JP4166706B2 - フィードバック構造を利用した適応ビーム形成方法及びその装置 - Google Patents

フィードバック構造を利用した適応ビーム形成方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は適応ビーム形成器に係り、特にフィードバック構造を利用した適応ビーム形成方法及びその装置に関する。
移動ロボットは、健康、安全、ホームネットワーク、エンタテイメントなどの分野へ適用され、人々の関心を集めている。このような移動ロボットを動作させるためには、人とロボットの間の対話が必要となる。すなわち、このような移動ロボットは、人と同様に視覚システムを有して、これにより人を認識し、周辺状況を認識できる必要があり、さらに、周囲で話しをしている人の位置を検知し、その人の話しを理解しなければならない。
移動ロボットにおいて、音声入力システムは、人とロボットの間の対話に必須的であるだけでなく、移動ロボットの自律走行にも重要なものとなる。室内環境において、移動ロボットの音声入力システムにとっての重要な問題は、雑音、反響及び距離の取扱いである。室内環境では、色々な雑音源と、壁やその他の物体などによる反響が存在する。さらに音源からの距離によって、音声の低周波成分は高周波成分に比べてより多く減衰される特性がある。したがって、家庭などの室内環境における、人とロボットの間の対話に必要な音声入力システムは、自律移動ロボットが数メートル離れた距離からでも人の声を環境に左右されずに認識できる必要がある。
このような音声入力システムでは、音質及び音声認識率を向上させるために、一般的に、少なくとも2つ以上のマイクロホンよりなるマイクロホンアレイを使用し、このマイクロホンアレイから入力される音声信号に含まれる雑音成分を除去するために、単一チャンネル音声強調方法、適応音響雑音除去方法、ブラインド信号分離方法又は一般化されたサイドローブ除去方法などの技法を使用している。
非特許文献1に開示された単一チャンネル音声強調方法は、一つのマイクロホンを使用するが、定常的な背景雑音のように雑音の統計的な特性が時間的に変わらない場合にのみ、その性能を発揮できる。
非特許文献2に開示された適応音響雑音除去方法は、2つのマイクロホンを使用するが、その内の一つは雑音だけを受音する参照マイクロホンである。このため、雑音だけを受音できない場合、または参照マイクロホンに雑音以外の音が混入した場合には、その性能が急激に低下する。
また、ブラインド信号分離技法は、実際の環境への適用が難しいだけでなく、リアルタイムシステムへの適用が難しいという短所がある。
図1は、一般化されたサイドローブ除去方法を採用する従来の適応ビーム形成装置の一例を示すブロック図である。図1に示した適応ビーム形成装置は、固定ビーム形成部11、適応遮断マトリックス部13及び適応多重入力除去部15より構成される。なお、この一般化されたサイドローブ除去方法については、非特許文献3にさらに具体的に記載されている。
図1を参照して、固定ビーム形成部11では遅延和ビーム形成器を使用する。すなわち、M個のマイクロホンから入力される信号の相関(correlation)を求めて、各マイクロホンから入力される信号の時間遅延を計算する。この計算された時間遅延だけ、各マイクロホンから入力される信号を補正した後、これらを合算することによって信号対雑音比(signal−to−noise ration:SNR)を向上させた信号b(k)を出力する。そして、適応遮断マトリックス部13では、固定ビーム形成部11から出力される時間遅延を補正した信号から、適応遮断フィルター(Adaptive Blocking Filter:ABF)を通過した固定ビーム形成部11の出力信号b(k)を減算することによって雑音成分を最大化させる。適応多重入力除去部15では、適応遮断マトリックス部13の出力信号Zm(k)(ここで、mは1〜Mの間の整数)を適応除去フィルター(Adaptive Canceling Filter:ACF)を通過させた後、フィルタリングされた信号を全て合算することによって、M個のマイクロホンから流入した雑音成分を生成する。次いで、所定時間Dだけ遅延された固定ビーム形成部11の出力信号b(k)から、適応多重入力除去部15の出力信号を減算することによって雑音成分が除去された最終出力信号y(k)が得られる。
図1に示した適応遮断マトリックス部13及び適応多重入力除去部15の動作を、図2を参照してさらに詳細に説明する。
なお、適応遮断マトリックス部13及び適応多重入力除去部15の動作は、適応音響雑音除去方法と同様である。
図2を参照して、図中のS+N、S及びNで示されるシンボルの大きさは、各位置における信号に含まれる音声成分及び雑音成分の相対的な大きさ(Sは音声成分、Nは雑音成分をそれぞれ示す)を示し、「/」で区分される左側のシンボルと右側のシンボルとは、それぞれ理想的な状態と実際の状態とを示している。
ABF21は、第1減算器23の出力信号によって固定ビーム形成部11の出力b(k)を適応的にフィルタリングすることで、ABF21から出力されるフィルタリングされた信号に含まれる音声成分は、所定時間遅延されたマイクロホン信号xm’(k)に含まれる音声成分と同じ特性を有することになる。
第1減算器23は、所定時間遅延されたマイクロホン信号xm’(k)(ここで、mは1〜Mの間の整数)から、ABF21の出力信号を減算することによってマイクロホン信号xm’(k)から音声成分が除去された信号Zm(k)を出力する。
ACF25は、第2減算器27の出力信号によって第1減算器23の出力Zm(k)を適応的にフィルタリングすることで、ACF25から出力されるフィルタリングされた信号に含まれる雑音信号成分は、固定ビーム形成部11の出力b(k)に含まれる雑音信号成分と同じ特性を有することになる。
第2減算器27は、固定ビーム形成部11の出力b(k)からACF25の出力信号を減算することによって固定ビーム形成部11の出力b(k)から雑音信号成分が除去された信号y(k)を出力する。
しかしながら、前記した一般化されたサイドローブ除去方法は、次のような短所がある。
第1に、適応多重入力除去部15に純粋な雑音成分だけ入力されるように、固定ビーム形成部11の遅延和ビーム形成器は、非常に高い信号対雑音比を有する出力b(k)を出力しなければならないが、実際には、遅延和ビーム形成器から出力される信号の信号対雑音比はあまり高くないため、全体的な性能が劣化してしまう。つまり、適応遮断マトリックス部13では、音声成分の混じった雑音成分が出力されるので、適応遮断マトリックス部13の出力を利用する適応多重入力除去部15は、適応遮断マトリックス部13の出力に混じった音声成分も雑音成分として見なして除去することになり、適応ビーム形成装置の最終的な出力信号は、雑音成分が多く混じった信号が出力されてしまう。
第2に、一般化されたサイドローブ除去方法に使われるフィルターは、フィードフォワード連結構造を有するため、有限インパルス応答(Finite Impulse Response:FIR)フィルターを構成する。このようにフィードフォワード連結構造のフィルターを使用した場合には、反響の多い室内環境の場合、1000個以上のフィルタータップが必要となってしまう。
第3に、ABF21及びACF25の調整が適切に行われない場合、適応ビーム形成装置の性能が低下してしまう。ABF21及びACF25の調整のためには、音声信号の存在する区間と音声信号の不存な区間を必要とするが、このような区間は、実際には求めることが難しい。
第4に、適応遮断マトリックス部13及び適応多重入力除去部15の適用は、交互に行われなければならないため、音声状態検出器(voice activity detector:VAD)を必要とする。すなわち、ABF21を適応するためには音声信号成分が所望の信号であり、雑音信号成分が所望しない信号となる一方、ACF25を適応するためには雑音成分が所望の信号であり、音声成分が所望しない信号となる必要がある。
Nam−Soo Kim及びJoon−Hyuk Chang,"Spectral Enhancement Basedon Global Soft Decision"(IEEE Signal Processing Letters,Vol.7,No.5,pp.108−110,2000) B.Widrowetal,"Adaptive Noise Canceling: Principles and Applications"(Proceedings of IEEE,Vol.63,No.12,pp.1692−1716,1975) O.Hoshuyamaetal,"A Robust Adaptive Beamformer For Microphone Arrays With A Blocking Matrix Using Constrained Adaptive Filters"(IEEE Trans.Signal Processing,Vol.47,No.10,pp.2677−2684,1999)
本発明が解決しようとする技術的課題は、少なくとも2つ以上のマイクロホンよりなるマイクロホンアレイから入力される広帯域の音声信号に含まれる雑音成分をほぼ完全に除去できるフィードバック構造を利用した適応ビーム形成方法を提供することである。
さらに、本発明が解決しようとする別の技術的課題は、この適応ビーム形成方法を具現するのに最も適した装置を提供することである。
前記した課題を達成するために本発明による適応ビーム形成方法は、(a)M(Mは2以上の整数)個のマイクロホンよりなるマイクロホンアレイから入力されるM個の雑音成分を含んだ音声信号に対して、それぞれ遅延時間を補正し、遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号の和信号を生成する段階と、(b)M個の適応除去フィルターとフィードバック構造に連結されたM個の適応遮断フィルターを利用して前記遅延時間が補正されたM個の雑音を含んだ音声信号から純粋な雑音成分を抽出し、前記M個の適応遮断フィルターとフィードバック構造に連結された前記M個の適応除去フィルターを利用して前記和信号から純粋な音声成分を抽出する段階とを含むことを特徴としている。
前記他の課題を達成するために本発明による適応ビーム形成装置は、M(Mは2以上の整数)個のマイクロホンよりなるマイクロホンアレイから入力されるM個の雑音成分を含んだ音声信号に対して、それぞれ遅延時間を補正し、遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号の和信号を生成する固定ビーム形成部と、M個の適応除去フィルターとフィードバック構造に連結されたM個の適応遮断フィルターを利用して前記遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号から純粋な雑音成分を抽出し、前記M個の適応遮断フィルターとフィードバック構造に連結された前記M個の適応除去フィルターを利用して、前記和信号から純粋な音声成分を抽出する多重チャンネル信号分離部とを含んで構成されることを特徴としている。
さらに、前記多重チャンネル信号分離部は、前記M個のABFよりなり、各ABFを利用して前記固定ビーム形成部の出力信号をフィルタリングする第1フィルタリング部と、M個の減算器よりなり、各減算器では前記遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号から前記M個のABFの出力信号を減算する第1減算部と、前記第1減算部のM個の減算結果をそれぞれのACFを通じてフィルタリングする第2フィルタリング部と、M個の減算器よりなり、各減算器では前記固定ビーム形成部の出力信号から前記M個のACFの出力信号を減算し、各減算結果は前記M個のABFに入力する第2減算部と、前記第2減算器のM個の減算器からの出力信号を合算する第2加算部とを備える構成とすることが望ましい。
または、前記多重チャンネル信号分離部は、前記M個のABFよりなり、各ABFを利用して前記固定ビーム形成部の出力信号をフィルタリングする第1フィルタリング部と、M個の減算器よりなり、各減算器では前記遅延時間が補正されたM個の音声信号から前記M個のABFの出力信号を減算する第1減算部と、前記M個のACFよりなり、各ACFを利用して前記第1減算部のM個の減算器の出力をフィルタリングする第2フィルタリング部と、前記第2フィルタリング部のM個のACFの出力信号を合算する第2加算部と、前記固定ビーム形成部の出力信号から前記第2加算部の出力信号を減算し、その減算結果を前記M個のABFに入力する第2減算部とを備える構成とすることが望ましい。
本発明によれば、ABFとACFとをフィードバック構造に連結させることによって、少なくとも2つ以上のマイクロホンよりなるマイクロホンアレイから入力される広帯域の音声信号に含まれる雑音成分をほぼ完全に除去できる。
また、ABFとACFとを用いて、有限インパルス応答(Finite Impulse Response:FIR)フィルターを形成しながら、ABFとACFとをフィードバック構造に連結させることによって、ABFとACFとを含むマルチチャンネル信号分離部が、無限インパルス応答(Infinite Impulse Response:IIR)フィルターを形成したと見なせることによって、必要とするフィルタータップ数を減少させることができる。
また、ABFとACFとの係数を算出するために、情報量最大化アルゴリズムを使用することによって算出に必要なパラメータ数を減らせるだけでなく音声信号の存在を判断する音声状態検出器を備える必要がない。
また、本発明による適応ビーム形成方法及び装置は、マイクロホンアレイのサイズ、配列方式及び構造による影響が小さいだけでなく、雑音の種類に関係なくルックディレクショナルエラー(look directional errors)に強い利点がある。
以下、本発明の実施の形態について添付された図面を参照して詳細に説明する。本発明で使用される「音声」という表現は、本発明を使用するに当って必要とする目的信号を暗黙的に含む表現である。
図3は、本実施の形態に適用されるフィードバック構造を説明するための回路図であって、ABF31、第1減算器33、ACF35及び第2減算器37より構成される。
図3を参照すると、ABF31は、第1減算器33の出力信号によって第2減算器37の出力信号y(k)を適応的にフィルタリングし、これにより、ABF31から出力されるフィルタリングされた信号に含まれる音声成分は、所定時間遅延されたマイクロホン信号xm’(k)に含まれる音声成分と同じ特性を有することになる。
第1減算器33は、M(ここで、Mは2以上の整数)個のマイクロホンのうちm番目マイクロホンの入力信号xm(k)を所定時間Dmだけ遅延させた信号xm(k-Dm)、すなわちxm’(k)からABF31の出力信号を減算する。その結果、第1減算器33では、マイクロホンからの入力信号xm(k)に含まれる純粋な雑音信号Nのみが出力される。
ACF35は、第2減算器37の出力信号によって第1減算器33の出力信号Zm(k)を適応的にフィルタリングし、これにより、ACF35から出力されるフィルタリングされた信号に含まれる雑音成分は、固定ビーム形成部11の出力b(k)に含まれる雑音成分と同じ特性を有することになる。
第2減算器37は、図1に示した固定ビーム形成部11の出力信号b(k)からACF35の出力信号を減算する。その結果、第2減算器37では、固定ビーム形成部11の出力信号b(k)から雑音成分が除去された純粋な音声信号Sのみが出力される。
(第1実施形態)
図4は、本発明に係る適応ビーム形成装置の第1実施形態の構成を示すブロック図であって、第1実施形態の適応ビーム形成装置は、大きく固定ビーム形成部410とマルチチャンネル信号分離部430とから構成される。
固定ビーム形成部410は、M個のマイクロホン411a,411b,411cよりなるマイクロホンアレイ411、遅延時間推定器413、M個の遅延素子415a,415b,415cよりなる遅延部415及び第1加算部417を含んで構成される。
マルチチャンネル信号分離部430は、M個のABF431a,431bよりなる第1フィルタリング部431、M個の減算器433a,433bよりなる第1減算部433、M個のACF435a,435bよりなる第2フィルタリング部435、M個の減算器437a,437bよりなる第2減算部437及び第2加算部439を含んで構成される。
図4を参照して、固定ビーム形成部410において、マイクロホンアレイ411では、M個のマイクロホン411a,411b,411cから各々音声信号x1(k),x2(k),・・・,xM(k)が入力される。
遅延時間推定器413は、マイクロホンアレイ411のM個のマイクロホン411a,411b,411cを通じて入力される信号の相関(correlation)を求めて、各音声信号x1(k),x2(k),・・・,xM(k)の時間遅延を計算する。
遅延部415は、M個の遅延素子415a,415b,415cにより、遅延時間推定器413で計算された遅延時間D1,D2,・・・,DMだけ各音声信号x1(k),x2(k),・・・,xM(k)を遅延させ、遅延された音声信号x1’(k),x2’(k),・・・,xM’(k)を出力する。
なお、遅延時間推定器413は、相関の計算以外に多様な方法で各音声信号間の遅延時間を計算可能である。
第1加算部417は、遅延部415から出力される遅延された音声信号x1’(k),x2’(k),・・・,xM’(k)を加算し、加算された信号b(k)を出力する。第1加算部417の出力b(k)は、次の数式1で表せる。
マルチチャンネル信号分離部430において、第1フィルタリング部431のM個のABF431a,431bでは第1減算部433の各減算器433a,433bの出力信号によって第2減算部437の各減算器437a,437bの出力信号を適応的にフィルタリングすることによって、M個のABF431a,431bから出力されるフィルタリングされた信号に含まれる音声成分は、所定時間遅延されたマイクロホン信号xM’(k)に含まれる音声成分と同じ特性を有することになる。
第1減算部433のM個の減算器433a,433bでは、各々遅延されたM個の音声信号x1’(k),x2’(k),・・・,xM’(k)から第1フィルタリング部431のM個のABF431a,431bの出力を各々減算し、各減算器433a,433bの出力信号u1(k),・・・,uM(k)を第2フィルタリング部435から当該ACF435a,435bに印加する。
第1フィルタリング部431でm番目のABFの係数ベクトルを
、タップ数をLとする時、第1減算部433の各減算器433a,433bの出力信号uM(k)は、次の数式2で表せる。
前記した数式2において、
及び
は、各々次の数式3及び数式4で表せる。
数式3において、hml(k)は、
のl番目の係数を表す。
数式4において、
はwm(k)のL個の過去値を集めたベクトルであり、LはABF431a,431bのフィルタータップ数を表す。
第2フィルタリング部435のM個のACF435a,435bでは、第2減算部437の各減算器437a,437bの出力信号によって第1減算部433の各減算器433a,433bの出力信号を適応的にフィルタリングすることによって、第1減算器433a,433bの出力信号に含まれる雑音成分は、固定ビーム形成部410の出力b(k)に含まれる雑音成分と同じ特性を有することになる。
第2減算部437は、M個の減算器437a,437bで各々固定ビーム形成部410の出力信号b(k)から第2フィルタリング部435のM個のACF435a,435bの出力を各々減算し、各減算器437a,437bの出力信号w1(k)、w2(k),・・・,wm(k)を第2加算部439に印加する。
第2フィルタリング部435で、m番目のACFの係数ベクトルを
、タップ数をNとする時、第2減算部437の各減算器437a,437bの出力信号wm(k)は、次の数式5で表せる。
数式5において、
及び
は、各々次の数式6及び数式7で表せる。
数式6においてgm,n(k)は、
のn番目の係数を表す。
数式7において、
はum(k)のN個の過去値を集めたベクトルであり、NはACF435a、435bのフィルタータップ数を表す。
第2加算部439は、第2減算部437のM個の減算器437a,437bの出力信号wm(k)を加算し、最終的に雑音成分が除去された信号y(k)を出力する。第2加算部439の出力信号y(k)は、次の数式8で表せる。
(第2実施形態)
図5は、本発明による適応ビーム形成装置の第2実施形態の構成を示すブロック図であって、第2実施形態の適応ビーム形成装置は、大きく固定ビーム形成部510とマルチチャンネル信号分離部530とから構成される。
固定ビーム形成部510は、M個のマイクロホン511a,511b,511cよりなるマイクロホンアレイ511、遅延時間推定器513、Mの遅延素子515a,515b,515cよりなる遅延部515及び第1加算部517を含む。
マルチチャンネル信号分離部530は、M個のABF531a,531b,531cよりなる第1フィルタリング部531、M個の減算器533a,533b,533cよりなる第1減算部533、M個のACF535a,535b,535cよりなる第2フィルタリング部535、第2加算部537及び第2減算部539を含む。
ここで、固定ビーム形成部510の構成及び動作は、図4に示された第1実施例と同様であるので、その詳細な説明を省略し、マルチチャンネル信号分離部530について重点的に説明する。
図5を参照して、マルチチャンネル信号分離部530において、第1フィルタリング部531のM個のABF531a,531b,531cでは、第1減算部533の出力信号によって第2減算部539の出力信号を適応的にフィルタリングすることによって、M個のABF531a,531b,531cから出力されるフィルタリングされた信号に含まれる音声成分は、所定時間遅延されたマイクロホン信号xM’(k)に含まれる音声成分と同じ特性を有することになる。
第1減算部533は、M個の減算器533a,533b,533cで所定時間遅延されたマイクロホン信号x1’(k),x2’(k),・・・,xM’(k)からM個のABF531a,531b,531cの出力を各々減算し、各減算器533a,533b,533cの出力信号z1(k),z2(k),・・・,zm(k)を第2フィルタリング部535から当該ACF535a,535b,535cに印加する。
第1フィルタリング部531からm番目のABFの係数ベクトルを
、タップ数をLとする時、第1減算部533の各減算器533a,533b,533cの出力信号zm(k)は、次の数式9で表せる。
数式9において、
及び
は、各々次の数式10及び数式11で表せる。
数式10において、hm,n(k)は、hm(k)のn番目係数を表す。
数式11において、
はy(k)のL個の過去値を集めたベクトルであり、LはABF531a,531b,531cのフィルタータップ数を表す。
第2フィルタリング部535のM個のACF535a,535b,535cでは、第2減算部539の出力信号によって第1減算部533のM個の減算器533a,533b,533cの出力信号を適応的にフィルタリングすることによって、第2加算器537の出力信号v(k)に含まれる雑音成分は、固定ビーム形成部510の出力b(k)に含まれる雑音成分と同じ特性を有している。
第2加算部537は、M個のACF535a,535b,535cの出力信号を加算する。第2フィルタリング部535のm番目ACFのフィルターの係数をgm(k)、タップ数をNとする時、第2加算部537の出力信号v(k)は、次の数式12で表せる。
数式12において、
及び
は、各々次の数式13及び数式14で表せる。
数式13において、gm,n(k)は、gm(k)のn番目の係数を表す。
数式14において、
はZm(k)のN個の過去値を集めたベクトルであり、NはACF535a,535b,535cのフィルタータップ数を表す。
第2減算部539は、固定ビーム形成部510の出力信号b(k)から第2加算部537の出力信号v(k)を減算し、減算された信号y(k)を出力する。第2減算部539の出力信号y(k)は、次の数式15で表せる。
なお、第1実施形態における、第1フィルタリング部431のABF431a,431bと第2フィルタリング部435のACF435a,435bならびに第2実施例における第1フィルタリング部531のABF531a,531b,531cと第2フィルタリング部535のACF535a,535b,535cは、FIRフィルターを構成する。
各フィルターの入力及び出力の観点から見ると、各フィルターはFIRフィルターであるが、マルチチャンネル信号分離部430,530の入力(すなわち、固定ビーム形成部410,510の出力信号b(k)と所定時間遅延されたマイクロホン信号x1’(k),x2’(k),・・・,xM’(k))と出力(すなわち、図4の第2加算部439と図5の第2減算部539との出力信号y(k))の観点から見ると、マルチチャンネル信号分離部430,530は、無限インパルス応答(Infinite Impulse Response:IIR)フィルターを構成していると見なせる。
これは第1フィルタリング部431,531のABF431a,431b,531a,531b,531cと第2フィルタリング部435,535のACF435a,435b,535a,535b,535cとがフィードバック構造で連結されているためである。
各FIRフィルターのフィルター係数は、例えば、‘Anthony J.Bell’が提案した情報量最大化アルゴリズムによって更新される。
情報量最大化アルゴリズムは、独立成分分析の分野で広く知られた統計的学習則の一つであって、潜在的な信号源が統計的に独立であるという仮定の下に、センサーアレイの出力値から潜在的な信号源の非ガウス分布データの構造を探し出す手法である。
情報量最大化アルゴリズムは、音声状態検出器を必要としないため、所望の信号及び所望しない信号のレベルが分からなくても、自動的にABF及びACFのフィルター係数を決定することができる。
この情報量最大化アルゴリズムによれば、M個のABF431a,431b及びM個のACF435a,435bのフィルター係数は、次の数式16及び数式17で表せる。
数式16及び数式17において、α及びβは学習則のステップサイズであり、SGN(・)は符号関数であり、入力の値が0より大きければ+1、同じであれば0、小さければ−1が出力される。
さらに、情報量最大化アルゴリズムによれば、M個のABF531a,531b,531c及びM個のACF535a,535b,535cのフィルター係数は、次の数式18及び数式19のように更新される。
数式18及び数式19において、α及びβは学習則のステップサイズであり、SGN(・)は符号関数であり、入力の値が0より大きければ+1、同じであれば0、小さければ−1が出力される。ここで、符号関数SGN(・)はシグモイド関数やtanh(・)関数のような任意の種類の飽和関数(saturation function)に代替することもできる。
一方、フィルター係数の学習アルゴリズムとしては、前記した情報量最大化アルゴリズムだけでなく、最小自乗アルゴリズムやその変形された形態のアルゴリズムを仕様することもできる。
図4及び図5に示された本実施の形態の適応ビーム形成装置のように、ABF及びACFによりFIRフィルターを構成し、フィードバック構造に連結すれば、マイクロホンアレイ411、511を構成するマイクロホンの数が8つである場合、使われるフィルタータップ数は8×(128+128)=2048個であって、図1に示した従来の適応ビーム形成装置で使われる8×(512+128)=5120個に比べて大きく減少させることができる。
(実験例)
図6は、本発明と図1に示に示した従来技術の性能を比較するために使用された実験環境を示した図面であって、長さ、幅、高さがそれぞれ6.5m、4.1m、3.5mである部屋の中央に、直径30cmの円形マイクロホンアレイを配置した。円形マイクロホンアレイの上部には8つのマイクロホンが同じ間隔をおいて設置されている。床面からマイクロホンアレイ、目的音源及び雑音源までの高さは全て0.79mである。ここで、4人の男性話者が発声した40個の孤立単語を目的音として使用し、雑音としてはファン(FAN)雑音と音楽(MUSIC)雑音とを使用した。
ここで、前記した実験環境における客観的な評価である、信号対雑音比の比較結果を、次の表1に示す。
表1を参照すると、本発明による適応ビーム形成方法は、従来技術によるビーム形成方法よりSNRが、ほぼ2倍に向上していることが分かる。
次に、前記した実験環境における主観的な評価である、AB選好度をテストするために、10人のテスターに、従来技術によるビーム形成装置の出力と本発明による適応ビーム形成装置の出力とを聞かせた後、「A信号がB信号よりはるかに良い」、「A信号がB信号より良い」、「A信号とB信号とが同じである」、「A信号がB信号より悪い」及び「A信号がB信号よりはるかに悪い」の5つの評価項目中の一つを選択する実験を行った。
ある装置の出力がA信号となるか否かはテストプログラムで任意に決定し、選好度として「はるかに良い」と評価された出力に2点、「良い」と評価された出力に1点、「同じである」と評価された出力に0点を与えて全ての点数を合算した。この実験では、ファン雑音と音楽雑音とに対して、それぞれ40単語の孤立単語を目的音として比較させ、この比較結果を次の表2に示す。
表2を参照すると、従来技術によるビーム形成装置の出力に比べて、本発明による適応ビーム形成装置の出力の選好度は、はるかに高いということが分かる。
なお、本発明に係る適応ビーム形成方法は、コンピュータで読取れる記録媒体にコンピュータが読取り可能なコードとして具現することもできる。このコンピュータが読取り可能な記録媒体には、コンピュータシステムによって読取り可能なコードを保存可能な全ての種類の記録装置を含む。コンピュータが読取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ保存装置があり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)状に具現することも可能である。またコンピュータが読取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読取り可能なコードが保存され、かつ実行する形態も考えられる。そして、本発明を具現するための機能的なプログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーであれば、容易に推論可能である。
以上、図面及び実施の形態の説明により、本発明の好適な実施例を示した。
この実施例の中で、特定の用語が使われたが、これは単に本発明を説明する目的のために使われたものであり、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するものではない。本発明の技術分野に属する当業者であれば、本発明の技術的思想に基づいて多様な変形及び他の実施例として具現可能である。
したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲に記載された技術的思想によって定められる。
本発明による適応ビーム形成方法及びその装置は、マイクロホンアレイが付設された自律移動ロボットだけでなく、使われるマイクロホンの数が少ないPDA、ウェブパッドまたは車両に設置される携帯電話のように、発話者と装置が比較的離れた環境に好適に適用可能であり、この場合、音声認識器の性能を大きく向上させることができる。
従来の適応ビーム形成装置の一例を示すブロック図である。 従来の適応ビーム形成装置に適用されるフィードフォワード構造を説明するための回路図である。 本発明に適用されるフィードバック構造を説明するための回路図である。 本発明による適応ビーム形成装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による適応ビーム形成装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による適応ビーム形成装置と従来技術の適応ビーム形成装置との性能を比較するために使われた実験環境を示す図面である。
符号の説明
410 固定ビーム形成部
411 マイクロホンアレイ
411a、411b、411c マイクロホン
413 遅延時間推定器
415 遅延部
415a、415b、415c 遅延素子
417 第1加算部
430 マルチチャンネル信号分離部
431 第1フィルタリング部
431a、431b 適応遮断フィルター
433 第1減算部
433a、433b 減算器
435 第2フィルタリング部
435a、435b 適応除去フィルター
437 第2減算部
437a、437b 減算器
439 第2加算部

Claims (15)

  1. (a)M(Mは2以上の整数)個のマイクロホンよりなるマイクロホンアレイから入力されるM個の雑音成分を含んだ音声信号に対して、それぞれ遅延時間を補正し、遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号の和信号を生成する段階と、
    (b)M個の適応除去フィルターとフィードバック構造に連結されたM個の適応遮断フィルターを利用して前記遅延時間が補正されたM個の雑音を含んだ音声信号から純粋な雑音成分を抽出し、前記M個の適応遮断フィルターとフィードバック構造に連結された前記M個の適応除去フィルターを利用して前記和信号から純粋な音声成分を抽出する段階とを含むこと、
    を特徴とする適応ビーム形成方法。
  2. 前記(b)段階は、
    (b1)前記M個の適応遮断フィルターを利用して雑音成分が除去された和信号をフィルタリングする段階と、
    (b2)前記遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号から前記M個の適応遮断フィルターの出力信号をそれぞれ減算する段階と、
    (b3)前記(b2)段階で算出されたM個の減算結果を、それぞれの適応除去フィルターによりフィルタリングする段階と、
    (b4)前記和信号から前記M個の適応除去フィルターの出力信号を減算し、各減算結果を、前記雑音成分が除去された和信号として前記M個の適応遮断フィルターに入力する段階と、
    (b5)前記(b4)段階で算出されたM個の減算結果を合算する段階とから構成されること、
    を特徴とする請求項1に記載の適応ビーム形成方法。
  3. 前記(b)段階は、
    (b1)前記M個の適応遮断フィルターを利用して雑音成分が除去された和信号をフィルタリングする段階と、
    (b2)前記遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号から、前記M個の適応遮断フィルターの出力信号をそれぞれ減算する段階と、
    (b3)前記M個の適応除去フィルターを利用して前記(b2)段階で算出されたM個の減算結果を、それぞれの適応除去フィルターによりフィルタリングする段階と、
    (b4)前記(b3)段階のM個の適応除去フィルターの出力信号を合算する段階と、
    (b5)前記和信号から前記(b4)段階の出力信号を減算し、その減算結果を前記雑音成分が除去された和信号として前記M個の適応遮断フィルターに入力する段階とから構成されること、
    を特徴とする請求項1に記載の適応ビーム形成方法。
  4. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターは、
    有限インパルス応答フィルターを形成すること、
    を特徴とする請求項2に記載の適応ビーム形成方法。
  5. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターの係数は、
    情報量最大化アルゴリズムによって更新されること、
    を特徴とする請求項4に記載の適応ビーム形成方法。
  6. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターは、
    有限インパルス応答フィルターを形成すること、
    を特徴とする請求項3に記載の適応ビーム形成方法。
  7. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターの係数は、
    情報量最大化アルゴリズムによって更新されること、
    を特徴とする請求項6に記載の適応ビーム形成方法。
  8. M(Mは2以上の整数)個のマイクロホンよりなるマイクロホンアレイから入力されるM個の雑音成分を含んだ音声信号に対して、それぞれ遅延時間を補正し、遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号の和信号を生成する固定ビーム形成部と、
    M個の適応除去フィルターとフィードバック構造に連結されたM個の適応遮断フィルターを利用して前記遅延時間が補正されたM個の雑音成分を含んだ音声信号から純粋な雑音成分を抽出し、前記M個の適応遮断フィルターとフィードバック構造に連結された前記M個の適応除去フィルターを利用して、前記和信号から純粋な音声成分を抽出する多重チャンネル信号分離部とを含んで構成されること、
    を特徴とする適応ビーム形成装置。
  9. 前記固定ビーム形成部は、
    前記マイクロホンアレイから入力されるM個の音声信号に対して、それぞれ遅延時間を計算する遅延時間推定器と、
    前記遅延時間推定器で計算された遅延時間だけ前記M個の音声信号を、それぞれ遅延させる遅延部と、
    前記遅延部で遅延されたM個の音声信号を合算する第1加算部とを含んで構成されること、
    を特徴とする請求項8に記載の適応ビーム形成装置。
  10. 前記多重チャンネル信号分離部は、
    前記M個の適応遮断フィルターを利用して雑音成分が除去された和信号をフィルタリングする第1フィルタリング部と、
    M個の減算器を利用して前記遅延時間が補正されたM個の雑音を含んだ音声信号から、前記M個の適応遮断フィルターの出力信号をそれぞれ減算する第1減算部と、
    前記第1減算部のM個の減算結果を、前記M個の適応除去フィルターを利用してフィルタリングする第2フィルタリング部と、
    M個の減算器を利用して前記和信号から前記M個の適応除去フィルターの出力信号を減算し、各減算結果を前記雑音成分が除去された和信号として前記M個の適応遮断フィルターに入力する第2減算部と、
    前記第2減算器のM個の減算器からの出力信号を合算する第2加算部とを含んで構成されること、
    を特徴とする請求項8または請求項9に記載の適応ビーム形成装置。
  11. 前記多重チャンネル信号分離部は、
    前記M個の適応遮断フィルターを利用して雑音成分が除去された和信号をフィルタリングする第1フィルタリング部と、
    M個の減算器を利用して前記遅延時間が補正されたM個の音声信号から前記M個の適応遮断フィルターの出力信号を減算する第1減算部と、
    前記M個の適応除去フィルターを利用して、前記第1減算部のM個の減算器の出力をフィルタリングする第2フィルタリング部と、
    前記第2フィルタリング部のM個の適応除去フィルターの出力信号を合算する第2加算部と、
    前記和信号から前記第2加算部の出力信号を減算し、その減算結果を前記雑音成分が除去された和信号として前記M個の適応遮断フィルターに入力する第2減算部とを含んで構成されること、
    を特徴とする請求項8または請求項9に記載の適応ビーム形成装置。
  12. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターは、
    有限インパルス応答フィルターを形成すること、
    を特徴とする請求項10に記載の適応ビーム形成装置。
  13. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターの係数は、
    情報量最大化アルゴリズムによって更新されること、
    を特徴とする請求項12に記載の適応ビーム形成装置。
  14. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターは、
    有限インパルス応答フィルターを形成すること、
    を特徴とする請求項11に記載の適応ビーム形成装置。
  15. 前記適応遮断フィルター及び前記適応除去フィルターの係数は、
    情報量最大化アルゴリズムによって更新されること、
    を特徴とする請求項14に記載の適応ビーム形成装置。
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