JP4183328B2 - 食品冷却庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の冷却回路を備えた食品冷却庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧縮機、凝縮器を含む冷却ユニットと、庫内空気を冷却する冷却器とを配管で接続した冷却回路を備え、冷却ユニットの運転時には冷却器の風路内に配置された冷却器用送風機を運転させて当該冷却器で熱交換した冷気を庫内に循環させ、食品を冷蔵温度域で冷却する食品冷却庫が知られている。
【0003】
この食品冷却庫の庫内にはスチームコンベクションオーブン等で加熱調理された例えば70℃程度の高温食品が投入されるので、これを短時間で例えば3℃程度にまで急速冷却することが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、高温食品を短時間で急速冷却するに十分な冷却能力を持たせるために、冷却ユニットが大容量化するという問題がある。この冷却ユニットが大容量化した場合、圧縮機をオン/オフ運転させて庫内温度を制御温度域に維持する場合にオーバーシュートが発生し、温度制御幅が広くなって、制御精度の悪い運転になるという問題がある。前記圧縮機をインバータ制御による圧縮機とした場合、コスト高になるという問題がある。
【0005】
また、この種の食品冷却庫では、冷蔵温度域で食品を冷却する場合、食品を凍らせることができないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上述した従来技術が有する課題を解消し、食品が凍ることのない、冷蔵温度域で使用される食品冷却庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置及び冷却器を備え、前記圧縮機を運転させて前記冷却器に冷媒を循環させて庫内温度を冷蔵温度域に制御する食品冷却庫において、食品温度センサと、前記冷却器の冷媒温度を検出する冷媒温度センサとを備え、前記庫内に食品が投入された後に、前記食品温度センサの検出温度が設定温度に到達し、かつ前記冷媒温度センサで検出された冷媒温度が前記設定温度よりも低く設定された所定の温度よりも低い場合、圧縮機からのホットガスを冷却器に導くことにより、前記冷却器の温度を前記設定温度近くまで上昇させる手段を備え、前記食品温度センサの検出温度が前記設定温度に到達した時、ブザー音を発生させるものである。
【0008】
この発明では、庫内に食品が投入された後に、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達し、かつ冷媒温度センサで検出された冷媒温度が設定温度以下の時、冷却器の温度を設定温度近くまで上昇させる手段を備えたので、オーバーシュートして食品温度が極端に低下することがない。さらに、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した時は、ブザー音が発生し、作業者の注意が喚起される。
【0009】
請求項2記載の発明は、圧縮機、凝縮器を含む冷却ユニットと、庫内空気を冷却する冷却器とを配管で接続した冷却回路を備え、前記冷却ユニットの運転時には冷却器の風路内に配置された冷却器用送風機を運転させて当該冷却器で熱交換した冷気を庫内に循環させ、食品を冷蔵温度域で冷却する食品冷却庫において、一つの食品冷却庫に対し前記冷却回路を複数回路備え、前記食品温度を検出する食品温度センサと、前記冷却器の冷媒温度を検出する冷媒温度センサとを備え、前記庫内に食品が投入された時は前記複数冷却ユニットのすべてを運転すると共に、冷却器用送風機を高能力で運転し、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した後は、一部の冷却ユニットを運転停止させ、残りの冷却ユニットで運転制御すると共に、冷却器用送風機の能力を減じて運転させる制御手段を備え、前記庫内に食品が投入された後に、前記食品温度センサの検出温度が設定温度に到達し、かつ前記冷媒温度センサで検出された冷媒温度が前記設定温度よりも低く設定された所定の温度よりも低い場合、圧縮機からのホットガスを冷却器に導くことにより、前記冷却器の温度を前記設定温度近くまで上昇させる手段を備え、前記食品温度センサの検出温度が前記設定温度に到達した時、ブザー音を発生させるものである。
この発明では、冷却回路を複数備えることによって庫内に食品投入時は複数冷却ユニットをすべて運転する制御が可能になり、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した後は、一部の冷却ユニットを運転停止させ、残りの冷却ユニットでの運転制御が可能になる。これによれば各冷却ユニットは小型化され、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した後は、小容量の冷却ユニットを運転制御するだけでよいので、温度制御幅を狭くすることができ、制御精度を向上させることができる。また、庫内に食品が投入された後に、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達し、かつ冷媒温度センサで検出された冷媒温度が設定温度以下の時、冷却器の温度を設定温度近くまで上昇させる手段を備えたので、オーバーシュートして食品温度が極端に低下することがない。さらに、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した時は、ブザー音が発生し、作業者の注意が喚起される。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のものにおいて、ブザー音は所定時間が経過するか、或いは食品冷却庫の扉が開いた時、停止するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1において、符号1はブラストチラー(以下、食品冷却庫という。)を示している。この食品冷却庫1は2つの冷却ユニット3a、3bを備え、この2つの冷却ユニット3a、3bはそれぞれ冷媒配管5を介して冷却器7a、7bに接続されている。この冷却器7a、7bは風路に対し並列に一体形成され、庫内9につながる風路内に配置されている。
【0015】
そして、この冷却器7a、7bには、この冷却器7a、7bで熱交換した冷気を庫内9に循環させるための、3台の冷却器用送風機11a、11b、11cが付設されている。これら3台の冷却器用送風機11a、11b、11cはそれぞれ調速手段(図示せず)を備えている。
【0016】
一方の冷却ユニット3aは定格圧縮機13を備えている。この定格圧縮機13の冷媒吐出管13aには水冷式凝縮器15が接続され、この水冷式凝縮器15には水配管16が付設されている。17は水用電磁弁、18は圧縮機用送風機、19は圧縮機のオイルクーラを示している。水冷式凝縮器15の冷媒出口管15aにはレシーバタンク21、ドライコア22が順に接続され、更に、冷媒配管5を介して膨張弁23が接続されている。この膨張弁23には前述した冷却器7aが接続され、この冷却器7aには冷媒配管5を介してアキュームレータ24が接続され、このアキュームレータ24は定格圧縮機13の冷媒吸込管13bに接続されている。また、定格圧縮機13の冷媒吐出管13aにはバイパス管25が接続され、このバイパス管25はホットガス電磁弁26を経て膨張弁23の冷媒出口管23aに接続されている。
【0017】
2つの冷却ユニット3a、3bの構成は同じであるので、他方の冷却ユニット3bの構成の説明は省略する。
【0018】
この実施形態では、前記したように、一つの食品冷却庫1に対して冷却ユニットと冷却器とを接続する冷却回路が2回路設けられている。食品冷却庫1には、庫内温度を検出する庫内センサ31と、食品の芯温を検出する芯温センサ(食品温度センサ)33とが設けられ、冷却器7a、7bのそれぞれの出口管には、冷媒温度を検出する冷媒温度センサ32a、32bが取り付けられている。
【0019】
この食品冷却庫1の庫内9には、スチームコンベクションオーブン(図示せず)等で加熱調理された、例えば70℃程度の高温食品が投入される。この食品のいずれか一つには針状の芯温センサ33を刺し、この芯温センサ33によって食品の芯温が検出されている。
【0020】
つぎに、この制御動作を図2を参照して説明する。
【0021】
芯温センサ33の検出温度が設定温度と比較され(S1)、食品投入時のように食品温度が高い場合、すべての冷却ユニット3a、3bの定格圧縮機13が運転されると共に(S2)、冷却器用送風機11a、11b、11cが高能力の60Hzで運転され(S3)、当該食品温度が短時間で降下する。
【0022】
S1で、芯温センサ33の検出温度が設定温度に到達した場合、一方の冷却ユニット3aの冷媒温度センサ32aの検出温度が、所定の温度(−2℃)と比較される(S4)。所定の温度よりも低い場合、運転中の冷却ユニット3aにおける冷却器7aに定格圧縮機13からのホットガスが注入されると共に(S5)、冷却器用送風機11a、11b、11cの運転が停止される(S6)。この場合には、図1を参照して、膨張弁23を全閉し、ホットガス電磁弁26を開く。これによれば、定格圧縮機13からのホットガスがバイパス管25を通じて冷却器7aに流入するので、冷却器7aの温度が設定温度近く(図3の点aで示す設定温度よりも2℃低い温度)まで上昇する。
【0023】
このホットガス注入は、冷却器7aによるオーバーシュートで温度降下を起こして、食品を凍らせないために行われる。
【0024】
なお、芯温センサ33の検出温度が設定温度に到達した時に、ブザー音を鳴らすように構成することが望ましい。作業者の注意が喚起されるからである。このブザー音は、例えば所定時間が経過するか、或いは食品冷却庫1の扉が開いた時に、停止することが望ましい。
【0025】
図3はチルドモードの概略動作を示している。
【0026】
前述したように、食品投入時のように食品温度が高い場合、すべての冷却ユニット3a、3bの定格圧縮機13が運転されると共に(S2)、冷却器用送風機11a、11b、11cが高能力の60Hzで運転される(S3)。これは図3のステップ100に相当し、この間、芯温センサ33の検出温度は急激に降下する。この間、運転制御に用いられる検出温度は芯温センサ33に従う。この芯温センサ33に従うと、ステップ101に移行した場合、冷却器7aによって食品温度がオーバーシュートして、この食品を凍結させるおそれがある。
【0027】
そこで、ステップ101では、庫内温度センサ31の検出温度が、設定温度よりも2℃低い温度になるまで、運転中の冷却ユニット3aにおける冷却器7aに圧縮機13からのホットガスを注入する(S5)。
【0028】
このホットガス注入によって冷却器7aの温度が設定温度近くまで上昇するので、食品温度のオーバーシュートが抑制され、短時間の内に、庫内温度が反転上昇するので、食品の凍結が防止される。
【0029】
図2において、S6が実行された後、今度は、他方の冷却ユニット3bの冷媒温度センサ32bの検出温度が、所定の温度(−2℃)と比較される(S7)。所定の温度よりも低い場合、運転中の冷却ユニット3bにおける冷却器7bに定格圧縮機13からのホットガスが注入されると共に(S8)、冷却器用送風機11a、11b、11cの運転が停止される(S9)。このホットガス注入の目的と効果は前述したものと同じである。
【0030】
S4で、一方の冷却ユニット3aの冷媒温度センサ32aの検出温度が、所定の温度(−2℃)よりも高い場合、ここではオーバーシュートが発生していないので、S10に移行し、今度は、他方の冷却ユニット3bの冷媒温度センサ32bの検出温度が、所定の温度(−2℃)と比較される。所定の温度よりも低い場合、運転中の冷却ユニット3bにおける冷却器7bに定格圧縮機13からのホットガスが注入されると共に(S8)、冷却器用送風機11a、11b、11cの運転が停止される(S9)。
【0031】
要するに、以上の各ステップは冷却ユニット毎に実行され、このステップによって食品温度のオーバーシュートが抑制され、短時間の内に庫内温度が設定温度近くまで反転上昇し、従って、食品凍結が防止される。
【0032】
以上のステップを経た後は、図3のステップ102に移行し、定格圧縮機13のオン/オフ制御が実行される。
【0033】
この間の制御は、図2を参照して、6時間が経過したか否かが判定される(S11)。6時間が経過していなければ、いずれか一方の冷却ユニット3aが運転停止され、残りの冷却ユニット3bの定格圧縮機13が設定温度に対して±1℃の範囲でオン/オフ運転される(S12)。
【0034】
この場合、検出温度は庫内センサ31に従う。そして、冷却器用送風機11a、11b、11cが定格圧縮機13のオン/オフ運転に同期して30Hzに3台等しく能力を減じて運転される(S13)。
【0035】
S11で、6時間が経過していれば、6時間経過タイマをセットした後(S14)、運転中の冷却ユニット3bをデフロスト運転する(S15)。この場合には、図1を参照して、膨張弁23を全閉し、ホットガス電磁弁26を開く。これによれば、定格圧縮機13からのホットガスがバイパス管25を通じて冷却器7bに流入し、この冷却器7bが除霜される。
【0036】
つぎに、今まで運転していた冷却ユニット3bの運転が停止され、残りの冷却ユニット3aに切換えて運転が実行される(S16)。そして、運転終了スイッチがONで運転終了する(S17)。
【0037】
この実施形態では、除霜運転が行われる毎に冷却ユニットの運転の切換えが行われるが、これに限定されるものではない。例えば、運転中の圧縮機13の累積運転時間を記憶しておき、ある時間が経過した場合に、停止中の圧縮機13に運転を切り換えることが可能である。また、運転中の圧縮機13の運転回数を記憶しておき、ある回数運転した場合に、停止中の圧縮機13に運転を切り換えることが可能である。いずれにしてもあらかじめ冷却ユニットに運転停止の優先順位を持たせておくことが望ましい。
【0038】
冷却ユニットに運転停止の優先順位を持たせた場合、いずれかの冷却ユニットが連続運転することがなく、圧縮機の運転時間が均一化され、圧縮機の耐久性を向上させることができる。
【0039】
以上、説明したように、この実施形態では、冷却回路を複数備えることによって庫内9に食品投入時は複数冷却ユニット3a、3bをすべて運転する制御が可能になり、庫内温度が設定温度に到達し、庫内温度を制御温度域(チルドモード)に維持する場合、一部の冷却ユニットを運転停止させ、残りの冷却ユニットをオン/オフ運転させる制御(S12)が可能になる。
【0040】
これによれば各冷却ユニット3a、3bは小型化され、庫内温度を制御温度域(チルドモード)に維持する場合、小容量の冷却ユニット3a、3bのいずれか一方をオン/オフ運転するだけでよいので、温度制御幅を±1℃の範囲に狭くすることができ、制御精度を向上させることができ、従って、冷蔵温度域が正確に維持されるので、これによっても食品を凍らせることがない。インバータ制御による圧縮機を用いないのでコスト高になることがない。
また、この実施形態では、庫内冷却運転を開始し、芯温センサ33の検出温度が設定温度に到達し、かつ冷媒温度センサ32で検出された冷媒温度が設定温度(+3℃)以下の−2℃の時、冷却器7a、7bの温度を設定温度近くまで上昇させる手段(ホットガス導入手段)を備えたので、冷却器7a、7bによって、食品温度がオーバーシュートして極端に低下することがなく、庫内食品の凍結が防止される。
また、この実施形態では、ホットガスを冷却器7a、7bに導くことにより、冷却器7a、7bの温度を設定温度近くまで、短時間の内に上昇させることができる。なお、ホットガス導入に限定されるものではなく、例えば、電気ヒータ(図示せず)等によって、冷却器7a、7bの温度を設定温度近くまで上昇させることは可能である。
また、ホットガス導入時には冷却器用送風機11a、11b、11cの運転が停止される。これにより、庫内温度の不必要な温度上昇が防止される。
この実施形態では、冷却回路を複数備えることによって庫内9に食品投入時は複数冷却ユニット3a、3bをすべて運転する制御が可能になり、庫内温度が設定温度に到達し、庫内温度を制御温度域(チルドモード)に維持する場合、一部の冷却ユニットを運転停止させ、残りの冷却ユニットを運転させる制御(S12)が可能になる。
これによれば各冷却ユニット3a、3bは小型化され、庫内温度を制御温度域(チルドモード)に維持する場合、小容量の冷却ユニット3a、3bのいずれか一方を運転するだけでよいので、温度制御幅を±1℃の範囲に狭くすることができ、制御精度を向上させることができ、従って、冷蔵温度域が正確に維持されるので、これによっても食品を凍らせることがない。インバータ制御による圧縮機を用いないのでコスト高になることがない。
【0041】
通常、冷却器用送風機11a、11b、11cの回転数が上昇する場合には、送風機の電動モータが過熱し、この電動モータの熱が庫内9に送風されて庫内温度が上昇し、庫内冷却効率が低下する。
【0042】
この実施形態では、庫内温度を制御温度域に維持する場合、食品投入時(S3)に比べて冷却器用送風機11a、11b、11cの回転数が60Hzから半分の30Hzに3台等しく減少されるので(S13)、送風機電動モータの過熱分が減少し、庫内冷却効率を向上させることができる。
【0043】
冷却器用送風機11a、11b、11cの各回転数が3台等しく減じられるので、風路内の風量ダウンは均一に生じ、従って、庫内に向かう風量にアンバランスが生じることがなく、庫内温度ムラの発生が防止される。
【0044】
別の実施形態として、例えば3台の冷却器用送風機11a、11b、11cを定格送風機で構成することが可能である。この場合、庫内温度を制御温度域に維持する時(S12)、食品投入時に比べて冷却器用送風機11a、11b、11cのいずれかを運転停止し、運転台数を減少させることが望ましい。これによっても、送風機電動モータの過熱分が減少するので、庫内温度の上昇が抑制され、庫内冷却効率を向上させることができる。
【0045】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことは明らかである。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、庫内に食品が投入された後に、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達し、かつ冷媒温度センサで検出された冷媒温度が設定温度以下の時、冷却器の温度を設定温度近くまで上昇させる手段を備えたので、冷却器によって、食品温度がオーバーシュートして極端に低下することがなく、庫内食品の凍結が防止される。さらに、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した時は、ブザー音が発生し、作業者の注意が喚起される。
【0047】
請求項2記載の発明では、冷却回路を複数備えることによって庫内に食品が投入された時は複数冷却ユニットをすべて運転する制御が可能になり、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した後は、一部の冷却ユニットを運転停止させ、残りの冷却ユニットでの運転制御が可能になる。さらに、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した時は、ブザー音が発生し、作業者の注意が喚起される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食品冷却庫の一実施形態を示す回路図である。
【図2】運転制御のフローチャートである。
【図3】チルドモードの概略動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ブラストチラー(食品冷却庫)
3a、3b 冷却ユニット
5 冷媒配管
7a、7b 冷却器
9 庫内
11a、11b、11c 冷却器用送風機
13 定格圧縮機
15 水冷式凝縮器
23 膨張弁
25 バイパス管
26 ホットガス電磁弁
31 庫内センサ
32a、32b 冷媒温度センサ
33 芯温センサ(食品温度センサ)
Claims (3)
- 圧縮機、凝縮器、減圧装置及び冷却器を備え、前記圧縮機を運転させて前記冷却器に冷媒を循環させて庫内温度を冷蔵温度域に制御する食品冷却庫において、食品温度センサと、前記冷却器の冷媒温度を検出する冷媒温度センサとを備え、前記庫内に食品が投入された後に、前記食品温度センサの検出温度が設定温度に到達し、かつ前記冷媒温度センサで検出された冷媒温度が前記設定温度よりも低く設定された所定の温度よりも低い場合、圧縮機からのホットガスを冷却器に導くことにより、前記冷却器の温度を前記設定温度近くまで上昇させる手段を備え、
前記食品温度センサの検出温度が前記設定温度に到達した時、ブザー音を発生させることを特徴とする食品冷却庫。 - 圧縮機、凝縮器を含む冷却ユニットと、庫内空気を冷却する冷却器とを配管で接続した冷却回路を備え、前記冷却ユニットの運転時には冷却器の風路内に配置された冷却器用送風機を運転させて当該冷却器で熱交換した冷気を庫内に循環させ、食品を冷蔵温度域で冷却する食品冷却庫において、一つの食品冷却庫に対し前記冷却回路を複数回路備え、前記食品温度を検出する食品温度センサと、前記冷却器の冷媒温度を検出する冷媒温度センサとを備え、前記庫内に食品が投入された時は前記複数冷却ユニットのすべてを運転すると共に、冷却器用送風機を高能力で運転し、食品温度センサの検出温度が設定温度に到達した後は、一部の冷却ユニットを運転停止させ、残りの冷却ユニットで運転制御すると共に、冷却器用送風機の能力を減じて運転させる制御手段を備え、前記庫内に食品が投入された後に、前記食品温度センサの検出温度が設定温度に到達し、かつ前記冷媒温度センサで検出された冷媒温度が前記設定温度よりも低く設定された所定の温度よりも低い場合、圧縮機からのホットガスを冷却器に導くことにより、前記冷却器の温度を前記設定温度近くまで上昇させる手段を備え、
前記食品温度センサの検出温度が前記設定温度に到達した時、ブザー音を発生させることを特徴とする食品冷却庫。 - 前記ブザー音は所定時間が経過するか、或いは食品冷却庫の扉が開いた時、停止することを特徴とする請求項1又は2記載の食品冷却庫。
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