JP4166984B2 - 情報配置方法、移動通信装置、サーバ装置、プログラム、記録媒体および通信システム - Google Patents

情報配置方法、移動通信装置、サーバ装置、プログラム、記録媒体および通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信網を介して通信可能な移動通信装置とサーバ装置とに情報を排他的に記憶させる情報配置方法、移動通信装置、サーバ装置、プログラム記録媒体および通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの急速な普及に伴い、インターネット上で各種サービスの提供を有料で行うインフォメーションプロバイダー(以下IPとする)が多数出現してきている。
これらIPは、文書の中に画像や音声、動画、他の文書の所在場所等を埋め込むことができる記述言語であるHTML(Hyper Text Markup Language)や、HTMLを機能拡張した記述言語であるXHTML(eXtensible Hyper Text Markup Language)で記述されたテキストファイルや、これら記述言語に従って当該テキストに関連付けられたデータファイル(画像データや、音声データ、アプリケーションプログラムを格納したファイル)を送信することでユーザーに各種サービスを提供する。
【0003】
これらのコンテンツ(ファイル)は、通常、インターネットに接続されたWWW(World Wide Web)サーバに格納されている。ユーザーは、ブラウザがインストールされたパーソナルコンピュータ等を用いて、所望するコンテンツをIPのWWWサーバから取得して使用することにより、IPの提供するサービスを利用することができる。なお、ブラウザとは、WWWサービスを使用してコンテンツを取得する機能と、HTMLに従ってコンテンツ内のコンテキストを解釈する機能と、解釈結果に従った処理(例えば、ユーザーインタフェースの提供や当該コンテンツに関連付けられたコンテンツの取得等)を行う機能をパーソナルコンピュータ等に付与するソフトウェアである。
【0004】
近年、このようなブラウザを搭載し、インターネットを用いたサービスを単体で利用可能な携帯電話機等の移動通信端末が市販されている。係る移動通信端末を用いることによって、ユーザーは、多数のIPが提供する各種サービスをいつでもどこでも利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯電話機等の移動通信端末の設計においては、携帯性の確保は必須の要件となる。したがって、パーソナルコンピュータと同程度の記憶容量のデータ記憶装置を移動通信端末に内蔵させることはできない。すなわち、移動通信端末の記憶容量はパーソナルコンピュータのそれよりも小さくならざるを得ない。そのため、ユーザーが所望するコンテンツの一部しか移動通信端末のデータ記憶装置に記憶させることができないケースが少なくなく、そのようなケースが発生する都度、ユーザーは繁雑な作業を行っていた。
例えば、新たにコンテンツを取得する際に、移動通信端末の記憶装置の空き容量が不足する場合には、ユーザーは、移動通信端末が記憶しているコンテンツのうち当面不要になったコンテンツを削除して、空き容量の確保を行った後に、所望するコンテンツを移動通信端末の記憶装置に記憶させるといった繁雑な作業を行わなければならなかった。しかも、この場合、削除されたコンテンツを再び使用したい場合には、ユーザーは当該コンテンツを再び取得して移動通信端末の記憶装置に記憶させなければならず、当該コンテンツが取得の度に課金されるコンテンツであれば、余計な出費を強いられることになる。
【0006】
ところで、インターネットに接続されたサーバの記憶領域を複数のユーザーに割り当てるサービスが広く行われている。このサービスを利用するユーザーは、インターネットを介して割り当てられた領域にデータをアップロードしたり、当該領域からデータをダウンロードしたりすることができる。このようなサービスを移動通信端末から利用できるようにすれば、ユーザーは、当面不要になったコンテンツを割り当てられた記憶領域にコピーしておき、必要になったときに移動通信端末へコピーすることができる。すなわち、余計な出費を強いられるという問題は発生しない。
【0007】
しかしながら、サービスを移動通信端末から利用できるようにしたとしても、ユーザー自らが手作業で、当面不要となったコンテンツをサーバ装置へアップロードした後に当該コンテンツを移動通信端末の記憶装置から削除したり、必要になったコンテンツをサーバ装置からダウンロードしたりしなければならない。すなわち、ユーザーは繁雑なコンテンツ入れ替え作業を行う必要がある。さらに、上記サービスが、割り当てられるサーバの記憶領域の大きさ(あるいはサーバに記憶させるデータ量)に応じて利用料金を定めるサービスの場合には、ユーザーは、上述の入れ替え作業の他に、利用料金の低減のために、サーバ装置に記憶させたコンテンツを定期的に削除する等の管理作業を行うことになる。これは繁雑な作業である。
【0008】
結局、従来の技術を寄せ集めても、ユーザーは、所望するコンテンツの一部しか移動通信端末のデータ記憶装置に記憶させることができない場合には繁雑な作業を行わざるを得なかった。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、移動通信装置のユーザーが、所望するコンテンツの全てを当該移動通信装置に記憶させることができない場合であっても、繁雑な作業を行うことなく、所望のコンテンツを容易かつ即時に利用することができる情報配置方法、情報管理方法、移動通信装置、サーバ装置、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置とサーバ装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置の制御部が設定し、前記移動通信装置の通信部が該条件を前記サーバ装置へ送信する条件設定過程と、前記サーバ装置の制御部が、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出過程と、前記サーバ装置の制御部が、前記検出過程にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された内容を前記サーバ装置の通信部が前記移動通信装置へ送信する特定過程と、前記特定過程にて特定された前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記移動通信装置の制御部が、前記サーバ装置に対して、当該情報を前記移動通信装置へ送信することを要求する要求過程と、前記サーバ装置の通信部が、前記要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、前記サーバ装置の制御部が、前記サーバ装置の記憶部から当該情報を削除する送信過程と、前記特定過程にて特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に、前記移動通信装置の通信部が、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、前記移動通信装置の制御部が、前記移動通信装置の記憶部から当該情報を削除する削除過程とを有することを特徴とする情報配置方法を提供する。
【0011】
請求項9に係る発明は、情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置とサーバ装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置の制御部が設定する条件設定過程と、前記移動通信装置の制御部が、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出過程と、前記移動通信装置の制御部が、前記検出過程にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定する特定過程と、前記特定過程にて特定された前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記移動通信装置の制御部が、前記サーバ装置に対して、当該情報を前記移動通信装置へ送信することを要求する要求過程と、前記サーバ装置の通信部が、前記要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、前記サーバ装置の制御部が、前記サーバ装置の記憶部から当該情報を削除する送信過程と、前記特定過程にて特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に、前記移動通信装置の通信部が、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、前記移動通信装置の制御部が、前記移動通信装置の記憶部から当該情報を削除する削除過程とを有することを特徴とする情報配置方法を提供する。
【0012】
請求項10に係る発明は、情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置と自装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置から受信する条件設定手段と、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、前記検出手段にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および自装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された当該移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する要求候補識別子、および特定された当該自装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する退避候補識別子を、前記移動通信装置へ送信する特定手段と、前記特定手段によって送信された退避候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に当該移動通信装置の通信部から送信されてくる当該情報を受信し、記憶部に記憶させる記憶制御手段と、前記特定手段によって送信された要求候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に当該移動通信装置から送信されてくる要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する送信手段とを有することを特徴とするサーバ装置を提供する。
【0013】
請求項11に係る発明は、情報に対して、通信網を介して通信可能なサーバ装置と自装置のいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を設定する条件設定手段と、自装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された状況と前記条件とにもとづいて自装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された自装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記サーバ装置に対して、当該情報を自装置へ送信することを要求する要求手段と、前記特定手段によって特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されている場合に、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する削除手段とを有することを特徴とする移動通信装置を提供する。
【0014】
請求項12に係る発明は、コンピュータを、情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置と自装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置から受信する条件設定手段と、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、前記検出手段にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および自装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された当該移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する要求候補識別子、および特定された当該自装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する退避候補識別子を、前記移動通信装置へ送信する特定手段と、前記特定手段によって送信された退避候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に当該移動通信装置の通信部から送信されてくる当該情報を受信し、記憶部に記憶させる記憶制御手段と、前記特定手段によって送信された要求候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に当該移動通信装置から送信されてくる要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する送信手段として機能させるためのプログラムを提供する。
【0015】
請求項13に係る発明は、コンピュータを、情報に対して、通信網を介して通信可能なサーバ装置と自装置のいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を設定する条件設定手段と、自装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された状況と前記条件とにもとづいて自装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された自装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記サーバ装置に対して、当該情報を自装置へ送信することを要求する要求手段と、前記特定手段によって特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されている場合に、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する削除手段として機能させるためのプログラムを提供する。
また、請求項15に係る発明は、移動通信装置とサーバ装置とを備え、前記移動通信装置は、情報に対して、通信網を介して通信可能なサーバ装置と自装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況を示す条件を設定し、当該条件を前記サーバ装置に送信する条件設定手段と、前記サーバ装置にて特定された自装置の記憶部に記憶されるべき情報が当該自装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記サーバ装置に対して、当該情報を自装置へ送信することを要求する要求手段と、前記サーバ装置にて特定された当該サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されている場合に、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する削除手段とを備え、前記サーバ装置は、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、前記移動通信装置の前記条件設定手段によって送信された条件を受信し、前記検出手段によって検出された状況と当該条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および自装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された内容を前記移動通信装置へ送信する特定手段と、前記移動通信装置の前記要求手段によって要求された情報を前記移動通信装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する送信手段とを備えることを特徴とする通信システムを提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲は係る実施形態に限定されるものではなく、係る実施形態に周知技術を適用して得られる、特許請求の範囲に記載された範囲内の任意の態様を含む。
【0018】
[第1実施形態]
(1)全体構成
図1は本発明の第1実施形態に係る通信システムの全体構成を示す図である。詳細は後述するが、この図に示す通信システムは、移動通信端末11と、移動通信端末11に通信サービスを提供する移動パケット通信網12と、移動パケット通信網に接続されたサーバ装置13と、インターネット14と、インターネット14を介して移動パケット通信網12に接続されたWWWサーバ15とを有し、予め設定されたコンテンツ記憶条件が満たされたときに、移動通信端末11が記憶している情報の一部と、サーバ装置13が記憶している情報の一部とを入れ替えるものである。
なお、この図においては、図面および説明が繁雑になることを避けるために1つの移動通信端末11が例示されているが、本システムは、実際には複数の移動通信端末11を包含している。これと同様に、本システムは、実際には、複数のWWWサーバ15を包含している。
また移動通信端末11は携帯電話機能を有し、移動通信網経由で音声通話を行うことが可能であるが、音声通話に係る部分は本発明と直接関係しないことから、本実施形態においては、音声通話に係る説明および図示を省略する。
以下では、図3から図13を参考にしながら、移動通信端末11、サーバ装置13の構成および機能と、移動パケット通信網12を介して移動通信端末11とサーバ装置13との間で送受信される通信メッセージについて説明する。
【0019】
(2)移動通信端末11の構成および機能
図3は移動通信端末11の構成例を示すブロック図であり、この図に示されるように、移動通信端末11は、CPU31と、このCPU31に接続された無線通信部32、操作部33、表示部34、揮発性メモリ35、不揮発性メモリ36および時計部37とを有する。
【0020】
無線通信部32は、アンテナ等を含んだ通信インターフェースであり、CPU31から供給された情報を移動パケット通信網12へ送出するとともに、移動パケット通信網12を介して受信した情報をCPU31へ渡す。また、操作部33は、ユーザーに操作される操作子(テンキーやカーソル等)を備え、操作子の操作内容を示す情報をCPU31へ渡す。また、表示部34は、例えば液晶ディスプレイであり、CPU31から供給される画像情報に応じた画像を表示する。また、時計部37は、CPU31からの要求に応じて、現在時刻をCPU31へ渡すものである。
【0021】
不揮発性メモリ36は、例えばデータを書き換え不能に記憶するROM(Read Only Memory)361と、データを書き換え可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)362とを有する。ROM361は、オペレーティングシステム(以下「OS」という)と、ブラウザと、後述する条件設定処理を行うための条件設定プログラムと、サービス要求処理を行うためのサービス要求処理プログラム等のソフトウェアとを記憶している。
【0022】
CPU31は、移動通信端末11の電源(図示略)が投入されると、ROM361からOSを読み出して実行する。OSを実行した状態のCPU31は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ35をワークエリアとして使用すること、移動通信端末11の各部を制御すること、およびユーザーによる操作部33の操作内容に応じたプログラム(ブラウザや条件設定プログラム等)をROM361から読み出して実行することができる。また、OSを実行中のCPU31は即座にサービス要求プログラムを実行する。なお、OSを実行中のCPU31は複数のプログラムを並列に実行することができる。
【0023】
また、ブラウザを実行中のCPU31は、ユーザーによる操作部33の操作内容に従って無線通信部32を制御し、ユーザーが所望するコンテンツをWWWサーバ15からダウンロードし、EEPROM362に記憶させることができる。EEPROM362は、コンテンツやユーザーにより設定された情報等とを記憶するためのものである。ブラウザを実行中のCPU31は、他にも様々な機能を備えるが、それらの機能はブラウザを搭載した一般的な移動通信端末において実現されている機能であることから、本実施形態における説明においては、本発明と直接的に関連しない機能についての説明は省略する。
【0024】
(2−1)条件設定処理
図4は、条件設定プログラムを実行中のCPU31により実行される条件設定処理の流れを示すフローチャートである。この図に示されるように、条件設定処理では、CPU31は、EEPROM362に記憶されているコンテンツ記憶条件情報を読み出して、揮発性メモリ35に一時記憶させるとともに表示部34を制御し、揮発性メモリ35に一時記憶させたコンテンツ記憶条件情報にもとづいて条件設定画面を表示させる(ステップSA1)。この画面を視認したユーザーが、操作部33を操作することにより、何らかの入力を行うと、CPU31は操作部33を介してユーザーの操作内容を受け取る(ステップSA2)。
【0025】
なお、コンテンツ記憶条件は、ユーザーが自動的な入れ替えを望むコンテンツ毎に定められるものであり、コンテンツが移動通信端末11に記憶されているべき状況を、コンテンツが移動通信端末11に記憶されているべき時間帯(以下「保持時間帯」という)と、コンテンツが移動通信端末11に記憶されているべき移動通信端末11の位置範囲(以下「保持位置」という)とのAND条件で規定している。
このコンテンツ記憶条件を示す情報が、コンテンツ記憶条件情報であり、図5に示されるように、ユーザーが自動的な入れ替えを所望するコンテンツ毎に、コンテンツを識別するための識別子(以下「CID」という)と、コンテンツ取得時に用いたURLと、保持時間帯の開始時刻および終了時刻と、保持位置とを示す情報を有している。
【0026】
次に、CPU31は、ユーザーの操作内容の判定をする(ステップSA3)。すなわち、ユーザーの操作内容が設定ボタンB1の押下(以下「設定操作」という)であるか、キャンセルボタンB2の押下(以下「キャンセル操作」という)であるか、設定操作またはキャンセル操作以外の操作(以下「その他操作」という)であるかを判定する。
【0027】
ユーザーの操作内容が、その他操作であった場合には、CPU31は、ユーザーの操作内容で揮発性メモリ35に記憶してあるコンテンツ記憶条件情報を更新して、当該更新後のコンテンツ記憶条件情報にもとづいて条件設定画面を再表示(ステップSA1)させ、再度ユーザーからの入力操作を待ち受ける。
ユーザーの操作内容が、設定操作であった場合には、CPU31は、揮発性メモリ35に記憶してあるコンテンツ記憶条件情報で、EEPROM362に記憶されているコンテンツ記憶条件情報を上書き更新(ステップSA4)して、条件設定処理を終了する。
ユーザーの操作内容が、キャンセル操作であった場合には、CPU31は、上記の上書き更新を行わずに条件設定処理を終了する。
【0028】
(2−2)サービス要求処理
図6は、サービス要求プログラムを実行中のCPU31により実行されるサービス要求処理の流れを示すフローチャートであり、この図を参照して、サービス要求処理について説明する。なお、以下の説明において、当該移動通信端末のEEPROM362は、コンテンツを複数個記憶している他に、これらコンテンツを識別するためのCIDを格納した配列(以下、「記憶CIDリスト」とする)と、前回コンテンツ入れ替えを行った時刻(以下、「前回判定時刻」とする)と、前回コンテンツ入れ替えを行った位置(以下、「前回判定位置」とする)とを記憶しているものとする。
【0029】
この図に示されるように、CPU31は、まず、移動通信端末11がおかれている状況を検出するため、後述する現在状況取得処理を行い、現在時刻と、現在位置とを取得する(ステップSB1)。
【0030】
次にCPU31は、ステップSB1で取得した現在時刻と前回判定時刻とを、ステップSB1で取得した現在位置と前回判定位置とを比較して、状況が変化したか否かの判定を行う(ステップSB2)。
すなわち、CPU31は、現在時刻と前回判定時刻とが等しく、かつ、現在位置と前回判定位置とが等しい場合には、状況は変化していないと判定し、現在時刻と前回判定時刻とが異なるか、または、現在位置と前回判定位置とが異なる場合には、状況は変化したと判定する。
【0031】
状況が変化していない場合には、後述する当該移動通信端末の電源切断操作判定(ステップSB10)を行い、切断操作が行われていない場合には、ステップSB1以降の処理を繰り返す。逆に、状況が変化した場合には、CPU31は、移動通信端末11とサーバ装置13との間で移動するコンテンツの候補を特定するために、後述する移動候補抽出処理を行い、要求候補と、退避候補とを作成する(ステップSB3)。なお、要求候補とは、サーバ装置13から移動通信端末11へ移動するべきであるコンテンツのCIDを格納した配列であり、退避候補とは、移動通信端末11からサーバ装置13へ移動するべきであるコンテンツのCIDを格納した配列である。
【0032】
次に、CPU31は、記憶CIDリストと、ステップSB3で取得した要求候補と、退避候補とを比較して実際に移動するコンテンツを決定するため、後述する移動情報決定処理を行い、要求CIDリストと、退避CIDリストとを作成する(ステップSB4)。なお、要求CIDリストとは、サーバ装置13から移動通信端末11へ実際に移動するコンテンツのCIDを格納した配列であり、退避CIDリストとは、移動通信端末11からサーバ装置13へ実際に移動するコンテンツのCIDを格納した配列である。
【0033】
次に、CPU31は、ステップSB4で作成した要求CIDリストおよび退避CIDリストに格納されているCIDの個数にもとづいて、入れ替えが必要であるか否かの判定を行う(ステップSB5)。すなわち、要求CIDが0個かつ退避CIDが0個の場合には、入れ替えは不要と判定し、要求CIDまたは退避CIDが1個以上ある場合には、入れ替えは必要と判定する。
【0034】
入れ替えが不要である場合には、CPU31は、後述する当該移動通信端末の電源切断操作判定(ステップSB10)を行い、切断操作が行われていない場合には、ステップSB1以降の処理を繰り返す。逆に、入れ替えが必要である場合には、CPU31は、要求CIDリストに格納されているCIDと、退避CIDリストに格納されているCIDとを、後述するサービス要求メッセージ21に設定して、当該メッセージをサーバ装置13へ送信する(ステップSB6)。
【0035】
次に、CPU31は、退避CIDリストに登録されているCIDに対応するコンテンツをEEPROM362から削除し、対応するCIDをEEPROM362に記憶されている記憶CIDリストから削除する(ステップSB7)。そして、CPU31は、後述するコンテンツ配信メッセージ22を受信し、当該メッセージを解析して、配信CIDおよび配信コンテンツを取得(ステップSB8)し、配信コンテンツをEEPROM362に記憶し、対応する配信CIDをEEPROM362に記憶されている記憶CIDリストに登録する(ステップSB9)。次に、CPU31は、ユーザーにより、操作部33の電源ボタン(図示略)を押下し続ける等の当該移動通信端末の電源(図示略)を切断する操作が行われたか否かの判定を行い(ステップSB10)、切断操作が行われていない場合には、ステップSB1以降の処理を繰り返し、切断操作が行われた場合にはサービス要求処理を終了する。
【0036】
(2−2−1)現在状況取得処理
図7は、サービス要求プログラムを実行中のCPU31により実行される現在状況取得処理の流れを示すフローチャートである。この図に示されるように、現在状況取得処理では、CPU31は、まず、移動パケット通信網12から位置登録情報の報知があったか否かの判定を行い(ステップSC1)、報知があった場合には当該報知された位置登録情報を現在位置として取得し(ステップSC2)、報知がなかった場合には、前回判定位置を現在位置として取得する(ステップSC3)。
【0037】
次に、CPU31は、時計部37を用いて、所定の時間が経過したか否かの判定を行い(ステップSC4)、所定の時間が経過した場合には、時計部37から現在時刻を取得して現在状況取得処理を終了し、所定の時間が経過していない場合には、前回判定時刻を現在時刻として取得し、現在状況取得処理を終了する。
【0038】
(2−2−2)候補抽出処理
図8は、サービス要求プログラムを実行中のCPU31により実行される候補抽出処理の流れを示すフローチャートである。この図に示されるように、候補抽出処理では、CPU31は、まず、判定CIDに1を設定する(ステップSD1)。次に、CPU31は、判定CIDと一致するCIDを有するコンテンツ記憶条件情報をEEPROM362から取得する(ステップSD2)。
【0039】
次に、CPU31は、ステップSD2で取得したコンテンツ記憶条件情報で示されるコンテンツ記憶条件が保持時間帯を規定しているか否かの判定を行う(ステップSD3)。
コンテンツ記憶条件が保持時間帯を規定している場合には、CPU31は、先に取得した現在時刻が当該保持時間帯に含まれるか否かの判定を行い(ステップSD4)、現在時刻が当該保持時間帯に含まれる場合には当該判定CIDを要求候補に登録し(ステップSD5)、現在時刻が当該保持時間帯に含まれない場合には当該判定CIDを退避候補に登録する(ステップSD6)。なお、コンテンツ記憶条件が保持時間帯を規定していない場合には、CPU31はステップSD7の処理を行う。
【0040】
ステップSD6に後続するステップSD7では、CPU31は、先に取得したコンテンツ記憶条件情報で示されるコンテンツ記憶条件が保持位置を規定しているか否かを判定する。コンテンツ記憶条件が保持位置を規定している場合には、CPU31は、先に取得した現在位置が当該保持位置に一致するか否かの判定を行い(ステップSD8)、現在位置が当該保持位置に一致する場合には当該判定CIDを要求候補に登録し(ステップSD5)、現在位置が当該保持位置に一致しない場合には当該判定CIDを退避候補に登録する(ステップSD10)。なお、保持位置が設定されてない場合には、CPU31はステップSD11の処理を行う。
【0041】
ステップSD10に後続するステップSD11では、CPU31は、全てのコンテンツ記憶条件情報について、現在時刻および現在位置との比較を終了したか否かの判定を行い(ステップSD11)、比較を終了していない場合には判定CIDに1を加算(ステップSD12)してステップSD2へ戻り、比較を終了した場合には候補抽出処理を終了する。
【0042】
(2−2−3)移動情報決定処理
図9は、サービス要求プログラムを実行中のCPU31により実行される移動情報決定処理の流れを示すフローチャートである。この図に示されるように、移動情報決定処理では、CPU31は、まず、候補抽出処理で取得した要求候補に格納されたCIDのうち最小のものを判定CIDに設定する(ステップSE1)。次に、CPU31は、当該判定CIDが、EEPROM362に記憶されている記憶CIDリストに登録されているか否かの判定を行い(ステップSE2)、登録されていない場合にのみ当該判定CIDを要求CIDリストに登録する(ステップSE3)。
【0043】
次に、CPU31は、上述のステップSE2の処理を要求候補に格納されている全部のCIDについて完了したか否かの判定を行い(ステップSE4)、完了していない場合には、要求候補に格納されているCIDのうち未判定であり、かつ、最小のものを判定CIDに設定し(ステップSE5)、ステップSE2以降の処理を繰り返す。逆に、完了した場合には、CPU31は、先に取得した退避候補に格納されたCIDのうち最小のものを判定CIDに設定する(ステップSE6)。
【0044】
ステップSE6に後続するステップSE7では、CPU31は、当該判定CIDが、EEPROM362に記憶されている記憶CIDリストに登録されているか否かの判定を行う(ステップSE7)。ここで、CPU31は、登録されている場合にのみ当該判定CIDを退避CIDリストに登録する(ステップSE8)
【0045】
次に、CPU31は、候補抽出処理で取得した退避候補に格納されている全部のCIDに対して、上述のステップSE7の処理を完了したか否かの判定を行い(ステップSE9)、完了していない場合には、退避候補に格納されているCIDのうち未判定であり、かつ、最小のものを判定CIDに設定し(ステップSE10)、ステップSE7以降の処理を繰り返す。逆に、完了した場合には、CPU31は移動情報決定処理を終了する。
【0046】
(3)通信メッセージの構成
本実施形態の通信システムにおいて、図2に示した通信メッセージシーケンスにもとづいて、移動パケット通信網12を介して、移動通信端末11とサーバ装置13間で送受信されるサービス要求メッセージ21とコンテンツ配信メッセージ22の構成について説明する。なお、両メッセージとも、例えばTCP/IP等の通信プロトコルに準拠したメッセージ形式で送信されるものであるが、説明が繁雑になることを避けるため、通信プロトコル準拠部分は省略し、本実施形態に直接関係のある部分のみ説明する。
【0047】
(3−1)サービス要求メッセージ
図10は、移動通信端末11からサーバ装置13へ送信するサービス要求メッセージ21のメッセージフォーマットの一例である。
当該メッセージは、固定長データであるUID101と、可変長データである要求情報102と、可変長データである退避情報103とを有している。なお、この図において、SP1は各データを区切るための第一のセパレート文字である。要求情報102は、サーバ装置13から移動通信端末11へ移動するコンテンツの個数分だけ、要求CID1021と、取得元URL1022の組を有している。なお、SP2は、要求情報102内部の各データを区切るためのSP1とは異なる第二のセパレート文字である。退避情報103は、移動通信端末11からサーバ装置13へ移動するコンテンツの個数分だけ、退避CID1031と、退避コンテンツ1032とを有している。また、これらのデータは、上述のSP2により区切られている。
【0048】
(3−2)コンテンツ配信メッセージ
図11は、サーバ装置13から移動通信端末11へ送信するコンテンツ配信メッセージ22のメッセージフォーマットの一例である。
当該メッセージは、固定長データであるUID111と、可変長データである配信情報112とを有している。この図に示されるように、これらのデータは、サービス要求メッセージ21と略同一に、セパレート文字SP1によって区切られている。配信情報112は、サーバ装置13から配信するコンテンツの個数分だけ、配信CID1121と、配信コンテンツ1122との組を有している。この図に示されるように、これらのデータは、サービス要求メッセージ21と略同一に、セパレート文字SP2によって区切られている。
【0049】
(4)サーバ装置13の構成および機能
図12はサーバ装置13の構成例を示すブロック図であり、この図に示されるように、サーバ装置13は、CPU121と、通信部122と、記憶装置123と、不揮発性メモリ124と、揮発性メモリ125と、補助記憶装置126と、各要素間におけるデータの授受を仲介するバス127とを有する。
通信部122は、移動パケット通信網12との通信を行うための通信インターフェースであり、CPU121から供給された情報を移動パケット通信網12へ送出するとともに、移動パケット通信網12を介して受信した情報をCPU121へ渡す。
記憶装置123は、例えば情報の読み出しおよび書き込みが可能なハードディスクドライブであり、OSおよび以下に詳述するサービス提供プログラム等の当該サーバ装置の機能を実現するためのソフトウェアと、ユーザーのコンテンツ等を記憶するためのものである。なお、OSは、当該サーバ装置が起動した時に後述するIL(Initial Loader)によって最初に読み込まれる領域であるMBR(Master Boot Record)に記憶されている。
不揮発性メモリ124は、例えばROMであり、当該サーバ装置の電源が投入されたときに、記憶装置123のMBRに記憶されているプログラムを読み出して実行する機能を有するプログラムであるILを記憶している。また、揮発性メモリ125は、例えばRAMであり、CPU121のワークエリアとして機能する。補助記憶装置126は、例えばCD−ROMドライブであり、CD−ROM等の当該装置が読み取り可能な記録媒体から情報を読み取り、CPU121へ渡す機能を有する。
CPU121は、サーバ装置13の電源(図示略)が投入されると、まず、不揮発性メモリ124からILを読み出して実行する。ILを実行した状態のCPU121は、記憶装置123のMBRからOSを読み出して実行する。また、OSを実行した状態のCPU121は、即座にサービス提供プログラムを実行する。なお、OSを実行中のCPU121は複数のプログラムを並列に実行することができる。
【0050】
(4−1)サービス提供処理
図13は、サービス提供プログラムを実行中のCPU121により、実行されるサービス提供処理の流れを示すフローチャートである。この図に示されるように、サービス提供処理では、CPU121は、まず、通信部122を介してサービス要求メッセージ21を受信したか否かの判定を行い(ステップSF1)、受信した場合には、当該メッセージを解析して、UID、要求情報、退避情報の各情報を取得する(ステップSF2)。逆に、受信していない場合には、CPU121は、後述する当該サーバ装置の電源切断操作判定(ステップSF9)を行い、切断操作が行われていない場合には、ステップSF1以降の処理を繰り返す。
【0051】
ステップSF2に後続するステップSF3では、CPU121は、先に取得したUIDと、退避CIDと、退避コンテンツとを対応付けて記憶装置123に記憶させる。この記憶処理は、退避情報に設定されている退避CIDと退避コンテンツの組数分だけ行われる。
【0052】
次に、CPU121は、要求コンテンツを取得するため、ステップSF2で取得したUIDと要求CIDとを検索キーとして記憶装置123内を検索し同一のキー値を有するデータが記憶装置123に記憶されているか否かの判定を行う(ステップSF4)。この判定処理は、要求情報に設定されている要求CIDの件数分だけ行われる。
【0053】
CPU121は、上記キー値を有するデータが記憶装置123に記憶されている場合には、当該データを記憶装置123から読み出して要求コンテンツを取得し(ステップSF5)、記憶されていない場合には、インターネット14を介して、先に取得した取得元URLで指定されたWWWサーバ15から当該コンテンツをダウンロードすることで要求コンテンツを取得し、記憶装置123に記憶させる(ステップSF6)。なお、当該ダウンロード処理に関しては、一般的なダウンロード処理と異なるところがないので、詳細は省略する。
【0054】
次に、CPU121は、ステップSF2で取得したUIDをコンテンツ配信メッセージ22のUID111に設定し、ステップSF2で取得した要求CIDを当該メッセージの配信情報112の配信CID1121へ設定し、ステップSF5またはステップSF6のいずれかの処理で取得した要求コンテンツを、当該メッセージの配信情報112の配信コンテンツ1122に設定し、当該メッセージを通信部122を介して移動通信端末11へ送信する(ステップSF7)。
次に、CPU121は、先に送信した配信コンテンツを記憶装置123から削除する(ステップSF8)。
【0055】
次に、CPU121は、当該サーバ装置の管理者により、当該サーバ装置の電源(図示略)を切断する操作が行われたか否かの判定を行い(ステップSF9)、切断操作が行われていない場合にはステップSF1以降の処理を繰り返すし、逆に、切断操作が行われた場合にはサービス提供処理を終了する。
【0056】
(5)動作例
(5−1)条件設定動作例
上述の移動通信端末11に、以下の3件のコンテンツ記憶条件を新規に設定する条件設定動作例について説明する。ただし、以下の説明において、第一のコンテンツ記憶条件は、現在時刻が午前8時から午後5時の間の時刻であり、かつ、移動通信端末11の現在位置がX市である場合には、取得元URLがaaa.co.jp/A.htmlであるコンテンツAを移動通信端末11に記憶することを規定しているものとする。また、第二のコンテンツ記憶条件は、現在時刻が午前9時から午後5時の間の時刻であり、かつ、移動通信端末11の現在位置がY市である場合には、取得元URLがbbb.co.jp/B.htmlであるコンテンツBを移動通信端末11に記憶することを規定しているものとする。さらに、第三のコンテンツ記憶条件は、現在時刻が午後1時から午後5時の間の時刻であり、かつ、移動通信端末11の現在位置がY市にある場合には、取得元URLがccc.co.jp/C.htmlであるコンテンツCを移動通信端末11に記憶することを規定しているものとする。
【0057】
ユーザーが移動通信端末11の操作部33を操作することにより、移動通信端末11に条件設定処理の開始を指示すると、移動通信端末11は、上述の条件設定プログラムをROM361から読み出して実行し、表示部34に条件設定画面を表示する(図5参照)。なお、本動作例では、当該移動通信端末のEEPROM362には、コンテンツ記憶条件情報が記憶されていなかったので、表示部34には、図5に示すような空白の画面が表示される。
【0058】
条件設定画面を視認したユーザーが、第一のコンテンツ記憶条件を示す情報として取得元URLにaaa.co.jp/A.htmlを、開始時刻に8:00を、終了時刻に17:00を、位置にX市を、CIDに1を操作部33の操作子を用いて入力すると、移動通信端末11は、操作部33を介して、これらの情報を受け取り、揮発性メモリ35に記憶し、揮発性メモリ35に記憶した情報にもとづいて条件設定画面を表示部34に再表示する。以下、移動通信端末11は、ユーザーにより入力された第二のコンテンツ記憶条件を示す情報と、第三のコンテンツ記憶条件を示す情報とを操作部33を介して受け取り、これらの情報を揮発性メモリ35に記憶し、揮発性メモリ35に記憶した情報にもとづいて条件設定画面を表示部34に再表示する。なお、第二のコンテンツ記憶条件で特定されるコンテンツには、CIDとして2が、第三のコンテンツ記憶条件で特定されるコンテンツにはCIDとして3がユーザーにより入力されたものとする。
【0059】
この時点で、移動通信端末11は、表示部34に、図14に示す画面を表示している。ここで、ユーザーが設定操作を行うと、移動通信端末11は、ユーザーの操作の内容を操作部33を介して受け取り、揮発性メモリ35に記憶している情報をEEPROM362に記憶して条件設定プログラムを終了する。
以上の動作により、移動通信端末11のEEPROM362には、図14に示される3件のコンテンツ記憶条件に対応する情報が記憶される。
【0060】
(5−2)コンテンツ入れ替え動作例
移動通信端末11とサーバ装置13とを用いて、コンテンツ入れ替えを行う動作例を説明する。ただし、コンテンツ記憶条件として上述の条件設定動作例で説明した3件の条件(図14参照)を示す情報が移動通信端末11のEEPROM362に既に記憶されているものとする。
また、移動通信端末11は、初期状態として当該移動通信端末のUIDである0001と、コンテンツBと、コンテンツCと、当該コンテンツに対応するCIDである2および3とをEEPROM362に既に記憶しているものとし、サーバ装置13は、初期状態としてコンテンツAと、当該コンテンツに対応するCIDである1と、移動通信端末11のUIDである0001とを記憶装置123に既に記憶しているものとする(図15参照)。
以下では、上述の初期状態を前提として、サーバ装置13は、上述したサービス提供プログラムを既に起動しており、一方、移動通信端末11は、午前9時にユーザーの自宅(X市)にて、ユーザーにより電源を入れられ、その後ユーザーの出勤に伴い、午前10時にユーザーの勤務先(Y市)へ移動するというシナリオにもとづいて、コンテンツ入れ替え動作例を説明する。
【0061】
午前9時にユーザーが移動通信端末11の電源を入れると、移動通信端末11は、まず、ROM361からOSを読み出して実行し、さらに、サービス要求プログラムをROM361から読み出して起動する。
当該プログラムが起動されると、移動通信端末11は、まず、現在時刻および現在位置を検出し、取得した現在時刻(午前9時)と、現在位置(X市)とを、図14のコンテンツ記憶条件情報の保持時間帯および保持位置と比較し、現在時刻(午前9時)かつ現在位置(X市)では、コンテンツAは、自装置のEEPROM362に記憶されているべきであることと、コンテンツBおよびコンテンツCは、サーバ装置13の記憶装置123に記憶されているべきであることとを検出して、コンテンツ入れ替えが必要であると判定する。
【0062】
コンテンツ入れ替えを実行するために、移動通信端末11は、上述したサービス要求メッセージ21のUID101に0001を、要求情報102の要求CID1021に1を、取得元URL1022にaaa.co.jp/A.htmlを、退避情報103の第一の退避CID1031に2を、第一の退避コンテンツ1032にコンテンツBを、第二の退避CID1031に3を、第二の退避コンテンツ1032にコンテンツCを設定する。このメッセージは移動通信端末11からサーバ装置13へ送信される。さらに、移動通信端末11は、当該メッセージ送信後、コンテンツBと、コンテンツCと、対応するCIDとをEEPROM362から削除する。
【0063】
一方、サーバ装置13は、上述のサービス提供プログラムを既に起動しており、サービス要求メッセージ21を受信すると、当該メッセージを解析して、移動通信端末11のUIDおよび要求情報(コンテンツAのCIDと取得元URL)と、退避情報(コンテンツBとコンテンツC)とを取得する。サーバ装置13は、まず、コンテンツBと、コンテンツCとを記憶装置123に記憶させ、記憶装置123からコンテンツAを読み出す。次に、サーバ装置13は、コンテンツ配信メッセージ22のUID111に0001を、配信情報112の配信CID1121に1を、配信コンテンツ1122にコンテンツAを設定し、このメッセージを移動通信端末11へ送信する。さらに、サーバ装置13は、当該メッセージ送信後、記憶装置123からコンテンツAを削除する。
【0064】
移動通信端末11は、上述のコンテンツ配信メッセージ22を受信すると、当該メッセージを解析して、配信CIDである1と、配信コンテンツであるコンテンツAとを取得し、EEPROM362に記憶する。
以上の動作の完了後には、図16に示すように移動通信端末11は、EEPROM362にコンテンツAを記憶している状態になり、サーバ装置13は記憶装置123にコンテンツBと、コンテンツCとを記憶している状態になる。
【0065】
その後、ユーザーの出勤に伴い、移動通信端末11が午前10時に勤務先(Y市)に移動すると、移動通信端末11は、現在時刻および現在位置の取得を行い、現在時刻および現在位置と、EEPROM362に記憶されているコンテンツ記憶条件情報とを比較して、現在時刻(午前10時)かつ現在位置(Y市)では、コンテンツBが、移動通信端末11のEEPROM362に記憶されているべきであること、コンテンツAと、コンテンツCとはサーバ装置13の記憶装置123に記憶されているべきであることを検出し、コンテンツ入れ替えが必要であると判定する。
【0066】
以降、コンテンツ入れ替えを実行するために、移動通信端末11は、午前9時における移動通信端末11の動作と略同一の動作を行う。すなわち、移動通信端末11は、サービス要求メッセージ21の要求情報102にコンテンツBに関する情報を、退避情報103にコンテンツAに関する情報を設定してサーバ装置13に送信し、コンテンツAと、対応するCIDとをEEPROM362から削除する。
【0067】
一方、サーバ装置13は、サービス要求メッセージ21を受信すると、午前9時におけるサーバ装置13の動作と略同一の動作を行う。すなわち、サーバ装置13は、当該メッセージを解析して、コンテンツAを記憶装置123へ記憶し、コンテンツBに関する情報をコンテンツ配信メッセージ22に設定して移動通信端末11へ送信するとともに、コンテンツBを記憶装置123から削除する。
【0068】
移動通信端末11は、上述のコンテンツ配信メッセージ22を受信すると、当該メッセージを解析して、配信CIDである2と、配信コンテンツであるコンテンツBとをEEPROM362に記憶する。
以上の動作の完了後には、図17に示すように移動通信端末11はEEPROM362にコンテンツBを記憶している状態になり、サーバ装置13は記憶装置123にコンテンツAとコンテンツCとを記憶している状態になる。
【0069】
(6)実施形態の効果
以上に説明したように、本実施形態によれば、移動通信端末11が、当該移動通信端末のユーザーがおかれている状況と予め各コンテンツに対して設定された条件とにもとづいて各コンテンツを記憶すべき装置を特定し、当該コンテンツが移動通信端末11およびサーバ装置13のいずれか一方のみに、すなわち排他的に記憶される。
【0070】
[第2実施形態]
(1)全体構成
図18は本発明の第2実施形態に係る通信システムの全体構成を示す図である。この図に示す通信システムが図1に示す通信システムと異なる点は、移動通信端末11に代えて移動通信端末181を設けた点と、サーバ装置13に代えてサーバ装置183を設けた点である。他の部分については第1実施形態と略同一であることから、以降、これらの相違点についてのみ説明する。
【0071】
この図に示す通信システムは、詳細は後述するが、第1実施形態と異なり、サーバ装置183で、移動通信端末181の置かれる現在状況の把握と、この現在状況とユーザーが予め設定したコンテンツ記憶条件とを比較してコンテンツ入れ替えが必要であるかの判定とを行うことにより、移動通信端末181の有する情報の一部と、サーバ装置183の有する情報の一部とを入れ替える。
以下、図18から図25を参考にしながら、移動通信端末181、サーバ装置183の構成および機能と、移動パケット通信網12を介して移動通信端末181とサーバ装置183との間で送受信される通信メッセージとについて説明する。
【0072】
(2)移動通信端末181の構成および機能
移動通信端末181のハードウェア構成は、移動通信端末11と略同一である(図3参照)。また、ROM361に格納してあるソフトウェアのうち、OSおよびブラウザに関しては、移動通信端末11が有するOSおよびブラウザと略同一であるが、条件設定プログラムおよびサービス要求プログラムは、移動通信端末11が有するプログラムと異なっている。以降これらの相違点についてのみ説明する。
【0073】
(2−1)条件設定処理
本実施形態では、第1実施形態の場合と異なり、コンテンツ記憶条件情報は、移動通信端末181のEEPROM362に記憶されているのみならず、サーバ装置183にも記憶されている。このため、ユーザーがコンテンツ記憶条件の更新操作を行った場合には、移動通信端末181は、EEPROM362に記憶されているコンテンツ記憶条件情報の更新を行うことに加えて、更新後のコンテンツ記憶条件情報をサーバ装置183へ送信する必要がある。
【0074】
図20は、条件設定プログラムを実行中のCPU31により実行される条件設定処理の流れを示すフローチャートである。この図に示されるように、条件設定処理では、CPU31は、第1実施形態の場合と略同一に、EEPROM362に記憶されているコンテンツ記憶条件情報を読み出して、揮発性メモリ35に一時記憶させるとともに表示部34を制御し、揮発性メモリ35に一時記憶させたコンテンツ記憶条件情報にもとづいて条件設定画面を表示させる(ステップSG1)。なお、この条件設定画面の画面レイアウトは移動通信端末11の場合と略同一である(図5参照)。
【0075】
この画面を視認したユーザーが、操作部33を操作することにより、設定操作、キャンセル操作、その他操作の各操作を行うことができることは、移動通信端末11と略同一である。また、ユーザーが、何らかの操作を行うと、CPU31は操作部33を介してユーザーの操作内容を受け取り(ステップSG2)、CPU31がユーザーの操作内容の判定を行う(ステップSG3)ことも、移動通信端末11の場合と略同一である。
ユーザーの操作内容が、その他の操作またはキャンセル操作であった場合には、移動通信端末11の場合と略同一の処理を行う。
ユーザーの操作内容が、設定操作であった場合には、CPU31は、揮発性メモリ35に記憶してあるコンテンツ記憶条件情報をEEPROM362に記憶(ステップSG4)し、さらに、後述する条件設定メッセージ191に当該コンテンツ記憶条件情報を設定してサーバ装置183へ送信(ステップSG5)して、条件設定処理を終了する。
【0076】
(2−2)サービス要求処理
図21は、サービス要求プログラムを実行中のCPU31により実行されるサービス要求処理の流れを示すフローチャートであり、この図を参照してサービス要求処理について説明する。
この図に示されるように、まず、CPU31は、無線通信部32を介してサーバ装置183から送信されたサービス通知メッセージ192を受信したか否かの判定を行い(ステップSH1)、受信していない場合には、後述する当該移動通信端末の電源切断操作判定(ステップSH9)を行い、切断操作が行われていない場合には、ステップSH1以降の処理を繰り返す。逆に、受信した場合には、CPU31は、当該メッセージの解析して、要求候補と、退避候補とを取得する(ステップSH2)。
【0077】
以下、CPU31は、第1実施形態の移動通信端末11のサービス要求処理ステップSB4(図6参照)以降と略同一に、移動情報決定処理(ステップSH3)、移動要・不要判定(ステップSH4)、サービス要求メッセージ送信(ステップSH5)、退避コンテンツ削除(ステップSH6)、コンテンツ配信メッセージ受信(ステップSH7)、配信コンテンツ記憶(ステップSH8)、電源切断操作判定(ステップSH9)を行う。なお、移動情報決定処理の詳細については、第1実施形態の場合と略同一である(図9参照)。
【0078】
(3)通信メッセージの構成
本実施形態の通信システムにおいて、図19に示した通信メッセージシーケンスにもとづいて、移動通信端末181とサーバ装置183との間で送受信される条件設定メッセージ191、サービス通知メッセージ192、サービス要求メッセージ193、コンテンツ配信メッセージ194について説明する。なお、第1実施形態の場合と同様に、説明が繁雑になることを避けるため、通信プロトコル準拠部分は省略し、本実施形態に直接関係のある部分のみ説明する。
【0079】
(3−1)条件設定メッセージ
図22は、移動通信端末181からサーバ装置183へ送信する条件設定メッセージ191のメッセージフォーマの一例である。
当該メッセージは、固定長データであるUID221と、可変長データである条件情報222とを有している。これらのデータは、第1実施形態の場合と同様にセパレート文字SP1で区切られている。条件情報222は、移動通信端末181がサーバ装置183へ送信するコンテンツ記憶条件情報の個数分だけ、CID2221と、取得元URL2222と、保持時間帯2223と、保持位置2224とを有している。これらのデータは、第1実施形態の場合と同様にセパレート文字SP2で区切られている。
【0080】
(3−2)サービス通知メッセージ
図23は、サーバ装置183から移動通信端末181へ送信するサービス通知メッセージ192のメッセージフォーマの一例である。
当該メッセージは、固定長データであるUID231と、可変長データである要求候補情報232と、可変長領域である退避候補情報233とを有している。これらのデータは、セパレート文字SP1で区切られている。要求候補情報232は、後述する候補抽出処理で取得した要求候補に格納されているCIDの件数分だけ、要求CID2321を有する。なお、これらのデータは、セパレート文字SP2で区切られている。退避候補情報233は、後述する候補抽出処理で取得した退避候補に格納されているCIDの件数分だけ、退避CID2331を有する。なお、これらのデータは、セパレート文字SP2で区切られている。
【0081】
(3−3)サービス要求メッセージ
移動通信端末181からサーバ装置183へ送信するサービス要求メッセージ193のメッセージフォーマットは、第1実施形態の場合のサービス要求メッセージ21と略同一である(図8参照)。
【0082】
(3−4)コンテンツ配信メッセージ
サーバ装置183から移動通信端末181へ送信するコンテンツ配信メッセージ194のメッセージフォーマットは、第1実施形態の場合のコンテンツ配信メッセージ22と略同一である(図9参照)。
【0083】
(4)サーバ装置の構成および機能
サーバ装置183のハードウェア構成は、第1実施形態のサーバ装置13のハードウェア構成と略同一である(図10参照)。一方、記憶装置123に記憶されているソフトウェアは、OSおよびサービス提供プログラムに関しては、第1実施形態のサーバ装置13の記憶装置123に記憶されているOSおよびサービス提供プログラムと略同一であるが、これらの他に、条件記憶プログラムと、サービス通知プログラムとがあることが、サーバ装置13に記憶されているソフトウェアと異なる。
また、サーバ装置183は、コンテンツ記憶条件情報を記憶装置123に記憶している点も第1実施形態のサーバ装置13と異なっている。
CPU121は、サーバ装置183の電源(図示略)が投入されると、記憶装置123からOSを読み出して実行する。また、OSを実行した状態のCPU121は、即座に条件記憶プログラムと、サービス通知プログラムと、サービス提供プログラムとを実行する。なお、OSを実行中のCPU121は複数のプログラムを並列に実行することができる。
以下では、本実施形態のサーバ装置183と第1実施形態のサーバ装置13との相違点である条件記憶プログラムと、サービス通知プログラムとについて説明する。
【0084】
(4−1)条件記憶処理
図24は、条件記憶プログラムを実行中のCPU121により実行される条件記憶処理の流れを示すフローチャートである。この図に示されるように、条件記憶処理では、CPU121は、まず、条件設定メッセージ191を受信したか否かの判定を行い(ステップSI1)、受信した場合には、当該メッセージを解析して、移動通信端末181が送信した、UIDおよびコンテンツ記憶条件情報を取得する。逆に、受信していない場合には、後述する当該サーバ装置の電源切断操作判定(ステップSI3)を行い、切断操作が行われていない場合には、ステップSI1以降の処理を繰り返す。
【0085】
ステップSI1に後続するステップSI2では、CPU121は、ステップSJ1で取得したUIDと、コンテンツ記憶条件情報とを対応付けて記憶装置123に記憶させる。なお、ステップSI1で取得したUIDおよびCIDと、同一のUIDおよびCIDを有する情報が記憶装置123に既に記憶されている場合には、CPU121は、当該情報をステップSI1で取得したコンテンツ記憶条件情報で上書き更新し、同一のUIDおよびCIDを有する情報が、記憶装置123に記憶されていない場合には、CPU121は、ステップSI1で取得したコンテンツ記憶条件情報を新規登録する。
【0086】
ステップSI2に後続するステップSI3では、第1実施形態のサーバ装置13のステップSF9と同様に、CPU121は、当該サーバ装置の電源切断操作判定を行い、切断操作が行われていない場合にはステップSI1以降の処理を繰り返すし、切断操作が行われた場合には、条件記憶処理を終了する。
【0087】
(4−2)サービス通知処理
図25は、サービス通知プログラムを実行中のCPU121により実行されるサービス通知処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明において、当該サーバ装置の記憶装置123には、当該サーバ装置がサービスを提供する移動通信端末181のUIDと、前回判定時刻と、前回判定位置とを格納した端末情報リストが記憶されているものとする。
この図に示されるように、サービス通知処理では、CPU121は、記憶装置123の端末情報リストから、後述するステップSJ2以降の処理を行っていないUIDのうち、最小のUIDを取得し、判定UIDに設定する(ステップSJ1)。なお、端末情報リストに記憶されているすべてのUIDに対して後述するステップSJ2以降の処理を完了した場合には、再度、最小のUIDを設定して、端末情報リストに記憶されている全てのUIDに対して後述するステップSJ2以降の処理をやり直す。
次に、移動通信端末181がおかれる現在状況を取得するために、現在状況取得処理を行う(ステップSJ2)。なお、現在状況取得処理の詳細は、第1実施形態の移動通信端末11のサービス要求処理における現在状況取得処理と略同一である(図7参照)。
【0088】
ステップSJ2に後続するステップSJ3では、CPU121は、ステップSJ2で取得した現在時刻と前回判定時刻とを、ステップSJ2で取得した現在位置と前回判定位置とを比較して、状況が変化したか否かの判定を行う。なお、状況が変化したか否かの判定基準は、第1実施形態の移動通信端末11のサービス要求処理における判定基準と略同一である(図7参照)
【0089】
状況が変化していない場合には、後述する当該サーバ装置の電源切断判定(ステップSJ7)を行い、切断操作が行われていない場合には、ステップSJ1以降の処理を繰り返す。逆に、状況が変化した場合には、CPU121は、移動通信端末181とサーバ装置183との間で移動するコンテンツの候補を特定するために、候補抽出処理を行う(ステップSJ4)。なお、候補抽出処理の詳細は、第1実施形態の移動通信端末11のサービス要求処理における候補抽出処理と略同一である(図8参照)。
【0090】
ステップSJ4に後続するステップSJ5では、CPU121は、移動通信端末181に対してサービス通知を行う必要があるか否かの判定を行う。すなわち先に取得した要求候補に格納されているCIDが0個かつ退避候補に格納されているCIDが0個の場合には、CPU121は、サービス通知は不要であると判定し、要求候補または退避候補に1個以上のCIDが格納されている場合には、CPU121は、サービス通知は必要であると判定する。
【0091】
サービス通知が必要である場合には、CPU121は、判定UIDと、ステップSJ4で取得した要求候補と、退避候補とを、上述のサービス通知メッセージ192に設定して、当該メッセージを通信部122を介して判定UIDで特定される移動通信端末181へ送信する(ステップSJ6)。逆に、サービス通知が不要である場合には、CPU121は、第1実施形態におけるサーバ装置13のサービス提供処理のステップSF9と略同一に、電源切断判定(ステップSJ7)を行い、切断操作が行われていない場合には、ステップSJ1以降の処理を繰り返し、切断操作が行われた場合には、サービス通知処理を終了する。
【0092】
(5)動作例
(5−1)条件設定動作例
上述のサーバ装置183に、第1実施形態の条件設定動作例で設定した条件と同一のコンテンツ記憶条件(図14参照)を新規に設定する条件設定動作例について説明する。
【0093】
ユーザーが移動通信端末181の操作部33を操作することにより、移動通信端末181に条件設定処理の開始を指示すると、移動通信端末181は、第1実施形態の場合と略同一の動作を行い、表示部34に条件設定画面を表示する(図5参照)。以降、ユーザーは、第1実施形態の場合と略同一の入力操作を行うものとする。
ユーザーの入力操作の結果、移動通信端末181は、表示部34に、図14に示す画面を表示し、当該画面に表示されている情報に対応する情報を揮発性メモリ35に記憶している。ここで、ユーザーが設定操作を行うと、移動通信端末181は、揮発性メモリ35に記憶している情報をEEPROM362に記憶し、さらに上述した条件設定メッセージ191に当該条件情報を設定してサーバ装置183に送信して、条件件設定プログラムを終了する。
【0094】
一方、サーバ装置183では、上述の条件記憶プログラムが既に起動されており、条件設定メッセージ191を受信すると、当該メッセージを解析して、UIDおよびコンテンツ記憶条件情報を取得し、記憶装置123に記憶する。
以上の動作により、サーバ装置183の記憶装置123とにコンテンツ記憶条件情報が記憶されることになる。
【0095】
(5−2)コンテンツ入れ替え動作例
移動通信端末181と、サーバ装置183とを用いて、コンテンツ入れ替えを行う動作例を説明する。ただし、コンテンツ記憶条件として第1実施形態における動作例と略同一のコンテンツ記憶条件情報(図14参照)がサーバ装置183の記憶装置123に既に設定されていたものとする。
また、移動通信端末181およびサーバ装置183の初期状態は、第1実施形態における動作例の移動通信端末11およびサーバ装置13の初期状態と略同一であるとする(図15参照)。
以下では、上述の初期状態を前提として、第1実施形態における動作例と同一のシナリオにもとづいて、本実施形態におけるコンテンツ入れ替え動作例を説明する。
【0096】
午前9時より前の時刻では、移動通信端末181は、電源が切断されているために、移動パケット通信網12に当該移動通信端末に関する位置登録は行われない。従って、サーバ装置183は、移動パケット通信網12から当該移動通信端末についての位置登録情報の報知を受信せず、サーバ装置183は、現在時刻のみを用いて、要求候補および退避候補の抽出を行い、サーバ装置183は、コンテンツAと、コンテンツBと、コンテンツCの退避を通知するサービス通知メッセージ192を移動通信端末181へ送信する。
しかし、移動通信端末181は、電源が切断されているために当該メッセージを受信できず、また、当該移動通信端末がサービス要求メッセージ193を送信することもない。従って、コンテンツ入れ替えは行わず、以降、移動通信端末181の電源が入れられるまで、サーバ装置183は、移動通信端末181へサービス通知メッセージを送信することを繰り返すが、コンテンツ入れ替えは行われない。
【0097】
午前9時にユーザーが自宅(X市)で、移動通信端末181の電源を入れると、移動通信端末181は、まず、ROM361からOSを読み出して実行し、さらに、サービス要求プログラムを読み出して起動する。また、移動通信端末181は、移動パケット通信網12に位置情報の登録を行い、移動パケット通信網12は、当該位置登録情報をサーバ装置183へ報知する。
サーバ装置183は、上述の位置登録情報の報知を受けて、移動通信端末181の現在位置(X市)と、現在時刻(午前9時)とを取得し、図14に示されるコンテンツ記憶条件と比較して、現在時刻(午前9時)かつ現在位置(X市)では、コンテンツAは移動通信端末181のEEPROM362に記憶されているべきであることと、コンテンツBおよびコンテンツCは、サーバ装置183の記憶装置123に記憶されているべきであることとを検出して、コンテンツ入れ替えが必要であると判定する。
【0098】
コンテンツ入れ替えを実行するために、サーバ装置183は、上述したサービス通知メッセージ192のUID231に0001を、要求候補情報232の要求候補CID2321に1を、退避候補情報233の第一の退避候補CID2331に2を、第二の退避候補CID2331に3を設定し、このメッセージを移動通信端末181へ送信する。
【0099】
以降、移動通信端末181と、サーバ装置183とは、第1実施形態の午前9時における動作例の移動通信端末11およびサーバ装置13と略同一の動作を行い、図16に示すように移動通信端末181は、EEPROM362にコンテンツAを記憶している状態になり、サーバ装置183は記憶装置123にコンテンツBとコンテンツCとを記憶している状態になる。
【0100】
その後、ユーザーの出勤に伴い、移動通信端末181が午前10時に勤務先(Y市)に移動すると、サーバ装置183は、現在時刻(午前10時)かつ現在位置(Y市)では、コンテンツはコンテンツBが、移動通信端末181のEEPROM362に記憶されているべきであることと、コンテンツAはサーバ装置183の記憶装置123に記憶されているべきであることとを検出し、移動通信端末181へサービス通知メッセージ192を送信する。
以下、移動通信端末181と、サーバ装置183とは、第1実施形態の午前10時における動作例の移動通信端末11およびサーバ装置13と略同一の動作を行い、図17に示すように移動通信端末181は、EEPROM362にコンテンツBを記憶している状態になり、サーバ装置183は記憶装置123にコンテンツAとコンテンツCとを記憶している状態になる。
【0101】
(6)実施形態の効果
以上に説明したように、本実施形態によれば、サーバ装置183が、移動通信端末181のユーザーがおかれている状況と予め各コンテンツに対して設定された条件とにもとづいて各コンテンツを記憶すべき装置を特定し、当該コンテンツが移動通信端末181およびサーバ装置183のいずれか一方のみに、すなわち排他的に記憶される。
【0102】
[変形例]
上述した実施形態では、移動通信端末11あるいは移動通信端末181の操作部33を操作して英数字および記号を入力することにより、コンテンツ記憶条件を設定する場合について説明したが、予め登録しておいたタグを選択する形式等により入力操作を簡略化してもよい。具体的には、開始時間が午前9時であり、終了時間が午後5時である時間帯に勤務中というタグを付与して予め登録しておき、条件設定画面上では、当該タグを設定することにより、対応する時間帯に変換して記憶してもよい。
また、タグ選択形式により、コンテンツを特定する情報を設定してもよい。具体的には、ユーザーは、趣味娯楽を目的とするコンテンツを特定する情報には、プライベートというタグを対応させ、ビジネス向けのコンテンツを特定する情報には、勤務用というタグを対応させて予め登録しておく。そして、ユーザーは、条件設定画面において、例えば午前9時から午後17時の時間帯に対して、勤務用のタグを設定することで、コンテンツを特定する情報を設定することも可能である。なお、勤務用を設定しなかった場合には、自動的にプライベートが設定されるとしてもよい。
また、条件設定画面上で、現在地タグを指定した場合は、その時点での位置登録情報を保持位置に設定してもよい。
【0103】
また、コンテンツ記憶条件情報をユーザーが手作業により設定する他に、ユーザーが、予め他のスケジュール管理ソフトウェア等で、当該スケジュールを記述した例えばファイル等の情報を作成し、当該情報を読み込むことにより、コンテンツ記憶条件情報に設定してもよい。
【0104】
また、上述の第1実施形態および第2実施形態では、コンテンツ記憶条件を保持時間帯と保持位置のAND条件で指定する場合について説明したが、保持時間帯のみ、あるいは、保持位置のみで指定してもよい。具体的には、保持時間帯のみを指定する場合には、条件設定画面(図5参照)において、保持時間帯のみを入力し、保持位置は空白のままで、設定操作を行う。このように保持時間帯のみを有するコンテンツ記憶条件情報に対しては、上述の候補抽出処理(図8参照)にて、保持位置に関する条件判定はスキップされる。
【0105】
また、上述に各実施形態における現在時刻の取得方法は、移動通信端末11の有する時計部37あるいはサーバ装置183の有する図示せぬ時計部から現在時刻を取得する方法であったが、通信網から現在時刻を取得する方法であってもよい。
【0106】
また、上述の各実施形態では、現在位置の把握方法として、通信網から移動通信端末の現在位置を取得する方法を説明したが、地球低軌道に打ち上げられた複数の衛星から発信される電波を受信して、現在位置を測定するGPS(Global Positioning System)を用いて移動通信端末の現在位置を把握してもよい。
【0107】
また、上述した各実施形態では、ユーザーがおかれている状況を把握するためのパラメータとして時刻および位置を例示したが、本発明は、一般的な移動通信端末が検出可能な他のパラメータを用いる態様を技術的範囲に含む。例えば、ユーザーによる移動通信端末の操作状況と条件とにもとづいてコンテンツの入れ替え処理を行うようにしてもよい。
【0108】
また、第1実施形態では、移動通信端末11が現在状況の把握と、現在状況とコンテンツ記憶条件との比較判定とを行い、第2実施形態ではサーバ装置183が現在状況の把握と、現在状況とコンテンツ記憶条件との比較判定とを行う実施形態を説明したが、移動通信端末とサーバ装置の両者が、現在状況の把握と、現在状況とコンテンツ記憶条件との比較判定とを行ってもよい。
さらに、移動通信端末が現在状況の把握と、当該現在状況のサーバ装置への通知とを行い、サーバ装置が移動通信端末から通知された現在状況とコンテンツ記憶条件との比較を行うことも可能であり、逆に、サーバ装置が現在状況の把握と、当該現在状況の移動通信端末への通知とを行い、移動通信端末がサーバ装置から通知された現在状況とコンテンツ記憶条件との比較を行うことも可能である。
【0109】
また、上述した各実施形態では、サーバ装置13またはサーバ装置123は、サービス提供処理を実行するAPサーバ機能と、ユーザーのコンテンツを蓄積管理するDBサーバ機能の両者を合わせ持つが、それぞれの機能で分割してAPサーバとして機能するサーバ装置と、DBサーバとして機能するサーバ装置からなる2台構成としてもよく、また信頼性向上および負荷分散の観点から、例えば複数台のサーバ装置からなるクラスター構成あるいはホットスタンバイ構成等の多重化構成にしてもよい。
【0110】
また、上述した各実施形態では、コンテンツを記憶する記憶装置として、移動通信端末に内蔵されたEEPROM362を用いる場合について説明したが、移動通信端末にメモリースティックやSD(Secure Digital)カード、コンパクトフラッシュ等の着脱可能な外部メモリを装着するためのインターフェースを備えさせ、移動通信端末に装着されたこれら外部メモリにコンテンツを記憶させてもよい。
【0111】
また、上述した各実施形態では、移動通信端末がユーザーを一意に特定するUIDを記憶している場合について説明したが、移動通信端末にUID等の個人情報を記憶したICカードであるUIM(User Identity Module)を装着可能なインターフェースを備えさせ、移動通信端末に装着されたUIMに記憶されているUIDを用いてユーザーの特定を行い、コンテンツ自動入れ替えを行ってもよい。
更に、このような変形例の場合には、移動通信端末本体に例えばUIMの製造番号等のUIMを一意に識別可能な番号を記憶させ、上述のコンテンツ自動入れ替えに先立って、移動通信端末が記憶しているUIMの製造番号と、移動通信端末に装着されたUIMの製造番号とを比較し、両者が一致する場合にのみコンテンツ自動入れ替えを行うとしてもよい。逆に、UIMに当該UIMを装着する移動通信端末の製造番号等を記憶させ、コンテンツ自動入れ替えに先立って、UIMが記憶している移動通信端末の製造番号と、当該UIMを装着した移動通信端末の製造番号とを比較し、両者が一致する場合にのみコンテンツ自動入れ替えを行うとしてもよい。
【0112】
また、上述した各実施形態では、移動通信端末として携帯電話機を例示したが、本発明は電話機能を備えていない移動通信端末に適用することも可能である。さらに、上述した各実施形態では、サーバ装置を移動パケット通信網12に接続してシステムを構成する例を示したが、サーバ装置をインターネット14に接続してシステムを構成するようにしてもよい。この場合、サーバ装置とWWWサーバ15とを一体構成とすることも可能である。
【0113】
また、上述した各実施形態では、インターネット14に接続されたWWWサーバ15をコンテンツの提供元と想定して説明したが、移動パケット通信網12とインターネット14とを接続するゲートウェイサーバに接続されたWWWサーバをコンテンツ提供元としてもよい。この場合、サーバ装置とWWWサーバとを一体構成としてもよい。
【0114】
また、上述の各実施形態では、移動通信端末11および移動通信端末181は、これら移動通信端末の機能を実現するためのプログラムを既にROM361に記憶している場合について説明したが、当該プログラムを記憶していない移動通信端末の不揮発性メモリ36に、当該プログラムを記憶させることにより、移動通信端末11あるいは移動通信端末181と略同一の機能を追加することも可能である。具体的には、当該プログラムを記憶していない移動通信端末と移動パケット通信網12を介して通信可能なコンピュータ装置に、当該プログラムを記録したコンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体を読み込ませておき、当該移動通信端末は、ブラウザ等を利用して当該コンピュータ装置から当該プログラムを取得し、自装置の不揮発性メモリ36に当該プログラムを記憶させる。
また、上述の各実施形態では、サーバ装置13およびサーバ装置183は、これらサーバ装置の機能を実現するためのプログラムを既に記憶装置123に記憶している場合について説明したが、当該プログラムを記憶していないコンピュータ装置に、当該プログラムを記録した、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体を読み込ませて、当該プログラムを記憶装置123に記憶させることによりサーバ装置13あるいはサーバ装置183と略同一の機能を追加することも可能である。
【0115】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、移動通信装置のユーザーがおかれている状況と予め情報に対して設定された条件とにもとづいて情報を記憶すべき装置が特定され、当該情報が移動通信装置およびサーバ装置のいずれか一方のみに、すなわち排他的に記憶される。したがって、適切な条件が設定されれば、ユーザー自ら繁雑な作業を行うことなく、ユーザーが置かれる状況に応じて、ユーザーが利用する可能性が高いコンテンツを移動通信装置に用意(記憶)させておくことができる。さらに、情報は移動通信装置とサーバ装置とのいずれか一方にしか記憶されないことから、ユーザーは、サーバ装置に記憶されている情報の管理作業を行う必要はない。
また、本発明の実施形態の一例として、サーバ装置の記憶装置を従量制課金でユーザーにレンタルする実施形態であっても、以上に説明したように、サーバ装置の記憶装置に不要なコンテンツが蓄積され続けることはなく、記憶装置使用料金を低減できるといった効果も奏する。
【0116】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施形態に係る通信システムの全体構成を示す図である。
【図2】 同システムの通信メッセージシーケンスの一例を示す図である。
【図3】 同システムを構成する移動通信端末11の構成例を示すブロック図である
【図4】 同移動通信端末11が実行する条件設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 同移動通信端末11における条件設定画面の一例を示す図である。
【図6】 同移動通信端末11が実行するサービス要求処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 同移動通信端末11が実行する現在状況把握処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 同移動通信端末11が実行する候補抽出処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】 同移動通信端末11が実行する移動情報決定処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】 同システムにおいて移動通信端末11からサーバ装置13へ送信する要求メッセージ21のメッセージフォーマットの一例を示す図である。
【図11】 同システムにおいてサーバ装置13から移動通信端末11へ送信するコンテンツ配信メッセージ22のメッセージフォーマットの一例を示す図である。
【図12】 同システムを構成するサーバ装置13の構成例を示すブロック図である。
【図13】 同サーバ装置13が実行するサービス提供処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】 条件設定画面の入力例を示す図である。
【図15】 移動通信端末のEEPROMとサーバ装置の記憶装置の状態を示す図である。
【図16】 移動通信端末のEEPROMとサーバ装置の記憶装置の状態を示す図である。
【図17】 移動通信端末のEEPROMとサーバ装置の記憶装置の状態を示す図である。
【図18】 本発明の第2実施形態に係る通信システムの全体構成を示す図である。
【図19】 同システムの通信メッセージシーケンスの一例を示す図である。
【図20】 同システムを構成する移動通信端末181が実行する条件設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】 同移動通信端末181が実行するサービス要求処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】 同移動通信端末181からサーバ装置183へ送信する条件設定メッセージ191のメッセージフォーマットの一例を示す図である。
【図23】 同システムを構成するサーバ装置183から移動通信端末181へ送信するサービス通知メッセージ192のメッセージフォーマットの一例を示す図である。
【図24】 同サーバ装置183が実行する条件記憶処理の流れを示すフローチャートである。
【図25】 同サーバ装置183が実行するサービス通知処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11、181 移動通信端末
12 移動パケット通信網
13、183 サーバ装置
14 インターネット
15 WWWサーバ

Claims (15)

  1. 情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置とサーバ装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置の制御部が設定し、前記移動通信装置の通信部が該条件を前記サーバ装置へ送信する条件設定過程と、
    前記サーバ装置の制御部が、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出過程と、
    前記サーバ装置の制御部が、前記検出過程にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された内容を前記サーバ装置の通信部が前記移動通信装置へ送信する特定過程と、
    前記特定過程にて特定された前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記移動通信装置の制御部が、前記サーバ装置に対して、当該情報を前記移動通信装置へ送信することを要求する要求過程と、
    前記サーバ装置の通信部が、前記要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、前記サーバ装置の制御部が、前記サーバ装置の記憶部から当該情報を削除する送信過程と、
    前記特定過程にて特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に、前記移動通信装置の通信部が、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、前記移動通信装置の制御部が、前記移動通信装置の記憶部から当該情報を削除する削除過程と
    を有することを特徴とする情報配置方法。
  2. 前記条件は前記情報を一意に特定する識別子を用いて設定されることを特徴とする請求項1に記載の情報配置方法。
  3. 前記条件は時刻を用いて状況を示し、
    前記検出過程では、前記サーバ装置の制御部が現在時刻を取得することで前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報配置方法。
  4. 前記条件設定過程は、
    情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置とサーバ装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに記憶されるべき状況とを示す条件が対応付けられた選択肢を前記移動通信装置の表示部が提示する選択肢提示過程と、
    前記移動通信装置の制御部が、前記選択肢提示過程にて提示された選択肢のうち、前記移動通信装置の操作部を用いて前記ユーザーにより選択された選択肢に対応した時刻を用いて前記条件を設定する選択過程とを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報配置方法。
  5. 前記条件は位置を用いて状況を示し、
    前記検出過程では、前記サーバ装置の制御部が、通信網から前記移動通信装置に報知された位置登録情報により前記移動通信装置の現在位置を取得することで前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報配置方法。
  6. 前記条件設定過程は、
    情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置とサーバ装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに記憶されるべき状況とを示す条件が対応付けられた選択肢を前記移動通信装置の表示部が提示する選択肢提示過程と、
    前記移動通信装置の制御部が、前記選択肢提示過程にて提示された選択肢のうち、前記移動通信装置の操作部を用いて前記ユーザーにより選択された選択肢に対応した位置を用いて前記条件を設定する選択過程とを有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報配置方法。
  7. 前記移動通信装置の制御部が当該移動通信装置のユーザーのスケジュールを示す情報を取得するスケジュール取得過程を有し、
    前記条件設定過程では、前記移動通信装置の制御部が前記情報の用途と前記スケジュールとにもとづいて前記条件を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報配置方法。
  8. 前記移動通信装置の制御部が、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する設定用検出過程を有し、
    前記条件設定過程では、前記移動通信装置の制御部が、前記設定用検出過程にて検出された状況を用いて前記条件を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報配置方法。
  9. 情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置とサーバ装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置の制御部が設定する条件設定過程と、
    前記移動通信装置の制御部が、前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出過程と、
    前記移動通信装置の制御部が、前記検出過程にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定する特定過程と、
    前記特定過程にて特定された前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記移動通信装置の制御部が、前記サーバ装置に対して、当該情報を前記移動通信装置へ送信することを要求する要求過程と、
    前記サーバ装置の通信部が、前記要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、前記サーバ装置の制御部が、前記サーバ装置の記憶部から当該情報を削除する送信過程と、
    前記特定過程にて特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に、前記移動通信装置の通信部が、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、前記移動通信装置の制御部が、前記移動通信装置の記憶部から当該情報を削除する削除過程と
    を有することを特徴とする情報配置方法。
  10. 情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置と自装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置から受信する条件設定手段と、
    前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および自装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された当該移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する要求候補識別子、および特定された当該自装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する退避候補識別子を、前記移動通信装置へ送信する特定手段と、
    前記特定手段によって送信された退避候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に当該移動通信装置の通信部から送信されてくる当該情報を受信し、記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記特定手段によって送信された要求候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に当該移動通信装置から送信されてくる要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する送信手段と
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  11. 情報に対して、通信網を介して通信可能なサーバ装置と自装置のいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を設定する条件設定手段と、
    自装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された状況と前記条件とにもとづいて自装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された自装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記サーバ装置に対して、当該情報を自装置へ送信することを要求する要求手段と、
    前記特定手段によって特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されている場合に、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する削除手段と
    を有することを特徴とする移動通信装置。
  12. コンピュータを、
    情報に対して、通信網を介して通信可能な移動通信装置と自装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を前記移動通信装置から受信する条件設定手段と、
    前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出された状況と前記条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および自装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された当該移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する要求候補識別子、および特定された当該自装置の記憶部に記憶されるべき情報を識別する退避候補識別子を、前記移動通信装置へ送信する特定手段と、
    前記特定手段によって送信された退避候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されている場合に当該移動通信装置の通信部から送信されてくる当該情報を受信し、記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
    前記特定手段によって送信された要求候補識別子によって識別される情報が前記移動通信装置の記憶部に記憶されていない場合に当該移動通信装置から送信されてくる要求に応じて当該情報を前記移動通信装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する送信手段
    として機能させるためのプログラム。
  13. コンピュータを、
    情報に対して、通信網を介して通信可能なサーバ装置と自装置のいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況とを示す条件を設定する条件設定手段と、
    自装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された状況と前記条件とにもとづいて自装置の記憶部に記憶されるべき情報、および前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された自装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記サーバ装置に対して、当該情報を自装置へ送信することを要求する要求手段と、
    前記特定手段によって特定された前記サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されている場合に、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する削除手段
    として機能させるためのプログラム。
  14. 請求項12または13に記載のプログラムを記録したコンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体。
  15. 移動通信装置とサーバ装置とを備え、
    前記移動通信装置は、
    情報に対して、通信網を介して通信可能なサーバ装置と自装置とのいずれか一方の装置と当該装置のみに当該情報が記憶されるべき状況を示す条件を設定し、当該条件を前記サーバ装置に送信する条件設定手段と、
    前記サーバ装置にて特定された自装置の記憶部に記憶されるべき情報が当該自装置の記憶部に記憶されていない場合に、前記サーバ装置に対して、当該情報を自装置へ送信する ことを要求する要求手段と、
    前記サーバ装置にて特定された当該サーバ装置の記憶部に記憶されるべき情報が自装置の記憶部に記憶されている場合に、当該情報を前記サーバ装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する削除手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記移動通信装置のユーザーがおかれている状況を検出する検出手段と、
    前記移動通信装置の前記条件設定手段によって送信された条件を受信し、前記検出手段によって検出された状況と当該条件とにもとづいて前記移動通信装置の記憶部に記憶されるべき情報、および自装置の記憶部に記憶されるべき情報を特定し、特定された内容を前記移動通信装置へ送信する特定手段と、
    前記移動通信装置の前記要求手段によって要求された情報を前記移動通信装置へ送信し、自装置の記憶部から当該情報を削除する送信手段とを備える
    ことを特徴とする通信システム。
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