JP4174593B2 - 超高強度薄鋼板 - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、鋼板を部品に成型した後、長時間にわたる過酷な使用環境下で優れた耐水素脆化特性を発揮すると共に、加工性が一層高められた引張強度が980MPa以上のTRIP型超高強度薄鋼板を提供することにある。
また、Cr添加を行っても従来技術のような粒界近傍に粗大炭化物などを生成させることなく、耐水素脆化特性を飛躍的に向上させた980MPa以上のTRIP型超高強度薄鋼板を提供することにある。
また、耐水素脆化特性が優れた超高強度薄鋼板を生産性よく製造することができ、遅れ破壊等が極めて生じ難い超高強度部品としての、例えば、バンパー、インパクトビーム等の補強材やシートレール、ピラー、レインフォース、メンバー等の自動車部品に使用できる。
ここで加工率3%と規定したのは、実際の部品の加工状況を想定して種々の実験を行った結果、加工率3%で引張加工した場合に、前記種々の実験と実際の部品割れとの相関が最も良好だったからである。
以下、本発明における残留オーステナイトの面積率、分散形態について説明する。
残留オーステナイトの水素吸蔵能の観点から、また、耐水素脆性(耐水素脆化特性)の観点、すなわち部品後の長時間にわたる過酷な使用環境下でも優れた耐水素脆化特性を発揮するため、鋼板における加工率3%の引張加工後の金属組織が、この金属組織に対する面積率で、残留オーステナイトが1%以上であることが必要である。望ましくは2%以上、より望ましくは3%以上である。また、15%以上存在すると強度の確保が困難になるなどの問題が生じるため、望ましくはその上限を15%とする。より望ましくは14%以下、さらに望ましくは13%以下とする。
図2は、後記する方法で測定した残留オーステナイトの結晶粒の平均軸比(図2では残留γ軸比)と、耐水素脆化特性の指標である水素脆化危険度評価指数(後記する実施例に示す方法で測定したものであり、数値が低いほど耐水素脆化特性に優れることを意味する)の関係を示すグラフである。
図1は、(ラス状)残留オーステナイトの結晶粒を模式的に示した図である。図1に示すように、鋼板における加工率3%の引張加工後の金属組織において、残留オーステナイトの結晶粒の平均短軸長さとして1μm以下のものを分散させることによって耐水素脆化特性を向上させることがわかった。これは、平均短軸長さの短い微細な残留オーステナイト結晶粒が多数分散している方が、残留オーステナイトの表面積が大きくなり、水素トラップ能力が増大するからと考えられる。また、平均短軸長さは望ましくは0.5μm以下、より望ましくは0.25μm以下である。
図1に示すように、鋼板における加工率3%の引張加工後の金属組織において、残留オーステナイト結晶粒の最隣接距離を制御することにより、より一層の耐水素脆性を向上させることがわかった。これは、微細なラス状残留オーステナイト結晶粒が微細に分散することにより、割れ(クラック)の伝搬が抑制されるためと考えられる。また、最隣接距離は望ましくは0.8μm以下、より望ましくは0.5μm以下である。
鋼板の強度確保に必要な元素である。またCは、前記の残留オーステナイト中のC濃度(CγR)を高めるのに必要な元素である。残留オーステナイトは、鋼板に加工(変形)を加えることによりマルテンサイトに変態するが、残留オーステナイト中のC濃度が高ければ、残留オーステナイトの安定性が増し、必要以上に変態し難くなる。その結果、加工後の鋼板中に残留オーステナイトを確保でき、優れた耐水素脆化特性を維持することができる。本発明の効果を得るために0.25質量%を超えることが必要であり、C量が不足すると、加工性が劣化する。望ましくは0.27質量%以上、より望ましくは0.30質量%以上である。但し、耐食性を確保する観点から、本発明ではC量を0.60質量%以下に抑える。望ましくは0.55質量%以下である。より望ましくは0.50質量%以下である。
このように鋼板中のC量含有量を高めることにより、残留オーステナイト中のC濃度(CγR)を容易に高めることができる。
残留オーステナイトが分解して炭化物が生成するのを有効に抑える重要な元素であり、かつ、材質を大きく硬質化する置換型固溶体強化元素である。このような作用を有効に発現させるには1.0質量%以上含有することが必要である(望ましくは1.2質量%以上、より望ましくは1.5質量%以上)が、3.0質量%を超えると熱間圧延でのスケール形成が顕著になることと、キズの除去にコストがかかり経済的に不利なため、これを上限とする(望ましくは2.5質量%以下、より望ましくは2.0質量%以下)。
オーステナイトの安定化、所望の残留オーステナイトを得るため、また、強度や伸びを得るために必要で、1.0質量%以上が必要である(望ましくは1.2質量%以上、より望ましくは1.5質量%以上)。逆に多いと偏析が顕著となり、加工性が劣化する場合があるため3.5質量%を上限とする(望ましくは3.0質量%以下)。
粒界偏析による粒界破壊の助長をする元素であり、低い方が望ましいため、上限を0.15質量%とする。望ましくは0.10質量%以下、より望ましくは0.05質量%以下とする。
腐食環境下での水素吸収を助長する元素であり、低い方が望ましため、上限を0.02質量%とする。
脱酸のために0.01質量%以上を添加してもよい。また、鋼材表面にAlが濃化することにより、鋼中に水素が侵入するのを抑制する効果があり、0.02質量%以上添加することが望ましい。また、Alは脱酸作用のみならず耐食性向上作用と耐水素脆化特性向上の作用を有する。Al添加により耐食性が向上し、結果として大気腐食で発生する水素量が低減され、その結果、耐水素脆化特性が向上するものと考えられる。さらに、Al添加によりラス状残留オーステナイトの安定度が増し、耐水素脆化特性の向上に寄与していると考えられる。しかし、添加量が増加すると、アルミナ等の介在物が増加し、加工性が劣化するため1.5質量%を上限とする。
0.003〜2.0質量%を含有させることが大変有効である。Crを添加することで焼き入れ性が向上して鋼板の強度確保が容易になること、また、耐食性向上作用により大気腐食で発生する水素量が低減され、その結果、耐水素脆化特性が向上するものと考えられる。また、本発明は、熱処理条件等の検討により、Cr添加によっても鋼中に粗大炭化物を析出させず、微細炭化物を鋼中に分散させること、また、組成範囲を検討することにより、残留オーステナイトを効果的に生成させることを見出した。これにより、水素トラップ能力の向上、および割れの伝搬の防止に寄与するものと考えられる。該効果は、特に後に述べるCu、Niと共存することによって、さらに有効に作用する。
Ni:0.003〜1.0質量%>
Cu:0.003〜0.5質量%、Ni:0.003〜1.0質量%を含有させることが大変有効である。詳細には、Cu、Niの存在により、鋼板自体の耐食性が向上するため、鋼板の腐食による水素発生を十分に抑制することができる。またこれらの元素は、大気中で生成するさびの中でも熱力学的に安定で保護性があるといわれている酸化鉄:α−FeOOHの生成を促進させる効果も有しており、該さびの生成促進を図ることで、発生した水素の鋼板への侵入を抑制でき、過酷な腐食環境下において水素による助長割れを十分に抑制することができる。上記効果を発揮させるには、Cu、Niを含有させる場合、0.003質量%以上とする必要がある。望ましくは0.05質量%以上、より望ましくは0.1質量%以上である。尚、どの元素も過剰に含有させると加工性が劣化するためそれぞれ上限を0.5質量%、1.0質量%とする。
Tiは、上記Cu、Ni、Crと同様に保護性さびの生成促進効果を有する。該保護性さびは、特に塩化物環境下で生成して耐食性(結果として耐水素脆化特性)に悪影響を及ぼすβ−FeOOHの生成を抑制するといった非常に有益な作用を有している。この様な保護性さびの形成は、特にTiとV(またはZr、W)とを複合添加することで促進される。Tiは、非常に優れた耐食性を付与する元素でもあり、鋼を清浄化する利点も併せ持つ。
オーステナイトの安定化、所望の残留オーステナイトを得るために必要で、水素侵入を抑制し、耐遅れ破壊性を向上させる効果や、鋼板の焼入れ性を高めるためにも有効な元素であるだけでなく、粒界を強化して水素脆性の発生を抑制する効果がある。ただし、1.0質量%超ではこれらの効果が飽和するため、上限値とする。望ましくは0.8質量%以下、より望ましくは0.5質量%以下である。
鋼板の強度上昇及び旧γ粒の細粒化に非常に有効な元素である。特にMoとの複合効果で効果を発揮する。ただし、0.1質量%超ではこれらの効果が飽和するため、上限値とする。望ましくは0.08質量%以下である。また下限値は設定しないが、0.005質量%以上添加するのが望ましい。より望ましくは0.01質量%以上である。
鋼板の強度上昇に有効な元素である。また、鋼板の塗装耐食性を向上させるためにMoを低減させた場合には、Mo低減の強度不足をB添加で補う必要がある。強度を向上させるためには、0.0002質量%以上(望ましくは0.0008質量%以上、より望ましくは0.0015質量%以上)含有させることが必要である。0.0002質量%未満ではこれらの効果が得られないため、下限値とする。さらに、Bはリン酸塩処理など塗装前処理を均一にし、塗装密着性(塗装耐食性)を向上させる働きを持つ。メカニズムは未解明ながら、この効果は、鋼中にTiが0.01質量%以上添加されていると、より発揮される。また、Tiを0.03質量%以上含有し、かつ、Bを0.0005質量%以上含有していることがより望ましい。さらに、Bは粒界を強化して、耐遅れ破壊性を向上させる働きも持つ。逆に0.01質量%超含有すると熱間加工性が劣化するため、上限値とする。より望ましくは0.005質量%以下である。
Mg:0.0005〜0.01質量%、及び
REM:0.0005〜0.01質量%よりなる群から選択される1種以上>
鋼板表面の腐食に伴う界面雰囲気の水素イオン濃度の上昇を抑制する、すなわちpHの低下を抑制するのに有効な元素である。また、鋼中硫化物の形態を制御し、加工性向上に有効である。しかし、それぞれ0.0005質量%未満ではこれらの効果が得られないため、下限値とする。また、過剰に含まれていると加工性が劣化するため、それぞれ上限値を0.005質量%、0.01質量%、0.01質量%とする。
なお、鋼板中の残留オーステナイトの存在形態は製造時の冷却速度、および加熱保持温度(T2)、加熱保持時間(t2)などにより制御することができる。例えば加熱保持温度(T2)を低温側にすることにより、平均軸比の小さい残留オーステナイトを形成させることができる。
<熱延工程>
開始温度:1150〜1250℃で30分間保持
仕上温度:850℃
冷却速度:40℃/s
巻取温度:550℃
<冷延工程>
冷延率:50%
<連続焼鈍工程>
実験No.1〜16、18〜20の鋼板は、冷間圧延後の鋼板をAc3点(表1参照)〜Ac3点+30℃の温度で、120秒間保持した後、平均冷却速度20℃/sで表2のTo℃まで急速冷却(空冷)し、該To℃で240秒保持し、その後、室温まで気水冷却した。また、鋼種(Q)を使用した従来の高強度鋼であるマルテンサイト鋼からなる実験No.17の鋼板は、冷間圧延後の鋼板を880℃30分保持後に水焼入れし、300℃で1時間焼き戻した。また、製造条件が鋼板の組織に与える影響を調査するため、実験No.21の鋼板は、鋼種(B)を用い、冷間圧延後の鋼板をAc3点−50℃の温度で120秒間保持した後、平均冷却速度20℃/sで表2のTo℃まで急速冷却(空冷)し、該To℃で240秒保持し、その後、室温まで気水冷却した。
各鋼板の板厚1/4の位置で圧延面と平行な面における任意の測定領域(約50μm×50μm、測定間隔は0.1μm)を対象に、FE−SEM(Philips社製、XL30S−FEG)で観察・撮影し、ベイニティックフェライト(BF)及びマルテンサイト(M)の面積率、残留オーステナイト(残留γ)の面積率を前記した方法に従って測定した。そして任意に選択した2視野において同様に測定し、平均値を求めた。また、その他の組織(フェライトやパーライト等)を、全組織(100%)から前記組織(BF、M、残留γ)の占める面積率を差し引いて求めた。
引張試験は、加工前のJIS5号試験片を用いて行い、引張強度(TS)と伸び(EL)を測定した。尚、引張試験の歪速度は1mm/secとした。そして、本発明では、前記方法によって測定される引張強度が980MPa以上の鋼板を対象に、伸びが8%以上のものを「伸びに優れる」と評価した。
板厚1.2mmの平板試験片を用いて、歪速度が1×10−4mm/secの低歪速度引張試験法(SSRT)を行い、下記式(1)にて定義される水素脆化危険度評価指数(%)を求めて、耐水素脆化特性を評価した。
水素脆化危険度評価指数(%)=100×(1−E1/E0)・・・(1)
ここで、E0は、実質的に鋼中に水素を含まない状態の試験片の破断時の伸びを示し、E1は、湿潤時間を長く設定し、厳しい腐食環境を想定した複合サイクル試験により鋼板(試験片)に水素を侵入させた際の破断時の伸びを示している。なお、前記複合サイクル試験は、1サイクルを5%塩水噴霧8時間、(温度)35℃(湿度)60%RHの恒温恒湿試験16時間とし、7サイクル行った。前記水素脆化危険度評価指数は、50%を超えると使用中に水素脆化を起こす危険があるので、本発明では、50%以下のものを耐水素脆化特性に優れると評価した。
前記の各鋼板から150mm×30mmの短冊試験片を切り出し、この短冊試験片を引っ張って、加工率3%の変形を付与した後、曲げ部のRが15mmとなる様な曲げ加工を施して曲げ試験片とした。そして、曲げ試験片に対し、1000MPaの応力を負荷した状態で、5%HCl水溶液中に浸漬して、割れ発生までの時間を測定し、耐水素脆化特性を評価した。割れ発生までの時間が24時間以上で、耐水素脆化特性が優れているとした。
使用環境を模擬して、塗装後の耐食性評価も行った。
前記の各鋼板から板厚1.2mmの平板試験片を切り出して試験片とした。この試験片をりん酸亜鉛処理後、市販の電着塗装を行い、膜厚25μmの塗膜を形成した。電着塗装を施した試験片の平行部の中央に、カッターにて素地に達する疵を入れ、腐食試験に供した。一定期間後、カッターによる人工キズからの腐食の広がり(ふくれ幅)を計測した。ふくれ幅は、実験No.1の試験片のふくれ幅を「1」として規格化し、以下のようにランク分けを行い、塗装耐食性を評価した。ふくれ幅が、1.0を超え1.5以下の場合は、塗装耐食性が低下(×)、ふくれ幅が1.0以下の場合は、塗装耐食性が優れる(△〜◎◎◎)と評価した。
まず、表1に示す鋼種(E)の鋼板と比較鋼板を用いて、図3に示すような部品(試験体、ハットチャンネル部品)1を作成し、圧壊性試験をおこなった。図3に示す部品1のスポット溶接位置2に先端径6mmの電極から、チリ発生電流よりも0.5kA低い電流を流して、図3に示すとおり35mmピッチでスポット溶接を行った。次に図4に示すように、部品1の長手方向中央部の上部から金型3を押しつけて最大荷重を求めた。また荷重−変位線図の面積から吸収エネルギーを求めた。その結果を表3に示す。
表1に示す鋼種(E)の鋼板と比較鋼板を用いて、図5に示すような部品(試験体、ハットチャンネル部品)4を作成し、耐衝撃特性試験をおこなった。図6は前記図5における部品4のA−A断面図を示している。耐衝撃特性試験は、上記耐圧壊性試験の場合と同様に部品4のスポット溶接位置5にスポット溶接を行ったあと、図7に模式的に示すとおり部品4を土台7にセットして、部品4の上から落錘(110kg)6を高さ11mから落下させて部品4が40mm変形(高さ方向に収縮)するまでの吸収エネルギーを求めた。その結果を表4に示す。
2、5 スポット溶接位置
3 金型
4 耐衝撃特性試験用部品(試験体)
6 落錘
7 土台(耐衝撃特性試験用)
Claims (3)
- 質量%にて、
C:0.25超〜0.60%、Si:1.0〜3.0%、Mn:1.0〜3.5%、P:≦0.15%、S:≦0.02%、Al:≦1.5%、Cr:0.003〜2.0%、Cu:0.003〜0.5%、Ni:0.003〜1.0%、Ti:0.003〜1.0%、Nb:0.005〜0.1%、B:0.0002〜0.01%を含有し、残部が鉄及び不可避不純物である鋼板からなり、
前記鋼板における加工率3%の引張加工後の金属組織が、
この金属組織に対する面積率で、残留オーステナイトを1%以上有し、
前記残留オーステナイトの結晶粒の平均軸比(長軸/短軸)が5以上であると共に、
当該残留オーステナイトの結晶粒の平均短軸長さが1μm以下で、かつ
当該残留オーステナイトの結晶粒間の最隣接距離が1μm以下であることを特徴とする超高強度薄鋼板。 - 前記鋼板における加工率3%の引張加工後の金属組織が、この金属組織に対する面積率で、ベイニティックフェライト及びマルテンサイトが合計で80%以上であり、フェライト及びパーライトが合計で9%以下(0%を含む)であることを特徴とする請求項1に記載の超高強度薄鋼板。
- 前記鋼板は、更に、質量%で、Ca:0.0005〜0.005%及びMg:0.0005〜0.01%を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超高強度薄鋼板。
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