JP4184273B2 - 電機変換器、線形コンプレッサ及び無線送信アンテナ - Google Patents

電機変換器、線形コンプレッサ及び無線送信アンテナ Download PDF

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Description

本発明は、電機変換器、すなわち、線形電動機及び線形発電機に関する。特に、本発明は、例えば、無線送信アンテナを冷却するために使用されるような冷却装置またはクーラの線形コンプレッサに使用される電動機及びスターリング(Stirling)・エンジンにより駆動されるような発電機に関する。
本発明の線形電機変換器は、スターリング・サイクル・クーラまたはパルス・チューブ・クーラを特に駆動するバルブレス・コンプレッサ、例えば、家庭用及び産業用の「フレオン」型冷却装置、Gifford McMahon(GM)クーラ及び、例えば、医療用のクリーン循環システム用のオイルレス・ガス・コンプレッサ、ポンプのモータとして使用してもよい。
これらの用途で以前使用された線形モータは、他の構成要素と合体される標準的な構成要素ではない。一般的に、それらはカスタム設計となっている。線形電動機を必要とする広範囲の用途のために特定要件に合うようにされたある範囲の電動機設計は、既に存在する。これらには、移動コイル、移動磁石及び移動鉄の各設計が含まれている。この範囲の現存の電動機設計に関わらず、大規模低コスト製造に真に適した設計は、欠如している。本発明は、このギャップを埋めようとするものである。
従来技術の移動コイル線形電動機は、高製造原価をもたらす可撓の電流リード線及び多量の磁石材料を必要とする。
従来技術の移動磁石・移動鉄心線形電動機は、一般的には、各々、空隙とその空隙に磁束を発生させる電気コイルを有する環状のコアにより形成された幾つかの磁気回路からなっている。これらの空隙は、これらの空隙内に受けられる電機子の移動方向に沿って整列されている。電機子は、鉄または永久磁石または電磁石であってもよい。しかし、これらの電動機は、一般的には、頑丈さが欠如しているか、または線形の機械テクノロジの他の態様とあまり両立しない複雑な構成を有している。
本発明は、特に、電機変換器の要素の形状、特に、この電機変換器の磁気回路が電機子の移動方向に沿って近接配置することを可能にするコイル用のコアに関する。
本発明によれば、第1の磁束路を提供すると共に第1の空隙を画定する第1のコアと、
前記第1のコアの一部の周りに配置された少なくとも1つの第1の静止コイルと、
第2の磁束路を提供すると共に第2の空隙を画定する第2のコアと、
前記第2のコアの一部の周りに配置された少なくとも1つの第2の静止コイルと、
前記第1の空隙と前記第2の空隙とを介して長手軸に沿って線形運動できるように配置された第1の電機子とを有し、
前記第1の空隙と前記第2の空隙は、前記長手軸が前記第1の空隙と前記第2の空隙を通るように互いに隣接し隔離関係に配置され、
前記少なくとも1つの第1の静止コイルと前記少なくとも1つの第2の静止コイルは、前記長手軸が存在する長手平面の相対向する側に配置されている電機変換器が提供される。
電機子の長手軸が存在する長手平面の相対向する側に、第1の静止コイルと第2の静止コイルを位置決めすることにより幾つかの利点が得られる。この結合構成によれば、かさばった第1の静止コイルと第2の静止コイルは、電動機の長手軸の移動方向に少なくとも一部重なる場合があるので、第1の空隙と第2の空隙は、共に接近配置することができるという利点が得られる。長手軸にそれらの第1の空隙と第2の空隙を接近して位置決めすることにより、電機子の更に効率的な使用、移動質量の減少、更にコンパクトな設計が得られる。第1のコアと第2のコアの周りにコイルを設けたことは、永久磁石及び移動鉄の設計のために電機子がコイルを必要とせず可撓性ある電流リード線が必要とされないということを意味する。本発明における磁気回路は、不所望の空隙を最小にし、従来技術における多くの線形電動機よりも磁石材料を更に効率的に使用している。最後に、このような電機変換器の構造は、従来技術の電機変換器の多くのものよりも簡単である。
コアにおける磁束路は、単一平面(すなわち、平面形状)内にあり、従って、シート金属から容易に打ち抜くことができる層状コアを製造することが可能となる。
第1の磁束路と第2の磁束路は、長手平面のほぼ対向側に存在するように位置決めされることが好ましい。
こうして、効率のために電機変換器の大きさを更に減少し、第1の空隙と第2の空隙との間の距離を極小化し、コアの形状を最大にすることが可能となる。更に、こうしてコアが位置決めされると、第1のコイルと第2のコイルの大きさは第1の空隙と第2の空隙との間の距離を小さく維持する必要により制限されることはない。
電機子は、特に構成が簡単でより安い製造原価を提供するようにほぼ矩形の断面を有してもよい。電機子が永久磁石から作られるならば、この形状により、電機子を正しい方向に磁化することは容易となる。または、電機子は、1つ以上のコイルと軟鉄コアを備えた少なくとも1つの電磁石を有してもよい。可撓の電流リード線は、電流をコイルに導くために必要となる。
少なくとも1つの第1の静止コイルが2つの静止コイルを有し、少なくとも1つの第2の静止コイルが2つの静止コイルを有する場合、第1の静止コイルと第2の静止コイルの両方は、円筒状のハウジング内の空間を良好に使用するように配置することができる。
電機子は、コイルを備えた電機子と必要とされた可撓の電流リード線の必要が除去されるように永久磁石を有することが好ましい。
好都合にも、この電機変換器は、可変リラクタンスの電動機で、電機子は、高透磁率の軟磁性体からなり、従って、高価な永久磁石材料の必要が除去される。
本発明の電機変換器は、第3の磁束路を提供すると共に第3の空隙を画定するための第3のコアを更に有してもよい。この場合、第3の空隙は、長手軸が第3の空隙を通るように第2の空隙に隣接し離隔した関係で配置されている。このような場合、少なくとも1つの第1の静止コイルは、第3の空隙を横切って磁界を発生するために第3のコアの一部の周りに配置されてもよい。
このような構成は、線形電動機の電機子の移動長を増大してもよいので、有益な場合がある。
更に、本発明の電機変換器は、第4の磁束路を提供すると共に第4の空隙を画定するための第4のコアを更に有してもよい。この場合、第4の空隙は、長手軸が第4の空隙を通るように第3の空隙に隣接して離隔した関係に位置決めされている。このような場合、少なくとも1つの第2の静止コイルは、第4の空隙を横切って磁界を発生させるために第4のコアの一部の周りに配置してもよく、従って、電機変換器の電機子の移動長は、さらに増大してもよい。
あるいは、電機子要素の追加の場合、電機変換器のパワーは、この電機変換器の直径を増大せずに増加することができる。
電機子は、長手軸の方向において第2の空隙のほぼ長さだけ離隔されている第1の電機子と第2の電機子を有するキャリッジを備えることが望ましい。これにより磁束鎖交の全変化が増大され、従って、パワー取り扱い能力が増大される。この能力の増大は、電動機の直径、コイルの数またはコイルに電流を供給する制御システムの複雑さを増大せずに達成することができる。
第1および第2の電機子は、高透磁率軟磁性体より成る永久磁石または電磁石であってもよく、キャリッジは、磁石である第3の電機子を有してもよい。この第3の電機子は、第1の電機子と第2の電機子とは逆方向に分極化されて、第1の電機子と第2の電機子との間に位置決めされている。これにより、線形電機変換器のパワー取り扱い能力が更に増大される。
もちろん、上記の第1、第2、第3、第4のコアと同じ方法で任意の数のコアを設けて全て接続してもよい。
電機変換器は、少なくとも1つの第1の静止コイルと第2の静止コイルがそれぞれ第1の空隙と第2の空隙を横切って磁界を発生するためのものであり、第1の電機子は、発生された磁界に応答して線形運動ができるように配置されている線形電動機として動作するように構成されてもよい。
本発明は、このような線形電動機を備えた線形コンプレッサを提供もする。
本発明は、このような線形コンプレッサを備えた冷蔵庫を提供もする。
電機変換器は、線形発電機として動作するよう構成されてもよい。
次に本発明を単に例として添付図面に関して記載する。
図面において、類似の参照数字は類似の部分を表示するために使用される。
図1は、線形の電動機または発電機として使用してもよい電機変換器を示す。この装置は、第1の磁束路17を提供すると共に第1の空隙11を画定する第1のコア10を有している。特に、第1の極片12と第2の極片14は、両方とも第1のコア10の一部であって、それらの相対向する面の間に第1の空隙11を画定している。この好適な実施例の相対向面は、ほぼ平行である。コア10、20の全ての要素は、高透磁率の軟磁性体からなる。この軟磁性体は、渦電流損とヒステリヒス損が低いことが好ましい。この例は、変圧器の積層鉄または鉄粉合成物である。
この積層鉄の場合、これらの積層鉄は、極片12、14の積層鉄に入る磁束がそのコアの周りのその通路の積層鉄内に主に留まるように形成されている。すなわち、図2において積層鉄は、本紙の面内にある。
第1の空隙11は、第1の電機子50が極片12、14の表面間に位置決めできるような寸法である。第1の電機子50が第1の空隙11に位置決めされると、(極片12、14を含む)第1のコア10と第1の電機子50を含む第1の磁気回路は完結される。
磁界は、第1のコア10の一部の周りに巻かれた少なくとも1つの第1の(導電)コイル15、16を通して電流を流すことにより第1の空隙11を横切り発生される。図1に示した実施例では、2つの第1のコイル15、16が第1のコア10の一部を包囲するよう設けることができる。2つの第1のコイル15、16は、第1の空隙11から等距離のところに位置決めされているが、必ずしもそうとは限らない。電流は、第1のコイル15、16を通して流れるときに、これら第1のコイル15、16は、極片12、14の相対向面間に磁界を発生する。その発生された磁界は、第1の電機子50に対し力を発生する。この力は、電機子の種類とその磁極化の方向に依存して第1の空隙11内にまたはこの第1の空隙11から第1の電機子50を移動させる傾向がある。
第1のコア10の断面は、コア材料のために受容可能な磁束密度を与えるよう選択される。これにより、この設計においては一般的にコアの断面は、一定となる。この断面は、電機子と空隙において磁束密度がより低くなり得るように極片のところで局部的に増大してもよい。
第2のコア20は、また2つの極片22、24をも有するが、まさに第1のコア10のように、第2の磁束路を提供すると共に第2の空隙21を画定している。第1の電機子50が、第2の空隙21に存在すると、第2の磁気回路は、完結される。少なくとも1つの第2のコイル25、26は、第2のコア20の周りに巻かれている。電流が少なくとも1つの第2のコイル25、26を流されると、磁界が電機子50を駆動するために第2の空隙21を横切って発生される。図示の実施例では、2つの第2のコイル25、26は、極片22、24から、従って、第2の空隙21から等距離のところの第2のコア20の一部の周りに示してある。電流がこれらの第2の電気コイル25、26を流されると、磁界が第2の空隙21を横切って発生される。この磁界は、第1の電機子50に対し力を発生する。この力は、電機子の種類及び磁極化の方向に依存して空隙21の中にまたは外へ第1の電機子50を移動させる傾向がある。
図1に示した実施例では、第1の電機子50は、Zとして示した長手軸上を移動する。この長手軸は、線形電動機の長手軸である。線形電動機の長手軸Zは、電機子50の中心を通り、長手軸Zが第1および第2の空隙11、21を通るように互いに隣接して離隔した関係で位置決めされているということが理解される。
使用の場合、第1の電機子50は、第1の空隙11から第2の空隙21へ及びその逆に長手軸Zに沿って移動する。これは極片12、14、22、24の相対向面が長手軸Zにほぼ平行に存在するように配置することにより達成される。第1の空隙11、第2の空隙21は、矩形形状を有するものとして示してあるが、これらの空隙は、電動機の長手軸Zに沿って伸びる任意の二次元形状とすることができる。
図1の線形電動機の長手軸Zに沿う平面図である図2でわかるように、長手軸Zが存在する(図示のようにページに直角な)長手平面YZは、第1の磁気回路と第2の磁気回路を形成する要素のために対称線を提供する。もちろん、第1の磁気回路は、図示のように第2の磁気回路の上に配置されている。第1のコイル15、16と第2のコイル25、26は、長手平面YZの相対向側に配置されている。この配置形態により、第1のコア10の極片12、14は、第2のコア20の極片22、24に接近配置することができる。このことは、これらの極片が共通の電機子を効果的に共有するために必要なことである。このことは、かさばるコイル15、16、25、26を収容して実際的な形状を維持しながら達成される。この結果として得られ低温冷却装置(cryocooler)で使用される装置は、一般的には80mmの全直径、35mm長及び約300gの重量がある。
この好適な実施例のコア10、20は、それぞれの磁束路が重なりを最小にするために互いに向きを変えるように形成されている。最良の発散角度(angle of divergence)は、中心線から約45°である。それは、この角度がコイル15、16、25、26に対して最大の空間を与えるからである。1つのコイルから他のコイルへ磁束を導く帰還路は、電機変換器の必要な断面及び最小の全直径により規定される曲線に従う。
コア10、20、30、40は、長手軸Zが存在する長手平面の相対向側に静止コイル15、16、25、26を位置決めできる限り、どのような形状を持ってもよい。例えば、コア10、20、30、40は、矩形形状で、その4つの辺の1つに空隙を持つものであってもよい。このような場合、各コイルは、その空隙から離れてその矩形の各片の周りに位置決めされる。各コイルは、互いに重ねられずに長手平面YZの相対向側に重ねられるので、コア内の空間は、コイルの大きさを増大するために効果的に使用してもよい。これは、コイルが互いに重ねられる場合には可能ではない。空間を利用するためには、コイル15、16、25、26は、矩形以外の断面形状を持つものであってもよい。コアの形状を変えると、より大きなコイルを使用する能力を得ることもできる。例えば、図2から最もよくわかるように、他の形状のコアの場合、基本的な矩形形状の上に三角形の断面の余分な巻き線(点線で示す)を加えるための十分な空間がコア内に存在する。更に充填比(fill factor)を増大するために、コイルは、平線で巻かれてもよい。
この線形電動機の構造は、簡単なまま維持される。それは、第1の磁気回路を含む要素が長手平面YZの一方の側に設けられ、第2の磁気回路の要素が長手平面の別の側にほぼ設けられるという点を除き、第1の磁気回路を含む要素と第2の磁気回路を含む要素は、同一であるからである。事実上、第2の磁気回路の要素は、第1の磁気回路の要素に対し鏡像の向きをしている。従って、第1のコア10、第2のコア20は、第1の磁束路と第2の磁束路が長手平面YZのほぼ相対向側に、かつ、この長手平面YZにほぼ直角になるように位置決めされている。従って、その2つの磁気回路は、各々、主にXY平面に磁束路を有するように位置決めされている。それら磁気回路の磁束路が主に互いに異なる半円筒を占有するようにそれら磁気回路は、長手平面YZの周りに交互配置となる。もちろん、磁束路を形成する要素の類似性により、余分な磁気回路は、容易に(以下に記載するように)加えることができ、それにより、電機変換器のパワーを増大または電機子の移動長を増大させることができる。
従って、この形状配置により、極片12、14、22、24の周りの小さな領域を除き、その2つの磁束路は、良好に分離することができる。極片12、14は、実際極片22、24に接触することができるが、実際には隣接のコア10と20との間で過度の磁束が流れるのを防止するために小さな軸方向の間隙が望ましい。この方法での磁束の漏洩は、電動機力を減少する。
図2から、特に図3からわかるように、第1の電機子50は、ほぼ矩形断面を有している。図3は、図1の線形電動機の長手平面YZで得た断面である。図3からわかるように、第1のコア10、第2のコア20のノード12、14、22、24の相対向面は、長手平面にほぼ平行である。空隙11、21は、第1の電機子50が移動できる電動機の長手軸Zに沿う通路を形成するように整列されている。従って、電機子50は、両磁気回路に共通であるということがわかる。
第1の電機子50が第1の空隙11にある時に、極片12、14と第1の電機子50との間の間隙は、その磁気回路における付加的な空隙である。この空隙が小さくなればなるほど、この空隙を介して磁束を駆動する場合に消費されるエネルギは、少なくなり、線形の電動機または発電機はより効率的になる。同じことが第2の磁気回路についても言える。図1に示した装置の平面形状の場合、特に電機子が簡単であるので、高効率の発電機またはエンジンを製作するために各要素は、低価格高許容度で製造することができる。
電機子と極片との間の一般的な間隙は、30W電動機の場合、0.25mmの範囲にある。
図3から分るように、第1の電機子50は、第1の(上部)空隙11の上面と第2の(下部)空隙21の底面との間の距離の長手軸上の長さのほぼ半分である。
図3では、第1の電機子50は、永久磁石を有している。従って、図示の線形電動機は、「磁束切り替え」機である。この磁石は、Y方向に、すなわち、極片12、14の1つの面から他の面へ向かう方向に分極化され、従って、第1の空隙11を横切る方向にある。第1の空隙11から第2の空隙21への第1の電機子50の長手軸Z上での軸方向の移動により、第1の電機子50の永久磁石の磁束は、第1のコア10の第1の磁気回路から第2のコア20の第2の磁気回路へ切り替えられる。
この線形電動機の永久磁性磁石バージョンにおいて第1の電機子50用に使用される磁性材料の簡単な矩形形状は、製造及び磁化が容易で安価である。電機子は、その負荷に直結されてもよく、後で記載する簡単な吊設手段を必要とするだけである。従って、第1の電機子50は、小さな移動質量と簡単な構造を有する。この実施例の電機子は、1つ以上のコイルと永久磁石よりもむしろ軟鉄コアとを備えた少なくとも1つの電磁石を有してもよい。このような場合、可撓電流リード線はコイルに電流を導くために必要とされる。電磁石は、より大きな装置に利用されるに適している。電磁石の電機子を備えた電動機の動作は、永久磁石の電機子の場合と同じである。
動作において、第1のコア10のコイル15、16は、電流が流れて第1の電機子50の磁石が第1のコア10から反発されるように電源に接続される。同時に、第2のコア20のコイル25、26は電流が流れて第1の電機子50の磁石が第2のコア20に吸引されるように電源に接続される。従って、この2つの回路は、長手軸Zに沿う力を発生するよう組み合わされる。電流の向きを逆転すると、この線形の電動機の長手軸Zに沿う逆方向の力が発生する。従って、コイルを通る交流電流は、例えば、線形コンプレッサにパワーを与えるために使用することができる交互の力を発生する。一般的には、この線形電動機は、10mmのストロークを有して約75Hzで動作する。エンジンは、約28Wの出力軸パワーを持ち約80%の効率である。
図3a、図3b、図3cは、上死点、中間ストローク及び下死点にそれぞれ位置決めされている3つの状況を示す。図4は、垂直軸に沿う各磁気回路の磁束変化、水平方向における電動機の長手軸Z上の第1の電機子50の磁石の位置を示す。分るように、第1のコア10により提供される磁束路の周りに流れる第1の磁気回路の磁束は、第1の電機子50が上死点位置にある時に最大となり、第2のコア20により提供される磁束の周りに流れる第2の磁気回路の磁束は、その位置において最小である。下死点位置では、各磁気回路の磁束レベルは逆転される。第1の電機子50が中点を通る時、各磁気回路の磁束レベルは等しい。
図4に与えた軸方向位置の場合の磁束変化は、予期される一般的な特徴を示す。磁束変化率は、中点近くで最大で、上死点、下死点に向かって減少する。磁束が変化する実際の通路は、例えば、極片12、14と第1の電機子50との間の間隙に小さな変化を与えるように、形状を細かに調整することにより、例えば、極片12、14をそれぞれの軸長に沿って形成することによりある程度制御することができる。
与えられた電流に関し発生される軸方向力は、磁束の変化率、従って、この曲線の傾斜に比例する。磁束変化率の制御は、例えば、不所望の高調波の発生を制御する場合に有用となり得る。
電機子50が永久磁石または電磁石の時に、この線形電動機を駆動する回路は、第1の電機子50を駆動するようにコイル15、16、25、26を通して電流を駆動する従来の方法で設計されている。これらのコイルは、この特定の実施例により決定される種々の方法で共に電気的に接続されてもよい。
図1に示した線形電動機の構成は、電機子50が鉄のような高透磁率の軟磁性体からなる可変リラクタンス線形電動機として使用されてもよい。この軟磁性体は、例えば、渦電流損及びヒステリシス損が小さく、例えば積層の変圧器鉄芯を有することが望ましい。
従って、この線形電動機が可変のリラクタンス電動機として使用される時、その電機子は、軟高透磁率の矩形材料からなる単一片であってもよい。この電機子は、製造が容易で廉価であり、磁石は、必要とされない。このモータは、悪環境で、例えば、高温で動作するよう設計することができる。
この可変リラクタンス機では、鉄の電機子50の移動により、第1のコア10と第2のコア20に関連した2つの磁気回路のリラクタンスが変化する。第1の電機子50が中点位置にある場合、両方の磁気回路は、名目上同一のリラクタンスを有する。移動部材が第2の空隙21を去って更に第1の空隙11に入ることにより第1の磁気回路と更に係合する時、第2のコア20に関連した第2の磁気回路のリラクタンスは増大し、第1のコアに関連した第1の磁気回路のリラクタンスは減少する。移動方向を反転すると、この2つの磁気回路におけるリラクタンス変化が反転する。
第1のコイル15、16が付勢され、第2のコイル25、26が付勢されないままとなると、第1の磁気回路のリラクタンスが減少するように第1の空隙11に向かう方向において軟高透磁率の第1の電機子50に力が加わる。この力は、空隙の体積に対する空隙エネルギの依存性によるものであり、リラクタンスが減少すると空隙エネルギも減少し、第1の電機子50に対して仕事がなされる。
第2のコイル25、26を通して電流を流すことにより第2の磁気回路が付勢されコイル15、16がオフに切り替えられると、力は反転する。
従って、第1および第2の磁気回路が交互にオン、オフされると、線形コンプレッサを駆動するために使用することができる第1の電機子50に対して交互の力が発生されることが分る。図12は、これを達成し得る簡単な回路を示す。交流は、第2のコイル25、26と並列配置の第1のコイル15、16を通して流される。コイル15、16は、第1のダイオード18と直列に配置され、第2のコイル25、26は第2のダイオード28と直列に配置されている。第1のダイオード18と第2のダイオード28の向きは逆である。従って、交流電圧が加えられると、第1のダイオード18、第2のダイオード28は、交互に半サイクル導通してモータに交互の力を発生する。リラクタンス・モータの分野において公知のコイル15、16、25、26で適当な切り替えを生じさせる多くの種々の試みが存在するということが理解される。
第1の電機子50が高透磁率の軟磁性体からなり、コア10、20とコイル15、16、25、26が図1から図3に示したように配列されると、この装置は、適切な電子回路が移動部材の移動と同期される場合、可変リラクタンス発電機として使用してもよい。電機子が永久磁石材料または図3に示し、かつ、上に述べた方向に分極化された電磁石からなる場合、この電磁石の移動により各磁気回路と通る磁束が変化され、従って、変化する磁束漏洩がコイルに誘導電圧を発生させる。
数組のコア10、20と関連するコイル15、16、25、26は、電機子力を増大させるか電機子50の移動を増大させるために、直列に次々と配置してもよいということが理解される。
図5は、電機子50により及ぼされる力が2倍にされ、一方、コイル115、116、125、126の数は、同一のままである実施例を示す。この実施例では、第3のコア30が(図示のように)下に、かつ、第1のコア10と同一向きに位置決めされ、第4のコア40は下に、かつ、第2のコア20と同一向きに位置決めされている。第3のコア30、第4のコア40は、第1のコア10、第2のコア20と同一形状を有し、関連する空隙31、41を有している。コア10、20、30、40は、第1の空隙11が第2の空隙21に隣接し、第2の空隙21が第3の空隙31に隣接し、第3の空隙31が第4の空隙41に隣接するように位置決めされている。
図5からわかるように、4つのコイルだけが使用されているが、これは、第1のコア10と第3のコア30の両方の周りに第1のコイル115、116を設けることにより達成される。従って、磁界が第1の空隙11を横切って発生されると、磁界は、第3の空隙31を横切って発生もされる。同様な構成は、第2のコイル125、126を共有する第2のコア20と第4のコア40に関して使用されている。従って、第2のコイル125、156が付勢されると、磁界は、第2の空隙21と第4の空隙41を横切って発生される。もちろん、2つのコイルのみがこのモータの動作のために必要であるが、任意の数のコイルを使用してもよい。
各コアがそれ自体の関連したコイルを有するべきか、または図5に示したようにコイルを共有すべきかについての決定は、製造原価を考慮することにより決定するのが適当である。
図6は、図5の線形モータにおける空隙を示す。わかるように、キャリッジ150は、空隙11と21における磁石51の移動が空隙31と41における磁石52の移動と一致するように、同一方向に分極化され共に取り付けられているが、分離されている磁石(永久磁石または電磁石)である第1の電機子51と第2の電機子52からなる。これらの磁石は、プラスティックのような材料からなる非磁性部材55により共に連結されている。
わかるように、上死点位置において第1の電機子51は、第1の空隙11内に完全に存在し、第2の電機子52は、第3の空隙31内に完全に存在する。同様に、下死点位置では、電機子51と52は、それぞれ第2の空隙と第4の空隙に完全に存在する。軸力を発生するために、適切な方向にコイル115、116、125、126を通る電流により、電機子51、52は、空隙11、31から反発されて空隙21、41に吸引される。この軸力は、電機子51、52に作用する組合せ力である。この組合せ力は、電流が反転されると反転される。この一般的な動作は、図1の基本的な2つのコア・ユニットについて既に記載したものと同様である。
第1および第2のコイル115、116、125、126は、各々2つより多くのコアの周りに位置決めすることができ、または個々のコアの周りの別々のコイルと多くのコアの周りのコイルとの組合せは、同一の線形電動機に含むことができるということが理解される。
図5と図6に示した実施例は、使用時に第1および第2の電機子51、52が高透磁率軟磁性体からなる図1の装置の場合と同一方法で、上記の可変リラクタンス電動機に等しく適用可能である。図5の装置は、電機子51、52の永久磁石かまたは電磁石または高透磁率軟磁性体からなる電機子51、52を備えた発電機として使用してもよい。
図7に示した実施例は、図6に示した実施例の変形例である。図7に示した実施例は、電機子が永久磁石または電磁石からなる磁束切り替え機で動作するだけである。この実施例では、付加的な第3の磁石53が、図6に示した実施例の場合と同一の間隙を有する第1の磁石51と第2の磁石52の間に組み込まれている。図7の実施例では、第3の磁石53は、電機子50が上死点から下死点へ移動するときの磁束漏洩の変化が、第2および第3のコア20、30に関連した第2および第3の磁気回路について増大するように磁石51と52に対し逆方向に分極化されている。こうして、パワー取り扱い能力は、更に増大される。
明らかに、更なるユニットを付加して同じ方法で合体させることができ、得られる装置は発電機として使用することもできる。
図8は、シリンダ85内にピストン80を含む線形コンプレッサに取り付けた図5に示したような線形電動機を示す。ピストン80は、取り付け手段57を介して電機子に連結されている。ピストン80、電機子、取り付け手段57は、2組の吊設ばね70に取り付けられている。吊設ばね70は、ピストン/電機子装置の運動をモータ/コンプレッサ軸に沿う正確な線形運動に制限する。ピストンとシリンダとの間の半径方向の間隙は、流体の漏洩が容認できるほど小さくなるように非常に小さく維持されている。この種のシールは、接触面を有しないので、クリアランス・シールと呼ばれる。この種の機械の任意の磨耗面を除去することにより、機械は、オイルフリー動作で長寿命を達成することができる。
図8に示した実施例では、モータは、自己充足形のコンプレッサ装置の端部に取り付けられ、一方、図9の実施例では、電機子50は、一体のコンプレッサ・モータを形成するために吊設ばね72、74の間に取り付けられている。図9の実施例の場合、電機子は、2組のばねを共に連結する構成要素としての作用もする。このために、必要な硬度及び強度を有するよう設計される。これらのコンプレッサは、バルブ付きまたはバルブレス・コンプレッサ、スターリング・サイクル・クーラまたはパルス・チューブ・クーラであってもよい。
上記の線形電動機により駆動してもよいバルブ・コンプレッサの例は、家庭用及び産業用の「フレオン」型冷蔵庫、GM(Gifford McMahon)クーラ及びオイルフリー・ガス・コンプレッサである。この線形電動機は、ポンプ、例えば、医療用のクリーン循環システム・ポンプであってもよい。
発電機モードで、上記の装置は、スターリング・エンジンで使用してもよい。
これらの線形電動機により駆動されるクーラまたは冷蔵庫の特定用途は、無線通信アンテナの冷却用である。
図1から図9までの実施例では、コイルは、別々の成型部材の周りに巻かれている。従って、これらの巻かれたコイルをコアにはめ込むことができるためには、コアの組み立て前にコイルをはめ込むことができるようにコア自体は、3つの要素からなっている。その要素の数を最小にし、使用される材料の量を最小にする別の設計原理により、図10と11に示した幾分異なる構造が得られる。この更なる実施例では、コア210、220は、(紙面に平行な)鉄層かまたは軟磁性体合成物から作ることができるワンピース・コアである。
コイル215、216、225、226は、トロイダル変圧器のコイルを巻くと同一方法でコイルの周りに巻かれる。こうして、コア210、220は、あらかじめ巻かれたコイルをはめ込むために分離する必要はない。従って、モータは、非常に簡単な構造であり、ほとんど構成要素を有していない。従って、製造の観点から非常に魅力的である。
軟磁性体合成物からなる図10のワンピース・コアは、軟鉄層に比較して非常に低いバルク導電率を有している。従って、任意の電流を回避するためにこのコアを積層する必要はなく、三次元磁界の変化は、最小の渦電流損のみで行われるので、設計の融通性を更に大にすることができる。
軟磁性体合成物を使用した場合、電機変換器がより高い周波数で使用することができるように渦電流損は、減少される。従って、コアが積層されている時に磁束がそれ自体(平坦磁界構造のため)コイルを横切って広がる図1から図7までの実施例の極片の付近において、磁界成分と関連した渦電流損の可能性は、減少される。低周波用途の場合に、受容可能なこれらの渦電流損は、高周波での動作が可能なように最小化することができる。
もちろん、図10の実施例のコイルをある数、図6に示したと同じ方法で1つずつ互いに上に積み重ねることができる。しかし、このような場合、恐らく、各コアは、それ自体の別々のトロイダル・コイルを有することになろう。
コアの更なる精巧例は、図10と図11に示される。ラグ201は、コアの中に組み込まれているが、これは、モータに構成要素を取り付けることを可能にする1つの方法である。図11においては、磁気回路の間の漏洩を減少させて実際の極片の近接状態を維持するように、極片212、214、222、224が電動機の長手軸Zに沿って形成してあるということが理解できる。これは、生じるコアの分離が更に大きくなることにより達成される。それは、極片がコアの残部よりもZ方向により大きな寸法を有するからである。従って、異なるコアの極片は、依然として共に接近して位置決めされているが、コアの残部は、更に離して位置決めされ、それにより磁束漏洩の減少を達成する。
線形電動機または線形発電機の概略斜視図である。(実施例1) 図1の線形電動機の軸Zに沿う平面図である。 図1におけるY軸とZ軸により形成された平面を通る断面図である。 動作中の図1の線形電動機のコアにおける磁束レベルの変化を示す略図である。 第2実施例による線形電動機の概略斜視図である。(実施例2) 図5の線形電動機の軸YとZを通る平面で得た断面図である。 図6に示した線形電動機の変形例である。 コンプレッサの駆動に線形電動機の一般的な利用を示す略図である。 コンプレッサの駆動に線形電動機の更なる一般的な利用を示す略図である。 本発明による線形電動機の別の実施例の長手軸に沿う平面図である。(実施例3) 図10の平面A−Aを通る断面図である。 図1、図5または図10の線形電動機の可変リラクタンス実施例用の簡単な駆動回路の回路図である。

Claims (32)

  1. 第1の磁束路を提供すると共に第1の空隙を画定する第1のコアと、
    前記第1のコアの一部の周りに配置された少なくとも1つの第1の静止コイルと、
    第2の磁束路を提供すると共に第2の空隙を画定する第2のコアと、
    前記第2のコアの一部の周りに配置された少なくとも1つの第2の静止コイルと、
    前記第1の空隙と前記第2の空隙とを介して長手軸に沿って線形運動できるように配置された第1の電機子とを有し、
    前記第1の空隙と前記第2の空隙は、前記長手軸が前記第1の空隙と前記第2の空隙を通るように互いに隣接し前記長手軸に沿って隔離関係に配置され、
    前記第1のコアと前記第2のコアは、前記長手軸の方向に少なくとも部分的に重複し、
    前記少なくとも1つの第1の静止コイルと前記少なくとも1つの第2の静止コイルは、前記長手軸が存在する長手平面の相対向する側に配置され
    前記第1および第2のコアは、前記第1および第2の磁束路が前記長手平面の対向する側に実質的に存在するように位置して成る電機変換器。
  2. 請求項1記載の電機変換器であって、前記第1の空隙と前記第2の空隙は、前記それぞれの第1のコアと第2のコアの極片の2つの相対向面の間に形成されている電機変換器。
  3. 請求項2記載の電機変換器であって、前記相対向面は、前記長手平面をほぼ横断する電機変換器。
  4. 請求項1、2または3のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1のコアと前記第2のコアは、ほぼ同一の形状を有する電機変換器。
  5. 請求項4記載の電機変換器であって、前記第1のコアと前記第2のコアは、前記長手平面に関し互いにほぼ対称的に位置決めされている電機変換器。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1の電機子は、ほぼ矩形の断面を有する電機変換器。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の電機変換器であって、前記少なくとも1つの第1の静止コイルは、前記第1のコアの周りにトロイダル形状に巻かれており、前記少なくとも1つの第2の静止コイルは、前記第2のコアの周りにトロイダル形状に巻かれている電機変換器。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の電機変換器であって、前記少なくとも1つの第1の静止コイルは、2つの静止コイルを有し、前記少なくとも1つの第2の静止コイルは、2つの静止コイルを有する電機変換器。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1の磁束路と前記第2の磁束路は、前記長手軸にほぼ直角である電機変換器。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1の電機子は、前記長手軸の方向における前記空隙の長さにほぼ等しい前記長手軸の方向の長さを有する電機変換器。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1のコアと前記第2のコアは、軟磁性体合成物から作られている電機変換器。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1のコア、前記第2のコアは、前記第1および第2の空隙の近くにおいて他におけるよりも前記長手軸の方向に大きな寸法を有している電機変換器。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の電機変換器であって、第3の磁束路を提供すると共に第3の空隙を画定するための第3のコアを更に有し、前記第3の空隙は前記長手軸が前記第3の空隙を通るように前記第2の空隙に隣接し離隔した関係で配置されている電機変換器。
  14. 請求項13記載の電機変換器であって、前記少なくとも1つの第1の静止コイルは、前記第3の空隙を横切って磁界を発生するために前記第3のコアの一部の周りに配置されている電機変換器。
  15. 請求項13または14に記載の電機変換器であって、第4の磁束路を提供すると共に第4の空隙を画定するための第4のコアを更に有し、
    前記第4の空隙は、前記長手軸が前記第4の空隙を通るように前記第3の空隙に隣接して離隔した関係に位置決めされている電機変換器。
  16. 請求項15記載の電機変換器であって、前記少なくとも1つの第2の静止コイルは、前記第4の空隙を横切って磁界を発生させるために前記第4のコアの一部の周りに配置されている電機変換器。
  17. 請求項13から16のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1の空隙と前記第2の空隙を通って前記長手軸に沿い線形運動可能なように配置されている前記第1の電機子と前記第2の電機子を有するキャリッジを更に備え、前記第1の電機子と第2の電機子は、前記長手軸の方向において前記第2の空隙のほぼ長さだけ離隔されている電機変換器。
  18. 請求項17記載の電機変換器であって、前記第1の電機子と前記第2の電機子は、前記長手軸にほぼ直角方向に両方とも分極化されている磁石である電機変換器。
  19. 請求項18記載の電機変換器であって、前記キャリッジは、磁石である第3の電機子を有し、前記第3の磁石は、前記第1の電機子と前記第2の電機子とは逆方向に分極化されて、前記第1の電機子と前記第2の電機子との間に位置決めされている電機変換器。
  20. 請求項1から17のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1の電機子は、磁石を有している電機変換器。
  21. 請求項20記載の電機変換器であって、前記磁石は、前記長手軸にほぼ直角な方向に分極化されている永久磁石である電機変換器。
  22. 請求項20記載の電機変換器であって、前記磁石は、1つ以上のコイルと前記長手軸にほぼ直角な方向に分極可能な軟鉄コアとを備えた少なくとも1つの電磁石を有している電機変換器。
  23. 請求項17記載の電機変換器であって、前記第1の電機子と前記第2の電機子は、高透磁率軟磁性体からなる電機変換器。
  24. 請求項1から17のいずれかに記載の電機変換器であって、前記第1の電機子は、高透磁率軟磁性体からなる電機変換器。
  25. 請求項1から24のいずれかに記載の電機変換器であって、前記少なくとも1つの第1の静止コイルと第2の静止コイルは、それぞれ前記第1の空隙と前記第2の空隙を横切って磁界を発生するためのものであり、前記第1の電機子は、前記発生された磁界に関して線形運動ができるように配置され、線形の電動機として動作するように構成された電機変換器。
  26. 請求項25記載の電機変換器であって、前記少なくとも1つの第1の静止コイルと前記少なくとも1つの第2の静止コイルに電流を発生する電気回路を更に有する電機変換器。
  27. 請求項1から24のいずれかに記載の電機変換器であって、線形発電機として動作するように構成された電機変換器。
  28. 請求項25または26に記載の線形電動機を備えた線形コンプレッサ。
  29. 請求項28記載の線形コンプレッサであって、前記第1の電機子の端部に連結されたピストンを更に有する線形コンプレッサ。
  30. 請求項28または29記載の線形コンプレッサであって、前記第1の電機子を前記空隙内に吊設する吊設ばねを更に有する線形コンプレッサ。
  31. 請求項28から30のいずれかに記載の線形コンプレッサを備えた冷蔵庫。
  32. 請求項31の冷蔵庫を備えた無線通信アンテナ。
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