JP4166492B2 - 端子台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のリード線を導通片を介して電気的に接続するための端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
杆状導通片を絶縁性基板に横断状に装着し、リード線が杆状導通片に電気的に接続される複数の接続部を、杆状導通片に沿って具備する端子台は種々提案されている。これらの端子台は、前後に重ね合わせられて、レールに装着される。
ところで、従来の端子台は、リード線の先端にフォーク状、リング状等の圧着端子を、接続部で導通片に螺着する構成であるため、リード線の加工が面倒であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、端子台に形成された左右の接続部に連通する結線孔を備え、該結線孔からリード線を挿通することにより、該接続部に配設した湾動バネにより、リード線の先端に露出した導線を杆状導通片と湾動バネ間で挟持するようにして、圧着端子と、接続螺子を不要とした構成が特公昭64−12067号等で提案された。しかるにかかる構成にあっても、リード線の被覆を剥離して、導線を露出する作業を要して、リード線の加工を要するものである。また、作動部材を押し付けて、湾動バネを杆状導通片側に押し出して、導線を挟持するものであるから、機械的保持力が弱く、リード線の引張操作により離脱し易い。
本発明は、リード線の被覆を除去したり、導線に圧着端子を接続することを不要とし、かつ機械的保持強度の高い端子台を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
杆状導通片絶縁性基板に横断状に装着され、リード線が杆状導通片に電気的に接続される複数の接続部を、杆状導通片に沿って具備する端子台において、
杆状導通片は、各接続部で、底面部の両側から側面部が起立した断面コ字状をなし、両側面部から夫々舌片部が湾曲状に延出して、両舌片部の対向する内側端縁により、刃先を杆状導通片の長手方向に沿って突出するV形破断刃が形成され
各接続部に、
ほぼ上下方向のリード線挿入孔と、ドライバー挿入孔が夫々貫通状に形成され、杆状導通片の両側面部間に嵌入され、接続位置側へ突出して、該接続位置で舌片部内に嵌合する押圧部と、V形破断刃の嵌入間隙を置いて押圧部上に延出するリード線保持部とを備え、リード線保持部と押圧部とに前記リード線挿入孔が上下に連通して形成された、杆状導通片に沿って移動する可動押圧片と、
可動押圧片を、上リード線挿入孔がV形破断刃から退避する開放位置と、リード線挿入孔がV形破断刃と上下で重なる接続位置とに位置決めする節度手段と、
杆状導通片の底面に形成された、開放位置から接続位置に至るリード線挿入孔の作動領域に対向するドライバー作動口と、
絶縁性基板に形成された、ドライバー挿入孔及びドライバー作動口とから挿入されたドライバーの先端を支持底縁で傾動可能に支持する操作溝とを備え、
操作溝の支持底縁を支点としたドライバーの傾動操作によりドライバー挿入孔の従動に伴って可動押圧片を移動して、接続位置でリード線挿入孔に挿入されたリード線をV形破断刃にくい込ませて、その導線とV形破断刃とを電気的に接続するようにしたことを特徴とする端子台である。
【0005】
かかる構成にあって、リード線を被覆されたままでリード線挿入孔に挿入する。しかる後に、ドライバー挿入孔及びドライバー作動口とからドライバーを挿入し、その先端を操作溝の支持底縁に当接する。次に、ドライバーを操作溝内で傾動すると、ドライバー挿入孔は、該ドライバーの傾動操作により、可動押圧片はドライバー挿入孔でのドライバーの変位に相当する分だけ杆状導通片に沿って移動する。そして、該可動押圧片は、リード線挿入孔がV形破断刃から退避する開放位置から、リード線挿入孔がV形破断刃と上下で重なる接続位置に移動する。そして、V形破断刃の刃先は長手方向に沿って突出しているから、接続位置で、リード線挿入孔に挿入されたリード線に刃先が食い込んで、導線が切断されない程度に被覆が破断され、その導線はV形破断刃と電気的に接続する。かかる構成にあって、ドライバーはその先端を操作溝の支持底縁で支持されて、その支持底縁を支点として、回転モーメントにより可動押圧片を移動するものであり、比較的大きな力が作用するため、V形破断刃による切削抵抗に負けることなく、可動押圧片の接続位置への変換移動を円滑に行うことができる。
【0006】
ここで、杆状導通片を、底面部と、該底面部の両側から起立する側面部とからなる断面コ字状とすると共に、両側面部から対向状に延出した舌片部の端縁に、刃先を導通片の長手方向に沿って突出するV形破断刃を形成した構成が用いられる。これにより、V形破断刃を杆状導通片に一体的に形成することが可能となる。
【0007】
また、杆状導通片を、底面部と、該底面部の両側から起立する側面部とからなる断面コ字状とすると共に、可動押圧片を両側面部間に移動可能に装着し、さらに節度手段を、可動押圧片の側面に連結突起を形成し、かつ杆状導通片の側面部に、前記連結突起が、開放位置で嵌合する位置決め孔と、接続位置で嵌合する位置決め孔とを形成した構成が用いられる。
【0008】
これにより可動押圧片を杆状導通片自体により、移動案内することができる。また、位置決め孔からの連結突起の離脱は、両側面部の拡開方向の弾性変形により行われることとなり、可動押圧片は、指では簡単に動かすことができず、位置決め孔により、可動押圧片は安定的に保持される。そして、ドライバーの支持底縁を支点とする比較的大きな力の回動モーメントを作用させると、位置決め孔から連結突起が離脱して、開放位置又は接続位置へ位置変更し得ることとなる。
【0009】
絶縁性基板の一面に杆状導通片が嵌着される座定溝面と、操作溝とを形成し、さらに該一面に連結突起又は該連結突起が密嵌する連結孔を形成し、他面に該連結突起が密嵌する連結孔又は連結孔が密嵌する連結突起を形成することにより、相互に複数枚重ね合わせ可能とした構成が提案される。かかる構成により、端子台は所要数重ね合わされ、レール上に被着されて、集合端子台を構成することとなる。ここで、最端部にあっては、杆状導通片が露出するから、絶縁性基板と同一側面形状であり、一面に連結突起が密嵌する連結孔又は連結孔が密嵌する連結突起が形成され端板が被着される。
【0010】
さらにまた、絶縁性基板に上方に開口する副接続孔を形成し、杆状導通片に副接続孔と連通する導通孔を形成した構成も提案される。
【0011】
この副接続孔に、抵抗などの電子部品の接続足杆を挿入することにより、杆状導通片に他の部品を容易に接続することができる。特に,端子台を表裏で重ね合わせた場合にあって、隣接する端子台の副接続孔に跨って、電子部品を接続することにより、該電子部品を、隣接する導通片間に電気的に差し渡すことができる。この接続足杆を保持するためには、導通孔の形状を接続足杆が密嵌される形状とすればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を添付図面について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る端子台1を示し、ポリカーボネイト等絶縁性樹脂材料によって板状に形成された絶縁性基板2(図2参照)を主体部とし、杆状導通片20が絶縁性基板2に横断状に装着される。また、端子台1の両側には杆状導通片20にリード線を接続するための接続部3,3が配設される。
【0013】
この絶縁性基板2は、背板10から所定肉厚で画成壁4が突出することにより、座定溝面5,5などを一面側で開放状に形成してなる。すなわち、絶縁性基板2の上面は逆三角状の肉厚頂部7から両側へ、等角度で傾斜したへ字状をなし、その傾斜辺の内側を、画成壁4により傾斜辺に沿ってほぼ矩形状に区画された座定溝面5,5とし、さらに座定溝面5,5上を上方へ開放する結線口6,6としている。また前記座定溝面5,5の底部には、ドライバー82の先端を支持底縁9で傾動可能に支持する上方へ拡開するV形の操作溝8が、画成壁4により区画形成されている。
【0014】
また、導通片20は、座定溝面5,5に差し渡して装着され、絶縁性基板2の上面に沿って、へ字状に屈曲した杆状をなす。この杆状導通片20の、各座定溝面5,5に装着される各辺部は接続部3,3の主部を構成するものであり、この接続部3,3についてさらに詳細に説明する。
【0015】
杆状導通片20は、図3〜5で示すように、各座定溝面5,5に装着される各辺部にあって、底面部21aと、該底面部21aの両側から起立する側面部21b,21bとからなる断面コ字状をなす。また、図1、3中その両外側では、側面部21b,21bから舌片部21c,21cが湾曲状に延出して、その端縁を接触状に対向させており、舌片部21c,21cの内側端縁に、刃先を杆状導通片20の長手方向に沿って突出するV形破断刃22を削成している。
【0016】
さらに、底面部21aには、操作溝8の開口に臨む部位を切欠して、ドライバー作動口23,23を形成している。
【0017】
次に、この接続部3,3にあって、杆状導通片20の側面部21b,21b間には、可動押圧片30が該杆状導通片20に沿って、移動可能に装着される。この可動押圧片30は、絶縁性合成樹脂材料からなり、図1中外側にリード線挿入孔31a,31bが、内側にドライバー挿入孔32が導通片20の長尺方向と直交するように上下方向へ形成される。ドライバー挿入孔32は挿入されるドライバーの軸杆に対して大きな遊びの無い孔形状としている。
【0018】
さらに図6〜10に従って、詳しく述べると、可動押圧片30は、ドライバー挿入孔32が貫通状に形成され、側面部21b,21b間に嵌入される基部33と、該基部33から側方へ突出して後述する接続位置で舌片部21c,21c内に嵌合するU形の押圧部34と、基部33の上縁からV形破断刃22の嵌入間隙sを置いて押圧部34上に延出するリード線保持部35とを備えてなり、リード線保持部35にリード線挿入孔31aが、押圧部34にリード線挿入孔31bが上下に連通して形成される。
【0019】
一方、節度手段として、可動押圧片30の内端から垂設した可撓性延出部37の両側面に突起36,36が形成される。そして、杆状導通片20の側面部21b,21bには、前記突起36,36が、開放位置Iで嵌合する位置決め孔25a,25bと、接続位置IIで嵌合する位置決め孔25b,25bとが形成される。
【0020】
この開放位置Iでは、可動押圧片30のリード線挿入孔31a,31bがV形破断刃22から退避することとなり、接続位置IIでは、押圧部34が舌片部21c,21c内に嵌合し、かつリード線挿入孔31a,31bがV形破断刃22と上下で重なる。ここでドライバー挿入孔32は、開放位置Iから接続位置IIに至るまで、ドライバー作動口23,23と連通することとなる。換言すれば、ドライバー作動口23,23は、少なくとも開放位置Iから接続位置IIに至るリード線挿入孔31a,31bの作動領域に対向するように形成される。
【0021】
さらには、可動押圧片30の上面には、突状指標部38が上方へ突成され、絶縁性基板2の結線口6,6に形成された開放位置Iを示すマーク39a,接続位置IIを示す39bに、突状指標部38を一致させることにより、可動押圧片30が開放位置Iと、接続位置IIへの位置決めを確実に行い得るようにしている。
【0022】
さらに一方、肉厚頂部7の両側と、結線口6,6間には、隔壁11により副接続孔12,12が形成される。さらに、この副接続孔12,12と一致する位置で、杆状導通片20には導通孔27,27が形成される。この副接続孔27は、隣接して重ね合わされる端子台1、1を重ね合わせ方向で跨いで接続される抵抗等の電子部品の接続足杆等が挿入され、導通孔27,27に挿通されて杆状導通片20と電気的に接続される。これにより、所要の電子部品を、隣接する導通片20,20間に電気的に差し渡すことができる。この接続足杆を保持するためには、導通孔27の形状を接続足杆が密嵌される形状とすればよい。
【0023】
さらに絶縁性基板2の下面両側には、据付レール70の両側に突成した連係突部71,71に対して外側から係合するU字状の連結片15,15が垂設される。さらに、肉厚頂部7の頂端面には記名板75を装着するため保持溝部65,65が形成される。
【0024】
また、絶縁性基板2の周囲に形成された画成壁4の前面の適宜位置に連結孔55を形成し、さらに背板10の、該連結孔55と対向する位置に、該連結突起(図示せず)を形成して、相互に嵌入することにより、端子板1相互は重ね合わせ状に連結される。また最端部の端子台1の画成壁4に端子台1とほぼ同一外形の端板57が被着される。
【0025】
このようにして集合された端子台1は、図13,14で示すように、上述した据付レール70の連係突部71,71に連結片15,15を係合して、据付レール70上に多数重ね合わせ状に連結される。さらに、この端子台列を据付レール70上で固定するために、該据付レール70に固定金具76,76が螺子77により固定される。
【0026】
かかる端子台列にあって、所要のリード線80相互を電気的に接続するには、任意の端子台1の両側に開口した結線孔6,6にリード線80を夫々挿入して、接続部4,4に結線し、杆状導通片20を介して夫々を同電位とすれば良い。さらには、副接続孔12,12を用いて、同電位としたり、抵抗などの電子部品を介装することもできる。
【0027】
この接続部4,4への結線手順を図11,12に従って説明する。
上述したように、定常状態では、可動押圧片30は、突起36,36を位置決め孔25a,25aに嵌合して開放位置Iとなっている(図11(イ)参照)。この状態で、結線孔6,6からリード線80を、リード線挿入孔31a,31bに挿入する(図11(ロ)参照)。そして、ドライバー挿入孔32及びドライバー作動口23とからドライバー82を挿入し、その先端を操作溝8の支持底縁9に当接する。次に、ドライバー82を支持底縁9を支点として操作溝8内で傾動する(図12(ハ)参照)と、ドライバー挿入孔32は、ドライバー82に対して遊びがほとんどないから、該ドライバー82の傾動操作による回動モーメントの作用を受けて、突起36,36は、可撓性延出部37の弾性傾動により、位置決め孔25a,25aから離脱し、可動押圧片30はドライバー挿入孔32でのドライバー82の幅変位に相当する分だけ杆状導通片20に沿って移動する。そして突起36,36が位置決め孔25b,25bに嵌合して接続位置IIとなる(図12(ニ)参照)。
【0028】
この状態で、可動押圧片30は、押圧部34が舌片部21c,21c内に嵌合し、かつリード線挿入孔31a,31bがV形破断刃22と上下で重なる。そして、押圧部34がリード線30の端部を舌片部21c,21c内で奥へ押し付け、リード線挿入孔31a,31bに挿入されたリード線80は、嵌入間隙sの内奥により刃先側へ押し付けられて、V形破断刃22の刃先は長手方向に沿って突出しているから、被覆に刃先が食い込んで、導線が切断されない程度に被覆が破断され、その導線はV形破断刃と電気的に接続する。また、リード線80の端部は押圧部34により奥方へ押し付けられ、かつ嵌入間隙sの内奥と、V形破断刃22間で挟持されて、引き抜き不能に保持されることとなる。
【0029】
図15は、本発明の他実施例に係る端子台1’を示し、絶縁性基板2は、その上面が頂点から両側へ、等角度で傾斜し、かつ図中左側を長くしたへ字状をなす。また、杆状導通片20も右側が長いへ字状に屈曲した杆状をなす。そして、リード線80が杆状導通片20に電気的に接続される接続部3を、左側に一つ、右側に二つ形成している。そして図中右側の座定溝面5は、左右に長く、その上方に二つの結線孔6,6を形成している。また図中右側の座定溝面5の下方には、左右二つの操作溝8,8が形成される。さらに、杆状導通片20の右側辺には、各接続部3,3に対応して、二つのV形破断刃22、22が形成され、かつ二つの可動押圧片30,30が装着される。その他、接続部3の構成は上述の実施例と同じであり、説明を省略する。このように、杆状導通片20を延出することにより、複数の接続部3を構成することができ、さらに多様な結線形態を実現することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は上述したように、杆状導通片にV形破断刃を一体的に形成し、該杆状導通片に、リード線挿入孔とドライバー挿入孔とが形成された、可動押圧片を移動可能に装着し、可動押圧片を、リード線挿入孔がV形破断刃から退避する開放位置Iと、リード線挿入孔がV形破断刃と上下で重なる接続位置IIとに位置決めするようにして、ドライバー挿入孔及び杆状導通片の底面に形成されたドライバー作動口とから挿入されたドライバーの先端を、絶縁性基板に形成した操作溝の支持底縁で保持し、操作溝の支持底縁を支点としたドライバーの傾動作用によりドライバー挿入孔の従動に伴って可動押圧片を移動して、接続位置IIでリード線挿入孔に挿入されたリード線をV形破断刃にくい込ませて、その導線とV形破断刃とを電気的に接続するようにしたものであるから、リード線に圧着端子を固着したり、導線を剥き出しとするなどの加工を要せず、接続が簡易となる。
【0031】
ここで、杆状導通片を、底面部と、該底面部の両側から起立する側面部とからなる断面コ字状とすると共に、側面部から対向状に延出した舌片部の端縁に、刃先を長手方向に沿って突出するV形破断刃を形成した構成にあっては、V形破断刃を杆状導通片に一体的に形成することが可能となり、部品点数が少なくと済む。
【0032】
また、杆状導通片を、底面部と、該底面部の両側から起立する側面部とからなる断面コ字状とすると共に、可動押圧片を両側面部間に移動可能に装着し、さらに節度手段を、可動押圧片の側面に連結突起を形成し、かつ杆状導通片の側面部に、前記連結突起が、開放位置Iで嵌合する位置決め孔と、接続位置IIで嵌合する位置決め孔とを形成した構成にあっては、可動押圧片を杆状導通片自体により、移動案内することができ、案内部材を要しない。また、位置決め孔により、可動押圧片は安定的に保持されると共に、ドライバーの操作溝の支持底縁を支点とする指では直接動かすことができない程度の比較的大きな力の回動モーメントが作用した場合にのみ、位置決め孔から連結突起が離脱して、開放位置I又は接続位置IIへ位置変更し得ることとなる。
【0033】
さらに、絶縁性基板の一面に杆状導通片が嵌着される座定溝面と、操作溝とを形成し、さらに該一面に連結突起又は該連結突起が密嵌する連結孔を形成し、他面に重ね合わせた状態で、該連結突起が密嵌する連結孔又は連結孔が密嵌する連結突起を形成することにより、相互に複数枚重ね合わせ可能とした構成にあっては、端子台は所要数重ね合わされ、レール上に被着されて、集合端子台を容易に構成することができる。
【0034】
さらにまた、絶縁性基板に上方に開口する副接続孔を形成し、杆状導通片に副接続孔と連通する導通孔を形成した構成にあっては、この副接続孔に、抵抗などの電子部品の接続足杆を挿入することにより、杆状導通片に他の部品を容易に接続することができ、多様な結線形態を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端子台1の一部切欠一例を示す正面図である。尚、画成壁4は断面を付して示す。
【図2】絶縁性基板2の正面図である。
【図3】杆状導通片20の正面図である。
【図4】杆状導通片20の一辺側の平面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】可動押圧片30の正面図である。
【図7】可動押圧片30の平面図である。
【図8】可動押圧片30の底面図である。
【図9】可動押圧片30の左側面図である。
【図10】可動押圧片30の縦断正面図である。
【図11】接続部3,3への結線手順を示す説明図(イ),(ロ)である。ここで杆状導通片20を縦断して示している。
【図12】接続部3,3への結線手順を示す説明図(ハ),(ニ)である。ここで杆状導通片20を縦断して示している。
【図13】集合した端子台1をレールに装着した状態を示す平面図である。
【図14】集合した端子台1をレールに装着した状態を示す側面図である。
【図15】変形例を示す端子台1’の正面図である。
【符号の説明】
1,1’ 端子台
2 絶縁性基板
3 接続部
5 座定溝面
6 結線口
8 操作溝
9 支持底縁
20 杆状導通片
21b 側面部
21c 舌片部
22 V形破断刃
23 ドライバー作動口
25a,25b 位置決め孔
30 可動押圧片
31a,31b リード線挿入孔
32 ドライバー挿入孔
35 リード線保持部
36 突起

Claims (2)

  1. 杆状導通片絶縁性基板に横断状に装着され、リード線が杆状導通片に電気的に接続される複数の接続部を、杆状導通片に沿って具備する端子台において、
    杆状導通片は、各接続部で、底面部の両側から側面部が起立した断面コ字状をなし、両側面部から夫々舌片部が湾曲状に延出して、両舌片部の対向する内側端縁により、刃先を杆状導通片の長手方向に沿って突出するV形破断刃が形成され
    各接続部に、
    ほぼ上下方向のリード線挿入孔と、ドライバー挿入孔が夫々貫通状に形成され、杆状導通片の両側面部間に嵌入され、接続位置側へ突出して、該接続位置で舌片部内に嵌合する押圧部と、V形破断刃の嵌入間隙を置いて押圧部上に延出するリード線保持部とを備え、リード線保持部と押圧部とに前記リード線挿入孔が上下に連通して形成された、杆状導通片に沿って移動する可動押圧片と、
    可動押圧片を、上リード線挿入孔がV形破断刃から退避する開放位置と、リード線挿入孔がV形破断刃と上下で重なる接続位置とに位置決めする節度手段と、
    杆状導通片の底面に形成された、開放位置から接続位置に至るリード線挿入孔の作動領域に対向するドライバー作動口と、
    絶縁性基板に形成された、ドライバー挿入孔及びドライバー作動口とから挿入されたドライバーの先端を支持底縁で傾動可能に支持する操作溝とを備え、
    操作溝の支持底縁を支点としたドライバーの傾動操作によりドライバー挿入孔の従動に伴って可動押圧片を移動して、接続位置でリード線挿入孔に挿入されたリード線をV形破断刃にくい込ませて、その導線とV形破断刃とを電気的に接続するようにしたことを特徴とする端子台。
  2. 杆状導通片を、底面部と、該底面部の両側から起立する側面部とからなる断面コ字状とすると共に、可動押圧片を両側面部間に移動可能に装着し、さらに節度手段を、可動押圧片の側面に突起を形成し、かつ杆状導通片の側面部に、前記突起が、開放位置で嵌合する位置決め孔と、接続位置で嵌合する位置決め孔とを形成した請求項1記載の端子台。
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