JP4157834B2 - 箱体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のコネクタを収容するコネクタホルダや、リレーやヒューズなどの電気部品を装着する電気接続箱のケースや、ハーネス用プロテクタなどの箱体に関する。
複数のコネクタを収容するコネクタホルダや、リレーやヒューズなどの電気部品を装着する電気接続箱のケースや、ハーネス用プロテクタなどの箱体は、樋状または有底筒状に形成された箱本体を備えている。そして、箱本体には、前述したコネクタなどを固定するための固定部などが設けられている。固定部は、勿論、箱本体の内側に設けられている。
前述した箱体は、固定部にコネクタなどを固定して、これらのコネクタなどを収容する。そして、箱体は、移動体としての自動車の所定箇所に取り付けられる。こうして、前述したコネクタホルダ、電気接続箱及びハーネス用プロテクタなどは、自動車に装備される。
また、前述した従来の箱体の箱本体は、一般に周知の射出成形などにより合成樹脂などから形成される。このため、前述した箱本体を成形後に、金型と成型品(箱本体)とを容易に分離するために、前記箱本体の前記固定部に対応する位置に、前述した金型を通す孔を形成する。
このため、前述した従来の箱体は、箱本体の内側又は外側が自動車の乗員室に面して設けられると、例えばエンジンなどの乗員室外の音を前述した孔内に通すことが考えられる。そして、前述した従来の箱体は、孔を通して、乗員室外の音を乗員室に伝えることが考えられる。勿論、乗員室の居住性を高める観点から、乗員室外の音を乗員室内に伝えることは望ましくない。
したがって、本発明の目的は、箱本体に設けられた孔を通して、箱本体の内側から外側及び外側から内側に音を伝えることを防止できる箱体を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の箱体は、孔が設けられた箱本体と、前記箱本体の外側から該箱本体に近づけられて取り付けられるとともに前記箱本体に取り付けられると前記孔を塞ぐ蓋と、を備えた箱体において、前記蓋の外縁部に設けられ、かつ前記蓋が前記箱本体に取り付けられると該箱本体の外側から内側に向かうにしたがって該蓋の幅を段階的に小さくする第1の段差部と、前記蓋の外縁部に設けられ、かつ前記第1の段差部により形成されているとともに前記蓋の両表面に沿う第1の段差面と、前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ該箱本体の外側から内側に向かうにしたがって、前記孔の開口を段階的に小さくする第2の段差部と、前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ前記第2の段差部により形成されているとともに前記孔が設けられた箱本体の壁の両表面に沿う第2の段差面と、を備え、前記蓋を前記箱本体に取り付けると、前記第1の段差面と前記第2の段差面とが互いに重なり、前記蓋の外縁部に設けられ、かつ前記蓋が前記箱本体に取り付けられると該箱本体の内側に向かって前記蓋から延びた係止爪と、前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ前記箱本体から該箱本体の内側に向かって延びているとともに前記係止爪が係止する係止受け片と、前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ前記蓋を前記箱本体に取り付ける際に、前記係止爪と当接して、前記係止受け片から離れる方向に前記係止爪を弾性変形させる案内部と前記孔の内縁部から立設しかつ互いに間隔をあけた一対の立設壁と、前記一対の立設壁に掛け渡されかつ前記係止受け片との間に前記係止爪を位置付ける架橋棒と、を有した係止補助部と、を更に備え、前記架橋棒が、前記係止爪が案内部により弾性変形すると、該係止爪に押圧されて前記係止受け片から離れる方向に弾性変形するとともに、前記係止爪が前記係止受け片に係止する際に弾性復元力により該係止爪を係止受け片に近づく方向に押圧することを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の箱体は、請求項1に記載の箱体において、前記架橋棒は、その断面において、係止受け片に相対する表面が当該係止受け片に向かって凸の曲面に形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の箱体は、請求項1又は請求項2に記載の箱体において、前記箱本体と前記蓋とは、セルフヒンジにより連結されており、このセルフヒンジを中心として前記箱本体に対し回転することで、前記蓋が前記箱本体に近づいて該箱本体に取り付けられることを特徴としている。
請求項1に記載の本発明の箱体によれば、箱本体に取り付けられる蓋により箱本体の孔を塞ぐ。また、蓋の両表面に平行な第1の段差面と第2の段差面とが互いに重なる。このため、蓋と孔即ち箱本体に製造上の公差が生じても、第1の段差面と第2の段差面とを確実に重ねることができる。
蓋を箱本体に取り付ける際に、案内部が係止爪を係止受け片から離れる方向に弾性変形させる。このため、係止爪が設けられた蓋及び係止受け片が設けられた箱本体の剛性を弱めるために、これらに孔などを設ける必要が生じない。
止爪が係止受け片に係止するまで係止補助部が弾性変形する。このため、係止爪が係止受け片に係止すると、係止補助部が係止爪を確実に係止受け片に向かって押圧することができる。
また、係止爪が係止受け片に係止すると、係止補助部が係止爪を確実に係止受け片に向かって押圧する。このため、確実に係止爪が係止受け片に係止することができる。
さらに、係止爪が係止受け片に係止するまで弾性変形する位置に係止補助部が配されている。このため、係止爪が係止受け片に係止すると、係止補助部は、係止爪と干渉して、該係止爪の係止受け片への係止が外れることを防止する。
請求項3に記載の本発明の箱体によれば、蓋と箱本体とがセルフヒンジにより連結されている。このため、箱体の部品点数の増加を防止できるとともに、蓋で容易に箱本体に設けられた孔を塞ぐことができる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、蓋と孔即ち箱本体に製造上の公差が生じても、第1の段差面と第2の段差面とを確実に重ねることができる。これにより、蓋で孔を確実に塞ぐことができる。したがって、孔を通して箱本体の内側から外側及び外側から内側に音が伝わることを防止できる。
係止爪が設けられた蓋及び係止受け片が設けられた箱本体の剛性を弱めることなく、蓋を箱本体に取り付けることができる。このため、係止爪が設けられた蓋及び係止受け片が設けられた箱本体に孔などを設ける必要が生じない。したがって、蓋を箱本体に取り付けるために設けた孔などの内側に音などが通ることを防止できる。
止爪が係止受け片に係止するまで係止補助部が弾性変形する。このため、係止爪が係止受け片に係止すると、係止補助部が係止爪を確実に係止受け片に向かって押圧することができる。また、係止爪が係止受け片に係止すると、係止補助部が係止爪を確実に係止受け片に向かって押圧する。このため、確実に係止爪が係止受け片に係止することができる。したがって、蓋で箱本体に設けられた孔を確実に塞ぐことができ、孔を通して箱本体の内側から外側及び外側から内側に音が伝わることを防止できる。
さらに、係止爪が係止受け片に係止するまで弾性変形する位置に係止補助部が配されている。このため、係止爪が係止受け片に係止すると、係止補助部は、係止爪の係止受け片への係止が外れることを防止する。したがって、自動車などに取り付けられた際に、不意に蓋が箱本体から脱落することを防止でき、孔を通して箱本体の内側から外側及び外側から内側に向かって音が伝わることを確実に防止できる。
請求項3に記載の本発明は、蓋と箱本体とがセルフヒンジにより連結されているため、箱体の部品点数の増加を防止できるとともに、蓋で容易に箱本体に設けられた孔を塞ぐことができる。したがって、箱体のコストの高騰を防止できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる箱体を、図1ないし図12に基づいて説明する。
本発明の一実施形態にかかる箱体としてのコネクタホルダ1(図1に示す)は、複数のコネクタ2を収容して、自動車などに取り付けられて、該自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する。
コネクタホルダ1は、絶縁性の合成樹脂からなる。コネクタホルダ1は、図1ないし図3に示すように、箱本体としてのホルダ本体3を備えている。ホルダ本体3は、底壁4と、この底壁4の外縁から立設した複数の周壁5とを備えて有低筒状に形成されている。底壁4は、本明細書に記した孔7が設けられた壁をなしている。周壁5それぞれの内面には、コネクタ固定用のロック部6が設けられている。ロック部6にコネクタ2が嵌合することで、コネクタホルダ1は、複数のコネクタ2を固定する。
コネクタホルダ1は、周知の射出成形法などにより、合成樹脂などから成形される。すなわち、コネクタホルダ1は、複数の金型間に設けられたキャビティ内に溶融した合成樹脂が射出されて、成形される。このため、コネクタホルダ1は、前述したロック部6を成形する金型が通る孔7(図1、図2及び図4などに示す)を設けている。
図示例では、孔7は、ロック部6一つに対応して、一つ設けられている。即ち、孔7は、ロック部6に対応して設けられている。孔7は、ロック部6と同数設けられている。孔7は、底壁4に設けられている。即ち、孔7は、底壁4を貫通している。孔7の平面形状は、図4に示すように、矩形状に形成されている。
さらに、コネクタホルダ1は、図1ないし図3に示すように、複数の蓋8と、係止爪9(図3に示す)と、係止受け片10(図2に示す)と、係止補助部11(図2に示す)と、を備えている。蓋8は、それぞれの孔7に対応して、設けられている。蓋8は、孔7と同数設けられている。
蓋8それぞれの一端部8aは、図4などに示すように、周壁5及び該蓋8自身より薄肉のセルフヒンジ12により、ホルダ本体3と一体に連結されている。蓋8は、一端部8a即ちセルフヒンジ12を中心として回転することで、孔7を塞ぐ位置(図1及び図2に示す)と、孔7を開放する位置(図2、図3及び図7に示す)とに亘って変位自在である。
蓋8は、セルフヒンジ12が弾性変形していない状態(初期状態)では、孔7を開放する位置に保たれる。なお、本明細書では、孔7を塞ぐ状態では、蓋8は、ホルダ本体3に取り付けられているという。また、本明細書では、孔7を開放する状態では、蓋8は、ホルダ本体3から取り外されている(に取り付けられていない)という。
係止爪9は、それぞれの蓋8の他端部8bに設けられている。係止爪9は、蓋8が孔7を塞いだ状態即ち蓋8がホルダ本体3に取り付けられた状態で、蓋8の他端部8bからホルダ本体3の内側に向かって延びている。係止爪9は、蓋8が孔7を塞いだ状態即ち蓋8がホルダ本体3に取り付けられた状態で、蓋8の他端部8bからホルダ本体3の内側に向かって延びた延在部13と、この延在部13の蓋8から離れた側の端部から蓋8の外側に向かって延びた係止部14とを一体に備えている。延在部13の前述した端部と係止部14とに亘って、テーパ面15が設けられている。テーパ面15は、蓋8が孔7を塞いだ状態即ち蓋8がホルダ本体3に取り付けられた状態で、蓋8の外側に向かうにしたがって徐々に蓋8に近づく方向に傾斜している。
係止受け片10は、ホルダ本体3の孔7のそれぞれの内縁部からホルダ本体3の内側に向かって延びている(立設している)。係止受け片10は、孔7を塞いだ状態の蓋8から立設した係止爪9の近傍に位置する。係止受け片10の底壁4から離れた側の端部に係止爪9の係止部14が係止する。係止爪9の係止部14が係止受け片10に係止することで、蓋8は、ホルダ本体3に取り付けられて、前述した孔7を塞ぐ位置に保たれる。
また、係止受け片10の底壁4寄りの端部には、図7に示すように、案内部としての案内面16が設けられている。即ち、案内面16は、ホルダ本体3の孔7の内縁部に設けられている。案内面16は、曲面状に形成されている。案内面16には、前述した孔7を開放した位置からセルフヒンジ12を中心として回転した蓋8から立設した係止爪9のテーパ面15が接触する。即ち、案内面16には、蓋8をホルダ本体3に取り付ける際に、係止爪9が当接する。案内面16は、蓋8をホルダ本体3に取り付ける際に、係止爪9の特に係止部14が係止受け片10から離れる方向に、係止爪9の特に延在部13を弾性変形させる。
係止補助部11は、それぞれの孔7に対応して、設けられている。係止補助部11は、孔7と同数設けられている。それぞれの係止補助部11は、図4及び図6に示すように、一対の立設壁17と、一つの架橋棒18とを備えている。立設壁17は、係止受け片10とセルフヒンジ12とが設けられていないホルダ本体3の孔7の内縁部から立設している。
一対の立設壁17は、互いに間隔をあけて相対しかつ互いの間に前述した孔7を位置付けている。架橋棒18は、一対の立設壁17に掛け渡されており、前述した孔7の内側に位置付けられる。架橋棒18即ち係止補助部11には、蓋8がホルダ本体3に取り付けられる際に、案内面16により弾性変形した係止爪9が当接する。架橋棒18即ち係止補助部11は、係止爪9により押圧されて、係止受け片10から離れる方向に弾性変形する。また、架橋棒18即ち係止補助部11は、係止爪9が係止受け片10に係止する際に、前述した弾性変形の復元力により、係止爪9を係止受け片10に近づく方向即ち係止爪9を係止受け片10に係止する方向に押圧する。
また、前述した蓋8の外縁部には、図5などに示すように、係止爪9が立設した箇所を除いて、全周に亘って、第1の段差部19が設けられている。即ち、コネクタホルダ1は、第1の段差部19を備えている。第1の段差部19は、蓋8が孔7を塞いだ状態即ちホルダ本体3に取り付けられた状態で、ホルダ本体3の内側に向かうにしたがって、蓋8の幅(長さともいう)を段階的に小さくしている。図示例では、第1の段差部19は、一つ(一段)のみ設けられている。また、第1の段差部19により、蓋8の外縁部には、係止爪9が立設した箇所を除いて、全周に亘って、蓋8の両表面と平行な(に沿う)第1の段差面19aが形成されている。
さらに、ホルダ本体3の孔7の内縁部には、図6などに示すように、係止受け片10が立設した箇所を除いて、全周に亘って、第2の段差部20が設けられている。即ち、コネクタホルダ1は、第2の段差部20を備えている。第2の段差部20は、ホルダ本体3の内側に向かうにしたがって、孔7の開口(幅ともいう)を段階的に小さくしている。図示例では、第2の段差部20は、一つ(一段)のみ設けられている。また、第2の段差部20により、ホルダ本体3の孔7の内縁部には、係止受け片10が立設した箇所を除いて、全周に亘って、ホルダ本体3の底壁4の両表面と平行な(に沿う)第2の段差面20aが形成されている。
第1の段差面19aと、第2の段差面20aとは、係止爪9が係止受け片10に係止して、蓋8が孔7を塞ぐと、互いに重なり、互いに密に接触する。
前述した構成のコネクタホルダ1は、孔7が設けられたホルダ本体3と、複数の蓋8と、セルフヒンジ12とが、周知の射出成形などにより一体に形成される。ホルダ本体3と蓋8とを連結するセルフヒンジ12が弾性変形していない状態(の初期状態)では、図7に示すように、蓋8は、ホルダ本体3の孔7を塞いでいない(開放している)。
そして、セルフヒンジ12を中心として、該セルフヒンジ12の弾性復元力に抗して、係止爪9が孔7に近づく方向に、蓋8を回転していくと、図8に示すように、係止爪9のテーパ面15が係止受け片10即ち孔7の内縁部に設けられた案内面16に当接する。さらに、セルフヒンジ12の弾性復元力に抗して、係止爪9が孔7に近づく方向に、蓋8を回転していくと、案内面16により係止爪9が係止受け片10から離れる方向に弾性変形するとともに、係止爪9が係止補助部11の架橋棒18に接触する。
さらに、係止爪9が孔7に近づく方向に、蓋8を回転していくと、図9及び図10に示すように、係止爪9が案内面16により係止受け片10から離れる方向に弾性変形して、係止補助部11の架橋棒18を係止受け片10から離れる方向に押圧する。そして、係止補助部11の架橋棒18の特に中央部が、係止受け片10から離れる方向に弾性変形する。このように、係止補助部11は、前記係止爪9が案内面16により弾性変形すると、該係止部14から押圧されて前記係止受け片10から離れる方向に弾性変形する。
そして、係止爪9の係止部14が係止受け片10を乗り越えて、係止受け片10の端部よりホルダ本体3の内側に位置付けられると、弾性復元力により係止補助部11の架橋棒18が係止爪9を係止受け片10に近づく方向に押圧する。さらに、弾性復元力により、係止爪9が、係止受け片10に近づく方向に近づく。
そして、図11に示すように、係止爪9の係止部14が係止受け片10の端部に係止する。こうして、架橋棒18即ち係止補助部11は、係止爪9が係止受け片10に係止する際に、弾性復元力により該係止爪9を係止受け片10に近づく方向に押圧する。係止爪9が、係止受け片10に係止する。このように、蓋8は、ホルダ本体3の外側からホルダ本体3に近づけられて、該ホルダ本体3に取り付けられる。
すると、図11及び図12に示すように、第1の段差面19aと第2の段差面20aとが互いに重なり、これらが密に接触する。
本実施形態によれば、ホルダ本体3に取り付けられる蓋8によりホルダ本体3に設けられた孔7を塞ぐ。また、蓋8の両表面に平行な第1の段差面19aと第2の段差面20aとが互いに重なる。このため、蓋8と孔7即ちホルダ本体3に製造上の公差が生じても、第1の段差面19aと第2の段差面20aとを確実に重ねることができる。これにより、蓋8で孔7を確実に塞ぐことができる。したがって、孔7を通してホルダ本体3の内側から外側及び外側から内側に音が伝わることを防止できる。
また、蓋8をホルダ本体3に取り付ける際に、案内面16が係止爪9を係止受け片10から離れる方向に弾性変形させる。このため、係止爪9が設けられた蓋8及び係止受け片10が設けられたホルダ本体3の剛性を弱めるために、これらに孔などを設ける必要が生じない。
このように、係止爪9が設けられた蓋8及び係止受け片10が設けられたホルダ本体3の剛性を弱めることなく、蓋8をホルダ本体3に取り付けることができる。したがって、係止爪9が設けられた蓋8及び係止受け片10が設けられたホルダ本体3に孔などを設ける必要が生じない。したがって、蓋8をホルダ本体3に取り付けるために設けた孔などの内側に音などが通ることを防止できる。
係止爪9が係止受け片10に係止するまで係止補助部11が弾性変形する。このため、係止部14が係止受け片10に係止すると、係止補助部11が係止爪9を確実に係止受け片10に向かって押圧することができる。
また、係止爪9が係止受け片10に係止すると、係止補助部11が係止爪9を確実に係止受け片10に向かって押圧する。このため、確実に係止爪9が係止受け片10に係止することができる。したがって、蓋8でホルダ本体3に設けられた孔7を確実に塞ぐことができ、孔7を通してホルダ本体3の内側から外側及び外側から内側に音が伝わることを防止できる。
さらに、係止爪9が係止受け片10に係止するまで弾性変形する位置に係止補助部11が配されている。このため、係止爪9が係止受け片10に係止すると、係止補助部11は、係止爪9と干渉して、該係止爪9の係止受け片10への係止が外れることを防止する。したがって、自動車などに取り付けられた際に、不意に蓋8がホルダ本体3から脱落することを防止でき、孔7を通してホルダ本体の内側から外側及び外側から内側に音が伝わることを確実に防止できる。
蓋8とホルダ本体3とがセルフヒンジ12により連結されている。このため、コネクタホルダ1の部品点数の増加を防止できるとともに、蓋8で容易にホルダ本体3に設けられた孔7を塞ぐことができる。したがって、コネクタホルダ1のコストの高騰を防止できる。
前述した実施形態では、複数のコネクタ2を収容するコネクタホルダ1に関して記載している。しかしながら、本発明では、リレーやヒューズなどの電気部品を装着する電気接続箱のケースや、周知のハーネス用プロテクタに適用しても良い。この場合、電気接続箱のケースとハーネス用プロテクタとは、本明細書に記した箱体及び箱本体に対応する。要するに、本発明では、コネクタ2、リレーやヒューズやワイヤハーネスの電線などの物品を収容する容器に適用することができる。
さらに、前述した実施形態では、セルフヒンジ12によりホルダ本体3と蓋8とを連結している。しかしながら、本発明では、ホルダ本体3と蓋8とを別体にしても良い。要するに、本発明では、段差部19,20を設け、段差面19a,20aを互いに重ねるように蓋8で孔7を塞げばよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る箱体としてのコネクタホルダの構成を示す斜視図である。 図1に示されたコネクタホルダのホルダ本体の平面図である。 図2に示されたホルダ本体の側面図である。 図2中のIV部を拡大して示す平面図である。 図4中のV−V線に沿う断面図である。 図4中のVI−VI線に沿う断面図である。 図4中のVII−VII線に沿う断面図である。 図7に示された状態から係止爪が孔に近づく方向に蓋を回転させた状態を示す断面図である。 図8に示された状態から係止爪が孔に近づく方向に蓋を更に回転させた状態を示す断面図である。 図9に示された状態から係止爪が孔に近づく方向に蓋を更に回転させた状態を示す断面図である。 図10に示された係止爪が孔の内縁部に設けられた係止受け片に係止した状態を示す断面図である。 図11中のXII−XII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 コネクタホルダ(箱体)
3 ホルダ本体(箱本体)
4 底壁(壁)
7 孔
8 蓋
9 係止爪
10 係止受け片
11 係止補助部
12 セルフヒンジ
16 案内面(案内部)
19 第1の段差部
19a 第1の段差面
20 第2の段差部
20a 第2の段差面

Claims (3)

  1. 孔が設けられた箱本体と、前記箱本体の外側から該箱本体に近づけられて取り付けられるとともに前記箱本体に取り付けられると前記孔を塞ぐ蓋と、を備えた箱体において、
    前記蓋の外縁部に設けられ、かつ前記蓋が前記箱本体に取り付けられると該箱本体の外側から内側に向かうにしたがって該蓋の幅を段階的に小さくする第1の段差部と、
    前記蓋の外縁部に設けられ、かつ前記第1の段差部により形成されているとともに前記蓋の両表面に沿う第1の段差面と、
    前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ該箱本体の外側から内側に向かうにしたがって、前記孔の開口を段階的に小さくする第2の段差部と、
    前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ前記第2の段差部により形成されているとともに前記孔が設けられた箱本体の壁の両表面に沿う第2の段差面と、を備え、
    前記蓋を前記箱本体に取り付けると、前記第1の段差面と前記第2の段差面とが互いに重なり、
    前記蓋の外縁部に設けられ、かつ前記蓋が前記箱本体に取り付けられると該箱本体の内側に向かって前記蓋から延びた係止爪と、
    前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ前記箱本体から該箱本体の内側に向かって延びているとともに前記係止爪が係止する係止受け片と、
    前記箱本体の前記孔の内縁部に設けられ、かつ前記蓋を前記箱本体に取り付ける際に、前記係止爪と当接して、前記係止受け片から離れる方向に前記係止爪を弾性変形させる案内部と
    前記孔の内縁部から立設しかつ互いに間隔をあけた一対の立設壁と、前記一対の立設壁に掛け渡されかつ前記係止受け片との間に前記係止爪を位置付ける架橋棒と、を有した係止補助部と、を更に備え
    前記架橋棒が、前記係止爪が案内部により弾性変形すると、該係止爪に押圧されて前記係止受け片から離れる方向に弾性変形するとともに、前記係止爪が前記係止受け片に係止する際に弾性復元力により該係止爪を係止受け片に近づく方向に押圧することを特徴とする箱体。
  2. 前記架橋棒は、その断面において、係止受け片に相対する表面が当該係止受け片に向かって凸の曲面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の箱体。
  3. 前記箱本体と前記蓋とは、セルフヒンジにより連結されており、このセルフヒンジを中心として前記箱本体に対し回転することで、前記蓋が前記箱本体に近づいて該箱本体に取り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の箱体。
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