JP4165444B2 - 回転角検出装置の検査装置及び回転角検出装置の検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの回転異常を検出するために用いられる回転角検出装置の検査装置及び回転角検出装置の検査方法に関する。
エンジンの回転角を検出する方法として、回転角検出用センサを用いてエンジンの回転に伴う周期的に変動する電圧を取得し、その電圧値から算出される回転角に応じてエンジンを制御する方法が知られている。このような、回転角検出装置に異常か発生するとエンジンの制御に直接影響が及ぶため、回転角検出装置の異常を高い確度で検出できる検査装置が必要とされている。
例えば、エンジンが1回転する間における回転角検出用センサの出力電圧の最大値、最小値又は振幅(最大値−最小値)の値に基づいて回転角検出装置の異常を検出する方法が知られている。
特開平6−102283号公報
しかしながら、エンジンが回転する際には、エンジンの燃焼行程の変動に伴って回転速度の変動が発生する。回転角検出用センサは、一般的に回転速度に比例してその出力電圧が変動するので、エンジンが1回転する間の出力電圧の最大値、最小値及び振幅には変動が発生し、本来検出されるべき回転角検出用ロータの歯の欠けや歯の曲がり等の回転角検出装置の異常を検出することが困難となる。
一方、エンジンをモータ等によって一定速度で回転させて、回転角検出用センサからの出力電圧を取得することによって、エンジンの燃焼行程による変動の影響を受けることなく回転角検出装置の異常を検出することが可能である。しかしながら、エンジンの負荷に打ち勝って一定速度で回転させるためには大容量のモータが必要となり、検査に要するコストが膨大となる。
本発明は、上記問題を解決するため、被検査装置の回転異常に繋がる回転角検出装置の異常をより確実に検出できる検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
本発明は、回転駆動される被検査装置の回転角を検出するための回転角検出装置の検査装置であって、前記被検査装置の回転に同期して回転させられるように設けられた回転角検出用ロータと、前記回転角検出用ロータの回転に応じて周期的な信号Vnを出力する回転角検出用センサと、を含む回転角検出装置を検査するために用いられ、前記被検査装置の1回転分に相当する前記回転角検出用センサからの出力信号において、前記回転角検出用センサの出力信号の最大値Vmaxと、前記回転角検出用センサの出力信号の隣り合うピーク間の最大差分値ΔVmaxと、の関係から前記回転角検出装置の異常を検出することを特徴とする。
ここで、基準となる基準差分値ΔViを前記最大値Vmaxと所定の係数Kとの積で表し、前記最大差分値ΔVmaxと前記基準差分値ΔViとの関係に基づいて前記回転角検出装置の異常を検出することが好適である。具体的には、前記最大差分値ΔVmaxと前記基準差分値ΔViとの差が基準範囲外にある場合に前記回転角検出装置に異常が発生しているとする。
本発明によれば、エンジンの燃焼行程の周期的な変動の影響を受けることなく、回転角検出装置の異常を高い確度で検出することができる。
本発明の実施の形態における回転角検出装置を用いた検査設備は、図1に示すように、エンジン100、駆動カップリング102、駆動軸104、モータ106、軸受108,110及び回転角検出装置200を含んで構成される。
被検査対象となるエンジン100は、駆動カップリング102を介して、モータ106の駆動軸104によって回転可能に連結される。エンジン100には、回転角検出装置200が設けられ、回転の様子が検査できるように構成される。回転角検出装置200は、図2に示すように、回転角検出用ロータ10と回転角検出用センサ12とを含んで構成される。
回転角検出用ロータ10は、エンジンの回転と同期して回転するようにクランク軸に取り付けられた金属の歯車とする。回転角検出用ロータ10の外周には、図3に示すように、所定の角度θ毎に歯が設けられており、回転位相を認識するためにそのうち所定数Nの歯が欠けた構成を有している。例えば、図3の例では、θ=10°毎に歯が設けられており、そのうちN=2の歯が欠けた構成となっている。
回転角検出用センサ12は、永久磁石とコイルを含んで構成されている。回転角検出用センサ12は、回転角検出用ロータ10の金属の歯が磁界を遮断することによって周期的に変動する電圧を出力する。出力電圧の振幅は、回転角検出用センサ12と回転角検出用ロータ10の歯とで構成されるギャップ、回転角検出用ロータ10の回転速度に応じた振幅となる。
図4に、実際に回転角検出用センサ12から出力される電圧の例を示す。横軸はエンジンの回転角度であり、縦軸は出力電圧を示し、縦軸の中央が0Vである。図4において、回転の途中に電圧が不連続となっている領域があるが、これらが回転角検出用ロータ10の歯が欠けた部分に相当する。
本実施の形態における回転角検出装置の検査方法は、図5に示すフローチャートに沿って行われる。
ステップS10では、回転角検出用センサ12から出力電圧が取得される。ステップS12では、取得された出力電圧の波形から1回転分の出力電圧の波形が抽出される。
ステップS14では、1回転分の出力電圧の波形から、0Vを超え、次に0Vを下回るまでのピークを1つの歯に相当する電圧変動として同定する。このとき、1つのピークの最大電圧値(波高値)を各歯に対する出力電圧値Vnとして記録する。例えば、図2に示したような正常な回転角検出用ロータ10では、エンジンの1回転分の出力電圧から歯数に相当する数のピークが同定される。すなわち、図2の例では、34個の出力電圧値Vn(N=1〜34)が記録される。さらに、ステップS16では、出力電圧値Vnのうち最大値が最大電圧値Vmaxとして抽出される。
ステップS18では、図6に示すように、隣り合うピーク間の出力電圧値Vnの差分値ΔVnをΔVn=Vn+1−Vnとして算出する。例えば、図2の例では、33個の差分値ΔVnが算出される。さらに、ステップS20では、差分値ΔVnのうち最大値を最大差分値ΔVmaxとして抽出する。
ステップS22では、回転角検出装置200の異常判定が行われる。回転角検出装置200に異常が無い場合、最大差分値ΔVmaxは最大電圧値Vmaxに比例関係となる。そこで、予め異常のない回転角検出装置を用いて、図7に示すように、最大差分値ΔVmaxと最大電圧値Vmaxとの比例係数Kを求めておき、異常検出の基準となる基準差分値ΔViをΔVi=K・Vmaxとして算出する。そして、ステップS20で抽出した最大差分値ΔVmaxから基準差分値ΔViを引いた値の絶対値が所定の基準範囲に収まっているか否かに基づいて回転角検出装置200の異常を判定する。
もし、最大差分値ΔVmaxから基準差分値ΔViを引いた値の絶対値が所定の基準範囲に収まっていれば、回転角検出装置200は正常であると判定する。一方、最大差分値ΔVmaxから基準差分値ΔViを引いた値の絶対値が所定の基準範囲に収まっていなければ、回転角検出用ロータ10の歯が欠けている又は歯が曲がっている等の回転角検出装置200に異常が発生していると判定し、ステップS24で異常に対する処理を行う。
このように、被検査装置の1回転における出力信号の最大値で全出力信号の振幅を補正することによって正規化を行い、その正規化した出力信号の隣接ピーク間の差分値の最大値に基づいて検査を行うことで、回転周期の変動の影響を受けることなく、回転角検出装置の不良を検出することができる。
なお、本実施の形態では、回転角検出用センサ12を用いて回転角を電圧として取得したが、これに限定されるものではなく、電流等の他の信号を用いても同様に処理を行うことができる。
本発明の実施の形態における回転角検出装置の検査システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における検査装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態における回転角検出用ロータの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における回転角検出用センサからの出力を示す図である。 本発明の実施の形態における検査方法のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態における差分値ΔVnの算出方法を説明する図である。 異常がない場合における最大電圧値Vmaxと最大差分値ΔVmaxとの関係を示す図である。
符号の説明
10 回転角検出用ロータ、12 回転角検出用センサ、100 エンジン、102 駆動カップリング、104 駆動軸、106 モータ、108,110 軸受、200 回転角検出装置。

Claims (6)

  1. 被検査装置の回転に同期して回転させられるように設けられた回転角検出用ロータと、前記回転角検出用ロータの回転に応じて周期的な信号Vnを出力する回転角検出用センサと、を含み、回転駆動される被検査装置の回転角を検出するための回転角検出装置、の検査装置であって、
    前記被検査装置の1回転分に相当する前記回転角検出用センサからの出力信号において、前記回転角検出用センサの出力信号の最大値Vmaxと、前記回転角検出用センサの出力信号の隣り合うピーク間の最大差分値ΔVmaxと、の関係から前記回転角検出装置の異常を検出することを特徴とする検査装置。
  2. 請求項1に記載の検査装置において、
    基準差分値ΔViを前記最大値Vmaxと所定の係数Kとの積で表し、
    前記最大差分値ΔVmaxと前記基準差分値ΔViとの関係に基づいて前記回転角検出装置の異常を検出することを特徴とする検査装置。
  3. 請求項2に記載の検査装置において、
    前記最大差分値ΔVmaxと前記基準差分値ΔViとの差が基準範囲外にある場合に前記回転角検出装置に異常が発生しているとすることを特徴とする検査装置。
  4. 回転駆動される被検査装置の回転の異常を検出するための回転角検出装置、の検査方法であって、
    前記被検査装置の回転に同期して回転させられるように設けられた回転角検出用ロータ、の回転に応じて発生させられた周期的な信号Vnを取得し、
    前記被検査装置の1回転分に相当する前記出力信号において、前記出力信号の最大値Vmaxと、前記出力信号の隣り合うピーク間の最大差分値ΔVmaxと、の関係から前記回転角検出装置の異常を検出することを特徴とする検査方法。
  5. 請求項4に記載の検査方法において、
    基準差分値ΔViを前記最大値Vmaxと所定の係数Kとの積で表し、
    前記最大差分値ΔVmaxと前記基準差分値ΔViとの関係に基づいて前記回転角検出装置の異常を検出することを特徴とする検査方法。
  6. 請求項5に記載の検査方法において、
    前記最大差分値ΔVmaxと前記基準差分値ΔViとの差が基準範囲外にある場合に前記回転角検出装置に異常が発生しているとすることを特徴とする検査方法。
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