JP4169465B2 - 開閉扉の支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫、冷凍庫、温蔵庫等各種製品を収納する収納庫の開口部の、同開口部を開閉する開閉扉を支持するための支持装置、特に、当該開閉扉の左右の端部を庫本体の左右の縁部に支持するための支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
収納庫の開口部を開閉する開閉扉の支持装置として、実用新案第2544690号公報に示されている冷蔵庫の開閉扉の支持装置のごとく、庫本体の開口部の左右の上縁部に設けられて下方へ突出するヒンジピンと、開閉扉の左右の上端部に設けられてヒンジピンの挿入を受入れる筒部を有するピンホルダを備え、ピンホルダにヒンジピンを受け入れた状態で、開閉扉の左右の上端部を庫本体の左右の上縁部に回動可能に支持する形式の支持装置がある。
【0003】
当該形式の支持装置は、冷蔵庫の開閉扉のみならず、冷凍庫、温蔵庫等、各種の食品等を収納する収納庫の開閉扉にも採用され、また、収納庫の開閉扉の左右の上端部のみならず、同開閉扉の左右の下端部を支持する支持装置としても採用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、収納庫においては、冷蔵庫や冷凍庫の開閉扉にみられるように、開閉扉が装備するシールパッキンでの凍結や結露の発生を防止するため、シールパッキンの配設部位またはその近傍に電気ヒータを装備する開閉扉がある。このような開閉扉においては、庫本体側にて電源に接続されるリード線を開閉扉側の電気ヒータに接続するためのリード線の配線が必要である。この場合、開閉扉が庫本体に対して回動可能に支持されていることから、リード線は、当該形式の支持装置を構成するヒンジピンおよびヒンジホルダの筒部内を挿通させて配線することが好ましい。
【0005】
従って、電気ヒータ等の電気部品を装備する開閉扉においては、支持装置を構成するヒンジピンを底部または頂部がない筒状に形成し、かつ、ヒンジホルダの筒部を底部または頂部がない筒状に形成する必要がある。一方、電気ヒータ等の電気部品を装備していない開閉扉を支持する支持装置においては、その内部にリード線を挿通する必要がなく、また、開閉扉の内殻と外殻間に断熱材である樹脂発泡層を形成する際に、ヒンジホルダの筒部から未発泡または発泡樹脂の漏洩を防止するため、少なくともヒンジホルダの筒部は底部または頂部を有する構成とするのが好ましい。
【0006】
このため、開閉扉を庫本体の開口部に支持するための支持装置としては、開閉扉が電気ヒータ等の電気部品を装備するか否かにより、異なる構造の支持装置を採用している。従って、本発明の目的は、電気部品を装備している開閉扉の支持および電気部品を装備してない開閉扉の支持に、互いに共用し得る支持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、収納庫の庫本体の開口部の縁部に同開口部を開閉する開閉扉を支持するための支持装置であり、特に、庫本体の開口部の左右の縁部に設けられて下方または上方へ突出するヒンジピンと、前記開閉扉の左右の端部に設けられて前記ヒンジピンの挿入を受入れる筒部を有するピンホルダを備え、同ピンホルダに前記ヒンジピンを受け入れた状態で、前記開閉扉の左右の端部を前記庫本体の左右の縁部に回動可能に支持する形式の支持装置を適用対象とするものである。
【0008】
しかして、本発明に係る開閉扉の支持装置においては、前記ヒンジピンは筒状を呈し、かつ、前記ピンホルダの筒部は内孔を閉塞する閉塞壁を有し、同閉塞壁は、孔あけ可能な所定形状の薄肉部と、この薄肉部が打ち抜かれて孔あけされたときに残る厚肉部からなることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る支持装置において、前記薄肉部は前記閉塞壁の中央部にて円形状に形成され、前記厚肉部は前記薄肉部の外周にて環状に形成されている構成を採ることができる。
【0010】
【発明の作用・効果】
本発明に係る支持装置においては、ピンホルダが有する筒部は内孔を閉塞する閉塞壁を備え、同閉塞壁は孔あけ可能に形成されていて、支持すべき開閉扉の形式に応じて、ピンホルダの筒部の閉塞壁に孔をあけた状態と孔をあけない状態の2つの異なる形態で使用することができる。
【0011】
すなわち、電気ヒータ等の電気部品を装備していなくてリード線の配線が不要な開閉扉においては、筒部の閉塞壁に孔あけをしていない形態の支持装置にて支持し、また、電気ヒータ等の電気部品を装備していてリード線の配線を必要とする開閉扉においては、筒部の閉塞壁を打ち抜いて孔あけをしている形態の支持装置にて支持する。この場合には、電源と電気部品を接続するリード線は、支持装置を構成するヒンジピンと、ヒンジホルダの筒部に挿通して配線することができる。
【0012】
このように、当該支持装置によれば、上記した2つの異なる形式の開閉扉の支持装置として共用することができる。但し、当該支持装置において、ピンホルダの筒部の閉塞壁に孔をあけた状態で使用する場合には、開閉扉の内殻と外殻間に断熱材である樹脂発泡層を形成する際のヒンジホルダの筒部から未発泡または発泡樹脂の漏洩を防止するため、樹脂の発泡に先だって、ヒンジホルダの筒部の開閉扉側の先端部に、リード線を挿通してその保護を図る保護パイプを嵌着するようにする。
【0013】
なお、当該支持装置においては、ヒンジピンを庫本体の開口部の左右の上縁部に設けて下方へ突出させるとともに、これに対応してピンホルダを開閉扉の左右の上端部に設ける形式(第1の形式)と、ヒンジピンを庫本体の開口部の左右の下縁部に設けて上方へ突出させるとともに、これに対応してピンホルダを開閉扉の左右の下端部に設ける形式(第2の形式)の2種類の形式に構成することができる。これら両形式の支持装置にあっては、第1の形式の支持装置は、開閉扉の左右の上端部を庫本体の開口部の左右の上縁部に支持すべく機能し、また、第2の形式の支持装置は、開閉扉の左右の下端部を庫本体の開口部の左右の下縁部に支持すべく機能する。
【0014】
本発明に係る支持装置においては、ピンホルダを構成する筒部の閉塞壁の構造を、孔あけ可能な所定形状の薄肉部と、この薄肉部が打ち抜かれて孔あけされたときに残る厚肉部からなる構造(前者の形態)とすること、および、前記薄肉部を前記閉塞壁の中央部にて円形状に形成し、前記厚肉部を前記薄肉部の外周にて環状に形成した構造(後者の形態)とすることができる。これら2つの形態の支持装置においては、いずれの形態においても、ピンホルダの筒部における閉塞壁の孔あけが容易な構造に構成されているが、各形態ではそれぞれ固有の機能を有する。
【0015】
すなわち、当該支持装置において前者の形態を採る場合には、ピンホルダの筒部における閉塞壁の薄肉部を打ち抜いて容易に孔あけができ、孔あけ後には厚肉部が残る。ピンホルダの筒部に残存する厚肉部は、ピンホルダの筒部に挿入されるヒンジピンの先端部を受承する受承部として機能し、これにより、開閉扉の支持強度が確保されるとともに、開閉扉のガタツキが防止される。
【0016】
一方、当該支持装置において後者の形態を採る場合には、ピンホルダの筒部における閉塞壁の中央部に形成されている円形状の薄肉部を打ち抜いて容易に孔あけができ、孔あけ後には環状の厚肉部が残る。ピンホルダの筒部に残存する環状の厚肉部は、ピンホルダの筒部に挿入されるヒンジピンの先端部を受承する受承部として機能し、これにより、開閉扉の支持強度が確保されるとともに、開閉扉のガタツキが防止される。
【0017】
また、当該支持装置の後者の形態では、ピンホルダの筒部の閉塞壁の孔はヒンジピンの開口端部より小さくし得て、挿通されるリード線の位置決めとして機能するとともに、ヒンジピンの開口端部に対するリード線の接触を規制してリード線の損傷を防止すべく機能する。このため、開閉扉の開閉動作はリード線の配線によっても何等の支障もなく、円滑に行えるとともに、開閉扉およびその周辺の清掃にも支障はない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る支持装置を使用して開閉扉を支持した冷蔵庫を示している。当該冷蔵庫は、観音開き式冷蔵庫であって、庫本体10の正面側の開口部を開閉する4枚の開閉扉20a〜20dを備えている。当該冷蔵庫においては、庫本体10の収納室が上下2段に区分されていて、これに対応して、庫本体10の正面開口部も上下2段に区分されている。各開閉扉20a〜20dのうち、上側の左右の開閉扉20a,20bは庫本体10の上側の開口部を開閉し、かつ、下側の左右の開閉扉20c,20dは庫本体の下側の開口部を開閉する。
【0019】
左側の各開閉扉20a,20cは、それらの左側の上下各端部にて庫本体10の開口部の左側の上下各縁部に回動可能に支持され、かつ、右側の各開閉扉20b,20dは、それらの右側の上下各端部にて庫本体10の開口部の右側の上下各縁部に回動可能に支持されている。左側の各開閉扉20a,20cにおいては、回動端部側である右側端部に上下方向に延びるシールパッキンを備え、かつ、右側の各開閉扉20b,20dにおいては、回動端部側である左側端部に上下方向に延びるシールパッキンを備えていて、庫本体10の各開口部を閉鎖した状態で、左右の両開閉扉20a,20bおよび両開閉扉20c、20dのシールパッキンが互いに弾撥的に当接して、両開閉扉20a,20b間、および両開閉扉20c、20d間を気密的にシールする。
【0020】
各開閉扉20a〜20dにおいては、回動端部側のシールパッキンが配設されている部位の近傍に、シールパッキンおよびその配設部位を加温する電気ヒータが配設されていて、電気ヒータの作動によりシールパッキンおよびその配設部位を加温して、シールパッキン同士の凍結、およびこれらの部位での結露の発生を防止している。各開閉扉20a〜20dは、後述するように、外殻であるアウタパネル21aおよび内殻であるインナパネル21bにて形成された箱体内に、発泡樹脂からなる断熱材層21cが充填されている扉本体21を主要構成部としている。
【0021】
図2は、開閉扉の1枚である上段の右側の開閉扉20bのインナパネル21bおよび断熱材層21cを削除した状態のアウタパネル21aの裏面側を示しており、当該開閉扉20bにおいては、回動端部である左端部(図2における右端部)の縁部にシールパッキン22が配設されている。シールパッキン22は、開閉扉20bの左端部の縁部に沿って上下に延びている。電気ヒータは、開閉扉20bの左端部の内部に埋設されてシールパッキン22に沿って近接して位置しており、開閉扉20bのアウタパネル21aの裏面に配設した保護パイプ23の内部を挿通するリード線24の一端が電気ヒータに接続されている。リード線24は、後述する支持装置30を貫通した状態で庫本体10に延びていて、その他端が庫本体10の電源取出部に接続されている。
【0022】
当該開閉扉20bにおいては、支持基端部側である右側上端部および右側下端部にて、庫本体10における開口部の右側上縁部および右側下縁部に回動可能に支持されており、右側上端部を支持する手段には本発明の一例に係る支持装置30が採用され、かつ、右側下端部を支持する手段には従来公知の支持装置(ヒンジ装置)が採用されている。当該開閉扉20b以外の各開閉扉20a,20c,20dにおいては、開閉扉20aにあっては開閉扉20bとは左右対称に、開閉扉20cにあっては開閉扉20aとは上下対称に、また、開閉扉20dにあっては開閉扉20bとは上下対称にそれぞれ構成されている。
【0023】
しかして、開閉扉20bの右側上端部を支持する支持装置30は、図3〜図5に示すように、ヒンジブラケット31、ヒンジピン32、およびピンホルダ33を備えている。ヒンジブラケット31は断面L字状を呈するもので、その起立板部31aにて庫本体10の上側の開口部11の右側上縁部に固定されて、その水平板部31bが手前(開閉扉側)へ突出している。ヒンジピン32は、ヒンジブラケット31の水平板部31bの嵌合孔31cに嵌合されて固定されている。
【0024】
ヒンジピン32は、図6(a),(b),(c)に示すように円筒状を呈するもので、筒状本体32aの上方部には外向フランジ部32bを備えている。ヒンジピン32は、その頭部32a1を、ヒンジブラケット31の水平板部31bの嵌合孔31cにその下方から嵌合して組付けられていて、その頭部32a1をカシメることにより、ヒンジブラケット31の水平板部31bに固定されている。ヒンジピン32は、この固定状態においては、筒状本体32aの外向フランジ部32bより下方を構成している脚部32a2がヒンジブラケット31の水平板部31bから下方へ所定長さ突出している。なお、ヒンジブラケット31の水平板部31bには、ヒンジピン32に近接した部位にドアスイッチであるリードスイッチ34が取付けられている。
【0025】
ピンホルダ33は、図7(a),(b)に示すように、取付板部33aと、その先端側に一体的に形成された筒部33bを備えているもので、筒部33bはその内孔を閉塞する閉塞壁33cを備えている。閉塞壁33cは、その中央部に円盤状の凹所を有するもので、環状の外側部33c1と円形状の内側部33c2にて構成されており、外側部33c1は厚肉状に形成され、かつ、内側部33c2は外側部33c1に比較して薄肉状に形成されている(第1の形態)。筒部33bの閉塞壁33cのこのような構造は、内側部33c2を打ち抜いて容易に孔あけし得るように意図しているものである。
【0026】
ピンホルダ33は、その取付板部33aにて開閉扉20bにおける右側上端部に取付けられて固定されるが、取付けに先だって、筒部33bの閉塞壁部33cの内側部33c2を打ち抜いて環状の外側部33c1のみを残存させた状態にされていて、挿通孔33c3を有する構造に形成されている。ピンホルダ33は、この固定状態においては、その筒部33bがヒンジブラケット31に固定したヒンジピン32に対向する位置にあって、筒部33bはヒンジピン32の脚部32a2の挿入を受け入れて、環状の外側部33c1にて脚部32a2の先端を受承している。
【0027】
これにより、開閉扉20bは支持装置30を介して、図3〜図5に示すように、その右側上端部にて庫本体10の上側開口部11の右側上縁部に回動可能に支持されている。リード線24は、支持装置30を構成するヒンジピン31内およびピンホルダ32の筒部32b内を挿通していて、ピンホルダ32の筒部32bの下端部に嵌着した保護パイプ23を通って、図示しない電気ヒータに接続されている。
【0028】
なお、ピンホルダ33の取付板部33aには、マグネット35が取付けられている。マグネット35は、開閉扉20bを閉鎖した状態では、ヒンジブラケット31の水平板部31bに設けたリードスイッチ34に近接して対向するもので、開閉扉20bの開閉動作によりリードスイッチ34を動作させ、開閉扉20bの開放時には収納室に設置した電灯を点灯させ、開閉扉20bの閉鎖時には同電灯を消灯させる。
【0029】
当該冷蔵庫においては、開閉扉20aにあっては、その左側上端部にて支持装置30を介して庫本体10の上側開口部の左側上縁部に回動可能に支持され、開閉扉20cにあっては、その左側下端部にて支持装置30を介して庫本体10の下側開口部の左側下縁部に回動可能に支持され、開閉扉20dにあっては、その右側下端部にて支持装置30を介して庫本体10の下側開口部の右側下縁部に回動可能に支持されている。これらの各開閉扉20a,20c,20dにおいても、リード線24は開閉扉20bと同様に配線されて電気ヒータに接続されている。
【0030】
このように、当該支持装置30は第1の形態(本発明に係る支持装置の後者の形態)を採っていて、電気ヒータを装備していてリード線24の配線が必要な開閉扉20bを支持するために使用する場合には、上記したごとく、ピンホルダ33が有する筒部33bの閉塞壁33cに孔あけして挿通孔33c3を形成している。これに対して、電気ヒータを装備していなくてリード線24の配線が不要な開閉扉を支持するために使用する場合には、ピンホルダ33の閉塞壁33cに孔あけをすることなくそのまま使用する。従って、当該支持装置30によれば、上記した2つの異なる形式の開閉扉の支持装置として共用することができる。
【0031】
また、第1の形態を採る当該支持装置30においては、ピンホルダ33の閉塞壁33cの内側部33c2を打ち抜いて挿通孔33c3を形成した後に残存する環状の外側部33c1が、ピンホルダ33の筒部33bに挿入されるヒンジピン32の先端部を受承する受承部として機能し、これにより、開閉扉20bの支持強度が確保されるとともに、開閉扉20bのガタツキが防止される。また、閉塞壁33cの挿通孔33c3はヒンジピン32の開口端部より小さく設定して、挿通されるリード線24の位置決めとして機能させ、かつ、ヒンジピン32の開口端部に対するリード線24の接触を規制してリード線24の損傷を防止すべく機能させることができる。
【0032】
当該支持装置30においては、上記した第1の形態以外に、図8(a)に示す第2の形態、および、同図(b)に示すように第3の形態を採ることができる。当該支持装置30において、第2の形態を採る場合には、ヒンジホルダ33の筒部33bにおける閉塞壁33cを、第1の形態における内側部33c2が外側部33c1に対して偏倚する構造としたものである。この第2の形態を採る場合には、第1の形態を採る場合と同様の作用効果を奏するとともに、ピンホルダ33の閉塞壁33cに形成される挿通孔33c3が筒部33b内で偏倚しているため、筒部33bを挿通するリード24線に指向性を付与することができて、リード線24の配線が容易にできるという利点がある。
【0033】
また、図8(b)に示す第3の形態では、ピンホルダ33の閉塞壁33cを所定厚みに形成して、閉塞壁33cの外周縁に断続する複数の円弧状の凹所33c4を備える構造としたものである。当該支持装置30において、第3の形態を採る場合には、ピンホルダ33の閉塞壁33cは、断続する複数の円弧状の薄肉の凹所33c4に沿って容易に打ち抜いて挿通孔33c3を形成することができるとともに、各円弧状の凹所33c4間の部位33c5が複数残存し、これらの部位33c5がヒンジピン32の先端部を受承する受承部として機能する。
【0034】
また、当該支持装置30においては、上記した各形態以外に、ヒンジホルダ33の筒部33bにおける閉塞壁33cを、孔あけ可能な所定形状の薄肉部と、この薄肉部が打ち抜かれて孔あけされたときに残る厚肉部からなる構造とすること(図示省略)も可能である。この場合には、ピンホルダ33の筒部33bにおける閉塞壁33cの薄肉部を打ち抜いて容易に孔あけができ、孔あけ後には厚肉部が残る。ピンホルダ33の筒部33bに残存する厚肉部は、ピンホルダ33の筒部33bに挿入されるヒンジピン32の先端部を受承する受承部として機能し、これにより、開閉扉20a〜20dの支持強度が確保されるとともに、開閉扉20a〜20dのガタツキが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る支持装置を使用して開閉扉を支持した冷蔵庫の正面図である。
【図2】上段の右側の開閉扉のインナパネルおよび断熱材層を削除した状態の裏面側の正面図である。
【図3】同開閉扉における同支持装置による支持部を示す部分縦断正面図である。
【図4】同開閉扉における同支持装置による支持部を示す部分縦断側面図である。
【図5】同開閉扉における同支持装置による支持部を示す部分平面図である。
【図6】同支持装置を構成するヒンジピンの縦断側面図(a)、同ヒンジピンの同平面図(b)、および同ヒンジピンをヒンジブラケットに固定した状態の側面図(c)である。
【図7】同支持装置を構成するピンホルダの縦断正面図(a)、および同ピンホルダの底面図(b)である。
【図8】同支持装置における第2の形態を採る場合のピンホルダの閉塞壁の平面図(a)、および第3の形態を採る場合のピンホルダの閉塞壁の平面図(b)である。
【符号の説明】
10…庫本体、11…上側開口部、20a〜20d…開閉扉、21…扉本体、21a…アウタパネル、21b…インナパネル、21c…断熱材層、22…シールパッキン、23…保護パイプ、24…リード線、30…支持装置、31…ヒンジブラケット、31a…起立板部、31b…水平板部、31c…嵌合孔、32…ヒンジピン、32a…筒状本体、32a1…頭部、32a2…脚部、32b…外向フランジ部、33…ピンホルダ、33a…取付板部、33b…筒部、33c…閉塞壁部、33c1…外側部(厚肉部)、33c2…内側部(薄肉部)、33c3…挿通孔、33c4…円弧状の凹所、33c5…円弧状の凹所間部位、34…リードスイッチ、35…マグネット。

Claims (2)

  1. 収納庫の庫本体の開口部の縁部に同開口部を開閉する開閉扉を支持するための支持装置であり、前記庫本体の開口部の左右の縁部に設けられて下方または上方へ突出するヒンジピンと、前記開閉扉の左右の端部に設けられて前記ヒンジピンの挿入を受入れる筒部を有するピンホルダを備え、同ピンホルダに前記ヒンジピンを受け入れた状態で、前記開閉扉の左右の端部を前記庫本体の左右の縁部に回動可能に支持する支持装置において、前記ヒンジピンは筒状を呈し、かつ、前記ピンホルダの筒部は内孔を閉塞する閉塞壁を有し、同閉塞壁は、孔あけ可能な所定形状の薄肉部と、この薄肉部が打ち抜かれて孔あけされたときに残る厚肉部からなることを特徴とする開閉扉の支持装置。
  2. 請求項1に記載の開閉扉の支持装置において、前記薄肉部は前記閉塞壁の中央部にて円形状に形成され、前記厚肉部は前記薄肉部の外周にて環状に形成されていることを特徴とする開閉扉の支持装置。
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