JP4169133B2 - マルチレンジ水圧機械式トランスミッション - Google Patents

マルチレンジ水圧機械式トランスミッション Download PDF

Info

Publication number
JP4169133B2
JP4169133B2 JP54715598A JP54715598A JP4169133B2 JP 4169133 B2 JP4169133 B2 JP 4169133B2 JP 54715598 A JP54715598 A JP 54715598A JP 54715598 A JP54715598 A JP 54715598A JP 4169133 B2 JP4169133 B2 JP 4169133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
transmission
satellite
gear set
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP54715598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002523013A (ja
Inventor
ラーキン、ロバート・フランシス
Original Assignee
ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・インク filed Critical ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・インク
Publication of JP2002523013A publication Critical patent/JP2002523013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4169133B2 publication Critical patent/JP4169133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H47/00Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
    • F16H47/02Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type
    • F16H47/04Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type the mechanical gearing being of the type with members having orbital motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • F16H37/06Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
    • F16H37/08Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing
    • F16H37/0833Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths
    • F16H37/084Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths at least one power path being a continuously variable transmission, i.e. CVT
    • F16H2037/088Power split variators with summing differentials, with the input of the CVT connected or connectable to the input shaft
    • F16H2037/0886Power split variators with summing differentials, with the input of the CVT connected or connectable to the input shaft with switching means, e.g. to change ranges

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

関連出願
本願は、出願人の継続中の出願である19997年5月16日に出願された米国特許出願第08/857,501号、発明の名称「オフオード車両のためのマルチレンジ水圧機械式トランスミッション」、並びに、米国特許第5,423,183号、第5,486,242号、第5,535,589号、第5,730,678号及び第5,678,405号に関連する。上記出願及び特許の開示は参照のためにここに組み入れられる。
発明の分野
本発明は、マルチレンジであり、同期してシフト(切り替え)可能であり、再生的である連続可変の水圧機械式トランスミッションに関する。本発明は、特に、高速エンジンに適したマルチレンジの、同期シフト可能な、再生的連続可変水圧機械式トランスミッション(変速機)に関する。
背景技術
従来、多くの車両駆動列は自動車を停止状態から所望の最高速度まで加速するために多重エンジントルクを与える液圧トランスミッションを用いるように設計されてきた。しかしながら、そういった設計努力の結果、受け入れられるトルク能力を有するが、望ましくない大きさと重量を持つ液圧トランスミッションが供給されるようになった。更に、そういったトランスミッションは最適な効率よりも劣り、燃料経済や変速能力が劣る結果となった。
純粋液圧トランスミッションの代替として、大型のオフロード構造及び軍用車の駆動列に水圧機械式トランスミッションが用いられるようになってきた。こういったトランスミッションは典型的に分割動力入力タイプである。分割動力入力タイプのトランスミッションにおいて、液圧動力ユニット(HSU)及び機械動力ユニットは自動車エンジンによって並行駆動される。HSUはそのエンジンからの分割動力部分を特定の液圧ストロークレンジに渡って無限に速度及びトルクに変化させることができる液圧出力パワーに変換する。この液圧出力パワーは次ぎに機械動力ユニット内のエンジン動力の分割部分と組み合わされて多重変速レンジを作り出す。機械動力ユニットのギヤ比によって初期設定される各トランスミッションレンジにおける速度とトルクを、HSUのストロークを変化させることにより無限に変化させることができる。
適当に設計された水圧機械式トランスミッションは、自動車が停止状態から最高速度まで加速されたときに、エンジンから駆動輪までスムーズで遮られることがない動力の流れを与える同期レンジシフトを与えることができるという利点を備える。更に別の利点は、トランスミッションの出力速度に関わらず、エンジンを最大効率あるいはそれに近い効率で運転することができることである。
しかしながら、自動車のトランスミッションにHSUを用いることにいくつかの制限がある。その1つは、HSUの出力トルク能力に対する入力速度能力である。速度能力(RPM)は、HSUのある内部構成要素に作用する高遠心力負荷と、漏出によるロスを補う補充作動油を供給する能力によって制限される。この制限は、ディーゼルエンジンのような比較的低速なエンジンの場合、あまり関係しない。ディーゼルエンジンは一般的に2600rpm以下の最大エンジン速度を持つ。従って、ディーゼルエンジンによってHSUを直接運転することが可能である。一方、ガソリンエンジンの最大速度は、例えば、6000rpmに達する。故に、HSUをそのような高速エンジンと連結すると、HSUの入力速度をHSUが受け入れることができる安全な速度に減少させる、即ち、ギヤダウンする必要がある。
しかしながら、HSUをギヤダウンすることにより、HSUの出力速度を減少させ、そのため、トランスミッション自体の全比率レンジを減少させるという好ましくない結果を生じさせる。即ち、HSUの入力速度がエンジン速度の50%まで減ると、HSUの最大出力速度もまた、1:1の入力−出力速度比において50%まで減る。さらに、トルクは速度に逆比例するので、大きな能力を備えるHSUは同じエンジンパワーを受け入れる必要がある。
自動車を静止状態から動かすために高出力トルクが必要とされる一方、車両の速度が増すと、トルクが減少する。故に、ギヤダウンHSUの開始トルク能力を高くすると共にギヤアップHSUの出力速度を大きくする利点を有する高速駆動の水圧機械式トランスミッションを提供することが望ましい。
発明の概要
本発明の1つの目的は、高速エンジンに適するマルチレンジ連続可変水圧機械式トランスミッションを提供することである。本発明のその他の目的及び利点は以下の説明において部分的に示されかつ該説明から部分的に明白であり、あるいは、本発明を実施することによって理解される。本発明の利点及び目的は添付の請求項の構成要素及び特に指摘される組み合わせによって理解されまた得られる。
該利点を得るために、かつ、本発明の該目的に従い、実施形態に示すように、また、ここで概略的に説明するように、本発明は、原動機から負荷体に動力を伝達するマルチレンジ水圧機械式トランスミッションを含む。このマルチレンジ水圧機械式トランスミッションは、入力及び出力を有する連続可変液圧トランスミッションユニットを含む。減速ユニットは、液圧入力を原動機の出力速度よりも遅い入力速度で駆動するといったことを行うために、原動機の出力を液圧トランスミッションの出力につなぐ。第1ギヤセットは液圧トランスミッションユニットの出力によって駆動され、第1及び第2連続可変液圧出力速度レンジにシフトされる液圧入力を生じさせる。第2液圧出力レンジは第1液圧出力レンジよりも広い。ギヤシステムは、前記第1ギヤセットの液圧出力を受けるように連結されたギヤ要素を有しかつ動力源から第1及び第2速度比で機械的出力を受けるように連結される少なくとも第2及び第3ギヤセットと、前記第1、第2及び第3ギヤセットのギヤ要素を選択してクラッチを入れ若しくはブレーキをかけ又はその両方を行なって、液圧トランスミッションユニットのストロークをを第1液圧出力速度レンジで変えることによって連続的に変化する出力速度レンジと、液圧トランスミッションユニットのストロークを第2液圧出力速度レンジで変えることによって連続的に変化する別の高速度レンジに水圧機械式トランスミッションを切り替えるシフト手段とを含む。
上記一般的な説明と以下の詳細な説明は単に例示的なものであり、請求項に記載した発明をそのように限定するものではないことが理解される。
【図面の簡単な説明】
本明細書に組み入れられ明細書の一部をなす添付図面は本発明のいくつかの実施形態を示し、また、詳細な説明と共に発明の原理を説明するのに役立つ。
図1は、本発明の好ましい実施形態のマルチレンジ水圧機械式トランスミッションの概略図。
図2は、図1の好ましい実施形態の車両マルチレンジ水圧機械式トランスミッションを表すレバーアナロジーダイアグラム。
図3ないし図7は、図1の好ましい車両マルチレンジ水圧機械式トランスミッションの各トランスミッションレンジでの速度稼働のグラフ分析を与えるレバーアナロジーダイアグラム。
図8は、各トランスミッションレンジ(RNG)において、図1の多重ブレーキ及びクラッチのうちの作動しているもの及び実行パラメータを示す表。
好ましい実施態様の説明
添付の図面に示す本発明の好ましい実施態様を詳細に説明する。全図を通してできる限る同じ又は同様な部分に対して同じ参照番号を用いている。
本発明によれば、原動機から負荷体に動力を伝達するマルチレンジ水圧機械式トランスミッションであって、入力及び出力を有する連続可変液圧トランスミッションと、原動機の出力速度よりも遅い入力速度で液圧入力を駆動するいったことを行うために原動機の出力を液圧トランスミッションの出力に結びつける減速ユニットと、液圧トランスミッションユニットの出力によって駆動され第1及び第2連続可変液圧出力速度レンジ(第2液圧出力速度レンジは第1液圧出力速度レンジよりも広い)に切り替え可能な液圧入力を作り出す第1ギヤセットと、第1ギヤセットの液圧出力を受けるように互いに連結されたギヤ要素を含みかつ原動機から第1及び第2速度で機械的入力を受けるように連結される少なくとも第2及び第3のギヤセットを含むギヤシステムと、第1,第2及び第3ギヤセットのギヤ要素にクラッチを入れ若しくはブレーキをかけ又はその両方を行なって水圧機械式トランスミッションを、液圧トランスミッションユニットのストロークを第1液圧出力速度レンジで変えることによって連続的に変化する出力速度レンジと、液圧トランスミッションユニットのストロークを第2液圧出力速度レンジで変えることによって連続的に変化する別の高速度レンジに切り替えるシフト手段とを備えるトランスミッションが提供される。
図1に示す実施形態において、参照番号20で示すマルチレンジ水圧機械式トランスミッションは、入力シャフト24と、出力シャフト26と、最小及び最大値の間の無限可変入力/出力速度比を与える能力を有する液圧トランスユニット(HSU)22を含むことを示している。HSU22の変速比は、上述の特許及び特許出願に開示されている方法で無限に変えることができる。参照番号28で示す減速装置ユニットは、電動機(図示省略)の出力シャフト30を入力シャフト24に連結して原動機の出力速度よりも低い入力速度でHSUを駆動する。動力伝達ギヤシステムを番号32で示す。動力伝達ギヤシステム32は、以下に説明する複数のギヤセットと、原動機の出力シャフト30にギヤ係合する第1ギヤシステム入力34と、HSU出力シャフト26に連結された第2ギヤシステム入力36と、被駆動負荷体(図示省略)に接続される変速機出力38と、最大及び最小ユニット比の間での入力/出力速度比の無限変化が変速機出力38において少なくとも2つの速度比レンジに渡る連続可変速度を与えるようにギヤシステムを少なくとも2つの速度レンジに切り替える制御手段というを有する。動力伝達ギヤシステム32はまた、前記少なくとも2つの速度比レンジの最も高い比のために第2ギヤシステムの速度増加のための連結又は前記少なくとも2つの速度比レンジの最も低い比のために第2ギヤシステム入力36の直接連結のいずれかを与えるギヤセット58を含む。第1ギヤセット58は後に詳細に説明する。
さらに図1に示すように、原動機の動力出力シャフト30は速度増加ユニット40に連結される。本発明に適した原動機は、自動車に用いられるガソリンエンジンに共通する高出力速度能力を有する。速度増加ユニット40は、例えば、ギヤ比が45:39である一組のスプールギヤ44,42を有することが好ましい。大きい方のスプールギヤ44は原動機の出力シャフト30に連結されそれにより直接駆動され、また、副軸(countershaft)46の左端に固定された、もう一方の、小さいスプールギヤ44に噛合する。
減速ユニット28は、例えば、32:52のギヤ比を有する一対のスプールギヤ48,50であることが好ましい。これらのスプールギヤの小さい方のギヤ48は副軸46に固定されており、従って、速度増加ユニット40の小さい方のギヤ44と同じ速度で原動機により駆動される。他方の、小さい方のギヤ48と噛合する大きい方のスプールギヤ50はHSU22の入力シャフト24に結合される。
HSU22は、その入力シャフト24の速度を1:0から少なくとも1:1までのレンジの速度比で出力シャフト26の連続可変速度に変換するように制御される。HSU22の最大ストロークは好ましくは100%であり、即ち、入力速度が出力速度に等しいときである。動力伝達ギヤシステム32の機械的入力である第1ギヤシステム入力34は原動機の動力出力30に接続され、液圧入力である第2ギヤシステム入力36はHSU出力26に接続されている。第1ギヤシステム入力34は好ましくは異なるギヤ比の二組の噛合するスプールギヤ(平歯車)セットを有する。図1に示すように2つのスプールギヤ51,54は副軸46から偏心して直接的に駆動される。従って、スプールギヤ51,54はスプールギヤ44,48と同じ速度で回転することが理解される。スプールギヤ51は別のスプールギヤ52と噛合し、第1駆動比を構成する。この第1駆動比接続のギヤ比、即ち、スプールギヤ51,52のギヤシステムへのギヤ比入力は、例えば、34:50である。スプールギヤ54は別のスプールギヤ56と噛合し、ギヤシステム32への第2駆動比入力を構成する。この第2駆動比接続のギヤ比、即ち、スプールギヤ54,56のギヤ比は、例えば、39:45である。これらの模範的なギヤ比の条件のもとで、スプールギヤ56はシャフト30の原動機入力速度と同じ速度で駆動される。動力伝達ギヤシステム32は、4つの衛星ギヤセットを含むことが好ましい。第1衛星ギヤセット58は太陽ギヤS1と、衛星ギヤ(図示省略)と、衛星キャリアC1と、HSU22の液圧出力26に接続されてそれによって駆動されるリングギヤR1を含む。本発明の例示的な実施形態において、第1衛星ギヤセット58の太陽歯車S1と、衛星ギヤと、リングギヤR1のギヤ比は40:17:72である。第1衛星ギヤセット58のギヤ要素を複合構成、即ち、2重衛星ギヤとして配置し、40:14:14:72のギヤ比とすることが好ましい。第2衛星ギヤセット66もまた、リングギヤR2と、第1衛星ギヤセット58の太陽ギヤS1に接続された太陽ギヤS2と、変速機出力38の接続された衛星キャリアC2を有する。例えば、第2衛星ギヤセット66の太陽ギヤS2と、衛星ギヤと、リングギヤR2のギヤ比を、40:16:72とすることができ、これらのギヤを単純構造の配列とする。第3衛星ギヤセット74は、太陽ギヤS1,S2の両方に接続された太陽ギヤS3と、第2衛星ギヤセット66のリングギヤR2に接続された衛星ギヤC3と、リングギヤR3を含む。同様に、第4衛星ギヤセット80は、スプールギヤ56上の第2駆動比入力に接続された太陽ギヤS4と、第3衛星ギヤセット74のリングギヤR3に接続された衛星ギヤキャリアC4と、リングギヤR4を含む。例えば、衛星ギヤセット74及び80の太陽−衛星−リングギヤの比は38:15:15:72及び42:15:72とすることができる。衛星ギヤセット74は好ましくは複合構成であり、一方、衛星ギヤセット66及び80は単純構成である。
第1衛星ギヤセット58は、液圧入力速度よりも大きい速度でリングギヤR1の液圧入力が衛星ギヤの太陽ギヤS1を駆動するように、衛星キャリアC1を選択して停止させるブレーキBD1を含む制御手段を有する。この制御手段はリングギヤR1と衛星キャリアC1を選択して接続するクラッチCl3をさらに有し、それにより、相互接続されたリングギヤR1とキャリアC1の液圧入力がHSU22の出力26における液圧入力速度に等しい速度で太陽ギヤS1を駆動する。
好ましい実施の形態において、制御手段は、第2,第3及び第4衛星ギヤ66,74,80のそれぞれのリングギヤを選択して「停止」させるためのブレーキB1,B2,B3を含む。さらに、制御手段はまた、第4衛星ギヤセット80のリングギヤR4を選択してスプールギヤ56の第2駆動比入力に接続するためのクラッチCL1と、第3衛星ギヤセット74の衛星キャリアC3を選択してスプールギヤ52の第1駆動比入力に接続するクラッチCL2を含む。
変速動作の説明を容易にするため、以下の説明は、自動車エンジニア協会発刊番号810102(1981)のベンフォード他による記事「レバーアナロジー−変速分析における新たなツール(Lever Analogy-A New Tool In Trasmission Analysis)」に説明されている分析技術の利点を採用する。この技術によって、衛星ギヤセットは、休息しているとき、その太陽ギヤ、リングギヤ及び衛星キャリアが存在する点(これらの点は、太陽ギヤ及びリングギヤの歯数、即ちギヤ比にに関連して位置する)を結んだ垂直線(レバー)によって分析される。
図2は、図1の4つの衛星ギヤセット58,66,74,80を3つの垂直レバーとして静止グラフに表したものである。このレーバアナロジー技術に従い、かつ、衛星ギヤセット66と74を相互接続することにより、これらの2つのギヤセットを1つの垂直レバー66’として表すことができる。衛星ギヤセット58,80をそれぞれ垂直線58’、80’によって表すことができる。この分析フォーマットは変速能力の計算を容易にする。図3にまた示すように、レーバー58’上の点S1’,C1’及びR1’は、それぞれ第1衛星ギヤセット58の太陽ギヤS1,衛星キャリアC1及びリングギヤR1を示す。レバー66’上の点S2’S3’は、互いに接続されて常に同じ速度で回転する太陽ギヤS2とS3を表す。レバー66’上の点R2’C3’は相互に接続されたギヤR2と衛星キャリアC3を示す。レバー66’上の点C2’とR3’は、それぞれ衛星キャリアC2とリングギヤR3を示す。点S4’、C4’及びR4’は、それぞれ第4衛星ギヤセット80の太陽ギヤS4,衛星キャリアC4及びリングギヤR4を示す。図2から、HSU22への入力24は減速ユニット28を介して原動機の動力入力30のエンジン速度(Ne)の71%までギヤダウンされることがわかる。以前に説明したように、HSU22は、0:1から1:1までの入力/出力速度レンジの連続可変比能力を有する。
図8の表に示すように、ブレーキB1とクラッチCL3はトランスミッションを第1前進レンジに切り替えることに従事する制御手段の唯一の要素である。図1から、ブレーキB1の係合により第2衛星ギヤセット66のリングギヤR2を停止させ、クラッチCL3の係合により第1衛星ギヤセット55のリングギヤR1と衛星キャリアC1が相互接合されることが理解される。このように、動力トランスミッションギヤシステムへの単なる入力が、相互接続されたリングギヤR1と衛星ギヤC1に適用されるHSU22の液圧出力であり、この出力が太陽ギヤS1をHSU出力速度と同じ速度で駆動する。太陽ギヤS1は次ぎに第2衛星ギヤセット66の太陽ギヤS2を駆動する。ブレーキB1によってリングギヤR2に生じた力により、太陽ギヤS2はトランスミッション出力38に接続された第2衛星ギヤセット66の衛星キャリアC2を第2衛星ギヤセット66のギヤ比によって決定される速度比で駆動する。
図3は、図1のトランスミッションの第1前進レンジと第2前進レンジの切り替え点におけるレバーアナロジーをグラフ表示したものである。第1前進レンジにおいて、HSU22の液圧出力がゼロ、即ち、1:0の入力/出力比のとき、変速機出力38はゼロである。この状態において、トランスミッションはニュートラルであるといわれる。クラッチCL3は衛星キャリアC1とリングギヤR1を互いに接続するので、HSU22のストロークが1:1の比まで上げられると、相互に接続された衛星キャリアC1とリングギヤR1によって太陽ギヤS1はHSU出力の速度で駆動される。従って、HSU22の第1前進レンジ内でのストロークが上がると、図3に示す衛星ギヤセット58を表すレバーはその垂直な向きを維持しながら右側にシフトされる。クラッチCL3の係合は第1衛星ギヤセット58を1:1の動力伝達として働かせ、従って、太陽ギヤS1上のHSU出力は太陽ギヤS2,S3をHSU出力速度で駆動する。
第1前進レンジにおいて、第1ギヤシステム入力34は減速ユニット40と副軸46を介して動力エンジン出力30を受けることに留意されたい。スプールギヤ54,56によって与えられた第2駆動比接続のギヤ比は減速ユニット40のギヤ比の逆数のギヤ比であるため、第4衛星ギヤセット80の太陽ギヤS4はエンジン速度Neで駆動される。しかしながら、ブレーキB3を作動させていないので、反力がリングギヤR4上で改善されず、従って、キャリアC4は太陽ギヤS4上の機械的入力によって駆動されない。さらに、クラッチCl1とCl2が作動していないので、副軸46の機械的入力はトランスミッション出力38に貢献しない。従って、第1前進レンジは、HSU出力26によってのみ動力を与えられる純粋な液圧速度レンジである。
図3において、HSU22のストロークが0%のストロークから、例えば、第1上側レンジの上端である98.2%のストロークまで上ると、太陽ギヤS1,S2は、速度増大スプールギヤセット40,42と、減速スプールギヤセット48,50によって0.697Neの最大速度を達成する。ブレーキB1が相互に接続されたリングギヤR2と衛星キャリアC3を停止させるので、HSU22が最大の98.2%ストローク(STROKE)及び太陽ギヤS2,S3の最大速度の0.697Neまでストロークが上げられると、図3のレバー66’は点R2’C3’に関して反時計方向に回転する。この結果、点C2’が右側に移動し、トランスミッション出力38に接続されている衛星キャリアC2の前進速度が増大することを示す。相互に接続された衛星ギヤセット66と74の結合ギヤ比により、トランスミッション38の最大速度は第1前進レンジの上端(98.2%ストローク)において0.294に達する。
上記のように、太陽ギヤS4は第1前進レンジを通してエンジン速度(1.0Ne)で駆動される。従って、レバー80’は、HSUストロークが0%において、図3に破線で示す角度位置をとる。衛星ギヤセット80の衛星キャリアC4は衛星ギヤセット74のリングギヤR3に結ばれているので、これらの2つのギヤ要素の等しい前進速度は、HSU22が第1前進レンジを通してストロークが上げられると、互いに追跡する。従って、レーバ80’は、第1及び第2前進レンジシフト点においてリングギヤR4のゼロ速度に対して図3に実線で示す方位位置をとる。
図8の表に示すように、クラッチCL3は第1及び第2前進レンジの両方において作動している。従って、第1前進レンジから第2前進レンジへの切り替えは、ブレーキB3が作動しているときにブレーキB1を非作動化することを含む。ブレーキB3の作動は第4衛星ギヤセット80のリングギヤR4を停止させる。リングギヤR4が第1及び第2レンジシフト点において静止しているため、第2前進レンジへの同期シフトが達成される。
第2前進レンジにおける動力伝達ギヤシステム32への入力は、第1前進レンジの場合、即ち、衛星ギヤS2,S3(クラッチC3は作動)上の減速HSU出力及び衛星ギヤS4を駆動する第2駆動比接続を介しての第1ギヤシステム入力34と同じであることに留意されたい。しかしながら、ブレーキB3が第2前進レンジで作動して反力をリングギヤR4に与えているため、キャリアC4は、太陽ギヤS4に与えられている1.0Neでの機械的入力駆動によって0.368Neで駆動される。これにより、第1から第2前進レンジシフト点(図3)に存するレバー80’の角度位置を第2前進レンジ作動(図4)の間に固定する。衛星ギヤセット80のキャリアC4は衛星ギヤセット74のリングギヤセットR3に結ばれているので、リングギヤR3は衛星キャリアC4と同じ固定速度で駆動される。これにより、リングギヤ点R3’はレバー66’のための固定ピボット点となる。次ぎに、HSUのストロークが98.2%ストロークから0%ストロークへと下側になされて第2レンジを加速するので、レーバー66’は、点R3’に関して図4に示す破線位置から実線位置へ時計回りに回転する。その結果、キャリアC2のトランスミッション出力速度は、図4において点C2’の右側シフトによって示すように、第1前進レンジの下端における0.249Neから第2前進レンジの上端(第2から第3前進レンジシフト点まで)における0.501Neまで増加する。
図4において、第2前進レンジの下端(第2から第3レンジシフト点まで)での衛星ギヤセット58の要素の速度はすべて、0%HSUストロークにおいてゼロまで減少したことにもまた留意されたい。相互に接続された衛星ギヤセット66,74の組み合わせギヤによって、相互に接続されたキャリアC3とリングR2ギヤの前進速度は第2前進レンジでの上端において0.785Neである。HSU22のストロークが下方へなされて第2前進レンジのを加速するので、HSU22は再生的に作動する。それにもかかわらず、HSU出力は第2前進レンジにおけるトランスミッション出力速度及びトルクの一因になり、そして水圧機械式速度レンジがある。
図8の表に示すように、クラッチCL3とブレーキB3を作動させず、ブレーキBD1とクラッチCL2を作動させてトランスミッションを第3前進レンジに切り替える。ブレーキBD1の作動は衛星ギヤセット58のキャリアC1を停止させることがわかる。キャリアC1は第2から第3前進レンジシフト点において静止しているため、ブレーキBD1によるその停止は同期する。さらに、上記のスプールギヤセット40,42及び51,52の例示したギヤ比により、スプールギヤ52上の機械式入力は、相互に接続されたキャリアC3と第2から第3前進レンジシフト点におけるリングギヤR2の前進速度0.785Neと等しくされる。従って、第3前進レンジに切り替わるクラッチCL2の作動はまた同期する。
図5は、図1のトランスミッション20の第3前進レンジと第4前進レンジのシフト点におけるレバーアナロジーをグラフ表示したものである。第3前進レンジを加速するために、HSUはここで、0%から、例えば、93.3%のストロークに、即ち、0Neから0.0662Neの最大速度までストロークが上げられる。リングギヤR1に適用されるHSU出力26の速度が増加するので、レバー58’は停止したキャリアの固定点C1’に関して反時計回りに回転し、太陽ギヤS1は、第1及び第2前進レンジの1:1ギヤセットよりも速度が増大したギヤセットとして今条件付けられた衛星ギヤセット58の存在により、0Neから1.19Neの最大速度まで駆動される。太陽ギヤS2,S3は、これらのギヤが共通して太陽ギヤS1に接続されているため、その同じ速度で駆動される。相互に接続されたキャリアC3とリングギヤR2へのクラッチCL2の介しての機械的入力はレバー66’上の点R2’C3’を固定点にする。従って、HSUが第3前進レンジにおいてストロークを上げると、太陽ギヤS2,S3の増大する速度はレバー66’を図5においてピボット点R2’C3’に関して破線で示す0%のストローク位置から実線で示す93.3%のストローク位置へ反時計回りに回転させる。キャリアC2の変速機出力速度は、第3前進レンジにおける0.501Neから第3から第4レンジシフト点における0.930Neまで増大する。第3レンジの上端において、リングギヤR3の前進速度は1.0Neに達し、これはまたキャリアC4上に現れる。スプールギヤセット42,44及び54,56を介して太陽ギヤS4に与えられた機械式入力はまた1.0Neであるため、衛星ギヤセット80を表すレバー80’は図5に見ることができる垂直な位置をとる。従って、リングギヤR4はまた、1.0Neの前進速度で回転する。ブレーキB3は作動していないので、この機械式入力には反力が生じておらず、従って、出力速度及びトルクの一因とはならない。
図6は、第4前進レンジで作動する図1のトランスミッション20のレバーアナロジーをグラフ表示するものである。図8の表に示すように、ブレーキBD1は作動された状態のままであり、クラッチCL2は作動させず、クラッチCL1を作動させてトランスミッションを第4前進レンジに切り替える。スプールギヤ56の1.0Neのエンジンギヤ速度を第4衛星ギヤセット80のリングギヤR4に与えるために、クラッチCL1が作動されていることがわかる。第3から第4前進レンジ及びシフト点におけるリングギヤR4の前進速度もまた1.0Neであるため、第4レンジへの切り替えもまた同期する。上記のように、この1.0Ne機械式ユニットもまた衛星ギヤS4に直接適用される。従って、レバー80’の垂直位置は固定され、キャリアC4のリングギヤR3との直接接続はレバー66’上の点R3’を固定ピボット点とする。
第4前進レンジを加速するため、HSU22は93.3%から0%ストロークまでストロークが下げられる。図6に示すように、太陽ギヤS2,S3での減少する前進速度はレバー66’をピボット点R3’に関して時計回りに回転させる。その結果、キャリアC2のトランスミッション出力は、HSU22が0%までストロークを下げるときに、0.93Neから1.36Neの最大出力速度まで増大する。従って、HSU22は、第2前進レンジはもちろん、第4前進レンジにおいても再生的に作動する。
図7は、後進レンジで作動する図1のトランスミッションのレバーアナロジーをグラフ表示する。図8の表に示すように、ブレーキB2とクラッチCL3を作動させてトランスミッションを後進レンジに切り替えている。クラッチCL3の作動ことは第1及び第2前進レンジと同じ目的である。即ち、リングR1とC1を結びつけてこれらのリングが共にHSU出力速度で駆動されるようにすることである。
ブレーキB2を作動させることで衛星ギヤ74のリングギヤR3を停止させる。これにより、レバー66’上の点R3’を固定ピボット点とすることができる。従って、HSUが0%のストロークから100%のストロークまでストロークが上げられて後進レンジを加速するとき、太陽ギヤS2,S3の増大した速度はレバー66’を点R3’に関して反時計回りに回転させてキャリアC2に増大した後進変速機出力速度を生じさせる。例示したギヤ比において、最大後進速度は100%HSUストロークにおいて0.256Neである。
ブレーキB2もまた後進レンジにおいてキャリアC4を停止させることに留意されたい。太陽ギヤS4上の1.0Ne入力に対する応答において、レバー80’は衛星ギヤセット80を表す。この入力に反力がないため、後進レンジにおいて入力は変速機出力速度とトルクの一因を成さない。
当業者であれば、本発明のマルチレンジ連続可変水圧機械式トランスミッションに、発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、特定のギヤ比といったような、種々の変更及び修正を行うことができることは明白である。明細書を考慮し、また、ここに開示した発明を実施することにより、本発明の他の実施の形態は当業者にとって明白となる。明細書と実施形態は例示的なものであり、発明の真の範囲及び趣旨は以下の請求項によって示される。

Claims (10)

  1. 原動機から負荷体に動力を伝達するマルチレンジ水圧機械式トランスミッションであって、
    入力及び出力を有する連続可変液圧トランスミッションユニットと、
    前記液圧入力を前記原動機の出力速度よりも遅い入力速度で駆動するために、前記原動機の出力を前記液圧トランスミッションの入力につなぐ減速ユニットと、
    前記液圧トランスミッションユニット出力によって駆動され、少なくとも第1連続可変第1ギヤセット出力速度レンジと、該第1連続可変第1ギヤセット出力速度レンジよりも広いレンジの第2連続可変第1ギヤセット出力速度レンジ出力速度が与えられる第1ギヤセットと、
    前記第1ギヤセットを介して前記液圧トランスミッションユニット出力を受けかつ前記動力源から第1及び第2速度比で機械的力を受けるように接続されたギヤ要素を備える少なくとも第2及び第3ギヤセットを含むギヤシステムと、
    前記第1、第2及び第3ギヤセットの前記ギヤ要素を選択してクラッチを入れブレーキをかけて、前記水圧機械式トランスミッションを、1つのトランスミッション出力速度レンジが前記液圧トランスミッションユニットのストロークを前記第1連続可変第1ギヤセット出力速度レンジで変えることによって連続的に変化するトランスミッション出力速度レンジであり、もう1つのトランスミッション出力速度レンジが前記液圧トランスミッションユニットのストロークを前記第2連続可変第1ギヤセット出力速度レンジで変えることによって連続的に変化する別のトランスミッション出力速度レンジである少なくとも2つのトランスミッション出力速度レンジに切り替えるシフト手段とを、
    含んでなる水圧機械式トランスミッション。
  2. 請求項1に記載のトランスミッションであって、前記ギヤシステムは第4ギヤセットを含み、前記シフト手段は前記第1乃至第4ギヤセットのギヤ要素を選択してブレーキをかけクラッチを入れて前記水圧機械式トランスミッションを少なくとも4つの前進速度レンジ及び1つの後進速度レンジのうちのいずれか1つに切り替えるブレーキ及びクラッチを含み、前記1つのトランスミッション出力速度レンジが第2前進速度レンジであり、前記もう1つのトランスミッション出力速度レンジが第3前進速度レンジであるトランスミッション。
  3. 請求項2に記載のトランスミッションであって、前記シフト手段の前記ブレーキ及びクラッチは、前記4つの前進速度レンジ及び1つの後進速度レンジへの同期切り替えを行うために、タイミングを合わせて選択されて解除及び作動されるトランスミッション。
  4. 請求項1に記載のトランスミッションであって、前記第1ギヤセットは太陽ギヤと、衛星ギヤキャリアと、リングギヤとを含む第1衛生ギヤセットであり、前記リングギヤは前記液圧トランスミッションユニット出力によって駆動されるように接続され、前記シフト手段は第1ブレーキと、第1クラッチとを含み、前記第1クラッチは、前記太陽ギヤが前記第1第1ギヤセット出力速度レンジで駆動されるように前記リングギヤと前記衛星ギヤキャリアを選択して接続し、前記第1ブレーキは、前記太陽ギヤが前記第2第1ギヤセット出力速度レンジで駆動されるように前記衛星ギヤキャリアを選択して停止させるように設けたトランスミッション。
  5. 請求項4に記載のトランスミッションであって、前記第2及び第3ギヤセットは第2及び第3衛星ギヤセットであるトランスミッション。
  6. 請求項5に記載のトランスミッションであって、前記第2衛星ギヤセットは、前記第1衛星ギヤセットの前記太陽ギヤを駆動するように該太陽ギヤに連結された太陽ギヤと、前記液圧トランスミッション出力が生じるギヤキャリアと、リングギヤとを含み、前記第3衛星ギヤセットは、前記第1衛星ギヤセットの前記太陽ギヤに接続された太陽ギヤと、前記第2衛星ギヤセットのリングギヤに接続された衛星ギヤキャリアと、リングギヤとを含み、前記シフト手段は、前記第2衛星ギヤセットの前記衛星ギヤキャリアに第1前進速度レンジの液圧出力を生じさせるために、前記第1クラッチが作動している間に、前記第2衛星ギヤセットの前記リングギヤと、前記第3衛星ギヤセットの前記衛星ギヤキャリアを選択して停止させる第2ブレーキをさらに含んでなるトランスミッション。
  7. 請求項6に記載のトランスミッションであって、前記シフト手段は、前記第2衛星ギヤセットの前記衛星ギヤキャリアに後進速度レンジの水圧機械式トランスミッションを生じさせるために、前記第1クラッチが作動している間に、前記第3衛星ギヤセットの前記リングギヤに係合して停止させる第3ブレーキをさらに含んでなるトランスミッション。
  8. 請求項7に記載のトランスミッションであって、前記ギヤシステムは、第1機械出力速度比で駆動されるように接続された太陽ギヤを有する第4衛星ギヤセットと、前記第3衛星ギヤセットの前記リングギヤに接続された衛星ギヤキャリアと、リングギヤとをさらに含み、前記手段の要素は、前記第2衛星ギヤセットの前記衛星ギヤキャリアに第2前進速度レンジである1つのトランスミッション出力速度レンジの水圧機械式トランスミッション出力を生じさせるために、前記第1クラッチが作動している前記第4衛星ギヤセットの前記リングギヤを選択して停止させる第4ブレーキをさらに含んでなるトランスミッション。
  9. 請求項8に記載のトランスミッションであって、前記シフト手段は、前記第2衛星ギヤセットの前記衛星ギヤキャリアに第3前進速度レンジである他のトランスミッション出力速度レンジの液圧出力を生じさせるために、前記第1クラッチが作動している間に、前記第3衛星ギヤセットの前記衛星ギヤキャリアを選択して接続して第2機械駆動速度で駆動させる第2クラッチをさらに含んでなるトランスミッション。
  10. 請求項9に記載のトランスミッションであって、前記シフト手段は、前記第2衛星ギヤセットの前記衛星ギヤキャリアに第4前進速度レンジの水圧機械式トランスミッション出力を生じさせるために、前記第1ブレーキが作動している間に、前記第4衛星ギヤセットの前記リングギヤを選択して接続して前記第1機械入力速度比で駆動させる第3クラッチをさらに含んでなるトランスミッション。
JP54715598A 1997-04-25 1998-04-24 マルチレンジ水圧機械式トランスミッション Expired - Fee Related JP4169133B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4432697P 1997-04-25 1997-04-25
US60/044,326 1997-04-25
PCT/US1998/008256 WO1998049470A1 (en) 1997-04-25 1998-04-24 Multi- range hydromechanical transmission

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002523013A JP2002523013A (ja) 2002-07-23
JP4169133B2 true JP4169133B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=21931756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54715598A Expired - Fee Related JP4169133B2 (ja) 1997-04-25 1998-04-24 マルチレンジ水圧機械式トランスミッション

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4169133B2 (ja)
AU (1) AU7155398A (ja)
WO (1) WO1998049470A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5931758A (en) * 1998-04-08 1999-08-03 General Dynamics Land Systems, Inc. Simplified multi-range hydromechanical transmission for vehicles
PL212942B1 (pl) 2008-05-14 2012-12-31 Jacek Zaleski Bezstopniowa, hydrostatyczna przekladnia ruchu obrotowego SLGB
CN106122423B (zh) * 2016-08-12 2018-06-08 燕山大学 液压机械无级传动动力换段控制方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2757191C2 (de) * 1977-12-22 1983-01-13 Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen Stufenlos einstellbares hydrostatisch-mechanisches Verbundgetriebe
US4754664A (en) * 1986-11-20 1988-07-05 Dana Corporation Four range hydromechanical transmission
KR100259405B1 (ko) 1991-01-14 2000-06-15 로렌스 알. 폴솜 유압기계
FR2679975B1 (fr) * 1991-07-30 1996-02-23 Equip Systemes Mecanismes Transmission hydromecanique pour vehicules automobiles.
DE4311083C1 (de) * 1993-04-03 1994-07-14 Man Nutzfahrzeuge Ag Antriebseinrichtung eines Fahrzeuges
US5486142A (en) 1994-11-21 1996-01-23 Martin Marietta Corporation Hydrostatic transmission including a simplified ratio controller
US5535589A (en) 1995-01-30 1996-07-16 Martin Marietta Corporation Ratio controller for continuously variable hydrostatic transmission
US5678405A (en) 1995-04-07 1997-10-21 Martin Marietta Corporation Continuously variable hydrostatic transmission
US5730678A (en) 1996-02-28 1998-03-24 Gen Dynamics Defense Syst Inc Multi-range, hydromechanical transmission for motor vehicles
US5830097A (en) 1996-05-24 1998-11-03 General Dynamics Defense Systems, Inc. Multi-range with infinitely variable ratio in each range, hydromechanical transmission for off-road vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
AU7155398A (en) 1998-11-24
WO1998049470A1 (en) 1998-11-05
JP2002523013A (ja) 2002-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4547049B2 (ja) 車輌用マルチレンジ流体機械変速機
EP0883760B1 (en) Multi-range hydromechanical transmission for motor vehicles
US20050204837A1 (en) Ranged dual clutch transmission for motor vehicles
KR100337350B1 (ko) 자동 변속기용 파워 트레인
US4354400A (en) Hydromechanical transmission
JPH06221347A (ja) 副軸自動変速機
US3455183A (en) Split-torque hydromechanical transmission
US4168637A (en) Transmission with a first-stage hydrostatic mode and two hydromechanical stages
US4363247A (en) Transmission with a first-stage hydrostatic mode and two hydromechanical stages
JPS645177B2 (ja)
US5976046A (en) Multi-range, hydromechanical transmission for application in high performance automotive drivetrains
JP4169133B2 (ja) マルチレンジ水圧機械式トランスミッション
JPS61266852A (ja) 歯車変速機
US6589129B2 (en) Powertrain having a multi-speed transmission with three planetary gear sets
JPS5842387B2 (ja) シヤリヨウヨウジドウヘンソクソウチ
EP0975903B1 (en) Multi- range hydromechanical transmission
US5437584A (en) Two-speed converter
JP3328681B2 (ja) 5速自動変速機用パワートレーン
JP3502931B2 (ja) 車両用5速自動変速機のパワートレーン
JP2001140998A (ja) 自動変速機用パワートレイン
JPH112307A (ja) 車両用無段変速機
JPH0266349A (ja) トランスミッション装置及びその速度レンジの製造方法
JPH05126233A (ja) 機械油圧式変速機
KR100411031B1 (ko) 차량용 자동변속기의 기어 트레인
KR100262558B1 (ko) 차량용 자동변속기의 파워 트레인

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050425

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees