JP4176604B2 - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

誘導発熱ローラ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4176604B2
JP4176604B2 JP2003336709A JP2003336709A JP4176604B2 JP 4176604 B2 JP4176604 B2 JP 4176604B2 JP 2003336709 A JP2003336709 A JP 2003336709A JP 2003336709 A JP2003336709 A JP 2003336709A JP 4176604 B2 JP4176604 B2 JP 4176604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
heating coil
voltage
roll
heating coils
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003336709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005108474A (ja
JP2005108474A5 (ja
Inventor
徹 外村
昌義 木村
泰広 藤本
邦香 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuden Co Ltd Kyoto filed Critical Tokuden Co Ltd Kyoto
Priority to JP2003336709A priority Critical patent/JP4176604B2/ja
Publication of JP2005108474A publication Critical patent/JP2005108474A/ja
Publication of JP2005108474A5 publication Critical patent/JP2005108474A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4176604B2 publication Critical patent/JP4176604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • General Induction Heating (AREA)

Description

本発明は、巻回方向の異なる誘導加熱コイルの複数を順にロールの軸方向に沿って配列して直列に接続した誘導加熱コイルを備える誘導発熱ローラ装置のロールの軸方向の端部における表面温度の調整を行うことのできる誘導発熱ローラ装置に関する。
誘導発熱ローラ装置は、一般に、回転する中空のロールと、そのロールの中空内に、軸方向に沿って配置された鉄心に巻装された誘導加熱コイルとにより構成されている。このような誘導発熱ローラ装置のローラ部の構成の一例を図5の断面図によって概略説明すると、1は中空のロールで、架台2に対して軸受3によって回転可能に支持され、図示しない回転源によって回転駆動される。4はロール1の肉厚部分に形成されてある密閉室で、内部に気液二相の熱媒体が封入されている。
ロール1の中空内には、軸方向に沿って鉄心5に巻装された複数個(この例では5個)の誘導加熱コイルL1〜L5が順次並んで配置されている。6は鉄心5および鉄心5に巻装された誘導加熱コイルL1〜L5を支持する支持ロッドで、これは軸受7を介してロール1に連なるジャーナル8の内部に支持されている。9は誘導加熱コイルL1〜L5のリード線で、支持ロッド6内を通って外部に導出され、外部の交流電源に接続される。
そして、各誘導加熱コイルL1・・・L5に交流電源から交流電圧が印加されると、各誘導加熱コイルL1・・・L5は同一方向に向く交番磁束を発生し、ロール1にこの交番磁束と交鎖する電流が流れ、この電流によりロール1はジュール発熱する。この例に示す誘導発熱ローラ装置では、各誘導加熱コイルL1・・・L5が近接して一列に並べられ、図6(b)に示すように隣接する誘導加熱コイルの端部間に同電位の電圧が印加される。
すなわち、誘導加熱コイルL1とL2、L3とL4の間および一端部に位置する誘導加熱コイルL5の末端は単相交流電源10の端子Vに、誘導加熱コイルL2とL3、L4とL5の間および他端部に位置する誘導加熱コイルL1の末端は単相交流電源の端子Uに電圧調整用のサイリスタ11を介して接続されている。なお、この接続で各誘導加熱コイルL1・・・L5が同一方向に向く交番磁束を発生させるため、隣接する誘導加熱コイルの巻き方向は互いに逆向きとされている。
以上のように構成された誘導発熱ローラ装置では、隣接する誘導加熱コイルの端部は同電位であるため、その間に絶縁部材の挿入の必要がなく、隣接の誘導コイル間が狭い。したがって、その間における磁束量の低減が少なく、密閉室の気液二相の熱媒体による潜熱移動と相俟ってロール1の外表面の軸方向における温度分布の均一化を一増図ることができる。
特開昭2002−164159号公報
本発明が解決しようとする課題は、以上のように構成された誘導発熱ローラ装置には、ロールの端部の熱が回転軸部を伝達して放熱されるため、ロールの長手方向の両側の端部の温度が図6(a)に示すように低下し、誘導加熱コイルの全長に対して、均一温度が得られる長さ、すなわち有効長さが短いという問題があり、一方、長手方向の両側の端部の温度が低下するとは言え依然としてその端部の温度は高く、そのためにニップロールとして使用する場合などでは、負荷を挟む高圧によりロールが湾曲し、ロールの端部同志が接触し、ロールが損傷するといった問題があり、斯かる問題を解消する点である。
本発明は、回転するロ−ルと、前記ロ−ルの中空内部に前記ロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置された複数個の誘導加熱コイルと、前記複数個の各誘導加熱コイルに印加する交流電源とからなり、誘導加熱コイルの巻き終わり端部と、その誘導加熱コイルに隣接する誘導加熱コイルの巻き始め端部に同電位を印加すると共に、各誘導加熱コイルが発生する磁束の方向が同方向となるように各誘導加熱コイルの巻回方向を設定してなる誘導発熱ローラ装置において、誘導加熱コイル全体に印加する電圧を制御する電圧制御手段と、前記電圧制御手段で制御された電圧に対し両側端部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧を個別に調整する交流電圧調整手段を備えてなることを主たる特徴とする。
発明によれば、ロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置された複数個の誘導加熱コイルのうち両側の端部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧を中間部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧に対して調節する交流電圧調整手段を備えているので、必要に応じて端部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧を、中間部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧よりも高くすることができ、ロールの端部における放熱による温度の低下を抑制することができ、誘導加熱コイルの全長に対して、均一温度が得られる長さを長くすることができる。言い換えればロールの寸法を短くし、小型化することが可能となる。
また、端部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧を、中間部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧よりも低くすることができ、ニップロールとして使用する場合などでは、ロールの端部の直径方向の膨張を抑制し、ロールの端部同志の接触を防ぎ、ロールの損傷を防止することができる。また、ロールの軸方向に対する負荷の長さが短い場合には省エネルギーとすることができる。
巻回方向の異なる誘導加熱コイルの複数を順にロールの軸方向に沿って配列して直列に接続した誘導加熱コイルを備える誘導発熱ローラ装置のロールの軸方向の端部における表面温度を調整する目的を、両端部に位置する誘導加熱コイルに電圧調整手段を介して交流電源に接続することにより実現した。
以下、本発明の実施例について図によって説明する。図1(b)は、ロ−ルの中空内にロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置された複数個(この例では5個)の誘導加熱コイルL1・・・L5を単相交流電源に接続した場合の例を示す回路図、図1(a)はロ−ルの長さ方向の温度分布の説明図である。なお、誘導発熱ローラ部の構造は図5に示す誘導発熱ローラ部と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図1(b)において、10は交流電源、12はサイリスタ、13は変圧器、14および15はソリッドステートリレー、マグネットリレーなどからなる制御スイッチ、L1〜L5は誘導加熱コイルである。誘導加熱コイルL1、L3、L5と誘導加熱コイルL2、L4とは互いに逆方向に巻回、すなわち誘導加熱コイルL1、L3、L5は順巻、誘導加熱コイルL2、L4は逆巻きとされており、コイルに流れる電流が逆方向であっても発生する磁束の方向は同一としている。
変圧器13は、2次側の出力電圧を、複数段階(この例では4段階)に分圧した電圧をそれぞれに出力する出力端子U1、U2、V1、V2を備え、出力端子U2の電位は出力端子U1よりも低く、出力端子V2の電位は出力端子V1の電位よりも高い。
そして、誘導加熱コイルL1の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL2の他方の端部との接続点、誘導加熱コイルL3の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL4の他方の端部との接続点はともに出力端子V1に接続され、誘導加熱コイルL2の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL3の他方の端部との接続点、誘導加熱コイルL4の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL5の他方の端部との接続点はともに出力端子U1に接続されている。すなわち、中間部に位置する誘導加熱コイルL2、L3およびL4には出力端子U1、V1間の電圧が印加される。
一方の端部に位置する誘導加熱コイルL1の他方の端部は、制御スイッチ14を介して出力端子U2に接続され、他方の端部に位置する誘導加熱コイルL5の一方の端部は、制御スイッチ15を介して出力端子V2に接続されている。すなわち、誘導加熱コイルL1には、出力端子U1、V1間の電圧よりも高い出力端子U2、V1間の電圧が、誘導加熱コイルL5には、出力端子U1、V2間の電圧よりも高い電圧がそれぞれ制御スイッチ14、15を介して印加される。
したがって、制御スイッチ14、15の動作タイミングの設定によって端部に位置する誘導加熱コイルL1、L5に印加する電圧を、中間部に位置する誘導加熱コイルL2、L3およびL4に印加する電圧よりも高くすることにより、図1(a)に示すように端部に位置する誘導加熱コイルL1、L5に対向するロールの表面温度(d3部分)を、同電圧を印加した場合(d3部分の点線)に比し、ロールの軸方向の端部における表面温度の低下を防止し、図1(a)のd1に示すように誘導加熱コイルの全長に対して、均一温度が得られる長さを長くすることができる。
また、制御スイッチ14、15の動作タイミングの設定によって端部に位置する誘導加熱コイルL1、L5に印加する電圧を、中間部に位置する誘導加熱コイルL2、L3およびL4に印加する電圧よりも低くすることにより、ロールの軸方向の端部における表面温度の低下を促進し、図1(a)のd2に示すように誘導加熱コイルの全長に対して、均一温度が得られる長さを短くすることができる。すなわち、端部に位置する誘導加熱コイルL1、L5に対向するロールの表面温度を適宜の温度に調整することができる。なお、サイリスタ12は変圧器13に入力する電圧を制御し、この制御によって誘導加熱コイル全体に印加する電圧を制御する。この実施例では、変圧器13と制御スイッチ14、15とにより交流電圧調整手段が構成される。なお、ロールの軸方向の端部における表面温度の低下の促進を必要としない場合には、制御スイッチ14、15を省略してもよい。
図2は、ロ−ルの中空内にロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置された複数個(この例では5個)の誘導加熱コイルL1・・・L5を単相交流電源に接続した場合の他の例を示す回路図である。図1に示す回路図と異なる点は、図1に示す変圧器13に対応する変圧器16に、2次側の出力電圧を、より多くの段階(この例では6段階)に分圧した電圧をそれぞれに出力する出力端子U1、U2、U3、V1、V2、V3を備え、端部に位置する誘導加熱コイルL1、L5に印加する電圧を切換える切換スイッチ17、18を設けた点である。
すなわち、誘導加熱コイルL1の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL2の他方の端部との接続点、誘導加熱コイルL3の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL4の他方の端部との接続点はともに出力端子V1に接続され、誘導加熱コイルL2の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL3の他方の端部との接続点、誘導加熱コイルL4の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL5の他方の端部との接続点はともに出力端子U1に接続されている。すなわち、中間部に位置する誘導加熱コイルL2、L3およびL4には出力端子U1、V1間の電圧が印加される。
一方の端部に位置する誘導加熱コイルL1の他方の端部は、切換スイッチ17を介して出力端子U1、U2、U3のいずれかに接続され、他方の端部に位置する誘導加熱コイルL5の一方の端部は、切換スイッチ18を介して出力端子V1、V2、V3のいずれかに接続されている。すなわち、切換スイッチ17の切換で誘導加熱コイルL1には、出力端子U1、V2間の電圧、出力端子U1、V1間の電圧よりも一段高い出力端子U2、V1間の電圧、出力端子U1、V1間の電圧よりもさらに一段高い出力端子U3、V1間の電圧のいずれかの電圧が印加される。また、誘導加熱コイルL5には、出力端子U1、V2間の電圧、出力端子U1、V1間の電圧よりも一段高い出力端子U1、V2間の電圧、出力端子U1、V1間の電圧よりもさらに一段高い出力端子U1、V3間の電圧のいずれかの電圧が印加される。
したがって、ロールの所望の表面温度に応じて切換スイッチ17、18を切換えることによりロールの軸方向の端部における表面温度の低下を防止し、誘導加熱コイルの全長に対して、均一温度が得られる長さを長くすることができる。また、端部に位置する誘導加熱コイルL1、L5に、中間部に位置する誘導加熱コイルL2、L3、L4に印加する電圧と等しくすることにより、ロールの軸方向の端部における表面温度は自然に低下し、この低下を利用することができる。すなわち、ロールの軸方向の端部(誘導加熱コイルL1、L5に対向するロールの表面)の温度を、ロールの中央部の表面温度に応じて所望の温度に調整することができる。なお、サイリスタ12は変圧器19に入力する電圧を制御し、この制御によって誘導加熱コイル全体に印加する電圧を制御する。この実施例では、変圧器16と切換スイッチ17、18とにより交流電圧調整手段が構成されている。
なお、端部に位置する誘導加熱コイルL1、L5に対向するロールの表面温度をより低下させたい場合には、図1に示す前記実施例1と同様の制御スイッチを端部に位置する誘導加熱コイルL1の端部と切換スイッチ17との間、誘導加熱コイルL5の端部と切換スイッチ18との間に配置すればよい。
以上の実施例は、ロ−ルの中空内にロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置された誘導加熱コイルの数を奇数個とした場合であるが、誘導加熱コイルの数を偶数個とすることもある。誘導加熱コイルの数を偶数個にすると、配列した誘導加熱コイルの両側の末端の電位を等電位とすることができ、その分回路構成を簡素にすることができる。図3は、ロ−ルの中空内にロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置され偶数個(この例では4個)の誘導加熱コイルL1・・L4を単相交流電源に接続した場合の例を示す回路図である。図3において、19は変圧器で出力端子U1、V1、V2を備え、出力端子V2の電位は出力端子V1の電位よりも高い。20および21はソリッドステートリレー、マグネットリレーなどからなる制御スイッチである。
誘導加熱コイルL1の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL2の他方の端部との接続点、誘導加熱コイルL3の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL4の他方の端部との接続点はともに出力端子U1に接続され、誘導加熱コイルL2の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL3の他方の端部との接続点は出力端子V1に接続されている。すなわち、中間部に位置する誘導加熱コイルL2、L3には出力端子U1、V1間の電圧が印加される。一方の端部に位置する誘導加熱コイルL1の他方の端部は、制御スイッチ20を介して出力端子V2に接続され、同様に他方の端部に位置する誘導加熱コイルL4の一方の端部は、制御スイッチ21を介して出力端子V2に接続されている。すなわち、誘導加熱コイルL1およびL4には、出力端子U1、V1間の電圧よりも高い出力端子U1、V2間の電圧が、それぞれ制御スイッチ20、21を介して印加される。
したがって、制御スイッチ20、21の動作タイミングの設定によって端部に位置する誘導加熱コイルL1、L4に印加する電圧を、中間部に位置する誘導加熱コイルL2、L3に印加する電圧よりも高くすることにより、図1に示す実施例と同様に端部に位置する誘導加熱コイルL1、L4に対向するロールの表面温度の低下を防止し、誘導加熱コイルの全長に対して、均一温度が得られる長さを長くすることができる。また、低くすることにより、ロールの軸方向の端部における表面温度の低下を促進し、誘導加熱コイルの全長に対して、均一温度が得られる長さを短くすることができる。すなわち、端部に位置する誘導加熱コイルL1、L4に対向するロールの表面温度を適宜の温度に調整することができる。サイリスタ12は変圧器19に入力する電圧を制御し、この制御によって誘導加熱コイル全体に印加する電圧を制御する。この実施例では、変圧器19と制御スイッチ20、21とにより交流電圧調整手段が構成される。なお、一方の端部に位置する誘導加熱コイルL1の他方の端部と他方の端部に位置する誘導加熱コイルL4の一方の端部、すなわち末端どうしを接続した接続点と変圧器19の出力端子V2との間に、制御スイッチ20、21のいずれかひとつを設けるようにしてもよい。
図4は、誘導加熱コイルの数を偶数個にした場合の他の例を示すもので、誘導加熱コイルL2の一方の端部と隣接の誘導加熱コイルL3の他方の端部との接続点をひとつの電源端子EVにサイリスタ24を介して接続し、一方の端部に位置する誘導加熱コイルL1の他方の端部および他方の端部に位置する誘導加熱コイルL4の一方の端部をそれぞれサイリスタ22、23を介して電源端子EVに接続している。この場合は、サイリスタ24により中間部に位置する誘導加熱コイルL2と誘導加熱コイルL3に印加する電圧を制御し、サイリスタ22、23により端部に位置する誘導加熱コイルL1と誘導加熱コイルL4に印加する電圧を制御する。
すなわち、サイリスタ24の制御により中間部に位置する誘導加熱コイルL2と誘導加熱コイルL3に印加する電圧を、ロールの表面温度を所望の温度にする電圧にし、サイリスタ22、23の制御により端部に位置する誘導加熱コイルL1と誘導加熱コイルL4に印加する電圧を制御する。この制御によりロールの軸方向の中央部の温度と端部の温度と相対的に調整することができる。このようにすると複数の出力端子を備えた変圧器を省略することができ、回路構成は一層簡素となる。
なお、各実施例では、誘導加熱コイルを4個または5個を配列しているが、誘導加熱コイルの数は任意である。また、単相の交流電源を使用するものであるが、誘導加熱コイルの接続は複雑となるものの交流電源は3相以上としてもよい。
(a)は誘導発熱ローラ装置のロールの軸方向における温度分布の説明図、(b)は誘導発熱ロール装置の回路構成図である。(実施例1) 誘導発熱ロール装置の回路構成図である。(実施例2) 誘導発熱ロール装置の回路構成図である。(実施例3) 誘導発熱ロール装置の回路構成図である。(実施例4) 誘導発熱ロール装置のロール部の構成を示す断面図である。 (a)は従来の誘導発熱ローラ装置のロールの軸方向における温度分布を示す特性図、(b)は従来の誘導発熱ロール装置の回路構成図である。
符号の説明
1 ロール
5 鉄心
6 支持ロッド
9 リード線
10 電源
12、22、23、24 サイリスタ
13、16、19 変圧器
14、15、20、21 制御スイッチ
17、18 切換スイッチ
L1〜L5 誘導加熱コイル

Claims (3)

  1. 回転するロ−ルと、前記ロ−ルの中空内部に前記ロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置された複数個の誘導加熱コイルと、前記複数個の各誘導加熱コイルに印加する交流電源とからなり、誘導加熱コイルの巻き終わり端部と、その誘導加熱コイルに隣接する誘導加熱コイルの巻き始め端部に同電位を印加すると共に、各誘導加熱コイルが発生する磁束の方向が同方向となるように各誘導加熱コイルの巻回方向を設定してなる誘導発熱ローラ装置において、誘導加熱コイル全体に印加する電圧を制御する電圧制御手段と、前記電圧制御手段で制御された電圧に対し両側端部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧を個別に調整する交流電圧調整手段を備えてなることを特徴とする誘導発熱ローラ装置。
  2. 端部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧を中間部に位置する誘導加熱コイルに印加する交流電圧よりも高い電圧に交流電圧調整手段を介して接続されてなることを特徴とする請求項1に記載の誘導発熱ローラ装置。
  3. ロ−ルの軸方向に沿って順次並んで配置された複数個の誘導加熱コイルの個数を数個としてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誘導発熱ローラ装置。
JP2003336709A 2003-09-29 2003-09-29 誘導発熱ローラ装置 Expired - Fee Related JP4176604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003336709A JP4176604B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 誘導発熱ローラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003336709A JP4176604B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 誘導発熱ローラ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005108474A JP2005108474A (ja) 2005-04-21
JP2005108474A5 JP2005108474A5 (ja) 2005-07-28
JP4176604B2 true JP4176604B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=34532728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003336709A Expired - Fee Related JP4176604B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 誘導発熱ローラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4176604B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5522672B2 (ja) * 2010-03-09 2014-06-18 トクデン株式会社 誘導発熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005108474A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090255923A1 (en) Induction Heating Method
WO2003044928A1 (en) Capacitive induction motor and methods for connecting and operating the same
CN103282981A (zh) Ac电力调节电路
US8330302B2 (en) Device for the ignition and the start-up of silicon rods
KR20160112956A (ko) 유도 가열 시스템
JP4176604B2 (ja) 誘導発熱ローラ装置
JP2013236537A (ja) 給電装置
JP4237100B2 (ja) 誘導発熱ローラ装置
Arumugam et al. A comparison of the performance of two different types of switched reluctance motors
JP2011146526A (ja) 磁束制御型可変変圧器
US4951024A (en) High efficiency saturating reactor for starting a three phase motor
JP3798240B2 (ja) 誘導発熱ローラ装置
US1286795A (en) Means for improving the commutation in rotary rectifiers.
JP4553463B2 (ja) 誘導発熱ローラ装置
JP2002319477A (ja) 誘導発熱ローラ装置
JP4132575B2 (ja) 発電機の励磁装置
US2310145A (en) Single or polyphase switch arrangement
CN107710100A (zh) 不具有过渡电抗器的电压调节器稳定器以及分接头变换器极性反转开关
JP2004187374A (ja) 単相3線式電圧調整器
US2489372A (en) Multiphase vibrator and vibrator system
KR20240007866A (ko) 비회전식 전력변환장치
JP2011049178A (ja) 誘導発熱ローラ装置
US2170450A (en) Illuminating circuits
JP3900752B2 (ja) 誘導加熱装置
JP2021170569A (ja) 磁束制御型可変変圧器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4176604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140829

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees