JP4167688B2 - 携帯端末、暗号化コンテンツ再生方法及びそれに用いられる平文データ生成方法 - Google Patents

携帯端末、暗号化コンテンツ再生方法及びそれに用いられる平文データ生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する携帯端末における暗号化コンテンツ再生技術に関する。
ネットワークの高速化及び携帯端末の高機能化に伴って、携帯端末において、コンパクトディスク等で提供されているのと同等の音質を備えた音楽コンテンツをダウンロードして再生することが一般的となってきている。これらの音楽コンテンツは著作権保護のために暗号化されているため、再生する際には、鍵生成及び権利確認等の認証処理が必要である。
これらの音楽コンテンツは、携帯端末における着信時の呼び出し通知としても利用することが可能である。図9は、着信時における暗号化コンテンツ再生の処理時系列を示す。携帯端末に着信があったとき(t0)、呼び出し通知に設定された暗号化コンテンツファイルの認証処理が開始される。認証処理が成功すると、当該暗号化コンテンツファイルの復号が開始され(t1)、復号の結果生成された平文データの再生が開始される(t2)。このように暗号化された音楽コンテンツを着信通知として利用する場合、携帯端末に着信があったとき(t0)から、平文データの再生が開始される(t2)までの時間Tsが無音期間となる。すなわち、認証処理及び暗号化コンテンツファイルの先頭部分の復号処理に要する時間における音楽コンテンツの再生が滞る。このため、着信時の呼び出し通知として求められる、速やかな音楽コンテンツの再生が実現されないといった問題があった。
着信時の速やかな音楽コンテンツの再生を実現する技術として、二段階に圧縮符号化された音楽コンテンツの一段分をあらかじめ復号して記憶領域に格納しておき、再生時の処理を軽減する技術が提案されている。これにより、音楽コンテンツの再生に要する時間が短縮される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−091436号公報
上記従来技術によると、暗号化コンテンツファイルの復号に要する時間は短縮されるが、認証処理に要する時間までもは短縮されない。したがって、着信してから暗号化コンテンツが再生されるまでの無音期間は依然として存在する。
上記の無音期間をなくすには、あらかじめ暗号化コンテンツファイルを復号して再生可能な状態で記憶領域に保持しておく方法や、CPUの処理能力を高める方法などが考えられる。しかし、暗号化コンテンツファイルを復号した状態で保持するのでは、著作権保護に欠ける。また、処理能力の高いCPUを搭載すると、コストや電力消費量の増大を招くといった問題が生じる。したがって、これらの安易な解決手法は採用し難い。
上記問題に鑑み、本発明は、暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する携帯端末について、CPUの動作速度を特に上げることなく、また、暗号化コンテンツファイルの著作権を保護しながら、着信時の速やかなコンテンツ再生を実現する技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために講じた手段は、所定の記憶領域に格納された暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する携帯端末として、暗号化コンテンツファイルの先頭部分についての第1の平文データを保持する記憶部と、前記暗号化コンテンツファイルを復号して第2の平文データを生成する復号手段と、前記第1及び第2の平文データを再生する再生手段と、前記暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理を行う認証手段とを備えたものとする。ここで、前記再生手段は、当該携帯端末に着信があったとき、前記第1の平文データの再生に続けて、その続きから前記第2の平文データを再生するものである。また、前記認証手段は、前記再生手段による前記第1の平文データの再生と同時並行的に前記認証処理を行うものである。
これによると、携帯端末に着信があったとき、認証手段による暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理と記憶部に格納された第1の平文データの再生手段による再生とが同時並行的に行われ、第1の平文データの再生に続けて、復号手段によって復号された第2の平文データが再生される。これにより、携帯端末におけるCPUの動作速度を特に上げることなく、着信時の速やかなコンテンツ再生を実現することが可能となる。また、暗号化コンテンツファイルの先頭部分のみが平文データ化して、保持されているため著作権も保護される。
好ましくは、上記携帯端末は、前記認証手段による認証処理が成功すると、前記復号手段に当該暗号化コンテンツファイルを復号するよう指示する一方、当該認証処理が失敗すると、前記再生手段に前記第1の平文データの再生を中止するよう指示する制御部を備えたものとする。
また、好ましくは、前記記憶部はセキュアメモリであるものとする。
また、好ましくは、前記所定の記憶領域には、前記暗号化コンテンツファイルとして、先頭部分を除く残りの部分が格納されているものとする。
一方、上記課題を解決するために講じた手段は、携帯端末において、暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する方法として、暗号化コンテンツファイルの先頭部分を含む一部分についての第1の平文データが所定の記憶領域に格納されておりし、携帯端末に着信があったとき、前記第1の平文データを再生する第1のステップと、前記第1のステップと同時並行的に、前記暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理を行う第2のステップと、前記第2のステップでの認証処理が成功すると、前記暗号化コンテンツファイルを復号して第2の平文データを生成する第3のステップと、前記第1の平文データの再生に続けて、その続きから前記第2の平文データを再生する第4のステップとを備えたものとする。
これによると、携帯端末に着信があったとき、所定の記憶領域に格納された第1の平文データの再生と、暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理とが同時並行的に行われる。そして、認証処理が成功した場合には、暗号化コンテンツファイルが復号され、第1の平文データの再生に続けて、その続きから復号された第2の平文データが再生される。これにより、携帯端末におけるCPUの動作速度を特に上げることなく、着信時の速やかなコンテンツ再生を実現することが可能となる。また、暗号化コンテンツファイルの先頭部分のみが平文データ化して、保持されているため著作権も保護される。
具体的には、前記第1の平文データは、所定の再生時間分のデータであるものとする。
また、具体的には、前記第1の平文データは、所定のデータサイズのデータであるものとする。
また、具体的には、前記第1の平文データは、所定のフレーム数分のデータであるものとする。
一方、上記課題を解決するために講じた手段は、携帯端末において、暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する方法として、暗号化コンテンツファイルの平文データがセキュアメモリに格納されており、携帯端末に着信があったとき、前記平文データを再生する第1のステップと、前記第1のステップと同時並行的に、前記暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理を行う第2のステップとを備えたものとする。
これによると、携帯端末に着信があったとき、セキュアメモリに格納された平文データの再生と、暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理とが同時並行的に行われる。これにより、携帯端末におけるCPUの動作速度を特に上げることなく、着信時の速やかな音楽再生を実現することが可能となる。また、平文データはセキュアメモリに格納されているため、著作権は保護される。また、復号処理が不要となるため、着信時における処理も軽減される。
好ましくは、上記暗号化コンテンツ再生方法として、前記第2のステップでの認証処理が失敗したとき、前記平文データの再生を中止する第3のステップを備えたものとする。
また、好ましくは、上記暗号化コンテンツ再生方法として、前記第2のステップでの認証処理が失敗したとき、前記平文データを削除する第4のステップを備えたものとする。
一方、上記暗号化コンテンツ再生方法において用いられる前記第1の平文データを生成する方法として、暗号化コンテンツファイルの先頭部分を含む一部分を復号する第1のステップと、前記第1のステップにおいて復号されたデータを、前記第1の平文データとして前記所定の記憶領域に格納する第2のステップとを備えたものとする。
具体的には、前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルのフレームの区切りが所定の再生時間の範囲内に存在する第1の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該フレームの区切りまでの暗号化データを復号する一方、それ以外の第2の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該範囲の上限までの暗号化データを復号するものである。また、前記第2のステップは、前記第2の場合には、前記範囲内の再生時間分のデータを前記所定の記憶領域に格納するものである。
また、具体的には、前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルのフレームの区切りが所定のデータサイズの範囲内に存在する第1の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該フレームの区切りまでの暗号化データを復号する一方、それ以外の第2の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該範囲の上限までの暗号化データを復号するものである。前記第2のステップは、前記第2の場合には、前記範囲内のデータサイズのデータを前記所定の記憶領域に格納するものである。
好ましくは、前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルが着信時の呼び出し通知として設定されたときに実行されるものとする。
また、好ましくは、前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルが前記所定の記憶領域に格納されたときに実行されるものとする。
以上のように、本発明によると、暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する携帯端末において、暗号化コンテンツファイルの著作権を保護しつつ、着信時の速やかなコンテンツ再生を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(携帯端末の実施形態)
図1は、本発明に係る携帯端末の一実施形態の構成を示す。本携帯端末10は、メモリ11と、認証手段及び復号手段としての暗号処理回路12と、再生手段としての再生回路13と、セキュアメモリ14と、CPU15とを備えている。なお、これら各構成要素の幾つか又は全てが同じLSI上に搭載されていてもよい。
ネットワーク20を通じてアンテナ21により受信された暗号化コンテンツファイルは、A/Dコンバータ22及びネットワークインタフェース23を通じてメモリ11に格納される。暗号化コンテンツファイルは、USBインタフェース24を介してコンピュータ等から転送されたものであってもよい。また、メモリ11は、暗号化コンテンツファイルの権利情報及び暗号化鍵等の情報及びこれらの各データを関連づける情報テーブルを保持している。
暗号処理回路12は、メモリ11に格納されている暗号化コンテンツファイル及びその権利情報及び暗号化鍵を用いて認証処理を行い、認証が成功すると、暗号化コンテンツファイルを復号する。
再生回路13は、暗号処理回路12において復号された、メモリ11又は後述するセキュアメモリ14に格納されている平文データを再生する。再生回路13によって再生された平文データは、D/Aコンバータ28を通じてスピーカー29から音声信号として出力される。
セキュアメモリ14は、外部から読み出し不可能な記憶領域である。セキュアメモリ14には、暗号処理回路12及び再生回路13からアクセス可能となっている。
CPU15は、暗号処理回路12及び再生回路13の動作を制御する。認証処理が成功したとき、暗号処理回路12に暗号化コンテンツファイルの復号を開始させる。一方、認証処理が失敗したとき、再生回路13に平文データの再生を中止させる。
なお、暗号化コンテンツファイルは、メモリカード25に格納されていてもよい。この場合、暗号化コンテンツファイルは、メモリカードスロット26及びカードインタフェース27を通じて伝送され、暗号処理回路12によって認証処理及び復号処理が行われる。
また、認証処理、復号処理及び再生処理は、CPU15においてソフトウエア制御するようにしてもよい。
また、セキュアメモリ14は、CPU15に特権モードを設け、特権モードで処理されるプログラムについては、アクセス可能であるとしてもよい。セキュアメモリ14を省略し、メモリ11の一部にアクセス制限を設けてセキュアメモリとして使用してもよい。
次に、本携帯端末10における着信時の暗号化コンテンツ再生方法及びそれに用いる平文データの生成方法について順に説明する。
<暗号化コンテンツ再生方法>
図2は、携帯端末10における暗号化コンテンツ再生方法の処理時系列を示す。携帯端末10のセキュアメモリ14にはメモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルの先頭部分の平文データが格納されている。
携帯端末10に着信があったとき(t0)、セキュアメモリ14に格納された平文データ再生と同時並行的にメモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理が開始される。認証処理が成功すると(t1)、メモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルの復号が開始され、その結果平文データが生成される。そして、セキュアメモリ14に格納された平文データの再生に続けて、その続きから、復号された平文データの再生が開始される(t2)。
一方、図3は、認証処理が失敗した場合における処理時系列を示す。認証処理が失敗すると(t1)、セキュアメモリ14に格納された平文データの再生は中止される。そして、あらかじめ設定された、著作権保護のないコンテンツの再生が開始されるとともに、セキュアメモリ14に格納された平文データは削除される。
以上のように、あらかじめ復号された暗号化コンテンツファイルの先頭部分の平文データの再生と暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理とを同時並行的に行うことにより、着信時のコンテンツ再生を速やかに行うことが可能となる。また、暗号化コンテンツファイルの先頭部分のみが平文データ化して、保持されているため著作権も保護される なお、メモリ消費量削減の観点から、メモリ11又はメモリカード25には暗号化コンテンツファイルとして、平文データ化された先頭部分を除いたデータを格納することが好ましいが、ダウンロードしたデータをそのまま格納するようにしてもよい。この場合、図4に示したように、セキュアメモリ14に格納された平文データと重複する部分(図4では平文フレームa〜c)を破棄して、平文データd以降の部分を再生すればよい。
<平文データ生成>
次に、セキュアメモリ14に格納される平文データの生成方法について説明する。図5は、平文データ生成方法の処理時系列を示す。まず、ダウンロードされた暗号化コンテンツファイル、その暗号化鍵及び権利情報がメモリ11又はメモリカード25に格納される(t10)。暗号化コンテンツファイルには著作権が設定されており、その再生に当たっては認証処理を必要とする。暗号化コンテンツファイルが着信時の呼び出し通知に設定されたとき(t11)、暗号化鍵及び権利情報を用いて、メモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルの認証処理が開始される。認証処理が成功すると、暗号化コンテンツファイルの先頭部分の復号が開始され(t12)、復号された平文データがセキュアメモリ14に格納される(t13)。また、暗号化コンテンツファイルの先頭部分を除く残りの暗号化データがメモリ11又はメモリカード25に格納される(t14)。一方、認証処理が失敗した場合は、暗号化コンテンツファイルの復号は行われず、平文データも生成されない。
なお、平文データの生成は、暗号化コンテンツファイルがメモリ11又はメモリカード25に格納される際に行ってもよい。
(平文データ生成方法1)
図6は、平文データ生成の一例の概要を示す。本例は、所定の再生時間分の平文データを生成するものである。メモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルは、1つ以上のフレームにより構成されている。また、各フレームは、1つのヘッダと、少なくとも1つ以上のチャンクとからなる(図4参照)。本平文データ生成方法によると、暗号化コンテンツファイルの先頭から復号を開始して、n秒分の平文データが生成された時点で復号が終了する。ここで、nは携帯端末10に着信があったときから、暗号化コンテンツファイルの認証処理及び先頭部分の復号処理に要する時間以上となるように設定すればよい。なお、一般的には再生までに要する時間は1秒程度である。
なお、上記の再生時間をデータサイズ又はフレーム数に置き換えて平文データを生成してもよい。
(平文データ生成方法2)
図7は、平文データ生成の別例の概要を示す。本例は、暗号化コンテンツファイルの先頭から30kbyte以上40kbyte以下の範囲(以下、指定範囲ともいう)と暗号化コンテンツファイルのフレーム区切りとの関係に基づき平文データを生成するものである。
図7(a)は、指定範囲に暗号化コンテンツファイルのフレームの区切りがある場合の平文データ生成の概要を示す。この場合、暗号化コンテンツファイルの先頭から第2及び第3フレームの区切りまでが復号され、復号されたデータはセキュアメモリ14に格納される。メモリ11又はメモリカード25に格納される暗号化コンテンツファイルは、第3フレーム以降の部分となる。このように先頭からフレーム区切りまでの平文データを生成する場合、コンテンツファイルが連鎖暗号で暗号化されていた場合であっても、連鎖鍵の生成・管理は不要となる。
一方、図7(b)は、指定範囲に暗号化コンテンツファイルのフレームの区切りがない場合の平文データ生成の概要を示す。この場合、暗号化コンテンツファイルの先頭から指定範囲の上限である40kbyteのところで復号が終了する。そして、復号されたデータの先頭から指定範囲の下限である30kbyteまでの部分が平文データとしてセキュアメモリ14に格納される。メモリ11又はメモリカード25に格納される暗号化コンテンツファイルは、30kbyte以降の部分となる。この場合、暗号化コンテンツファイルには復号及び再生に必要なヘッダが付加される。また、メモリ11又はメモリカード25に格納された情報テーブルには、暗号化コンテンツファイル、その暗号化鍵、権利情報及び平文データを関連づけるための行が追加される。さらに、暗号化コンテンツファイルにおける平文データの末尾に対応する位置までの連鎖鍵がメモリ11又はメモリカード25に格納され、暗号化コンテンツファイルの復号の際には最初のフレームに対して、当該連鎖鍵が用いられる。
メモリ11又はメモリカード25に格納される暗号化コンテンツファイルは、平文データの末尾に対応する部分の直前に位置するフレーム区切り以降の部分としてもよい。この場合、コンテンツファイルが連鎖暗号で暗号化されていた場合であっても、連鎖鍵の生成・管理が不要となり、連鎖鍵を考慮することなくメモリ11又はメモリカード25に格納される暗号化コンテンツファイルを復号することができる。
なお、セキュアメモリ14に格納される平文データは指定範囲内のデータサイズであればよい。これにより、暗号化コンテンツファイルの著作権は保護される。
また、指定範囲の下限として設定した30kbyteは例にすぎず、携帯端末10に着信があったときから、暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理及び先頭部分の復号処理に要する時間以上の再生時間分のデータサイズであればよい。また、指定範囲の上限として設定した40kbyteは例であり、著作権保護の観点から、セキュアメモリ14に格納される平文データのデータサイズが不用意に大きくならないようにすればよい。指定範囲は、メモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルのフォーマットに応じて適宜変更してもよい。
また、上記の指定範囲を時間範囲に置き換えて平文データを生成してもよい。
指定範囲の上限は、特に省略してもよい。すなわちデータサイズよりもフレーム区切りを優先した平文データを生成してもよい。
(平文データ生成方法及び暗号化コンテンツ再生方法の別例)
図8は、平文データ生成方法及び暗号化コンテンツ再生方法の別例の処理時系列を示す。ダウンロードされた暗号化コンテンツファイルが着信時の呼び出し通知に設定されたとき(t11)、メモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルの復号が開始され(t12)、復号された平文データがセキュアメモリ14に格納される(t13)。本例においてメモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルは全て復号される。したがって、復号された平文データをセキュアメモリ14に格納することにより、著作権が保護される。
また、携帯端末10に着信があったとき(t14)、セキュアメモリ14に格納された平文データ再生と同時並行的にメモリ11又はメモリカード25に格納された暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理が開始される。認証処理が成功すると、そのまま平文データの再生を継続する。一方、認証処理が失敗したとき、図3に示した処理を行う。
これにより、着信時の呼び出し通知として暗号化コンテンツファイルを再生する携帯端末において、平文データの再生と暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理とを同時並行的に行うことにより、着信時のコンテンツ再生を速やかに行い、再生時の処理を軽減することが可能となる。また、暗号化コンテンツファイルの著作権を保護することが可能となる。
本発明に係る暗号化コンテンツ再生方法は、暗号化コンテンツファイルの著作権を保護しつつ、速やかなコンテンツ再生が可能であるため、暗号化コンテンツファイルを着信通知として再生する携帯端末に有用である。
本発明に係る携帯端末の一実施形態の構成を示す図である。 暗号化コンテンツ再生方法の処理時系列を示す図である。 認証失敗時の処理時系列を示す図である。 暗号化コンテンツの復号及び再生処理の一例を示す図である。 平文データ生成方法の処理時系列を示す図である。 平文データ生成の一例の概要を示す図である。 平文データ生成の別例の概要を示す図である。 平文データ生成方法及び暗号化コンテンツ再生方法の別例の処理時系列を示す図である。 着信時における暗号化コンテンツ再生の処理時系列を示す図である。
符号の説明
10 携帯端末
11 メモリ(記憶部、所定の記憶領域)
12 暗号処理回路(認証手段、復号手段)
13 再生回路(再生手段)
14 セキュアメモリ
15 CPU
25 メモリカード(所定の記憶領域)

Claims (13)

  1. 所定の記憶領域に格納された暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する携帯端末であって、
    暗号化コンテンツファイルの先頭部分についての第1の平文データを保持する記憶部と、
    前記暗号化コンテンツファイルを復号して第2の平文データを生成する復号手段と、
    前記第1及び第2の平文データを再生する再生手段と、
    前記暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理を行う認証手段とを備え、
    前記再生手段は、当該携帯端末に着信があったとき、前記第1の平文データの再生に続けて、その続きから前記第2の平文データを再生するものであり、
    前記認証手段は、前記再生手段による前記第1の平文データの再生と同時並行的に前記認証処理を行うものである
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記認証手段による認証処理が成功したとき、前記復号手段に当該暗号化コンテンツファイルを復号するよう指示する一方、当該認証処理が失敗したとき、前記再生手段に前記第1の平文データの再生を中止するよう指示する制御部を備えた
    ことを特徴とする携帯端末。
  3. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記記憶部はセキュアメモリである
    ことを特徴とする携帯端末。
  4. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記所定の記憶領域には、前記暗号化コンテンツファイルとして、先頭部分を除く残りの部分が格納されている
    ことを特徴とする携帯端末。
  5. 携帯端末において、暗号化コンテンツファイルを着信時の呼び出し通知として再生する方法であって、
    暗号化コンテンツファイルの先頭部分を含む一部分についての第1の平文データは、所定の記憶領域に保持されており、
    当該暗号化コンテンツ再生方法は、
    携帯端末に着信があったとき、前記第1の平文データを再生する第1のステップと、
    前記第1のステップと同時並行的に、前記暗号化コンテンツファイルの使用に係る認証処理を行う第2のステップと、
    前記第2のステップでの認証処理が成功したとき、前記暗号化コンテンツファイルを復号して第2の平文データを生成する第3のステップと、
    前記第1の平文データの再生に続けて、その続きから前記第2の平文データを再生する第4のステップとを備えた
    ことを特徴とする暗号化コンテンツ再生方法。
  6. 請求項5に記載の暗号化コンテンツ再生方法において、
    前記第1の平文データは、所定の再生時間分のデータである
    ことを特徴とする暗号化コンテンツ再生方法。
  7. 請求項5に記載の暗号化コンテンツ再生方法において、
    前記第1の平文データは、所定のデータサイズのデータである
    ことを特徴とする暗号化コンテンツ再生方法。
  8. 請求項5に記載の暗号化コンテンツ再生方法において、
    前記第1の平文データは、所定のフレーム数分のデータである
    ことを特徴とする暗号化コンテンツ再生方法。
  9. 請求項5に記載の暗号化コンテンツ再生方法において用いられる前記第1の平文データを生成する方法であって、
    暗号化コンテンツファイルの先頭部分を含む一部分を復号する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて復号されたデータを、前記第1の平文データとして前記所定の記憶領域に格納する第2のステップとを備えた
    ことを特徴とする平文データ生成方法。
  10. 請求項に記載の平文データ生成方法において、
    前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルのフレームの区切りが所定の再生時間の範囲内に存在する第1の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該フレームの区切りまでの暗号化データを復号する一方、それ以外の第2の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該範囲の上限までの暗号化データを復号するものであり、
    前記第2のステップは、前記第2の場合には、前記範囲内の再生時間分のデータを前記所定の記憶領域に格納するものである
    ことを特徴とする平文データ生成方法。
  11. 請求項に記載の平文データ生成方法において、
    前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルのフレームの区切りが所定のデータサイズの範囲内に存在する第1の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該フレームの区切りまでの暗号化データを復号する一方、それ以外の第2の場合には、前記暗号化コンテンツファイルの先頭から当該範囲の上限までの暗号化データを復号するものであり、
    前記第2のステップは、前記第2の場合には、前記範囲内のデータサイズのデータを前記所定の記憶領域に格納するものである
    ことを特徴とする平文データ生成方法。
  12. 請求項に記載の平文データ生成方法において、
    前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルが着信時の呼び出し通知として設定されたときに実行される
    ことを特徴とする平文データ生成方法。
  13. 請求項に記載の平文データ生成方法において、
    前記第1のステップは、前記暗号化コンテンツファイルが所定の記憶領域に格納されたときに実行される
    ことを特徴とする平文データ生成方法。
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