JP4162564B2 - マッサージユニット - Google Patents
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Description
エアバックを用いたマッサージユニットには、エアバックにより直接患部を挟み込むものや、エアバックの膨縮動作を利用してエアバックに連結された施療指を直線的に往復動作させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
本発明の目的は、エアバックを利用して、被施療者の患部を撫で揉む感覚でマッサージすることのできるマッサージユニットを提供することである。
略中央が下向きに前後方向に屈曲し、該屈曲部に前記アームが上向きに連結された支持プレートと、
該支持プレートの屈曲部を前後方向に揺動可能に支持する支持軸が下部に配備された筐型のフレームと、
前記支持プレートの下面とフレーム間に、支持プレートの屈曲部を挟んで配備された前後一対のエアバックと、
前記フレームの上面に前後方向に長く開設された開口とを具え、
前記両エアバックを交互に又は同時に膨張、収縮させ、支持プレートを前後に傾動させることにより、前記施療指の押圧部を前記開口より円弧軌跡を描いて突出度合いを変化させながら突出させて、フレーム上の患部をマッサージするようにしている。
エアバックを上記のように交互に膨張、収縮させることにより、支持プレートは傾動動作を繰り返し、支持プレートに連結された施療指が円弧軌跡を描きつつ揺動する。
施療指の押圧部に被施療者の患部を押し当てることにより、押圧部が患部を擦りながら揺動し、患部に撫で揉むような感覚のマッサージを施すことができる。
また、患部に施療指によって撫で揉むような感覚のマッサージを施すことにより、血行促進効果に加えて、皮膚表面が擦られて皮膚表面の老廃物が掻き出されると共に、患部の内部に残留する尿酸、乳酸等を血液中に放出させることができ、疲労回復効果にもすぐれる。
施療指(20)は、中央が前後方向に屈曲した支持プレート(30)に取り付けられている。支持プレート(30)は、屈曲部(32)に前記支持軸(14)に嵌まる筒部(33)を有しており、筒部(33)の前後には夫々エアバック(40)(42)を連結する接続口(34)(34)が設けられている。支持プレート(30)の上部には、円弧状の補強プレート(36)が取り付けられており、該補強プレート(36)の中央には、施療指(20)が出没する開口(37)が開設されている。開口(37)の端面は、図1に示すように、下向きに屈曲している。
押圧部(22)は、押圧部(22)から被施療者の患部に加わる力の分散を防ぎ、集中して患部に押圧力が加わるようにするために、幅が約1〜3cmとなるように形成することが望ましい。
押圧部(22)は、アーム(24)の先端に回転可能に支持することが望ましい。押圧部(22)を回転可能とすることにより、施療指(20)を揺動させたときに、押圧部(22)が被施療者の患部を滑らかに転動しつつ押圧することができる。
第2アーム部(26)は、基端が支持プレート(30)に固定され、先端が補強プレート(36)に固定されている。第1アーム部(25)の基端には、フランジ(27)が形成されている。第1アーム部(25)は、フランジ(27)が前記補強プレート(36)の開口(37)の端面に当たって脱落しないように構成されており、該フランジ(27)と第2アーム部(26)の底面との間には、第1アーム部(25)を上方に向けて付勢する付勢手段(28)が収容されている。付勢手段(28)として、バネを例示できる。
上記構成とすることにより、押圧部(22)による被施療者の患部への押圧力及び突出量をアーム(24)の伸縮によって調節することができるから、患部に押圧部(22)が強く当たりすぎることがない。
この状態から、例えば、図5に示すように、後方のエアバック(42)のみを膨張させると、後方のエアバック(42)に押されて、支持プレート(30)が前方に傾き、施療指(20)が前方に揺動する。
また、図6に示すように、後方のエアバック(42)を収縮させつつ、前方のエアバック(40)を膨張させると、前方のエアバック(40)に押されて支持プレート(30)が後方に傾き、施療指(20)が後方に揺動する。
エアバック(40)(42)を図5及び図6の如く交互に膨張、収縮させることにより、施療指(20)を前後に揺動させることができる。
マッサージユニット(10)(10)は、凹み部(51)(51)の下部に配置され、凹み部(51)(51)の中央に開設された前後方向に伸びる開口(55)(55)から押圧部(22)(22)が突出している。
上記足裏用マッサージユニット(50)は、椅子型マッサージ機に取り付けて使用することができる。また、足裏用マッサージユニット(50)を単体で使用してもよい。
この状態で、上記の如くエアバック(40)(42)の膨張、収縮を繰り返すことにより、足裏(82)(82)に撫で揉みマッサージが施される。
さらに、マッサージユニット(10)に手で掴める持ち手を取り付けて、被施療者が所望の位置をマッサージできるようにしてもよい。マッサージユニット(10)を床等に直接置いて、被施療者にマッサージできることは勿論である。
(20) 施療指
(30) 支持プレート
(40) エアバック
(42) エアバック
(50) 足裏用マッサージユニット
Claims (3)
- アーム(24)の先端に配備され、被施療者の患部に接触する押圧部(22)を有する施療指(20)と、
略中央が下向きに前後方向に屈曲し、該屈曲部(32)に前記アーム(24)が上向きに連結された支持プレート(30)と、
該支持プレート(30)の屈曲部(32)を前後方向に揺動可能に支持する支持軸(14)が下部に配備された筐型のフレーム(12)と、
前記支持プレート(30)の下面とフレーム(12)間に、支持プレート(30)の屈曲部(32)を挟んで配備された前後一対のエアバック(40)(42)と、
前記フレーム(12)の上面に前後方向に長く開設された開口(13)とを具え、
前記両エアバック(40)(42)を交互に又は同時に膨張、収縮させ、支持プレート(30)を前後に傾動させることにより、施療指(20)の押圧部(22)を開口(13)より円弧軌跡を描いて突出度合いを変化させながら突出させて、フレーム(12)上の患部をマッサージするようにしたことを特徴とするマッサージユニット。 - 前記アーム(24)は、先端に押圧部(22)が回転自在に配備された第1アーム部(25)と、該第1アーム部(25)が出没可能に嵌まり、基端が支持プレート(30)に固定された第2アーム部(26)とを具え、
第1アーム部(25)と第2アーム部(26)との間には、第1アーム部(25)を第2アーム部(26)から離れる方向に付勢する付勢手段(28)が介在している請求項1に記載のマッサージユニット。 - 前記エアバック(40)(42)の膨張、収縮量を調整することにより、所定の範囲で支持プレート(30)を傾動させるようにした請求項1又は請求項2に記載のマッサージユニット。
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