JP4167999B2 - 燃料電池システム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つ燃料電池システムの制御方法に関する。
高分子電解質形燃料電池(PEFC)では、燃料電池本体の電解質膜が乾燥してしまうと電気抵抗の増大によって出力密度が低下してしまい、逆に濡れが大きく水分の凝縮が起こる過飽和状態では、水素燃料が通過するアノード電極側流路で凝縮水が燃料通過を阻害し電極反応を低下させるフラッディング現象を引き起こす。燃料電池本体内でフラッディングが発生すると、膜の劣化が大きく、また運転復帰させるためには乾燥作業が必要になるなど多大なリスクがあるため、絶対に避けなければならない故障モードである。
そこで、下記特許文献1には、改質ガスを固体高分子電解質膜にとって適度に濡れた状態で供給し、電池性能を安定かつ高性能に維持し、全体の効率を高く維持できる燃料電池システムが提案されている。
同特許文献1の燃料電池システムでは、燃料電池本体と燃料改質器との間に、燃料改質器で生成された改質ガスに含まれる水を回収する水ドレイン回収部(凝縮器)が設けられている。その水ドレイン回収部は、上流側に改質ガスと改質用水の熱交換を行う熱交換器機能を有し、高温のアノード供給ガスを冷却し、過剰水蒸気及びミストをタンク部に凝縮し、水蒸気はその冷却温度すなわち露点における飽和水蒸気となってアノードに供給されるようになっている。
つまり、アノードに供給される改質ガス温度は、それよりも低い改質用水と熱交換によって冷却されるため、水蒸気を含む水素ガスがその露点よりも低い温度に調整され、余剰の水蒸気がタンク内で凝縮して液化し水素ガスと分離される。
このように、燃料電池本体にはその電池温度よりも低い飽和水蒸気を含む水素ガスが供給されるため、電池内部でのフラッディングによる電池性能低下を防止し、安定した電池性能を維持することができる。
特開2002−42847号公報(第4−5頁、図1)
しかしながら、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つためには、改質ガス中の水分を単に落とすだけでなく適切に制御する必要がある。前述した特許文献1の技術では改質ガス中の余剰水分を回収するよう構成されてはいるものの、改質ガス中の適切な水分量は、電解質膜の温度によって変わるため「余剰水分」の量も変化する。
そこで、水ドレイン回収部を設けて燃料改質器で生成された改質ガスに含まれる水分を回収するだけでは、電解質膜を最適な濡れ状態に保つのは困難で、フラッディングを防止して安定した電池性能を維持することは難しい。更には、改質ガス中の水分を落とし過ぎると、燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて燃料電池本体から排出される改質ガス中の水分が多くなり、電解質膜が乾燥してしまって電気抵抗が増大してしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つ燃料電池システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池システムは、反応ガスとして燃料ガスと酸化剤ガスを用いて発電を行う燃料電池本体と、該燃料電池本体に前記反応ガスを供給する手段と、前記反応ガスの温度を検出する手段と、燃料電池本体の温度を検出する手段と、前記反応ガス温度または/かつ燃料電池本体の温度を制御する温度制御手段とを備え、前記温度制御手段によって前記反応ガスと前記燃料電池本体との温度差を制御することで燃料電池本体内の電解質膜の湿潤状態を調整することを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムは、前記燃料電池本体を昇温させる昇温装置と、該昇温装置を制御するコントロータと、が設けられ、起動時には、前記燃料電池本体に供給される反応ガス中の入力水量を算出し、かつ前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量を算出し、前記入力水量が前記出力水量より多い場合には前記昇温装置を駆動させて前記燃料電池本体を昇温させることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムは、前記燃料電池本体に供給される前記反応ガスの温度を測定する第1温度センサが設けられ、前記反応ガスは水蒸気飽和状態で供給され、前記コントローラは、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を保有し、前記入力水量は、前記反応ガスの乾燥ガス量と、前記第1温度センサの測定温度と、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」とから算出するものであることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムは、前記燃料電池本体の温度を測定する第2温度センサが設けられ、前記反応ガスは水蒸気飽和状態で供給され、前記コントローラは、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を保有し、前記出力水量は、前記反応ガスから前記燃料電池本体内で消費される水素または酸素を差し引いた乾燥ガス量と、前記第2温度センサの測定温度と、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」とから算出するものであることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムは、水蒸気を混合した原料から改質反応によって水素リッチな改質ガスを生成する燃料改質器と、その改質ガスから余剰水分を回収する凝縮器とが設けられ、この改質ガスを前記燃料ガスとして使用し、さらに、前記燃料電池本体に入力される改質ガスの温度を測定する第1温度センサと、前記燃料電池本体の温度を測定する第2温度センサとを有し、前記コントローラは、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を保有し、起動時には、前記第1温度センサの測定温度と当該データとから燃料電池本体へ供給される改質ガス中の入力水量を算出し、また前記第2温度センサの測定温度と当該データとから燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量を算出し、その入力水量が出力水量より多い場合には前記昇温装置を駆動させて燃料電池本体を昇温させるようにしたものであることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムは、水蒸気を混合した原料から改質反応によって水素リッチな改質ガスを生成する燃料改質器と、その改質ガスから余剰水分を回収する凝縮器とが設けられ、この改質ガスを前記燃料ガスとして使用し、さらに、前記燃料電池本体に入力される改質ガスの温度を測定する第1温度センサと、前記燃料電池本体の温度を測定する第2温度センサとを有し、前記コントローラは、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を保有し、定常発電時には、前記第1温度センサの測定温度と当該データとから燃料電池本体へ供給される改質ガス中の入力水量を算出し、また前記第2温度センサの測定温度と当該データとから燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量を算出し、その入力水量が出力水量より多い場合には前記凝縮器の凝縮能力を上げ、入力水量が出力水量より少ない場合には前記凝縮器の凝縮能力をさげるようにしたものであることを特徴とする。
更に、本発明の燃料電池システムは、前記昇温装置が、前記燃料電池本体と冷却水ポンプによって冷却水を循環させる冷却配管を介して連結された熱交換器と、その熱交換器と熱回収ポンプによって水や湯を送り込む熱回収配管を介して連結された貯湯槽とを有するものであることを特徴とする。
一方、本発明に係る燃料電池システムの制御方法は、水蒸気を混合した原料から燃料改質器の改質反応によって水素リッチな改質ガスを生成し、凝縮器に通して水分を回収したその改質ガスを燃料電池本体へ供給して発電を行うものであって、起動時には、前記凝縮器を通って燃料電池本体へ供給される改質ガス中の入力水量と、燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量とを比較し、入力水量が出力水量より多い場合に前記燃料電池本体を昇温させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る燃料電池システムの制御方法は、水蒸気を混合した原料から燃料改質器の改質反応によって水素リッチな改質ガスを生成し、凝縮器に通して水分を回収したその改質ガスを燃料電池本体へ供給して発電を行うものであって、定常発電時には、前記凝縮器を通って燃料電池本体へ供給される改質ガス中の入力水量と、燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量とを比較し、入力水量が出力水量より多い場合には前記凝縮器の凝縮能力を上げ、入力水量が出力水量より少ない場合には前記凝縮器の凝縮能力をさげるようにしたことを特徴とする。
更に、燃料電池システムの制御方法は、凝縮器から燃料電池本体へ入力する改質ガスの温度と燃料電池本体の温度とを測定し、その測定温度と、予め保有する「温度−飽和水蒸気圧力の関数」とから、前記入力水量と出力水量とを算出して比較するようにしたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、燃料電池システムの起動時に、凝縮器を通って燃料電池本体へ供給される改質ガス中の入力水量と、燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量とを比較し、入力水量が出力水量より少ない場合に燃料電池本体を昇温させるようにしたので、起動時には温度が低い燃料電池本体でも、その温度が上げられることによって出力水量が入力水量を超えるようになり、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つことができるようになった。その結果、フラッディングの防止が可能となった。
また、本発明によれば、燃料電池システムの定常発電時に、凝縮器を通って燃料電池本体へ供給される改質ガス中の入力水量と、燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量とを比較し、入力水量が出力水量より多い場合には前記凝縮器の凝縮能力を上げ、入力水量が出力水量より少ない場合には前記凝縮器の凝縮能力をさげるようにしたので、燃料電池本体へ供給される改質ガス中の入力水量が出力水量と等しくする方向に調節され、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つことができるようになった。その結果、フラッディングや電解質膜の乾燥による電気抵抗の増大を防止することが可能となった。
次に、本発明に係る燃料電池システムの制御方法について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の燃料電池システムを示したブロック図である。
本実施の形態の燃料電池システムは、水蒸気を混合した都市ガスから改質反応によって水素を生成する燃料改質器1を有し、その燃料改質器1によって生成された水素リッチな改質ガスと不図示のブロワから送り込まれる空気を用いて発電を行う燃料電池本体3とが接続されている。燃料改質器1と燃料電池本体3との間には、改質ガス中の余剰水分を回収する凝縮器2が接続されている。
また、この燃料電池システムは、燃料電池本体3で発生した熱を回収するための熱交換器4が接続されている。すなわち、燃料電池本体3と熱交換器4との間には冷却水を流す冷却配管6が接続され、その冷却配管6には燃料電池本体3と熱交換器4との間で冷却水を循環させる冷却水ポンプ8が設けられている。
更に、燃料電池システムには、燃料電池本体3から回収した熱によって暖められた湯を貯めておく貯湯槽5が設けられ、この貯湯槽5と熱交換器4との間には熱回収配管7が接続されている。そして、その熱回収配管7にも貯湯槽5内の水を循環させるための熱回収ポンプ9が設けられている。
燃料電池本体3は、燃料改質器1により生成された水素に富んだ改質ガスと不図示のブロアから供給される空気とにより電力が得られ、その際には熱も発生する。燃料電池システムの運転時には、燃料電池本体3で発生した熱は冷却配管6の中を流れる冷却水によって外部へ搬送される。
すなわち、燃料電池本体3で発生した熱は、冷却水ポンプ8の駆動により燃料電池本体3と熱交換器4との間で冷却水が循環する。このとき、冷却水が燃料電池本体3の熱を奪い熱交換器4側へと伝達する。一方、熱回収ポンプ9の駆動により熱回収配管7を流して熱交換器4へ水が送り込まれると、その熱交換器4で熱交換が行われ湯に変えられる。従って、燃料電池本体3で発生した熱は、こうして湯となって貯湯槽5へ回収される。そして、この湯が家庭などでそのまま使用される他、燃料電池システムを起動させる際に燃料電池本体3を昇温させるための熱源として使用される。
一方、燃料改質器1で生成された改質ガスは、都市ガスやメタノールやガソリンなどの発電原料に水を添加し改質した水素に富んだガスであり、飽和水蒸気を含んだ状態で燃料電池本体3側へと送られる。従って、燃料改質器1からの改質ガスをそのまま燃料電池本体3へ送り込んだ場合、燃料電池本体3の方の温度が低いと、その飽和水蒸気が凝縮して電解質膜を過剰に濡らしてしまいフラッディングを引き起こす原因となる。そのため、凝縮器2によって燃料改質器1からの改質ガスについて、その水分を落とすとともに温度を下げて燃料電池本体3へと供給するようにしている。
ところで、運転中の燃料電池本体3は発熱して温度が高い状態にあるが、システム起動時にはその燃料電池本体3自身の温度が低い状態にある。そのため、フラッディングを回避するために凝縮器2を通して改質ガス中の余剰水分を落としても、システム起動時にはそれだけでは十分でないので燃料電池本体3を昇温しなければならない。そこで、貯湯槽5を備える本実施形態の燃料電池システムでは、燃料電池本体3の温度を上げるのに必要な熱量が貯湯槽5から燃料電池本体3へ伝達される。
本実施形態の燃料電池システムは、このシステム全体を制御するコントローラ10を有し、その記憶装置には、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つように改質ガスと燃料電池本体との温度を制御する温度制御プログラムが格納されている。
そして、この燃料電池システムには、凝縮器2を出て燃料電池本体3へと入力される改質ガスの温度を測定する第1温度センサ11及び、燃料電池本体3の温度を冷却配管6を流れる冷却水の温度から測定する第2温度センサ12が設けられている。
そこで、先ずシステム起動時の温度制御について説明する。図2は、システム起動時の温度制御について示したフローチャートである。
システム起動時には、燃料電池本体3の温度が低く、第2温度センサ12によって計測される冷却水温度も正規温度未満になっている。そこで、スタート信号が発信されると、起動ステップ数nが0に書き換えられ(S101)、その後18工程の起動ステップが確認される(S102)。なお、この燃料電池システムにおける18工程の起動ステップは、例えば起動ステップ0が「改質暖気モード」、起動ステップ1は「改質ガスを電池本体に導入して最低発電量で発電」、起動ステップ2は「起動ステップ1の発電量に50Wプラスして発電」であり、更に起動ステップ3〜17は「前起動ステップの発電量に50Wプラスして発電」する。そして、最終工程の起動ステップ18が「定格電力で発電」となっている。
本実施形態におけるシステム起動時の温度制御では、この起動ステップ1〜18までの運転において特にフラッディング防止のため、燃料電池本体3の温度を冷却水温度で監視しながら昇温させるようにする。すなわち、飽和水蒸気を含んだ状態で燃料電池本体3へ供給される改質ガス中の水量(入力水量)と、燃料電池本体3内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて燃料電池本体3から排出される改質ガス中の水量(出力水量)とを比較し、両水量が等しいか出力水量の方が多くなるように燃料電池本体3の温度を昇温させるように制御する。これは、燃料電池本体3にその電池温度よりも低い飽和水蒸気を含む水素ガスが供給されると、電池内部でのフラッディングによる電池性能が低下することを防止するためである。
図2のフローチャートに戻って、起動ステップ数nが18に達していない場合には(S102:NO)、次の起動ステップ数n+1を実行する凝縮器2から燃料電池本体3へ供給される改質ガス中の入力水量W1が算出される(S103)。
そこで、入力水量W1に対応する水のmol数を求めるには、燃料改質器1へは水蒸気を混合した都市ガスが投入され改質ガスが生成されるため、先ずメタン、水およびエアの投入量から生成された改質ガスの気体mol数を算出する。
ところで、凝縮器2から燃料電池本体3へ流れる改質ガスの温度が第1温度センサ11によって測定されている。更に、コントローラ10には「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を表すマップデータが格納されている。従って、第1温度センサ11によって測定された温度T1の下で、燃料電池本体3へ入力する改質ガス中にどの程度の水のmol数が含まれているかは、その測定温度T1を基に「温度−飽和水蒸気圧力の関数」から算出される。こうして入力水量W1が水のmol数に換算される。
そして、入力水量W1の算出の後は、次の起動ステップ数n+1において燃料電池本体3から排出される改質ガス中の出力水量W2が算出される(S104)。この燃料電池本体3から排出される改質ガス中の出力水量W2のmol数を求めるには、先ずS103で求めた改質ガス中の気体mol数から、燃料電池本体3内で出力電流に比例して消費される水素mol数を差し引いた気体mol数が算出される。また、燃料電池本体3の温度は、冷却配管6を流れる冷却水の温度に置き換えられ、第2温度センサ12によって測定されている。そこで、先に求めた水素mol数を差し引いた気体mol数から、燃料電池本体3の測定温度T2を基に「温度−飽和水蒸気圧力の関数」から水のmol数が算出される。よって、燃料電池本体3内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて燃料電池本体3から排出される改質ガス中の出力水量W2が水のmol数に換算される。
そして、求められた入力水量W1と出力水量W2(いずれも水のmol数として算出)の大小が比較される(S105)。そこで、入力水量W1の値が出力水量W2の値より大きい場合には(S105:NO)、冷却配管6内を循環する冷却水を加熱して燃料電池本体3を昇温させる(S106)。それには、冷却水ポンプ8と熱回収ポンプ9を駆動させることで貯湯槽5の湯を熱回収配管7内で循環させ、更に熱交換器4を介して冷却配管6を循環する冷却水に熱を伝達して燃料電池本体3を昇温させる。また、この他にも冷却配管6に不図示のヒータを備え、そのヒータによって冷却水を加熱して燃料電池本体3を昇温させるようにしてもよい。
こうして燃料電池本体3に対する昇温動作を開始した後は、再び入力水量W1と出力水量W2が算出され(S107)、その大小が比較される(S105)。そして、依然として入力水量W1の値が出力水量W2の値より大きい場合には(S105:NO)、燃料電池本体3を昇温動作が継続され(S106)、S105〜S107が繰り返される。その一方、昇温効果によって入力水量W1の値が出力水量W2の値と同等かそれ以下になった場合には(S105:YES)、冷却水ポンプ8と熱回収ポンプ9の駆動を停止させるなどして燃料電池本体3の昇温動作を停止させる(S106)。また、それとともに起動ステップを1工程だけステップアップさせて起動ステップ数をn=n+1する。これにより、燃料電池システムの運転は次の起動ステップに移る。
そして、起動ステップ数nの確認が行われ、起動ステップ数nが依然として18に達していない場合には(S102:NO)、前述したようにフラッディング防止のための温度制御(S103〜S108)が繰り返し行われる。その後、燃料電池システムの運転が起動ステップ18になるまで温度制御が繰り返され、起動ステップ数nが18に達したところで(S102:YES)システム起動時の温度制御が終了する。そして、燃料電池システムでは起動ステップ18の定格電力の発電が行われる。
よって、本実施形態では、システム起動時には温度の低い燃料電池本体3を昇温させ、出力水量W2が入力水量W1以上となるようにして燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つことができるようになり、フラッディングの防止が可能となった。
次に、こうした定常発電時の温度制御について説明する。図3は、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つように改質ガスと燃料電池本体との温度を制御する定常発電時の温度制御について示したフローチャートである。
定常発電時は、システム起動時とは異なり燃料電池本体3の温度が発電によって既に上がっている。そのため、第2温度センサ12によって計測される冷却水温度も正規温度に達している。従って、本実施形態における定常発電時の温度制御では、燃料電池本体3へ供給される改質ガスの温度を監視し、フラッディングを防止する一方で電解質膜の乾燥による電気抵抗の増大も防止する。
定常発電時の温度制御では、飽和蒸気の状態で燃料電池本体3へ供給される改質ガス中の水量(入力水量)W1と、燃料電池本体3内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて燃料電池本体3から排出される改質ガス中の水量(出力水量)W2とを比較し、両水量が等しくなるように凝縮器2によって改質ガス中の余剰水分を回収するとともに、その改質ガスの温度を下げるるようにする。こうした凝縮器2による改質ガスの温度制御すなわち凝縮器2の凝縮能力は、そこを流れる冷媒の流量調整によって行われる。そして、冷媒の流量調整は、図1に示すように流量調節弁13が設けられ、その弁開度がコントローラ10によって制御されるよう構成されいる。なお、冷媒の流量調整は冷媒用ポンプの回転数制御によって行ってもよい。
そこで、定常発電時の温度制御では、スタート信号が発信されると、システム起動時と同じように、凝縮器2から燃料電池本体3へ供給される改質ガス中の入力水量W1が算出される(S201)。ここでも改質ガス中の入力水量W1及び後述の出力水量W2を直接算出して比較を行うことはせず、飽和水蒸気を含む改質ガス中の水のmol数に換算して比較を行う。
入力水量W1に対応する水のmol数を求めるには、燃料改質器1へは水蒸気を混合した都市ガスが投入され改質ガスが生成されるため、先ずメタン、水およびエアの投入量から生成された改質ガスの気体mol数が算出される。
また、凝縮器2から燃料電池本体3へ流れる改質ガスの温度が第1温度センサ11によって測定されている。更に、コントローラ10には「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を表すマップデータが格納されている。従って、第1温度センサ11によって測定された温度T1の下で、燃料電池本体3へ入力する改質ガス中にどれほどの水のmol数が含まれているかは、その測定温度T1を基に「温度−飽和水蒸気圧力の関数」から算出される。こうして入力水量W1が水のmol数に換算される。
そして、入力水量W1の算出の後は、燃料電池本体3から排出される改質ガス中の出力水量W2が算出される(S202)。この燃料電池本体3から排出される改質ガス中の出力水量W2のmol数は、S201で求めた改質ガス中の気体mol数から、燃料電池本体3内で出力電流に比例して消費される水素mol数を差し引いた気体mol数が算出される。また、燃料電池本体3の温度は、冷却配管6を流れる冷却水の温度に置き換えられ、第2温度センサ12によって測定されている。そこで、先に求めた水素mol数を差し引いた気体mol数から、燃料電池本体3の測定温度T2を基に「温度−飽和水蒸気圧力の関数」から水のmol数が算出される。よって、燃料電池本体3内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて燃料電池本体3から排出される改質ガス中の出力水量W2が水のmol数に換算される。
そして、求められた入力水量W1と出力水量W2(いずれも水のmol数として算出)の大小が比較される(S203)。そこで、入力水量W1の値が出力水量W2の値より大きい場合には(S203:NO)、流量調節弁13の弁開度を大きくして凝縮器2へ流れる冷媒の流量を増加させる(S204)。これにより、凝縮器2を通る改質ガスは冷媒によって熱が奪われるとともに、飽和水蒸気が凝縮されて余剰水分が落とされる。よって、燃料電池本体3へ供給される改質ガスは、温度とともに水分量が低下して入力水量W1が出力水量2とを等しくなる方向へ調節される。そのため、電解質膜を過剰に濡らしてフラッディングを引き起こすようなことはない。
一方、入力水量W1の値が出力水量W2の値より小さい場合には(S203:YES)、流量調節弁13の弁開度を小さくして凝縮器2へ流れる冷媒の流量を減少させる。これにより、凝縮器2を通る改質ガスの温度低下が抑えられ、飽和水蒸気が凝縮することによって落とされる水分量も減少する。これにより、燃料電池本体3へ供給される改質ガスは、温度とともに水分量の低下が抑えられて入力水量W1と出力水量2とが等しくなるように調節される。そのため、入力水量W1の値が出力水量2より小さい場合には電解質膜の水分が奪われて乾燥するおそれがあるが、入力水量W1と出力水量W2とを等しくする方向に制御することで、燃料電池本体3から排出される改質ガス中の出力水量W2を抑えて電解質膜の乾燥による電気抵抗の増大を防止する。
その後、燃料電池システムの停止信号を確認し(S206)、システム停止の場合(S206:YES)には定常発電時の温度制御が終了する。その一方、定常発電が継続される場合には(S206:NO)、再び入力水量W1と出力水量W2とが算出され(S201/S202)、そうして算出された両水量の比較結果から(S203)流量調節弁13の弁開度調節により凝縮器2へ流れる冷媒の流量が調節される(S204/S205)。よって、本実施形態では、こうした制御の繰り返しにより、定常発電時には入力水量W1と出力水量W2とが等しくなるようにしている。そのため、燃料電池本体の電解質膜を良好な濡れ状態に保つことができるようになり、フラッディングや電気抵抗の増大を防止することが可能になった。
以上、本発明に係る燃料電池システムの制御方法についてその一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
前記実施形態では、定常発電時に改質ガスの温度を制御する方法として冷媒の流量を調節するようにしたが、例えば凝縮器3の冷媒入口側にラジエータを設置し、冷媒温度を調節して改質ガスの温度制御を行うようにしても良い。
本発明の制御方法を実行する燃料電池システムを示したブロック図である。 システム起動時の温度制御について示したフローチャートである。 定常発電時の温度制御について示したフローチャートである。
符号の説明
1 燃料改質器
2 凝縮器
3 燃料電池本体
4 熱交換器
5 貯湯槽
6 冷却配管
7 熱回収配管
8 冷却水ポンプ
9 熱回収ポンプ
10 コントローラ
11 第1温度センサ
12 第2温度センサ
13 流量調節弁

Claims (6)

  1. 燃料ガス及び酸化剤ガスの双方を水蒸気を含む反応ガスとして用いて発電を行う燃料電池本体と、
    該燃料電池本体に前記反応ガスを供給するガス供給手段と、
    前記反応ガスの温度を検出するガス温度検出手段と、
    前記燃料電池本体の温度を検出する電池温度検出手段と、
    前記反応ガス温度または/かつ燃料電池本体の温度を制御する温度制御手段とを備え、
    前記温度制御手段は、
    前記燃料電池本体を昇温させる昇温装置と、
    該昇温装置を制御するコントローラとを備え、
    前記燃料電池本体に供給する反応ガス中の入力水量と前記燃料電池本体から排出される反応ガス中の出力水量を算出して比較を行い、前記出力水量が前記入力水量以上になるように、前記温度制御手段が反応ガス温度または/かつ燃料電池本体温度を制御し、
    システム起動時に、前記入力水量が前記出力水量より多い場合には、前記コントローラにより前記昇温装置を駆動して前記燃料電池本体を昇温させる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記ガス温度検出手段は、前記燃料電池本体に供給される前記反応ガスの温度を測定する第1温度センサを備え、
    前記ガス供給手段は、前記反応ガスを水蒸気飽和状態で供給し、
    前記コントローラは、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を表すデータを保有し、前記入力水量、前記反応ガスの乾燥ガス量と、前記第1温度センサの測定温度と、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」とから算出する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記電池温度検出手段は、前記燃料電池本体の温度を測定する第2温度センサを備え、
    前記ガス供給手段は、前記反応ガスを水蒸気飽和状態で供給し、
    前記コントローラは、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を表すデータを保有し、前記出力水量、前記反応ガスから前記燃料電池本体内で消費される水素または酸素を差し引いた乾燥ガス量と、前記第2温度センサの測定温度と、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」とから算出する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
    水蒸気を混合した原料から改質反応によって水素リッチな改質ガスを生成する燃料改質器と、
    前記改質ガスから余剰水分を回収する凝縮器とを備え、
    前記改質ガスを前記燃料ガスとして使用し、
    前記ガス温度検出手段は、前記燃料電池本体に供給される改質ガスの温度を測定する第1温度センサを有し、
    前記電池温度検出手段は、前記燃料電池本体の温度を測定する第2温度センサを有し、
    前記コントローラは、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を表すデータを保有し、システム起動時には、前記第1温度センサの測定温度と前記データとから前記入力水量を算出し、また前記第2温度センサの測定温度と当該データとから前記燃料電池本体内で前記改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記出力水量を算出し、その入力水量が出力水量より多い場合には前記昇温装置を駆動させて燃料電池本体を昇温させる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
    水蒸気を混合した原料から改質反応によって水素リッチな改質ガスを生成する燃料改質器と、
    前記改質ガスから余剰水分を回収する凝縮器とを備え、
    前記改質ガスを前記燃料ガスとして使用し、
    前記ガス温度検出手段は、前記燃料電池本体に供給される改質ガスの温度を測定する第1温度センサを有し、
    前記電池温度検出手段は、前記燃料電池本体の温度を測定する第2温度センサを有し、
    前記温度制御手段は、「温度−飽和水蒸気圧力の関数」を表すデータを保有し、定常発電時には、前記第1温度センサの測定温度と当該データとから前記入力水量を算出し、また前記第2温度センサの測定温度と当該データとから燃料電池本体内で改質ガスから水素が消費されるその消費量に応じて前記出力水量を算出し、その入力水量が出力水量より多い場合には前記凝縮器の凝縮能力を上げ、入力水量が出力水量より少ない場合には前記凝縮器の凝縮能力をさげる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項乃至請求項のいずれかに記載の燃料電池システムにおいて、
    前記昇温装置は、前記燃料電池本体と冷却水ポンプによって冷却水を循環させる冷却配管を介して連結された熱交換器と、前記熱交換器と熱回収ポンプによって水や湯を送り込む熱回収配管を介して連結された貯湯槽とを有する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
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