JP4174040B2 - 振動記憶装置及び振動記録システム - Google Patents

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Description

本発明は、建築物等を構成する柱、梁、壁、床等に加えられた振動の履歴情報を管理する技術に関するものである。
建築物等を構成する柱、梁、壁、床等の構造部材は、その外見からだけでは経時的な損傷の程度を判断することは難しく、特にそれらの構造部材がコンクリートから形成されている場合には、損傷の程度を判断することが困難な場合が多い。そのような場合、X線検査などによりコンクリート内部での亀裂の生じ方等を検査する方法などもあるが、そのような検査は非常に手間のかかるものであった。
そのため、従来より、例えば特開平10−96742号公報(特許文献1)、特開2001−201511号公報(特許文献2)等に開示されているような加速度検出装置を建築物等の所定の場所に設置し、建築物に加わる地震等による振動の経時的な履歴を記録しておき、その履歴から建築物の損傷の程度を予測することが行なわれている。
特開平10−96742号公報 特開2001−201511号公報
しかしながら、上記のような加速度検出装置を建築物に設置する従来の方法では、いつ地震等の振動が建築物に加わるかが予測できないため、振動が生じていない状態でも常時加速度値を記録しておかなければならず、振動が生じていない状態の多くの無駄なデータを記録することになるという問題点があった。
また、常時加速度値を記録することから、時間の経過とともに膨大な量のデータが記録されることになり、数十年という長期にわたって記録をとり続けることは困難であった。
さらに、上記の従来の方法では、加速度検出装置と記録装置の間の配線が必要であり、その配線のためのスペースが必要であったり、配線のための手間がかかるといった問題点もあった。
したがって、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、建築物等に振動が生じたときのみ、その振動履歴を記録できるようにすることである。
また、本発明の他の目的は、加速度検出装置と記録装置間の配線をなくすことである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる振動記憶装置は、振動を検出するための第1及び第2の加速度計と、前記第1の加速度計の出力信号を整流して直流電圧に変換する整流回路と、該整流回路により整流された直流電圧により駆動されるICチップと、前記第1の加速度計の振動を前記第2の加速度計に遅延して伝達するために、前記第1の加速度計と前記第2の加速度計を機械的に接続する棒状の遅延部材と、前記第2の加速度計の出力信号を前記ICチップの制御により記憶するメモリと、該メモリに記憶された加速度データを無線で外部に送信する送信手段と、を具備することを特徴とする。
また、この発明にかかわる振動記憶装置において、前記第2の加速度計の出力信号をデジタルデータに変換するA/D変換器をさらに具備することを特徴とする。
また、この発明にかかわる振動記憶装置において、前記第1及び第2の加速度計は、圧電セラミックを用いた加速度計であることを特徴とする。
また、この発明にかかわる振動記憶装置において、前記送信手段は、RFIDの原理により無線通信を行なうことを特徴とする。
また、この発明にかかわる振動記憶装置において、前記ICチップに所定のクロック信号を供給するための時計をさらに具備することを特徴とする。
また、この発明に係わる振動記憶装置において、前記遅延部材は、それぞれ共振周波数の異なる複数の振動子を有することを特徴とする。
また、この発明に係わる振動記憶装置において、前記遅延部材は、前記第1の加速度計から前記第2の加速度計に伝達される振動の反射を防止するための振動吸収負荷を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかわる振動記録システムは、振動を検出するための第1及び第2の加速度計と、前記第1の加速度計の出力信号を整流して直流電圧に変換する整流回路と、該整流回路により整流された直流電圧により駆動されるICチップと、前記第1の加速度計の振動を前記第2の加速度計に遅延して伝達するために、前記第1の加速度計と前記第2の加速度計を機械的に接続する棒状の遅延部材と、前記第2の加速度計の出力信号を前記ICチップの制御により記憶するメモリと、該メモリに記憶された加速度データを無線で外部に送信する送信手段とを具備する振動記憶装置と、前記振動記憶装置に備えられた前記メモリから前記加速度計で得られた加速度データを無線で読み出す読み出し装置とを備え、前記振動記憶装置と前記読み出し装置とは、RFIDの原理により無線でデータの通信を行なうための通信手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、建築物等に振動が生じたときのみ、その振動履歴を記録することが可能となる。
また、加速度検出装置と記録装置間の配線をなくすことが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる振動記録システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。
図1において、振動記録システムは、建築物の柱、梁、壁、床等に設置される振動記憶装置100と、振動記憶装置100とは別体で、振動記憶装置100に記憶されている振動履歴を無線で読み出す、あるいは振動記憶装置100に必要な情報を記録するための情報読み出し/記録装置200とから構成されている。
振動記憶装置100は、建築物に加わる振動を検出するための圧電セラミック等からなる第1の加速度計(加速度センサ)8と、第1の加速度計8で発生して振動遅延伝達棹9(詳細は後述する)により所定時間遅延された振動を検出するための圧電セラミック等からなる第2の加速度計(加速度センサ)10と、第2の加速度計10から出力される加速度信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器12と、第1の加速度計8から出力される加速度信号を整流し、DC電力に変換するための整流回路13と、A/D変換器12から出力された加速度のデジタル信号に所定の演算処理を施すためのICチップ14と、ICチップ14により演算処理された加速度値を記憶するためのメモリ16と、ICチップ14に所定のクロック信号を供給するための時計18と、時計18の電源となるバッテリー20と、メモリ16から読み出された加速度履歴を情報読み出し/記録装置200に送信、あるいは情報読み出し/記録装置200から送信される情報を受信するための送受信回路22と、送受信回路22と情報読み出し/記録装置200との間の信号のやり取りを行なうと共に、情報読み出し/記録装置200から発信される電磁波等によりICチップ14の電源となる起電力を発生するためのアンテナ24とを備えて構成されている。
また、情報読み出し/記録装置200は、振動記憶装置100に電磁波等を送信するためのアンテナ30と、振動記憶装置100から振動履歴を読み出す、あるいは振動記憶装置100に必要な情報を送信するためのリーダ/ライタ部32とを備えている。
ここで、振動記憶装置100内におけるICチップ14とメモリ16と送受信回路22とアンテナ24は、無線ICタグ26を構成しており、情報読み出し/記録装置200とともに、所謂RFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる無線通信システムを構成している。
RFIDには、交流磁界によるコイルの相互誘導を利用して550KHz以下の長波帯での交信を行なう電磁結合方式と、主に135KHz以下、あるいは13.56MHz帯の短波の電磁波を利用する電磁誘導方式と、800/900MHzのUHF帯を利用する電磁波伝播方式と、2.45GHzの準マイクロ波帯により交信を行なうマイクロ波方式とがあるが、いずれの方式も本実施形態に適用可能である。
図2は、本実施形態における無線ICタグ26の構成の一例を示す概略平面図である。
無線ICタグ26は、ICチップ14と、このICチップ14をループ状に取り巻くように配置されたループアンテナ24とを備えている。情報読み出し/記録装置200から発信された電磁波により、ループアンテナ24に電磁誘導による起電力が発生し、この起電力がICチップ14を駆動する電源となる。なお、図2においては、メモリ16と送受信回路22は、ICチップ14の中に含まれるものとして示されている。
なお、上記のように構成される振動記憶装置100は、第1の加速度計8の出力信号を電源としてICチップ14を駆動させて振動波形を記憶し、また、外部の情報読み出し/記録装置200との通信は、情報読み出し/記録装置200から発信される電磁波等による誘導起電力を利用して行なわれるため、基本的に内部に電池等の電源を備える必要はない。しかしながら、建築物等に加わった振動履歴を記録する場合、第2の加速度計10から出力される振動波形を、例えば0.01秒毎などの一定のサンプリング周期で記憶することも振動履歴を後に解析する場合に有効である。そのため、本実施形態では、振動記憶装置100内に時計18を備えており、その電源としてボタン型のリチウム電池などのバッテリー20を内部に備える必要がある。そして、このバッテリーは定期的に交換する必要がある。ただしこのようなバッテリーは、単に時計を駆動させるために使用されるだけであるので、その寿命は長く、2〜3年に1回程度の交換ですむため、頻繁に振動記憶装置100の保守を行なう必要はない。また、本実施形態では、上記のような理由により振動記憶装置100の内部に時計18を備えているが、時計18のクロック信号が無かったとしても加速度計8,10に振動が加われば、自動的に振動波形がメモリ16に記憶されるので、時計18は必ずしも必須なものではない。
図3は、第1及び第2の加速度計(加速度センサ)8,10の構成を示す斜視図であり、図4は加速度計の振動検出原理を説明するための図である。なお、第1及び第2の加速度計8,10の構成は略同様であるので、図3にはその一方の構成を示す。
加速度計8,10は、板状の圧電セラミック50を1箇所以上で支持して構成されており、図3は例えば1箇所で支持された構造を示している。そして、加速度計8,10に振動が加わると、圧電セラミック50の先端部が、加えられた振動の加速度に応じて上下に振動する。このとき、圧電セラミック50の上下の表面は、それぞれ圧縮力と引っ張り力を受け、それによる圧縮/引っ張り歪により起電力を発生し、図4に示すような加速度波形が出力される。この加速度波形を図1に示すA/D変換器12によりデジタル信号に変換し、ICチップ14の制御によりメモリ16に格納することで、第1及び第2の加速度計8,10が設置された建築物等に加わった振動履歴を記録しておくことができる。
なお、第1及び第2の加速度計8,10に使用する圧電セラミックとしては、1枚で構成されるものと、2枚の圧電セラミックを貼り合わせたバイモルフと呼ばれるものがあるが、どちらも本実施形態に適用可能である。
次に、図5は、第1及び第2の加速度計8,10と振動遅延伝達棹9の関係を模式的に示した図である。
本実施形態は、加速度計を、建築物等に加わった加速度波形の発生源として用いると共に、その出力信号を整流することによりICチップ14の駆動電力源としても用いることを主旨としている。そのためには、例えば、第2の加速度計10の出力信号を整流回路13に入力してICチップ14の駆動電力とすれば、第1の加速度計8がなかったとしても、振動波形を記録することは可能である。しかしながら、第2の加速度計10のみの場合には、第2の加速度計10に振動が加えられ始めた時点から、その出力信号が整流回路13で整流されてICチップ14が駆動され始める時点までの間に僅かなタイムラグが生じる。そのため、このタイムラグの間は、第2の加速度計10からの加速度波形が記録されないこととなってしまう。
そのため、本実施形態では、第1の加速度計8の出力信号を整流回路13で整流してICチップ14の駆動電力源にする一方、第1の加速度計8の振動を振動遅延伝達棹9により第2の加速度計10に伝達させ、第2の加速度計10からの振動波形信号を記録するようにしている。振動遅延伝達棹9はある一定の長さを有しているので、第1の加速度計8の圧電セラミックの振動が振動遅延伝達棹9を伝播するのにある一定の時間がかかり、第2の加速度計10は、このある一定の遅延時間が経過した後に振動し始める。そのため、第1の加速度計8からの出力電圧によりICチップ14の駆動が開始された後に、第2の加速度計10から振動波形が出力されるようになるので、振動の初期の波形からもらさずメモリ16に記録することが可能となる。
図6は、上記の振動波形の遅延原理を説明するための図である。
まず、図6(a)に示す様に、第1の加速度計8に時刻T1で振動が加わり始めたとすると、その出力信号が整流されてICチップ14が駆動され始めるまでには一定の時間がかかり、ICチップ14は時刻T2から駆動され始める。そのため、第1の加速度計8からの出力波形をそのまま記録したのでは、図6(b)に示す様に、時刻T1から時刻T2の間の振動波形データが記録されずに欠損してしまう。これに対し、本実施形態では、振動遅延伝達棹9の長さを、第1の加速度計8の振動が第2の加速度計10に略(T2−T1)の時間で伝達するような長さに設定しておくことにより、図6(c)に示す様に、振動波形の最初から記録することが可能となる。
次に、図5に戻って振動遅延伝達棹9の構造について説明する。
振動遅延伝達棹9は棒状の部材であり、その第1の加速度計8に接続されている側の端部には、複数(本実施形態では例えば4つ)の振動子60,62,64,66が固定されている。これらの振動子は、それぞれ棒状部60a,62a,64a,66aと、その先端に固定された錘60b,62b,64b,66bとを備えて構成されている。そして、各振動子60,62,64,66は、それぞれ棒状部の長さと錘の重さが異なっており、それぞれの振動子の共振周波数が異なるように構成されている。なお、本実施形態では、振動子を4つ備える場合について説明したが、振動子の個数は4つに限らずその他の個数でもよいことは言うまでもない。
ここで、図7(a)に示す様に、n個の振動子の共振周波数をそれぞれF1,F2,F3,F4,…Fnとすれば、n個の振動子の周波数特性を合成した振動検出周波数特性は、図7(b)に曲線Aで示す様に広い帯域にわたって略フラットな特性となる。そのため、様々な周波数の振動が建物等に加わった場合でも、それらの様々な周波数の振動の検出感度が略一様になり、広い帯域の振動検出が可能となる。
また、振動遅延伝達棹9の第2の加速度計10に接続されている側の端部には、バネ等からなる振動吸収負荷70が取り付けられており、振動遅延伝達棹9を伝達してきた振動の反射を防止することにより、伝達されてきた振動を第2の加速度計10で正確に検出することが可能となる。
次に、図8は、圧電セラミック50(第1の加速度計8)が出力する電圧変化である加速度波形を整流するための整流回路13を示す図である。
圧電セラミック50から出力される加速度波形は交流電圧であるが、これを図8に示すような整流回路13でDC電圧に変換することにより、このDC電圧を図1に示すICチップ14の駆動電圧として利用することができる。このように、第1の加速度計8の出力信号を、振動の大きさを示す加速度波形としてだけではなく、ICチップ14を駆動するための電源として使用することにより、第1の加速度計8に振動が加わった場合のみICチップ14が駆動されて振動波形が記憶されるので、振動が加わっていない状態での不要なデータまでをも記録してしまうことが防止される。そのため、必要なデータのみがメモリ16に記憶されることになり、メモリ16の記憶容量を有効に使用することができる。
次に、上述したように構成される振動記録システムの動作について図1を参照して説明する。
まず、振動記憶装置100が使用者により、建築物の柱、梁、壁、床等の必要な場所に取り付けられる。そして、地震等により建築物に振動が加わると、振動記憶装置100内の第1の加速度計8が振動波形を出力する。第1の加速度計8から出力された振動波形は、整流回路13によりDC電圧に変換され、このDC電圧によりICチップ14が駆動される。これと同時に、第1の加速度計8の振動は、振動遅延伝達棹9を介して所定時間遅れて第2の加速度計10に伝達され、第2の加速度計10から振動波形が出力される。この振動波形は、A/D変換器12にも供給され、ここでデジタル信号に変換され、ICチップ14の処理により振動波形のデジタルデータがメモリ16に記憶される。このとき、ICチップ14には、時計18から所定のクロック信号が入力され、第2の加速度計10から出力される振動波形は、例えば0.01秒毎などの一定のサンプリング周期でサンプリングされる。このようにして、振動記憶装置100のメモリ16には、建築物に加わった振動波形の履歴が時間の経過とともに蓄積されていく。
一方、使用者は、ある程度の期間が経過すると、必要に応じて情報読み出し/記録装置200を建築物の振動記憶装置100が取り付けられている場所に持っていき、又はその場所で、既に説明した原理により振動記憶装置100からメモリ16に記憶されている振動履歴のデータを情報読み出し/記録装置200に読み出す。そして、情報読み出し/記録装置200を持ち帰り、読み出されたデータの解析等を行なう。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、第1の加速度計8の出力信号を起電力としてICチップ14を駆動し、振動遅延伝達棹9により所定時間遅延された振動による加速度波形が第2の加速度計10から出力されて、メモリ16に記憶されるため、振動の初期からもれなく振動波形を記録することができる。また、建物等に加えられた振動による加速度計の出力信号をICチップ14を駆動する電源として用いているので、建築物等に振動が加わった場合のみ、振動波形の記録が行なわれ、振動が加わっていない状態の無駄なデータを記録することが防止される。
また、振動記憶装置100から情報読み出し/記録装置200へのデータの読み出しを、RFIDの原理を利用して無線で行なうため、配線が不要になり、配線のためのスペースや配線の手間を排除することができる。
本発明に係わる振動記録システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における無線ICタグの構成の一例を示す概略平面図である。 加速度計の構成を示す斜視図である。 加速度計の振動検出原理を説明するための図である。 第1及び第2の加速度計と振動遅延伝達棹の関係を模式的に示した図である。 振動波形の遅延原理を説明するための図である。 複数の振動子の周波数特性を示す図である。 加速度計の出力電圧を整流するための整流回路の構成を示す図である。
符号の説明
8 第1の加速度計
9 振動遅延伝達棹
10 第2の加速度計
12 A/D変換器
13 整流回路
14 ICチップ
16 メモリ
18 時計
20 バッテリー
22 送受信回路
24,30 アンテナ
26 無線ICタグ
32 リーダ/ライタ部
50 圧電セラミック
60,62,64,66 振動子
70 振動吸収負荷
100 振動記憶装置
200 情報読み出し/記録装置

Claims (8)

  1. 振動を検出するための第1及び第2の加速度計と、
    前記第1の加速度計の出力信号を整流して直流電圧に変換する整流回路と、
    該整流回路により整流された直流電圧により駆動されるICチップと、
    前記第1の加速度計の振動を前記第2の加速度計に遅延して伝達するために、前記第1の加速度計と前記第2の加速度計を機械的に接続する棒状の遅延部材と、
    前記第2の加速度計の出力信号を前記ICチップの制御により記憶するメモリと、
    該メモリに記憶された加速度データを無線で外部に送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする振動記憶装置。
  2. 前記第2の加速度計の出力信号をデジタルデータに変換するA/D変換器をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の振動記憶装置。
  3. 前記第1及び第2の加速度計は、圧電セラミックを用いた加速度計であることを特徴とする請求項1に記載の振動記憶装置。
  4. 前記送信手段は、RFIDの原理により無線通信を行なうことを特徴とする請求項1に記載の振動記憶装置。
  5. 前記ICチップに所定のクロック信号を供給するための時計をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の振動記憶装置。
  6. 前記遅延部材は、それぞれ共振周波数の異なる複数の振動子を有することを特徴とする請求項1に記載の振動記憶装置。
  7. 前記遅延部材は、前記第1の加速度計から前記第2の加速度計に伝達される振動の反射を防止するための振動吸収負荷を備えることを特徴とする請求項1に記載の振動記憶装置。
  8. 振動を検出するための第1及び第2の加速度計と、前記第1の加速度計の出力信号を整流して直流電圧に変換する整流回路と、該整流回路により整流された直流電圧により駆動されるICチップと、前記第1の加速度計の振動を前記第2の加速度計に遅延して伝達するために、前記第1の加速度計と前記第2の加速度計を機械的に接続する棒状の遅延部材と、前記第2の加速度計の出力信号を前記ICチップの制御により記憶するメモリと、該メモリに記憶された加速度データを無線で外部に送信する送信手段とを具備する振動記憶装置と、
    前記振動記憶装置に備えられた前記メモリから前記加速度計で得られた加速度データを無線で読み出す読み出し装置とを備え、
    前記振動記憶装置と前記読み出し装置とは、RFIDの原理により無線でデータの通信を行なうための通信手段を備えることを特徴とする振動記録システム。
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