JP4165897B1 - 組立ブロック玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】平板状のブロック部材をジョイント部材を介在させて連結して種々の立体形状を組み立てる組立ブロック玩具において、ブロック部材間の角度が自由に変わり様々なバリエーションが組み立てできる組立ブロック玩具を提供する。
【解決手段】この組立ブロック玩具1は、正方形状をなすブロック部材30、アーム用ジョイント部材10、枢軸用ジョイント部材20、を含み、アーム用ジョイント部材10は、アーム本体11と、それから突出する連結部IPと、ブロック部材30に嵌着させたときその外側面30aに当接しない箇所に設けた回動用嵌合部12と、を有し、枢軸用ジョイント部材20は、ブロック部材30の一辺と実質的に等しく形成された枢軸本体21と、それから突出する連結部IPと、枢軸本体21の両端面20b、20bに設けられてアーム用ジョイント部材10の回動用嵌合部12に嵌合する回動用嵌合部22と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、平板状のブロック部材をジョイント部材を介在させて連結していくことにより、種々の立体形状を組み立てる組立ブロック玩具に関する。
従来より、種々の方式の組立ブロック玩具が提案されている。例えば、特許文献1に記載の組立ブロック玩具は、面を形成する正多角形(正方形或いは正三角形)の平板状のブロック部材を複数種類のジョイント部材を介在させて連結するタイプのもので、ブロック部材やジョイント部材の種類が比較的少なくても、様々な立体形状を組み立てることができる。
また、特許文献2に記載の組立ブロック玩具は、目的の立体形状に適するように多様な形状のブロック部材が用意されているタイプのものにおいて、一対のブロック部材が係合して横方向及びそれと直行方向に回動可能にする一対の第1及び第2の回動可能係合部を有するブロック部材が記載されている。
特開平6−304344号公報 特開平5−253357号公報
組立ブロック玩具は、特許文献2に示されるように、回動可能、すなわち連結された部材間の角度が自由に変わる立体形状を組み立てることでその創造の範囲が広がり楽しさが増大する。従って、特許文献1の組立ブロック玩具においても、角度が自由に変わる立体形状が組み立てられることが望まれる。本願発明者は、そのためには、平板状のブロック部材は既存の正多角形のものを用い、特別なジョイント部材を用いて角度が自由に変わり様々なバリエーションが組み立てできるようにするのが望ましいと考え、鋭意研究の結果、以下説明する組立ブロック玩具を案出した。
本発明は係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、平板状のブロック部材をジョイント部材を介在させて連結して種々の立体形状を組み立てる組立ブロック玩具において、ブロック部材間の角度が自由に変わり様々なバリエーションが組み立てできる組立ブロック玩具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の組立ブロック玩具は、同一形状の被連結部が側面に設けられた複数の平板状のブロック部材を、被連結部に嵌着する連結部を設けた複数のジョイント部材を介在させて連結する組立ブロック玩具において、前記ブロック部材は、正方形状をなす正方形状ブロック部材複数個含み、これらの正方形状ブロック部材は各辺の中央に同一形状の被連結部を有してなり、前記ジョイント部材は、アーム用ジョイント部材と枢軸用ジョイント部材とを含み、アーム用ジョイント部材は、正方形状ブロック部材の一辺より長く形成されてその外側面に当接する当接面から突出する連結部により該正方形状ブロック部材に嵌着可能なアーム本体と、該当接面に有って、正方形状ブロック部材の外側面に嵌着させたときその外側面に当接しない箇所に設けた回動用嵌合部と、を有し、枢軸用ジョイント部材は、正方形状ブロック部材の一辺の長さと実質的に等しく形成されてその外側面に当接する当接面から突出する連結部により該正方形状ブロック部材に嵌着可能な枢軸本体と、枢軸本体の両端面に設けられて前記アーム用ジョイント部材の回動用嵌合部に嵌合可能な回動用嵌合部と、を有し、一の正方形状ブロック部材が嵌着されたアーム用ジョイント部材の回動用嵌合部に、他の正方形状ブロック部材が嵌着された枢軸用ジョイント部材の回動用嵌合部を嵌合したとき、一の正方形状ブロック部材が他の正方形状ブロック部材に対して相対的に回動することを特徴とする。
請求項2に記載の組立ブロック玩具は、請求項1に記載の組立ブロック玩具において、前記枢軸用ジョイント部材の回動用嵌合部を2個のアーム用ジョイント部材の回動用嵌合部に嵌合させるとともに、2個のアーム用ジョイント部材の当接面を正方形状ブロック部材の互いに背向する外側面に当接させて嵌着した連結状態において枢軸用ジョイント部材に対して回動させたとき、該正方形状ブロック部材の外側面が枢軸用ジョイント部材に当接することにより回動角を規制することを特徴とする。
請求項3に記載の組立ブロック玩具は、請求項1又は2に記載の組立ブロック玩具において、前記アーム用ジョイント部材は、正方形状ブロック部材の外側面に当接する当接面を2個有し、連結部と回動用嵌合部をそれぞれ2個有していることを特徴とする。
請求項4に記載の組立ブロック玩具は、請求項1乃至3のいずれかに記載の組立ブロック玩具において、前記アーム用ジョイント部材は、回動用嵌合部の近傍に、その嵌合長さより短い停留用凸部又は停留用凹部を設け、前記枢軸用ジョイント部材は、アーム用ジョイント部材の停留用凸部が嵌まり込む停留用凹部、又は、アーム用ジョイント部材の停留用凹部が嵌まり込む停留用凸部を、回動用嵌合部に対し同心円状に複数個設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の組立ブロック玩具は、請求項1乃至3のいずれかに記載の組立ブロック玩具において、前記枢軸用ジョイント部材は、回動用嵌合部の近傍に、その嵌合長さより短い停留用凹部又は停留用凸部を設け、前記アーム用ジョイント部材は、枢軸用ジョイント部材の停留用凹部が嵌まり込む停留用凸部、又は、枢軸用ジョイント部材の停留用凸部が嵌まり込む停留用凹部を、回動用嵌合部に対し同心円状に複数個設けたことを特徴とする。
請求項6に記載の組立ブロック玩具は、請求項1乃至5のいずれかに記載の組立ブロック玩具において、前記アーム用ジョイント部材は、アーム本体を四角柱状とし、各面に回動用嵌合部が形成されていることを特徴とする。
本発明の組立ブロック玩具によれば、枢軸用ジョイント部材に対してアーム用ジョイント部材が相対的に回動し、その結果、アーム用ジョイント部材に連結されたブロック部材と枢軸用ジョイント部材に連結されたブロック部材の角度が自由に変わり、様々なバリエーションが組み立てできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る組立ブロック玩具1は、図1に組み立てた立体形状の一例を示すように、同一形状の被連結部IHが側面に設けられた複数の平板状のブロック部材(この例では2個の後述の正方形状をなすブロック部材30、30)を、被連結部IHに嵌着できる連結部IPを設けた複数のジョイント部材(この例では2個の後述のアーム用ジョイント部材10、10、1個の後述の枢軸用ジョイント部材20)を介在させて連結するものである。そして、ブロック部材30、30に、更に他のジョイント部材やブロック部材を連結させることにより、種々の立体形状を組み立てることができる。これらのブロック部材及びジョイント部材は、全て略等しい板厚であり、可撓性を有する素材(例えば、プラスチック製、金属製など)にて形成される。また、ブロック部材の被連結部IHはすべて同一形状であり、ジョイント部材の連結部IPは、後述のアーム用ジョイント部材10及び枢軸用ジョイント部材20を含めすべて同一形状である。
複数のブロック部材には、少なくとも正方形状をなすブロック部材30が複数個含まれる。図2は図1の立体形状を組み立てる前の分解斜視図であるが、正方形状をなすブロック部材30は、その外郭が各ジョイント部材が当接する外側面30aであり、外側面30aの各辺の中央に、前述した同一形状の被連結部IHを有している。被連結部IHは、板厚方向の両側に略半円状に凹設し、更に略半円状の中間部には、ジョイント部材が嵌着したときその脱落を阻止するための小凸部IHaを設けている。複数のブロック部材は、その他、三角形等の多角形のものを含むことができるが、同様の被連結部IHと小凸部IHaと外側面30aを備えるものとなる。
複数のジョイント部材には、アーム用ジョイント部材10と枢軸用ジョイント部材20が含まれる。これらの部材については、以下の図3〜図5を用いて詳細に説明する。図3(a)、(b)、(c)はそれぞれ、アーム用ジョイント部材10の正面図、右側面図、平面図、図4(a)、(b)、(c)はそれぞれ、枢軸用ジョイント部材20の正面図、右側面図、平面図、図5(a)、(b)はそれぞれ、アーム用ジョイント部材10、枢軸用ジョイント部材20の(正面視)断面図である。
アーム用ジョイント部材10は、正方形状をなすブロック部材30の外側面30aに当接する当接面10aを有してブロック部材30の一辺より長く形成された角柱状のアーム本体11と、当接面10aから突出する連結部IPと、ブロック部材30の外側面30aに嵌着させたとき、ブロック部材30の外側面30aに当接しない箇所に設けた回動用嵌合部12と、を有している。連結部IPは、図3に示すように、ブロック部材30の被連結部IHに対応した外形形状と凹設深さに等しい厚みでもって一対の部分が対向して突出し、更にその内側中間部には、小凸部IHaに対応した小凹部IPaを設けている。また、回動用嵌合部12は、この例では、円柱状の凸部として形成している。
枢軸用ジョイント部材20は、正方形状をなすブロック部材30の外側面30aに当接する当接面20aを有して長手方向(回動軸線20X方向)の長さがブロック部材30の一辺と実質的に等しく形成された略角柱状の枢軸本体21と、枢軸本体21の長手方向の中央において突出する連結部IPと、アーム用ジョイント部材10の回動用嵌合部12に嵌合する枢軸本体21の長手方向の両端面20b、20bに設けた回動用嵌合部22と、を有している。回動用嵌合部22は、この例では、円形状の凹部として形成している。なお、連結部IPは、アーム用ジョイント部材10の連結部IPと同様である。
枢軸用ジョイント部材20の回動用嵌合部22である凹部は、図4(c)及び図5(b)に示すように、円柱孔であると、回動軸線20Xに対してアーム用ジョイント部材10の回動用嵌合部12がぐらつかず滑らかに回動する点では望ましいが、図6(b)に示すように、比較的内径が大きな皿状としてもよい。この場合、アーム用ジョイント部材10の回動用嵌合部12である凸部は、図6(a)に示すように、枢軸用ジョイント部材20の回動用嵌合部22である凹部に接触して嵌合可能な形状とする。
また、枢軸用ジョイント部材20の回動用嵌合部22である凹部を、図7(b)のような凸部に、アーム用ジョイント部材10の回動用嵌合部12である凸部を、図7(a)のような凹部にしてもよい。以下の本実施形態の説明において、特に明記しない場合でも、回動用嵌合部12、22の凹凸関係は適宜入れ替えて用いることが可能である。
ここで、アーム用ジョイント部材10、枢軸用ジョイント部材20、正方形のブロック部材30を用いた立体形状の組み立て方法について説明する。例えば、図1に示す立体形状は、2個のアーム用ジョイント部材10、10の間に正方形のブロック部材30と枢軸用ジョイント部材20を挟むように配置し、枢軸用ジョイント部材20の回動用嵌合部22を2個のアーム用ジョイント部材10、10の回動用嵌合部12に嵌合させるとともに、2個のアーム用ジョイント部材10、10の当接面10a、10aをブロック部材30の互いに背向する外側面30aに当接させて連結部IP、IPを被連結部IH、IHに嵌着する。次に、他の正方形のブロック部材30の外側面30aに枢軸用ジョイント部材20の当接面20aを当接させて被連結部IHに連結部IPを嵌着する。こうして、2個のブロック部材30、30が回動可能に連結される。なお、これらの組立の実際の順序は自由に変更できる。
この立体形状では、枢軸用ジョイント部材20の回動軸線20Xを回動軸として、2個のアーム用ジョイント部材10、10に連結された正方形のブロック部材30と枢軸用ジョイント部材20に連結された正方形のブロック部材30とが相対的に回動する。すなわち、枢軸用ジョイント部材20に嵌着されているブロック部材30を静止状態とすると、2個のアーム用ジョイント部材10、10に嵌着されているブロック部材30が回動し、2個のアーム用ジョイント部材10、10に嵌着されているブロック部材30を静止状態とすると、枢軸用ジョイント部材20に嵌着されているブロック部材30が回動する。
この立体形状では、2個のアーム用ジョイント部材10、10の間のブロック部材30が枢軸用ジョイント部材20に対して確実に回動できるように、枢軸用ジョイント部材20とこのブロック部材30との間には適度な隙間が設けられる。そして、枢軸用ジョイント部材20に対する回動量、すなわち回動角は、このブロック部材30の枢軸用ジョイント部材20に対向する外側面30aが枢軸用ジョイント部材20に当接することにより規制される。最も典型的なものは、図8(a)に示すように、略角柱状である枢軸本体21の連結部IPを突出させている側面(当接面)20aと反対側の側面を、回動軸線20Xを中心とする半円の円弧状としている。このものでは、ブロック部材30の外側面30aが枢軸用ジョイント部材20に当接するまでに、略±90°の回動角が得られ、円弧状の終点が自己の回動角を規制する回動角規制部20cとなる。また、枢軸用ジョイント部材20は、自己の回動角を±90°より小さく規制するような回動角規制部20cを設けてもよい。例えば、図8(b)に示すように、枢軸本体21の連結部IPを突出させている側面(当接面)20aと反対側の側面を、回動軸線20Xより連結部IP側にずらした点を中心とする円弧状、すなわち図8(a)のものより半径が大きい円弧状としてもよい。このものでは、枢軸用ジョイント部材20の回動角を、例えば、±45°、つまり±45°以上は回動しないようにすることができる。また、図8(c)に示すように、枢軸本体21の連結部IPを突出させている側面(当接面)20aと反対側の側面の半分を回動軸線20Xを中心とする1/4円の円弧状とし、残りの半分は円弧状としないようにして回動角規制部20cを設けてもよい。このものは、枢軸用ジョイント部材20の回動角を、略+90°、つまり矢印方向に略+90°回動するが、逆には回動しないようにすることができる。なお、このブロック部材30と他のブロック部材30間の間隔Sは大きくなるが、アーム用ジョイント部材10を長手方向に延ばし、図8(d)に示すように、枢軸用ジョイント部材20とこのブロック部材30との間の隙間を広くすることによって、回動角を90°よりも大きくすることも可能である。このとき、枢軸本体21には、円弧状の部分を設ける必要はない。
また、アーム用ジョイント部材10において回動用嵌合部12近傍の長手方向の端面は、他のジョイント部材と対向した場合に接触しないように、回動しても適度な隙間があるようにしておくのが望ましく、例えば、図3(b)等で示すように、回動用嵌合部12を中心とする半円の円弧状としている。
このように、この組立ブロック玩具1では、枢軸用ジョイント部材20に対してアーム用ジョイント部材10及びそれに連結するブロック部材30等が相対的に回動し、枢軸用ジョイント部材20に対するアーム用ジョイント部材10の角度が自由にかわる。また、図1において、例えば、右側のブロック部材30を三角形のものにしたり、ブロック部材30、30のいずれか又は両方に他のジョイント部材を介して他のブロック部材を連結したりするなどして、立体形状のバリエーションを増やすこともできる。
次に、別のアーム用ジョイント部材10Bを説明する。このアーム用ジョイント部材10Bは、図9に示すように、正方形状をなすブロック部材30の外側面30aに当接する当接面10aを2個有してブロック部材30の一辺より長く形成されたアーム本体11と、両当接面10a、10aから突出する2個の連結部IP、IPと、ブロック部材30の外側面30aに嵌着させたときブロック部材30の外側面30aに当接しない箇所に設けた2個の回動用嵌合部12、12と、を有してなる。
このアーム用ジョイント部材10Bは、アーム用ジョイント部材10とともに用いたり、単独で(アーム用ジョイント部材10と独立に)用いたりして組み立てる立体形状のバリエーションを更に増やすことができる。図10は、アーム用ジョイント部材10Bをアーム用ジョイント部材10とともに用いた立体形状の一例である。この立体形状は、アームジョイント部10Bの両側にそれぞれ正方形のブロック部材30、30を連結して枢軸用ジョイント部材20、20を嵌合し、次に、これらを2個のアーム用ジョイント部材10、10で挟むように連結又は嵌合し、次に、枢軸用ジョイント部材20の一つに他の正方形のブロック部材30を連結したものである。この立体形状は、2個の枢軸用ジョイント部材20、20の回動軸線20Xを中心軸として、2個のアーム用ジョイント部材10、10に挟まれた2個の正方形のブロック部材30、30及びアーム用ジョイント部材10Bが枢軸用ジョイント部材20に連結されたブロック部材30に対して相対的に回動する。図11は、アーム用ジョイント部材10Bを単独で用いた立体形状の一例である。この立体形状は、アームジョイント部材10Bの両側にそれぞれ正方形のブロック部材30、30を連結し、また、枢軸用ジョイント部材20、20を嵌合し、次に、枢軸用ジョイント部材20、20に他の正方形のブロック部材30、30を連結してそれらのブロック部材30、30の間を単純連結用のジョイント部材40で連結したものである。この立体形状は、2個の枢軸用ジョイント部材20、20の回動軸線20Xを中心軸として、アーム用ジョイント部材10Bの両側のブロック部材30、30が枢軸用ジョイント部材20、20に連結されたブロック部材30、30に対して相対的に回動する。
更には、図示はしないが、アーム用ジョイント部材10Bの2個の連結部IP、IPの角度間隔を変えたり連結部IPの数を増やしたりしてその変形例を増やすと、立体形状のバリエーションを更に増やすことができる。また、同様にして、枢軸用ジョイント部材20の変形例を増やすと、立体形状のバリエーションを更に増やすことができる。
次に、枢軸用ジョイント部材20に対するアーム用ジョイント部材10の相対的な回動を所定の角度で停止し、安定して停留するような構造とした変形例を説明する。これは、枢軸用ジョイント部材20の回動用嵌合部22とアーム用ジョイント部材10の回動用嵌合部12の接触面の適度な摩擦等により任意の角度で安定して停留させることも可能であるが、製品の個体差や経時的変化を考慮して、構造的に所定の角度で安定して停留できるようにしたものである。
このアーム用ジョイント部材10Cは、図12(a)に示すように、回動用嵌合部12の近傍に、その嵌合長さ(回動用嵌合部12の凸部の高さ)より短い停留用凸部13を設け、枢軸用ジョイント部材20Cは、図12(b)に示すように、アーム用ジョイント部材10Cの停留用凸部13が嵌まり込む停留用凹部23を、回動用嵌合部22に対し同心円状でかつ所定間隔毎に複数個設けている。これにより、アーム用ジョイント部材10Cは、図12(c)に示すように、停留用凸部13が枢軸用ジョイント部材20Cの複数の停留用凹部23、23、・・・の一つ一つに合わさりながら、枢軸用ジョイント部材20Cに対して相対的に回動する。このとき、多少の抵抗があり、また、揺動するが、揺動の主な方向が枢軸用ジョイント部材20Cの回動軸線20X方向であるので、比較的滑らかに回動することができる。そして、回動を停止したとき、所定の角度で、停留用凸部13が一つの停留用凹部23に合わさり、安定して停留する。
逆に、枢軸用ジョイント部材20Cに、回動用嵌合部22の近傍に、その嵌合長さ(回動用嵌合部22の凹部の深さ)より短い停留用凹部を設け、アーム用ジョイント部材10Cに、枢軸用ジョイント部材20Cの停留用凹部に嵌まり込む停留用凸部を、回動用嵌合部12に対し同心円状でかつ所定間隔毎に複数個設けてもよい。この場合の回動の動作、停留の動作は、上記と同様である。また、アーム用ジョイント部材10Cと枢軸用ジョイント部材20Cの停留用凸部と停留用凹部は、その凹凸関係を入れ替えてもよい。
なお、アーム用ジョイント部材10Cの変形例として、図13に示すように、長手方向の端面に停留用凸部13aを複数個形成したアーム用ジョイント部材10Dにすることも可能である。この場合は、長手方向の端面に停留用凹部13a’を形成したジョイント部材10D’を別途必要とし、所定位置に配置しなければならない。このものは、回動に伴う揺動の方向が枢軸用ジョイント部材20の回動軸線20Xに対し直交する方向であるので、上記の場合に比べて抵抗が大きく回動の滑らかさが低下する場合が多い。
次に、アーム用ジョイント部材10において連結部IPと回動用嵌合部12の位置関係が選択できる変形例を説明する。このアーム用ジョイント部材10Eは、アーム本体11を四角柱状とし、その各面に回動用嵌合部が形成されているものである。すなわち、図14に示すように、これまでの実施形態で説明した回動用嵌合部12の他に、それと90°、180°、270°の角度間隔を有して別の回動用嵌合部12e、12e、12eが形成されている。従って、枢軸用ジョイント部材20の回動用嵌合部22に回動用嵌合部12が嵌合した場合は上記のアーム用ジョイント部材10の場合と立体形状はほぼ同じであるが、回動用嵌合部12e、12e、12eのいずれかが嵌合した場合は立体形状が異なり、バリエーションが広がる。なお、回動用嵌合部12e、12e、12eのいずれかを省略することも可能である。
この図14に示すアーム用ジョイント部材10Eは、使用しない回動用嵌合部が生じるので、更に組み立てを展開していく際に多少邪魔になる場合があり、また、多少美感の低下を招く場合がある。この点を考慮すると、以下の形態が望ましい。図15(a)、(b)の正面視断面図、右側面視断面図に示すものは、図6(a)に示したアーム用ジョイント部材10を変形して、回動用嵌合部12である凸部がアーム本体11の軸線に対して線対称に形成された部分球体となるようにし、図6(b)に示した皿状の回動用嵌合部の凹部22を形成した枢軸用ジョイント部材20とともに用いるようにしたものである。また、図16(a)、(b)の正面視断面図、右側面視断面図に示すものは、図7(a)に示したアーム用ジョイント部材10を変形して、回動用嵌合部12を凹部とし、その他に、それと90°、180°、270°の角度間隔を有して別の回動用嵌合部の凹部12e、12e、12eを形成したものを、図7(b)に示した回動用嵌合部の凸部22を形成した枢軸用ジョイント部材20とともに用いるようにしたものである。なお、回動用嵌合部の凹部12、12e、12e、12eは、内部でつながっていても構わない。このようにすると、使用していない回動用嵌合部が立体形状を組み立てる際に邪魔になることはなく、また、美感もさほど低下することもない。
以上、本発明の実施形態に係る組立ブロック玩具について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、被連結部IH、連結部IPなどは、実施形態で説明した具体的な形状以外の様々な形状とすることができるのは勿論である。
本発明の実施形態に係る組立ブロック玩具で立体形状の一例を組み立てた状態の斜視図である。 同上の図1の立体形状を組み立てる前の分解斜視図である。 同上のアーム用ジョイント部材の正面図、右側面図、平面図である。 同上の枢軸用ジョイント部材の正面図、右側面図、平面図である。 同上のアーム用ジョイント部材と枢軸用ジョイント部材の断面図である。 同上のアーム用ジョイント部材と枢軸用ジョイント部材の回動用嵌合部の変形例の断面図である。 同上のアーム用ジョイント部材と枢軸用ジョイント部材の回動用嵌合部の別の変形例の断面図である。 同上の枢軸用ジョイント部材とブロック部材との関係を説明する平面図である。 同上のアーム用ジョイント部材の変形例の正面図、平面図である。 図9のアーム用ジョイント部材の変形例を用いた立体形状の一例の斜視図である。 図10とは別の立体形状の一例の斜視図である。 同上のアーム用ジョイント部材に停留用凸部を形成した例の正面図と枢軸用ジョイント部材に停留用凹部を形成した例の平面図とそれらを組み立てた状態の断面図である。 同上のアーム用ジョイント部材に停留用凸部を形成した別の例の正面図とそれを組み立てた状態の断面図である。 同上のアーム用ジョイント部材の回動用嵌合部(凸部)を複数個形成した例の正面図、右側面図、平面図である。 図6(a)のアーム用ジョイント部材の回動用嵌合部(凸部)を部分球体となるように形成した例の正面視断面図、右側面視断面図である。 図7(a)のアーム用ジョイント部材の回動用嵌合部(凹部)を複数個形成した例の正面視断面図、右側面視断面図である。
符号の説明
1 組立ブロック玩具
10〜10E アーム用ジョイント部材
10a アーム用ジョイント部材の当接面
11 アーム用ジョイント部材のアーム本体
12 アーム用ジョイント部材の回動用嵌合部
13 アーム用ジョイント部材の停留用凸部
20 枢軸用ジョイント部材
20a 枢軸用ジョイント部材の当接面
20b 枢軸用ジョイント部材の端面
20c 枢軸用ジョイント部材の回動角規制部
20X 枢軸用ジョイント部材の回動軸線
21 枢軸用ジョイント部材の枢軸本体
22 枢軸用ジョイント部材の回動用嵌合部
23 枢軸用ジョイント部材の停留用凹部
30 正方形のブロック部材
30a 正方形のブロック部材の外側面
IH ブロック部材の被連結部
IP ジョイント部材の連結部

Claims (6)

  1. 同一形状の被連結部が側面に設けられた複数の平板状のブロック部材を、被連結部に嵌着する連結部を設けた複数のジョイント部材を介在させて連結する組立ブロック玩具において、
    前記ブロック部材は、正方形状をなす正方形状ブロック部材複数個含み、これらの正方形状ブロック部材は各辺の中央に同一形状の被連結部を有してなり、
    前記ジョイント部材は、アーム用ジョイント部材と枢軸用ジョイント部材とを含み、
    アーム用ジョイント部材は、
    正方形状ブロック部材の一辺より長く形成されてその外側面に当接する当接面から突出する連結部により該正方形状ブロック部材に嵌着可能なアーム本体と、
    該当接面に有って、正方形状ブロック部材の外側面に嵌着させたときその外側面に当接しない箇所に設けた回動用嵌合部と、を有し、
    枢軸用ジョイント部材は、
    正方形状ブロック部材の一辺の長さと実質的に等しく形成されてその外側面に当接する当接面から突出する連結部により該正方形状ブロック部材に嵌着可能な枢軸本体と、
    枢軸本体の両端面に設けられて前記アーム用ジョイント部材の回動用嵌合部に嵌合可能な回動用嵌合部と、を有し
    一の正方形状ブロック部材が嵌着されたアーム用ジョイント部材の回動用嵌合部に、他の正方形状ブロック部材が嵌着された枢軸用ジョイント部材の回動用嵌合部を嵌合したとき、一の正方形状ブロック部材が他の正方形状ブロック部材に対して相対的に回動することを特徴とする組立ブロック玩具。
  2. 請求項1に記載の組立ブロック玩具において、
    前記枢軸用ジョイント部材の回動用嵌合部を2個のアーム用ジョイント部材の回動用嵌合部に嵌合させるとともに、2個のアーム用ジョイント部材の当接面を正方形状ブロック部材の互いに背向する外側面に当接させて嵌着した連結状態において枢軸用ジョイント部材に対して回動させたとき、
    該正方形状ブロック部材の外側面が枢軸用ジョイント部材に当接することにより回動角を規制することを特徴とする組立ブロック玩具。
  3. 請求項1又は2に記載の組立ブロック玩具において、
    前記アーム用ジョイント部材は、正方形状ブロック部材の外側面に当接する当接面を2個有し、連結部と回動用嵌合部をそれぞれ2個有していることを特徴とする組立ブロック玩具。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の組立ブロック玩具において、
    前記アーム用ジョイント部材は、回動用嵌合部の近傍に、その嵌合長さより短い停留用凸部又は停留用凹部を設け、
    前記枢軸用ジョイント部材は、アーム用ジョイント部材の停留用凸部が嵌まり込む停留用凹部、又は、アーム用ジョイント部材の停留用凹部が嵌まり込む停留用凸部を、回動用嵌合部に対し同心円状に複数個設けたことを特徴とする組立ブロック玩具。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の組立ブロック玩具において、
    前記枢軸用ジョイント部材は、回動用嵌合部の近傍に、その嵌合長さより短い停留用凹部又は停留用凸部を設け、
    前記アーム用ジョイント部材は、枢軸用ジョイント部材の停留用凹部が嵌まり込む停留用凸部、又は、枢軸用ジョイント部材の停留用凸部が嵌まり込む停留用凹部を、回動用嵌合部に対し同心円状に複数個設けたことを特徴とする組立ブロック玩具。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の組立ブロック玩具において、
    前記アーム用ジョイント部材は、アーム本体を四角柱状とし、各面に回動用嵌合部が形成されていることを特徴とする組立ブロック玩具。
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