JP4172047B2 - マルテンサイト系ステンレス鋼の継目無鋼管の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面性状に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼の継目無鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
継目無鋼管は、通常、つぎの方法によって製造される。
【0003】
素材ビレットを1100℃〜1300℃に加熱した後、穿孔圧延(ピアシング)により中空素管を製造し、その中空素管を延伸圧延する。延伸圧延には種々の方法があるが、寸法精度および生産性に優れているマンドレルミル圧延法が広く利用されている。
【0004】
マンドレルミル圧延法では、表面に熱間圧延用潤滑剤を塗布したマンドレルバーを中空素管内に挿入した状態で延伸圧延する。マンドレルミルでの管の温度はマンドレルミル入口で1050℃〜1200℃、また、出口側では800℃〜1000℃とするのが一般的である。マンドレルミルにより圧延された継目無鋼管は、仕上げ圧延用素管と呼ばれている。
【0005】
仕上げ圧延用素管は、必要に応じて再加熱炉によって850℃〜1100℃に再加熱された後ストレッチレデューサー等の仕上げ圧延機により所定サイズに圧延される。その後、マルテンサイト系ステンレス鋼の継目無鋼管(以下、「マルテンサイト系ステンレス鋼管」と記す)の場合は900℃以上から焼入れ、ついで600〜750℃で焼戻し処理が施される。
【0006】
このようにマルテンサイト系ステンレス鋼管の製造においては、各工程で1300℃〜700℃の加熱を受けるため、管の内外表面には不可避的に酸化物スケール(以下、「スケール」と記す)が生成する。通常、スケールは仕上げ圧延後にショットブラストおよび酸洗、またはショットブラストのみにより除去され、スケールのない状態で継目無鋼管は出荷される。
【0007】
しかし、近年生産能率の向上、酸洗液使用量の低減等が請求されるようになり、マルテンサイト系ステンレス鋼管の脱スケール時間(ショットブラスト時間、酸洗処理時間)の短縮、さらに脱スケールを省略したスケール付き出荷、すなわち表面黒皮出荷が検討されている。
【0008】
しかし、現状の方法で製造されたマルテンサイト系ステンレス鋼管は、熱間製管時の耐酸化性に劣り、脱スケール工程に至るまでに150μm以上のスケールが生成される。さらに、このスケール生成にともなって母材ではスケールと地金との界面から深さ約5μmのCr欠乏層(Cr含有率が8%程度まで減少)が形成し耐食性に著しい悪影響を与える。したがって、酸洗液の消耗を最少とするために、ショットブラストにおいては、厚く生成したスケールと5μmのCr欠乏層との両方の除去を必要とする。このため、製造所要時間に占めるショットブラスト時間の割合が高く、問題とされていた。
【0009】
これまでに、ステンレス鋼のスケールの制御法として板材の焼入れ処理前に表面のスケールを除去する方法が開示されている(特開昭57−19329号公報)。しかし、この方法は脱スケールを長時間の酸洗処理、または研削のみによって行っているため、連続的に配置された各工程を短時間のうちに通過して製造される方法への適用は事実上不可能である。この開示の他に製造工程中のスケール制御方法に関する提案はほとんどされていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、マルテンサイト系ステンレス鋼管の高能率の製造方法、とくに高能率でスケールおよび脱Cr層を除去できる製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記の目的を達成すべくマルテンサイト系ステンレス鋼の化学組成および熱処理炉の雰囲気の影響について鋭意研究した結果、マルテンサイト系ステンレス鋼管の酸化挙動として次の事項を確認することができた。
【0012】
▲1▼一般のマルテンサイト系ステンレス鋼管は、800℃〜1000℃では Cr2O3 の緻密なスケールを生じるが、これを超える温度域では異常酸化を起こし、外層スケール(Fe2O3,Fe3O4,FeO)と内層スケール(FeCr2O4)からなる厚いスケールを生成する。これは、製管工程中の加熱のたびに異常酸化、すなわち外層スケールと内層スケールからなる厚いスケールが生じることを意味する。
【0013】
▲2▼Cr欠乏層は、最終の熱処理の焼戻しを終了し、焼戻し用熱処理炉(以下、「テンパー炉」と記す)を出た時点で、スケールと地金界面の地金がわに厚さ5μm程度発生する。このCr欠乏層でのCr含有率は約8%にまで減少している。
【0014】
▲3▼マルテンサイト系ステンレス鋼にSiを0.35%以上含有させると、テンパー炉を出る時点のスケール厚さを40〜100ミクロン程度に抑制することができ、さらにCr欠乏層の厚さを従来の5μmから1.5μmへ、そのCr含有率も従来の8%から11%程度にとどめることができる。これは、従来のCr欠乏層が部分的にスケール化し、その厚さが見かけ上減少するためである。
【0015】
▲4▼さらにテンパー炉の雰囲気中の水分を12%以上とすると、スケールはいちじるしく脆化し、短時間のショットブラストによりスケールとともに脱Cr層も除去することが可能となる。
【0016】
本発明は上記の事項を基に製造現場における各種のマルテンサイト系ステンレス鋼管の製造実験を重ねて完成されたものであり、その要旨は、下記のマルテンサイト系ステンレス鋼管の製造方法にある。
【0017】
『重量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.35〜1%、Mn:0.1〜1.2%、Cr:11〜16%およびNi:0〜6.5%を含む鋼を穿孔圧延および仕上げ圧延を含む製管法により継目無鋼管とし、その継目無鋼管を焼入れた後、12〜30体積%の水蒸気を含有する雰囲気中で加熱処理する焼戻し処理を行うマルテンサイト系ステンレス鋼の継目無鋼管の製造方法。』
上記の本発明方法においてマルテンサイト系ステンレス鋼は、上記の合金元素の他に、周知の効果を示す合金元素を含んでもよい。たとえば、脱酸や組織を微細化する0.005〜0.1%のAl、組織の微細化のための0.005〜0.1%のNb、0.005〜0.05%のTi等を含むことができる。
【0018】
「穿孔圧延、延伸圧延および仕上げ圧延を経る製管法」とは、主にマンネスマンマンドレルミル方式の圧延方法をさすが、製造される継目無鋼管の寸法精度が大幅な機械切削を必要としないかぎり他の製管法であってもよい。
【0019】
テンパー炉における加熱処理により、本発明方法の骨子をなす上記の▲3▼および▲4▼の効果がスケールとCr欠乏層に対して得られ、かつ、通常の目的である焼戻しによる機械的性質の改善、脱水素効果等も得られることはいうまでもない。上記の本発明方法は、この後、ショットブラストにより脱スケール処理されることを前提とする。酸洗処理は、用途に応じて必要とされる。
【0020】
「テンパー炉雰囲気中の12%以上の水蒸気」とは、焼戻し温度における1気圧での体積%をいう。
【0021】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を上記のように限定した理由について説明する。合金元素の含有率の「%」は、「重量%」を表示するものとする。
【0022】
1.母材成分
C:
Cは強度を確保するために0.1%以上は必要である。しかし、0.5%を超えると焼入れ処理で焼割れが生じることがあるのでCの上限は0.5%とする。
【0023】
Si:
製造工程において生成するスケールおよび脱Cr層の厚さをできるだけ低減する目的で、Siは0.35%以上とする。Siが0.35%未満の場合は、スケールおよび脱Cr層ともに厚く生成し、従来と同じショットブラストの時間では良好な表面性状が得られない。また、Siが1%を超えると母材の組織安定性が劣化し機械的性質に悪影響を及ぼす。したがって、Siは0.35〜1%とする。
【0024】
Mn:
MnはSをMnSとして固定するのに有効であるが、1.2%を超えると表面酸化された場合スピネル型酸化物の形成を促進する。このスピネル型酸化物はスケールの粘着力を増加し脱スケール性を劣化させるので、Mnは1.2%以下とする。一方、Mnが0.1%未満ではSの固定が不十分となり継目無鋼管の製造中に割れを生じるので、下限は0.1%とする。
【0025】
Cr:
本発明はマルテンサイト系ステンレス鋼管の提供が目的であるのでCrは11〜16%とする。すなわち、Crが16%を超えると加熱してもオーステナイト相(以下、「γ相」とする)に変態せず、熱処理による母材の機械的性質の制御が不可能となる。一方、Crが11%未満では耐食性が劣化するので、11〜16%とする。
【0026】
Ni:
Niは含まなくてもよい。Niは耐食性および機械的性質の向上に有効なので、これらの性能を向上させる場合には含ませる。Niが6.5%を超えると、表面酸化された場合スケール中に酸化されずに金属として残存し、脱スケール性を劣化させるので、6.5%以下とする。
【0027】
2.製管法
本発明方法においては、前記したように、製造された継目無鋼管の寸法精度が良好で、大きな機械切削を必要としなければどのような製管法であってもよい。そのような良好な寸法精度を確保するためには、製管法には仕上げ圧延を含むものでなくてはならない。通常は、寸法精度と生産性を備えた製管法であるマンネスマン−マンドレルミル方式により継目無鋼管を製造する。すなわち、前記したように、連続鋳造法等によって造塊した素材ビレットは1100℃〜1300℃に加熱し穿孔圧延され、マンドレルミル圧延により1200℃〜800℃で仕上げ圧延用素管とされる。その後仕上げ圧延用素管は、850℃〜1100℃に加熱されストレッチレデューサにより所定形状の継目無鋼管とされる。
【0028】
3.焼入れ焼戻し処理
焼入れおよび焼戻しの加熱温度は、通常のマルテンサイト系ステンレス鋼に用いられる温度とすることができる。たとえば、JIS G 4303の表25に記載されている温度を採用することができる。
【0029】
4.テンパー炉での雰囲気
テンパー炉での加熱に用いる燃料ガスは一般的に重油またはブタンであり、テンパー炉の雰囲気には水蒸気( H2O)、酸素(O2)、炭酸ガス(CO2)、一酸化炭素(CO)等が含まれる。テンパー炉の雰囲気中で水蒸気が12%未満の場合、たとえ母材のSi等が上記の範囲内にあっても、上記母材とスケールとの界面に形成した脱Cr層が、短時間のショットブラストによりスケールの一部としてスケールオフされるようなスケールの構造にならない。テンパー炉の雰囲気中の水蒸気を12%以上とすると、スケールの構造が脆弱なFeOを多く含むように変化し、かつ脱Cr層は浅くなるため短時間のショットブラスト処理により脱Cr層が除去される。
【0030】
しかし、通常の雰囲気では水蒸気は5〜10%程度であるので、燃焼ガスとは別に水蒸気を添加をする必要がある。この水蒸気を添加する方法については特に限定はしない。ただし、水蒸気濃度が30%を超えると炉の内壁の損傷が大きくなるので30%を超える雰囲気は好ましくない。
【0031】
テンパー炉雰囲気のその他の成分は、特に問題ないが、O2とCO2はスケール構造を変化させCr欠乏層を増大させる可能性があるため空燃比の調整によってO2とCO2の濃度はともにできるだけ低くすることが望ましい。
【0032】
テンパー炉での加熱時間は、通常の加熱時間である60〜110分とすることが望ましい。
【0033】
5.脱スケール処理
本発明方法は脱スケールにショットブラストを行うことを前提としている。このとき、スケールだけでなく脱Cr層も一緒に除去する。ショットブラストによるスケールおよび脱Cr層の除去等の表面性状の判定には、表面粗度を用いることができる。表面粗度Sa1程度ではスケールおよび脱Cr層の両方とも除去が不十分であり、表面粗度Sa3程度が得られれば、従来材も含めて一般にスケールと脱Cr層の両方が除去されていると判断できる。
【0034】
用途に応じて酸洗が行われる場合もある。
【0035】
上記の説明は継目無管外面を対象とした脱スケール処理の方法であるが、管内面のスケールおよび脱Cr層の除去にもショットブラストが用いられるので、管内面の脱スケールに関しても本発明を直接適用することができる。
【0036】
【実施例】
つぎに実施例により本発明の効果について説明する。
【0037】
表1は試験に用いたステンレス鋼16種類(TP1〜TP16)の化学組成を示す。
【0038】
【表1】
【0039】
これらの化学組成を有する素材ビレット(外形192mm)を回転炉床加熱炉において1100℃〜1200℃に加熱し、マンネスマンピアサ−によって外形192mm、肉厚16mm、長さ6650mmの中空素管を製造した。その後マンドレルミルによって外形151mm、肉厚6.5mm、長さ20mの仕上用素管を製造し、再加熱炉で1100℃、20分加熱後ストレッチレデユサ−によって外径63.5mm、肉厚5.5mm、長さ56mの継目無鋼管とした。その後、980℃に65分加熱後、高圧水により焼入れ処理を行い、その後730℃で100分間の焼戻し処理を実施し最終製品とした。このテンパー炉での熱処理では雰囲気中の水蒸気を10、15、20%にコントロールし脱スケール性に及ぼす水蒸気濃度の影響を調査した。燃料である重油配管とは別の配管から水蒸気を添加して、雰囲気中にCO2が10%、O2が5%、またCOが微量含まれる雰囲気とした。
【0040】
最終製品は、4分、8分、12分、15分(現状)の4段階のショットブラストを施した後、表面性状を評価した。表面性状は、前記したように、表面粗度Sa3をスケールおよび脱Cr層が除去された状態と判断した。
【0041】
表2はこれらの試験結果を示す。
【0042】
【表2】
【0043】
試験結果を母材の化学組成とテンパー炉雰囲気の影響とに分けて説明する。
【0044】
・母材の化学組成の影響
比較例である試番25〜32は、化学組成が本発明の範囲外の鋼符号TP9〜TP16に対する試験であった。
【0045】
鋼符号TP9は焼入性に有効なCが0.05%と低いため十分な強度が得られなかった。また、母材の組織にオーステナイトが残留した。
【0046】
TP10は逆にCを0.6%と高くしたために製造工程で焼割れが生じ、製管が著しく困難であった。
【0047】
TP11は、Siが0.3%と低いためスケールおよび脱Crともに厚く生成し、ショット時間は従来と同等で改善がみられなかった。
【0048】
TP12はSiを1.1%としたことにより母材の組織にδフェライトが混じり、組織の安定性が低下し機械的特性も劣化した。
【0049】
TP13は、Niが高すぎスケール中にNiが酸化されずに金属として残存し脱スケール性が著しく劣る結果となった。
【0050】
TP14はスケール中のスピネル型スケール(Fe,Mn)3O4の割合が高く、スケール硬度が増加したために脱スケール性が悪かった。
【0051】
TP15はCrが低く従来のマルテンサイト系ステンレス鋼管ほどの耐食性が得られず、またスケールおよび脱Cr層ともに厚く生成し、脱スケール性に改善がみられなかった。
【0052】
TP16は、Crが16%と高かったためにフェライトおよび炭化物相(Cr,Fe)23C6が混在し、熱処理による母材の機械的特性の制御が不可能となった。
【0053】
これに対して試番1〜24は、鋼の化学組成に関するかぎり本発明の範囲内の鋼TP1〜TP8を用いた試験である。このため、これらの試番の結果は、母材組織に関するかぎり目標通りのマルテンサイト単相組織であった。
【0054】
・テンパー炉雰囲気中の水蒸気濃度の影響
比較例である試番17〜24は、鋼の化学組成が本発明の範囲内の鋼TP1〜TP8を用いたが、テンパー炉雰囲気中の水蒸気濃度が10%と本発明の範囲外であったために、脱スケール性に優れるFeOの比率が低くショット時間の短縮が認められなかった。しかし、水蒸気濃度がたとえ15%と本発明の範囲内であっても、試番25〜32に示すように本発明の範囲外の鋼TP11、TP13、TP14、TP15を用いた場合には、表面性状を良好にするために必要なショットブラスト時間は15分間またはそれ以上であり、不満足な結果となった。
【0055】
これに対して、鋼もテンパー炉雰囲気も本発明の範囲内の試番1〜16は、すべて8分間のショットブラストで表面粗度Sa3に達しており、従来法の半分で十分であった。
【0056】
【発明の効果】
本発明方法によって、表面性状の優れたマルテンサイト系ステンレス鋼管をショットブラスト時間を短縮して製造することができ、マルテンサイト系ステンレス鋼管の製造費用の低減が可能になった。
Claims (1)
- 重量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.35〜1%、Mn:0.1〜1.2%、Cr:11〜16%およびNi:0〜6.5%を含む鋼を穿孔圧延および仕上げ圧延を含む製管法により継目無鋼管とし、その継目無鋼管を焼入れた後、12〜30体積%の水蒸気を含有する雰囲気中で加熱処理する焼戻し処理を行うことを特徴とするマルテンサイト系ステンレス鋼の継目無鋼管の製造方法。
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