JP4186393B2 - 電池電圧検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池特に組み電池の電圧検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高圧大容量の二次電池を組み電池形式で搭載するハイブリッド車、燃料電池車及び純二次電池車などの電気自動車では、この組み電池を構成する各電池ブロックの容量管理のために電池ブロックの電圧をモニタする必要があるが、各電池ブロックごとに電池電圧検出装置を設けると回路規模負担が大きくなるため複数の電池ブロック当たり一個の電池電圧検出装置を設け、スイッチで切り替えて各電池ブロックの電位を時間順次に計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
良く知られているように電池容量の変動による電池電圧変化が小さいために微小な電池電圧変化を正確に計測する必要がある。しかしながら、電気自動車の電池電圧検出装置は温度変化や振動などの使用環境条件が激しいため、電池電圧検出装置を出力特性調整後に出荷しても経時的にこの出力特性が変化し、これが電圧検出誤差を生じるという問題があった。
【0004】
この種の電圧検出回路の誤差(増幅率、DCオフセット電圧)を補償するために、従来、電圧検出回路の入力端から電圧計測すべき電圧源を切り離し、その代わりに所定の基準電圧値をもつ基準電圧発生電源を接続して電池電圧検出回路の出力電圧を求め、この結果に基づいて電圧検出回路の誤差特性を求め、求めた出力誤差特性により計測電圧を演算して上記誤差を補償する出力誤差補償技術が知られている。電圧計測すべき電圧源を切り離すのは基準電圧発生源との電圧干渉を避けるためである。
【0005】
しかしながら、上記した従来の出力誤差補償は、基準電圧発生源用の電池の充電が必要である上、被計測電圧源の切り離しや基準電圧発生電源の接続が面倒であるため出力誤差補償を頻繁に行えないという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、取り扱いが容易で、かつ、頻繁な出力誤差補償動作が随時可能な電池電圧検出装置を提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した本発明の組み電池の電圧検出装置によれば、組み電池の所定の電池ブロックを選択するブロック選択部と、ブロック選択部の出力電圧を検出する電圧検出部との間に、互いに直列接続された基準電圧発生スイッチ及び定電圧出力部を有する基準電圧発生部を介設するので、簡素な回路構成で随時電圧検出部の誤差補正が可能な電池電圧検出装置を実現することができる。
【0008】
この発明の特徴は、電池電圧検出装置が電池電圧を測定するものであり、電圧検出部には電池電圧が印加されていることに着目したものであり、測定すべき電池電圧に代えて基準電圧値を電圧検出部の入力端に印加するには電池電圧を利用して基準電圧値を発生すればよく、最も簡単には、電圧検出部に通常に印加されている電池電圧を、電圧検出部の両入力端間に接続されているたとえばツェナーダイオードのような定電圧降下を行う回路素子(定電圧降下回路部)で吸収すればよいという着想に基づいている。上記動作を行うには、基準電圧値を発生する時にだけ導通するスイッチ(基準電圧発生スイッチ)とツェナーダイオード(定電圧降下回路部)を直列接続して電圧検出部の両入力端間に接続すればよい。なお、定電圧降下回路部としては上記のようにツェナーダイオードが好適であるが、定電圧降下を発生する負荷素子に相当する回路であり、電圧検出部の両入力端に印加される電池電圧が印加される回路であれば、置換可能である。
【0009】
周知のように、このツェナーダイオード(定電圧降下回路部)が電圧検出部の両入力端間にその定電圧降下(基準電圧値)を印加するためには、電池ブロック両端と、ツェナーダイオード(定電圧降下回路部)との間に過剰な電池電圧を吸収する抵抗素子を必要とする。本発明では、この抵抗素子として、組み電池の電池ブロックを時間順次に選択して電圧検出部に接続するブロック選択部が有する抵抗素子を用いればよい。る。これにより回路構成が簡素となる。なお、高圧の組み電池は電池ブロックを複数直列接続してなる。電池ブロックは、単電池を一個用いて構成してもよく、複数の単電池を直列接続して構成してもよい。ブロック選択部は、所定の電池ブロックを選択する選択スイッチと、選択スイッチと直列に接続される抵抗素子とを有しており、選択した電池ブロックの電圧を電圧検出部に出力する。
【0010】
本発明によれば更に、ブロック選択部は、選択スイッチが選択した所定の電池ブロックの電圧を分圧して出力する分圧回路とを有し、前記抵抗素子は、前記分圧回路の一部をなすことを特徴とする。
【0011】
発明によれば、ブロック選択部に内蔵されて電池ブロックの電圧を抵抗分圧する分圧回路を構成する抵抗素子が、上記ツェナーダイオード(定電圧降下回路部)のための過剰電圧負担用の抵抗素子を兼ねるので、回路構成が簡素となる。
【0012】
本発明によれば更に、前記抵抗素子は、前記選択スイッチと直列に接続されて前記電池ブロックの放電電流を制限することを特徴としている。なお、この抵抗素子は、選択スイッチが短絡故障した電池ブロックに流れる短絡放電電流を制限するために設けられるものである。
【0013】
発明によれば、ブロック選択部に内蔵され選択スイッチが短絡故障した場合の電池の短絡放電電流を制限する短絡電流制限用の抵抗素子が上記ツェナーダイオード(定電圧降下回路部)のための過剰電圧負担用の抵抗素子を兼ねるので、回路構成が簡素となる。
【0014】
請求項記載の構成によれば請求項1記載の電池電圧検出装置において更に、前記基準電圧発生部と並列にコンデンサが設けられる。このようにすれば、正確に基準電圧値を発生することができる。
【0015】
以下、更に詳しく説明する。
【0016】
ブロック選択部は電池ブロックを選択する選択スイッチを有しているので、これら選択スイッチを一時的の導通させて上記コンデンサを充電した後、これら選択スイッチのすべてを遮断し、基準電圧発生スイッチを導通させれば、コンデンサに蓄積された過剰電圧は基準電圧発生スイッチを通じてツェナーダイオード(定電圧降下回路部)により放電され、所定時間後に、コンデンサ両端の電位はツェナーダイオード(定電圧降下回路部)の降伏電圧すなわち一定の基準電圧値に等しくなる。この時点において、ツェナーダイオード(定電圧降下回路部)及び基準電圧発生スイッチに流れる電流は極めて小さいので、基準電圧発生スイッチの電圧降下は非常に小さくなる。これにより、基準電圧発生スイッチの電圧降下の変動が小さくなり、高精度に一定化された基準電圧値を電圧検出部に印加することができる。
【0017】
これに対して、上記コンデンサをもたない場合について以下に説明する。
【0018】
この場合には、ブロック選択部の選択スイッチを導通させて電池ブロックの電圧を基準電圧発生部に印加した状態で、基準電圧発生スイッチを導通させることになる。したがって、この場合には、選択スイッチにより選択された電池ブロックの電源電圧が変動すると、基準電圧発生スイッチを流れる電流が変動し、基準電圧発生スイッチの両端の電圧降下分だけ基準電圧値が変動することになる。また、基準電圧発生部の電力消費も大きくなる。本構成はこれらの問題を解決することができる。
【0019】
請求項記載の構成によれば請求項1記載の電池電圧検出装置において更に、前記電圧検出部は、前記ブロック選択部の出力電圧を検出するたびに、前記ブロック選択部の出力電圧を検出する動作の直前又は直後又は途中にて、前記基準電圧発生部から前記基準電圧値を検出し、前記検出した基準電圧値に基づいて前記検出した選択分圧部の出力電圧を補正する。
【0020】
すなわち、本構成によれば、基準電圧発生部による電圧検出部の誤差構成を従来に比較して格段に簡単に実施できることを利用して、電池ブロックの電圧計測のたびにそれに前後して基準電圧値の計測を行い、基準電圧値に基づいて得た電圧検出部の誤差情報により、電池ブロックの計測電圧値を常に補正する。このようにすれば、電圧検出部の温度や経時特性変化の影響を最小にすることができる。
【0021】
請求項記載の電池電圧検出装置は、電池と電圧検出部との間に介設される基準電圧発生部が、互いに直列接続されて前記電圧検出部の前記両入力端を接続する基準電圧発生スイッチ及び定電圧出力部と、前記電池の一端と前記電池ブロックの前記入力端との間に介設される過剰電圧消費用の抵抗素子と、前記抵抗素子を迂回して前記前記電池ブロックの前記入力端に前記電池の一端を直結する迂回スイッチとを有することを特徴としている。
【0022】
このようにすれば、既述したように、基準電圧発生部は、迂回スイッチを開放し、基準電圧発生スイッチを導通させることにより、電池電力を用いて発生させた基準電圧値を電圧検出部の入力端に印加することができるので、電圧検出部の誤差補正をするに当たっていちいち電池を電圧検出部の入力端から切り離す必要がなく、また基準電圧発生部も直流電源をもつ必要がなく、回路構成が簡素となる。更に、本構成によれば、電圧検出部が電池電圧を検出(計測)する場合には電池電圧は過剰電圧消費用の抵抗素子を迂回して電圧検出部に印加されるので、基準電圧値を発生する際の電池消耗を防ぐために過剰電圧消費用の抵抗素子の抵抗値を大きく設定しても、電池電圧検出時にこの抵抗素子の電圧降下が生じることがなく、検出精度を向上することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な態様を以下の実施例により詳細に説明する。ただし、本発明は下記の実施例の構成に限定されるものではなく、置換可能な公知回路を用いて構成できることは当然である。
【0024】
【実施例1】
本発明の組み電池の電圧検出装置の一実施例を図1に示す回路図を参照して説明する。
(構成)
1は高位側から順に3つの電池ブロック11〜13を直列接続してなる組み電池、2は、電池ブロック11〜13の電圧を検出する電圧検出部、3は、組み電池1と電圧検出部2との間に介設されるブロック選択部、4は電圧検出部2に基準電圧値を入力する基準電圧発生部である。
【0025】
ブロック選択部3は、抵抗R11〜R14と選択スイッチSW11〜SW13からなり、互いに直列接続された抵抗R11及び選択スイッチSW11のペアと、互いに直列接続された抵抗R12及び選択スイッチSW12のペアと、互いに直列接続された抵抗R13及び選択スイッチSW13のペアとが互いに並列接続されて抵抗スイッチ回路網を構成している。選択スイッチSW11〜SW13は、フォトMOSトランジスタからなるが公知の他のスイッチやスイッチング素子を用いることができることはもちろんである。
【0026】
この抵抗スイッチ回路網の一端が各電池ブロック11〜13の高位端に接続され、他端が抵抗R14を通じて最低電位の電池ブロック13の低位端に接続されている。図から明らかなように、抵抗R11と抵抗R14のペア、抵抗R12と抵抗R14のペア、抵抗R13と抵抗R14のペアがそれぞれ抵抗分圧回路を構成しており、これら抵抗分圧回路の一つが選択スイッチSW11〜SW13の一つを導通させることにより選択され、選択された抵抗分圧回路の出力電圧すなわち抵抗R14の電圧降下が電圧検出部2の一対の入力端間に印加される。
【0027】
基準電圧発生部4は、定電圧降下回路部であるツェナーダイオードZDと、基準電圧発生スイッチであるNMOSトランジスタSW0とを直列接続し、抵抗素子R14と並列接続してなる。
【0028】
電圧検出部2は、基準電圧発生部4から入力される基準電圧値に基づいて自己の計測誤差たとえば電圧増幅率や直流オフセット電圧についてデータを演算するとともに、このデータに基づいてブロック選択部3から入力される計測電圧を補正するが、この計測誤差演算や補正の具体的な方式は本発明の要旨ではないので説明を省略する。
(動作)
常態において、スイッチSW11〜SW13、SW0は開放されている。まず最初に、選択スイッチSW11を所定期間だけ導通させて抵抗素子R14の分圧を計測し、次に、選択スイッチSW12を所定期間だけ導通させて抵抗素子R14の分圧を計測し、次に、選択スイッチSW13を所定期間だけ導通させて抵抗素子R15の分圧を計測する。このようにして3個の分圧データが得られ、減算処理により電池ブロック11,12の電圧が計測される。
【0029】
次に、スイッチSW11〜SW13のどれかとスイッチSW0とを所定期間導通させる。この時、ツェナーダイオードZDが降伏するようにその降伏電圧値が設定されているので、スイッチSW0のオン抵抗を小さく設定しておくことにおり、電圧検出部2の一対の入力端間に、この降伏電圧(正確には降伏電圧+SW0の電圧降下)に等しい基準電圧値を印加することができる。
【0030】
なお、電圧検出部2への基準電圧値の読み込みは、上記のように電池ブロック電圧の読み込みの直後ではなく、直前又はその途中に行ってもよい。どちらにせよ、この実施例では、電池ブロック電圧を計測するごとに時間的に近接したタイミングで基準電圧値を読み込むので、基準電圧値読み込み時点から電池ブロック電圧計測時点までの時間経過による電圧検出部2の特性変化をキャンセルすることができる。
【0031】
参考例2】
本発明の組み電池の電圧検出装置の参考を図2に示す回路図を参照して説明する。
(構成)
この参考例は、実施例1の電池電圧検出装置において、ブロック選択部3及び基準電圧発生部4の回路構成を変更したものであるので、ブロック選択部3及び基準電圧発生部4の回路構成を以下に説明する。
【0032】
ブロック選択部3は、抵抗R11〜R14と選択スイッチSW11〜SW14とからなる前段回路部31と、切り替えスイッチSW21〜SW24からなる後段回路部32とからなる。抵抗R11〜R13の一端は各電池ブロック11〜13の高位端に個別に接続され、抵抗R14の一端は最低位の電池ブロック13の低位端に接続されている。
抵抗R11及び選択スイッチSW11は直列接続されて後段回路部32の一入力端L1に給電し、抵抗R12及び選択スイッチSW12は直列接続されて後段回路部32の他入力端L2に給電し、抵抗R13及び選択スイッチSW13は直列接続されて後段回路部32の一入力端L1に給電し、抵抗R14及び選択スイッチSW14は直列接続されて後段回路部32の他入力端L2に給電している。後段回路部32は、切り替えスイッチSW21〜SW24をいわゆるブリッジ接続してなり、入力電圧を反転して出力する。
【0033】
基準電圧発生部4は、実施例1の基準電圧発生スイッチSW0に相当する基準電圧発生スイッチSW1とツェナーダイオードZDとを直列接続して電圧検出部2の一対の入力端間に接続した点は実施例1と同じであるが、更に電圧検出部2の一対の入力端間にコンデンサC1を追加接続している。
(動作)
常態において、すべてのスイッチは開放されている。まず最初に、スイッチSW11、SW12、SW21、SW24を所定期間だけオンし、電池ブロック11の電圧を電圧検出部2に印加し、電圧検出部2によりそれを計測する。次に、スイッチSW12、SW13、SW22、SW23を所定期間だけオンし、電池ブロック12の電圧を電圧検出部2に印加し、電圧検出部2によりそれを計測する。次に、スイッチSW13、SW14、SW21、SW24を所定期間だけオンし、電池ブロック13の電圧を電圧検出部2に印加し、電圧検出部2によりそれを計測する。
【0034】
次に、上記手法によりどれかの電池ブロックの電圧をブロック選択部3から基準電圧発生部4に出力した状態で、基準電圧発生スイッチSW1をオンする。これにより、ツェナーダイオードZDが降伏してその降伏電圧が基準電圧値として電圧検出部2に入力される。
(変形態様)
変形態様を以下に説明する。
【0035】
図2において、電圧検出部2に基準電圧値を入力する際、上記手法によりどれかの電池ブロックの電圧をブロック選択部3から基準電圧発生部4に出力し、コンデンサC1を充電する。コンデンサC1の電圧がツェナーダイオードZDの降伏電圧を超えた段階でスイッチSW21〜SW24を開放し、スイッチSw1をオンする。その結果、コンデンサC1の蓄積電荷は急速にツェナーダイオードZDにより放電され、スイッチSW1を流れる電流は微小な値となり、スイッチSW1の電圧降下及びその変動は無視できるようになる。この段階で、電圧検出部2により基準電圧値を計測すれば、スイッチSW1の電圧降下変動の影響が少なく安定した基準電圧値を電圧検出部2に入力することができる。
【0036】
【実施例
本発明の電池電圧検出装置の他実施例を図3に示す回路図を参照して説明する。
(構成)
この実施例の電池電圧検出装置は、電池1と、その電圧を検出する電圧検出部2との間に基準電圧発生部4を介設したものである。なお、電池1は実施例1,2と同様にブロック選択部3としてもよい。
【0037】
基準電圧発生部4は、過剰電圧吸収用の抵抗素子R10と、ツェナーダイオードZDと、基準電圧発生スイッチSW0と、短絡スイッチSW10とからなる。
【0038】
基準電圧発生スイッチSW1とツェナーダイオードZDとは、実施例1と同様に、互いに直列接続されて電圧検出部2の一対の入力端間に接続されている。過剰電圧吸収用の抵抗素子R10と短絡スイッチSW10とは、互いに並列接続されて、電圧検出部2の+入力端と電池1の高電位端との間に介設されている。
【0039】
(動作)
常態において、短絡スイッチSW10を導通し、基準電圧発生スイッチSW0をオフする。基準電圧入力時には、短絡スイッチSW10を導通し、基準電圧発生スイッチSW0をオンする。これにより、ツェナーダイオードZDが降伏し、抵抗R10が過剰電圧を吸収し、ツェナーダイオードZDの降伏電圧が電圧検出部2に入力される。
【0040】
本実施例によれば、既述の各実施例と同様の効果を奏することができ、更に、電池電圧計測時に抵抗R10を短絡スイッチSW10で短絡しているので、抵抗R10を高抵抗値として基準電圧値入力時の電力消費を低減することができるとともに、電池電圧検出時において、電圧検出部2の入力抵抗値と抵抗R10との抵抗分圧比により決定される抵抗R10の電圧降下をほぼ0とすることができ、電圧検出部2が電池電圧を正確に計測することができる。
(変形態様)
変形態様を図4に示す。
【0041】
この変形態様は、図3の短絡スイッチSW10の代わりに、切り替えスイッチSW10を用いたものであるが、これらのスイッチの作用効果は同じである。また、この実施例では、ツェナーダイオードZDに相当するツェナーダイオードREG1、及び、基準電圧発生スイッチSW0に相当する基準電圧発生スイッチSW1のペアからなる第一の基準電圧発生部と並列に、ツェナーダイオードREG2、及び、基準電圧発生スイッチSW2のペアからなる第二の基準電圧発生部を接続している。二つのツェナーダイオードREG1、REG2の降伏電圧は異なる電圧値に設定されており、これら二つの基準電圧発生部は時間順次に用いらるので、電圧検出部2は、入力される2つの基準電圧値を用いて自己の誤差補正を行うことができる。
(変形態様)
上記各実施例では、定電圧出力部をツェナーダイオードにより構成したが、定電圧を発生する定電圧発生回路としてもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電池電圧検出装置の一例を示す回路図である。
【図2】 本発明の電池電圧検出装置の参考例を示す回路図である。
【図3】 本発明の電池電圧検出装置の他例を示す回路図である。
【図4】 図3に示す電池電圧検出装置の変形態様を示す回路図である。
【符号の説明】
1は組み電池、2は電圧検出部、3はブロック選択部、4は基準電圧発生部

Claims (4)

  1. 互いに直列接続されて組み電池を構成する複数の電池ブロックうち所定の電池ブロックを選択する選択スイッチと、前記選択スイッチと直列に接続される抵抗素子とを有するとともに、前記選択された電池ブロックの電圧を出力するブロック選択部と、前記ブロック選択部の出力電圧を検出するとともに自己の検出誤差を補正する電圧検出部とを備える電池電圧検出装置において、
    前記ブロック選択部の一対の出力端と前記電圧検出部の一対の入力端との間に介設されて前記ブロック選択部の出力電圧に代えて所定の基準電圧値を前記電圧検出部の前記一対の入力端間に印加する基準電圧発生部を備え、
    前記基準電圧発生部は、
    互いに直列接続されて前記電圧検出部の前記両入力端を接続する基準電圧発生スイッチ及び定電圧出力部を有し、
    記ブロック選択部は、前記選択スイッチが選択した所定の電池ブロックの電圧を分圧して出力する分圧回路を有し、
    前記抵抗素子は、前記分圧回路の一部をなすとともに、前記選択スイッチと直列に接続されて前記電池ブロックの放電電流を制限することを特徴とする電池電圧検出装置。
  2. 請求項1記載の電池電圧検出装置において、
    前記基準電圧発生部と並列に接続されたコンデンサを有することを特徴とする電池電圧検出装置。
  3. 請求項1記載の電池電圧検出装置において、
    前記電圧検出部は、前記ブロック選択部の出力電圧を検出するたびに、前記ブロック選択部の出力電圧を検出する動作の直前又は直後又は途中にて、前記基準電圧発生部から前記基準電圧値を検出し、前記検出した基準電圧値に基づいて前記検出した選択分圧部の出力電圧を補正することを特徴とする電池電圧検出装置。
  4. 電池の両端に接続されて前記電池の電圧を検出するとともに自己の検出誤差を補正する電圧検出部とを備える電池電圧検出装置において、
    前記電池の両端と前記電圧検出部の一対の入力端との間に介設されて前記電池の電圧に代えて所定の基準電圧値を前記電圧検出部の前記一対の入力端間に印加する基準電圧発生部を備え、
    前記基準電圧発生部は、
    互いに直列接続されて前記電圧検出部の前記両入力端を接続する基準電圧発生スイッチ及び定電圧出力部と、
    前記電池の一端と前記電圧検出部の前記入力端との間に介設される過剰電圧消費用の抵抗素子と、
    前記抵抗素子を迂回して前記電圧検出部の前記入力端に前記電池の一端を直結する迂回スイッチと、
    を有することを特徴とする電池電圧検出装置。
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