JP4157852B2 - 赤外線発受光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線を発光及び受光する装置に関し、特に、1つの筐体内に同時に動作する発光部と受光部とが配置されているものに関する。
赤外線発受光装置は、例えば会議場等で音声信号を光通信によって伝送する場合に使用されることがある。この赤外線発受光装置の一例が特許文献1に開示されている。
この特許文献1の赤外線発受光装置では、ハウジングのベースカバーにフロントカバーが取り付けられている。フロントカバーは、中途に段部を有するドーム状に形成されている。フロントカバー内において段部付近に基板が配置されている。この基板の周縁部とフロントカバーの段部付近の内面との間には隙間がある。この基板におけるフロントカバーの先端側の面に受光部が設けられている。基板よりもベースカバー側によったフロントカバー内に発光部が設けられている。発光部は、フロントカバーの段部よりも外方側に配置されている。受光部を覆うように電磁シールドケースが配置されている。この電磁シールドケースの周縁部には、フロントカバーの段部付近の内面と上記基板の周縁部との隙間を覆うように遮光フランジが形成されている。
特開2002−190617号公報
上記の赤外線発受光装置では、フロントカバーを段部を持たない曲率が一定な半球状とした場合、基板とフロントカバーの内面との間の隙間が大きくなり、遮光フランジも大きくなる。そのため、フロントカバーに段部を形成し、基板と段部との間の隙間を小さくしていると考えられる。このように段部をフロントカバーに設けているので美観が損なわれる上に、電磁シールドケースにわざわざ遮光フランジを形成しなければならない。
本発明は、カバーに段部を設ける必要が無く、また遮光用部品を別途設けずに、遮光が可能な赤外線発受光装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による赤外線発受光装置は、筐体を有している。この筐体は、カバーを備えている。このカバーは、曲率がほぼ一定で、内部が空洞である。カバーとしては、いわゆる半球状のものや、半楕円球状のものを使用することができる。このカバーは、カバーに到来した赤外線の一部を透過し、残りを反射する。カバーの内面に、遮光性を有した1つのプリント基板である第1仕切板の外周部が接触し、カバーの内部を第1及び第2の部屋に仕切っている。第1の仕切板は、これがカバーを横断するように配置することができる。第1の部屋に第1発光部が配置され、第1発光部はカバーに向けて赤外線を発光する。第2の部屋に受光部が配置され、受光部は第2の部屋に向けて前記カバーから入光する赤外線を受光する。この受光部は、第1発光部と同時に動作する。第1発光部または前記受光部が第1仕切板に取り付けられている
第1発光部と受光部とが同時に動作していると、第1発光部からの赤外線がカバーによって反射され、反射赤外線が受光部で受光され、誤動作する可能性がある。しかし、第1の仕切板の外周部がカバーの内面に接触した状態で第1の仕切板が配置されているので、第1の部屋と第2の部屋とは、第1の仕切板によって遮光されている。従って、たとえ第1の発光部からの赤外線がカバーによって反射されても、受光部において受光されることはない。また、カバーは曲率がほぼ等しいものとされているので、その外形に段部はなく、赤外線発受光装置の外観を損ねることもない。
上記態様において、第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とすることができる。この場合、第1の部屋において第1発光部は前記カバーの外周縁部に配置され、第2の部屋内において第1の仕切板に受光部を構成する各受光素子が取り付けられ、第2の部屋において前記カバーの内面に遮光性を有した1つのプリント基板である第2の仕切板の外周部が接触するように第2の仕切板が設けられることによって、第2の仕切板と前記カバーの先端側との間に第3の部屋が形成される。第3の部屋に第2発光部がカバー側に向けて赤外線を発光するように第2の仕切板に取り付けられている。
大径部側に第1の発光部を設けた場合、第1の仕切板によって遮光されるので、カバーの先端側に赤外線を発光することができない。そのため、小径部側にある第2の部屋において第2の仕切板とカバーの先端側との間に第3の部屋を形成し、第3の部屋に第2の発光部を設けて、カバーの先端側にも赤外線を投光している。第2の仕切板によって第3の部屋と第2の部屋とは遮光されているので、第2の発光部からの赤外線の反射光が受光部に入射することはない。
上記と同様に、第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とした場合、第1の部屋において第1発光部は前記カバーの外周縁部に配置され、第2の部屋内において前記受光部を構成する各受光素子が第1の仕切板に取り付けられることがある。この場合、各受光素子よりも内側に、第2発光部の発光素子が、これら発光素子からの赤外線の前記カバーでの反射光が前記各受光素子に非入射となるように第2の仕切板に取り付けられている。
このように構成した場合、カバーの先端側に赤外線を投光することができる上に、カバーで反射された赤外線は、各受光素子にほぼ非入射となるので、第2の部屋内に第2の発光部を収容するための第3の部屋を設ける必要がない。なお、受光部をカバーに接近して設けることによって、第2の発光部からの反射光が受光部に入射しないようにすることができる。
上述したように、第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とした場合、第1の部屋において第1発光部は前記カバーの外周縁部に配置され、第2の部屋において第1の仕切板に前記受光部の各受光素子が取り付けられる。さらに、第2の部屋の中央側に第2発光部が前記カバー側に向けて発光するように設けられ、前記カバーの内側で第2発光部の周囲が遮光体によって被われている。
このように構成した場合、カバーの先端側に赤外線を投光することができる上に、カバーで反射された赤外線は、遮光体から外部に出ることはなく、受光部によって受光されることはない。
上述したように、第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とした場合、第1の部屋に第2の部屋と反対側の方向に赤外線を発光するように第1発光部を第1の仕切板に設けることができる。この場合、第1発光部からの赤外線を前記カバー側に反射する反射手段を第1の部屋に設けてある。
このように構成した場合、反射手段を適切に配置すると、所望の方向に赤外線を投光することができる。なお、第1の発光部としては、最小限度1つの発光素子を設けるだけでよく、或いは複数個の発光素子を適当な間隔をおいて配置することもできる。
上記の態様において、第1発光部の放射強度が最大になる方向が第1の仕切板にほぼ平行となるように第1発光部を第1の仕切板に取り付ることができる。この場合、受光部の受光強度が最大となる方向が第1の仕切板にほぼ平行になるように前記受光部も第1の仕切板に取り付けられている。
このように構成した場合、第1の発光部からの光はたとえカバーによって反射されても、受光部に入射する可能性は少なく、仮に反射された赤外線の一部が受光部に向かっても第1の仕切板によって遮光されるので、受光部に入射することはない。また、第1の部屋が前記カバーの大径部側に、第2の部屋が前記カバーの小径部側に、位置するように第1の仕切板が設けられた場合、受光部はカバーの大径部側にある第2の部屋に配置されているので、小径部側にある第1の部屋に外部から外乱光が入射しても、この外乱光は第1の仕切板によって遮光されて、受光部に入射することはない。
以上のように、本発明によれば、カバーに段部を設けなくても、かつ遮光用部品を別途設けなくても、発光部と受光部との間で遮光することができる。
本発明の第1の実施形態の赤外線発受光装置2は、例えば赤外線コードレスマイクロホンシステムにおいて使用される。赤外線コードレスマイクロホンシステムは、複数の送受話セットを備えている。これら送受話セットは、例えば会議場の机上に配置される。送受話セットに設けられたマイクロホンにおいてピックアップされた音声信号によって所定周波数の搬送波が所定方式によって変調される。この変調信号に基づいて、送受話セットに設けられた赤外線発光部が変調された赤外線を発光する。この赤外線は、この送受話セットに対応する赤外線発受光装置2に向けて投光される。赤外線発受光装置2は、例えば天井に設けられている。この赤外線発受光装置2には、受光部4が設けられ、送受話セットからの赤外線を受光し、上記変調信号に変換する。この変調信号がメイン制御部に伝送され、更に他の赤外線発受光装置2に伝送され、赤外線発受光装置2に設けられている第1の赤外線発光部6が変調された赤外線を発光し、対応する送受話セットに向けて投光される。送受話セットには赤外線受光部が設けられ、これによって変調信号に変換される。この変調信号から音声信号が復調され、送受話セットに設けられているスピーカから拡声される。なお、1つの赤外線発受光装置では、対応する送受話セットから赤外線を受光するとき、同時に他の送受話セットからの変調信号に基づく赤外線を対応する送受話セットに向けて送信することがある。即ち、赤外線受光部4と赤外線発光部6とが同時に動作することがある。この場合に、赤外線受光部4に同じ赤外線発受光装置2の赤外線発光部6からの赤外線が入射すると、赤外線受光部4は誤動作する。
図1に示すように、赤外線発受光装置2は、筐体9を有している。筐体9は、基部10を備え、この基部10が例えば天井に取り付けられている。この基部10に着脱自在にカバー12が取り付けられている。このカバー12は、曲率がほぼ一定な形状、例えば半球状に形成されている。即ち、カバー12の中途には段部が存在しない。カバー12の先端側が天井より最も離れるように基部10にカバー12が取り付けられている。カバー12は、それの外部から内部に投射される赤外線の一部を内部に透過し、残りを反射し、カバー12の内部からカバー12の外部に向けて投光される赤外線の一部を外部に透過し、残りを反射する材質によって構成されている。
カバー12の内部には、第1の仕切板14が配置されている。仕切板14は、その外周面がカバー12の内面に接触した状態で、ほぼ水平に配置されている。仕切板14としては、例えばプリント基板を使用することができ、遮光性を有している。この仕切板14によってカバー12の内部は、第1の部屋16と第2の部屋18とに仕切られている。第1の部屋16は、基部10に近いカバー12の大径部分にあり、第2の部屋18は、基部10から遠いカバー12の小径部分、即ち先端側にある。
第1の部屋16には、赤外線発光部6を構成する複数の赤外線発光素子、例えば赤外線発光ダイオード20が配置されている。これら赤外線発光ダイオード20は、カバー12に接近して例えば環状に配置され、カバー12を介して外方に向けて赤外線を投光するように傾けてある。なお、これら赤外線発光ダイオード20は、基部10側に配置された基板22上に取り付けられている。
第2の部屋18には、赤外線受光部4を構成する複数の赤外線受光素子、例えばフォトダイオード24が配置されている。これらフォトダイオード24は、外部からカバー12の第2の部屋18に向かって到来する赤外線を受光するように、その受光面をカバー12側に向けて環状に配置されている。これらフォトダイオード24は、仕切板14であるプリント基板の第2の部屋18側の面に取り付けられている。即ち仕切板14は、本来、フォトダイオード24が取り付けられるプリント基板であって、それを幾分大きくして、その周縁部をカバー12に接触させて、第1及び第2の部屋16、18にカバー12内を仕切っている。
このように構成された赤外線発受光装置2では、上述したように赤外線発光部6と赤外線受光部4とが同時に動作することがある。この場合、赤外線発光部6からの赤外線の一部がカバー12で反射されることがある。しかし、カバー12内は、外周縁部がカバー12に接触し遮光性を有している仕切板14によって、受光部4が位置する第2の部屋18と発光部4が位置する第1の部屋16とが完全に仕切られているので、赤外線発光部6から投光され、カバー12で反射された赤外線が受光部4に入射することはない。従って、特別に遮光体を設ける必要はなく、製造が容易になる。しかも、遮光体を設置するスペースを小さくするためにカバー12に段部を形成する必要もなく、この赤外線発受光装置2の外観を損ねることもない。
なお、発光部6が設けられる第1の部屋16をカバー12の先端側に、受光部4が設けられる第2の部屋18をカバー12の基部10側に設けることもできる。
赤外線発受光装置2では、図1から明らかなように赤外線発光部6の赤外線発光ダイオード20は、基部10の近傍にカバー12の外方を向いて取り付けられている。そのため、カバー12の先端の真下付近に送受話ユニットが存在する場合、この送受話ユニットに対して良好に赤外線を投光できない可能性がある。この点を改善したのが、図2に示す本発明の第2の実施形態の赤外線発受光装置2aである。この赤外線発受光装置2aにおいて図1に示した赤外線発受光装置2の構成要素と同一構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
赤外線発受光装置2aでは、第2の部屋18内に、第2の仕切板26が設けられている。この仕切板26も、その外周縁部が第2の部屋18内においてカバー12の内面に接するようにかつ天井とほぼ平行に配置されている。これによって、仕切板26からカバー12の先端部までの間に第3の部屋28が形成されている。仕切板26も、遮光性を有する材料製で、例えばプリント基板によって構成されている。第3の部屋28内に、第2の赤外線発光部6aを構成する複数の赤外線発光素子、例えば赤外線発光ダイオード20aが環状に配置されている。赤外線発光ダイオード20aは、仕切板26に取り付けられている。
このように構成された赤外線発受光装置2aでは、赤外線発光ダイオード20aによってカバー12の先端の真下付近にも赤外線を投光することができる。無論、仕切板26を設けてあるので、赤外線発光ダイオード20aからの赤外線の反射光が受光部4で受光されることはない。この実施の形態においても、発光部6が設けられる第1の部屋16をカバー12の先端側に、受光部4が設けられる第2の部屋18をカバー12の基部10側に設けることもできる。但し、第3の部屋28は、カバー12の先端側のままである。
この赤外線発受光装置2aでは、仕切板26によって第3の部屋28を仕切り必要がある。この点を改善したのが、図3に示す第3の実施形態の発受光装置2bである。この赤外線発受光装置2bにおいて図2に示した赤外線発受光装置2aの構成要素と同一構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
この赤外線発受光装置2bでは、仕切板26を設けずに、各赤外線発光ダイオード20aを、仕切板14上に、各フォトダイオード24よりも内側に環状に配置してある。各赤外線発光ダイオード20aは、その投光する赤外線の全てがカバー12の先端側に向かわずに、赤外線の一部がフォトダイオード24の背面側に向かうように傾けて配置されている。もし、全ての赤外線がカバー12側に向かうように配置したならば、カバー12で反射された赤外線の一部がフォトダイオード24の受光面で受光される可能性がある。しかし、この赤外線発受光装置2bのように、赤外線発光ダイオード20aからの赤外線の一部がフォトダイオード24の背面側に向かうように構成すると、反射された赤外線がフォトダイオード24の受光面に入射する確率が減少する。
第3の実施形態の赤外線発受光装置2bでは、赤外線発光ダイオード20aの赤外線がフォトダイオード24の受光面に入射する可能性がある。この点を改善したのが、図4に示す第4の実施形態の赤外線発受光装置2cである。この赤外線発受光装置2cにおいて図3に示した赤外線発受光装置2bの構成要素と同一構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
この赤外線発受光装置2cでは、図4に示すように各フォトダイオード24を、赤外線発受光装置2bにおける設置位置よりもさらにカバー12に近づけて、例えばほぼカバー12に接するように配置してある。このように構成すると、赤外線発光ダイオード20から投光され、カバー12で反射された赤外線が、各フォトダイオード24の受光面に入射しにくくなり、各フォトダイオード24で受光される確率が非常に小さくなる。
第2の実施形態の赤外線発受光装置2aでは、仕切板26によって第2の部屋18内に第3の部屋28を形成する必要があった。第5の実施形態の赤外線発受光装置2dでは、図5に示すように、受光装置2aと同様に仕切板14の中央側に赤外線発光ダイオード20aを環状に配置してあるが、これら赤外線発光ダイオード20aが取り付けられている基板30の周囲をカバー12の先端側から基板30まで伸びた遮光体製の筒状体32によって覆ってある。筒状体32と基板30とは一体に形成されている。赤外線発光ダイオード20aからの赤外線は、カバー12の先端部からのみ投光され、筒状体32に向かった赤外線は筒状体32によって遮光され、フォトダイオード24に受光されることはない。また、カバー12の先端部で反射された一部の赤外線は、筒状体32によって遮光されるので、これもフォトダイオード24に受光されることはない。
上述した各実施形態の赤外線発受光装置2、2a、2b、2c、2dは、天井に設置するものであったが、第6の実施形態の赤外線発受光装置2eは、会議場の机上に配置され、送受話セットと対向して配置されるものである。従って、図6に示すように基部10側が机上に位置するように配置される。また、仕切板14によってカバー12内は第1及び第2の部屋16a、18aに仕切られているが、発光ダイオード20が配置されている第1の部屋16aが、カバー12の先端側に形成され、フォトダイオード24が設置されている第2の部屋18aが基部10側に形成されている。
そして、発光ダイオード20は、同図に点線で示すその光軸(赤外線の放射量が最も多い方向)が仕切板14と平行にかつ外方を向くように配置されている。同様に各フォトダイオード24は、同図に点線で示すその光軸(赤外線の受光量が最も多い方向)が仕切板14と平行にかつ外方を向くように配置されている。
この場合、発光ダイオード20から投光された赤外線のうちカバー12で反射されたものは、殆ど赤外線発光ダイオード20側に反射されるので、フォトダイオード24で受光されることはない。仮に、一部の赤外線が光軸とは角度をなしてカバー12側に投光され、反射されたとしても、仕切板14によって遮光されるので、フォトダイオード24で受光されることはない。さらに、この赤外線発受光装置2eは、机上に配置されているので、カバー12の先端側から外乱光がカバー12内に入射しやすい。しかし、フォトダイオード24は、基部10側に設けた第2の部屋18a側に設置されているので、外乱光がカバー12の先端側からカバー12に入射しても、仕切板14によって遮光され、フォトダイオード24で受光されることはない。この実施の形態において、発光部6が設けられる第1の部屋16aをカバー12の基部10側に、受光部4が設けられる第2の部屋18aをカバー12の先端側に、設けることもできる。
第2の実施形態の赤外線発受光装置2aでは、赤外線をこの装置2aの真下に向けて投光するために、第3の部屋28を形成し、これに発光部6aを設けなければならない。この点を改善したのが、図7に示す第7の実施形態の赤外線発受光装置2fである。なお、赤外線発受光装置2fにおいて第1の実施形態の赤外線発受光装置2の構成要素と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
赤外線発受光装置2fでは、カバー12の内方に、反射手段、例えば反射板34が設けられている。この反射板34は、カバー12の内面の基部10側全域に環状に形成されている。複数の赤外線発光ダイオード20aが、仕切板14の第1の部屋16側の面に環状に配置されている。これら発光ダイオード20aは、反射板34に赤外線を投光することができるようにカバー12側に傾けられている。この傾きを適切に設定することによって、点線で示すようにカバー12の真下側に赤外線を投光することができる。反射板34には環状のものを使用したが、各発光ダイオード20aに対応させて、複数の板状の反射板を配置することもできる。
赤外線発受光装置2fでは、複数の発光ダイオード20aが必要である。この点を改善したのが、図8に示す第8の実施形態の赤外線発受光装置2gである。なお、赤外線発受光装置2gにおいて、第7の実施形態の赤外線発受光装置2fの構成要素と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
この赤外線発受光装置2gでは、仕切板14の第1の部屋16側の面の中央に、1台の赤外線発光ダイオード20bが、赤外線発光部として設けられている。この発光ダイオード20bは、指向性が広く、また発光強度が赤外線発受光装置2fにおいて使用した赤外線発光ダイオード20aよりも大きいものである。このように指向性の広いものを使用しているので、反射板34で反射された赤外線中にカバー12の真下に向かうものが存在する。
なお、発光ダイオード20bの指向性は、発光ダイオード20bの正面方向が窪み、両側に広がっているものを使用するのが望ましい。もし、発光ダイオード2bにその指向性の正面方向に窪みがないものを使用する場合には、図9に示す第9の実施形態の赤外線発受光装置2hのように、基板22の第1の部屋16側の面に中央から外方に向かって高さ寸法が縮小するように形成された円錐状の反射板36を設ければよい。この場合、発光ダイオード20bからの赤外線をカバー12の真下だけでなく、様々な方向に投光することができる。
この実施の形態の赤外線発受光装置2hでは、カバー12の内面側に反射板34が設けられ、また、反射板を介さずに直接に赤外線を投光する発光ダイオード20を設けているが、図10に示す第10の実施形態の赤外線発受光装置2iのように、反射板34を除去し、発光ダイオード20を除去することもできる。なお、反射板34を残して、発光ダイオード20を除去することもできるし、逆に反射板34を除去し、発光ダイオード20を残すこともできる。
上記の各実施の形態では、本発明による赤外線発受光装置を赤外線コードレスマイクロホンシステムにおいて使用したが、これに限ったものではなく、例えば双方向に赤外線によって送受信するシステムであれば、種々のものに使用することができる。
本発明の第1の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第2の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第3の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第4の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第5の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第6の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第7の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第8の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第9の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。 本発明の第10の実施形態の赤外線発受光装置の縦断面図である。
符号の説明
2 2a乃至2i 赤外線発受光装置
4 受光部
6 発光部
12 カバー
14 仕切板

Claims (6)

  1. 曲率がほぼ一定で、内部が空洞のカバーを有し、このカバーは、赤外線の一部を透過し、残りを反射する筐体と、
    前記カバーの内面に、外周部が接触し、前記カバーの内部を第1及び第2の部屋に仕切る遮光性を有した1つのプリント基板である第1仕切板と、
    第1の部屋に配置され、前記カバーに向けて赤外線を発光する第1発光部と、
    第2の部屋に配置され、第2の部屋に向けて前記カバーから入光する赤外線を受光し、第1発光部と同時に動作する受光部とを、
    具備し、第1発光部または前記受光部が第1仕切板に取り付けられている赤外線発受光装置。
  2. 請求項1記載の赤外線発受光装置において、
    第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とし、第1の部屋において第1発光部は前記カバーの外周縁部に配置され、第2の部屋内において第1の仕切板に受光部を構成する各受光素子が取り付けられ、第2の部屋において前記カバーの内面に遮光性を有した1つのプリント基板である第2の仕切板の外周部が接触するように第2の仕切板が設けられることによって、第2の仕切板と前記カバーの先端側との間に第3の部屋が形成され、第3の部屋に第2発光部が前記カバー側に向けて赤外線を発光するように第2の仕切板に取り付けられた赤外線発受光装置。
  3. 請求項1記載の赤外線発受光装置において、
    第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とし、第1の部屋において第1発光部は前記カバーの外周縁部に配置され、第2の部屋内において前記受光部を構成する各受光素子が第1の仕切板に取り付けられ、前記各受光素子よりも内側に、第2発光部の発光素子が、これら発光素子からの赤外線の前記カバーでの反射光が前記各受光素子に非入射となるように第2の仕切板に取り付けられている赤外線発受光装置。
  4. 請求項1記載の赤外線発受光装置において、
    第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とし、第1の部屋において第1発光部は前記カバーの外周縁部に配置され、第2の部屋において第1の仕切板に前記受光部の各受光素子が取り付けられ、第2の部屋の中央側に第2発光部が前記カバー側に向けて発光するように設けられ、前記カバーの内側で第2発光部の周囲を遮光体によって覆った赤外線発受光装置。
  5. 請求項1記載の赤外線発受光装置において、
    第1発光部の放射強度が最大になる方向が第1の仕切板にほぼ平行となるように第1発光部が第1の仕切板に取り付けられ、前記受光部の受光強度が最大となる方向が第1の仕切板にほぼ平行になるように前記受光部も第1の仕切板に取り付けられている赤外線発受光装置。
  6. 請求項1記載の赤外線発受光装置において、
    第1の部屋を前記カバーの大径部側の部屋とし、第2の部屋を前記カバーの小径部側の部屋とし、第1の部屋に第2の部屋と反対側の方向に赤外線を発光するように第1発光部が第1の仕切板に設けられ、第1発光部からの赤外線を前記カバー側に反射する反射手段を第1の部屋に設けた赤外線発受光装置。
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