複雑になるものの、1つの装着機構6を、はんだ用電子部品を装着する場合とベアチップを装着する場合に共用することができ、電子部品装着装置1全体の構成が簡単になると共に、省スペース化を図ることが可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態2】
図8に、上記第2の参考の形態による電子部品装着装置1の変形例を示す。電子部品装着装置1を、ベアチップを回路基板に装着するために使用するためには、異方性導電接着フィルムを固化すると共に、導電性を生じさせるために、ベアチップの上から異方性導電接着フィルムを加圧し、かつ加熱する必要がある。図8に示す変形例では、図5に示す第1の実施の形態の変形例と同様に、回路基板9上にベアチップ8を若干加熱しつつ装着した後、ベアチップ8の上から異方性導電接着フィルムを加圧し、かつ加熱するための押圧機構55を別途設けたものである。
【0046】
図8に示すように、押圧機構55は、例えば移動テーブル用Y軸移動機構33を挟んで載置部66に対向する位置に設けられており、押圧ヘッド551および押圧ヘッド551をZ軸方向に駆動するZ軸駆動機構552などで構成されている。押圧ヘッド551の構成は図6に示すものと同様である。
【0047】
この変形例によれば、押圧機構55が別途必要であるが、2段階の加熱圧着により、接着状態が安定した接合が実現される。なお、ノズル65による強い加圧は不要であるため、装着機構6のZ軸駆動機構の駆動力を低減することができる。また、押圧機構55の下方に移動テーブル32から回路基板を受け取る保持部を設けた場合は、2枚の回路基板に対する仮圧着と本圧着とを並行して行うことができ、タクトを向上することも可能である。
【0048】
なお、上記各実施の形態および上記各参考の形態では、はんだ用電子部品とベアチップとをそれぞれ別の実装システム10および20を用いて実装するように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、はんだ用電子部品とベアチップとを同じ実装システムで実装するように構成してもよい。例えば、回路基板上にはんだペーストを付与すると共に異方性導電接着フィルムを貼付し、その後、上記電子部品装着装置1を用いてはんだ用電子部品およびベアチップを回路基板上に装着し、異方性導電接着フィルムを加熱および加圧し、はんだをリフローしてはんだ用電子部品とベアチップとをほぼ同時に実装することも可能である。その際、例えば図2および図5に示す電子部品装着装置1によれば、第1装着機構4および第2装着機構5を同時に駆動して、はんだ用電子部品とベアチップとを回路基板上に同時の装着することも可能である。
【0049】
また、上記各実施の形態および上記各参考の形態では、ベアチップを回路基板に接合するための接着材料として異方性導電接着フィルムを用いたが、本発明はこれに限定されず、異方性導電接着ペーストを用いてもよい。さらに、回路基板やベアチップの電極にバンプが形成されている場合は、フィルム状またはペースト状の非導電性接着材料を用いることができる。さらに、上記各実施の形態および上記各参考の形態では、回路基板として可撓性を有するフィルム状の回路基板(フレキシブル回路基板)に対してはんだ用電子部品およびベアチップを実装する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の回路基板、例えば板状の樹脂基板やセラミック基板などにはんだ用電子部品およびベアチップを実装することも可能である。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、同一構成の電子部品装着装置を用いて、はんだ用電子部品とベアチップとをそれぞれ回路基板上に装着することができる。また、電子部品装着装置に汎用性および互換性があるので、実装システムを臨機応変に移動したり組み替えたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)ははんだ用電子部品を回路基板に実装するためのはんだ実装システムの構成を示すブロック図
(b)はベアチップを回路基板に実装するための接着実装システムの構成を示すブロック図
【図2】 第1の実施の形態による電子部品装着装置の構成を示す平面図
【図3】 はんだ用電子部品の吸着に適するノズルの構成を示す正面図
【図4】 ベアチップの吸着に適するノズルの構成を示す正面図
【図5】 第1の実施の形態による電子部品装着装置の変形例の構成を示す平面図
【図6】 上記変形例における押圧ヘッドの構成を示す正面図
【図7】 第2の実施の形態による電子部品装着装置の構成を示す平面図
【図8】 第2の実施の形態による電子部品装着装置の変形例の構成を示す平面図
【符号の説明】
1 電子部品装着装置
2 基台
3 パレット
4 第1装着機構
5 第2装着機構
6 装着機構
7 はんだ用電子部品
8 ベアチップ
9 回路基板
10 はんだ実装システム
11 はんだペースト付与装置
12 電子部品装着装置
13 加熱装置
20 接着実装システム
21 接着材料付与装置
22 電子部品装着装置
32 移動テーブル
55 押圧機構
61 吸着ヘッド
64 ノズル
65 ノズル
66 載置台
543 ヒータ
554 ヒータ

Claims (10)

  1. 回路基板に電子部品を装着する電子部品装着装置であって、
    回路基板を保持する基板保持部と、
    回路基板に付与されたはんだペースト上にはんだ用電子部品を装着する第1装着機構と、
    回路基板に付与された接着材料上に半導体回路が形成されたベアチップを装着する第2装着機構と、
    前記第1装着機構および前記第2装着機構が設置される基台と、
    前記第2装着機構に備えたベアチップを加熱するヒータと、
    前記基台上に配置され、前記第2装着機構により装着されたベアチップを回路基板に向けて押圧するとともに加熱する押圧機構と、
    を備えることを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 回路基板に電子部品を装着する電子部品装着装置であって、
    回路基板を保持する基板保持部と、
    回路基板に付与されたはんだペースト上にはんだ用電子部品を装着することができるとともに回路基板に付与された接着材料上に半導体回路が形成されたベアチップを装着することができる装着機構と、
    はんだ用電子部品を保持するための第1部品保持部と、ベアチップを保持するための第2部品保持部が載置される載置部と、
    前記装着機構に配置され、前記第1部品保持部または前記第2部品保持部が交換可能に取り付けられる取付部と、
    前記第2部品保持部に備えたベアチップを加熱するヒータと、
    前記装着機構により装着されたベアチップを回路基板に向けて押圧するとともに加熱する押圧機構と、
    を備えることを特徴とする電子部品装着装置。
  3. 回路基板に電子部品を実装する実装システムであって、
    回路基板上にはんだペーストを付与するはんだペースト付与装置と、
    前記ペースト付与装置から搬送されてきた回路基板にはんだ用電子部品を装着する請求項1ないし2のいずれかに記載の電子部品装着装置と、
    前記電子部品装着装置から搬送されてきた回路基板を加熱することにより、装着されたはんだ用電子部品を前記回路基板上に固着させる加熱装置と、
    を備えることを特徴とする実装システム。
  4. 回路基板に電子部品を実装する実装システムであって、
    回路基板上に接着材料を付与する接着材料付与装置と、
    前記接着材料付与装置から搬送されてきた回路基板にベアチップを装着する請求項1ないし2のいずれかに記載の電子部品装着装置と、
    を備えることを特徴とする実装システム。
  5. 請求項3または4に記載の実装システムであって、
    前記電子部品装着装置を複数備えることを特徴とする実装システム。
  6. はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する、電子部品装着装置において、
    基板に電子部品を装着する第1装着機構と、
    基板にベアチップを装着する第2装着機構と、
    基板上のベアチップを基板に向けて加圧する押圧機構と、
    を備えることを特徴とする電子部品装着装置。
  7. はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する、電子部品装着装置において、
    基板に電子部品を装着あるいは基板にベアチップを装着する装着機構と、
    前記装着機構に配置され、電子部品を保持するための第1部品保持部とベアチップを保持するための第2部品保持部とを交換できる機能を有する取付部と、
    基板上のベアチップを基板に向けて加圧する押圧機構と、
    を備えることを特徴とする電子部品装着装置。
  8. 基板に電子部品を実装する実装システムであって、
    基板にはんだを付与するはんだ付与装置か、基板に接着機能を有する材料を付与する材料付与装置の、少なくとも一方と、
    請求項6に記載の電子部品装着装置か、請求項7に記載の電子部品装着装置の、少なくとも一方と、
    を備えることを特徴とする実装システム。
  9. はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する電子部品装着方法において、
    電子部品装着装置に備えた第1装着機構により、基板に電子部品を装着し、
    前記電子部品装着装置に備えた第2装着機構により、基板にベアチップを装着し、
    前記電子部品装着装置に備えた押圧機構により、基板上のベアチップを基板に向けて加圧することを特徴とする電子部品装着方法。
  10. はんだが付与された基板に電子部品を装着し、接着機能を有する材料が付与された基板にベアチップを装着しベアチップを加圧してベアチップと基板を電気的に接続する電子部品装着方法において、
    電子部品装着装置の装着機構に備えた取付部に配置した第1部品保持部により、基板に電子部品を装着し、
    前記第1部品保持部と交換して前記取付部に取り付けた第2部品保持部により、基板にベアチップを装着し、
    前記電子部品装着装置に備えた押圧機構により、基板上のベアチップを基板に向けて加圧することを特徴とする電子部品装着方法。
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