JP4175529B2 - Game machine - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばパチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機に関し、詳しくは、所定条件の成立に基づいて複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置を含み、前記複数の可変表示部の表示結果が複数本の当たりライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において特定の識別情報の組合せとなった場合に遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能となる遊技機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の代表的な遊技機として、たとえば、可変表示装置の表示領域に３行３列のマトリクス構成の複数の可変表示部が表示されるものが知られており、そのマトリクスにおいて縦方向、横方向、および斜め方向、計８ラインの当りラインが形成される。各可変表示部間には各々を仕切る仕切枠が表示され、各可変表示部に識別情報の一例となる複数種類の飾り図柄がスクロールされることによって可変表示が行なわれる。
【０００３】
この種の遊技機においては、前記複数の可変表示部の表示結果を導出表示させる前に、前記複数の可変表示部の各々の識別情報のスクロール動作を一旦、中断させて、はずれの表示結果が導出表示されたことを装い、その後、スクロール動作を再開させる等の様々な演出がなされる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機においては、前記複数の可変表示部間に各々の可変表示部を仕切る仕切枠が表示されていたために、たとえば、識別情報はそれぞれの可変表示部の定まった位置に表示され、演出の内容に限界があった。
【０００５】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、意外性のある可変表示を可能にして変化に富んだ面白味を提供し、遊技の興趣を向上させることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の本発明は、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置を含み、該複数の可変表示部の表示結果が複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において特定の識別情報の組合わせとなった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であって、
前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、
前記複数の可変表示部において前記識別情報の更新表示を開始させた後、該複数の可変表示部の表示結果を導出表示させる可変表示制御を行なう可変表示制御手段とを含み、
前記可変表示制御手段は、
複数の可変表示部間を仕切る仕切枠を表示した状態で前記複数の可変表示部において前記識別情報の更新表示を開始させ、前記複数の可変表示部の少なくとも一部の識別情報の更新動作を停止させる更新停止制御を行なう更新停止制御手段と、
前記更新停止制御がなされた後、前記複数の可変表示部間を仕切る仕切枠を消去する仕切枠消去手段と、
該仕切枠消去手段によって前記仕切枠が消去された後、消去される前の前記仕切枠によって示されていた前記可変表示部間の仕切り位置を越えて前記可変表示部の識別情報を移動させる移動表示制御を行なうことが可能な識別情報表示制御手段と、
該識別情報表示制御手段による前記識別情報の移動が終了した後、前記複数の可変表示部の最終的な表示結果が導出表示された場合に前記仕切枠を再度表示する仕切枠再表示手段とを含むことを特徴とする。
【０００７】
請求項２に記載の本発明は、請求項１に記載の発明の構成に加えて、前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記移動表示制御前とは異なるものに変化させることが可能であることを特徴とする。
【０００８】
請求項３に記載の本発明は、請求項１または請求項２に記載の発明の構成に加えて、前記識別情報表示制御手段は、前記仕切枠が消去された後に前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを、前記更新停止制御によって表示された識別情報の組合せとは異なる識別情報の組合せに変化させることが可能であることを特徴とする。
【０００９】
請求項４に記載の本発明は、請求項１〜請求項３のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記特定の識別情報の組合わせに変化させることが可能であることを特徴とする。
【００１０】
請求項５に記載の本発明は、請求項１〜請求項４のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段は、前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能であり、
前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを、前記特別遊技状態に制御される条件を満たす識別情報の組合せに変化させることが可能であることを特徴とする。
【００１１】
請求項６に記載の本発明は、請求項３に記載の発明の構成に加えて、前記更新停止制御手段は、前記複数の可変表示部に表示された識別情報が複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において前記特定の識別情報の組合わせとなるように前記更新停止制御を行なうことが可能であることを特徴とする。
【００１２】
請求項７に記載の本発明は、請求項１〜請求項６のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記識別情報表示制御手段は、前記複数の可変表示部のうちの所定の第１の可変表示部とは異なる複数の第２の可変表示部の各々に表示される識別情報を、該複数の第２の可変表示部における識別情報同士の配列順序を崩すことなく前記第１の可変表示部に表示される識別情報に対して相対的に移動させ、前記複数の当りラインのうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記移動表示制御前とは異なるものに変化させることが可能であることを特徴とする。
【００１３】
請求項８に記載の本発明は、請求項１〜請求項６のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記識別情報表示制御手段は、前記複数の可変表示部の各々に表示された識別情報を除々に縮小させつつ所定箇所へ移動させ、該所定箇所へ前記識別情報を移動させた際に前記複数の可変表示部の各々の識別情報の更新動作を実行して識別情報の種類を変化させ、その後、前記識別情報を拡大させつつ元の位置に移動させることを繰返すことによる反復移動更新動作を行なうことが可能であることを特徴とする。
請求項９に記載の本発明は、請求項１〜請求項８のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記識別情報表示制御手段は、更新動作継続中の可変表示部の識別情報を対象として、前記移動表示制御を行なうことを特徴とする。
【００１４】
【作用】
請求項１に記載の本発明によれば、遊技制御手段の働きにより、遊技機の遊技状態が制御される。可変表示制御手段の働きにより、前記複数の可変表示部において前記識別情報の更新表示が可変開始された後、該複数の可変表示部の表示結果が導出表示される。更新停止制御手段の働きにより、複数の可変表示部間を仕切る仕切枠が表示された状態で前記複数の可変表示部において前記識別情報の更新表示を開始させ、前記複数の可変表示部の少なくとも一部の識別情報の更新動作を停止させる更新停止制御が行なわれる。仕切枠消去手段の働きにより、前記更新停止制御がなされた後、前記複数の可変表示部間を仕切る仕切枠が消去される。識別情報表示制御手段の働きにより、前記仕切枠消去手段によって前記仕切枠が消去された後、消去される前の前記仕切枠によって示されていた前記可変表示部間の仕切り位置を越えて前記可変表示部の識別情報が移動する。前記識別情報の移動が終了した後、前記複数の可変表示部の最終的な表示結果が導出表示された場合に、仕切枠再表示手段の働きにより、前記仕切枠が再度表示される。
【００１５】
請求項２に記載の本発明によれば、請求項１に記載の発明の作用に加えて、前記識別情報表示制御手段の働きにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが識別情報の移動前とは異なるものに変化する。
【００１６】
請求項３に記載の本発明によれば、請求項１または請求項２に記載の発明の作用に加えて、前記識別情報表示制御手段の働きにより、前記仕切枠が消去した後に前記識別情報が移動し、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが、前記識別情報の更新動作が停止した際の識別情報の組合せとは異なる識別情報の組合せに変化する。
【００１７】
請求項４に記載の本発明によれば、請求項１〜請求項３のいずれかに記載の発明の作用に加えて、前記識別情報表示制御手段の働きにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが前記特定の識別情報の組合わせに変化する。
【００１８】
請求項５に記載の本発明によれば、請求項１〜請求項４のいずれかに記載の発明の作用に加えて、前記遊技制御手段の働きにより、前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態となる。前記識別情報表示制御手段の働きにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが前記特別遊技状態に制御される条件を満たす識別情報の組合せに変化する。
【００１９】
請求項６に記載の本発明によれば、請求項３に記載の発明の作用に加えて、前記更新停止制御手段の働きにより、前記識別情報の更新動作が停止した際、複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において前記特定の識別情報の組合わせが成立する。
【００２０】
請求項７に記載の本発明によれば、請求項１〜請求項６のいずれかに記載の発明の作用に加えて、前記識別情報表示制御手段の働きにより、複数の第２の可変表示部の各々に表示される識別情報が、該複数の第２の可変表示部における識別情報同士の配列順序を崩すことなく第１の可変表示部に表示される識別情報に対して相対的に移動し、前記複数の当りラインのうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが移動前とは異なるものに変化する。
【００２１】
請求項８に記載の本発明によれば、請求項１〜請求項６のいずれかに記載の発明の作用に加えて、前記識別情報表示制御手段の働きにより、前記複数の可変表示部の各々に表示された識別情報が除々に縮小されつつ所定箇所へ移動し、該所定箇所へ前記識別情報が移動した際に更新動作が実行されて識別情報の種類が変化し、その後、前記識別情報が拡大されつつ元の位置に移動することが繰返される。
請求項９に記載の本発明によれば、請求項１〜請求項８のいずれかに記載の発明の作用に加えて、前記識別情報表示制御手段の働きにより、更新動作継続中の可変表示部の識別情報を対象として、前記移動表示制御が行なわれる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明は、これに限られるものではなく、たとえばコイン遊技機やスロットマシン等であってもよく、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置を含み、該複数の可変表示部の表示結果が複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において特定の識別情報の組合わせとなった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であれば、すべての遊技機に適用可能である。
【００２３】
図１は、遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図である。このパチンコ遊技機には、遊技者が打球操作するための打球操作ハンドル（図示せず）が設けられており、この打球操作ハンドルを遊技者が操作することにより、パチンコ玉を１つずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉（打玉）は区画レール２の間を通って、遊技盤１の前面に形成された遊技領域３内に打込まれる。
【００２４】
遊技領域３内には、複数種類の識別情報を可変表示して表示状態が変化可能な可変表示装置として、特別図柄用可変表示装置２４および飾り図柄用可変表示装置４の２種類の装置が設けられている。
【００２５】
特別図柄用可変表示装置２４は、３つの７セグメントＬＥＤよりなり、特別図柄と呼ばれる英数字からなる識別情報を可変表示するためのものである。この特別図柄用可変表示装置２４は、横一列に並ぶ左，中，右の各特別図柄可変表示部を有し、各特別図柄可変表示部に表示される特別図柄を可変表示可能に構成されている。左，中，右の各特別図柄表示部に表示される特別図柄を、左図柄，中図柄，右図柄という。この特別図柄用可変表示装置２４の可変表示結果が予め定められた表示態様となれば、いわゆる大当りが発生して遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態（大当り状態）となる。
【００２６】
一方、飾り図柄用可変表示装置４は、ＣＲＴ表示装置により構成されている。この飾り図柄用可変表示装置４は、７セグメントＬＥＤにより行なわれる比較的単調な特別図柄用可変表示装置２４の可変表示内容を、より演出効果を高めて遊技者に提供するための可変表示装置である。この飾り図柄用可変表示装置４に設けられた画像表示領域５には演出効果を高めるための飾り図柄と呼ばれる識別情報を表示することが可能である。
【００２７】
飾り図柄用可変表示装置４の表示結果は特別図柄用可変表示装置２４の表示結果に対応しているために、たとえば特別図柄用可変表示装置２４の表示結果が大当りを示す結果になる場合には、飾り図柄用可変表示装置４の表示結果も大当りを示す結果になる。また、特別図柄用可変表示装置２４の表示結果がはずれを示す場合には、飾り図柄用可変表示装置４の表示結果もはずれを示す結果となる。
【００２８】
飾り図柄用可変表示装置４の上部には、７セグメントＬＥＤにより構成された普通図柄用可変表示装置２５が設けられている。この普通図柄用可変表示装置２５は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報を可変表示可能に構成されている。
【００２９】
飾り図柄用可変表示装置４の下方には、可変入賞球装置８が設けられている。この可変入賞球装置８にはソレノイド４１が励磁されることにより開成する開閉板１０が設けられている。可変入賞球装置８は、開閉板１０が開成することにより大入賞口９へ打玉を入賞させることが可能な遊技者にとって有利な第１の状態となり、開閉板１０が閉成することにより大入賞口９へ打玉を入賞させることが不可能な遊技者にとって不利な第２の状態となる。
【００３０】
飾り図柄用可変表示装置４と可変入賞球装置８との間に始動入賞口７が設けられており、可変入賞球装置８の下方に始動入賞口２９が設けられている。始動入賞口７に入賞した始動入賞玉は始動入賞玉検出スイッチ２８により検出され、始動入賞口２９に入賞した始動入賞玉は始動入賞玉検出スイッチ３０により検出される。
【００３１】
始動入賞口２９は、上下方向に開閉可能な開閉扉を有しており、ソレノイド４２が励磁状態にされることにより開閉扉が開成して打玉が始動入賞可能な状態と、ソレノイド４２が非励磁状態にされることにより開閉扉が閉成して打玉が始動入賞不可能な状態とに変化可能に構成されている。
【００３２】
また、飾り図柄用可変表示装置４の左側方部分および右側方部分には、それぞれワープ入口１３が設けられている。このワープ入口１３に進入した打玉は、飾り図柄用可変表示装置４の裏面側を通って下方に流下してワープ出口１６から再度遊技領域３に放出される。このワープ出口１６は、始動入賞口７のちょうど上方部分に位置する。このため、ワープ入口１３に進入した打玉は、始動入賞口７に比較的入賞しやすくなる。
【００３３】
飾り図柄用可変表示装置４の左側方部分に設けられたワープ入口１３に進入した打玉の通過経路には、普通図柄用始動ゲート１４が設けられている。その普通図柄用始動ゲート１４の下方部分には、普通図柄用始動ゲート１４を通過した打玉を検出するための普通図柄用始動ゲート検出スイッチ１５が設けられている。
【００３４】
遊技領域３内に打込まれた打玉が普通図柄用始動ゲート１４を通過すれば、その通過した打玉が普通図柄用始動ゲート検出スイッチ１５により検出され、その検出出力に基づいて普通図柄用可変表示装置２５で普通図柄が可変開始される。その普通図柄用可変表示装置２５の表示結果が予め定められた特定の識別情報（たとえば「７」）となれば、ソレノイド４２が励磁されて、始動入賞口２９の開閉扉が所定期間だけ開成して始動入賞口２９が開成状態となり、打玉を始動入賞口２９に始動入賞させることが可能になる。始動入賞口２９に始動入賞した打玉が始動入賞玉検出スイッチ３０で検出されると、特別図柄用可変表示装置２４および飾り図柄用可変表示装置４が同時に可変開始するための始動条件が成立する。同様に、始動入賞口７に始動入賞した打玉が始動入賞玉検出スイッチ２８で検出されると、始動条件が成立する。
【００３５】
始動条件が成立すると、特別図柄用可変表示装置２４における、左，中，右特別図柄可変表示部で一斉に特別図柄の可変表示が開始される。特別図柄用可変表示装置２４で可変表示が開始されるのと同時に、飾り図柄用可変表示装置４においても飾り図柄の可変表示が開始される。図１の画像表示領域５には、複数種類の飾り図柄が可変表示される３行×３列の合計９個の可変表示部５ａ〜５ｉが示されている。
【００３６】
その後、可変表示部５ａ〜５ｉを含む画像表示領域５で演出効果を高めるための可変表示等が行なわれ、可変表示開始から所定時間が経過した後、可変表示部５ａ〜５ｉの最終的な表示結果が表示される。一方、特別図柄用可変表示装置２４では、飾り図柄用可変表示装置４の最終的な表示結果が表示されるまで左，中，右特別図柄可変表示部の可変表示が継続して行なわれる。飾り図柄用可変表示装置４の最終的な表示結果が表示される前に特別図柄可変表示部の表示結果の一部を先に表示すると、その表示により最終的に大当りが発生するか否か遊技者に悟られてしまうおそれがあり、飾り図柄用可変表示装置４の演出効果が薄れてしまうためである。このため、飾り図柄用可変表示装置４の最終的な表示結果が表示された直後に、特別図柄用可変表示装置２４の左，中，右特別図柄可変表示部のすべてが同時に停止される制御が行なわれる。
【００３７】
飾り図柄用可変表示装置４の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合には、大当りとなる。なお、飾り図柄用可変表示装置４で大当りが表示された場合には、特別図柄用可変表示装置２４においても、大当りを示す表示結果（たとえば、７７７）が導出表示されている。
【００３８】
大当りとなれば、ソレノイド４１が励磁されて開閉板１０が開成され、打玉が入賞可能な遊技者にとって有利な第１の状態となる。この第１の状態は、所定期間（たとえば３０秒間）の経過あるいはパチンコ玉の所定個数（たとえば１０個）の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了して開閉板１０が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者にとって不利な第２の状態となる。
【００３９】
可変入賞球装置８内の大入賞口９に入賞したしたすべての入賞玉は入賞玉検出スイッチ１２により検出される。入賞玉検出スイッチ１２によって検出された入賞玉の検出個数は、開閉板１０に設けられた入賞個数表示器５０により表示される。また、大入賞口９内には特定入賞領域（Ｖポケット）と通常入賞領域とが設けられており、そのうち特定入賞領域に入賞した打玉のみが特定入賞玉検出スイッチ１１により検出される。打玉が特定入賞玉検出スイッチ１１により検出されれば、繰返し継続条件が成立して、可変入賞球装置９のその回の第１の状態が終了するのを待って、再度開閉板１０を開成させて第１の状態にする繰返し継続制御が実行される。繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば１６回と定められている。この繰返し継続制御が実行されている状態を特定遊技状態（大当り状態）という。また、繰返し継続制御において、可変入賞球装置９が第１の状態にされている状態がラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限回数が１６回の場合には、第１ラウンドから第１６ラウンドまでの１６ラウンド分、可変入賞球装置１９が第１の状態にされ得る。
【００４０】
特別図柄用可変表示装置２４および飾り図柄用可変表示装置４が可変表示中である場合において、打玉が始動入賞口７に入賞して始動入賞玉検出スイッチ２８により検出されるか、または、始動入賞口２９に入賞して始動入賞玉検出スイッチ３０により検出されれば、その始動入賞が記憶される。この始動入賞記憶の上限値は、たとえば「４」と定められている。したがって、始動入賞記憶数が上限値に至っている場合に発生した始動入賞は可変表示に有効に使用されることなく、無効になる。現時点における始動入賞記憶数は、画像表示領域５の下方に設けられたＬＥＤよりなる始動入賞記憶表示器６により表示される。特別図柄用可変表示装置２４および飾り図柄用可変表示装置４の可変表示が終了した後、再度可変表示可能な状態になってから前記始動入賞記憶に基づいてそれらの可変表示装置が再度、可変開始される。
【００４１】
普通図柄用可変表示装置２５が可変表示をしているときに打玉が再度普通図柄用始動入賞ゲート１４を通過して普通図柄用始動ゲート検出スイッチ１５により検出されれば、その検出された打玉である通過玉が記憶される。そのような記憶を普通始動入賞記憶という。この普通始動入賞記憶数の上限は、たとえば「４」と定められている。現時点における普通始動入賞記憶個数が、普通図柄用可変表示装置２５の左側方および右側方に設けられたＬＥＤよりなる普通図柄始動入賞記憶表示器５９により表示される。普通図柄用可変表示装置２５が可変表示を停止した後、再度可変開始可能な状態になってから前記普通始動入賞記憶に基づいて普通図柄用可変表示装置２５が再度可変開始される。
【００４２】
遊技領域３内には、さらに通常入賞口１７，１８，１９，２０が設けられているとともに、ランプ風車２１が設けられている。さらに、遊技領域３内には、サイドランプ２２等に代表される装飾ランプおよび装飾ＬＥＤが各種設けられている。また、区画レール２における遊技領域３側の終端部分には、遊技領域３内に打込まれて再び区画レール２内に跳ね返ってくる打玉であるファール玉を防ぐためのファール止め部材２３が設けられている。遊技領域３内に打込まれた打玉がいずれの入賞口や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合には、その打玉がアウト玉としてアウト口２７から回収される。
【００４３】
次に、可変表示部５ａ〜５ｉにおける飾り図柄について、より詳細に説明する。図２は、飾り図柄用可変表示装置４の当りラインと、飾り図柄との配置関係を説明するための説明図である。
【００４４】
３行×３列の合計９個の可変表示部５ａ〜５ｉの各々は、符号Ｘ１、Ｘ１、Ｙ１、Ｙ２によって示される位置に表示される３行３列のマトリクス状の仕切枠５００（図２２等参照）によって他の可変表示部５ａ〜５ｉと仕切られている。仕切枠によって仕切られた可変表示部５ａ〜５ｉには、図示するように飾り図柄１〜飾り図柄９（▲１▼〜▲９▼）が対応しており、各可変表示部５ａ〜５ｉでその対応する飾り図柄が他の可変表示部５ａ〜５ｉの飾り図柄とは独立してスクロール表示される。飾り図柄としては、たとえば、「７」等の数字図柄や「バナナ」や「スイカ」等のフルーツ図柄、星図柄がある。これらの飾り図柄のうち、星図柄は当りラインに揃っても大当りにはならないはずれ図柄である。
【００４５】
始動条件の成立に基づいてすべての可変表示部５ａ〜５ｉで一斉に可変表示が開始した後、まず、飾り図柄１と飾り図柄２とが同時に停止表示される。次に、飾り図柄３と飾り図柄４と飾り図柄５と飾り図柄６とが同時に停止表示される。続いて、飾り図柄７と飾り図柄８とが同時に停止表示される。そして、最後に中央の飾り図柄９が停止表示される。その後、そのまま表示結果が確定してしまう場合と、再度、飾り図柄が変動を開始する場合（再変動という）とがある。飾り図柄が再変動する場合には、それに先立って仕切枠が消失する。次に、特殊な再変動パターンにより飾り図柄が再変動した後、最終的な表示結果が導出表示され、表示結果が確定することに伴って、再度、仕切枠が表示される。
【００４６】
再変動パターンとしては、中央の可変表示部５ｉを回転の中心として、その可変表示部５ｉを取り囲む可変表示部５ａ〜５ｈに表示された飾り図柄が反時計回りに移動する“回転パターン”と、各可変表示部５ａ〜５ｉに表示された飾り図柄が縮小されながら画面中央へ移動した後、再度、拡大されながら元の配列位置に戻ることを繰返し、その縮小と拡大との間で飾り図柄の種類が更新される“縮小拡大パターン”とがある。
【００４７】
飾り図柄の当りラインとしては、横方向３行の３本と、縦方向３列の３本と、斜め対角線上に２本との合計８本（図示の１〜８）が定められている。この８本の当りライン１〜８のうちの少なくともいずれか１つの当りライン上において、「７７７」の飾り図柄のゾロ目が揃うか、あるいは、可変表示部５ａ〜５ｉの表示結果がすべてフルーツ図柄である場合（オールフルーツ）には、大当りが発生する。また、複数の当りライン上において、「７７７」の飾り図柄のゾロ目が揃った場合には、“確変大当り”が発生する。確変大当りが発生すると、大当りによる特定遊技状態が終了した後、少なくとも次回、大当りが発生するまでの間、通常に比べて大当りが発生する確率が向上された確率変動状態（高確率状態）となる。なお、１つの当りラインにのみ「７７７」の飾り図柄のゾロ目が揃った大当りまたはオールフルーツによる大当りを“確変大当り”に対して、確率変動状態が発生しない“非確変大当り”という。
【００４８】
次に、このパチンコ遊技機に設けられている制御回路について説明する。まず、パチンコ遊技機の遊技制御を行なう制御回路を説明する。図３〜図５は、パチンコ遊技機の遊技制御を行なう制御回路を示すブロック図である。この図３〜図５に示された制御回路は、主に、遊技制御基板に設けられている。
【００４９】
図３〜図５を参照して、遊技制御を行なう制御回路は、基本回路３１、入力回路３２、初期リセット回路３３、定期リセット回路３４、アドレスデコード回路３５、情報出力回路３７、電飾信号回路３８、ソレノイド回路３９、ランプ回路４０、ＣＲＴ回路４４、電源回路４５、音声合成回路４７、音量増幅回路４８およびＬＥＤ回路４９を含む。さらに、情報出力回路３７および電飾信号回路３８は、主中継基板３６に接続されている。また、ＣＲＴ回路４４は、表示制御基板４６を介して、飾り図柄用可変表示装置４に接続されている。
【００５０】
基本回路３１の内部には、制御用プログラムを記憶しているＲＯＭ３１３、その制御用プログラムに従って制御を行なうＣＰＵ３１１、そのＣＰＵ３１１のワーク用メモリとして用いられるＲＡＭ３１２、および、Ｉ／Ｏポート（図示せず）等が設けられている。
【００５１】
アドレスデコード回路３５は、基本回路３１から送られてきたアドレス信号を解読（デコード）し、基本回路３１の内部に含まれるＲＡＭ３１２、ＲＯＭ３１３、Ｉ／Ｏポート等のうちのいずれかを選択するための信号を出力する回路である。初期リセット回路３４は、電源投入時に基本回路３１をリセットするための初期リセットパルスを出力する回路である。この初期リセット回路３３から送られてきた初期リセットパルスに応じて、基本回路３１がＲＡＭ３１２およびＩ／Ｏポートを初期化する。
【００５２】
定期リセット回路３４は、定期リセット用のクロックパルスであるリセットパルスを基本回路３１に供給するための回路である。基本回路３１のＣＰＵ３１１は、定期リセット回路３４から定期的に送られてくるリセットパルスに応答して、所定の制御用プログラムを先頭から繰返し実行するためのリセット処理を行なう。この定期リセット回路３４からのリセットパルスは、たとえば、０．００２秒ごとに送られてくる。
【００５３】
ＣＰＵ３１１は、制御用プログラムを先頭から実行してその最後まで実行したアドレスでリセット待ち状態となり、定期リセット回路３４からリセット信号が入力されることにより再度制御用プログラムを先頭から実行し直すことを繰返す。
【００５４】
入力回路３２には、普通図柄用始動ゲート検出スイッチ１５、特定入賞玉検出スイッチ１１、始動入賞玉検出スイッチ２８，３０、および、入賞玉検出スイッチ１２等が接続されている。打玉が普通図柄用始動ゲート１４を通過して普通図柄用始動ゲート検出スイッチ１５により検出されれば、その検出信号が、入力回路３２を介して基本回路３１に入力される。打玉が可変入賞球装置８内の特定入賞領域に入賞して特定入賞玉検出スイッチ１１により検出されれば、その検出信号が、入力回路３２を介して基本回路３１に入力される。打玉が始動入賞口７に入賞して始動入賞玉検出スイッチ２８により検出されれば、その検出信号が入力回路３２を介して基本回路３１に入力される。打玉が始動入賞口２９に入賞して始動入賞玉検出スイッチ３０により検出されれば、その検出信号が入力回路３２を介して基本回路３１に入力される。打玉が可変入賞球装置８内の通常入賞領域に入賞して入賞玉検出スイッチ１２により検出されれば、その検出信号が入力回路３２を介して基本回路３１に入力される。
【００５５】
このパチンコ遊技機には、入賞にともなって景品玉を払出す払出制御を行なうための払出制御基板（図示せず）が設けられている。そして、可変入賞球装置８に打玉が入賞すれば、１個の入賞玉につきたとえば１５個の景品玉（賞球）が払出制御される。また、それ以外の入賞口に入賞した場合には、１個の入賞玉につきたとえば７個の景品玉（賞球）が払出制御される。
【００５６】
基本回路３１は、情報出力回路３７および主中継基板３６を介して、図柄確定回数情報および大当り情報等の情報を、ホストコンピュータであるホール用管理コンピュータ等に対して出力する。その図柄確定回数情報とは、特別図柄用可変表示装置２４および飾り図柄用可変表示装置４において表示結果が確定した回数に関する情報である。大当り情報とは、特別図柄用可変表示装置２４および飾り図柄用可変表示装置４の可変表示による大当りの発生に関する情報である。
【００５７】
基本回路３１は、電飾信号回路３８に対して、パチンコ遊技機に設けられた複数種類の電飾の点灯状態を制御するための制御信号を与える。電飾信号回路３８は、基本回路３１から与えられた制御信号に応答して、主中継基板３６を介して、複数種類の電飾の点灯状態を制御する電飾基板へランプ制御データを送信する。ランプ制御データは、電飾の点灯状態を制御するためのデータであり、大当り時等における電飾の点灯状態を指定するものである。
【００５８】
基本回路３１は、ソレノイド回路３９を介してソレノイド４１，４２と接続されており、これらのソレノイドを励磁制御することにより、可変入賞球装置８の開閉板１０の開閉制御および始動入賞口２９の開閉扉の開閉制御を行なう。基本回路３１は、ランプ回路４０を介して、サイドランプ２２および風車ランプ２１等のこのパチンコ遊技機に設けられた各種ランプ４３を点灯または点滅表示させる制御を行なう。
【００５９】
基本回路３１は、ＣＲＴ回路４４を介して表示制御基板４６に表示制御用の指令信号を出力する。この表示制御基板４６には、後述する図６に示される表示制御用の制御回路が設けられている。ＣＲＴ回路４４は、基本回路３１から制御信号を受け、その制御信号に基づいて、指令信号を表示制御基板４６に与える。表示制御基板４６は、与えられた指令信号に基づいて、飾り図柄用可変表示装置４に対し、画像表示のための制御信号を与える。飾り図柄用可変表示装置４は、表示制御基板４６から受けた画像表示用の制御信号に基づいて、可変表示等の画像表示を行なう。
【００６０】
基本回路３１からＣＲＴ回路４４を介して表示制御基板４６に送信される指令信号の中には、コマンドデータ（可変表示指令情報）ＣＤ０〜ＣＤ７と、表示制御通信用のトリガ信号である割込信号ＩＮＴとが含まれる。さらに、ＣＲＴ回路４４と、表示制御基板４６との間を接続する信号線には、電源電圧供給のための＋５Ｖ線、＋１２Ｖ線およびＧＮＤ線（グランド信号線）が含まれる。
【００６１】
電源回路４５は、ＡＣ２４Ｖの交流電源に接続され、＋３０Ｖ，＋２１Ｖ，＋１２Ｖ，＋５Ｖ，ＧＮＤ等の複数種類の直流電圧である電源電圧を各回路に供給するための回路である。電源回路４５から発生される＋３０ＶおよびＧＮＤの電源電圧は、飾り図柄用可変表示装置４へ供給される。
【００６２】
基本回路３１は、遊技状態に応じて、音声合成回路４７を介して音量増幅回路４８に音制御用信号を出力する。音量増幅回路４８からは、増幅された音制御用信号が出力され、パチンコ遊技機に設けられたスピーカ等から音が発せられる。この音制御用信号としては、左のスピーカ制御用の音出力（Ｌ）と、右スピーカ制御用の音出力（Ｒ）とが出力され、それらの出力に基づいて、スピーカからステレオ音が発せられる。
【００６３】
基本回路３１は、ＬＥＤ回路４９を介して、特別図柄用可変表示装置２４、入賞個数表示器５０、Ｖ表示器５１、始動入賞記憶表示器６、普通図柄用可変表示装置２５、普通図柄始動入賞記憶表示器５９、および、飾り用ＬＥＤ５２に接続されており、これらの表示器をそれぞれ表示制御する。これらの表示器は、各々がＬＥＤよりなるため、ＬＥＤ回路４９により、まとめて制御される。
【００６４】
次に、このパチンコ遊技機の飾り図柄用可変表示装置４の表示制御を行なう制御回路について説明する。飾り図柄用可変表示装置４の表示制御を行なう制御回路は、図５に示された表示制御基板４６に設けられている。
【００６５】
図６は、表示制御基板４６に形成された表示制御用の制御回路を示すブロック図である。この図６においては、その制御回路のほかに、ＣＲＴ回路４４および飾り図柄用可変表示装置４も示されている。図６を参照して、表示制御基板４６に形成された制御回路は、ＣＲＴコントロール回路５３、ＶＤＰ（Video Display Processer ）５４、リセット回路５５、発振回路５６、ＶＲＡＭ５７、キャラクタＲＯＭ５８およびＤＡ変換回路６０を含む。
【００６６】
リセット回路５５からリセット信号がＣＲＴコントロール回路５３およびＶＤＰ５４に入力される。発振回路５６からクロック信号がＶＤＰ５４に入力される。ＣＲＴコントロール回路５３は、演算および制御を行なうＣＰＵ５３１、ワークエリアとして用いられるＲＡＭ５３２および制御用プログラムを記憶したＲＯＭ５３３を含む。ＣＲＴコントロール回路５３では、受信したコマンドデータＣＤ０〜ＣＤ７に基づいて、ＣＰＵ５３１が、ＲＯＭ５３３の制御用プログラムを適宜実行し、ＲＡＭ５３２を作業領域として用いてこの制御回路全体の制御を行なう。
【００６７】
キャラクタＲＯＭ５８には、飾り図柄用可変表示装置４に表示される画像の画像データが予め記憶されている。その画像データには、飾り図柄の画像データ、およびキャラクタ画像の画像データ等の各種の画像データが含まれる。
【００６８】
ＣＲＴコントロール回路５３は、ＶＤＰ５４に対して、ＶＤＰアドレス信号、１ＤＰデータ信号およびＶＤＰライト信号等の各種信号を与え、それらの信号に基づいて、ＶＤＰ５４を動作させて次のような制御を行なう。ＶＤＰ５４は、ＣＲＴコントロール回路５３から与えられる各種信号に応答して次のような制御を行なう。キャラクタＲＯＭ５８に記憶されている画像データを読出し、その画像データをＶＲＡＭ５７へ転送させ、転送した画像データをＶＲＡＭ５７に書込む。そして、その書込んだ画像データを読出し、ＤＡ変換回路６０を介して映像信号Ｒ，Ｇ，Ｂを飾り図柄用可変表示装置４に向けて出力させる制御を行なう。ＣＲＴコントロール回路５３は、ＶＤＰ５４から飾り図柄用可変表示装置４へ同期信号／ＣＳＹＮＣを供給させる制御も行なう。このような制御が行なわれることにより、飾り図柄用可変表示装置４に画像が表示される。
【００６９】
ＣＲＴコントロール回路５３は、基本回路３１からＣＲＴ回路４４を介して送られてくるコマンドデータＣＤ０〜ＣＤ７および割込信号ＩＮＴを受け、割込信号ＩＮＴの入力に応じた割込動作を行ない、コマンドデータＣＤ０〜ＣＤ７を内部に読込む。そして、その読込んだコマンドデータに基づいて、可変表示装置４に画像を表示するために、前述したような制御を行なう。
【００７０】
この表示制御基板４６に形成された制御回路内における主な信号のやり取りは、以下のとおりである。ＣＲＴコントロール回路５３は、ＶＤＰ５４に対し、ＶＤＰアドレス信号、ＶＤＰデータ信号、ＶＤＰライト信号を適宜供給する。そして、ＶＤＰ５４からＣＲＴコントロール回路５３には、ＣＰＵクロック信号、ＶＤＰウエイト信号およびＶＤＰ割込信号が供給される。
【００７１】
ＶＤＰ５４は、キャラクタＲＯＭ５８にＶＲＯＭアドレス信号を与える。キャラクタＲＯＭ５８は、ＶＲＯＭアドレス信号に従ってキャラクタＲＯＭ５８内の指定されたアドレスに記憶されている画像データを、ＶＲＯＭデータ信号としてＶＤＰ５４へ与える。さらに、ＶＤＰ５４は、ＶＲＡＭ５７にＶＲＡＭアドレス信号、ＶＲＡＭライト信号およびＶＲＡＭデータ信号を与える。これにより、ＶＲＡＭ内の指定されたアドレスにＶＤＰ５４から与えられた画像データが書込まれる。このようにして、キャラクタＲＯＭ５８から読出された画像データが、ＶＤＰ５４を介してＶＲＡＭ５７に転送されることになる。
【００７２】
さらに、ＶＤＰ５４は、ＶＲＡＭ５７に対して、ＶＲＡＭアドレス信号を与える。このようにＶＲＡＭアドレス信号のみが与えられた場合には、ＶＲＡＭ５７内の指定されたアドレスに記憶されている画像データがＶＤＰ５４に読出される。ＶＤＰ５４では、キャラクタＲＯＭ５８からＶＲＡＭ５７へデータを転送してＶＲＡＭ５７において表示する画像のデータを割付け、その割付けた画像データをＶＲＡＭ５７から読出すことにより、飾り図柄用可変表示装置４における画像表示のための画像データを得る。このようにして得られた画像データは、ＤＡ変換回路６０に与えられる。
【００７３】
ＤＡ変換回路６０では、ＶＤＰ５４から与えられたディジタル信号よりなる画像データをアナログ信号である映像信号Ｒ，Ｇ，ＢにＤ／Ａ変換し、その変換により得られたＲＧＢ信号を飾り図柄用可変表示装置４に与える。また、ＶＤＰ５４は、飾り図柄用可変表示装置４における画像表示のための同期信号／ＣＳＹＮＣを飾り図柄用可変表示装置４に与える。このように映像信号Ｒ，Ｇ，Ｂおよび同期信号／ＣＳＹＮＣが飾り図柄用可変表示装置４に与えられることにより、飾り図柄用可変表示装置４に飾り図柄や仕切枠等の画像が表示される。
【００７４】
このように、このパチンコ遊技機では、基本回路３１から、ＣＲＴコントロール回路５３へ単方向のデータ転送が行なわれる。表示制御基板４６側ではその転送されたデータに基づいた画像の表示制御が行なわれる。
【００７５】
図７は、遊技制御，特別図柄用可変表示装置２４の可変表示制御，飾り図柄用可変表示装置４の可変表示制御に用いられる各種ランダムカウンタを説明するための説明図である。ここでは、ランダムカウンタの代表例として、１７種類のランダムカウンタを説明する。それぞれのランダムカウンタは、前述した基本回路３１によって所定のタイミングで１ずつカウントアップするカウント動作がなされる。
【００７６】
Ｃ＿ＲＮＤ１は、大当りを発生させるか否かを事前に決定するために用いられる。Ｃ＿ＲＮＤ１のカウント範囲は、「０」〜「２９３」であり、カウントアップは０．００２秒ごとに行なわれる。
【００７７】
Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｌは、特別図柄用可変表示装置２４に停止させる左図柄を事前に決定するため、および、確変を発生させるか否かを事前に決定するために用いられる。Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｌのカウント範囲は、「０」〜「１４」であり、カウントアップは０．００２秒ごとに行なわれる。
【００７８】
Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｃは、特別図柄用可変表示装置２４に停止させる中図柄を事前に決定するために用いられる。このＣ＿ＲＮＤ＿Ｃのカウント範囲は、「０」〜「１４」であり、カウントアップは０．００２秒ごと、および割込み処理の余り時間ごとに行なわれる。割込み処理の余り時間とは、制御用プログラムをその先頭から最後まで実行してから次の割込みがかかるまでの待機時間である。
【００７９】
Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｒは、特別図柄用可変表示装置２４に停止させる右図柄を事前に決定するために用いられる。このＣ＿ＲＮＤ＿Ｒのカウント範囲は、「０」〜「１４」であり、カウントアップはＣ＿ＲＮＤ＿Ｃの桁上げごとに行なわれる。
【００８０】
ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＲＣＨＡＣＴは、飾り図柄用可変表示装置４に表示するリーチ状態の種類を決定するために用いられるものである。このＷＣ＿ＲＮＤ＿ＲＣＨＡＣＴのカウント範囲は、「０」〜「５２」であり、カウントアップは０．００２秒ごとに行なわれる。
【００８１】
ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵＳＥＴは、Ｃ＿ＲＮＤ１の抽出値によって大当りとすることが決定された場合に、大当り図柄「７」を揃える当りライン位置を決定するために用いられるものである。このＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵＳＥＴのカウント範囲は、「０」〜「２４０」であり、カウントアップは割込み処理の余り時間ごとに行なわれる。なお、「０」〜「２４０」の値は、図２に示した当りライン１〜８のうちのいずれかに対応づけられている。
【００８２】
ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＳＡＩは、飾り図柄の再変動を伴う可変表示をする否か、および、再変動を伴う可変表示をする場合にはその種類を決定するために用いられるものである。このＷＣ＿ＲＮＤ＿ＳＡＩのカウント範囲は、「０」〜「２０」であり、カウントアップは０．００２秒ごとに行なわれる。
【００８３】
ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＡＩは、回転パターンによる再変動をする場合の飾り図柄の移動数を決定するために用いられるものである。このＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＡＩのカウント範囲は、「０」〜「７」であり、カウントアップは割込み処理の余り時間ごとに行なわれる。
【００８４】
ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１〜ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ９は、飾り図柄用可変表示装置４に表示する飾り図柄の種類を決定するために用いられる飾り図柄表示用ランダムカウンタである。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１〜ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ９は、各々、飾り図柄１〜９に対応するランダムカウンタである。
【００８５】
ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１〜ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ６のカウント範囲は、「０」〜「８」である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ７〜ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ９のカウント範囲は、「０」〜「２０」である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１のカウントアップは割込み処理の余り時間ごとに行なわれる。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ４のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１の桁上げの時である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ７のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ４の桁上げの時である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ２のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ７の桁上げの時である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ５のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ２の桁上げの時である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ８のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ５の桁上げの時である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ３のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ８の桁上げの時である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ６のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ３の桁上げの時である。ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ９のカウントアップはＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ６の桁上げの時である。
【００８６】
たとえば、飾り図柄１としては、「７」が１個、「星」が３個、「フルーツ図柄」が５個（メロン，バナナ，リンゴ，チェリー，スイカの５種類）用意されており、それぞれの図柄とＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１のカウンタ値とが対応づけられている。飾り図柄２〜飾り図柄９についても同様に、ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ２〜９のカウンタ値と予め定められた種類の図柄とが対応づけられている。
【００８７】
図８は、再変動パターンを決定する際に基本回路３１によって参照される再変動判定用テーブルを説明するための図である。この実施の形態では、可変表示結果をはずれとする場合と非確変大当りとする場合と確変大当りとする場合とでそれぞれ異なる再変動判定用テーブルが参照される。
【００８８】
図８において、（ａ）は可変表示結果をはずれとする場合に参照される再変動判定用テーブル（はずれ）であり、（ｂ）は非確変大当りとする場合に参照される再変動判定用テーブル（非確変）であり、（ｃ）は確変大当りとする場合に参照される再変動判定用テーブル（確変）である。各再変動判定用テーブルには再変動判定用ランダムカウンタＷＣ＿ＲＮＤ＿ＳＡＩのカウンタ値と再変動パターン（再変動なしを含む）との対応関係が定義されている。
【００８９】
たとえば、（ａ）に示す再変動判定用テーブルの場合には、再変動判定用ランダムカウンタ値０〜４が回転パターンに対応づけられており、５〜２０が再変動なしとする設定に対応づけられている。なお、（ａ）のテーブルの場合にはカウンタ値は縮小拡大パターンに対応づけられていない。（ｂ）に示す再変動判定用テーブルの場合には、再変動判定用ランダムカウンタの値０〜２が縮小拡大パターンに対応づけられており、３〜１２が回転パターンに対応づけられており、１３〜２０が再変動なしとする設定に対応づけられている。（ｃ）に示す再変動判定用テーブルの場合には、カウンタ値０〜８が縮小拡大パターンに対応づけられており、９〜１６が回転パターンに対応づけられており、１７〜２０が再変動なしとする設定に対応づけられている。
【００９０】
このように、各再変動パターン（再変動なしを含む）に対応づけられたランダム値の数は、再変動判定用テーブルの種類により異なっている。たとえば、再変動判定用テーブル（はずれ）においては、カウンタ値の数が縮小拡大パターン、回転パターン、再変動なしの順で、０個、５個、１６個であり、再変動判定用テーブル（非確変）の場合には、その順で３個、１０個、８個であり、再変動判定用テーブル（確変）の場合には、その順で９個、８個、４個である。よって、はずれとすることが決定されている場合には飾り図柄が再変動しない確率が再変動する確率よりも高く、縮小拡大パターンによる再変動が行なわれる場合はない。これに対して大当りとすることが決定されている場合には、再変動する確率が再変動しない確率よりも高くなる。特に確変大当りとすることが決定されている場合には、非確変大当りとすることが決定されている場合よりも縮小拡大パターンで再変動する確率が高くなる。このため、再変動するか否か、および再変動した場合にはその再変動パターンの違いによって表示結果が大当りあるいは確変大当りとなる信頼度が異なるようになる。
【００９１】
図９は、ランダムカウンタの値により大当りを発生させるか否かを事前に決定するための手順を示すフローチャートである。
【００９２】
始動入賞があれば、Ｃ＿ＲＮＤ１のカウント値が抽出される。Ｃ＿ＲＮＤ１の抽出値は特別図柄判定用バンクに格納される。ここで、特別図柄判定用バンクは、始動入賞に応じて抽出されたＣ＿ＲＮＤ１の抽出値のデータを一時的に格納するための記憶領域をいい、基本回路３１のＲＡＭ３１２の作業領域に設けられている。始動入賞は最大４つまで記憶されるため、特別図柄判定用バンクは、バンク０〜バンク３の４つの記憶領域を有するシフトレジスタにより構成されている。特別図柄判定用バンクにおいては、始動入賞が検出された時点で、特別図柄判定用バンク０，１，２，３の順序で、始動入賞に対応するＣ＿ＲＮＤ１の抽出値のデータが記憶されて行く。
【００９３】
具体的に、始動入賞に応じたＣ＿ＲＮＤ１の抽出値は、最大４つ記憶されるが、最も古いタイミングでの抽出値が特別図柄判定用バンク０に記憶され、始動入賞に応じて、バンク１，２，３の順に抽出値が記憶されて行く。特別図柄判定用バンク０〜３のうちのバンク０に記憶されている抽出値が、大当りを発生させるか否かの判定に用いられる。そして、バンク０の判定が済むと、バンク０の記憶データがクリアされるとともに、バンク１，２，３のそれぞれの記憶データが、１バンクずつバンク０に向けてシフトされる。そして、そのような大当りの判定とデータのシフトとが繰返し実行されることにより、始動入賞記憶に応じた大当りの判定が行なわれるのである。
【００９４】
なお、始動入賞が検出されるのと同時にＣ＿ＲＮＤ＿Ｌのカウント値も抽出され、その抽出値は確変判定用バンクに格納される。確変判定用バンクについても特別図柄判定用バンクと同様に基本回路３１のＲＡＭ３１２の作業領域に設けられており、確変判定用バンク０〜確変判定用バンク３の４つの記憶領域を有するシフトレジスタにより構成されている。そして、確変判定用バンクにおいては、始動入賞が検出された時点で、確変判定用バンク０，１，２，３の順序で、始動入賞に対応するＣ＿ＲＮＤ＿Ｌの抽出値のデータが記憶されて行く。
【００９５】
次に、特別図柄判定用バンクに格納された抽出値を判定するための大当り判定用の特別図柄判定値が設定される。ここで、高確率時（確率変動状態）でない通常時（通常遊技状態）においては、特別図柄判定値として「７」が設定される。一方、高確率時では、特別図柄判定値として「７」，「１１」，「７９」の３つが設定される。
【００９６】
次に、設定された特別図柄判定値と抽出値とが比較され、通常時では、抽出値が「７」のときには大当りとすることが決定され、それ以外の時にははずれとすることが決定される。一方、高確率時では、抽出値が「７」，「１１」，「７９」のうちのいずれかのときには大当りとすることが決定され、それ以外の時にははずれとすることが決定される。
【００９７】
大当りとすることが決定された場合には、確変判定用バンクに格納されているＣ＿ＲＮＤ＿Ｌの値が参照され、ゾロ目で停止させる大当り図柄がその抽出値に基づいて決定される。一方、はずれとすることが決定された場合には、Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｃ、Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｒの値が抽出され、それらの抽出値と確変判定用バンクに格納されているＣ＿ＲＮＤ＿Ｌとに基づいて可変表示部９に最終的に停止させるはずれ図柄が決定される。ここで、この決定されたはずれ図柄が偶然ゾロ目の図柄であった場合には、Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｃの抽出値に「１」が加算され、強制的にはずれ図柄とされる。
【００９８】
次に、図１０を参照して、基本回路３１（図２参照）が実行する遊技制御の内容をフローチャートに基づいて詳細に説明する。図１０は基本回路３１が実行する遊技制御の制御手順を説明するためのメインフローである。
【００９９】
図１０に示すメインフローにおいては、まず、スタックポインタを設定する処理が実行される（Ｓ１）。次に、各種データ等を初期化するための初期化処理が実行される（Ｓ２）。次に、出力処理が実行される（Ｓ３）。この出力処理では、各種機器を制御するための制御データやパチンコ遊技機外部に所定情報を出力するための処理が行なわれる。次に、各種表示器の表示制御を行なうための表示処理が実行される（Ｓ４）。次に、入賞球の発生に応じて賞品球を払出すための入賞球処理が実行される（Ｓ５）。次に、効果音等に用いられる音声を出力するための音声処理が実行される（Ｓ６）。
【０１００】
次に、各飾り図柄の表示制御を行なうための飾り図柄プロセス分岐処理が実行される（Ｓ７）。飾り図柄プロセス分岐処理では、飾り図柄を表示するために複数のプロセスに分けられた処理をプロセスを選択する飾り図柄プロセスフラグに応じて分岐して実行する処理が行なわれる。この飾り図柄プロセス分岐処理の詳細については、図１２を用いて後述する。
【０１０１】
次に、可変入賞球装置８に関連する大入賞口作動データクリア処理が実行される（Ｓ８）。次に特別図柄の表示制御を行なうための特別図柄プロセス分岐処理が実行される（Ｓ９）。この特別図柄プロセス分岐処理では、特別図柄を表示するために複数のプロセスに分けられた処理をプロセスを選択する特別図柄プロセスフラグに応じて分岐して実行する処理が行なわれる。この特別図柄プロセス処理には、図１１を用いて後述する特別図柄判定処理等が含まれる。
【０１０２】
次に、普通図柄の表示制御を行なうための普通図柄プロセス処理が実行される（Ｓ１０）。次に、Ｃ＿ＲＮＤ１やＷＣ＿ＲＮＤ＿ＲＣＨＡＣＴ等の判定用乱数を更新するための判定用乱数更新処理が実行される（Ｓ１１）。
【０１０３】
Ｓ１１の処理の後、タイマを用いて各種ランプを動作させるためのランプタイマ処理が実行される（Ｓ１２）。次に、スイッチ処理が実行される（Ｓ１３）。スイッチ処理では、始動入賞に基づいて各種ランダムカウンタＣ＿ＲＮＤ１、Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｌ等の値を抽出して格納する処理等が行なわれる。次に、エラー処理が実行される（Ｓ１４）。エラー処理では、エラーが発生した場合にエラー状態を設定してその旨の報知を行なう処理と、所定条件下でエラー状態を解除する処理とが行なわれる。次に、表示用乱数更新処理が実行される（Ｓ１５）。この表示用乱数更新処理が実行されることにより、ランダムカウンタＣ＿ＲＮＤ＿Ｌ，Ｃ，ＲやＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１〜９の各カウンタ値が更新される。
【０１０４】
図１１は、特別図柄判定処理を説明するためのフローチャートである。特別図柄判定処理においては、まず、確率変動フラグがセットされており、高確率時を示しているか、すなわち、パチンコ遊技機１が確率変動状態に制御されている最中であるか否かが判断される（ＳＡ１）。確率変動状態に制御されている場合には、高確率時すなわち確変状態にある場合の特別図柄判定値データを大当り判定用データとしてセットする処理が行なわれる（ＳＡ３）。確変状態にある場合の特別図柄判定値データとは、具体的には、「７」，「１１」，「７９」である。
【０１０５】
一方、確率変動状態に制御されていない場合には、低確率時（通常時）の特別図柄判定値データを大当り判定用データとしてセットする処理が行なわれる（ＳＡ２）。通常時の特別図柄判定値データとは、具体的には「７」である。
【０１０６】
ＳＡ２またはＳＡ３の後、大当りフラグをクリアする処理が行なわれる（ＳＡ４）。これにより、前回の大当り状態の記憶がクリアされる。次に、特別図柄判定用バンク０に記憶された大当り判定用乱数が、ＳＡ２またはＳＡ３でセットした特別図柄判定値データと一致するか否かが判断される（ＳＡ５）。ＳＡ５において、高確率時特別図柄判定値データにより判定がなされる場合には、複数の特別図柄判定値のうちの選択された１つの特別図柄判定値データを用いて１回の判定が行なわれる。高確率時特別図柄判定値データを構成する複数の特別図柄判定値のそれぞれは、判定に用いられる順序が予め定められており、最初の順番の特別図柄判定値から順にＳＡ５での判断に用いられる。ＳＡ５での判断に用いられる特別図柄判定値が、後述するＳＡ１１の処理により順次更新されて行くことにより、高確率時特別図柄判定値データのすべてについての判定が行なわれる。
【０１０７】
ＳＡ５により特別図柄判定用バンク０のＣ＿ＲＮＤ１の記憶データが特別図柄判定値と一致すると判断された場合は、大当りを発生させる場合であり、後述するＳＡ６に進む。一方、ＳＡ５により特別図柄判定用バンク０のＣ＿ＲＮＤ１の記憶データが特別図柄判定値ではないと判断された場合は、次の順序の特別図柄判定値のデータをＳＡ５での判定に用いられる特別図柄判定値として設定する処理がなされる（ＳＡ１１）。ここで、低確率時特別図柄判定値データおよび高確率時特別図柄判定値データのそれぞれは、特別図柄判定値の他に判定終了コードと呼ばれるデータを含んでいる。低確率時特別図柄判定値データがＳＡ５での判定のために設定されている場合には、ＳＡ１１において、常に判定終了コードが設定される。一方、高確率時特別図柄判定値データがＳＡ５での判定のために設定されている場合にＳＡ５で最後の順序の特別図柄判定値を用いた判定がなされた後には、ＳＡ１１において、判定終了コードが設定される。
【０１０８】
ＳＡ１１の後、ＳＡ７で設定された特別図柄判定値のデータが判定終了コードであるか否かの判断がなされる（ＳＡ１２）。判定終了コードであると判断された場合には、特別図柄判定値を用いた大当りの判定がすべて終了し、はずれにすることが決定されてＳＡ１５に進む。判定終了コードではないと判断された場合には、ＳＡ１１により設定された次の特別図柄判定値を用いて大当りの判定を行なうため、ＳＡ５に戻る。これにより、確率変動状態の場合には、複数の特別図柄判定値による大当りの判定が繰返し行なわれる。
【０１０９】
ＳＡ５により特別図柄判定用バンク０のＣ＿ＲＮＤ１の記憶データが特別図柄判定値と一致すると判断された場合は、大当りを発生させるため、大当りフラグを設定する処理がなされる（ＳＡ６）。次に、確変判定用バンク０の値が抽出され（ＳＡ８）、その値が予め定められた確変判定値であるか否かが判断される（ＳＡ９）。そして、確変判定値であると判断された場合には、確率変動フラグがセットされて高確率時に設定され（ＳＡ１０）、確変判定値でないと判断された場合には、確率変動フラグがクリアされる（ＳＡ１１）。
【０１１０】
次に、特別図柄データ設定処理がなされる（ＳＡ１５）。特別図柄データ設定処理では、Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｌ、Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｃ、Ｃ＿ＲＮＤ＿Ｒの値に基づいて予定停止図柄に関する特別図柄データを設定する処理が実行される。
【０１１１】
次に、ＳＡ１５において設定した特別図柄データが抽出され（ＳＡ１６）、その抽出データに基づいて予定停止図柄を設定する処理がなされる（ＳＡ１７）。次に、特別図柄判定用バンクおよび確変判定用バンクの各々で、データをシフトさせる処理である作業領域転送処理が実行される（ＳＡ１８）。これにより、特別図柄判定用バンクおよび確変判定用バンクの各々において、バンク０のデータが廃棄され、バンク１〜３のそれぞれのデータが１つ先のバンクにシフトされる。これにより、次のデータが大当り判定等の処理に用いられる状態になる。次に、特別図柄判定用バンク３の記憶データをクリアする処理がなされ（ＳＡ１９）、続いて、確変判定用バンク３の記憶データをクリアする処理がなされる（ＳＡ２０）。次に、特別図柄プロセスフラグが加算更新され（ＳＡ２１）、この特別図柄判定処理が終了する。
【０１１２】
図１２は、飾り図柄プロセス分岐処理を説明するためのフローチャートである。この飾り図柄プロセス分岐処理においては、飾り図柄プロセスフラグの値１〜５に応じて、Ｓ１０１〜Ｓ１０５のうちのいずれかの処理が実行される。
【０１１３】
飾り図柄プロセスフラグの値が１の場合には、飾り図柄変動待ち処理が実行される（Ｓ１０１）。飾り図柄変動待ち処理は、飾り図柄の変動を開始させる条件が成立するまで待機する処理である。飾り図柄変動待ち処理の詳細については説明を省略する。
【０１１４】
飾り図柄プロセスフラグの値が２の場合には飾り図柄設定処理が実行される（Ｓ１０２）。飾り図柄設定処理は、最終的に停止表示される飾り図柄の種類やリーチの種類、再変動パターンなどを設定する処理であり、詳細については図１３を用いて後述する。
【０１１５】
飾り図柄プロセスフラグの値が３の場合には飾り図柄変動表示処理が実行される（Ｓ１０３）。飾り図柄変動表示処理は、飾り図柄設定処理の設定内容に従って飾り図柄を変動させる処理であり、詳細については図１７を用いて後述する。
【０１１６】
飾り図柄プロセスフラグの値が４の場合には飾り図柄再変動表示処理が実行される。飾り図柄再変動表示処理は、再変動パターンが設定されている場合にその設定に従って飾り図柄を再変動させる処理であり、詳細については図１８を用いて後述する。
【０１１７】
飾り図柄プロセスフラグの値が５の場合には大当り処理が実行される。大当り処理は、飾り図柄用可変表示装置４の画像表示領域５に大当り開始時の表示画面や大当り中の各ラウンドの表示画面などを表示させたり、大当り制御中の可変入賞球装置１７への入賞球数を計数したりする処理であり、詳細については説明を省略する。
【０１１８】
図１３は飾り図柄設定処理を説明するためのフローチャートである。飾り図柄設定処理においては、まず、大当りフラグが設定されているか否かが判断される（ＳＢ１）。大当りフラグは、大当りとすることが決定された場合に図１１に示した特別図柄判定処理のＳＡ６で設定される。
【０１１９】
大当りフラグが設定されていると判断された場合には、確率変動フラグが設定されているか否かが判断される（ＳＢ２）。確率変動フラグが設定されていると判断された場合には大当り図柄のぞろめを表示させる当りラインが２本設定され（ＳＢ３）、続いて再変動判定用テーブル（確変）が設定される（ＳＢ４）。再変動判定用テーブル（確変）は、図８の（ｃ）に示したテーブルである。なお、ＳＢ３においては、ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵＳＥＴの値が２回抽出されて、図２に示した１〜８の当りラインのうちのいずれかが各々の抽出値に基づいて選択される。
【０１２０】
一方、確率変動フラグが設定されていないと判断された場合には、大当り図柄のぞろめを表示する当りラインが１本設定され（ＳＢ５）、続いて再変動判定用テーブル（非確変）が設定される（ＳＢ６）。再変動判定用テーブル（非確変）は、図８の（ｂ）に示したテーブルである。なお、ＳＢ５においては、ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵＳＥＴの値が１回抽出されて、図２に示した１〜８の当りラインのうちのいずれかがその抽出値に基づいて選択される。
【０１２１】
ＳＢ１で大当りフラグが設定されていないと判断された場合には、大当り図柄のぞろめを表示させる当りラインが設定されることなく、再変動判定用テーブル（はずれ）が設定される（ＳＢ７）。再変動判定用テーブル（はずれ）は、図８の（ａ）に示したテーブルである。
【０１２２】
ＳＢ４、ＳＢ６、ＳＢ７のいずれかで再変動判定用テーブルが設定された後、最終停止図柄設定処理が実行される（ＳＢ８）。最終停止図柄設定処理は、飾り図柄の最終停止図柄を設定する処理であり、詳細については図１４を用いて後述する。最終停止図柄設定処理が実行された後、再変動判定用ランダムカウンタＷＣ＿ＲＮＤ＿ＳＡＩの値が抽出され、その抽出値がＳＢ４、ＳＢ６、ＳＢ７のうちのいずれかで設定された再変動判定用テーブルに基づいて判定される（ＳＢ９）。
【０１２３】
再変動判定用テーブル（確変）が設定されている場合、すなわち、確変大当りとすることが事前決定されている場合においては、再変動判定用ランダムカウンタの値が０〜８の場合にはＳＢ１０に移行し、９〜１６の場合にはＳＢ１３に移行し、１７〜２０の場合にはＳＢ１１に移行する。
【０１２４】
再変動判定用テーブル（非確変）が設定されている場合、すなわち、非確変大当りとすることが事前決定されている場合において、再変動判定用ランダムカウンタの値が０〜２の場合にはＳＢ１０に移行し、３〜１２の場合にはＳＢ１３に移行し、１３〜２０の場合にはＳＢ１１に移行する。
【０１２５】
再変動判定用テーブル（はずれ）が設定されている場合、すなわち、はずれとすることが事前決定されている場合において、再変動判定用ランダムカウンタの値が０〜４の場合にはＳＢ１３に移行し、５〜２０の場合にはＳＢ１１に移行する。
【０１２６】
ＳＢ１０においては、縮小拡大再変動設定処理が実行される。縮小拡大再変動設定処理は、再変動パターンを縮小拡大パターンに設定し、その内容を設定する処理であり、詳細については図１６を用いて後述する。再変動判定用ランダムカウンタの値が判定された結果、このＳＢ１０に移行した場合には、再変動パターンが縮小拡大パターンに設定されることになる。なお、再変動判定用テーブル（はずれ）が設定されている場合、すなわち、はずれとすることが事前決定されている場合には、このＳＢ１０に移行することがないために、縮小拡大パターンで再変動が実行される場合には、その可変表示結果は常に大当りとなる。このため、縮小拡大パターンによる再変動を行なうことによって大当り報知を行なうことができる。
【０１２７】
ＳＢ９で再変動判定用ランダムカウンタの値が判定された結果、ＳＢ１３に移行した場合には、ＳＢ８で設定された最終停止図柄がオールフルーツであるか否かが判断され（ＳＢ１３）、オールフルーツでないことを条件として、回転再変動設定処理が実行される（ＳＢ１４）。オールフルーツでないことを条件とするのは、可変表示部５ａ〜５ｉの表示結果がすべてフルーツ図柄である場合（オールフルーツ）に飾り図柄を中央の可変表示部５ｉを中心として回転させても、非確変大当りの結果に何ら変化が生じないためである。回転再変動設定処理は、再変動パターンを回転パターンに設定し、かつ、図柄の回転数を設定する処理であり、詳細については図１５を用いて後述する。ＳＢ１３で最終停止図柄がオールフルーツであると判断された場合には、ＳＢ１０に移行して縮小拡大再変動設定処理が実行される。
【０１２８】
ＳＢ９において再変動判定用ランダムカウンタの値が判定された結果、ＳＢ１１に移行する場合には、再変動に関する縮小拡大再変動設定処理や回転再変動設定処理は行なわれず、再変動パターンが設定されない。この場合には、可変開始された飾り図柄のすべてが停止表示されると、その後再変動が開始されることなく、その停止図柄により表示結果が確定される。
【０１２９】
ＳＢ１１においては、リーチ設定処理が実行される。リーチ設定処理は、リーチ状態を表示するか否か、および表示する場合にはそのリーチ状態の種類を設定する処理である。このリーチ設定処理の詳細については、説明を省略する。次に、飾り図柄プロセスフラグの値が飾り図柄変動表示処理を実行できる値に更新された後（ＳＢ１２）、処理が終了する。
【０１３０】
図１４は最終停止図柄設定処理を説明するためのフローチャートである。この最終停止図柄設定処理は、図１３のＳＢ８において実行される処理である。最終停止図柄設定処理においては、まず、各飾り図柄表示用ランダムカウンタの値が抽出され（ＳＣ１）、抽出されたランダム値により各最終停止図柄が設定される（ＳＣ２）。これにより、合計９つの各可変表示部５ａ〜５ｉの最終停止図柄が仮決めされる。
【０１３１】
次に、大当り図柄のぞろめを表示させる当りラインが設定されているか否かが判断される（ＳＣ３）。この設定は図１３のＳＢ３またはＳＢ５で行なわれるものである。当りラインが設定されていないと判断された場合には、補正処理が実行され（ＳＣ８）、処理が終了する。補正処理は、はずれとすることが事前決定されているにもかかわらず、ＳＣ２で設定された各最終停止図柄の組合せがたまたま大当りの組合せとなるような場合など、事前決定された内容と矛盾する最終停止図柄が設定されている場合に、その設定内容を事前決定された内容に沿うように変更する処理である。補正処理が終了した段階で、最終的な表示結果として導出表示される最終停止図柄の組合せの種類が確定する。この補正処理の詳細については、説明を省略する。
【０１３２】
ＳＣ３で大当り図柄のぞろめを表示させる当りラインが設定されていると判断された場合には、当りラインの設定数が１本であるか否かが判断される（ＳＣ４）。当りラインの設定数が１でないと判断された場合には、すなわち、当りラインの設定数が２であり、その設定されている２本の当りラインの位置に配列された飾り図柄の種類がすべて大当り図柄「７」に設定変更され（ＳＣ７）、前記ＳＣ８に移行する。
【０１３３】
当りラインの設定数が１本であると判断された場合には、飾り図柄１表示用のランダムカウンタＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１の値が抽出され、その値が０であるか否かが判断される（ＳＣ５）。抽出値が０でないと判断された場合には、前記ＳＣ７に移行して設定された当りラインの位置に配列された最終停止図柄の種類が大当り図柄「７」に設定変更される。一方、ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１の抽出値が０であると判断された場合には、最終停止図柄がオールフルーツに設定変更される（ＳＣ６）。この場合には、飾り図柄ライン設定用ランダムカウンタＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵＳＣＴの抽出値に基づいて事前決定されている当りラインは無効とされる。このように、飾り図柄１表示用ランダムカウンタＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１の値は、非確変大当りとすることが決定されている場合に最終表示結果をオールフルーツとするか事前決定された当りラインによる大当り図柄のぞろめとするかを決定するための値として兼用されている。
【０１３４】
ＳＣ６またはＳＣ７の処理の後、前述した補正処理が実行される（ＳＣ８）。これにより、たとえば、非確変大当りとすることが決定されているにもかかわらず、ＳＣ７で設定変更された当りライン位置以外に大当り図柄のぞろめが形成されている場合には、確変大当りの表示結果とならないように最終停止図柄の種類が変更される。
【０１３５】
図１５は、回転再変動設定処理を説明するためのフローチャートである。回転再変動設定処理においては、まず、回転数決定用ランダムカウンタＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＡＩの値が抽出される（ＳＤ１）。次に、抽出された値に基づいて飾り図柄の移動数が設定される（ＳＤ２）。これにより、たとえば、抽出値が０の場合は移動数が１に設定され、１の場合には移動数が２に設定され、以下、同様の対応関係により飾り図柄の移動数が設定される。なお、飾り図柄移動数が８に設定された場合には、中央の可変表示部５ｉを取囲む各可変表示部５ａ〜５ｈの図柄は可変表示部５ｉの周囲を１周して元の位置に戻る。
【０１３６】
飾り図柄移動数が設定された後、再変動開始時に一旦停止させる図柄の種類が設定される（ＳＤ１３）。ここでは、最終停止図柄設定処理（図１４参照）により設定された最終停止図柄の表示態様から飾り図柄の移動数分を再変動の際の回転方向と逆方向に回転させた場合に形成される表示態様が設定される。
【０１３７】
図１６は縮小拡大再変動設定処理を説明するためのフローチャートである。縮小拡大再変動設定処理においては、再変動を開始させる前に一旦停止表示させる飾り図柄の種類と、縮小拡大パターンによる再変動において拡大される際に更新される飾り図柄の種類とが設定される。最終停止図柄とは別に縮小拡大再変動設定処理において設定された飾り図柄のデータは、更新図柄データ格納エリア１〜４に順次格納される。一方、最終停止図柄設定処理（図１４参照）で最終的に決定された図柄のデータは、更新図柄データ格納エリア５に格納される。更新図柄データ格納エリア１〜５は、基本回路３１のＲＡＭ３１２のデータ領域に設けられている。
【０１３８】
処理の内容を順次説明すると、まず、更新図柄データ格納エリア５に最終停止図柄のデータが格納される（ＳＥ１）。
【０１３９】
次に、各飾り図柄表示用ランダムカウンタＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ１〜ＷＣ＿ＲＮＤ＿ＫＺＵ９の値が抽出され（ＳＥ２）、抽出された値に対応する図柄データが更新図柄データ格納エリア４に一旦停止図柄として格納される（ＳＥ３）。次に、再び各飾り図柄表示用ランダムカウンタの値が抽出され（ＳＥ４）、抽出された値に対応する図柄データが更新図柄データ格納エリア３に格納される（ＳＥ５）。以下同様に、各飾り図柄表示用ランダムカウンタを抽出し、その抽出値に対応する図柄データを更新図柄データ格納エリアに格納する処理が繰返される（ＳＥ５〜ＳＥ９）。そして、ＳＥ９において更新図柄データ格納エリア１に図柄データが格納された後、処理が終了する。
【０１４０】
図１７は飾り図柄変動表示処理を説明するためのフローチャートである。飾り図柄変動表示処理においては、まず、飾り図柄を変動状態とする設定が行なわれる（ＳＦ１）。たとえば、飾り図柄が変動を開始していない段階で飾り図柄変動表示処理に移行し、このＳＦ１が実行された場合には、飾り図柄の変動を開始させることが指定される。その後、飾り図柄の変動が開始され、再び飾り図柄変動表示処理に移行してこのＳＦ１が実行された場合には、飾り図柄を継続して変動させることが指定される。このＳＦ１の処理が実行されることで、各可変表示部５ａ〜５ｉの飾り図柄の種類は予め定められた順序で順次異なるものに更新されていく。
【０１４１】
次に、飾り図柄の予め定められた可変表示期間が終了したか否かが判断される（ＳＦ２）。可変表示期間が終了していないと判断された場合には、処理が終了する。この場合には、飾り図柄の変動は継続される。一方、可変表示期間が終了していると判断された場合には、再変動の設定がなされているか否かが判断される（ＳＦ３）。回転パターンまたは縮小拡大パターンのうちのいずれか一方の再変動の設定がなされると判断された場合には、変動中の飾り図柄を予め定められた一旦停止図柄に差し替えて図柄の変動を停止させることが指定される（ＳＦ７）。たとえば、回転パターンの再変動が設定されている場合には、図１５のＳＤ３で設定された一旦停止図柄に差し替えられる。一方、縮小拡大パターンの再変動が設定されている場合には、図１６のＳＥ９において更新図柄データ格納エリア１に格納された一旦停止図柄に差し替えられる。
【０１４２】
次に、各可変表示部５ａ〜５ｉを仕切る仕切り枠の表示を消去させることが指定される（ＳＦ８）。ＳＦ７およびＳＦ８が実行されることにより、画像表示領域５の各可変表示部５ａ〜５ｉに飾り図柄が一旦停止し、可変表示部５ａ〜５ｉを仕切る仕切り枠の表示が消去される。
【０１４３】
次に、飾り図柄プロセスフラグの値が飾り図柄再変動表示処理を実行できる値に更新され（ＳＦ９）、処理が終了する。
【０１４４】
ＳＦ３で再変動の設定がされていないと判断された場合には、最終停止図柄設定処理（図１４参照）で最終的に設定された最終停止図柄に差し替えて図柄の変動を停止させることが指定される（ＳＦ４）。これにより、最終的な表示結果が導出表示される。次に、飾り図柄の表示結果が大当りであるか否かが判断される（ＳＦ５）。大当りであると判断された場合には、飾り図柄プロセスフラグの値が大当り処理を実行できる値に更新され（ＳＦ６）、大当りでないと判断された場合には飾り図柄変動待ち処理を実行できる値に更新され（ＳＦ１０）、処理が終了する。
【０１４５】
図１８は飾り図柄再変動表示処理を説明するためのフローチャートである。飾り図柄再変動表示処理においては、まず、再変動の種別が回転パターンであるか否かが判断される（ＳＧ１）。回転パターンであると判断された場合には、図１５のＳＤ２で設定された移動数で飾り図柄を回転させる処理が実行される（ＳＧ２）。回転パターンでないと判断された場合、すなわち、縮小拡大パターンであると判断された場合には、更新図柄データ格納エリア２〜４の図柄データを順次用いて飾り図柄を縮小拡大パターンにより変動させる処理が実行される。
【０１４６】
ＳＧ２、ＳＧ３の処理の後、最終停止図柄の表示態様となったか否かが判断される（ＳＧ４）。回転パターンの場合には、設定された移動数の回転が終了したか否かが判断され、縮小拡大パターンの場合には、更新図柄データ格納エリア５に格納されていた図柄データを用いて飾り図柄を拡大させた状態であるか否かが判断される。最終停止図柄の表示態様でないと判断された場合には、処理が終了する。一方、最終停止図柄の表示態様であると判断された場合には、仕切り枠を再度表示させることが指定される（ＳＧ５）。仕切り枠が再度表示されることにより、遊技者は飾り図柄の表示結果が確定したことを把握できる。次に、最終停止図柄の表示態様が大当りであるか否かが判断され（ＳＧ６）、大当りである場合には飾り図柄プロセスフラグの値が大当り処理を実行できる値に更新され（ＳＧ７）、大当りでない場合には飾り図柄プロセスフラグの値が飾り図柄変動待ち処理を実行できる値に更新され（ＳＧ８）、処理が終了する。
【０１４７】
図１９〜図２１は、縮小拡大パターンによる再変動の内容を説明するための飾り図柄用可変表示装置４の画面図である。図１９〜図２１の（ａ）〜（ｑ）には、縮小拡大パターンによる図柄の変化が時系列で示されている。以下、縮小拡大パターンを（ａ）〜（ｑ）に従って説明する。
【０１４８】
まず、３行３列のマトリクス状の仕切枠５００が表示された状態で各可変表示部５ａ〜５ｉにおいて飾り図柄の一斉変動が開始される。その後、所定時間が経過すれば（ａ）に示すように、飾り図柄が一旦停止する。飾り図柄が一旦停止した時点においては、仕切り枠５００は表示されている。なお、この時点で表示される飾り図柄は更新図柄データ格納エリア１に格納された図柄データ（図１６のＳＥ９参照）に対応する図柄である。
【０１４９】
その後、たとえば１〜２秒が経過すると各可変表示部５ａ〜５ｉの飾り図柄が上下に微少振動し始め、やがて、（ｂ）に示すように仕切り枠５００が消失する。この時点でたとえば表示態様が図示のようにはずれの場合には、遊技者は、再変動に対する期待を抱く。
【０１５０】
次に、（ｃ）に示すように、中央位置の可変表示部５ｉを除く可変表示部５ａ〜５ｈの飾り図柄が徐々に縮小されつつ画面中央へ移動し始める。なお、可変表示部５ｉの飾り図柄は、その位置で除々に縮小される。このように、仕切枠５００により示されていたた仕切り位置を越えて各可変表示部５ａ〜５ｈの飾り図柄が移動し始めるために、遊技者は飾り図柄の移動先を予測し難くなる。これにより、意外性のある可変表示を可能にして変化に富んだ面白味を提供し、遊技者の興趣を向上させることができる。
【０１５１】
次に、飾り図柄は移動するにつれて徐々に小さくなり、やがてその種類を識別できない程度にまで縮小が進む。このように図柄が徐々に縮小されつつ画面中央部に移動することによって、遊技者は画面に奥行きを感じ、あたかも各図柄が遠方へ遠ざかるように感じる。やがて、各飾り図柄が画面中央に集合し、（ｄ）に示すように、単なる点（ドット）のようになる。
【０１５２】
次に、拡大から縮小の変更を逆に辿るように徐々に各図柄が四方へ分散して移動しつつ拡大される。（ｅ）には拡大途中の図柄の状態が示されており、すでに飾り図柄の種類が更新されている。ここで表示されている飾り図柄（星図柄）は更新図柄データ格納エリア２に格納された図柄データに基づくものである。その後、（ｆ）に示すように、図柄の移動と拡大とが進み、各飾り図柄が各可変表示部のもとの配列位置まで移動した段階で各飾り図柄が一旦停止する。（ｇ）には、各可変表示部の位置に星図柄が一旦停止した状態が示されている。その後、同様にして縮小／拡大を繰返し、更新図柄データ格納エリア３，４に格納された図柄データに基づく飾り図柄が表示される。たとえば、（ｋ）には更新図柄データ格納エリア３に格納された図柄データに基づいた一旦停止図柄が示され、（ｌ）には更新図柄データ格納エリア４に格納された図柄データに基づいた一旦停止図柄が示されている。
【０１５３】
その後、更新図柄データ格納エリア５に格納された図柄データ（最終停止図柄のデータ）に基づく飾り図柄が拡大表示された時点（ｐ）で再変動が終了し、（ｑ）に示すように、仕切り枠５００が再度表示される。このように仕切枠５００が再度表示されるために、遊技者は表示結果が確定したことを仕切枠５００の再表示によって容易に把握できる。また、仕切枠５００が再度表示されることによって表示結果が確定した時に当りラインが見やすくなるという効果も奏される。
【０１５４】
このように、飾り図柄が仕切枠５００の仕切り位置を越えて反復移動することを繰返し、その間に図柄の更新が行なわれるという斬新なパターンにより可変表示が行なわれるために、可変表示の面白みが増す。また、図の例によると、はずれの表示態様が大当りの表示結果に変化している。このように、表示態様が一旦停止時のものとは異なるものに変化する場合があるために、遊技者の期待感を高めることができる。
【０１５５】
なお、たとえば、（ｐ）の表示態様から回転パターンによる再変動が継続されて表示結果が変動するように構成してもよい。すなわち、縮小拡大パターンと回転パターンとの組合わせにより再変動が行なわれるようにしてもよい。
【０１５６】
図２２は、回転パターンの再変動を説明するための飾り図柄用可変表示装置４の画面図である。図２２の（ａ）〜（ｄ）には回転パターンによる再変動の内容が時系列で示されている。以下、（ａ）〜（ｄ）に基づいて回転パターンの内容を説明する。
【０１５７】
まず、３行３列のマトリクス状の仕切枠５００が表示された状態で各可変表示部５ａ〜５ｉにおいて飾り図柄の一斉変動が開始された後、所定時間が経過すれば（ａ）に示すように、飾り図柄が一旦停止する。飾り図柄が一旦停止した時点においては、仕切り枠５００は表示されている。ここで表示される飾り図柄は図１５のＳＤ３で設定された一旦停止図柄である。この（ａ）には、斜めの当りライン１本に大当り図柄のぞろめが配列された非確変大当りの表示態様が示されている。その後、各可変表示部５ａ〜５ｉに停止していた飾り図柄が上下方向に微少振動し始め、やがて仕切り枠５００が消失する。この時点でたとえば図示のように飾り図柄の回転数によっては確変大当りとなるような表示態様の場合には、遊技者は、再変動に対する期待を抱く。一方、飾り図柄の回転数によってははずれに変化してしまうような表示態様の場合には、遊技者は、大当りに対する期待感が高められるとともに、その後にたとえ再変動が開始されたとしても現在の大当りの表示態様のままで表示結果が確定することを切望する。これにより、緊張感のある遊技を提供できる。
【０１５８】
次に、（ｂ）に示すように、各可変表示部に停止していた飾り図柄があたかも仕切り枠５００の仕切りによる規制から解放されたごとく配列を崩す。このような表示がなされることにより、遊技者は飾り図柄の移動先を予測し難くなる。これにより、意外性のある可変表示を可能にして変化に富んだ面白味を提供し、遊技の興趣を向上させることができる。
【０１５９】
やがて、中央の可変表示部５ｉに停止していた飾り図柄を中心にして、各飾り図柄が反時計回り（図示矢符に示す方向）に回転し始める。なお、中央の可変表示部５ｉに停止していた飾り図柄については仕切り枠５００の消失後においても変動することなく停止した状態を維持する。そして、中央の可変表示部５ｉの周囲の飾り図柄は、（ｃ）に示すように隣り合う飾り図柄同士の配列順序を崩すことなくゆっくりと移動し、予め設定された移動数分だけ図柄が移動する。
【０１６０】
その後、予め設定された移動数分だけ図柄が移動した時点で回転が止まり、各飾り図柄が各可変表示部５ａ〜５ｉの中央に配列される。その後、（ｄ）に示すように、消失していた仕切り枠５００が再度表示され、表示結果が確定したことが遊技者に報知される。たとえば、（ａ）から（ｄ）のように変動することにより、一旦停止した時点では非確変大当りであったものが確変大当りに変化している。このように、飾り図柄が回転移動することによって表示結果が変更される場合があり、斬新なパターンにより可変表示が行なわれるために、可変表示の面白みが増す。なお、この図２０では、飾り図柄の移動数が１つである場合が例示されている。
【０１６１】
図２３は、回転パターンの再変動に関し、図柄の移動数と表示態様の変化との関係を説明するための画面図である。
【０１６２】
（ａ）には図２２に示した回転パターンが示されている。すなわち、一旦停止時の表示態様が斜めの当りラインによる非確変大当りであり、図柄の移動数＝１に対応して飾り図柄が回転した結果、表示結果が確変大当りに変化する場合が示されている。
【０１６３】
（ｂ）には、はずれの表示態様が回転による再変動により確変大当りとなる場合が例示されている。この場合の図柄の移動数は１である。
【０１６４】
（ｃ）には、はずれの表示態様が回転による再変動により大当りに変化する場合が例示されている。この場合の図柄の移動数は３である。
【０１６５】
その他、（ａ）の右側に示す表示態様で一旦停止した後、回転して（ａ）の左側に示す表示態様で表示結果が確定する場合も考えられる。この場合には確変大当りの表示態様が非確変大当りの表示結果に変化する。同様に、（ｂ）の右側に示す表示態様から（ｂ）の左側に示す表示態様に変化する場合、（ｃ）の右側に示す表示態様から（ｃ）の左側に示す表示態様に変化する場合も考えられる。これらの場合には、確変大当りの表示態様がはずれの表示結果に、非確変大当りの表示態様がはずれの表示結果に、それぞれ変化する。また、図柄の移動数が８の場合には、飾り図柄が一周して元の表示態様で表示結果が確定することになる。
【０１６６】
以上、説明したように、斬新なパターンによる再変動によって一旦停止時の飾り図柄の組合わせの種類が変化するために、たとえば、一旦停止時の表示態様が大当りや確変大当りとなる条件を満たさないものであった場合であっても、遊技者に大当りや確変大当りの表示態様に変化することに対する期待感を付与できる。一方、一旦停止時の飾り図柄の組合わせが大当りや確変大当りの表示態様になる条件を満たすものであった場合であっても、遊技者をその条件を満たさない表示態様に変化してしまうのではないかという心情にして緊張感のある遊技を提供できる。
【０１６７】
次に、本発明の実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
（１） 本実施の形態においては、飾り図柄が再変動する場合の変動パターンとして回転パターンと縮小拡大パターンとを説明したが、これに限らず、回転パターンと縮小拡大パターンとを始動入賞に基づいて飾り図柄が可変開始する際の変動パターンとしてもよい。
【０１６８】
（２） 本実施の形態においては、各可変表示部５ａ〜５ｉのすべての飾り図柄が一旦停止した後に回転パターンによる再変動がなされるように構成したが、可変表示部５ａ〜５ｉのうちの一部の飾り図柄が一旦停止した段階で回転パターンによって各可変表示部５ａ〜５ｉの飾り図柄を回転させるようにしてもよい。この場合には、回転する飾り図柄の中に図柄の種類が更新されつつ回転する飾り図柄が含まれることになる。
、（３） 縮小拡大パターンの再変動の途中に表示される飾り図柄の種類は、最終的な表示結果の種類に応じて変化するように構成してもよい。たとえば、最終的な表示結果が確変大当りの場合には、再変動の途中に表示される飾り図柄の中に大当り図柄「７」が含まれる個数が多くなるようにし、それによって、確変大当りを予告的に報知するようにしてもよい。
【０１６９】
（４） 飾り図柄は３行３列のマトリクス状に配列された可変表示部５ａ〜５ｉで可変表示されるように構成したが、２行２列のマトリクス状に配列された可変表示部で可変表示されるように構成してもよい。この場合には、当りラインとして最大６つ（斜め方向×２、縦方向×２、横方向×２）設定できる。あるいは、十字形に配列された可変表示部で飾り図柄が可変表示されるように構成してもよい。この場合には、当りラインとして最大２つ（縦方向×２、縦方向×１）設定できる。
【０１７０】
（５） 回転パターンによる再変動では、中央の可変表示部５ｉを回転の中心として、その可変表示部５ｉを取り囲む可変表示部５ａ〜５ｈに表示された飾り図柄が回転移動するようにした。しかしながら、これに代えて、たとえば、上段の３つの可変表示部５ａ，５ｃ，５ｇの飾り図柄の組合せと、中段の３つの可変表示部５ｄ，５ｉ，５ｆの飾り図柄の組合せと、下段の３つの可変表示部５ｅ，５ｂ，５ｈの飾り図柄の組合せとのうちの少なくとも１つについては画面表示位置が固定された状態で、その固定された組合せ以外のものが画面水平方向に可変表示部長さ単位でスライド移動するようにして、縦方向の当りラインにおける飾り図柄の並びが変化するようにしてもよい。
【０１７１】
（６） 回転パターンまたは縮小拡大パターンによる再変動が行なわれる前、または再変動が行なわれた後において、一の可変表示部に停止している飾り図柄と他の可変表示部に停止している飾り図柄とが相互に入れ代わるように飾り図柄が移動するようにしてもよい。
【０１７２】
（７） 今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【０１７３】
【課題を解決するための手段の具体例】
（１） 図１の遊技盤１および図２〜図５の回路を有するパチンコ遊技機により、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置を含み、該複数の可変表示部の表示結果が複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において特定の識別情報の組合わせとなった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機が構成されている。
【０１７４】
各可変表示部５ａ〜５ｉにより、前記複数の可変表示部が構成されている。飾り図柄により、前記識別情報が構成されている。図２に示した当りライン１〜８により、前記複数本の当りラインが構成されている。また、当りライン▲１▼〜▲８▼上における７７７の表示態様により、予め定められた当りライン上における特定の識別情報の組合せが構成されている。大当りに基づく繰返し継続制御が行なわれる大当り状態により、前記特定遊技状態が構成されている。
【０１７５】
基本回路３１により、前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段が構成されている。基本回路３１および該基本回路３１の指令により動作する表示制御基板４６により、前記複数の可変表示部を可変開始させた後、該複数の可変表示部の表示結果を導出表示させる可変表示制御を行なう可変表示制御手段が構成されている。図１７のＳＦ８の処理を実行する基本回路３１により、前記複数の可変表示部が可変開始した後、該複数の可変表示部の最終的な表示結果が導出表示される前に、前記複数の可変表示部間を仕切る仕切枠を消去する仕切枠消去手段が構成されている。仕切枠５００により、前記複数の可変表示部間を仕切る仕切枠が構成されている。
【０１７６】
図１８に示す飾り図柄再変動表示処理を実行する基本回路３１により、該仕切枠消去手段によって前記仕切枠が消去された後、消去される前の前記仕切枠によって示されていた前記可変表示部間の仕切り位置を越えて前記可変表示部の識別情報を移動させる移動表示制御を行なうことが可能な識別情報表示制御手段が構成されている。図２のＸ１，Ｘ２，Ｙ１，Ｙ２により、消去される前の前記仕切枠によって示されていた前記可変表示部間の仕切り位置が開示されている。図１８のＳＧ５を実行する基本回路３１により、該識別情報表示制御手段による前記識別情報の移動が終了した後、前記複数の可変表示部の最終的な表示結果が導出表示された場合に前記仕切枠を再度表示する仕切枠再表示手段が構成されている。
【０１７７】
（２） 図１９の（ａ）と図２１の（ｑ）、または、図２２の（ａ）と（ｄ）、あるいは図２３により、前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記移動表示制御前とは異なるものに変化させることが可能であることが開示されている。このような制御は、図１５の回転再変動設定処理、図１６の縮小拡大再変動設定処理が実行されることにより実現される。
【０１７８】
（３） 前記識別情報表示制御手段は、前記可変表示制御が開始された場合に前記複数の可変表示部の各々の識別情報の更新動作を行なう（図１７のＳＦ１）。図１７のＳＦ７を実行する基本回路３１により、前記複数の可変表示部が可変開始された後、該複数の可変表示部の最終的な表示結果が導出表示される前に、前記複数の可変表示部の各々の識別情報の更新動作を一旦停止させる更新停止制御を行なう更新停止制御手段が構成されている。図１７のＳＦ７、ＳＦ８に示すように、あるいは、図１９の（ａ），（ｂ）、図２２の（ａ），（ｂ）に示すように、前記仕切枠消去手段は前記更新停止制御がなされた後、前記仕切枠を消去する。そして、図１９の（ａ）と図２１の（ｑ）、または、図２２の（ａ）と（ｄ）、あるいは図２３に示すように、前記識別情報表示制御手段は、前記仕切枠が消去された後に前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを、前記更新停止制御によって表示された識別情報の組合せとは異なる識別情報の組合せに変化させることが可能である。
【０１７９】
（４） 図１９の（ａ）〜図２１の（ｑ）に示すように、前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記特定の識別情報の組合わせに変化させることが可能である。
【０１８０】
（５） 図１１のＳＡ１０に示すように、前記遊技制御手段は、前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態（確率変動状態）に制御可能である。そして、図２２（ｄ）に示すように、前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを、前記特別遊技状態に制御される条件を満たす識別情報の組合せに変化させることが可能である。
【０１８１】
（６） 図２２の（ａ）に示すように、前記更新停止制御手段は、前記複数の可変表示部に表示された識別情報が複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において前記特定の識別情報の組合わせとなるように前記更新停止制御を行なうことが可能である。
【０１８２】
（７） 図２２の回転パターンに示されるように、前記識別情報表示制御手段は、前記複数の可変表示部（可変表示部５ａ〜５ｉ）のうちの所定の第１の可変表示部（可変表示部５ｉ）とは異なる複数の第２の可変表示部（可変表示部５ａ〜５ｈ）の各々に表示される識別情報（飾り図柄）を、該複数の第２の可変表示部における識別情報同士の配列順序を崩すことなく前記第１の可変表示部に表示される識別情報に対して相対的に移動（たとえば、回転移動）させ、前記複数の当りラインのうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記移動表示制御前とは異なるもの（図２３に示すように、非確変大当りから確変大当り、はずれから確変大当り、はずれから大当り）に変化させることが可能である。
【０１８３】
（８） 図１９〜図２１の縮小拡大パターンに示されるように、前記識別情報表示制御手段は、前記複数の可変表示部（可変表示部５ａ〜５ｉ）の各々に表示された識別情報（飾り図柄）を除々に縮小させつつ所定箇所（画面中央）へ移動させ、該所定箇所へ前記識別情報を移動させた際に前記複数の可変表示部の各々の識別情報の更新動作を実行して識別情報の種類を変化させ、その後、前記識別情報を拡大させつつ元の位置に移動させることを繰返すことによる反復移動更新動作を行なうことが可能である。
【０１８４】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項１に関しては、複数の可変表示部間を仕切る仕切枠を表示した状態で識別情報の更新表示が開始し、複数の可変表示部の少なくとも一部の識別情報の更新動作を停止させる更新停止制御がなされた後、可変表示部間を仕切る仕切枠が消去され、その仕切り位置を越えて可変表示部の識別情報が移動するために、遊技者は識別情報の移動先を予測し難くなる。これにより、意外性のある可変表示を可能にして変化に富んだ面白味を提供し、遊技の興趣を向上させることができる。しかも、識別情報の移動が終了した後、前記複数の可変表示部の最終的な表示結果が導出表示された場合に仕切枠が再度表示されるために、遊技者は表示結果が確定したことを仕切枠の再表示によって容易に把握できる。また、仕切枠が再度表示されることによって表示結果が確定した時に当りラインが見やすくなるという効果も奏される。
【０１８５】
請求項２に関しては、請求項１に関する効果に加えて、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが、識別情報が移動する前とは異なるものに変化するために、たとえば、識別情報が移動する前の表示態様が前記特定の識別情報の組合わせとなる条件を満たさないものであった場合であっても、遊技者に前記特定の識別情報の組合わせに変化することに対する期待感を付与できる。一方、識別情報が移動する前の表示態様が前記特定の識別情報の組合わせとなる条件を満たすものであった場合であっても、遊技者を前記特定の識別情報の組合わせとなる条件を満たさない表示態様に変化してしまうのではないかという心情にして緊張感のある遊技を提供できる。
【０１８６】
請求項３に関しては、請求項１または請求項２に関する効果に加えて、識別情報の更新動作が停止した際に表示されていた識別情報が移動した結果、複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが識別情報の更新動作が一旦停止した際の識別情報の組合せとは異なるものに変化するために、たとえば、更新動作が一旦停止した際の表示態様で前記特定の識別情報の組合わせが成立していなくとも、遊技者の前記特定の識別情報の組合わせに対する期待感を持続させることができる。一方、更新動作が停止した際の表示態様で前記特定の識別情報の組合わせが成立していたとしても、遊技者を前記特定の識別情報の組合わせが崩れてしまうのではないかという心情にして緊張感のある遊技を提供できる。
【０１８７】
請求項４に関しては、請求項１〜請求項３のいずれかに関する効果に加えて、識別情報の移動によって前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが前記特定の識別情報の組合わせに変化するために、識別情報が移動する前の表示態様が前記特定の識別情報の組合わせとなる条件を満たさないものであった場合であっても、遊技者に前記特定の識別情報の組合わせに変化することに対する期待感を付与できる。
【０１８８】
請求項５に関しては、請求項１〜請求項４のいずれかに関する効果に加えて、識別情報が移動した後の複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが、特別遊技状態に制御される条件を満たす識別情報の組合せに変化するために、識別情報の移動前の識別情報の組合わせが、特別遊技状態に制御される条件を満たすものではない場合であっても、遊技者の特別遊技状態に対する期待感を持続させることができる。
【０１８９】
請求項６に関しては、請求項３に関する効果に加えて、識別情報の更新動作が停止した際、複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において特定の識別情報の組合せが成立するために、表示結果が前記特定の識別情報の組合せとなることに対する遊技者の期待感を高めることができるとともに、その後に識別情報が移動した場合であってもその表示態様がそのまま維持されて表示結果が確定することを遊技者に切望させ、これにより遊技者の緊張感をも高めることができる。
【０１９０】
請求項７に関しては、請求項１〜請求項６のいずれかに関する効果に加えて、複数の第２の可変表示部の各々に表示される識別情報が、該複数の第２の可変表示部における識別情報同士の配列順序を崩すことなく第１の可変表示部に表示される識別情報に対して相対的に移動し、前記複数の当りラインのうちのいずれかにおける識別情報の組合わせが移動前とは異なるものに変化するという斬新なパターンにより可変表示が行なわれ、可変表示の面白みが増す。
【０１９１】
請求項８に関しては、請求項１〜請求項６のいずれかに関する効果に加えて、前記複数の可変表示部の各々に表示された識別情報が除々に縮小されつつ所定箇所へ移動し、該所定箇所へ識別情報が移動した際に更新動作が実行されて識別情報の種類が変化し、その後、識別情報が拡大されつつ元の位置に移動することが繰返されるという斬新なパターンにより可変表示が行なわれ、可変表示の面白みが増す。
請求項９に関しては、請求項１〜請求項８のいずれかに関する効果に加えて、更新動作継続中の可変表示部の識別情報を対象として、移動表示制御が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図である。
【図２】 飾り図柄用可変表示装置４の当りラインと、飾り図柄との配置関係を説明するための説明図である。
【図３】 パチンコ遊技機の遊技制御を行なう制御回路を示すブロック図である。
【図４】 パチンコ遊技機の遊技制御を行なう制御回路を示すブロック図である。
【図５】 パチンコ遊技機の遊技制御を行なう制御回路を示すブロック図である。
【図６】 表示制御基板に形成された表示制御用の制御回路を示すブロック図である。
【図７】 遊技制御，特別図柄用可変表示装置の可変表示制御，飾り図柄用可変表示装置の可変表示制御に用いられる各種ランダムカウンタを説明するための説明図である。
【図８】 再変動判定用テーブルを説明するための図である。
【図９】 ランダムカウンタの値により大当りを発生させるか否かを事前に決定するための手順を示すフローチャートである。
【図１０】 基本回路が実行する遊技制御の制御手順を説明するためのフローチャートである。
【図１１】 特別図柄判定処理を説明するためのフローチャートである。
【図１２】 飾り図柄プロセス分岐処理を説明するためのフローチャートである。
【図１３】 飾り図柄設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図１４】 最終停止図柄設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図１５】 回転再変動設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図１６】 縮小拡大再変動設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図１７】 飾り図柄変動表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図１８】 飾り図柄再変動表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図１９】 縮小拡大パターンの再変動を説明するための画面図である。
【図２０】 縮小拡大パターンの再変動を説明するための画面図である。
【図２１】 縮小拡大パターンの再変動を説明するための画面図である。
【図２２】 回転パターンの再変動を説明するための画面図である。
【図２３】 回転パターンの再変動を説明するための画面図である。
【符号の説明】
１ 遊技盤、３ 遊技領域、４ 飾り図柄用可変表示装置、５ 画像可変表示領域、５ａ〜５ｉ 可変表示部、２４ 基本回路、５３ ＣＲＴコントロール回路、３１１ ＣＰＵ、３１３ ＲＯＭ、５００ 仕切枠、５３１ ＣＰＵ、Ｘ１，Ｘ２，Ｙ１ 仕切枠が表示される位置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine represented by, for example, a pachinko gaming machine, a coin gaming machine, or a slot machine, and more specifically, has a plurality of variable display units capable of variably displaying a plurality of types of identification information based on establishment of a predetermined condition. A game that includes a variable display device and is advantageous to a player when a display result of the plurality of variable display portions is a combination of specific identification information on at least one hit line out of the plurality of hit lines The present invention relates to a gaming machine that can be controlled to a state.
[0002]
[Prior art]
As a representative gaming machine of this type, for example, a display in which a plurality of variable display portions having a matrix configuration of 3 rows and 3 columns is displayed in a display area of a variable display device is known. A total of 8 hit lines are formed in the direction and the diagonal direction. A partition frame for partitioning each variable display portion is displayed, and variable display is performed by scrolling a plurality of types of decorative symbols as an example of identification information on each variable display portion.
[0003]
In this type of gaming machine, before the display results of the plurality of variable display units are derived and displayed, the scrolling operation of the identification information of each of the plurality of variable display units is temporarily interrupted, and the display result of the deviation is displayed. Various effects such as disguising the derived display and then resuming the scrolling operation are performed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional gaming machine, since a partition frame for partitioning each variable display unit is displayed between the plurality of variable display units, for example, identification information is displayed at a fixed position of each variable display unit. There was a limit to the content of the production.
[0005]
The present invention has been conceived in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a variety of interesting things by enabling an unexpected variable display and to improve the interest of the game.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  The present invention according to claim 1 includes a variable display device having a plurality of variable display portions capable of variably displaying a plurality of types of identification information, and the display results of the plurality of variable display portions are on a plurality of hit lines. A gaming machine that can be controlled to a specific gaming state that is advantageous to the player when a combination of specific identification information on at least one hit line of
  Game control means for controlling the gaming state of the gaming machine;
  The plurality of variable display portionsIn the update display of the identification informationVariable display control means for performing variable display control for deriving and displaying the display results of the plurality of variable display sections after starting,
  The variable display control means includes
    The update display of the identification information is started in the plurality of variable display sections in a state where the partition frames for partitioning the plurality of variable display sections are displayed, and the update operation of at least some of the identification information in the plurality of variable display sections is stopped Update stop control means for performing update stop control,
    After the update stop control is performedPartition frame erasing means for erasing a partition frame partitioning the plurality of variable display portions;
    After the partition frame is erased by the partition frame erasing means, the movement for moving the identification information of the variable display unit beyond the partition position between the variable display units indicated by the partition frame before being erased Identification information display control means capable of performing display control;
    Partition frame redisplay means for displaying the partition frame again when the final display result of the plurality of variable display sections is derived and displayed after the movement of the identification information by the identification information display control means is completed. It is characterized by including.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, the identification information display control means performs any one of the plurality of hit lines by performing the movement display control. It is possible to change the combination of the identification information in the above to a different one from that before the movement display control.
[0008]
  In addition to the configuration of the invention described in claim 1 or 2, the present invention described in claim 3,in frontThe identification information display control means displays the combination of identification information on any of the plurality of hit lines by the update stop control by performing the moving display control after the partition frame is erased. It is possible to change to a combination of identification information different from the combination of identification information made.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the invention according to any one of the first to third aspects, the identification information display control means performs the movement display control, thereby The combination of the identification information on any of the hit lines can be changed to the combination of the specific identification information.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the invention according to any one of the first to fourth aspects, the game control means is a special game advantageous to a player who is different from the specific game state. Can be controlled to the state,
The identification information display control means performs the movement display control so that a combination of identification information on any of the plurality of hit lines is an identification information satisfying a condition controlled by the special gaming state. It is possible to change into a combination.
[0011]
According to a sixth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the third aspect of the present invention, the update stop control means is configured such that the identification information displayed on the plurality of variable display portions is on a plurality of hit lines. The update stop control can be performed so as to be a combination of the specific identification information on at least one hit line.
[0012]
According to a seventh aspect of the present invention, in addition to the configuration of the invention according to any one of the first to sixth aspects, the identification information display control means includes a predetermined number of the plurality of variable display portions. The identification information displayed on each of the plurality of second variable display portions different from the one variable display portion is the first information without destroying the arrangement order of the identification information in the plurality of second variable display portions. It is possible to move relative to the identification information displayed on the variable display section and change the combination of identification information in any of the plurality of hit lines to a different one from that before the movement display control. It is characterized by being.
[0013]
  In addition to the configuration of the invention according to any one of claims 1 to 6, the identification information display control means is displayed on each of the plurality of variable display units. When the identification information is gradually reduced and moved to a predetermined location, and when the identification information is moved to the predetermined location, an update operation of each identification information of the plurality of variable display portions is executed to change the type of the identification information. It is possible to perform a repetitive movement update operation by repeatedly changing and then moving to the original position while expanding the identification information.
  In addition to the structure of the invention in any one of Claims 1-8, this invention of Claim 9 isThe identification information display control means performs the moving display control on the identification information of the variable display unit during the update operation.
[0014]
[Action]
  According to the first aspect of the present invention, the game state of the gaming machine is controlled by the action of the game control means. The plurality of variable display units by the function of the variable display control means.Update display of the identification information inIs started to be variable, the display results of the plurality of variable display portions are derived and displayed.The update stop control means starts update display of the identification information on the plurality of variable display sections in a state where a partition frame that partitions the plurality of variable display sections is displayed, and at least one of the plurality of variable display sections. The update stop control is performed to stop the update operation of the identification information of the unit.By the function of the partition frame erasing means,After the update stop control is performedThe partition frame that partitions the plurality of variable display portions is deleted. After the partition frame is erased by the partition frame erasing unit, the variable information display control unit performs the variable operation beyond the partition position between the variable display parts indicated by the partition frame before being erased. The identification information on the display unit moves. After the movement of the identification information is completed, when the final display result of the plurality of variable display units is derived and displayed, the partition frame is displayed again by the function of the partition frame redisplay means.
[0015]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the operation of the first aspect of the invention, the identification information display control means is used to change the identification information on any of the plurality of hit lines. The combination changes to a different one from that before the identification information is moved.
[0016]
  According to the third aspect of the present invention, in addition to the function of the first or second aspect of the invention,,in frontThe identification information display control means moves the identification information after the partition frame is erased, and the combination of the identification information on any of the plurality of hit lines is an update operation of the identification information. It changes to a combination of identification information different from the combination of identification information when stopped.
[0017]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the action of the invention according to any one of the first to third aspects, the function of the identification information display control means allows the above-mentioned plurality of hit lines to be selected. The combination of identification information in any of the above changes to the combination of the specific identification information.
[0018]
According to the present invention described in claim 5, in addition to the operation of the invention described in any one of claims 1 to 4, for the player who is different from the specific game state by the action of the game control means. It becomes an advantageous special gaming state. Due to the action of the identification information display control means, the combination of identification information on any of the plurality of winning lines is changed to a combination of identification information that satisfies the condition controlled to the special gaming state.
[0019]
According to the present invention described in claim 6, in addition to the operation of the invention described in claim 3, when the update operation of the identification information is stopped by the operation of the update stop control means, a plurality of hit lines A combination of the specific identification information is established on at least one of the hit lines.
[0020]
According to this invention of Claim 7, in addition to the effect | action of the invention in any one of Claims 1-6, several 2nd variable display part by the effect | action of the said identification information display control means The identification information displayed on each of the plurality of second variable display portions moves relative to the identification information displayed on the first variable display portion without breaking the arrangement order of the identification information pieces in the plurality of second variable display portions. The combination of the identification information in any one of the plurality of hit lines is changed from that before the movement.
[0021]
  According to the present invention described in claim 8, in addition to the operation of the invention described in any one of claims 1 to 6, each of the plurality of variable display units is provided by the function of the identification information display control means. The identification information displayed on the screen moves to a predetermined location while being gradually reduced, and when the identification information moves to the predetermined location, an update operation is performed to change the type of the identification information. The movement to the original position while being enlarged is repeated.
  According to the ninth aspect of the present invention, in addition to the operation of the first aspect of the present invention, in addition to the action of the invention according to any one of the first to eighth aspects, a variable display unit that is continuing the update operation by the function of the identification information display control means. The moving display control is performed on the identification information.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. In the following embodiments, a pachinko gaming machine is shown as an example of a gaming machine, but the present invention is not limited to this, and may be, for example, a coin gaming machine, a slot machine, etc. Including a variable display device having a plurality of variable display units capable of variably displaying the identification information, and the display result of the plurality of variable display units is specific identification on at least one hit line out of the multiple hit lines Any gaming machine that can be controlled to a specific gaming state advantageous to the player when it is a combination of information can be applied to all gaming machines.
[0023]
FIG. 1 is a front view showing a gaming board surface of a pachinko gaming machine as an example of the gaming machine. This pachinko gaming machine is provided with a hitting ball operation handle (not shown) for the player to hit the ball, and the player operates the hitting ball operation handle to fire pachinko balls one by one. be able to. The fired pachinko balls (ball hitting balls) pass between the partition rails 2 and are driven into a game area 3 formed on the front surface of the game board 1.
[0024]
In the game area 3, two types of devices, a special symbol variable display device 24 and a decorative symbol variable display device 4, are provided as variable display devices capable of variably displaying a plurality of types of identification information and changing the display state. It has been.
[0025]
The special symbol variable display device 24 includes three seven-segment LEDs, and is used to variably display identification information made up of alphanumeric characters called special symbols. This special symbol variable display device 24 has left, middle, and right special symbol variable display portions arranged in a horizontal row, and is configured to be able to variably display the special symbols displayed on each special symbol variable display portion. Yes. The special symbols displayed on the left, middle, and right special symbol display sections are referred to as the left symbol, the middle symbol, and the right symbol. If the variable display result of the special symbol variable display device 24 is in a predetermined display mode, a so-called big hit occurs and the gaming state becomes a specific gaming state (hit state) that is advantageous to the player.
[0026]
On the other hand, the decorative symbol variable display device 4 is composed of a CRT display device. The decorative symbol variable display device 4 is a variable display device for providing the player with the effect of the variable display of the relatively monotonous special symbol variable display device 24 performed by the 7-segment LED with a higher effect. is there. In the image display area 5 provided in the decorative design variable display device 4, it is possible to display identification information called a decorative design for enhancing the effect.
[0027]
Since the display result of the decorative symbol variable display device 4 corresponds to the display result of the special symbol variable display device 24, for example, when the display result of the special symbol variable display device 24 is a result indicating a big hit. The display result of the decorative symbol variable display device 4 also shows a big hit. In addition, when the display result of the special symbol variable display device 24 shows a deviation, the display result of the decorative symbol variable display device 4 also shows a deviation.
[0028]
On the upper part of the decorative symbol variable display device 4, a normal symbol variable display device 25 composed of 7-segment LEDs is provided. The ordinary symbol variable display device 25 is configured to be able to variably display a plurality of types of identification information called ordinary symbols.
[0029]
A variable winning ball device 8 is provided below the decorative symbol variable display device 4. The variable winning ball apparatus 8 is provided with an opening / closing plate 10 that is opened when a solenoid 41 is excited. The variable winning ball device 8 is in a first state that is advantageous for a player who can win a hit ball in the big winning opening 9 by opening the opening / closing plate 10, and is large when the opening / closing plate 10 is closed. This is a second state that is disadvantageous for a player who cannot make a hit at the winning opening 9.
[0030]
A start winning opening 7 is provided between the decorative symbol variable display device 4 and the variable winning ball apparatus 8, and a start winning opening 29 is provided below the variable winning ball apparatus 8. The start winning ball that won the start winning port 7 is detected by the start winning ball detection switch 28, and the start winning ball that won the start winning port 29 is detected by the start winning ball detection switch 30.
[0031]
The start winning opening 29 has an openable / closable door that can be opened and closed in the vertical direction. When the solenoid 42 is energized, the open / close door is opened so that the ball can start and win, and the solenoid 42 is non-open. By being brought into an excited state, the opening / closing door is closed, and the ball can be changed to a state in which the starting ball cannot be won.
[0032]
Further, a warp inlet 13 is provided in each of the left side portion and the right side portion of the decorative symbol variable display device 4. The hit ball that has entered the warp inlet 13 flows down through the back side of the decorative symbol display device 4 and is discharged from the warp outlet 16 to the game area 3 again. The warp outlet 16 is located just above the start winning opening 7. For this reason, the hit ball that has entered the warp inlet 13 is relatively easy to win the start winning opening 7.
[0033]
A normal symbol start gate 14 is provided in the passing path of the hit ball that has entered the warp inlet 13 provided on the left side portion of the decorative symbol variable display device 4. A normal symbol start gate detection switch 15 for detecting a hit ball that has passed through the normal symbol start gate 14 is provided below the normal symbol start gate 14.
[0034]
If the ball hit into the game area 3 passes through the normal symbol start gate 14, the passed ball is detected by the normal symbol start gate detection switch 15, and based on the detected output, The normal symbol is variably started on the variable display device 25. If the display result of the normal symbol variable display device 25 becomes predetermined specific identification information (for example, “7”), the solenoid 42 is excited and the opening / closing door of the start winning opening 29 is opened for a predetermined period. As a result, the start winning opening 29 is opened, and it is possible to make the hitting prize enter the starting winning opening 29. When a hitting ball that has been won at the start winning opening 29 is detected by the start winning ball detection switch 30, a start condition is established so that the special symbol variable display device 24 and the decorative symbol variable display device 4 can be variably started simultaneously. . Similarly, the starting condition is established when the starting winning ball detecting switch 28 detects the hit ball that has won the starting winning opening 7.
[0035]
When the start condition is satisfied, the special symbol variable display device 24 starts the variable display of the special symbols all at once on the left, middle, and right special symbol variable display units. At the same time that the variable display is started by the special symbol variable display device 24, the decorative symbol variable display is also started by the decorative symbol variable display device 4. In the image display area 5 of FIG. 1, a total of nine variable display portions 5a to 5i of 3 rows × 3 columns in which a plurality of types of decorative symbols are variably displayed are shown.
[0036]
Thereafter, variable display or the like for enhancing the effect is performed in the image display area 5 including the variable display portions 5a to 5i. After a predetermined time has elapsed from the start of the variable display, the final display of the variable display portions 5a to 5i is performed. The result is displayed. On the other hand, in the special symbol variable display device 24, variable display of the left, middle and right special symbol variable display units is continuously performed until the final display result of the decorative symbol variable display device 4 is displayed. If a part of the display result of the special symbol variable display unit is displayed first before the final display result of the decorative symbol variable display device 4 is displayed, whether or not the display will eventually generate a big hit is determined. This is because the effect of the decorative symbol variable display device 4 is diminished. Therefore, immediately after the final display result of the decorative symbol variable display device 4 is displayed, the left, middle and right special symbol variable display portions of the special symbol variable display device 24 are all stopped simultaneously. Done.
[0037]
When the display result of the decorative symbol variable display device 4 is in a specific display mode determined in advance, it is a big hit. When the big symbol is displayed on the decorative symbol variable display device 4, the special symbol variable display device 24 also displays the display result (for example, 777) indicating the big hit.
[0038]
If it is a big hit, the solenoid 41 is excited and the open / close plate 10 is opened, which is a first state advantageous to a player who can win a hit ball. This first state is terminated when a predetermined period (for example, 30 seconds) or a predetermined number of pachinko balls (for example, 10) is won, whichever comes first, and the opening / closing plate 10 is closed. As a result, the second state is disadvantageous for a player who cannot win a hit.
[0039]
All winning balls that have won in the big winning opening 9 in the variable winning ball apparatus 8 are detected by the winning ball detection switch 12. The detected number of winning balls detected by the winning ball detection switch 12 is displayed by a winning number display 50 provided on the opening / closing plate 10. Further, the special winning area 9 is provided with a specific winning area (V pocket) and a normal winning area, and only the hit ball that has won the specific winning area is detected by the specific winning ball detection switch 11. If the hitting ball is detected by the specific winning ball detection switch 11, the repetitive continuation condition is satisfied, and the opening / closing plate 10 is opened again after waiting for the first state of the variable winning ball device 9 to end. In this way, repeated continuation control for changing to the first state is executed. The upper limit number of executions of the repeated continuation control is set to 16 times, for example. The state in which the repeated continuation control is executed is referred to as a specific game state (big hit state). In the repeated continuation control, the state where the variable winning ball device 9 is in the first state is called a round. When the upper limit number of executions of the repeated continuation control is 16, the variable winning ball apparatus 19 can be set to the first state for 16 rounds from the first round to the 16th round.
[0040]
When the special symbol variable display device 24 and the decorative symbol variable display device 4 are variably displayed, a hit ball is won at the start winning opening 7 and is detected by the start winning ball detection switch 28 or is started. If the winning opening 29 is won and detected by the start winning ball detection switch 30, the start winning is stored. The upper limit value of the start winning memory is set to “4”, for example. Therefore, the start winning that occurs when the start winning memorized number reaches the upper limit value is not used effectively for variable display but is invalidated. The start winning memory number at the present time is displayed by a start winning memory display 6 composed of LEDs provided below the image display area 5. After the variable display of the special symbol variable display device 24 and the decorative symbol variable display device 4 is finished, the variable display device again starts variable based on the start winning memory after the variable display becomes possible again. Is done.
[0041]
When the normal symbol variable display device 25 performs variable display, if a hit ball passes through the normal symbol start winning gate 14 again and is detected by the normal symbol start gate detection switch 15, the detected hit is detected. A passing ball that is a ball is stored. Such a memory is called a normal start winning memory. The upper limit of the number of normally started winning prizes is set to “4”, for example. The number of normal start winning memorized numbers at the present time is displayed by a normal symbol starting memorized memory display 59 composed of LEDs provided on the left side and the right side of the normal symbol variable display device 25. After the normal symbol variable display device 25 stops variable display, the normal symbol variable display device 25 is variably started again based on the normal start winning memory after the variable symbol display can be started again.
[0042]
The game area 3 is further provided with normal winning openings 17, 18, 19, 20 and a ramp windmill 21. Furthermore, various decoration lamps and decoration LEDs represented by the side lamps 22 and the like are provided in the game area 3. Further, a foul stop member 23 for preventing a foul ball, which is a hit ball that is driven into the game area 3 and bounces back into the division rail 2 again, is provided at the terminal portion of the division rail 2 on the game area 3 side. It has been. If a hit ball that is driven into the game area 3 does not win any winning opening or variable winning ball apparatus, the hit ball is collected from the out opening 27 as an out ball.
[0043]
Next, the decorative symbols in the variable display portions 5a to 5i will be described in more detail. FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining the arrangement relationship between the hit line of the decorative symbol variable display device 4 and the decorative symbol.
[0044]
Each of the nine variable display portions 5a to 5i in total of 3 rows × 3 columns has a 3 × 3 matrix partition frame 500 (FIG. 22) displayed at a position indicated by reference numerals X1, X1, Y1, and Y2. Etc.) are separated from the other variable display portions 5a to 5i. The variable display portions 5a to 5i partitioned by the partition frame correspond to the decorative symbols 1 to 9 ((1) to (9)) as shown in the drawing, and the variable display portions 5a to 5i correspond to the variable display portions 5a to 5i. Corresponding decorative symbols are scroll-displayed independently of the decorative symbols of the other variable display portions 5a to 5i. Examples of decorative designs include numeric designs such as “7”, fruit designs such as “banana” and “watermelon”, and star designs. Among these decorative symbols, the star symbol is a missed symbol that does not become a big hit even if it is aligned with the hit line.
[0045]
After the variable display starts on all the variable display portions 5a to 5i based on the establishment of the start condition, first, the decorative symbol 1 and the decorative symbol 2 are simultaneously stopped and displayed. Next, the decorative design 3, the decorative design 4, the decorative design 5, and the decorative design 6 are stopped and displayed at the same time. Subsequently, the decorative symbol 7 and the decorative symbol 8 are stopped and displayed at the same time. Finally, the central decorative pattern 9 is stopped and displayed. Thereafter, there are a case where the display result is fixed as it is and a case where the decorative design starts to change again (referred to as re-change). When the decorative design changes again, the partition frame disappears prior to that. Next, after the decorative design is re-varied by a special re-variation pattern, the final display result is derived and displayed, and the partition frame is displayed again as the display result is confirmed.
[0046]
As the re-variation pattern, with the central variable display portion 5i as the center of rotation, the “rotation pattern” in which the decorative symbols displayed on the variable display portions 5a to 5h surrounding the variable display portion 5i move counterclockwise, After the decorative symbols displayed on each of the variable display portions 5a to 5i are reduced and moved to the center of the screen, they are repeatedly enlarged and returned to the original arrangement position repeatedly. There is a “reduction / enlargement pattern” in which the type is updated.
[0047]
A total of eight decorative patterns (three to three in the horizontal direction, three in three columns in the vertical direction, and two on the diagonal line) (1 to 8 in the figure) are defined. On at least any one of the eight hit lines 1 to 8, the decorative pattern “777” is aligned, or the display results of the variable display portions 5a to 5i are all fruit symbols. If it is (all fruits), a big hit will occur. In addition, if all the decorative lines of “777” are aligned on a plurality of hit lines, “probable big hit” occurs. When a probable big hit occurs, the probability change state (high probability state) in which the probability that a big hit occurs is improved at least until the next big hit occurs after the specific gaming state by the big hit ends. . Note that a big hit with all the fruits having a decorative pattern of “777” only on one hit line or a big hit with all fruits is referred to as “non-probable big hit” in which a probability variation state does not occur.
[0048]
Next, a control circuit provided in the pachinko gaming machine will be described. First, a control circuit for performing game control of the pachinko gaming machine will be described. 3 to 5 are block diagrams showing a control circuit for performing game control of the pachinko gaming machine. The control circuit shown in FIGS. 3 to 5 is mainly provided on the game control board.
[0049]
Referring to FIGS. 3 to 5, the control circuit for performing game control includes a basic circuit 31, an input circuit 32, an initial reset circuit 33, a periodic reset circuit 34, an address decode circuit 35, an information output circuit 37, and an electrical decoration signal circuit. 38, solenoid circuit 39, lamp circuit 40, CRT circuit 44, power supply circuit 45, voice synthesis circuit 47, volume amplification circuit 48, and LED circuit 49. Further, the information output circuit 37 and the electrical decoration signal circuit 38 are connected to the main relay board 36. The CRT circuit 44 is connected to the decorative symbol variable display device 4 via the display control board 46.
[0050]
The basic circuit 31 includes a ROM 313 storing a control program, a CPU 311 that performs control in accordance with the control program, a RAM 312 that is used as a work memory for the CPU 311, and an I / O port (not shown). Etc. are provided.
[0051]
The address decoding circuit 35 decodes (decodes) the address signal sent from the basic circuit 31 and selects one of the RAM 312, ROM 313, I / O port, etc. included in the basic circuit 31. This circuit outputs a signal. The initial reset circuit 34 is a circuit that outputs an initial reset pulse for resetting the basic circuit 31 when the power is turned on. In response to the initial reset pulse sent from the initial reset circuit 33, the basic circuit 31 initializes the RAM 312 and the I / O port.
[0052]
The periodic reset circuit 34 is a circuit for supplying a reset pulse, which is a clock pulse for periodic reset, to the basic circuit 31. The CPU 311 of the basic circuit 31 performs a reset process for repeatedly executing a predetermined control program from the top in response to a reset pulse periodically sent from the periodic reset circuit 34. The reset pulse from the periodic reset circuit 34 is sent, for example, every 0.002 seconds.
[0053]
The CPU 311 executes the control program from the beginning and enters a reset waiting state at the address where the control program has been executed up to the end, and repeats execution of the control program from the beginning again when a reset signal is input from the periodic reset circuit 34. .
[0054]
The input circuit 32 is connected to the normal symbol start gate detection switch 15, the specific winning ball detection switch 11, the starting winning ball detection switches 28 and 30, the winning ball detection switch 12 and the like. If the hit ball passes through the normal symbol start gate 14 and is detected by the normal symbol start gate detection switch 15, the detection signal is input to the basic circuit 31 via the input circuit 32. If the hit ball is won in the specific winning area in the variable winning ball apparatus 8 and is detected by the specific winning ball detection switch 11, the detection signal is input to the basic circuit 31 via the input circuit 32. When the hit ball is won at the start winning opening 7 and detected by the start winning ball detection switch 28, the detection signal is input to the basic circuit 31 via the input circuit 32. If the hit ball is won in the start winning opening 29 and detected by the start winning ball detection switch 30, the detection signal is input to the basic circuit 31 via the input circuit 32. If the hit ball is won in the normal winning area in the variable winning ball apparatus 8 and is detected by the winning ball detection switch 12, the detection signal is input to the basic circuit 31 via the input circuit 32.
[0055]
This pachinko gaming machine is provided with a payout control board (not shown) for performing payout control for paying out prizes in accordance with winning. Then, if a hitting ball wins the variable winning ball device 8, for example, 15 prize balls (prize balls) are controlled to be paid out for each winning ball. In addition, when a prize is awarded to other prize openings, for example, seven prize balls (prize balls) are controlled to be paid out for each prize ball.
[0056]
The basic circuit 31 outputs information such as symbol determination number information and jackpot information via the information output circuit 37 and the main relay board 36 to a hall management computer, which is a host computer. The symbol fixed number information is information regarding the number of times the display result is fixed in the special symbol variable display device 24 and the decorative symbol variable display device 4. The jackpot information is information related to occurrence of a jackpot by variable display of the special symbol variable display device 24 and the decorative symbol variable display device 4.
[0057]
The basic circuit 31 gives a control signal for controlling lighting states of a plurality of types of electrical decoration provided in the pachinko gaming machine to the electrical decoration signal circuit 38. In response to the control signal given from the basic circuit 31, the lighting signal circuit 38 transmits lamp control data to the lighting board that controls the lighting state of the plurality of types of lighting through the main relay board 36. . The lamp control data is data for controlling the lighting state of the electrical decoration, and designates the lighting state of the electrical decoration at the time of a big hit.
[0058]
The basic circuit 31 is connected to the solenoids 41 and 42 via a solenoid circuit 39, and by controlling the excitation of these solenoids, the opening / closing control of the opening / closing plate 10 of the variable winning ball apparatus 8 and the opening / closing of the start winning opening 29 are performed. Perform door opening and closing control. The basic circuit 31 performs control to turn on or blink various lamps 43 provided in the pachinko gaming machine such as the side lamp 22 and the windmill lamp 21 through the lamp circuit 40.
[0059]
The basic circuit 31 outputs a display control command signal to the display control board 46 via the CRT circuit 44. The display control board 46 is provided with a display control control circuit shown in FIG. The CRT circuit 44 receives a control signal from the basic circuit 31 and gives a command signal to the display control board 46 based on the control signal. The display control board 46 gives a control signal for image display to the decorative design variable display device 4 based on the given command signal. The decorative symbol variable display device 4 performs image display such as variable display based on the image display control signal received from the display control board 46.
[0060]
Among the command signals transmitted from the basic circuit 31 to the display control board 46 via the CRT circuit 44, command data (variable display command information) CD0 to CD7 and an interrupt signal which is a trigger signal for display control communication And INT. Further, signal lines connecting between the CRT circuit 44 and the display control board 46 include a + 5V line, a + 12V line, and a GND line (ground signal line) for supplying a power supply voltage.
[0061]
The power supply circuit 45 is connected to an AC power supply of 24V AC and is a circuit for supplying power supply voltages, which are a plurality of types of DC voltages such as + 30V, + 21V, + 12V, + 5V, and GND, to each circuit. The +30 V and GND power supply voltages generated from the power supply circuit 45 are supplied to the decorative symbol variable display device 4.
[0062]
The basic circuit 31 outputs a sound control signal to the volume amplification circuit 48 via the voice synthesis circuit 47 according to the gaming state. From the volume amplification circuit 48, an amplified sound control signal is output, and a sound is emitted from a speaker or the like provided in the pachinko gaming machine. As the sound control signal, a left speaker control sound output (L) and a right speaker control sound output (R) are output, and a stereo sound is emitted from the speaker based on these outputs. .
[0063]
The basic circuit 31 is connected to the special symbol variable display device 24, the winning number display device 50, the V display device 51, the starting winning memory display device 6, the normal symbol variable display device 25, and the normal symbol starting winning game via the LED circuit 49. The display is connected to the storage display 59 and the decoration LED 52, and each of these displays is controlled to display. Since these indicators are each composed of LEDs, they are collectively controlled by the LED circuit 49.
[0064]
Next, a control circuit that performs display control of the decorative symbol variable display device 4 of the pachinko gaming machine will be described. A control circuit for performing display control of the decorative symbol variable display device 4 is provided on the display control board 46 shown in FIG.
[0065]
FIG. 6 is a block diagram showing a display control control circuit formed on the display control board 46. In FIG. 6, in addition to the control circuit, a CRT circuit 44 and a decorative design variable display device 4 are also shown. Referring to FIG. 6, the control circuit formed on display control board 46 includes CRT control circuit 53, VDP (Video Display Processor) 54, reset circuit 55, oscillation circuit 56, VRAM 57, character ROM 58, and DA conversion circuit 60. Including.
[0066]
A reset signal is input from the reset circuit 55 to the CRT control circuit 53 and the VDP 54. A clock signal is input from the oscillation circuit 56 to the VDP 54. The CRT control circuit 53 includes a CPU 531 that performs calculation and control, a RAM 532 that is used as a work area, and a ROM 533 that stores a control program. In the CRT control circuit 53, based on the received command data CD0 to CD7, the CPU 531 appropriately executes a control program in the ROM 533, and controls the entire control circuit using the RAM 532 as a work area.
[0067]
In the character ROM 58, image data of an image displayed on the decorative symbol variable display device 4 is stored in advance. The image data includes various image data such as decorative pattern image data and character image image data.
[0068]
The CRT control circuit 53 gives various signals such as a VDP address signal, a 1DP data signal, and a VDP write signal to the VDP 54, and operates the VDP 54 based on these signals to perform the following control. The VDP 54 performs the following control in response to various signals given from the CRT control circuit 53. The image data stored in the character ROM 58 is read out, the image data is transferred to the VRAM 57, and the transferred image data is written into the VRAM 57. Then, the written image data is read out, and control is performed to output the video signals R, G, B to the decorative design variable display device 4 via the DA conversion circuit 60. The CRT control circuit 53 also performs control to supply the synchronization signal / CSYNC from the VDP 54 to the decorative symbol variable display device 4. By performing such control, an image is displayed on the decorative symbol variable display device 4.
[0069]
The CRT control circuit 53 receives the command data CD0 to CD7 and the interrupt signal INT sent from the basic circuit 31 via the CRT circuit 44, and performs an interrupt operation according to the input of the interrupt signal INT. CD0 to CD7 are read inside. Based on the read command data, the control as described above is performed in order to display an image on the variable display device 4.
[0070]
The main signal exchange in the control circuit formed on the display control board 46 is as follows. The CRT control circuit 53 appropriately supplies a VDP address signal, a VDP data signal, and a VDP write signal to the VDP 54. The CPU clock signal, VDP wait signal, and VDP interrupt signal are supplied from the VDP 54 to the CRT control circuit 53.
[0071]
The VDP 54 gives a VROM address signal to the character ROM 58. The character ROM 58 supplies the image data stored at the designated address in the character ROM 58 to the VDP 54 as a VROM data signal in accordance with the VROM address signal. Further, the VDP 54 provides the VRAM 57 with a VRAM address signal, a VRAM write signal, and a VRAM data signal. As a result, the image data given from the VDP 54 is written to the designated address in the VRAM. In this way, the image data read from the character ROM 58 is transferred to the VRAM 57 via the VDP 54.
[0072]
Further, the VDP 54 gives a VRAM address signal to the VRAM 57. Thus, when only the VRAM address signal is applied, the image data stored at the designated address in the VRAM 57 is read out to the VDP 54. The VDP 54 transfers data from the character ROM 58 to the VRAM 57, assigns image data to be displayed on the VRAM 57, and reads the assigned image data from the VRAM 57, thereby displaying an image for image display in the decorative symbol variable display device 4. Get the data. The image data obtained in this way is given to the DA conversion circuit 60.
[0073]
The DA conversion circuit 60 performs D / A conversion on the image data composed of the digital signal supplied from the VDP 54 into video signals R, G, and B which are analog signals, and the RGB signal obtained by the conversion is variably displayed for decorative design. To device 4. Further, the VDP 54 provides the decorative symbol variable display device 4 with a synchronization signal / CSYNC for image display in the decorative symbol variable display device 4. In this way, the video signals R, G, B and the synchronization signal / CSYNC are supplied to the decorative design variable display device 4, whereby images such as decorative designs and partition frames are displayed on the decorative design variable display device 4.
[0074]
In this manner, in this pachinko gaming machine, unidirectional data transfer is performed from the basic circuit 31 to the CRT control circuit 53. On the display control board 46 side, image display control based on the transferred data is performed.
[0075]
FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining various random counters used for game control, variable display control of the special symbol variable display device 24, and variable display control of the decorative symbol variable display device 4. Here, 17 types of random counters will be described as representative examples of random counters. Each random counter performs a counting operation in which the basic circuit 31 described above counts up one by one at a predetermined timing.
[0076]
C_RND1 is used to determine in advance whether or not to generate a big hit. The count range of C_RND1 is “0” to “293”, and the count-up is performed every 0.002 seconds.
[0077]
C_RND_L is used to determine in advance a left symbol to be stopped by the special symbol variable display device 24 and to determine in advance whether or not to cause a probability change. The count range of C_RND_L is “0” to “14”, and the count-up is performed every 0.002 seconds.
[0078]
C_RND_C is used to determine in advance a middle symbol to be stopped by the special symbol variable display device 24. The count range of C_RND_C is “0” to “14”, and the count-up is performed every 0.002 seconds and every extra time of interrupt processing. The extra interrupt processing time is the waiting time from when the control program is executed from the beginning to the end until the next interrupt occurs.
[0079]
C_RND_R is used to determine in advance the right symbol to be stopped by the special symbol variable display device 24. The count range of C_RND_R is “0” to “14”, and count-up is performed for every carry of C_RND_C.
[0080]
WC_RND_RCHACT is used to determine the type of reach state displayed on the decorative symbol variable display device 4. The count range of WC_RND_RCHACT is “0” to “52”, and the count-up is performed every 0.002 seconds.
[0081]
WC_RND_KZUSET is used to determine the hit line position where the big hit symbol “7” is aligned when it is determined that the big hit is determined by the extracted value of C_RND1. The count range of the WC_RND_KZUSET is “0” to “240”, and the count-up is performed every extra time of interrupt processing. The values “0” to “240” are associated with any one of the hit lines 1 to 8 shown in FIG.
[0082]
WC_RND_SAI is used to determine whether or not to perform variable display with re-variation of decorative symbols, and when to perform variable display with re-variation. The count range of WC_RND_SAI is “0” to “20”, and the count-up is performed every 0.002 seconds.
[0083]
WC_RND_KAI is used to determine the number of movements of decorative symbols when re-variation is caused by a rotation pattern. The count range of the WC_RND_KAI is “0” to “7”, and the count-up is performed for every extra time of interrupt processing.
[0084]
WC_RND_KZU1 to WC_RND_KZU9 are decorative design display random counters used to determine the type of decorative design to be displayed on the decorative design variable display device 4. WC_RND_KZU1 to WC_RND_KZU9 are random counters corresponding to the decorative symbols 1 to 9, respectively.
[0085]
The count range of WC_RND_KZU1 to WC_RND_KZU6 is “0” to “8”. The count range of WC_RND_KZU7 to WC_RND_KZU9 is “0” to “20”. The count-up of WC_RND_KZU1 is performed for every extra time of interrupt processing. The count up of WC_RND_KZU4 is when the carry of WC_RND_KZU1 is carried. The count up of WC_RND_KZU7 is when the carry of WC_RND_KZU4 is carried. The count up of WC_RND_KZU2 is when the carry of WC_RND_KZU7 is carried. The count up of WC_RND_KZU5 is when the carry of WC_RND_KZU2 is carried. The count up of WC_RND_KZU8 is when the carry of WC_RND_KZU5 is carried. The count up of WC_RND_KZU3 is when the carry of WC_RND_KZU8 is carried. The count up of WC_RND_KZU6 is when the carry of WC_RND_KZU3 is carried. The count up of WC_RND_KZU9 is when the carry of WC_RND_KZU6 is carried.
[0086]
For example, there are 1 “7”, 3 “stars”, and 5 “fruit designs” (5 types of melon, banana, apple, cherry, watermelon). The symbol and the counter value of WC_RND_KZU1 are associated with each other. Similarly, for the decorative symbols 2 to 9, the counter values of WC_RND_KZU 2 to 9 are associated with predetermined types of symbols.
[0087]
FIG. 8 is a diagram for explaining a re-variation determination table referred to by the basic circuit 31 when determining a re-variation pattern. In this embodiment, different re-variation determination tables are referred to when the variable display result is out of place, non-probability variation big hit, and probability variation big hit.
[0088]
In FIG. 8, (a) is a re-variation determination table (loss) that is referred to when the variable display result is out of place, and (b) is a re-variation determination table that is referred to when the non-probability large hit is obtained. (Non-probability variation), and (c) is a re-variation determination table (probability variation) that is referred to when the probability variation big hit. Each revariation determination table defines the correspondence between the counter value of the revariation determination random counter WC_RND_SAI and the revariation pattern (including no revariation).
[0089]
For example, in the case of the re-variation determination table shown in (a), re-variation determination random counter values 0 to 4 are associated with the rotation pattern, and 5 to 20 are associated with the setting for no re-variation. It has been. In the case of the table (a), the counter value is not associated with the reduction / enlargement pattern. In the case of the re-variation determination table shown in (b), values 0 to 2 of the re-variation determination random counter are associated with the reduction / enlargement pattern, and 3 to 12 are associated with the rotation pattern. 13 to 20 are associated with the setting that there is no re-variation. In the case of the re-variation determination table shown in (c), the counter values 0 to 8 are associated with the reduction / enlargement pattern, 9 to 16 are associated with the rotation pattern, and 17 to 20 are re-variation. Corresponds to the setting of none.
[0090]
Thus, the number of random values associated with each re-variation pattern (including no re-variation) varies depending on the type of re-variation determination table. For example, in the re-variation determination table (outlier), the number of counter values is 0, 5, and 16 in the order of reduction / enlargement pattern, rotation pattern, and no re-variation. In the case of (probability variation), the numbers are 3, 10, and 8 in that order, and in the case of the revariation determination table (probability variation), they are 9, 8, and 4 in that order. Therefore, when it is determined to be off, the probability that the decorative symbol does not re-variate is higher than the probability that it re-varies, and re-variation due to the reduction / enlargement pattern is not performed. On the other hand, when it is determined to be a big hit, the probability of re-variation becomes higher than the probability of not re-variation. In particular, when it is determined to be a probabilistic big hit, the probability of re-variation with a reduced / enlarged pattern is higher than when it is determined to be a non-probable big hit. For this reason, the reliability with which the display result is a big hit or a probable big hit differs depending on whether or not it changes again, and when it changes again, depending on the difference in the change pattern.
[0091]
FIG. 9 is a flowchart showing a procedure for determining in advance whether or not to generate a big hit based on the value of the random counter.
[0092]
If there is a start win, the count value of C_RND1 is extracted. The extracted value of C_RND1 is stored in the special symbol determination bank. Here, the special symbol determination bank is a storage area for temporarily storing data of the extracted value of C_RND1 extracted according to the start winning, and is provided in the work area of the RAM 312 of the basic circuit 31. . Since up to four start prizes are stored, the special symbol determination bank is constituted by a shift register having four storage areas of bank 0 to bank 3. In the special symbol determination bank, when the start winning is detected, the extracted value data of C_RND1 corresponding to the start winning is stored in the order of the special symbol determination banks 0, 1, 2, and 3.
[0093]
Specifically, the maximum four extracted values of C_RND1 corresponding to the start winning are stored, but the extracted value at the oldest timing is stored in the special symbol determination bank 0, and according to the start winning, the bank 1, Extracted values are stored in the order of 2 and 3. The extracted value stored in the bank 0 of the special symbol determination banks 0 to 3 is used to determine whether or not to generate a big hit. When the determination of bank 0 is completed, the stored data of bank 0 is cleared and the stored data of banks 1, 2, and 3 are shifted toward bank 0 by one bank. Then, the big hit determination according to the start winning memory is performed by repeatedly executing such a big hit determination and data shift.
[0094]
Note that the count value of C_RND_L is also extracted at the same time when the start winning is detected, and the extracted value is stored in the probability variation determination bank. Like the special symbol determination bank, the probability variation determination bank is also provided in the work area of the RAM 312 of the basic circuit 31, and is configured by a shift register having four storage areas, the probability variation determination bank 0 to the probability variation determination bank 3. Has been. In the probability variation determination bank, when the start winning is detected, the data of the extracted value of C_RND_L corresponding to the start winning is stored in the order of the probability variation determination banks 0, 1, 2, and 3.
[0095]
Next, a special symbol determination value for jackpot determination for determining the extracted value stored in the special symbol determination bank is set. Here, “7” is set as the special symbol determination value in the normal time (normal game state) other than the high probability time (probability fluctuation state). On the other hand, at the time of high probability, “7”, “11”, and “79” are set as special symbol determination values.
[0096]
Next, the set special symbol determination value and the extracted value are compared. In normal times, when the extracted value is “7”, it is determined to be a big hit, and otherwise it is determined to be out of place. . On the other hand, at a high probability, when the extracted value is “7”, “11”, or “79”, it is determined to be a big hit, and at other times, it is determined to be out of place.
[0097]
When it is determined that the jackpot is determined, the value of C_RND_L stored in the probability variation determination bank is referred to, and the jackpot symbol to be stopped at the doublet is determined based on the extracted value. On the other hand, if it is determined to be out of place, the values of C_RND_C and C_RND_R are extracted, and finally the variable display unit 9 is based on the extracted values and C_RND_L stored in the probability variation determination bank. The off symbol to be stopped is determined. Here, if the determined symbol is accidentally a symbol of a slot, “1” is added to the extracted value of C_RND_C, and the symbol is forcibly set as a symbol.
[0098]
Next, with reference to FIG. 10, the contents of the game control executed by the basic circuit 31 (see FIG. 2) will be described in detail based on the flowchart. FIG. 10 is a main flow for explaining the control procedure of the game control executed by the basic circuit 31.
[0099]
In the main flow shown in FIG. 10, first, processing for setting a stack pointer is executed (S1). Next, an initialization process for initializing various data and the like is executed (S2). Next, an output process is executed (S3). In this output process, control data for controlling various devices and a process for outputting predetermined information outside the pachinko gaming machine are performed. Next, display processing for performing display control of various displays is executed (S4). Next, a winning ball process for paying out prize balls according to the generation of winning balls is executed (S5). Next, sound processing for outputting sound used for sound effects and the like is executed (S6).
[0100]
Next, a decorative symbol process branching process for performing display control of each decorative symbol is executed (S7). In the decorative symbol process branching process, a process divided into a plurality of processes for displaying a decorative symbol is executed in accordance with a decorative symbol process flag for selecting a process. Details of the decorative symbol process branching process will be described later with reference to FIG.
[0101]
Next, a special winning opening operation data clear process related to the variable winning ball apparatus 8 is executed (S8). Next, a special symbol process branching process for controlling the special symbol display is executed (S9). In this special symbol process branching process, a process divided into a plurality of processes for displaying a special symbol is executed in accordance with a special symbol process flag for selecting a process. The special symbol process process includes a special symbol determination process described later with reference to FIG.
[0102]
Next, a normal symbol process for performing normal symbol display control is executed (S10). Next, determination random number update processing for updating determination random numbers such as C_RND1 and WC_RND_RCHACT is executed (S11).
[0103]
After the process of S11, a lamp timer process for operating various lamps using a timer is executed (S12). Next, switch processing is executed (S13). In the switch process, a process of extracting and storing values of various random counters C_RND1, C_RND_L, and the like based on the start winning is performed. Next, error processing is executed (S14). In the error process, when an error occurs, a process for setting an error state and informing the fact is performed, and a process for canceling the error state under a predetermined condition. Next, a display random number update process is executed (S15). By executing this display random number update process, the counter values of the random counters C_RND_L, C, R and WC_RND_KZU1 to 9 are updated.
[0104]
FIG. 11 is a flowchart for explaining the special symbol determination process. In the special symbol determination process, first, it is determined whether the probability variation flag is set and indicates a high probability, that is, whether the pachinko gaming machine 1 is being controlled to the probability variation state. (SA1). In the case of being controlled to the probability variation state, the special symbol determination value data at the time of high probability, that is, in the probability variation state, is set as the big hit determination data (SA3). Specifically, the special symbol determination value data in the case of the probability variation state is “7”, “11”, “79”.
[0105]
On the other hand, when the probability fluctuation state is not controlled, a process of setting special symbol determination value data at a low probability (normal time) as big hit determination data is performed (SA2). Specifically, the special symbol determination value data at the normal time is “7”.
[0106]
After SA2 or SA3, processing for clearing the big hit flag is performed (SA4). As a result, the memory of the previous big hit state is cleared. Next, it is determined whether or not the jackpot determination random number stored in the special symbol determination bank 0 matches the special symbol determination value data set in SA2 or SA3 (SA5). In SA5, when the determination is made based on the high probability special symbol determination value data, one determination is performed using one selected special symbol determination value data among the plurality of special symbol determination values. Each of the plurality of special symbol determination values constituting the high-probability special symbol determination value data has a predetermined order used for determination, and is used for determination in SA5 in order from the special symbol determination value in the first order. . The special symbol determination values used for the determination in SA5 are sequentially updated by the processing of SA11 described later, whereby the determination for all of the high probability special symbol determination value data is performed.
[0107]
When it is determined by SA5 that the stored data of C_RND1 in the special symbol determination bank 0 matches the special symbol determination value, a big hit is generated, and the process proceeds to SA6 described later. On the other hand, if it is determined by SA5 that the stored data of C_RND1 in bank 0 for special symbol determination is not the special symbol determination value, the special symbol determination data used for the determination in SA5 is the data of the special symbol determination value in the next order. Processing to set as a value is performed (SA11). Here, each of the low probability special symbol determination value data and the high probability special symbol determination value data includes data called a determination end code in addition to the special symbol determination value. If the low probability special symbol determination value data is set for determination in SA5, a determination end code is always set in SA11. On the other hand, when the high probability special symbol determination value data is set for determination in SA5, after determination using the special symbol determination value in the last order is performed in SA5, in SA11, the determination end code Is set.
[0108]
After SA11, it is determined whether or not the special symbol determination value data set in SA7 is a determination end code (SA12). If it is determined that the determination end code, it is determined that all jackpot determinations using the special symbol determination value are completed, and it is determined that they will be lost, and the process proceeds to SA15. If it is determined that it is not the determination end code, the process returns to SA5 in order to determine the big hit using the next special symbol determination value set in SA11. As a result, in the case of the probability variation state, the jackpot determination by the plurality of special symbol determination values is repeatedly performed.
[0109]
If it is determined by SA5 that the stored data of C_RND1 in the special symbol determination bank 0 matches the special symbol determination value, a big hit flag is set to generate a big hit (SA6). Next, the value of the probability variation determination bank 0 is extracted (SA8), and it is determined whether or not the value is a predetermined probability variation determination value (SA9). If the probability variation determination value is determined, the probability variation flag is set and set at a high probability (SA10). If it is determined that the probability variation determination value is not determined, the probability variation flag is cleared. (SA11).
[0110]
Next, special symbol data setting processing is performed (SA15). In the special symbol data setting process, a process of setting special symbol data related to the scheduled stop symbol based on the values of C_RND_L, C_RND_C, and C_RND_R is executed.
[0111]
Next, the special symbol data set in SA15 is extracted (SA16), and a process for setting a scheduled stop symbol based on the extracted data is performed (SA17). Next, a work area transfer process, which is a process of shifting data, is executed in each of the special symbol determination bank and the probability variation determination bank (SA18). As a result, in each of the special symbol determination bank and the probability variation determination bank, the data in bank 0 is discarded, and the respective data in banks 1 to 3 are shifted to the next bank. As a result, the next data is used for processing such as jackpot determination. Next, a process for clearing the stored data in the special symbol determination bank 3 is performed (SA19), and then a process for clearing the stored data in the probability variation determination bank 3 is performed (SA20). Next, the special symbol process flag is added and updated (SA21), and the special symbol determination process is terminated.
[0112]
FIG. 12 is a flowchart for explaining the decorative symbol process branching process. In the decorative symbol process branching process, any one of S101 to S105 is executed according to the decorative symbol process flag values 1 to 5.
[0113]
If the value of the decorative symbol process flag is 1, a decorative symbol variation waiting process is executed (S101). The decorative symbol variation waiting process is a process of waiting until a condition for starting the variation of the decorative symbol is satisfied. The details of the decorative symbol variation waiting process will not be described.
[0114]
When the value of the decorative symbol process flag is 2, a decorative symbol setting process is executed (S102). The decorative symbol setting process is a process of setting the decorative symbol type, the reach type, the re-variation pattern, etc. that are finally stopped and displayed, and will be described later in detail with reference to FIG.
[0115]
If the value of the decorative symbol process flag is 3, decorative symbol variation display processing is executed (S103). The decorative symbol variation display process is a process of changing the decorative symbol in accordance with the setting contents of the decorative symbol setting process, and details will be described later with reference to FIG.
[0116]
When the value of the decorative symbol process flag is 4, the decorative symbol re-variable display process is executed. The decorative symbol re-variation display process is a process of re-variing the decorative symbol according to the setting when the re-variation pattern is set, and details will be described later with reference to FIG.
[0117]
When the value of the decorative symbol process flag is 5, the big hit process is executed. In the big hit process, the display screen at the start of the big hit, the display screen of each round during the big hit, or the like is displayed in the image display area 5 of the decorative symbol variable display device 4, or the variable winning ball device 17 under the big hit control is won. This is a process of counting the number of spheres, and a detailed description thereof is omitted.
[0118]
FIG. 13 is a flowchart for explaining the decorative symbol setting process. In the decorative symbol setting process, first, it is determined whether or not the big hit flag is set (SB1). The jackpot flag is set in SA6 of the special symbol determination process shown in FIG. 11 when it is determined to be a jackpot.
[0119]
When it is determined that the big hit flag is set, it is determined whether or not the probability variation flag is set (SB2). If it is determined that the probability variation flag is set, two hit lines for displaying the jackpot symbol collection are set (SB3), and then a re-variation determination table (probability change) is set ( SB4). The re-variation determination table (probability variation) is the table shown in FIG. In SB3, the value of WC_RND_KZUSET is extracted twice, and any one of 1 to 8 winning lines shown in FIG. 2 is selected based on each extracted value.
[0120]
On the other hand, when it is determined that the probability variation flag is not set, one hit line for displaying the big hit symbol arrangement is set (SB5), and then the re-variation determination table (non-probable variation) is set. It is set (SB6). The revariation determination table (non-probability change) is the table shown in FIG. In SB5, the value of WC_RND_KZUSET is extracted once, and any one of 1 to 8 winning lines shown in FIG. 2 is selected based on the extracted value.
[0121]
When it is determined in SB1 that the big hit flag is not set, the re-variation determination table (out of line) is set without setting the hit line for displaying the big hit symbol arrangement (SB7). . The re-variation determination table (outlier) is the table shown in FIG.
[0122]
After the revariation determination table is set in any one of SB4, SB6, and SB7, the final stop symbol setting process is executed (SB8). The final stop symbol setting process is a process of setting the final stop symbol of the decorative symbol, and details will be described later with reference to FIG. After the final stop symbol setting process is executed, the value of the re-variation determination random counter WC_RND_SAI is extracted, and the extracted value is based on the re-variation determination table set in any one of SB4, SB6, and SB7. It is determined (SB9).
[0123]
When the revariation determination table (probability variation) is set, that is, when the probability variation big hit is determined in advance, if the value of the revariation determination random counter is 0 to 8, the process proceeds to SB10. In the case of 9-16, the process proceeds to SB13, and in the case of 17-20, the process proceeds to SB11.
[0124]
When the re-variation determination table (non-probability variation) is set, that is, when it is determined in advance that the non-probability variation big hit is made, if the value of the re-variation determination random counter is 0 to 2, SB10 In the case of 3-12, the process proceeds to SB13, and in the case of 13-20, the process proceeds to SB11.
[0125]
When the re-variation determination table (out-of-range) is set, that is, when it is determined in advance to be out-of-range, if the value of the re-variation determination random counter is 0 to 4, the process proceeds to SB13. In the case of 5 to 20, the process proceeds to SB11.
[0126]
In SB10, a reduction / enlargement / revariation setting process is executed. The reduction / enlargement / revariation setting process is a process of setting a revariation pattern to a reduction / enlargement pattern and setting the contents thereof, and details thereof will be described later with reference to FIG. As a result of determining the value of the re-variation determination random counter, when the process proceeds to SB10, the re-variation pattern is set to a reduction / enlargement pattern. Note that if the re-variation determination table (displacement) is set, that is, if it is determined in advance that the re-variation is made, the process does not shift to SB10, so re-variation with the reduction / enlargement pattern. When is executed, the variable display result is always a big hit. For this reason, the big hit notification can be performed by performing the re-variation by the reduction / enlargement pattern.
[0127]
As a result of determining the value of the random counter for re-variation determination in SB9, when the process proceeds to SB13, it is determined whether or not the final stop symbol set in SB8 is all fruit (SB13) and not all fruit. On this condition, the rotation re-variation setting process is executed (SB14). The condition that it is not all fruit is that if the display results of the variable display portions 5a to 5i are all fruit symbols (all fruits), even if the decorative symbols are rotated around the central variable display portion 5i This is because no change occurs in the result of the probable big hit. The rotation re-variation setting process is a process of setting the re-variation pattern as a rotation pattern and setting the number of symbol rotations, and details will be described later with reference to FIG. When it is determined in SB13 that the final stop symbol is all fruit, the process proceeds to SB10, and the reduction / enlargement / revariation setting process is executed.
[0128]
As a result of determining the value of the random counter for re-variation determination in SB9, when shifting to SB11, the reduction / enlargement re-variation setting process and the rotation re-variation setting process regarding re-variation are not performed, and the re-variation pattern is not set. In this case, when all the decorative symbols that have been variably started are stopped and displayed, the display result is determined by the stopped symbols without starting re-variation thereafter.
[0129]
In SB11, reach setting processing is executed. The reach setting process is a process for setting whether or not to display the reach state and, when displaying, the type of the reach state. The details of the reach setting process will be omitted. Next, after the value of the decorative symbol process flag is updated to a value that can execute the decorative symbol variation display process (SB12), the process ends.
[0130]
FIG. 14 is a flowchart for explaining the final stop symbol setting process. This final stop symbol setting process is a process executed in SB8 of FIG. In the final stop symbol setting process, first, the value of each decorative symbol display random counter is extracted (SC1), and each final stop symbol is set based on the extracted random value (SC2). Thereby, the final stop symbols of a total of nine variable display parts 5a-5i are provisionally determined.
[0131]
Next, it is determined whether or not a hit line for displaying the big hit symbol arrangement is set (SC3). This setting is performed at SB3 or SB5 in FIG. If it is determined that no hit line is set, a correction process is executed (SC8), and the process ends. The correction process is inconsistent with the predetermined content, such as when the combination of each final stop symbol set in SC2 happens to be a jackpot combination even though it is determined to be out of date. When the final stop symbol is set, it is a process of changing the setting content to conform to the predetermined content. At the stage where the correction process is completed, the type of combination of the final stop symbols derived and displayed as the final display result is determined. The details of this correction processing are omitted.
[0132]
If it is determined in SC3 that the hit line for displaying the big hit symbol arrangement is set, it is determined whether or not the set number of hit lines is one (SC4). When it is determined that the number of hit lines set is not 1, that is, the set number of hit lines is 2, and all the types of decorative symbols arranged at the positions of the two hit lines set are all. The setting is changed to the jackpot symbol “7” (SC7), and the process proceeds to SC8.
[0133]
If it is determined that the number of hit lines set is one, the value of the random counter WC_RND_KZU1 for displaying decorative design 1 is extracted, and it is determined whether or not the value is 0 (SC5). If it is determined that the extracted value is not 0, the type of the final stop symbol arranged at the position of the hit line set in the SC7 is changed to the big hit symbol “7”. On the other hand, when it is determined that the extracted value of WC_RND_KZU1 is 0, the final stop symbol is changed to all fruits (SC6). In this case, the hit line determined in advance based on the extracted value of the decorative design line setting random counter WC_RND_KZUSCT is invalidated. As described above, when the value of the random counter WC_RND_KZU1 for displaying the decorative symbol 1 is determined to be the non-probable variable big hit, the final display result is all fruits or the big hit symbol by the hit line determined in advance is set. It is also used as a value for determining whether or not to use.
[0134]
After the process of SC6 or SC7, the above-described correction process is executed (SC8). Thus, for example, in the case where a set of big hit symbols is formed in addition to the hit line position changed and set in SC7 even though it is determined that the non-probable big hit is, the probability change big hit The type of the final stop symbol is changed so that the display result is not obtained.
[0135]
FIG. 15 is a flowchart for explaining the rotation re-variation setting process. In the rotation re-variation setting process, first, the value of the rotation speed determination random counter WC_RND_KAI is extracted (SD1). Next, the number of decorative symbol movements is set based on the extracted value (SD2). Thereby, for example, when the extracted value is 0, the number of movements is set to 1, and when the extraction value is 1, the number of movements is set to 2, and the number of movements of the decorative symbol is set in the same correspondence relationship hereinafter. When the decorative symbol movement number is set to 8, the symbols of the variable display portions 5a to 5h surrounding the central variable display portion 5i go around the variable display portion 5i and return to the original position. Return.
[0136]
After the decorative symbol movement number is set, the symbol type to be temporarily stopped at the start of re-variation is set (SD13). Here, it is formed when the number of movements of the decorative symbol is rotated in the direction opposite to the rotation direction at the time of re-variation from the display mode of the final stop symbol set by the final stop symbol setting process (see FIG. 14). A display mode is set.
[0137]
FIG. 16 is a flowchart for explaining the reduction / enlargement / revariation setting process. In the reduction / enlargement / revariation setting process, the type of decorative design that is temporarily displayed before re-variation is started and the type of decorative design that is updated when enlarged by re-variation by the reduction / enlargement pattern are set. . The decorative symbol data set in the reduction / enlargement / revariation setting process separately from the final stop symbol is sequentially stored in the updated symbol data storage areas 1 to 4. On the other hand, the symbol data finally determined in the final stop symbol setting process (see FIG. 14) is stored in the updated symbol data storage area 5. The updated symbol data storage areas 1 to 5 are provided in the data area of the RAM 312 of the basic circuit 31.
[0138]
The contents of the process will be described sequentially. First, the data of the final stop symbol is stored in the updated symbol data storage area 5 (SE1).
[0139]
Next, the values of the decorative symbol display random counters WC_RND_KZU1 to WC_RND_KZU9 are extracted (SE2), and the symbol data corresponding to the extracted values is temporarily stored in the updated symbol data storage area 4 as a stop symbol (SE3). Next, the value of each decorative symbol display random counter is extracted again (SE4), and the symbol data corresponding to the extracted value is stored in the updated symbol data storage area 3 (SE5). Similarly, the process of extracting each decorative symbol display random counter and storing the symbol data corresponding to the extracted value in the updated symbol data storage area is repeated (SE5 to SE9). Then, after the symbol data is stored in the updated symbol data storage area 1 in SE9, the process ends.
[0140]
FIG. 17 is a flowchart for explaining decorative symbol variation display processing. In the decorative symbol variation display process, first, the decorative symbol is set to be in a variation state (SF1). For example, when the decorative symbol change display process is executed when the decorative symbol has not started to change and this SF1 is executed, it is designated to start the decorative symbol change. Thereafter, the variation of the decorative symbol is started. When the process proceeds to the decorative symbol variation display process again and this SF1 is executed, it is designated that the decorative symbol is continuously varied. By executing the processing of SF1, the types of decorative symbols of the variable display portions 5a to 5i are sequentially updated to different ones in a predetermined order.
[0141]
Next, it is determined whether or not the predetermined variable display period of the decorative design has ended (SF2). If it is determined that the variable display period has not ended, the process ends. In this case, the variation of the decorative pattern is continued. On the other hand, if it is determined that the variable display period has ended, it is determined whether re-variation is set (SF3). If it is determined that the re-variation of either the rotation pattern or the reduction / enlargement pattern is to be set, the fluctuating decorative symbol is replaced with a predetermined stop symbol to stop the symbol variation. Is specified (SF7). For example, when the re-variation of the rotation pattern is set, it is replaced with the temporary stop symbol set in SD3 of FIG. On the other hand, when the re-variation of the reduced / enlarged pattern is set, the temporary symbol stored in the updated symbol data storage area 1 is replaced at SE9 in FIG.
[0142]
Next, it is designated to delete the display of the partition frame that partitions the variable display portions 5a to 5i (SF8). By executing SF7 and SF8, the decorative symbols are temporarily stopped on the variable display portions 5a to 5i of the image display area 5, and the display of the partition frame that partitions the variable display portions 5a to 5i is deleted.
[0143]
Next, the value of the decorative symbol process flag is updated to a value at which the decorative symbol re-variable display process can be executed (SF9), and the process ends.
[0144]
If it is determined in SF3 that re-variation is not set, it is specified that the change of the symbol is stopped by replacing the final stop symbol finally set in the final stop symbol setting process (see FIG. 14). (SF4). Thereby, the final display result is derived and displayed. Next, it is determined whether or not the display result of the decorative symbol is a big hit (SF5). If it is determined that it is a big hit, the value of the decorative symbol process flag is updated to a value that can execute the big hit process (SF6), and if it is determined that it is not a big hit, the value is changed to a value that can execute the decorative symbol variation waiting process. It is updated (SF10), and the process ends.
[0145]
FIG. 18 is a flowchart for explaining the decorative symbol re-variation display process. In the decorative symbol re-variation display process, it is first determined whether or not the re-variation type is a rotation pattern (SG1). If it is determined that the pattern is a rotation pattern, a process of rotating the decorative design with the number of movements set in SD2 of FIG. 15 is executed (SG2). When it is determined that the pattern is not a rotation pattern, that is, when it is determined that the pattern is a reduced / enlarged pattern, a process of changing the decorative design according to the reduced / enlarged pattern by sequentially using the symbol data in the updated symbol data storage areas 2 to 4 is performed. Executed.
[0146]
After the processes of SG2 and SG3, it is determined whether or not the display mode of the final stop symbol has been reached (SG4). In the case of the rotation pattern, it is determined whether or not the rotation of the set number of movements has been completed. In the case of the reduction / enlargement pattern, the decorative symbol is used by using the symbol data stored in the updated symbol data storage area 5. It is determined whether or not it is in a state where is expanded. If it is determined that the display mode is not the final stop symbol, the process ends. On the other hand, when it is determined that the display mode of the final stop symbol is displayed, it is designated to display the partition frame again (SG5). By displaying the partition frame again, the player can grasp that the display result of the decorative symbol is fixed. Next, it is determined whether or not the display mode of the final stop symbol is a big hit (SG6). If it is a big hit, the value of the decorative symbol process flag is updated to a value at which the big hit processing can be executed (SG7). If not, the value of the decorative symbol process flag is updated to a value at which the decorative symbol variation waiting process can be executed (SG8), and the process ends.
[0147]
FIG. 19 to FIG. 21 are screen diagrams of the decorative symbol variable display device 4 for explaining the contents of re-variation due to the reduction / enlargement pattern. In FIGS. 19 to 21 (a) to (q), changes in symbols due to the reduction / enlargement pattern are shown in time series. Hereinafter, the reduction / enlargement pattern will be described according to (a) to (q).
[0148]
First, in the state where the 3 × 3 matrix partition frame 500 is displayed, the simultaneous variation of the decorative pattern is started in each of the variable display portions 5a to 5i. Thereafter, when a predetermined time has elapsed, as shown in FIG. When the decorative design is temporarily stopped, the partition frame 500 is displayed. The decorative symbols displayed at this time are symbols corresponding to the symbol data (see SE9 in FIG. 16) stored in the updated symbol data storage area 1.
[0149]
Thereafter, for example, when 1 to 2 seconds elapse, the decorative symbols of the variable display portions 5a to 5i begin to slightly vibrate up and down, and eventually the partition frame 500 disappears as shown in FIG. At this time, for example, when the display mode is not as shown in the figure, the player has an expectation for re-variation.
[0150]
Next, as shown in (c), the decorative symbols of the variable display portions 5a to 5h excluding the variable display portion 5i at the center position start to move toward the center of the screen while being gradually reduced. Note that the decorative design of the variable display portion 5i is gradually reduced at that position. Thus, since the decorative symbols of the variable display portions 5a to 5h start to move beyond the partition position indicated by the partition frame 500, it is difficult for the player to predict the destination of the decorative symbols. As a result, it is possible to provide a surprisingly variable display and provide a variety of interesting things to improve the interest of the player.
[0151]
Next, the decorative pattern gradually becomes smaller as it moves, and eventually shrinks to such an extent that the type cannot be identified. By moving to the center of the screen while the symbols are gradually reduced in this way, the player feels the depth of the screen and feels as if each symbol is moving away. Eventually, each decorative pattern gathers in the center of the screen and becomes a simple dot (dot) as shown in (d).
[0152]
Next, the symbols are gradually enlarged while being dispersed and moved in all directions so as to reversely change from enlargement to reduction. (E) shows the state of the symbol being enlarged, and the type of ornamental symbol has already been updated. The decorative symbols (star symbols) displayed here are based on the symbol data stored in the updated symbol data storage area 2. Thereafter, as shown in (f), the movement and enlargement of the symbols proceed, and the decorative symbols are temporarily stopped when the decorative symbols are moved to the original arrangement positions of the variable display portions. (G) shows a state where the star symbol is temporarily stopped at the position of each variable display section. Thereafter, reduction / enlargement is repeated in the same manner, and decorative symbols based on the symbol data stored in the updated symbol data storage areas 3 and 4 are displayed. For example, (k) shows a temporarily stopped symbol based on symbol data stored in the updated symbol data storage area 3, and (l) shows a temporary symbol based on symbol data stored in the updated symbol data storage area 4. A stop symbol is shown.
[0153]
After that, when the decorative symbol based on the symbol data (final stop symbol data) stored in the updated symbol data storage area 5 is enlarged and displayed (p), the re-variation ends, and as shown in (q), the partition is divided. The frame 500 is displayed again. Since the partition frame 500 is displayed again in this way, the player can easily grasp that the display result is confirmed by redisplaying the partition frame 500. In addition, since the partition frame 500 is displayed again, there is an effect that it is easy to see the hit line when the display result is fixed.
[0154]
In this way, the variable display is performed by a novel pattern in which the decorative symbol repeatedly moves beyond the partition position of the partition frame 500 and the symbol is updated during that time, so that the variable display becomes more interesting. . Moreover, according to the example of a figure, the display mode of outlier has changed to the display result of jackpot. As described above, since the display mode may change to something different from that at the time of stoppage, the player's expectation can be enhanced.
[0155]
Note that, for example, the display result may be changed by continuing the re-variation by the rotation pattern from the display mode of (p). That is, re-variation may be performed by a combination of the reduction / enlargement pattern and the rotation pattern.
[0156]
FIG. 22 is a screen diagram of the decorative symbol variable display device 4 for explaining the re-variation of the rotation pattern. 22A to 22D show the contents of re-variation due to the rotation pattern in time series. The contents of the rotation pattern will be described below based on (a) to (d).
[0157]
First, when a predetermined time elapses after the simultaneous change of the decorative pattern is started in each of the variable display sections 5a to 5i in a state where the 3 × 3 matrix partition frame 500 is displayed, as shown in FIG. In addition, the decorative design is temporarily stopped. When the decorative design is temporarily stopped, the partition frame 500 is displayed. The decorative symbol displayed here is a temporary symbol set in SD3 of FIG. This (a) shows a non-probable big hit display mode in which a big hit symbol arrangement is arranged on one diagonal hit line. Thereafter, the decorative symbols stopped on the variable display portions 5a to 5i start to slightly vibrate in the vertical direction, and eventually the partition frame 500 disappears. At this time, for example, as shown in the figure, in the case of a display mode in which a probable big hit is obtained depending on the number of rotations of the decorative symbol, the player has an expectation for re-variation. On the other hand, in the case of a display mode that changes depending on the number of rotations of the decorative symbols, the player is expected to have a big hit, and even if re-change is started after that, It is anxious for the display result to be determined with the display format of the jackpot. Thereby, a game with a sense of tension can be provided.
[0158]
Next, as shown in (b), the arrangement is broken as if the decorative symbols stopped on the variable display portions are released from the restriction by the partition of the partition frame 500. Such display makes it difficult for the player to predict the destination of the decorative symbol. As a result, it is possible to provide a surprisingly variable display and provide a variety of interesting things, thereby improving the interest of the game.
[0159]
Eventually, each decorative symbol starts to rotate counterclockwise (in the direction indicated by the arrow in the figure) around the decorative symbol stopped at the central variable display portion 5i. In addition, about the decorative design stopped in the center variable display part 5i, even after the disappearance of the partition frame 500, the stopped state is maintained without fluctuation. Then, the decorative symbols around the central variable display portion 5i move slowly without changing the arrangement order of the adjacent decorative symbols as shown in (c), and the symbols move by the preset number of movements. To do.
[0160]
Thereafter, the rotation stops when the symbol moves by the number of movements set in advance, and the decorative symbols are arranged in the center of the variable display portions 5a to 5i. Then, as shown in (d), the disappearing partition frame 500 is displayed again, and the player is notified that the display result is confirmed. For example, by changing as shown in (a) to (d), the non-probable variation big hit is changed to the probable variation big hit when it is temporarily stopped. As described above, the display result may be changed due to the rotational movement of the decorative design, and the variable display is performed by the novel pattern, so that the interest of the variable display is increased. In addition, in this FIG. 20, the case where the number of movements of a decoration symbol is one is illustrated.
[0161]
FIG. 23 is a screen diagram for explaining the relationship between the number of symbol movements and the change in display mode regarding re-variation of the rotation pattern.
[0162]
FIG. 22A shows the rotation pattern shown in FIG. That is, the display mode at the time of stopping is a non-probable big hit with an oblique hit line, and the display result changes to a probable big hit as a result of the decorative symbol rotating corresponding to the number of symbol movements = 1. Yes.
[0163]
(B) illustrates the case where the display mode of the loss becomes a probable big hit by re-variation due to rotation. In this case, the number of symbol movements is one.
[0164]
(C) exemplifies a case where the display mode of dislocation changes to a big hit due to re-variation due to rotation. In this case, the number of symbol movements is three.
[0165]
In addition, there may be a case where the display result is fixed in the display mode shown on the left side of (a) after being temporarily stopped in the display mode shown on the right side of (a). In this case, the display mode for the probability variation big hit changes to the display result for the non-probability big hit. Similarly, when the display mode shown on the right side of (b) changes to the display mode shown on the left side of (b), the display mode shown on the right side of (c) changes to the display mode shown on the left side of (c). Is also possible. In these cases, the display mode for probability variation jackpots changes to a display result of losing, and the display mode for non-probability variation jackpots changes to a display result of losing. When the number of symbol movements is 8, the decorative symbol goes around and the display result is fixed in the original display mode.
[0166]
As described above, because the combination of decorative symbols at the time of stoppage changes due to re-variation due to a novel pattern, for example, the display mode at the time of stoppage does not satisfy the condition that the display mode at the time of stoppage is a big hit or a probable big hit Even if it is a thing, it can give the player a sense of expectation for changing to the display mode of jackpot or probability change jackpot. On the other hand, even if the combination of decorative symbols once stopped is a condition that satisfies the conditions for displaying a big hit or a probable big hit, the player will change to a display mode that does not satisfy the conditions. It is possible to provide a game with a sense of tension.
[0167]
Next, modifications and feature points of the embodiment of the present invention are listed below.
(1) In the present embodiment, the rotation pattern and the reduction / enlargement pattern have been described as the change patterns when the decorative design changes again. However, the present invention is not limited to this, and the rotation pattern and the reduction / enlargement pattern are based on the start winning prize. It is also possible to use a variation pattern when the decorative design starts variably.
[0168]
(2) In the present embodiment, all the decorative symbols of the variable display portions 5a to 5i are configured to be re-variable due to the rotation pattern after being temporarily stopped. Of the variable display portions 5a to 5i, You may make it rotate the decorative design of each variable display part 5a-5i with a rotation pattern in the stage where a part of decorative design stops. In this case, the decorative symbols that rotate while the type of the symbol is updated are included in the decorative symbols that rotate.
(3) The type of decorative design displayed during the re-variation of the reduced / enlarged pattern may be configured to change depending on the final type of display result. For example, if the final display result is a probable jackpot, the number of jackpot symbols “7” included in the decorative symbols displayed in the middle of re-variation is increased, thereby predicting the probable jackpot. You may make it alert | report.
[0169]
(4) The decorative design is configured to be variably displayed on the variable display portions 5a to 5i arranged in a matrix of 3 rows and 3 columns, but is variable on the variable display portion arranged in a matrix of 2 rows and 2 columns. You may comprise so that it may be displayed. In this case, a maximum of six hit lines (diagonal direction × 2, vertical direction × 2, horizontal direction × 2) can be set. Or you may comprise so that a decoration symbol may be variably displayed by the variable display part arranged in the cross shape. In this case, a maximum of two hit lines (vertical direction × 2, vertical direction × 1) can be set.
[0170]
(5) In the re-variation by the rotation pattern, the decorative symbols displayed on the variable display portions 5a to 5h surrounding the variable display portion 5i are rotated about the central variable display portion 5i. However, instead of this, for example, a combination of decorative symbols of the upper three variable display portions 5a, 5c, and 5g, a combination of decorative symbols of the three variable display portions 5d, 5i, and 5f, and a lower three At least one of the decorative symbol combinations of the two variable display portions 5e, 5b, and 5h is in a state where the screen display position is fixed, and those other than the fixed combination are variable display portion lengths in the horizontal direction of the screen. The arrangement of the decorative symbols in the vertical hit line may be changed by sliding in units.
[0171]
(6) The decorative pattern stopped on one variable display portion and the other variable display portion are stopped before or after the re-variation by the rotation pattern or the reduction / enlargement pattern is performed. The decorative symbols may be moved so that the decorative symbols are interchanged with each other.
[0172]
(7) The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[0173]
[Specific examples of means for solving the problems]
(1) The pachinko gaming machine having the game board 1 of FIG. 1 and the circuits of FIGS. 2 to 5 includes a variable display device having a plurality of variable display units capable of variably displaying a plurality of types of identification information. A gaming machine that can be controlled to a specific gaming state advantageous to the player when the display result of the display unit is a combination of specific identification information on at least one of the multiple hit lines Is configured.
[0174]
Each of the variable display portions 5a to 5i constitutes the plurality of variable display portions. The identification information is constituted by a decorative design. The hit lines 1 to 8 shown in FIG. 2 constitute the plurality of hit lines. Further, a combination of specific identification information on a predetermined hit line is configured by the display mode of 777 on the hit lines (1) to (8). The specific gaming state is constituted by a big hit state in which repeated continuation control based on the big hit is performed.
[0175]
The basic circuit 31 constitutes game control means for controlling the gaming state of the gaming machine. The display control board 46 that operates in accordance with the basic circuit 31 and a command from the basic circuit 31 starts variable control of the plurality of variable display units, and then performs variable display control for deriving and displaying the display results of the plurality of variable display units. Variable display control means is configured. The basic circuit 31 that executes the process of SF8 of FIG. 17 starts the variable display of the plurality of variable display units and then displays the plurality of variable displays before the final display result of the plurality of variable display units is derived and displayed. A partition frame erasing unit is configured to erase the partition frame that partitions the display units. The partition frame 500 constitutes a partition frame that partitions the plurality of variable display portions.
[0176]
After the partition frame is erased by the partition frame erasing means by the basic circuit 31 that executes the decorative symbol re-variable display process shown in FIG. 18, the variable display section indicated by the partition frame before being erased An identification information display control means capable of moving display control for moving the identification information of the variable display section beyond the partition position is configured. X1, X2, Y1, and Y2 in FIG. 2 disclose the partition positions between the variable display portions that are indicated by the partition frames before being erased. After the movement of the identification information by the identification information display control means is finished by the basic circuit 31 that executes SG5 in FIG. 18, the partitioning is performed when the final display result of the plurality of variable display portions is derived and displayed. Partition frame redisplay means for displaying the frame again is configured.
[0177]
(2) According to (a) and FIG. 21 (q) of FIG. 19, (a) and (d) of FIG. 22, or FIG. 23, the identification information display control means performs the movement display control. Thus, it is disclosed that the combination of the identification information on any of the plurality of hit lines can be changed to a different one from that before the movement display control. Such control is realized by executing the rotation revariation setting process of FIG. 15 and the reduction / enlargement revariation setting process of FIG.
[0178]
(3) When the variable display control is started, the identification information display control means updates the identification information of each of the plurality of variable display units (SF1 in FIG. 17). After the plurality of variable display units are variably started by the basic circuit 31 that executes SF7 of FIG. 17, the plurality of variable display units are displayed before the final display result of the plurality of variable display units is derived and displayed. An update stop control means for performing update stop control for temporarily stopping the update operation of the identification information of each unit is configured. As shown in SF7 and SF8 of FIG. 17, or as shown in FIGS. 19A and 19B and FIGS. 22A and 22B, the partition frame erasing means performs the update stop control. After that, the partition frame is deleted. 19 (a) and FIG. 21 (q), FIG. 22 (a) and (d), or FIG. 23, the identification information display control means has the partition frame erased. A combination of identification information different from the combination of identification information displayed by the update stop control by performing the moving display control after It is possible to change.
[0179]
(4) As shown in (a) to (q) of FIG. 19, the identification information display control means performs the movement display control so that any one of the plurality of hit lines is on. It is possible to change the combination of identification information to the combination of specific identification information.
[0180]
(5) As shown in SA10 of FIG. 11, the game control means can be controlled to a special game state (probability variation state) advantageous to the player, which is different from the specific game state. Then, as shown in FIG. 22 (d), the identification information display control means performs the moving display control to change the combination of identification information on any of the plurality of hit lines to the special information. It is possible to change to a combination of identification information that satisfies the conditions controlled by the gaming state.
[0181]
(6) As shown in FIG. 22 (a), the update stop control means is configured such that the identification information displayed on the plurality of variable display units is on at least one hit line out of a plurality of hit lines. The update stop control can be performed so as to be a combination of the specific identification information.
[0182]
(7) As shown in the rotation pattern of FIG. 22, the identification information display control means is configured to include a predetermined first variable display section (variable display) among the plurality of variable display sections (variable display sections 5 a to 5 i). The identification information (decorative pattern) displayed on each of the plurality of second variable display sections (variable display sections 5a to 5h) different from the section 5i) A combination of identification information in any one of the plurality of hit lines is moved relative to the identification information displayed on the first variable display section without changing the arrangement order (for example, rotational movement). Can be changed from that before the movement display control (as shown in FIG. 23), from a non-probable big hit to a probable big hit, from a disparity to a probable big hit, and from a disparity to big hit.
[0183]
(8) As shown in the reduction / enlargement patterns of FIGS. 19 to 21, the identification information display control means is configured to display the identification information (decoration) displayed on each of the plurality of variable display sections (variable display sections 5a to 5i). When the identification information is moved to a predetermined location (center of the screen) while gradually reducing the symbol), and the identification information is moved to the predetermined location, the identification information is updated by performing an update operation of each of the plurality of variable display portions. It is possible to perform an iterative movement update operation by changing the type of information and then repeatedly moving the information to the original position while expanding the identification information.
[0184]
[Effects of specific examples of means for solving the problems]
  Regarding claim 1,After update display of identification information is started in a state in which a partition frame for partitioning a plurality of variable display sections is displayed, and update stop control is performed to stop the update operation of at least some identification information of the plurality of variable display sectionsSince the partition frame that partitions the variable display portions is deleted and the identification information of the variable display portion moves beyond the partition position, it is difficult for the player to predict the destination of the identification information. As a result, it is possible to provide a surprisingly variable display and provide a variety of interesting things, thereby improving the interest of the game. In addition, after the movement of the identification information is finished, the partition frame is displayed again when the final display result of the plurality of variable display portions is derived and displayed, so that the player confirms that the display result is confirmed. It can be easily grasped by redisplaying the partition frame. In addition, since the partition frame is displayed again, the hit line is easily seen when the display result is confirmed.
[0185]
With regard to claim 2, in addition to the effect of claim 1, in addition to the fact that the combination of identification information on any of the plurality of hit lines changes to a different one before the identification information moves, For example, even if the display mode before the identification information moves does not satisfy the condition for the combination of the specific identification information, the player changes to the combination of the specific identification information. A sense of expectation can be given to this. On the other hand, even if the display mode before the identification information is moved satisfies the condition for the combination of the specific identification information, the player is given a condition for the combination of the specific identification information. A game with a sense of tension can be provided with the feeling that the display mode may not be satisfied.
[0186]
With respect to claim 3, in addition to the effect of claim 1 or claim 2, the identification information displayed when the updating operation of the identification information is stopped, and as a result, any one of a plurality of hit lines is displayed. In order to change the combination of the identification information in the display information to a combination different from the combination of the identification information when the update operation of the identification information is temporarily stopped, for example, the specific identification information in the display mode when the update operation is temporarily stopped. Even if this combination is not established, the player's sense of expectation for the combination of the specific identification information can be maintained. On the other hand, even if the combination of the specific identification information is established in the display mode when the update operation is stopped, the player is in a state that the combination of the specific identification information may be destroyed. And provide a game with a sense of tension.
[0187]
With regard to claim 4, in addition to the effect related to any one of claims 1 to 3, a combination of identification information on any of the plurality of hit lines by the movement of identification information is the specific identification information. Even if the display mode before the identification information is moved does not satisfy the condition for the combination of the specific identification information, the specific identification is made to the player. It can give a sense of expectation for changing to a combination of information.
[0188]
With respect to claim 5, in addition to the effects related to any one of claims 1 to 4, the combination of the identification information on any of the plurality of hit lines after the identification information has moved is a special gaming state. Even if the combination of the identification information before the movement of the identification information does not satisfy the condition controlled to the special gaming state, the combination of identification information satisfying the conditions controlled by The expectation for the special game state of the person can be maintained.
[0189]
With respect to claim 6, in addition to the effect of claim 3, when the update operation of the identification information is stopped, a combination of specific identification information is established on at least one of the plurality of hit lines Therefore, it is possible to increase the player's expectation that the display result is a combination of the specific identification information, and the display mode is maintained as it is even when the identification information moves after that. It is possible to make the player eager to confirm the display result, thereby increasing the player's tension.
[0190]
With respect to claim 7, in addition to the effects related to any one of claims 1 to 6, the identification information displayed on each of the plurality of second variable display units is the same as that of the plurality of second variable display units. It moves relative to the identification information displayed on the first variable display unit without breaking the arrangement order of the identification information, and the combination of the identification information in any of the plurality of hit lines is before the movement. Variable display is performed by a novel pattern of changing to something different from the above, and the fun of variable display increases.
[0191]
  With respect to claim 8, in addition to the effect related to any one of claims 1 to 6, the identification information displayed on each of the plurality of variable display portions is gradually reduced and moved to a predetermined location, and the predetermined information is displayed. When the identification information is moved to a location, an update operation is performed to change the type of the identification information, and then the variable information is displayed in a novel pattern in which the identification information is repeatedly enlarged and moved to the original position. This makes the variable display more interesting.
  With respect to claim 9, in addition to the effect related to any one of claims 1 to 8, moving display control is performed for the identification information of the variable display unit during the update operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a gaming board surface of a pachinko gaming machine as an example of a gaming machine.
FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining an arrangement relationship between a hit line of a decorative symbol variable display device 4 and a decorative symbol;
FIG. 3 is a block diagram showing a control circuit for performing game control of a pachinko gaming machine.
FIG. 4 is a block diagram showing a control circuit for performing game control of a pachinko gaming machine.
FIG. 5 is a block diagram showing a control circuit for performing game control of a pachinko gaming machine.
FIG. 6 is a block diagram showing a display control control circuit formed on the display control board.
FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining various random counters used for game control, variable display control of a special symbol variable display device, and variable display control of a decorative symbol variable display device;
FIG. 8 is a diagram for explaining a re-variation determination table.
FIG. 9 is a flowchart showing a procedure for determining in advance whether or not to generate a big hit based on a value of a random counter.
FIG. 10 is a flowchart for explaining a control procedure of game control executed by the basic circuit.
FIG. 11 is a flowchart for explaining special symbol determination processing;
FIG. 12 is a flowchart for explaining decorative symbol process branch processing;
FIG. 13 is a flowchart for explaining decorative symbol setting processing;
FIG. 14 is a flowchart for explaining final stop symbol setting processing;
FIG. 15 is a flowchart for explaining rotation revariation setting processing;
FIG. 16 is a flowchart for explaining reduction / enlargement / revariation setting processing;
FIG. 17 is a flowchart for explaining decorative symbol variation display processing;
FIG. 18 is a flowchart for explaining decorative symbol re-variation display processing;
FIG. 19 is a screen diagram for explaining re-variation of the reduction / enlargement pattern.
FIG. 20 is a screen diagram for explaining re-variation of the reduction / enlargement pattern.
FIG. 21 is a screen diagram for explaining re-variation of the reduction / enlargement pattern.
FIG. 22 is a screen diagram for explaining re-variation of a rotation pattern.
FIG. 23 is a screen diagram for explaining re-variation of a rotation pattern.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Game board, 3 Game area, 4 Variable display device for decoration patterns, 5 Image variable display area, 5a-5i Variable display part, 24 Basic circuit, 53 CRT control circuit, 311 CPU, 313 ROM, 500 Partition frame, 531 CPU , X1, X2, Y1 Position where the partition frame is displayed.

Claims (9)

複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置を含み、該複数の可変表示部の表示結果が複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において特定の識別情報の組合わせとなった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であって、
前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、
前記複数の可変表示部において前記識別情報の更新表示を開始させた後、該複数の可変表示部の表示結果を導出表示させる可変表示制御を行なう可変表示制御手段とを含み、
前記可変表示制御手段は、
複数の可変表示部間を仕切る仕切枠を表示した状態で前記複数の可変表示部において前記識別情報の更新表示を開始させ、前記複数の可変表示部の少なくとも一部の識別情報の更新動作を停止させる更新停止制御を行なう更新停止制御手段と、
前記更新停止制御がなされた後、前記複数の可変表示部間を仕切る仕切枠を消去する仕切枠消去手段と、
該仕切枠消去手段によって前記仕切枠が消去された後、消去される前の前記仕切枠によって示されていた前記可変表示部間の仕切り位置を越えて前記可変表示部の識別情報を移動させる移動表示制御を行なうことが可能な識別情報表示制御手段と、
該識別情報表示制御手段による前記識別情報の移動が終了した後、前記複数の可変表示部の最終的な表示結果が導出表示された場合に前記仕切枠を再度表示する仕切枠再表示手段とを含むことを特徴とする、遊技機。A variable display device having a plurality of variable display units capable of variably displaying a plurality of types of identification information is specified, and the display result of the plurality of variable display units is specified on at least one hit line of the plurality of hit lines A gaming machine that can be controlled to a specific gaming state advantageous to the player when the combination of identification information of
Game control means for controlling the gaming state of the gaming machine;
Variable display control means for performing variable display control for deriving and displaying the display results of the plurality of variable display units after starting update display of the identification information in the plurality of variable display units,
The variable display control means includes
The update display of the identification information is started in the plurality of variable display sections in a state where the partition frames for partitioning the plurality of variable display sections are displayed, and the update operation of at least a part of the identification information of the plurality of variable display sections is stopped. Update stop control means for performing update stop control, and
Partition frame erasing means for erasing a partition frame partitioning the plurality of variable display sections after the update stop control is performed ;
After the partition frame is erased by the partition frame erasing means, the movement for moving the identification information of the variable display unit beyond the partition position between the variable display units indicated by the partition frame before being erased Identification information display control means capable of performing display control;
Partition frame redisplay means for displaying the partition frame again when the final display result of the plurality of variable display sections is derived and displayed after the movement of the identification information by the identification information display control means is completed. A gaming machine characterized by including. 前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記移動表示制御前とは異なるものに変化させることが可能であることを特徴とする、請求項１に記載の遊技機。  The identification information display control means can change the combination of identification information on any of the plurality of hit lines to a different one before the movement display control by performing the movement display control. The gaming machine according to claim 1, wherein: 前記識別情報表示制御手段は、前記仕切枠が消去された後に前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを、前記更新停止制御によって表示された識別情報の組合せとは異なる識別情報の組合せに変化させることが可能であることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の遊技機。 Before SL identification information display control means, by performing the moving display control after the partition frame is erased, the combination of the identification information in any of the plurality of per-line, by the update stop control 3. The gaming machine according to claim 1, wherein the game machine can be changed to a combination of identification information different from the displayed combination of identification information. 前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記特定の識別情報の組合わせに変化させることが可能であることを特徴とする、請求項１〜請求項３のいずれかに記載の遊技機。  The identification information display control means can change the combination of identification information on any of the plurality of hit lines to the combination of specific identification information by performing the moving display control. The gaming machine according to any one of claims 1 to 3, wherein the gaming machine is provided. 前記遊技制御手段は、前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能であり、
前記識別情報表示制御手段は、前記移動表示制御を行なうことにより、前記複数の当りライン上のうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを、前記特別遊技状態に制御される条件を満たす識別情報の組合せに変化させることが可能であることを特徴とする、請求項１〜請求項４のいずれかに記載の遊技機。The game control means can be controlled to a special game state advantageous to a player different from the specific game state,
The identification information display control means performs the movement display control so that a combination of identification information on any of the plurality of hit lines is an identification information satisfying a condition controlled by the special gaming state. The gaming machine according to any one of claims 1 to 4, wherein the gaming machine can be changed into a combination. 前記更新停止制御手段は、前記複数の可変表示部に表示された識別情報が複数本の当りライン上のうちの少なくとも１本の当りライン上において前記特定の識別情報の組合わせとなるように前記更新停止制御を行なうことが可能であることを特徴とする、請求項３に記載の遊技機。  The update stop control means is configured such that the identification information displayed on the plurality of variable display units is a combination of the specific identification information on at least one hit line out of the plurality of hit lines. The gaming machine according to claim 3, wherein update stop control can be performed. 前記識別情報表示制御手段は、前記複数の可変表示部のうちの所定の第１の可変表示部とは異なる複数の第２の可変表示部の各々に表示される識別情報を、該複数の第２の可変表示部における識別情報同士の配列順序を崩すことなく前記第１の可変表示部に表示される識別情報に対して相対的に移動させ、前記複数の当りラインのうちのいずれかにおける識別情報の組合わせを前記移動表示制御前とは異なるものに変化させることが可能であることを特徴とする、請求項１〜請求項６のいずれかに記載の遊技機。  The identification information display control means outputs identification information displayed on each of a plurality of second variable display units different from a predetermined first variable display unit among the plurality of variable display units. The identification information in any one of the plurality of hit lines is moved relative to the identification information displayed on the first variable display section without breaking the arrangement order of the identification information in the two variable display sections. The game machine according to any one of claims 1 to 6, wherein a combination of information can be changed to one different from that before the movement display control. 前記識別情報表示制御手段は、前記複数の可変表示部の各々に表示された識別情報を除々に縮小させつつ所定箇所へ移動させ、該所定箇所へ前記識別情報を移動させた際に前記複数の可変表示部の各々の識別情報の更新動作を実行して識別情報の種類を変化させ、その後、前記識別情報を拡大させつつ元の位置に移動させることを繰返すことによる反復移動更新動作を行なうことが可能であることを特徴とする、請求項１〜請求項６のいずれかに記載の遊技機。  The identification information display control means moves the identification information displayed on each of the plurality of variable display portions to a predetermined location while gradually reducing the identification information, and moves the identification information to the predetermined location. Performing the repetitive movement update operation by repeatedly performing the operation of updating the identification information of each variable display unit to change the type of the identification information and then moving the identification information to the original position while expanding the identification information. The game machine according to any one of claims 1 to 6, wherein 前記識別情報表示制御手段は、更新動作継続中の可変表示部の識別情報を対象として、前記移動表示制御を行なうことを特徴とする、請求項１〜請求項８のいずれかに記載の遊技機。The gaming machine according to any one of claims 1 to 8, wherein the identification information display control means performs the moving display control on the identification information of the variable display unit during the update operation. .
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