JP4159882B2 - 酸素減極化正極用の新規な電極触媒反応組成物 - Google Patents

酸素減極化正極用の新規な電極触媒反応組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4159882B2
JP4159882B2 JP2002568812A JP2002568812A JP4159882B2 JP 4159882 B2 JP4159882 B2 JP 4159882B2 JP 2002568812 A JP2002568812 A JP 2002568812A JP 2002568812 A JP2002568812 A JP 2002568812A JP 4159882 B2 JP4159882 B2 JP 4159882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
oxygen
rhodium sulfide
platinum
hydrochloric acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002568812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004525260A (ja
Inventor
マルテーリ,ギャン・ニコーラ
フルヴィオ,フェデリーコ
Original Assignee
デ・ノラ・エレートローディ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デ・ノラ・エレートローディ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ filed Critical デ・ノラ・エレートローディ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Publication of JP2004525260A publication Critical patent/JP2004525260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4159882B2 publication Critical patent/JP4159882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B11/00Electrodes; Manufacture thereof not otherwise provided for
    • C25B11/04Electrodes; Manufacture thereof not otherwise provided for characterised by the material
    • C25B11/051Electrodes formed of electrocatalysts on a substrate or carrier
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B1/00Electrolytic production of inorganic compounds or non-metals
    • C25B1/01Products
    • C25B1/24Halogens or compounds thereof
    • C25B1/26Chlorine; Compounds thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B11/00Electrodes; Manufacture thereof not otherwise provided for
    • C25B11/04Electrodes; Manufacture thereof not otherwise provided for characterised by the material
    • C25B11/051Electrodes formed of electrocatalysts on a substrate or carrier
    • C25B11/073Electrodes formed of electrocatalysts on a substrate or carrier characterised by the electrocatalyst material
    • C25B11/091Electrodes formed of electrocatalysts on a substrate or carrier characterised by the electrocatalyst material consisting of at least one catalytic element and at least one catalytic compound; consisting of two or more catalytic elements or catalytic compounds
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/90Selection of catalytic material
    • H01M4/92Metals of platinum group
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/90Selection of catalytic material
    • H01M4/92Metals of platinum group
    • H01M4/923Compounds thereof with non-metallic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/90Selection of catalytic material
    • H01M4/92Metals of platinum group
    • H01M4/925Metals of platinum group supported on carriers, e.g. powder carriers
    • H01M4/926Metals of platinum group supported on carriers, e.g. powder carriers on carbon or graphite
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

本発明は酸素減極化正極(oxygen depolarized cathode)のための新規な電極触媒反応組成物(electrocatalytic composition)に関する。
多くの重要な工業的プロセスは塩酸を副産物として生成する。中でも、最も該当するプロセスの例として、塩化ビニルの合成があり、これは重合によりポリ塩化ビニル(PVCとして知られる)を生成し、またイソシアネートの合成があり、これは種々のタイプのグリコール類と反応してポリウレタンを生成し、ポリウレタンは気泡発泡体用として、また高品質の塗料として広く使用される。PVCとポリウレタンに関しては、将来にわたって製造が絶え間なく増大することが予測されるため、それによって提供される塩酸の増大量を市場は吸収できなくなるであろうことが、容易に予想される(塩酸の最も重要な用途として、板材や管材を酸洗いする冶金の分野や石油採掘の分野で塩酸の使用について言及することは価値がある)。これらの問題を克服することは、輸送の困難性が増大することによって更に悪化するため、一部のイソシアネート製造プラントは副生物の酸を近くの塩化ビニル製造プラントに輸送し、これに備えられたオキシクロリネーション装置によって、酸、エチレン、および酸素の混合物をジクロロエタンに変換し、次いでこれを塩化ビニルに変換している。しかしながら、この解決方法は、イソシアネートプラントが塩化ビニル製造プラントに束縛されるため(即ち、イソシアネートプラントは、計画された、または計画されないメンテナンスのために操業が停止し、またポリウレタンのサイクルとは完全には一致しないサイクルのPVC市場によって課せられる製造速度に関して、塩化ビニル製造プラントに束縛されるので)、満足するにはほど遠い。このような状況において、塩素の継続的な回収を伴う塩酸の電気分解について従来よりもはるかに多く興味がもたれており、この技術は、いくつかの工業プラントに適用されたHoechst-Bayer-Uhde法として知られている。この場合のエネルギー消費は、4kA/m2の電流密度で塩素1トン当り1500kWhになるため、資本投資を考慮すると、経済的に高すぎると考えられる。電気分解装置の構成材料がプレート形状の黒鉛または黒鉛‐高分子結合剤の複合材料であるため、資本投資は特に過重である。
エネルギー消費を減少させる目的で、Hoechst-Bayer-Uhdeの技術で使用された水素放出用の正極を酸素消費正極(以下において、減極化酸素正極と称する)で置換する方法(General Electric株式会社)が提案された。この置換によって得られる利点はセルの電圧低下であり、これはエネルギー消費が塩素1トン当り1000〜1100キロワットまで低下することに相当し、この値は幅広い工業的用途を可能にする。黒鉛基材料で必要な高い投資で生じる他の障害は、米国特許5,770,035で提案されたような完全にチタンまたはチタン合金を組み込んだ減極化正極で構成された電解セル構造によって克服できると考えられる。
酸素減極化正極は、その最も有効な態様において、疎水性炭素粉末、例えばアセチレンブラックのような疎水性炭素粉末とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような不活性高分子結合剤との混合物で一面が被覆された、TGH TorayまたはPWB-3 Zoltekのような炭素または炭素繊維の多孔性基体によって構成される。次いで、この層の上に、触媒粉末と、PTFEまたはイオノマーポリマー、例えば、DuPont De Nemours株式会社から市販されるNafion(登録商標)のような不活性結合剤との混合物から作製される別の層を付与する。この触媒粉末は、触媒粒子または、好ましくは、Vulcan XC-72のような炭素粒子上に分散されそして担持された触媒から構成される。最も有名で最も活性な酸素還元用の触媒は、白金族の金属、特に白金それ自体であり、燃料電池用の酸素正極の製造に広範囲に使用される。
しかしながら、公知の触媒を有する減極化正極が工業銘柄の塩酸、即ち、製造過程を通じて溶解する不可避の不純物を含有する塩酸の電解セルに組み込まれる場合、2つの厳しい問題に直面する。即ち、作動を停止する間の白金または相当する金属の腐食であり、また触媒粒子の表面に不純物が吸着することによって生じる活性度の漸進的な損失である。
第1の問題、即ち腐食の問題は、作動を停止する間に酸素を窒素と置換し、そしてセルを保護電流の下に維持することによって解決できるが、これらの手段はプラントの操作を複雑にし、従って操作者によって好ましく受け入れられないことが明らかである。更に、緊急停止の場合、上述の処置は適用できないため、触媒劣化を伴うことも明らかである。
前記両方の問題は、米国特許6,149,782で示された新規な触媒によって完全に解決される。この触媒は、非化学量論量のロジウムと硫黄化合物(RhSx)から構成され(以後、簡単にするために硫化ロジウムと称する)、米国特許6,149,782の実施例1で示すように、ロジウムの水溶性化合物を含有する溶液を硫化水素を用いて、Vulcan XC-72のような炭素粉末上に堆積させ、次いで熱処理することによって得られる。このようにして得られた硫化ロジウムは、計画された、または緊急の作動停止の間に耐食性であり、従って上述のような方法(酸素を窒素で置換することや保護電流の使用)を適用する必要はない。更に、硫化ロジウムは、工業銘柄の酸に通常含まれる不純物の存在下でも触媒活性を不変に維持する。この好ましい挙動は、おそらく、触媒の特殊な電子構造、および不純物を吸着するエネルギーの減少に基づくものであり、これによって、酸素還元反応に実質的に有用な触媒部位を維持できる。
しかしながら、資本投資を減らす要望に応じて、塩酸の電解セルを3kA/m2を超える、例えば、4〜6kA/m2の範囲の電流密度で作動させた場合、水素の発生が認められ、この水素は供給酸素と混合する。特に、水素の量は電流密度が増大するとともに増大することが判明した。この事実は、酸素に含まれる水素が爆発の限界に達することを回避するために、電解プラントの操業を比較的中程度の電流密度に制限させる。
上述したことから、不純物に基づく腐食および触媒活性の損失の問題は減極化正極用の触媒として硫化ロジウムを使用することにより実質的に解決されるが、資本投資を減らしながら電解プラントを高電流密度で作動させるために、水素生成の問題を解決する更なる改良が必要であることが、結論されるであろう。
本発明は、工業銘柄の塩酸の電気分解を改良し、そして特に従来技術で公知の酸素減極化正極に悪影響を与える水素生成の問題を解決することを目的とするものであり、この目的は硫化ロジウムと白金族の金属、好ましくは白金それ自体を触媒として含む酸素減極化正極を使用することによって達成される。白金は触媒層中においてロジウムと均質な状態で混合されてもよく、あるいは白金は疎水性層と触媒層との間に別の層として置かれてもよく、または更に一般的には、別の層として、硫化ロジウムが存在する表面に対向する減極化正極の表面上に配置されてもよい。
下記に報告された実験データは上述した米国特許5,770,035に記載されるタイプのセル(イオン交換膜、特にNafion(登録商標)324膜を備えたもの)を用いて得られたものである。
硫化ロジウムを含有する酸素減極化正極を備え、そして純粋な酸素を1気圧で供給される工業銘柄の塩酸の電解セルが、3kA/m2を超える高い電流密度で作動する場合、酸素と混合する水素の生成が認められる。水素は1.45ボルトを越える電池電圧で発生し、表1に示されたデータで明確に示されるように、水素の発生量は電流密度が増大するのにつれて増大する。
Figure 0004159882
表1に示されたデータはセルを使用して得られたものであり、このセルにおいて、米国特許6,149,782の実施例1に示された方法に従って調製されたVulcan XC-72の活性炭上の30%硫化ロジウムを金属として与えられた合計1mg/cm2のロジウムとして含有する酸素減極化正極がイオン交換膜のNafion(登録商標)324と接触していて、一方、負極は二酸化ルテニウムからなる電極触媒反応膜を被覆したチタンのエキスパンデッドメッシュからなり、この負極はイオン交換膜自体から2mm離間して保持されている。このセルに、濃度が60℃において15%以下(12〜14%)に維持されている塩酸が供給される。
この挙動の理由はおそらく、図1に示されるように、酸素還元の反応速度に基づく塩素のマイナスの効果であろう。図1は、第1容器の0.5モル硫酸溶液および第2容器の1モル塩酸溶液中に55℃で純粋酸素を1気圧下で泡立てながら浸漬した白金箔正極についての電位/電流密度の関係を示す。図1において、報告された電流値は一般的な慣例に従って負の符号を有し、この符号は正極電流に起因する。これから容易に観察できるように、同じ動作条件(総酸性度、温度、圧力)の下では、硫酸塩イオンを塩化物イオンと交換すると、酸素還元の反応速度がかなり低下する。実際に、同じ電流密度において、過電圧が実質的に高く、そして特に、電位が正極方向に著しく移動するように見える。特に、高電流密度において、酸素還元のための電位は水素発生の範囲内(約0ボルトNHE以下)に入る。硫酸中の同じ電流密度において、酸素還元の反応速度は極めて効率的になり、そして対応する電位は水素発生の範囲を明確に越える範囲内に維持される。3種類の電極、即ち作用電極(この場合、白金シート)、参照電極、および対向電極をそれぞれ有する実験室セルを用いて図1のデータを得た。当業者に公知のように、このタイプのセルは、米国特許5,770,035で記述されるタイプの電解セルを用いてのみ測定可能な値であるセルの包括的電圧の関数としてのみならず、電流密度の関数として動作電極の電気化学電位を直接検出できる。
白金シートが、硫化ロジウムと米国特許6,149,782の実施例3に示された方法に従って350℃で焼成されたPTFEとの混合物を被覆した黒鉛板で置換された場合、図1の挙動が実質的に繰り返される。前記参考文献の実施例1、特に不活性雰囲気中630℃の最終熱処理を行う実施例に記述されている方法によって、硫化ロジウムを調製する。
電極触媒反応層に含まれる触媒が参考文献の米国特許6,149,782の硫化ロジウムおよび白金族の金属を同時に含有する酸素減極化正極は、驚くべきことに、工業銘柄の塩酸が供給される電解セルに組み込まれた場合、例えば、4〜6kA/m2の範囲の高い電流密度で酸素中への水素の放出を最小化させながら作動できることを、本発明者は発見した。特に、白金族の金属は白金それ自体である。硫化ロジウムは、好ましくは、活性炭、例えばVulcan XC-72上に30重量%の量で担持された10〜100ナノメートルの平均粒度を有するナノ粒子として存在する。白金も好ましくは活性炭上に担持され、そしてその粒子は硫化ロジウムと同じ平均粒度を有してもよく、また好ましくはもっと大きな寸法(200〜500nm)を有していてもよいが、これは触媒活性と化学安定性との間に最高の妥協を与える。金属として示されるロジウムおよび白金の総担持量は、約1mg/cm2に固定されてもよい。しかしながら、この総担持量はかなり少なくてもよいが、しかし、低い触媒活性を考慮すると、0.5mg/cm2未満の値はあまり好ましくはなく、セル電圧が高くなってしまい(電力消費が増大し)、そして値が1mg/cm2を超えると、セル電圧の僅かな利得が貴金属の高価格に釣り合わなくなるため、現実の工業的利益が得られないように見える。
第1の態様において、活性炭上に担持された硫化ロジウムと白金は別々に調製され、次いで機械的に混合される。このようにして得られた混合物は、PTFEまたはNafion(登録商標)のような適当な不活性高分子結合剤と共に使用して、酸素減極化正極の触媒層を与える。
表2は、工業銘柄の塩酸12〜14重量%が供給される電解セルを用いて得られた酸素中の水素量に関するデータを示し、この電解セルは酸素減極化正極を備え、この正極はその触媒層中に金属として計算される1mg/cm2の合計ロジウムを得るためにVulcan XC-72活性炭上に30%の量で担持された硫化ロジウムを含有し、そして同様に、ロジウム担持量に対して1−5−10−20重量%の割合でVulcan XC-72活性炭上に30%の量で担持された白金を含有する。この電解セルは55℃で作動し、そしてそれぞれの電流密度に必要な化学量論量に対して20%過剰になるように調整される純粋酸素が1気圧で供給される。
Figure 0004159882
また、触媒として硫化ロジウムおよび白金を含有する減極化正極は、電解セルに供給される酸の性質に関係なく、酸が純粋な酸(RP等級)であっても、または金属イオンのような無機タイプの不純物を含有するか、または有機タイプの不純物、例えば、これを放出するプラントの種類に従って異なる分子量の塩素化化合物を含有する工業銘柄の酸であっても、酸素中への水素の放出を防止する特性を維持することを、本発明者は確認した。また、図2のグラフのデータに示されるように、触媒層中に白金が存在しても、少なくとも特定の白金のパーセント(ロジウム量として1〜20%)の範囲内で組み込まれる場合、酸素減極化正極の性能ひいてはセルの性能にあまり影響を与えないことが判明した。
本発明の正極の第2の態様の構造も同様に効果的であることが判明した。この第2の態様によれば、活性炭上に担持される白金はロジウムと混合されないで、上述したように、活性炭上に担持されるが、反対に、不活性高分子結合剤と共に使用されて中間層を形成し、この中間層は疎水性層と触媒層との間に置かれる。また、白金のみに基づく層が、硫化ロジウムを含有する触媒層が堆積する層(“外側層”)に対向する正極の表面上に付与されてもよい。
上述のように、2つの別個の層に分配された硫化ロジウムと白金を備える酸素減極化正極は、単一層に付与される硫化ロジウムと白金の混合物を含有する酸素減極化正極(表2を参照)と同様の酸素中への水素の放出を防止する能力を示し、また同じ電気化学特性(図2を参照)を示す。特に好ましい組成物は、限定はされないが、イオン交換膜に接触する触媒層中の硫化ロジウムの担持量が、金属ロジウムとして計算して1mg/cm2に相当し、そして中間層または外側層中の白金の担持量が0.2mg/cm2に相当するものである。
また、硫化ロジウムと白金を含有する酸素減極化正極は、採用される構造と関係なく、硫化ロジウムと白金を混合した単一層構造であっても、硫化ロジウムと白金を別個の層に含有する二層構造であっても、酸素を窒素で交換したり、また保護電流を印加したりする特殊な保護手段を採用することなく実施した場合でも、作動停止によって実質的に影響されないことを本発明者は確認した。
この特徴は、前述の従来の技術文献から公知のように、電解セルの作動停止の結果として、白金のみに基づく酸素減極化正極の触媒活性が急速に失われることを特に考慮した場合、かなり驚くべきことである。この触媒活性の損失は、イオン交換膜に直接接触し、そして酸素還元反応の主要な部分が生じる重要な部位を構成する白金粒子の溶解に関連していた。
特に、本発明の酸素減極化正極は、この正極が硫化ロジウムと白金の混合物を含有する単一層タイプである場合、それが組み込まれるセルが最初の3〜5回の作動停止を行う間に白金が放出されることが評価された。
これらの放出は、その後の作動停止において実質的に消滅する。いずれにせよ、既に述べたように、酸素中への水素の放出を防止する特徴は持続し、全く変化しない。これに対して、硫化ロジウムと白金を別個に含有する2層(白金は中間または外側の層に存在し、硫化ロジウムは触媒層に存在する)の代替物に従って構成された本発明の正極は、放出を受けない。3種類の酸素減極化正極についての白金放出に関するデータを表3に示す。表3において、従来型の正極は白金のみを含有し、2種類の酸素減極化正極のうちの本発明の第1の態様は硫化ロジウムと白金の混合物を含有し、そして本発明の第2の態様は硫化ロジウムと白金をそれぞれ別個の層に、特に白金を中間層に含有する。これらの3種類の正極は米国特許5,770,035で記述されるタイプの電解セルに組み込まれて、純粋酸素を1気圧で供給され、12〜14重量%の工業銘柄の塩酸を60℃で供給された。
Figure 0004159882
本発明の範囲を何ら限定するものではないが、第1の態様、即ち単一層中に硫化ロジウムと白金を含有する態様に従って実施された本発明の酸素減極化正極において、特別の警戒を行わずに実施された作動停止を通じて、負極区画室からイオン交換膜を通過する塩素および塩酸の拡散は、膜に接触してその近傍に局在する白金粒子の腐食を生じさせるが、前記層の中心に含まれる白金の腐食は生じさせない。
腐食されない膜に直接に接触する硫化ロジウム粒子によって実質的に与えられる触媒活性は影響を受けない。これに対して、白金のみを含有する従来の正極の場合には、膜に接触する粒子が腐食すると、酸素還元が生じる触媒部位が消滅し、その結果、触媒活性が急激に減少する(セル電圧の上昇)。いずれにしても、本発明は、硫化ロジウムと混合される白金の粒子がかなり大きな平均粒度(10ナノメートルではなく100ナノメートルのオーダー)を有する場合であっても、大きな効果を有する。このようにして、白金の活性度はごくわずかだけ減少するが、分解に対するその安定度は極めて高められる。
本発明の正極が第2の態様に従って製造される場合、即ち、硫化ロジウムおよび白金が別個に2層に分離して存在し、そして特に白金が中間層または外側層に含まれる場合、正極が特定回数の作動停止を受けた後に、第1の態様に従って製造された正極の状況と同様な状況が生じる(残余の白金は膜からの一定の距離でのみ存在する)。このような白金の分配(白金が中間層または外側層中にのみ存在する態様)によって、膜を通って拡散する塩素と塩化水素は触媒内で希釈されて、著しい腐食性浸食はもはや生じない。
本発明を特定の理論に限定する意図はないが、酸素中への水素の放出を防止する白金の特殊な作用は、水素が酸素と共に正極構造物の細孔中に存在し、ここで最高の電流密度(図1を参照)で発生して、金属上に吸着し、分子水素とは相違して、酸素と著しく反応する吸着した原子水素に解離するためであろうと、推定される。
換言すれば、水素‐酸素再結合のための触媒として作用して水を生じさせる白金は、細孔中で拡散する水素を阻止して、酸素中への水素の放出を防止する。このメカニズムは、白金族の他の金属、特にイリジウムとパラジウム(水素/酸素反応の活性触媒としても知られる)により示される効果によって、これらが前記2種類の代替の方法に従って硫化ロジウムに添加される場合、明白に確認される
0.5モルの硫酸または1モルの塩酸とそれぞれ50℃で接触する酸素減極化正極についての電位/電流密度の関係を示す。ここで、符号(1)は0.5モル硫酸中のインテンショダイナミック(intentiodynamic)条件下でのPt正極についての分極曲線を示し、符号(2)は1モル塩酸中の同じ正極のインテンショダイナミック条件下での分極曲線を示す。 硫化ロジウム自体、およびこれに5%白金を添加した酸素減極化正極を備えた2種類のセルの、類似の条件下で得られた分極曲線の比較を示す。また、これら類似の2種類のセルについてのセル電圧/電流密度の関係を示し、これらのセルは、硫化ロジウム(3)および硫化ロジウム+5%白金(4)をそれぞれ含有する減極化正極を備えており、そして50℃で15%以下(12〜14%)の制御された濃度の塩酸が供給され、また1気圧において純粋酸素が供給される。

Claims (22)

  1. 不活性導電性基体と一組の触媒を含み、前記一組の触媒は硫化ロジウムと白金族の少なくとも1種の金属を含む、塩酸電解膜セル用の酸素減極化正極。
  2. 前記基体と前記一組の触媒との間に置かれた少なくとも1つの疎水性層を含む、請求項1記載の正極。
  3. 前記硫化ロジウムと前記白金族の少なくとも1種の金属は活性炭上に担持されることを特徴とする、請求項1記載の正極。
  4. 前記硫化ロジウムと前記白金族の少なくとも1種の金属は活性炭上に担持されることを特徴とする、請求項2記載の正極。
  5. 前記硫化ロジウムと前記白金族の少なくとも1種の金属は触媒層中で混合されることを特徴とする、請求項1〜4いずれかに記載の正極。
  6. 前記硫化ロジウムと前記白金族の少なくとも1種の金属は別個の触媒層中に含有され、そして白金を含有する触媒層は硫化ロジウムを含有する触媒層と前記基体との間に置かれることを特徴とする、請求項1または3記載の正極。
  7. 前記硫化ロジウムと前記白金族の少なくとも1種の金属は別個の触媒層中に含有され、これらの触媒層はそれぞれ前記基体の対向面に付与されることを特徴とする、請求項1または3記載の正極。
  8. 前記硫化ロジウムと前記白金族の少なくとも1種の金属はそれぞれ別個の触媒層中に含有され、そして白金を含有する触媒層は硫化ロジウムを含有する触媒層と前記疎水性層との間に置かれることを特徴とする、請求項2または4記載の正極。
  9. 前記基体と前記硫化ロジウム含有触媒層との間に置かれた少なくとも1つの疎水性層を含む、請求項7記載の正極。
  10. 前記触媒層の少なくとも1つは不活性高分子結合剤を含むことを特徴とする、請求項1〜9いずれかに記載の正極。
  11. 前記白金族の少なくとも1種の金属は白金、イリジウム、およびパラジウムを含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜10いずれかに記載の正極。
  12. 前記硫化ロジウムの粒子は10〜100ナノメートルの平均粒度を有することを特徴とする、請求項1〜11いずれかに記載の正極。
  13. 前記白金族の少なくとも1種の金属の粒子は200〜500ナノメートルの範囲の平均粒度を有することを特徴とする、請求項1〜12いずれかに記載の正極。
  14. 前記硫化ロジウムの担持量は金属として0.5〜1mg/cm2の範囲内にあることを特徴とする、請求項1〜13いずれかに記載の正極。
  15. 前記白金族の少なくとも1種の金属は前記硫化ロジウムの担持量の1〜20重量%の範囲の量で含まれることを特徴とする、請求項1〜14いずれかに記載の正極。
  16. 少なくとも1つの正極区画室および少なくとも1つの負極区画室において少なくとも1つのイオン交換膜によって分割された塩酸電解セルであって、前記少なくとも1つの負極区画室は、塩酸水溶液を供給して残留の酸と生成物の塩素を回収するための連結部を有し、前記少なくとも1つの正極区画室は、酸素または酸素含有ガスを供給して残留の酸と反応物の水を回収するための連結部を含む塩酸電解セルにおいて、前記少なくとも1つの正極区画室は請求項1〜15いずれかに記載の正極の少なくとも1つを含む、塩酸電解セル。
  17. 請求項16記載のセルの前記負極区画室に塩酸水溶液を供給し、そして正極区画室に酸素または酸素含有ガスを供給し、電流を印加し、そして前記負極区画室から残留の酸と塩素を回収し、そして前記正極区画室から残留の酸素と水を回収することを特徴とする、塩酸水溶液の電気分解方法。
  18. 前記電流の密度は3〜6kA/m2の範囲内にあることを特徴とする、請求項17記載の方法。
  19. 前記塩酸は不純物を含有する工業銘柄の塩酸であることを特徴とする、請求項17および18記載の方法。
  20. 前記塩酸は15%以下の濃度を有することを特徴とする、請求項17〜19いずれかに記載の方法。
  21. 前記動作温度は60℃以下であることを特徴とする、請求項17〜20いずれかに記載の方法。
  22. 前記正極区画室から抽出される残留の酸素は実質的に水素を含まないことを特徴とする、請求項17〜21いずれかに記載の方法。
JP2002568812A 2001-02-28 2002-02-28 酸素減極化正極用の新規な電極触媒反応組成物 Expired - Fee Related JP4159882B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT2001MI000402A ITMI20010402A1 (it) 2001-02-28 2001-02-28 Nuova composizione elettrocatalitica per catodo depolarizzato ad ossigeno
PCT/EP2002/002205 WO2002068722A2 (en) 2001-02-28 2002-02-28 Electrocatalytic composition for oxygen-depolarised cathode

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004525260A JP2004525260A (ja) 2004-08-19
JP4159882B2 true JP4159882B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=11447042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002568812A Expired - Fee Related JP4159882B2 (ja) 2001-02-28 2002-02-28 酸素減極化正極用の新規な電極触媒反応組成物

Country Status (23)

Country Link
US (1) US7074306B2 (ja)
EP (1) EP1366213B1 (ja)
JP (1) JP4159882B2 (ja)
KR (1) KR100882151B1 (ja)
CN (1) CN1243851C (ja)
AT (1) ATE275648T1 (ja)
AU (1) AU2002253089B2 (ja)
BR (1) BR0207651B1 (ja)
CA (1) CA2438031C (ja)
CZ (1) CZ297857B6 (ja)
DE (1) DE60201177T2 (ja)
DK (1) DK1366213T3 (ja)
ES (1) ES2227459T3 (ja)
GC (1) GC0000386A (ja)
HU (1) HU229638B1 (ja)
IT (1) ITMI20010402A1 (ja)
MX (1) MXPA03007715A (ja)
PL (1) PL202470B1 (ja)
PT (1) PT1366213E (ja)
RU (1) RU2280714C2 (ja)
TW (1) TW583344B (ja)
WO (1) WO2002068722A2 (ja)
ZA (1) ZA200305522B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007044171A1 (de) * 2007-09-15 2009-03-19 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Graphitelektroden für elektrolytische Prozesse
DE102008015902A1 (de) 2008-03-27 2009-10-01 Bayer Technology Services Gmbh Verfahren zur Sauerstoffreduktion
DE102008015901A1 (de) 2008-03-27 2009-10-01 Bayer Technology Services Gmbh Elektrolysezelle zur Chlorwasserstoffelektrolyse
JP4966267B2 (ja) * 2008-07-22 2012-07-04 Sumco Techxiv株式会社 リチャージ装置、原料供給装置、及びインゴット引上げ装置
CN102212841A (zh) * 2010-04-06 2011-10-12 北京化工大学 一种应用于电解行业的金属氧阴极
DE102013009230A1 (de) 2013-05-31 2014-12-04 Otto-von-Guericke-Universität Verfahren und Membranreaktor zur Herstellung von Chlor aus Chlorwasserstoffgas
WO2018013796A1 (en) 2016-07-14 2018-01-18 University Of Kansas Continuous process for the ozonolysis of lignin to yield aromatic monomers
WO2019133702A1 (en) * 2017-12-29 2019-07-04 Staq Energy, Inc. Long life sealed alkaline secondary batteries

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4082651A (en) * 1976-05-10 1978-04-04 Uop Inc. Hydrocarbon conversion with a sulfided acidic multimetallic catalytic composite
EP0942482B1 (en) * 1996-02-28 2001-11-21 Johnson Matthey Public Limited Company Use of catalytically active gas diffusion electrodes comprising a nonwoven fibrous structure in a Direct Methanol Fuel Cell
US6149782A (en) * 1999-05-27 2000-11-21 De Nora S.P.A Rhodium electrocatalyst and method of preparation
US6402930B1 (en) * 1999-05-27 2002-06-11 De Nora Elettrodi S.P.A. Process for the electrolysis of technical-grade hydrochloric acid contaminated with organic substances using oxygen-consuming cathodes
US6855660B2 (en) * 2001-11-07 2005-02-15 De Nora Elettrodi S.P.A. Rhodium electrocatalyst and method of preparation
DE10234806A1 (de) * 2002-07-31 2004-02-19 Bayer Ag Elektrochemische Zelle

Also Published As

Publication number Publication date
BR0207651B1 (pt) 2012-06-12
KR20030082614A (ko) 2003-10-22
US20040069622A1 (en) 2004-04-15
KR100882151B1 (ko) 2009-02-06
HUP0303263A2 (hu) 2004-01-28
CZ297857B6 (cs) 2007-04-18
GC0000386A (en) 2007-03-31
HU229638B1 (en) 2014-03-28
US7074306B2 (en) 2006-07-11
WO2002068722A3 (en) 2002-11-14
DE60201177D1 (de) 2004-10-14
ZA200305522B (en) 2004-07-19
PT1366213E (pt) 2004-12-31
CN1492947A (zh) 2004-04-28
PL202470B1 (pl) 2009-06-30
CA2438031A1 (en) 2002-09-06
ES2227459T3 (es) 2005-04-01
ATE275648T1 (de) 2004-09-15
EP1366213B1 (en) 2004-09-08
DK1366213T3 (da) 2005-01-17
WO2002068722A2 (en) 2002-09-06
HUP0303263A3 (en) 2011-04-28
CZ20032301A3 (cs) 2004-03-17
BR0207651A (pt) 2004-06-01
JP2004525260A (ja) 2004-08-19
EP1366213A2 (en) 2003-12-03
RU2280714C2 (ru) 2006-07-27
RU2003128967A (ru) 2005-03-10
AU2002253089B2 (en) 2006-06-15
CN1243851C (zh) 2006-03-01
DE60201177T2 (de) 2005-09-22
ITMI20010402A1 (it) 2002-08-28
MXPA03007715A (es) 2004-03-10
PL363277A1 (en) 2004-11-15
TW583344B (en) 2004-04-11
CA2438031C (en) 2009-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8778148B2 (en) Electrolysis cell for hydrogen chloride electrolysis
Asghari et al. Advances, opportunities, and challenges of hydrogen and oxygen production from seawater electrolysis: An electrocatalysis perspective
US7985327B2 (en) Electrode, method of manufacture and use thereof
US6402930B1 (en) Process for the electrolysis of technical-grade hydrochloric acid contaminated with organic substances using oxygen-consuming cathodes
US8636880B2 (en) Electrolysis cell for the conversion of cuprous chloride in hydrochloric acid to cupric chloride and hydrogen gas
CN1231349A (zh) 气体扩散电极用催化剂
US7211177B2 (en) Electrode for electrolysis in acidic media
JP4159882B2 (ja) 酸素減極化正極用の新規な電極触媒反応組成物
Singh et al. In situ incorporation of cobalt nanoclusters and nitrogen into the carbon matrix: a bifunctional catalyst for the oxygen depolarized cathode and chlorine evolution in HCl electrolysis
AU2002253089A1 (en) Electrocatalytic composition for oxygen-depolarised cathode
WO2021193467A1 (ja) 水分解触媒用のマンガン-イリジウム複合酸化物、マンガン-イリジウム複合酸化物電極材料及びそれらの製造方法
Han et al. Electrochemical generation of ozone using solid polymer electrolyte-State of the art
Liu et al. Minireview on the Electrocatalytic Ammonia Oxidation Reaction for Hydrogen Production and Sewage Treatment
JP3538271B2 (ja) 塩酸電解装置
Li et al. The electrochemical kinetics of chloride oxidation over multi-metallic Pt-Ni-Co electrodes affected by metal deposition method and electrode support
US20230079666A1 (en) Electrode assembly and electrolyser
Sudoh et al. New Catalysts for a Zero-Gap Type Gas-Diffusion Electrode in Chlor-Alkali Membrane Process
Gupta et al. Recent trends in energy efficient chlorine production from HCl electrolysis
US20190112719A1 (en) Difunctional electrode and electrolysis device for chlor-alkali electrolysis
GB2449655A (en) An electrochemical reactor for aqueous solutions with high electrical resistance

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees