JP4160959B2 - プリディストーション増幅装置 - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信システムにおける送信部の電力増幅器により発生する非線形歪を補償するためのプリディストーション増幅装置に関する。
従来、無線通信システムの送信部に用いられる電力増幅器は、電力効率の観点からできるだけ高い動作点で動作させることが必要となっている。しかし、一般に電力増幅器の電力効率を増大させると、非線形歪による入出力特性の影響が大きくなってくることから、非線形歪補償技術が利用されている。歪補償技術として、さまざまな方式が提案されているが、特にプリディストーション方式は、ベースバンド帯域におけるデジタル信号処理を用いることで、高精度で安定した歪補償特性を得ることができる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−258563号公報
ところで、従来技術のプリディストーション増幅装置では、歪補償係数を格納しておくためのメモリが必要となる。更に、パワー値の算出、歪補償係数と送信ベースバンド信号との複素乗算などの演算処理が必要となるため、回路構成が複雑で大型化してしまう。また、一般的にプリディストーション方式は、電力増幅器の隣接チャンネルの漏洩電力を低減させるために用いられるが、この漏洩電力が隣接チャンネルに影響を与えない大きさであっても、電力増幅器において発生する歪によりシンボル点のコンスタレーションが歪んでしまう場合がある。このような歪の補正に対しても上記従来のプリディストーション増幅装置では、フィードバック系などの大掛かりな回路が必要である。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、回路構成の簡易化かつ小型化を可能にするプリディストーション増幅装置を提供することにある。
また、この発明は次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、伝送ビット列を複素平面上にマッピングしてそのマッピング値を表す送信ベースバンド信号を出力するシンボルマッピング部と、このシンボルマッピング部から出力される送信ベースバンド信号により変調された無線信号を生成する無線信号生成部と、この無線信号生成部により生成された無線信号を電力増幅して出力する電力増幅器とを具備する。そして、上記シンボルマッピング部は、入力された上記伝送ビット列に応じて、上記電力増幅器が有する歪み特性の逆特性を反映したマッピング値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数との乗算値を出力するメモリと、上記メモリから出力された乗算値を時系列的に加算して上記送信ベースバンド信号を出力する加算器とを備えるようにしたものである。
上記目的を達成するため、本発明は次のような手段を講じている。
本発明の第1の態様は、伝送ビット列を複素平面上にマッピングさせたシンボルマップ値を表す送信ベースバンド信号を出力するシンボルマッピング部と、このシンボルマッピング部から出力される送信ベースバンド信号により変調された無線信号を生成する無線信号生成部と、この無線信号生成部により生成された無線信号を電力増幅して出力する電力増幅器とを具備し、前記シンボルマッピング部は、入力された前記伝送ビット列に応じたアドレス値を出力するアドレッシング部と、前記電力増幅器が有する歪み特性の逆特性を反映したシンボルマップ値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数との乗算値を予め前記アドレス値に対応付けて格納し、前記アドレッシング部から出力されたアドレス値に対応する前記乗算値を出力するメモリと、前記メモリから出力された乗算値を時系列的に加算して前記送信ベースバンド信号を出力する加算器とを備えるものである。
また、第2の構成は、伝送ビット列を、複数種の変調方式の中から適応的に選択された変調方式に応じて複素平面上にマッピングし、そのマッピング値を表す送信ベースバンド信号を出力するシンボルマッピング部と、このシンボルマッピング部から出力される送信ベースバンド信号により変調された無線信号を生成する無線信号生成部と、この無線信号生成部により生成された無線信号を電力増幅して出力する電力増幅器とを具備する。そして、上記シンボルマッピング部は、上記電力増幅器が有する歪み特性の逆特性を反映したマッピング値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数との乗算値を、上記複数種の変調方式の各々に対応付けて複数セット格納し、入力された上記伝送ビット列及び選択された変調方式に対応する乗算値を出力するメモリを備える。さらに、上記メモリから出力された乗算値を時系列的に加算して上記送信ベースバンド信号を出力する加算器とを備えるようにする。
また、本発明の第2の態様は、伝送ビット列を、複数種の変調方式の中から適応的に選択された変調方式に応じて複素平面上にマッピングさせたシンボルマップ値を表す送信ベースバンド信号を出力するシンボルマッピング部と、このシンボルマッピング部から出力される送信ベースバンド信号により変調された無線信号を生成する無線信号生成部と、この無線信号生成部により生成された無線信号を電力増幅して出力する電力増幅器とを具備し、前記シンボルマッピング部は、前記伝送ビット列と選択された前記変調方式の情報が入力され、入力された前記伝送ビット列及び変調方式情報に対応するアドレス値を出力するアドレッシング部と、前記電力増幅器が有する歪み特性の逆特性を反映したシンボルマップ値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数との乗算値を、前記複数種の変調方式ごとに予め前記アドレス値に対応付けて格納し、前記アドレッシング部から出力されたアドレス値及び前記選択された変調方式に対応する前記乗算値を出力するメモリと、前記メモリから出力された乗算値を時系列的に加算して前記送信ベースバンド信号を出力する加算器とを備えるようにする。
要するにこの発明によれば、回路構成の簡易化かつ小型化を可能にするプリディストーション増幅装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるプリディストーション増幅装置を備えた送信部の構成を示す回路ブロック図である。なお、この実施形態では、変調方式が16QAM(16-positions Quadrature Amplitude Modulation)で、電力増幅器において発生する非線形歪が位相による歪である場合を例にとって説明する。
この送信部は、プリディストーション増幅装置100とアンテナ109とを備える。プリディストーション増幅装置100は、シンボルマッピング部(歪補償有)102を備え、さらに、送信フィルタ部103と、直交変調部104と、DA変換器105と、ミキサ106と、発振器107と、電力増幅器108とを備える。
シンボルマッピング部(歪補償有)102は、入力されるシリアル伝送ビット列を歪の逆特性を反映したシンボルマップに対応させ、そのマッピング値を出力する。送信フィルタ部103は、乗算部1031と加算部1032とを備える。図10に送信フィルタ部103の回路構成を示す。送信フィルタ部103は、乗算部1031によりシンボルマッピング部102から入力されたマッピング値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数とを乗算したのち、加算部1032おいて上記乗算結果を順次遅延させて加算することでフィルタ処理を行いベースバンド信号を出力する。
また、直交変調部104は、上記送信フィルタ部103から入力されたベースバンド信号を直交変調して無線周波信号に変換する。DA変換器105は、上記変換された無線周波信号をアナログ変換してアナログ信号を出力する。また、ミキサ106において、上記DA変換器105から出力されたアナログ信号は、発振器107からの発振信号をミキシングされてアップコンバートされる。このアップコンバートされた信号は電力増幅器108により、増幅されたのち、アンテナ109を介して無線回線へ送信される。
ここで、上記シンボルマッピング部102において用いられるシンボルマップについて説明する。図6に、シンボルマッピング部102で用いられる16QAMシンボルマップを示す。図4に示すような歪補償無しの従来のシンボルマップを用いると、電力増幅器108からの出力信号には、図5に示すような電力増幅器108による歪特性が発生する。この発明では、この歪特性を低減させるために、図6に示したシンボルマップにように、電力増幅器108において発生する歪の逆特性を反映したシンボルマップを利用する。
すなわち、電力増幅器の歪が3次の位相歪が支配的であるとした場合、シンボルマップは、図7に示すような3次の補償曲線を用いて、図8の丸印で示すようなシンボルマップとなる。ここで用いた3次の補償曲線の例を(1)式に示す。
y=0.6×10−4・・・(1)
図8に示すように、原点からの距離が遠い、つまり入力信号の振幅が大きいほど、それぞれのマッピング値の位相歪が大きくなっていることがわかる。×印で示した歪補償を行なわない従来のコンスタレーションと比べて、電力増幅器108において発生する位相歪み分を補償していることがわかる。
次に、図9及び図10を用いてこのプリディストーション増幅装置100の動作について詳細に説明する。図9は、シンボルマッピング部102の動作を示す図、図10は、送信フィルタ部103の構成を示す図である。
図9において、まず、シンボルマッピング部(歪補償有)102では、入力されるシリアル伝送ビット列をシンボルマップ上に対応させ、その振幅情報を出力する。例えば、図9に示すように、入力されるシリアル伝送ビット列が“01001011”である場合、IQ座標では、I(−2.6,−6.8)、I(7.1,1.9)のシンボル点で順にマッピングされ、シンボルマッピング部102は、I側データとしては“−2.6”,“7.1”、Q側データとしては“−6.8”,“1.9”の順でマッピング値を出力する。
そうすると、送信フィルタ部103は、シンボルマッピング部102から入力されるIQごとの上記マッピング値を用いて帯域制限と波形整形を行ないベースバンド信号を出力する。送信フィルタ部103から出力されたベースバンド信号は、直交変調部104により直交変調されたのち、DA変換器105においてアナログ信号に変換される。ミキサ106では、上記DA変換器105から出力されたアナログ信号を、発振器107からの発振信号とミキシングして無線周波数にアップコンバートする。そして、電力増幅器108は、このアップコンバートされた信号を所望のレベルに増幅する。この増幅処理の際に、電力増幅器108では非線形位相歪が発生するが、この構成ではその位相歪をシンボルマッピング部102におけるマッピング処理の時点で補償しているため、電力増幅器108の出力は、非線形位相歪が補償された出力値となる。かくして、電力増幅器108により増幅された変調信号がアンテナ109から出力される。
以上述べたように、この発明の第1の実施形態では、シリアル伝送ビット列を複素平面上にマッピングしてそのマッピング値を出力するシンボルマッピング部102と、このマッピング値をベースバンド信号に変換する送信フィルタ部103とを備え、さらに、上記送信フィルタ部103から出力された送信ベースバンド信号により変調された無線信号を生成する変調回路群と、生成された無線信号を電力増幅して出力する電力増幅器108とを備える。そして、上記シンボルマッピング部102は、上記伝送ビット列に応じて、上記電力増幅器108により発生する歪み特性の逆特性を反映したマッピング値を上記ベースバンド信号として出力するようにしたものである。
したがって第1の実施形態によれば、電力増幅器108の非線形歪が位相による歪である場合は、変調側シンボルマップに図6のような位相歪の逆特性を加えることで、電力増幅器108の位相歪を補償できる。このため、図15に示す従来技術のプリディストーション増幅装置1500と比較すると、複素乗算部1503、パワー計算部1504および補償係数メモリ1505が必要がないため、回路構成が小型化及び簡易化する。さらに複素乗算部1503、パワー計算部1504における演算処理も必要ないため、処理速度が向上する。特に、シンボルマップのみを変更するだけで電力増幅器の位相歪補償が実現できるため、容易に非線形歪補償が実現できる。
なお、上記第1の実施形態では、電力増幅器108により発生する位相歪を例に説明を行なったが、振幅歪が生じる場合や振幅歪及び位相歪の両方が生じる場合も、同様にそれぞれに対応する歪補償特性を反映したシンボルマップに変更することで歪補償を行うことが可能である。
(第2の実施形態)
図2は、この発明の第2の実施形態に係わるプリディストーション増幅装置を備えた送信部の構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略する。また、この実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に変調方式が16QAM(16-positions Quadrature Amplitude Modulation)で、電力増幅器において発生する非線形歪が位相による歪である場合を例にとって説明する。
この送信部は、プリディストーション増幅装置200とアンテナ109とを備える。プリディストーション増幅装置200は、アドレッシング部201と、送信フィルタ部202とを備え、さらに、直交変調部104と、DA変換器105と、ミキサ106と、発振器107と、電力増幅器108とを備える。送信フィルタ部202は、メモリ部203と加算部204とを備える。図11に送信フィルタ部202の構成を示す。
ここで、送信フィルタ部202の構成の上記第1の実施形態の送信フィルタ部103と比較して説明する。図10に示した送信フィルタ部103に入力されるデータは、上述したようにシンボルマッピング部102から出力されるシンボルマップ値である。つまり、乗算部1031では、有限通り(図6に示した歪補償された16QAMのシンボルマップを用いる場合ならば16通り)の固定値であるシンボルマップ値と、固定値である送信フィルタ特性を規定するタップ係数の乗算を行う。したがって、図11に示すように、予めその乗算結果をメモリ203a,203b,203cに格納して、乗算器1031をそのメモリ203a,203b,203cに置き換えて送信フィルタ部202を構成することができる。
この場合、送信フィルタ部202への入力データは、マッピング値に対応するメモリ203a,203b,203cのアドレス値となる。このアドレス値は、アドレッシング部201により出力され、アドレッシング部201は、入力されたシリアル伝送ビット列をメモリ部203に対応するアドレス値に変換する。図12にメモリ部203のデータ構成を示す。メモリ部203はメモリ203a,203b,203cとから構成され、各メモリ203a,203b,203cは、16通りのシンボルマップ値と各タップ係数の乗算結果を格納している。すなわち、各メモリ203a,203b,203cに格納する乗算結果は、電力増幅器108の位相歪を補償した図6に示すようなシンボルマップ値とタップ係数の乗算結果となる。加算部204は、このメモリ部203から出力された乗算結果を順次遅延させて加算することでフィルタ処理を行いベースバンド信号を出力する。
次に、図13を用いて、このプリディストーション増幅装置200の動作について説明する。図13は、アドレッシング部201の動作を示す図である。
まず、アドレッシング部201は、入力されるシリアル伝送ビット列を用いてそのシンボル値に対応したメモリ部203に対するアドレス値を出力する。例えば、図13に示すように入力されるシリアル伝送ビット列が“01001011”で、メモリ部203のデータ配置は図12に示した配置である場合、IQ座標では、I(−2.6,−6.8)、I(7.1,1.9)のシンボル点の順でマッピングされることになり、メモリ部203に対するアドレス値として“0100”,“1011”とを出力する。
送信フィルタ部202は、上記アドレス値に従ってメモリ部203から出力された値を加算部204で順次加算することで帯域制限と波形整形を行い、ベースバンド信号として出力する。送信フィルタ部202から出力されたベースバンド信号は、直交変調部104により直交変調されたのち、DA変換器105においてアナログ信号に変換される。ミキサ106では、上記DA変換器105から出力されたアナログ信号を発振器107からの発振信号とミキシングして無線周波数にアップコンバートする。そして、電力増幅器108は、このアップコンバートされた信号を所望のレベルに増幅する。この増幅処理の際に、電力増幅器108では非線形位相歪が発生するが、この構成では、位相歪補償したシンボルマップを用いるため、電力増幅器108の出力は、非線形位相歪が補償された出力値となる。かくして、電力増幅器108により増幅された変調信号がアンテナ109から出力される。
以上のように、第2の実施形態では、電力増幅器108により発生する非線形歪を予め補償したシンボルマップを利用し、さらに非線形歪補償された有限のシンボルマップ値と規定のタップ係数の乗算結果を格納したメモリ部203を用いて送信フィルタ部202を構成する。これにより、乗算器1031が不要になるため、さらに回路の簡易化かつ小型化、および処理速度の高速化が実現できる。
(第3の実施形態)
図3は、この発明の第3の実施形態に係わるプリディストーション増幅装置を備えた送信部の構成を示す回路ブロック図である。なお、同図において、上記第1及び第2の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。この第3の実施形態のプリディストーション増幅装置300は、複数の変調方式を切り替える適応変調時に対応するものである。ここでは、例として16QAM(16-positions Quadrature Amplitude Modulation)の他に、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadri- Phase Shift Keying)、64QAM(64-positions Quadrature Amplitude Modulation)の変調方式に対応するものとする。
プリディストーション増幅装置300は、アドレッシング部301と、送信フィルタ部302とを備え、さらに、直交変調部104と、DA変換器105と、ミキサ106と、発振器107と、電力増幅器108とを備える。送信フィルタ部302は、メモリ部303と加算部304とを備える。図14にメモリ部303の構成を示す。図14に示すようにメモリ部303には、各変調方式ごとのデータが格納され、メモリ部303を構成するメモリ303a,303b,303cには各変調方式に対応する非線形歪補償されたシンボルマップ値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数との乗算結果が記憶される。各変調方式の分類は、図14に示すように例えばアドレス値の上位2ビットを用いて表される。
一方、アドレッシング部301には、シリアル伝送ビット列とともに変調方式が入力され、入力されたシリアル伝送ビット列及び変調方式に対応するメモリ部303のアドレス値がアドレッシング部301から出力される。送信フィルタ部302は、この出力されたアドレス値に該当するシンボルマップ値とタップ係数の乗算結果を加算部204で順次加算することで帯域制限と波形整形を行いベースバンド信号を出力する。その後、送信フィルタ部302から出力されたベースバンド信号をもとに第2の実施形態と同様の処理を行い無線信号を送信する。
この発明の第3の実施形態は、メモリ部303に複数の変調方式に対応する非線形歪補償されたシンボルマップ値とタップ係数との乗算結果を記憶しておく。また、アドレッシング部301は、シリアル伝送ビット列とともに変調方式の入力を受け付け、入力されたシリアル伝送ビット列及び変調方式をもとにこの変調方式に応じた歪補償を行なうようにしたものである。これにより、適応変調時においては、変調方式に応じたシンボルマップが適用されるため、適応変調時における歪補償を確実に行なうことができる。
なお、この発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、このプリディストーション増幅装置の回路構成およびサポートする変調方式についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示される複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態に係わるプリディストーション増幅装置を備えた送信部の構成を示す回路ブロック図。 この発明の第2の実施形態に係わるプリディストーション増幅装置を備えた送信部の構成を示す回路ブロック図。 この発明の第3の実施形態に係わるプリディストーション増幅装置を備えた送信部の構成を示す回路ブロック図。 従来の16QAMのコンスタレーションの一例を示す図。 位相歪が加わった16QAMのコンスタレーションの一例を示す図。 位相歪を補償した16QAMのコンスタレーションの一例を示す図。 位相歪の特性の一例を示す図。 16QAMのシンボルマップ(歪補償有り/無し)の一例を示す図。 図1に示したシンボルマッピング部の動作を示す図。 図1に示した送信フィルタ部の構成を示す図。 図2に示した送信フィルタ部の構成を示す図。 図2に示したメモリ部に記憶されるデータ構成を示す図。 図2に示したアドレッシング部の動作を示す図。 適応変調に対応する場合にメモリ部に記憶されるデータ構成を示す図。 従来のプリディストーション増幅装置を備えた送信部の構成を示す回路ブロック図。
符号の説明
100…プリディストーション増幅装置、102…シンボルマッピング部、103…送信フィルタ部、104…直交変調部、105…DA変換器、106…ミキサ、107…発振器、108…電力増幅器、109…アンテナ、200…プリディストーション増幅装置、201…アドレッシング部、202…送信フィルタ部、203…メモリ部、204…加算部、300…プリディストーション増幅装置、301…アドレッシング部、302…送信フィルタ部、303…メモリ部、1031…乗算部、1032…加算部、203a,203b,203c…メモリ、303a,303b,303c…メモリ、1500…プリディストーション増幅装置、1501…シンボルマッピング部、1503…複素乗算部、1504…パワー計算部、1505…補償係数メモリ。

Claims (2)

  1. 伝送ビット列を複素平面上にマッピングさせたシンボルマップ値を表す送信ベースバンド信号を出力するシンボルマッピング部と、このシンボルマッピング部から出力される送信ベースバンド信号により変調された無線信号を生成する無線信号生成部と、この無線信号生成部により生成された無線信号を電力増幅して出力する電力増幅器とを具備し、
    前記シンボルマッピング部は、
    入力された前記伝送ビット列に応じたアドレス値を出力するアドレッシング部と、
    前記電力増幅器が有する歪み特性の逆特性を反映したシンボルマップ値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数との乗算値を予め前記アドレス値に対応付けて格納し、前記アドレッシング部から出力されたアドレス値に対応する前記乗算値を出力するメモリと、
    前記メモリから出力された乗算値を時系列的に加算して前記送信ベースバンド信号を出力する加算器と
    を備えることを特徴とするプリディストーション増幅装置。
  2. 伝送ビット列を、複数種の変調方式の中から適応的に選択された変調方式に応じて複素平面上にマッピングさせたシンボルマップ値を表す送信ベースバンド信号を出力するシンボルマッピング部と、このシンボルマッピング部から出力される送信ベースバンド信号により変調された無線信号を生成する無線信号生成部と、この無線信号生成部により生成された無線信号を電力増幅して出力する電力増幅器とを具備し、
    前記シンボルマッピング部は、
    前記伝送ビット列と選択された前記変調方式の情報が入力され、入力された前記伝送ビット列及び変調方式情報に対応するアドレス値を出力するアドレッシング部と、
    前記電力増幅器が有する歪み特性の逆特性を反映したシンボルマップ値と送信フィルタ特性を規定するタップ係数との乗算値を、前記複数種の変調方式ごとに予め前記アドレス値に対応付けて格納し、前記アドレッシング部から出力されたアドレス値及び前記選択された変調方式に対応する前記乗算値を出力するメモリと、
    前記メモリから出力された乗算値を時系列的に加算して前記送信ベースバンド信号を出力する加算器と
    を備えることを特徴とするプリディストーション増幅装置。
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