JP6101934B2 - スクリーン印刷機及び部品実装ライン - Google Patents

スクリーン印刷機及び部品実装ライン Download PDF

Info

Publication number
JP6101934B2
JP6101934B2 JP2013237622A JP2013237622A JP6101934B2 JP 6101934 B2 JP6101934 B2 JP 6101934B2 JP 2013237622 A JP2013237622 A JP 2013237622A JP 2013237622 A JP2013237622 A JP 2013237622A JP 6101934 B2 JP6101934 B2 JP 6101934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
mask
paste
substrate holding
screen printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013237622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015098087A (ja
Inventor
萬谷 正幸
正幸 萬谷
満 河内
満 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013237622A priority Critical patent/JP6101934B2/ja
Publication of JP2015098087A publication Critical patent/JP2015098087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6101934B2 publication Critical patent/JP6101934B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Screen Printers (AREA)

Description

本発明は、マスクのパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷機及びこのスクリーン印刷機を備えて構成される部品実装ラインに関するものである。
部品実装ラインは基板に半田等のペーストを印刷するスクリーン印刷機と、スクリーン印刷機によりペーストが印刷された基板に部品を装着する部品実装機を備えて成る。このような部品実装ラインにおけるスクリーン印刷機では、パターン孔が形成されたマスクの下面に一対のクランプ部材により側方をクランプした基板を接触させ、基板と接触したマスク上でスキージを摺動させるなどしてマスクのパターン孔にペーストを充填した後、基板をマスクから離間する方向に移動させて版離れを行う。
このようなスクリーン印刷機では、近年の基板のファインピッチ化に伴う印刷パターンの微細化により、マスクが薄肉化しつつある。このようにマスクが薄肉化すると、スキージによるペーストの充填時に基板に密着したマスクが、その後の版離れのときに基板に引っ張られて中央部が下方に撓んでしまうことから、基板の端部における版抜け方向が基板に対して垂直にならず、印刷後のペーストの形状が崩れて印刷精度が低下するおそれが生じる。このため従来、基板を下方から支持する下受け部に基板を真空吸着する吸着機構を備え、版離れ時にはクランプ機構は下降させずに基板を吸着した下受け部のみを下降させるようにして版離れ時にマスクが基板に引っ張られて下方に撓まないようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平7−214748号公報
しかしながら、上記従来の構成では、基板を吸着するための装置として真空ポンプや配管のための部材等が必要となり、構成が複雑となるうえコスト高になるという問題点があった。
そこで本発明は、版抜けをスムーズにして良好な印刷精度を確保することができ、コスト的にも有利なスクリーン印刷機及び部品実装ラインを提供することを目的とする。
本発明のスクリーン印刷機は、パターン孔が形成されたマスクと、前記マスクの下方において下受け部により基板を下方から支持するとともに一対のクランプ部材により前記基板を側方からクランプして保持する基板保持手段と、前記基板を保持した前記基板保持手段を昇降させて前記基板を前記マスクの下面に接触させる基板保持手段昇降機構と、前記基板保持手段昇降機構により前記基板が接触された前記マスクの前記パターン孔にペーストを充填するペースト充填手段を備え、前記マスクのパターン孔に前記ペーストが充填された後、前記基板保持手段昇降機構が前記基板を前記マスクから離間する方向に移動させて版離れを行うスクリーン印刷機であって、前記下受け部に、前記基板と前記マスクが接触した状態で前記マスクに当接するマスク当接部及びこのマスク当接部を上方に付勢する弾性体から成る付勢手段を備え、前記下受け部のうち昇降アクチュエータによって昇降されるベーステーブルはその全体又は上面が磁性体からなっており、前記付勢手段は、前記ベーステーブルの上面の任意の位置に着脱自在な磁石を備えて前記下受け部に対する設置位置が変更可能になっている
本発明の部品実装ラインは、本発明のスクリーン印刷機と、前記スクリーン印刷機によりペーストが印刷された前記基板に部品を装着する部品実装機とを備えて成る。
本発明によれば、版抜けがスムーズに行われて良好な印刷精度を確保することができ、コスト的にも有利である。
本発明の一実施の形態における部品実装ラインの概略構成図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインを構成するスクリーン印刷機の平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の正面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える付勢手段の斜視図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える基板保持ユニットの(a)平面図(b)側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の動作説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装ライン1を示している。部品実装ライン1は、基板2に部品3を装着して部品実装基板を製造するものであり、基板供給部4より供給される基板2の電極2a上に半田等のペーストPstをスクリーン印刷するスクリーン印刷機5と、スクリーン印刷機5によりペーストPstが印刷された基板2に部品3を装着する部品実装機6を含んだ構成を有している。本実施の形態では部品実装ライン1における基板2の流れ方向は図1の左方から右方に向かう水平面内方向(オペレータOPから見た左右方向)であり、これをX軸方向とする。また、X軸方向と直交する水平面内方向(オペレータOPから見た前後方向)をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。なお、本実施の形態では、図1の紙面左方が基板2の流れの上流側(上流工程側)に相当し、図1の紙面右方が基板2の流れの下流側(下流工程側)に相当する。
図2、図3及び図4において、スクリーン印刷機5は、基台11上に基板保持移動機構12を備えており、基板保持移動機構12の上方にはマスク13が設置されている。基台11上における基板保持移動機構12の基板2の流れの上流側(図2及び図3の紙面左側)には上流工程側の他の装置(ここでは基板供給部4)から搬入した基板2を基板保持移動機構12に受け渡す基板搬入部としての搬入コンベア14を備えており、基台11上における基板保持移動機構12の基板2の流れの下流側(図2及び図3の紙面右側)には、基板保持移動機構12から送り出された基板2を受け取って下流工程側の他の装置(ここでは部品実装機6)に搬出する基板搬出部としての搬出コンベア15を備えている。スクリーン印刷機5は、マスク13の上方に、印刷ヘッド移動機構16Mによって移動される印刷ヘッド16と、印刷ヘッド16と一体に設けられたペースト供給シリンジ17を備えており、マスク13の下方に、カメラユニット移動機構18Mによって水平面内で移動される撮像手段としてのカメラユニット18を備えている。
図3及び図4において、基板保持移動機構12は、基板2を保持する基板保持ユニット21と、この基板保持ユニット21を水平面内(XY面内)方向及び上下(Z軸)方向に移動させる基板保持ユニット移動機構22から成る。基板保持ユニット21はベースとなる昇降プレート31と、昇降プレート31から上方に延びた前後一対のコンベア支持部材32と、これらコンベア支持部材32に取り付けられた前後一対のコンベア33(図2も参照)と、昇降プレート31に取り付けられた昇降アクチュエータ34によって昇降プレート31の上方を昇降される下受け部35と、コンベア33の上方に設けられてクランプ部材駆動モータ36によってY軸方向に開閉される前後一対のクランプ部材37(図2も参照)を備える。
図4において、下受け部35は、昇降アクチュエータ34によって昇降されるベーステーブル35aと、ベーステーブル35aの上面に上方に延びて設けられた複数の下受けピン35bから成る。ベーステーブル35aはその全体又は上面が磁性体から成っている。
下受け部35のベーステーブル35aは、基板保持ユニット移動機構22が基板保持ユニット21を押し上げておらず、昇降アクチュエータ34も下受け部35を押し上げていない第1の位置では高さがH1であり(図5(a)及び図6(a))、基板保持ユニット移動機構22が基板保持ユニット21を押し上げておらず、昇降アクチュエータ34が下受け部35を押し上げた第2の位置では高さがH2であり(図5(b)及び図6(b))、昇降アクチュエータ34が下受け部35を押し上げた状態の基板保持ユニット21を基板保持ユニット移動機構22が押し上げた第3の位置では高さがH3である(図5(c)及び図6(c))。なお、図3及び図4は、ベーステーブル35aが第1の位置に位置した状態を示している。
図2において、マスク13はXY平面に広がって延びた矩形平板形状を有しており、その外周は枠部材13Wによって支持されている。マスク13には、基板2の電極2aの配置に対応した配置でパターン孔13Pが形成されている。基板2の対角位置には2つ一組の基板側マーク2mが設けられており、マスク13上には、基板側マーク2mに対応して配置された2つ一組のマスク側マーク13mが設けられている。
図2〜図4において、下受け部35のベーステーブル35a上には、複数の付勢手段40が設けられている。付勢手段40は、図7(a),(b)に示すように、ベーステーブル35aの上面に取り付けられる基部41、基部41の上面から上方に延びたガイド部42、ガイド部42の上端を覆って設けられ、ガイド部42に沿って上下方向に移動自在なマスク当接部43及びこのマスク当接部43を上方に付勢する弾性体44から成る。弾性体44は、本実施の形態ではガイド部42に挿通され、下端を基部41の上面に当接させるとともに上端をマスク当接部43の下端に当接させたばね部材から成るが、下端が基部41の上面に固定され、上端がマスク当接部43の下端に固定されたゴム部材等であってもよい。このような構成の付勢手段40では、基部41がベーステーブル35aに取り付けられた状態で、マスク当接部43を下方に押圧力P(図7(b))が作用すると、マスク当接部43は弾性体44を圧縮させつつガイド部42に沿って下方に移動し(図7(b))、上記押圧力が除去されると、圧縮された弾性体44の復元力によってもとの位置(高さ)に復帰する(図7(a))。
図7(a),(b)において、基部41の下部には下面を露出させた磁石45が取り付けられており、付勢手段40は、磁性体から成るベーステーブル35aの上面の任意の位置に着脱自在に取り付けることが可能である。付勢手段40は、図8(a),(b)に示すように、ペーストPstの印刷対象となる基板2をクランプ部材37によりクランプしたときに、そのクランプした基板2の平面視において基板2と干渉しない位置を選択してベーステーブル35aの上面に取り付けられる。なお、後述するように、基板2はその側面が一対のクランプ部材37によってクランプされることから、付勢手段40はクランプ部材37によってクランプされた状態の基板2のコンベア33による搬送方向(X軸方向)の前方及び後方位置となる。
図5(a)及び図6(a)において、ベーステーブル35aが前述の第1の位置(高さH1)に位置した状態では、下受け部35の下受けピン35bの上端と各付勢手段40のマスク当接部43の上端はコンベア33による基板2の搬送面Sよりも下方に位置している。このような状態においてコンベア33は搬入コンベア14から基板2を受け取り、その受け取った基板2をX軸方向に搬送して所定のクランプ位置に位置決めする(図5(a)及び図6(a))。そして、コンベア33が基板2をクランプ位置に位置決めしたら、昇降アクチュエータ34は下受け部35を押し上げ(図5(b)及び図6(b)中に示す矢印A)、下受け部35は基板2を支持(下受け)した状態で持ち上げてコンベア33から離間させる。そして、昇降アクチュエータ34によってベーステーブル35aが第2の位置(高さH2)まで押し上げられたら(図5(b)及び図6(b))、クランプ部材37は基板2を側方(Y軸方向)からクランプする(図5(b)中に示す矢印B)。なお、クランプ部材37による基板2のクランプが完了した状態では、基板2の上面とクランプ部材37の上面とは同じ高さとなっており、各付勢手段40のマスク当接部43の上端は、基板2の上面(クランプ部材37の上面)よりも高い位置に位置する。
このように本実施の形態において、基板保持ユニット21は、マスク13の下方において下受け部35により基板2を下方から支持するとともに一対のクランプ部材37により基板2を側方からクランプして保持する基板保持手段となっている。
クランプ部材37が基板2をクランプしたら、基板保持ユニット移動機構22は基板保持ユニット21を押し上げる(図5(c)及び図6(c)中に示す矢印C1)。そして、ベーステーブル35aが第3の位置(高さH3)に位置し、基板2がマスク13に当接したところで基板保持ユニット21の押し上げを停止させる(図5(c)及び図6(c))。この状態では、各付勢手段40のマスク当接部43はマスク13によって下方に押され、弾性体44を押し縮めて上縁がマスク13の下面と同じ高さ位置に位置する。なお、基板保持ユニット移動機構22は、基板2がマスク13に当接した後、更に基板保持ユニット21を上昇させてマスク13をやや持ち上げるようにし、その後下降させてベーステーブル35aが高さH3の位置に位置するようにする。これにより基板2が確実にマスク13に密着する。
図3及び図4において、印刷ヘッド16は、X軸方向に延びて設けられた移動ベース51の下方に、Y軸方向に対向配置された2つのスキージ52を備えて成る。印刷ヘッド移動機構16Mは、Y軸方向に延びて移動ベース51の左右端部を貫通螺入した2つの印刷ヘッド移動ボール螺子16aと、これら2つの印刷ヘッド移動ボール螺子16aを回転駆動する2つの印刷ヘッド移動モータ16bを有して成り、2つの印刷ヘッド移動モータ16bによって2つの印刷ヘッド移動ボール螺子16aが同期して回転されると、移動ベース51がY軸方向に移動する。2つのスキージ52はそれぞれ移動ベース51に設けられたスキージ昇降シリンダ53によって、移動ベース51の下方を個別に昇降される。
図3及び図4において、カメラユニット18は撮像視野を上方に向けた上方撮像カメラ18aと撮像視野を下方に向けた下方撮像カメラ18bを有して成る。カメラユニット移動機構18MはXYテーブル機構から成り、カメラユニット18が取り付けられた移動プレート18pを水平面内で移動させる。
ペースト供給シリンジ17は内部にペーストPstを蓄えており、下方にペーストを吐出供給する。図2及び図4において、ペースト供給シリンジ17は移動ベース51に沿ってX軸方向に移動自在なシリンジベース51aに取り付けられており、移動ベース51のY軸方向移動によってスキージ52とともにY軸方向に移動し、シリンジベース51aのX軸方向への移動によってX軸方向に移動する。このためペースト供給シリンジ17をXY平面内で自在に移動させることによって、マスク13上の任意の領域にペーストPstを供給させることができる。
図9において、搬入コンベア14による基板2の搬入動作、コンベア33による基板2のクランプ位置への移動動作、昇降アクチュエータ34による下受け部35の昇降動作、クランプ部材駆動モータ36によるクランプ部材37のクランプ動作、基板保持ユニット移動機構22による基板保持ユニット21の水平面内での移動動作と昇降動作、搬出コンベア15による基板2の搬出動作の各制御は、スクリーン印刷機5が備える制御装置60によってなされる。また、印刷ヘッド移動機構16Mによる印刷ヘッド16のY軸方向への移動動作、スキージ昇降シリンダ53による各スキージ52の昇降動作、ペースト供給シリンジ17によるペーストPstの吐出動作、カメラユニット移動機構18Mによるカメラユニット18の水平面内での移動動作の各制御も制御装置60によってなされる。
図9において、上方撮像カメラ18aは、制御装置60に制御されて、マスク13に設けられたマスク側マーク13mの撮像の撮像を行う。下方撮像カメラ18bは、制御装置60に制御されて、基板保持ユニット21に保持された基板2の基板側マーク2mの撮像を行う。上方撮像カメラ18aの撮像によって得られた画像データと下方撮像カメラ18bの撮像によって得られた画像データはともに制御装置60に入力され、制御装置60の画像処理部60aにおいて画像処理される。そして、制御装置60は、得られたマスク側マーク13mの画像に基づいて各マスク側マーク13mの位置の算出を行い、得られた基板側マーク2mの画像に基づいて各基板側マーク2mの位置の算出を行う。
次に、図5、図6、図10及び図11を用いて、スクリーン印刷機5によるスクリーン印刷作業の実行手順を説明する。制御装置60は、基板供給部4から基板2が送り出されたことを検知したら、その基板2を搬入コンベア14によって受け取ってクランプ位置に位置決めし(図5(a)及び図6(a))、昇降アクチュエータ34を作動させて下受け部35を上昇させ、下受け部35により基板2を下方から支持してベーステーブル35aを第1の位置に位置させる。そして、クランプ部材駆動モータ36を作動させ、クランプ部材37により基板2を側方からクランプして保持する(図5(b)及び図6(b)。図5(b)中に示す矢印B。基板保持工程)。制御装置60は、クランプ部材37により基板2をクランプしたら、カメラユニット移動機構18Mによりカメラユニット18を移動させ、上方撮像カメラ18aに基板2のマスク側マーク13mを撮像させてマスク13の位置を認識するとともに、下方撮像カメラ18bに基板側マーク2mを撮像させて、基板2の位置を認識する。
制御装置60は、マスク側マーク13mの位置と基板側マーク2mの位置を認識したら、その認識結果に基づいて、マスク側マーク13mと基板側マーク2mが平面視において一致するようにしたうえで、基板保持ユニット移動機構22によって基板保持ユニット21を上昇させ(図5(c)及び図6(c)中に示す矢印C1)、基板保持ユニット21により保持した基板2をマスク13の下面に接触させる(図5(c)及び図6(c)。接触工程)。これにより、基板2の電極2aとマスク13に形成されたパターン孔13Pとが合致した状態となる。
このように本実施の形態において、基板保持ユニット移動機構22は、基板2を保持した基板保持手段である基板保持ユニット21を昇降させて基板2をマスク13の下面に接触させる基板保持手段昇降機構となっている。なお、上記のように基板2の電極2aとマスク13のパターン孔13Pとが合致した状態では、各付勢手段40のマスク当接部43はマスク13により下方へ押圧されており、弾性体44を押し縮めている。
制御装置60は基板2をマスク13に接触させたら、図示しないペースト量確認装置によって、マスク13上に残存したペーストPstの量が十分であるかどうかの確認検査を行う。そして、マスク13上に残存したペーストPstの量が十分でないと判断した場合には、ペースト供給シリンジ17によってマスク13上にペーストPstを供給する。
制御装置60は、上記ペースト量の確認(ペースト供給シリンジ17によるペーストPstの供給を行った場合にはその後に行ったペースト量の確認)の結果、マスク13上に残存したペーストPstの量が十分であると判断したら、基板2を接触させたマスク13のパターン孔13PにペーストPstを充填する(ペースト充填工程)。具体的には、制御装置60は、スキージ昇降シリンダ53によって一方のスキージ52を下降させ(図10(a)中に示す矢印D1)、そのスキージ52をマスク13に当接させた後、移動ベース51を(すなわち印刷ヘッド16を)Y軸方向へ移動させることによって(図10(a)中に示す矢印E)、スキージ52をマスク13上で移動(摺動)させる。このスキージングによってペーストPstはマスク13上で掻き寄せられ、マスク13のパターン孔13P内に充填される。
このように本実施の形態において、スキージ52は、基板昇降機構である基板保持ユニット移動機構22により基板2が移動接触されたマスク13上で摺動してマスク13上のペーストPstをパターン孔13Pに充填するペースト充填手段となっている。
制御装置60は、印刷ヘッド16を移動させてマスク13のパターン孔13P内にペーストPstを充填させたら、スキージ昇降シリンダ53を作動させてスキージ52を上昇させる(図10(b)中に示す矢印D2)。そして、制御装置60は、基板保持ユニット移動機構22を作動させて昇降プレート31を下降させ(図11(b)中に示す矢印C2)、基板2をマスク13から離間する方向(ここでは下方)に移動させることによって、版離れを行う(図11(a)→図11(b)→図11(c)。版離れ工程)。
上記版離れのときには、粘着質のペーストPstを介して基板2に密着していたマスク13が基板2に引っ張られて下方に撓もうとするが、その一方で、各付勢手段40の弾性体44を押し縮めていた押圧力は徐々に小さくなるので、弾性体44は元の形状に復帰するように動作し、マスク当接部43はクランプ部材37の上面から突出してマスク13をクランプ部材37に対して(すなわち基板2に対して)相対的に上方に押し上げる(図11(b)中に示す矢印F)。このため、マスク13が基板2に引っ張られて下方に撓もうとするのが阻止され、これにより版離れに際してマスク13は当初の水平姿勢が維持され(図11(b)及び図11(c))、版抜けがスムーズに行われる。なお、版離れ時における基板2のマスク13に対する密着度は基板2の周辺部よりも基板2の中央部の方が高いため、付勢手段40によるマスク13の付勢力を基板2の中央部側に集めることができるよう、各付勢手段40は基板2の外縁(前縁又は後縁)の近傍位置に設けられていることが好ましい。
制御装置60は、基板2の1枚当たりのスクリーン印刷が終了したら、クランプ部材37を開いて基板2のクランプを解除したうえで、昇降アクチュエータ34を作動させて下受け部35を下降させ、基板2をコンベア33上に載置する。このとき下受け部35はベーステーブル35aが高さH1の第1の位置に位置するまで下降させる。
制御装置60は、上記のようにして基板2をコンベア33上に載置したら、コンベア33と搬出コンベア15を連動作動させて、スクリーン印刷機5から下流工程側の他の装置(部品実装機6)に基板2を搬出する。制御装置60は基板2を搬出したら、他にスクリーン印刷を施す基板2があるかどうかの判断を行う。その結果、他にスクリーン印刷を施す基板2があったときには搬入コンベア14による基板2の搬入を行い、スクリーン印刷を施す基板2がなかったときには一連の作業を終了する。
図1において、部品実装機6は、基台71上に基板搬送レーン72と、部品供給部としての複数のパーツフィーダ73と、XYロボットから成るヘッド移動機構74によって移動される2つの装着ヘッド75を備えている。基板搬送レーン72は、スクリーン印刷機5でペーストPstが印刷された基板2をスクリーン印刷機5の搬出コンベア15から受け取って搬入し、所定の位置に位置決めする。2つの装着ヘッド75はそれぞれ各パーツフィーダ73が供給する部品3をピックアップし、その部品3を基板搬送レーン72によって位置決めされた基板2上に装着する。そして、基板2に対する部品3の装着が終わったら、基板搬送レーン72を作動させて、基板2を外部(下流工程側)に搬出する。
このように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機5では、基板保持ユニット21を構成する下受け部35に、基板2とマスク13が接触した状態でマスク13に当接するマスク当接部43とこのマスク当接部43を上方に付勢する弾性体44(ばね部材)から成る付勢手段40を備えており、版離れのときにはこの付勢手段40がマスク13を上方に付勢する(基板2に対して押し上げる)ので、版離れ時にマスク13が基板2に引っ張られて下方に撓むことがなく、版抜けがスムーズに行われて良好な印刷精度を確保することができる。また、付勢手段40は安価で簡便な構成であるので、コスト的にも有利である。
なお、上述の実施の形態では、マスク13のパターン孔13PにペーストPstを充填するペースト充填手段としてペーストPstをマスク13上で掻き寄せるタイプのもの(スキージ52)を示したが、ペースト充填手段はこのようなペーストPstをマスク13上で掻き寄せるタイプのものに限られず、内部に収容したペーストPstをマスク13のパターン孔13Pに直接吐出供給するタイプのもの等であってもよい。
版抜けをスムーズにして良好な印刷精度を確保することができ、コスト的にも有利なスクリーン印刷機及び部品実装ラインを提供する。
1 部品実装ライン
2 基板
3 部品
5 スクリーン印刷機
6 部品実装機
13 マスク
13P パターン孔
21 基板保持ユニット(基板保持手段)
22 基板保持ユニット移動機構(基板保持手段昇降機構)
35 下受け部
37 クランプ部材
40 付勢手段
43 マスク当接部
44 弾性体
52 スキージ(ペースト充填手段)
Pst ペースト

Claims (2)

  1. パターン孔が形成されたマスクと、前記マスクの下方において下受け部により基板を下方から支持するとともに一対のクランプ部材により前記基板を側方からクランプして保持する基板保持手段と、前記基板を保持した前記基板保持手段を昇降させて前記基板を前記マスクの下面に接触させる基板保持手段昇降機構と、前記基板保持手段昇降機構により前記基板が接触された前記マスクの前記パターン孔にペーストを充填するペースト充填手段を備え、前記マスクのパターン孔に前記ペーストが充填された後、前記基板保持手段昇降機構が前記基板を前記マスクから離間する方向に移動させて版離れを行うスクリーン印刷機であって、
    前記下受け部に、前記基板と前記マスクが接触した状態で前記マスクに当接するマスク当接部及びこのマスク当接部を上方に付勢する弾性体から成る付勢手段を備え
    前記下受け部のうち昇降アクチュエータによって昇降されるベーステーブルはその全体又は上面が磁性体からなっており、前記付勢手段は、前記ベーステーブルの上面の任意の位置に着脱自在な磁石を備えて前記下受け部に対する設置位置が変更可能になっていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 請求項1に記載のスクリーン印刷機と、前記スクリーン印刷機によりペーストが印刷された前記基板に部品を装着する部品実装機とを備えて成ることを特徴とする部品実装ライン。
JP2013237622A 2013-11-18 2013-11-18 スクリーン印刷機及び部品実装ライン Active JP6101934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237622A JP6101934B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 スクリーン印刷機及び部品実装ライン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237622A JP6101934B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 スクリーン印刷機及び部品実装ライン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015098087A JP2015098087A (ja) 2015-05-28
JP6101934B2 true JP6101934B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=53375068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013237622A Active JP6101934B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 スクリーン印刷機及び部品実装ライン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6101934B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06262748A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Sanyo Electric Co Ltd クリーム半田印刷装置
JP4168973B2 (ja) * 2004-05-17 2008-10-22 松下電器産業株式会社 スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP5350529B2 (ja) * 2012-11-30 2013-11-27 パナソニック株式会社 部品実装ラインおよび部品実装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015098087A (ja) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6010771B2 (ja) スクリーン印刷機及び部品実装ライン
CN104669775B (zh) 丝网印刷机、元件安装线和丝网印刷方法
JP6142290B2 (ja) スクリーン印刷機、部品実装ライン及びスクリーン印刷方法
EP1757176B1 (en) Screen printing apparatus and screen printing method
US20110297020A1 (en) Screen printer and screen printing method
WO2014129194A1 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP6071156B2 (ja) スクリーン印刷方法及びスクリーン印刷装置
KR20150039688A (ko) 전극 형성 장치, 전극 형성 시스템, 및 전극 형성 방법
KR20120044920A (ko) 스크린 인쇄 장치 및 스크린 인쇄 방법
KR101164593B1 (ko) 인쇄회로기판 고정장치 및 인쇄회로기판의 인쇄방법
JP6244551B2 (ja) 部品実装ライン及び部品実装方法
JP2015039865A (ja) スクリーン印刷機
JP6101934B2 (ja) スクリーン印刷機及び部品実装ライン
JP6823081B2 (ja) 基板搬送装置
JP5487982B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷機の異物検出方法
WO2014129195A1 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP2011143548A (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
JP2002234132A (ja) スクリーン印刷装置
JP3906904B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP6738997B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP2016068412A (ja) パッド印刷用の転写パッド、パッド印刷装置およびパッド印刷方法
JP6824880B2 (ja) 印刷装置
US9649836B2 (en) Screen printing system, screen printing apparatus and component mounting line
JP2005305884A (ja) スクリーン印刷機
JP4957685B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150917

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6101934

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151