JP4185776B2 - 原料の噴霧を向上する装置および方法 - Google Patents

原料の噴霧を向上する装置および方法 Download PDF

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Description

流動接触分解(FCC)は、石油精製業において確立された広く用いられるプロセスであり、比較的高沸点の生成物を、より有用なより低沸点の生成物(ガソリン、並びに灯油、ジェット燃料油および加熱油などの中間留出油が含まれる)に転化する。予め加熱した原料を高温の分解触媒と接触させる流動接触分解(FCC)プロセスは、傑出した接触分解プロセスである。分解反応においては、コークおよび炭化水素が触媒粒子上に析出し、触媒の活性および選択性の低下がもたらされる。コーク化触媒粒子および随伴炭化水素物質は、通常スチームを用いてストリッピングされ、技術的および経済的に可能な程度に多くの炭化水素が除去される。ストリッピングされた粒子(ストリッピングできないコークを含む)はストリッパーから再生器に送られる。再生器においては、コーク化触媒粒子を空気、または空気と酸素の混合物と高温で接触させることによって再生させる。これは、コークの燃焼−発熱反応をもたらす。コークの燃焼により、コークが除去されると共に、触媒が吸熱性の分解反応に適切な温度に加熱される。
本方法は、分解反応器、ストリッパー、再生器および適切な付属装置を含む統合装置で行なわれる。触媒は連続的に、反応器または反応域からストリッパーに、次いで再生器に、更に反応器に戻して循環される。循環速度は、典型的には油の供給速度と比較して調整され、再生器で生成した熱が、循環する再生触媒(伝熱媒体として用いられる)を用いて分解反応を維持するのに十分なものとなっている、熱収支の取れた運転が維持される。
最適の接触分解条件を提供するためには、炭化水素ストリームを、1つ以上のノズルにより、好ましくは集合的に、実質的に断面領域全体を覆って広がるパターンで噴霧し、そこを通して分解触媒を流す。噴霧範囲を改良することにより、より良好な触媒−炭化水素原料の混合がもたらされる。これにより、接触分解反応が促進され、熱分解反応が最少化される。熱分解反応は、メタン、エタンなどの望ましくない生成物を生成し、より有用なFCC生成物の収率を低減する。
好ましくは、ノズルにより微細な炭化水素原料の液滴を生成する。液滴サイズが減少するにつれて、炭化水素原料の液滴表面積/容積の比率が増大する。これにより、触媒から炭化水素原料への伝熱が加速されて、炭化水素原料の蒸発時間が短縮される。蒸発した炭化水素原料は触媒の細孔中に拡散するので、より早い蒸発は、接触分解反応の生成物の収率を向上する。逆に、炭化水素原料の蒸発や、それと触媒との混合におけるあらゆる遅延は、熱分解生成物およびコークの収率を増大する。従って、経済的に原料の液滴サイズを低減しうる方法および装置は、FCCプロセスの収率を向上しうる。
FCC原料の注入に関して、注入または分散により高温の油にスチームを一段階で添加することは技術的に周知である。スチームは油との二相混合物を生じ、これは、この油とスチームの混合物が注入ノズルの喉部(オリフィス)を介して噴射される際に、液体リガメント(ligament)の形成を促進する。これらのリガメントは急速に砕け、より小径の液滴になる。油とスチームの混合物の運動エネルギーを増大し、運動エネルギーを表面張力エネルギーに効果的に転化すると、平均液滴径が小さくなることにより、噴霧の質が向上すると考えられる。スチームを添加する方法論は広範に異なる。ある場合には、スチームは単に、ノズル、またはノズル上流の油原料ラインに接続された混合用T字管(mixing tee)を経て添加される。先行する方法では、噴霧用ノズルチップの上流で、スチームおよび油のほぼ均一な混合物を得ることが求められる。しかし、先行する方法論では、本明細書に開示されるように、スチーム(または他の噴霧用流体)添加装置を複数組み合わせることによって、更により良好な噴霧を達成できることが認識されていない。
本発明の一実施形態は、複数の混合域および一つの原料ノズルを含むFCC原料インジェクタにおける、FCC原料の噴霧方法を含む。本方法は、(a)第1の混合域において、FCC原料を第1の噴霧用流体と接触させる工程(但し、第1の噴霧用流体は、FCC原料と接触する前に第1の散布器(スパージャー)を介して送られ、しかも第1の散布器を介した第1の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。);(b)前記第1の混合域からの混合物を、第2の混合域に送る工程;(c)前記第2の混合域において、前記第1の混合域からの混合物を、スチーム、軽質炭化水素ガス、不活性ガスおよびこれらの組み合わせよりなる群から選択される第2の噴霧用流体と接触させる工程(但し、第2の噴霧用流体は、第1の混合域からの混合物と接触する前に第2の散布器を介して送られ、しかも第2の散布器を介した第2の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。);および(d)前記第2の混合域から得られた混合物を、原料ノズルを介して送る工程を含む。
本発明の他の実施形態は、(a)第1の噴霧用流体を原料に注入する工程;(b)続いて、第2の噴霧用流体を、前記工程(a)からの原料/噴霧用流体混合物に注入する工程であって、前記第2の噴霧用流体は、スチーム、軽質炭化水素ガス、不活性ガスおよびこれらの組み合わせよりなる群から選択される工程;および(c)前記工程(b)からの混合物を、ノズルを介して送る工程を含むことを特徴とする噴霧方法を含む。
本発明の他の実施形態は、(a)第1の噴霧用流体を原料に散布(スパージする工程;(b)同時に、第2の噴霧用流体を原料に散布(スパージする工程であって、前記第2の噴霧用流体は、スチーム、軽質炭化水素ガス、不活性ガスおよびこれらの組み合わせよりなる群から選択される工程;および(c)前記工程(b)からの混合物を、ノズルを介して送る工程を含むことを特徴とする噴霧方法を含む。
本発明の他の実施形態は、(a)FCC原料を、複数の混合域および一つのノズルを含む原料インジェクタに送る工程;(b)第1の混合域において、第1の噴霧用流体をFCC原料に注入する工程(但し、第1の噴霧用流体は、FCC原料と接触する前に第1の散布器を介して送られ、しかも第1の散布器を介した第1の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。);(c)第1の混合域の下流に配置された第2の混合域において、スチーム、軽質炭化水素ガス、不活性ガスおよびこれらの組み合わせよりなる群から選択される第2の噴霧用流体を、前記第1の混合域からのFCC原料/噴霧用流体混合物に注入する工程(但し、第2の噴霧用流体は、第1の混合域からのFCC原料/噴霧用流体混合物と接触する前に第2の散布器を介して送られ、しかも第2の散布器を介した第2の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。);(d)前記第2の混合域からのFCC原料/噴霧用流体混合物を、ノズルを介して送る工程であって、前記ノズルは、FCC原料の液滴噴霧を反応域中に形成するように配置された出口を有する工程;および(e)FCC原料の液滴を、反応域においてFCC触媒と接触させて、生成物ストリームおよびストリッピング可能な炭化水素を含む使用済み触媒を形成する工程を含むことを特徴とする流動接触分解方法を含む。
本発明の他の実施形態は、(a)原料入口;(b)第1の噴霧用流体入口;(c)第2の噴霧用流体入口;(d)前記原料入口および第1の噴霧用流体入口と流体連通し、第1の混合域を規定するように配列された外部スパージャー;(e)前記第2の噴霧用流体入口および前記第1の混合域と流体連通し、前記第1の混合域からFCC原料/噴霧用流体混合物を受け入れ、前記第1の混合域からの混合物と第2の噴霧用流体の混合を促進するように配列された第2の混合域;および(f)前記第2の混合域と流体連通し、前記FCC原料/噴霧用流体を所定の噴霧パターンでライザー反応域に送るように配列された原料ノズルを含むことを特徴とするFCC原料インジェクタを含む。
本発明の他の実施形態は、(a)原料入口;(b)第1の噴霧用流体入口;(c)第2の噴霧用流体入口;(d)前記原料入口および第1の噴霧用流体入口と流体連通し、第1の混合域を規定するように配列された混合用T字管;(e)前記第2の噴霧用流体入口および前記第1の混合域と流体連通し、前記第1の混合域からFCC原料/噴霧用流体混合物を受け入れ、前記第1の混合域からの混合物と第2の噴霧用流体の混合を促進するように配列された第2の混合域;および(f)前記第2の混合域と流体連通し、前記FCC原料/噴霧用流体を所定の噴霧パターンでライザー反応域に送るように配列された原料ノズルを含むことを特徴とするFCC原料インジェクタを含む。
本発明の他の実施形態は、(a)原料入口;(b)第1の噴霧用流体入口;(c)第2の噴霧用流体入口;(d)前記原料入口および第1の噴霧用流体入口と流体連通し、FCC原料および第1の噴霧用流体を受け入れ、前記FCC原料および第1の噴霧用流体の混合を促進するように配列された第1の混合域;(e)前記第2の噴霧用流体入口および前記第1の混合域と流体連通し、第2の混合域を規定するように配列された外部スパージャーであって、前記第2の混合域は、前記第1の混合域からFCC原料/噴霧用流体混合物を受け入れ、前記第1の混合域からの混合物と第2の噴霧用流体の混合を促進するように配列されていることを特徴とする外部スパージャー;および(f)前記第2の混合域と流体連通し、前記FCC原料/噴霧用流体を所定の噴霧パターンでライザー反応域に送るように配列された原料ノズルを含むことを特徴とするFCC原料インジェクタを含む。
本発明の他の実施形態は、(a)原料入口;(b)第1の噴霧用流体入口;(c)第2の噴霧用流体入口;(d)前記原料入口および第1の噴霧用流体入口と流体連通し、FCC原料および第1の噴霧用流体を受け入れ、前記FCC原料および第1の噴霧用流体の混合を促進するように配列された第1の混合域;(e)前記第2の噴霧用流体入口および前記第1の混合域と流体連通し、第2の混合域を規定するように配列された混合用T字管であって、前記第2の混合域は、前記第1の混合域からFCC原料/噴霧用流体混合物を受け入れ、前記第1の混合域からの混合物と第2の噴霧用流体の混合を促進するように配列されていることを特徴とする混合用T字管;および(f)前記第2の混合域と流体連通し、前記FCC原料/噴霧用流体を所定の噴霧パターンでライザー反応域に送るように配列された原料ノズルを含むことを特徴とするFCC原料インジェクタを含む。
本明細書に開示される本方法の実施形態は、流入する原料物質への噴霧用流体の多段階注入を含む。これにより、原料の液滴サイズが減少する。噴霧用流体を多段注入した後、原料/噴霧用流体混合物は、ノズル(原料液滴が所定の噴霧パターンを形成するように配列することができる)を通して送られる。本明細書に開示される装置の実施形態は、一般に、新規または既存の原料インジェクタノズルでの使用に適合しうる原料インジェクタを含む。この原料インジェクタには、複数の混合域、好ましくは2つの混合域が含まれる。混合域が完全にまたは少なくとも部分的に重なっていてもよく、また1つの混合域が完全に他の域の下流にあり、混合域間の重なりが全くなくてもよい。本明細書に開示された実施形態は、インジェクタノズルに入る流体をより均一にし、その結果液滴サイズ分布がより望ましいものとなる。本明細書に開示された実施形態は、FCCを含む種々のプロセスに有用であるが、FCCプロセスでの利用に限定されない。
各混合域は、噴霧用流体および原料物質のストリームを、好ましくは液体状態で混合するように配列される。各混合域は、好ましくは、噴霧用ガスを原料に注入するように配列される。好ましくはないが、原料および噴霧用流体の流路を切り替えてもよい(即ち、原料を噴霧用ガスにスパージするようにプロセス/装置を配列してもよい)。
噴霧用流体は、サブクール水(液体状態に保持される圧力下で、常圧での沸点を超える温度を有する水)、スチーム、軽質炭化水素ガス(C−)、不活性ガスおよび/またはこれらの組み合わせを含んでいてよい。軽質炭化水素ガスには、メタン、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、プロピレン、プロピン、ブタン、ブテンおよびこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。本明細書で用いられる不活性ガスには、ヘリウム、水素、窒素、アルゴンおよびその他の適切な不活性ガス、並びにこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。各混合域に注入される噴霧用流体は、同じでも、異なっていてもよい。或いは、噴霧用流体を共通の供給源に由来するものとし、これを所定の量に分割して各混合域に送ってもよい。各混合域は、混合用T字管320、内部スパージャー300、外部スパージャー310および他の公知の通常の手段を含む種々の方式で配列することができるが、この方式に限定されるものではない。
スパージャー(内部および/または外部)を用いる実施形態においては、スパージャーのオリフィスサイズは、典型的な運転条件において、噴霧用流体が高速で、好ましくは約250フィート/秒(約76m/秒)超、より好ましくは約500フィート/秒(約152m/秒)超で液体原料に注入されるように決められる。
本発明の一実施形態を図1に示す。原料インジェクタ100は、これを箱で示されるノズル200(インジェクタ100においては、あらゆる通常のノズルを用いうることを示す)に接続する出口を有する。インジェクタ100は一般に、流路103を規定し、且つ少なくとも2つの混合域を規定するように配列された導管102を含む。2つの混合域110および120は、図1〜7のそれぞれにも示される。
図1に示される実施形態は、混合用T字管320を有し、これにより、原料入口101からの流入原料が、第1の混合域110において、入口111を通して送られる噴霧用流体と混合される。原料/噴霧用流体混合物は、第1の混合域110から第2の混合域120に送られる。内部スパージャー300により、原料/噴霧用流体混合物は、更なる噴霧用流体と混合される。この更なる噴霧用流体は、入口121から出口122(オリフィス)を通して通路103に送られる。そこでそれは、そこを通過する原料/噴霧用流体混合物と混合される。得られた混合物はインジェクタ100からノズル200に送られ、そこを通して液体原料の液滴が噴霧される。
図2に示される実施形態は、第2の混合域120において外部スパージャー310を用い、第1の混合域110から送られる原料/噴霧用流体混合物に更なる噴霧用流体を注入することを除いて、図1に示されるものと類似である。
図3に示される実施形態は、第2の混合域120において混合用T字管320を用い、第1の混合域110から送られる原料/噴霧用流体混合物に更なる噴霧用流体を注入することを除いて、図1に示されるものと類似である。
図4に示される実施形態は、内部スパージャー300が噴霧用ガスを第1の混合域110に注入し、外部スパージャー310が噴霧用ガスを第2の混合域120に注入する実施形態を示す。図示されていないが、外部スパージャー310を、第2の混合域120内の内部スパージャー310と接続して用い、噴霧用ガスを第1域110に注入してもよい。
図5に示される実施形態は、内部スパージャー300と外部スパージャー310が、第1および第2の混合域110および120の間で重なることを除いて、図4に示されるものと類似である。第1および第2の混合域110および120は、部分的に重なっていてもよく、完全に重なっていてもよく、全く重なっていなくてもよい。請求項に用いられるように、同時スパージングとは、混合域のスパージャーが、少なくとも部分的に重なることを意味する。
図6に示される実施形態は、内部スパージャー300が、噴霧用ガスを第1および第2の混合域110および120に注入する実施形態を示す。図7に示される実施形態は、外部スパージャー310が、噴霧用ガスを第1および第2の混合域110および120に注入する実施形態を示す。
図4を見ると、下流側の混合域(即ち図1〜7の混合域120、または所望により、それに続くいずれかの混合域)は、好ましくは、先行する混合域の下流に距離Lをおいて配置される。Lは管内径の約50倍以下、より好ましくは管内径の約15倍未満、更により好ましくは管内径の約3〜5倍である。距離要素Lは、好ましくは通路103の軸方向の中心線に沿って測定され、任意の2つの混合域それぞれにつきほぼ中央の点を定め、その間を測定する。最終の混合域(即ち、二域型インジェクタにおいては混合域120)とノズル200の出口オリフィス(図示されない)の間の距離(図4でLと示される)は、好ましくは管内径の15倍未満、より好ましくは管内径の約3〜10倍である。長さ要素Lは、通路103の軸方向の中心線に沿って、最終の混合域およびノズル200の出口オリフィスそれぞれにつきほぼ中央の点を定め、その間を測定する。
スパージャーの代わりに混合用T字管320を用いてもよく、その逆も可能である。導管102は、L型(図1〜2、図6〜7)または実質的に線型(図3〜5)などの適切ないかなる形状または断面であってもよい。図示されていないが、各混合域に送られる噴霧用流体は、同じ供給源に由来するものであってもよい。
例えば図1を見ると、運転中、液体原料は、原料入口101を介してインジェクタ、次いで流路103に送られる。スチームまたは他の適切な噴霧用流体は、入口111を経て通路103に注入される(送られる)。その際、第1の混合域110において、スチームが流動する原料に注入されるか、またはそれと混合されて、二相流体が形成される。スチーム/原料混合物は、流路103を下流に流れて第2の混合域120に達し、そこで、通路103に注入された第2の噴霧用流体(例えばスチーム)と混合する。第2の混合域120からの組み合わされた混合物は、インジェクタ100の出口端部を通り、ノズル200に送られる。次いでノズルは、原料(液滴状である)を望ましい噴霧パターンで噴霧する。
液体原料への噴霧用流体の添加により、二相混合物が生じる。これは、原料と噴霧用流体が流路103を通して送られる際に、液体リガメントの形成を促進する。出願人らは、次にある混合域において、より多くの噴霧用流体が、高速で混合物に注入されると、混合物の運動エネルギーが増大し、その均一性が増大して、液体原料/噴霧用流体が注入ノズル200の喉部(オリフィス)を通して噴射される際に、液体リガメントを形成させるものと考える。これらのリガメントは、より小径の液滴に急速に砕ける。出願人らは、原料/噴霧用流体混合物の運動エネルギーを増大し、運動エネルギーを表面張力エネルギーに効果的に転化することにより、平均液滴径がより小さくなり、噴霧の品質が向上されるものと考える。
インジェクタ100は、噴霧用ガスの少なくとも一部が、混合域110および120のそれぞれに注入されるように運転される。好ましい実施形態においては、第1の混合域110への噴霧用ガスの流量は、原料に注入される噴霧用ガスの全重量を基準として、少なくとも10重量%であり、より好ましくは約10〜50重量%である。噴霧用ガスの残りは、第2の混合域120およびこれに続く混合域(含まれる場合)に送られる。
FCCプロセス
好ましい実施形態においては、本明細書に開示された方法および装置は、FCCの運転で用いられる。FCCの運転は、反応、ストリッピング、再生域などの特定の配置に関して限定されることなく、あらゆるタイプの流動接触分解装置/プロセスにおいて行うことができる。FCC原料はFCC装置に送られ、そこで1つ以上の原料インジェクタ/ノズルを通して反応域(通常はライザー反応器を含む)に注入され、再生域から送られた高温の再生接触分解触媒に接触する。高温の触媒によりFCC原料が蒸発および分解し、分解生成物およびコークが形成される。分解反応によりコークが触媒上に析出し、その結果触媒は少なくとも部分的に失活する(この触媒を「使用済み触媒」と称する)。分解生成物は、好ましくは迅速に、サイクロン分離装置を用いて使用済み触媒から分離される。
使用済み触媒はストリッピング域に送られ、そこでスチームなどのストリッピング剤により、揮発性物質(ストリッピング可能な炭化水素)が使用済み触媒からストリッピングされる。ストリッピングは、吸着された炭化水素が熱収支のために使用済み触媒上に保持されるように、低い過酷度の条件下で行うことができる。
ストリッピングされた触媒は再生域に送られ、そこで、酸素含有ガス(好ましくは空気)の存在下に触媒上のコークを燃焼して除くことによって、再生される。再生により、触媒の活性が回復され、同時に触媒が650〜800℃に加熱される。次いで、高温の触媒はFCC反応域にリサイクルされ、そこで注入されたFCC原料と接触する。
あらゆる通常のFCC原料を用いることができる。これらの原料には、典型的には約430〜1050°F(220〜565℃)の範囲で沸騰する炭化水素質油(軽油など)、1050°F(565℃)超で沸騰する物質を含む重質炭化水素油、重質石油原油、抜頭石油原油、石油常圧蒸留残油、石油減圧蒸留残油、ピッチ、アスファルト、ビチューメン、その他の重質炭化水素残油、タールサンド油、シェール油、石炭液化プロセス由来の液体生成物、並びにこれらの混合物が含まれる。FCC原料はまた、軽質または重質サイクル油などのリサイクルされた炭化水素を含んでいてもよい。このプロセスに用いられる好ましい原料は、約650°F(343℃)超の範囲で沸騰する減圧軽油である。
本プロセスは、好ましくは、通常のFCCライザー反応器(反応域)において行われる。FCC反応域におけるプロセス条件には、(i)約500〜650℃、好ましくは約525〜600℃の温度;(ii)約10〜40psia(70〜280kPa)、好ましくは約20〜35psia(140〜245kPa)の炭化水素分圧;および(iii)約1:1〜12:1、好ましくは約4:1〜10:1の触媒/原料(重量/重量)比が含まれる。触媒の重量は、触媒組成物の全重量である。必須ではないが、スチームは原料と共に、並流式で反応域に導入することができ、またスチームは、原料の約10重量%未満、好ましくは約1〜約3重量%を構成することができる。好ましくは、反応域におけるFCC原料の滞留時間は約10秒未満、より好ましくは約1〜10秒である。
実施例1および2
多段階スチーム注入によりFCC収率を向上しうることを、実験的試験により示す。
実施例1
表1における実施例1の項は、インジェクタへの流入スチームを、流入する油原料の全重量に対して1.08重量%とした50kB/日のFCC装置における、ベースケースの収率を示している。本実施例は、同実施例で用いられた実施形態を示す図2を参照するとよりよく理解できる。油原料へのスチーム注入は、全流入スチームの10重量%を混合用T字管320を介して第1の混合域110に注入し、全流入スチームの90重量%を外部スパージャー310を介して第2の混合域120に注入する多段階式で行った。外部スパージャー310は、ノズル200の噴霧(出口)オリフィスの上流に、管内径の約13倍の距離をおいて配置した。第2の混合域120は、第1の混合域110の下流に、管内径の約20倍の距離をおいて配置した。結果を表1の第2列に示す。
実施例2
実施例1で行なわれた試験を再度行なった。ただし、混合用T字管320を通じての第1の混合域110へのスチーム注入を、全流入スチームの20重量%に増加し、外部スパージャー310を経て第2の混合域120に注入する流入スチームを80重量%とした。結果を表1の第3列に示す。
並んでいる結果を比較すると、一定のコーク収率における430゜F転化率が増大し、LPG収率が増大し、またボトム転化率が増大していることがわかる。収率の増分は小さいものの、第1の混合域へのスチームの増加量もまた小さかった。出願人らは、第1の混合域へのスチームを更に増加することにより、より多くの収率の向上がもたらされると考える。
Figure 0004185776
混合用T字管および内部スパージャーを含む実施形態を示す。 混合用T字管および外部スパージャーを含む実施形態を示す。 一対の混合用T字管を含む実施形態を示す。 外部スパージャーの上流に内部スパージャーを含む実施形態を示す。 混合域が少なくとも部分的に重なるように配列される実施形態を示す。 一対の内部スパージャーを含む実施形態を示す。 一対の外部スパージャーを含む実施形態を示す。

Claims (10)

  1. 複数の混合域および一つの原料ノズルを含む流動接触分解(FCC)原料インジェクタにおける、FCC原料の噴霧方法であって、
    (a)第1の混合域において、FCC原料を第1の噴霧用流体と接触させる工程(但し、第1の噴霧用流体は、FCC原料と接触する前に第1の散布器を介して送られ、しかも第1の散布器を介した第1の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。)
    (b)前記第1の混合域からの混合物を、第2の混合域に送る工程;
    (c)前記第2の混合域において、前記第1の混合域からの混合物を、スチーム、軽質炭化水素ガス、不活性ガスおよびこれらの組み合わせよりなる群から選択される第2の噴霧用流体と接触させる工程(但し、第2の噴霧用流体は、第1の混合域からの混合物と接触する前に第2の散布器を介して送られ、しかも第2の散布器を介した第2の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。);および
    (d)前記第2の混合域から得られた混合物を、原料ノズルを介して送る工程
    を含むことを特徴とするFCC原料の噴霧方法。
  2. 上記FCC原料は、重質原油、抜頭原油、石油常圧蒸留残油、石油減圧蒸留残油、ピッチ、アスファルト、ビチューメン、タールサンド油、シェール油、石炭液化プロセス由来の液体生成物およびこれらの混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のFCC原料の噴霧方法。
  3. 前記第1の噴霧用流体は、サブクール水、スチーム、軽質炭化水素ガス、不活性ガスおよびこれらの組み合わせよりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のFCC原料の噴霧方法。
  4. 前記第1の噴霧用流体は、前記第1の混合域に、その外部に取り付けた散布器を介して散布されることを特徴とする請求項1に記載のFCC原料の噴霧方法。
  5. 前記第1の噴霧用流体は、前記第1の混合域に、その内部に取り付けた散布器を介して散布されることを特徴とする請求項1に記載のFCC原料の噴霧方法。
  6. 前記第2の噴霧用流体は、前記第2の混合域に、その外部に取り付けた散布器を介して散布されることを特徴とする請求項1に記載のFCC原料の噴霧方法。
  7. 前記第2の噴霧用流体は、前記第2の混合域に、その内部に取り付けた散布器を介して散布されることを特徴とする請求項1に記載のFCC原料の噴霧方法。
  8. 前記第1および第2の噴霧用流体は、FCC原料に同時に接触することを特徴とする請求項1に記載のFCC原料の噴霧方法。
  9. (a)FCC原料を、複数の混合域および一つのノズルを含む原料インジェクタに送る工程;
    (b)第1の混合域において、第1の噴霧用流体をFCC原料に注入する工程(但し、第1の噴霧用流体は、FCC原料と接触する前に第1の散布器を介して送られ、しかも第1の散布器を介した第1の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。)
    (c)第1の混合域の下流に配置された第2の混合域において、スチーム、軽質炭化水素ガス、不活性ガスおよびこれらの組み合わせよりなる群から選択される第2の噴霧用流体を、前記第1の混合域からのFCC原料/噴霧用流体混合物に注入する工程(但し、第2の噴霧用流体は、第1の混合域からのFCC原料/噴霧用流体混合物と接触する前に第2の散布器を介して送られ、しかも第2の散布器を介した第2の噴霧用流体の注入速度は、76m/秒超である。)
    (d)前記第2の混合域からのFCC原料/噴霧用流体混合物を、ノズルを介して送る工程であって、前記ノズルは、FCC原料の液滴噴霧を反応域中に形成するように配置された出口を有する工程;および
    (e)FCC原料の液滴を、反応域においてFCC触媒と接触させて、生成物ストリームおよびストリッピング可能な炭化水素を含む使用済み触媒を形成する工程
    を含むことを特徴とする流動接触分解方法。
  10. )生成物ストリームおよび前記使用済み触媒を分離する工程;
    )前記使用済み触媒を、ストリッピングガスを用いてストリッピングする工程;
    )前記生成物ストリームを回収する工程;
    )ストリッピングされた前記触媒を再生域に送って、前記触媒を酸素含有ガスと接触させる工程;および
    )再生触媒を前記反応域に送る工程
    をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
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