JP4176291B2 - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置およびその駆動方法に関し、特にデータ信号線駆動回路から順次走査されるデータ信号線の状態を安定させ、映像信号の書き込み性能を向上させる予備充電に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像表示装置の一例として、アクティブマトリクス型液晶表示装置について説明する。この画像表示装置は図9に示すように、画素アレイARYと走査信号線駆動回路GDとデータ信号線駆動回路SDと予備充電回路PCからなっている。
【0003】
画素アレイARYは、互いに交差する複数の走査信号線GLとデータ信号線SLとを備えており、隣接する2本の走査信号線GLと隣接するデータ信号線SLとで囲まれた部分に画素PIXがマトリクス状に設けられている。表示部は、各走査信号線GLから供給される走査信号に同期して、各データ信号線SLから各画素PIXに映像信号DATを書き込み、画像を表示させる部分である。
【0004】
画素PIXは図10に示すように、スイッチ素子SW、液晶容量CL、補助容量Csからなっている。画素容量Cpは、液晶容量CLと補助容量Csの和である。データ信号線駆動回路SDはクロック信号CKS、データスタート信号SPS等のタイミング信号に同期して、アナログスイッチで入力された映像信号DATをサンプリングし、必要に応じて各データ信号線SLに書き込む働きをする。
【0005】
走査信号線駆動回路GDは、クロック信号CKG、走査スタート信号SPG、パルス幅制御信号PWC等のタイミング信号に同期して、走査信号線GLを順次選択し、画素PIX内にあるスイッチ素子SWの開閉を行うことによって、各データ信号線SLに書き込まれた映像信号DATを各画素PIXに書き込み、各画素PIX内の容量に書き込まれた映像信号DATを保持する。
【0006】
予備充電回路PCは、予備充電制御信号PCCのタイミングに同期して入力された予備充電電位PCVをサンプリングして、各データ信号線SLに映像信号DATが書き込まれる前に、予備充電電位PCVを書き込む働きをする。
【0007】
以上の働きを繰り返し行うことによって、画素アレイARYに画像を表示することができる。
【0008】
これらのタイミングチャートを図11に示す。図11において、データ信号線駆動回路SDのクロック信号CKSおよびデータスタート信号SPSに同期して、映像信号DATが入力される。この例では水平ライン反転方式の駆動方法を採用しており、走査信号線GLj(j≧1)に対応するラインには正極性の映像信号が、走査信号GLj+1に対応するラインには負極性の映像信号が書き込まれる。また、水平帰線期間において、予備充電制御信号PCCによって、データ信号線SLに予備充電電位PCVが充電される。ここで、予備充電電位PCVの極性は、次に書き込まれる映像信号がDATと同極性である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年では画像表示装置が高精細化されるにつれ、データ信号線駆動回路SDにおけるサンプリングレートの高速化がなされている。しかし、それに伴いデータ信号線SLへの映像信号DATの書き込みが不充分になり、画質が著しく低下してしまうという問題が発生している。そこで、予備充電回路PCを用いて、データ信号線SLに映像信号DATが書き込まれる前に、予備充電として予備充電電位PCVを充電し、画質の低下を抑える手法が用いられてきた。
【0010】
従来例を示す図9を用いて動作について説明する。各データ信号線SLに対して、この予備充電回路PCは予備充電制御信号PCCのタイミングによって、予備充電電位PCVをデータ信号線SLに充電する。
【0011】
しかし、図11のタイミングチャートに示すように、わずかな時間で予備充電電位PCVを全データ信号線SLに供給するためには、予備充電回路PCを構成するスイッチ素子群は、大きな素子を用いらなければならない。さらにスイッチ素子群を一括して制御するので、一度に大量の電荷が各データ信号線SLに移動するため、予備充電電位PCVが変動してしまう。
【0012】
予備充電電位PCVのサンプリングが終了するまでに、変動した予備充電電位PCVが元に戻らない場合、データ信号線SLへ予備充電電位PCVのレベルが不足することとなる。その結果、データ信号線SLにデータ信号線駆動回路SDから書き込まれる映像信号DATの電位に悪影響を及ぼし、表示の劣化を引き起こしてしまうことが懸念される。さらには、予備充電電位PCVを供給している制御信号発生回路CTLに対しても、予備充電電位PCVの急激な変化に応じて、電源変動を引き起こし全制御信号が不安定になり表示不良を起こす可能性がある。
【0013】
上記のように、予備充電電位PCVの変動を抑制するために、図9に示すように制御信号発生回路CTLの次段に電流増幅部を設けることが試みられている。
【0014】
しかしながら、このように電流増幅部を設けることにより、消費電力が増加してしまうという新たな問題が生じている。
【0015】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、消費電力の増加を抑え、特にデータ信号線への映像信号の書き込み性能を向上させる予備充電を有する画像表示装置およびその駆動方法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像表示装置は、マトリクス状に配置された複数の画素と、前記画素の各列に配置された複数のデータ信号線および前記画素の各行に対応して配置された走査信号線を有し、各走査信号線から供給される走査信号に同期して各データ信号線から各画素に映像信号を書き込み、画像を表示させる表示部と、前記複数のデータ信号線に映像信号を出力するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線に走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、所定の期間内に前記複数のデータ信号線に予備充電制御信号により予備充電電位を充電するための予備充電回路とを備えた画像表示装置において、前記予備充電回路の前段に、抵抗で構成されている電流制御手段と、容量で構成されている電荷保持手段とで構成されている予備充電電位安定部が設けられており、当該予備充電電位安定部は、前記予備充電制御信号が作用している間は電荷保持手段に保持されている電荷を前記予備充電回路へ供給し、前記予備充電制御信号の非作用時に電流制御手段を用いて電荷保持手段に予備充電電位を供給するものであることにより、上記の目的が達成できる。
【0020】
また、前記電荷保持手段の容量は、少なくとも前記複数のデータ信号線の総容量よりも大きければよい。
【0021】
また、前記予備充電電位が交流電位の場合、前記予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の時定数は、前記予備充電電位の極性が切り換わってから、前記予備充電制御信号が次にアクティブになる時間よりも短ければよい。
【0022】
また、前記予備充電電位が交流電位の場合、前記予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の時定数は、前記予備充電制御信号のアクティブから次のアクティブになる時間よりも短ければよい。
【0023】
また、前記予備充電電位が交流電位の場合、前記予備充電電位安定部を構成する電流制御手段の抵抗値と電荷保持手段の容量値は、前記予備充電制御信号の周期内に、十分な電位に安定させる程度の最適値であればよい。
【0024】
また、前記予備充電電位が直流電位の場合、前記予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の抵抗値と電荷保持手段の容量値は、電源投入から表示が開始されるまでの間に、前記予備充電電位を安定させるのに十分な値であればよい。
【0025】
また、前記予備充電電位が直流電位の場合、前記予備充電電位安定部を構成する電流制御手段の抵抗値と電荷保持手段の容量値は、前記予備充電制御信号の周期内に、前記予備充電電位が、前記予備充電回路によって、前記データ信号線へ供給した電荷量以上の電荷を供給することがきる最適値を持っていればよい。
【0026】
本発明の画像表示装置の駆動方法は、マトリクス状に配置された複数の画素と、前記画素の各列に配置された複数のデータ信号線および前記画素の各行に対応して配置された走査信号線を有し、各走査信号線から供給される走査信号に同期して各データ信号線から各画素に映像信号を書き込み、画像を表示させる表示部と、前記複数のデータ信号線に映像信号を出力するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線に走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、所定の期間内に前記複数のデータ信号線に予備充電制御信号により予備充電電位を充電するための予備充電回路とを備えた画像表示装置の駆動方法において、 前記予備充電回路の前段に設けられ、抵抗で構成されている電流制御手段と容量で構成されている電荷保持手段とで構成される前記予備充電電位安定部に入力される前記予備充電電位は、前記予備充電制御信号の非作用時に電流制御手段を用いて電荷保持手段に供給されたものであって、前記映像信号の1水平期間に同期して、交流電位を持つことにより、上記目的が達成できる。
【0027】
また、前記予備充電電位は、前記映像信号と逆極性の電位を持っていればよい。
【0028】
また、前記予備充電電位は、前記映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値から等電位の交流電位を持っていればよい。
【0029】
本発明の画像表示装置の駆動方法は、マトリクス状に配置された複数の画素と、前記画素の各列に配置された複数のデータ信号線および前記画素の各行に対応して配置された走査信号線を有し、各走査信号線から供給される走査信号に同期して各データ信号線から各画素に映像信号を書き込み、画像を表示させる表示部と、前記複数のデータ信号線に映像信号を出力するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線に走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、所定の期間内に前記複数のデータ信号線に予備充電制御信号により予備充電電位を充電するための予備充電回路とを備えた画像表示装置の駆動方法において、前記予備充電回路の前段に設けられ、抵抗で構成されている電流制御手段と容量で構成されている電荷保持手段とで構成される前記予備充電電位安定部に入力される前記予備充電電位は、前記予備充電制御信号の非作用時に電流制御手段を用いて電荷保持手段に供給されたものであって、直流電位を持つことにより、上記目的が達成できる。
【0030】
また、前記予備充電電位は、前記映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値から等電位の直流電位を持っていればよい。
【0031】
上記構成および駆動方法による作用を説明する。
【0032】
本発明の画像表示装置によれば、予備充電電位安定部を有することにより、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。また、電流増幅回路を必要としないため、消費電力の増加を抑制することが可能となる。
【0033】
また、予備充電電位安定部は、電流制御手段と、電荷保持手段とで構成されているため、データ信号線へ供給する電位(電荷)を電荷保持手段に保持することにより、予備充電制御信号が作用している間は、この電荷保持手段から電荷を供給すればよい。また、制御信号発生回路から供給される予備充電電位は予備充電制御信号が非作用時に電荷保持手段に供給すればよく、電流制御手段を用いることにより、必要以上に電流を流すことなく電荷保持手段に供給できるので、消費電力を低下することが可能となる。
【0034】
また、電荷保持手段は、容量(コンデンサ)で構成されることにより、最適な電荷保持量を選択できる。
【0035】
また、電流制御手段は抵抗で構成されることにより、消費電流増大の抑制を図ることができる。
【0036】
また、電荷保持手段における容量は少なくとも、複数のデータ信号線の総容量よりも大きくすることによって、予備充電制御信号が作用している間、電荷保持手段に蓄えられた電荷を供給するだけでよく、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることができる。
【0037】
また、予備充電電位が交流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の時定数は、予備充電電位の極性が切り換わってから、予備充電制御信号が次にアクティブになる時間よりも短いことによって、例えば、1水平期間(1H)はNTSC信号の場合、約63μsecであり、その時間内に十分に電位を保持することが可能となる。つまり、予備充電制御信号が作用するまでに、電荷保持手段に十分に電荷を蓄えることが可能となり、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0038】
また、予備充電電位が交流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の時定数は、予備充電制御信号のアクティブから次のアクティブになる時間よりも短いことにより、予備充電制御信号が作用するまでに、電荷保持手段に十分に電荷を蓄えることが可能となり、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0039】
また、予備充電電位が交流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段は、予備充電制御信号の周期内に、十分な電位に安定させる程度の最適値をとることにより、予備充電制御信号が作用するまでに、電荷保持手段に十分に電荷を蓄えることが可能となり、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0040】
また、予備充電電位が直流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の値は、電源投入から表示が開始されるまでの間に、予備充電電位を安定させるのに十分な値であることにより、予備充電制御信号が作用するまでに、電荷保持手段に十分に電荷を蓄えることが可能となり、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0041】
また、予備充電電位が直流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の値は、予備充電制御信号の周期内に、予備充電電位が、予備充電回路によってデータ信号線へ供給した電荷量以上の電荷を供給することができる最適値を持つことにより、例えば、予備充電制御信号の立ち上がり時(アクティブ時)、つまりデータ信号線へ電荷を供給している間、予備充電電位が下がっても、その後予備充電制御信号の周期内で予備充電電位が最適値までもどっていれば良く、予備充電電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0042】
本発明の画像表示装置の駆動方法によれば、映像信号が正極性、負極性の状態を持っている場合、その極性変化に同期して、予備充電電位が交流電位を持つことにより、最適な予備充電電位をデータ信号線に充電でき、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0043】
また、予備充電電位は、映像信号と逆極性の電位を持つことにより、例えば、負極性の映像信号をデータ信号線駆動回路からデータ信号線に書き込んでいる間に、予備充電電位は映像信号の逆極性の正極性になっており、予備充電電位安定部の電荷保持手段には正極性の電位を保持する電荷が蓄積されている。十分に電荷保持手段に電荷が蓄えられる一方、データ信号線駆動回路、および走査信号線駆動回路により、画素には負極性の映像信号が書き込まれ、画素のスイッチ素子によって画素容量とデータ信号線が切り離されたあと、予備充電回路からデータ信号線に次の1水平期間にサンプリングする正極性の映像信号と同極性の既に予備充電電位安定部の電荷保持手段に蓄えられている予備充電を書き込むことが可能となる。このような駆動方法により、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0044】
また、予備充電電位は、映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値から等電位の交流電位を持つことにより、任意に予備充電電位の最適値を選択することが可能となり、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0045】
本発明の画像表示装置の駆動方法によれば、予備充電電位が直流電位を持つことにより、最適な予備充電電位をデータ信号線に充電でき、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0046】
また、予備充電電位は映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値からそれぞれ等電位の直流電位を持つことにより、最適な予備充電電位をデータ信号線に充電でき、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【0048】
本ブロック図は、データ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GD、データ信号線SLi(i≧1)、走査信号線GLj(j≧1)、画素PIX、制御信号発生回路CTL、予備充電回路PC、予備充電電位安定部STで構成されている。制御信号発生回路CTLは各制御信号を図2のタイミングチャートに示すように出力する。
【0049】
また、データ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GD、予備充電回路PC、各画素PIXを構成する各スイッチ素子は同一基板SUB上に、600℃以下のプロセス温度の多結晶シリコン薄膜トランジスタで形成されている。
【0050】
また、上記予備充電電位安定部STは、図3に示すように、電荷保持手段と電流制御手段とで構成されている。ここでは、電荷保持手段はコンデンサCで構成され、電流制御手段は消費電力を抑える目的のため、抵抗Rで構成されている。
【0051】
電荷保持手段のコンデンサC(容量)の容量は少なくとも、複数のデータ信号線SLの総容量よりも大きければ良い。つまり、予備充電制御信号PCCが作用している間、電荷保持手段に蓄えられた電荷を供給するだけでよく、制御信号発生回路CTLから新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0052】
電流制御手段である抵抗Rによって、制御信号発生回路CTLからの電流の流入を抑え、制御信号発生回路CTLでの電源変動を抑えることが可能となる。
【0053】
予備充電電位PCVが交流電位の場合、予備充電電位安定部STを構成する電流制御手段と電荷保持手段の時定数は、予備充電電位PCVの極性が切り換わってから、予備充電制御信号PCCが次にアクティブになる時間(図4の間隔TA)よりも短ければ良い。あるいは、予備充電電位安定部STを構成する電流制御手段と電荷保持手段の時定数は、予備充電制御信号PCCのアクティブから次のアクティブになる時間(図5の間隔TB)よりも短ければ良い。また、予備充電電位PCVが交流電位の場合、予備充電電位安定部STを構成する電流制御手段と電荷保持手段は、予備充電制御信号PCCの周期内に、十分な電位に安定させる程度の最適値をとれば良い。例えば、1水平期間(1H)はNTSC信号の場合、約63μsecであり、その時間内に十分に電位を保持することが可能となる。つまり、予備充電制御信号PCCが作用するまでに、電荷保持手段に十分に電荷を蓄えることが可能となり、制御信号発生回路CTLから新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0054】
上記の関係から、コンデンサCおよび抵抗Rの値が決定される。ここでは予備充電電位安定部STにコンデンサCとして10nF、抵抗Rとして220Ωを用いたが、上記の関係を満たすのであれば、その他の電子素子を用いても構わない。
【0055】
実施形態1では、画素PIXに書き込む映像信号DATが1水平期間ごとに極性が正負に切り替わる1H反転駆動という駆動方法を用いている。
【0056】
次に、上記各構成部の働きについて説明する。データ信号線駆動回路SDは、図2に示したデータスタート信号SPSとクロック信号CKSによって、まずは正極性の映像信号DATを各データ信号線SLiにサンプリングしていく。一方、走査信号駆動回路GDは、走査スタート信号SPGとクロック信号CKGによって、走査信号線GLjを順次選択し、走査信号線GLjに接続された画素PIXのスイッチ素子SWの開閉を行うことによって、データ信号線GLjにサンプリングされた映像信号DATが画素PIXに転送される。このとき、画素PIXには正極性の映像信号DATが保持されている。
【0057】
ところで、従来例でも説明したが、液晶表示装置の場合、画素PIXはスイッチ素子SWと液晶容量CLと補助容量Csからなっている。これら容量の一端はスイッチ素子SWを介してデータ信号線SLに接続されており、他端には対向電位と呼ばれる電位が印加されている。つまり、画素PIXに書き込まれた映像信号DATは、その映像信号DATと対向電位Vcomとの電位差によって、液晶に印加され、液晶を通過する光を変調することにより様々な表示状態を実現している。
【0058】
実施形態1では、対向電位Vcom(図2上に点線で示している)は直流電位で与えられており、映像信号DATの正極性、負極性とは、この対向電位Vcomを基準として表している。
【0059】
次に、走査信号線駆動回路GDにより、走査信号線GLjの選択が終了すると、画素PIXはスイッチ素子SWによりデータ信号線SLと切り離される。このとき、データ信号線SLはデータ信号線駆動回路SDによって、正極性の映像信号DATが書き込まれたままになっている。そこで、予備充電回路PCによって、次にデータ信号線駆動回路SDによって書き込まれる負極性の映像信号DATと同じ負極性の任意レベルの予備充電電位PCVをデータ信号線SLに書き込む。
【0060】
実施形態1では、予備充電回路PCには、予備充電制御信号PCCと、映像信号DATとは常に逆極性の関係になるような予備充電電位PCVを入力している。また、予備充電電位PCVの大きさを映像信号DATの最大値と同じ大きさに設定している。あるいは、予備充電電位PCVは、映像信号DATの正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値から等電位の交流電位を持っていても良い。そのことにより、任意に予備充電電位PCVの最適値を選択することが可能となり、所望の電位をデータ信号線SLに充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0061】
次に、予備充電回路PCに予備充電制御信号PCCと予備充電電位PCVが入力されると、予備充電制御信号PCCに応じて、各データ信号線SLに予備充電電位PCVが供給される。このとき、予備充電電位PCVは、予備充電電位安定部ST内のコンデンサCに1水平期間内で十分に充電されており、予備充電制御信号PCCに応じて、全データ信号線SLに電荷の移動が開始されても、電荷保持手段の上記のコンデンサCに蓄えられた電荷が移動をはじめるため、予備充電電位PCVの変動を最低限に抑えることが可能となる。また、電流制御手段である抵抗Rによって、制御信号発生回路CTLからの電流の流入を抑え、制御信号発生回路CTLでの電源変動を抑えることが可能となる。
【0062】
データ信号線SLへの予備充電電位PCVの充電を終えると、データ信号線駆動回路SDによって、負極性の映像信号DATがデータ信号線SLにサンプリングされる。このとき、各データ信号線SLには、負極性の電位が既に保持されているため、容易に所望の映像信号DATをデータ信号線SLに書き込むことが可能となる。
【0063】
(実施形態2)
実施形態2は、実施形態1と同様の構成において、予備充電電位PCVが直流電位を持つ場合について説明する。
【0064】
予備充電電位安定部STを構成する電流制御手段と電荷保持手段の値は、電源投入から表示が開始されるまでの間に、十分に予備充電電位PCVを安定させるのに十分な値であれば良い。これにより、容量をデータ信号線の総容量よりも十分に大きくすることで、予備充電電位PCVをより安定化させることができる。
【0065】
あるいは、予備充電電位安定部STを構成する電流制御手段と電荷保持手段の値は、予備充電制御信号PCCの周期内に、予備充電電位PCVが、予備充電回路PCによってデータ信号線SLへ供給した電荷量以上の電荷を供給することがきる最適値を持っていれば良い。これにより、予備充電制御信号PCCの立ち上がり時(アクティブ時)、つまりデータ信号線SLへ電荷を供給している間、予備充電電位PCVが下がっても、その後予備充電制御信号PCCの周期内で予備充電電位PCVが最適値までもどっていれば良く、予備充電電位PCVをデータ信号線SLに充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0066】
図6に、実施形態2での各信号のタイミングチャートを示す。本タイミングチャートには、実施形態1と同様の働きのデータスタート信号SPSとクロック信号CKSと、走査スタート信号SPGとクロック信号CKGが示されている。また、映像信号DAT、対向電位Vcom(図6上で点線で示している)の電位の関係についても、実施形態1と同様であるが、実施形態2では、対向電位Vcomは1水平期間(1H)ごとに交流電位が与えられている。
【0067】
このとき、予備充電電位PCVは、直流電位が与えられ、実施形態2では映像信号DATの正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値からそれぞれ等電位になるように設定されている。
【0068】
また、実施形態2でも画素PIXに書き込む映像信号DATが1水平期間ごとに極性が正負に切り替わる1H反転駆動という駆動方法を用いている。
【0069】
次に、上記各構成部の働きについて説明する。データ信号線駆動回路SDは、図6に示したデータスタート信号SPSとクロック信号CKSによって、まずは正極性の映像信号DATを各データ信号線SLにサンプリングしていく。一方、走査信号駆動回路GDは、走査スタート信号SPGとクロック信号CKGによって、走査信号線GLjを順次選択し、走査信号線GLjに接続された画素PIXのスイッチ素子SWの開閉を行うことによって、データ信号線SLにサンプリングされた映像信号DATが画素PIXに転送される。このとき、画素PIXには正極性の映像信号DATが保持されている。
【0070】
次に、走査信号線駆動回路GDにより、走査信号線GLjの選択が終了すると、画素PIXはスイッチ素子SWによりデータ信号線SLと切り離される。このとき、データ信号線SLはデータ信号線駆動回路SDによって、正極性の映像信号DATが書き込まれたままになっている。そこで、予備充電回路PCによって、映像信号DATの正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値からそれぞれ等電位にある予備充電電位PCVをデータ信号線SLに書き込む。
【0071】
次に、予備充電回路PCに予備充電制御信号PCCと予備充電電位PCVが入力されると、予備充電制御信号PCCに応じて、各データ信号線SLに予備充電電位PCVが供給される。このとき、予備充電電位PCVは、予備充電電位安定部ST内のコンデンサCに1水平期間内で十分に充電されており、予備充電制御信号PCCに応じて、全データ信号線SLに電荷の移動が開始されても、電荷保持手段の上記のコンデンサCに蓄えられた電荷が移動をはじめるため、予備充電電位PCVの変動を最低限に抑えることが可能となる。また、電流制御手段である抵抗Rによって、制御信号発生回路CTLからの電流の流入を抑え、制御信号発生回路CTLでの電源変動を抑えることが可能となる。
【0072】
データ信号線SLへの予備充電電位PCVの充電を終えると、データ信号線駆動回路SDによって、負極性の映像信号DATがデータ信号線SLにサンプリングされる。このとき、各データ信号線SLには、負極性の電位が既に保持されているため、容易に所望の映像信号DATをデータ信号線SLに書き込むことが可能となる。このように、実施形態2においても、実施形態1と同様の効果が得られる。
【0073】
今までは、画素PIXに書き込む映像信号DATが1水平期間ごとに極性が正負に切り替わる1H反転駆動という駆動方法について説明したが、データ信号線SLの状態を次のデータ信号線駆動回路SDのサンプリングを補う目的であれば、何れの方法であれ本発明を適用することができる。
【0074】
また、予備充電回路PCと予備充電電位安定部STの構成は、その予備充電回路PCと予備充電電位安定部STが一体でも良く、分離されていても良い。さらに、予備充電回路PCと予備充電電位安定部STの構成は、データ信号線駆動回路SDや予備充電回路PCと同様に、同一基板上に形成されていても良い。つまり、予備充電電位PCVは、予備充電電位安定部STを介して、予備充電回路PCに入力される構成であれば良い。
【0075】
(画像表示装置の構成)
実施形態1、2で説明した画像表示装置の構成を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の画像表示装置の構成を示した図である。図1に示すように、画像表示装置は、画素PIX、データ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GD、予備充電回路PCとが、同一基板SUB上に構成されており(ドライバモノリシック構造)、外部にある制御信号発生回路CTLおよび予備充電電位安定部STからの信号によって駆動している。
【0076】
予備充電回路PC、データ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GDは画面(表示領域)とほぼ同じ長さの領域に広く分散して配置されている。
【0077】
また、予備充電回路PC、データ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GDを画素PIXと同一基板SUB上に形成することにより、別々に構成して実装するよりも、駆動回路の製造コストや実装コストの低減を図ることができると共に、信頼性の向上に関しても効果がある。
【0078】
図7に、本発明の画像表示装置を構成する多結晶シリコン薄膜トランジスタの構造例を示す。図7に示すように、多結晶シリコン薄膜トランジスタは、絶縁性基板上の多結晶シリコン薄膜を活性層とする順スタガー(トップゲート)構造のものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆スタガー構造等の他の構造のものであってよい。
【0079】
上記の多結晶シリコン薄膜トランジスタを用いることによって、実用的な駆動能力を有する予備充電回路PC、走査信号線駆動回路GD、データ信号線駆動回路SDを、画素アレイARYと同一基板SUB上にほぼ同一の製造工程で構成することができる。
【0080】
図8に、本発明の画像表示装置を構成する多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造工程を示す。下記に、製造工程中の最高温度が概ね600℃以下で、多結晶シリコン薄膜トランジスタを形成するときの製造プロセスについて、簡単に説明する。図8(a)〜(k)は、各工程での断面図である。
【0081】
図8(a)に示すように、先ずガラス等からなる絶縁性基板を用意する。次に、(b)に示すように、基板上に非晶質シリコン薄膜(a−Si)等を堆積する。次に、(c)に示すように、基板上に堆積された膜にエキシマレーザを照射して、多結晶シリコン薄膜(poly―Si)を形成する。次に、(d)に示すように、この多結晶シリコン薄膜を所望の形状にパターニングする。次に、(e)に示すように、二酸化シリコンからなるゲート絶縁膜を形成する。さらに、(f)に示すように、薄膜トランジスタのゲート電極をアルミニウム等で形成する。その後、(g、h)に示すように、薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域に不純物(n型領域には燐イオンP+、p型領域にはホウ素イオンB+)を注入する。不純物を注入しない部分には、レジストを設ける。ソース・ドレイン領域は、それぞれソース電極、ドレイン電極となる。その後、(i)に示すように、二酸化シリコンまたは窒化シリコン等からなる層間絶縁膜を堆積する。次に、(j)に示すように、層間絶縁膜およびゲート絶縁膜にコンタクトホールを開口する。最後に、(k)に示すように、アルミニウム等の金属配線を形成する。この工程において、プロセスの最高温度はゲート絶縁膜形成時の600℃であるので、米国コーニング社の1737ガラス等の高耐熱性ガラスが使用できる。
【0082】
なお、液晶表示装置では、さらに別の層間絶縁膜を介して、透過型液晶表示装置の場合は透明電極、反射型液晶表示装置の場合は反射電極を形成することになる。
【0083】
図8に示すような製造工程で多結晶シリコン薄膜トランジスタを、概ね600℃以下で形成できるので、通常のガラス基板(歪み点が600℃以下のガラス基板)を使用しても、歪み点以上のプロセスに起因する反りやたわみが発生しない。従って、実装が容易で、安価で大面積のガラス基板を用いることができるようになるので、画像表示装置の低価格化と大面積化が実現される。
【0084】
上記構成では、上記データ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GD、各画素PIXは、いずれも多結晶シリコン薄膜トランジスタからなるスイッチング素子を含んでいるため、素子を小型化できるので、表示面積を容易に拡大できる。さらに、データ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GD、各画素PIXは同一基板SUB上に容易に形成できるので、製造時の手間や各信号線の容量を削減できる。加えて、予備充電回路PC、走査信号線駆動回路GD、データ信号線駆動回路SDは、いずれも多結晶シリコン薄膜トランジスタからなるスイッチング素子を含んでいるため、素子を小型化できるので、回路規模が縮小でき、狭額縁化が図れ、さらに、素子の特性により、消費電力の低減も実現できる。
【0085】
【発明の効果】
本発明の画像表示装置によれば、予備充電電位安定部を有することにより、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。また、電流増幅回路を必要としないため、消費電力の増加を抑制することができる。
【0086】
また、予備充電電位安定部は、電流制御手段と、電荷保持手段とで構成されているため、データ信号線へ供給する電位(電荷)を電荷保持手段に保持することにより、予備充電制御信号が作用している間は、この電荷保持手段から電荷を供給すればよい。また、制御信号発生回路から供給される予備充電電位は予備充電制御信号が非作用時に電荷保持手段に供給すればよく、電流制御手段を用いることにより、必要以上に電流を流すことなく電荷保持手段に供給できるので、消費電力を低下することが可能となる。
【0087】
また、電荷保持手段は容量(コンデンサ)で構成され、電流制御手段は抵抗で構成されることにより、安価で簡単な構成にすることができる。
【0088】
また、電荷保持手段における容量は少なくとも、複数のデータ信号線の総容量よりも大きくすることによって、予備充電制御信号が作用している間、電荷保持手段に蓄えられた電荷を供給するだけでよく、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることができる。
【0089】
また、予備充電電位が交流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の時定数は、予備充電電位の極性が切り換わってから、予備充電制御信号が次にアクティブになる時間よりも短い。あるいは、その時定数は、予備充電制御信号のアクティブから次のアクティブになる時間よりも短い。さらに、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段は、予備充電制御信号の周期内に、十分な電位に安定させる程度の最適値である。このようなことにより、予備充電制御信号が作用するまでに、電荷保持手段に十分に電荷を蓄えることが可能となり、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0090】
また、予備充電電位が直流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の値は、電源投入から表示が開始されるまでの間に、予備充電電位を安定させるのに十分な値であることにより、予備充電制御信号が作用するまでに、電荷保持手段に十分に電荷を蓄えることが可能となり、制御信号発生回路から新たに電荷を供給することが必要なくなるので、電流量を抑制でき消費電力を抑えることが可能となる。
【0091】
また、予備充電電位が直流電位の場合、予備充電電位安定部を構成する電流制御手段と電荷保持手段の値は、予備充電制御信号の周期内に、予備充電電位が、予備充電回路によってデータ信号線へ供給した電荷量以上の電荷を供給することができる最適値を持つことにより、例えば、予備充電制御信号の立ち上がり時(アクティブ時)、つまりデータ信号線へ電荷を供給している間、予備充電電位が下がっても、その後予備充電制御信号の周期内で予備充電電位が最適値までもどっていれば良く、予備充電電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0092】
本発明の画像表示装置の駆動方法によれば、映像信号が正極性、負極性の状態を持っている場合、その極性変化に同期して、予備充電電位が交流電位を持つことにより、最適な予備充電電位をデータ信号線に充電でき、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0093】
また、予備充電電位は、映像信号と逆極性の電位を持つことにより、例えば、負極性の映像信号をデータ信号線駆動回路からデータ信号線に書き込んでいる間に、予備充電電位は映像信号の逆極性の正極性になっており、予備充電電位安定部の電荷保持手段には正極性の電位を保持する電荷が蓄積されている。十分に電荷保持手段に電荷が蓄えられる一方、データ信号線駆動回路、および走査信号線駆動回路により、画素には負極性の映像信号が書き込まれ、画素のスイッチ素子によって画素容量とデータ信号線が切り離されたあと、予備充電回路からデータ信号線に次の1水平期間にサンプリングする正極性の映像信号と同極性の既に予備充電電位安定部の電荷保持手段に蓄えられている予備充電を書き込むことが可能となる。このような駆動方法により、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0094】
また、予備充電電位は、映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値から等電位の交流電位を持つことにより、任意に予備充電電位の最適値を選択することが可能となり、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0095】
本発明の画像表示装置の駆動方法によれば、予備充電電位が直流電位を持つことにより、最適な予備充電電位をデータ信号線に充電でき、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【0096】
また、予備充電電位は映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値からそれぞれ等電位の直流電位を持つことにより、対向電位が交流電位を持つような駆動方法の際にも、予備充電電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置の画質劣化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態1の画像表示装置におけるタイミングチャートを示す図である。
【図3】本発明の予備充電電位安定部STの構成を示す回路図である。
【図4】予備充電電位PCVと予備充電制御信号PCCとの関係を示すタイミングチャートである。
【図5】予備充電電位PCVと予備充電制御信号PCCとの関係を示すタイミングチャートである。
【図6】実施形態2の画像表示装置におけるタイミングチャートを示す図である。
【図7】本発明の画像表示装置を構成する多結晶シリコン薄膜トランジスタの構成を示す図である。
【図8】多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造工程を示す図である。
【図9】従来例の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図10】画素PIXの構成を示す図である。
【図11】従来例の画像表示装置における駆動波形を示す図である。
【符号の説明】
ARY 画素アレイ
C コンデンサ
CKG CKS クロック信号
CL 液晶容量
Cs 補助容量
CTL 制御信号発生回路
DAT 映像信号
GD 走査信号線駆動回路
GL 走査信号線
PC 予備充電回路
PCC 予備充電制御信号
PCV 予備充電電位
PIX 画素
R 抵抗
SD データ信号線駆動回路
SL データ信号線
SPG 走査スタート信号
SPS データスタート信号
ST 予備充電電位安定部
SUB 同一基板
SW スイッチ素子
TA TB 間隔
Vcom 対向電位
Claims (12)
- マトリクス状に配置された複数の画素と、前記画素の各列に配置された複数のデータ信号線および前記画素の各行に対応して配置された走査信号線を有し、各走査信号線から供給される走査信号に同期して各データ信号線から各画素に映像信号を書き込み、画像を表示させる表示部と、前記複数のデータ信号線に前記映像信号を出力するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線に前記走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、所定の期間内に前記複数のデータ信号線に予備充電制御信号により予備充電電位を充電するための予備充電回路とを備え、各画素を構成する液晶容量の一端に1水平期間毎に極性が正負に切り替わる前記映像信号を与え、他端に対向電位として直流電位を与え、前記映像信号と前記対向電位との電位差によって各画素を通過する光を変調させて表示を行う液晶表示装置において、
前記予備充電回路の前段に、抵抗で構成されている電流制御手段と、容量で構成されている電荷保持手段とで構成されている予備充電電位安定部が設けられており、
前記予備充電回路は、前記予備充電制御信号が作用している間は前記電荷保持手段に保持さている電荷を前記データ信号線へ供給し、
前記予備充電電位安定部は、前記電流制御手段を用いて前記電荷保持手段に前記予備充電電位を供給するものであり、
前記電荷保持手段に供給される前記予備充電電位、および前記電荷保持手段から前記データ信号線へ供給される前記予備充電電位は交流電位であって、前記予備充電電位安定部を構成する前記電流制御手段の抵抗値と前記電荷保持手段の容量値は、前記予備充電制御信号の周期内に、十分な電位に安定させる程度の最適値をとることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記電荷保持手段の容量は、少なくとも前記複数のデータ信号線の総容量よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記予備充電電位安定部を構成する前記電流制御手段と前記電荷保持手段の時定数は、前記予備充電電位の極性が切り換わってから、前記予備充電制御信号が次にアクティブになる時間よりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記予備充電電位安定部を構成する前記電流制御手段と前記電荷保持手段の時定数は、前記予備充電制御信号のアクティブから次のアクティブになる時間よりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- マトリクス状に配置された複数の画素と、前記画素の各列に配置された複数のデータ信号線および前記画素の各行に対応して配置された走査信号線を有し、各走査信号線から供給される走査信号に同期して各データ信号線から各画素に映像信号を書き込み、画像を表示させる表示部と、前記複数のデータ信号線に前記映像信号を出力するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線に前記走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、所定の期間内に前記複数のデータ信号線に予備充電制御信号により予備充電電位を充電するための予備充電回路とを備え、各画素を構成する液晶容量の一端に1水平期間毎に極性が正負に切り替わる前記映像信号を与え、他端に対向電位として交流電位を与え、前記映像信号と前記対向電位との電位差によって各画素を通過する光を変調させて表示を行う液晶表示装置において、
前記予備充電回路の前段に、抵抗で構成されている電流制御手段と、容量で構成されている電荷保持手段とで構成されている予備充電電位安定部が設けられており、
前記予備充電回路は、前記予備充電制御信号が作用している間は前記電荷保持手段に保持されている電荷を前記データ信号線へ供給し、
前記予備充電電位安定部は、前記電流制御手段を用いて前記電荷保持手段に前記予備充電電位を供給するものであり、
前記電荷保持手段に供給される前記予備充電電位、および前記電荷保持手段から前記データ信号線へ供給される前記予備充電電位は直流電位であって、前記予備充電電位安定部を構成する前記電流制御手段の抵抗値と前記電荷保持手段の容量値は、前記予備充電制御信号の周期内に、前記予備充電電位が、前記予備充電回路によって、前記データ信号線へ供給した電荷量以上の電荷を供給することがきる最適値を持つことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記電荷保持手段の容量は、少なくとも前記複数のデータ信号線の総容量よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
- 前記予備充電電位安定部を構成する前記電流制御手段の抵抗値と前記電荷保持手段の容量値は、電源投入から表示が開始されるまでの間に、前記予備充電電位を安定させるのに十分な値であることを特徴とする請求項5又は6に記載の液晶表示装置。
- マトリクス状に配置された複数の画素と、前記画素の各列に配置された複数のデータ信号線および前記画素の各行に対応して配置された走査信号線を有し、各走査信号線から供給される走査信号に同期して各データ信号線から各画素に映像信号を書き込み、画像を表示させる表示部と、前記複数のデータ信号線に前記映像信号を出力するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線に前記走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、所定の期間内に前記複数のデータ信号線に予備充電制御信号により予備充電電位を充電するための予備充電回路とを備え、各画素を構成する液晶容量の一端に1水平期間毎に極性が正負に切り替わる前記映像信号を与え、他端に対向電位として直流電位を与え、前記映像信号と前記対向電位との電位差によって各画素を通過する光を変調させて表示を行う液晶表示装置の駆動方法において、
前記予備充電回路の前段に設けられ、抵抗で構成されている電流制御手段と容量で構成されている電荷保持手段とで構成される予備充電電位安定部に入力される前記予備充電電位は、前記電流制御手段を用いて前記電荷保持手段に供給されたものであって、前記映像信号の1水平期間に同期して、交流電位を持ち、前記予備充電制御信号が作用している間に前記電荷保持手段から前記データ信号線へ交流電位の前記予備充電電位を供給し、前記予備充電電位安定部を構成する前記電流制御手段の抵抗値と前記電荷保持手段の容量値は、前記予備充電制御信号の周期内に、十分な電位に安定させる程度の最適値をとることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 前記予備充電電位は、前記映像信号と逆極性の電位を持つことを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記予備充電電位は、前記映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値から等電位の交流電位を持つことを特徴とする請求項8又は9に記載の液晶表示装置の駆動方法。
- マトリクス状に配置された複数の画素と、前記画素の各列に配置された複数のデータ信号線および前記画素の各行に対応して配置された走査信号線を有し、各走査信号線から供給される走査信号に同期して各データ信号線から各画素に映像信号を書き込み、画像を表示させる表示部と、前記複数のデータ信号線に前記映像信号を出力するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線に前記走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、所定の期間内に前記複数のデータ信号線に予備充電制御信号により予備充電電位を充電するための予備充電回路とを備え、各画素を構成する液晶容量の一端に1水平期間毎に極性が正負に切り替わる前記映像信号を与え、他端に対向電位として交流電位を与え、前記映像信号と前記対向電位との電位差によって各画素を通過する光を変調させて表示を行う液晶表示 装置の駆動方法において、
前記予備充電回路の前段に設けられ、抵抗で構成されている電流制御手段と容量で構成されている電荷保持手段とで構成される予備充電電位安定部に入力される前記予備充電電位は、前記電流制御手段を用いて前記電荷保持手段に供給されたものであって、直流電位を持ち、前記予備充電制御信号が作用している間に前記電荷保持手段から前記データ信号線へ直流電位の前記予備充電電位を供給し、前記予備充電電位安定部を構成する前記電流制御手段の抵抗値と前記電荷保持手段の容量値は、前記予備充電制御信号の周期内に、前記予備充電電位が、前記予備充電回路によって、前記データ信号線へ供給した電荷量以上の電荷を供給する最適値を持つことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 前記予備充電電位は、前記映像信号の正極性の最大振幅値と負極性の最大振幅値から等電位の直流電位を持つことを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の駆動方法。
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