JP4175202B2 - 作業状況管理システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報処理装置とデジタルカメラとを備え、一連の作業を構成する各作業過程毎にカメラ撮影された各撮影画像をその作業状況確認用の資料として管理する作業状況管理システムおよびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、土木、建築工事において、現場にて工事状況を各工程毎に写真撮影した後、この写真を分類整理する必要があるが、工事記録写真は、膨大な枚数となる場合が多く、特に、電子納品が本格化した公共事業の場合には、記録写真の数は、2000〜3000枚のように更に膨大化し、その分類整理に多大な時間と労力を要し、間違いも起こり易く、その作業の効率化・省力化が望まれていた。
【0003】
そこで、従来においては、パーソナルコンピュータで作成した画像データベースとしての撮影情報をデジタルカメラに送信しておき、デジタルカメラ側では、この撮影情報を受信取得してリスト表示し、このリスト画面を確認しながら撮影を行うと、撮影情報内のポインタによって画像データと撮影情報とをリンクさせてパーソナルコンピュータ側へ送信し、パーソナルコンピュータ側では、この受信内容に基づいて画像データベースを更新して画像データベースを完成するようにした作業記録向けデジタルカメラシステムが知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−024982号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この種のデジタルカメラシステムにあっては、撮り忘れを防止できる他、撮影撮影情報に基づいて画像データベースを検索して画像データを読み出すことによって工事写真アルバムを作成することができるが、撮影者に対してリスト内容の確認を強要することなり、撮影者に大きな負担をかけるという問題があった。また、撮り忘れの防止効果は、撮影者の注意力に委ねたものである為、工事記録写真という撮り直しが不可能な撮影に対して、リスト内容の見逃しは、重大な問題を生じる。しかも、カメラ側ではパーソナルコンピュータから受信取得した撮影情報(テキストデータ)を記憶管理すると共に、この撮影情報をリスト表示する為には、特別なアプリケーションを必要とする結果、処理の煩雑化と共にコスト高を招くという問題も残っていた。
【0006】
ところで、土木、建築工事においては、どの順番で何を撮影すべきかは、その発注元と請負会社との打ち合わせによって事前に分かっている場合が多く、特に、国土交通省を初めとする公共事業団体からは、工事写真の工種、撮影項目、撮影時期に関するガイドラインが基準書として出版されている程である。
【0007】
この発明の課題は、一連の作業に関する撮影計画を作り、この撮影計画にしたがって各作業過程毎にその作業場面の撮影を行う場合に、どの順番で何を撮影すべきかは事前に分かっているという事情を考慮し、撮影計画自体をカメラ側に転送しておかなくても、どの作業場面で撮影した画像かを特定することができると共に、撮影計画の分類体系に合わせて撮影画像を分類整理できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、情報処理装置とデジタルカメラとを備え、一連の作業を構成する作業工程毎にカメラ撮影された各撮影画像をその作業状況確認用の資料として管理する作業状況管理システムであって、前記情報処理装置は、複数の作業工程からなる一連の作業工程において、各作業工程に関連する工程情報を記憶する作業工程記憶手段と、前記デジタルカメラが接続されたことを判別する判別手段と、前記判別手段により前記デジタルカメラが接続されたことが判別された際に、工事名一覧画面を表示し、ユーザにより対象工事が選択された場合は、前記作業工程記憶手段に記憶された工程情報を読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された工程情報に基づいてシーン識別情報を生成する生成手段と、前記デジタルカメラに対して転送要求を行い、それに応答して前記デジタルカメラから転送可を受けた場合には、前記生成手段により生成されたシーン識別情報を前記デジタルカメラへ送る出力手段と、前記判別手段により前記デジタルカメラが接続されたことが判別された際に、前記デジタルカメラに対してファイルアップ要求を行い、前記デジタルカメラから送られるシーン識別情報付き撮影画像を受信し、前記シーン識別情報付き撮影画像を当該シーン識別情報に基づいて分類保管する保管手段と、を備え、前記デジタルカメラは、情報処理装置からのシーン識別情報を取得して記憶保持する保持手段と、前記作業場面にて撮影された撮影画像にシーン識別情報を付加する付加手段と、この付加手段によってシーン識別情報が付加された撮影画像を情報処理装置へ送る出力手段と、を備える。
更に、コンピュータを、上述した請求項1記載の発明に示した主要手段として機能させるためのプログラムを提供する(請求項2記載の発明)。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図12を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この実施形態における作業状況管理システムの全体構成を示したブロック図である。
この実施形態の作業状況管理システムは、パーソナルコンピュータ(PC)1とデジタルカメラ2とを備え、一連の作業を構成する各作業過程毎にカメラ撮影された各撮影画像をその作業状況確認用の資料として分類管理するようにしたものである。すなわち、この実施形態における作業状況管理システムは、土木工事の請負会社側に設備されたもので、事前に作成した土木工事に関する撮影計画にしたがって各作業工程毎にその作業場面での撮影を行うと、各作業場面で撮影された撮影画像を作業工程毎に分類仕分けして記憶管理すると共に、分類仕分けされた各撮影画像に基づいて当該発注元へ提出する為の写真帳(工事記録アルバム)を作成可能としたものである。
【0018】
このPC1には、この実施形態特有の工事撮影計画作成アプリケーション(AP)および画像分類アプリケーション等が備えられており、PC1は、この工事撮影計画作成アプリケーションにしたがって工事別撮影計画データベース(後述する工程データベース)を作成し、また、デジタルカメラ2から取得した各撮影画像を画像分類アプリケーションにしたがって分類仕分けして記憶管理するようにしている。また、デジタルカメラ2は、CCDイメージセンサ等を撮像素子として使用し、フルカラー撮影を行う携帯型のスチルカメラである。
【0019】
ここで、PC1とデジタルカメラ2との間でのデータの受け渡しは、2通り存在し、PC1にケーブル接続されているクレードル(充電機能付きの中継器)3にデジタルカメラ2を載置することによって、クレードル3を介してデータの送受信を行ったり、PC1にケーブル接続されているメディア用インターフェイス4にDVD等の可搬型の記録メディア5を装着することによって、当該記録メディア5を介してデータの受け渡しを行うようにしている。
【0020】
図2は、PC1側に設けられている工事名データベース11のレコード構造を示した図である。
この工事名データベース11は、請負会社が受注した工事毎に、その工事の受発注に関する情報を記憶管理するもので、この各レコード(工事名レコード)は、「工事名称」、「工事番号」、「発注年度」、「発注元」、「請負者名」、「シーン番号生成済みフラグ」の各項目を有している。「工事番号」は、工事毎に付加される工事識別用の一連番号である。「シーン番号生成済みフラグ」は、土木工事における各作業工程毎に、その作業場面を識別する為のシーン番号(後述する)を生成済みであることを示す為のフラグである。
【0021】
図3は、PC1側に設けられている工程データベース12のレコード構造を示した図である。
工程データベース12は、一連の土木工事を構成する各作業工程を分類化すると共に、各工程毎に、この作業場面で予定している撮影内容と当該作業場面を識別する為のシーン番号とを対応付けた撮影計画を記憶管理するもので、この各レコード(工程レコード)は、一連の土木工事を構成する作業工程毎に、「工事番号」、「工程番号」、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」、「撮影頻度」、「提出頻度」、「シーン番号」の各項目を有している。
【0022】
「工事番号」は、上述の工事名レコードと当該工程レコードとをリンクさせる為の情報であり、「工程番号」は、工程毎に付加される工程識別用の一連番号である。なお、複数の工程レコードによって構成される撮影計画は、一連の土木工事を階層的に表したもので、各レコードの項目は、「工事番号」>「区分」>「工種」>「種別」‥‥の階層関係となっている。つまり、第1階層(ルート)は、「工事番号」、第2階層は、「区分」、第3階層は、「工種」、第4階層は、「種別」、‥‥となっている。
【0023】
ここで、「区分」は、“出来形管理写真”等のような撮影区分を示し、「工種」は、“舗装工”等のような工程の分類項目であり、「種別」は、“路盤工(1)”、“路盤工(2)”、“コンクリート舗装”等のような工種の分類項目である。また、「撮影項目」は、“敷均し、転圧状況”、“整正状況”等のような撮影の対象項目を示し、「撮影時期」は、“施工中”、“施工後”等を示し、「撮影頻度」は、“各層毎に1回”等を示し、「提出頻度」は、“代表個所各1枚”等 のように写真帳を提出する場合の頻度に示す。更に、「シーン番号」は、「工事番号」に「工程番号」を付加することによって自動生成されたもので、その上位側が「工事番号」、下位側が「工程番号」とした組み合わせ番号であり、撮影対象としての作業場面を識別する為の識別情報である。なお、「シーン番号」は、デジタルカメラ2側へ転送されるもので、この実施形態の特徴的なデータである。
【0024】
このような構成の工程レコードの中からPC1は、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」を読み出して撮影内容を案内する為のナビゲーション情報としてデジタルカメラ2へ転送するようにしているが、その際、このナビゲーション情報をイメージデーダ(ナビゲーション画像)に変換すると共に、このナビゲーション画像にそのファイル属性として当該「シーン番号」を付加してPC1へ転送するようにしている。ここで、PC1は、ナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ転送するのに先だって、各工程レコード毎に、その「工事番号」、「工程番号」に基づいて「シーン番号」を生成して工程レコード内の対応項目位置にセットするようにしている。なお、シーン番号付きのナビゲーション画像を1工程分転送するか、複数工程分の転送するかは、任意に選択可能となっている。ここで、デジタルカメラ2において、例えば、1日に1場面のように、毎日、異なる作業場面を撮影するような場合には、その都度、PC1からシーン番号を取得して上書保持するようにすれば、デジタルカメラ2内のシーン番号は1つ(1工程分)となる。
【0025】
図4は、デジタルカメラ2の基本的構成要素を示したブロック図である。
デジタルカメラ2は、CPU21、カメラ撮影部22、操作部23、通信部24、表示部25、記憶部26、記録メディア5を基本構成要素とする構成となっている。CPU21は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがってこのデジタルカメラ2の全体動作を制御する中央演算処理装置である。カメラ撮影部22は、撮影レンズ、ミラー等のレンズ・ミラーブロック、CCDイメージセンサ等の撮像素子、その駆動系等を備えたもので、CPU21は、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、撮影画像の取り込み等を行う。
【0026】
操作部23は、シャッタボタン、モード切換えボタン、セットボタン、順送りボタン、逆送りボタン等の各種のボタンを有し、その操作信号をCPU21へ与える。なお、これらのボタンの機能については後述する。通信部24は、クレードル3を介してPC1との間でデータの送受信を行う。表示部25は、例えば、液晶表示部であり、モニタ画面、ファインダ画面、画像再生画面として使用される。記憶部25は、オペレーティングシステムや各種アプリケーションソフト等が格納されているROMやワーク用のRAM等であり、PC1からのシーン番号付きナビゲーション画像を受け取ると、CPU21は、これを記憶部25内に保存保管する。記録メディア5は、DVD等の着脱自在な画像記録用の記憶媒体である。
【0027】
この記憶部25内のナビゲーション画像は、ナビゲーション表示の指示操作に応答して表示出力され、また、記憶部25内のシーン番号は、撮影が行われる毎に読み出されて撮影画像にそのファイル属性として付加される。この場合、デジタルカメラ2は、撮影が行われる毎に、1画像1ファイル形式の画像ファイルを生成し、この画像ファイルにシーン番号を付加して記録メディア5に記録する。この記録メディア5内に保管された各種の画像ファイルは、PC1へ転送されるが、その際、PC1は、このシーン番号付き画像ファイルに基づいて当該画像ファイルを撮影計画の分類体系に合わせて分類仕分けして記憶管理するようにしている。
【0028】
また、記憶部25内に複数工程分のシーン番号付きナビゲーション画像がシーン番号順にセットされている状態において、1作業場面分の撮影終了後に順送りボタンが操作された場合、デジタルカメラ2は、現在指定されているシーン番号(カレント番号)に対して次の順位のシーン番号を読出指定し、次に撮影された画像に当該指定のシーン番号を付加するようにしている。また、逆送りボタンが操作された場合には、カレント番号に対して1つ前の順位のシーン番号を読出指定し、次に撮影された画像に当該指定のシーン番号を付加するようにしている。更に、1作業場面分の撮影終了後に逆送り操作、逆送り操作の何れも行われない場合には、前回と同じ作業場面を撮影するものと認識して、前回と同一のシーン番号を次に撮影される撮影画像に付加するようにしている。
【0029】
次に、この実施形態における作業状況管理システムの動作概念を図5〜図10に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0030】
図5は、PC1側において、工事記録用として事前に作成する撮影計画の作成処理を示したフローチャートである。
先ず、PC1は、工事名データベース11をアクセスし、作成済みの各工事名レコードの中から「工事名称」、「発注年度」の項目データをそれぞれ取得して、工事名一覧画面内に表示させる(ステップA1)。
図11は、この工事名一覧画面を示した図であり、この一覧画面には、請け負った工事毎に、その「工事名称」、「発注年度」が一覧表示されていると共に、「選択ボタン」が配置されている。この「選択ボタン」は、既に作成されている撮影計画の一部を修正・変更する場合に、その対象となる工事を選択する為の操作部である。また、一覧画面には、「新規作成ボタン」、「終了ボタン」が配置されている。この「新規作成ボタン」は、撮影計画の新規作成を指示する為の操作部であり、「終了ボタン」は、撮影計画の作成終了を指示する為の操作部である。
【0031】
いま、「新規作成ボタン」が操作された場合には(ステップA2)、新規エディタ画面に切換え表示させる(ステップA3)。
この新規エディタ画面は、図示省略したが、ヘッダ部と明細部とを有する構成となっている。このヘッダ部には、工事名レコードへの入力項目として、「工事名称」、「工事番号」、「発注年度」、「発注元」、「請負者名」が設けられている。また、明細部の各行は、各工程に1対1に対応付けられたもので、この明細部の各行は、一連番号である「行番号」の他に、工程レコードへの入力項目として、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」、「撮影頻度」、「提出頻度」が設けられている。なお、この新規エディタ画面には、「終了ボタン」等の各種のボタンが配置されている。
【0032】
ここで、新規エディタ画面のヘッダ部に、「工事名称」、「工事番号」、「発注年度」、「発注元」、「請負者名」の各項目データを入力した後に(ステップA4)、明細部に各行毎に「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」、「撮影頻度」、「提出頻度」の各分類項目データを入力するようにしている(ステップA5、A6)。ここで、1工程分の分類項目データが入力されると、改行処理を行い、以下、全工程分の入力が終わるまで上述の入力処理を繰り返す。ここで、全工程分の入力終了が指示されると(ステップA6)、新規エディタ画面の明細部を構成する「行番号」を工程レコードの「工程番号」(デフォルト値)として取得するが、工程順の変更等を行う為に「工程番号」が直接入力されるとデフォルト値の変更が行われる(ステップA7)。
【0033】
これによって1工事分のデータ入力が完了すると、ヘッダ部内の入力データに基づいて工事名レコードを作成して、工事名データベース11に登録する(ステップA8)。また、明細部内の各行データを1行毎に読み出し、この行データに「工事番号」を付加しながら工程レコードを作成する処理を1行毎に繰り返して工程データベース12内に登録する(ステップA9)。なお、この段階では、各工程レコード内の「シーン番号」は、それぞれ空欄となっている。
ここで、新規エディタ画面内の「終了ボタン」が操作されると(ステップA10)、最初の工事名一覧画面に戻る(ステップA1)。
【0034】
また、工事名一覧画面内の「選択ボタン」が操作されると(ステップA11)、選択指定された「工事名」に基づいて工事名データベース11をアクセスし、対応する工事名レコードを読み出すと共に(ステップA12)、その中から取得した「工事番号」に基づいて工程データベース12をアクセスし、「工事番号」に一致する全ての工程レコードを読み出す(ステップA13)。そして、この工事名レコードおよび各工程レコードは、上述のエディタ画面内に表示される(ステップA14)。ここで、エディタ画面内のデータを変更、修正した後に(ステップA15)、編集終了が指示されると、編集後のデータに基づいて工事名レコード、工程レコードの内容が更新されて工事名データベース11、工程データベース12内に上書される(ステップA16)。なお、工事名一覧画面内の終了ボタンが操作された場合には(ステップA17)、撮影計画の作成終了となる。
【0035】
図6および図7は、PC1がナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ転送する際の動作を示したフローチャートである。
先ず、PC1は、クレードル3を介してデジタルカメラ2が接続されているか(ステップA21)、メディア用インターフェイス4に可搬型記録メディア5が接続されているかを調べる(ステップA22)。いま、デジタルカメラ2が接続されていたり、可搬型記録メディア5が接続されている場合には、工事名データベース11をアクセスし、作成済み工事名レコードによる工事名一覧画面を表示させる(ステップA23)。ここで、今回の対象工事を指定する為に対応する「選択ボタン」が操作されると(ステップA24)、その工事名レコードを読み出し(ステップA25)、この工事名レコード内の「シーン番号生成済みフラグ」を参照して、フラグの有無をチェックする(ステップA26)。
【0036】
最初は、「シーン番号生成済みフラグ」はセットされていないので、工事名レコード内の「工事番号」に基づいて工程データベース12をアクセスし、「工事番号」に一致する全ての工程レコードの中からその「工程順番」が若い順に1レコード分読み出す(ステップA27)。そして、この工程レコード内の「工事番号」に「工程番号」を付加した組合番号を「シーン番号」として生成し(ステップA28)、当該工程レコード内の対応項目位置にセットする(ステップA29)。
以下、「工事番号」に一致する全ての工程レコードの中からその「工程順番」が若い順に1レコードずつ順次読み出しながら「シーン番号」を生成して当該工程レコード内にセットする処理を繰り返す(ステップA27〜A30)。
【0037】
これによって全工程分の処理が完了すると(ステップA30)、当該工事名レコード内に「シーン番号生成済みフラグ」をセットする(ステップA31)。そして、図7のステップA33に移り、当該「工事番号」に一致する全ての工程レコードを一覧表示させる。
一方、「シーン番号生成済みフラグ」がセットされていれば(ステップA26でYES)、当該工事名レコード内の「工事番号」に一致する全ての工程レコードを読み出す(ステップA32)。そして、図7のステップA33に移り、当該「工事番号」に一致する全ての工程レコードを一覧表示させる。
【0038】
この一覧表示の中から今回の撮影対象である工程のレコードが選択指定された場合には(ステップA34)、その場面での撮影内容を案内する為のナビゲーション情報として、当該選択レコード(工程レコード)を構成する各項目のうち、「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」を読み出してイメージデータに変換してナビゲーション画像を作成する(ステップA35)。そして、このナビゲーション画像にそのファイル属性として当該工程レコードから「シーン番号」を読み出して付加する(ステップA36)。ここで、複数の工程を今回の撮影対象とする場合には、他の工程選択を指示する(ステップA37)。すると、ステップA34に戻って上述の動作が繰り返される(ステップA34〜A37)。
【0039】
このようにして1工程分または複数工程分のシーン番号付きナビゲーション画像が生成されると、PC1は、その転送先を調べる(ステップA38)。つまり、クレードル3を介してデジタルカメラ2が接続されているか、メディア用インターフェイス4に可搬型記録メディア5が接続されているかを調べ、転送先がデジタルカメラ2であれば、デジタルカメラ2に対して転送要求を行い(ステップA39)、それに応答してデジタルカメラ2から転送可を受けた場合には、1工程分または複数工程分のシーン番号付きナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ送信する(ステップA40)。また、転送先が可搬型記録メディア5であれば、1工程分または複数工程分のシーン番号付きナビゲーション画像を可搬型記録メディア5へ書込む(ステップA41)。
【0040】
図8および図9は、デジタルカメラ2側の動作を示したフローチャートである。
先ず、デジタルカメラ2は、クレードル3を介してPC1に接続されているかを調べ(ステップB1)、PC1に接続されいなければ、この実施形態の固有の工事撮影モードに切換える為のモード切換えボタンが操作されたかを調べる(ステップB2)。ここで、工事撮影モードでなければ、ステップB3に移って通常の撮影状態となり、シャッタ操作に応答して撮影された画像をそのまま記録保存する通常撮影処理が行われる。
【0041】
いま、デジタルカメラ2がクレードル3を介してPC1に接続されている場合には(ステップB1でYES)、PC1からの要求有無を調べ(ステップB4)、何れの要求もなければステップB1に戻るが、PC1からの要求がナビゲーション画像の転送要求であれば(ステップB5でYES)、PC1から送信されて来た1工程分あるいは複数工程分のシーン番号付きナビゲーション画像を受信して(ステップB6)、記録メディア5内に記録保管しておく(ステップB7)。この状態において、工事撮影モードボタンが操作された場合には(ステップB2でYES)、記録メディア5をアクセスし、シーン番号付きのナビゲーション画像を当該シーン番号の若い順にソートする並び替え処理を行った後に(ステップB10)、その先頭から1工程分のシーン番号をカレント番号として読み出しておく(ステップB11)。
【0042】
そして、図9のステップB12に移り、ボタン操作の有無を調べ、セットボタン、順送りボタン、逆送りボタン等が操作されるまで操作待ち状態となる。ここで、セットボタンは、工事撮影モードにおいて、撮影可能な状態にセットするもので、セットボタンが操作された場合には(ステップB13)、カメラモニタ画像を取得してモニタ表示させる(ステップB14)。この状態において、シャッタ操作の有無(ステップB15)および解除操作の有無を調べる(ステップB16)。なお、セットボタンの操作後において、解除ボタンが操作された場合には、撮影可能なセット状態を解除する為に、ステップB12に戻る。
【0043】
いま、工事撮影モードにおいて、セットボタン操作後にシャッタ操作が行われると(ステップB15でYES)、画像撮影が行われる(ステップB17)。すると、この撮影画像を取り込んで画像ファイルを作成すると共に、それを所定サイズに圧縮した後に(ステップB18)、そのファイル属性として日時等を付加し(ステップB19)、更に、現在のシーン番号(カレント番号)を当該ファイル属性として付加する(ステップB20)。このようにしてファイル属性が付加された画像ファイルは、記録メディア5内に記録保管される(ステップB21)。以下、ステップB14に戻り、シャッタ操作が行われる毎に、新たな撮影画像を取り込んで画像ファイルを生成し、これにファイル属性を付加して記録保存する動作が繰り返される(ステップB17〜B21)。したがって、同一の作業場面を繰り返し何枚も撮影した場合には、各画像ファイルには、同一のシーン番号(カレント番号)がそれぞれ付加されることになる。
【0044】
ここで、次の作業場面を撮影する為に、順送りボタンが操作された場合には(ステップB22でYES)、現在のシーン番号(カレント番号)に対して1つ先の順位であるシーン番号を指定することによってカレント番号の順送り処理(インクリメント処理)を行う(ステップB23)。そして、ステップB12に戻って操作待ち状態となる。この状態において、次の作業場面を撮影する為に、セットボタンと共にシャッタボタンが操作されると(ステップB15)、新たに撮影された画像ファイルには、順送り後の新たなシーン番号が付加されて記録される(ステップB17〜B21)。
【0045】
また、1つ前の作業場面を撮影する為に、逆送りボタンが操作された場合には(ステップB24でYES)、現在のシーン番号(カレント番号)に対して1つ前の順位であるシーン番号を指定することによってカレント番号の逆送り処理(デクリメント処理)を行う(ステップB25)。そして、ステップB12に戻って操作待ち状態となる。この状態において、1つ前の作業場面を撮影する為に、セット操作と共にシャッタ操作か行われると(ステップB15)、新たに撮影された画像ファイルには、逆送り後の新たなシーン番号が付加されて記録される(ステップB17〜B21)。
【0046】
他方、セットボタンが操作される前に、解除ボタンが操作された場合には(ステップB26でYES)、工事撮影モードが解除されて図8の最初のステップB1に戻るが、ナビゲーション画像の案内表示を指示する為の案内ボタンが操作された場合には(ステップB27でYES)、現在のシーン番号(カレント番号)に対応付けられているナビゲーション画像を読み出して表示出力させる(ステップB28)。そして、ステップB12に移って操作待ち状態となる。この場合、ナビゲーション画像は、上述したように、工程レコード内の「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」を案内する為の情報であり、撮影現場にて今回の撮影内容を確認する時に案内表示されるもので、撮影者は、必要に応じてナビゲーション画像を確認した後にシャッタ操作を行うことができる。
【0047】
このようにして作業現場での撮影が完了すると、デジタルカメラ2内の画像ファイルをPC1へ転送する処理が行われる。この場合、PC1とデジタルカメラ2との間において画像ファイルの受け渡しは、クレードル3あるいは可搬型記録メディア5を介して行われる。
図10は、PC1側における画像ファイルの読込処理を示したフローチャートである。先ず、PC1は、クレードル3を介してデジタルカメラ2が接続されたか(ステップA51)、可搬型記録メディア5が接続されたかをチェックする(ステップA42)。いま、デジタルカメラ2が接続された場合には、デジタルカメラ2に対してファイルアップの要求を行う(ステップA53)。
【0048】
ここで、デジタルカメラ2側においては、クレードル3を介してPC1に接続されている状態において(図8のステップB1)、PC1からの要求を受信した時に(ステップB4)、それがファイルアップ要求であれば(ステップB8)、記録メディア5内に記録保管されている全てのシーン番号付き画像ファイルを読み出し、クレードル3を介してPC1へ送信する処理を行う(ステップB9)。
【0049】
一方、PC1側においては、デジタルカメラ2からクレードル3を介して送信されて来た全てのシーン番号付き画像ファイルを受信すると(図10のステップA54)、これらを未分類記憶エリア内に一時保存しておく(ステップA56)。
一方、PC1に可搬型記録メディア5が接続されている場合には(ステップA52)、メディア用インターフェイス4を介して可搬型記録メディア5をアクセスし、それに記録保管されている全てのシーン番号付き画像ファイルを読み込み(ステップA55)、これらを未分類記憶エリア内に一時保存しておく(ステップA56)。
【0050】
この状態において、PC1は、未分類記憶エリア内の各シーン番号を読み出しながら工事名データベース11および工程データベース12をアクセスすると共に、当該工事の全工程分の工程レコードを取得し、この各工程レコードの分類体系に合わせたフォルダ階層構造を作成してそのフォルダアイコンを表示出力させる(ステップB57)。言換えれば、撮影計画の分類体系に合わせた階層構造のフォルダアイコンを表示させる。このような構造のフォルダアイコンが表示されている状態において、PC1は、上述の未分類記憶エリアをアクセスし、その先頭から1ファイル分の未分類画像ファイルを読出対象として指定した後(ステップA58)、そのファイル属性内の「シーン番号」を読み出す(ステップA59)。そして、このシーン番号に対応する分類別フォルダ(工程フォルダ)の存在有無をチェックし(ステップA60)、該当するフォルダが無ければ、このシーン番号に対応する分類別フォルダ(工程フォルダ)を新規生成する(ステップA61)。
【0051】
図12は、階層構造の分類済み記憶エリア(分類別フォルダ)の内容を例示したもので、第1階層(ルート)には、「工事名称=“新青梅街道舗装工”」のフォルダ、第2階層には、「区分=“出来形管理写真”」のフォルダ、第3階層には、「工種=“塗装工”」のフォルダ、第4階層には、「種別=“路盤(1)”、“路盤(2)”、“コンクリート舗装”‥‥」のフォルダ‥‥となっている。
【0052】
そして、PC1は、未分類画像ファイルを対応する工程フォルダ内に分類保管した後(ステップA62)、上述したフォルダ階層のアイコン表示画面の中から該当する工程のアイコン位置を特定し、この特定位置に当該ファイルのアイコンを対応付けて表示出力させる(ステップA63)。この場合、フォルダ階層表示画面には、そのフォルダアイコンと共に、そのフォルダ内に格納された画像ファイルのアイコンが並列的に表示される。以下、上述の未分類記憶エリア内に未分類画像ファイルが残っているかを調べ(ステップA64でYES)、この未分類画像ファイルを有れば、この未分類画像ファイルを1ファイル毎に読み出しながら分類別に保管整理する処理を繰り返す(ステップA58〜A64)。
【0053】
以上のように、この実施形態においてPC1は、撮影計画としての工程データベース12を記憶管理すると共に、この工程データベース12から作業場面を識別する為のシーン番号を読み出してデジタルカメラ2へ転送し、デジタルカメラ2は、PC1からのシーン番号を取得して記憶保持しておき、作業場面にて撮影された撮影画像に当該シーン番号を付加すると共に、このシーン番号付きの撮影画像をPC1へ送り、PC1は、デジタルカメラ2からのシーン番号付き撮影画像を撮影計画の分類体系に合わせて分類管理するようにしたから、事前に撮影計画を作り、この撮影計画にしたがって各工程毎にその作業場面の撮影を行う場合に、どの順番で何を撮影すべきかは事前に分かっているという事情を考慮し、撮影計画自体(データベース自体)をカメラ2側に転送しておかなくても、どの作業場面で撮影した画像かを特定することができると共に、撮影画像を撮影計画通りに分類整理することができる。したがって、撮影者にあっては、撮影を行う毎に、撮影計画の内容を確認しなくてもよくなり、また、カメラ側にあっても、シーン番号を記憶保持して撮影画像に付加するだけの機能を追加するだけで足り、データベース管理に対応させる為の大幅な設計変更が不要となる等、実用効果の高いものとなる。
【0054】
この場合、デジタルカメラ2は、1作業場面分の撮影終了後における順送り操作に応答して次の順位のシーン番号を新たな付加対象(カレント番号)として指定するようにしたから、複数の作業場面を順次撮影する毎に、それに対応するシーン番号を当該撮影画像に付加することができる。つまり、デジタルカメラ2側に複数のシーン番号が記憶保持されていても、それらは順位付けされてるので、順送り操作を行う毎に、次の場面のシーン番号を付加対象として指定することができる。
【0055】
一方、デジタルカメラ2は、1作業場面分の撮影終了後における逆送り操作に応答して1つ前の順位のシーン番号を新たな付加対象(カレント番号)として指定するようにしたから、複数の作業場面を順次撮影する場合に、その順番通りに撮影しなくても、各作業場面毎に対応するシーン番号をその撮影画像に付加することができる。この場合、ナビゲーション表示を指示することによって、現在のシール番号に対応するナビゲーション画像を表示させてその内容を確認しながら逆送り操作を行うようにすればよいが、どの順番で何を撮影すべきかを分かっている場合には、特に、ナビゲーション画像による確認は不要となる。
【0056】
更に、デジタルカメラ2は、1作業場面分の撮影終了後において順送りボタンおよび逆送りボタンが操作されなかった場合には、前回と同じ作業場面を繰り返し撮影するものと認識して、前回と同一のシーン番号を各撮影画像に付加するようにしたから、例えば、失敗撮影を防止する為に、同じ作業場面で何回も撮影を行ったとしても、各撮影画像には、同じシーン識別情報を付加することができ、同じ作業場面での撮影画像であることを特定することができる。
【0057】
PC1は、作業場面での撮影内容(工程レコードの内容)をイメージデータに変換すると共に、このイメージデータを撮影案内用のナビゲーション画像として、対応するシーン番号と共にデジタルカメラ2に送り、デジタルカメラ2は、PC1からのナビゲーション画像とシーン番号とを対応付けて記憶保持し、ナビゲーション表示が指示された際に、現在のシーン番号(カレント番号)に対応付けられているナビゲーション画像を読み出して案内表示するようにしたから、デジタルカメラ2側では既存の機能を利用してナビゲーション画像を表示することができると共に、必要に応じて現在の場面でのナビゲーション画像を表示させることによって当該場面の撮影内容を確認することができる。
【0058】
また、撮影計画としての工程データベース12は、一連の工事を構成する各作業工程を階層的に分類した階層構造の情報であり、PC1は、デジタルカメラ2からのシーン番号付き撮影画像を分類する際に、前記撮影計画通りの階層構造で分類仕分けするようにしたから、使い勝って良い画像管理が可能となると共に、分類仕分けされた各撮影画像に基づいて発注元へ提出する為の写真帳(工事記録アルバム)を作成する場合においても、その作成を容易に行うことができる。
また、PC1は、作業場面を識別する為のシーン番号をデジタルカメラ2側へ転送する際に、クレードル3を介してPC1とデジタルカメラ2との間でデータの送受信を行う他に、DVD等の可搬型記録メディア5を介してPC1とデジタルカメラ2との間でデータの受け渡しを行うとができるので、更に利便性を高めることが可能となる。
【0059】
なお、上述した実施形態においては、1作業場面分の撮影終了後に逆送り操作および逆送り操作が行われなかった場合には、前回と同じ作業場面を繰り返し撮影するものと認識して、前回と同一のシーン番号を各撮影画像に付加するようにしたが、新たな撮影が行われる毎に、次の順位のシーン番号を新たなカレント番号として指定するようにすれば、例えば、1つの作業場面で1枚ずつの撮影を行う場合には、撮影毎に特別な操作(シーン番号を更新する為の操作)を行う必要はなく、特別な意識も不要となり、通常と同様の操作だけで、各場面毎の撮影画像に、対応するシーン番号を付加することができる。
この場合、上述した図9のフローチャートにおいて、シーン番号付きナビゲーション画像を記録メディア5内に記録保存した後に(ステップB21)、次の順位のシーン番号を指定して読み出す処理(カレント番号の更新処理)を追加すると共に、このカレント番号更新処理の実行した後に図9のステップB14に戻るようにすればよい。
【0060】
上述した実施形態においては、「工事番号」に「工程番号」を付加することによって、「工事番号」と「工程番号」との組合番号を「シーン番号」として生成するようにしたが、「シーン番号」の構成は任意であり、例えば、上位階層から下位階層までの複数項目分の分類情報を組み合わせたものであってもよい。
また、上述した実施形態においては、工程レコード内の「区分」、「工種」、「種別」、「細別」、「撮影項目」、「撮影時期」をナビゲーション画像に変換して転送するようにしたが、「撮影項目」、「撮影時期」のみをナビゲーション画像に変換して転送してもよく、作業場面での撮影内容が分かるものであれば、その内容は任意である。
【0061】
その他、上述した実施形態においては、土木工事の撮影計画を例示した場合を示したが、一連の作業としては、勿論、土木工事に限らず、建築工事であってもよく、また、基礎工事(ボーリング)、下水道工事、ガス工事、電気工事、電話工事、空調施設工事等であってもよく、更には、各種プラントや電力送電線の監視・点検・修理などの保全システムあるいは損害保険業、警備業、不動産業、運輸業、倉庫業等の作業であってもよい。要するに、一連の作業状況を各作業過程毎に管理する作業状況管理システムであれば、監視対象の作業は問わない。
【0062】
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、一連の作業を構成する各作業過程を分類化すると共に、作業過程毎に、この作業場面で予定している撮影内容と当該作業場面を識別する為のシーン識別情報とを対応付けた撮影計画情報を記憶管理する機能と、前記撮影計画情報内のシーン識別情報をデジタルカメラへ送る出力機能と、情報処理装置からのシーン識別情報を記憶保持している状態において、前記作業場面にて撮影された撮影画像にシーン識別情報を付加する機能と、このシーン識別情報付きの撮影画像を情報処理装置へ送る出力機能と、デジタルカメラからのシーン識別情報付き撮影画像を前記撮影計画の分類体系に合わせて分類管理する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
この発明(請求項1記載の発明)によれば、一連の作業に関する撮影計画を作り、この撮影計画にしたがって各作業過程毎にその作業場面の撮影を行う場合に、どの順番で何を撮影すべきかは事前に分かっているという事情を考慮し、撮影計画自体(データベース自体)をカメラ側に転送しておかなくても、どの作業場面で撮影した画像かを特定することができると共に、撮影計画の分類体系に合わせて撮影画像を分類整理することができる。したがって、撮影者にあっては、撮影を行う毎に、撮影計画の内容を確認しなくてもよくなり、また、カメラ側にあっても、シーン識別情報を記憶保持して撮影画像に当該シーン識別情報を付加するだけの機能を追加するだけで足り、データベース管理に対応させる為の大幅な設計変更が不要となる等、実用効果の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業状況管理システムの全体構成を示したブロック図。
【図2】PC1側に設けられている工事名データベース11のレコード構造を示した図。
【図3】PC1側に設けられている工程データベース12のレコード構造を示した図。
【図4】デジタルカメラ2の基本的構成要素を示したブロック図。
【図5】PC1側において、工事記録用として事前に作成する撮影計画の作成処理を示したフローチャート。
【図6】PC1がナビゲーション画像をデジタルカメラ2へ転送する際の動作を示したフローチャート。
【図7】図6に続く、フローチャート。
【図8】デジタルカメラ2側の動作を示したフローチャート。
【図9】図8に続く、フローチャート。
【図10】PC1側における画像ファイルの読込処理を示したフローチャート。
【図11】工事名一覧画面を示した図。
【図12】階層構造の分類済み記憶エリア(分類別フォルダ)の内容を例示した図。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(PC)
2 デジタルカメラ
3 クレードル
4 メディア用インターフェイス
5 記録メディア
11 工事名データベース
12 工程データベース
21 CPU
22 カメラ撮影部
23 操作部
24 通信部
25 表示部
26 記憶部

Claims (2)

  1. 情報処理装置とデジタルカメラとを備え、一連の作業を構成する作業工程毎にカメラ撮影された各撮影画像をその作業状況確認用の資料として管理する作業状況管理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    複数の作業工程からなる一連の作業工程において、各作業工程に関連する工程情報を記憶する作業工程記憶手段と、
    前記デジタルカメラが接続されたことを判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記デジタルカメラが接続されたことが判別された際に、工事名一覧画面を表示し、ユーザにより対象工事が選択された場合は、前記作業工程記憶手段に記憶された工程情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された工程情報に基づいてシーン識別情報を生成する生成手段と、
    前記デジタルカメラに対して転送要求を行い、それに応答して前記デジタルカメラから転送可を受けた場合には、前記生成手段により生成されたシーン識別情報を前記デジタルカメラへ送る出力手段と、
    前記判別手段により前記デジタルカメラが接続されたことが判別された際に、前記デジタルカメラに対してファイルアップ要求を行い、前記デジタルカメラから送られるシーン識別情報付き撮影画像を受信し、前記シーン識別情報付き撮影画像を当該シーン識別情報に基づいて分類保管する保管手段と、
    を備え、
    前記デジタルカメラは、
    情報処理装置からのシーン識別情報を取得して記憶保持する保持手段と、
    前記作業場面にて撮影された撮影画像にシーン識別情報を付加する付加手段と、
    この付加手段によってシーン識別情報が付加された撮影画像を情報処理装置へ送る出力手段と、
    を備える作業状況管理システム。
  2. コンピュータを、
    複数の作業工程からなる一連の作業工程において、各作業工程に関連する工程情報を記憶する作業工程記憶手段、
    デジタルカメラが接続されたことを判別する判別手段、
    前記判別手段により前記デジタルカメラが接続されたことが判別された際に、工事名一覧画面を表示し、ユーザにより対象工事が選択された場合は、前記作業工程記憶手段に記憶された工程情報を読み出す読出手段、
    前記読出手段により読み出された工程情報に基づいてシーン識別情報を生成する生成手段、
    前記デジタルカメラに対して転送要求を行い、それに応答して前記デジタルカメラから転送可を受けた場合には、前記生成手段により生成されたシーン識別情報を前記デジタルカメラへ送る出力手段、
    前記判別手段により前記デジタルカメラが接続されたことが判別された際に、前記デジタルカメラに対してファイルアップ要求を行い、前記デジタルカメラから送られるシーン識別情報付き撮影画像を受信し、前記シーン識別情報付き撮影画像を当該シーン識別情報に基づいて分類保管する保管手段、
    として機能させるためのプログラム。
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