JP4172582B2 - 手持ち攪拌機支持具及び攪拌装置並びにグラウト材練り混ぜ方法 - Google Patents

手持ち攪拌機支持具及び攪拌装置並びにグラウト材練り混ぜ方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、手持ち攪拌機支持具及び攪拌装置並びにグラウト材練り混ぜ方法に関し、より詳しくは、手持ち攪拌機と容器を手持ち攪拌機支持具を介して組立て自動で練り混ぜ可能な手持ち攪拌機支持具及び攪拌装置並びにグラウト材練り混ぜ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
グラウト材等のモルタルの調合を行なう練り混ぜ装置が提案されているが(特許文献1)、この練り混ぜ装置は、容器内周面及び底面に接近した状態で攪拌板固定し、容器自体を傾斜かつ回転させることによりグラウト等を攪拌させるため、容器の軸線を傾斜した状態に維持する手段や容器回転駆動部を有する容器支持台が必要であり、大がかりな装置となる。さらに、練り上がったグラウト材の注入する際は、1箇所で攪拌して各柱まで練り上がったグラウト材を配るよりも、注入する柱近傍で攪拌した方が重量物(練り上がったグラウト等)の移動手間等を考えると作業効率が良いが、練り混ぜ装置は、大がかりな装置となっているため、容易に移動できず作業性が悪い。
【0003】
このように、グラウト材等のモルタルの調合は、その消費量がコンクリートに比べ少ないため、大掛かりな練り混ぜ装置を用いる程ではなく、一人が容器に水を入れ手持ち攪拌機(特許文献2)の羽根を回しながら別人がグラウト材を投入して練り混ぜていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−117581号公報
【0005】
【特許文献2】
実公昭59−39462号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように手持ち攪拌機を用いてグラウト材を投入して練り混ぜる場合には、一人が手持ち攪拌機を持ち、他の一人がグラウト材を投入するから、その練り混ぜに対して2名の作業者が必要であり、作業効率が悪かった。
【0007】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡便な治具を活用して、容器と手持ち攪拌機を接続して、攪拌のみを自動化させることで、全体の作業効率の向上を図るとともに作業結果の均一化も同時に図ることが可能な手持ち攪拌機支持具及び攪拌装置並びにグラウト材練り混ぜ方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0009】
請求項1に記載の発明は、グラウト材練り混ぜを行なう手持ち攪拌機を保持可能な保持部と、
グラウト材練り混ぜ可能な容器の上部端部に着脱可能な挟持部と、
前記保持部と前記挟持部とを連結するアームとを有することを特徴とする手持ち攪拌機支持具である。
【0010】
この請求項1に記載の発明によれば、手持ち攪拌機を使用した場合であっても手持ち攪拌機支持具を介して、容器に手持ち攪拌機を簡単かつ確実に固定できる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記アームに、グラウト材を前記容器の内部に投入する投入シュートを備えることを特徴とする請求項1に記載の手持ち攪拌機支持具である。
【0012】
この請求項2に記載の発明によれば、アームと投入シュートが一体であり、投入シュートの取り付けが容易である。
【0013】
請求項3に記載の発明は、グラウト材練り混ぜ可能な容器と、
攪拌羽根を有する手持ち攪拌機と、
前記手持ち攪拌機を保持可能な保持部と前記容器の上部端部に着脱可能な挟持部とを有する手持ち攪拌機支持具とを備え、
前記手持ち攪拌機支持具の前記挟持部を前記容器の上部端部に装着し、前記保持部に前記手持ち攪拌機を保持し、
前記手持ち攪拌機の前記攪拌羽根を前記容器の内部下側に位置させることを特徴とする攪拌装置である。
【0014】
この請求項3に記載の発明によれば、手持ち攪拌機を使用した場合であっても手持ち攪拌機支持具を介して、容器に手持ち攪拌機を固定できるので、一人の作業者で水とグラウト材の投入から練り混ぜまで行え、省人化が図れるとともに、練り混ぜ中は他の作業との併用も可能となり、さらなる省力化が図れる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、前記手持ち攪拌機支持具に、グラウト材を前記容器の内部に投入する投入シュートを備えることを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置である。
【0016】
この請求項4に記載の発明によれば、投入シュートに対してグラウト材を投入するので、容器への投入がし易くなる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、前記手持ち攪拌機に、電源スイッチオンにより作動し、一定時間経た後に電源を解除するタイマーを備えることを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置である。
【0018】
この請求項5に記載の発明によれば、タイマーの時間管理によって、投入するグラウト材の量に応じた最適な練り混ぜに必要な時間を確保することができるので、常に均一な練り混ぜ結果が得られる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、グラウト材練り混ぜ可能な容器と、
攪拌羽根を有する手持ち攪拌機と、
前記手持ち攪拌機を保持可能な保持部と前記容器の上部端部に着脱可能な挟持部とを有する手持ち攪拌機支持具とを用い、
前記手持ち攪拌機支持具の前記挟持部を前記容器の上部端部に装着する工程と、
前記手持ち攪拌機支持具の前記保持部に前記手持ち攪拌機を保持し、前記手持ち攪拌機の前記攪拌羽根を前記容器の内部下側に位置させる工程と、
前記容器に所定量の水を投入し、前記手持ち攪拌機の電源スイッチを入れて前記攪拌羽根を回転して水を攪拌しながら所定量のグラウト材を投入して練り混ぜることを特徴とするグラウト材練り混ぜ方法である。
【0020】
この請求項6に記載の発明によれば、手持ち攪拌機を使用した場合であっても手持ち攪拌機支持具を介して、容器に手持ち攪拌機を固定できるので、一人の作業者で水とグラウト材の投入から練り混ぜまで行え、省人化が図れるとともに、練り混ぜ中は他の作業との併用も可能となり、さらなる省力化が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の手持ち攪拌機支持具及び攪拌装置並びにグラウト材練り混ぜ方法の実施の形態を図面にに基づいて説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明は、この実施の形態に限定されない。
【0022】
この実施の形態の攪拌装置1は、容器2と、手持ち攪拌機3と、手持ち攪拌機支持具4とを備え、手持ち攪拌機支持具4を容器2の上部端部に装着し、手持ち攪拌機支持具4に手持ち攪拌機3を保持し、手持ち攪拌機3の攪拌羽根を容器2の内部下側に位置させる。この容器2と手持ち攪拌機3は、周知のものが用いられる。容器2は、例えばペール缶やバケツのような運搬が容易な容器が好ましく用いられる。手持ち攪拌機支持具4は、このような容器2に対して適切な位置に手持ち攪拌機3を支持するように構成される。
【0023】
図1乃至図6は、手持ち攪拌機支持具4を示し、図1は手持ち攪拌機支持具の正面図、図2は手持ち攪拌機支持具の右側面図、図3は手持ち攪拌機支持具の左側面図、図4は手持ち攪拌機支持具の背面図、図5は手持ち攪拌機支持具の平面図、図6は手持ち攪拌機支持具の底面図である。
【0024】
手持ち攪拌機支持具4は、手持ち攪拌機3を保持可能な保持部40と容器2の上部端部に着脱可能な挟持部41とを有し、保持部40と挟持部41はアーム42によって連結されている。
【0025】
保持部40は、アーム42の一端部42aに設けられ、この保持部40の側部40aから底部40bに保持切欠き部40cが形成されている。側部40aにはそれぞれの面に手持ち攪拌機の通気孔40a2が形成され、さらに一面に固定孔40a1が形成されている。また、保持切欠き部40cは、側部40aから底部40bに形成されたガイド部40c1と、このガイド部40c1の先端で底部40bに形成された係合部40c2からなり、手持ち攪拌機3をガイド部40c1から挿入して係合部40c2で保持する。手持ち攪拌機固定孔40a1に固定部材を装着して手持ち攪拌機3を固定し、手持ち攪拌機3の駆動でもガタツカないようにする。
【0026】
挟持部41は、アーム42の他端部42bに設けられ、この挟持部41のベース41aが容器2の上部端部に沿った円弧形状に形成され、このベース41aには挟持爪41bが所定間隔で3箇所に設けられている。アーム42は、中間部42cで鋭角に屈曲され、手持ち攪拌機3の攪拌羽根が容器2の内部下側に位置させることができるようになっている。
【0027】
このように手持ち攪拌機支持具4は、手持ち攪拌機3を保持可能な保持部40と容器2の上部端部に着脱可能な挟持部41とを有し、この手持ち攪拌機支持具4を用いた例のグラウト攪拌施工時の状況を、図7乃至図16に示す。
【0028】
図7は容器と手持ち攪拌機支持具を組立た状態を示す断面図、図8は容器と手持ち攪拌機支持具を組立た状態を示す側面図、図9は容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立る状態を示す図、図10は容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立た状態を示す容器を破断した正面図、図11は容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立た状態を示す容器を一部破断した側面図、図12は容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立た状態を示す容器を一部破断し、手持ち攪拌機にタイマーを備えた側面図、図13はグラウト材練り混ぜを示す図、図14は手持ち攪拌機支持具と手持ち攪拌機を取り外した状態を示す図、図15は手持ち攪拌機の洗浄を示す図、図16は練り上がったグラウト材を流し込み注入を示す図である。
【0029】
まず、はじめに、この発明を用いた例の施工手順を説明する。
【0030】
手持ち攪拌機支持具4は、挟持部41を介してペール缶やバケツのような持ち運び可能な容器2の上部端部に支持される(図7及び図8)。
【0031】
容器2は、周知の上部が開口したグラウト材練り混ぜ可能な容器である。この容器2の側部には、さげ部20が設けられ、さげ部20によって持ち運びが容易になっている。手持ち攪拌機支持具4の挟持部41を、容器2の上部端部2aに装着して取り付けられ、この取り付けは、挟持部41の挟持爪41bを容器2の上部端部2aに装着して簡単かつ確実に固定される。
【0032】
次に、手持ち攪拌機支持具4の保持部40に手持ち攪拌機3を保持させ、手持ち攪拌機3に備えられているねじ込み式のハンドル6で保持部40と手持ち攪拌機3を固定する(図9)。
【0033】
このとき、手持ち攪拌機3の回転軸31の先端部は容器2の底面中心の近傍に納まっている(図10及び図11)。
【0034】
手持ち攪拌機3は、駆動部30で回転軸31が回転され、この回転軸31の先端に攪拌羽根32が設けられ、把手38によって持ち運び可能になっている。
【0035】
この把手38には、電源スイッチ33及びロックボタン34が備えられ、駆動部30を保持部40の保持切欠き部40cに係合し、攪拌羽根32を容器中心軸の容器2の内部下側に位置させる。ハンドル6の螺子部6aを側部40aの手持ち攪拌機固定孔40a1に挿通して手持ち攪拌機3のハンドル螺子部(図示せず)に螺着して取り付け、ハンドル6で手持ち攪拌機3を固定することが容易にできるようになっている。
【0036】
手持ち攪拌機3の手持ち攪拌機支持具4への取付けは、手持ち攪拌機3に設けられている駆動部30を介して固定した場合は、特別な部材を使用しないので、手持ち攪拌機支持具4の構成としては、保持部40の側部40a、底部40bに駆動部30や回転軸31を着脱可能なように保持切欠き部40cを形成するだけでよく、手持ち攪拌機支持具4が簡便である。
【0037】
手持ち攪拌機3の電源コード35にタイマー36に接続し、このタイマー36の電源コード35はコンセント35aを介して商用電源に接続される。このタイマー36は外付けタイマーあるいは手持ち攪拌機3に内蔵されたタイマーとし、手持ち攪拌機3と電源の間で手持ち攪拌機3の駆動時間を制御する(図12)。
【0038】
容器2に材料である水7を投入し、手持ち攪拌機3の電源スイッチ33を入れ、ロックボタン34を押し連続稼働を開始し、材料であるグラウト材8を回転している攪拌羽根32に向けて投入する。全てのグラウト材8を投入後、タイマー36のタイマースイッチ37を入れ、一定時間攪拌する。一定時間経過後、タイマー36によって手持ち攪拌機3は連続稼働を停止する。グラウト材8は、セメント、砂、添加材等がブレンドされたものである。手持ち攪拌機3は、タイマースイッチ37を入れておくと、電源スイッチ33のオンによりタイマー36が作動し、一定時間経た後に電源を解除して停止する。タイマー36の時間管理によって、投入するグラウト材8の量に応じた最適な練り混ぜに必要な時間を確保することができるので、常に均一な練り混ぜ結果が得られる(図13)。
【0039】
攪拌作業終了後、手持ち攪拌機3を手持ち攪拌機支持具4と一緒に容器2から取り外す(図14)。
【0040】
そして、手持ち攪拌機3を手持ち攪拌機支持具4と一緒に、洗浄用水の入った別の容器60に装着する。手持ち攪拌機3の電源スイッチ33を入れ、攪拌羽根32などに付着した練り上がった不要のグラウト材を洗い落とす(図15)。
【0041】
容器2の中には練り上がったグラウト材8が残り、容器2から直接練り上がったグラウト材8を使用する。例えば、容器2を持って柱脚部50の型枠51の場所まで運び、ロート52に容器2から練り上がったグラウト材を流し込み注入する(図16)。
【0042】
このように、手持ち攪拌機3を使用した場合であっても手持ち攪拌機支持具4を介して、容器2に手持ち攪拌機3を固定できるので、一人の作業者で水7とグラウト材8の投入から練り混ぜまで行え、省人化が図れるとともに、練り混ぜ中は他の作業との併用も可能となり、さらなる省力化が図れる。
【0043】
次に、手持ち攪拌機支持具4を構成している各部、保持可能な保持部40と容器2の上部端部に着脱可能な挟持部41と、保持部40と挟持部41を連結するアーム42の実施の形態をそれぞれ説明する。
<挟持部>
手持ち攪拌機支持具4の挟持部41は容器2への着脱が容易であり、攪拌時には手持ち攪拌機3を固定した手持ち攪拌機支持具4を安定して支持する機能を有している。
【0044】
図17の実施の形態の挟持部41は、ベース41cが容器2の上部端部に沿った円弧形状に形成され、このベース41cには挟持爪41dが所定間隔で3箇所に溶接により設けられているが、この挟持爪41dは、コの字形金物で形成されている。この挟持爪41dは、容器内側に接する内側部41d1が容器外側に接する外側部41d2より長く形成され、内側部41d1で手持ち攪拌機3の荷重を確実に受けることができるようになっている。
【0045】
このように、挟持部41は円弧状のベース41cの数箇所に挟持爪41dのコの字形金物を溶接したものであり、ベース41cの形状と挟持爪41dの配置は容器2の縁に沿うようになっている。この実施の形態の挟持爪41dは、コの字形金物が3個溶接されているが、2個以上の金物があればよい。また、挟持部41の挟持爪41dはコの字形金物が容器2の縁を跨ぐように設置されるため、着脱が容易であり、攪拌作業中は自重などにより容器2に安定して支持される仕組みとなっている。
【0046】
図18の実施の形態の挟持部41は、ベース41eが容器2の上部端部に沿った円弧形状に形成され、このベース41eには挟持爪41fが設けられているが、この挟持爪41fは、容器内側に接する内側板41f1が容器外側に接する外側板41f2より長く形成され、この内側板41f1と外側板41f2がベース41eの両側に溶接して設けられている。
【0047】
このように、挟持部41は円弧状のベース41eを湾曲した内側板41f1と外側板41f2で挟んで接触部を溶接したものである。ベース41eの形状は容器2の縁に沿うようになっている。また、内側板41f1は容器2の内縁、外側板41f2は容器2の外縁にそれぞれ沿うようになっている。図17の実施の形態と同様に、挟持部41は容器2を跨ぐように設置されるため、容器2への着脱が容易であり、攪拌作業中は自重などにより容器2に安定に支持される構成となっている。
【0048】
図19の実施の形態の挟持部41は、支持部41g、挟持レバー41h、バネ41iとで構成され、容器2の上部端部に挟持レバー41hがバネ41iによって押圧し、支持部41gとの間で挟むように取り付けられる。このように、挟持部41がクリップのように挟み留める構成となっている。
【0049】
その他の挟持部41の例として、容器2の円周に沿ってベルトを巻き固定するベルト方式や強力磁石で固定する磁石方式なども考えられる。
<アーム>
図20及び図21の実施の形態のアーム42は、挟持部41と保持部40を一体化させる。また、アーム42は、手持ち攪拌機3を保持部40に固定し、手持ち攪拌機支持具4を容器2に設置したときに手持ち攪拌機3の回転軸31の先端部が容器底中心の近傍に納まるような形状とする。このとき、手持ち攪拌機3の攪拌羽根32が容器2の底面に接触しないようなアーム42の形状とする。アーム42は、攪拌羽根32の直径から算出した円の面積が容器2の底面積の1/12〜1/6程度の場合、攪拌中に全ての材料が容器2の中を循環するような対流を発生させるために、回転軸31が容器底中心部に向かって斜めに進入するような形状にする。
【0050】
アーム42は、攪拌羽根32が円盤型でその直径が容器底面積の約1/12であるためアーム張り出し部42dはアーム先端部42eが下がるように傾斜している。このように、アーム42を長手方向に伸ばすことでアーム張り出し部42dの変形量が増し、攪拌中に攪拌羽根32が上下方向に攪拌羽根32が容器2に接触しない程度に振動する。このアーム42の振動と攪拌羽根32が傾いていることにより大きな対流が発生する。
【0051】
図22乃至図24の実施の形態のアーム42は、グラウト材を容器2の内部に投入する投入シュート43を有している。投入シュート43は、皿板43aの両側に側板43bを設け、皿板43aに梱包袋落下防止杭43cが所定間隔で3個設けた構成である。この投入シュート43は、皿板43aが所定の傾斜角度になるように挟持部41に設けられている。アーム42の他端部42bは、支持部44を介して投入シュート43に連結されている。支持部44の連結板44aは、アーム42の他端部42bに設けられ、この連結板44aの両側に取付板44bが設けられ、この取付板44bを投入シュート43の両側板43bに固定している。
【0052】
この実施の形態は、グラウト材の梱包袋を開封し、開封口側を投入シュート43に載せ、投入シュート43に対してグラウト材を投入するので、容器2への投入がし易くなる。作業者の手から誤って梱包袋が離れても、梱包袋の落下が梱包袋落下防止杭43cによって防止できる。
【0053】
このように、アーム42は、グラウト材投入のシュータ機能を具備したシューターアームとなっており、投入シュート43は傾斜した扇形の皿板43aと両側板43bを備えており、投入口が広いためグラウト材投入作業が容易である。また、出口に梱包袋落下防止杭43cが設けてある。なお、挟持部41を投入シュート43に備えることによって、アーム42を接続しない単体としての投入シュートとしてもよい。
【0054】
図25の実施の形態のアーム42は、容器2の開口部を跨ぐように屈曲して設けられ、一端に挟持部41が設けられ、他端に挟持部41が投入シュート43、支持部44を介して設けられている。アーム42の中央部に手持ち攪拌機3が支持されている。この実施の形態では、アーム42は2本設けており、一方のアーム42は保持部40を、もう一方のアーム42には投入シュート43を取り付けている。
【0055】
図26の実施の形態では、複数のアーム42の一方に上環状板45aを設け、他方に下環状板45bを設け、この下環状板45bに複数の挟持部41が設けられている。保持部40は、吊りワイヤーまたはロープ等の吊り部材46によって上環状板45aに設けられ、この保持部40に手持ち攪拌機3が保持され、手持ち攪拌機3の攪拌羽根32を容器中心軸の容器2の内部下側に位置させることができる。この実施の形態では、アーム42は4本設けており、各アーム42の先端には吊りワイヤーまたはロープ等の吊り部材46が取り付けられ、保持部40を吊る形式としている。
【0056】
その他のアーム42の例として、アームに伸縮機能を備えることによって、手持ち攪拌機3の長さや容器2の高さの変化にも対応可能となる。また、前記の実施の形態ではアーム42は平板であるが、例えば管や棒のようなものでもよい。<保持部>
図27の実施の形態の保持部40は、手持ち攪拌機3を固定し、手持ち攪拌機3を容易に着脱できるようにアーム42が取り付けられている面以外の面に向かって保持切欠き部40cが設けられている。この実施の形態の保持切欠き部40cは1つの側面に向けて設けられている。
【0057】
また、手持ち攪拌機3を保持部40に固定するために、手持ち攪拌機3に備えられているハンドル用のネジ孔と一致するように、保持部40の側部40aの1つの側面に手持ち攪拌機固定孔40a1を設け、ハンドル6によって手持ち攪拌機3と保持部40を固定する。保持部40の側部40aの全ての側面には手持ち攪拌機3のモータ焼付け防止の通気口40a2が設けられているが、切り欠きでもよい。
【0058】
図28の実施の形態の保持部40は、側壁40aが前側に開放部40a3が形成され、底部40bにガイド部40c3が前側から手持ち攪拌機3を着脱できるように構成されている。このように、保持切欠き部40cが前方方向へ伸びている。
【0059】
図29の実施の形態の保持部40は、手持ち攪拌機3が固定ベルト47によって固定されている。
【0060】
図30の実施の形態の保持部40は、手持ち攪拌機3が押しボルト48によって固定されている。
【0061】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、手持ち攪拌機を使用した場合であっても手持ち攪拌機支持具を介して、容器に手持ち攪拌機を簡単かつ確実に固定できる。
【0062】
請求項2に記載の発明では、アームと投入シュートが一体であり、投入シュートの取り付けが容易である。
【0063】
請求項3に記載の発明では、手持ち攪拌機を使用した場合であっても手持ち攪拌機支持具を介して、容器に手持ち攪拌機を固定できるので、一人の作業者で水とグラウト材の投入から練り混ぜまで行え、省人化が図れるとともに、練り混ぜ中は他の作業との併用も可能となり、さらなる省力化が図れる。
【0064】
請求項4に記載の発明では、投入シュートに対してグラウト材を投入するので、容器への投入がし易くなる。
【0065】
請求項5に記載の発明では、タイマーの時間管理によって、投入するグラウト材の量に応じた最適な練り混ぜに必要な時間を確保することができるので、常に均一な練り混ぜ結果が得られる。
【0066】
請求項6に記載の発明では、手持ち攪拌機を使用した場合であっても手持ち攪拌機支持具を介して、容器に手持ち攪拌機を固定できるので、一人の作業者で水とグラウト材の投入から練り混ぜまで行え、省人化が図れるとともに、練り混ぜ中は他の作業との併用も可能となり、さらなる省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手持ち攪拌機支持具の正面図である。
【図2】手持ち攪拌機支持具の右側面図である。
【図3】手持ち攪拌機支持具の左側面図である。
【図4】手持ち攪拌機支持具の背面図である。
【図5】手持ち攪拌機支持具の平面図である。
【図6】手持ち攪拌機支持具の底面図である。
【図7】容器と手持ち攪拌機支持具を組立た状態を示す断面図である。
【図8】容器と手持ち攪拌機支持具を組立た状態を示す側面図である。
【図9】容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立る状態を示す図である。
【図10】容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立た状態を示す容器を破断した正面図である。
【図11】容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立た状態を示す容器を一部破断した側面図である。
【図12】容器、手持ち攪拌機支持具、手持ち攪拌機を組立た状態を示す容器を一部破断し、手持ち攪拌機にタイマーを備えた側面図である。
【図13】グラウト材練り混ぜを示す図である。
【図14】手持ち攪拌機支持具と手持ち攪拌機を取り外した状態を示す図である。
【図15】手持ち攪拌機の洗浄を示す図である。
【図16】練り上がったグラウト材を流し込み注入を示す図である。
【図17】挟持部の実施の形態を示す図である。
【図18】挟持部の実施の形態を示す図である。
【図19】挟持部の実施の形態を示す図である。
【図20】アームの実施の形態を示す図である。
【図21】アームの実施の形態を示す図である。
【図22】アームの実施の形態を示す図である。
【図23】アームの実施の形態を示す図である。
【図24】投入シュートの実施の形態を示す図である。
【図25】アームの実施の形態を示す図である。
【図26】アームの実施の形態を示す図である。
【図27】保持部の実施の形態を示す図である。
【図28】保持部の実施の形態を示す図である。
【図29】保持部の実施の形態を示す図である。
【図30】保持部の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 攪拌装置
2 容器
3 手持ち攪拌機
4 手持ち攪拌機支持具
40 保持部
41 挟持部
42 アーム

Claims (6)

  1. グラウト材練り混ぜを行なう手持ち攪拌機を保持可能な保持部と、
    グラウト材練り混ぜ可能な容器の上部端部に着脱可能な挟持部と、
    前記保持部と前記挟持部とを連結するアームとを有することを特徴とする手持ち攪拌機支持具。
  2. 前記アームに、グラウト材を前記容器の内部に投入する投入シュートを備えることを特徴とする請求項1に記載の手持ち攪拌機支持具。
  3. グラウト材練り混ぜ可能な容器と、
    攪拌羽根を有する手持ち攪拌機と、
    前記手持ち攪拌機を保持可能な保持部と前記容器の上部端部に着脱可能な挟持部とを有する手持ち攪拌機支持具とを備え、
    前記手持ち攪拌機支持具の前記挟持部を前記容器の上部端部に装着し、前記保持部に前記手持ち攪拌機を保持し、
    前記手持ち攪拌機の前記攪拌羽根を前記容器の内部下側に位置させることを特徴とする攪拌装置。
  4. 前記手持ち攪拌機支持具に、グラウト材を前記容器の内部に投入する投入シュートを備えることを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置。
  5. 前記手持ち攪拌機に、電源スイッチオンにより作動し、一定時間経た後に電源を解除するタイマーを備えることを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置。
  6. グラウト材練り混ぜ可能な容器と、
    攪拌羽根を有する手持ち攪拌機と、
    前記手持ち攪拌機を保持可能な保持部と前記容器の上部端部に着脱可能な挟持部とを有する手持ち攪拌機支持具とを用い、
    前記手持ち攪拌機支持具の前記挟持部を前記容器の上部端部に装着する工程と、
    前記手持ち攪拌機支持具の前記保持部に前記手持ち攪拌機を保持し、前記手持ち攪拌機の前記攪拌羽根を前記容器の内部下側に位置させる工程と、
    前記容器に所定量の水を投入し、前記手持ち攪拌機の電源スイッチを入れて前記攪拌羽根を回転して水を攪拌しながら所定量のグラウト材を投入して練り混ぜることを特徴とするグラウト材練り混ぜ方法。
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