JP4165777B2 - 船舶推進機の盗難防止装置 - Google Patents

船舶推進機の盗難防止装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、船舶推進機の盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶には船舶推進機が備えられるが、この船舶推進機を駆動して船舶ごと盗まれることがある。このため、従来は船舶推進機を操船不能にすべく機械的にロックする機構が設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の機械的ロック機構では、船舶推進機を船舶から取り外してまるごと盗まれる場合には対応できない。このために、船舶推進機の盗難防止のために、船舶推進機を駆動するための固有識別コードを与え、固有識別コードを有するキーの操作により駆動可能にすることが考えられるが、船舶推進機にはバッテリーが搭載されていない等の問題がある。
【0004】
また、固有識別コードを有するキーを用いる分、キーが増加することになり、ユーザーにとって使い難い状況が発生するし、また部品点数等も増えるのでコストが大幅にアップする等の問題が生じる。
【0005】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、バッテリのない場合に固有識別コードに基づく電子的な手段で盗難防止を可能にし、かつ使い勝手がよく、しかも部品点数が少なく低コストである船舶推進機の盗難防止装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0007】
請求項1記載の発明は、『固有識別コードを有するキーと、
船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致した場合のみ許可信号を発する制御部と、
前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。』である。
【0008】
この請求項1記載の発明によれば、手動発電装置の駆動により固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給し、バッテリのない場合に固有識別コードに基づく電子的な手段で盗難防止を可能にする。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0012】
請求項記載の発明は、『固有識別コードを有するキーと、
船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
前記フライホイールマグネットは、一方の出力端を点火系に接続し、他方の出力端を電源回路に接続したチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
前記禁止信号により前記チャージコイルの点火系側の出力を禁止する出力禁止回路を備えることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。』である。
【0013】
この請求項記載の発明によれば、固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発し、チャージコイルの点火系側の出力を禁止することで確実な盗難防止が可能である。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0014】
請求項記載の発明は、『固有識別コードを有するキーと、
船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
前記フライホイールマグネットは、一方の出力端を点火系に接続し、他方の出力端をアースしたチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
前記チャージコイルの点火系側の出力端に電源回路を、前記火系と並列に接続し、前記禁止信号により前記チャージコイルの点火系側及び電源回路の出力を禁止する出力禁止回路を備えることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。』である。
【0015】
この請求項記載の発明によれば、チャージコイルの出力端からの電源供給ラインに、例えばダイオードを挿入した場合、点火系にも電源供給がされず、従って点火ができない。また、フライホイールマグネットより供給する電源ラインが外部より細工されても、電源回路が作動するため固有識別コードが異なる場合には制御部により点火系を停止ができ、盗難をより確実に防止することができる。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0016】
請求項記載の発明は、『固有識別コードを有するキーと、
船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
前記フライホイールマグネットは、一方の出力端は点火系と電源回路に並列に接続し、他方の出力端をアースしたチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
前記点火系の点火パルスの出力速度を一定に制限する回転リミッタ回路を備え、この回転リミッタ回路を前記制御部の作動不可の時に作動させることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。』である。
【0017】
この請求項記載の発明によれば、制御部が作動不可の時には点火系の点火パルスの出力速度を一定に制限することで、航走速度が上昇しないから盗難防止ができ、かつ、正しいキーを持つユーザーが無事に帰港できる。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0018】
請求項記載の発明は、『固有識別コードを有するキーと、
船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
前記フライホイールマグネットは、一方の出力端は点火系と電源回路に並列に接続し、他方の出力端をアースしたチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
前記制御部は、前記手動発電装置の手動開始から固有識別コードの判定まで点火系を駆動し、固有識別コードが基準コードに合致した場合点火系の駆動を継続し、合致しない場合点火系の駆動を停止することを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。』である。
【0019】
この請求項記載の発明によれば、手動発電装置の手動開始から固有識別コードの判定まで点火系を駆動し、固有識別コードが基準コードに合致した場合点火系の駆動を継続し、合致しない場合点火系の駆動を停止するから、始動性を悪化させず、即ち手動発電装置の手動開始から初爆前での時間を延長させないで、かつバッテリーレスで動作することができる。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の船舶推進機の盗難防止装置の実施の形態について説明する。図1は盗難防止装置を備える船舶推進機を搭載した船舶の側面図、図2は船舶推進機の盗難防止装置の配置を示す図、図3は船舶推進機の盗難防止装置の概略構成図、図4は船舶推進機の盗難防止装置の作動フローチャートである。
【0025】
船舶1は船体2を有し、この船体2の船尾には船舶推進機としての船外機3が着脱自在に取り付けられ、矢印Frは船舶1の進行方向前方を示している。この船外機3は、船尾に取り付けられるブラケット4と、このブラケット4に対し枢支軸5(進行方向に直角水平に配置される)により枢支される船外機本体6とで構成されている。船外機本体6は、その外殻を構成する伝動ケース9と、この伝動ケース9内に収容される伝動機構10とを有している。伝動ケース9は、スイベルブラケット6aに対して略鉛直方向に配置される枢支軸7により左右方向に揺動可能であり、スイベルブラケット6aは枢支軸5によりブラケット4に対して上下方向に揺動可能に支持されている。
【0026】
また、船外機本体6にはエンジン11が搭載され、エンジン11は伝動ケース9の上端に着脱自在に取り付けられて、下カウリング12aと、上カウリング12bで開閉自在に覆われている。上カウリング12bには、さらにトップカウリング12cで覆われている。伝動ケース9は、水中に向って下方に延び、この伝動ケース9の下端に後方に伸びるプロペラシャフト13が支承され、このプロペラシャフト13にプロペラ14が取り付けられている。
【0027】
エンジン11は、各気筒に共通のクランクケース40及びシリンダボディ41を有し、クランクケース40とシリンダボディ41の合わせ部には軸心がほぼ垂直の縦向きのクランク軸42が収容され、このクランク軸42はクランクケース40及びシリンダボディ41に対しその軸心回りに回転自在に支承されている。シリンダボディ41にはシリンダヘッド43が着脱自在に取り付けられ、さらにシリンダヘッド43には、各気筒に対応して点火プラグ44が取り付けられている。
【0028】
クランクケース40にはスロットルボディ45が取り付けられ、このスロットルボディ45には吸気通路45a及び吸気空気量を制御するスロットル弁45bが設けられている。スロットルボディ45には吸気サイレンサ46が取り付けられ、スロットルボディ45の上流側に吸気サイレンサ46を配置することで、吸気サイレンサ46が吸気チャンバとして機能し燃料の噴き返し、吸気騒音及びエンジン音を低減することができる。
【0029】
クランク軸42の下端部には、伝動機構10を構成するドライブ軸50が連結され、このドライブ軸50は前後進切替機構51を介してプロペラシャフト13に連結されている。クランク軸42の上端部には、周知のフライホイールマグネット60及びマニュアルスタータ70がトップカウリング12c内に配置され、マニュアルスタータ70の操作ノブ71はトップカウリング12c前面から前方、すなわち船体側に突出させている。
【0030】
マニュアルスタータ70は、操作ノブ71を持ってロープ72を引くことでクランク軸42を強制的に回転してエンジン11を始動することができる。フライホイールマグネット60は、クランク軸42の回転により発電するチャージコイル61を有し、このチャージコイル61の発電により点火制御部62を駆動して所定の点火タイミングで点火プラグ44をスパークさせる。
【0031】
この船外機3には、盗難防止装置80が備えられている。盗難防止装置80は、固有識別コードを有するキー81と、このキー81の差し込みにより固有識別コードを読み取る読取部82と、この読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致した場合のみ許可信号を発する制御部83と、制御部83からの許可信号により点火信号を発し点火する点火制御部62と、固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置Gとを有している。手動発電装置Gを構成するフライホイールマグネット60のチャージコイル61からの電力が読取部82の読み取り電源及び制御部83の判定電源となっている。
【0032】
読取部82は、下カウリング12aの船体側に配置され、下カウリング12aの外側からキー81を差し込み可能になっている。このように、読取部82及び操作ノブ71を船体側に集中させて配置したので、船体側からのキー81の差し込み操作や操作ノブ71の操作が容易である。
【0033】
制御部83及び点火制御部62は、エンジン制御ユニットECUに備えられる。このエンジン制御ユニットECUは、クランクケース40の側部に組み付けられ、図2に示すように読取部82及びフライホイールマグネット60と配線され、また点火プラグ44と配線されている。エンジン制御ユニットECUをクランクケース40の側部に組み付けることで、エンジン制御ユニットECUの廻りに読取部82、フライホイールマグネット60及び点火ブラグ44が位置し、それぞれとの配線85,86,87が容易である。
【0034】
手動発電装置Gは、フライホイールマグネット60と、このフライホイールマグネット60を回転させるマニュアルスタータ70からなり、フライホイールマグネット60を作動させるマニュアルスタータ70を用いることで専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0035】
次に、図4に基づき船舶推進機の盗難防止装置の作動を説明する。ステップaにおいて、読取部82にキー81が差し込まれたか否かの判断を行い、このキー81が差し込まれた状態でマニュアルスタータ70を作動すると(ステップb)、キー81の固有識別コードを読み取る(ステップc)。
【0036】
ステップdにおいて、キー81の差し込みにより読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し、基準コードに合致しない場合には点火しないでそのまま終了し、エンジンはかからない。基準コードに合致した場合のみ制御部83は許可信号を発し(ステップe)、これにより点火制御部62が点火信号を発するためエンジンがかかる(ステップf)。
【0037】
このように、手動発電装置Gの駆動により固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給するから、バッテリのない場合に固有識別コードに基づく電子的な手段で盗難防止が可能である。また、制御部83からの許可信号により点火信号を発し、それ以外では点火信号を発することはないので、より確実な盗難防止が可能である。
【0038】
図5は船舶推進機の盗難防止装置を示す具体的な回路図である。
【0039】
この実施の形態では、船舶推進機の盗難防止装置は、固有識別コードを有するキー81と、船舶推進機に備えられキー81の差し込みにより固有識別コードを読み取る読取部82と、この読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部83と、固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置Gとを有している。
【0040】
この手動発電装置Gは、フライホイールマグネット60と、このフライホイールマグネット60を作動させるマニュアルスタータ70からなっている。フライホイールマグネット60は、一方の出力端61aは点火系100に接続し、他方の出力端61bを電源回路101に接続したチャージコイル61と、点火系100の点火タイミングを得るパルサコイル62とを有している。
【0041】
点火系100は、点火コンデンサC1、点火回路120、点火コイル121及び波形成形回路122から構成されている。パルサコイル62の点火時期信号を波形成形回路122で波形成形し、点火回路120を所定のタイミングで導通させて点火用コンデンサC1の電圧を点火コイル121の一次側にかけ、これにより二次側に高電圧を発生させて点火プラグ123をスパークさせる。
【0042】
この船舶推進機の盗難防止装置には、禁止信号によりチャージコイル61の点火系側の出力を禁止する出力禁止回路110が備えられている。また、チャージコイル61の点火系側の出力を禁止するストップスイッチSW1が接続されている。
【0043】
読取部82、制御部83、点火用コンデンサC1、点火回路120、点火コイル121及び波形成形回路122、出力禁止回路110は、いずれも制御ユニット200が備えられている。
【0044】
この船舶推進機の盗難防止装置では、固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発し、チャージコイル61の点火系側の出力を禁止することで確実な盗難防止が可能である。
【0045】
図6は船舶推進機の盗難防止装置の他の実施の形態を示す回路図である。
【0046】
この実施の形態の船舶推進機の盗難防止装置は、図5に示すものと同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
【0047】
フフライホイールマグネット60のチャージコイル61は、一方の出力端61aが点火系100と電源回路101に並列に接続し、他方の出力端61bをアースしている。点火系100の点火用コンデンサC1と電源回路101は並列に接続し、電源回路101と出力端61aとの間に、ストップスイッチSW1と出力禁止回路110が接続されている。
【0048】
チャージコイル61の出力端61aからの電源供給ラインに、例えば2点鎖線で示すようにダイオードD1を挿入した場合、点火用コンデンサC1にも電源供給がされず、従って点火ができない。また、チャージコイル61の他方の出力端61bとアースとの間のリード線を切断した場合等にも同様である。
【0049】
また、フライホイールマグネット60より供給する電源ラインが外部より細工されても、電源回路101が作動するため固有識別コードが異なる場合には制御部83により点火系100を停止ができ、盗難をより確実に防止することができる。
【0050】
船舶推進機の盗難防止装置には、点火系100の点火パルスの出力速度を一定に制限する回転リミッタ回路300が備えられ、この回転リミッタ回路300を制御部83の作動不可の時に作動させる。この回転リミッタ回路300は、制御部83が作動不可の時には点火系100の点火パルスの出力速度を一定に制限する。このように制御部83の作動不可した場合、回転リミッタ回路300が作動するため、正常な使い方ができず、盗んだ価値がなくなる。また、正しいキーを持つユーザーに対しては、リミッタ回転数以下で運転することにより、無事に帰港できる。
【0051】
また、船舶推進機の盗難防止装置には、制御部83が備えられ、この制御部83は、手動発電装置Gの手動開始から固有識別コードの判定まで点火系100を駆動し、固有識別コードが基準コードに合致した場合点火系100の駆動を継続し、合致した場合点火系100の駆動を停止する。
【0052】
このように、手動発電装置Gの手動開始から固有識別コードの判定まで点火系100を駆動し、固有識別コードが基準コードに合致した場合点火系100の駆動を継続し、合致した場合点火系100の駆動を停止するから、始動性を悪化させず、即ち手動発電装置Gの手動開始から初爆前での時間を延長させないで、かつバッテリーレスで動作することができる。
【0053】
図7は船舶推進機の盗難防止装置の動作フローチャートである。
【0054】
ステップa1において、制御部83の作動は正常か否かの判断が行われ、制御部83の作動不可した場合、回転リミッタ回路300が作動するため、正常な使い方ができず、盗んだ価値がなくなる(ステップb1)。
【0055】
ステップa1で制御部83の作動が正常の場合には、ステップc1でキーの差し込みか否かの判断し、キー81が差し込みまれた場合には、キー81の固有識別コードを読み取る(ステップd1)。
【0056】
ステップe1で固有識別コードのコード信号があるか否かの判断を行い、コード信号がない場合には、点火の禁止信号を発し、チャージコイル61の点火系側の出力を禁止することで確実な盗難防止が可能である(ステップf1)。
【0057】
固有識別コードがある場合には、ステップg1で固有識別コードの判定を行い、固有識別コードが基準コードに合致しない場合にはステップf1に移行して点火の禁止信号を発し、チャージコイル61の点火系側の出力を禁止することで確実な盗難防止が可能である。
【0058】
また、ステップg1で固有識別コードが基準コードに合致した場合には、点火許可が行われ(ステップh1)、エンジンが始動する(ステップi1)。
【0059】
図8及び図9は船舶推進機の盗難防止装置の更に他の実施の形態を示し、図8はキー操作部及びキー作動を示す図、図9は盗難防止装置の回路図である。制御ユニット500には、チャージコイル501、パルサコイル502及び点火コイル503が接続されている。制御ユニット500では、パルサコイル502の点火時期信号により所定のタイミングで点火信号を出力して電圧を点火コイル503の一次側503aにかけ、これにより二次側503bに高電圧を発生させて点火プラグ504をスパークさせる。また、制御ユニット500には、船外機3のカウリング510に取り付けられたストップスイッチ505が接続され、ストップスイッチ505により点火信号の出力を停止し、エンジンを停止する。
【0060】
カウリング510には、キーシリンダ520が取り付けられ、このキーシリンダ520には、アンテナコイル521が設けられ、このアンテナコイル521は制御ユニット500に内蔵された制御部522に接続されている。キーシリンダ520には、キー挿入穴523が形成され、このキー挿入穴523に固有識別コード524を有するキー525が差し込み取り外し可能になっている。
【0061】
この船舶推進機の盗難防止装置は、固有識別コード524を有するキー525の差し込み取り外し可能な第1のキー位置OFFと、この第1のキー位置OFFからのキー操作で固有識別コード524を読み取るID信号を送信可能にする第2のキー位置ONとを有している。キーシリンダ520には、第2のキー位置ONで固有識別コード524を有するキー525の取り外しを不能にするロック手段526が設けられている。ロック手段526は、機械的機構によってキー525の取り外しを不能にするように構成されている。
【0062】
キー525が第1のキー位置OFFから第2のキー位置ONに操作されると、アンテナコイル521で固有識別コード524を読み取り、制御部522では第2のキー位置ONで読み取られた固有識別コード524を予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致した場合のみ許可信号を発しエンジンを始動可能にする。この実施の形態では、マニュアルスタータにてエンジンを始動する。
【0063】
このように第1のキー位置OFFからワンアクションのキー操作で第2のキー位置ONにすることで、固有識別コード524を読み取り可能で、かつロック手段526によりキー525の取り外しを不能にすることができ、キー525の落下を防止することが可能になり、使い勝手がよい。
【0064】
図10及び図11は船舶推進機の盗難防止装置の更にたの実施の形態を示し、図10はキー操作部及びキー作動を示す図、図11は盗難防止装置の回路図である。この実施の形態では、図8及び図9の実施の形態と同じ符号を付したものは同様に構成されるので説明を省略する。
【0065】
船外機3のカウリング510には、コネクタ550が設けられ、コネクタ550を介してキーシリンダ520及びストップスイッチ505が接続される。即ち、キーシリンダ520及びストップスイッチ505は、ラインWにより制御ユニット500に接続され、ラインBによりアースされる。また、キーシリンダ520は、ラインRによりレクチファイヤーレギュレータ551とバッテリ552に接続され、ラインBrによりスタータリレー553に接続され、ラインYによりアースされる。レクチファイヤーレギュレータ551は、ライトコイル554の出力電圧を定電圧に調整する。スタータリレー553の作動によって始動モータ555がバッテリ552に接続され、始動モータ555が駆動してエンジンが始動される。
【0066】
この船舶推進機の盗難防止装置は、固有識別コード524を有するキー525の差し込み取り外し可能でかつエンジン停止を可能とする第1のキー位置OFFと、この第1のキー位置OFFからのキー操作で固有識別コード524を読み取るID信号を送信可能にし、かつ電源供給を可能とする第2のキー位置ONと、第2のキー位置ONからのキー操作で始動モータ555を駆動可能とする第3のキー位置STARTとを有している。キーシリンダ520には、第2のキー位置ON及び第3のキー位置STARTで固有識別コード524を有するキー525の取り外しを不能にするロック手段526が設けられている。ロック手段526は、機械的機構によってキー525の取り外しを不能にするように構成されている。
【0067】
キー525が差し込まれた第1のキー位置OFFでは、ラインWとラインRが接続され、アンテナコイル521で固有識別コード524を読み取り不能で、かつエンジンは停止する。キー525が第1のキー位置OFFから第2のキー位置ONに操作されると、ラインRとラインYが接続され、アンテナコイル521で固有識別コード524を読み取り、制御部522では第2のキー位置ONで読み取られた固有識別コード524を予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致した場合のみ許可信号を発しエンジンを始動可能にする。さらに、キー525が第2のキー位置ONから第3のキー位置STARTに操作されると、ラインR、ラインY、ラインBrが接続され、許可信号を発しエンジンを始動可能にしており、この状態でスタータリレー553が作動して始動モータ555がバッテリ552に接続され、始動モータ555が駆動してエンジンが始動される。
【0068】
このように第1のキー位置OFFからワンアクションのキー操作で第2のキー位置ONにすることで、固有識別コード524を読み取り可能で電源供給を可能とし、かつキーの取り外しを不能にすることができる。さらに、第2のキー位置ONからワンアクションのキー操作で第3のキー位置STARTにすることで、固有識別コード524が基準コードに合致した場合のみ許可信号を発し始動モータを駆動してエンジンを始動し、かつキーの取り外しを不能にすることができキーの使い勝手がよく、しかも1つのキーで盗難防止とエンジン駆動ができ部品点数が少なく低コストである。
【0069】
なお、図8及び図9の実施の形態のキーシリンダ520の構成部品と、図10及び図11の実施の形態のキーシリンダ520の構成部品とが共通化できるため、更なるコスト削減につながる。また、エンジン始動時、固有識別コード524が基準コードに合致した場合のみ許可信号を発しID判定するまでは点火動作するため、システムの故障診断になり、始動ができない場合、点火系に異常があるのか無いのかが判る。
【0070】
【発明の効果】
前記したように、請求項1記載の発明では、手動発電装置の駆動により固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給するから、バッテリのない場合に固有識別コードに基づく電子的な手段で盗難防止が可能である。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0073】
請求項記載の発明では、固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発し、チャージコイルの点火系側の出力を禁止することで確実な盗難防止が可能である。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0074】
請求項記載の発明では、チャージコイルの出力端からの電源供給ラインに、例えばダイオードを挿入した場合、点火系にも電源供給がされず、従って点火ができない。また、フライホイールマグネットより供給する電源ラインが外部より細工されても、電源回路が作動するため固有識別コードが異なる場合には制御部により点火系を停止ができ、盗難をより確実に防止することができる。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0075】
請求項記載の発明では、制御部が作動不可の時には点火系の点火パルスの出力速度を一定に制限することで、航走速度が上昇しないから盗難防止ができ、かつ、正しいキーを持つユーザーが無事に帰港できる。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【0076】
請求項記載の発明では、手動発電装置の手動開始から固有識別コードの判定まで点火系を駆動し、固有識別コードが基準コードに合致した場合点火系の駆動を継続し、合致しない場合点火系の駆動を停止するから、始動性を悪化させず、即ち手動発電装置の手動開始から初爆前での時間を延長させないで、かつバッテリーレスで動作することができる。また、手動発電装置として、フライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータを用いることで、専用の手動発電装置を用いることなく固有識別コードを判定するための駆動電力を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】盗難防止装置を備える船舶推進機を搭載した船舶の側面図である。
【図2】船舶推進機の盗難防止装置の配置を示す図である。
【図3】船舶推進機の盗難防止装置の概略構成図である。
【図4】船舶推進機の盗難防止装置の作動フローチャートである。
【図5】船舶推進機の盗難防止装置を示す具体的な回路図である。
【図6】船舶推進機の盗難防止装置の他の実施の形態を示す回路図である。
【図7】船舶推進機の盗難防止装置の動作フローチャートである。
【図8】キー操作部及びキー作動を示す図である。
【図9】盗難防止装置の回路図である。
【図10】キー操作部及びキー作動を示す図である。
【図11】盗難防止装置の回路図である。
【符号の説明】
1 船舶
3 船外機
11 エンジン
80 船舶推進機の盗難防止装置
81 固有識別コードを有するキー
82 固有識別コードを読み取る読取部
83 制御部
G 手動発電装置

Claims (5)

  1. 固有識別コードを有するキーと、
    船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
    前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致した場合のみ許可信号を発する制御部と、
    前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
    前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。
  2. 固有識別コードを有するキーと、
    船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
    前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
    前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
    前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
    前記フライホイールマグネットは、一方の出力端を点火系に接続し、他方の出力端を電源回路に接続したチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
    前記禁止信号により前記チャージコイルの点火系側の出力を禁止する出力禁止回路を備えることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。
  3. 固有識別コードを有するキーと、
    船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
    前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
    前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
    前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
    前記フライホイールマグネットは、一方の出力端を点火系に接続し、他方の出力端をアースしたチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
    前記チャージコイルの点火系側の出力端に電源回路を、前記火系と並列に接続し、前記禁止信号により前記チャージコイルの点火系側及び電源回路の出力を禁止する出力禁止回路を備えることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。
  4. 固有識別コードを有するキーと、
    船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
    前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
    前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
    前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
    前記フライホイールマグネットは、一方の出力端は点火系と電源回路に並列に接続し、他方の出力端をアースしたチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
    前記点火系の点火パルスの出力速度を一定に制限する回転リミッタ回路を備え、この回転リミッタ回路を前記制御部の作動不可の時に作動させることを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。
  5. 固有識別コードを有するキーと、
    船舶推進機に備えられ前記キーの差し込みにより前記固有識別コードを読み取る読取部と、
    前記読み取られた固有識別コードを予め設定された基準コードと比較し基準コードに合致しない場合のみ禁止信号を発する制御部と、
    前記固有識別コードを読み取り判定するための駆動電力を供給する手動発電装置とを有し、
    前記手動発電装置は、フライホイールマグネットと、このフライホイールマグネットを作動させるマニュアルスタータからなり、
    前記フライホイールマグネットは、一方の出力端は点火系と電源回路に並列に接続し、他方の出力端をアースしたチャージコイルと、点火系の点火タイミングを得るパルサコイルとを有し、
    前記制御部は、前記手動発電装置の手動開始から固有識別コードの判定まで点火系を駆動し、固有識別コードが基準コードに合致した場合点火系の駆動を継続し、合致しない場合点火系の駆動を停止することを特徴とする船舶推進機の盗難防止装置。
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