JP4179278B2 - 撮像装置並びにこれを備えた携帯機器及び携帯電話機 - Google Patents

撮像装置並びにこれを備えた携帯機器及び携帯電話機 Download PDF

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Description

本発明は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部を有する撮像装置並びにこれを使用した携帯機器及び携帯電話機に関する。
従来、電子カメラで撮影する際に、手振れによって画像が乱れても再度撮影を促すことにより手振れのない画像を記録することができることを目的として、カメラ本体の振動を検出する振動検出手段と、カメラのシャッタスピードを検出するシャッタスピード検出手段と、前記振動検出手段の出力に応じて、手振れの警告を発する警告出力手段とを備えた電子カメラが知られている(例えは、特許文献1参照)。
また、カメラボディは、カメラ制御CPUと、撮影レンズと、シャッタとを添え、カメラCPUは、撮影時の焦点距離とシャッタ速度の情報、像ぶれチェック装置のCPUに出力し、このCPUはX接点の閉成に応動して、Hジャイロセンサ及びVジャイロセンサからの角速度データの読込みを開始すると共に、発振器からの割込み信号に基づいて角速度データを周期的に読込み、焦点距離とシャッタ速度の情報及び角速度データに基づいて像ぶれ量を算出し、この像ぶれ量が指定値を超えた場合にのみLEDを点灯させ、操作者に像触れが起こったとこを知らせるようにしたカメラの像ぶれチェック装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、手振れ補正モードが選択されたときに、自動的にシャッタ速度をn倍速くして感度もn倍高くし、撮影者が一度シャッタボタンを押すと、自動的に連続してnコマ分の撮影を行い、各コマの撮影画像に対応するデジタル画像データのずれ量を検出し、検出されたずれ量分だけ各デジタル画像データ補正した後に合成して1コマ分のデジタル画像データを生成することにより、最終的に生成されたデジタル画像データはノイズ量が不変で、かつ手ぶれ量を1/nに軽減するようにした手ぶれ補正装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−88810号公報(第1頁、図1) 特開平11−95307号公報(第1頁、図1) 特開2004−266648号公報(第1頁、図1)
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載された従来例にあっては、単にカメラに手振れが発生したことを知らせる機能を備えているだけで、手振れを補正した画像データを確認することはできず、再度撮影を行わなければならず、再撮影を行うことができない場合には、手振れ状態の画像データを保存するしか方法がなく、ユーザーの使い勝手が悪いという未解決の課題を有している。
また、上記特許文献3に記載された従来例にあっては、手ぶれ補正モードが設定されると、自動的にシャッタ速度を上げると共に感度も上げて複数枚の画像データを撮像し、撮像した複数枚の画像データを同時に処理する必要があり、必要となるメモリ量及び演算処理量が大きくなってしまい、補正処理後の画像データを表示部に表示するまでの時間が長くなり、ユーザーに補正処理時間が長いという印象を与えてしまうという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目したものであり、ユーザーに手振れ補正後の画像表示を迅速に行うことができる撮像装置並びに携帯機器及び携帯電話機を提供することを目的としている。
第1の発明に係る撮像装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、シャッターボタンが押されたときに、該撮像部で撮像した原画像データを一時格納する第1の画像記憶部と、該第1の画像記憶部に格納されている画像データのサイズを縮小して表示用画像データを形成する画像データサイズ縮小部と、該画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データを記憶する第2の画像記憶部と、該第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを表示する画像表示部とを備えた撮像装置であって、前記シャッターボタンが押されたときに前記撮像部の手振れ発生状態を検出する手振れ状態検出部と、該手振れ状態検出部で検出した手振れ状態に基づいて前記画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データに手振れが発生しているか否かを判定する手振れ判定部と、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態であるときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正して画像表示部に表示し、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態でないときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正しないで画像表示部に表示する手振れ補正部とを備えたことを特徴としている。
この第1の発明では、電子撮像部で被写体を撮像して画像データを生成したときに、画像データを画像データ記憶部に一時記憶すると共に、画像データサイズ縮小部で画像データを縮小処理して表示用画像データを形成し、この表示用画像データに対して手振れ判定部で手振れが発生しているか否かを判定し、手振れ発生状態であるときに、手振れ補正部で、表示用画像データを手振れ補正して画像表示部に表示するようにしたので、少ないピクセル数の表示用画像データの手振れ補正を行うだけでよいので、手振れ補正した表示用画像データを短時間で画像表示部に表示することができ、ユーザーの画像確認を短時間で行うことができ、連続撮影する場合にはその撮影間隔を短くすることができる。
また、第2の発明に係る撮像装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、シャッターボタンが押されたときに、該撮像部で撮像した原画像データを一時格納する第1の画像記憶部と、該第1の画像記憶部に格納されている画像データのサイズを縮小して表示用画像データを形成する画像データサイズ縮小部と、該画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データを記憶する第2の画像記憶部と、該第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを表示する画像表示部とを備えた撮像装置であって、前記シャッターボタンが押されたときに前記撮像部の手振れ発生状態を検出する手振れ状態検出部と、該手振れ状態検出部で検出した手振れ状態に基づいて前記画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データに手振れが発生しているか否かを判定する手振れ判定部と、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態であるときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正して画像表示部に表示し、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態でないときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正しないで画像表示部に表示する手振れ補正部と、前記第1の画像記憶部に記憶された原画像データに前記手振れ状態検出部で検出した手振れ状態を表すデータを付加して記憶媒体に記憶する原画像データ記憶制御部とを備えたことを特徴としている。
この第2の発明では、第1の発明と同様に、短時間で手振れ補正した表示用画像データを画像表示部に表示することができると共に、原画像データ記憶制御部で、画像記憶部に一時記憶されている原画像データに手振れ状態検出部で検出した手振れ状態を表すデータを付加して記憶媒体に記憶するようにしたので、原画像データについては再生時に手振れ状態を表すデータに基づいて手振れ補正することが可能となり、撮像装置での撮影時の画像処理時間を大幅に短縮することができる。
第3の発明に係る携帯機器は、第1乃至第2の発明の何れか1つの撮像装置を備えてい
るので、手振れ補正処理した表示画像データを短時間で画像表示部に表示してユーザーが
保存するか否かの判断を迅速に行うことができる。
第4の発明に係る携帯電話機は、第1乃至第2の発明の何れか1つの撮像装置を備えて
いるので、手振れし易いと共に、演算処理能力に限界がある携帯電話機で手振れ補正した
表示用画像データを短時間で画像表示部に表示することができ、ユーザーが保存するか否
かの判断を迅速に行うことができる。

以下、本発明を携帯電話機に適用した場合の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す斜視図であって、図中、CTは携帯電話機であり、長方形板状のベース部材1とこのベース部材1の上面を覆う蓋部材2とがヒンジ3を介して連結された構成を有する。
ベース部材1には、図1(a)に示すように、その上面に操作ボタンを有する操作部4が配置されていると共に、ヒンジ3とは反対側にマイク5が配置され、さらに図1(b)に示すようにヒンジ3側の端面に外部に突出して無線通信基地局と通信する無線通信用アンテナ6が取付けられている。
蓋部材2には、図1(a)に示すようにベース部材1との対向面に画像表示部8が設けられていると共に、画像表示部8のヒンジ3とは反対側にスピーカ9が設けられている。ここで、画像表示部8としては、例えば液晶パネル、有機ELパネル又はプラズマディスプレイパネルなどを適用することができる。
また、蓋部材2の裏面には図1(b)に示すように、撮像装置10が取付けられていると共に、この撮像装置10の近傍における蓋部材2の内部に角速度検出部としてのジャイロセンサ11が設けられている。
このジャイロセンサ11は、図2に示すように、センサ本体111が圧電材料等を使用したパッケージ112内に収容されており、このパッケージ112内は、センサ本体111を収容できる形態の箱状に形成されており、センサ本体111を励振する励振回路等の駆動手段(図示せず)とセンサ本体111からの振動を検出する回路(図示せず)等を備えている。
センサ本体111は、水晶をエッチングして薄板状に形成された正方形の固定基板113と、この固定基板113の一方の対向側面に支持部114及び115を介して平行に配設された一対の励振用振動腕116及び117と、固定基板113の他方の対向側面に連接された検出用振動腕118及び119とで構成されている。各励振用振動腕116及び117には、夫々長手方向に並んだ長い溝120及び121が形成されており、これら溝120及び121内に互いに異極となる励振用電極122及び123が配設されている。
そして、このジャイロセンサ11では、励振用振動腕116及び117に駆動手段としての図示しない励振回路から、駆動用電圧を印加することにより、図2で矢印Eに示すように、それらの先端部同志が接近したり離間したりするようにして振動する。この際に、図2に示すように、紙面の平面内で固定基板113の中心Oの回りに、回転角速度ωが働くと、コリオリの力Fcは、図2のFの方向に働く。この振動は支持部114及び115及び固定基板113を介して検出用振動腕118及び119に伝達される。つまり、励振用振動腕116及び117はX軸方向の振動の方向と回転角速度ωとのベクトル積の方向に働くコリオリの力Fcを受けて、次式に従って、Y軸に沿って+Y方向及び−Y方向に交互に振動するようになっている(ウオーク振動)。この振動は支持部114及び115と固定基板113を介して検出用振動腕118及び119に伝達されて、これら検出用振動腕118及び119が図2における矢印Hで示すようによう振動する。
Fc=2mV・ω
ここで、mは励振用振動腕116及び117の振動部分の質量、Vは励振用振動腕116及び117の速度である。
このため、検出用振動腕118及び119は、その断面を表す図3に示すように、図2のH方向の振動によって、検出用振動腕118及び119の一方の検出用電極124と他方の検出用電極125との間には、矢印で示すような電界が生じる。この検出用振動腕118及び119の振動に基づく電界を、信号として取り出することにより、角速度ωを検出することができる。このような構成のジャイロセンサ11を使用することにより、1mm角程度の小さなパッケージとすることができ、携帯電話機CTに十分に搭載することが可能な大きさとなる。
そして、撮像装置10は、図4に示すように、被写体を撮像する撮像部12と、この撮像部12から出力される原画像データを格納するRAM、DRAM等で構成される画像記憶部としてのバッファメモリ13と、このバッファメモリ13に格納された原画像データを例えばJPEG形式で画像圧縮処理して圧縮画像データを生成する画像圧縮部14と、この画像圧縮部14から出力される圧縮画像データを記憶するフラッシュメモリ15と、このフラッシュメモリ15に記憶されている圧縮画像データを読出してJPEG形式に従って画像伸張してバッファメモリ13に格納する画像伸張部16と、バッファメモリ13に格納されている画像データを低画素数に縮小した表示用画像データを記憶するVRAM17と、このVRAM17に記憶されている表示用画像データを画像表示部8に表示する表示制御部18と、撮像部12、バッファメモリ13、画像圧縮部14、フラッシュメモリ15、画像伸長部16、VRAM17、表示制御部18を制御する制御部としてのマイクロコンピュータ19、フラッシュメモリ15に記憶されている画像データを外部のパーソナルコンピュータやプリンタ等に出力するインタフェース部20とを備えている。
ここで、撮像部12は、レンズ21を透過して入射した被写体像がCCD撮像素子22によって光電変換され、このCCD撮像素子22から出力される光電変換されたアナログ信号がA/D変換部23でデジタル信号に変換されて画像処理部24に供給され、この画像処理部で、例えばカンマ補正やホワイトバランス調整などの各種画像補正処理を施してバッファメモリ13に出力するように構成されている。
バッファメモリ13は例えば1200×1600ピクセルの画像データを記憶するように構成され、VRAM17は例えば120×160ピクセルの表示用画像データを記憶するように構成されている。
マイクロコンピュータ19には、ジャイロセンサ11で検出した角速度及び操作部4から入力される操作信号が入力され、内装されたROMやRAMに格納されているオペレーティングシステム、アプリケーションプログラムなどの各種のプログラムを実行して、撮像部12、バッファメモリ13、画像圧縮部14、フラッシュメモリ15、画像伸長部16、VRAM17、表示制御部18を制御する。
そして、マイクロコンピュータ19では、図5に示す撮像処理を実行する。
この画像処理は、メニュー画面で撮影モードが選択されたときに実行開始され、先ず、ステップS1で、操作部4でシャッタボタン4sが押されたか否かを判定し、シャッタボタン4sが押されていないときには、ステップS2に移行して、撮像部12で撮像された画像データをバッファメモリ13に格納し、次いでステップS3に移行して、バッファメモリ13に格納された画像データを縮小して表示用画像データを形成し、これをVRAM17に格納し、次いでステップS4に移行して、VRAM17に格納された表示用画像データを画像表示部8に出力して表示してから前記ステップS1に戻る。
また、ステップS1の判定結果が、シャッタボタン4sが押されたときにはステップS5に移行して、ジャイロセンサ11で検出した角速度を読込み、次いでステップS6に移行して、読込んだ角速度を積分演算して回転角度θを算出する。
次いで、ステップS7に移行して、撮像部12から出力されるデジタル画像データをバッファメモリ13に例えば1200×1600ピクセルの静止画像データとして格納し、次いでステップS8に移行して、バッファメモリ13に格納されている静止画像データを120×160ピクセルの表示用画像データに縮小してVRAM17に格納する。
次いで、ステップS9に移行して、回転角度θが縮小された表示用画像データに手振れが発生する閾値θtを超えているか否かを判定し、θ≦θtであるときには縮小された表示用画像データに手振れが視認されないもの判断して後述するステップS11にジャンプする。
また、ステップS9の判定結果がθ>θtであるときには、縮小した表示用画像データに手振れが発生したものと判断してステップS10に移行して、VRAM17に格納されている表示用画像データに対して回転角度θに基づいて手振れ補正処理を行ってから再度VRAM17に書込んでから前記ステップS11に移行する。
ステップS11では、VRAM17に格納されている表示用画像データを画像表示部8に出力して表示してからステップS12に移行する。
このステップS12では、バッファメモリ13に格納されている原画像データを画像圧縮部14でJPEG形式の画像圧縮処理を行って圧縮画像データを形成し、次いでステップS13に移行して、圧縮画像データにジャイロセンサ11で検出した角速度データを例えばメタデータとして付加してからフラッシュメモリ15に記憶してから撮像処理を終了する。
この図5の処理において、ステップS5,S6の処理及びジャイロセンサ11が手振れ状態検出部に対応し、ステップS3及びS8の処理及びVRAM17が画像データサイズ縮小部に対応し、ステップS9の処理が手振れ判定部に対応し、ステップS9及びS10の処理が手振れ補正部に対応し、ステップS12及びS13の処理が原画像データ記憶制御部に対応している。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、携帯電話機CTを図1(a)に示すように、ベース部材1に対して蓋部材2を開いた状態で、画像表示部8にメニュー画面から撮影モードを選択すると、図5に示す撮像処理が実行開始される。
このときシャッタボタン4sを押していない状態では、レンズ21を被写体に向けると、被写体像がレンズ21を透過してCCD撮像素子22上に結像され、このCCD撮像素子22で光電変換され、このCCD撮像素子22から出力されるアナログ信号がA/D変換部23でデジタル信号に変換された後画像処理部24で、ガンマ補正やホワイトバランス調整などの各種画像補正処理を施した画像データがバッファメモリ13に格納される(ステップS2)。このバッファメモリ13に格納された画像データは縮小処理されて表示用画像データとしてVRAM17に記憶され(ステップS3)、このVRAM17に記憶された表示用画像データが画像表示部8に表示される(ステップS4)。
このため、画像表示部8に表示された被写体画像を視認しながら構図を考え、構図が決定された時点で、シャッタボタン4sを押すとシャッタ音が発せられる。
このように、シャッタボタン4sが押されると、図5の処理において、ステップS1からステップS5に移行して、そのときのジャイロセンサ11で検出した角速度が読込まれ、読込んだ角速度を積分演算することにより回転角度θが算出される(ステップS6)。
次いで、撮像部12から出力される画像データをバッファメモリ13に1200×1600ピクセルの原画像データとして格納し(ステップS7)、次いで原画像データを縮小処理して120×160ピクセルの表示用画像データを形成し、これをVRAM17に記憶する(ステップS8)。
そして、回転角度θをもとにVRAM17に格納された原画像データに対してピクセル数で1/100に縮小された表示用画像データに手振れが発生しているか否かを判定し、回転角度θが閾値θt以下であるときには原画像データに手振れが生じていても表示用画像データを画像表示部8に表示したときに手振れ状態を判読できないものと判断してステップS11に移行し、VRAM17に格納されている表示用画像データをそのまま画像表示部8に出力して表示し、次いでバッファメモリ13に記憶されている原画像データを画像圧縮部14に供給してJPEG形式で画像圧縮し(ステップS12)、圧縮画像データにジャイロセンサ11で検出した加速度をメタデータとして付加してフラッシュメモリ15に記憶する(ステップS13)。このとき、VRAM17に格納されている表示用画像データをそのまま画像表示部8に表示するので、画像表示部8への画像表示を直ちに行うことができる。
ところが、回転角度θが閾値θtを超えているときには、VRAM17に格納されている表示用画像データのそのまま画像表示部8に表示したときに手振れが認識されるものと判断して、VRAM17に格納されている表示用画像データに対して回転角度θに基づいて手振れ補正処理を行って補正表示画像データを形成し、これをVRAM17に再格納し(ステップS10)、このVRAM17に格納された補正表示用画像データを画像表示部8に出力して表示する(ステップS11)。
このため、VRAM17に格納されている表示用画像データは原画像データに対してピスセル数で1/100に縮小されたデータであるので、この表示用画像データに対して手振れ補正処理を行ったときの補正処理時間が原画像データを手振れ補正処理する場合に比較して遥かに短時間で処理することができ、この補正表示用画像データを映像表示部8に短時間で表示することができ、ユーザーが補正表示用画像データを視認して、原画像データを保存するか否かを短時間で判断することができる。
因みに、原画像データに対して回転角度θに基づく手振れ補正処理を行ってから縮小処理を行って表示用画像データを形成する場合には、原画像データのピクセル数が表示用画像データの100倍であるので、手振れ補正処理時間が長くなり、画像表示部8に補正された表示用画像データが表示されるまでの待ち時間が長くなり、ユーザーの撮影画像を直ちに視認したいという要求に答えることができないと共に、次に連続して撮影する場合の待ち時間も長くなる。
しかしながら、本実施形態では、上述したように、表示用画像データに手振れ状態が発生しているか否かを判断するようにしているので、原画像データに比較して縮小された表示用画像データでは原画像データに比較して手振れ状態の発生を認識しにくいので、原画像データを手振れ補正する場合の閾値に対して表示用画像データを手振れ補正する場合の閾値を大きな値に設定することができ、この結果、表示用画像データを手振れ補正する場合の方が原画像データを手振れ補正する場合に比較して手振れ補正確率を少なくすることができる。つまり、表示用画像データの手振れ補正を行うことなくそのまま画像表示部8に出力する確率が増えることになり、この点でも画像表示部8に画像表示する平均時間を短くすることができる。
フラッシュメモリ15に記憶されている圧縮画像データを再生する場合には、画像伸張部16で圧縮画像データを伸張してもとの原画像データに復元し、この原画像データに付加されたジャイロセンサ11で検出した加速度データに基づいて手振れ補正を行ってからバッファメモリ13に格納することにより、このバッファメモリ13に格納された補正画像データを縮小して表示画像データを形成し、これをVRAM17に格納することにより、画像表示部8に手振れ補正した画像データを表示することができる。
他の再生方法としては、手振れ補正を行った表示用画像データを画像圧縮部14で画像圧縮して再生用専用としてフラッシュメモリ15に記憶しておくことにより、画像表示部8で撮影済みの画像データを再生したい場合に、圧縮された表示用画像データを画像伸張部16でJPEG形式で伸張して表示用画像データを再生し、これをVRAM17に格納することにより、撮影済みの画像データを直ちに再生することができる。この場合には、原画像データの再生時に手振れ補正処理を省略することができるので、再生表示時間を短縮することができる。
そして、上述した撮像処理を繰り返して、フラッシュメモリ15複数の圧縮画像データを記憶し、記憶した圧縮画像データを外部のパーソナルコンピュータ又はプリンタに出力したい場合には、インタフェース部20にパーソナルコンピュータ又はプリンタを接続してから、フラッシュメモリ15に記憶されている圧縮画像データを転送することにより、パーソナルコンピュータ又はプリンタに圧縮画像データを出力して、パーソナルコンピュータに接続された大画面の表示装置で表示したり、プリンタで印刷したりすることができる。
このとき、圧縮画像データは手振れ状態を補正していない原画像データであるが、この原画像データにはジャイロセンサ11で検出した角速度データがメタデータとして付加されているので、パーソナルコンピュータ又はプリンタに、再生時に手振れ補正を行うようにした再生処理手順を格納したアプリケーションプログラムを予めインストールすることにより、圧縮画像データを伸張して原画像データを再生したときに、角速度データに基づいて手振れ補正処理を行うことが可能となり、携帯電話機CTでの原画像データの手振れ補正処理を省略することができ、この分マイクロコンピュータ19の負荷を軽減するとこができる。
なお、上記実施形態においては、原画像データを手振れ補正する必要がある場合にも、原画像データを手振れ補正することなくそのままフラッシュメモリ15に記憶する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、画像表示部8で表示用画像データを表示している際に、バックグラウンドで原画像データについて回転速度θをもとに手振れ補正処理を行って、手振れ補正を終了した原画像データを画像圧縮部14で圧縮してフラッシュメモリ15に記憶するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明を携帯電話機CTに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、デジタルカメラ等のように単独の撮像装置やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯機器に適用することもできる。
さらに、上記実施形態においては、手振れ状態検出部としてジャイロセンサ11を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の角速度センサを適用するようにしてもよく、さらにはジャイロセンサ11等の角速度センサを用いることなく、撮像部で撮像した画像データをソフトウェア処理して手振れ発生状態を検出するようにしてもよい。
本発明を携帯電話機に適用した場合の一実施形態を示す斜視図である。 ジャイロセンサを示す構成図である。 図2のD−D線概略断面図である。 撮像装置の一例を示すブロック図である。 図4のマイクロコンピュータで実行する撮像処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
CT…携帯電話機、1…ベース部材、2…蓋部材、4…操作部、4s…シャッタボタン、8…画像表示部、10…撮像装置、11…ジャイロセンサ、12…撮像部、13…バッファメモリ、14…画像圧縮部、15…フラッシュメモリ、16……画像伸長部、17…VRAM、18…表示制御部、19…マイクロコンピュータ、111…センサ本体、112…パッケージ、113…固定基板、114,115…支持部、116,117…励振用振動腕、118,119…検出用振動腕

Claims (4)

  1. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、シャッターボタンが押されたときに、該撮像部で撮像した原画像データを一時格納する第1の画像記憶部と、該第1の画像記憶部に格納されている画像データのサイズを縮小して表示用画像データを形成する画像データサイズ縮小部と、該画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データを記憶する第2の画像記憶部と、該第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを表示する画像表示部とを備えた撮像装置であって、
    前記シャッターボタンが押されたときに前記撮像部の手振れ発生状態を検出する手振れ状態検出部と、該手振れ状態検出部で検出した手振れ状態に基づいて前記画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データに手振れが発生しているか否かを判定する手振れ判定部と、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態であるときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正して画像表示部に表示し、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態でないときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正しないで画像表示部に表示する手振れ補正部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、シャッターボタンが押されたときに、該撮像部で撮像した原画像データを一時格納する第1の画像記憶部と、該第1の画像記憶部に格納されている画像データのサイズを縮小して表示用画像データを形成する画像データサイズ縮小部と、該画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データを記憶する第2の画像記憶部と、該第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを表示する画像表示部とを備えた撮像装置であって、
    前記シャッターボタンが押されたときに前記撮像部の手振れ発生状態を検出する手振れ状態検出部と、該手振れ状態検出部で検出した手振れ状態に基づいて前記画像データサイズ縮小部で形成した表示用画像データに手振れが発生しているか否かを判定する手振れ判定部と、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態であるときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正して画像表示部に表示し、該手振れ判定部の判定結果が手振れ発生状態でないときに前記第2の画像記憶部に記憶されている表示用画像データを手振れ補正しないで画像表示部に表示する手振れ補正部と、前記第1の画像記憶部に記憶された原画像データに前記手振れ状態検出部で検出した手振れ状態を表すデータを付加して記憶媒体に記憶する原画像データ記憶制御部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1乃至2の何れか1項に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯機器。
  4. 請求項1乃至2の何れか1項に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯電話機。
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