JP4184175B2 - 携帯端末装置、携帯端末装置における表示装置の制御方法、および携帯端末装置における表示装置の制御プログラム - Google Patents

携帯端末装置、携帯端末装置における表示装置の制御方法、および携帯端末装置における表示装置の制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は携帯端末装置、携帯端末装置における表示装置の制御方法、および携帯端末装置における表示装置の制御プログラムに関し、特に、ユーザの使い勝手のよい携帯端末装置、携帯端末装置における表示装置の制御方法、および携帯端末装置における表示装置の制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機などの携帯端末装置において、高機能化、小型化が進んできている。そのような携帯端末装置において、ある特定の情報や状態を把握するためには、特定の操作を行なって表示部に表示させその情報を読取ることで得ることが可能であった。そのため、携帯端末装置においては、視覚的な情報から状態が把握できる表示装置、および表示装置による操作の誘導機能への対応実現が重要なファクタとなっている。
【0003】
具体的には、携帯端末装置において、バッテリ蓄電量が不足した場合など動作状況を通知する場合、バッテリ状態を示すインディケータを表示する、あるいはローバッテリが発生するとコーション表示などがなされる。
【0004】
また、携帯端末装置において、メールやブラウザ機能を利用してインターネットにアクセスしている場合は、インターネットへアクセス中であることを示すアイコン表示がされる。あるいはメールやブラウザーアプリケーション内の表示において、通信中を示すアイコンが表示される。
【0005】
また、携帯端末装置において新着メールを告知する方法としては、メールアプリケーションの表示内で新着メールの有無を表示するのが一般的である。
【0006】
また、携帯端末装置において音声、音楽、動画を録音、録画する場合、同様にアプリケーションの表示内でその動作状態を表示するのが一般的である。
【0007】
ところで、携帯端末装置は、その携帯性を高めるために小型化が図られ、携帯端末装置自体の小型化に伴なってその表示部のサイズも小型化されている。そのため、その表示から表示内容を容易に把握することができない場合もあった。
【0008】
具体的には、上述のバッテリのレベルを示すインディケータが小さく見づらい場合があった。また、インターネットへアクセス中であることを示すアイコン表示が小さいことが多く、ユーザが通信中であることを見逃し、切り忘れるという場合もあった。
【0009】
このような問題を解決するために、特許文献1は、表示部のバックライトに複数色の発光素子を備えて、その色の変化で動作状況を表示する携帯端末装置を開示している。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−145475号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている携帯端末装置を用いた場合であっても、情報や状態を表示部に表示するだけでは、その情報や状態がユーザに通知しきれない場合があるという問題があった。また、状態表示中に次の操作を誘導するための操作可能な操作キーを誘導することや、学習機能により前回の操作に用いた操作キーを提示して操作を迅速に行なえるよう誘導することがなされていないため、ユーザは動作状態を容易に把握して適切な操作を行なうことができない場合があるという問題があった。
【0012】
具体的には、上述のローバッテリコーション表示は常に表示部に表示されているわけでなく定期的に表示されるため、ユーザがコーション表示を見逃すケースが発生していた。またローバッテリ状態を表示中のみで、ユーザにその状態を改善する操作、あるいは一時的に改善できる可能性のある操作を誘導しないと、その状態を改善する処理がなされない場合もあるという問題があった。
【0013】
同様に、インターネットへアクセス中であることを示すアイコン表示中のみで、ユーザに接続を切断するよう誘導しないと、適切に接続が切断されない場合もあるという問題があった。この場合、サーバ側あるいは通信カードにおいてデータが長時間転送されていないということが認識されて切断処理が実施されるまで接続状態となっており、多大な通信費がユーザにかかってしまう危険性があった。
【0014】
また、メールアプリケーションの表示内で新着メールの有無を表示する方法では、ユーザがいちいちメールアプリケーションを起動して新着メールの有無を確認しなければならないという問題があった。また、新着メールの有無を表示するのみで、ユーザに新着メールがある状態表示から新着メールを読むように誘導しないと、新着メールを読むことができない場合もあるという問題があった。
【0015】
また、同様に、録音・録画のアプリケーションの表示内で動作状態を表示する方法では、確実に録音、録画されているのかが分かりにくい場合があるという問題があった。また、動作状態を表示するのみで、ユーザに、録音・録画処理中に操作可能なキーを表示し処理を誘導しないと、終了処理などができない場合もあるという問題があった。
【0016】
さらに、音声や画像を再生していてそのデータが終了した場合、再生中という動作状態を示す表示のみで再生処理の中止を誘導しないと、長時間出力信号がないままに再生処理が継続されてしなう場合もあるという問題があった。
【0017】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、ユーザが動作状態を容易に把握でき、その動作状態に対する適切な操作を容易に把握できる携帯端末装置、携帯端末装置における表示装置の制御方法、および携帯端末装置における表示装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、携帯端末装置は、表示装置を内蔵する操作キーを含み、ローバッテリ状態の発生を検知する検知手段と、検知手段においてローバッテリ状態の発生が検知された場合に、ローバッテリ状態と予め対応付けて記憶されている表示方法に基づいて、表示装置の表示制御を行なう制御手段とを備える。
本発明の他の局面に従うと、携帯端末装置における表示装置の制御方法は、表示装置を内蔵する操作キーを含む携帯端末装置の前記表示装置の制御方法であって、ローバッテリ状態の発生を検知する検知ステップと、検知ステップにおいてローバッテリ状態の発生が検知された場合に、ローバッテリ状態と予め対応付けて記憶されている表示装置の表示方法に基づいて、表示装置の表示制御を行なう制御ステップとを備える。
本発明の他の局面に従うと、携帯端末装置における表示装置の制御プログラムは、表示装置を内蔵する操作キーを含む携帯端末装置の表示装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、ローバッテリ状態の発生を検知する検知ステップと、検知ステップにおいてローバッテリ状態の発生が検知された場合に、ローバッテリ状態と予め対応付けて記憶されている表示装置の表示方法に基づいて、表示装置の表示制御を行なう制御ステップとを実行させる。
なお、本発明のさらに他の局面に従うと、次のような携帯端末装置が挙げられる。すなわち、携帯端末装置は表示装置を内蔵する操作キーを含み、所定の動作状態と表示装置の表示方法とを対応付けて記憶する記憶手段と、動作状態の発生を検知する検知手段と、検知手段において所定の動作状態の発生が検知された場合に、所定の動作と対応付けて記憶手段に記憶される表示方法に基づいて、表示装置に表示を行なわせる制御手段とを備える。
【0019】
また、上述の表示方法は、表示装置に対して、所定の動作状態が発生していない状態での表示とは異なる表示をさせるための表示方法であって、制御手段は、表示装置に所定の動作状態が発生した旨を示す表示を行なわせることが好ましい。
【0020】
さらに、携帯端末装置は操作キーを複数備えて、表示装置はその操作キーの各々に内蔵される複数の表示装置を含み、上述の表示方法は、表示装置に含まれる複数の表示装置のうちの所定の表示装置を点灯させるための表示方法であることがより好ましい。
【0021】
または、上述の表示方法は、所定の動作状態に対する操作に必要な操作キーに内蔵される表示装置に対して、所定の動作状態が発生していない状態での表示とは異なる表示をさせるための表示方法であって、制御手段は、表示装置に所定の動作状態に対する操作に必要な操作キーを示す表示を行なわせることが好ましい。
【0022】
さらに、記憶装置は、所定の動作状態と所定の動作状態に対する操作を誘導する誘導画面とを対応付けて記憶し、検知手段において所定の動作状態の発生が検知された場合に、所定の動作と対応付けて記憶手段に記憶される誘導画面を表示部に出力する出力手段を備えることがより好ましい。
【0023】
さらに、記憶手段は、検知手段で検知された所定の動作状態の発生と共に、その所定の動作に対する操作時に表示部に表示された誘導画面と、操作キーのうちのその所定の動作に対してユーザから操作された操作キーとを記憶し、携帯端末装置は、記憶手段を参照して、検知手段で検知された所定の動作状態の発生が、初めてであるか否かを判定する判定手段を備え、制御手段は、判定手段においてその所定の動作状態の発生が初めてではないと判定されたときに、その所定の動作状態に対する操作に必要な操作キーに内蔵される前記表示装置に替えて、その所定の動作状態の発生と共に記憶手段に記憶されるその所定の動作に対してユーザから操作された操作キーに内蔵される表示装置に表示を行なわせ、出力手段は、判定手段においてその所定の動作状態の発生が初めてではないと判定されたときに、その所定の動作と対応付けて記憶手段に記憶される誘導画面に替えて、その所定の動作状態の発生と共に記憶手段に記憶されるその所定の動作に対する操作時に表示部に表示された誘導画面を表示部に表示することがより好ましい。
【0024】
また、上述の表示方法は、表示装置を点灯させるための表示方法と、表示装置を所定の点滅のスピードで点滅させるための表示方法と、表示装置を所定の光量で点灯させるための表示方法と、表示装置を所定の色で点灯させるための表示方法との少なくとも1つであることが好ましい。
【0025】
また、所定の動作状態は、ローバッテリ状態と、所定時間のインターネットへの接続状態と、新着メールがある状態と、録音状態と、録画状態と、録音または録画データの再生動作中に所定時間再生信号が出力されていない状態と、メモリの空き容量が規定量以下になっている状態との少なくとも1つであることが好ましい。
【0026】
また、所定の動作状態に対する操作は、所定の動作状態がローバッテリ状態であるときには、電源を遮断する操作と、フロントライトを消す操作と、ローバッテリ状態に対する操作可能状態をキャンセルする操作とを含み、所定の動作状態が所定時間のインターネットへの接続状態であるときには、接続を切断する操作と、インターネットへのアクセスを中断させる操作と、所定時間のインターネットへの接続状態に対する操作可能状態をキャンセルする操作とを含み、所定の動作状態が新着メールがある状態であるときには、新着メールを表示部に表示させる操作と、新着メールの一覧を表示部に表示させる操作と、新着メールがある状態に対する操作可能状態をキャンセルする操作とを含み、所定の動作状態が録音状態であるときには、録音の処理を中止させる操作と、録音の処理を一時停止させる操作と、録音状態に対する操作可能状態をキャンセルする操作とを含み、所定の動作状態が録画状態であるときには、録画の処理を中止させる操作と、録画の処理を一時停止させる操作と、録画状態に対する操作可能状態をキャンセルする操作とを含み、所定の動作状態が録音または録画データの再生動作中に所定時間再生信号が出力されていない状態であるときには、再生の処理を中止させる操作と、再生の処理を実行させるためのアプリケーションの実行を終了させる操作と、録音または録画データの再生動作中に所定時間再生信号が出力されていない状態に対する操作可能状態をキャンセルする操作とを含み、所定の動作状態がメモリの空き容量が規定量以下になっている状態であるときには、メモリの状況を表示部に表示させる操作と、当該携帯端末装置を再起動させる操作と、メモリの空き容量が規定量以下になっている状態に対する操作可能状態をキャンセルする操作とを含むことが好ましい。
【0027】
本発明の他の局面に従うと、携帯端末装置における表示装置の制御方法は、表示装置を内蔵する操作キーを含む携帯端末装置の表示装置の制御方法であって、動作状態の発生を検知する検知ステップと、検知ステップにおいて所定の動作状態の発生が検知された場合に、表示装置の表示方法と所定の動作とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、所定の動作と対応付けられている表示装置の表示方法に基づいて、表示装置に表示を行なわせる制御ステップとを備える。
【0028】
また、上述の表示方法は、表示装置に対して、所定の動作状態が発生していない状態での表示とは異なる表示をさせるための表示方法であって、制御ステップは、表示装置に所定の動作状態が発生した旨を示す表示を行なわせることが好ましい。
【0029】
または、上述の表示方法は、所定の動作状態に対する操作に必要な操作キーに内蔵される表示装置に対して、所定の動作状態が発生していない状態での表示とは異なる表示をさせるための表示方法であって、制御ステップは、表示装置に所定の動作状態に対する操作に必要な操作キーを示す表示を行なわせることが好ましい。
【0030】
本発明のさらに他の局面に従うと、携帯端末装置における表示装置の制御プログラムは、表示装置を内蔵する操作キーを含む携帯端末装置の表示装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、動作状態の発生を検知する検知ステップと、検知ステップにおいて所定の動作状態の発生が検知された場合に、表示装置の表示方法と所定の動作とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、所定の動作と対応付けられている表示装置の表示方法に基づいて、表示装置に表示を行なわせる制御ステップとを実行させる。
【0031】
また、上述の表示方法は、表示装置に対して、所定の動作状態が発生していない状態での表示とは異なる表示をさせるための表示方法であって、制御ステップは、表示装置に所定の動作状態が発生した旨を示す表示を行なわせることが好ましい。
【0032】
または、上述の表示方法は、所定の動作状態に対する操作に必要な操作キーに内蔵される表示装置に対して、所定の動作状態が発生していない状態での表示とは異なる表示をさせるための表示方法であって、制御ステップは、表示装置に所定の動作状態に対する操作に必要な操作キーを示す表示を行なわせることが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0034】
図1は、本実施の形態における携帯端末装置1の外観の具体例を示す図である。図1を参照して、携帯端末装置1は、データなどを表示する画面表示部(以下、表示部という)2と、操作キーである上下左右操作キー3、OKキー6、およびCancelキー7とを含んで構成される。
【0035】
上下左右操作キー3は、表示部2に表示されているいくつかの項目に対してフォーカスを移動させる操作に用いるキーである。OKキー6は、フォーカスのある項目を選択する操作に用いるキーである。Cancelキー7は、選択操作をキャンセルし、1つ前の画面に戻す操作に用いるキーである。
【0036】
さらに図1を参照して、本実施の形態における携帯端末装置1は、操作キーに表示装置が内蔵されることを特徴とする。具体的には、携帯端末装置1は、表示装置である赤色LED(Light Emitting Diode)4、および青色LED5を上下左右操作キー3の中に内蔵し、また、白色LED13,14,15,16,17,18を各々OKキー6、Cancelキー7、上下左右操作キー3の中に内蔵して配置することを特徴としている。
【0037】
かかる表示装置は、携帯端末装置1の動作状態などを表示する。具体的には、白色LED13,14,15,16,17,18は点灯することでその白色LEDを内蔵するキー全体を白く点灯させ、所定の動作状態が発生したことを示す。また、その動作状態に対して、当該キーを用いて操作可能であることを示す。また白色LED13,14,15,16,17,18は点滅することで、その白色LEDを内蔵するキーが、前回その動作状態が発生したときの操作時に選択されたことを示す。
【0038】
このように、本発明にかかる携帯端末装置は、操作キーの内部に表示装置を備える構成とすることで、操作時に表示装置を確認して即座に動作状態を把握できることを特徴とする。
【0039】
図2は、携帯端末装置1の機能構成を示すブロック図である。図2を参照して、携帯端末装置1には、携帯端末装置1全体を制御する制御部8が含まれ、制御部8はCPU(Central Processing Unit)が内蔵されている。制御部8は、メモリ9に保持されるプログラムを読出して実行し、携帯端末装置1全体を制御する。また、携帯端末装置1はバッテリ10から電源が供給され、制御部8は、バッテリ10から供給される電圧がしきい値よりも低い状態でありローバッテリになっていないかを検出する回路を内蔵する。
【0040】
上下左右操作キー3、OKキー6、およびCancelキー7から構成される操作キー20は制御部8に接続され、入力信号を制御部8に出力する。制御部8は、操作キー20から入力される入力信号情報に基づいて表示部2に表示データを出力し、表示部2にデータを表示する。
【0041】
メモリ9は、制御部8で実行されるプログラム、および携帯端末装置1のアプリケーションの各データを保持するだけでなく、各動作状態を表示装置であるLED4,5,13,14,15,16,17,18で表示するためのパターンデータ(以下、このパターンデータを状態表示パターンという)を、動作状態と対応付けて保持する。また、各動作状態に対する操作に用いる操作キーを、その操作キーに内蔵するLEDで表示してその操作を誘導するためのパターンデータ(以下、このパターンデータを誘導表示パターンという)を、動作状態と対応付けて保持する。さらに、動作状態表示中にその動作状態に対する操作を誘導するために表示部2に表示する誘導画面の画面情報、前回の表示装置の状態表示、表示部2の画面状態、および操作した操作キー20の情報も、動作状態と対応付けて保持する。誘導画面は、操作可能なキーとして白色LEDを点灯する際に表示部2に表示される。また、前回の状態表示、画面状態、および操作した操作キー20の情報は、前回操作したキーを点滅するために必要な学習機能に用いられる。
【0042】
動作状態を表示する表示装置として上下左右操作キー3に内蔵される赤色LED4,青色LED5、およびOKキー6,Cancelキー7に内蔵される白色LED13,14,15,16,17,18は制御部8に接続される。制御部8は、表示するパターンデータをメモリ9から読出して必要な表示装置に出力し、表示装置に動作状態を表示する。
【0043】
通信制御部11は、携帯端末装置1に内蔵されるモデム(図示せず)を制御し、電話回線に接続してインターネットに接続し所定の記憶装置にアクセスする。
【0044】
携帯端末装置1が図示しないマイクを備える場合、音楽動画録音録画再生制御部(以下、録音録画再生制御部と省略する)12は、マイクから入力される音声データを録音しメモリ9などの記憶装置に保存する録音処理を制御する。そのため、携帯端末装置1を用いて音声や音楽を録音することができる。また、携帯端末装置1が図示しないスピーカを備える場合、録音録画再生制御部12は、記憶装置に保存された音声データをスピーカで再生する処理を制御する。そのため、携帯端末装置1を用いて録音された音楽データを再生し聞くことができる。
【0045】
また、携帯端末装置1が図示しないカメラを備える場合、録音録画再生制御部12は、カメラから入力される画像データを録画しメモリ9などの記憶装置に保存する録画処理を制御する。また、録音録画再生制御部12は、記憶装置に保存された画像データを表示部2で再生する処理を制御する。そのため、携帯端末装置1を用いて画像データの録画および再生ができる。
【0046】
なお、ここでの画像データは、静止画のデータも動画のデータも含むものとする。さらに録音録画再生制御部12は、上述の録音処理と録画処理とを同時に制御し、上述の音声データの再生処理と画像データの再生処理とを同時に制御してもよい。
【0047】
通信制御部11と録音録画再生制御部12とは、各々制御部8に接続され、制御部8はメモリ9に保持されるプログラムを実行して必要に応じて通信制御部11および/または録音録画再生制御部12に制御信号を出力し、制御する。
【0048】
本実施の形態における携帯端末装置1がこのように構成されることで、ブラウザやメールのアプリケーション実行時にインターネットに接続してデータのやり取りを行なうことができる。また、携帯端末装置1は、メディアプレイヤを実現するアプリケーション実行時に、音声や音楽の録音、音声や音楽の再生、動画の録画、および動画の再生を行なうことができる。
【0049】
本実施の形態の携帯端末装置1において、操作キー20に内蔵されている表示装置であるLED4,5,13,14,15,16,17,18を用いて動作状態を表示する処理を、図3〜図8のフローチャートと、図9〜図20に示される誘導画面の具体例を用いて説明する。図3〜図8のフローチャートに示される処理は、携帯端末装置1の制御部8がメモリ9に保持されているプログラムを読出して実行することによって実現される。
【0050】
携帯端末装置1の制御部8は、表示装置の状態表示パターンの変更を行なう必要があるイベントが発生していないか、常に監視している。始めに、図3を参照して、ステップS1において制御部8は、バッテリ10から供給されている電源の電圧を所定のしきい値と比較して、正常かローバッテリであるかを判定する。
【0051】
電源電圧がしきい値より高い場合は(S1でNO)バッテリ10からの電源の供給が正常であり状態表示パターンを変更する必要が無いため、処理を図4に示すステップS2へ移行する。
【0052】
一方、電源電圧がしきい値より低い場合は(S1でYES)ローバッテリ状態であるため、処理をステップS7へ移行する。ステップS7で制御部8は、メモリ9から、ローバッテリ状態という動作状態と対応付けられて保持されている状態表示パターンを読出し、表示装置であるLED4,5に出力してLED4,5にローバッテリ状態を表示するよう制御信号を出力する。さらに、その際、その動作状態を示す表示画面を表示部2に出力することも好ましい。
【0053】
ここでの状態表示パターンは、表示装置であるLED4,5に、その状態が生じていない通常状態とは異なる表示をさせるための表示方法であって、たとえば、所定のLEDのみを点灯する表示方法、所定の点滅のスピード(点滅のスピードを速くする、あるいは遅くする)でLED4,5を点滅させる方法、またはそれらの組合せである表示方法などが具体的に挙げられる。ステップS7において制御部8が上述のような状態表示パターンをメモリ9から読出してその状態表示パターンに基づいて表示装置の制御を行なうことで、LED4,5が各々異なる色であるために、ローバッテリ状態が所定の色(赤あるいは青)で表示される。また、LED4,5が同色である場合には、所定の位置のLEDが点灯することで表示される。また、所定の点滅のスピードで表示される。そのため、ユーザは即座に携帯端末装置1がローバッテリであることを認知することができ、迅速に充電するようユーザを促すことができる。
【0054】
次に、処理をステップS16へ移行し、ステップS16で制御部8はメモリ9を参照して過去にローバッテリ時の処理を行なったことがあるかを調べる。もし、今回の処理が初回である場合は(S16でYES)処理をステップS22へ移行し、そうでなければ(S16でNO)処理をステップS23へ移行する。
【0055】
ステップS22で制御部8は、今回の処理が初回の処理であるため、図9に具体例が示される電源切断誘導画面を表示部2に表示し、携帯端末装置1の電源を切るよう促がす。さらに、メモリ9から、ローバッテリ状態という動作状態と対応付けられて保持されている誘導表示パターンを読出して表示装置であるLED13,14,18に出力し、OKキー6のLED13、Cancelキー7のLED14、および該当する画面切替えを行なう右操作キー3のLED18を点灯する。ここでの誘導表示パターンは、発生した状態に対する操作に用いることのできる操作キー(OKキー6,Cancelキー7,右操作キー3)を示すための表示を当該操作キーに内蔵されるLED13,LED14,LED18にさせるための表示方法であって、その操作を行なう必要のない通常状態とは異なる表示をさせるための表示方法である。
【0056】
一方、ステップS23では制御部8は学習機能を発揮する。具体的には、まずメモリ9から前回の操作に用いた最終の誘導画面の情報を読出して表示部2に出力し、その画面を表示する。また、前回操作したキーも読出して表示装置に出力し、そのキーに内蔵されるLEDを点滅して前回操作したことを提示する。なお、ここでは具体的に前回操作したキーを表示装置において点滅して提示するものしたが、表示装置での表示方法は点滅に限定するものではなく、その操作を行なう必要のない通常状態とは異なる表示をさせるための表示方法であれば他の表示方法であってもよい。
【0057】
そして、ステップS22またはステップS23の処理後、制御部8はステップS34,S35,S36をループしてOKキー6、Cancelキー7、および表示画面を切替えるための左右操作キー3が押下されるか監視する。
【0058】
ステップS34においてOKキー6が押下されたことを検出すると(S34でYES)、制御部8は処理をステップS53へ移行する。ステップS53で制御部8は、次回のローバッテリ時の処理において学習機能を発揮させるために、表示装置の動作状態、表示部2に表示されている最終の画面、およびユーザに操作された操作キー20をメモリ9の所定領域に記憶する。また、現在表示部2に表示される画面が図9に具体例が示される電源切断誘導画面ならば、電源を切る処理を実施する。また、現在表示部2に表示されている画面が図10に具体例が示されるフロントライト消灯誘導画面ならば、図示しないフロントライトを消灯する処理を実施する。そして、ステップS53の処理を終了して、処理を始めに戻す。
【0059】
また、ステップS35においてCancelキー7が押下されたことを検出すると(S35でYES)、制御部8は処理をステップS54へ移行する。ステップS54で制御部8は、状表示装置の動作状態、表示部2に表示されている最終の画面、およびユーザに操作された操作キー20をメモリ9の所定領域に記憶する。その後、表示部2に表示されている画面を元の画面へ戻して、処理を始めに戻す。
【0060】
また、ステップS36において左右操作キー3が押下されたことを検出すると(S36でYES)、制御部8は処理をステップS55へ移行し、ステップS55において、表示部2に画面が図9に具体例が示される電源切断誘導画面が表示される状態で右操作キーが押下されたならば、図10に具体例が示されるフロントライト消灯誘導画面に切替える処理を行なう。また、図10に具体例が示されるフロントライト消灯誘導画面が表示される状態で左操作キーが押下されたならば、図9に具体例が示される電源切断誘導画面に切替える処理を行なう。その後、処理をステップS34に戻し、OKキー6、Cancelキー7、および左右操作キー3が押下されるか監視を継続する。
【0061】
制御部8がステップS22,S23に示す表示装置の制御と、ステップS22,S53〜S55に示す表示部2の制御とを行なうことで、表示装置において操作に用いる操作キー20のLEDを点灯/点滅して提示し、表示部2において誘導画面を表示して、ユーザの適切な操作を誘導することができる。具体的には、電源を切断する操作、フロントライトを消灯する操作、またはその操作可能状態をキャンセルする操作を誘導することができる。
【0062】
以上がステップS1でローバッテリ状態と判定された場合の処理である。次に、ステップS1でバッテリ10からの電源の供給が正常であると判定された場合(S1でNO)の処理について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0063】
図4を参照して、ステップS2において制御部8は、通信制御部11がインターネットに接続状態にあるのかを判定する。
【0064】
通信制御部11がインターネットに接続中でない場合には(S2でNO)、状態表示パターンを変更する必要が無いため、処理を図5に示すステップS3へ移行する。
【0065】
一方、通信制御部11がインターネットに接続中であれば(S2でYES)、処理をステップS8へ移行する。ステップS8で制御部8は、メモリ9からインターネットに接続中であることを示す状態表示パターンを読出し、表示装置であるLED4,5に出力してLED4,5にインターネットに接続中を表示するよう制御信号を出力する。制御部8がステップS8に示す表示装置の制御を行なうことで、LED4,5においてインターネットに接続中であることが表示されて、ユーザは、インターネットに接続中であるにも関わらず切断を忘れることを防止することができる。
【0066】
さらに、処理をステップS14に移行して、制御部8は通信制御部11において所定時間データ通信が行われているかを判定し、データ通信が行なわれているようであれば(S14でNO)、処理を最初に戻す。また、通信制御部11において所定時間長時間データ通信が行なわれていないならば(S14でYES)、ユーザがインターネット接続の切断を忘れているものと判断して、処理をステップS17に移行する。
【0067】
次に、ステップS17で制御部8はメモリ9を参照して過去にインターネット接続の切断を忘れている時の処理を行なったことがあるかを調べる。もし、今回の処理が初回である場合は(S17でYES)処理をステップS24へ移行し、そうでなければ(S17でNO)処理をステップS25へ移行する。
【0068】
ステップS24で制御部8は、今回の処理が初回の処理であるため、図11に具体例が示されるインターネット接続切断誘導画面を表示部2に表示し、インターネット接続の切断するよう促す。さらに、メモリ9から誘導表示パターンを読出して表示装置に出力し、OKキー6のLED13、Cancelキー7のLED14、および該当する画面切替えを行なう右操作キー3のLED18を点灯する。
【0069】
一方、ステップS25では上述のステップS23と同様に制御部8は学習機能を発揮する。ここでの処理は上述の処理と同様であるため、説明を繰返さない。
【0070】
そして、ステップS24またはステップS25の処理後、制御部8はステップS37,S38,S39,S40をループしてOKキー6、Cancelキー7、および表示画面を切替えるための左右操作キー3が押下されるか監視する。
【0071】
ステップS37においてOKキー6が押下されたことを検出すると(S37でYES)、制御部8は処理をステップS56へ移行する。ステップS56で制御部8は、次回のインターネット接続時の処理において学習機能を発揮させるために、表示装置の動作状態、表示部2に表示されている最終の画面、およびユーザに操作された操作キー20をメモリ9の所定領域に記憶する。また、現在表示部2に表示される画面が図11に具体例が示されるインターネット接続切断誘導画面ならば、通信制御部11に制御信号を出力し、インターネット接続を切断する処理を実施する。また、現在表示部2に表示されている画面が図12に具体例が示されるインターネットアクセス中止誘導画面ならば、通信制御部11に制御信号を出力し、インターネットを介して所定のアドレスへのアクセスを中止する処理を実施する。そして、ステップS56の処理を終了して、処理を始めに戻す。
【0072】
また、ステップS38においてCancelキー7が押下されたことを検出すると(S38でYES)、制御部8は処理をステップS57へ移行する。ステップS57で制御部8は、上述のステップS54と同様の処理を実行する。
【0073】
また、ステップS39において左右操作キー3が押下されたことを検出すると(S39でYES)、制御部8は処理をステップS58へ移行し、ステップS58において、表示部2に画面が図11に具体例が示されるインターネット接続切断誘導画面が表示される状態で右操作キーが押下されたならば、図12に具体例が示されるインターネットアクセス中止誘導画面に切替える処理を行なう。また、図12に具体例が示されるインターネットアクセス中止誘導画面が表示される状態で左操作キーが押下されたならば、図11に具体例が示されるインターネット接続切断誘導画面に切替える処理を行なう。
【0074】
さらに、ステップS40において、制御部8は所定時間いずれの操作キー20も押下されないことを検出すると(S40でYES)、制御部8は処理をステップS59に移行して、ステップS59において通信制御部11へ制御信号を出力して強制的に接続を切断し、処理を最初に戻す。また、いずれかの操作キー20が押下された場合には、処理をステップS37に戻し、ステップS37からS39のいずれかで検出して以降の処理を実行する。
【0075】
制御部8がステップS24,S25に示す表示装置の制御と、ステップS24,S56〜S58に示す表示部2の制御とを行なうことで、表示装置において操作に用いる操作キー20のLEDを点灯/点滅して提示し、表示部2において誘導画面を表示して、ユーザの適切な操作を誘導することができる。具体的には、インターネット接続を切断する操作、インターネットを介して所定のアドレスへのアクセスを中止する操作、またはその操作可能状態をキャンセルする操作を誘導することができる。その結果、インターネット接続の切忘れ防止の効果を向上させることができる。
【0076】
以上がステップS2でインターネット接続中と判定された場合の処理である。次に、ステップS2でインターネット接続中ではないと判定された場合(S2でNO)の処理について図5のフローチャートを用いて説明する。
【0077】
図5を参照して、ステップS3において制御部8は、メモリ9を参照し、保存されている新着メールデータが1件以上あるか否かを判定する。
【0078】
新着メールがメモリ9に1件も保存されていない場合には(S3でNO)、状態表示パターンを変更する必要が無いため、処理を図6に示すステップS4へ移行する。
【0079】
一方、新着メールが1件以上メモリ9に保存されている場合(S3でYES)、処理をステップS9へ移行する。ステップS9で制御部8は、メモリ9から新着メールがあることを示す状態表示パターンを読出し、表示装置であるLED4,5に出力してLED4,5に新着メールあり状態を表示するよう制御信号を出力する。制御部8がステップS9に示す表示装置の制御を行なうことで、LED4,5において新着メールがあることが表示されて、ユーザは、新着メールがある場合、即座にそのことを認識でき、新着メールを表示する、または新着メール一覧表示することができる。
【0080】
次に、処理をステップS18へ移行し、ステップS18で制御部8はメモリ9を参照して過去に新着メールがある時の処理を行なったことがあるかを調べる。もし、今回の処理が初回である場合は(S18でYES)処理をステップS26へ移行し、そうでなければ(S18でNO)処理をステップS27へ移行する。
【0081】
ステップS26で制御部8は、今回の処理が初回の処理であるため、図13に具体例が示される新着メール開封誘導画面を表示部2に表示し、新着メールの表示を促がす。さらに、メモリ9から誘導表示パターンを読出して表示装置に出力し、OKキー6のLED13、Cancelキー7のLED14、および該当する画面切替えを行なう右操作キー3のLED18を点灯する。
【0082】
一方、ステップS27では上述のステップS23と同様に制御部8は学習機能を発揮する。ここでの処理は上述の処理と同様であるため、説明を繰返さない。
【0083】
そして、ステップS26またはステップS27の処理後、制御部8はステップS41,S42,S43をループしてOKキー6、Cancelキー7、および表示画面を切替えるための左右操作キー3が押下されるか監視する。
【0084】
ステップS41においてOKキー6が押下されたことを検出すると(S41でYES)、制御部8は処理をステップS60へ移行する。ステップS60で制御部8は、次回の新着メールがある時の処理において学習機能を発揮させるために、表示装置の動作状態、表示部2に表示されている最終の画面、およびユーザに操作された操作キー20をメモリ9の所定領域に記憶する。また、現在表示部2に表示される画面が図13に具体例が示される新着メール開封誘導画面ならば、該当するメールデータをメモリ9から読出して表示部2に出力し、メールを開封する処理を実施する。また、現在表示部2に表示されている画面が図14に具体例が示される新着メール一覧表示誘導画面ならば、該当するメールデータをメモリ9から読出して一覧表示用のデータを生成して表示部2に出力し、新着メールの一覧を表示する処理を実施する。そして、ステップS60の処理を終了して、処理を始めに戻す。
【0085】
また、ステップS42においてCancelキー7が押下されたことを検出すると(S42でYES)、制御部8は処理をステップS61へ移行する。ステップS61で制御部8は、上述のステップS54と同様の処理を実行する。
【0086】
また、ステップS43において左右操作キー3が押下されたことを検出すると(S43でYES)、制御部8は処理をステップS62へ移行し、ステップS62において、表示部2に画面が図13に具体例が示される新着メール開封誘導画面が表示される状態で右操作キーが押下されたならば、図14に具体例が示される新着メール一覧表示誘導画面に切替える処理を行なう。また、図14に具体例が示される新着メール一覧表示誘導画面が表示される状態で左操作キーが押下されたならば、図13に具体例が示される新着メール開封誘導画面に切替える処理を行なう。その後、処理をステップS41に戻し、OKキー6、Cancelキー7、および左右操作キー3が押下されるか監視を継続する。
【0087】
制御部8がステップS26,S27に示す表示装置の制御と、ステップS26,S60〜S62に示す表示部2の制御とを行なうことで、表示装置において操作に用いる操作キー20のLEDを点灯/点滅して提示し、表示部2において誘導画面を表示して、新着メールを表示する処理操作、新着メール一覧表示する処理操作、またはその操作可能状態をキャンセルする操作を誘導することができる。
【0088】
以上がステップS3で新着メールがあると判定された場合の処理である。次に、ステップS3で新着メールがないと判定された場合(S3でNO)の処理について図6のフローチャートを用いて説明する。
【0089】
図6を参照して、ステップS4において制御部8は、録音録画再生制御部12が録音処理または/および録画処理を制御中であるか否かを判定する。
【0090】
録音録画再生制御部12が録音処理または/および録画処理を制御中でない場合には(S4でNO)、状態表示パターンを変更する必要が無いため、処理を図7に示すステップS5へ移行する。
【0091】
一方、録音録画再生制御部12が録音処理または/および録画処理を制御中であれば(S4でYES)、処理をステップS10へ移行する。ステップS10で制御部8は、メモリ9から録音・録画処理中であることを示す状態表示パターンを読出し、表示装置であるLED4,5に出力してLED4,5に録音・録画処理中状態を表示するよう制御信号を出力する。制御部8がステップS10に示す表示装置の制御を行なうことで、LED4,5において録音・録画処理中であることが表示されて、ユーザは、録音・録画処理中であるにも関わらず終了を忘れることを防止することができる。
【0092】
次に、処理をステップS19へ移行し、ステップS19で制御部8はメモリ9を参照して過去に録音・録画処理中の処理を行なったことがあるかを調べる。もし、今回の処理が初回である場合は(S19でYES)処理をステップS28へ移行し、そうでなければ(S19でNO)処理をステップS29へ移行する。
【0093】
ステップS28で制御部8は、今回の処理が初回の処理であるため、図15に具体例が示される録音録画中止誘導画面を表示部2に表示し、録音録画処理の中止処理を誘導する。さらに、メモリ9から誘導表示パターンを読出して表示装置に出力し、OKキー6のLED13、Cancelキー7のLED14、および該当する画面切替えを行なう右操作キー3のLED18を点灯する。
【0094】
一方、ステップS29では上述のステップS23と同様に制御部8は学習機能を発揮する。ここでの処理は上述の処理と同様であるため、説明を繰返さない。
【0095】
そして、ステップS28またはステップS29の処理後、制御部8はステップS44,S45,S46をループしてOKキー6、Cancelキー7、および表示画面を切替えるための左右操作キー3が押下されるか監視する。
【0096】
ステップS44においてOKキー6が押下されたことを検出すると(S44でYES)、制御部8は処理をステップS63へ移行する。ステップS63で制御部8は、次回の録音・録画処理中である時の処理において学習機能を発揮させるために、表示装置の動作状態、表示部2に表示されている最終の画面、およびユーザに操作された操作キー20をメモリ9の所定領域に記憶する。また、現在表示部2に表示される画面が図15に具体例が示される録音録画中止誘導画面ならば、制御部8は録音録画再生制御部12に制御信号を出力し、録音・録画処理を中止する処理を実施する。また、現在表示部2に表示されている画面が図16に具体例が示される録音録画中止誘導画面ならば、制御部8は録音録画再生制御部12に制御信号を出力し、録音・録画処理を一時停止する処理を実施する。そして、ステップS63の処理を終了して、処理を始めに戻す。
【0097】
また、ステップS45においてCancelキー7が押下されたことを検出すると(S45でYES)、制御部8は処理をステップS64へ移行する。ステップS64で制御部8は、上述のステップS54と同様の処理を実行する。
【0098】
また、ステップS46において左右操作キー3が押下されたことを検出すると(S46でYES)、制御部8は処理をステップS65へ移行し、ステップS65において、表示部2に画面が図15に具体例が示される録音録画中止誘導画面が表示される状態で右操作キーが押下されたならば、図16に具体例が示される録音録画中止誘導画面に切替える処理を行なう。また、図16に具体例が示される録音録画中止誘導画面が表示される状態で左操作キーが押下されたならば、図15に具体例が示される録音録画中止誘導画面に切替える処理を行なう。その後、処理をステップS44に戻し、OKキー6、Cancelキー7、および左右操作キー3が押下されるか監視を継続する。
【0099】
制御部8がステップS28,S29に示す表示装置の制御と、ステップS28,S63〜S65に示す表示部2の制御とを行なうことで、表示装置において操作に用いる操作キー20のLEDを点灯/点滅して提示し、表示部2において誘導画面を表示して、録音・録画処理の中止、一時中止の処理操作、またはその操作可能状態をキャンセルする操作を誘導することができる。
【0100】
以上がステップS4で録音・録画中であると判定された場合の処理である。次に、ステップS4で録音・録画中ではないと判定された場合(S4でNO)の処理について図7のフローチャートを用いて説明する。
【0101】
図7を参照して、ステップS5において制御部8は、録音録画再生制御部12が音楽データの再生処理または/および画像データの再生処理を制御中であるか否かを判定する。
【0102】
録音録画再生制御部12が再生処理を制御中でない場合には(S5でNO)、状態表示パターンを変更する必要が無いため、処理を図8に示すステップS6へ移行する。
【0103】
一方、録音録画再生制御部12が再生処理を制御中であれば(S5でYES)、処理をステップS11へ移行する。ステップS10で制御部8は、メモリ9から再生中であることを示す状態表示パターンを読出し、表示装置であるLED4,5に出力してLED4,5に録音・録画処理中状態を表示するよう制御信号を出力する。なお、ここでの動作状態の表示は、ユーザの嗜好に合った特殊な状態表示パターンによりイメージ効果アップを図ることが好ましい。制御部8がステップS11に示す表示装置の制御を行なうことで、LED4,5において再生処理中であるにも関わらず終了を忘れることを防止することができる。
【0104】
さらに、処理をステップS15に移行して、制御部8は録音録画再生制御部12からスピーカなどの再生装置に対して所定時間再生信号が出力されているかを判定し、再生信号が出力されているようであれば(S15でNO)、処理を最初に戻す。また、録音録画再生制御部12から所定時間長時間再生信号が出力されていないならば(S15でYES)、ユーザが再生処理の終了操作を忘れてデータが最終に到達しているものと判断して、処理をステップS20に移行する。
【0105】
次に、ステップS20で制御部8はメモリ9を参照して過去に再生処理の終了操作を忘れている時の処理を行なったことがあるかを調べる。もし、今回の処理が初回である場合は(S20でYES)処理をステップS30へ移行し、そうでなければ(S20でNO)処理をステップS31へ移行する。
【0106】
ステップS30で制御部8は、今回の処理が初回の処理であるため、図17に具体例が示される再生中止誘導画面を表示部2に表示し、再生を終了するよう促す。さらに、メモリ9から誘導表示パターンを読出して表示装置に出力し、OKキー6のLED13、Cancelキー7のLED14、および該当する画面切替えを行なう右操作キー3のLED18を点灯する。
【0107】
一方、ステップS31では上述のステップS23と同様に制御部8は学習機能を発揮する。ここでの処理は上述の処理と同様であるため、説明を繰返さない。
【0108】
そして、ステップS30またはステップS31の処理後、制御部8はステップS47,S48,S49をループしてOKキー6、Cancelキー7、および表示画面を切替えるための左右操作キー3が押下されるか監視する。
【0109】
ステップS47においてOKキー6が押下されたことを検出すると(S47でYES)、制御部8は処理をステップS66へ移行する。ステップS66で制御部8は、次回の再生中である時の処理において学習機能を発揮させるために、表示装置の動作状態、表示部2に表示されている最終の画面、およびユーザに操作された操作キー20をメモリ9の所定領域に記憶する。また、現在表示部2に表示される画面が図17に具体例が示される再生中止誘導画面ならば、制御部8は録音録画再生制御部12に制御信号を出力し、再生処理を中止する処理を実施する。また、現在表示部2に表示されている画面が図18に具体例が示されるアプリケーション終了誘導画面ならば、制御部8は録音録画再生制御部12に制御信号を出力し、再生処理を実現しているアプリケーションを終了する処理を実施する。そして、ステップS66の処理を終了して、処理を始めに戻す。
【0110】
また、ステップS48においてCancelキー7が押下されたことを検出すると(S48でYES)、制御部8は処理をステップS67へ移行する。ステップS67で制御部8は、上述のステップS54と同様の処理を実行する。
【0111】
また、ステップS49において左右操作キー3が押下されたことを検出すると(S49でYES)、制御部8は処理をステップS68へ移行し、ステップS68において、表示部2に画面が図17に具体例が示される再生中止誘導画面が表示される状態で右操作キーが押下されたならば、図18に具体例が示されるアプリケーション終了誘導画面に切替える処理を行なう。また、図18に具体例が示されるアプリケーション終了誘導画面が表示される状態で左操作キーが押下されたならば、図17に具体例が示される再生中止誘導画面に切替える処理を行なう。その後、処理をステップS47に戻し、OKキー6、Cancelキー7、および左右操作キー3が押下されるか監視を継続する。
【0112】
制御部8がステップS30,S31に示す表示装置の制御と、ステップS30,S66〜S68に示す表示部2の制御とを行なうことで、表示装置において操作に用いる操作キー20のLEDを点灯/点滅して提示し、表示部2において誘導画面を表示して、音声データや画像データが最終に到達し出力信号が長時間出力されていない場合に、再生を中止させる操作、再生用のアプリケーションを終了させる操作、またはその操作可能状態をキャンセルする操作を誘導することができる。
【0113】
以上がステップS5で再生中であると判定された場合の処理である。次に、ステップS5で再生中ではないと判定された場合(S5でNO)の処理について図8のフローチャートを用いて説明する。
【0114】
図8を参照して、ステップS6において制御部8は、メモリ9の空き容量としきい値とを比較して、メモリ9の空き容量が少ない状態となっているか否かを判定する。
【0115】
メモリ9の空き容量がしきい値より高い場合には(S6でNO)、処理をステップS13に移行する。ステップS13で制御部8は、メモリ9からバッテリが正常状態であることを示す状態表示パターンを読出し、表示装置であるLED4,5に出力してLED4,5にバッテリ状態を表示するよう制御信号を出力する。この表示状態は特にイベントがなく通常の状態であることを示している。そして処理を最初に戻す。
【0116】
一方、メモリ9の空き容量がしきい値より低い場合は(S6でYES)、メモリ容量が少ない状態となっているため、処理をステップS12へ移行する。ステップS12で制御部8は、メモリ9からメモリ容量が少ない状態であることを示す状態表示パターンを読出し、表示装置であるLED4,5に出力してLED4,5にメモリ容量が少ない状態を表示するよう制御信号を出力する。制御部8がステップS12に示す表示装置の制御を行なうことで、LED4,5においてメモリ状況が表示されて、ユーザは即座に携帯端末装置1のメモリ容量が少ない状態であることを認知することができ、対応することができる。
【0117】
次に、処理をステップS21へ移行し、ステップS21で制御部8はメモリ9を参照して過去にメモリの空き容量が少ない時の処理を行なったことがあるかを調べる。もし、今回の処理が初回である場合は(S21でYES)処理をステップS32へ移行し、そうでなければ(S21でNO)処理をステップS33へ移行する。
【0118】
ステップS32で制御部8は、今回の処理が初回の処理であるため、図19に具体例が示されるメモリ状況表示誘導画面を表示部2に表示する。さらに、メモリ9から誘導表示パターンを読出して表示装置に出力し、OKキー6のLED13、Cancelキー7のLED14、および該当する画面切替えを行なう右操作キー3のLED18を点灯する。
【0119】
一方、ステップS33では上述のステップS23と同様に制御部8は学習機能を発揮する。ここでの処理は上述の処理と同様であるため、説明を繰返さない。
【0120】
そして、ステップS32またはステップS33の処理後、制御部8はステップS50,S51,S52をループしてOKキー6、Cancelキー7、および表示画面を切替えるための左右操作キー3が押下されるか監視する。
【0121】
ステップS50においてOKキー6が押下されたことを検出すると(S50でYES)、制御部8は処理をステップS69へ移行する。ステップS69で制御部8は、次回のメモリの空き容量が少ない時の処理において学習機能を発揮させるために、表示装置の動作状態、表示部2に表示されている最終の画面、およびユーザに操作された操作キー20をメモリ9の所定領域に記憶する。また、現在表示部2に表示される画面が図19に具体例が示されるメモリ状況表示誘導画面ならば、メモリ9の空き容量に基づいてメモリ状況を示す画面を生成して表示部2に出力し、メモリ状況を表示する処理を実施する。また、現在表示部2に表示されている画面が図20に具体例が示されるシステム再起動誘導画面ならば、携帯端末装置1を再起動する処理を実施する。そして、ステップS69の処理を終了して、処理を始めに戻す。
【0122】
また、ステップS51においてCancelキー7が押下されたことを検出すると(S51でYES)、制御部8は処理をステップS70へ移行する。ステップS70で制御部8は、上述のステップS54と同様の処理を実行する。
【0123】
また、ステップS52において左右操作キー3が押下されたことを検出すると(S52でYES)、制御部8は処理をステップS71へ移行し、ステップS71において、表示部2に画面が図19に具体例が示されるメモリ状況表示誘導画面が表示される状態で右操作キーが押下されたならば、図20に具体例が示されるシステム再起動誘導画面に切替える処理を行なう。また、図20に具体例が示されるシステム再起動誘導画面が表示される状態で左操作キーが押下されたならば、図19に具体例が示されるメモリ状況表示誘導画面に切替える処理を行なう。その後、処理をステップS50に戻し、OKキー6、Cancelキー7、および左右操作キー3が押下されるか監視を継続する。
【0124】
制御部8がステップS32,S33に示す表示装置の制御と、ステップS32,S69〜S71に示す表示部2の制御とを行なうことで、表示装置において操作に用いる操作キー20のLEDを点灯/点滅して提示し、表示部2において誘導画面を表示して、メモリ状況を表示する処理操作、携帯端末装置1を再起動する処理操作、またはその操作可能状態をキャンセルする操作を誘導することができる。
【0125】
以上が携帯端末装置1の制御部8で実行されるすべての処理であって、これらすべての処理が完了すれば処理を最初に戻し、ループ処理を行なう。
【0126】
本発明にかかる携帯端末装置が図1および図2に示される構成であって、上述の処理を実行することで、ユーザは操作キーを操作しながら携帯端末の動作状態を状態表示パターンに基づいた表示装置における表示方法により容易に判別することが可能となる。具体的には、表示装置の色や点灯している表示装置の位置や表示装置の点滅スピードにより視覚的に判別することができる。
【0127】
さらに、本発明にかかる携帯端末装置は、動作状態を表示している状態において、誘導画面の表示、操作可能な操作キーに内蔵される表示装置の点灯あるいは点滅など通常状態と異なる表示を実行し、その状態を改善する処理やその処理を中止するなどの選択肢をわかり易く提示する。このため、本発明にかかる携帯端末装置は、ユーザを、簡単に選択できるようアシストすることができる。また、本発明にかかる携帯端末装置は、学習機能を発揮して、以前発生した状況と同様の状況が発生した場合は、状態表示中に前回ユーザが操作した操作キーを点滅させるなどして通常状態と異なる表示を行なって提示し、ユーザの操作を誘導する。このため、ユーザは躊躇せずに最短で前回と同様の操作を選択することが可能である。
【0128】
また、本発明にかかる携帯端末装置が図3に示される処理を実行することで、ユーザは、表示色で視覚的にバッテリが正常なのかローバッテリ状態であるのかを把握することができる。さらにその際、本発明にかかる携帯端末装置が操作可能な操作キーに内蔵されている表示装置を点灯し誘導するので、ユーザは、本体の電源を切る、フロントライト消灯するなど、その状態を改善する処理を迅速に行なうことができる。さらに、本発明にかかる携帯端末装置が学習機能を発揮して前回の操作キーを点滅させるので、ユーザは、いちいち画面を見て操作方法を確認しなくても容易に操作キーを操作することが可能である。ローバッテリ状態の場合は携帯端末装置の機能が止まってしまう危険性もあることから、本発明にかかる携帯端末装置が行なうようにユーザに迅速に充電するよう対処することは有効である。また、本発明にかかる携帯端末装置は、フロントライトを消灯し一時的な回避方法で継続操作できる手段を選択肢として提示することで、ユーザのアシストの強化を図ることができる。
【0129】
また、本発明にかかる携帯端末装置が図4に示される処理を実行することで、ユーザは、表示装置の状態表示パターンから容易にインターネットに接続中であることが判断できる。一般的に、インターネットでのデータ取得にはある程度の時間が必要となる場合があり、その間に携帯端末装置の画面表示状態が凍結してしまう場合もある。そのような場合に、本発明にかかる携帯端末装置がこのような処理を実行することで、ユーザは表示装置を確認することで正常に動作していることが認知可能となる。また、従来の携帯端末装置ではインターネットに接続中であるかどうかの認知性がよくないことがあり、ユーザが、通信中であることを見逃し、接続を切忘れるケースも発生していた。しかしながら、本発明にかかる携帯端末装置は、長時間(所定時間)データ通信が行なわれていないことを検出してユーザに接続を切断するよう誘導を行なうため、このような事態の発生を効果的に防止することができる。また、本発明にかかる携帯端末装置は、学習機能を発揮して前回の操作キーを点滅させるので、ユーザの注意をより一層促すことができる効果があり、認知性を改善することができる。さらに、本発明にかかる携帯端末装置は、ユーザが切断操作を実行しないようであれば強制的に接続を切断するため、切忘れを防止する効果を高めることができる。
【0130】
また、本発明にかかる携帯端末装置が図5に示される処理を実行することで、ユーザは、新着メールがあることを視覚的に判断できる。従来の携帯端末装置では、新着メールがあったかどうかあいまいな場合、メールアプリケーションをいちいち起動して確認する必要があったが、本発明にかかる携帯端末装置を用いるとその作業が必要なくなり、ユーザの利便性が格段に向上する。また、メールアプリケーションの中には、自動的に所定間隔でインターネットにアクセスし新着メールを自動的に取得する機能を備えるものもあり、本発明にかかる携帯端末装置とこの機能とを組合わせることで、メールアプリケーションを起動してメールを取得して手動で新着メールを確認するという手間が省けることになり、さらにユーザの利便性が格段に向上する。また、本発明にかかる携帯端末装置は、新着メールがある表示状態において、操作キーに内蔵されている表示装置で必要な操作を誘導する機能を備えるため、ユーザはその誘導に沿って、OKボタンを押下するだけで新着メールを簡単に即座に表示させ内容の確認が行なうことができる。あるいは新着メールの一覧表を表示させ、重要度の高い見たい新着メールから確認を行なうことができ、より一層ユーザの利便性を向上させている。さらに本発明にかかる携帯端末装置は学習機能を発揮して前回の操作キーを点滅させるので、ユーザは迅速に処理することが可能である。
【0131】
また、本発明にかかる携帯端末装置が図6に示される処理を実行することで、ユーザは、容易に録音中または録画中であるか判別できる。このため、ユーザは、録音、録画を開始した場合、表示装置の状態表示パターンによって正しく開始されていることを視覚的に確認することができる、また停止させた場合も、正しく停止していることを視覚的に確認することができて、的確に操作できたかどうかを確認することが可能となる。
【0132】
従来の携帯端末装置では、状態表示中に、操作キーを誘導させ録音録画の中止や一時停止処理を行なう場合、本体表示画面に表示される操作ボタンを用いて視操作する場合が多く、ボタンも小さく操作がよくない場合が多い。しかしながら、本発明にかかる携帯端末装置を用いることで、ユーザは点灯、点滅している操作キーを押下することにより、容易に操作することが可能となる。さらに本発明にかかる携帯端末装置は学習機能を発揮して、頻繁に操作する処理を記憶してその際に用いる操作キーを点滅させるので、ユーザは点滅しているキーを押すだけで操作でき、迅速に処理することが可能である。
【0133】
また、本発明にかかる携帯端末装置が図7に示される処理を実行して動作状態を示すと同時にユーザの嗜好にあった状態表示パターンを表示することにより、インセンティブ効果を引出すことができ商品性を向上させることが可能である。さらに、本発明にかかる携帯端末装置は、再生表示中に再生データが最終に到達して出力信号が出力されないことを検出しており、その際学習機能を発揮して操作キーを誘導表示し、再生の中止やアプリケーションの終了をユーザにナビゲートするので、ユーザの機能を高めることができる。
【0134】
また、本発明にかかる携帯端末装置が図8に示される処理を実行することで、ユーザは、メモリの残り容量が少ない状態になったことを容易に判別できる。メモリ不足が発生するとデータの保存ができなくなったり、またシステムの処理速度が低下したりするような場合もある。そのような場合に、本発明にかかる携帯端末装置が操作可能な操作キーに内蔵されている表示装置を点灯し誘導するので、ユーザは、不要なメモリを削減するためにメモリ状況を確認する、メモリの分断化を改善してメモリを確保するためにシステムを再起動するなど、その状態を改善する処理を迅速に行なうことができる。さらに、本発明にかかる携帯端末装置が学習機能を発揮して前回の操作キーを点滅させ、ユーザへのアシストを強化することができる。
【0135】
なお、表示装置における表示方法は本実施の形態に述べた表示方法に限定されるものではない。たとえば、表示装置がその光量(明るさや輝度)を調整する機能を備える場合には、表示装置を、その光量が通常状態とは異なる所定の光量で点灯させるための表示方法であってもよい。また、1つの操作キーに内蔵される表示装置が複数の色を備える場合には、表示装置を、その色が通常状態とは異なる所定の色で点灯させるための表示方法であってもよい。
【0136】
さらに、上述の実施の形態においては、携帯端末装置が表示装置において状態表示(上述のステップS7〜S12)と誘導表示(上述のステップS22〜S33)との両方の表示を行なう旨を説明したが、本発明にかかる携帯端末装置は表示装置において必ずしも両方の表示を行なう必要はなく、一方の表示のみを行なってもよい。
【0137】
また、上述の携帯端末装置における表示装置の制御方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0138】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0139】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 携帯端末装置1の外観の具体例を示す図である。
【図2】 携帯端末装置1の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 携帯端末装置1において動作状態を表示する処理を示すフローチャートである。
【図4】 携帯端末装置1において動作状態を表示する処理を示すフローチャートである。
【図5】 携帯端末装置1において動作状態を表示する処理を示すフローチャートである。
【図6】 携帯端末装置1において動作状態を表示する処理を示すフローチャートである。
【図7】 携帯端末装置1において動作状態を表示する処理を示すフローチャートである。
【図8】 携帯端末装置1において動作状態を表示する処理を示すフローチャートである。
【図9】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図10】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図11】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図12】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図13】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図14】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図15】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図16】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図17】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図18】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図19】 誘導画面の具体例を示す図である。
【図20】 誘導画面の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯端末装置、2 表示部、3 上下左右操作キー、4 赤色LED、5青色LED、6 OKキー、7 Cancelキー、8 制御部、9 メモリ、10 バッテリ、11 通信制御部、12 録音録画再生制御部、13〜18白色LED、20 操作キー。

Claims (4)

  1. 操作対象のキーであることを表示する表示装置を内蔵する、複数の操作キー
    前記複数の操作キーのうち、ローバッテリ状態に対する操作に用いられる操作キーについて、当該操作キーに内蔵される前記表示装置を、前記操作を誘導するために表示させるための制御情報を記憶する記憶手段と、
    ローバッテリ状態の発生を検知する検知手段と、
    前記検知手段において前記ローバッテリ状態の発生が検知された場合に、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記複数の操作キーのうち、前記ローバッテリ状態に対する操作に用いられる操作キーに内蔵される前記表示装置の表示制御を行なう制御手段とを備える、携帯端末装置。
  2. 前記記憶手段は、さらに、ローバッテリ状態に対する操作を誘導するための誘導画面情報を記憶し、
    前記検知手段において前記ローバッテリ状態の発生が検知された場合に、前記誘導画面情報を表示する出力手段をさらに備える、請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 操作対象のキーであることを表示する表示装置を内蔵する、複数の操作キーと、
    前記複数の操作キーのうち、ローバッテリ状態に対する操作に用いられる操作キーについて、当該操作キーに内蔵される前記表示装置を、前記操作を誘導するために表示させるための制御情報を記憶する記憶手段とを含む携帯端末装置の前記表示装置の制御方法であって、
    ローバッテリ状態の発生を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記ローバッテリ状態の発生が検知された場合に、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記複数の操作キーのうち、前記ローバッテリ状態に対する操作に用いられる操作キーに内蔵される前記表示装置の表示制御を行なう制御ステップとを備える、携帯端末装置における表示装置の制御方法。
  4. 操作対象のキーであることを表示する表示装置を内蔵する、複数の操作キーと、
    前記複数の操作キーのうち、ローバッテリ状態に対する操作に用いられる操作キーについて、当該操作キーに内蔵される表示装置を、前記操作を誘導するために表示させるための制御情報を記憶する記憶手段とを含む携帯端末装置の前記表示装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ローバッテリ状態の発生を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記ローバッテリ状態の発生が検知された場合に、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記複数の操作キーのうち、前記ローバッテリ状態に対する操作に用いられる操作キーに内蔵される前記表示装置の表示制御を行なう制御ステップとを実行させる、携帯端末装置における表示装置の制御プログラム。
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