JP4165877B2 - 光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録再生方法 - Google Patents

光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録再生方法に関し、特に、光記録媒体の基板厚誤差により発生する球面収差を再生信号品位に基づき補正する光学的情報記録再生装置及び光学的情報記録再生方法に関するものである。
近年ハイディフィニションTVを録画することを目的として、従来に比して高密度、大容量化を図ったBD(ブルーレイディスク)装置が提案されている。BD装置では半導体レーザーの発振波長を短波長化すると共に、使用される対物レンズが高NA化している。
一般に、光ディスクの基板(光透過層)の厚みに設計値に対する誤差があると対物レンズNAの4乗に比例し、波長に反比例した球面収差が発生し、光記録媒体上でのスポット品位が劣化し記録再生性能が低下することが知られている。従って、短波長、高NA化されたBD装置などの場合、DVD装置等に比較して、非常に球面収差が発生しやすいので、球面収差の補正が必要となり、その球面収差を補正する装置が提案されている。また、データ記録面を複数、例えば2層にする技術も検討されており、カバー厚の異なる2層に光スポットを球面収差なく集光するためにも球面収差の補正が必要となる。
球面収差の補正する技術としては、例えば、再生信号の振幅、ジッターなど再生信号の品質を表す指標を検出して球面収差補正素子を制御するものが特許文献1に開示されている。
特開2003−233917号公報
しかしながら、再生信号の品質の評価に振幅、ジッターを用い、球面収差補正素子を制御するのは、高密度記録化が進む近年においては必ずしも球面収差補正の精度等の点で有効な方法ではなく、簡便にかつ確実に精度の良い球面収差の補正が可能な光ディスク装置等の光学的情報記録再生装置や光学的情報記録再生方法が望まれていた。
近年、光ディスク装置において、高密度記録を行うこと等から、データ検出方式としてPRML方式が用いられることが多くなってきている。PRML方式では記録再生系の特性に応じたPR方式で再生信号を等化し、ビタビ復号等の最尤復号により復号処理を行うことにより符号間干渉の大きい再生信号においても誤り率の低いデータを得ることができる。
本発明では再生信号の品質の評価指標として、特許文献1等に開示された振幅、ジッターの変わりに、SAM(Sequenced Amplitude Margin)等のPRML方式を用いた再生信号品位評価指標を用い、この再生信号品位評価指標に基づいて球面収差補正量を決定し球面収差を発生させることとした。なお、PRML方式を用いた光ディスク装置は例えば特開2003−051163号公報に開示されており、この公報にはPRML方式を用いた再生信号品位評価指標としてSAMが用いられており、その指標により、最適記録パワー、サーボオフセット、波形等化回路の等化計数等の最適化を行うことが開示されている。
また、本発明では上記のようにSAM等のPRML方式を用いた再生信号品位評価指標に基づいて球面収差補正量を決定し球面収差を発生させるとともに、等化フィルタの係数を逐次更新する適応等化手段を設けることで、球面収差の状態が変化しても波形等化が最適な状態に保たれるようにした。なお等化フィルタの係数を逐次更新せず、その係数を所定の係数で球面収差補正動作を行った場合、係数の設定によっては、本来の球面収差最良点とは異なる間違った場所に補正してしまう場合がある。この動作については図11を用いて後述する発明の実施形態において詳述する。
すなわち、本出願に係る第1の発明は、光源と該光源からの光束を光記録媒体に集光し情報の記録再生を行う光学的情報記録再生装置において、
前記光束を集光する対物レンズと、
前記光源と前記対物レンズの間にあって前記光束に球面収差を発生させる球面収差発生手段と、
前記光記録媒体からの光を受光し電気信号に変換するセンサーと、
前記センサーの出力を所定のパーシャルレスポンス特性に等化する等化フィルタと、
前記等化フィルタの出力信号の再生品位を計測する品位評価手段と、
前記等化フィルタの係数を更新する適応等化手段と、を備え、
前記球面収差発生手段を駆動する場合において、前記適応等化手段によって前記等化フィルタの係数が逐次更新された状態で、前記品位評価手段を用いて前記等化フィルタの出力信号の再生品位を計測し、該計測した再生品位に基づいて、前記球面収差発生手段の発生収差量を決定することを特徴とする。
上記構成において、球面収差発生手段は媒体の基板厚誤差による球面収差を補正し、センサーは媒体に記録された情報を電気信号に変換し、等化フィルタと等化フィルタの係数を逐次更新する適応等化手段とによりセンサー手段の出力を所定のパーシャルレスポンス特性に等化する。品位評価手段は媒体から再生され等化フィルタにより等化された再生信号品位を評価し、この再生品位に応じて球面収差発生手段の発生する収差を決定する。球面収差発生手段に最適な球面収差を発生させることにより、媒体面上の球面収差を最良の状態にし、最も良好な記録/再生性能を発揮させることができる。また、等化フィルタ出力に基づいて等化フィルタの係数を更新することにより、迅速に適応等化動作を行うことができる。
また、本出願に係る第2の発明は、上記第1の発明において、前記適応等化手段による前記等化フィルタの係数の更新は、前記品位評価手段の計測中も行っていることを特徴とする。
上記構成において、等化フィルタの係数の更新を、品位評価手段の計測中も行うことで、球面収差発生手段の発生する収差の決定において、最良の再生信号により行うことができる。
また、本出願に係る第3の発明は、上記第1の発明において、前記適応等化手段による前記等化フィルタの係数更新は、前記品位評価手段の計測毎にその計測前に行っていることを特徴とする。
上記構成において、等化フィルタの係数更新を、品位評価手段が計測を行う毎に、また、その計測前におこなうことで、球面収差発生手段の発生する収差の決定において、最良の再生信号により行うことができる。
また、本出願に係る第4の発明は、上記第1の発明において、前記等化フィルタの出力を最尤復号法により2値化する最尤復号手段をもち、前記品位評価手段は前記最尤復号手段における尤度をもとに再生品位を計測し、
前記適応等化手段は等化フィルタ出力に基づいて前記等化フィルタの係数を更新することを特徴とする。
上記構成において、最尤復号手段は最尤復号法に基づき再生信号の2値化を行い、この尤度をもとに再生品位を計測することで、より高精度に再生品位を計測することが可能になり、正確かつ迅速に球面収差を補正することができる。
また本出願に係る第5の発明は、光源と該光源からの光束を光記録媒体に集光し情報の記録再生を行う光学的情報記録再生方法において、
前記光記録媒体からの光を受光し電気信号に変換し、
変換された電気信号を、その係数が更新される等フィルタにより、前記等化フィルタの係数が逐次更新された状態で所定のパーシャルレスポンス特性に等化し、
等化後の信号の再生品位を計測し、
前記再生品位に基づいて決定される球面収差量を、前記光源からの光束に発生させることを特徴とする。
また本出願に係る第6の発明は、上記第5の発明において、前記等化フィルタの係数の更新は、品位評価の計測中も行うことを特徴とする。
また本出願に係る第7の発明は、上記第5の発明において、前記等化フィルタの係数更新は、前記品位評価の計測毎にその計測前に行い、前記品位評価の計測中は前記等化フィルタの係数更新を行わないことを特徴とする。
また本出願に係る第8の発明は、上記第5の発明において、前記等化フィルタの出力を最尤復号法により2値化し、前記品位評価は最尤復号における尤度をもとに再生品位を計測し、
等化フィルタ出力に基づいて前記等化フィルタの係数を更新することを特徴とする。
本発明によれば、球面収差発生手段は媒体の基板厚誤差による球面収差を補正し、センサーは媒体に記録された情報を電気信号に変換し、等化フィルタと適応等化手段によりセンサー手段の出力を所定のパーシャルレスポンス特性に等化する。品位評価手段は媒体から再生され等化フィルタにより等化された再生信号品位を評価し、この再生品位に応じて球面収差発生手段の発生する収差を決定する。球面収差発生手段に最適な球面収差を発生させることにより、媒体面上の球面収差を最良の状態にし、最も良好な記録/再生性能を発揮させることができる。また、等化フィルタ出力に基づいて等化フィルタの係数を更新することにより、迅速に適応等化動作を行うことができる。
また、本発明によれば、等化フィルタの係数の更新を、品位評価手段の計測中もつねに行うことで、球面収差発生手段の発生する収差の決定において、いつも最良の再生信号により行うことができる。
また、本発明によれば、等化フィルタの係数更新を、品位評価手段が計測を行う毎に、また、その計測前におこなうことで、球面収差発生手段の発生する収差の決定において、いつも最良の再生信号により行うことができる。
また、本発明によれば、最尤復号手段は最尤復号法に基づき再生信号の2値化を行い、この尤度をもとに再生品位を計測することで、より高精度に再生品位を計測することが可能になり、正確かつ迅速に球面収差を補正することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る装置を、図面を参照して詳細に説明する。
<光ピックアップOPU202の光学系構成>
図10は、本実施形態に係る光ピックアップの一例である。半導体レーザー1から出射したビームは、回折格子2で3ビームに分けられ、コリメーター3で平行光とされ、ビーム整形付き偏光ビームスプリッター4に入射する。ビームの一部は反射させられ、APC用センサー5に入射し、半導体レーザー1からの出射光量のモニターに利用される。透過したビームは、1/4波長板6、レンズ7、レンズ8を介して、対物レンズ12により、光ディスク13上で光透過層を経て記録層面へ集光され、情報の再生、記録に利用される。光ディスク13で反射されたビームは、対物レンズ12、レンズ8、レンズ7、1/4波長板6を通過し、ビーム整形付き偏光ビームスプリッター4で反射させられ、センサーレンズ14を介して、RF/サーボ用センサー15に入射し、情報信号の再生に利用される。
ここで、レンズ7、レンズ8は、レンズ7は固定、レンズ8は電磁駆動手段10によりレンズ7との光軸方向の間隔が可変であるように保持されて、球面収差発生手段11を形成している。レンズ7、レンズ8の形状、硝材は、レンズ間隔が変わった時に球面収差のみが発生するように構成されている。電磁駆動手段10は例えばステッピングモータを用いてリードスクリューによりミクロンオーダーでレンズ8を移動させるものである。
<情報再生装置200の全体構成及び一連の動作>
図2において、情報再生装置200は、ディスク状媒体(以下「ディスク」と記す)201、光ピックアップ(OPU)202、スピンドルモータ(SPM)203、サーボDSP(Digital Signal Processor)208、RFプリアンプ204、AGC(Auto Gain Control)/Filter205、A/D変換器206、再生プロセッサ207、ドライブコントローラ209、メモリ211、メモリ制御210、データバス212によって構成される。
情報再生装置200において、メモリ211は、データバス212を介し、各機能ブロックでタイム・シェアリングして使用されるメモリ空間であり、ドライブコントローラ209を介してメモリ制御210により制御及び管理される。
ドライブコントローラ209は中央演算処理(CPU)を備え、データバス212を介してユーザー指定コマンドを受信実行、あるいは所定のプログラムを実行することにより、情報再生装置200の全体システムを統括制御する。
光ピックアップ202は、ディスク201へのレーザー光照射や情報検出を行う。情報検出には、ディスク媒体からの反射光量を検出し、当該反射光を光電変換することで、再生電気信号を取得する。
サーボDSP208は、ディスク201への駆動制御全体をコントロールする機能を有し、不図示のトラバースモータによって光ピックアップ202をディスク201上、所定アドレスに位置制御をする。また、光ピックアップ202内のアクチュエータを制御することによって、フォーカス制御、トラッキング制御を行う。さらに、光ピックアップ202におけるレーザー射出光量制御、そしてスピンドルモータ203により、ディスク201を所定の回転数に駆動制御する。
また、ドライブコントローラ209の指令に応じてサーボDSP208は図10に示した光ピックアップ202内の球面収差発生手段11の電磁駆動手段10を駆動することで、光束に球面収差を与える。
ディスクからの情報再生処理について説明する。光ピックアップ202から得られた微弱再生信号は、RFプリアンプ204によって増幅処理される。しかる後、AGC/Filter205において所定レベルにゲインコントロールならびに帯域制限がなされる。A/D変換器206は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。これらはドライブコントローラ209から不図示の制御線によって所定の特性に最適制御されるものである。続いて再生プロセッサ207において再生信号処理が施されデータバス212に情報データが伝送される。
<再生プロセッサ207の機能詳細ならびに一連の動作>
次に、再生プロセッサ207の再生信号処理について、図3を用いて詳述する。図3において301は波形等化、302はビタビ復号、303は復調、304はECC(Error Correct Code)、305はSAM(Sequenced Amplitude Margin)値算出である。
再生プロセッサ207に入力された信号は、不図示のPLLがかけられ再生信号に同期したクロック成分が抽出される。このクロックは再生プロセッサの処理タイミングに用いられる。
また、本実施形態に示されるディスク情報は、周知の(1、7)RLL符号をNRZI変換して記録されており、最小反転間隔は2となっている。
波形等化301は、パーシャルレスポンスPR(1、2、2、1)の特性をもつ波形等化を行う。PR(1、2、2、1)は、以下の式で表される。
Figure 0004165877
ここでy〔k〕:PR出力値、dk:現在の時刻kにおける記録符号、dk-1:1クロック前の時刻k−1における記録符号、dk-2:2クロック前の時刻k−2における記録符号、dk-3:3クロック前の時刻k−3における記録符号である。
波形等化301は適応等化フィルタとなっており、より詳細なブロック図を図9に示す。
図9において、波形等化301は、NタップのFIR型適応フィルタで構成され、再生信号x(n)は、N−1個の遅延器311と、N個の係数乗算器312をもち、乗算器出力を加算器313で加算した総和がフィルタ出力y(n)である。
適応動作は、以下のようにして行われる。
再生信号x(n)は、NタップのFIR型フィルタを通って、フィルタ出力y(n)となって出力され、その出力は、ビタビ復号器および誤差信号生成回路314に入力される。誤差信号生成回路314は、理想波形とフィルタ出力y(n)との差を演算し、所定係数をかけ係数更新回路315に出力する。
ディスクの所定の場所に、あらかじめ記録されたテストパターンを再生する場合は、理想波形は、あらかじめわかっているので、再生したテストパターンにあわせて理想波形を出力し比較すればよい。また、ユーザデータなど、記録されたパターンが不明な信号を再生して適応動作を行う場合は、フィルタ出力レベルを判定し、判定された値を理想波形とする。例えば本実施形態のようにPR(1、2、2、1)の場合、その理想出力値は0、1、2、3、4、5、6の7値となるので、フィルタ出力レベルを7値で判定できる比較器により単純にレベル比較することで判定が可能である。
係数更新回路は、誤差信号生成回路の出力信号と、各係数乗算回路の入力信号とを乗算し、現在の係数に加算し、次回の係数とする。
このような動作を続けるうちに、係数が最適化され、誤差が0に近づいていき適応動作は収束していく。
この波形等化301は係数の更新動作(適応動作)を行うか否かのモードを持ち、ドライブコントローラの指令により適応動作を動作/非動作とする。非動作時は、誤差信号生成回路の出力を入力信号によらず0とすればよい。
なお、適応等化器としては例えば特開2001−014804号公報に開示がある。
図6に(1、7)RLLとPR(1、2、2、1)に基づく状態遷移図を示す。各状態はPR値に応じて次の状態に遷移する。続いて、状態遷移に応じて復号ビットを出力する。また、図6の状態遷移図を時間軸方向に展開したトレリス図を図7に示す。
ビタビ復号では、図7に示すトレリス図に従って、各状態の時刻kでのパスメトリックm000[k]〜m111[k]は、時刻k−1の所定状態のメトリックm000[k−1]〜m111[k−1]と時刻kでの実際のPR出力値y[k]とを用いて以下の計算式Xで求められる。
Figure 0004165877
状態S(dk-2、dk-1、dk)とは、現時刻の復号データがdk、1時刻前の復号データがdk-1、2時刻前の復号データがdk-2であることを示す。
状態S000、状態S001、状態S110及び状態S111では、各時刻毎に2つのパスが合流するため、合流する2つのパスのうち、パスメトリック値が小さい方を生き残りパスとして選択する。ここで、パスとはそれまで経由した状態の履歴であり、状態遷移列とも呼ぶ。
また、図7のトレリス線図に示すように時刻k−1から時刻kの各状態に遷移する際には、各遷移により定まるPR(1、2、2、1)の理想出力値と実際の再生信号をPR(1、2、2、1)処理した出力値とのユークリッド距離をブランチ・メトリックとして加算する。なお、PR(1、2、2、1)の理想出力値は0、1、2、3、4、5、6の7値となる。
次にビタビ復号302ならびにSAM値算出305の動作を説明する。図8は、ビタビ復号302とSAM値算出305の機能ブロックを示したものである。図8において801はメトリック算出、802は加算/比較/選択、804はパスメモリ、805はメトリック差算出、806は標準偏差算出、807、808はレジスタである。
PR(1、2、2、1)から出力されたサンプル値はビタビ復号302に入力されメトリック算出801においてブランチ・メトリックが算出される。ブランチ・メトリックは加算/比較/選択802において、前記計算式xが実施される。
入力された時刻kにおけるブランチ・メトリックと時刻k−1での各状態のパスメトリック値を加算し、その加算結果を比較して、小さい方の値を時刻kにおける各状態のパスメトリック値として選択し、この新しいパスメトリック値をレジスタ807に格納する。選択されたパスメトリック値の状態遷移に応じて、パスメモリ804は最も確からしいデータ系列を出力する。
つまり、パスメトリック値を更新してゆくことで、n時刻前からのパス(状態遷移列)の確からしさが計算できる。その中で所定の区間における最小のパスメトリック値に対応する状態遷移列のデータ系列を出力することで、最も確からしいパスに対応するデータ系列を復号結果として出力する。
続いて、SAM値算出305について説明する。SAM(Sequenced Amplitude Margin)はビタビ復号において最も確からしいパスと次に確からしいパスとの差であり、たとえば、Tim Perkins and Zachary A.Keirn、“A Window−Margin−Like Procedure for Evaluating PRML Channel Performance”、IEEE Transaction on Magnetics、Vol.21 No.2、March 1995などに報告されている。
図8において、メトリック差805は、加算/比較/選択802出力結果から最も確からしいパスと次に確からしいパスのパスメトリック差をレジスタ808に格納する。
ビタビ復号においては、最も確からしいパス、つまりデータ系列が各時刻でもつサンプル値と波形等化理想値との累積誤差(パスメトリック値)が最小となるパスを選択するものである。したがって、最も確からしいパスと次に確からしいパスのメトリックの差が大きいほど前者の信頼性が高いので復号データの信頼性も高い。逆に、最も確からしいパスと次に確からしいパスのメトリック差が小さい場合、二者択一に誤りが生じる可能性が高く、復号データの信頼性が低くなる。
メトリック差算出805の出力値をヒストグラム化したものを図4に示す。図4において、横軸はメトリック差、縦軸は頻度数であり、各サンプル点におけるメトリック差を累積した複数のヒストグラムのなかで、最もメトリック差が少ない領域に位置するヒストグラムを抽出例示している。図4において、再生信号の品質を変えたものを3種類プロット表示している。横軸のメトリック差が小さい領域は、最も確からしいパスと次に確からしいパスのメトリックが近接するため、ビタビ復号でパスの識別エラー、すなわち復号データの誤りを起こしやすい。したがって、図4の4a、4b、4cにおいて、メトリック差が小さい領域の頻度に着目すると、4c>4b>4aであることから、再生信号4cがビタビ復号において誤判定する可能性がもっとも高い。換言すれば信号品位が悪いということである。続いて再生信号4b、そして最も誤判定の確率が低い、つまり信号品位が良好なのは再生信号4aである。
図8の標準偏差算出806は、図4に示されるメトリック差のヒストグラムから標準偏差を求める機能を有する。図4の例では、標準偏差は4c>4b>4aとなり、標準偏差の程度によって再生信号の品質を判定することができる。
図5は、SAM値とエラーレート(ビット誤り率)の相関を示した図である。同図のとおり、ビタビ復号から得られるSAM値は、エラーレートと高い相関を示す。
引き続き図3の再生プロセッサに戻る。復調303は復号されたデータ列を(1、7)RLL復調する復調装置であり、後段のECC304によってエラー訂正された情報再生信号がデータバス212に出力される。
図1のフローチャートに沿って、本実施形態の動作手順を説明する。
本実施形態の光ディスク装置が起動すると、スピンドル起動、レーザー点灯、サーボ立ち上げ等を行い、媒体上のデータを読み出す準備が完了する。
球面収差補正ルーチンがスタートすると(ステップS1)、まず、図10に示す球面収差発生手段11を予め決められたスタート位置とする(ステップS2)。
例えば媒体基板厚が標準である場合に、媒体面上で球面収差がなくなるような収差を与える設計値上の基準位置から所定量外れた位置である。この球面収差発生量を−4とする。これは例えば1単位あたりレンズ8を10μm移動させるものとする。−4はレンズ7に近づく方向に基準位置から40μmレンズ8を移動させた状態である。
つぎにドライブコントローラは波形等化301に対して適応動作の起動指示を出す(ステップS3)。
これにより波形等化301はあらかじめ記録されている媒体上のデータを読み出し、PR(1、2、2、1)特性に近い出力となるように係数を更新し始める。
次に、ドライブコントローラは、SAM値算出305の出力信号を補正量−4と関連付けて評価指標としてメモリ等に記憶する(ステップS4)。
次に、ドライブコントローラは、球面収差球面収差発生手段がエンド位置であるかを確認する(ステップS5)。
エンド位置は、球面収差発生量にして+4とし、基準位置からレンズ7から遠ざかる方法に40μmレンズ8を移動させた状態である。
エンド位置でない場合は、エンド位置になるまで球面収差補正量を1づつ増加させ(ステップS6)、SAM値を測定、補正量と関連づけて記憶する(ステップS4)。補正量を1づつ増加させているので、レンズ8を10μmづつ動かし、その場所での再生信号品位を評価していることになる。
補正量を横軸にSAM値を縦軸にグラフ化すると図11の○で表したようなグラフが描かれる。最適な球面収差補正量を求めるために記憶された補正量に関連づけられたSAM値を使用する。SAM値が基準値(例えばビットエラーレートが10-4に相当するSAM値)を跨ぐ2箇所の補正量を求め、この2箇所の補正量の中央値を最適な球面収差補正量とする。離散的な補正量から最適な球面収差補正量を正確に求めるため、各補正量から線形補間等で基準値を跨ぐ補正量を求める。図11の○の例ではマイナス側で基準値を跨ぐ補正量は−3.0プラス側では3.3であるので、最適な球面収差補正量は0.15と求まる。求まった補正量を球面収差発生手段11に設定する(ステップS7)。
球面収差の補正が終わる(ステップS8)と、光ディスク装置はユーザーデータの記録・再生を行える状態となる。
球面収差補正ルーチンの最初に、波形等化301に適応等化動作をスタートさせ、球面収差補正ルーチン中いつも、PR(1、2、2、1)特性に近づけ、信号品位をあげることで、球面収差補正手段11により、収差を変更してSAM値を評価する際に、収差による波形ひずみ等も、波形等化301によりベストな状態となるので、最適な球面収差を的確に求めることができる。
例えば、他の条件は同一で、波形等化301を毎回適応等化動作させずに、所定の係数で球面収差補正動作を行った場合、係数の設定によっては、本来の球面収差最良点で、波形等化が、悪い方向に働いて、図11の▽で表したような結果となる場合がある。図11▽の結果から球面収差補正量を求めると、マイナス側で基準値を跨ぐ補正量は−2.5プラス側では2.3であるので、最適な球面収差補正量は−0.1と求まり、○の場合とは異なる間違った場所に補正してしまうことになる。本実施形態によれば、球面収差の状態が変化しても波形等化301はいつも最適な状態に保たれるので、このような問題もなくなることになる。
また、本実施形態では、再生信号品位評価指標としてSAM値を使用したが、波形等化後の信号であれば、所定パターン(例えば2Tパターン)の振幅値などを使用しても良い。
また、球面収差補正手段として、図10のような光学系を用いたが、液晶素子など、球面収差が補正できるものであれば、何でも良い。
(第2の実施形態)
本実施形態の構成は第1の実施形態と同じであるが、球面収差補正ルーチンでの動作手順が異なる。
図12のフローチャートに沿って、本実施形態の動作手順を説明する。
本実施形態の光ディスク装置が起動すると、スピンドル起動、レーザー点灯、サーボ立ち上げ等を行い、媒体上のデータを読み出す準備が完了する。
球面収差補正ルーチンがスタートすると(ステップS1)、まず、球面収差発生手段11を予め決められたスタート位置とする(ステップS2)。スタート位置の意味は第1の実施形態と同じである。
つぎにドライブコントローラは波形等化301に対して適応動作の起動指示を出す(ステップS3)。ここまでの動作は、第1の実施形態と同じである。
これにより波形等化301は、あらかじめ記録されている媒体上のデータを読み出し、PR(1、2、2、1)特性に近い出力となるように係数を更新し始める。
次に、ドライブコントローラは、波形等化301内の誤差信号発生回路の誤差信号を監視し、誤差信号が所定の範囲内に入っているか確認し、所定範囲内であれば、適応動作が収束したと判断する。所定範囲内に入るまでは、確認を続ける(ステップS4)。
次にドライブコントローラは、波形等化301内の誤差信号発生回路の出力を0として、適応動作を停止する(ステップS5)。このとき波形等化301は、球面収差スタート位置での最良の等化特性係数の状態で停止することになる。
次に、ドライブコントローラは、SAM値算出305の出力信号を補正量−4と関連付けて評価指標としてメモリ等に記憶する(ステップS6)。
次に、ドライブコントローラは、球面収差球面収差発生手段がエンド位置であるかを確認する(ステップS7)。
エンド位置は、球面収差補正量にして+4とし、レンズ7から遠ざかる方向に基準位置から見て40μmレンズ8を移動させた状態である。
エンド位置でない場合は、エンド位置になるまで球面収差補正量を1づつ増加させ(ステップS9)、適応等化動作の起動(ステップS3)、収束チェック(ステップS4)、適応等化動作の停止(ステップS5)、SAM値を測定、補正量と関連づけて記憶する(ステップS6)。
SAM値から、補正量を決定する動作も第1の実施形態と同じである。
次に、求まった補正量を球面収差発生手段11に設定する(ステップS8)。
球面収差の補正が終わる(ステップS10)と、光ディスク装置はユーザーデータの記録・再生を行える状態となる。
球面収差補正の補正手段を移動させる毎に、波形等化301の適応等化動作をスタートさせ、球面収差補正ルーチン中はいつも、PR(1、2、2、1)特性に近づけ、信号品位をあげることで、収差による波形ひずみ等も、最良の波形に等化され、球面収差補正手段11により、収差を変更してSAM値を評価する際に、波形等化301によりベストな状態となるので、最適な球面収差を的確に求めることができる。
また、本実施形態では、適応動作が収束するのを待ってから、SAM値を評価しているので、適応動作途中の波形により評価するようなことがない。
また、収束後は、適応動作を停止しているので、SAM値を評価するときにノイズ、ディスクの傷などで、適応動作が誤動作するようなことがない。
また、第1の実施形態と同様に、図11の▽で表したような結果となり、間違った場所に補正してしまうような問題もない。
また、本実施形態では、適応動作の収束状態をドライブコントローラが監視していたが、適応等化回路に、収束を検出してコントローラに知らせる機能(割り込み機能のようなもの)を用意してもよい、また、標準的な収束時間だけ固定的に待ってから適応動作を停止しても良い。どちらの場合も、ドライブコントローラが、収束状態を監視する必要がないのでドライブコントローラの負荷が軽くなる。
また、本実施形態では、再生信号品位評価指標としてSAM値を使用したが、波形等化後の信号であれば、所定パターン(例えば2Tパターン)の振幅値などを使用しても良い。
また、球面収差補正手段として、図1のような光学系を用いたが、液晶素子など、球面収差が補正できるものであれば、何でも良い。
本発明は球面収差補正が必要なDVD、より高密度、大容量化を図ったBD(ブルーレイディスク)装置等に適用される。
本発明の第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。 情報再生装置のブロック図である。 再生プロセッサのブロック図である。 メトリック差のヒストグラムである。 SAM値とエラーレートの相関を示す図である。 状態遷移図である。 トレリス図である。 ビタビ復号とSAM値算出の機能ブロックを示す図である。 適応等化フィルタのブロック図である。 光ピックアップOPU202の光学系構成を示す図である。 補正量とSAM値の関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 半導体レーザー
3 コリメータ
4 偏光ビームスプリッタ
7,8 レンズ
11 球面収差発生手段
12 対物レンズ
15 RF/サーボ用センサ
200 情報再生装置
201 光ディスク
202 光ピックアップ
203 スピンドルモータ
208 サーボDSP
207 再生プロセッサ
209 ドライブコントローラ
210 メモリ制御部
211 メモリ
212 データバス
301 波形等化
302 ビタビ復号
303 ECC
303 復調
305 SAM値算出

Claims (8)

  1. 光源と該光源からの光束を光記録媒体に集光し情報の記録再生を行う光学的情報記録再生装置において、
    前記光束を集光する対物レンズと、
    前記光源と前記対物レンズの間にあって前記光束に球面収差を発生させる球面収差発生手段と、
    前記光記録媒体からの光を受光し電気信号に変換するセンサーと、
    前記センサーの出力を所定のパーシャルレスポンス特性に等化する等化フィルタと、
    前記等化フィルタの出力信号の再生品位を計測する品位評価手段と、
    前記等化フィルタの係数を更新する適応等化手段と、を備え、
    前記球面収差発生手段を駆動する場合において、前記適応等化手段によって前記等化フィルタの係数が逐次更新された状態で、前記品位評価手段を用いて前記等化フィルタの出力信号の再生品位を計測し、該計測した再生品位に基づいて、前記球面収差発生手段の発生収差量を決定することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 前記適応等化手段による前記等化フィルタの係数の更新は、前記品位評価手段の計測中も行うことを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  3. 前記適応等化手段による前記等化フィルタの係数の更新は、前記品位評価手段の計測毎にその計測前に行い、前記品位評価手段の計測中は前記等化フィルタの係数の更新を行わないことを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  4. 前記等化フィルタの出力を最尤復号法により2値化する最尤復号手段を備え、前記品位評価手段は前記最尤復号手段における尤度をもとに前記再生品位を計測し、
    前記適応等化手段は前記等化フィルタの出力に基づいて前記等化フィルタの係数を更新することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  5. 光源と該光源からの光束を光記録媒体に集光し情報の記録再生を行う光学的情報記録再生方法において、
    前記光記録媒体からの光を受光し電気信号に変換し、
    変換された電気信号を、その係数が更新される等フィルタにより、前記等化フィルタの係数が逐次更新された状態で所定のパーシャルレスポンス特性に等化し、
    等化後の信号の再生品位を計測し、
    前記再生品位に基づいて決定される球面収差量を、前記光源からの光束に発生させることを特徴とする光学的情報記録再生方法。
  6. 前記等化フィルタの係数の更新は、前記再生品位の計測中も行うことを特徴とする請求項5に記載の光学的情報記録再生方法。
  7. 前記等化フィルタの係数の更新は、前記再生品位の計測毎にその計測前に行い、前記再生品位の計測中は前記等化フィルタの係数の更新を行わないことを特徴とする請求項5に記載の光学的情報記録再生方法。
  8. 前記等化フィルタの出力を最尤復号法により2値化し、最尤復号における尤度をもとに前記再生品位を計測し、
    前記等化フィルタの出力に基づいて前記等化フィルタの係数を更新することを特徴とする請求項5に記載の光学的情報記録再生方法。
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