JP4178175B2 - 対物レンズ - Google Patents
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Description
光ディスクの記録面に集光される光スポットの大きさは、レーザ光源の波長と対物レンズの開口数(以下NAとする)とで決まる。NAを大きくすることにより、光スポットの直径を小さくすることにより、記録容量の高密度化を図ることができる。ところが、NAを大きくすると、ディスクの傾きにより発生するコマ収差が大きくなり、ディスクの傾きやディスク厚さ誤差等に対する余裕度がなくなる。
この問題を解決するため、従来の厚さ1.2mmのディスク基板に換えて0.6mmなどの薄いディスク基板を用いることが検討されている。
ここで問題となるのは従来の基板厚さのディスクの薄型のディスクとの互換性である。すなわち、光ディスク装置ではディスク基板を通して記録面にレーザ光束を照射するため、対物レンズはディスク厚さに応じて設計される。設計値と異なる厚さのディスクでは大きな球面収差が発生するので、信号を記録または再生することが全くできなくなる。
例えば、有機色素の記録膜を用い、1回だけ記録可能で記録後は再生専用装置でも再生可能な方式の、いわゆるライトワンス型の光ディスクが既に実用化されているが、このような方式の記録膜は、反射率が波長によって大きく変化する。したがって、波長780nm用のディスクを650nmあるいは635nmの波長を用いて再生することはできない。上記従来技術の構成では、高密度ディスク用の波長の光源を用いて従来方式の光ディスクも再生せざるをえないので、従来方式の光ディスクのうちこのような波長依存性を有するディスクを再生することができないという課題がある。
以下、対物レンズ19に入射させる発散光束18の発散角について説明する。ここで発散角とは、発散光束18の最も外側を通る光線すなわち周縁光線の、光軸に対する角度である。
発明者による設計では、例えば対物レンズ19として焦点距離3.4mmの非球面レンズを用い、高密度ディスクの基板厚さが0.6mm、従来方式ディスクの基板厚さが1.2mmとした場合、対物レンズ19のディスク側におけるNAを0.6とした場合は1.87度、もしくはNAを0.4とした場合は1.29度とすることにより、ディスク厚さの相違による球面収差を効果的に補正できることがわかった。対物レンズ19の焦点距離または非球面係数などの設計が異なると、最適な発散角が異なるが、1度以上3度以下、望ましくは1度以上2度以下とすることで、球面収差を効果的に補正できる。
本実施の形態によれば、補正レンズの抜き差しあるいは2種類の対物レンズの切り替えなど、機械的な切り替え機構を用いることなく、高密度ディスクと従来方式のディスクの両方を良好な光スポットで記録または再生できる。さらに、高密度ディスクおよび従来方式ディスクをそれぞれ最適な波長の光源を用いて記録または再生することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態としての光ピックアップの構成および動作を図2を用いて説明する。
すなわち対物レンズ19側の発散角は、第1の実施の形態で説明したように例えば1度以上3度以下、あるいは1度以上2度以下とする。このとき、発光素子11側の発散角をそれよりも大きな値とすることにより、発光素子11から発射した光束を有効に利用することができ、さらに発光素子11から対物レンズ19までの光路長を短くすることができ、装置を小型化できる。
なお、本実施の形態の目的に合致するものであれば、中間レンズ24は凸レンズ、凹レンズその他どのようなものでもよい。また、中間レンズ24は、本発明のいずれの構成にも適用することができる。さらに、中間レンズ24を光束合成分離素子9もしくは光束分離素子13もしくは光学ブロック16などと一体に構成することにより、光ピックアップの小型化、部品点数の削減が可能である。
また、光ディスク装置に装着された光ディスクの種類を判別し、判別結果に応じて光源および信号処理を電気的に切り替えることができる。
さらに、以上の効果を補正レンズなどの機械的な切替機構を設けることなく実現し、小型で信頼性の高い光ピックアップおよび光ディスク装置を提供することができる。
さらに、2個の発光素子としてそれぞれ高密度ディスクおよび従来方式ディスクに最適な波長を有する素子を用いることにより、有機色素方式などの波長により反射率が大幅に変化するディスクも、何等問題なく記録又は再生することができる。
Claims (4)
- 第1の波長を有する第1の入射光束を基板厚さの薄い第1のディスクの記録面上に記録又は再生のために集光させ、前記第1の波長より長い第2の波長を有する第2の入射光束を第1のディスクよりディスク基板厚さの厚い第2のディスクの記録面上に記録又は再生のために集光させる対物レンズであって、
レンズ面の周辺部分には前記第1の光束には制限開口として機能せず前記第2の光束に制限開口として機能する制限開口手段がレンズ面上に設けられ、
前記レンズ面の中心部分には前記第1の波長と前記第2の波長に対する反射防止膜が設けられていることを特徴とする対物レンズ。 - 前記制限開口手段は前記対物レンズの入射面側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の対物レンズ。
- 第1の波長を有する第1の入射光束を基板厚さの薄い第1のディスクの記録面上に記録又は再生のために集光させ、前記第1の波長より長い第2の波長を有する第2の入射光束を第1のディスクよりディスク基板厚さの厚い第2のディスクの記録面上に記録又は再生のために集光させる対物レンズであって、
前記第1の光束に対して前記第2の光束のディスク側におけるNAが小さくなるように決定する制限開口手段がレンズ面上に設けられ、
前記第2の光束に対して前記制限開口手段により決定されたNAより小さい前記レンズ面の範囲に前記第1の波長と前記第2の波長に対する反射防止膜が設けられていることを特徴とする対物レンズ。 - 前記制限開口手段は前記対物レンズの入射面側に設けられていることを特徴とする請求項3記載の対物レンズ。
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Country | Link |
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JP (1) | JP4178175B2 (ja) |
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2007
- 2007-10-29 JP JP2007279777A patent/JP4178175B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2008091018A (ja) | 2008-04-17 |
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