JP4176008B2 - 浄水器 - Google Patents

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Description

本発明は、浄水器に関する。さらに詳しくは、浄水器において必要な各種情報を表示する表示部等に電力を供給するための電源部を備えた浄水器に関する。
近年、化学工業、食品工業等の分野におけるプロセス機器や水道水の家庭用の浄水器において、原液をその内部に透過させて除菌、濾過等の浄化を行うフィルタとして、セラミックス製膜や活性炭等のフィルタエレメントをケースに収納したフィルタカートリッジを用いたものが使用されている。
このような浄水器においては、例えば、フィルタカートリッジの交換時期を使用者に表示するための液晶パネルや発光ダイオード等を備えたものがあり、この場合、液晶パネルや発光ダイオードを駆動させるための電力源として、浄水器の小型化に伴ってコイン型電池等の小型の電池が用いられている。具体的には、例えば、浄水器の電池カバーとして、この内部に取り付けられたコイン型電池に指を引っかけて取り外すことが可能な切り欠きを設けた(以下、「切り欠き構造」という)ものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来の浄水器に使用されている電池収納ケースの分解斜視図である。この電池収納ケース50は、切り欠き構造51を有する電池カバー52及び電池ホルダ53を有し、電池カバー52はバヨネット機構54及びOリング55により電池ホルダ53に取り外し可能に取り付けられるようになっている。コイン型の電池56を取り付ける場合には、まず、この電池56を電池カバー52内に取り付けた後、この電池カバー52を電池56とともにバヨネット機構54により電池ホルダ53に装着するようになされている。
この電池カバー52に装着された電池56を交換する必要が生じた場合は、まず、この電池カバー52を電池ホルダ53からバヨネット機構54により離脱させ、次に、電池カバー52の壁面に設けられた切り欠き構造51の凹部から電池56の外周側面の一部に直接指を引っかけて電池56を取り出すものである。これによれば、電池56の外周側面全体が電池56の上部位置とほぼ同じ高さの壁面によって覆われている場合であっても、この電池56の外周側面の一部に直接触れることができるため、ある程度、電池56の取出しが容易となる。
特許第3399473号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された切り欠き構造51では、切り欠き構造の凹部から見える電池56の外周側面に指を引っかけて電池56を取り出そうとする場合、電池表面はステンレススチール等の金属から構成されており、その表面が滑らかであるため、指が滑ってうまく取り出せないか、或いは、電池表面に指を引っかけることができた場合でも、すぐに引っかけた指が滑って外れてしまうことが多く、また、外れる瞬間に必要以上の圧力が加わり指で外そうとする方向に電池56が飛び出し、さらには、電池56が床等に転げ落ちてしまうという問題点があった。また、このような電池収納ケース50においては、電池カバー52をその軸方向に回転して装着するものがあるが、電池カバー52の着脱時において切り欠き構造51の位置の確認が困難であるために、電池収納ケース50の開閉に時間が掛かることや、軸回転方向に間違った位置で装着され易いという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、浄水器において必要な各種情報を表示する表示部等に電力を供給するための電源部を備え、電源部の開閉が容易であるとともに、その内部に収納されたコイン型電池の着脱を簡便に行うことができる浄水器を提供する。
本発明は、上述の課題を解決するべく、以下の浄水器を提供するものである。
[1]有底中空形状のケース体と、前記ケース体の開口部に挿入可能な形状の側部を有する蓋体とから構成され、前記ケース体及び前記蓋体によって区画された密閉空間に収納されたコイン型電池から電力を供給することが可能な電源部を備えた浄水器であって、前記ケース体が、前記ケース体の前記開口部近傍の内側面に配設された、二つの開閉用凸部と、前記ケース体の前記底面に、前記コイン型電池を位置決めするための複数の位置決め用突起とを有するとともに、前記蓋体が、前記ケース体の前記開閉用凸部に対応する二箇所に、前記蓋体の前記側部から前記ケース体の底面側に向けて突出した形状の二つの開閉用側部と、前記ケース体の前記位置決め用突起によって位置決めされた前記コイン型電池を前記ケース体の前記底面側に押圧して保持可能な保持部とを有し、かつ、前記蓋体の前記開閉用側部の外側面に、前記ケース体の前記開閉用凸部と係合する形状の開閉用凹溝が形成されてなり、前記ケース体に前記コイン型電池を配置した状態で、前記ケース体の前記開口部に前記蓋体の前記開閉用側部及び前記側部を挿入し、所定角度だけ前記蓋体を軸回転させることにより、前記ケース体の前記開閉用凸部と、前記蓋体の前記開閉用側部に形成された前記開閉用凹溝とが係合されて、前記コイン型電池が、前記ケース体の前記位置決め用突起と前記蓋体の前記保持部とによって押圧、挟持された状態で前記ケース体及び前記蓋体によって区画された密閉空間に収納されてなり、かつ、前記蓋体を構成する前記側部の、前記ケース体の前記底面と対向する端面の二箇所と、前記ケース体の複数の前記位置決め用突起のうちの二つの先端とがそれぞれ接触した状態で、前記蓋体が前記ケース体に固定されてなる浄水器。
]前記ケース体の前記底面から、前記蓋体を構成する前記側部の、前記ケース体の前記底面と対向する前記端面の前記二箇所と、前記ケース体の複数の前記位置決め用突起のうちの前記二つの先端とが接触するそれぞれの位置までの距離が、互いに異なる前記[]に記載の浄水器。
]前記ケース体と前記蓋体との間に、防水用のOリングが配設されてなる前記[1]又は[2]に記載の浄水器。
本発明によれば、浄水器において必要な各種情報を表示する表示部等に電力を供給するための電源部を備え、電源部の開閉が容易であるとともに、その内部に収納されたコイン型電池の着脱を容易に行うことができる浄水器を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の浄水器の実施の形態について詳細に説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1は、本発明の浄水器の一の実施の形態の構成を模式的に示す断面図であり、図2は、本実施の形態の浄水器に用いられる電源部における、その底面に垂直な平面で切断した断面図であり、図3は、図2に示す電源部における、ケース体の開口部側からの構成を模式的に示す平面図であり、図4(a)は、図2に示す電源部を構成する蓋体の斜視図、図4(b)は、図4(a)に示す蓋体をA方向から見た平面図、図4(c)は、図4(b)に示す蓋体をB−B線で切断した断面図である。また、図5は、図2に示す電源部を構成するケース体における、その底面に垂直な平面で切断した断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の浄水器1は、フィルタ20と、外部ケース40と、電源部2とを備えた浄水器1である。
本実施の形態の浄水器1を構成する電源部2は、図1〜図5に示すように、有底中空形状のケース体3と、このケース体3の開口部に挿入可能な形状の側部6を有する蓋体4とから構成され、ケース体3及び蓋体4によって区画された密閉空間5に収納されたコイン型電池15から、この浄水器1において電力消費する部分、例えば、浄水器1の各種情報を表示する表示部(図示せず)や浄化水の状態を測定する測定部(図示せず)に電力を供給することができるように構成されている。本実施の形態の浄水器1においては、ケース体3が、ケース体3の開口部近傍の内側面に配設された、二つの開閉用凸部8を有するとともに、蓋体4が、ケース体3の開閉用凸部8に対応する二箇所に、蓋体4の側部6からケース体3の底面側に向けて突出した形状の二つの開閉用側部7を有し、かつ、蓋体4の開閉用側部7の外側面に、ケース体3の開閉用凸部8と係合する形状の開閉用凹溝9が形成されてなり、ケース体3にコイン型電池15を配置した状態で、ケース体3の開口部に蓋体4の開閉用側部7及び側部6を挿入し、所定角度だけ蓋体4を軸回転させることにより、ケース体3の開閉用凸部8と、蓋体4の開閉用側部7に形成された開閉用凹溝9とが係合されて、コイン型電池15がケース体3及び蓋体4によって区画された密閉空間に収納されてなるものである。
本実施の形態の浄水器1を構成する電源部2は、上述したように、ケース体3の開口部近傍の内側面に二つの開閉用凸部8を有するとともに、その外側面にケース体3の開閉用凸部8に対応する開閉用凹溝9がそれぞれ形成された、蓋体4の側部6からケース体3の底面側に向けて突出した形状の二つの開閉用側部7を有してなることから、ケース体3の開口部に蓋体4を嵌め合わせる際に、蓋体4の位置合わせが容易になり、簡便にケース体3への取り付けを行うことができる。特に、ケース体3の内部には、端子12(負極12a及び正極12b)が配設されているが、従来、この端子12が蓋体4の開閉(装着)時に邪魔となり、装着に時間が掛かることがあったが、本実施の形態においては、蓋体4が、ケース体3の底面側に向けて突出した形状の二つの開閉用側部7を有することにより、端子12と接触する割合を減少させて、簡便な開閉(装着)を行うことができる。
なお、本実施の形態においては、蓋体4を構成する二つの開閉用側部7a,7bの幅W1,W2の合計長さが、蓋体4を構成する側部6の全外周の長さに対して40%以下であることが好ましい。このように構成することによって、ケース体3に蓋体4を取り付ける際に、引っ掛かりが少なく容易に装着することができる。
また、本実施の形態の浄水器1においては、ケース体3が、ケース体3の底面に、コイン型電池15を位置決めするための複数の位置決め用突起10をさらに有するとともに、蓋体4が、ケース体3の位置決め用突起10によって位置決めされたコイン型電池15をケース体3の底面側に押圧して保持可能な保持部11をさらに有してなり、コイン型電池15がケース体3の位置決め用突起10と蓋体4の保持部11とによって押圧、挟持された状態で密閉空間に収納されてなるものである
具体的には、この位置決め用突起10は、コイン型電池15を強固に固定することなく、その位置決めのみを行うために設けられたものであり、コイン型電池15の外径の大きさと略同一又は微かに大きな領域で位置決めすることができるように構成されていることが好ましい。このように構成することによって、ケース体3の内部にコイン型電池15を収納する際に、コイン型電池15をケース体3の内部に入れるだけで、又は軽くコイン型電池15を指で動かす、もしくはコイン型電池15を入れたケース体3を左右に揺するだけで、位置決め用突起10によってコイン型電池15が位置決めされる。さらに、この複数の位置決め用突起10が、二種類の高さを有するものとし、コイン型電池15の表裏が正常と逆向きの場合には、コイン型電池15の位置決めが不可能となるような構成としてもよい。具体的には、コイン型電池15は負極側と正極側とで、その端面の面積が異なることから、コイン型電池15の負極側の端面の大きさに対応する部分を位置決めする高さの位置決め用突起10と、コイン型電池15の正極側の端面の大きさに対応する部分を位置決めする高さの位置決め用突起10とを有する構成とすることにより、例えば、コイン型電池15の負極側をケース体3の底面側に向けて配設した場合には位置決め可能であるが、例えば、その端面の面積が負極側よりも大きい正極側を底面側に向けて配設した場合には位置決めが不可能となり、コイン型電池15が逆向きに配置されるのを有効に防止することができる。
また、蓋体4が保持部11を有しているため、蓋体4をケース体3に取り付けることにより、蓋体4の保持部11が位置決めされたコイン型電池15をケース体3の底面側に押圧して保持し、ケース体3及び蓋体4によって区画された密閉空間に確実に収納することができる。また、コイン型電池15を電源部2から取り外す際には、蓋体4の固定を解除することにより、コイン型電池15は、ケース体3の内部に位置決め用突起10のみによって単に位置決めされた状態となるために、コイン型電池15を指先でケース体3から押し出すだけで容易に取り外すことができ、電源部2からのコイン型電池15の着脱の際に大きな力を必要としない。このため、従来の浄水器に用いられる電源部のように、コイン型電池を取り外す際に必要以上の圧力が加わって電池が飛び出し、コイン型電池が床等に転げ落ちてしまうことを有効に防止することができる。保持部11の形状としては特に限定されることはなく、ケース体3の内部に配置されたコイン型電池15の、ケース体3の開口部側に位置する端面(図2においては、コイン型電池15の正極側の端面)の少なくとも一部を、ケース体3の底面側に押圧することができるような突起を有してなることが好ましい。
なお、蓋体4の内側面は、コイン型電池15と遊嵌状態にあり、従来の電池収納ケースのように、蓋体4(図6においては、電池カバー52)にコイン型電池15が装着されていないため、コイン型電池15を取り外す際に、指が滑ってうまく取り外すことができないことや、コイン型電池15が飛び出して床等に転げ落ちてしまうことがない。この蓋体4の内側面とコイン型電池15との隙間の間隔は、特に限定されることはないが、0.2〜1.0mmであることが好ましい。このように構成することによって、例えば、ケース体3にコイン型電池15を収納する際に、位置決め用突起10の内側にコイン型電池15が正確に嵌っていなくても、蓋体4を押しこむことによってコイン型電池15のセンターリングが行われ、所定の位置に位置決めすることができる。
また、本実施の形態においては、蓋体4を構成する側部6の、ケース体3の底面と対向する端面16の二箇所と、ケース体3の複数の位置決め用突起10のうちの二つの先端とがそれぞれ接触した状態で、蓋体4がケース体3に固定されてなるものである。このように構成することによって、ケース体3と蓋体4とが正確に嵌っている場合には、所定の位置で蓋体4の挿入が停止され、必要以上に蓋体4が挿入されることを有効に防止することができる。なお、上述した蓋体4を構成する側部6の端面16の二箇所とは、具体的には、蓋体4の、二つの開閉用側部7が配設されていない部分における側部6の端面16のことである。また、上述したように、蓋体4を構成する側部6の端面16の二箇所と、位置決め用突起10の二つの先端とがそれぞれ接触した状態である場合には、ケース体3の底面から、蓋体4を構成する側部6の端面16の二箇所と、ケース体3の複数の位置決め用突起10のうちの二つの先端とが接触するそれぞれの位置までの距離H1,H2が、互いに異なることが好ましい。このようにケース体3の底面からの距離H1,H2が異なるように構成することによって、蓋体4の開閉(装着)時に、軸回転方向での正常な位置以外の装着を有効に防止することができる。
なお、特に限定されることはないが、上述したケース体3の開閉用凸部8は、ケース体3と一体的に成形されて形成されたものであることが好ましく、また、蓋体4の側部6及び開閉用側部7においても、蓋体4と一体的に成形されて形成されたものであることが好ましい。
上述した電源部2を構成するケース体3及び蓋体4の材料としては、常温で固体であり電気絶縁性を有するものであれば特に制限はなく、例えば、ABS樹脂、POM樹脂、ナイロン樹脂、PP樹脂及びPE樹脂を好適例として挙げることができる。
なお、電源部2を構成するケース体3の内部には、少なくとも二つの端子12(負極12a及び正極12b)が配設され、それぞれがリード線(図示せず)等によって、浄水器1の各種情報を表示する表示部(図示せず)や浄化水24の状態を測定する測定部(図示せず)等に結線されており、コイン型電池15から表示部(図示せず)等に電力を供給することができるように構成されている。
ケース体3の内部に配設された端子12の材料としては、常温で固体であり導電性を有するものであれば特に制限はなく、例えば、アルミニウム、チタン、クロム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ニオブ、モリブデン、ルテニウム、ロジウム、銀、錫、タンタル、タングステン、イリジウム、白金、金、鉛等を任意の組み合わせで含有する金属又は合金を挙げることができる。中でも、導電性の観点からは、白金、ロジウム、パラジウム等の白金族金属又はこれらを含有する銀−白金、白金−パラジウム等の合金を主成分とするものが好ましく、耐久性の観点からは銅、銀及び金が好ましい。
また、本実施の形態の浄水器1は、電源部2の内部に水が浸入することを防止するために、ケース体3と蓋体4とが、液密の状態で固定されてなることが好ましく、本実施の形態においては、ケース体3と蓋体4との間に、防水用のOリング13が配設されている。通常、浄水器は、水の飛散し易い場所に設置されて用いられることから、電源部の液密性が十分でない場合は、その内部に水や水蒸気等が浸入し、電源部の内部に配設された金属部品やコイン型電池自体が錆びて故障の原因となる。また、電源部の表面から内部にかけて水が浸入した浄水器に触れると感電等の事故を引き起こす恐れがある。本実施の形態の浄水器1においては、ケース体3と蓋体4との間に、防水用のOリング13が配設されていることから、電源部2の液密性に優れ、上述した故障や感電等の事故を有効に防止することができる。
このOリング13の材料としては、防水性に優れたものであることが好ましく、例えば、フッ素系樹脂、シリコンゴム、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等を好適例として挙げることができる。
また、蓋体4の、密閉空間5を構成する表面とは反対側の表面には、ケース体3から蓋体4を容易に離脱させるために、硬貨等を係止して回すための凹部14を設けることも可能である。
本実施の形態の浄水器1を構成するフィルタ20は、浄化すべき原液21を浄化して浄化水24として取り出すことが可能なものであればよく、従来公知の浄水器に用いられるフィルタを好適に用いることができる。特に、本実施の形態に用いられるフィルタ20は、浄化すべき原液21を有効に浄化することができるとともに、メンテナンスが容易であるものが好ましく、例えば、原液21を取り入れる取り入れ口22と、原液21をその内部を透過させることによって浄化するフィルタ本体23と、浄化水24を取り出す取り出し口25と、このフィルタ本体23をその中に収納すべくフィルタ本体23を囲繞するようにして配設された、原液取り入れ口22及び浄化水取り出し口25以外は密閉されたフィルタケース26とを備えたフィルタカートリッジであることが好ましい(図1に示す浄水器1においては、フィルタ20としてフィルタカートリッジを用いた場合を示す)。
また、本実施の形態の浄水器1を構成する外部ケース40は、フィルタ20及び電源部2をその内部に収納することが可能なものであれば特に限定されることはなく、例えば、フィルタ20をその中に収納する収納室41と、取り入れ口22に連なる導入配管42と、取り出し口25から取り出された浄化水24を外部に導出する導出配管43と、を有する外部ケース40を好適に用いることができる。
また、本実施の形態の浄水器1に用いられるフィルタ20を構成するフィルタ本体23は 、その端部30側から浄化水24を取り出す構造を有するものであってもよく、その外周壁31側から浄化水24を取り出す構造を有するものであってもよい。
このようなフィルタ本体23としては、例えば、中空糸製、セラミックス製(その形状としては交互に目封じしたハニカム形状のものやモノリス型形状のもの等がある)、繊維状や粒状の活性炭製等を挙げることができる。中でも、耐熱性や耐食性に優れるセラミックスフィルタを備えたものを好適に用いることができる。また、セラミックスフィルタと活性炭とを組み合わせたものであってもよい。
また、フィルタ20を構成するフィルタケース26の材料としては、例えば、成形性が容易で、かつ、使用後の回収リサイクルが容易な、PP樹脂、ABS樹脂及びPVDF樹脂等の合成樹脂を挙げることができる。
また、外部ケース40の材料としては、例えば、ステンレス等の金属、ABS樹脂及びアクリル樹脂等のプラスチック等を挙げることができる。
なお、本実施の形態の浄水器1で浄化される原液21としては特に制限はなく、例えば、水道水、化学工業、食品工業等で用いられる各種液体等を挙げることができる。
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によっていかなる制限を受けるものではない。
フィルタと外部ケースと電源部とを備えた浄水器を製造した。本実施例においては、電源部を構成するケース体が、ケース体の開口部近傍の内側面に配設された、二つの開閉用凸部を有するとともに、電源部を構成する蓋体が、ケース体の開閉用凸部に対応する二箇所に、蓋体の側部からケース体の底面側に向けて突出した形状の二つの開閉用側部を有し、かつ、蓋体の開閉用側部の外側面に、ケース体の開閉用凸部と係合する形状の開閉用凹溝が形成されてなるものとした。さらに、ケース体が、その底面にコイン型電池(CR2354)を位置決め可能な位置決め用突起をさらに有するとともに、蓋体が、ケース体の位置決め用突起によって位置決めされたコイン型電池をケース体の底面側に押圧して保持可能な保持部をさらに有するものとした。ケース体及び蓋体は、ABS樹脂を用いて製作した。本実施例の浄水器においては、電源部を構成する位置決め用突起が三つの短い突起と、ケース体内部の電極の反対側に位置する長い突起とから形成されてなり、この四つの位置決め用突起によって形成される領域にコイン電池を位置決めすることができるように構成されている。
また、本実施例の浄水器は、蓋体とケース体とが、その間に、防水用のOリングが配設された状態で、開閉用凸部と開閉用凹溝とが、バヨネット機構によって固定することができるように構成されている。なお、浄水器を構成するフィルタはセラミックスフィルタを用いた。
本実施例の浄水器は、コイン型電池をケース体の内部に入れることによってコイン型電池を簡単に位置決めすることができ、さらに、蓋体を固定することにより、ケース体の位置決め用突起と蓋体の保持部とによって押圧、挟持された状態で密閉空間にコイン型電池を収納することができた。
また、従来の浄水器に用いられる電源部と比較して、コイン型電池の取り外しに力を必要とせず、簡便に電池交換を行うことができた。また、コイン型電池の表裏を逆向きに挿入した場合、位置決め用突起が邪魔になりコイン型電池が位置決めされず、蓋体を押し込んで固定することができないために、コイン型電池の挿入間違いを防止することができた。さらに、蓋体の、ケース体の底面側に向けて突出した形状の二つの開閉用側部の大きさが小さいため、蓋体の着脱を容易に行うことができた。
本発明の浄水器は、必要な各種情報を表示する表示部等に電力を供給するための電源部を備えており、化学工業、食品工業等の分野におけるプロセス機器や水道水の家庭用の浄水器として好適に用いることができる。
本発明の浄水器の一の実施の形態の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の浄水器の一の実施の形態に用いられる電源部における、その底面に垂直な平面で切断した断面図である。 図2に示す電源部における、ケース体の開口部側からの構成を模式的に示す平面図である。 図4(a)は、図2に示す電源部を構成する蓋体の斜視図、図4(b)は、図4(a)に示す蓋体をA方向から見た平面図、図4(c)は、図4(b)に示す蓋体をB−B線で切断した断面図である。 図2に示す電源部を構成するケース体における、その底面に垂直な平面で切断した断面図である。 従来の浄水器に使用されている電池収納ケースの分解斜視図である。
符号の説明
1…浄水器、2…電源部、3…ケース体、4…蓋体、5…密閉空間、6…側部、7,7a,7b…開閉用側部、8…開閉用凸部、9…開閉用凹溝、10…位置決め用突起、11…保持部、12…端子、12a…負極、12b…正極、13…Oリング、14…凹部、15…コイン型電池、16…端面、20…フィルタ、21…原液、22…取り入れ口、23…フィルタ本体、24…浄化水、25…取り出し口、26…フィルタケース、30…端部、31…外周壁、40…外部ケース、41…収納室、42…導入配管、43…導出配管、50…電池収納ケース、51…切り欠き構造、52…電池カバー、53…電池ホルダ、54…バヨネット機構、55…Oリング、56…電池、W1,W2…開閉用側面の幅、H1,H2…距離(ケース体の底面から、蓋体を構成する側部の、ケース体の底面と対向する端面の二箇所と、ケース体の複数の位置決め用突起のうちの二つの先端とが接触するそれぞれの位置までの距離)。

Claims (3)

  1. 有底中空形状のケース体と、前記ケース体の開口部に挿入可能な形状の側部を有する蓋体とから構成され、前記ケース体及び前記蓋体によって区画された密閉空間に収納されたコイン型電池から電力を供給することが可能な電源部を備えた浄水器であって、
    前記ケース体が、前記ケース体の前記開口部近傍の内側面に配設された、二つの開閉用凸部と、前記ケース体の前記底面に、前記コイン型電池を位置決めするための複数の位置決め用突起とを有するとともに、前記蓋体が、前記ケース体の前記開閉用凸部に対応する二箇所に、前記蓋体の前記側部から前記ケース体の底面側に向けて突出した形状の二つの開閉用側部と、前記ケース体の前記位置決め用突起によって位置決めされた前記コイン型電池を前記ケース体の前記底面側に押圧して保持可能な保持部とを有し、かつ、前記蓋体の前記開閉用側部の外側面に、前記ケース体の前記開閉用凸部と係合する形状の開閉用凹溝が形成されてなり、
    前記ケース体に前記コイン型電池を配置した状態で、前記ケース体の前記開口部に前記蓋体の前記開閉用側部及び前記側部を挿入し、所定角度だけ前記蓋体を軸回転させることにより、前記ケース体の前記開閉用凸部と、前記蓋体の前記開閉用側部に形成された前記開閉用凹溝とが係合されて、前記コイン型電池が、前記ケース体の前記位置決め用突起と前記蓋体の前記保持部とによって押圧、挟持された状態で前記ケース体及び前記蓋体によって区画された密閉空間に収納されてなり、かつ、
    前記蓋体を構成する前記側部の、前記ケース体の前記底面と対向する端面の二箇所と、前記ケース体の複数の前記位置決め用突起のうちの二つの先端とがそれぞれ接触した状態で、前記蓋体が前記ケース体に固定されてなる浄水器。
  2. 前記ケース体の前記底面から、前記蓋体を構成する前記側部の、前記ケース体の前記底面と対向する前記端面の前記二箇所と、前記ケース体の複数の前記位置決め用突起のうちの前記二つの先端とが接触するそれぞれの位置までの距離が互いに異なる請求項に記載の浄水器。
  3. 前記ケース体と前記蓋体との間に、防水用のOリングが配設されてなる請求項1又は2に記載の浄水器。
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