JP4180748B2 - 部品の装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品の装着方法と装置に関し、複数種類の電子部品を回路基板に装着して電子回路基板を製造するような場合に適用される。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子回路基板は電子機器の多機能化、電子部品の多部品化が進むなか、大小のコネクタ、電子部品など多種類の部品が装着されるようになっている。これら多種類の部品の全てにつき安定して迅速かつ確実に装着を行う装着作業部に供給するのに、それぞれの部品の形態や大きさに対応した荷姿での取り扱いが行われる。また、部品を供給する過程での移載や、供給された部品を装着するのに、部品を保持してピックアップすることが行われるが、この場合の部品の取扱いを失敗なく確実に行うには、部品の種類に応じた部品保持メンバを用いることも行われている。
【0003】
例えば、図8〜図12に示す従来の部品装着装置は、主として小さな電子部品pをテープの長手方向に連続するように収納したテーピング部品をリールaに巻き取って取扱い、部品供給カセットbに装着して部品供給部cに必要な種類分だけ装着して用い、部品供給部cの部品供給カセットbが並ぶ方向の移動により、その都度必要とする電子部品pを収納している部品供給カセットbを部品供給位置に切替え位置させて、電子部品pを1つずつ送り出して装着作業部dに供給する。装着作業部dは間欠回転して複数の部品取り扱いツールeを部品供給位置と装着対象である回路基板fが位置決めされる部品装着位置との間を繰り返し巡回移動させ、部品供給位置に部品取り扱いツールeが達して停止する都度、その部品保持メンバである吸着ノズルgにより吸着、保持してピックアップさせた後、部品装着位置に持ち運んで停止したとき、その電子部品pを回路基板f上に装着する。
【0004】
このときの電子部品pのピックアップ、持ち運び、装着が部品の種類に対応して確実に達成されるように、取扱う電子部品pの大きさなどの種類に応じた、図12(a)に示すような小さなSサイズの吸着ノズルgS、あるいは図12(b)に示すような中ぐらいのMサイズの吸着ノズルgMなどを使い分けている。
【0005】
この使い分けは、図9に示すように部品取り扱いツールeに吸着ノズルgを着脱できるように装着して、ロック部材hにより脱落しないようにロックし、必要に応じ交換することにより行う。
【0006】
一方、各部品取り扱いツールeが部品供給位置や部品装着位置で停止するのに、それぞれが装着作業部dの一定角度ずつ、つまり部品取り扱いツールeの配列ピッチずつの間欠回転による回転、停止によって達成され、図10に示すように装着作業部dに部品取り扱いツールeを装備している数だけの停止位置1〜16ができ、各部品取り扱いツールeはこれらの停止位置1〜16の1つずつに同時に移行していき同時に停止することを繰り返す。
【0007】
そこで、部品取り扱いツールe部品装着位置から部品供給位置に復動する途中にある停止位置に、使用する吸着ノズルgが部品供給位置でピックアップすべき電子部品pの種類に対応しているかを判定するためのノズルNO.検出の位置と、この検出に基づき対応していないと判定された吸着ノズルgを、Sサイズの吸着ノズルgSからMサイズの吸着ノズルgMに切替えるM位置、およびその逆の切替えを行うS位置とを設定し、必要の都度吸着ノズルgの交換が行われる。
【0008】
ノズルNO.検出は図11(a)(b)に示すように、ラインセンサjなどにより吸着ノズルgの、検出視野中心からノズル先端までの高さH、半径rなどを検出し、吸着ノズルgの種類判定の情報とする。吸着ノズルgの交換には図12(a)(b)に示すように交換冶具kを用いる。(a)はロック部材hによるロックを解除してSサイズの吸着ノズルgSを仮想線の状態から実線の状態に部品取り扱いツールeから取り外して持ち去り、(b)に示すようなMサイズの吸着ノズルgMを装着する。(b)はMサイズの吸着ノズルgMを(a)に示すようなSサイズの吸着ノズルgSと交換する場合を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のように間欠移動される各部品取り扱いツールeに対し、それに支持した吸着ノズルgを外部からの着脱を伴い、外部の吸着ノズルgと交換するのでは、その作業が複雑で交換に時間が掛かり生産性を高められない。また、そのような吸着ノズルgの交換には複雑な冶具kおよびその動作機構mが必要となるので、装置が高価につく。従って、電子部品pを装着して生産する電子回路基板fのコスト上昇の原因になる。
【0010】
また、近時の高機能化、多機能化の影響、電子部品pの個性化の影響などで、1つの回路基板fに装着する電子部品pの多種類化に対応するため、使用する吸着ノズルgの種類を多くしようとすると、吸着ノズルgの種類の数だけ交換位置を設けなければならないので装置の大型化を招くし、それには限界があって1つの装着装置で取扱える電子部品pの種類数が限られ複数の装置を用いなければ1つの電子回路基板が生産できない不便や不利もある。
【0011】
本発明の目的は、簡単で小型な装置により多くの種類の部品保持メンバを短時間に切替えて使用できる部品の装着方法とその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の部品の装着装置は、複数種類の部品を部品供給位置に供給する部品供給部と、部品の装着対象を受け入れて部品装着位置に位置決めし装着に供した後排出する装着対象取り扱い部と、間欠回転する装着ヘッドに複数の部品取り扱いツールを保持して部品供給位置と部品装着位置との間を繰り返し移動させ、部品供給位置に停止した部品取り扱いツールが有している部品保持メンバによりそこに供給される部品を保持してピックアップした後、部品装着位置に持ち運んで停止したとき、そこに位置決めされている装着対象に部品を装着する部品装着作業部とを備えた部品の装着装置において、各部品取り扱いツールに、取扱う部品の種類分に対応した種類分の部品保持メンバを各部品取り扱いツール上に設定される部品のピックアップや装着を行う使用位置に切替え使用できるように支持し、部品取り扱いツールが装着ヘッドの間欠回転により部品装着位置から部品供給位置へ復動するときの停止位置に対応して設けられ、停止した部品取り扱いツール上の前記使用位置にある部品保持メンバの種類を認識する認識手段、および停止した部品取り扱いツールが支持している部品保持メンバのそれぞれを前記使用位置に切替え位置させる切替え手段を設け、認識手段が認識した前記使用位置にある部品保持メンバの種類情報と、停止した部品取り扱いツールが部品供給位置でピックアップすべき部品の種類に対応するかどうかを判定する判定手段と、判定手段による対応しないとの判定に基づき切替え手段を働かせて、停止した部品取り扱いツールが支持する部品保持メンバのうち対応する種類のものが使用位置となるように切替える切替え制御手段とを設け、認識手段および切替え手段は、部品取り扱いツールの同一の停止位置に設けられ、1つの部品取り扱いツールに支持される各部品保持メンバは、横向きの軸線まわりに回転する回転ホルダのまわりに放射状に支持され、切替え手段は回転制御される駆動軸を前記回転ホルダにその軸線上で進退して同体回転するように接続し、またこの接続を解除するように設け、認識手段は回転ホルダ上の前記軸線まわりに設けた回転位置情報部と、切替え手段側から駆動軸のまわりで前記回転位置情報部と対向し、この回転位置情報部が持つ回転ホルダないしはそれが支持する各部品保持メンバの回転位置を読取る読取り部とを備えていることを主たる特徴としている。
【0013】
このような構成では、間欠移動される部品取り扱いツールが、部品供給位置で停止したとき、そこに部品供給部から供給される電子部品を部品保持メンバにより保持してピックアップした後、それを持ち運んで部品装着位置まで往動して停止したときその電子部品を装着対象に装着し、その後部品供給位置に復動することを繰り返して部品の装着を順次行う。
【0014】
この際、部品供給位置に復動する各部品取り扱いツールにつき、それが部品供給位置に復動したとき使用する部品保持メンバがピックアップすべき部品の種類に対応しているかどうかが判定され、対応していないときに対応するものに変更して部品のピックアップから装着までを失敗なく確実に達成するようにするが、この使用する部品保持メンバの変更を、部品取り扱いツールに複数支持した部品保持メンバのピックアップすべき部品の種類に対応するものを部品取り扱いツール上に設定された部品のピックアップや装着を行う使用位置に切替え位置させるだけの簡単な動作で短時間に達成することができ、生産性を高めることができる。また、切替える部品保持メンバの種類が多くても部品取り扱いツールが間欠移動されて停止する1箇所において切替えられるので、装置が大掛かりにならず小型で安価なものとなり前記生産性の向上と相まち、部品の装着によって生産される半製品または製品のコストを低減することができる。さらに、部品保持メンバは各部品取り扱いツールの端部にその一部として比較的場所を取らずに必要数を設けやすく、装置の前記簡単かつ小型な特徴を損なわずにより多くの種類の部品保持メンバを装備して使い分け、近時の部品の多種類化、個性化にも対応しやすくなる。判定手段および切り替え制御手段は装置の動作制御装置の内部機能でよい。
【0019】
さらに、認識手段および切替え手段は、部品取り扱いツールの同一の停止位置に設けられて好適である。
【0021】
また、各部品取り扱いツールの下端に回転ホルダを横向きの軸線まわりに回転できるように支持してそのまわりに各種の部品保持メンバを放射状に設けるだけで、かさ張らずに装備し、しかも、装備した各部品保持メンバはその使用位置を部品取り扱いツールと同一軸線の延長上にあるように設定することにより、部品取扱い原点が部品取り扱いツール単独での部品取り扱いの場合と共通するので、部品取り扱いの位置基準を調整したり変更したりしなくてよい利点がある。また、切替え手段は回転制御される駆動軸を前記回転ホルダにその軸線上で進退して同体回転するように接続し、またこの接続を解除するもので外部から簡単に切替え動作ができるし、この切替え動作のために部品取り扱いツール側は駆動軸との接続部を持てば足り、構造が複雑化することはない。さらに、認識手段は回転ホルダ上の前記軸線まわりに設けた回転位置情報部が示す回転ホルダの回転位置、つまりどの部品保持メンバが使用位置にあるかを、回転位置情報部に対向する読取り部で読み取るので、回転位置情報も光学的、磁気的、機械的、電気的に回転ホルダの回転位置情報を与え得れば、部品取り扱いツールの側を特に複雑化したりすることなしに対向する読取り部で読取り、各部品保持メンバを選択使用することができる。
【0022】
部品取り扱いツールに、それに支持している回転ホルダを各切替え位置にロックするロック部材を設けて、ロックを維持するように付勢し、切替え手段における駆動軸の進出により押動されてロックを解除され、後退によって押動を解除されて再度ロックするようにしてあると、各部品保持メンバの必要なものを使用位置に切替え位置させて選択使用するのに、その切替え位置をロックして選択使用が安定に達成されるようにしながら、ロック解除により使用する部品保持メンバの切替えができるようにする。
【0023】
回転ホルダの駆動軸との接続部は部品取り扱いツールが装着ヘッドの間欠回転によって巡回される巡回経路の外側に向いて設けられ、切替え手段および認識手段は前記接続部前記巡回経路の外側から対向するように設けられていると、複数の部品保持メンバを持った各部品取り扱いツールの巡回経路内の支持機構や駆動機構との干渉が問題にならず、前記巡回経路まわりの広いスペースを他の必要な機器や機構とともに利用することができる。
【0024】
前記回転ホルダの軸線および駆動軸は前記巡回経路の中心からの放射方向に向いていると、各部品取り扱いツールの間欠停止位置に各種機器を設置するのに、隣接のものどうしが干渉しにくくなるので、各間欠停止位置の有効利用ができる。
【0025】
部品保持メンバが吸着ノズルであると、各部品保持メンバは吸引源に繋がる吸引経路があれば、それを通じた吸引、および吸引解除により部品の保持、および保持解除ができ、単純でかさ張りのないものとなり、各部品取り扱いツールにより多くの部品保持メンバを設けるのに好適である。
【0026】
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴は、可能な限りそれ単独で、あるいは種々な組み合わせで複合して用いることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る部品の装着方法と装置につき、図1〜図5を参照してその実施例とともに詳細に説明し、本発明の理解に供する。
【0028】
本実施の形態は、主としてパレット収納カセット5に収納された図1に示す大型の電子部品10が代表するような非テーピング部品であるパレット収納部品を、第1の部品供給部13において移載動作を介して供給し、また、部品供給カセット3に収納保持された図示しないテーピング部品を、部品供給部25において移載動作なしに供給することが複合して行われ、この供給される各種の電子部品10を部品取り扱いツール35に有する電子部品10の種類に適合する種類の部品保持メンバ35aにより保持してピックップし、図1に示すような装着対象としての回路基板15に電子部品10を仮止め状態または固定状態に装着して電子回路基板16を半製品、または製品として製造する場合の一例である。しかし、これに限定されることはなく、供給される異なった種類の部品を、部品取り扱いツール35が有するその種類に合った部品保持メンバ35aにより保持してピックアップし、各種の装着対象に装着することにより、各種の半製品、製品を製造する場合に本発明は適用されて有効である。
【0029】
本発明の実施の形態に係る部品の装着方法は、部品供給部13、25から必要に応じて部品供給位置に順次供給する複数種類の電子部品10を、部品供給位置と部品装着位置との間を繰り返し間欠に巡回移動させる複数の部品取り扱いツール35が部品供給位置に復動して停止する都度、その復動し停止する部品取り扱いツール35が有している部品保持メンバ35aにより順次に保持してピックアップした後、往動により部品装着位置まで持ち運んで停止される都度、この部品装着位置に停止位置決めされている回路基板15にその持ち運んできた電子部品10を装着する際、部品装着後に部品供給位置に復動する部品取り扱いツール35の部品保持メンバ35aにつき、それが部品供給位置にてピックアップすべき電子部品10の種類に対応するかを、部品保持メンバ35aの種類情報と供給される電子部品10の種類情報とから判定し、部品保持メンバ35aの種類が対応しないときは、対応する種類の部品保持メンバ35aと交換をして部品供給位置での次の電子部品10のピックアップに供して前記電子部品10の装着を行うようにする。
【0030】
このため、特に、前記巡回移動される複数の部品取り扱いツール35のそれぞれに、取り扱う電子部品10の種類分に対応した種類分の部品保持メンバ35aを図1〜図4に示すように切替え使用できるように装備しておき、部品供給位置に復動する各部品取り扱いツール35につき、それが部品供給位置に復動してピックアップすべき電子部品10の種類に対応した種類の部品保持メンバ35aが使用位置にあるかを、使用位置にある部品保持メンバ35aの種類情報と供給される部品の種類情報とから判定し、部品保持メンバ35aの種類が対応しないときは、部品取り扱いツール35上で対応する種類の部品保持メンバ35aを使用位置に切替え位置させて部品供給位置での電子部品10のピックアップに供して前記電子部品10の装着を行う。
【0031】
このようにして、間欠移動される部品取り扱いツール35が、部品供給位置で停止したとき、そこに部品供給部13、25から供給される電子部品10を部品保持メンバ35aにより保持してピックアップした後、それを持ち運んで部品装着位置まで往動して停止したときその電子部品10を回路基板15に装着し、その後部品供給位置に復動することを繰り返して電子部品10の装着を順次行うとき、部品供給位置に復動する各部品取り扱いツール35につき、それが部品供給位置に復動したとき使用する部品保持メンバ35aがピックアップすべき電子部品10の種類に対応しているかどうかが判定される。
【0032】
この結果、各部品取り扱いツール35が部品供給位置に復動したとき使用する部品保持メンバ35aがピックアップすべき電子部品10の種類に対応していないとき、これを対応するものに変更して電子部品10のピックアップから装着までを失敗なく確実に達成されるようにすることが、各1つの部品取り扱いツール35上で達成できる。
【0033】
しかも、この使用する部品保持メンバ35aの変更を、部品取り扱いツール35に複数支持した部品保持メンバ35aのピックアップすべき電子部品10の種類に対応するものを使用位置に切替え位置させるだけの簡単な動作で短時間に達成することができ、生産性を高めることができる。また、切替える部品保持メンバ35aの種類が多くても部品取り扱いツール35が間欠移動されて停止する1箇所において切替えられるので、装置が大掛かりにならず小型で安価なものとなり前記生産性の向上と相まち、電子部品10などの部品の装着によって生産される電子回路基板16などの半製品または製品のコストを低減することができる。
【0034】
さらに、部品保持メンバ35aは各部品取り扱いツール35の端部にその一部として比較的場所を取らずに必要数を設けやすく、装置の前記簡単かつ小型な特徴を損なわずにより多くの種類の部品保持メンバ35aを装備して使い分け、近時の電子部品10の多種類化、個性化にも対応しやすくすることができる。
【0035】
前記部品保持メンバ35aの判定および切替えを、部品取り扱いツール35の前記間欠移動による復動中に停止する1箇所において行うと、部品保持メンバ35aを切替え使用するための必要位置が使用できる部品保持メンバ35aの数に関係なく従来数カ所必要としたのを最少の1箇所に低減し、装置のさらなるかさ張り防止や装置の機能を向上するのに必要な各種の機器を設置しやすくすることができる。
【0036】
前記判定は、部品取り扱いツール35上の回転により各部品保持メンバ35aの位置を切替えるようにそれらを保持する回転ホルダ61の部品取り扱いツール35上での回転位置の違いにより判定した使用位置の部品保持メンバに関する種類情報と、装着プログラムのその時々に取扱う部品の情報とを比較して行うと、部品保持メンバ35aの切替え使用のために回転ホルダ61を回転させる切替え手段62のまわりで部品保持メンバ35aの位置検出ができ、部品取り扱いツール35の1箇所での停止位置で判定および切替えを行うのに好適である。
【0037】
さらに、図5に示すように電子部品10をその移載動作を介し供給する第1の部品供給部13を1つないし複数と、電子部品10を移載動作なしに供給する第2の部品供給部25の1つないし複数とを使い分けて、その時々に必要な電子部品10を部品供給位置に供給して、前記電子部品10の装着に供するようにしてあると、移載動作を介して取扱いにくい大型の電子部品10や特殊形状の電子部品10をその特殊な荷姿にも対応し安定して確実に取扱い供給できるようにするのに併せ、そのような配慮の要らない電子部品10を高速で取扱って効率よく供給できるようにして、多種類の電子部品10を複合して効率よく供給し、多種類の部品保持メンバ35aを切替え使用できるのと相まって1つの装置でより多くの種類の電子部品10を能率および確率よく装着できるようになり、生産性、歩留まりともに向上する。
【0038】
上記のような方法を実現する本実施の形態に係る部品の装着装置としては、図5に示すように、数種類の電子部品10を部品供給位置に供給する部品供給部13、25と、電子部品10の装着対象である回路基板15を受け入れて部品装着位置に位置決めし装着に供した後排出する装着対象取り扱い部63と、間欠回転する装着ヘッド34に複数の部品取り扱いツール35を保持して部品供給位置と部品装着位置との間を繰り返し移動させ、部品供給位置に停止した部品取り扱いツール35が有している部品保持メンバ35aによりそこに供給される電子部品10を保持してピックアップした後、部品装着位置に持ち運んで停止したとき、そこに位置決めされている回路基板15に電子部品10を装着する部品装着作業部64とを備えている。
【0039】
その上、各部品取り扱いツール35に、取扱う電子部品10の種類分に対応した種類分の部品保持メンバ35aを切替え使用できるように支持し、部品取り扱いツール35が装着ヘッド34の間欠回転により部品装着位置から部品供給位置へ復動するときの停止位置に対応して設けられ、停止した部品取り扱いツール35上の使用位置にある部品保持メンバ35aの種類を認識する認識手段65、および停止した部品取り扱いツール35が支持している部品保持メンバ35aのそれぞれを使用位置に切替え位置させる前記した切替え手段62を設け、認識手段65が認識した使用位置にある部品保持メンバ35aの種類情報と、停止した部品取り扱いツール35が部品供給位置でピックアップすべき電子部品10の種類に対応するかどうかを判定する判定手段66と、判定手段66による対応しないとの判定に基づき切替え手段62を働かせて、停止した部品取り扱いツール35が支持する部品保持メンバ35aのうち対応する種類のものが使用位置となるように切替える切替え制御手段67とを設けたものとする。
【0040】
ここで、判定手段66や切替え制御手段67は、部品装着装置の全体ないしは主要部の動作制御を行うCPUなどの制御装置の内部機能、あるいはそれらと連動する専用装置、あるいは他の制御装置と兼用されるものなど、どのような形態、レベルのものでもよく、部品情報は電子部品10を装着する動作制御に用いる内部または外部の記憶手段68に記憶された動作プログラムの、順次に装着すべき電子部品10の情報から得るようにすればよい。もっとも、これに限られることはなく、手入力された部品情報などでもよい。これによって、上記のような特徴ある部品の装着方法を、自動的に安定して高速で達成することができる。
【0041】
認識手段65および切替え手段62は図2に示すように、部品取り扱いツール35の同一の停止位置に設けられている。具体的には、1つの部品取り扱いツール35に支持される各部品保持メンバ35aは、横向きの軸線71まわりに回転する回転ホルダ61のまわりに図1〜図4に示すように放射状に支持され、切替え手段62は回転制御される駆動軸72を前記回転ホルダ61にその軸線71上で進退して同体回転するように接続し、またこの接続を解除するように設け、認識手段65は回転ホルダ61上の前記軸線71まわりに設けた回転位置情報部65aと、切替え手段62側から駆動軸72のまわりで前記回転位置情報部65aと対向し、この回転位置情報部65aが持つ回転ホルダ61ないしはそれが支持する各部品保持メンバ35aの回転位置を読取る読取り部65bとを備えたものとしてある。
【0042】
この認識手段65は回転ホルダ61上の前記軸線71まわりに設けた回転位置情報部65aが示す回転ホルダ61の回転位置、つまりどの部品保持メンバ35aが使用位置にあるかを、回転位置情報部65aに対向する読取り部65bで読み取るもので、光学的、磁気的、機械的、電気的に回転ホルダ61の回転位置情報を与え得れば、部品取り扱いツール35の側を特に複雑化したりすることなしに対向する読取り部65bで読取り、各部品保持メンバ35aを選択使用することができる。図に示す実施例では回転位置情報部65aは回転ホルダ61と一体回転する穴明きの回転盤であって、部品保持メンバ35aが6つ等間隔に設けてあるのに対応して3つの穴65a1が不規則に設けられ、駆動軸72まわりに固定して設けられた読取り部65bで、穴65a1からの透過光ないしは、穴65a1がない部分からの反射光を受けることにより、回転ホルダ61の回転位置、部品保持メンバ35aの回転位置、つまり使用位置にある部品保持メンバ35aを判定するようにしている。
【0043】
図に示す実施例の場合、部品保持メンバ35aは吸着ノズルであって、図4に示す回転ホルダ61に設けられた図示しない吸引源に繋がる吸引路173に対し、使用位置にある真下に向く部品保持メンバ35aの吸引経路35a1だけが繋がり、吸引源からの吸引、吸引解除を受けて、電子部品10の吸着、吸着解除を行い、電子部品10のピックアップ、および装着が行えるようにしている。各部品保持メンバ35aには回転ホルダ61への取りつけ位置によってノズルNO.が設定され、前記3つの穴65a1に対応する位置での検出結果、例えば図3の(b)に示すセンサA、B、Cによる反射光の有無の検出、つまり下記の表1に示すようなオン、オフの組合せの違いによって、図4の回転ホルダ61の外周部に符号1〜6を付して示すノズルNO.が判定できるようにしてある。
【0044】
【表1】
Figure 0004180748
以上のように、各部品取り扱いツール35の下端に回転ホルダ61を横向きの軸線71まわりに回転できるように支持してそのまわりに各種の部品保持メンバ35aを放射状に設けるだけで、かさ張らずに必要数装備し、しかも、装備した各部品保持メンバ35aはその使用位置を、図2、図3に示すように部品取り扱いツール35と同一軸線71の下向き延長上にあるように設定することにより、電子部品10を保持して取り扱う部品取扱い原点が部品取り扱いツール35単独での部品取り扱いの場合と共通する。従って、電子部品10を取り扱う位置基準を調整したり変更したりしなくてよい利点がある。
【0045】
また、切替え手段62は図2に示すように、回転制御される駆動軸72を前記回転ホルダ61にその軸線71上で進退して同体回転するように接続し、またこの接続を解除するもので外部から簡単に切替え動作ができるし、この切替え動作のために部品取り扱いツール35側は駆動軸72との接続部を持てば足り、構造が複雑化することはない。図2に示す実施例では、回転ホルダ61の回転軸61aの端部に溝61a1を設け、これに駆動軸72の先端の扁平部72aが係合、離脱して互いに同体回転する接続状態、互いに分離独立し影響し合わない接続解除状態になるようにしてある。
【0046】
駆動軸72は図2に示すようにモータ73のモータ軸74に対し、進退ホルダ75に回転自在に保持された伸縮接続部76を介して接続され、モータ軸74により回転駆動されるのに併せ、進退ホルダ75と同体に軸線71の方向に進退できるようにしてある。進退ホルダ75は固定部77との間でばね78により進出方向、つまり駆動軸72が回転軸61aに近づき接続する方向に付勢するとともに、固定部77に設けたカム79にリンク・レバー機構81、カムフォロア82を介して圧接し、カム79の回転に従動して進退されるようにしてある。なお、リンク・レバー機構81はストッパ83のシリンダ84による押し付けにより進退ホルダ75を後退位置にロックするようにしてある。切替え制御手段67は部品保持メンバ35aの切替えが必要なとき前記ストッパ83によるロックを解除し、駆動軸72がカム79に従動して進出されて回転軸61aと接続された状態になる時点から、モータ73を駆動して回転ホルダ61を必要量回転させ、選択使用する部品保持メンバ35aが使用位置にくるようにする。必要な位置切替え後駆動軸72がカム79に従動して後退されたとき、ストッパ83によるロック状態に戻し、次の切替え時点まで待機させる。
【0047】
部品取り扱いツール35にはさらに、それに支持している回転ホルダ61を各切替え位置にロックするロック部材85を設けて、ロックを維持するようにばね86で付勢し、切替え手段62における駆動軸72の前記進出によりばね86に抗して押動されてロックを解除され、前記後退によって押動を解除されて再度ロックするようにしてある。より具体的には、回転位置情報部65aである回転盤の外周に形成した切り欠き65a2と図1に示すように係合することにより前記ロック状態とし、前記駆動軸72の直上で進退ホルダ75に取りつけられた押動部87を設けて、これによりロック部材85を駆動軸72の進出とともに押動してロックを解除できるようにしている。
【0048】
このようなロック機能を有していると、各部品保持メンバ35aの必要なものを使用位置に切替え位置させて選択使用するのに、その切替え位置に部品保持メンバ35aをロックして選択使用が安定に達成されるようにしながら、ロック解除により使用する部品保持メンバ35aの切替えができるようになる。
【0049】
回転ホルダ61の駆動軸72との接続部である回転軸61aの端部は、部品取り扱いツール35が装着ヘッド34の間欠回転によって巡回される巡回経路の外側に向いて設けられ、切替え手段62および認識手段65は図1、図2、図5に示すように、前記接続部前記巡回経路の外側から対向するように設けられている。これにより、複数の部品保持メンバ35aを持った各部品取り扱いツール35の巡回経路内の支持機構や駆動機構との干渉が問題にならず、前記巡回経路まわりの広いスペースを他の必要な機器や機構とともに利用することができる。
【0050】
また、前記回転ホルダ61の軸線71および駆動軸72は前記巡回経路の中心からの放射方向に向いている。これにより、各部品取り扱いツール35の図6に符号1〜12で示す間欠停止位置に、電子部品10の吸着を行う部品供給位置に部品供給部13、25を設けたり、部品保持メンバ35aが部品供給位置で部品供給部13、25からピックアップした電子部品10を画像認識するための図5に示すような認識カメラ91を設けたり、部品装着位置に部品装着対象取り扱い部63を設けたりするなど、各種機器や作業部を設置するのに、隣接のものどうしが干渉しにくくなるので、各間欠停止位置の有効利用ができる。
【0051】
上記のように、部品保持メンバ35aが吸着ノズルであると、各部品保持メンバ35aは吸引源に繋がる吸引経路35a1があれば、それを通じた吸引、および吸引解除により電子部品10の保持、および保持解除ができ、単純でかさ張りのないものとなり、各部品取り扱いツール35により多くの部品保持メンバ35aを設けるのに好適である。
【0052】
説明の簡単のために2種の部品供給部13、25を2つずつ併設した場合を例に、図7に示す具体的な動作制御につき説明する。ステップ1で図5に示す装着装置が原点復帰する。次のステップ2で認識手段65によるノズルNO.の検出を行う。ステップ3では、部品装着対象取り扱い部63にて基板収納カセット92からローディング部93を通じて回路基板15を搬入し部品装着位置に位置決めする。ステップ4では、部品保持メンバ35aの選択が必要かを判定手段66により判定する。選択不要であるとそのままステップ12に移行し、選択が必要であるとステップ5に移行しステップ10までを実行する。
【0053】
ステップ5ではストッパ83によるロックを解除し、次のステップ6で、ロック部材85による回転ホルダ61のロック解除、および駆動軸72の回転軸61aとの接続を行う。次いで、ステップ7で駆動軸72の回転により部品保持メンバ35aを選択使用するための使用位置への位置切替えを行う。その後ステップ8でロック部材85によるロックおよび駆動軸72の接続解除を行い、ステップ9でストッパ83をオン状態にする。ステップ10で使用位置に切替えた部品保持メンバ35aが適正かどうかを判定し、適正でないとステップ11でNGとして部品の装着装置を自動的に停止し安全を図る。適正であるとステップ12に移行する。
【0054】
ステップ12では、左のL部品供給部25によって電子部品10の供給が開始される。ステップ13では前記部品保持メンバ35aが保持しピックアップしている電子部品10の認識カメラ91による吸着姿勢の認識を行い、その後の停止ステーションでの必要な補正を経て部品装着位置に達した時点でステップ14での電子部品10の装着を行う。以後、ステップ15でL部品供給部25からの電子部品10の装着が終了するのを確認するまでステップ4からの制御を繰り返す。
【0055】
ステップ15でL部品供給部25からの電子部品10の装着が終了していると、ステップ16に移行し、部品保持メンバ35aの選択が必要かを判定手段66により判定する。選択不要であるとそのままステップ24に移行し、選択が必要であるとステップ17に移行しステップ22までを実行する。
【0056】
ステップ17ではストッパ83によるロックを解除し、次のステップ18で、ロック部材85による回転ホルダ61のロック解除、および駆動軸72の回転軸61aとの接続を行う。次いで、ステップ19で駆動軸72の回転により部品保持メンバ35aを選択使用するための使用位置への位置切替えを行う。その後ステップ20でロック部材85によるロックおよび駆動軸72の接続解除を行い、ステップ21でストッパ83をオン状態にする。ステップ22で使用位置に切替えた部品保持メンバ35aが適正かどうかを判定し、適正でないとステップ23でNGとして部品の装着装置を自動的に停止し安全を図る。適正であるとステップ24に移行する。
【0057】
ステップ24では、左L部品供給部13によって電子部品10の供給が開始される。ステップ25では前記部品保持メンバ35aが保持しピックアップしている電子部品10の認識カメラ91による吸着姿勢の認識を行い、その後の停止ステーションでの必要な補正を経て部品装着位置に達した時点でステップ26での電子部品10の装着を行う。以後、ステップ27でL部品供給部13からの電子部品10の装着が終了するのを確認するまでステップ16からの制御を繰り返す。
【0058】
ステップ27でL部品供給部13からの電子部品10の装着が終了していると、部品供給部13、25に収納している全種類の電子部品10の装着を終了したことになり、ステップ28で生産済みの電子回路基板16を搬出する。以降は右側の部品供給部25、13を用いて、上記と全く同じ動作制御で次の回路基板15への電子部品10の装着を行い、同じ種類の電子回路基板16を製造し、以上を繰り返し行って電子回路基板16を必要数生産する。以上の生産モードは1つの例であって、各種部品の収納形式、供給形式、部品供給部の組合せ使用などの選択により種々な生産モードにおいて本発明は有効である。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、上記の説明で明らかなように、部品供給位置に供給される複数の種類の部品を、それに適した種類の部品保持メンバを選択使用してピックアップし、失敗なく確実に装着できるようにすることが、各部品取り扱いツールにおいて複数支持した部品保持メンバのうちの選択使用すべきものを使用位置に切替え位置させるだけの簡単な動作で短時間に達成することができ、生産性を高めることができる。また、切替える部品保持メンバの種類が多くても部品取り扱いツールが間欠移動されて停止する1箇所において切替えられるので、装置が大掛かりにならず小型で安価なものとなり前記生産性の向上と相まち、部品の装着によって生産される半製品または製品のコストを低減することができる。さらに、部品保持メンバは各部品取り扱いツールの端部にその一部として比較的場所を取らずに必要数を設けやすく、装置の前記簡単かつ小型な特徴を損なわずにより多くの種類の部品保持メンバを装備して使い分け、近時の部品の多種類化、個性化にも対応しやすくなる。また、認識手段および切替え手段は、部品取り扱いツールの同一の停止位置に設けられて好適であるし、各部品取り扱いツールの下端に回転ホルダを横向きの軸線まわりに回転できるように支持してそのまわりに各種の部品保持メンバを放射状に設けるだけで、かさ張らずに装備し、しかも、装備した各部品保持メンバはその使用位置を部品取り扱いツールと同一軸線の延長上にあるように設定することにより、部品取扱い原点が部品取り扱いツール単独での部品取り扱いの場合と共通するので、部品取り扱いの位置基準を調整したり変更したりしなくてよい利点がある。また、切替え手段は回転制御される駆動軸を前記回転ホルダにその軸線上で進退して同体回転するように接続し、またこの接続を解除するもので外部から簡単に切替え動作ができるし、この切替え動作のために部品取り扱いツール側は駆動軸との接続部を持てば足り、構造が複雑化することはない。さらに、認識手段は回転ホルダ上の前記軸線まわりに設けた回転位置情報部が示す回転ホルダの回転位置、つまりどの部品保持メンバが使用位置にあるかを、回転位置情報部に対向する読取り部で読み取るので、回転位置情報も光学的、磁気的、機械的、電気的に回転ホルダの回転位置情報を与え得れば、部品取り扱いツールの側を特に複雑化したりすることなしに対向する読取り部で読取り、各部品保持メンバを選択使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る1つの実施例を示す電子部品を取り扱う部品取り扱いツールの斜視図である。
【図2】図1の部品取り扱いツールが有している部品保持メンバの切替え手段との関係を示す断面図である。
【図3】図1の部品取り扱いツールにおける部品保持メンバの使用位置を認識する認識手段を(a)の回転位置情報部と(b)の読取り部とに分けて示す正面図である。
【図4】図1の部品保持メンバとそれを支持した回転ホルダを示す正面図である。
【図5】図1の部品取り扱いツールを装備した本発明の1つの実施の形態を示す部品装着装置の全体構成図である。
【図6】図5に示す装置における部品取り扱いツールの各間欠停止位置と、各停止位置での作業例を示す説明図である。
【図7】図5の装置の電子回路基板を製造する動作の具体的な制御例を示すフローチャートである。
【図8】従来の電子部品の装着装置を示す斜視図である。
【図9】図8の装置の吸着ノズルの断面図である。
【図10】図8に示す装置における部品取り扱いツールの各間欠停止位置と、各停止位置での作業例を示す説明図である。
【図11】吸着ノズルの種類の検出状態を示し、その(a)は断面図、その(b)は側面図である。
【図12】吸着ノズルの交換状態を示し、その(a)はSノズルの取り外し状態、(b)はMノズルの取り外し状態を示している。
【符号の説明】
10 電子部品
13、25 部品供給部
15 回路基板
16 電子回路基板
34 装着ヘッド
35 部品取り扱いツール
35a 部品保持メンバ
61 回転ホルダ
62 切替え手段
63 装着対象取り扱い部
64 部品装着作業部
65 認識手段
66 判定手段
67 切替え制御手段
68 プログラムの記憶手段
71 軸線
72 駆動軸
73 モータ
79 カム
81 リンク・レバー機構
83 ストッパ
85 ロック部材
87 押動部

Claims (5)

  1. 複数種類の部品を部品供給位置に供給する部品供給部と、部品の装着対象を受け入れて部品装着位置に位置決めし装着に供した後排出する装着対象取り扱い部と、間欠回転する装着ヘッドに複数の部品取り扱いツールを保持して部品供給位置と部品装着位置との間を繰り返し移動させ、部品供給位置に停止した部品取り扱いツールが有している部品保持メンバによりそこに供給される部品を保持してピックアップした後、部品装着位置に持ち運んで停止したとき、そこに位置決めされている装着対象に部品を装着する部品装着作業部とを備えた部品の装着装置において、
    各部品取り扱いツールに、取扱う部品の種類分に対応した種類分の部品保持メンバを各部品取り扱いツール上に設定される部品のピックアップや装着を行う使用位置に切替え使用できるように支持し、部品取り扱いツールが装着ヘッドの間欠回転により部品装着位置から部品供給位置へ復動するときの停止位置に対応して設けられ、停止した部品取り扱いツール上の前記使用位置にある部品保持メンバの種類を認識する認識手段、および停止した部品取り扱いツールが支持している部品保持メンバのそれぞれを前記使用位置に切替え位置させる切替え手段を設け、認識手段が認識した前記使用位置にある部品保持メンバの種類情報と、停止した部品取り扱いツールが部品供給位置でピックアップすべき部品の種類に対応するかどうかを判定する判定手段と、判定手段による対応しないとの判定に基づき切替え手段を働かせて、停止した部品取り扱いツールが支持する部品保持メンバのうち対応する種類のものが使用位置となるように切替える切替え制御手段とを設け、認識手段および切替え手段は、部品取り扱いツールの同一の停止位置に設けられ、1つの部品取り扱いツールに支持される各部品保持メンバは、横向きの軸線まわりに回転する回転ホルダのまわりに放射状に支持され、切替え手段は回転制御される駆動軸を前記回転ホルダにその軸線上で進退して同体回転するように接続し、またこの接続を解除するように設け、認識手段は回転ホルダ上の前記軸線まわりに設けた回転位置情報部と、切替え手段側から駆動軸のまわりで前記回転位置情報部と対向し、この回転位置情報部が持つ回転ホルダないしはそれが支持する各部品保持メンバの回転位置を読取る読取り部とを備えていることを特徴とする部品の装着装置。
  2. 部品取り扱いツールに、それに支持している回転ホルダを各切替え位置にロックするロック部材を設けて、ロックを維持するように付勢し、切替え手段における駆動軸の進出により押動されてロックを解除され、後退によって押動を解除されて再度ロックするようにしてある請求項に記載の部品の装着装置。
  3. 回転ホルダの駆動軸との接続部は部品取り扱いツールが装着ヘッドの間欠回転によって巡回される巡回経路の外側に向いて設けられ、切替え手段および認識手段は前記接続部前記巡回経路の外側から対向するように設けられている請求項1、2のいずれか1項に記載の部品の装着装置。
  4. 前記回転ホルダの軸線および駆動軸は前記巡回経路の中心からの放射方向に向いている請求項に記載の部品の装着装置。
  5. 部品保持メンバは吸着ノズルである請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品の装着装置。
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