JP4185373B2 - 締結組立体および連結具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの部材どうしを締結させる締結組立体および連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より複数の部材や部品どうしを着脱可能に結合する締結手段としては、主にねじを有するボルトや、くさび作用、弾性、摩擦を利用したピン、コッタなどの締結金具によるものがある。
【0003】
また上記の締結金具を用いる以外の締結手段としては、締結させる2つの部材のそれぞれの連結面にT溝を形成し、また中央壁を中心に突片と弾性突片をそれぞれ1対で対称に形成した連結材を用いて、各側の突片と弾性突片をそれぞれ連結面にほぼ直交させる方向で各T溝に挿入し、内部で係合させることで2つの部材を締結する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この構成によれば、締結した状態でもボルトのヘッド部のように部材の表面から突出させる部分がないため、近年の装置の小型化に伴う設置スペースの省力化に適した締結構成となっている。またねじ孔やピン孔を設ける必要がないため、2つの部材どうしの相対的な配置や締結する箇所を任意に設定でき、また容易に変更することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−128420号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の連結材で、各側の突片と弾性突片をそれぞれ連結面にほぼ直交させる方向でT溝に挿入しても、容易に逆の方向で分離することができるため強固に締結することが困難であった。
【0007】
本発明の目的は、設置スペースの省力化に適しており、部材どうしの相対配置や締結箇所を任意かつ容易に設定でき、強固に締結することのできる締結組立体および連結具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の締結組立体は、それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材と、一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第1の係合片と、前記締結面に対向し合うとともに他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第2の係合片と、それぞれの前記係合片の幅よりも狭い幅を有しそれぞれの前記係合片を基端部で連結する連結部とを備える連結具と、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片の先端部を弾性変形させる締結部材とを有し、2つの前記部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで前記連結具が2つの前記部材に埋め込まれてそれぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させるように押し付けることにより2つの前記部材を連結することを特徴とする。
【0009】
本発明の締結組立体は、前記締結部材は前記締結面に平行な外面と前記係合片の先端面とを貫通して前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする。
【0010】
本発明の締結組立体は、それぞれの前記係合片に先端部を外側弾性変形部と内側弾性変形部とに分離する切り込み部を形成し、前記締結部は前記外側弾性変形部と前記内側弾性変形部との間に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする。
【0011】
本発明の締結組立体は、それぞれの前記係合片の先端に傾斜して形成された突き当て面に当接する突き当て面が形成された締結駒と、当該締結駒に形成されたねじ孔に前記連結部を形成された貫通孔を介してねじ結合するねじ部材とにより前記締結部材を形成することを特徴とする。
【0012】
本発明の締結組立体は、それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材と、一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成されるとともに先端に傾斜した突き当て面が形成され、他方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第1の連結部が一体に設けられた第1の係合片と、他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が前記第1の係合片の前記締結面に対して長手方向にずれて対向し合うとともに先端に前記突き当て面に当接する突き当て面が形成され、一方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第2の連結部が一体に設けられた第2の係合片とを有する連結具と、一方の前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合し、他方の前記係合片に前記ねじ孔よりも大径に形成された貫通孔を貫通し、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片を前記突き当て面に沿って移動させるねじ部材とを有し、2つの前記部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで前記連結具が2つの前記部材に埋め込まれてそれぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させるように押し付けることにより2つの前記部材を連結することを特徴とする。
【0013】
本発明の連結具は、それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材を連結する連結具であって、一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第1の係合片と、前記締結面に対向し合うとともに他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第2の係合片と、それぞれの前記係合片の幅よりも狭い幅を有しそれぞれの前記係合片を基端部で連結する連結部と、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近する方向に前記係合片の先端部を弾性変形させる締結部材とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の連結具は、前記締結部材は前記締結面に平行な外面と前記係合片の先端面とを貫通して前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする。
【0015】
本発明の連結具は、それぞれの前記係合片の先端部を外側弾性変形部と内側弾性変形部とに分離する切り込み部を形成し、前記締結部材は前記外側弾性変形部と前記内側弾性変形部との間に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする。また、本発明の連結具は、それぞれの前記係合片の先端に傾斜して形成された突き当て面に当接する突き当て面が形成された締結駒と、当該締結駒に形成されたねじ孔に前記連結部を形成された貫通孔を介してねじ結合するねじ部材とにより前記締結部材を形成することを特徴とする。
【0016】
本発明の連結具は、それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材を連結する連結具であって、一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成されるとともに先端に傾斜した突き当て面が形成され、他方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第1の連結部が一体に設けられた第1の係合片と、他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が前記第1の係合片の前記締結面に対して長手方向にずれて対向し合うとともに先端に前記突き当て面に当接する突き当て面が形成され、一方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第2の連結部が一体に設けられた第2の係合片と、一方の前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合し、他方の前記係合片に前記ねじ孔よりも大径に形成された貫通孔を貫通し、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片を前記突き当て面に沿って移動させるねじ部材とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、それぞれの部材の係合面に接触する締結面が形成された2つの係合片と、それぞれの係合片を基端部で連結する連結部とを備える連結具を有しており、締結部材により締結面がそれぞれの係合面を互いに接近させる方向にそれぞれの係合片の先端部を弾性変形させるようにし、それぞれの締結面により係合面が押し付けられて2つの部材が締結される。
本発明の連結具にあっては、2つの係合片と連結部とを有する楔金具と、それぞれの係合片の先端に傾斜して形成された突き当て面に当接する突き当て面が形成された連結駒とを有しており、締結部材により締結面がそれぞれの係合面を互いに接近させる方向にそれぞれの係合片の先端部を弾性変形させるようにし、それぞれの締結面により係合面が押し付けられて2つの部材が締結される。
本発明の連結具にあっては、2つの係合片には係合溝内に連通溝を介して入り込む連結部が一体に設けられており、それぞれの係合片を2つの部材に組み付ける際には、それぞれの係合片の連結部を連通溝から係合溝内に入り込ませることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1(A)は本発明の第1の実施の形態である締結組立体として締結された2つのブロックを示す斜視図であり、図1(B)は2つのブロックの正面図であり、図1(C)はその側面図である。図1に示すように、締結される2つの部材であるブロック1a,1bは長手方向に位置をずらして接触した状態で締結されている。
【0020】
ブロック1a,1bは端面2が正四角形である直方体の形状であって、4つの側面3にはそれぞれ長手方向に伸びて開口する連通溝6およびそれに連なる係合溝7が形成されており、互いに接触している連結面3cのそれぞれの連通溝6および係合溝7が連結具である挿入連結具8を介して締結されている。挿入連結具8は、連結面3cにそれぞれ形成された連通溝6および係合溝7が連通した状態のその内部に、挿入連結具8の全体が挿入されて設置された状態となっている。図1に示す各ブロック1a,1bは、4つの側面3にそれぞれ連通溝6および係合溝7が形成されているが、少なくとも各ブロック1a,1bの連結面3cにのみ連通溝6および係合溝7を形成していればよい。またブロック1a,1bの端面2は正四角形となっているが、長方形でもよい。
【0021】
図示するように、連通溝6は側面に沿って長手方向に伸びて開口するよう形成され、係合溝7は連通溝6に連なるようブロック1a,1bの内部に形成されており、全体はほぼT字の断面形状となっている。連通溝6は、開口幅Woの幅で、表面からの深さが開口深さDoに形成されている。係合溝7は、開口幅Woより広い内部幅Wiの幅で、深さが内部深さDiに形成されており、その係合溝の内側面のうち連通溝6の両側に位置して連結面3cと平行な配置の側面が係合面9を構成している。
【0022】
図2は挿入連結具の全体斜視図である。なお、図中の右上方向は挿入連結具8の挿入方向のうち連通溝6および係合溝7の内部へ押し込む方向であり、また逆の左下方向は抜き出す方向であって、以下において説明の便宜上それぞれを押し込み方向、抜き出し方向とする。
【0023】
図2に示すように、挿入連結具8は2つの係合片11を図中の上下方向に対称に配置し、それら係合片11の間を連結部14が一体に連結した樹脂製の成形物であって、最も基本的な構造の連結具である。一方の係合片11と連結部14が一体となっていることにより、挿入方向に対して直交する断面の形状がT字形状となっている(図1(B)参照)。連結部14は、連通溝6を貫通できるように開口幅Woとほぼ同じ連結幅Wcで形成されており、連結部14の連結高さHc(すなわち2つの係合片11の間の長さ)は、連通溝6の開口深さDoのほぼ2倍となる寸法に形成されている。
【0024】
係合片11の外側面のうち連結部14の両側の位置で長手方向に形成された側面が締結面15を構成しており、係合片11の係合幅Wfは締結面15が係合溝7の係合面9に接触して係合できるよう開口幅Woより広く、また係合片11の係合幅Wfは係合溝7に挿入できるよう内部幅Wiとほぼ同じかそれより狭く形成されている。係合高さHfは、係合溝7に挿入できるよう内部深さDiとほぼ同じか、それより小さい寸法に形成されている。以上の構成となっている挿入連結具8は、図1に示すように向かい合って連通する1組の連通溝6および係合溝7の内部に挿入方向へ押し込むことで全体を挿入できるようになっている。
【0025】
この挿入状態では、各係合片11の締結面15が係合溝7の係合面9に接触してブロック1a,1bの連結面3cから直交する方向に抜けないようになっている。このため2つのブロック1a,1bが挿入連結具8を介して互いに離間できないようになっており、すなわち2つのブロック1a,1bは挿入連結具8を介して強固に締結されたことになる。挿入連結具8の各部の寸法が高い精度で形成されていれば、十分確実に2つのブロック1a,1bを締結することができ、またしまりばめの寸法公差で形成されていれば、挿入後における抜け止めやずれ止めも可能となる。
【0026】
図3(A)は、比較例として、図1と同じ位置関係で接触する2つのブロック1a,1bで並列に配置する側面3どうしをI金具101を介してボルト締結した構成の正面図であり、図3(B)はその側面図である。また図4(A)は、接触する2つのブロック1a,1bの連結面3cと端面2をL金具102を介してボルト結合した構成の正面図であり、図4(B)はその側面図である。係合溝7に挿入可能な挿入係合部材103にねじ孔104が設けられており、これに取り付けられたボルトねじ105を締めることにより、ボルトねじのヘッド106と挿入係合部材103がその間のI金具101またはL金具102と連通溝6を強く挟んで固定するようになっている。
【0027】
図3と図4のどちらの構成の場合もブロック1a,1bの表面から厚みのあるI金具101またはL金具102とボルトねじのヘッド106が露出してしまうことになり、組立体全体を装置等の内部に組み込む場合にはその露出部の容積分だけ大きい設置スペースが必要となる。特にブロック1a,1bが移動体の一部を構成する場合には、そのような露出部分が他の部材や電気配線などに接触してしまう問題がある。
【0028】
これに対して、図1に示す本実施の形態の締結組立体により締結された状態の2つのブロック1a,1bにおいては、それらの内部に連結具である挿入連結具8を配置しており、締結された状態でありながらブロック1a,1bの表面から何ら突出させる部分のない構成となっている。したがって本実施の形態の締結組立体は、近年の装置の小型化に伴う設置スペースの省力化に適した締結構成となっている。
【0029】
また2つのブロック1a,1bにそれぞれ長く設けた連通溝6と係合溝7のうちで、部分的にでも互いに対向させて連通させている状態であれば、その連通箇所に挿入連結具8を挿入して締結させることができる。したがって2つのブロック1a,1bどうしの相対的な配置を連通溝6の形成方向に任意に変えても、挿入連結具8を挿入して締結することができる。また図1中では挿入連結具8は1つしか挿入していないが、もっと連通溝6どうしを連通させている範囲が十分な長さであれば、その連通範囲の両端2箇所の開口部はもちろん、その連通範囲内の任意の位置に挿入連結具8を挿入することができるため、締結する箇所も任意の位置に設定することができる。図2に示す挿入連結具8は樹脂により成形されているが、金属製とすることもできる。
【0030】
また本実施の形態の締結組立体を用いての締結は、図1に示すような単なるブロックを締結する場合に限られず、たとえば図5に示すように流体圧シリンダ16のシリンダ本体17を締結する部材とした場合にも好適である。この場合には、図示するようにロッド18を同じ側に配置するよう締結し、両方のロッド18で同一の対象物を作動制御することで駆動力を増加させることができたり、また図示しないが互いにロッド18を逆側に配置するよう締結することで全長のストロークを倍増させることも可能となる。また図示するように2つのシリンダ本体17どうしを締結する以外にも、1つのシリンダ本体17をケーシングやブラケットなどのアタッチメントなどに締結する場合にも適用可能であり、その場合には連結具(挿入連結具8)の押し込みと抜き出しによって流体圧シリンダ16を容易に着脱交換することができるという利点がある。
【0031】
他にも本実施の形態の締結組立体を用いての締結は、図6に示すようなスタッキングバルブ19におけるマニホールド20間の締結に対しても好適である。この場合にはマニホールド20を固定するための外部固定レールなどを特に設ける必要がなく、またそのような外部固定レールの長さに制限されずに多くのマニホールド20を増設固定することができる。またこの場合にもマニホールド20やそれに固定した電磁弁21の着脱交換を容易に行うことができる利点がある。
【0032】
図7(A)は第2の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である傾斜止め金具の全体斜視図であり、図7(B)は上記第1の実施の形態と同じように向かい合う1組の連通溝6および係合溝7に傾斜止め金具を挿入した状態の正面図であり、図7(C)は同図(B)の7C−7C線に沿う挿入方向断面図である。これらの図においては、図1に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0033】
図7に示すように、傾斜止め金具22は2つの係合片11を図中の上下方向に対称に配置し、それら係合片11の間を連結部14が一体に連結したばね鋼製の成形物を有している。連結部14における図中上下方向の中央位置では押し込み方向側の結合部分23を残して抜き出し方向側が連結分割溝24により分割されている。一方の係合片11が連結部14の基端部に一体に連結していることにより、挿入方向に対して直交する断面の形状がT字形状となっている(図7(B)参照)。連結部14は、連通溝6を貫通できるように開口幅Woとほぼ同じ連結幅Wcで形成されており、連結部14の連結高さHc(すなわち2つの係合片11の間の長さ)は、連通溝6の開口深さDoのほぼ2倍となる寸法に形成されている。
【0034】
係合片11の外側面のうち連結部14の両側の位置で長手方向に形成された側面が締結面15を構成しており、係合片11の係合幅Wfは締結面15が係合溝7の係合面9に接触して係合できるよう開口幅Woより広い幅に形成され、また係合片11の係合幅Wfは係合溝7に挿入できるよう内部幅Wiとほぼ同じかそれより狭く形成されている。係合高さHfは、係合溝7に挿入できるよう内部深さDiとほぼ同じか、それより小さい寸法に形成されている。以上の構成となっている傾斜止め金具22は、図7に示すように向かい合って連通する1組の連通溝6および係合溝7の内部に挿入方向へ押し込むことで全体を挿入できるようになっている。
【0035】
この挿入状態では、各係合片11の締結面15が係合溝7の係合面9に接触してブロック1a,1bの連結面3cから直交する方向に抜けないようになっている。このため2つのブロック1a,1bが傾斜止め金具22を介して互いに離間できないようになっており、すなわち2つのブロック1a,1bは傾斜止め金具22を介して締結されたことになる。
【0036】
また図示するように、各係合片11の抜き出し方向側の端面(先端面)は、ブロック1a,1bの連結面3cに対しそれぞれ鋭角を成す角度で互いに向かい合う傾斜面25となっており、傾斜止め金具22全体の押し込み方向側の端面は同一平面に形成されている。各係合片11には傾斜面25に対してほぼ直交する方向にねじ孔26が形成されており、このねじ孔26は締結面15と平行な外面27にまで貫通している。各ねじ孔26には、締結部材として先端28にテーパが形成された止めねじ29(ねじ部材)が取り付けられている。
【0037】
図7(B)、図7(C)に示すように各係合片11が係合溝7に挿入されている状態でこの止めねじ29を回し進めることにより、止めねじの先端28が係合片の外面27から突出して係合溝の底面10に当接するようになっている。これにより傾斜止め金具22は係合溝7から抜け出るのを防いで確実に設置させることができる。
【0038】
そして各止めねじ29をさらに回し進めることで、止めねじの先端28と係合溝の底面10との当接力の反力により各係合片11の締結面15は互いに接近する方向に強く押し付けられ、向かい合った状態の2つの連通溝6は係合面9を介して強く挟まれることになる。これにより連結具である傾斜止め金具22は2つのブロック1a,1bに締結力を加え、より強固に締結できるようになる。
【0039】
また止めねじの先端28を突出させてその係合溝の底面10と当接する力の反力により係合片11を連通溝6に押し付ける際には、結合部分23を屈曲箇所として各締結面15が相互に接近する方向に傾斜止め金具22の全体が弾性変形しやすくなっているため、各係合片11を容易に連通溝6に押し付けることができる。また2つのブロック1a,1bの締結を解除して分離させる場合は、止めねじ29を回し戻して係合片11の押しつけ力をなくした後、ブロック1a,1bを互いに連通溝6、係合溝7の長手方向にスライドさせることにより容易に分離させることができる。また以上のような締結部材を備える連結具は、挿入した後での係合溝7の壁面に対する摩擦調整が可能であるため、多少のすきまばめとなる寸法公差は許容される。
【0040】
図8(A)は本実施の形態における傾斜止め金具22とそれに用いる位置決め板30の全体斜視図であり、図8(B)は向かい合う1組の連通溝6および係合溝7に位置決め板30を組み込んで傾斜止め金具22を挿入した状態の正面図であり、図8(C)は同図(B)の8C−8C線に沿う挿入方向断面図である。これらの図においては、図7に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0041】
図8に示すように、位置決め板30は傾斜止め金具22の押し込み方向側端面と2つの外面27を囲むようほぼコの字形状に曲げられた板材であり、その両端には締結する2つの部材の端面に接触する係止爪31を設けた形状となっている。2つのブロック1a,1bをそれぞれ端面2を一致させて接触した状態として、先に位置決め板30を傾斜止め金具22に取り付けてから、対向する1組の連通溝6と係合溝7の内部に挿入することにより必要以上に押し込み方向に入り込むのを防止でき、また傾斜止め金具22の抜き出しも容易に行うことができる。先に位置決め板30を、対向させた1組の連通溝6と係合溝7の内部に挿入してからその内側に傾斜止め金具22を設置してもよい。
【0042】
図9(A)は第3の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である拡大分割金具の全体斜視図であり、図9(B)は向かい合う1組の連通溝6と係合溝7の内部に設置された拡大分割金具の正面図であり、図9(C)は同図(B)の9C−9C線に沿う挿入方向断面図である。これらの図においては、図7に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0043】
図9に示すように、拡大分割金具32は2つの係合片11を図中の上下方向に対称となる配置で一体に有しており、それら係合片11の間では連結部14が一体に形成し、その図中上下方向の中央位置では押し込み方向側の結合部分23を残して抜き出し方向側のほとんど(3分の2程度)が連結分割溝24により分割されている。
【0044】
各係合片11の外面27には突起部33が長手方向に形成されており、各係合片11の周囲は挿入方向に対して直交する断面の形状がほぼ十字形状となっている(図9(B)参照)。この拡大分割金具32が使用される場合には、締結されるブロック1a,1b側の係合溝の底面10に突起部33が挿入可能な収容溝34が形成されることになる。以上の構成となっている拡大分割金具32は、図9に示すように向かい合って連通する1組の連通溝6および係合溝7の内部に挿入方向へ押し込むことで全体を挿入できるようになっている。
【0045】
また図示するように、各係合片11の抜き出し方向側の半分は、切り込み部としての係合片分割溝35により図中上下方向に外側弾性変形部36と内側弾性変形部37とに分離されており、さらにその係合片分割溝35の中央にはねじ孔38が形成されている。ねじ孔38の抜き出し方向側はねじ山のないテーパ曲面が形成されている。各ねじ孔38には座面のテーパが比較的大きい皿頭ねじ39が締結部材として取り付けられる。
【0046】
図9に示すように各係合片11が係合溝7に挿入されている状態でこの皿頭ねじ39を回し進めることにより、皿頭ねじ39のテーパ形状の座面が楔形状部材として係合片分割溝35に食い込んで係合片分割溝35が広げられる。これにより2つの内側弾性変形部37の締結面15は互いに接近する方向に強く押し付けられ、向かい合った状態の2つの連通溝6が係合面9を介して強く挟み込まれることになる。これにより連結具である拡大分割金具32は2つのブロック1a,1bに締結力を加え、強固に締結できるようになる。
【0047】
以上のようにして本実施の形態の締結組立体により締結された状態の2つのブロック1a,1bにおいても、ブロック1a,1bの表面から何ら突出する部分のない強固な締結が可能である。
【0048】
図10(A)は図9に示された拡大分割金具の変形例の全体斜視図であり、図10(B)は上記第1の実施の形態と同じように向かい合う1組の連通溝6と係合溝7の内部に設置された変形例の拡大分割金具の正面図であり、図10(C)は同図(B)の10C−10C線に沿う挿入方向断面図である。これらの図においては、図9に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0049】
図10に示す拡大分割金具の変形例40においては、係合片分割溝35に形成されたねじ孔41が長さ方向全体に渡ってテーパ状にねじ山が形成されており、このねじ孔41にねじ結合されるねじ部材42(締結部材)は長さ方向全体に渡ってテーパねじを形成しているものである。他の構造は図9に示した拡大分割金具32と同様である。
【0050】
したがって図示するように各係合片11が係合溝7に挿入されている状態でこのねじ部材42をねじ込むことにより、テーパねじ42全体が楔形状部材として係合片分割溝35に食い込んで係合片分割溝35が広げられる。これにより2つの内側弾性変形部37の締結面15は互いに接近する方向に強く押し付けられ、向かい合った状態の2つの連通溝6が係合面9を介して強く挟み込まれることになる。この拡大分割金具32の変形例は2つのブロック1a,1bに締結力を加え、強固に締結できるようになる。
【0051】
図11(A)は第4の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である楔分割金具の全体斜視図であり、図11(B)は向かい合う1組の連通溝6と係合溝7の内部に締結状態で設置された楔分割金具の正面図であり、図11(C)は同図(D)における11C−11C線に沿う断面図であり、図11(D)は同図(B)の11D−11D線に沿う挿入方向断面図である。これらの図においては、図7に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0052】
図11に示すように、楔分割金具46は、抜き出し方向側の楔金具47と押し込み方向側の挟み金具48(締結駒)の2つが、ねじ部材を介して挿入方向に組み付けられて構成したものである。楔金具47と挟み金具48のどちらも、連通した1組の連通溝6および係合溝7の内部における一方の係合溝の底面10から他方の係合溝の底面10までの間の距離(2Do+2Di)とほぼ同じ高さであって、楔金具47は内部幅Wiとほぼ同じ幅に形成され、挟み金具48は開口幅Woとほぼ同じ幅に形成されている。
【0053】
楔金具47は、図中上下方向の両端に係合溝7へ挿入可能な係合片11を一体に有しており、それら上下2箇所の係合片11の間では抜き出し方向側の結合部分23を残して押し出し方向側のほとんどが連結分割溝24により図中上下方向に分割されている。これら上下に分割された部分の押し込み方向側の端面は、それぞれ係合片11の外面27と鈍角を成す角度で形成された傾斜面49(突き当て面)となっている。
【0054】
挟み金具48は、押し出し方向側の結合部分23を残して抜き出し方向側のほとんどが連結分割溝24により図中上下方向に分割されている。これら上下に分割された部分の抜き出し方向側の端面は、それぞれが対向する楔金具47の端面の傾斜面49と平行となる角度で形成されて互いに斜めに向き合う傾斜面50(突き当て面)となっている。
【0055】
楔金具47と挟み金具48の両方の結合部分23には挿入方向に貫通する孔が形成されており、楔金具47の孔はねじ山が形成されていない単なる通過孔51であり、挟み金具48の孔はねじ山が形成されているねじ孔52である。楔金具47の抜き出し方向側の端面からボルトねじ53が挿入され、ボルトねじのヘッド54が抜き出し方向側の端面に係合するとともに、ボルトねじ53のねじ部が挟み金具のねじ孔52とねじ結合することにより楔金具47と挟み金具48が組み付けられている。
【0056】
以上の構成となっている楔分割金具46は、図11に示すように向かい合って連通する1組の連通溝6と係合溝7の内部に押し込むことで全体を挿入できるようになっている。全体が挿入された状態で、ボルトねじ53を回して楔金具47と挟み金具48を互いに強く押しつけ合わせた場合、図11(D)に示すように各傾斜面49,50どうしの接触滑りにより楔金具47の係合片11には互いに接近する方向に押しつけ分力が作用するようになる。その上、挟み金具48の外面27は係合溝の底面10に当たるので、それ以上変形しない。すなわち挟み金具48とボルトねじ53が楔分割金具46における締結部材として機能するようになる。これにより楔金具47の各係合片11の締結面15が互いに接近する方向に強く押し付けられることになり、向かい合った状態の2つの連通溝6が係合面9を介して強く挟み込まれることになる。
【0057】
以上のようにして本実施の形態の締結組立体により締結された状態の2つのブロック1a,1bにおいても、ブロック1a,1bの表面から何ら突出する部分のない強固な締結が可能である。また、本実施の形態の楔分割金具46には、図8に示した位置決め板30が適用可能である。
【0058】
図12(A)は第5の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である傾斜分割金具の全体斜視図であり、図12(B)は向かい合う1組の連通溝6および係合溝7の内部に締結状態で設置された傾斜分割金具の正面図であり、図12(C)は同図(D)における12C−12C線に沿う断面図であり、図12(D)は同図(B)の12D−12D線に沿う挿入方向断面図である。これらの図においては、図11に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0059】
図12に示すように、傾斜分割金具57は、抜き出し方向側と押し込み方向側の2つの台形金具58a,58bがねじ部材を介して挿入方向に組み付けられて構成したものである。どちらの台形金具58a,58bも、連通した1組の連通溝6および係合溝7の内部の一方の係合溝の底面10から他方の係合溝の底面10までの間の距離(2Do+2Di)とほぼ同じ高さで、連通溝6の開口幅Woとほぼ同じ幅に形成された連結部62a,62b(第1の連結部、第2の連結部)を有している。これら連結部62a,62bは互いに平行な傾斜面59a,59b(突き当て面)で対向する配置となっている。
【0060】
抜き出し方向側の台形金具58aの連結部62bは、その図中上方向の端部において係合溝7に挿入可能な係合片11を一体に有しており、また押し込み方向側の台形金具58bの連結部62bは、その図中下方向の端部において係合溝7に挿入可能な係合片11を一体に有している。これにより2つの係合片11はそれぞれの締結面15が互いに長手方向にずれて対向しあう配置となっている。2つの台形金具58a,58bがお互いに対向し合う傾斜面59a,59bは、それぞれ係合片11を有している側の外面27と鈍角を成す角度で形成されている。
【0061】
2つの台形金具58a,58bが互いに傾斜面59a,59bを対向させて直列に配置した状態で、抜き出し方向側の台形金具58aの係合片11を有している高さ位置に、傾斜分割金具57の挿入方向全長を貫通する孔が形成されている。抜き出し方向側の台形金具58aの孔はねじ山が形成されていない単なる通過孔60であり、押し出し方向側の台形金具58bの孔はねじ山が形成されているねじ孔61である。抜き出し方向側の台形金具58aの抜き出し方向側の端面からボルトねじ53(ねじ部材)が挿入され、ボルトねじのヘッド54が抜き出し方向側の端面に係合するとともに、ボルトねじ53のねじ部が押し出し方向側の台形金具58bのねじ孔61にねじ結合することにより2つの台形金具58a,58bが組み付けられている。
【0062】
以上の構成となっている傾斜分割金具57は、図12に示すように向かい合って連通する1組の連通溝6と係合溝7の内部に押し込むことで全体を挿入できるようになっている。全体が挿入された状態で、ボルトねじ53を回して2つの台形金具58a,58bどうしの押しつけ力を強めた場合、図12(D)に示すように傾斜面59a,59bどうしの接触滑りにより各台形金具58a,58bには図中の上方向または下方向の互いに反対方向に向かう押しつけ分力が作用するようになる。傾斜面59a,59bが前述した角度で形成されていることから、抜き出し方向側の台形金具58aには図中の下方向に向かう押しつけ分力が作用し、押し出し方向側の台形金具58bには図中の上方向に向かう押しつけ力が作用するようになる。これにより各台形金具58a,58bの係合片11の締結面15は互いに接近する方向に強く押しつけられ、向かい合った状態の2つの連通溝6は係合面9を介して強く挟み込まれることになる。
【0063】
以上のようにして本実施の形態の締結組立体により締結された状態の2つのブロック1a,1bにおいても、ブロック1a,1bの表面から何ら突出する部分のない強固な締結が可能である。また、本実施の形態の傾斜分割金具57には、図8に示した位置決め板30が適用可能である。
【0064】
図13(A)は第6の実施の形態の締結組立体に用いる連結具であるH金具の全体斜視図であり、図13(B)は向かい合う1組の連通溝6および係合溝7の内部に締結状態で設置されたH金具の正面断面図である。本実施の形態のH金具63は、締結する部材および連通溝6と係合溝7の長さが各溝の幅と比較して通常より長く形成されている場合にその中間位置を締結するための中間連結具である。これらの図においては、図2に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0065】
図13に示すように、H金具63は、係合溝7に挿入可能な2つの係合片11がそれらの間に連結部14を挟んで図中の上下方向に対称となる配置で一体に形成されている。このような構成となっているH金具63は、向かい合って連通する1組の連通溝6および係合溝7の内部に全体を挿入できるようになっている。また図示するように、各係合片11の外面27に直交する方向でH金具63を貫通するねじ孔64が形成されており、その内部には止めねじ65が取り付けられている。なお、この中間連結具が使用される場合には係合溝の底面10には、図示するように止めねじの先端66が当接する収容溝67が形成されるのが望ましい。
【0066】
取り付ける手順としては、まず図13中下側のブロック1bの係合溝7に、止めねじの先端66が位置する側の係合片11を係合溝7の端の開口部から挿入させ、係合溝7の長手方向中間の所定位置に位置させる。そして止めねじ65を回し入れて止めねじの先端66と収容溝67の底面とを当接させることにより、その反力で係合片11の締結面15を係合溝7の係合面9に押し付けてH金具63を一方のブロック1bの連通溝6と係合溝7に固定させる。このときに、連結部14の半分と一方の係合片11が連結面3cから突出した状態となっている。締結させるもう一方のブロック(図13(B)中の上側のブロック1a)を連結面3cどうしで接触させ、その連通溝6と係合溝7にH金具63を挿入して長手方向にスライドすることにより中間位置の締結を行うことができる。
【0067】
以上のようにして組み立てられた本実施の形態の締結組立体によれば、締結される2つのブロック1a,1bが長手方向に長い場合であっても、それら中間位置におけるずれや隙間の発生を防いで確実な締結を可能にする。
【0068】
また本実施の形態の締結組立体に用いる中間連結具は、以下のような変形例で構成することも可能である。図14(A)は中間連結具の第1の変形例である平傾斜H金具の全体斜視図であり、図14(B)は向かい合う1組の連通溝6と係合溝7の内部に設置された平傾斜H金具の同図(C)の14B−14B線に沿う正面断面図であり、図14(C)は同図(B)の14C−14C線に沿う平面断面図である。これらの図においては、図13に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0069】
図14に示すように、平傾斜H金具71の有する2つの係合片11は、それぞれ外面27で見て前後の端面72a,72bがそれぞれ挿入方向に対して角度Xだけ傾斜している平行四辺形の角柱形状に形成されており、その挿入方向に直交する方向の幅は係合溝7の内部幅Wiと同じであって、平行な2つの端面72a,72b間の距離が連通溝6の開口幅Woと同じに形成されている。連結部14は連通溝6の開口幅Woと同じ直径の円柱形状に形成されている。
【0070】
このような構成であることにより、平傾斜H金具71を1つめのブロック1bに取り付ける際には、図14(C)中の二点鎖線部に示すように連結部14の中心軸廻りに角度Xだけ回転させた姿勢とすることで一方の係合片11を連通溝6から通過させることができ、その後に角度Xだけ戻すことで図14(C)中の実線部に示すように正しい姿勢で一方の係合片11を係合溝7に挿入させた状態とすることができる。止めねじ65で位置と姿勢を固定した後にもう一方のブロック1aを長手方向にスライドさせて中間位置の締結を行うことができる。
【0071】
以上のようにして本変形例の中間連結具によれば、連通溝6および係合溝7が長手方向に長い場合であっても、連通溝6および係合溝7の端の開口部から挿入させることなく、その長手方向の途中位置から容易に設置することができるようになる。正しい姿勢の状態では、各係合片11の幅方向両端部が係合溝7の幅方向両側面に面接触するため、確実に姿勢を固定することができる。なお、一方の係合片11にだけ連通溝6に通過可能な平行四辺形の角柱形状に形成し、他方の係合片11を図13に示すような直方体形状に形成するようにしてもよい。
【0072】
図15(A)は中間連結具の第2の変形例である平丸H金具の全体斜視図であり、図15(B)は向かい合う1組の連通溝6および係合溝7の内部に設置された平丸H金具の同図(C)の15B−15B線に沿う正面断面図であり、図15(C)は同図(B)の15C−15C線に沿う平面断面図である。これらの図においては、図13に示した締結組立体と共通する部材や形状部分には同一の符号が付されている。
【0073】
図15に示すように、平丸H金具73は、挿入方向に対する全体の厚さが連通溝6の開口幅Woと同じであって、各係合片11の幅方向の両端部分が係合溝7の内部幅Wiと同じ直径の円柱側面74で形成されている。
【0074】
このような構成であることにより、平丸H金具73を1つめのブロック1bに取り付ける際には、図15(C)中の二点鎖線部に示すように連結部14の中心軸廻りに90度回転させた姿勢とすることで一方の係合片11を連通溝6から通過させて挿入させることができ、その後に90度戻すことで図15(C)中の実線部に示すように正しい姿勢で一方の係合片11を係合溝7に挿入させた状態とすることができる。止めねじ65で位置と姿勢を固定した後にもう一方のブロック1aを長手方向にスライドさせて中間位置の締結を行うことができる。
【0075】
以上のようにして本変形例の中間連結具によれば、上記第1の変形例の中間連結具と同様に、連通溝6と係合溝7の長手方向の途中位置から容易に設置することができる。なお、一方の係合片11にだけ連通溝6に通過可能な厚さに形成するようにしてもよい。
【0076】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、上記の実施の形態では、係合溝7や係合片11の断面形状が長方形に形成された場合のみしか示していなかったが、それぞれは連通溝6の開口幅Woより広い幅で形成されて締結面15と係合面9が確実に面接触すればこれに限られるものではなく、たとえば図16に示すような多角形の形状や、図17に示すような半円形の形状としてもよい。また締結面15と係合面9が確実に面接触できるのであれば、これらは連結面3cと平行に形成されるものに限られず、たとえば図18に示すように連結面3cに傾斜するように形成されてもよい。
【0077】
また連通溝6および係合溝7は、締結する部材の長手方向の全長にわたって形成せずとも、途中の位置で途切れたり、途中の位置で屈曲したり、連結面の途中の位置で部分的に形成してもよい。その場合には、図14、図15に示したように長手方向途中位置での設置が可能な中間連結具71,73の利用が適切である。
【0078】
また上記の第2〜6の実施の形態における各連結具は金属製の成形物である金具として構成されていたが、樹脂製の成形物としてもよい。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、向かい合って連通する1組の連通溝と係合溝の内部にそれぞれ係合片と連結部を押し込んで連結具の全体を挿入できるようになっており、この挿入状態では、各係合片の締結面が係合溝の係合面に接触して2つの部材の連結面から直交する方向に抜けないようになっている。このため締結する2つの部材が連結具を介して互いに離間できないようになっており、すなわち2つの部材は表面から突出させる部分のない強固な締結状態とすることができる。また2つの部材はお互いの相対的な配置や締結する箇所を任意かつ容易に設定、変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態である締結組立体として締結された2つのブロックを示す斜視図であり、(B)は2つのブロックの正面図であり、(C)はその側面図である。
【図2】挿入連結具の全体斜視図である。
【図3】(A)は、接触する2つのブロックで並列に配置する側面どうしをI金具を介してボルト締結した構成の正面図であり、(B)はその側面図である。
【図4】(A)は、接触する2つのブロックの連結面と端面をL金具を介してボルト結合した構成の正面図であり、(B)はその側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態である締結組立体で締結された2つの流体圧シリンダを示す斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態である締結組立体でマニホールドを締結されたスタッキングバルブを示す斜視図である。
【図7】(A)は第2の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である傾斜止め金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝および係合溝に傾斜止め金具を挿入した状態の正面図であり、(C)は(B)の7C−7C線に沿う挿入方向断面図である。
【図8】(A)は傾斜止め金具とそれに用いる位置決め板の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝および係合溝に位置決め板を組み込んで傾斜止め金具5を挿入した状態の正面図であり、(C)は(B)の8C−8C線に沿う挿入方向断面図である。
【図9】(A)は第3の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である拡大分割金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝と係合溝の内部に設置された拡大分割金具の正面図であり、(C)は(B)の9C−9C線に沿う挿入方向断面図である。
【図10】(A)は図9に示された拡大分割金具の変形例の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝と係合溝の内部に設置された変形例の拡大分割金具の正面図であり、(C)は(B)の10C−10C線に沿う挿入方向断面図である。
【図11】(A)は第4の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である楔分割金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝と係合溝の内部に締結状態で設置された楔分割金具の正面図であり、(C)は(D)における11C−11C線に沿う断面図であり、(D)は(B)の11D−11D線に沿う挿入方向断面図である。
【図12】(A)は第5の実施の形態の締結組立体に用いる連結具である傾斜分割金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝と係合溝の内部に締結状態で設置された傾斜分割金具の正面図であり、(C)は(D)における12C−12C線に沿う断面図であり、(D)は(B)の12D−12D線に沿う挿入方向断面図である。
【図13】(A)は第6の実施の形態の締結組立体に用いる連結具であるH金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝および係合溝の内部に締結状態で設置されたH金具の正面断面図である。
【図14】(A)は中間連結具の第1の変形例である平傾斜H金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝と係合溝の内部に設置された平傾斜H金具で(C)の14B−14B線に沿う正面断面図であり、(C)は(B)の14C−14C線に沿う平面断面図である。
【図15】(A)は中間連結具の第2の変形例である平丸H金具の全体斜視図であり、(B)は向かい合う1組の連通溝および係合溝の内部に設置された平丸H金具で(C)の15B−15B線に沿う正面断面図であり、(C)は(B)の15C−15C線に沿う平面断面図である。
【図16】係合溝が多角形の断面形状の例の正面図である。
【図17】係合溝が半円形の断面形状の例の正面図である。
【図18】係合面が連結面と平行でない例の正面図である。
【符号の説明】
1a,1b ブロック(2つの部材)
3c 連結面
6 連通溝
7 係合溝
8 挿入連結具(連結具)
9 係合面
11 係合片(第1、第2の係合片)
14 連結部
15 締結面
22 傾斜止め金具(連結具)
23 結合部分
24 連結分割溝
25 傾斜面
26 ねじ孔
27 外面
28 止めねじの先端
29 止めねじ(締結部材)
30 位置決め板
31 係止爪
32 拡大分割金具(連結具)
35 係合片分割溝
36 外側弾性変形部
37 内側弾性変形部
38 ねじ孔
39 皿頭ねじ(締結部材)
40 拡大分割金具の変形例(連結具)
41 ねじ孔
42 ねじ部材(締結部材)
46 楔分割金具(連結具)
47 楔金具
48 挟み金具(締結部材)
49,50 傾斜面
51 通過孔
52 ねじ孔
53 ボルトねじ(締結部材)
57 傾斜分割金具(連結具)
58a,58b 台形金具
59a,59b 傾斜面
60 通過孔
61 ねじ孔
62a,62b 連結部
63 H金具(連結具)
64 ねじ孔
65 止めねじ(締結部材)
67 収容溝
71 平傾斜H金具
72a,72b 係合片の端面
73 平丸H金具
74 円柱側面
101 I金具
102 L金具
103 挿入係合部材
104 ねじ孔
105 ボルトねじ
106 ボルトねじのヘッド
Wo 開口幅
Do 開口深さ
Wi 内部幅
Di 内部深さ
Wc 連結幅
Hc 連結高さ
Wf 係合幅
Hf 係合高さ
X 角度

Claims (10)

  1. それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材と、
    一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第1の係合片と、前記締結面に対向し合うとともに他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第2の係合片と、それぞれの前記係合片の幅よりも狭い幅を有しそれぞれの前記係合片を基端部で連結する連結部とを備える連結具と、
    それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片の先端部を弾性変形させる締結部材とを有し、
    2つの前記部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで前記連結具が2つの前記部材に埋め込まれてそれぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させるように押し付けることにより2つの前記部材を連結することを特徴とする締結組立体。
  2. 請求項1記載の締結組立体において、前記締結部材は前記締結面に平行な外面と前記係合片の先端面とを貫通して前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする締結組立体。
  3. 請求項1記載の締結組立体において、それぞれの前記係合片に先端部を外側弾性変形部と内側弾性変形部とに分離する切り込み部を形成し、前記締結部は前記外側弾性変形部と前記内側弾性変形部との間に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする締結組立体。
  4. 請求項1記載の締結組立体において、それぞれの前記係合片の先端に傾斜して形成された突き当て面に当接する突き当て面が形成された締結駒と、当該締結駒に形成されたねじ孔に前記連結部を形成された貫通孔を介してねじ結合するねじ部材とにより前記締結部材を形成することを特徴とする締結組立体。
  5. それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材と、
    一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成されるとともに先端に傾斜した突き当て面が形成され、他方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第1の連結部が一体に設けられた第1の係合片と、他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が前記第1の係合片の前記締結面に対して長手方向にずれて対向し合うとともに先端に前記突き当て面に当接する突き当て面が形成され、一方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第2の連結部が一体に設けられた第2の係合片とを有する連結具と、
    一方の前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合し、他方の前記係合片に前記ねじ孔よりも大径に形成された貫通孔を貫通し、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片を前記突き当て面に沿って移動させるねじ部材とを有し、
    2つの前記部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで前記連結具が2つの前記部材に埋め込まれてそれぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させるように押し付けることにより2つの前記部材を連結することを特徴とする締結組立体。
  6. それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材を連結する連結具であって、
    一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第1の係合片と、
    前記締結面に対向し合うとともに他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成された第2の係合片と、
    それぞれの前記係合片の幅よりも狭い幅を有しそれぞれの前記係合片を基端部で連結する連結部と、
    それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近する方向に前記係合片の先端部を弾性変形させる締結部材とを有することを特徴とする連結具。
  7. 請求項6記載の連結具において、前記締結部材は前記締結面に平行な外面と前記係合片の先端面とを貫通して前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする連結具。
  8. 請求項6記載の連結具において、それぞれの前記係合片に先端部を外側弾性変形部と内側弾性変形部とに分離する切り込み部を形成し、前記締結部は前記外側弾性変形部と前記内側弾性変形部との間に形成されたねじ孔にねじ結合するねじ部材であることを特徴とする連結具。
  9. 請求項6記載の連結具において、それぞれの前記係合片の先端に傾斜して形成された突き当て面に当接する突き当て面が形成された締結駒と、当該締結駒に形成されたねじ孔に前記連結部を形成された貫通孔を介してねじ結合するねじ部材とにより前記締結部材を形成することを特徴とする連結具。
  10. それぞれ連結面が形成され、それぞれの前記連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝およびそれぞれ前記連結面と平行な係合面を備えて前記連通溝に連なる係合溝が形成された2つの部材を連結する連結具であって、
    一方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成されるとともに先端に傾斜した突き当て面が形成され、他方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第1の連結部が一体に設けられた第1の係合片と、
    他方の前記部材の前記係合面に接触する締結面が前記第1の係合片の前記締結面に対して長手方向にずれて対向し合うとともに先端に前記突き当て面に当接する突き当て面が形成され、一方の前記部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第2の連結部が一体に設けられた第2の係合片と、
    一方の前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合し、他方の前記係合片に前記ねじ孔よりも大径に形成された貫通孔を貫通し、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片を前記突き当て面に沿って移動させるねじ部材とを有することを特徴とする連結具。
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