JP4157097B2 - 排気ガス再循環装置 - Google Patents
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Description
かかるEGR装置においては、排気ガスの一部を吸気系へ戻す箇所に通常、弁を設け、その開度を調整することで、排気ガスの吸気系への帰還量を調整するものとしている。かかる弁は、一般には、電気制御による容易性等の観点から電気式のいわゆる電磁弁を用いるのが好適であり、そのような構成の装置が多数提案されている(例えば、特開2002−285888号公報等参照)。
ところで、EGR装置における排気ガスの帰還量調整のために電磁弁を用いた場合、電磁弁の温度特性がその帰還量の制御精度に影響を受けるという問題がある。すなわち、電磁弁を構成する電磁コイルは、一般に抵抗成分を有するが、この抵抗成分が雰囲気温度、また、電磁コイル自体の温度によって変化し、その結果、通電電流の変化を招き、それが弁開度、換言すれば、排気ガスの帰還量に影響を与えることとなる。このような問題は、モータ駆動式の弁においても同様に起こり得る問題である。
このような電磁コイルにおける電流変化に対処する方策として、典型的なものとしては、例えば、実際の電流値を検出してフィードバック制御により、本来の値となるよう通電量を変える方法が考えられる
また、フィードバック制御を用いないものとしては、例えば、コイル温度の推定値を所定の演算式により求め、その推定値に応じてコイルへの通電量を調整する方法が公知・周知となっている(例えば、特開2001−214766号公報等参照)。
しかしながら、例えば、電磁コイルの通電回路の共通化等のために、そのようなフィードバック制御のための回路を新たに追加することができない状況化において、電流値検出によるフィードバック制御を用いることなく電磁コイルの電流変化を抑圧することが求められる場合があり、上述した前者の方法では、必ずしも万全な方法ではない。
また、上述した後者の方法の場合、コイル温度の推定値だけに基づく電流補正であり、電磁コイルに流れる電流の変動を招くような他の要因がある場合には不十分である。
本発明の目的は、フィードバック制御を用いることなく、比較的簡易な構成で、電気制御式バルブの駆動電流の調整を精度良く行うことのできる排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法及び排気ガス再循環装置を提供するを提供することにある。
本発明の他の目的は、電気制御式バルブの安定した通電駆動が可能となる排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法、電気制御式バルブの駆動制御プログラム及び排気ガス再循環装置を提供することにある。
排気ガス再循環装置において排気ガスの吸気側への帰還量調整のために用いられる電気制御式バルブの駆動制御方法であって、
目標とする排気ガスの帰還量に相当する変数に対して前記電気制御式バルブの駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ変換マップにより、目標とする排気ガスの帰還量に相当する変数に対する駆動デューティを求める一方、
バッテリ電源とエンジン冷却水温とから前記駆動デューティに対する補正値が得られるよう予め設定されてなるデューティ補正マップにより、検出されたバッテリ電圧とエンジン冷却水温とに対する補正値を求め、当該補正値と前記駆動デューティとに基づいて前記電気制御式バルブ駆動のための新たな駆動デューティを求めて、当該新たな駆動デューティにより前記電気制御式バルブの駆動を行うよう構成されてなるものが提供される。
かかる構成においては、予め実験等に結果に基づいて設定されたデューティ変換マップにより駆動デューティのいわば標準の値を求め、それに、駆動電流変動の主たる要因となるバッテリ電圧とエンジン冷却水温とに基づく補正を加え、補正された駆動デューティを電気制御式バルブの駆動に用いるようにしたので、フィードバック制御によることなく、従来に比してより精度のよい駆動電流の制御が可能となるものである。
本発明の第2の形態によれば、
排気ガス再循環装置において排気ガスの吸気側への帰還量調整のために用いられる電気制御式バルブの駆動制御方法であって、
前記電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求め、前記電気制御式バルブを当該駆動デューティで駆動するよう構成されてなるものが提供される。
かかる構成においては、予め実験等に結果に基づく所定の目標駆動電流処理によって得られた目標駆動電流と、駆動電流変動の主たる要因となるバッテリ電圧と、電磁コイルの推定抵抗値とからデューティ決定マップにより駆動デューティが求められるが、このデューティ決定マップから求められる駆動デューティを、予め温度変化による補正を加味したものとすることで、フィードバック制御によることなく、従来に比してより精度のよい駆動電流の制御が可能となるものである。
本発明の第3の形態によれば、排気ガス再循環装置において排気管の途中に設けられた排気タービンの入出力口を連通するようにタービン用連通管が設けられ、当該タービン用連通管における排気ガスの通過量調整のために用いられるタービン用電気制御式バルブの駆動制御方法であって、
前記タービン用電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記タービン用電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記タービン用電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求め、前記タービン用電気制御式バルブを当該駆動デューティで駆動するよう構成されたものが提供される。
本発明の第4の形態によれば、エンジンの排気ガスの吸気側への帰還量を電気制御式バルブの駆動により調整可能に構成されてなる排気ガス再循環装置であって、
目標とする排気ガスの帰還量に相当する変数の入力に対して、前記電気制御式バルブの駆動デューティを出力する基本駆動デューティ出力手段と、
入力されたバッテリ電圧及びエンジン冷却水温から前記駆動デューティの補正値を出力する補正値出力手段と、
前記補正値出力手段から得られた補正値と前記基本駆動デューティ出力手段から得られた駆動デューティとに基づいて新たな駆動デューティを求める補正駆動デューティ算出手段と、
前記補正駆動デューティ算出手段の算出値に基づいて前記電気制御式バルブを駆動を行う駆動手段と、を具備してなる排気ガス再循環装置が提供される。
本発明の第5の形態によれば、エンジンの排気ガスの吸気側への帰還量を電気制御式バルブの駆動により調整可能に構成されてなる排気ガス再循環装置であって、
前記電気制御式バルブの駆動デューティを演算算出する電子制御部と、
前記電子制御部からの駆動デューティに基づいて前記電気制御式バルブへの通電駆動を行う駆動回路とを具備してなり、
前記電子制御部は、
前記電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求めて前記駆動回路へ出力するよう構成されてなる排気ガス再循環装置が提供される。
本発明の第6の形態によれば、排気管の途中に設けられた排気タービンの入出力口を連通するようにタービン用連通管が設けられ、当該タービン用連通管における排気ガスの通過量調整のために用いられるタービン用電気制御式バルブが設けられてなる排気ガス再循環装置であって、
前記タービン用電気制御式バルブの駆動デューティを演算算出する電子制御部と、
前記電子制御部からの駆動デューティに基づいて前記タービン用電気制御式バルブへの通電駆動を行う駆動回路とを具備してなり、
前記電子制御部は、
前記タービン用電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記タービン用電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記タービン用電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求め、前記タービン用電気制御式バルブを当該駆動デューティで駆動するよう構成されてなる排気ガス再循環装置が提供される。
図2は、図1に示された排気ガス再循環装置に用いられる排気ガス再循環用バルブの構成例を示す構成図である。
図3は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置の第1の構成例における電子制御部を中心とする構成部分の構成例を示す構成図である。
図4は、図3に示された第1の構成例における演算処理の内容を説明する説明図である。
図5は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置の第2乃至第4の構成例に共通の基本構成部分の構成例を示す構成図である。
図6は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置の第2乃至第4の構成例に共通の駆動デューティ演算処理の基本手順を説明する説明図である。
図7は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置の第2の構成例におけるEGR/ブースト演算処理の具体的な内容を説明する説明図である。
図8は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置の第3の構成例におけるEGR/ブースト演算処理の具体的な内容を説明する説明図である。
図9は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置の第4の構成例における排気ガス再循環装置の全体構成例を示す構成図である。
図10は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置の第4の構成例におけるEGR/ブースト演算処理の具体的な内容を説明する説明図である。
図11は、排気ガス再循環用バルブとして電気制御式バルブの一つであるモータ駆動式バルブを用いた場合の排気ガス再循環用バルブの基本的構成例を示す構成図である。
図12は、モータ駆動部の回転を直接利用して排気ガス再循環用バルブの弁開閉を行う場合の概略構成例を示す一部断面を含む構成図である。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における排気ガス再循環(Exhaust gas Recirculation)装置の全体の概略構成について、図1を参照しつつ説明する。
この排気ガス再循環装置(以下「EGR装置」と言う)は、詳細は後述するが電気制御式バルブとしての電磁バキューム調整バルブ(図1においては、「EVRV」と表記)12の駆動方法が従来と異なる点を除けば、その基本的な構成は公知・周知のものである。すなわち、例えば、ディーゼルエンジンを用いたエンジン1には、燃焼のために必要な空気を取り入れる吸気管2が、インテーク・マニホールド(図示せず)に、また、エンジン1からの排気ガスを排気するための排気管3が、エキゾースト・マニホールド(図示せず)に、それぞれ接続されて設けられている。
そして、吸気管2の途中の適宜な位置には、圧縮機4が設けられており、吸入空気の空気圧を高くしてエンジン1へ送り込めるようになっている。この圧縮機4は、排気管3の途中に設けられた排気タービン5と、回転軸(図示せず)が相互に連結されており、排気ガスによって回転する排気タービン5の駆動力によって圧縮機4が回転駆動されるようになっている。
この圧縮機4の入口側の吸気管2の適宜な部位には、吸入空気量を検出するための公知・周知の構成を有してなる吸気センサ6が設けられている。
一方、圧縮機4の出力側においてはインタークーラ(図1においては「IC」と表記)7が設けられており、圧縮により上昇した吸気温度の低下が図られている。さらに、このインタークーラ7の出口側においては、吸気温度センサ8及びブースト圧センサ9が設けられたものとなっている。
また、吸気管2と排気管3は、圧縮機4及び排気タービン5と、エンジン1との間の適宜な部位で、連通管10が設けられて相互に連通するようになっていると共に、この連通管10の途中に、排気ガス再循環用バルブ11が設けられており、この排気ガス再循環用バルブ11の開度調整により排気管3からの排気ガスの吸気管2への帰還量が決定されるようになっている。本発明の実施の形態においては、排気ガス再循環用バルブ11は、外部から導入される負圧の大きさによってバルブ開度(弁開度)が変化するいわゆる負圧式のもので、導入負圧の調整のために電磁バキューム調整バルブ12が用いられるようになっている。
図2には、本発明の実施の形態における排気ガス再循環用バルブ11の具体的な構成例が示されており、以下、同図を参照しつつこの構成例について説明する。
この排気ガス再循環用バルブ11は、負圧を利用した公知・周知のいわゆるダイヤフラム弁となっている。
すなわち、排気ガス再循環用バルブ11は、ダイヤフラム室13を有し、このダイヤフラム室13内には、室内を二分するようにダイヤフラム14が設けられており、その一方の面側においては、コイルばね15が設けられており、ダイヤフラム14は、このコイルばね15によって反対方向(コイルばね15が設けられたダイヤフラム14の面と反対側の面方向)へ付勢されるようになっている。また、このコイルばね15が設けられた部屋13aは、バキュームチューブ16を介して電磁バキューム調整バルブ12により負圧が導入されるようになっている(詳細は後述)。
また、ダイヤフラム14の他方の面側には、弁棒17が取着されており、ダイヤフラム室13を貫通し、このダイヤフラム室13に隣接して設けられた排気導入室18において、その先端には弁体19が取着されたものとなっている。
排気導入室18は、排気導入口18aと排気出口18bとが設けられ、排気導入口18aは、排気管3側に、排気出口18bは、吸気管2側に、それぞれ位置するように連通管10に接続されるものとなっている。
そして、排気導入口18aの近傍には、通孔20aを有する仕切板20が設けられ、この通孔20aには、ダイヤフラム室13の負圧の調整加減により弁体19が着座、離間可能となっている。
電磁バキューム調整バルブ12は、図示されない電磁コイルを有し、その通電電流の制御により排気ガス再循環用バルブ11への負圧の導入加減を調整できるようになっている公知・周知の構成を有してなるものである。すなわち、電磁バキューム調整バルブ12は、大気導入のための大気入力ポート21aと、先のバキュームチューブ16が接続されて負圧出力がなされる負圧出力ポート21bと、図示されないバキュームポンプが接続されて負圧の入力がなされるための負圧入力ポート21cとを有するものとなっている。また、電磁バキューム調整バルブ12は、その内部に設けられた電磁コイルへの通電量を調整することにより、図示されない部材が電磁力により変位されて、負圧出力ポート21bからの負圧出力が調整されるよう構成されているものである。
そして、この電磁コイルへの通電制御は、電子制御部(図2においては「ECU」と表記)31によって制御されるものとなっている。この電子制御部31は、車両のエンジン駆動制御、燃料噴射制御等の種々の制御を行うようになっているもので、いわゆるマイクロコンピュータを中心に構成されてなり、エンジン駆動制御等のそれぞれの制御プログラムを実行し、必要な制御が実現されるようになっているものである。
上記した構成は、以下、詳述する第1乃至第3の構成例に共通する基本的な部分である。
次に、排気ガス再循環装置における電気制御式バルブ制御の第1の構成例について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
まず、電子制御部31を中心とする構成について、図3を参照しつつ説明すれば、この第1の構成例は、バッテリ電圧と、エンジン1の冷却水の温度(エンジン冷却水温)を検出する水温センサ25により検出された水温とが電子制御部31に入力されて、これら入力データに基づいて、次述するような電磁バキューム調整バルブ12の駆動制御が行われるようになっている。
すなわち、この第1の構成例においては、電子制御部31の図示されない記憶部には、基本駆動デューティ出力手段としてのデューティ変換マップ41と、補正値出力手段としてのデューティ補正マップ42とが記憶されている(図4参照)。
デューティ変換マップ41は、電磁バキューム調整バルブ12の負圧出力ポート21bへ出力を所望する負圧の値(以下、「目標EVRV出力」と言う)を基に、これを出力するに電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルへ印加すべき繰り返し駆動パルス信号の駆動デューティが決定され出力されるものである。このデューティ変換マップ41は、実験やシュミレーション等に基づいて定められるのが好適である。なお、目標EVRV出力に代えて、例えば、排気ガス再循環用バルブ11の目標通過空気量としても好適である。目標EVRV出力、目標通過空気量のいずれにしても、換言すれば、実質的に目標とする排気ガスの帰還量を表すものと言うことができるものである。
ここで、目標EVRV出力は、詳細は省略するが電子制御部31内において実行される排気ガス再循環制御プログラムによって決定されるものである。すなわち、このプログラムにおいては、エンジン1の駆動状況等のデータに基づいて必要とされる排気ガス再循環量が求められ、さらに、その排気ガス再循環量を得るために電磁バキューム調整バルブ12の負圧出力ポート21bに必要とされる負圧の値が、目標EVRV出力として求められるようになっているものである。
なお、本発明の実施の形態における電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルの通電量は、繰り返し駆動パルスのデューティ比制御によって調整されるものであるとする。すなわち、電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルへの通電は、駆動手段としての駆動回路(図3においては「DRV」と表記)26によって行われるが、この駆動回路26は、電子制御部31から入力される駆動デューティに基づいて、電磁コイルへの通電と非通電とをパルス的に交互に繰り返し行い、その際の通電期間と非通電期間との時間比の大きさによって、電磁コイルの通電量、換言すれば、電磁バキューム調整バルブ12からの負圧出力の大きさが定まるようになっているものである。
一方、デューティ補正マップ42は、先に述べたように電子制御部31に入力された車両のバッテリ(図示せず)の電圧、すなわち、バッテリ電圧と、エンジン冷却水の水温とに基づいて、先のデューティ変換マップ41により求められた駆動デューティに対する補正係数を求めるためのもので、デューティ変換マップ41同様、実験やシュミレーション等に基づいて定められるのが好適である。
電子制御部31において、上述のようにデューティ変換マップ41により求められた駆動デューティに対して、デューティ補正マップ42により求められた補正係数が乗ぜられて補正され、電磁バキューム調整バルブ12への通電電流の雰囲気温度やバッテリ電圧による変動を考慮した駆動デューティが電子制御部31より駆動回路26へ出力されて、電磁バキューム調整バルブ12には、目標EVRV出力を得るに必要な通電がなされるようになっている。なお、デューティ変換マップ41により求められた駆動デューティに対して、デューティ補正マップ42により求められた補正係数を乗算することに代えて、補正係数を加算するようにしても良い。
上記構成により、フィードバック制御を用いることなく、電磁バキューム調整バルブ12の通電電流の雰囲気温度やバッテリ電圧による変動を抑圧し、精度の良い電磁バキューム調整バルブ12の駆動制御が可能となるものである。
なお、上記構成におけるデューティ変換マップ41やデューティ補正マップ42は、例えば、演算式としても良い。すなわち、先に述べたように目標EVRV出力が決定されると、その目標EVRV出力がデューティー変換のための所定の演算式に入力されて駆動デューティが算出され、また、エンジン冷却水の水温とバッテリ電圧とが入力されると、補正係数を求めるための所定の演算式から補正係数が算出されるようにしても勿論良いものである。
次に、第2の構成例について、図5乃至図7を参照しつつ説明する。
最初に、電子制御部31を中心とした概略構成について図5を参照しつつ説明する。なお、図1乃至図4に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の構成例は、電子制御部31に、エンジン冷却水の水温又は外気温、バッテリ電圧及び車速、さらには、後述するような各種のデータ入力がなされ、これら種々のデータに基づいて電子制御部31による演算処理がなされて、電磁バキューム調整バルブ12に対する駆動デューティが出力され、駆動回路26を介して電磁バキューム調整バルブ12の駆動制御がなされるようになっているものである(図5参照)。
ここで、外気温は、車両に搭載されている車両用空調装置(図示せず)に設けられた外気温センサ(図示せず)によって検出された値を、また、車速は、エンジン回転制御のために設けられている車速センサ(図示せず)により検出された値を、それぞれ流用すれば良いので、外気温センサや車速センサは、この排気ガス再循環装置のために新たに設ける必要はないものである。
次に、電磁バキューム調整バルブ12に対する駆動デューティを得るために電子制御部31内で行われる具体的な演算処理の基本的な内容について、図6を参照しつつ説明する。
まず、電子制御部31においては、EGR/ブースト演算が行われ目標電流(IEVRV)が算出される。すなわち、詳細は後述するが所定の演算手順にしたがって駆動回路26から電磁バキューム調整バルブ12に対して通電されるべき電流値が求められ、後述する駆動デューティ算出、EVRV発熱算出にそれぞれ用いられることとなる。
一方、バッテリ電圧(Vb)と上述した目標電流(IEVRV)とに基づいて所定の演算式により電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルの発熱温度(図6においては「EVRV発熱(Ta)」と表記)が算出される。ここで、発熱温度算出の所定の演算式は、実験やシュミレーション等によって設定されたものである。
また、車速(v)とエンジン冷却水の水温(Tw)又は車速(v)と外気温(Tout)とに基づいて所定の演算式により電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルの放熱温度(図6においては「EVRV放熱(Tb)」と表記)が算出される。ここで、放熱温度算出の所定の演算式は、実験やシュミレーション等によって設定されたものである。
次いで、上述したEVRV発熱(Ta)と、EVRV放熱(Tb)と、エンジン冷却水の水温(Tw)又は外気温(Tout)とに基づいて積分処理、すなわち、∫(Ta−Tb)dt+Toutが演算されて電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルの推定温度(図6においては「EVRV温度推定(TEVRV)」と表記)が算出されることとなる。
次に、電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルの抵抗値について、例えば、標準とする雰囲気温度等における抵抗値として予め実験等により定められて、電子制御部31の図示されない記憶部に予め記憶されている基準抵抗値(Rref)と、上述したEVRV温度推定(TEVRV)とから所定の演算式により電磁バキューム調整バルブ12の図示されない電磁コイルの推定抵抗値(REVRV)が算出される(図6においては「EVRV抵抗値算出(REVRV)」と表記)。
次に、上述した電磁コイルの推定抵抗値(REVRV)のばらつき補正がばらつき補正値を用いて行われ、補正推定抵抗値(REVRV_c)が求められる。ここで、まず、ばらつき補正値は、電磁コイルの推定抵抗値(REVRV)が車種の違いや、同じ車種であっても個々の車両毎の種々の特性のばらつきによって一律ではないことを考慮して、その電磁コイルの推定抵抗値(REV RV)の補正を行うためのものである。
このばらつき補正値は、この車種毎、さらに、同じ車種であっても装備の違い等によって予め実験等により定められたものが、書換ツール27と称されるものに読み出し可能に記憶されている。このテスターとも称される書換ツール27は、本発明の実施の形態における排気ガス再循環装置とは別個に、外部に用意されるもので、排気ガス再循環装置の出荷直前において電子制御部31と接続され、車種、装備等に対応したばらつき補正値が書換ツール27により電子制御部31の所定の記憶部(図示せず)に書き込まれるようになっているものである。
なお、ばらつき補正値による推定抵抗値(REVRV)の補正は、ばらつき補正値の加算、減算、乗算等種々の形態が考えられ、その形態に合わせてばらつき補正値を実験等により求めれば良く、ここで特定の形態に限定される必要はないものである。
そして、上述のようにして求められた補正推定抵抗値(REVRV_c)と、先に述べた目標電流(IEVRV)と、バッテリ電圧(Vb)とから所定の演算式又は変換マップにより駆動デューティの算出が行われる。ここで、駆動デューティの算出に用いられる所定の演算式、変換マップは、実験やシュミレーション等に基づいて設定されたものである。
このようにして電子制御部31において求められた駆動デューティは、駆動回路26へ出力され、駆動回路26によりその駆動デューティにて電磁バキューム調整バルブ12への通電が行われることとなる。
次に、EGR/ブースト演算処理の具体例について、図7を参照しつつ説明する。
まず、このEGR/ブースト演算処理においては、エンジン1(図1参照)の回転数であるエンジン回転数Ne、図示されない燃料噴射装置によりエンジン1の回転状態等に応じて算出されるエンジン1へ噴射されるべき燃料の量、すなわち、要求噴射量Qsoll、大気圧PATM、吸気温度センサ8(図1参照)による吸気温度TATN、エンジン冷却水温Tw及び吸気センサ6により検出される実吸入空気量が演算のために必要なデータとなっている。エンジン回転数Ne、エンジン冷却水温Tw及び大気圧PATMは、車両のエンジン1制御のために設けられているこれらのセンサの検出値を流用することができ、特段に、このEGR/ブースト演算処理のために新たなセンサを設ける必要はないものである。
また、このEGR/ブースト演算処理のために、電子制御部31には、予め基本制御マップ43、大気圧補正マップ44、吸気温補正マップ45、水温補正マップ46及びデューティ決定マップ47が用意されている。各々の具体的な内容については、以下、演算処理手順の説明において明らかにする。
まず、エンジン回転数Neと要求噴射量Qsollとにより基本制御マップ43から実吸入空気量の基本目標値が求められる。基本制御マップ43は、エンジン回転数Neと要求噴射量Qsollとから実吸入空気量の基本目標値が定まるようになっているもので、実験やシュミレーション等に基づいて設定されるものである。ここで、基本目標値は、この構成例では、エンジン1の1ストローク(str)に対する吸入空気量(mg)とされており、単位はmg/strとなっている。
この基本目標値は、電子制御部31に設けられたEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)28に記憶された補正値によって補正される。このEEPROM28に予め記憶された補正値は、車両毎の特性のばらつきを考慮して基本目標値を補正するためのものである。この補正値は、先に述べた書換ツール27に車両毎に記憶されており、その中からこの排気ガス再循環装置が搭載される車両の補正値が選択されて、事前にEEPROM28に書き込まれるものである。
EEPROM28から読み出された補正値による基本目標値の補正は、具体的には、基本目標値への補正値の加算又は基本目標値と補正値との乗算が好適であり、加算の場合には、補正値は基本目標値と同様、mg/strを単位としたものとし、乗算の場合には%を単位としたものにするのが好適である。
なお、ここで、EEPROM28から読み出された補正値により補正された基本目標値を、便宜的に「第1の補正基本目標値」と称することとする。
次いで、EEPROM28から読み出された補正値による基本目標値の補正に続いて、大気圧による補正が行われる。
すなわち、この補正は、基本目標値の大気圧による影響を補正するためのもので、実測データである大気圧PATMを基に大気圧補正マップ44を用いて求められた補正値が、上述の第1の補正基本目標値に加算又は乗算されることとなる。大気圧補正マップ44は、実験やシュミレーション等に基づいて、種々の大気圧に対する好適な補正値をいわゆるマップ化したものである。
なお、ここで補正された第1の補正基本目標値を便宜的に「第2の補正基本目標値」と称することとする。
また、大気圧補正マップ44より得られた補正値は、加算の場合には基本目標値と同様、mg/strを単位としたものとし、乗算の場合には%を単位としたものにするのが好適である。
次いで、この第2の補正基本目標値に対して吸気温補正マップ45により得られた補正値による補正が行われることとなる。
すなわち、吸気温補正マップ45は、基本目標値の吸気温度及びエンジン回転数Neによる影響を補正する補正値を得るためのもので、実験やシュミレーション等に基づいて、種々の吸気温度及びエンジン回転数Neに対する好適な補正値をいわゆるマップ化したものである。
そして、実測データである吸気温度TATN及びエンジン回転数Neを基に大気圧補正マップ44を用いて求められた補正値が、上述の第2の補正基本目標値に加算又は乗算されることとなる。ここで補正された第2の補正基本目標値を便宜的に「第3の補正基本目標値」と称することとする。
なお、吸気温補正マップ45より得られた補正値は、加算の場合には基本目標値と同様、mg/strを単位としたものとし、乗算の場合には%を単位としたものにするのが好適である。
次に、この第3の補正基本目標値に対して水温補正マップ46により得られた補正値による補正が行われることとなる。
すなわち、水温補正マップ46は、基本目標値のエンジン冷却水温(Tw)及びエンジン回転数Neによる影響を補正する補正値を得るためのもので、実験やシュミレーション等に基づいて、種々のエンジン冷却水温(Tw)及びエンジン回転数Neに対する好適な補正値をいわゆるマップ化したものである。
そして、実測データであるエンジン冷却水温(Tw)及びエンジン回転数Neを基に水温補正マップ46を用いて求められた補正値が、上述の第3の補正基本目標値に加算又は乗算されて、第4の補正基本目標値が得られることとなる。なお、水温補正マップ46により得られる補正値は、加算の場合には基本目標値と同様、mg/strを単位としたものとし、乗算の場合には%を単位としたものにするのが好適である。
さらに、第4の補正基本目標値に対して、その値が所定の正の値を越えないようにする一方、負の値とならないようにするためのリミッタ53が設けられている。このリミッタ53は、所定の制限値までは、第4の補正基本目標値をそのまま出力するが、第4の補正基本目標値が所定の制限値に達すると、それ以降、第4の補正基本目標値が所定の制限値を下回るまで、所定の制限値を出力するようになっているものである。なお、このリミッタ53からの出力値を便宜的に「空気量目標値(arSoll)」と称することとする。
次いで、空気量目標値(arSoll)と実吸入空気量(arIST)とを用いて比例制御(図7においては「PI」と表記)により目標EVRV駆動電流(mA)が求められる。すなわち、空気量目標値(arSoll)と実吸入空気量(arIST)との差が零となるように目標EVRV駆動電流(mA)が決定されるようになっている。
より具体的には、例えば、空気量目標値(arSoll)>実吸入空気量(arIST)の場合、又は、空気量目標値(arSoll)<実吸入空気量(arIST)の場合、その差分(arSoll−arIST)に応じて下記するPI制御演算式(比例・積分制御演算式)により目標EVRV駆動電流(mA)が求められるものとなっている。
目標EVRV駆動電流(mA)=差分×比例係数+Σ(差分×積分係数)
したがって、空気量目標値(arSoll)>実吸入空気量(arIST)の場合には、目標EVRV駆動電流(mA)は増加される一方、空気量目標値(arSoll)<実吸入空気量(arIST)の場合には、目標EVRV駆動電流(mA)は減少されるようになっている。
また、空気量目標値(arSoll)=実吸入空気量(arIST)の場合に、上述のPI制御演算式における差分の項は零となるため、積分項の値によりその時点の目標EVRV駆動電流(mA)が維持、換言すれば、排気ガス再循環用バルブ11の開度は維持されるようになっている。
そして、最後に、この目標EVRV駆動電流(mA)と、バッテリ電圧(Vb)と、補正推定抵抗値(REVRV_c)とから、デューティ決定マップ47を用いて駆動デューティ(EVRV duty)が求められるものとなっている。すなわち、デューティ決定マップ47による駆動デューティの決定にあたっては、目標EVRV駆動電流(mA)と、バッテリ電圧(Vb)と補正推定抵抗値(REVRV_c)が用いられるが、まず、バッテリ電圧(Vb)÷補正推定抵抗値(REVRV_c)の除算が行われ、その除算値が求められる。
デューティ決定マップ47は、目標EVRV駆動電流(mA)及び除算値Vb/(REVRV_c)に対して好適な駆動デューティを実験やシュミレーション等により求めてマップ化したものであり、目標EVRV駆動電流(mA)と除算値Vb/(REVRV_c)から駆動デューティが求められるようになっている。
次に、第3の構成例について図8を参照しつつ説明する。
なお、図7に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第3の構成例は、吸気センサ6を有しない構成例であって、吸気センサ6を有しない点を除けば、基本的な構成は、先に図5及び図6に示された構成を有するものである。そして、EGR/ブースト演算の具体的な処理内容が異なるもので、その内容について図8を参照しつつ説明する。
この第3の構成例において、基本制御マップ43a、大気圧補正マップ44a、吸気温補正マップ45a及び水温補正マップ46aの基本的な入出力関係は、図7に示された構成例の場合とそれぞれ同様であるが、出力される信号(データ)の単位が図7の場合と異なっており、この第3の構成例では、基本制御マップ43aを除いていずれもmA又は%を単位としたものとなっている。なお、基本制御マップ43aの出力値は、mAを単位としたものとなっている。
そして、補正値を加算に用いる場合にはmAとし、補正値を乗算に用いる場合には%とするのが好適である。
また、EEPROM28aも先の図7の構成例と同様、車両毎の補正値である点は同一であり、単位が上述のマップの場合と同様、補正値を加算に用いる場合にはmAとし、補正値を乗算に用いる場合には%としたものとなっている点が先の図7の構成例と異なるものである。
かかる前提の下、まず、エンジン回転数Neと要求噴射量Qsollとにより基本制御マップ43aから電磁バキューム調整バルブ12への通電電流の基本目標値が求められる。次いで、この基本目標値は、EEPROM28aから読み出された補正値によって補正される。ここで、EEPROM28aへのデータの書き込みは、書換ツール27aによって行われるものとなっており、この書換ツール27aは、基本的には先の図7の構成例における書換ツール27と同様のものである。
EEPROM28aからの補正値による補正の後、基本目標値は、大気圧補正マップ44aにより得られた補正値、吸気温補正マップ45aにより得られた補正値、水温補正マップ46aにより得られた補正値により、それぞれ順に補正を受けて、目標EVRV駆動電流(mA)が得られることとなる。
そして、この目標EVRV駆動電流(mA)と、バッテリ電圧(Vb)と、補正推定抵抗値(REVRV_c)とからデューティ決定マップ47を用いて、図7の構成例で述べたと同様にして駆動デューティ(EVRV duty)が求められることとなる。
次に、第4の構成例について図9及び図10を参照しつつ説明する。
なお、図7に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
まず、図9には、この第4の構成例における全体の概略構成が示されており、以下、同図を参照しつつ説明すれば、この第4の構成例は、排気タービン5の入口と出口との間に、双方を連通するためのタービン用連通管22が設けられると共に、排気タービン調整用バルブ23が設けられて、排気タービン5への排気ガスの入力量が調整可能となっているものである。
排気タービン調整用バルブ23は、先の排気ガス再循環用バルブ11と同様な構成を有するいわゆる負圧式のもので、その負圧の大きさが同じく先の電磁バキューム調整バルブ12と同様な構成を有してなるタービン用電磁バキューム調整バルブ24によって調整可能となっているものである。
このタービン用電磁バキューム調整バルブ24の駆動デューティの決定も、先の電磁バキューム調整バルブ12と基本的に同様であり、先に図6を参照しつつ説明した演算手順に基づいて行われるようになっているもので、EGR/ブースト演算が次述するように異なっているものである。
なお、この第4の構成例においては、排気ガス再循環用バルブ11の開度を調整するための電磁バキューム調整バルブ12の駆動デューティの決定方法は、先の図7又は図8に示された演算処理のいずれかであれば良く、ここでは、特定しないものとする。
図10には、タービン用電磁バキューム調整バルブ24の駆動デューティを算出するためのEGR/ブースト演算処理の具体的な内容を説明する説明図が示されており、以下、同図を参照しつつその内容について説明する。
まず、この第4の構成例においても、先の図7に示された構成例と同様、基本制御マップ43b、大気圧補正マップ44b、吸気温補正マップ45b及び水温補正マップ46bが設けられており、その基本的な入出力関係は、図7に示された構成例の場合とそれぞれ同様であるが、この構成例では、基本制御マップ43bのみが、その出力値の単位をhpaとしたものとなっており、大気圧補正マップ44b、吸気温補正マップ45b及び水温補正マップ46bから得られる補正値は無名数となっている。
さらに、この第4の構成例においては、大気圧補正値修正マップ48、水温補正値修正マップ49が設けられたものとなっている。
大気圧補正値修正マップ48は、大気圧補正マップ44bから得られる補正値を要求噴射量Qsoll及びエンジン回転数Neとの影響を考慮して修正するためのもので、実験やシュミレーション等に基づいて、エンジン回転数Neと要求噴射量Qsollに対して修正データが定まるようマップ化されたものである。この大気圧補正値修正マップ48から得られるデータは、hpaを単位としたものとなっており、大気圧補正マップ44bの出力値に乗算されるものとなっている。
この大気圧補正値修正マップ48と大気圧補正マップ44bとにより大気圧補正4次元マップ50が構成されたものとなっている。
水温補正値修正マップ49は、水温補正マップ46bから得られる補正値を要求噴射量Qsoll及びエンジン回転数Neとの影響を考慮して修正するためのもので、実験やシュミレーション等に基づいて、エンジン回転数Neと要求噴射量Qsollに対して修正データが定まるようマップ化されたものである。この水温補正値修正マップ49から得られるデータは、hpaを単位としたものとなっており、水温補正マップ46bの出力値に乗算されるものとなっている。
なお、水温補正値修正マップ49と水温補正マップ46bとにより水温補正4次元マップ51が構成されたものとなっている。
大気圧補正4次元マップ50の出力値と水温補正4次元マップ51との出力値は加算されて、さらに、基本制御マップ43bの出力値に加算されるようになっており、この第4の構成例においては、この加算結果を便宜的に「第1の補正基本目標値」と称することとする。
この第1の補正基本目標値には、吸気温補正マップ45bの出力値が乗算されるようになっており、この第4の構成例においては、この乗算結果を便宜的に「第2の補正基本目標値」と称することとする。
また、この第4の構成例においては、オーバーブーストによる補正が行われるようになっている。
すなわち、まず、要求噴射量Qsollは、通常、所定の上限値を越えない範囲で燃料噴射制御により定められるものとなっているが、所定の条件下において、その上限値が変更される場合がある。この要求噴射量Qsollの上限値の変更に応じた補正を行うため、まず、オーバーブーストマップ52が設けられている。オーバーブーストマップ52は、大気圧PATMとエンジン回転数Neとから要求噴射量Qsollの上限値の変更に応じて、先の第2の補正基本目標値に対する補正値が定まるよう設定されたマップで、その出力値の単位はhPaとなっているものである。
電子制御部31においては、燃料噴射制御の一連の制御処理のなかで燃料噴射制限演算が行われるようになっており、その演算処理においては、所定の条件下で要求噴射量Qsollの上限値の変更が必要と判断された際に、オーバーブースト要求(OVRQ)が出力されると共に、オーバーブースト率(OVF)が得られるようになっている。
オーバーブースト率(OVF)は、先のオーバーブーストマップ52の出力値に乗算されるようになっている。また、オーバーブースト要求(OVRQ)は、オーバーブーストマップ52の出力値とオーバーブースト率(OVF)との乗算値を第2の補正基本目標値に加算するか否かの選択のための信号として機能を果たすもので、本発明の実施の形態においては、その値が”1”(論理値High)の場合に、オーバーブーストマップ52の出力値とオーバーブースト率(OVF)との乗算値が第2の補正基本目標値に加算されるものとなっている。なお、図10においては、このオーバーブースト要求(OVRQ)による、第2の補正基本目標値に対するオーバーブーストマップ52の出力値とオーバーブースト率(OVF)との乗算値の加算の選択部分を便宜的にスイッチ機構として表している。
ここで、この加算値を、便宜的に「第3の補正基本目標値」と称することとする。
そして、第3の補正基本目標値に対して、その値が所定の正の値を越えないようにする一方、負の値とならないようにするためのリミッタ53が設けられている。このリミッタ53は、所定の制限値までは、第3の補正基本目標値をそのまま出力するが、第3の補正基本目標値が所定の制限値に達すると、それ以降、第3の補正基本目標値が所定の制限値を下回るまで、所定の制限値を出力するようになっているものである。なお、このリミッタ53からの出力値を便宜的に「ブースト目標値(ldSOLL)」と称することとする。
次いで、このブースト目標値(ldSOLL)と、ブースト圧センサ9により検出された実ブースト圧(ldIST)とを用いて比例制御(図10においては「PI」と表記)により目標EVRV駆動電流(mA)が求められるようになっている。このPI制御は、先に図7の構成例で説明したものと基本的に同様のもので、図7における「空気量目標値(arSoll)」を「ブースト目標値(ldSOLL)」と、同じく「実吸入空気量(arIST)」を「実ブースト圧(ldIST)」と、それぞれ読み替えれば、その基本的な演算処理は同一であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略する。
最後に、目標EVRV駆動電流(mA)と、バッテリ電圧(Vb)と、補正推定抵抗値(REVRV_c)とから、図7の構成例で説明したと同様にして、デューティ決定マップ47を用いて駆動デューティ(EVRV duty)が求められるものとなっている。なお、このデューティ決定マップ47を用いた駆動デューティ(EVRV duty)の決定は、図7に示された構成例と同一であるので、ここでの詳細な説明は省略することとする。
次に、上記構成における駆動デューティ算出のためのEGR/ブースト演算処理について、概括的に説明すれば、まず、エンジン回転数Neと要求噴射量Qsollとにより基本制御マップ43bからタービン用電磁バキューム調整バルブ24への通電により得られるべきブースト圧の基本目標値が求められる。
次いで、この基本目標値に、先に説明した大気圧補正4次元マップ50の出力値と水温補正4次元マップ51との出力値との和が加算されて、第1の補正基本目標値が求められる。
さらに、この第1の補正基本目標値に、吸気温補正マップ45bの出力値が乗算されて第2の補正基本目標値が求められる。
そして、燃料噴射制御によるオーバーブースト要求(OVRQ)が生じていない場合には、第2の補正基本目標値はリミッタ53を介した後、実ブースト圧と共にPI制御演算に供せられ、これにより目標EVRV駆動電流(mA)が求められることとなる。一方、オーバーブースト要求(OVRQ)が生じた際には、オーバーブーストマップ52の出力値とオーバーブースト率(OVF)との乗算値が第2の補正基本目標値に加算され、第3の補正基本目標値とされ、リミッタ53を介した後、実ブースト圧と共にPI制御演算に供せられ、これにより目標EVRV駆動電流(mA)が求められることとなる。
最後に、目標EVRV駆動電流(mA)と、バッテリ電圧(Vb)÷補正推定抵抗値(REVRV_c)の除算値とからデューティ決定マップ47により駆動デューティが求められることとなる。
かかる制御により、予め温度変化を補正してタービン用電磁バキューム調整バルブ24の駆動がなされることとなるので、いわゆるハンチング動作が未然に防止されると共に、ブースト圧の目標値への収束が温度の影響を受けることなく安定して行われることとなる。
上述したいずれの構成例においても、電気制御式バルブとして、いわゆる公知・周知の電磁バルブの構成を有してなる電磁バキューム調整バルブ12又はタービン用電磁バキューム調整バルブ24を用いた例を示したが、このような電磁バルブに限定される必要はなく、本発明は、電気制御式バルブとして、例えば、モータ駆動式バルブを用いた構成にも勿論適用できるものである。
図11には、電気制御式バルブの一つであるモータ駆動式バルブを排気ガス再循環用バルブとして用いた場合のその基本的構成例が示されており、以下、同図を参照しつつこの構成例について説明する。なお、先の図2において示された排気ガス再循環用バルブ11と同一の構惑要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略することとする。
この排気ガス再循環用バルブ11Aは、弁棒17をその軸方向で必要に応じて変位させるためのモータ駆動部(図11において「M−DRV」と表記)29を有し、このモータ駆動部29により弁棒17が変位されることで、弁体19が通孔20aに対して着座、離間できるようになっているものである。そして、弁体19が通孔20aから離間すると、先の排気ガス再循環用バルブ11の場合と同様に、排気導入口18aから排気出口18b側へ排気ガスの一部が流入されて、吸気管2を介してエンジン1へ排気ガスの一部が戻されるようになっている。
ここで、モータ駆動部29は、主に公知・周知の直流モータを有して構成されてなるもので、必要に応じて、回転運動を弁棒19の軸方向での変位、すなわち、直線運動に変換する機構も含まれるものとする。そして、このモータ駆動部29は、駆動回路26を介して電子制御部31によってその動作制御がなされる点は、先の電磁バキューム調整バルブ12やタービン用電磁バキューム調整バルブ24の場合と同様である。
モータの回転運動から直線運動を得る方法、機構としては、例えば、ウォームギアに代表される公知・周知の方法、機構で良く、特別の方法に限定される必要はない。また、モータ自体の出力として回転出力ではなく、直線運動を得られるようなリニアモータを用いてもよく、この場合、勿論、回転運動を直線運動に変換する機構は不要となる。
さらに、図12に概略が示されたように、モータの回転運動を直線運動に変換することなく用いる方法もある。すなわち、図12において、回転軸33は、モータ駆動部29を構成するモータ(図示せず)の回転軸そのもの又は、減速歯車などによる減速機構の出力軸であり、この回転軸33に、例えば、円盤状のフラップ34が、回転軸33の軸線に対して所定の角度で固着されている。一方、図11の仕切り板20に相当する仕切り板20Bは、少なくともフラップ34によって開閉成される通孔20a及びその周囲は、回転軸33に対する取り付け角度と同じ角度で回転軸33に対するように設けられたものとなっている。そして、回転軸33が図12の実線矢印方向又は点線矢印方向に回転又は回動することで、フラップ34は、図12に示された通孔20aを完全に閉成した状態から、回転軸34の回転又は回転に伴い通孔20aからずれて通孔20aが開成される構造となっているものである。
なお、電磁バキューム調整バルブ12又はタービン用電磁バキューム調整バルブ24に代えて、上述のようなモータ駆動式バルブを用いる構成とした場合には、排気ガス再循環用バルブ11Aが、ダイヤフラム弁を不要とするため、負圧発生源を設ける必要がなく、より精密で感度の良好な弁の開閉制御が可能となる等の利点がある。
以上、述べたように、本発明によれば、電磁コイルの実際の電流を検出することなく、通電電流の変動を招く種々の変動要素を用いて予め設定された補正値により駆動デューティを補正して駆動できるよう構成することにより、電磁コイルへの通電電流の変動を、フィードバック制御を用いることなく比較的簡易に抑圧することができ、目標値への収束が温度の影響を受けることなく安定したものとなり、バルブのハンチングがより確実に防止されるという効果を奏するものである。
Claims (33)
- 排気ガス再循環装置において排気ガスの吸気側への帰還量調整のために用いられる電気制御式バルブの駆動制御方法であって、
前記電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求め、前記電気制御式バルブを当該駆動デューティで駆動することを特徴とする排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求め、
前記基本目標値を環境データ及び車種に基づいて補正して目標駆動電流が求められてなることを特徴とする請求項1記載の排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 環境データ及び車種に基づく基本目標値の補正は、
車種毎に設定され、予め記憶された補正値を前記基本目標値に加算して当該演算後の値を第1の補正基本目標値とし、
大気圧から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求めて前記第1の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第2の補正基本目標値とし、
吸気温度から前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求めて前記第2の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第3の補正基本目標値とし、
エンジン冷却水温から前記第3の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求めて前記第3の補正基本目標値に加算し、当該演算後の値を駆動電流目標値としてなることを特徴とする請求項2記載の排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求め、
前記基本目標値を環境データ及び車種に基づいて補正し、当該補正された基本目標値と検出された吸入空気量とを用いて予め設定された比例・積分制御演算式により前記電気制御式バルブへ通電する目標駆動電流が算出されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載の排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 環境データ及び車種に基づく基本目標値の補正は、
車種毎に設定され、予め記憶された補正値を前記基本目標値に加算して当該演算後の値を第1の補正基本目標値とし、
大気圧から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求めて前記第1の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第2の補正基本目標値とし、
吸気温度から前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求めて前記第2の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第3の補正基本目標値とし、
エンジン冷却水温から前記第3の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求めて前記第3の補正基本目標値に加算し、補正された基本目標値を得ることを特徴とする請求項4記載の排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 第1乃至第3の補正基本目標値を求める際の補正値の加算に代えて、補正値の乗算とすることを特徴とする請求項3又は請求項5記載の排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法。
- 所定の推定抵抗値算出処理は、
バッテリ電圧と目標駆動電流とから電磁コイル発熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの発熱量を求め、
エンジン冷却水温又は外気温のいずれかと車速とから電磁コイル放熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの放熱量を求め、
前記発熱量と放熱量との差の積分値に前記外気温を加算してなることを特徴とする請求項3、請求項5又は請求項6記載の排気ガス再循環装置における電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 排気ガス再循環装置において排気ガスの吸気側への帰還量調整のために用いられる電気制御式バルブの駆動制御のために実行される電気制御式バルブの駆動制御プログラムであって、
前記電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求める推定抵抗値算出ステップと、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める除算ステップと、
前記電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求める目標駆動電流算出ステップと、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求める駆動デューティ算出ステップと、
、前記電気制御式バルブを前記駆動デューティ算出ステップで求められた駆動デューティにより駆動する駆動ステップと、
を具備してなることを特徴とする電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求める基本目標値算出ステップと、
前記基本目標値を環境データ及び車種に基づいて補正して目標駆動電流を求める補正ステップと、
を具備してなることを特徴とする請求項8記載の電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 環境データ及び車種に基づく基本目標値の補正ステップは、
車種毎に設定され、予め記憶された補正値を前記基本目標値に加算して当該演算後の値を第1の補正基本目標値とする第1のステップと、
大気圧から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求める第2のステップと、
前記第2のステップにおいて得られた補正値を前記第1の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第2の補正基本目標値とする第3のステップと、
吸気温度から前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求める第4のステップと、
前記第4のステップにより得られた補正値を前記第2の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第3の補正基本目標値とする第5のステップと、
エンジン冷却水温から前記第3の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求める第6のステップと、
前記第6のステップにより得られた補正値を前記第3の補正基本目標値に加算し、当該演算後の値を駆動電流目標値とする第7のステップと、
を具備してなることを特徴とする請求項9記載の電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求める基本目標値算出ステップ、
前記基本目標値を環境データ及び車種に基づいて補正する補正ステップと、
前記補正ステップにより得られた補正された基本目標値と、検出された吸入空気量とを用いて予め設定された比例・積分制御演算式により前記電気制御式バルブへ通電する目標駆動電流を算出する電流算出ステップと、
を具備してなることを特徴とする請求項8記載の電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 環境データ及び車種に基づく基本目標値の補正ステップは、
車種毎に設定され、予め記憶された補正値を前記基本目標値に加算して当該演算後の値を第1の補正基本目標値とする第1のステップと、
大気圧から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求める第2のステップと、
前記第2のステップにより得られた補正値を前記第1の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第2の補正基本目標値とする第3のステップと、
吸気温度から前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求める第4のステップと、
前記第4のステップにより得られた補正値を前記第2の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第3の補正基本目標値とする第5のステップと、
エンジン冷却水温から前記第3の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求める第6のステップと、
前記第6のステップにより得られた補正値を前記第3の補正基本目標値に加算し、補正された基本目標値を得る第7のステップと、
を具備してなることを特徴とする請求項11記載の電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 第1乃至第3の補正基本目標値を求める際の補正値の加算に代えて、補正値の乗算とすることを特徴とする請求項10又は請求項12記載の電気制御式バルブの駆動制御プログラム。
- 所定の推定抵抗値算出処理は、
バッテリ電圧と目標駆動電流とから電磁コイル発熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの発熱量を求めるステップと、
エンジン冷却水温又は外気温のいずれかと車速とから電磁コイル放熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの放熱量を求めるステップと、
前記発熱量と放熱量との差の積分値に前記外気温に加算するステップと、
を具備してなることを特徴とする請求項10、請求項12又は請求項13記載の電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - エンジンの排気ガスの吸気側への帰還量を電気制御式バルブの駆動により調整可能に構成されてなる排気ガス再循環装置であって、
前記電気制御式バルブの駆動デューティを演算算出する電子制御部と、
前記電子制御部からの駆動デューティに基づいて前記電気制御式バルブへの通電駆動を行う駆動回路とを具備してなり、
前記電子制御部は、
前記電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求めて前記駆動回路へ出力するよう構成されてなることを特徴とする排気ガス再循環装置。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求め、
前記基本目標値を環境データ及び車種に基づいて補正して目標駆動電流が求められてなることを特徴とする請求項15記載の排気ガス再循環装置。 - 環境データ及び車種に基づく基本目標値の補正は、
車種毎に設定され、予め記憶された補正値を前記基本目標値に加算して当該演算後の値を第1の補正基本目標値とし、
大気圧から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求めて前記第1の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第2の補正基本目標値とし、
吸気温度から前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求めて前記第2の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第3の補正基本目標値とし、
エンジン冷却水温から前記第3の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求めて前記第3の補正基本目標値に加算し、当該演算後の値を駆動電流目標値としてなることを特徴とする請求項16記載の排気ガス再循環装置。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求め、
前記基本目標値を環境データ及び車種に基づいて補正し、当該補正された基本目標値と検出された吸入空気量とを用いて予め設定された比例・積分制御演算式により前記電気制御式バルブへ通電する目標駆動電流が算出されるよう構成されてなることを特徴とする請求項15記載の排気ガス再循環装置。 - 環境データ及び車種に基づく基本目標値の補正は、
車種毎に設定され、予め記憶された補正値を前記基本目標値に加算して当該演算後の値を第1の補正基本目標値とし、
大気圧から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求めて前記第1の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第2の補正基本目標値とし、
吸気温度から前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求めて前記第2の補正基本目標値に加算して、当該演算後の値を第3の補正基本目標値とし、
エンジン冷却水温から前記第3の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求めて前記第3の補正基本目標値に加算し、補正された基本目標値を得ることを特徴とする請求項18記載の排気ガス再循環装置。 - 第1乃至第3の補正基本目標値を求める際の補正値の加算に代えて、補正値の乗算とすることを特徴とする請求項17又は請求項19記載の排気ガス再循環装置。
- 所定の推定抵抗値算出処理は、
バッテリ電圧と目標駆動電流とから電磁コイル発熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの発熱量を求め、
エンジン冷却水温又は外気温のいずれかと車速とから電磁コイル放熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの放熱量を求め、
前記発熱量と放熱量との差の積分値に前記外気温を加算してなることを特徴とする請求項17、請求項19又は請求項20記載の排気ガス再循環装置。 - 排気ガス再循環装置において排気管の途中に設けられた排気タービンの入出力口を連通するようにタービン用連通管が設けられ、当該タービン用連通管における排気ガスの通過量調整のために用いられるタービン用電気制御式バルブの駆動制御方法であって、
前記タービン用電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記タービン用電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記タービン用電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求め、前記タービン用電気制御式バルブを当該駆動デューティで駆動することを特徴とする排気ガス再循環装置におけるタービン用電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、タービン用電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求め、
前記基本目標値を環境データ及び燃料噴射条件に基づいて補正し、当該補正された基本目標値と検出された実ブースト圧とを用いて予め設定された比例・積分制御演算式により前記タービン用電気制御式バルブへ通電する目標駆動電流が算出されるよう構成されてなることを特徴とする請求項22記載の排気ガス再循環装置におけるタービン用電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 環境データ及び燃料噴射条件に基づく補正は、
大気圧から基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求め、
エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記大気補正マップより得られた補正値に対する修正値が得られるよう予め設定された大気圧補正値修正マップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する修正値を求め、
前記大気圧補正マップにより得られた補正値と前記大気圧補正値修正マップにより得られた修正値との乗算値を求めて、当該乗算値を大気圧補正値とする一方、
エンジン冷却水温から基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求め、
エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記水温補正マップより得られた補正値に対する修正値が得られるよう予め設定された水温補正値修正マップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する修正値を求め、
前記水温補正マップにより得られた補正値と前記水温補正値修正マップにより得られた修正値との乗算値を求めて、当該乗算値を水温補正値とし、
前記大気圧補正値と前記水温補正値とを基本補正値に加算して第1の補正基本目標値とし、
吸気温度から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求めて前記第1の補正基本目標値に乗算して、当該乗算値を第2の補正基本目標値とし、
燃料噴射制御により生ずるオーバブースト要求の有無によって定まるオーバーブースト補正値であって、オーバブースト要求が生じていない場合にあっては零が、オーバブースト要求が生じた場合には、エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されたオーバーブーストマップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する補正値を求め、当該補正値と燃料噴射制御より得られるオーバーブースト率との乗算値が、それぞれ設定されてなるオーバーブースト補正値を前記第2の補正基本目標値に加算して第3の補正基本目標値とし、
前記第3の補正基本目標値が負の値である場合は、零とする一方、正の値である場合には、所定の上限値までは当該第3の補正基本目標値を、一連の補正処理の最終値とし、所定の上限値を越える場合には、所定の上限値を一連の補正処理の最終値としての新たな第3の補正基本目標値とするリミッタ処理を施すものであることを特徴とする請求項23記載の排気ガス再循環装置におけるタービン用電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 所定の推定抵抗値算出処理は、
バッテリ電圧と目標駆動電流とから電磁コイル発熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの発熱量を求め、
エンジン冷却水温又は外気温のいずれかと車速とから電磁コイル放熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの放熱量を求め、
前記発熱量と放熱量との差の積分値に前記外気温を加算してなることを特徴とする請求項24記載の排気ガス再循環装置におけるタービン用電気制御式バルブの駆動制御方法。 - 排気ガス再循環装置において排気管の途中に設けられた排気タービンの入出力口を連通するようにタービン用連通管が設けられ、当該タービン用連通管における排気ガスの通過量調整のために用いられるタービン用電気制御式バルブの駆動制御のために実行されるタービン用電気制御式バルブの駆動制御プログラムであって、
前記タービン用電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求めるステップと、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める除算ステップと、
前記タービン用電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求める目標駆動電流算出ステップと、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記タービン用電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求める駆動デューティ算出ステップと、
前記タービン用電気制御式バルブを前記駆動デューティ算出ステップで求められた駆動デューティにより駆動する駆動ステップと、
を具備してなることを特徴とするタービン用電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、タービン用電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求める基本目標値算出ステップと、
前記基本目標値を環境データ及び燃料噴射条件に基づいて補正する補正ステップと、
前記補正ステップにより得られた補正された基本目標値と検出された実ブースト圧とを用いて予め設定された比例・積分制御演算式により前記タービン用電気制御式バルブへ通電する目標駆動電流を算出する電流算出ステップと、
を具備してなることを特徴とする請求項26記載のタービン用電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 環境データ及び燃料噴射条件に基づく補正ステップは、
大気圧から基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求める第1のステップと、
エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記大気補正マップより得られた補正値に対する修正値が得られるよう予め設定された大気圧補正値修正マップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する修正値を求める第2のステップと、
前記大気圧補正マップにより得られた補正値と前記大気圧補正値修正マップにより得られた修正値との乗算値を求めて、当該乗算値を大気圧補正値とする第3のステップと、
エンジン冷却水温から基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求める第4のステップと、
エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記水温補正マップより得られた補正値に対する修正値が得られるよう予め設定された水温補正値修正マップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する修正値を求める第5のステップと、
前記水温補正マップにより得られた補正値と前記水温補正値修正マップにより得られた修正値との乗算値を求めて、当該乗算値を水温補正値とする第6のステップと、
前記大気圧補正値と前記水温補正値とを基本補正値に加算して第1の補正基本目標値とする第7のステップと、
吸気温度から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求めて前記第1の補正基本目標値に乗算して、当該乗算値を第2の補正基本目標値とする第8のステップと、
燃料噴射制御により生ずるオーバブースト要求の有無によって定まるオーバーブースト補正値であって、オーバブースト要求が生じていない場合にあっては零が、オーバブースト要求が生じた場合には、エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されたオーバーブーストマップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する補正値を求め、当該補正値と燃料噴射制御より得られるオーバーブースト率との乗算値が、それぞれ設定されてなるオーバーブースト補正値を前記第2の補正基本目標値に加算して第3の補正基本目標値とする第9のステップと、
前記第3の補正基本目標値が負の値である場合は、零とする一方、正の値である場合には、所定の上限値までは当該第3の補正基本目標値を、一連の補正処理の最終値とし、所定の上限値を越える場合には、所定の上限値を一連の補正処理の最終値としての新たな第3の補正基本目標値とするリミッタ処理を施す第10のステップとを具備してなることを特徴とする請求項27記載のタービン用電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 所定の推定抵抗値算出処理は、
バッテリ電圧と目標駆動電流とから電磁コイル発熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの発熱量を求め、
エンジン冷却水温又は外気温のいずれかと車速とから電磁コイル放熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの放熱量を求め、
前記発熱量と放熱量との差の積分値に前記外気温を加算してなることを特徴とする請求項28記載のタービン用電気制御式バルブの駆動制御プログラム。 - 排気管の途中に設けられた排気タービンの入出力口を連通するようにタービン用連通管が設けられ、当該タービン用連通管における排気ガスの通過量調整のために用いられるタービン用電気制御式バルブが設けられてなる排気ガス再循環装置であって、
前記タービン用電気制御式バルブの駆動デューティを演算算出する電子制御部と、
前記電子制御部からの駆動デューティに基づいて前記タービン用電気制御式バルブへの通電駆動を行う駆動回路とを具備してなり、
前記電子制御部は、
前記タービン用電気制御式バルブの電磁コイルの推定抵抗値を算出する所定の推定抵抗値算出処理により推定抵抗値を求め、
検出されたバッテリ電圧を前記推定抵抗値で除し、その除算値を求める一方、
前記タービン用電気制御式バルブに通電する目標駆動電流を算出する所定の目標駆動電流算出処理により目標駆動電流を求め、
前記目標駆動電流と前記除算値とから、前記タービン用電気制御式バルブに通電する際の駆動デューティが得られるよう予め設定されてなるデューティ決定マップにより、前記求められた目標駆動電流と除算値に対する駆動デューティを求め、前記タービン用電気制御式バルブを当該駆動デューティで駆動するよう構成されてなることを特徴とする排気ガス再循環装置。 - 所定の目標駆動電流算出処理は、
検出されたエンジン回転数と、エンジンへ対する燃料噴射量として燃料噴射制御処理により与えられた要求噴射量に対して、タービン用電気制御式バルブへ通電されるべき基本目標駆動電流としての基本目標値が定まるよう予め設定されてなる基本制御マップにより基本目標値を求め、
前記基本目標値を環境データ及び燃料噴射条件に基づいて補正し、当該補正された基本目標値と検出された実ブースト圧とを用いて予め設定された比例・積分制御演算式により前記タービン用電気制御式バルブへ通電する目標駆動電流が算出されるよう構成されてなることを特徴とする請求項30記載の排気ガス再循環装置。 - 環境データ及び燃料噴射条件に基づく補正は、
大気圧から基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる大気圧補正マップにより、検出された大気圧に対応する補正値を求め、
エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記大気補正マップより得られた補正値に対する修正値が得られるよう予め設定された大気圧補正値修正マップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する修正値を求め、
前記大気圧補正マップにより得られた補正値と前記大気圧補正値修正マップにより得られた修正値との乗算値を求めて、当該乗算値を大気圧補正値とする一方、
エンジン冷却水温から基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる水温補正マップにより、検出されたエンジン冷却水温に対応する補正値を求め、
エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記水温補正マップより得られた補正値に対する修正値が得られるよう予め設定された水温補正値修正マップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する修正値を求め、
前記水温補正マップにより得られた補正値と前記水温補正値修正マップにより得られた修正値との乗算値を求めて、当該乗算値を水温補正値とし、
前記大気圧補正値と前記水温補正値とを基本補正値に加算して第1の補正基本目標値とし、
吸気温度から前記第1の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されてなる吸気温補正マップにより、検出された吸気温度に対応する補正値を求めて前記第1の補正基本目標値に乗算して、当該乗算値を第2の補正基本目標値とし、
燃料噴射制御により生ずるオーバブースト要求の有無によって定まるオーバーブースト補正値であって、オーバブースト要求が生じていない場合にあっては零が、オーバブースト要求が生じた場合には、エンジン回転数と要求燃料噴射量とから前記第2の補正基本目標値に対する補正値が得られるよう予め設定されたオーバーブーストマップにより、検出されたエンジン回転数と要求噴射量に対応する補正値を求め、当該補正値と燃料噴射制御より得られるオーバーブースト率との乗算値が、それぞれ設定されてなるオーバーブースト補正値を前記第2の補正基本目標値に加算して第3の補正基本目標値とし、
前記第3の補正基本目標値が負の値である場合は、零とする一方、正の値である場合には、所定の上限値までは当該第3の補正基本目標値を、一連の補正処理の最終値とし、所定の上限値を越える場合には、所定の上限値を一連の補正処理の最終値としての新たな第3の補正基本目標値とするリミッタ処理を施すものであることを特徴とする請求項31記載の排気ガス再循環装置。 - 所定の推定抵抗値算出処理は、
バッテリ電圧と目標駆動電流とから電磁コイル発熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの発熱量を求め、
エンジン冷却水温又は外気温のいずれかと車速とから電磁コイル放熱量算出のための所定の演算式により電気制御式バルブの電磁コイルの放熱量を求め、
前記発熱量と放熱量との差の積分値に前記外気温を加算してなることを特徴とする請求項32記載の排気ガス再循環装置。
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