JP4185299B2 - 歯付プーリ - Google Patents

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    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/02Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts
    • F16H7/023Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts with belts having a toothed contact surface or regularly spaced bosses or hollows for slipless or nearly slipless meshing with complementary profiled contact surface of a pulley

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pulleys (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車エンジンのクランク軸に装着されて、このクランク軸の回転をカム軸に伝えるベルト伝動機構の一部を構成する歯付プーリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等のエンジンでは、そのクランク軸と、吸気弁及び排気弁を開閉するためのカム軸とに歯付プーリが装着され、両歯付プーリに歯付ベルトが掛巻されて、クランク軸の回転をカム軸に伝えるベルト伝動機構を構成している。
【0003】
この歯付ベルトは、弁側部材がカムの膨出部を乗り越えることにより、その張力が周期的に変動する。すなわち、弁側部材がカムの膨出部に乗り上げるときには、クランク側歯付プーリへの噛み込み側のベルト張力が大きくなり、弁側部材がカムの膨出部から下りるときには、クランク側歯付プーリからの噛み出し側のベルト張力が大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、歯付プーリへの噛み込み側のベルト張力が大きいときには、その張力によって噛み込み側のベルトが伸びて、プーリ歯にベルト歯が遅れ気味に噛み込むことになる。この場合、噛み込み部付近でベルト歯とプーリ歯先との干渉が起こり、プーリ歯及びベルト歯の噛み合った歯部のうち、噛み込み部付近の歯部の受ける力が大きくなる。一方、歯付プーリからの噛み出し側のベルト張力が大きいときには、その張力によって噛み出し側のベルトが伸びて、プーリ歯からベルト歯が早めに噛み出すため、噛み出し部付近の歯部の受ける力が大きくなる。
【0005】
特に、噛み込み側のベルト張力が最大(ピーク)になるとき、あるいは噛み出し側のベルト張力が最大(ピーク)になるときには、噛み合った各歯部が受ける力の総和が大きくなるだけでなく、各歯部が分担する力の不均一がより顕著になる。そのため、噛み込み部及び噛み出し部において、ベルト歯に特に大きな力が作用することになり、ベルト歯が痛められて、その寿命を低下させるおそれがある。
【0006】
本発明は、噛み合った歯部が分担する力の均一化を図り、ベルト歯の耐久性を向上させることができる歯付プーリを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、本発明は、歯付ベルトを掛巻して使用され、該歯付ベルトの張力が周期的に変動する歯付プーリにおいて、噛み込み側のベルト張力のピーク時にベルト歯への噛み込み部付近に位置するプーリ歯の回転方向前側にバックラッシュが拡大形成された歯付プーリを提供して、噛み込み部付近でのベルト歯とプーリ歯先との干渉を軽減するものである。
【0008】
この構成によれば、噛み込み側のベルト張力のピーク時に、噛み合った各歯部が分担する力の均一化を図って、噛み込み部付近のベルト歯の受ける力が特に大きくなることを防止することができる。
【0009】
つまり、噛み込み側のベルト張力のピーク時には、噛み込み側のベルトが伸びてプーリ歯にベルト歯が遅れ気味に噛み込むため、噛み込み部付近において、ベルト歯とプーリ歯の回転方向前側とが干渉し、噛み込み部付近のベルト歯の受ける力が特に大きくなりやすい。これに対して、プーリ歯の回転方向前側のバックラッシュ(隙間)を拡大して、ベルト歯の噛み込みの遅れを吸収することにより、ベルト歯とプーリ歯との干渉を軽減し、噛み込み部付近のベルト歯の受ける力を小さくすることができる。
【0010】
一方、噛み出し側のベルト張力のピーク時には、噛み出し側のベルトが伸びてプーリ歯からベルト歯が早めに噛み出すため、噛み出し部付近でのベルト歯とプーリ歯の回転方向後側との干渉が起こり、噛み出し部付近のベルト歯の受ける力が特に大きくなりやすい。
【0011】
これに対して、本発明は、歯付ベルトを掛巻して使用され、該歯付ベルトの張力が周期的に変動する歯付プーリにおいて、噛み出し側のベルト張力のピーク時にベルト歯からの噛み出し部付近に位置するプーリ歯の回転方向後側にバックラッシュが拡大形成された歯付プーリを提供し、噛み出し部付近でのベルト歯とプーリ歯先との干渉を軽減する。
【0012】
プーリ歯のうちのバックラッシュを拡大形成する歯部は、ベルト張力の変動周期に応じて選択すればよく、噛み込み側のベルト張力のピーク時にベルト歯への噛み込み部付近に位置するプーリ歯、あるいは噛み出し側のベルト張力のピーク時にベルト歯からの噛み出し部付近に位置するプーリ歯にバックラッシュを拡大形成する。
【0013】
各箇所においてバックラッシュを拡大形成するプーリ歯の歯数は、噛み合い歯数の50%以下として、バックラッシュを拡大形成しないプーリ歯の受ける力が大きくなりすぎないようにするのがよい。さらに、ベルト歯への噛み込み部付近、あるいはベルト歯からの噛み出し部付近における1歯〜3歯にバックラッシュを拡大形成すれば、ベルト歯とプーリ歯との干渉の影響が特に大きい箇所だけにバックラッシュを拡大形成して、全体の噛み合いがくずれないようにすることができ、より好適である。
【0014】
バックラッシュの好適な拡大幅は、ベルトの歯ピッチ及びベルト張力によって異なるが、プーリ歯間の歯溝幅の10%以下とすればよく、この範囲内において、各プーリ歯ごとに異なる拡大幅に設定してもよく、同一の拡大幅に設定してもよい。なお、バックラッシュの拡大幅は、歯溝幅の1%以下ではその効果を得にくく、歯溝幅の10%以上では噛み合いがくずれやすくなるため、バックラッシュの拡大幅をプーリ歯の歯溝幅の1%〜10%に設定すればより好適である。
【0015】
ここで、歯溝幅とは、歯溝中心線上における歯溝深さの1/2点を通り、プーリの回転中心軸及び歯溝中心線に直交する直線(ピッチ円の接線と平行な直線)上における歯溝の幅のことをいう。また、バックラッシュの拡大幅とは、歯溝幅を設定する直線の方向におけるバックラッシュの拡大部の幅のことをいう。
【0016】
この歯付プーリをエンジンのクランク軸に装着して、クランク軸の回転をカム軸に伝えるベルト伝動機構の一部を構成すれば、本発明の好適な態様を提供することができる。ここで、4サイクルエンジンでは、クランク軸が2回転する間にカム軸が1回転するように、クランク側歯付プーリの歯数がカム側歯付プーリの歯数の2倍に設定され、クランク側歯付プーリとの噛み合いにおいて、ベルト歯がより大きな力を受けるようになっており、本発明の歯付プーリをクランク軸に装着すれば、より効果的にベルト歯の耐久性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る歯付プーリの実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の歯付プーリの断面図であり、図2(a)はドライブ側にバックラッシュを拡大形成したプーリ歯の拡大断面図、図2(b)はドリブン側にバックラッシュを拡大形成したプーリ歯の拡大断面図、図3は図1の歯付プーリを備えたベルト伝動機構の構成図である。
【0018】
図1及び図2に示すように、この歯付プーリ1は、その外周にプーリ歯2が形成されてなる。プーリ歯2のうち、一部のプーリ歯2aのドライブ側(回転方向前側)には、切削等により、ドライブ側バックラッシュ3aが拡大形成され、他の一部のプーリ歯2bのドリブン側(回転方向後側)には、ドリブン側バックラッシュ3bが拡大形成されている。これらのバックラッシュ3a、3bの拡大幅は、プーリ歯2の間の歯溝幅の1%〜10%とされる。
【0019】
ドライブ側バックラッシュ3aは、連続する2つのプーリ歯2aに拡大形成されて、ドライブ側バックラッシュ群4aを構成し、ドリブン側バックラッシュ3bは、連続する2つのプーリ歯2bに拡大形成されて、ドリブン側バックラッシュ群4bを構成している。これらのバックラッシュ群4a、4bは等間隔で交互に配置され、歯付プーリ1の外周に合計4つのバックラッシュ群4a、4bが形成されている。
【0020】
図3に示すように、歯付プーリ1は、4気筒4サイクルエンジンのクランク軸に設けられ、吸気弁及び排気弁を開閉するためのカム軸に、カム側歯付プーリ5が設けられる。これらの歯付プーリ1及びカム側歯付プーリ5には歯付ベルト6が掛巻され、図3における時計回りに回転してクランク軸の回転をカム軸に伝えるベルト伝動機構7が構成される。なお、図1中の8はテンショナーである。
【0021】
このベルト伝動機構7は、弁側部材がカムの膨出部を乗り越えるときに、その歯付ベルト6のベルト張力が変動する。すなわち、弁側部材がカムの膨出部に乗り上げるときには、歯付プーリ1への噛み込み側(図3では右側)のベルト張力(Tt)が大きくなり、弁側部材がカムの膨出部から下りるときには、歯付プーリ1からの噛み出し側(図3では左側)のベルト張力(Ts)が大きくなる。
【0022】
この張力変動をクランク角度(クランク軸の回転角)との関係で示すと図4のようになる。つまり、図4はクランク角度と歯付ベルトの有効張力との関係を示す図であり、横軸がクランク角度(°)を示し、縦軸が有効張力を示す。ここで、有効張力は、歯付プーリ1への噛み込み側のベルト張力(Tt)と、歯付プーリ1からの噛み出し側のベルト張力(Ts)との差(Tt−Ts)である。
【0023】
図4に示すように、4気筒4サイクルエンジンでは、クランク軸が2回転する間に、カムの回転により4回の張力変動が生じ、クランク角度に応じた有効張力(Tt−Ts)の周期的な変動が起こる。この有効張力(Tt−Ts)は、略サインカーブを示し、プラス側(噛み込み側のベルト張力が大きいとき)及びマイナス側(噛み出し側のベルト張力が大きいとき)に、それぞれ4つ(合計8つ)のピークが180°(90°)間隔で現れる。
【0024】
次に、ベルト張力のピーク時におけるプーリ歯2とベルト歯9との噛み合いについて説明する。図5はプラス側ピーク時のプーリ歯とベルト歯との噛み込みを示す図で、(a)はドライブ側バックラッシュを拡大形成しない場合を示し、(b)はドライブ側バックラッシュを拡大形成した場合を示す。
【0025】
図6はベルト歯と噛み合った各プーリ歯が受けるベルト歯荷重分担を示す図で、(a)は有効張力のプラス側ピーク時を示し、(b)は有効張力のマイナス側ピーク時を示す。図6では、歯No.7付近〜歯No.17付近のプーリ歯2がベルト歯9と噛み合っており、実線はバックラッシュ3a、3bを拡大形成しない場合を示し、破線はバックラッシュ3a、3bを拡大形成した場合を示す。
【0026】
有効張力のプラス側ピーク時には、噛み込み側のベルト張力(Tt)が大きくなって噛み込み側のベルトが伸ばされ、プーリ歯2にベルト歯9が遅れ気味に噛み込むことになる。ドライブ側バックラッシュ3aを拡大形成しない場合には、図5(a)に示すように、噛み込み部においてプーリ歯2のドライブ側とベルト歯9とが干渉し、図6(a)の実線に示すように、噛み込み部付近のプーリ歯2(歯No.7付近)に大きな力(ベルト歯荷重)が作用する。
【0027】
また、有効張力のマイナス側ピーク時には、噛み出し側のベルト張力(Ts)が大きくなって噛み出し側のベルトが伸ばされ、プーリ歯2からベルト歯9が早めに噛み出すことになる。図示しないが、ドリブン側バックラッシュ3bを拡大形成しない場合には、噛み出し部においてプーリ歯2のドリブン側とベルト歯9とが干渉し、図6(b)の実線に示すように、噛み出し部付近のプーリ歯2(歯No17付近)に大きな力(ベルト歯荷重)が作用する。
【0028】
これに対して、歯付プーリ1の外周には、ドライブ側バックラッシュ群4a及びドリブン側バックラッシュ群4bがそれぞれ2つずつ等間隔で形成されており、クランク軸が2回転する間に、ドライブ側バックラッシュ群4aが噛み込み部に4回位置し、ドリブン側バックラッシュ群4bが噛み出し部に4回位置するようになっている。
【0029】
バックラッシュ群4a、4bは、有効張力のプラス側ピーク時に、ドライブ側バックラッシュ群4aが噛み込み部に位置し、有効張力のマイナス側ピーク時に、ドリブン側バックラッシュ群4bが噛み出し部に位置するように配置され、図5(b)に示すように、有効張力のピーク時にプーリ歯2a、2bとベルト歯9との干渉を軽減する。
【0030】
図6の破線に示すように、ドライブ側バックラッシュ群4a及びドリブン側バックラッシュ群4bにより、噛み合った各プーリ歯2が受ける力(ベルト歯荷重)の分布がより均一化される。これに伴って、噛み込み部付近あるいは噛み出し部付近のプーリ歯2a、2bに大きな力が作用することを防止でき、ベルト歯9がプーリ歯2から受ける力を小さくすることができる。なお、連続する2つのプーリ歯2a、2bに形成したバックラッシュ3a、3bでバックラッシュ群4a、4bを構成するため、全体の噛み合いをくずすことはない。
【0031】
ここで、プーリ歯が受ける力の測定方法について説明する。図7はプーリ歯が受ける力の測定方法を示す図で、(a)は歯付ベルトを掛巻した歯付プーリの断面図、(b)は力を測定するプーリ歯の拡大断面図である。図に示すように、歯付プーリ1を回転軸10に装着して、歯付ベルト6を掛巻する。
【0032】
1つのプーリ歯2は、隣接するプーリ歯2と分割され、ドライブ側又はドリブン側に力を受けることにより周方向にたわむようになっており、その根元に貼付された歪みゲージ11からの信号に基づいて、ベルト歯9から受ける力が算出される。回転軸10を回転させることにより、各位置におけるプーリ歯2の受ける力の大きさが測定される。
【0033】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内のおいて、適宜変更を加えることができる。例えば、歯付プーリ1に、ドライブ側バックラッシュ3a及びドリブン側バックラッシュ3bの両方を設ける必要はなく、いずれか一方だけを設けてもよく、同一のプーリ歯2a、2bにドライブ側バックラッシュ3a及びドリブン側バックラッシュ3bの両方を設けてもよい。
【0034】
また、歯付プーリ1は、4気筒4サイクルエンジンのクランク軸に設けるだけでなく、ベルト張力が周期的に変動するものであればどのようなものに設けてもよく、3気筒や6気筒エンジンのクランク軸に設けてもよい。この場合、バックラッシュ群4a、4bは、ベルト張力のピーク時に、噛み込み部又は噛み出し部に位置するように配置すればよい。
【0035】
バックラッシュ群4a、4bを構成するバックラッシュ3a、3bは、連続する2つのプーリ歯2a、2bに拡大形成するだけでなく、その歯数は特に限定されないが、1歯〜3歯のプーリ歯2a、2bに拡大形成すれば特に好適である。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明では、変動するベルト張力のピーク時に、噛み込み部付近あるいは噛み出し部付近に位置するプーリ歯にバックラッシュを拡大形成するため、噛み込み部付近あるいは噛み出し部付近のベルト歯に大きな力が作用しないようにすることができる。
【0037】
その結果、ベルト歯の耐久性を向上させてベルトの寿命を長くすると共に、ベルトスパン振動を低減し、異音発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯付プーリの断面図
【図2】(a)はドライブ側にバックラッシュを拡大形成したプーリ歯の拡大断面図であり、(b)はドリブン側にバックラッシュを拡大形成したプーリ歯の拡大断面図
【図3】図1の歯付プーリを備えたベルト伝動機構の構成図
【図4】クランク角度と歯付ベルトの有効張力との関係を示す図
【図5】プラス側ピーク時のプーリ歯とベルト歯との噛み込みを示す図で、(a)はドライブ側バックラッシュを拡大形成しない場合を示し、(b)はドライブ側バックラッシュを拡大形成した場合を示す
【図6】ベルト歯と噛み合った各プーリ歯が受ける力の分担を示す図で、(a)は有効張力のプラス側ピーク時を示し、(b)は有効張力のマイナス側ピーク時を示す
【図7】プーリ歯が受ける力の測定方法を示す図で、(a)は歯付ベルトを掛巻した歯付プーリの断面図、(b)は力を測定するプーリ歯の拡大断面図
【符号の説明】
1 歯付プーリ
2 プーリ歯
3a ドライブ側バックラッシュ
3b ドリブン側バックラッシュ
4a ドライブ側バックラッシュ群
4b ドリブン側バックラッシュ群
6 歯付ベルト
7 ベルト伝動機構
9 ベルト歯

Claims (4)

  1. 歯付ベルトを掛巻して使用され、該歯付ベルトの張力が周期的に変動する歯付プーリにおいて、噛み込み側のベルト張力のピーク時にベルト歯への噛み込み部付近に位置するプーリ歯の回転方向前側にバックラッシュが拡大形成され、前記バックラッシュを拡大形成するプーリ歯は、前記ベルト歯と噛み合ったプーリ歯のうち、前記ベルト歯への噛み込み部から1歯〜3歯とされたことを特徴とする歯付プーリ。
  2. 歯付ベルトを掛巻して使用され、該歯付ベルトの張力が周期的に変動する歯付プーリにおいて、噛み出し側のベルト張力のピーク時にベルト歯からの噛み出し部付近に位置するプーリ歯の回転方向後側にバックラッシュが拡大形成され、前記バックラッシュを拡大形成するプーリ歯は、前記ベルト歯と噛み合ったプーリ歯のうち、前記ベルト歯からの噛み出し部から1歯〜3歯とされたことを特徴とする歯付プーリ。
  3. 前記バックラッシュの拡大幅は、歯溝幅の10%以下とされたことを特徴とする請求項1又は2記載の歯付プーリ。
  4. エンジンのクランク軸に装着され、該クランク軸の回転をカム軸に伝えるベルト伝動機構の一部を構成することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の歯付プーリ。
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