JP4165322B2 - 流路弁及び同流路弁を備えた液体噴射装置 - Google Patents

流路弁及び同流路弁を備えた液体噴射装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射ヘッドのメンテナンスを効果的に行うための流路弁及び同流路弁を備えた液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体噴射装置として、インクジェット式記録装置が広く知られている。このインクジェット式記録装置は、インクカートリッジからインク流路を介してインクを記録ヘッドに供給する。そして、供給されたインクを記録ヘッドのノズル開口からインク滴として記録紙に吐出させて記録するようになっている。
【0003】
一般に、このインクジェット式記録装置に用いられるインクは、揮発性を有するインク溶媒に着色成分を溶かすことによって構成されている。従って、ノズル開口にてインク溶媒が蒸発すると、インクの粘度が上昇し、さらには固化してしまう。これが原因となって、ノズル開口には目詰まりが生じ、印刷不良を引き起こすことがあった。また、インク流路内に気泡が混入した場合、インク流路内を流動するインクへの圧力が変化してしまい正確にノズル開口から吐出できなくなって吐出不良を起こすことがあった。
【0004】
このため、通常、インクジェット式記録装置は、目詰まりを解消するためのクリーニング装置を備えている。
この種のクリーニング装置では、インクジェット式記録装置のノズル開口に目詰まりが生じると、キャップ手段により記録ヘッドのノズル形成面を封止し、吸引ポンプからの負圧によりノズル開口から粘度の高い若しくは固化したインクを吸引排出するクリーニング操作を行う。
【0005】
このクリーニング操作を実行する場合においては、インクカートリッジのインク貯留部からノズル開口に至るインク流路内になるべく速いインクの流れを発生させることが効果的である。これによって増粘したインクとともに、流路内に存在する気泡を排出させることができる。
【0006】
そこで、インク貯留部と記録ヘッドとの間のインク流路内に開閉可能なインク流路弁を配置する。そして、クリーニング操作にあたってキャッピング手段を介してインクの吸引を開始した際には、このインク流路弁を閉弁状態とする。このキャッピング手段内の負圧が上昇した時点でインク流路弁を開弁させることで、インク流路内のインクの流速を瞬間的に高めるように構成した液体噴射装置が種々提案されている(例えば、特許文献1。)。
【0007】
特許文献1のインク流路弁では、インク流路に直交するようにインク流通孔を設けたシャフトが具備され、このシャフトをほぼ90度の範囲で回動させることにより、開弁状態及び閉弁状態が選択できるように構成されている。また、このインク流路弁では、開弁及び閉弁動作の際にシャフトの回動部分からインクの漏洩を防止するために一対のOリングが設けられている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−113726号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のインク流路弁の構成では、一対のOリングを設けなければならず、その機構が複雑であった。このため、従来のインク流路弁では、その開弁及び閉弁動作の信頼性に不安があった。
【0010】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その第1の目的は、流路の開弁及び閉弁動作の信頼性を向上させることができる流路弁を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、第1の目的に加え、同流路弁を備え、液体噴射ヘッドのメンテナンスを効果的に行う液体噴射装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の流路弁は、流路形成部材に、液体流入口と、液体流出口と、同液体流入口と同液体流出口とを連通する液体流路とを備え、必要に応じて同液体流路を開弁状態又は閉弁状態とすることができる流路弁であって、前記流路形成部材の一側面には、前記液体流入口及び前記液体流出口と連通する溝部が形成された弾性部材を設けることにより、該弾性部材の前記溝部によって開口部が形成されると共に、前記液体流路は、フィルム部材が前記開口部の縁部に該開口部を覆うように溶着されることで形成され、前記開口部における前記液体流入口側及び前記液体流出口側となる両端部から中央部にかけての縁部は、前記液体流路外に前記フィルム部材と対向するように配置された開閉制御部材に前記フィルム部材が膨らんだ形状となるように、前記弾性部材によってアーチ状に形成され、前記弾性部材において前記開閉制御部材が前記フィルム部材を介して対向する前記溝部における底部の中央部分を同底部の他の部分より隆起させて形成し、前記開閉制御部材が、前記フィルム部材に前記溝部における底部の隆起した中央部分と対応する位置に当接して同フィルム部材を前記弾性部材側に押圧することにより、前記液体流路を閉弁状態にさせる。
【0012】
これによれば、弾性部材において開閉制御部材がフィルム部材を介して対向する部分において隆起させて形成したため、弾性部材の溝部と開閉制御部材との相対距離を短くすることができる。従って、開閉制御部材の移動距離を少なくしつつ、流路の開弁及び閉弁動作をより効果的に行うことができる。さらに、開口部における縁部は弾性部材によってアーチ状に形成されるので、該縁部に溶着されるフィルム部材が開閉制御部材による押圧の際に撓みやすくなっている。
【0015】
この流路弁は、前記弾性部材の前記溝部における底部の隆起した中央部分における液体流路は、高さ方向において他の部分よりも狭くなるように形成した。
これによれば、開閉制御部材の移動距離を少なくしつつ、流路の閉弁動作をより効果的に行うことができる。
【0016】
この流路弁は、前記弾性部材の前記溝部における底部の隆起した中央部分に対向する前記流路形成部材を他の部分より隆起させて形成した。
これによれば、流路形成部材を隆起させたことにより、弾性部材をより薄肉に形成でき、流路弁の製造コストを安価とすることができる。
【0017】
この流路弁は、前記弾性部材の溝部を、前記開閉制御部材が対向する部分において、幅方向において他の部分よりも広くなるように形成した。
これによれば、開閉制御部材の移動距離を少なくしつつ、流路の開弁状態においては、液体の流動抵抗(動圧)を抑えることができる。
【0018】
この流路弁は、前記弾性部材の溝部を、前記開閉制御部材が対向する部分において、テーパ状に拡開するように形成した。
これによれば、弾性部材の溝部がテーパ状に拡開している。このため、フィルム部材が開閉制御部材により押圧された際に、液体流路の溝部と密着する面積が大きくとれるため、液体流路内を流動する液体をより効果的に封止することができる。
【0021】
本発明の流路弁を備えた液体噴射装置であって、前記液体流入口は、液体を貯留する液体貯留部側に接続され、前記液体流出口は、液体を噴射する液体噴射ヘッド側に接続されるとともに、前記流路弁にて流路を閉弁状態とし、前記液体噴射ヘッドへの前記液体の流動を封止した後、前記液体噴射ヘッドに負圧をかけてクリーニングするクリーニング装置を備えた。
【0022】
これによれば、フィルム部材を開閉制御部材によって押圧し流路弁を閉弁状態とする。そして、クリーニング装置によって液体噴射ヘッドに負圧をかけて、この負圧が上昇した時点で流路弁を開弁させる。これによって、液体噴射ヘッドを介して流路内の液体の流速を瞬間的に高めることができる。従って、この液体噴射装置は、液体噴射ヘッドから気泡等を排出することができるので、液体噴射ヘッドのメンテナンスをより効果的に行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0024】
図1は、本実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図である。図2は、本実施形態のインク流路を説明するための側面図である。
図1に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ1は、略直方形状のフレーム2を備えている。このフレーム2には、その長手方向にプラテン3が配設され、このプラテン3上には、図示しない紙送り機構によって記録用紙Pが給送されるようになっている。
【0025】
前記フレーム2には、プラテン3と平行となるようにガイド部材4が架設されている。ガイド部材4には、同ガイド部材4に沿って移動可能なキャリッジ5が挿通支持されている。また、前記フレーム2には、キャリッジモータ6が取着され、このキャリッジモータ6には、タイミングベルト7を介しキャリッジ5が駆動連結されている。このように構成することによって、キャリッジ5には、キャリッジモータ6が駆動すると、その駆動力がタイミングベルトを介して伝達される。この駆動力を受けて、キャリッジ5は、ガイド部材4に案内されプラテン3と平行(主走査方向)に往復移動するようになっている。
【0026】
キャリッジ5の下面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド8が設けられている。図2に示すように、記録ヘッド8は、記録用紙Pに対向するようにノズル形成面8aを有している。このノズル形成面8aには、図示しないが、1列あたりn個(nは自然数)のノズルN(Nb,Nc,Nm,Ny)からなる4列のノズル列が形成されている。本実施形態では、説明の便宜上1列あたりn個のノズルNからなるノズル列を4列形成したが、この限りではなく1列あたりのノズルNの数及びノズル列の数は適宜変更してもよい。
【0027】
また、図1に示すように、キャリッジ5には、液体貯留部としてのインクカートリッジ9(9b,9c,9m,9y)が着脱可能に装填されている。インクカートリッジ9(9b,9c,9m,9y)には、それぞれに対応した色(本実施形態では、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)の液体としてのインクが貯留されている。すなわち、プリンタ1は、いわゆるオンキャリッジタイプである。そして、図2に示すように、インクカートリッジ9(9b,9c,9m,9y)には、それぞれに対応した流路弁としてのインク流路弁10(10b,10c,10m,10y)の基端部がそれぞれ中空針11を介して接続される。このインク流路弁10(10b,10c,10m,10y)の他端部には、チューブ等を介して、それぞれ対応したノズルN(Nb,Nc,Nm,Ny)に接続される。そして、インクカートリッジ9(9b,9c,9m,9y)から供給されるインクは、インク流路弁10(10b,10c,10m,10y)のそれぞれの液体流路としてのインク流路12(12b,12c,12m,12y)を介して、対応するノズルN(Nb,Nc,Nm,Ny)に供給されるようになっている。このように構成することによって、必要に応じて各ノズルN(Nb,Nc,Nm,Ny)には、インクが供給されるようになっている。
【0028】
インクカートリッジ9(9b,9c,9m,9y)からインク流路弁10(10b,10c,10m,10y)を介して供給されるインクは、図2に示す圧電素子8bによって加圧され、記録ヘッド8に形成されたノズルNから記録用紙Pにインク滴として吐出されることによってドットを形成する。つまり、ノズルNbからはブラックのインクが吐出され、ノズルNcからはシアンのインクが吐出される。また、ノズルNmからはマゼンダのインクが吐出され、ノズルNyからはイエローのインクが吐出されるようになっている。
【0029】
一方、プリンタ1では、図2に示すように、開閉制御部材としての押圧部材13を備えている。この押圧部材13は、その当接部14が前記インク流路弁10の一側面に設けられたフィルム15に対向するように配置されている。この押圧部材13の当接部14は、フィルム15をインク流路12に対して垂直に押圧し、同フィルム15を撓ませることによって、インク流路12を流動するインクを封止状態とし、又押圧しないときには同インクを流動状態とするためのものである。この押圧部材13は、図示しない駆動機構からの駆動力が伝達されると、その当接部14がフィルム15に当接し押圧するように構成されている。
【0030】
尚、本実施形態のプリンタ1では、各インク流路弁10b,10c,10m,10yに、それぞれ対応するように、図示しない押圧部材13b,13c,13m,13yが設けられているが、説明の便宜上、押圧部材13として省略する。また、この各押圧部材13b,13c,13m,13yは、各インク流路弁10b,10c,10m,10yのフィルム15を同時に押圧するように構成されている。
【0031】
また、本実施形態のフィルム15は、アルミ箔を樹脂等で加工したガスバリア性を有するアルミニウムラミネートフィルムであるが、インクの蒸発を防げるフィルムであればどのようなものを用いてもよい。
【0032】
上記した本実施形態のプリンタ1では、キャリッジ5を往復移動させながらインク滴を記録用紙Pに吐出させ印刷するための領域を印刷領域としている。さらに、プリンタ1には、非印刷時にノズルNを封止するための非印刷領域が設けられ、その非印刷領域にはクリーニング装置としてのキャップホルダ16が設けられている。
【0033】
図2に示すように、キャップホルダ16には、前記記録ヘッド8のノズル形成面8aと非印刷時において対向するように、可撓性を有するキャップ部材17が設けられている。キャップホルダ16は図示しない駆動機構を介して、キャップ部材17を前記ノズル形成面8aに密着させることによって前記ノズルNを封止するようになっている。
【0034】
また、キャップホルダ16には、その底部にキャップ部材17内と連通する吸引口19が突出し形成されている。吸引口19には、チューブ21と図示しない吸引ポンプとを介して廃インクタンクが接続されている。吸引ポンプは、チューブ21を介してキャップ部材17内に負圧をかけることができるようになっている。
【0035】
即ち、前記キャップホルダ16による前記ノズルNの封止時に、吸引ポンプを作動させると、キャップ部材17と前記ノズル形成面8aによって形成される空間内に負圧をかけることができる。この負圧は、ノズルNを介して、インク流路12まで到達するようになっている。これによって、例えば、インク流路弁10のフィルム15を押圧部材13の当接部14により押圧することよって、インク流路弁10を閉弁状態とする。そして、このキャップ部材17内の負圧が上昇した時点で、当接部14をフィルム15から離間させインク流路弁を開弁させることで、記録ヘッド内のインクの流速を瞬間的に高めることができるようになっている。
【0036】
次に、上述したインク流路弁10の構成を図3〜図5に従って説明する。
図3は、本実施形態のインク流路弁10の構成を説明するための正面図である。図4は、同図3におけるA−A線方向の断面図である。図5は、同図3におけるB−B線方向の断面部分拡大図である。
【0037】
図3に示すように、本実施形態のインク流路弁10では、各インクカートリッジ9b,9c,9m,9yに対応する各インク流路弁10b,10c,10m,10yが一体に形成されている。
【0038】
このインク流路弁10は、図3に示すように、流路形成部材としてのベース部材30を備えている。ベース部材30の基端部には、図4に示すように、管状に形成された取着部31が設けられている。さらに、ベース部材30には、同じく管状に形成された液体流入口としてのインク流入口32が、取着部31と連通するように設けられている。前記取着部31は、上述した中空針11が取着可能となるように構成されている。従って、インク流路弁10には、インクカートリッジ9から中空針11を介してインクを流入することができる。
【0039】
一方、ベース部材30の他端部には、管状に形成された液体流出口としてのインク流出口33が設けられている。このインク流出口33の先端部34には、チューブ等を介して前記記録ヘッド8が取着可能となるように構成されている。このように構成することによって、インク流路弁10内に流入されているインクを、インク流出口33からチューブ等を介して記録ヘッド8に供給することができる。
【0040】
他方、図3に示すように、ベース部材30の一側面(前記押圧部材13の当接部14と対向する面)には、弾性部材としてのエラストマ部材Eが形成されている。本実施形態のエラストマ部材Eは、ベース部材30に対して例えば、二色成形によって形成されている。このエラストマ部材Eには、その長手方向に溝部35が形成されている。この溝部35は、インク流入口32及びインク流出口33と押圧部材13側にて連通するようになっている。前記エラストマ部材Eに溝部35が形成されることによって、インク流路弁10のベース部材30の一側面(前記押圧部材13の当接部14と対向する面)には、開口部36が形成される。
【0041】
前記開口部36の縁部38は、その両端部(インク流入口32側及びインク流出口33側)から中央部(押圧部材13に対向する位置)にかけてアーチ状に形成されている。そして、この縁部38のアーチの頂点は、押圧部材13の当接部14と対向するようになっている。そして、開口部36には、上述したフィルム15が、同開口部36を被覆するように同開口部36の縁部38に溶着されている。このフィルム15は、ガスバリア性及び可撓性を有し、縁部38に溶着することによって前記押圧部材13の当接部14側に膨らむように全体をアーチ状に形成され、その頂点が当接部14と直接対向するようになっている。このフィルム15を開口部36の縁部38に溶着することによって、溝部35は封止される。
【0042】
このように構成することによって、インク流路弁10には、インク流入口32、インク流出口33、溝部35によってインク流路12が構成されている。前記フィルム15は、ガスバリア性を有するので、これによって、インク流路12内に流入されるインクは、その信頼性の低下を抑制される。前記フィルム15は、このアーチ状に形成された部分が押圧部材13の当接部14によって押圧されると、インク流路12の方向へ撓むようになっている。
【0043】
このフィルム15は、アーチ状の縁部38に溶着し、全体をアーチ状に形成したことによって、同フィルム15をフラットに溶着した場合に比べて、押圧部材13による押圧の際に撓みやすくなっている。フィルム15のアーチの頂点を押圧部材13の当接部14と直接対向させることによって、押圧部材13からの押圧をより受けやすいので、フィルム15は撓みやすくなっている。加えて、上述したように、フィルム15が溶着される縁部38を含む溝部35は、エラストマ部材Eに形成されているので、縁部38は可撓性を有する。このことから、フィルム15が押圧されると、これに伴って縁部38も撓むので、フィルム15は、押圧部材13による押圧の際に、より撓みやすくなっている。
【0044】
一方、前記ベース部材30には、図4に示すように、前記押圧部材13の当接部14と対向する位置に凸部39が隆起し形成されている。そして、この凸部39の形成に伴って、エラストマ部材Eの溝部35の中央部には、押圧部材13の当接部14と対向する位置が隆起し形成されている。このエラストマ部材Eは、凸部39が形成されている部分(溝部35の中央部)では肉薄に形成されている。このように肉薄に形成したことによって、エラストマ部材Eの使用を低減することができるので、インク流路弁10の製造コストを安価とすることができる。
【0045】
また、このように構成したことによって、前記インク流路12は、凸部39が形成されている位置(前記押圧部材13の当接部14と対向する位置)では、フィルム15と凸部39との距離が近くなっている。従って、前記インク流路12は、前記押圧部材13の当接部14と対向する位置では、その流路径は、高さ方向に狭くなり、かつ幅方向に広くなっている。この凸部39を形成したことによって、図5に示すように、前記エラストマ部材Eの溝部35(凸部39の形成部分)にはテーパ部40が形成され、その流路径は台形となっている。
【0046】
従って、押圧部材13の当接部14がフィルム15を押圧すると、上述したように、フィルム15は撓むので、同当接部14はフィルム15を介して、インク流路12の底のエラストマ部材E(凸部39の形成位置)に当接し押圧する。このエラストマ部材Eは、上述したように、凸部39が形成されている部分では、肉薄に形成されていることから、当接部14の押圧の際には、凸部39に下方向から支持されながら少しだけ撓む。これによって、当接部14は、フィルム15を介して、インク流路12の底のエラストマ部材E(凸部39の形成位置)と密着するので、インク流路12に流動するインクは、より効果的に封止されるようになっている。また、上述したように、インク流路12の流路径は、押圧部材13の当接部14と対向する位置では、その高さ方向に狭くなり、かつ幅方向に広くなっているので、押圧部材13は短いストロークでも、フィルム15を押圧しインク流路12の底のエラストマ部材Eに当接することができるようになっている。加えて、開弁状態でのインクの流動抵抗(動圧)を抑えることができるようになっている。さらに、上述したように、エラストマ部材Eの溝部35には図5に示すように、テーパ部40が形成され、その断面が台形となっている。溝部35は、その断面が長方形となるように形成した場合に比べて、当接部14と当接する底部の角(底部とテーパ部40が接する部分)が円弧状に形成され広くなっている。これにより、溝部35は、当接部14からの押圧をより受けることができるので、フィルム15は、押圧部材13の押圧によりインク流路12の底のエラストマ部材Eにより密着するようになっている。
【0047】
このようにインク流路弁10を構成することによって、押圧部材13は、インク流路12内を流動するインクの流動をより封止でき、また封止しない際には、インクの流動による動圧を少なくすることができる。
【0048】
尚、エラストマ部材Eは、凸部39の形成されている部分では、肉薄に形成されている。従って、押圧部材13の当接部14による押圧の際には、エラストマ部材Eは、肉薄に形成されているので撓みすぎない。さらに、エラストマ部材Eは、凸部39によって支持されるので、フィルム15を介して押圧をより受けやすくなっている。これによって、フィルム15は、インク流路12の底のエラストマ部材Eにより密着することができる。従って、フィルム15は、当接部14の押圧によってインク流路12を流動するインクをより効果的に封止できるようになっている。
【0049】
次に、上記のように構成したプリンタ1の動作について図6に従って説明する。
図6は、プリンタ1のクリーニング操作を説明するためのグラフ図である。
【0050】
プリンタ1は、印刷時においての印刷不良発生時や、長期間の未使用状態からの復帰の際に、記録ヘッド8に対してクリーニング操作を実行するように設定されている。このクリーニング操作は、まず非印刷領域にキャリッジ5を移動させた後、キャップ部材17によって記録ヘッド8に形成されたノズルNを封止する。
【0051】
次に、プリンタ1は、押圧部材13によって、フィルム15を押圧し、各インク流路弁10(10b,10c,10m,10y)のインクの流動を封止状態にする。
【0052】
この状態から図示しない吸引ポンプを駆動させキャップ部材17とノズル形成面8aから構成される空間内に負圧をかける。これによって、各ノズルNとともに各ノズルNを介して各インク流路弁10に対して負圧がかかる。そして、図6に示すように、予め設定された所定時間T1が経過し、インク流路12に対しての負圧が蓄積され、その負圧が最も上昇したとき、プリンタ1は、押圧部材13によるフィルム15の押圧を解除し、インク流路12を流動状態にする。これによって、インク流路弁10のインク流路12内を流動するインクには蓄積された負圧によって、その流速が瞬間的に上昇する。そして、ノズルNからは、インク流路12に混入した気泡とともに、ノズルN内の増粘したインクが廃インクとして排出される。そして、排出された廃インクは、キャップ部材17内へ落ちる。同廃インクは、チューブ21を通過し廃インクタンクに速やかに廃棄される。これによって、インク流路12内に気泡が混入されている場合であっても、ノズルNから排出することができる。
【0053】
次に、図6に示すように、予め設定された所定時間T2が経過すると、プリンタ1は、吸引ポンプの駆動を停止する。そして、記録ヘッド8からキャップ部材17を離間させ、キャップ部材17内を大気開放させた後、再び記録ヘッド8のノズルNを封止して、クリーニング操作を停止する。
【0054】
これによって、上記したように本実施形態のプリンタ1は、クリーニング操作を行うことで記録ヘッド8のメンテナンスを効果的に行うことができる。
以上、上記した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
【0055】
(1)本実施形態では、アーチ状の縁部38にフィルム15を溶着することによって、同フィルム15を押圧部材13の当接部14側に膨らむように全体をアーチ状に形成した。これによって、フィルム15は、同フィルム15をフラットに溶着した場合に比べて、押圧部材13による押圧の際に撓みやすくなっている。また、フィルム15のアーチの頂点を押圧部材13の当接部14と直接対向させることによって、押圧部材13からの押圧をより受けやすいので、フィルム15は撓みやすくなっている。これによって、フィルム15は、押圧部材13の押圧によってインク流路12の底のエラストマ部材Eにより密着するので、インク流路12内を流動するインクを効果的に封止することができる。
【0056】
(2)本実施形態では、ベース部材30に、押圧部材13の当接部14と対向する位置に凸部39を隆起し形成した。この凸部39の形成に伴って、溝部35の中央部(押圧部材13の当接部14と対向する位置)も隆起し形成した。これによって、インク流路12の流路径は、押圧部材13の当接部14と対向する位置では、高さ方向に狭くなり、かつ幅方向に広くなっている。従って、押圧部材13は、短いストロークでも、フィルム15を押圧し、同フィルム15を介してインク流路12の底のエラストマ部材Eに当接できる。このことから、フィルム15は、押圧部材13の押圧によってインク流路12の底のエラストマ部材Eにより密着するので、インク流路12内を流動するインクを効果的に封止することができる。
【0057】
(3)本実施形態では、エラストマ部材Eの凸部39が形成されている部分を肉薄に形成した。これによってエラストマ部材Eの使用を低減することができ、インク流路弁10の製造コストを安価とすることができる。またさらに、肉薄に形成されていることから、押圧部材13の当接部14による押圧の際には、エラストマ部材Eは、凸部39によって支持されるので撓み過ぎることがない。これによって、エラストマ部材Eの、特にインク流路12の底は撓み過ぎない。これによって、フィルム15は、押圧部材13の押圧によって、インク流路12の底に密着することになるので、インク流路12内を流動するインクをより効果的に封止することができる。
【0058】
(4)本実施形態では、エラストマ部材Eに形成される溝部35の縁部38にフィルム15を溶着した。これによって、縁部38は可撓性を有するので、フィルム15が押圧部材13によって押圧されると、これに伴って縁部38も撓む。従って、フィルム15は押圧の際により撓みやすくなり、インク流路12の底のエラストマ部材Eにより密着するので、インク流路12内を流動するインクを効果的に封止することができる。
【0059】
(5)本実施形態では、エラストマ部材Eの溝部35に、テーパ部40を形成した。このように構成することによって、溝部35は、その断面が長方形となるように形成した場合に比べて、当接部14と当接する底部の角(底部とテーパ部40が接する部分)が円弧状に形成され広くなっている。これにより、溝部35は、当接部14からの押圧をより受けることができるので、フィルム15は、押圧部材13の押圧によって、エラストマ部材Eにより密着する。これによって、フィルム15はインク流路12の底に密着することになるので、インク流路12内を流動するインクを効果的に封止することができる。
【0060】
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態について図7及び図8に従って説明する。
図7は、本実施形態のインク流路弁の構成を説明するための正面図である。図8は、同図7におけるC−C線方向の断面図である。
本実施形態では、第1実施形態と比較してインク流路弁の構成が異なる。本実施形態では、説明の便宜上、第1実施形態と差異のある箇所について説明し、同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0061】
本実施形態のインク流路弁10では、図7に示すようにベース部材30の一側面(前記押圧部材13の当接部14と対向する面)にエラストマ部材Eが形成されている。本実施形態のエラストマ部材Eは、ベース部材30に対して例えば二色成形によって形成されている。このベース部材30とエラストマ部材Eには、その長手方向に溝部41が形成されている。この溝部41は、第1実施形態の溝部35とは異なり、同溝部35がエラストマ部材Eに形成されているのに対して、本実施形態の溝部41はベース部材30とエラストマ部材Eにまたがって形成されている。この溝部41は、第1実施形態の溝部35と同様に、インク流入口32及びインク流出口33と押圧部材13側にて連通するようになっている。また、この溝部41が形成されることによって、ベース部材30及びエラストマ部材Eの一側面(前記押圧部材13の当接部14と対向する面)には、開口部42が形成される。
【0062】
上記したように、開口部42をベース部材30及びエラストマ部材Eにまたがって形成したことによって、同開口部42の縁部43は、第1実施形態の開口部36の縁部38とは異なって、その端部44のみがエラストマ部材Eによって形成されている。従って、本実施形態の縁部43は、その端部44のみが可撓性を有するようになっている。本実施形態の縁部43は、エラストマ部材Eにて形成された端部44のみが、アーチ状に形成され、このアーチの頂点は、押圧部材13の当接部14に対向するようになっている。このように構成することによって、本実施形態の縁部43は、押圧部材13の当接部14に対向する近傍のみがアーチ状に形成される。
【0063】
そして、この縁部43には、図8に示すように、第1実施形態と同様に、開口部42を被覆するようにフィルム45が溶着されている。フィルム45は、第1実施形態のフィルム15と同様に構成され、ガスバリア性及び可撓性を有する。
【0064】
このフィルム45は、第1実施形態のフィルム15とは異なって、縁部43に溶着することによって、押圧部材13の当接部14に対向する近傍(端部44の形成位置)のみがアーチ状に形成され、そのアーチの頂点が当接部14と直接対向するようになっている。このようにフィルム45を開口部42の縁部43に溶着することによって、溝部41は封止されインク流路弁10には、インク流入口32、インク流出口33、溝部41によってインク流路12が構成される。このように構成することによって、第1実施形態と同様に、インク流路12内に流入されるインクは、開口部42からもれることなく封止される。
【0065】
前記フィルム45は、アーチ状に形成された部分が押圧部材13の当接部14によって押圧されると、インク流路12の方向へ撓むようになっている。このフィルム45は、端部44のみがアーチ状になっている縁部43に溶着し、当接部14に直接対向する部分のみをアーチ状に形成したことによって、同フィルム45をフラットに溶着した場合に比べて、押圧部材13による押圧の際に撓みやすくなっている。加えて、フィルム45が押圧されると、これに伴って縁部43の端部44も撓むので、フィルム45は、押圧部材13による押圧の際に、より撓みやすくなっている。
【0066】
このように構成することによって、第1実施形態と同様に、当接部14は、フィルム45を介して、インク流路12の底のエラストマ部材E(凸部39の形成位置)と密着するので、インク流路12に流動するインクは、より効果的に封止されるようになっている。そして、第1実施形態と同様に、封止しない際には、インクの流動による動圧を少なくすることができる。
【0067】
以上、上記したように縁部43では、第1実施形態の縁部38とは異なって、その端部44のみをエラストマ部材Eによって形成した。このように構成したことによって、第1実施形態と同様の効果に加え、さらに、エラストマ部材Eを使用する箇所が少なくなるので、インク流路弁10の製造コストを安価とすることができる。
【0068】
そして、上記したように構成された本実施形態のインク流路弁10を備えたプリンタ1は、第1実施形態と同様にクリーニング操作を行うことで、記録ヘッド8のメンテナンスを効果的に行うことができる。
【0069】
尚、発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、当接部14に対向するようにアーチ状にフィルムを形成したが、この限りではなく、対向せずとも押圧によって撓むことができればよい。また、押圧の際に必要とする撓みを得ることができれば、フィルムの形状は適宜変更してもよい。
【0070】
・上記各実施形態では、本発明をキャリッジ5にインクカートリッジ9を搭載するオンキャリッジタイプのプリンタに適用したが、カートリッジをキャリッジ以外の場所に配置するいわゆるオフキャリッジタイプのプリンタ(液体噴射装置)に適用してもよい。プリンタ1をオンキャリッジタイプとして構成したが、この限りではなく、オフキャリッジタイプとして構成してもよい。これに応じて、インク流路弁10を適宜変更してもよい。
【0071】
・上記各実施形態では、インクカートリッジ9b,9c,9m,9y、インク流路弁10b,10c,10m,10y、押圧部材13b,13c,13m,13yとしたが、この限りではなく、インクカートリッジ9の数に合わせて、対応するインク流路弁10及び押圧部材13の数を適宜変更してもよい。
【0072】
・上記各実施形態では、液体噴射装置として、プリンタ1について説明したが、他の液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイやELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図。
【図2】 同実施形態のインク流路を説明するための側面図。
【図3】 同実施形態のインク流路弁の構成を説明するための正面図。
【図4】 同図3におけるA−A線方向の断面図。
【図5】 同図3におけるB−B線方向の断面部分拡大図。
【図6】 同プリンタのクリーニング操作を説明するためのグラフ図。
【図7】 第2実施形態のインク流路弁の構成を説明するための正面図。
【図8】 同図7におけるC−C線方向の断面図。
【符号の説明】
1…液体噴射装置としてのプリンタ、8…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、9…液体貯留部としてのインクカートリッジ、10,10b,10c,10m,10y…流路弁としてのインク流路弁、12…液体流路としてのインク流路、13,13b,13c,13m,13y…開閉制御部材としての押圧部材、15,45…フィルム部材としてのフィルム、16…クリーニング装置としてのキャップホルダ、30…流路形成部材としてのベース部材、32…液体流入口としてのインク流入口、33…液体流出口としてのインク流出口、35,41…溝部、36,42…開口部、38,43…縁部、E…弾性部材としてのエラストマ部材。

Claims (6)

  1. 流路形成部材に、液体流入口と、液体流出口と、同液体流入口と同液体流出口とを連通する液体流路とを備え、必要に応じて同液体流路を開弁状態又は閉弁状態とすることができる流路弁であって、
    前記流路形成部材の一側面には、前記液体流入口及び前記液体流出口と連通する溝部が形成された弾性部材を設けることにより、該弾性部材の前記溝部によって開口部が形成されると共に
    記液体流路は、フィルム部材が前記開口部の縁部に該開口部を覆うように溶着されることで形成され、
    前記開口部における前記液体流入口側及び前記液体流出口側となる両端部から中央部にかけての縁部は、前記液体流路外に前記フィルム部材と対向するように配置された開閉制御部材に前記フィルム部材が膨らんだ形状となるように、前記弾性部材によってアーチ状に形成され、
    前記弾性部材において前記開閉制御部材が前記フィルム部材を介して対向する前記溝部における底部の中央部分を同底部の他の部分より隆起させて形成し
    前記開閉制御部材が、前記フィルム部材に前記溝部における底部の隆起した中央部分と対応する位置に当接して同フィルム部材を前記弾性部材側に押圧することにより、前記液体流路を閉弁状態にさせることを特徴とする流路弁。
  2. 請求項1に記載の流路弁において、
    前記弾性部材の前記溝部における底部の隆起した中央部分における液体流路は、高さ方向において他の部分よりも狭くなるように形成したことを特徴とする流路弁。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の流路弁において、
    前記弾性部材の前記溝部における底部の隆起した中央部分に対向する前記流路形成部材を他の部分より隆起させて形成したことを特徴とする流路弁。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の流路弁において、
    前記弾性部材の溝部を、前記開閉制御部材が対向する部分において、幅方向において他の部分よりも広くなるように形成したことを特徴とする流路弁。
  5. 請求項4に記載の流路弁において、
    前記弾性部材の溝部を、前記開閉制御部材が対向する部分において、テーパ状に拡開するように形成したことを特徴とする流路弁。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の流路弁を備えた液体噴射装置であって、
    前記液体流入口は、液体を貯留する液体貯留部側に接続され、
    前記液体流出口は、液体を噴射する液体噴射ヘッド側に接続されるとともに、
    前記流路弁にて流路を閉弁状態とし、前記液体噴射ヘッドへの前記液体の流動を封止した後、前記液体噴射ヘッドに負圧をかけてクリーニングするクリーニング装置を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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