JP4157190B2 - 流体監視用センサの分与器具 - Google Patents
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- G01N33/487—Physical analysis of biological material of liquid biological material
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には、流体監視システムに関し、より詳しくは、血中グルコース、又はその中に含有されるその他の被分析物を分析するのに用いられる多数のセンサを扱う新規で改良された器具に関し、特に、該器具内の一定の電気部品の電気的結合に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な形態の糖尿病に悩む人々は、その血液を試験して、血中グルコースのレベルを決定する必要が日常的にある。そのような試験の結果は、あるとすれば、いかなるインスリンその他の医薬の投与を必要とするかを決定するのに用いることができる。血中グルコース試験システムの一種では、血液の試料を試験するのにセンサを用いる。
【0003】
そのようなセンサは、前端又は試験端と後端又は接触端とを有する、概略扁平で矩形の形状を有してよい。該センサは、血中グルコースと反応するような生物学的感知又は試薬の材料を含有する。センサの試験端は、試験しようとする流体、例えば、ある人の指を穿刺した後に、その指に蓄積した血液中に置くのに適合させてある。試験するのに充分な量の該流体が、試験端から試薬材料へと、センサの対合する小部分の間を延びている毛細管内に、毛管作用によって吸引される。次いで、流体は、センサ内の試薬材料と化学的に反応する結果、試験する血液中のグルコースレベルを示す電気的信号が、センサの後端又は接触端付近に位置する接点部域に与えられる。
【0004】
センサの接点で生じた電気的信号を監視機器に結合するには、センサをセンサホルダに挿入してから、試験する流体中にセンサ末端を置く必要がある。ホルダは、センサをホルダに挿入したとき、センサ上の接点と結合することになる、対応する対合接点部域を有する。その結果、ホルダは、センサと、試験結果を蓄積及び/又は分析する監視機器とのインターフェースとして働く。
【0005】
用いる前に、センサは、適切な湿度に保って、その中の試薬材料の保全を確保する必要がある。センサは、破裂されるパッケージに個別に包装されているため、適正な湿度レベルに保つことができる。例えば、ブリスタ形式の包装法を用いることができると思われる。因みに、パッケージは、その中に適正な湿度又は乾燥レベルを保つよう、乾燥剤材料を包有することができる。ある人が、個々のセンサを用いて血中グルコースを試験するためには、シールを引き裂くことによって、パッケージを開ける必要がある。これに代えて、使用者がパッケージの一方の側面に力を働かせる結果、センサが他方の側面でホイルを破裂又は破断させることが必要なパッケージもある。認識できるとおり、これらのパッケージを開くことは、困難なことがある。その上、パッケージを一度開いたとき、使用者は、センサをセンサホルダに入れ、血液試料を試験するのに用いる際に、センサが破壊又は汚染されないように確保する必要がある。
【0006】
センサ分与器具は、センサの一つ一つを、該センサ分与器具内に装着されたセンサパックの中から感知又は試験の位置へと分与するために開発されている。一つのそのような形式のセンサパックは、概略円形の基部を有し、その中に、センサを保持するキャビティー又は陥凹が形成され、それらは該キャビティーの周囲でそれらを互いに隔離するよう、加熱密着される箔によって密閉されている。このセンサ保持キャビティーは、それぞれ、センサの一つを受けとるよう適合され、乾燥材料が配置される対応する乾燥剤キャビティーと流体連絡している。乾燥材料は、このキャビティー内に置かれて、対応するセンサキャビティーを、センサ内の試薬材料が、センサを用いる前に不都合な影響を受けないよう、適切な湿度又は乾燥レベルに確実に保つ。
【0007】
円形型のセンサパックは、供給機構を有するセンサ分与器具に装着することができる。該供給機構を起動するか、又は該器具の試験端へと前進させたときに、センサパック内のセンサの一つが、センサパックから放出され、試験又は感知位置内に配置され、センサの試験端は、器具の前端又は試験端から突出する。センサが、それの試験位置にあると、センサの試験端は、試験する流体(例えば血液)中に置くことができ、器具内の接点は、センサ上の対応する接点と対合することになる。
【0008】
センサ分与器具は、分与器具を用いる人が容易に携帯かつ取扱いできるよう、大きさが比較的コンパクトである必要がある。たとえ大きさが比較的小さくとも、センサ分与器具は、中に配置されたセンサパックを前進(回転)させ、一つ一つのセンサを、センサパック内の個別化されたセンサキャビティーから放出し、そして放出されたセンサを試験位置に移動するのに必要な、機械的要素を包有しなければならないばかりでなく、加えて、試験操作の際にセンサからデータを取得し、手動ボタンからの入力を処理して、実施中の試験に関する情報を与え、そして蓄積された情報を、データポートコネクタを介して器具の表示画面及び/又は他の分析用若しくはコンピュータ機器に与えるための、マイクロプロセッサその他のデータ処理回路も包有しなければならない。
【0009】
該データ処理回路は、流体センサ分与器具に配置されたプリント配線基板上に保有される。プリント配線基板上の回路は、表示画面ばかりでなく、手動入力ボタンやデータポートコネクタにも結合される必要がある。コンパクトな大きさの流体センサ分与器具内の部品に利用できる限られた量の空間は、特に、手動入力ボタンやデータポートコネクタのための電気的接点が、プリント配線基板及び表示画面の平面に概略平行である方向に延びていることを考慮すると、手動ボタン、データポートコネクタ及び表示画面からプリント配線基板への接続を作成するのを困難にする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、新規で改良された流体センサ分与器具取扱い装置であって、該装置内に配置されたセンサパックから試験位置へと、個々のセンサを選択的に配置し、これらのセンサによって行われた試験からのデータを取得し、該データ、及び試験に関するその他の情報を表示画面及び/又はデータポートコネクタへと与えるよう適合させた装置を提供することである。特に、本発明の目的は、新規で改良された流体センサ分与器具取扱い装置であって、該器具内に配置されたプリント配線基板上の回路が、エラストマー性コネクタによって、該プリント配線基板の平面に概略平行な平面にある表示画面と、該プリント配線基板及び該表示画面の平面に概略平行である方向に延びている接点を有する、手動ボタン及びデータポートコネクタとに結合される装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のこれら及び他の多くの目的によれば、本発明は、乾燥剤材料がその中に配置された、対応する乾燥剤キャビティーとも流体連絡している、センサ保持キャビティー内にそれぞれ配置された、複数の血中グルコースセンサを包有する、概略円形をなすセンサパックを受け入れるよう適合させたセンサ分与器具に具体化される。該センサ器具は、上部ケース及び下部ケースを有し、該上部ケースと下部ケースとが、二枚貝の殻のようにして互いに相対的に回動できるため、センサパックをその中で用いるように位置させることができる、外側ハウジングを有する。ハウジング内にそのように配置したセンサパックによって、ハウジングの上部ケース上に配置された滑動アクチュエータ上の滑動ラッチが、表示/データ処理モード又は試験モードへの器具の設定を制御する。
【0012】
器具は、滑動ラッチをその表示モード、すなわち滑動アクチュエータ上の側位へと移動することによって、その表示モードに設定される。滑動アクチュエータを、器具ハウジングの後部付近のその待機位置から器具ハウジングの前端へと押すと、器具の使用者は、上部ケース内のディスプレイユニットに表示されるデータを視認し、及び/又は上部ケースの後部の手動ボタンを介して器具にデータを入力することができる。一方、滑動ラッチがその試験位置にあり、滑動アクチュエータを、その待機位置から器具ハウジングの前端付近のその試験位置へと押したとき、器具はその試験位置にある。滑動アクチュエータをその起動された、又は試験の位置へと押した際は、センサは、センサキャビティーの一つから放出されるため、その試験位置に置かれて、センサの試験端が、ハウジングの試験端から突出し、センサ上の接点が、外側ハウジングの上部の二枚貝シェル内に配置されたプリント配線基板のマイクロプロセッサ及び/又は他のデータ処理回路に結合される。その結果、試験しようとする血液に挿入したとき、センサから得られるデータを処理することができる。次いで、処理されたデータは、器具の上部ケース内のスクリーンに表示するか、又はその後、データポートコネクタを介して他の分析用機器に供給するために蓄えることができる。
【0013】
血液分析試験を完了したならば、滑動アクチュエータを、器具ハウジングの後部に向けて反対方向に、その待機位置へと移動する。滑動アクチュエータをその試験位置から元に戻すにつれて、センサが分与器具から取り外され、センサパックを前進(回転)させる結果、もう一つのセンサが、センサパックから放出され、実施しようとする次回の血中グルコース試験に用いることができる。
【0014】
分与器具は、分与器具ハウジングの上部二枚貝シェル部分の後部にデータポートコネクタに隣接して配置された、使用者が作動するボタンを更に有する。これらのボタンは、器具の使用者が、プリント配線基板上の電気部品にデータを入力するか、又は実施している試験に関する情報を得るのを可能にするために用いられる。実施された試験に関するデータが、プリント配線基板の電気回路に蓄積されたならば、このデータは、やはり器具ハウジングの上部二枚貝シェル部分の後部に取り付けられた、データポートコネクタを介して、他の監視用又はコンピュータ機器へと伝達することができる。
【0015】
手動ボタン、データポートコネクタ及び表示画面は、すべて、プリント配線基板の回路に電気的に結合されていなければならない。これらの部品の接続は、流体分与器具内の空間の限られた量の空間、及び表示画面とプリント配線基板とが概略平行な平面にあり、使用者のボタンのための接点とデータポートコネクタとがこれらの平面に概略平行である方向に延びていることから、かなり複雑である。これらの接続を達成するには、導電性の痕跡(trace)又はフィラメントをその三側面に有するエラストマー性コネクタを、表示画面とプリント配線基板との間に挟み、表示画面及びプリント配線基板の回路を、エラストマー性コネクタの二つの相対する側面と接触させ、使用者作動ボタン及びデータポートコネクタをエラストマー性コネクタの第三の側面で接触させる。好適実施態様では、エラストマー性コネクタは、一般的にはシリコーンスポンジゴムのコアからなり、U字形の金属フィラメントを該コアの周囲に巻き付けてある。金属フィラメント間の細かいピッチが、流体センサ分与器具内の限られた空間内で電気部品を結合するのに有効である、より導電性に富む経路を与える。
【0016】
【実施例】
ここで、より具体的に図面の図1〜4を参照するが、そこには、参照番号30によって一般的に指定され、本発明を具体化する血中グルコースセンサ分与器具が開示される。センサ分与器具30は、上部ケース34及び下部ケース36を有する外側ハウジング32を有する。上部ケース34は、下部ケース36に関して二枚貝の殻の様式で回動可能であるため、センサパック38(図9)をハウジング32内に置くことができる。センサパック38をハウジング32内に配置したならば、ハウジング32の上部ケース34の滑動アクチュエータ40を、上部ケース34の後端42に隣接する待機位置(図1〜4)から、上部ケース34の前端又は試験端44に隣接する作動又は試験位置へと移動することができる。
【0017】
滑動アクチュエータ40をその作動位置へと移動する際に、センサパック38が回転されるため、センサパック38内に配置された複数のセンサ46(図9)の一つが、センサパック38から放出され、上部ケース34の試験端44へと押し進められる。放出されたセンサ46が、試験端44から突出するその試験位置に留まったならば、センサ46の接点は、上部ケース34内に配置されたプリント配線基板50の電子回路(図5及び7では48として一般的に指定)に結合される。プリント配線基板50の回路48は、血中グルコース試験操作の際に生成されたデータを処理、記憶及び/又は表示画面52に表示するための、マイクロプロセッサなどを有してよい。
【0018】
血液分析試験が完了したならば、滑動アクチュエータ40を、上部ケース34の後端42に隣接するその待機位置へと反対方向に、手動で引き戻し、センサ46は、ハウジング32から除去することができる。センサパック38も回転されるため、センサパック38の基底部分56内に配置されたセンサキャビティー54A〜Jの次の一つを、次の血中グルコース試験操作に用いることができる。より詳細に下記で考察するとおり、センサ基底部分56は、個々のセンサキャビティー54A〜Jを密閉するために、箔57によって被覆されている。
【0019】
図1〜4に示したとおり、センサ分与ハウジング32の上部ケース34と下部ケース36とは、相補的であり、互いに関して回動するよう適合させた、概略円形をなす中空の容器である。上部ケース34及び下部ケース36は、下部ケース36から延伸し、上部ケース34の前端44の陥凹59(図5〜6)に掛かるラッチ58によって、図1〜4に示したようなそれらの密接な配置に保たれる。
【0020】
前に示したとおり、滑動アクチュエータ40は、上部ケース34に取り付けられ、図1、2及び4に示したような後端42付近の待機位置と、前端44に隣接する試験位置との間を滑動させることができる。滑動アクチュエータ40を前端44へと移動したときは、上部ケース34の頂部から表示画面52を視認することができる。滑動ラッチ60は、センサ分与器具30を使用する人による滑動ラッチ60及び滑動アクチュエータ40の運動を容易にする表面を与える、複数の隆起した瘤62を有し、滑動アクチュエータ40の運動を制御するのに用いられ、また器具30を二様の操作モードのうち一つに設定するのに用いられる。第一又は試験モードでは、滑動ラッチ60を、図1、2及び4に示したように定置する。第二又はデータ処理モードでは、滑動ラッチ60を、滑動アクチュエータ40の陥凹部域64内へと、滑動アクチュエータ40に対して側方に滑動させる。これに関して、滑動ラッチ60がその試験モードの位置にあるときの、前端44への滑動アクチュエータ40の移動は、表示画面52の賦活を招き、器具ハウジング32の上部ケース34の頂部から表示画面52を観察するのを可能にする。
【0021】
上部ケース34は、後部区画66に矩形の開口64(図6)を有する。表示画面52(開示の実施態様では、液晶ディスプレイユニットであってよい)は、ハウジング案内機構70内の矩形をなす開口68に配置される。ハウジング案内機構70は、適切な留め具(図示せず)によって上部ケース34内に保持されるが、該留め具は、上部ケース34の保持用の穴76で固定されるように、ハウジング案内機構70の固定用の穴72と、プリント配線基板50の切欠き74とを貫いて延びている。ハウジング案内機構70を上部ケース34にそのように固定することによって、表示画面52は、滑動アクチュエータ40を上部ケース34の後端42からその前端44へと移動させたときは、上部ケース34の外から開口64を介して視認することができる。液晶ディスプレイユニット52は、プリント配線基板50の電子回路48に結合される必要があり、より詳細に下記で考察するとおり、エラストマー性コネクタ78及び柔軟性コネクタ80を介してそのように結合される。
【0022】
器具30がそのデータ処理又は表示モードにあるとき、液晶ディスプレイユニット52に出現する表示は、上部ケース34の外部から接近できるように、上部ハウジングケース34の後端42から突出する手動ボタン82及び84によって制御される。例えば、ボタン82及び84を押し込んで、試験情報を視認及び/又は入力することができ、それは、液晶ディスプレイユニット52に表示されることになる。加えて、上部ケース34の後端42には、データポートコネクタ86をボタン82及び84の間に与えることができる。データポートコネクタ86も、上部ケース34の外部から接近できる。やはり下記で更に詳細に考察するとおり、ボタン82及び84とデータポートコネクタ86とは、エラストマー性コネクタ78を介してプリント配線基板50の電子回路48に結合される。
【0023】
上部ケース34は、電池ホルダスロット87(図5〜6)内に位置する電池ホルダ(図示せず)内に保持される電池(図示せず)も包有する。電池は、プリント配線基板50の回路48、及び液晶ディスプレイユニット52を包含する、器具30内の電子部品に電力を与える。
【0024】
センサパック38は、円形をなす基底部分56、及び対応して形作られた箔57で形成される。センサキャビティー54A〜Jは、基底部分56の陥凹として形成され、センサキャビティー54A〜Jは、それぞれ、センサ46の一つを収容するのに適合させてある。センサキャビティー54A〜Jは、それぞれ、対応する乾燥剤キャビティー88A〜Jの一つと流体連絡している。乾燥剤キャビティー88A〜Jは、それぞれ、対応するセンサキャビティー54A〜Jの一つに隣接する基底部分56の小さな陥凹で形成される。乾燥剤材料は、センサキャビティー54A〜Jが、適切な湿度レベルに保たれる結果、特定のセンサスロット54A〜Jに配置されたセンサ46内の試薬材料が、使用される前に不都合に影響されないことを確保するために、乾燥剤キャビティー88A〜J内に配置される。この乾燥剤材料は、材料の小袋若しくは丸いビーズの形態、又は乾燥剤キャビティー88A〜J内に容易に配置できるその他のいかなる形態であってもよいと思われる。乾燥剤キャビティー88A〜Jのそれぞれに入れるそのような乾燥剤材料の量は、センサキャビティー54A〜Jを乾燥状態に保つのに要する量に依存することになる。
【0025】
切欠き90は、基底部分56の外周縁沿いに形成される。箔57を基底部分56に密着させたとき、箔57の外周縁沿いの切欠き92は、切欠き90と整合されて、そのために、センサパック38の外周縁沿いに完全な一連の切欠きを形成することになる。切欠き90及び92によって形成される切欠きは、それぞれ、滑動アクチュエータ40が、上部ケース34の後端42付近のその待機位置へと戻される際に、これらの切欠きが、センサパック38を前進(回転)させるのに用い得るように、基底部分56のセンサキャビティー54A〜Jの一つに関連付けられる。
【0026】
箔57は、基底部分56の頂部を覆うよう、また箔57の外周縁全体に沿って基底部分56の外周縁に加熱密着させることによって、基底部分に固定されるよう適合される。箔57は、センサ保持キャビティー54A〜Jと乾燥剤キャビティー88A〜Jとの各セットの周辺全体の周囲にも加熱密着させて、個々のセンサ46が、乾燥状態に保たれ、互いに隔離されるように、センサ保持キャビティー54A〜J、及び乾燥剤キャビティー88A〜Jを密閉する。その結果、センサキャビティー54A〜Jの一つの開放は、他のセンサキャビティー54A〜Jのいずれの乾燥状態にも影響することがない。
【0027】
センサパック38のキャビティー54A〜Jに配置されたセンサ46に関して示したとおり(図9)、センサ46は、それぞれ、センサ46の前端の試験端94から、センサ46内に配置された生物学的感知又は試薬材料へと延びている毛細管が与えられている。センサ46の試験端94を流体(例えば、人の指を穿刺した後で指に蓄積される血液)に入れたとき、流体の一部が、毛管作用によって毛細管に吸い込まれるため、試験するのに充分な量の流体が、センサ46に吸い込まれる。次いで、流体は、センサ46内の試薬材料と化学的に反応する結果、試験しようとする血液の血中グルコースレベルを示す電気信号が、プリント配線基板50の電気回路48に結合させた接点96に与えられる。
【0028】
血中グルコースを試験するために、センサ分与器具30を人が使用するには、器具30は、開放される結果、器具ハウジング32の上部ケース34の内部にセンサパック38を挿入できることが必要である。器具30は、ラッチ58を、上部ケース34の陥凹59内のその留める位置から移動させることによって、開放される。ラッチ58をそのように解放することによって、下部ケース36は、上部ケース34から振り外し、以前に用いたセンサパック38を除去し、かつ新たなセンサパック38を上部ケース34に位置させることができる。センサパック38をそのように設置することによって、下部ケース36は、上部ケース34へと振り込み、ラッチ58を陥凹59内に回動することによって、上部ケース34に留めることができる。
【0029】
上部ケース34と下部ケース36とを留め合わせることによって、滑動ラッチ60を操作して、センサ分与器具30をその表示若しくはデータ処理モード又はその試験モードのいずれかに設定することができる。例えば、滑動ラッチ60は、器具30の縦軸に対して側方に、陥凹64内に移動して、器具30をその表示モードに設定することができる。滑動ラッチ60をこのようにして側方に移動したとき、前端44への滑動アクチュエータ40の移動は、センサ分与器具30が、その表示モードへと賦活されることを招く。加えて、前端44への滑動アクチュエータ40の移動は、液晶ディスプレイユニット52を、上部ケース34の上方から視認できることを可能にする。センサパック38と、実施された試験とに関する情報は、液晶ディスプレイユニット52に表示することができる。表示される情報は、上部ケース34の後端42から突出するボタン82及び84の作動によって制御することができる。ボタン82及び84は、液晶ディスプレイユニット52の表示に従って、プリント配線基板50の回路48に情報を入力するためにも用いられる。
【0030】
センサ分与器具30の使用者が、情報の取得又はデータの入力を完了したときは、滑動ラッチ60から突出している瘤62を押すことによって、滑動アクチュエータ40を上部ケース34の後端42へと戻す。次いで、器具30は、そのオフ又は待機の状態にあることになる。滑動アクチュエータ40が、その充分に引き戻された、待機の位置にあると、滑動アクチュエータ40は、液晶ディスプレイユニット52を再び覆い、滑動ラッチ60は、図面の図1に示したようなその正常の位置へと、側方に戻すことができる。
【0031】
センサ分与器具30の主要な用途は、血中グルコース試験に関してである。そのような試験を実施しようとするときは、器具30の使用者は、滑動ラッチ60の瘤62を押し付けて、滑動アクチュエータ40を、後端42付近のその待機位置から前端又は試験端44へと滑動させる。滑動アクチュエータ40を試験端44へと移動する際に、センサ分与器具30は、その試験モードに設定される。
【0032】
滑動アクチュエータ40の前方への移動は、センサ46の一つが、上部ケース34内に設置されたセンサパック38のセンサキャビティー88A〜Jの一つから放出されることを招く。放出されたセンサ46は、センサ46の前端又は試験端94が、ラッチ58を貫いて上部ケース34の前端44から突出するまで、上部ケース34内を案内される。センサ46がその試験の位置に至ったならば、センサ46の試験端94は、流体、例えば、人の指を穿刺した後で指に蓄積される血液に入れることができる。流体は、センサ46に吸収され、センサ46内の試薬材料と化学的に反応する結果、試験している血液中の血中グルコースレベルを示す電気信号が、接点96、及びプリント配線基板50の電気回路48へと与えられる。
【0033】
血液分析試験を完了したならば、器具30の使用者が、滑動ラッチ60から突出する瘤62を押し付けることによって、滑動アクチュエータ40を、上部ケース34の前端44から後端42へと移動させる。滑動アクチュエータ40が後端42へと移動する際に、センサパック38が、切欠き90、92によって回転されて、別のセンサキャビティー54A〜Jを適正に整合させるため、センサパック38内の別のセンサ46は、センサパック38から放出され、別の試験操作に用いることができる。
【0034】
認識できるとおり、センサ分与器具30は、大きさが比較的コンパクトであることを必要とする結果、分与器具30の使用者が容易に携帯かつ取扱いできる。にも拘らず、センサ分与器具30は、その中に配置されたセンサパック38を前進(回転)させ、センサ46の個別化された一つを、センサパック38の個別化されたセンサキャビティー54A〜Jから放出し、そして放出されたセンサ46を試験位置へと移動するのに要する機械的要素を内包する必要がある。加えて、器具30は、プリント配線基板50上にマイクロプロセッサその他のデータ処理回路48を有して、試験操作の際にセンサ46が発生するデータを取得し、実施されている試験に関する情報を与えるために、手動ボタン82及び84からの入力を処理し、そして蓄積された情報を表示画面52に与え、及び/又は、蓄積された情報を、データポートコネクタ86を介してその他の分析用又はコンピュータ機器に与えなければならない。
【0035】
プリント配線基板50上のデータ処理回路48は、表示画面52はもとより、手動入力ボタン82及び84、並びにデータポートコネクタ86にも結合する必要がある。比較的コンパクトな大きさの流体センサ分与器具30で利用できる限られた量の空間内に、これらの部品をそのように結合するには、エラストマー性コネクタ78を用いて、表示画面52、手動ボタン82及び84、並びにデータポートコネクタ86からデータ処理回路48への電気的接続を与える。
【0036】
図7〜8に特に示したとおり、プリント配線基板50と表示画面52とは、概略平行な平面に置き、コネクタ78及び80をプリント配線基板50と表示画面52との間に、表示画面52をプリント配線基板50からやや離れた間隔に保つように挟む。表示画面52は、相対する縁98及び100に沿って回路痕跡又は接点を有する、概略扁平な液晶ダイオードディスプレイである。図8に示したとおり、コネクタ78の側面78Aは、縁98の回路痕跡と接触し、コネクタ80の側面80Aは、縁100の回路痕跡と接触している。コネクタ78の反対側の側面78Bは、プリント配線基板50上の回路痕跡と辺縁部域102沿いに接触し、コネクタ80の反対側の側面80Bは、プリント配線基板50上の別の回路痕跡と部域104沿いに接触している。そのため、コネクタ78及び80は、表示画面52とプリント配線基板50とに挟まれて、表示画面52及びプリント配線基板50が、エラストマー性コネクタ78及び80に圧迫する力を加え、コネクタ78及び80が、表示画面52及びプリント配線基板50に、表示画面52をプリント配線基板50上の電気回路48に電気的に結合するのに充分な接触を生起するようにする。
【0037】
コネクタ78は、更に、手動ボタン82及び84、並びにデータポートコネクタ86を、プリント配線基板50の辺縁部域102沿いの回路痕跡に電気的に結合する。ボタン82は接点106を有し、ボタン84は接点108を有し、そしてデータポートコネクタ86は接点110を有する。接点106又は108は、通常、コネクタ78の側面78Cから離れた間隔に置かれ、プリント配線基板50上の電気部品48に情報を入力するか、又はそれらから情報を得るために、器具30の使用者が、そのそれぞれのボタン82及び84を押し込んだとき、コネクタ78の側面78Cのみと接触することになる。一方、データポートコネクタ86から張り出した接点110は、通常は、コネクタ78の側面78Cと接触している結果、モジュール式電話ジャック型のコネクタであってよいデータポートコネクタ86は、通常は、プリント配線基板50上の電気部品48に結合されている。
【0038】
プリント配線基板50とのボタン82及び84、データポートコネクタ86並びに表示画面52の相互接続に利用できる空間が、比較的限られているため、コネクタ78は、過剰量の空間を占めることなくこれらの部品間に取り付ける必要があり、その上に、平行な平面にある表示画面52とプリント配線基板50とを結合し、かつ、表示画面52とプリント配線基板50との平面に一般的には平行である方向に、それぞれボタン82及び84から延びている接点106及び108、並びにデータポートコネクタ86から延びている接点110を結合する必要もある。
【0039】
利用できる限られた空間内でこれらの接続を達成するには、コネクタ78は、一般的にはシリコーンスポンジゴムのコア112を有し、接触側面78A及び78Bが、一般的には平行な平面にあり、かつ接触側面78Cが、側面78A及び78Bの平面と一般的には直角をなす、エラストマー性コネクタである。図10に示したとおり、僅かな半径と、概略U字形の金属の導電性痕跡又はフィラメント114(そのいくつかを図10に示す)とを有する側面78Cの辺縁が、少なくとも側面78A、78B及び78Cで、コア112の周囲に延びている。その結果、コネクタ78は、コネクタ78の異なる3側面にある部品(すなわち、表示画面52、プリント配線基板50並びに接点106、108及び110)の結合を可能にする。その上、金属フィラメント間の細かいピッチは、表示画面52、ボタン82及び84から張り出す接点106及び108、並びにデータポートコネクタ86から延びている接点110を、プリント配線基板50の辺縁部域102の電気的痕跡に結合するための、より導電性に富む経路を与える。コネクタ78をスポンジゴム物質から形成することは、表示画面52がコネクタ78の側面78Aに、またプリント配線基板50がコネクタ78の側面78Bに及ぼす力によって、コネクタ78を、表示画面52とプリント配線基板50との間に挟み、それによって、それらの間の位置に保持するのを可能にする。その結果、コネクタ78も、接点106、108及び110に対して定位置に保たれるため、信頼できる接触が、表示画面52、プリント配線基板50、並びに接点106、108及び110の間に、空間消費的なホルダ類又は保持具類の必要性なしに保たれる。
【0040】
コネクタ78として用い得るエラストマー性コネクタの一種は、信越化学のシンフレックスGBUコネクタ(Shin-Flex GBU connector)である。そのようなコネクタは、軟質シリコーンゴムのコア112を有し、U字形金属フィラメント114が、金メッキした真鍮で作成され、コア112に巻き付けてある。この特定のコネクタの利点の一つは、フィラメント114は、直径が0.04mmにすぎず、0.10mmにすぎないピッチ又は間隔を有するため、接点106、108及び110、並びに表示画面52の回路を、プリント配線基板50の回路48に容易に結合できることである。
【0041】
一方、コネクタ80は、表示画面52の縁100で、痕跡をプリント配線基板50に結合することのみを要するにすぎない。そのような表示画面52をプリント配線基板50に結合するのに用い得るコネクタは、信越化学のシンフレックスSSコネクタ(Shin-Flex SS connector)である。このコネクタは、軟質シリコーンゴムの二壁に挟まれた非導電性の固体シリコーンゴムと導電性のそれとが交互するセグメントからなる。この種のコネクタの利点は、表示画面52とプリント配線基板50との間に保つのに空間消費的な保持具などを必要とせず、また軟質シリコーンゴム絶縁壁のため、信頼できる接触を生起するのに僅かな圧力のみを要するにすぎないことである。
【0042】
本発明は、例示された実施態様の詳細を参照して説明されたが、これらの詳細は、付記のクレームに定義された限りでの発明の範囲を限定するものではない。例えば、器具30は、血中グルコース以外の流体を試験するのに用い得る。実際には、器具30は、試薬材料を用いて分析できるいかなる種類の化学的流体に関連しても、用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化する血中グルコースセンサ分与器具の平面図である。
【図2】図1の血中グルコースセンサ分与器具の側面図である。
【図3】図1の血中グルコースセンサ分与器具の底面図である。
【図4】図1の血中グルコースセンサ分与器具の背面図である。
【図5】図1の血中グルコースセンサ分与器具の上部ハウジングの一部の分解透視図であって、手動ボタン、データポートコネクタ、プリント配線基板、表示画面、及びこれらの部品をともに結合するコネクタを示すために、上部ハウジングの下側から眺めたものである。
【図6】図1の血中グルコースセンサ分与器具の上部ハウジングの一部の分解透視図であって、手動ボタン、データポートコネクタ、ハウジング案内機構に取り付けられた表示画面、及びこれらの部品をプリント配線基板(図6には示さず)上の電子回路に結合するコネクタを示すために、上部ハウジングの下側から眺めたものである。
【図7】図1の血中グルコースセンサ分与器具からの部品の分解透視図であって、手動ボタン、データポートコネクタ、プリント配線基板、表示画面、及びこれらの部品をともに結合するコネクタを示したものである。
【図8】図1の血中グルコースセンサ分与器具からの部品の側面断面図であって、手動ボタン、プリント配線基板、表示画面をコネクタによってともに結合する方式を示したものである。
【図9】図1の血中グルコースセンサ分与器具に用いるセンサパックの分解透視図であって、センサパックの箔の部分をセンサパックの基底部分から分離し、センサを各センサキャビティー内に配置してあることを示したものである。
【図10】手動ボタン、データポートコネクタ、プリント配線基板及び表示画面を、図1の血中グルコースセンサ分与器具内でともに結合するのに用いる、図5〜7に示したコネクタの一部の透視図である。
【符号の説明】
30:センサ分与器具
32:外側ハウジング
34:上部ケース
36:下部ケース
38:センサパック
40:滑動アクチュエータ
42:上部ケースの後端
44:上部ケースの前端
46:センサ
48:データ処理回路
50:プリント配線基板
52:表示画面
54:センサキャビティー
56:センサパックの基底部分
57:箔
58:ラッチ
59:上部ケース前端の陥凹
60:滑動ラッチ
62:滑動ラッチの瘤
64:滑動アクチュエータの陥凹
66:上部ケースの後部区画
68:矩形の開口
70:ハウジング案内機構
72:固定用の穴
74、90、92:切欠き
76:保持用の穴
78:エラストマー性コネクタ
80:柔軟性に富むコネクタ
82、84:手動ボタン
86:データポートコネクタ
87:電池ホルダスロット
88:乾燥剤キャビティー
94:センサの試験端
96、106、108、110:接点
98、100:表示画面辺縁の棚
102:プリント配線基板の辺縁部域
104:プリント配線基板の一部域
Claims (12)
- センサパック内に保持された、流体試験の際に電気的データを発生する複数の流体センサを扱うためのセンサ分与器具(sensor dispensing instrument)であって、
外側ハウジングと;
該ハウジング内の、情報を表示するための表示手段と;
該ハウジング内に、該表示手段に隣接して配置され、該センサが発生した該電気的データを受けとるためのデータ処理手段をその上に有する回路手段と;
該ハウジングの外から接近でき、該回路手段と電気的に結合されるデータ手段と;
該表示手段と該回路手段との間に、かつ該データ手段に隣接して配置された、該表示手段及び該データ手段を該回路手段に結合するための柔軟なコネクタ手段とを含み、
該コネクタ手段は、軟質のコア、および、少なくとも第一側面、及び反対側の第二側面、並びにそれらの間を延びている第三側面に導体を有し、該コネクタ手段上の該導体が、該コアの該第一、第二及び第三側面の周囲を延びている複数の導電性フィラメントを有しており、
該表示手段が、該コネクタ手段の該第一側面に電気的に結合され、
該回路手段は、該コネクタ手段の該第二側面に電気的に結合され、
そして該データ手段は、該コネクタ手段の該第三側面に電気的に結合されているセンサ分与器具。 - 該軟質のコアが、軟質シリコーンゴムであり、該導電性フィラメントが、金属製の、概略U字形の導体である、請求項1記載のセンサ分与器具。
- 該表示手段及び該回路手段が、概略平行な平面にあり、該コネクタ手段が、該表示手段と該回路手段との間に保持され、かつそれらを電気的に結合するように、該コネクタ手段が、該表示手段と該回路手段とに挟まれている、請求項1記載のセンサ分与器具。
- 該データ手段が、該表示手段及び該回路手段の平面に概略平行である方向にそれから延びている接点を有し、該コネクタ手段の第三側面が、該コネクタ手段の該第一及び第二側面に対して概略直角をなす、請求項3記載のセンサ分与器具。
- 該表示手段と該回路手段とに挟まれた別の柔軟性コネクタを有し、そして該表示手段と該回路手段との間の電気的結合を与え、該別のコネクタ及び該コネクタ手段が、該表示手段の相対する辺縁に配置されている、請求項3記載のセンサ分与器具。
- 該表示手段が液晶ディスプレイである、請求項1記載のセンサ分与器具。
- 該回路手段が、データ処理手段をその上に有するプリント配線基板である、請求項1記載のセンサ分与器具。
- 該データ手段が、情報を該回路手段に入力するか、又は情報を該回路手段から取得するための、複数の手動のボタンである、請求項1記載のセンサ分与器具。
- 該データ手段が、該コネクタ手段を介して該回路手段に結合される電気的コネクタを有する、請求項1記載のセンサ分与器具。
- センサパック内に保持された、流体試験の際に電気的データを発生する複数の流体センサを扱うためのセンサ分与器具であって、
外側ハウジングと;
概略扁平であり、そして第一平面にある、情報を表示するための該ハウジング内の表示手段と;
該表示手段に隣接して該ハウジング内に配置され、該センサが発生する該電気的データを受けとるためのデータ処理手段をその上に有し、概略扁平であり、そして概略該第一平面に平行である第二平面にあるプリント配線基板と;
該ハウジングの外から接近でき、該プリント配線基板上の該データ処理手段と電気的に結合されるデータ手段と;
該表示手段と該プリント配線基板との間に、かつ該データ手段に隣接して配置された、該表示手段及び該データ手段を該プリント配線基板上の該データ処理手段に結合するためのエラストマー性コネクタとを含み、
該エラストマー性コネクタは、軟質ゴムのコア、および、少なくとも第一側面、及び反対側の第二側面、並びにそれらの間を延びている第三側面に導体を有し、該コネクタ上の該導体が、該コアの該第一、第二及び第三側面の周囲を延びている複数の導電性フィラメントを有しており、
該表示手段が、該コネクタの該第一側面に電気的に結合され、
該データ処理手段は、該コネクタの該第二側面に電気的に結合され、
そして該データ手段は、該コネクタの該第三側面に電気的に結合されているセンサ分与器具。 - 該エラストマー性コネクタが、該表示手段及び該プリント配線基板によって、圧力が該コネクタに対して加えられ、それによって該コネクタを該表示手段と該プリント配線基板との間に保持するように、該表示手段と該プリント配線基板とに挟まれている、請求項10記載のセンサ分与器具。
- 該表示手段と該回路手段とに挟まれた別の柔軟性コネクタを有し、そして該表示手段と該回路手段との間の電気的結合を与え、該別のコネクタ及び該エラストマー性コネクタが、該表示手段の相対する辺縁に配置されている、請求項11記載のセンサ分与器具。
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