JP4165381B2 - 妊婦保護用補助シート部材 - Google Patents

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自動車などの車両に乗車する妊婦を保護するための妊婦保護用補助シート部材に関する。
自動車の乗員保護装置として、いわゆるシートベルトが知られている。このシートベルトは、一般に、自動車が衝突等した際に、乗員の腰部と胸部とをラップベルトとショルダーベルトとで拘束して、乗員を保護するものである。
ところで、自動車には妊婦が乗員として乗車することがある。妊婦は、腰部(腹部)に胎児を孕んでいることから、腰部を拘束するのは好ましくないものである。このような妊婦のための保護装置として、実開平5−40060号公報に開示された妊婦用シートがある。この妊婦用シートは、剣道の胴着のような、堅牢なシート用具に、シートベルトの溝を設け、衝突時、または急ブレーキ時のショックから妊婦(胎児)を守るように構成されたものである。
実開平5−40060号公報
しかし、上記特許文献1に開示された妊婦用シートは、剣道の胴着のような堅牢なものであるが、車両が衝突したときにおけるラップベルトの荷重が乗員の腰部全体に掛かることになり、乗員の保護を十分に図ることができないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、自動車の衝突時などに、妊婦である乗員(および胎児)を安全に保護することができる妊婦保護用補助シート部材を提供することにある。
上記課題を解決した本発明に係る妊婦保護用補助シート部材は、座席シートに配置される補助シート本体に支持され、着座する妊婦である乗員の腰部を覆い、外側からシートベルトのラップベルトに拘束される拘束部材を備え、拘束部材の終端に、妊婦である乗員の骨盤に当接する骨盤当接部が形成されているものである。
本発明に係る妊婦保護用補助シート部材では、妊婦の腰部を覆い、外側からシートベルトのラップベルトの拘束される拘束部材を備えており、この拘束部材の終端に、妊婦の骨盤に当接する骨盤当接部が形成されている。このため、車両が衝突して妊婦である乗員がシートベルトによって拘束され保護される際に、ラップベルトで拘束された荷重は、妊婦の骨盤に伝達される。したがって、妊婦の腰部全体に荷重を与えないようにすることができるので、妊婦の腰部(胎児)を安全に保護することができる。
ここで、骨盤当接部に緩衝部材が設けられている態様とするのが好適である。
骨盤当接部に緩衝部材が設けられていることにより、妊婦である乗員は、骨盤当接部から骨盤に受ける衝撃を小さなものとすることができる。
また、補助シート本体が、妊婦である乗員の側方を囲む位置に配置される態様とすることができる。
このように、補助シート本体が、妊婦である乗員の側方を囲む位置に配置される態様とすることにより、妊婦である乗員は、妊婦保護用補助シート部材を容易にセットすることができる。
さらに、補助シート本体が、妊婦である乗員の股間部に配置される態様とすることもできる。
このように、補助シート本体が、妊婦である乗員の股間部に配置される態様とすることにより、妊婦保護用補助シート部材を容易にセットすることができるとともに、衝突の際、補助シート本体が乗員の恥骨部分に当接し、衝突による荷重を分散させることができる。
本発明によれば、自動車の衝突時などに、妊婦である乗員を確実に保護することができる妊婦保護用補助シート部材を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する部材については、重複する記載を省略することがある。
図1は本発明の第一の実施形態に係る妊婦保護用補助シート部材の斜視図、図2はその側面図、図3はその正面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る妊婦保護用補助シート部材(以下「補助シート部材」という)1は、補助シート本体2を備えている。補助シート本体2は、断面コ字形状の開口面を下方に向け、その上面の後部を切り抜いた形状をなしており、その両脚部が図示しない自動車の座席シートに配置され載置されている。補助シート本体2における間に、妊婦である乗員Hの大腿部が配置される。
補助シート本体2の上部には、拘束部材3が設けられている。拘束部材3は、平面視した形状が略U字形状をなしており、その開口部が後ろ側に配置されており、この開口部に乗員Hの腹部が位置するようになっている。こうして、拘束部材3は、乗員Hの腹部を覆っている。
また、拘束部材3の終端には、骨盤当接部4が形成されている。骨盤当接部4は、図3に示すように、補助シート本体2の両脚部よりもそれぞれ内側に突出するようにして形成されている。骨盤当接部4におけるこの内側に突出する部分が、乗員Hの骨盤Bに当接する。
さらに、拘束部材3の前面は、シートベルトのラップベルト5が当接するベルト接触面6とされている。ベルト接触面6には、シートベルトを締めた際のラップベルト5が当接し、ラップベルト5によって拘束部材3拘束される。また、拘束部材3におけるベルト接触面6の上方端部には、拘束部材3に沿って形成された突条部7が設けられている。この突条部7により、ラップベルト5の拘束部材3の上方からの脱落を防止している。これらの補助シート本体2、拘束部材3、および突条部7は、たとえば樹脂によって一体成形されている。
以上の構成を有する本実施形態に係る補助シート部材1においては、拘束部材3をラップベルト5で拘束することにより、乗員Hを保護する。この補助シート部材1を装着する際には、まず乗員Hが図示しない自動車の着座シートに着座した後、大腿部の上方から補助シート部材1をかぶせて、大腿部の両側にそれぞれ補助シート本体2の脚部を載置する。このように、補助シート本体2の脚部が乗員Hの側方を囲む位置に配置されているので、乗員Hは補助シート部材1を容易にセットすることができる。
補助シート本体2を載置したら、補助シート本体2の上部に設けられた拘束部材3におけるベルト接触面6にラップベルト5を当接させて、シートベルトを装着する。また、拘束部材3における骨盤当接部4は、乗員Hの骨盤Bに当接させておく。このとき、ベルト接触面6の上側には突条部7が形成されているので、ラップベルト5の脱落が防止されている。こうして、補助シート部材1の装着が完了する。
補助シート部材1を装着し、シートベルトを締めた後、自動車が衝突などを起こすと、その衝突に起因する荷重が伝達され、シートベルトの拘束によって乗員Hに荷重が掛かる。この荷重は、ラップベルト5を介して乗員Hの腰部方向にも伝達されることになる。
ここで、乗員Hは、本実施形態に係る補助シート部材1を装着しているので、ラップベルト5から掛かる荷重は、拘束部材3を介して骨盤当接部4から乗員Hの骨盤のみに伝達され、乗員Hの腰部には伝達されないようになる。したがって、乗員Hおよび乗員Hの腹部にいる胎児に荷重が掛からないようにすることができるので、乗員Hである妊婦(胎児)を安全に保護することができる。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。図4は、本発明の第二の実施形態に係る補助シート部材の斜視図である。本実施形態に係る補助シート部材10は、上記第一の実施形態と比較して、補助シート本体の構成が主に異なる。
図4に示すように、本実施形態に係る補助シート部材10は、ベース板11を備えている。ベース板11は、座席シートとは別個に設けられているものであるが、座席シートに固定されているものであってもよい。
ベース板11には、支持棒12が立設されている。支持棒12は、ベース板11の前方中央部に配置されており、座席シートに着座する妊婦である乗員の股間部分が位置する場所に立設されている。これらのベース板11および支持棒12によって、補助シート本体が形成される。
支持棒12は、ベース板11に対して取り付け、取り外し可能とされており、支持棒12をベース板11に取り付ける際には、図示しないロック機構によってベース板11に支持棒12が固定される。また、このロック機構を解除することにより、ベース板11から支持棒12が取り外し可能とされる。
この支持棒12の上部に、平面視した形状が略U字形状である台座が固定されており、この台座上に拘束部材13が取り付けられている。拘束部材13は、上記第一の実施形態で用いられた拘束部材3と同様の構成を有しており、平面視した形状が略U字形状をなしており、その開口部が後ろ側に配置されており、この開口部に乗員の腹部が位置するようになっている。
また、拘束部材13の終端には、骨盤当接部14が形成されている。骨盤当接部14は、支持棒12に固定された台座の両脚部よりもそれぞれ内側に突出するようにして形成されている。骨盤当接部14におけるこの内側に突出する部分が、乗員の骨盤に当接する。
さらに、拘束部材13の前面はラップベルト15が当接するベルト接触面16とされており、その上方にはラップベルト15の脱落を防止する突条部17が形成されている
以上の構成を有する本実施形態に係る補助シート部材10においては、上記第一の実施形態と同様、拘束部材13をラップベルト15で拘束することにより、乗員を保護する。補助シート部材10を装着する際には、ベース板11を着座シートに敷き、支持棒12を大腿で挟む位置に配置する。このように、乗員は、着座シートにベース板11を敷くのみでよいので、そのセットは容易なものとなる。
ベース板11が着座シートに固定され、ベース板11に支持棒12を取り付ける態様とした場合には、乗員が着座シートに着座した後、支持棒12をベース板11に取り付けるようにする。
ベース板11を敷いたら、拘束部材13におけるベルト接触面16にラップベルト15を当接させて、シートベルトを装着する。また、拘束部材13における骨盤当接部14は、乗員の骨盤Bに当接させておく。このとき、ベルト接触面16の上側に突条部17が形成されているので、ラップベルト15の脱落が防止されている。こうして、補助シート部材10の装着が完了する。
補助シート部材10を装着し、シートベルトを締めた後、自動車が衝突などを起こすと、その衝突に起因する荷重が伝達され、シートベルトの拘束によって乗員に荷重が掛かり、この荷重が、ラップベルト15を介して乗員の腰部方向にも伝達される。
このとき、上記第一の実施形態と同様、乗員には、ラップベルト15からの荷重が拘束部材13を介して骨盤当接部14から乗員の骨盤のみに伝達され、乗員の腰部には伝達されないようになる。したがって、妊婦である乗員(および胎児)を安全に保護することができる。
しかも、本実施形態に係る補助シート部材10は、ベース板11に立設された支持棒12が乗員の股間部に配置されている。この支持棒12が設けられていることにより、自動車が衝突を起こすと、乗員には、拘束部材13から骨盤に荷重が伝達されるほか、支持棒12から恥骨に荷重が伝達される。したがって、乗員に掛かる荷重を分散することができるので、その分さらに乗員を安全に保護することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。たとえば、拘束部材における骨盤当接部に、軟性を有する緩衝部材を設ける態様とすることができる。このような緩衝部材を設けることにより、拘束部材から骨盤に荷重が伝達される際に、その荷重を軽減することができる。また、上記第二の実施形態では、拘束部材13が支持棒12のみによって支持されているが、中央前方に設けた支持棒12のほか、側方後方などに支持棒を設けて拘束部材13を支持する態様とすることもできる。
第一の実施形態に係る妊婦保護用補助シート部材の斜視図である。 第一の実施形態に係る妊婦保護用補助シート部材の側面図である。 第一の実施形態に係る妊婦保護用補助シート部材の正面図である。 第二の実施形態に係る妊婦保護用補助シート部材の斜視図である。
符号の説明
1,10…(妊婦保護用)補助シート部材、2…補助シート本体、3,13…拘束部材、4,14…骨盤当接部、5,15…ラップベルト、6,16…ベルト接触面、7,17…突条部、10…補助シート部材、11…ベース板、12…支持棒、B…骨盤、H…乗員。

Claims (4)

  1. 座席シートに配置される補助シート本体に支持され、着座する妊婦である乗員の腰部を覆い、外側からシートベルトのラップベルトに拘束される拘束部材を備え、
    前記拘束部材の終端に、前記妊婦である乗員の骨盤に当接する骨盤当接部が形成されていることを特徴とする妊婦保護用補助シート部材。
  2. 前記骨盤当接部に緩衝部材が設けられている請求項1に記載の妊婦保護用補助シート部材。
  3. 前記補助シート本体が、前記妊婦である乗員の側方を囲む位置に配置される請求項1または請求項2に記載の妊婦保護用補助シート部材。
  4. 前記補助シート本体が、前記妊婦である乗員の股間部に配置される請求項1または請求項2に記載の妊婦保護用補助シート部材。
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