JP4172436B2 - 画像読取装置及び印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び印刷装置に関する。
CCDセンサを用いて画像を読み取る画像読取装置が知られている。このような画像読取装置では、CCDセンサを制御して画像データを出力する制御回路、及び、制御回路から出力された画像データを受信するメイン回路が設けられている。(特許文献1参照)
特開平11−187223号公報
CCDセンサを制御する際に、特定の周波数の駆動パルスによってCCDセンサが駆動されると、CCDセンサの周囲に特定周波数で強い強度の電磁波ノイズが発生する。そこで、周波数変調されたクロックに応じてCCDセンサを制御し、特定の周波数の電磁波ノイズの強度を抑えることが考えられる。
但し、制御回路が周波数変調されたクロックで動作し、メイン回路が別のクロックに応じて動作すると、制御回路から出力される画像データをメイン回路が取り込む際に、タイミングがずれるおそれがある。
上記課題を解決するための主たる発明は、画像を読み取るためのCCDセンサと、周波数変調されたクロックを生成するクロック生成器と、前記周波数変調されたクロックに応じて動作し、前記CCDセンサを制御し、前記CCDセンサの検出結果をデータ信号として出力し、前記データ信号と同期する取込用クロックを出力する制御回路と、前記周波数変調されたクロックとは別のクロックに応じて動作し、前記制御回路から出力される前記データ信号と前記取込用クロックとが入力され、前記取込用クロックに基づいて前記データ信号を取り込むメイン回路と、を有することを特徴とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
(A)画像を読み取るためのCCDセンサと、
(B)周波数変調されたクロックを生成するクロック生成器と、
(C)前記周波数変調されたクロックに応じて動作し、前記CCDセンサを制御し、前記CCDセンサの検出結果をデータ信号として出力し、前記データ信号と同期する取込用クロックを出力する制御回路と、
(D)前記周波数変調されたクロックとは別のクロックに応じて動作し、前記制御回路から出力される前記データ信号と前記取込用クロックとが入力され、前記取込用クロックに基づいて前記データ信号を取り込むメイン回路と、
を有することを特徴とする画像読取装置。
このような画像読取装置によれば、メイン回路がデータ信号を取り込むタイミングがずれなくて済む。
かかる画像読取装置であって、前記クロック生成器は、基準クロックに応じて前記周波数変調されたクロックを生成するものであり、前記基準クロックを発生する発振器が、前記制御回路と同じ基板に設けられていることが望ましい。これにより、基準クロックを制御回路へ送るための信号線が不要になる。
かかる画像読取装置であって、前記クロック生成器は、基準クロックに応じて前記周波数変調されたクロックを生成するものであり、前記基準クロックは、前記メイン回路から前記制御回路へ送信されることが望ましい。これにより、発振器の数を省略し、コストダウンを図ることができる。
かかる画像読取装置であって、前記メイン回路を動作させる前記別のクロックは、前記取込用クロックよりも高い周波数であり、前記メイン回路は、前記取込用クロックの信号レベルの変化を検出し、前記前記取込用クロックの信号レベルが変化したときを基準に前記データ信号を取り込むことが望ましい。これにより、取込用クロックに同期してデータ信号を取り込むことができる。
かかる画像読取装置であって、前記制御回路は、前記データ信号として所定期間内にRデータ、Gデータ及びBデータを順に出力するものであり、前記制御回路が前記データ信号を出力する前に、前記制御回路は、前記データ信号を出力する信号線を利用して、前記所定期間を示す信号を出力することが望ましい。これにより、メイン回路が画像データを取り込むとき、その画像データがどの色を示すのかをメイン回路が認識できる。
かかる画像読取装置であって、前記所定期間を示す信号が出力されてから、前記データ信号が出力されるまでの間、前記取込用クロックが出力されていることが望ましい。これにより、前記所定期間を示す信号の出力が停止しても、前記所定期間を前記メイン回路が認識し続けることができる。
(A)画像を読み取るためのCCDセンサと、
(B)周波数変調されたクロックを生成するクロック生成器と、
(C)前記周波数変調されたクロックに応じて動作し、前記CCDセンサを制御し、前記CCDセンサの検出結果をデータ信号として出力し、前記データ信号と同期する取込用クロックを出力する制御回路と、
(D)前記周波数変調されたクロックとは別のクロックに応じて動作し、前記制御回路から出力される前記データ信号と前記取込用クロックとが入力され、前記取込用クロックに基づいて前記データ信号を取り込むメイン回路と、
(E)前記メイン回路に取り込まれたデータ信号に基づいて、媒体に前記画像を印刷する印刷部と
を有することを特徴とする印刷装置。
このような印刷装置によれば、原稿の画像をコピーする際に、メイン回路がデータ信号を取り込むタイミングがずれなくて済む。
===印刷システムの構成===
図1は、本実施形態のSPC複合装置の全体斜視図である。図2は、SPC複合装置の構成のブロック図である。本実施形態のSPC複合装置1は、原稿から画像を読み取るためのスキャナ機能、外部のコンピュータからの印刷データに基づいて画像を紙に印刷するプリンタ機能、スキャナ機能により入力した画像を紙に印刷するコピー機能を有する複合装置である。
このSPC複合装置1は、プリンタ部10と、スキャナ部30と、パネル部60と、コントローラ70とを有する。プリンタ部10の主な構成要素は、SPC複合装置1の下部に設けられている。スキャナ部30は、プリンタ部10の上方に設けられている。パネル部60は、ユーザが操作し易いように、SPC複合装置1の前面に設けられている。
図3は、SPC複合装置1におけるプリンタ部10の説明図である。プリンタ部10は、紙を搬送する搬送ユニット(不図示)と、インクを吐出するヘッドを移動させるキャリッジ16とを有し、搬送ユニットによる搬送動作と、移動するヘッドからインクを吐出するドット形成動作とを交互に繰り返すことにより、いわゆるインクジェット方式により紙に印刷を行う。不図示の搬送ユニットは、SPC複合装置1の背面の給紙部12にセットされた紙を給紙し、SPC複合装置1の前面の排紙部14へ印刷された紙を排紙する。SPC複合装置1の上部に設けられたスキャナ部30を持ち上げると、プリンタ部10のキャリッジ16が露出し、キャリッジに搭載されるインクカートリッジ162の交換が可能になる。
図4は、SPC複合装置1におけるスキャナ部30の説明図である。スキャナ部30は、上蓋31と、載置ガラス32とを有する。載置ガラス32に原稿5が置かれたときに上蓋31を閉じると、原稿5が載置ガラス32に押圧されて原稿が平らになり、原稿5がスキャナ部30にセットされる。なお、スキャナ部30の主な構成については、後述する。
パネル部60は、液晶ディスプレイと、各種のボタンを有する。ユーザは、各種のボタンを押すことにより、SPC複合装置1に対して情報を入力することができる。例えば、ユーザがパネル部60のコピーボタンを押すことにより、SPC複合装置1にコピーを行わせることができる。
コントローラ70は、インターフェース部71と、CPU72と、CPU用メモリ73と、ASIC74と、ASIC用メモリ75と、クロック76とを有する。インターフェース部71は、外部のコンピュータ3との間でデータを送受信する。CPU72は、各種の演算処理を行う演算処理部である。CPU用メモリ73は、CPU72の演算領域を提供し、又はプログラムを格納する。ASIC74は、特定の処理を行うための回路である。なお、ASIC74の行う特定の処理は、後の説明から明らかになる。ASIC用メモリ75は、ASIC74の演算領域を提供する。クロック76は、ASICを駆動するためのクロック信号を発信する。
<プリンタ機能について>
図5は、プリンタ機能時のデータの流れの説明図である。
コンピュータ3には、予めSPC複合装置1のプリンタドライバがインストールされている。そして、プリンタドライバは、コンピュータ3に、アプリケーションソフトにより作成された画像データを印刷データに変換させる。この印刷データには、コマンドデータと画素データとが含まれている。コマンドデータは、SPC複合装置1のプリンタ部を制御するためのデータである。画素データは、印刷画像を構成するドットの有無・色・階調に関するデータである。そして、プリンタドライバは、コンピュータに、印刷データをSPC複合装置1に送信させる。
ASIC74は、コンピュータ3から送られてきた印刷データを、コマンドデータと画素データとに分離して、ASIC用メモリ75にバッファする。そして、ASIC74は、受信したコマンドデータに基づいてプリンタ部10を制御し、画素データに基づいてヘッドからインクを吐出させ、印刷を行う。これにより、SPC複合装置は、外部のコンピュータからの印刷データに基づいて画像を紙に印刷するプリンタとして機能する。
<スキャナ機能について>
図6は、スキャナ機能時のデータの流れの説明図である。
コンピュータ3には、予めSPC複合装置1のスキャナドライバがインストールされている。また、ユーザは、予めスキャナ部30に原稿5をセットする。そして、ユーザは、コンピュータ3上でスキャナドライバの設定を行い、例えば読取解像度、白黒・カラー、読み取り範囲などの設定を行う。
ユーザがコンピュータ上でスキャナドライバによりスキャン開始を指示すると、スキャナドライバは、コンピュータ3に、ユーザの設定内容に応じた制御データをSPC複合装置1に送信させる。
ASIC74は、受信した制御データに基づいてスキャナ部30を制御し、スキャナ部30から原稿5の画像データを取得する。そして、ASIC74は、取得した画像データをコンピュータ3に送信する。これにより、SPC複合装置1は、原稿5の画像を読み取るスキャナとして機能する。
<コピー機能について>
図7は、コピー機能時のデータの流れの説明図である。
ユーザは、予めスキャナ部30に原稿5をセットする。そして、ユーザは、パネル部60を操作して、紙の大きさ、原稿の大きさ、倍率、コピーモード(はやい/きれい)等の設定を行う。
ユーザがパネル部60のコピーボタンを押すと、印刷開始を示す開始信号がパネル部60からASIC74へ送られる。ASIC74は、ユーザの設定内容に応じた制御データに基づいてスキャナ部30を制御し、スキャナ部30から原稿5の画像データを取得する。ASIC74は、スキャナ部30からの画像データをASIC用メモリ75にバッファする。
スキャナ部30からの画像データは、例えば256階調のRGB(レッド、グリーン、ブルー)のデータである。ASIC74は、このデータを、256階調のCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のデータに変換する(色変換する)。なお、色変換に必要な色変換テーブルは、ASIC用メモリ75に格納されている。次に、ASIC74は、256階調のCMYKデータを2階調のCMYKデータに変換する(ハーフトーン処理する)。この2階調のCMYKデータが、印刷データの画素データを構成する。なお、256階調のデータを2階調のデータに変換するためのドット生成率テーブルも、ASIC用メモリ75に格納されている。
スキャナからの画像データを拡大・縮小処理する場合、CPU72がASIC用メモリ75にある画像データを加工し、加工された画像データに基づいてASIC74が色変換処理やハーフトーン処理を行う。
ASIC74により画像データが印刷データに変換され、SPC複合装置1は、この印刷データに基づいてプリンタ部10を制御して印刷を行う。これにより、SPC複合装置は、コピー機として機能する。
===スキャナ部30の構成===
<スキャナ部30の全体構成について>
図8は、スキャナ部30の構成の説明図である。スキャナ部30は、上蓋31及び載置ガラス32のほかに、読取キャリッジ33と、駆動ユニット34と、センサユニット40とを更に有する。
読取キャリッジ33は、ガイド331により移動方向に沿って移動可能である。この読取キャリッジ33にはセンサユニット40が収容されている。
駆動ユニット34は、駆動モータ341と、プーリ342と、タイミングベルト343とを有する。駆動モータ341が駆動すると、プーリ342が回転されて、タイミングベルトも回転する。タイミングベルトの一部が読取キャリッジ33と接合されており、タイミングベルト343が回転すると、読取キャリッジ33がガイド331に沿って移動方向に移動する。
センサユニット40は、光源41と、レンズ42と、ミラー43と、CCDセンサ44とを有する。光源41は、原稿5に光を照射する。レンズ42は、原稿5からの反射光をCCDセンサ44へ結像させる。ミラー43は、原稿5からの反射光をレンズ42がCCDセンサ44へ結像できるようにするため、光路を長くするためのものである。CCDセンサ44は、受けた光に応じた信号を出力する。
センサユニット40は、原稿5において、紙面垂直方向に長いライン状の領域の画像を読み取る。このセンサユニット40が読取キャリッジ33により移動方向に移動することによって、スキャナ部30は原稿5の全体の画像を読み取ることができる。
<CCDセンサの構成について>
図9は、CCDセンサ44の構成の説明図である。
CCDセンサ44は、光を電気信号に変換する受光素子(例えばフォトダイオード)を列状に配置した3本のリニアセンサ441r、441g、441bを有し、これら3本のリニアセンサ441r、441g、441bは移動方向に直行する方向と平行に配置されている。各リニアセンサ441毎に異なる色のフィルタが設けられ、各リニアセンサ441は異なる色の光をそれぞれ検出する。例えば、R用リニアセンサ441rは、レッドのフィルタを備え、レッドの光の強弱を検出する。以下、レッド光を検出するR用リニアセンサ441rを中心に説明するが、グリーン光を検出するG用リニアセンサ441gやブルー光を検出するB用リニアセンサ441bも同様である。
リニアセンサ441rの各受光素子は、1画素区間の光を受光して電荷を蓄積する。リニアセンサ441rにシフト信号SHが入力されると、偶数画素に対応する受光素子の電荷は偶数画素用転送部442rに転送され、奇数画素に対応する受光素子の電荷は奇数画素用転送部443rに転送される。そして、偶数画素用転送部442rに駆動パルスが入力されると、シフトレジスタである偶数画素用転送部442rが電荷を水平転送し、転送された電荷がアンプ444rで電圧変換され、電圧信号Vreが出力される。同様に、奇数画素用転送部443rに駆動パルスが入力されると、シフトレジスタである奇数画素用転送部443rが電荷を水平転送し、転送された電荷がアンプ445rで電圧変換され、電圧信号Vroが出力される。
CCDセンサ44から出力される電圧信号(アナログ信号)は、A/D変換回路45にてアナログ/デジタル変換されて、各画素のRGBの階調を示すデータ(画像データ)となる。
なお、偶数画素用転送部442rや奇数画素用転送部443rに入力される駆動パルスは、シフトレジスタの水平転送を高速に行う必要があるので、高い周波数の信号になる。
ところで、図9のCCDセンサ44の構成ではアナログ出力が6本になるが、アナログ出力を3本にするような構成であっても良いことは言うまでもない。
===参考例===
<第1参考例について>
図10は、第1参考例の説明図である。
スキャナ部30には、CCD基板50が含まれている。このCCD基板50には、CCDセンサ44や駆動モータ341の制御を行う制御回路51が設けられている。CCD基板50はASIC74とは別の基板なので、CCD基板50とASIC74との間で信号を送受信するための信号線が設けられている。図中には、クロック信号を送受信するための信号線と、画像データを送受信するための信号線が示されている。なお、クロック信号のための信号線は1本であり、画像データを送受信するための信号線は8本ある。
第1参考例では、CCD基板やCCDセンサ44を駆動するための高い周波数のクロック信号が、ASIC74からCCD基板50に送信されている。この構成では、ASIC74とCCD基板50との間の信号線の周囲に、クロック信号と周波数での強い電磁波ノイズが発生する。
また、第1参考例では、CCDセンサ44に入力される駆動パルスも高い周波数なので、CCDセンサ44の周囲に駆動パルスの周波数で強い電磁波ノイズが発生する。
<第2参考例について>
図11は、第2参考例の説明図である。
第2参考例では、CCD基板50はPLL回路52を備えている。PLL回路52は、ASIC74から送信される基準クロック信号を逓倍し、基準クロックの位相と同期した高い周波数のクロック信号を制御回路51へ出力する。この第2参考例では、ASIC74からCCD基板50へ送信されるクロック信号の周波数を低くすることができる。
しかし、CCDセンサ44に入力される駆動パルスは高い周波数なので、第2参考例でも第1参考例と同様に、CCDセンサ44の周囲に駆動パルスの周波数で強い電磁波ノイズが発生する。

<第3参考例について>
第1参考例と第2参考例では、ともにCCDセンサ44の周囲で特定周波数の電磁波ノイズが発生する。しかし、このような電磁波ノイズを発生すると、各国で規制しているEMI規格を満たすことができない。
このような電磁波ノイズに対する対策として、SSCG(Spread Spectrum Clock Generator)と呼ばれる周波数変調デバイスが用いられることがある。強い電磁波ノイズは高い単一周波数のクロック信号により発生するので、SSCGは、そのクロック信号を変調し、特定の周波数の電磁波ノイズが高くならないようにすることができる。
図12は、第3参考例の説明図である。
第3参考例では、ASIC47にSSCGが設けられている。そして、第3参考例では、ASIC47からCCD基板50へ送信される基準クロックが変調されている。これにより、CCDセンサ44に入力される駆動パルスも変調されるので、CCDセンサ44の周囲に特定周波数の電磁波ノイズが高くならない。
しかし、変調するクロック信号を基準クロックとしてPLL回路で逓倍しようとすると、PLL回路が不安定になってしまう。
そこで、以下に説明する本実施形態では、CCD基板50の側にSSCGを設けている。但し、このように構成すると、CCD基板50からASIC74へ送信される画像データの周波数も変調してしまい、ASIC74が画像データを取り込むタイミングが問題となる。以下に説明する本実施形態では、この点も解決している。
===本実施形態のスキャナ部30の構成===
<概要について>
図13は、本実施形態のスキャナ部30の構成の説明図である。本実施形態のスキャナ部30のCCD基板50は、制御回路51と、発振器53と、SSCG機能を有するPLL回路54とを備えている。
制御回路51は、CCDセンサ44に対して駆動パルスやシフト信号SH(図9参照)などを送信し、CCDセンサ44を制御する。また、図13では不図示であるが、制御回路51は、駆動モータ341の駆動も制御する。これらの制御回路51による制御は、ASIC74からスキャナ部30へ送信される制御データに基づいて行われる。
発振器53は、一定の周波数のクロック信号を発生する。但し、発振器53の発生するクロック信号は比較的低い周波数なので、電磁波ノイズは問題とはならない。発振器53から出力されるクロック信号は、PLL回路54へ入力される。
PLL回路54は、SSCG機能をも有する。すなわち、本実施形態のPLL回路54は、発振器53からの基準クロックを逓倍するとともに、変調させたクロック信号を制御回路51に出力している。
これにより、変調されたクロック信号によって制御回路51が駆動されるので、制御回路51がCCDセンサ44へ出力する駆動パルスも変調している。この結果、駆動パルスの周波数が高くても、特定の周波数の強度が低くなっているので、CCDセンサ44の周辺に発生する電磁波ノイズを低減させることができる。
但し、CCDセンサ44からA/D変換回路へ出力される電圧信号や、A/D変換回路から制御回路51へ出力される画像データも変調されている。そして、変調されたクロック信号によって制御回路51が駆動されるので、制御回路51からASIC74へ送信される画像データも変調している。
本実施形態では周波数変調をCCD基板50の側で行っているので、ASIC74では変調したクロックで動作していない。また、ASIC74も制御回路51とは別の変調クロックで動作する場合もある。このため、ASIC74を駆動するクロックが制御回路51を駆動するクロックと同期していないので、単にASIC74へ画像データを送信しただけでは、ASIC74が画像データを取り込む際に、タイミングがずれるおそれがある。
そこで、本実施形態では、制御回路51からASIC74へ取込用クロック信号を出力している。この取込用クロック信号は、画像データと同期したクロック信号である。そして、本実施形態では、ASIC74は、取込用クロック信号の立ち上がりタイミング(又は立ち下がりタイミング)に基づいて、変調した画像データを取り込んでいる。
<本実施形態のPLL回路54の構成について>
図14は、本実施形態のSSCG機能を備えたPLL回路54の構成の説明図である。
通常、PLL回路は、1/M分周器541と、位相比較器542と、ロープフィルタ(LPF)543と、電圧制御発振器(VCO)544と、1/N分周器545とを有する。1/M分周器541は、発振器53からの基準クロックを分周して、位相比較器542に送る。位相比較器542は、2つの入力信号の位相を比較し、信号のエッジが異なる場合にパルス信号を発生する。ループフィルタ543は、位相比較器からの信号から高周波成分を遮断し、交流成分の少ない直流信号を出力する。電圧制御発振器544は、入力される直流信号により発信周波数の調整を行う。1/N分周器545は、電圧制御発振器544の出力信号を分周して位相比較器542へ送る。PLL回路では、電圧制御発振器544の出力信号の位相が進んでいれば発振周波数を下げて位相を遅らせ、電圧制御発振器544の出力信号の位相が遅れていれば発振周波数を上げて位相を進め、1/N分周器から入力されるリファレンス信号と出力信号とが同期される。このPLL回路では、基準クロックに対してN÷M倍の周波数のクロック信号を得ることができる。
本実施形態のPLL回路54では、位相比較器542とループフィルタ543との間に、アナログ変調器546からの電圧を加算する電圧加算器547が設けられている。これにより、PLL回路54から出力されるクロック信号が変調される。具体的には、±1.5%の範囲で周波数が変調される。
本実施形態では、PLL回路54から周波数変調されたクロックが制御回路51に入力され、この周波数変調されたクロックに応じて制御回路51が動作する。つまり、制御回路51は、周波数変調されたクロックに応じて、CCDセンサ44に対してシフト信号SHや駆動パルスを出力して(図9参照)、CCDセンサ44を制御する。このとき制御回路51からCCDセンサ44へ送られる駆動パルス信号も周波数変調しているので、CCDセンサの周辺において、特定周波数の電磁波ノイズの強度のピークを低減させることができる。
<画像データの取り込みについて1>
図15は、画像データと取込用クロックとの関係の説明図である。
画像データは、8本の信号線を介して制御回路51からASIC74へ送信される。そして、画像データは、Rデータ、Gデータ、Bデータが順次切り替わって送信される。そして、一組のRデータ、Gデータ、Bデータが送信されれば、1画素分の画像データ(画素データ)が送信されたことになる。一ラインには多数の画素が列状に並んでいるので、一ライン分の画像データを送信するため、Rデータ、Gデータ、Bデータが繰り返し送信される。本実施形態では、図中から明らかではないが、Rデータ、Gデータ、Bデータが順次切り替わる周波数は、SSCGにより±1.5%の範囲で変調されている。
取込用クロック信号も、図中から明らかではないが、SSCGにより±1.5%の範囲で変調されている。但し、取込用クロック信号は、画像データの切り替わる周波数と同期している。このため、取込用クロック信号の立ち上がりパルスのタイミングにおいて、Rデータ、Gデータ、Bデータのうちのいずれかのデータ(色データ)が、送信されていることが保証されている。
図16は、画像データの取込タイミングの説明図である。説明の都合上、図16の時間軸は、図15の時間軸よりも拡大されている。図16の下段のASIC側クロックは、ASIC74が動作するためのクロックであり、図2のクロック76が発生する信号である。取込用クロックが約6MHz(但し±1.5%程度変調している)であるのに対し、ASIC側クロックは96MHzである。
ASIC74は、ASIC側クロックの立ち上がりパルスのタイミングにおいて、取込用クロックの信号レベルを監視する。そして、ASIC74が取込用クロックの信号レベルがLレベルからHレベルに変化したことを検出した後、次のASIC側クロックの立ち上がりパルスのタイミングにおいてASIC74は画像データを取り込む。
具体的には、図中において、ASIC74は、5番目のASIC側クロックの立ち上がりパルスにおいて取込用クロックの信号レベルがLレベルであることを検出し、次の6番目のASIC側クロックの立ち上がりパルスにおいて取込用クロックの信号レベルがHレベルであることを検出する。そこで、7番目のASIC側のクロックの立ち上がりパルスにおいて、ASIC74は、画像データを伝送する8本の信号線の信号レベルを検出し、このときの8ビットの情報を画像データとして取り込む。
本実施形態では、制御回路51はPLL回路54により周波数変調されたクロックで動作し、ASIC74はクロック76からのクロック(ASIC側クロック)で動作する。PLL回路54により周波数変調されたクロックとASIC側クロックとは同期していないので、変調された周波数で画像データが順次送信されると、ASIC74が画像データを取り込む際にタイミングがずれるおそれがある。
そこで、本実施形態では、取込タイミングの基準となる取込用クロック信号を制御回路51からASIC74へ送信している。この取込用クロック信号は、制御回路51から出力されるので周波数が変調しているが、画像データと同期した信号である。そして、ASIC74は、取込用クロックの信号レベルの変化を監視し、信号レベルが変化した時を基準に画像データを取り込んでいる。これにより、ASIC74の動作クロックと制御回路51の動作クロックとが同期していなくても、タイミングがずれずに、ASIC74は制御回路51からの画像データを取り込むことができる。
ところで、画像データは、Rデータ、Gデータ、Bデータが順次切り替わって送信される。このため、ASIC74は、画像データを取り込むとき、その画像データがどの色を示すのかを認識している必要がある。例えば、図16において、7番目のASIC側クロックの立ち上がりパルスのときに、どの色を示す画像データが送信されているのかをASIC74が認識している必要がある。
そこで、1ライン分の画像データを取り込む際に、ASIC74から制御回路51へ位相合わせ信号が送信され、位相合わせ信号に応じて1画素区間を示すための画素区間指示信号が制御回路51からASIC74へ送信される。この点については、後で説明する。
<画像データの取り込みについて2>
図17は、別の画像データの取込タイミングの説明図である。図17と図16とを比較すると、取込用クロック及びASIC側クロックは同じである。画像データについて、図16の各画像データは8ビットの情報であったが、図17の各画像データは16ビットの情報である。このため、図16の画像データは取込クロックの立ち下がりパルスのタイミングで切り替わっていたが、図17の画像データは、取込クロックの立ち上がりパルス及び立ち下がりパルスの両方で切り替わっている。
制御回路51は、取込用クロックの立ち上がりパルスのタイミングで16ビットのRデータの上位8ビットを送信する。ASIC74は、取込用クロックの信号レベルがLレベルからHレベルに変化したことを検出した後、Rデータの上位8ビットを取り込む。その後、制御回路51は、取込用クロックの立ち下がりパルスのタイミングで16ビットのRデータの下位8ビットを送信する。ASIC74は、取込用クロックの信号レベルがHレベルからLレベルに変化したことを検出した後、Rデータの下位8ビットを取り込む。このようにして、ASIC74は、8本の信号線から16ビットの画像データを取り込むことができる。
但し、以下の説明では、画像データは16ビットであるものとする。但し、図面の簡略化のため、上位ビットから下位ビットへの信号の切り換えは、図示しない。
<1ライン分の画像データの取り込みについて>
図18は、ASIC74と制御回路51との間で送受信される信号の説明図である(但し、信号SHは、ASIC74と制御回路51との間で送受信される信号ではなく、制御回路51からCCDセンサ44へ送信される信号である)。
最初、ASIC74と制御回路51は、別々のクロック信号に基づいて動作している。このような状態のときに、ASIC74から制御回路51へ位相合わせ信号が送信される。
位相合わせ信号は、画像データを送信する8本の信号線や取込用クロックを送信する信号線とは別の信号線によって、ASIC74から制御回路51へ送信される。位相合わせ信号の信号レベルがLからHに切り替わったとき、位相合わせ信号が送信されたものとする。
制御回路51は、内部の画素クロックに基づいて動作する。制御回路51は、画素クロックの立ち上がりパルスのタイミングで位相合わせ信号を検出する。検出された信号レベルがLからHに切り替わったとき、制御回路51は、内部に設けられているカウンタをリセットする。そして、制御回路51は、画素クロックの立ち上がりパルス毎に、カウンタの値を1つずつインクリメントする。なお、画素クロックの1クロックの期間は、取込用クロックの3パルス分の期間に相当する。すなわち、画素クロックの1クロックは、1画素区間を示している。
制御回路51は、位相合わせ信号の信号レベルがLからHに切り替わったことを検出したとき、画像データを送信する8本の信号線を用いて、画素区間指示信号をASIC74へ送信する。この画素区間指示信号は、図に示す通り、「FF(16ビットデータが全て1)」→「00(16ビットデータが全て0)」→「00」→「FF」→「00」→「00」→…の順に、取込用クロックに同期したタイミングで切り替わる信号である。ASIC74は、画素区間指示信号を受けることにより、1画素区間を認識することができる。
その後、ASIC74は、位相合わせ信号の信号レベルをHからLに切り換える。位相合わせ信号の信号レベルがLからHに切り替わったことを制御回路51が検出したとき、制御回路51は、画素区間指示信号の送信を停止する。但し、制御回路51からASIC74へ取込用クロック信号が送信され続けているので、ASIC74は1画素区間を認識し続けることができる。
制御回路51は、カウンタのカウント値を基準にして、CCDセンサ44を制御する。例えば、制御回路51は、カウント値が「2」になったとき、シフト信号SHをCCDセンサ44へ送信する。なお、シフト信号SHを送信するためのカウント値「2」は、予め制御回路51のレジスタに設定された値である。このため、制御回路51は、カウンタがリセットされてから所定のタイミング(この場合、3画素区間)の後に、有効な画像データをCCDセンサ44から取得する。そして、制御回路51は、所定のタイミング(画素区間指示信号の送信を停止した直後)に、有効な画像データをASIC74へ送信する。
ASIC74は、1画素区間の最初の画像データをRデータとして取り込み、次の画像データをGデータとして取り込み、更に次の画像データをBデータとして取り込むことによって、1画素分の画像データ(画素データ)を取り込む。また、ASIC74は、Bデータの次の画像データを、次の画素のRデータとして取り込む。このように、ASIC74は、画素区間指示信号と取込用クロックに基づいて1画素区間を認識しているので、例えばどのタイミングでRデータが送信されているのか、又はどのタイミングでどの画素データが送信されているのかを認識できる。
1ライン分の画像データをASIC74が取り込んだ後、次のラインの画像を読み取るため、ASIC74は、所定のタイミングにて位相合わせ信号を送信する。なお、位相合わせ信号を送信してから次の位相合わせ信号を送信するまでのタイミングは、CCDセンサ44の蓄積時間に応じて異なる。この蓄積時間は、読み取り解像度、原稿の種類、光源の明るさ、等によって変化する。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、主としてSPC複合装置について記載されているが、その中には、画像読取装置(スキャナ)、画像読取方法等の開示が含まれていることは言うまでもない。
また、一実施形態としてのSPC複合装置等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
===まとめ===
(1)前述のSPC複合装置は、画像を読み取るためのCCDセンサ44と、CCDセンサ44を制御し、CCDセンサ44の検出結果を画像データ(データ信号)として出力する制御回路51と、制御回路から出力される画像データが入力されるASIC74(メイン回路)と、を備えている。
ここで、CCDセンサ44が特定周波数の駆動パルスによって駆動されると、CCDセンサ44の周囲において特定周波数の電磁波ノイズの強度が高くなる。そこで、前述の実施形態では、SSCG機能を有するPLL回路54により、周波数変調されたクロックを生成する。そして、制御回路は、この周波数変調されたクロックに応じて動作し、画像データ(データ信号)をASIC74へ出力する。
但し、ASIC74は、周波数変調されたクロックとは別のクロックに応じて動作している。このため、制御回路51から出力される画像データ(データ信号)をASIC74が取り込む際に、タイミングがずれるおそれがある。
そこで、前述の制御回路51は、画像データ(データ信号)と同期する取込用クロックをASIC74へ出力し、この取込用クロックに基づいてASIC74(メイン回路)は画像データを取り込んでいる。
これにより、制御回路51とASIC74とが異なるクロックで動作していても、画像データを正しく取り込むことができる。

(2)前述の実施形態では、PLL回路54は、基準クロックに応じて周波数変調されたクロックを生成する。そして、この基準クロックを発生する発振器53は、制御回路51と同じ基板に設けられている。これにより、基準クロックを制御回路51へ送るための信号線が不要となる。
(3)但し、発振器53は制御回路51と同じ基板上に必ずしも設けなくてもよい。例えば、低周波数の基準クロックをASIC74から制御回路51へ送信し、制御回路51のSSCG機能を有するPLL回路が基準クロックを変調しながら逓倍しても良い。この場合、ASIC74から制御回路51へ基準クロックを送るための信号線が必要になるが、発振器53を省略することができるので、コストダウンを図ることができる。
(4)前述の実施形態では、ASIC74(メイン回路)を動作させるクロックは96MHzであり、取込用クロックは約6MHz(±1.5%で周波数変調されている)である。そして、ASIC74は、96MHzで取込用クロックの信号レベルの変化を監視し、取込用クロックの信号レベルがLレベルからHレベルに変化したことを検出した後、次のASIC側クロックの立ち上がりパルスのタイミングを基準にして、画像データ(データ信号)を取り込む。
但し、画像データを取り込むタイミングの基準は、これに限られるものではない。例えば、取込用クロックの信号レベルがHレベルからLレベルに変化したときを基準にしても良い。
(5)前述の実施形態では、各画素データとしてRデータ、Gデータ及びBデータが出力され、1ライン分の画素データが連続して出力される。この結果、Rデータ、Gデータ及びBデータが順次切り替わって出力される。このため、このため、ASIC74は、画像データを取り込むとき、その画像データがどの色を示すのかを認識している必要がある。
そこで、前述の実施形態では、制御回路51が画像データ(データ信号)を出力する前に、制御回路51は、画像データを出力する8本の信号線を利用して、1画素区間を示すための画素区間指示信号を出力する。これにより、ASIC74は、1画素区間を認識することができ、例えばどのタイミングでRデータが送信されているのか、又はどのタイミングでどの画素データが送信されているのかを認識できる。
(6)前述の実施形態では、位置合わせ信号の信号レベルがLレベルになると、画素区間指示信号は送信されなくなる。但し、画素区間指示信号が停止されてから、画像データ(データ信号)が出力されるまでの間、取込用クロックが出力されているので、ASIC74は1画素区間を認識し続けることができる。
(7)前述の実施形態では、ASIC74に取り込まれた画像データ(データ信号)に基づいて、紙に画像を印刷するプリンタ部10が設けられている。但し、必ずしもプリンタ部10は必要ではなく、スキャナ単体であっても良い。
本実施形態のSPC複合装置の全体斜視図である。 SPC複合装置の構成のブロック図である。 SPC複合装置におけるプリンタ部の説明図である。 SPC複合装置におけるスキャナ部の説明図である。 プリンタ機能時のデータの流れの説明図である。 スキャナ機能時のデータの流れの説明図である。 コピー機能時のデータの流れの説明図である。 スキャナ部の構成の説明図である。 CCDセンサの構成の説明図である。 第1参考例の説明図である。 第2参考例の説明図である。 第3参考例の説明図である。 本実施形態のスキャナ部の構成の説明図である。 本実施形態のSSCG機能を備えたPLL回路の構成の説明図である。 画像データと取込用クロックとの関係の説明図である。 画像データの取込タイミングの説明図である。 16ビットの画像データの取込タイミングの説明図である。 ASICと制御回路との間で送受信される信号の説明図である。
符号の説明
1 SPC複合装置、3 コンピュータ、5 原稿
10 プリンタ部、12 給紙部、14 排紙部、16 キャリッジ
30 スキャナ部、31 上蓋、32 載置ガラス、33 読取キャリッジ、
34 駆動ユニット、
40 センサユニット、41 光源、42 レンズ、43 ミラー、
44 CCDセンサ、
45 A/D変換回路、
50 CCD基板、51 制御回路、53 発振器、54 PLL回路、
541 1/M分周器、542 位相比較器、543 ループフィルタ、
544 電圧制御発振器、545 1/N分周器、546 アナログ変調器、
547 電圧加算器、
60 パネル部、
70 コントローラ、71 インターフェース部、72 CPU、
73 CPU用メモリ、74 ASIC、75 ASIC用メモリ、76 クロック

Claims (5)

  1. (A)画像を読み取るためのCCDセンサと、
    (B)周波数変調されたクロックを生成するクロック生成器と、
    (C)前記周波数変調されたクロックに応じて動作し、前記CCDセンサを制御し、前記CCDセンサの検出結果をデータ信号として出力し、前記データ信号と同期する取込用クロックを出力する制御回路と、
    (D)前記周波数変調されたクロックとは別のクロックに応じて動作し、前記制御回路から出力される前記データ信号と前記取込用クロックとが入力され、前記取込用クロックに基づいて前記データ信号を取り込むメイン回路と、
    (E)を有する画像読取装置であって、
    (F)前記制御回路は、前記データ信号として所定期間内に一画素分のRデータ、Gデータ及びBデータを順に出力するものであり、
    前記制御回路が前記データ信号を出力する前に、前記制御回路は、前記データ信号を出力する信号線を利用して、前記所定期間を示す信号を出力し、
    前記所定期間を示す信号の出力が停止されてから、前記データ信号が出力されるまでの間、前記制御回路は、前記取込用クロックを出力し、
    前記メイン回路は、前記所定期間を示す信号及び前記取込用クロックに応じたタイミングにて、各画素の前記Rデータ、Gデータ及びBデータをそれぞれ取り込む
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記クロック生成器は、基準クロックに応じて前記周波数変調されたクロックを生成するものであり、
    前記基準クロックを発生する発振器が、前記制御回路と同じ基板に設けられている
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記クロック生成器は、基準クロックに応じて前記周波数変調されたクロックを生成するものであり、
    前記基準クロックは、前記メイン回路から前記制御回路へ送信される
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置であって、
    前記メイン回路を動作させる前記別のクロックは、前記取込用クロックよりも高い周波数であり、
    前記メイン回路は、前記取込用クロックの信号レベルの変化を検出し、前記前記取込用クロックの信号レベルが変化したときを基準に前記データ信号を取り込む
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. (A)画像を読み取るためのCCDセンサと、
    (B)周波数変調されたクロックを生成するクロック生成器と、
    (C)前記周波数変調されたクロックに応じて動作し、前記CCDセンサを制御し、前記CCDセンサの検出結果をデータ信号として出力し、前記データ信号と同期する取込用クロックを出力する制御回路と、
    (D)前記周波数変調されたクロックとは別のクロックに応じて動作し、前記制御回路から出力される前記データ信号と前記取込用クロックとが入力され、前記取込用クロックに基づいて前記データ信号を取り込むメイン回路と、
    (E)前記メイン回路に取り込まれたデータ信号に基づいて、媒体に前記画像を印刷する印刷部と
    (F)を有する印刷装置であって、
    (G)前記制御回路は、前記データ信号として所定期間内に一画素分のRデータ、Gデータ及びBデータを順に出力するものであり、
    前記制御回路が前記データ信号を出力する前に、前記制御回路は、前記データ信号を出力する信号線を利用して、前記所定期間を示す信号を出力し、
    前記所定期間を示す信号の出力が停止されてから、前記データ信号が出力されるまでの間、前記制御回路は、前記取込用クロックを出力し、
    前記メイン回路は、前記所定期間を示す信号及び前記取込用クロックに応じたタイミングにて、各画素の前記Rデータ、Gデータ及びBデータをそれぞれ取り込む
    ことを特徴とする印刷装置。
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