JP4167686B2 - 改良された陥入および吻合装置 - Google Patents

改良された陥入および吻合装置

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Description

本発明は、一般に陥入および吻合に関し、より詳しくは、陥入および吻合装置に関する。
用語集:
陥入:特に、腸の一部が隣接する部位にスリップすることなく、何らかの内部に引き込まれること。
吻合:(例えば、流路、血管あるいは葉脈の)部分あるいは分岐部を癒合し、それらの間で相互に連絡させること。
近位:ユーザの近くに位置すること。
遠位:ユーザから離れて、あるいは距離を置いて位置すること(近位に関連し)。
穿孔、出血、炎症あるいは腫瘍の結果として、罹患結腸あるいは腸の部位の切除を提供し、切除された端部部位の吻合を提供することは、公知技術である。これは、腹膜腔を開放することによって、あるいは腹腔鏡を使用することによって実施される。しかし、これらの処置に伴う2つの重大な問題が存在する。
吻合の断裂や腹膜腔への漏洩により、腹膜腔の清潔な内部に汚染を引き起こすリスクを無くすためには、吻合の完全性は、完璧でなければならない。さらに、腸を開放して、腹膜腔を汚染にさらすことは、術後合併症のリスクを増加させる。過去の10年に渡って、吻合処置において、数多くの進展があった。
名称が「外科的ステープル装置」であり、1993年3月30日に、ギンゴールドに対して発行された米国特許第5,197,648号を参照する。ここに開示されるのは、中空管状器官を接合するための改良された円形状吻合外科的ステープル装置である。前記装置は、その遠位端部に位置するステープル搬送アセンブリ、本体部の中央部に配置されかつ長手方向に伸長および後退自在のメインシャフト、およびステープル搬送アセンブリに対して相対するアンビルを含んでいる。好ましい形態において、メインシャフトの端部は、複数の半径方向に伸長自在なアームを備えている。アームは、メインシャフトに横たわるように位置決めされており、メインシャフトから離れ、半径方向かつ外側に向かってバイアスさせるためのバネ付きヒンジを有する。また、前記装置は、メインシャフトの中空部に配置される第2シャフト部位を有し、これは、それの遠位端部に円錐状の先細ユニットを有する。
また、名称が「フレキシブル支持シャフトおよびアンビル調整機構を有する外科的吻合ステープル装置」であり、1994年5月17日に、グラント等に対して発行された米国特許第5,312,024号を参照する。ここに開示されるのは、円形状吻合ステープルのためのステープル装置である。前記装置は、支持シャフトによって、アクチュエータハンドルに対してフレキシブルに取付けられるステープルヘッドを含んでいる。支持シャフトは、半径方向にフレキシブルであり、患者に対する挿入に適している。フレキシブル支持シャフトは、2重コイル構造を含んでおり、いかなる湾曲形状においても自己支持され、ステープル装置の起動の際に、患者に対する挿入によるたわみに抵抗する。ステープルヘッドは、ステープル形成と組織切除動作とを分離することが実施可能である駆動装置アセンブリを含んでいる。アクチュエータハンドルは、ステープルアクチュエータおよびカム従動子アセンブリを含んでおり、外科医による装置の操作を容易にする。アクチュエータハンドルは、アンビルを開閉するためのサムホイールと、アンビルギャップを調整するための調整ノブとを含んでいる。更に設けられているのは、フレキシブル支持シャフトと対してステープルヘッドを旋回させるための制御レバーである。
名称が「外科装置およびそれに対するアンビル送出システム」であり、1994年9月6日に、グリーン等に対して発行された米国特許第5,344,059号を、さらに参照する。ここに開示されるのは、管状器官のための円形状吻合装置と共に使用されるための着脱自在のアンビルアセンブリである。これは、アンビルロッドと、その遠位端部に取付けられたアンビルヘッドとを含んでいる。送出部材は、手術サイトに対するアンビルアセンブリの送出を容易とする。遠位端部の旋回による特徴は、アセンブリの横断面を削減し、器官に対するアンビルアセンブリの導入および前進を容易にすることである。
名称が「胃腸接近および組織取付装置」であり、1995年5月2日に、べスラー等に対して発行された米国特許第5,411,508号を、さらに参照する。ここに開示されるのは、可動式腸管内視鏡ステープル装置である。ステープル装置は、円形状ステープルアンビル面と、ステープル面の半径方向かつ内側に向かって配置される切除ブロック面とを備える円形状アンビルを有する。円形状ステープル装置は、アンビル面に対応する配列でステープルを駆動し、円形状切除刃は、切除ブロックに対応して動作する。ヘッドアセンブリのレンズに光学的に連結されている携帯部品のスコープは、ヘッドアセンブリを越える視検を提供する。可動式配列は、ヘッドアセンブリを案内するために提供される。携帯部品の起動装置は、アンビルに向かってステープルを駆動し、また、切除ブロックに向かって切除刃を駆動するためにある。管状組織端部は、ステープルによって接合され、過剰な組織は、刃によって切り取られる。
名称が「円形状ステープル装置用アンビル」であり、1997年6月17日に、ギャラガー等に対して発行された米国特許第5,639,008号を、さらに参照する。ここには、締結装置用アンビルが開示される。アンビルは、シャフトに対して旋回し、アンビルおよび装置の運動を容易にする。また、アンビルは、組織を切除するための改良面、および、使用の際に、ナイフを案内するための傾斜面を有する。
腸を開放し、清潔な腹膜腔を露出することを避けるために、結腸あるいは腸の陥入は、切除が体外つまり体腔の外側で実施されることを可能にし、体腔の汚染が防がれる。このような最近の進展があり、それによって、陥入、吻合、および陥入部位の切除が、容易となっている。
名称が「腔内吻合装置」であり、2000年9月12日に、ラヴォ等に対して発行された米国特許第6,117,148号を、参照する。ここに開示されるのは、切除腸のための腸陥入、吻合および切除装置である。前記装置は、清潔な腹腔あるいは胸腔に対し、汚染された腔内内容物を露出させることなく、これらの処置を可能にする。後退したポストに腸を結ぶことによって、陥入は、達成される。その後、ステープルによる吻合および最終的な腔内切除が実行される。
先行の各発明は、ステープルを使用し、接合させられる腸あるいは腸管の部位の吻合を引き起こす。必然的に腸内に残留し、外科医による最大の注意にもかかわらず、漏洩あるいは断裂させる虞がある複数のステープルあるいは連結装置を適用することに依存しない処置および装置を利用することは、有利である。また、陥入処置をさらに容易にして改良することは、利点がある。
本発明の目的は、例えば、腫瘍、炎症、潰瘍、あるいは別の損傷を有する管腔器官の罹患部位を、前記管腔器官の内部に概して存在する汚染物質に対して、腹膜腔を露出させることなく、管内切除するための装置を提供することである。前記装置は、陥入、吻合および切除のための構成部分を含んでいる。例えば、腸汚染物質に対して、腹膜腔を露出させることなく、罹患器官部位は、切除され、そして、切除された端部は、形状記憶合金から形成される吻合リングおよびクリンプ支持体を使用し、一緒にクリンプされる。胃腸管の初期開通性は、直ちに形成される。吻合リングおよびクリンプ支持体は、吻合が完全となり、腸を貫通すると、その後、器官から分離される。
本発明の好ましい実施の形態に係り、陥入後において管腔器官の器官壁部位を接合するための管内吻合装置が提供される。前記装置は、閉じた略円形状の形状を定義する、形状記憶合金から形成されるワイヤ部分を含み、中央開口を有し、重なり端部部位を有する吻合リングを含んでおり、前記吻合リングは、クリンプ支持体に対して隣接する陥入器官壁部位をクリンプし、その間で吻合を生じさせる。前記吻合リングおよび前記形状記憶合金は、より低温の第1温度において、塑性状態あるいは展性状態を呈し、少なくともより高温の第2温度に到達すると、弾性状態を呈し、それによって、前記吻合リングは、より低温の第1温度において事前選択された形態を保持し、また、より高温の第2温度に復帰する際に、弾性クリンプ形態を保持することが可能である。前記装置は、また、管内挿入のための前記クリンプ支持体を含んでおり、前記支持体に対して、器官壁部位をクリンプするための支持を提供する。前記クリンプ支持体は、略円筒状側壁、前記側壁に略直角に形成され、それによって、前記クリンプ支持体を、それとともに定義する近位および遠位端部壁、それによって、流路を提供するための略軸方向開口、および、クリンプアプリケータ部材に対し、前記クリンプ支持体を操作自在に係合させることで、前記吻合リングに隣接する前記クリンプ支持体を位置決めし、管腔器官の事前選択された壁部位を、その間でクリンプすることを容易にするための取付け手段を有する。
また、本発明の好ましい実施の形態に係り、提供されるのは、管腔器官の事前選択された壁部位の管内陥入および吻合装置である。前記管内陥入および吻合装置は、近位および遠位端部を有する略円筒状筐体部材、および、前記筐体部材の内部に概して同軸的に配置され、管腔器官から切除される事前選択された管腔器官部位を陥入するための管内陥入装置を含んでいる。前記陥入装置は、遠位端部に配置される締結手段、および、前記締結手段に操作自在に連結され、かつ、近位端部に配置される起動手段を有している。前記管内陥入および吻合装置は、前記筐体部材の内部に配置され、陥入後、管腔器官の壁部位を接合するための管内吻合装置を含んでいる。前記吻合装置は、閉じた略円形状の形状を定義する、形状記憶合金から形成されるワイヤ部分を含み、中央開口を有し、重なり端部部位を有する吻合リングを含んでおり、前記吻合リングは、クリンプ支持体に対して隣接する陥入器官壁部位をクリンプし、その間で吻合を生じさせるものである。前記吻合リングおよび前記形状記憶合金は、より低温の第1温度において、塑性状態を呈し、少なくともより高温の第2温度に到達すると、弾性状態を呈する。これは、前記吻合リングが、より低温の第1温度において事前選択された形態を保持し、また、より高温の第2温度に復帰する際に、弾性クリンプ形態を保持することを可能とする。前記吻合装置は、管内挿入のために、前記クリンプ支持体を付加的に含んでおり、前記支持体に対して、器官壁部位をクリンプするための支持を提供する。前記クリンプ支持体は、略円筒状側壁、前記側壁に略直角に配置され、それによって、前記クリンプ支持体を、それとともに定義する近位および遠位端部壁、それによって、流路を提供するための略軸方向開口、および、クリンプ支持体アプリケータ部材に対し、前記クリンプ支持体を操作自在に係合させることで、前記吻合リングに隣接する前記クリンプ支持体を位置決めするための取付け手段を有している。前記管内陥入および吻合装置は、事前選択された陥入管腔器官部位を切除するため外科的切除手段をさらに有し、前記切除手段は、前記吻合リングを使用し、前記クリンプ支持体に対して、隣接する陥入器官壁部位をクリンプした後において、選択自在かつ操作自在に、前記管内吻合装置と連携する。
本発明の第1実施の形態に係り、前記管内吻合装置は、略円形状および略楕円状の断面形状を有するように、形成されている前記ワイヤ部分を含んでおり、それによって、前記吻合リングおよび前記クリンプ支持体の間で圧縮される組織に適用される圧力を制御する。
本発明の第2実施の形態に係り、前記吻合リングは、より高温の第2温度において、収縮あるいは伸長する吻合リングである。
本発明の第3実施の形態に係り、前記クリンプ支持体は、それの外面あるいは内面に形成される円周方向溝部を有し、前記収縮する吻合リングを、その中で所定の位置に保持することを容易にする。
本発明の第4実施の形態に係り、前記管内吻合装置における前記クリンプ支持体は、形状記憶合金から形成される一つ以上のコイルを含んでいるクリンプ支持螺旋体として構成されており、前記クリンプ支持螺旋体は、より高温の第2温度において、伸長する支持螺旋体である。
本発明の第5実施の形態に係り、前記管内陥入および吻合装置は、同軸の噛合体ペアを含んでいる締結手段を有しており、前記噛合体ペアは、略円板状の形状を有し、操作自在に配置され、互いにおよび前記管内陥入および吻合装置に対し可動である。
本発明の第6実施の形態に係り、前記管内陥入および吻合装置は、前記締結手段に操作自在に連結され、そこから遠隔に配置される起動手段を、有する。
本発明の第7実施の形態に係り、前記管内陥入および吻合装置は、軸方向に操作自在である略円筒状切除刃部材を含んでいる外科的切除手段を、有する。
本発明の第8実施の形態に係り、前記管内陥入および吻合装置は、そこから遠隔に配置される切除コントローラと操作自在に連携している外科的切除手段を有する。
本発明の第9実施の形態に係り、前記管内陥入および吻合装置は、光学装置を含んでおり、前記光学装置は、前記管内陥入および吻合装置に取付けられ、陥入および吻合される器官を視検することを可能とする。
さらに、管腔器官壁部位の管内の陥入および吻合のための方法を提供する。前記方法は、管内陥入および吻合装置の遠位端部部位を、事前選択された距離、管腔器官の内部に挿入するためのステップ、前記管内陥入および吻合装置の締結手段を使用し、前記管腔器官の事前選択された部位を締結するためのステップ、前記締結手段を、事前選択された距離、筐体部材の内部に後退させることによって、事前選択された器官部位を陥入させるためのステップ、吻合リングアプリケータ部材から吻合リングを係合解除し、クリンプ支持体に対して、陥入器官部位をクリンプするためのステップ、および、陥入器官部位を切除するためのステップを含んでいる。
本発明の第10実施の形態に係り、挿入するための前記方法のステップは、形状記憶合金から形成される前記吻合リングを、前記吻合リングアプリケータ部材に、着脱自在に係合させるためのステップを含んでいる。本発明の第10実施の形態の変形例に係り、前記着脱自在に係合させるための前記方法のステップは、前記吻合リングを第1の転移温度以下に冷却し、塑性状態を呈させるためのステップを含んでいる。
本発明の第11実施の形態に係り、前記管腔器官の事前選択された部位を締結するための前記方法のステップは、前記締結手段の内部で、事前選択された器官部位の略中間部位を引っ張るためのステップを含んでいる。
本発明の第12実施の形態に係り、前記方法において、前記管腔器官の事前選択された壁部位は、脱出を被っており、前記方法のステップは、前記管内陥入および吻合装置の遠位端部部位を、事前選択された距離、前記管腔器官に挿入し、前記クリンプ支持体および前記吻合リングを、脱出器官部位に対して並置するためのステップ、前記吻合リングアプリケータ部材から前記吻合リングを係合解除し、前記クリンプ支持体に対して、陥入器官部位をクリンプするためのステップ、および、陥入器官部位を切除するためのステップを含んでいる。
本発明の第13実施の形態に係り、前記方法において、前記管腔器官の事前選択された壁部位は、外科的切除が施されており、前記方法のステップは、前記管内陥入および吻合装置の遠位端部部位を、管腔器官に挿入し、前記管腔器官の外科的に切除された壁部位に到達させるためのステップ、吻合前に、外科的に切除された腸部位を締結するためのステップ、前記締結手段を、事前選択された距離、前記筐体部材の内部に後退させることによって、事前選択された器官部位を陥入させるためのステップ、前記吻合リングアプリケータ部材から吻合リングを係合解除し、前記クリンプ支持体に対して、陥入器官部位をクリンプするためのステップ、および、陥入器官部位を切除するためのステップを含んでいる。
本発明は、添付される図面と連携し、下記の説明を参照することで、当業者によって、より完全に理解され、その特徴および効果は、明らかになるだろう。
図1Aは、吻合リングを説明するための斜視図である。
図1Bは、図1Aに示される吻合リングの重なり端部を説明するための断面図である。
図1Cおよび図1Dは、本発明の別の実施の形態に係る、図1Aに示される吻合リングを説明するための断面図である。
図2Aは、一定の円形状断面部を有する吻合リングを説明するための斜視図である。
図2Bは、図2Aに示される吻合リングを説明するための断面図である。
図3Aは、一定の楕円状断面部を有する吻合リングを説明するための斜視図である。
図3Bは、図3Aに示される吻合リングを説明するための断面図である。
図4Aは、本発明の好ましい実施の形態に係るクリンプ支持体とクリンプ係合している吻合リングを説明するための斜視図である。
図4Bは、図4Aに示される吻合リングおよびクリンプ支持体を説明するための断面図である。
図5は、陥入器官部位と図4Aおよび図4Bに示されるクリンプ支持体とがクリンプ係合している吻合リングを説明するための断面図である。
図6は、本発明の別の実施の形態に係るクリンプ支持体とクリンプ係合している吻合リングを説明するための切取図である。
図7は、本発明の別の実施の形態に係るクリンプ支持体解放機構を説明するための断面図である。
図8Aは、別の吻合リングを説明するための斜視図である。
図8Bは、円筒状クリンプ支持体とクリンプ係合している、図8Aに示される吻合リングを説明するための図である。
図9は、本発明の実施の形態に係る陥入および吻合装置を説明するための図である。
図10は、遠隔操作機構に湾曲自在に連結された、陥入および吻合装置を説明するための図である。
図11は、陥入および吻合の前における装置を説明するための部分図である。
図12は、陥入および吻合装置を説明するための切取図である。
図13および図14は、本発明の別の実施の形態に係る締結機構を説明するための図である。
図15は、本発明の別の実施の形態に係る回転式切除刃を説明するための図である。
図16は、本発明に係る締結手段の内部に引き入れられた腸を説明するための部分断面図である。
図17は、陥入腸を説明するための断面図である。
図18は、クリンプするために位置決めされたクリンプ支持体を有する陥入腸を説明するための断面図である。
図19は、吻合リングとクリンプ支持体との間でクリンプされた陥入腸を説明するための断面図である。
図20は、本発明の好ましい実施の形態に係る陥入腸と切除係合している円筒状切除刃を説明するための断面図である。
図21は、係合解除された吻合リングと器官壁に接合しているクリンプ支持体とを説明するための断面図である。
図22は、腸に開通性を提供する吻合リングおよびクリンプ支持体を有する吻合腸を説明するための断面図である。
図23は、吻合リングおよびクリンプ支持体が取り外された後における吻合腸を説明するための断面図である。
図24は、外側のクリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための部分断面図である。
図25は、図24に示される伸長式吻合リングおよび外側のクリンプ支持体を適用するための吻合解放機構を説明するための図である。
図26は、本発明の別の実施の形態に係る螺旋型伸長式クリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための斜視図である。
図27は、図26に示される伸長式吻合リングおよび螺旋型伸長式クリンプ支持体を説明するための断面図である。
図28は、図26に示される、矩形断面のワイヤから概して形成される伸長式吻合リングおよび螺旋型伸長式クリンプ支持体を説明するための断面図である。
図29は、本発明の別の実施の形態に係る伸長式螺旋状フラット断面型クリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための斜視図である。
図30は、図29に示される螺旋状フラット断面型クリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための斜視断面図である。
図31は、図26〜図30に示される、伸長式吻合リングおよび螺旋型伸長式クリンプ支持体を適用するための吻合機構を説明するための図である。
図32は、本発明の別の実施の形態に係る吻合の前において締結された、外科的切除腸部位を説明するための図である。
図33は、切除係合の前において位置決めされた円筒状切除刃を有する、クリンプされた外科的切除腸部位を説明するための図である。
図34は、吻合のために脱出腸に挿入される装置を説明するための部分断面図である。
図35は、脱出腸のクリンプの前において位置決めされたクリンプ支持体を説明するための断面図である。
図36は、切除係合にある円筒状切除刃を有する、脱出腸の吻合を説明するための図である。
図37は、陥入および吻合装置の制御された後退を提供するための装置を説明するための概略図である。
図38は、本発明の好ましい実施の形態に係る方法のステップを説明するための概略図である。
図39は、本発明の別の実施の形態に係る脱出腸に関する方法のステップを説明するための概略図である。
下部大腸および腸管の他の部分における腫瘍、潰瘍、炎症および他の損傷の発生率は、非常に高い。腸の罹患部分を切除することは、露出された腸内部からの係合解除物によって腹膜腔に汚染が生じるリスクを意味する。また、腸の一部を切除した後に、腸部位を接合することは、腸部位間の連結部における漏洩あるいは破断のリスクをもたらすこととなる。
本発明は、改良された切除方法および接合技術を、装置に提供することによって、上記問題に対する解決を提供することを試みた。腸の問題となる部分の除去は、前記部分の管内陥入によって実行される。そして、接合あるいは吻合は、腸の陥入と並行し、管内吻合装置を使用することによって、達成される。好適な締結装置は、クリンプ支持体と連動する、形状記憶合金から形成される吻合リングを含んでいる。吻合リングは、吻合が完了すると、サイトから分離される。加えて、好適な締結装置は、罹患腸部位に対する従来式あるいは腹腔鏡式切除に続いて、吻合を達成するために使用することが可能である。
図lA〜図lDを参照する。図1Aには、本発明の好ましい実施の形態に係る吻合リングが示される。吻合リングは、概して符号10で参照され、閉じた略円形状リングとして、形状記憶合金ワイヤ12の部分から構成されており、符号14で参照される中間開口部と、符号16および18で参照される所定のワイヤ厚みを備える重なり端部部位とを有する。
図1Bには、線1−1(図1A)に関する、吻合リング10の重なり端部部位16,18の断面図が示されている。端部部位16,18の各々は、符号20で参照される、形成された平坦な接触面を有し、ワイヤ12としての端部部位16,18において、同様の断面プロファイルを、提供している。
吻合リング10との接触するポイントにおいて、組織壁に付加される圧力を制御するために、ワイヤを形成するリング10の断面は、本発明の別の実施の形態に係り、変更可能である。図1Cおよび図IDにおいて、非制限の一例にすぎない、外科クリップ10(図1A)の線2−2に関する別のプロファイルの断面図が示されている。図1Cにおいては、符号22で参照される略円形状断面プロファイルが示される。本発明の別の実施の形態に係り、図IDにおいては、符号24で参照される楕円状プロファイルが示される。
吻合リング10を形成する形状記憶合金ワイヤ12は、より低温の第1温度に冷却され、あるいは、より低温の第1温度以下にされる場合において、可塑性あるいは展性状態を呈し、より高温の第2温度に到達あるいは超える場合において、弾性状態を呈する。この冷却は、吻合リング10が、より低温の第1温度において、展性形態を維持することを可能にする。リング10の温度が、一旦、転移温度より上昇すると、リングは、完全に弾性段階に復帰し、後述される図18に示されるように、リング10は、接触し、圧力を付加し、残留し、溝部424における吻合リングアプリケータ420に位置決めされる。
図2Aを参照する。斜視図で示されている吻合リングは、符号30で概して参照されており、リングの周囲に関して円形状断面部が一定のままで留まるように形成されている。図2Aの線3−3に関する断面図は、図2Bに示されている。この一定の断面部は、リング30が収縮あるいは伸長するときに、一様な半径方向の力が発揮されることを確実にする。
図3Aおよび図3Bをここで参照する。斜視図かつ線4−4に関する断面図で示されている吻合リングは、符号40で概して参照されており、本発明の別の実施の形態に係り、リングの周囲に関して楕円状断面部が一定のままで留まるように形成されている。これは、リング40が収縮あるいは伸長するときに、一様な半径方向の力が発揮されることを確実にする。さらに、例えば、多様な楕円状断面を使用することは、リング40によって発揮される半径方向の圧力を制御するための手段を提供する。
図4Aおよび図4Bをここで参照する。斜視図および断面図で示されている収縮式吻合リングは、符号50で概して参照されており、本発明の好ましい実施の形態に係り、符号52で概して参照されるクリンプ支持体とクリンプ係合している。図4Bに示される断面図は、図4Aの線5−5に関する。クリンプ支持体52は、符号54で参照される短円筒状部、符号56で参照される近位ラグ、および符号58で参照される遠位ラグを有する(下記の図9に関連して開示される)。吻合リング50は、示されるように、所定の位置で収縮させられ、クリンプ支持体52に対して器官部位(不図示)とクリンプ係合することで、近位および遠位ラグ56,58のそれぞれが、リング50が円筒状部54上の所定の位置に留まることを確実にする。クリンプ支持体52は、符号60で参照される開口を有し、それによって通過を許可する。
図5をここで参照する。断面図で示されている吻合リング50は、本発明の好ましい実施の形態に係り、符号62,64で参照される器官壁部位およびクリンプ支持体52にクリンプ係合しており、隣接する壁部位62,64の間において、吻合を引き起こす。(図16〜図23に関して以下に関連がある)器官部位64に対する器官部位62のクリンプは、その吻合を生じることとなる。クリンプ支持体52における開口60(図4Aに示されるように)は、吻合器官部位62,64に、即時開通性を提供する。
図6をまた参照し、本発明の別の実施の形態に係り、切取図で参照される収縮式吻合リング50(図1A〜図3Bに関し、先に開示されている)は、符号68で概して参照されるクリンプ支持体に対して、器官部位(不図示)とクリンプ係合している。吻合リング50は、クリンプ支持体68に対し、隣接する陥入器官壁部位(不図示かつ図16〜図23に関して、以下において関連がある)をクリンプするために使用され、器官部位の吻合を引き起こす。図6を更に参照し、クリンプ支持体68は、符号70で参照される側壁を有し、側壁は、符号72で参照される略円筒状外側接面を定義する。クリンプ支持体68は、符号74,76でそれぞれ参照される近位端部および遠位端部を、さらに有し(図11〜図12に関して開示される)、近位端部および遠位端部は、側壁70に対し、略横断的に配置される。符号78で参照される略軸方向開口は、クリンプ支持体68を貫通して形成されており、(図16〜図23に関して以下に開示される)それに対して吻合リング50を使用し、隣接する器官壁をクリンプすることによって、吻合を達成した後において、それを経由する流路を提供する。また、軸方向開口78は、クリンプ支持体68における符号80で参照される内壁面を定義する。内壁面80に形成されているのは、符号82で参照される差込係合溝部、および差込ロック溝部84である(図11〜図12に関し以下で参照される)。さらに、符号86で参照される保持溝部が、近位端部壁74に形成される。外側接面72に形成されるのは、符号88で参照される円周方向溝部であり、そこにおける収縮式吻合リング50の正確な位置決めおよび保持を確実にする。
本発明の別の実施の形態に係る図7を、ここで参照する。外観図で参照されるのは、符号100で概して参照される、本発明の実施の形態に係る陥入および吻合装置であり、符号102で概して参照される解放機構が設けられており、符号106で概して参照されるアプリケータ部材に対して、符号104で参照されるクリンプ支持体を保持する(図11〜図12に関して以下において参照)。クリンプ支持体104は、符号112で参照される保持ピンによって所定の位置に保持され、保持ピンは、符号110で参照されるスプリングによって、保持状態に維持される。さらに、アプリケータ部材106からクリンプ支持体104を係合解除するために、吻合リング50は、器官部位62,64およびクリンプ支持体104とクリンプ係合させられる。そこにおいて、吻合リング50は、符号108で参照される係合解除ピンを押し下げ、そして、順番に、それは、保持ピン112を押し下げ、それによって、アプリケータ部材106からクリンプ支持体104が係合解除される。
図8Aおよび図8Bを、ここで参照する。斜視図で参照される別の吻合リングは、符号120で概して参照され、三次元の閉じた波形を有する。図8Bにおいて、吻合リング120は、符号122で参照される略円筒状クリンプ支持体に対して、器官部位(不図示)とクリンプ係合していることが示されている。例えば、三次元の閉じた波形を有する吻合リングを利用することで、リングとクリンプ支持体との間の吻合器官部位に適用される圧力を制御し、および特に広げ、かつ、特に、単独の螺旋状コイルが器官部位に過剰圧力適用することによって、器官部位壁に損傷を生じされる場合に、より広い表面エリアにクリンプ力を提供するための手段を提供する。
図9を、ここで参照する。外観図で参照されるのは、符号150で概して参照される、本発明の実施の形態に係る陥入および吻合装置である。装置150は、符号152で概して参照される操作部位と、符号154で概して参照される制御あるいは起動部位とを有する。操作部位152は、符号156で参照される外側円筒状筐体を有し、筐体は、符号158で概して参照される基端端部と、符号160で概して参照される遠位端部とを有する。外側円筒状部材156の内部には、陥入および吻合装置が配置される(図11〜図15に関して以下で参照されるように)。制御あるいは起動部位154は、陥入および吻合装置の操作を容易にするために、多様な制御要素を含んでいる。制御要素は、符号164で参照される吻合リングアプリケータレバー、符号166および168でそれぞれ参照される近位および遠位締結係合レバー、符号170で参照される切除アプリケータレバー、符号172で参照されるクリンプ支持アプリケータ制御部、および、陥入および吻合装置位置決めコントローラ174を含んでいる。陥入および吻合を実行するために、ユーザ(不図示)は、装置150の制御部分154を把握し、操作部位152の遠位端部160を、事前選択された距離で、肛門を経由して、腸のような管腔器官に、挿入する。陥入および吻合装置150の制御された位置決めおよび後退を提供することが、時々必要である(図37に関して、以下に開示される)。本発明の別の実施の形態に係る装置150に含まれるのは、陥入および吻合器官の内部の像を提供するための光学装置(不図示)である。
図10を、ここで参照する。示されている本発明の実施の形態に係る管内陥入および吻合装置は、符号180で概して参照されており、符号182で参照される操作部位と、それに対して操作自在に連結された、符号184で参照される操作機構とを含んでいる。符号186で参照されるフレキシブル制御ケーブルは、操作機構184を、符号188で参照される遠隔起動装置に連結している。本発明の別の実施の形態に係る制御ケーブルの内部には、陥入および吻合器官の内部の像を提供するための光学装置(不図示)が含まれる。
図11および12に関し、示されている本発明の好ましい実施の形態に係る装置は、符号200で概して参照されており、切除される部位を有する管腔器官(不図示)の陥入および吻合のために使用される(図9における操作部位152および図10における操作部位182として、先に概して開示された)。図12は、図11に示される装置200の切取図である。装置200は、符号202で参照される外側円筒状筐体を有し、筐体は、符号204で参照される保持リップ(図12)を有し、保持リップは、符号206で概して参照されるその遠位端部に、形成される。
筐体202の内部かつ同軸で、スライド自在に配置されるのは、符号208で参照される略管状吻合リングアプリケータ(図12)であり、それの遠位端部において、符号210で参照される溝部位を有しており、このことによって、符号212で参照される吻合リングをそれに対して、解除自在に係合することができる(図1A〜図3Bおよび図8Aに関して先に参照された)。リングアプリケータ208は、剛的あるいはフレキシブルかつ操作自在に、コントローラ(不図示であり、図9〜図10に関し、先に開示された)に連結されており、リングアプリケータ208の前進運動および後退運動を引き起こす。リングアプリケータ208は、前進駆動され、伸長させられた吻合リング212がそれに対して解除自在に係合することを容易にし、一方、転移温度以下に予備冷却されて、展性状態あるいは塑性状態にある(図1A〜図1Dに関して先に開示された)。リング212は、昇温が許可あるいは引き起こされることで、転移温度に達しかつ超えることによって、収縮性の弾性状態に復帰する。その後、リングアプリケータ208を後退させることによって、吻合リング212は、リングアプリケータ溝部210から係合解除され、溝部210は、それによって隣接する器官壁25を、リップ204(図18〜図19に関して以下に開示される)と事前に位置合せされまた符号214で参照されるクリンプ支持体に対して、クリンプしている。
さらに、示される管内陥入装置は、符号216で概して参照されており、筐体202の内部に同軸的に配置され、管腔器官から切除される事前選択された管腔器官部位の陥入のために使用される(図16〜図17に関して以下に開示される)。陥入装置216は、符号218,220でそれぞれ参照される近位および遠位の締結噛合部を含む。
本発明の一実施の形態に係り、円形状締結噛合部218,220は、符号222,224で参照される同軸操作支持体のそれぞれの動きに応じて、スライド式に操作自在であり、筐体202およびリングアプリケータ208を越えて、およびその内部に後退自在である。噛合部218,220は、筐体202に関して、軸方向に駆動され、罹患器官部位に関し、事前選択された中間位置に配置される(図16に関して以下で参照されるように)。罹患器官部位の中間部位を、噛合部218,220の内部まで実質的に引っ張った後において、遠位の噛合部220は、近位の噛合部218に対して後退自在であり、また、同様に、近位の噛合部218は、遠位の噛合部220に対して前進自在であり、事前選択された器官部位を締結することが可能である(図16に関して以下に開示される)。その後、筐体208の内部において、噛合部218,220を同時に後退させることで、事前選択された器官部位の陥入が発生する(図17に関して以下に開示される)。
陥入のための起動あるいは制御手段(不図示;図9〜図10に関して先に開示された)は、同軸締結噛合部218,220に対して、操作自在に連結されており、噛合部218,220は、独立して操作あるいは、操作支持体222,224によって締結係合されており、それによって、締結噛合部218,220を前進あるいは後退させる。起動装置は、本発明の実施の形態に係り、装置200の近位端部に、あるいは、そこから遠位に配置される(不図示;図9〜10に関して先に開示された)。本発明の別の実施の形態に係り(図13〜図14に関して以下に開示される)、別の陥入締結装置において、近位および遠位の噛合部218,220の締結運動は、支持体222,224のそれぞれの独立した運動を必要とせずに、引き起こされる。
本発明の好ましい実施の形態に係り、図11〜図12においてまた示されるクリンプ支持アプリケータ部材は、符号226で概して参照されており、同軸締結支持体222,224とその内部の操作支持体(不図示)との内部において、同軸的にスライド自在に配置される。クリンプ支持アプリケータ部材は、符号228で参照される管状支持シャフトとして構成され、支持シャフトは、その遠位端部に形成されかつ符号230で参照される横ホルダを有する。クリンプ支持体214(図4A〜図8Bに関して先に開示された)は、着脱自在に横ホルダ230に固定される。クリンプ支持アプリケータ部材226は、本発明の実施の形態に係る起動手段(不図示;図9〜図10に関して先に開示された)を有し、前記手段は、クリンプ支持アプリケータ部材226に対して直接的あるいは遠隔的に、操作自在に連結され、その前進および後退を容易にする。
本発明の別の実施の形態に係り、クリンプ支持体214(図6に関して先に開示された)は、それの遠位端部に形成される差込固定機構(不図示)によって、別に構成されたクリンプ支持アプリケータ部材に、着脱自在に固定される。クリンプ支持アプリケータ部材226の差込固定機構は、管状支持シャフト228の内部において内側同軸シャフト(不図示)を回転させることによって、差込係合溝部82と係合し、クリンプ支持体68(図6に示される)の差込ロック溝部84に中に固定される。本発明の実施の形態に係る、クリンプ支持アプリケータ部材226を操作するための手段(不図示、図9〜図10に関して先に開示された)は、クリンプ支持アプリケータ部材226に直接的あるいは遠隔的に、操作自在に連結される。
本発明の好ましい実施の形態に係り、管内吻合クリンプ支持体214は、リップ204と位置合わせされる。その後、吻合リング212(図1A〜図3Bに関して先に参照されるように)は、吻合リングアプリケータ溝部210から係合解除され、そして、このことにより、クリンプ支持体214に対し、管腔器官(不図示)の隣接する陥入壁部位を、クリンプする(図18〜図19に関して以下に開示される)。
図11〜図12において、本発明の好ましい実施の形態に係り、さらに示される外科的切除手段は、符号232で概して参照されており(図12)、符号234で参照される切除アプリケータを含んでいる。それに対して遠位に取付けられているのは、符号236で参照される円筒状切除刃であり、クリンプ支持アプリケータ部材226の横ホルダ230と、操作自在に連携している。吻合リング212を使用する、隣接する器官壁部位のクリンプ支持体214に対する管内陥入およびクリンプの後において、円筒状切除刃236は、選択的に操作され、罹患器官部位を切除することが可能である(図20に関して以下に開示される)。切除アプリケータ234は、横ホルダ230に向かって遠位方向に前進し、それとの操作自在な係合に達する。外科的切除手段232のための起動手段(不図示;図9〜図10に関して先に開示された)は、それに対して直接的あるいは、遠隔的に、操作自在に連結される。本発明の別の実施の形態に係り、外科的切除手段の別の一例は、図15に関して以下に開示される。
図13〜図14を、ここで参照する。本発明の別の実施の形態に係る締結噛合機構の付加的な構成が示される。近位および遠位の噛合部218,220間の締結は、支持体222,224のそれぞれの独立した運動を必要とせずに、引き起こされる(図11〜図12に関して先に開示された)。図13において示されるトグル締結装置は、符号250で概して参照されており、円形状近位および遠位の噛合部252,254を含んでおり、符号258で参照される共通締結支持シャフトにおける符号256で概して参照される遠位端部に、固定的に連結されている。近位の噛合部252は、符号258で参照される面に配置され、符号260で参照されるトグルクランプを、事前選択された数だけ含んでおり、それぞれ、符号262で参照されるピボットピンに回転自在に取付けられている。アーム266に対して矢印264の方向に、力が適用される結果、トグルクランプ260は、回転して位置260−1に達し、アーム266は、回転して位置266−1に達する。それによって支持され、符号268で参照されるアームは、回転し、符号268−1で参照される位置に達し、符号272で参照されるラチェット歯と操作自在に係合する、符号270で参照されるスプリング操作式ラチェットピンによって、当該位置に維持される。遠位の噛合部254は、近位の噛合部252に向かって面するように形成され、かつ符号274で参照される同心リングを含んでいる。陥入および吻合が施される器官部位(不図示)が、噛合部252,254の間かつ矢印264の方向に、引っ張られる場合、アーム266に対して発揮されることによって生じる力の結果、トグルクランプ260は、回転し、位置260−1に達することで、アーム268が、位置268−1に移動する。引っ張り込まれた器官部位は、それによって遠位の噛合部254に対して締結され、リング274によって所定位置に保持され、器官部位の陥入に備えられる。
本発明の別の実施の形態に係り、図14において示されるのは、符号280で概して参照されるスプリング荷重式締結装置である。符号282および284でそれぞれ参照される近位および遠位円形状噛合部は、符号288で参照される共通締結支持シャフトにおける符号286で概して参照される遠位端部に配置されており、また、遠位の噛合部284は、それに対して固定的に取り付けられている。近位の噛合部282は、締結支持シャフト288にスライド式かつ弾性的に取付けられ、符号290で参照されるスプリングによって支持されており、それによって、近位の噛合部282を遠位の噛合部284と弾性的に係合させ、クランプ構成をもたらす。噛合部282,284の間における所定の分離を維持するために、符号292で参照される2以上のステー部材が、その間に配置されており、ステー部材は、遠位の噛合部284に回転式に取付けられ、また、近位の噛合部282と係合している。符号294で参照される器官部位の締結は、器官部位294を噛合部282,284の間かつ内向きに引っ張っている、符号296で参照される縫合糸によって、遂行される。ステー部材292は、軸方向において半径方向に押し下げられるため、符号298で参照される開口を通過することで、近位の噛合部282が、遠位の噛合部284に向かって弾性的に移動し、器官部位294を、その間において締結係合させて保持することを可能とする。噛合部282,284において、また形成されているのは、その間に配置され、符号297で参照される一連の同心リングであり、それの陥入の前において、器官部位294のつかみ部を保持する。
本発明に対する別の実施の形態に係り、図15をここで参照する。示されるのは、別の外科的切除手段であり、符号300で概して参照される。これは、外側円筒状筐体202(図11〜図12に関して先に開示された)の内部に同軸的に配置されかつ符号302で参照される軸方向回転式切除アプリケータを含んでおり、また、それに対して遠位的に取り付けられかつ符号304で参照される切除刃を有しており、切除刃は、符号306で参照されるピボットピンに、旋回式に取り付けられる。切除刃304は、吻合リングアプリケータ208(図11〜図12に関して先に開示された)の内部に軸方向にスライド自在に配置されかつ符号308で参照される切除アンビル要素と、操作自在に連携する。吻合リングを使用するクリンプ支持体(不図示;図16〜図19に関して以下に開示される)に対する、隣接する器官壁部位の管内陥入およびクリンプの後において、切除刃304は、選択的に操作され、罹患器官部位(図20に関して以下に開示される)を切除する。回転式切除アプリケータ302の回転によって、刃304は、符号304−1で参照される非操作位置から、示されるように旋回し、アンビル308に対して切除係合にある陥入器官部位(不図示)と係合する。外科的切除手段300のための起動手段(不図示)は、それに対して、直接的あるいは遠隔的に操作自在に連結される(図9〜図10に関して先に開示された)。
図16〜図23を、ここで参照する。本発明の実施の形態に係り、陥入および吻合処置を実行し、管腔器官の罹患部分を切除するための方法は、以下に示される。図16において、示される断面図は、符号400で概して参照される陥入および吻合装置である(図11〜図12に関して先に概して開示されている)。装置400は、符号402で概して参照される管腔器官の内部に配置されており、近位の締結噛合部404および遠位の締結噛合部406は、管腔器官部位402における符号408で概して参照されかつ切除される器官部位の略中間に、位置決めされる。腹腔鏡あるいは係合解除外科手術を利用することで、切除される器官部位408の略中間は、符号410で参照される外部タイによって、締結噛合部404,406の内部に、引っ張られる。噛合部404,406は、器官部位408において引き込まれた部位と、締結係合することとなる。
遠位の噛合部406の後退、あるいは近位の噛合部404の前進は、器官部位408の中間が、示される噛合部404,406の間において締結されることを引き起こす。そこにおいて、噛合部404,406は、同時に後退する一方、図17に示されるように、筐体412の内部に対し、クランプ構造を維持することで、器官402の器官部位408の陥入を引き起こす。加えて、図18に示されるように、クリンプ支持体414は、後退することで、円周方向溝部416と筐体412の遠位リップ部418とを、そこで位置合せする。
図19に示されるように、吻合リングアプリケータ420は、スライドしながら後退させられる。そこにおいて、吻合リング422は、リングアプリケータ溝部424から係合解除され、クリンプ支持体414に対して隣接する器官壁部位408をクリンプし、それによって、隣接する器官壁部位408の吻合を遂行する。図20に示されるように、本発明の好ましい実施の形態に係り、装置400の軸に沿って切除刃426を前進させることによって、円筒状切除刃426は、陥入器官壁部位408と切除係合することになる。さらに図21に示されるように、装置400の器官402から後退は、吻合リング422およびクリンプ支持体414が、クリンプ支持アプリケータ部材425から係合解除されることを引き起こす。
本発明の別の実施の形態に係り、管状支持シャフト428(図21)は、このことにより回転させられ、クリンプ支持体68(図6に関して先に開示された)の差込ロック溝部84および係合溝部82から、別の構成に係るクリンプ支持アプリケータ部材425の遠位端部に形成される差込固定機構(不図示)を、係合解除する。装置400の後退は、クリンプ支持アプリケータ部材425からのクリンプ支持体414の係合解除を引き起こす。
図22に示されるように、吻合リング422は、クリンプ支持体414に対して隣接する器官部位をクリンプすることによって、器官402に即時開通性を提供し、符号430,432で参照される部位は、クリンプ支持体414における符号434で参照される軸方向開口を経由し、流路を形成させる。器官402は、周囲の腹膜腔(不図示)の内部への流れあるいは漏洩に対し、密封状態で維持される。
器官402の壁部位430,432上の吻合リング422によって発揮される圧力の結果、符合436および438で参照されるそれぞれの壁部は、互いに強固に押圧される。符号440で参照される端面壁部位と、壁部436,438とに対する血液供給は、停止することで、壁部436,438,440の最終的な壊死を、結果として引き起こす。
これらが壊死を開始する際、それに対し直に外部で隣接する、符号442で参照される壁組織部位は、吻合を開始し、器官402の壁部位430,432の部位442は、接合され、単一の連続的器官として機能する。
図23を、ここで参照する。一旦、壁部436,438,440が完全に壊死すると、吻合リング422およびクリンプ支持体414と共に、これらの部は、壁部位430,432から分離される。これは、器官402の当初の開口と略類似する、符号444で参照される開口を、器官402に結果として生じさせるため、通常の器官流れに対して、ほとんど制限を提供しない。吻合リング422およびクリンプ支持体414と共に、壊死壁部436,438,440は、通常の器官活動によって、器官402から外部に流される。
先に開示された本発明の実施の形態に関し、吻合リングとクリンプ支持体との間の関係は、吻合器官壁の内部の吻合リングと、器官壁の外側の収縮式吻合リングとを有することに関連する。吻合リングは、クリンプ支持体に対する器官壁との収縮クリンプ係合をもたらす。本発明の追加の実施の形態に係り、伸長式吻合リングは、器官の内部に配置されて、吻合され、外側のクリンプ支持体とのクリンプ係合をもたらす。
図24を、ここで参照する。示されている吻合リングおよびクリンプ支持体の別の形態は、符号450で参照され、符号454で参照される略円筒状の外側のクリンプ支持体に対し、器官(不図示)とクリンプ係合している符号452で参照される吻合リングを含んでいる。外側のクリンプ支持体454は、符号458で参照される内部面に形成され、符号456で参照される保持溝部を有し、吻合リング452が、その中で係合を継続することを確実にしており、また、符号462で参照される取付溝部を有する(図25に関して以下でさらに開示される)。
図25を、ここで参照する。示される陥入および吻合装置は、符号460で概して参照され、符号470で概して参照される吻合装置を含んでいる。吻合装置は、管内伸長式吻合リング452を、外側のクリンプ支持体454(図24に関して先に開示された)に対する器官壁部位(不図示)と、クリンプ係合を引き起こさせることによって、管腔器官(不図示)の部位の吻合を生じさせる。クリンプ支持体454は、符号474で参照される、それの取付け突起部を、クリンプ支持体454の取付け溝部462に係合させることによって、符号472で参照される円筒状筐体に着脱自在に取り付けられる。円筒状筐体472の内部に同軸的に配置されるのは、符号476で概して参照される陥入装置であり、符号478および480でそれぞれ参照される近位および遠位の締結噛合部を有する。噛合部は、符号482および484でそれぞれ参照される同軸管状締結操作部材に、操作自在に取り付けられており、噛合部478,480を、器官部位(不図示)と、クリンプ係合を引き起こさせる。さらに、筐体472の内部に同軸的に配置されるのは、吻合装置470であり、符号486で概して参照される吻合リング取付け部材を含んでいる。取付け部材は、符号488および490でそれぞれ参照される近位および遠位吻合リングホルダを含んでおり、符号492で参照される同軸スライド操作自在である管状マウントシャフトによって、軸方向に操作可能である。
示されるホルダ488,490間に、伸長式吻合リング452を位置決めするために、吻合リング452は、転移温度まであるいは転移温度以下に冷却され、伸長自在の展性を呈するようになる。伸長式吻合リング452が、取付け部材486から離れて伸長するのを防止するために、符号496で概して参照される同軸リングアプリケータ部材が設けられている。前記部材は、管状マウントシャフト492の内部に同軸スライド自在に配置される、符号498で参照される保持部材操作シャフトと、符号497で参照される略円筒状リング保持壁とを有する。吻合リング452が、転移温度を越えて昇温する場合、それの記憶合金は、弾性状態に移行し伸長し、円筒状保持壁497と係合する。装置470は、ここで、使用の準備が完了する。
装置460を、罹患部位の切除を必要としている器官部位(不図示)に、挿入した後において、陥入装置476は、それの略中間部位(図16〜図18に関して先に概して開示される)を締結し、陥入を生じさせる。陥入に続き、取付け部材486およびアプリケータ部材496は、クリンプ支持体454の溝部456と位置合せされる。この位置に締結される取付け部材486を利用し、アプリケータ部材496は、遠位方向に前進し、それによって、吻合リング452をそこから係合解除し、伸長することによって、器官壁(不図示)に、クリンプ支持体454に対するクリンプ係合を生じさせる。そして、陥入器官部位の切除が、実行される(図18〜図20に関して先に概して開示される)。その後、吻合管腔器官からの装置460の後退は、吻合リング452と共に、クリンプ支持体454を、装置460の取付け突起部474から係合解除されることを引き起こす。
管内伸長式吻合リング452および外側のクリンプ支持体454と共に、装置460を利用する結果、内側クリンプ支持材を使用する場合に形成されるものと比較し、吻合サイトの器官の内部に形成される略大型開口の提供である。それにもかかわらず、開口は、外側のクリンプ支持体454の厚みおよび外径によって制限される。外側のクリンプ支持体454は、処置される器官の内径に従って選択される。必然的に、吻合サイトに形成される開口は、当初の器官直径より小さい。本発明のさらなる実施の形態に係り、吻合開口を更に増大させるために、伸長式クリンプ支持体と、伸長式クリンプ支持体を利用するための装置とが、図26〜図31に関して以下に開示される。伸長式吻合リングを使用し、伸長式クリンプ支持体に対して器官壁をクリンプした後において、吻合サイトに形成される開口は、伸長式クリンプ支持体の伸長させられたサイズに応じている。
図26〜図28を、ここで参照する。本発明の別の実施の形態に係り、示されるのは、符号500で参照される伸長式吻合リングであり、略円形状断面の記憶合金ワイヤ部分から構成されかつ符号504で参照される螺旋型伸長式クリンプ支持体における符号502で参照される内面に対し、器官部位(不図示)がクリンプ係合している。図27において示されるのは、図26の線6−6に関する、伸長式吻合リング500と、符号506で参照される螺旋型伸長式クリンプ支持体504との概略断面であり、前記クリンプ支持体は、略矩形断面の記憶合金ワイヤから形成されており、それによって、符号508で参照される略平坦な内面を形成している。
図29および30を、ここで参照する。本発明の実施の形態の変形例に係り、示されるのは、伸長式吻合リング500であり、符号510で参照される略シングルコイルの伸長式クリンプ支持体に対し、器官部位(不図示)とクリンプ係合している。図30は、図29の線7−7に関する断面図である。伸長式クリンプ支持体510は、記憶合金の略平坦断面の細片から形成され、略円筒状の形状を呈し、また、符号512で参照される略平滑な内面を有する。
図31を、ここで参照する。示されるのは、符号520で概して参照される陥入および吻合装置であり、符号530で概して参照される吻合装置を含んでいる。吻合装置は、管内伸長式吻合リング500を、外側の伸長式クリンプ支持体504に対し、陥入器官壁部位(不図示)とのクリンプ係合を生じさせることによって、管腔器官(不図示)の部位の吻合を生じさせる(図26〜図30に関して先に開示された)。
クリンプ支持体504は、転移温度以下まで冷却されることで、それの記憶合金は、展性を呈するようになり、このことにより、クリンプ支持体504は収縮自在となり、符号532で参照される筐体の遠位端部536に形成されかつ符号534で参照される保持コレットの内部に挿入される。コレット534は、それの外面に形成されかつ符号538で参照される溝部の結果として、外側に向かってフレキシブルとされる。
円筒状筐体532の内部に同軸的に配置されるのは、陥入装置である(不図示;図25に関して概して開示される)。さらに、筐体532の内部に同軸的に配置されるのは、吻合装置530であり、符号542で概して参照される吻合リング取付け部材を含んでいる。取付け部材は、符号544および546でそれぞれ参照される近位および遠位吻合リングホルダを含んでおり、符号548で参照される同軸スライド操作自在な管状マウントシャフトによって、軸方向に操作自在である。
示されるように、ホルダ544,546の間に、伸長式吻合リング500を位置決めするために、吻合リング500は、転移温度まであるいは転移温度以下に冷却され、伸長自在の展性を呈するようになる。伸長式吻合リング500が、取付け部材542から離れて伸長するのを防止するために、符号550で概して参照される同軸吻合リングアプリケータ部材が設けられており、管状マウントシャフト548の内部に同軸スライド自在に配置されかつ符号552で参照されるアプリケータ操作シャフトを有する。アプリケータ部材550は、符号554で参照される略円筒状吻合リング保持壁を、さらに有する。吻合リング500は、取付け部材542に位置決めされ、転移温度を超えて昇温されることで、それの記憶合金は、弾性状態に移行して伸長し、円筒状保持壁554と係合する。装置520は、ここで、使用の準備が完了する。
装置520を、罹患部位の切除を必要としている器官(不図示)に挿入した後において、陥入装置(不図示)は、罹患器官部位の陥入を引き起こす(図16〜図18に関して先に概して開示される)。陥入に続き、取付け部材542およびアプリケータ部材550は、クリンプ支持体504と共に、略中央に位置合せされる。この位置に締結される取付け部材542を使用し、アプリケータ部材550は、遠位方向に前進し、それによって吻合リング500をそこから係合解除し、伸長することで、器官壁(不図示)を、クリンプ支持体504に対し、クリンプ係合させる。陥入器官部位の切除は、実行される(図18〜図20に関して先に概して開示される)。その後、符号556で参照される係合解除部材は、遠位方向に前進し、吻合リング500と共に、クリンプ支持体504を押圧させ、それによって、コレット534を、溝部538において外側に向かって湾曲させる。吻合リング500と共に、クリンプ支持体504は、それによって、装置520から取り外され、クリンプ支持体504および吻合リング500の両方は、事前選択されたサイズにさらに伸長する。
管内伸長式吻合リング500および外側の伸長式クリンプ支持体504,506,510(図26〜図30)の1つと共に、装置520を使用することで、略大型の開口が、吻合サイトにおける器官の内部に形成され、それは、外側のクリンプ支持体504,506,510のワイヤ厚みおよび直径によって制限されない。むしろ、本発明のさらなる実施の形態に係り、吻合開口は、吻合リング500と伸長式クリンプ支持体504,506,510との伸長させられた直径に応じて、形成される。
特定の状況の下において、罹患あるいは問題を有する腸の部位を切除するために、外科医は、従来のオープンの外科的切除処置を実行することを決定可能である。腸部位を接合する従来の方法は、ステープルあるいは縫合材を利用している。しかし、本発明の別の実施の形態に係り、吻合リングおよびクリンプ支持体を使用することで、吻合は達成され、それによって、漏洩のリスクは、大幅に削減され、また、ステープルあるいは縫合材が、吻合腸に、残留することはない。図32を、ここで参照する。示されるのは、修正された陥入および吻合装置であり、符号600で概して参照され、符号604で参照される器官部位に挿入され、符号602および604で参照される外科的に切除される腸部位を締結する。陥入および吻合装置(図11〜図12に関して先に開示された)は、符号606で参照される追加締結噛合部が、符号608で参照される横クリンプ支持体アプリケータの直近に配置され、それらの間の外科的に切除される器官部位602の締結を容易にする限りにおいて、修正される。器官部位604は、符号610および612で参照される噛合部の間で締結される。
図33を、ここで参照する。器官部位604と締結係合している締結噛合部610,612を、符号614で参照される筐体614の内部に同時に後退させ、および、その後同時に、器官部位602と締結係合している横クリンプ支持体アプリケータ608と締結噛合部606とを後退させることによって、締結される器官部位602,604は、部分的に陥入される。クランプ(クランプ606と締結係合している締結面を提供するクリンプ支持体アプリケータ608の下側面)606,608,610,612の両方のペアは、さらに後退し、符号616で参照されるクリンプ支持体を、筐体614における符号618で参照されるリップ部と位置合せさせる。そして、符号620で参照される吻合リングアプリケータは、後退し、符号622で参照される吻合リングを、符号624で参照される溝部から係合解除し、このことにより、クリンプ支持体616に対して、器官部位602,604をクリンプする。符号626で参照される円筒状切除刃は、遠位方向に前進し、クリンプされた器官部位602,604に、切除係合を提供し、そして、クリンプされた器官部位602,604を、そこから切除する。その後、クリンプ支持体616および吻合リング622は、符号632で参照されるクリンプ支持体アプリケータ(図21〜図23に関して先に開示された)から係合解除され、吻合器官部位602,604に、開通性を提供する。
図34、図35および図36を、ここで参照する。本発明のさらなる実施の形態に係り、示されるのは、符号650で概して参照される管内吻合装置であり、符号652で概して参照される脱出腸の内部に挿入され、器官652の吻合を引き起こし、その後、符号654を参照される脱出部位が切除される。図35において示されるのは、符号656で参照されるクリンプ支持体であり、符号670で参照されるクリンプ支持体アプリケータの上で支持されており、クリンプ支持体656に対して脱出腸部位654をクリンプするための準備のため、符号660で参照される筐体の内部で近位方向に後退し、クリンプ支持体656における符号666で参照される溝部と位置合せされる。符号662で参照される吻合リングアプリケータの後退は、図36に示すように、符号664で参照される吻合リングが、溝部666から係合解除され、脱出器官部位654をクリンプすることを、引き起こす。その後、符号668で参照される円筒状切除刃は、符号672で参照されるクリンプ支持体アプリケータと切除係合に移行し、それによって、脱出器官部位654を切除する。クリンプ支持体656および吻合リング664は、クリンプ支持体アプリケータ672(図21〜図23に関して先に開示された)から係合解除され、吻合器官652に開通性を提供する。
図37を、ここで参照する。示されている符号680で概して参照される装置は、患者における符号684で参照される殿部壁に関し、クリンプ支持体656を含んでおりかつ符号682で概して参照される陥入および吻合装置における制御された位置決めおよび後退を提供する。符号688で参照される湾曲位置決めプレートは、符号686で参照される略中央開口を有し、患者の殿部に対して配置される。符号690で参照される締結は、事前選択された位置において、装置682に固定的に取り付けられる。装置680は、開口688を経由し、肛門そして患者の直腸に挿入され、そこにおいて、陥入および吻合が実施される。符号692で参照される調整ねじは、患者の内部で装置682の位置を調整するための手段を提供する。また、装置682の後退は、ねじ692によって実行される。
図38を、ここで参照する。本発明の実施の形態に係り、示されるのは、本発明に関しかつ符号700で概して参照される方法のステップの概略説明であり、つまり、
管内陥入および吻合装置の遠位端部部位を、事前選択された距離、管腔器官に挿入するためのステップ701、
陥入および吻合装置の締結手段を使用し、管腔器官の事前選択された部位を締結するためのステップ702、
締結手段を、事前選択された距離、筐体部材の内部に後退させることによって、事前選択された器官部位を陥入させるためのステップ703、
吻合リングアプリケータ部材から吻合リングを係合解除し、陥入器官部位をクリンプ支持体に対してクリンプするためのステップ704、および、
陥入器官部位を切除するためのステップ705である。
本発明の別の実施の形態に係り、挿入するための前記ステップ701は、形状記憶合金から形成される吻合リングを、吻合リングアプリケータ部材に、係合解除自在に係合するためのステップを含んでいる。また、係合解除自在に係合するための前記ステップは、吻合リングを転移温度まであるいは転移温度以下に冷却し、塑性状態を呈するためのステップを含んでいる。さらに、管腔器官の事前選択された部位を締結するための前記ステップ702は、締結手段の内部において事前選択された器官部位の略中間部位を引っ張るためのステップを含んでいる。
図39を、ここで参照する。示されるのは、本発明の別の実施の形態に係る脱出腸に関しかつ符号800で概して参照される方法のステップの概略説明であり、つまり、
管内陥入およびの吻合装置の遠位端部部位を、事前選択された距離、管腔器官に挿入し、クリンプ支持体および吻合リングを、脱出器官部位に対して並置するためのステップ801、
吻合リングアプリケータ部材から吻合リングを係合解除し、クリンプ支持体に対して脱出器官部位をクリンプするためのステップ802、および、
脱出器官部位を切除するためのステップ803である。
さらに、上記の外科処置において使用される吻合リングおよびクリンプ支持体のサイズおよび厚みと、処置される器官のサイズおよび形状との間に、直接的な関係が存在することは、当業者によって理解されるだろう。吻合リングおよびクリンプ支持体の特定のサイズは、必要なサイズの開口を達成し、状況および陥入および吻合が施される管腔器官に適するように、選択される。明らかに、上部腸に使用するためには、小さいサイズが適しており、下部腸に使用するためには、大きいサイズが適している。
加えて、本発明の実施の形態に係り、先に参照された、形状記憶合金、例えば、吻合リングを使用する装置は、2つの異なるタイプのうちの1つであるとして説明することができることは、当業者によって理解されるだろう。第1のタイプの装置が使用する形状記憶合金は、室温以下に冷却される場合、容易に変形可能なマルテンサイト状態にあり、「より低温」タイプと称される。この第1の装置は、室温において、完全あるいは部分的なオーステナイト状態を達成し、また、少なくともその上側の相転移温度までに昇温される場合、室温と体温との間において、完全なマルテンサイト状態を達成する。第2のタイプの装置における形状記憶合金は、室温において、容易に変形可能なマルテンサイト状態にあり、「より高温」タイプと称され、そこで、前記装置は、変形させられて適用される。また、形状記憶合金は、室温以上に昇温される場合、完全なオーステナイト状態を達成する。形状記憶合金が容易に変形可能である温度レンジは、前記装置の2つのタイプ間の相違を定義する。したがって、第2のより高温タイプの形状記憶合金を含んでいる装置を使用することは、室温以下への冷却を必要としないアプリケーションにおいて、より大きな自由度を与える。先に開示された本発明は、第1のより低温タイプの装置に関し、室温以下への冷却を必要とする。
変態温度がより高い値を有する「より高温」タイプを考慮し、クリップは、室温でマルテンサイトであり、約42〜45℃まで昇温され、オーステナイト状態を呈する。温度が低下し、37℃つまり体温に達する場合、マルテンサイト変態は、完全でなく、クリップを、機械的特徴が劣っている転移状態に、留める。
合金のいわゆる変態温度は、実際、変態のプロセスであることが理解されるだろう。マルテンサイトからオーステナイト状態への転移は、温度Asから開始し、状態が完全にオーステナイトになる温度Afにおいて終了する。温度を低下させることによって、オーステナイトにからマルテンサイト状態に変態させる場合、合金は、温度Msでマルテンサイトへの変化を開始し、温度Mfにおいて完全なマルテンサイト状態に達する。
本発明の実施の形態に係り、概して好ましいより低温タイプにおいては、温度Afは、体温よりより低温であり、概して約25℃である。より高温タイプにおいて、温度Mfは、体温以下であり、合金は、体温においては完全にマルテンサイトにならない。
本発明は、先に開示された図面および説明によって制限されないことは、当業者によって理解されるだろう。むしろ、本発明は、続く請求の範囲によってのみ定義される。
吻合リングを説明するための斜視図である。 図1Aに示される吻合リングの重なり端部を説明するための断面図である。 本発明の別の実施の形態に係る、図1Aに示される吻合リングを説明するための断面図である。 本発明の別の実施の形態に係る、図1Aに示される吻合リングを説明するための断面図である。 一定の円形状断面部を有する吻合リングを説明するための斜視図である。 図2Aに示される吻合リングを説明するための断面図である。 一定の楕円状断面部を有する吻合リングを説明するための斜視図である。 図3Aに示される吻合リングを説明するための断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に係るクリンプ支持体とクリンプ係合している吻合リングを説明するための斜視図である。 図4Aに示される吻合リングおよびクリンプ支持体を説明するための断面図である。 陥入器官部位と図4Aおよび図4Bに示されるクリンプ支持体とがクリンプ係合している吻合リングを説明するための断面図である。 本発明の別の実施の形態に係るクリンプ支持体とクリンプ係合している吻合リングを説明するための切取図である。 本発明の別の実施の形態に係るクリンプ支持体解放機構を説明するための断面図である。 別の吻合リングを説明するための斜視図である。 円筒状クリンプ支持体とクリンプ係合している、図8Aに示される吻合リングを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る陥入および吻合装置を説明するための図である。 遠隔操作機構に湾曲自在に連結された、陥入および吻合装置を説明するための図である。 陥入および吻合の前における装置を説明するための部分図である。 陥入および吻合装置を説明するための切取図である。 本発明の別の実施の形態に係る締結機構を説明するための図である。 本発明の別の実施の形態に係る締結機構を説明するための図である。 本発明の別の実施の形態に係る回転式切除刃を説明するための図である。 本発明に係る締結手段の内部に引き入れられた腸を説明するための部分断面図である。 陥入腸を説明するための断面図である。 クリンプするために位置決めされたクリンプ支持体を有する陥入腸を説明するための断面図である。 吻合リングとクリンプ支持体との間でクリンプされた陥入腸を説明するための断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に係る陥入腸と切除係合している円筒状切除刃を説明するための断面図である。 係合解除された吻合リングと器官壁に接合しているクリンプ支持体とを説明するための断面図である。 腸に開通性を提供する吻合リングおよびクリンプ支持体を有する吻合腸を説明するための断面図である。 吻合リングおよびクリンプ支持体が取り外された後における吻合腸を説明するための断面図である。 外側のクリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための部分断面図である。 図24に示される伸長式吻合リングおよび外側のクリンプ支持体を適用するための吻合解放機構を説明するための図である。 本発明の別の実施の形態に係る螺旋型伸長式クリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための斜視図である。 図26に示される伸長式吻合リングおよび螺旋型伸長式クリンプ支持体を説明するための断面図である。 図26に示される、矩形断面のワイヤから概して形成される伸長式吻合リングおよび螺旋型伸長式クリンプ支持体を説明するための断面図である。 本発明の別の実施の形態に係る伸長式螺旋状フラット断面型クリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための斜視図である。 図29に示される螺旋状フラット断面型クリンプ支持体とクリンプ係合している伸長式吻合リングを説明するための斜視断面図である。 図26〜図30に示される、伸長式吻合リングおよび螺旋型伸長式クリンプ支持体を適用するための吻合機構を説明するための図である。 本発明の別の実施の形態に係る吻合の前において締結された外科的切除腸部位を説明するための図である。 切除係合の前において位置決めされた円筒状切除刃を有する、クリンプされた外科的切除腸部位を説明するための図である。 吻合のために脱出腸に挿入される装置を説明するための部分断面図である。 脱出腸のクリンプの前において位置決めされたクリンプ支持体を説明するための断面図である。 切除係合にある円筒状切除刃を有する、脱出腸の吻合を説明するための図である。 陥入および吻合装置の制御された後退を提供するための装置を説明するための概略図である。 本発明の好ましい実施の形態に係る方法のステップを説明するための概略図である。 本発明の別の実施の形態に係る脱出腸に関する方法のステップを説明するための概略図である。

Claims (13)

  1. 陥入後において管腔器官の器官壁部位を接合するための管内吻合装置であって、
    a) 閉じた略円形状の形状を定義する、形状記憶合金から形成されるワイヤ部分を含み、中央開口を有し、重なり端部部位を有する吻合リングを含んでおり、前記吻合リングは、クリンプ支持体に対して隣接する陥入器官壁部位をクリンプし、その間で吻合を生じさせるものであり、
    前記吻合リングおよび前記形状記憶合金は、
    i) より低温の第1温度において、塑性状態あるいは展性状態を呈し、
    ii) 少なくともより高温の第2温度に到達すると、弾性状態を呈し、
    それによって、前記吻合リングは、より低温の第1温度において事前選択された形態を保持し、また、より高温の第2温度に復帰する際に、弾性クリンプ形態を保持することが可能であり
    b) 前記クリンプ支持体は、管内挿入のために、前記支持体に対して、器官壁部位をクリンプするための支持を提供するためのものであり、
    前記クリンプ支持体は、
    i) 略円筒状側壁、
    ii) 前記側壁に略直角に形成され、それによって、前記クリンプ支持体を、それとともに定義する近位および遠位端部壁、
    iii) それによって、流路を提供するための略軸方向開口、および、
    iv) クリンプアプリケータ部材に対し、前記クリンプ支持体を操作自在に係合させることで、前記吻合リングに隣接する前記クリンプ支持体を位置決めし、管腔器官の事前選択された壁部位を、その間でクリンプすることを容易にするための取付け手段
    を有することを特徴とする管内吻合装置。
  2. 管腔器官の事前選択された壁部位の管内陥入および吻合装置であって、
    a) 近位および遠位端部を有する略円筒状筐体部材、および、
    b) 前記筐体部材の内部に概して同軸的に配置され、管腔器官から切除される事前選択された管腔器官部位を陥入するための管内陥入装置を含んでおり、
    前記陥入装置は、
    i) 前記陥入装置の遠位端部に配置される締結手段、および、
    ii) 前記締結手段に操作自在に連結され、かつ、前記陥入装置の近位端部に配置される起動手段を有しており、
    また、前記管内陥入および吻合装置は、
    c) 前記筐体部材の内部に配置され、陥入後、管腔器官の壁部位を接合するための管内吻合装置を含んでおり、
    前記吻合装置は、
    i) 閉じた略円形状の形状を定義する、形状記憶合金から形成されるワイヤ部分を含み、中央開口を有し、重なり端部部位を有する吻合リングを含んでおり、前記吻合リングは、クリンプ支持体に対して隣接する陥入器官壁部位をクリンプし、その間で吻合を生じさせるものであり、
    前記吻合リングおよび前記形状記憶合金は、
    (1) より低温の第1温度において、塑性状態を呈し、
    (2) 少なくともより高温の第2温度に到達すると、弾性状態を呈し、
    それによって、前記吻合リングは、より低温の第1温度において事前選択された形態を保持し、また、より高温の第2温度に復帰する際に、弾性クリンプ形態を保持することが可能であり
    ii) 前記クリンプ支持体は、管内挿入のために、前記支持体に対して、器官壁部位をクリンプするための支持を提供するためのものであり、
    前記クリンプ支持体は、
    (1) 略円筒状側壁、
    (2) 前記側壁に略直角に配置され、それによって、前記クリンプ支持体を、それとともに定義する近位および遠位端部壁、
    (3) それによって、流路を提供するための略軸方向開口、および、
    (4) クリンプ支持体アプリケータ部材に対し、前記クリンプ支持体を操作自在に係合させることで、前記吻合リングに隣接する前記クリンプ支持体を位置決めするための取付け手段を有しており、
    また、前記管内陥入および吻合装置は、
    d) 事前選択された陥入管腔器官部位を切除するため外科的切除手段を有し、前記切除手段は、前記吻合リングを使用し、前記クリンプ支持体に対して、隣接する陥入器官壁部位をクリンプした後において、選択自在かつ操作自在に、前記管内吻合装置と連携する
    ことを特徴とする管内陥入および吻合装置。
  3. 前記ワイヤ部分は、
    a) 円形状、および
    b) 楕円状、
    を含んでいる群から選択される略断面形状を有するように、形成されており、
    それによって、前記吻合リングおよび前記クリンプ支持体の間で圧縮される組織に適用される圧力を制御することを特徴とする請求項1に記載の管内吻合装置。
  4. 前記吻合リングは、より高温の第2温度において、収縮する吻合リングであることを特徴とする請求項1に記載の管内吻合装置。
  5. 前記吻合リングは、より高温の第2温度において、伸長する吻合リングであることを特徴とする請求項1に記載の管内吻合装置。
  6. 前記クリンプ支持体は、それの外面に形成される円周方向溝部を有しており、前記収縮する吻合リングを、その中で所定の位置に保持することを容易にすることを特徴とする請求項4に記載の管内吻合装置。
  7. 前記クリンプ支持体は、それの内面に形成される円周方向溝部を有しており、前記伸長する吻合リングを、その中で所定の位置の保持することを容易にすることを特徴とする請求項5に記載の管内吻合装置。
  8. 前記クリンプ支持体は、形状記憶合金から形成される少なくとも一つのコイルを含んでいるクリンプ支持螺旋体として構成されており、前記クリンプ支持螺旋体は、より高温の第2温度において、伸長する支持螺旋体であることを特徴とする請求項1に記載の管内吻合装置。
  9. 前記締結手段は、同軸の噛合体ペアを含んでおり、前記噛合体ペアは、略円板状の形状を有し、操作自在に配置され、互いにおよび前記管内陥入および吻合装置に対して可動であることを特徴とする請求項2に記載の管内陥入および吻合装置。
  10. 前記起動手段は、前記締結手段に操作自在に連結され、そこから遠隔に配置されることを特徴とする請求項2に記載の管内陥入および吻合装置。
  11. 前記外科的切除手段は、軸方向に操作自在である略円筒状切除刃部材を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の管内陥入および吻合装置。
  12. 前記外科的切除手段は、そこから遠隔に配置される切除コントローラと操作自在に連携していることを特徴とする請求項2に記載の管内陥入および吻合装置。
  13. 前記管内陥入および吻合装置は、光学装置を含んでおり、前記光学装置は、前記管内陥入および吻合装置に取付けられ、陥入および吻合される器官を視検することを可能とすることを特徴とする請求項2に記載の管内陥入および吻合装置。
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