JP4154653B2 - 立体画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な立体画像表示装置に関する。詳しくは、偏光メガネ式の立体画像表示装置で立体画像を見る際における偏光メガネの画像表示面に対する位置関係をほぼ一定にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
両眼視差のある画像を観察者の左右の眼に入力させて立体画像を表示する技術があり、写真、テレビジョン、映画等多くの分野で利用されており、このような立体画像表示技術には偏光メガネを使用するメガネ式とメガネを使用しないメガネ無し式とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
メガネ式の立体画像表示技術において、画像表示面と観察者の眼との距離が比較的近い場合、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータ、携帯型のDVD再生機等の個人使用を目的とした画像表示装置にあっては、画像表示面と観察者の眼との距離が一定の範囲から外れると、立体感が失われたり、色が滲んだり、画像が不鮮明になる等の画像の劣化が起こるという問題がある。
【0004】
偏光メガネ式の立体画像表示装置の概要を図24に示す。
【0005】
立体画像表示装置aは、画像表示手段としての液晶パネル部bと、該液晶パネル部bに表示される画像情報を分割して偏光方向を制御する偏光制御手段として液晶パネル部bの前面に配置される分割波長板フィルター部cとから成る画像表示部を備える。液晶パネル部bは、一対の偏光板d、eの間に一対の透明支持基体f、gが配置され、これら一対の透明支持基体fとgとの間に画素R、G、Bが形成された画素液晶部hが設けられて成る。そして、上記液晶パネル部bの表面側に分割波長板フィルター部cが配置される。分割波長板フィルター部cは、透明保護基板iの片面に、例えば、1ライン置きに分割波長板j、j、・・・を配設した構造を有している。
【0006】
上記した立体画像表示装置aにあって、液晶パネル部bには視差に対応した画像情報が表示される。例えば、1ライン毎に右眼用の画像と左眼用の画像が交互に表示される。そして、例えば、分割波長板フィルター部cの分割波長板j、j、・・・は右眼用画像を表示するラインに対応して設けられ、液晶パネル部bから出た直線偏光を回転させる。従って、左眼用画像は液晶パネル部bから出た直線偏光が分割波長板フィルター部cからそのまま出射され、右眼用画像は分割波長板j、j、・・・の作用により左眼用画像の直線偏光に対して直交する直線偏光とされる。
【0007】
そして、上記立体画像表示装置aにより表示される画像を観察する場合に、観察者は偏光メガネkを通して観察する。偏光メガネkの左眼に対応した部分は液晶パネル部bからの直線偏光のみを透過させ、右眼に対応した部分は液晶パネル部bからの直線偏光に直交する直線偏光のみを透過させるように構成されている。従って、観察者の左眼には偏光メガネkを透して左眼用の画像の光が入射し、右眼には偏光メガネを透して右眼用の画像の光が入射し、これによって、観察者は立体画像を見ることができる。
【0008】
上記した立体画像観察の原理の概略を図25によって説明する。
【0009】
図25において、液晶パネル部bに関しては、1ライン毎の画像をデフォルメして示し、右眼用画像のラインlR、lR、・・・と左眼用画像のラインlL、lL、・・・とが1ライン毎に交互に形成されている様子を示し、液晶パネル部bのその他の要素は図示していない。また、分割波長板フィルター部cに関しては、分割波長板j、j、・・・が形成された部分と分割波長板j、j、・・・が形成されていない部分とを、便宜的に、同じ板厚内に交互に示し、分割波長板フィルター部cのその他の要素は図示していない。また、偏光メガネkは図示を省略してある。
【0010】
そして、図25においてmRは適切な観察位置にある観察者の眼を示し、mIは不適切な観察位置にある観察者の眼を示す。
【0011】
図25の実線矢印で示すように、適切な位置にある観察者の眼mRからは分割偏光板フィルター部cの分割偏光板j、j、・・・を透しては右眼用画像のラインlR1、lR2、・・・のみが見え、分割偏光板フィルター部cの分割偏光板j、j、・・・が形成されていない部分を透しては左眼用画像のラインlL1、lL2、・・・のみが見える。従って、適切な観察位置からは正常な立体画像を観察することができる。
【0012】
ところが、適切な観察位置から隔たった位置の一つに位置した眼mIからは、破線矢印で示すように、分割波長板j、j、・・・を透して右眼用画像のラインlR1と同時に左眼用画像のラインlL1が見えたり、分割波長板j、j、・・・が形成されていない部分を透して左眼用画像のラインlL1と同時に右眼用画像のラインlR2が見えたりしてしまう。すなわち、それぞれの眼に視差の異なる2種類の画像が同時に入射してしまい、その結果、画像の立体感が失われることはもとより、色が滲んだり、画像が不鮮明になってしまうという問題が生じる。
【0013】
上記した如き携帯型の立体画像表示装置にあっては、観察最適位置と画像表示面との間の距離が短いため、一寸した観察位置のずれで、観察できる画像の品質に大きな差が生じてしまうという問題がある。
【0014】
そして、従来の偏光メガネは観察者が直接着用して使用するものであるので、観察位置と画像表示面との間の距離が変動しやすく、より良質な立体画像を観察するために、しばしば観察位置の調整ののための手間を要するという煩雑さを伴った。
【0015】
また、立体画像を観察しないときには、偏光メガネを外すので、紛失の惧や、損傷の惧があった。
【0016】
そこで、本発明は、偏光メガネ式の立体画像表示装置で立体画像を見る際における偏光メガネの画像表示面に対する位置関係をほぼ一定にして常に良質の立体画像の観察ができるようにすることを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明立体画像表示装置は、上記した課題を解決するために、視差に対応した画像情報を表示する画像表示手段と上記画像情報を分割して偏光方向を制御する偏光制御手段を有する画像表示部に収納突出自在に設けられた支持腕を設け、上記支持腕が画像表示部から突出された状態において該支持腕の先端に支持された偏光メガネが上記画像表示部と所定の間隔をおいて対向するようにしたものである。
【0020】
従って、本発明立体画像表示装置にあっては、画像表示部に設けられた支持腕を介して偏光メガネが画像表示部に対向されるので、偏光メガネの画像表示部に対する位置関係が大きく狂うことがない。
【0021】
また、支持腕は常に立体画像表示装置と一緒に存在しても良い。
【0022】
また、立体画像の観察をしないときには、偏光メガネを撥ね上げるか又は収納して使用することができるので支障がない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明立体画像表示装置の詳細を添付図面を参照して説明する。
【0024】
図1及び図2を参照して本発明の概要について説明する。
【0025】
図1は立体画像表示装置用偏光メガネ装置の概要を示すものである。
【0026】
立体画像表示装置用偏光メガネ装置1(以下、「偏光メガネ装置」という。)は支持腕2と取付手段3と偏光メガネ4から成る。支持腕2の一端部に取付手段3が備えられ、支持腕2の他端部に偏光メガネ4が備えられる。偏光メガネ装置1は取付手段2により立体画像表示装置5の画像表示部6に取り付けられる。
【0027】
立体画像表示装置5はメガネ式の立体画像表示技術により立体画像を表示するものであり、画像表示部6は図24で示した立体画像表示装置aと同様の構成を有するので、その詳細の図示及び説明は省略する。すなわち、図24の液晶パネル部bと同様に、視差に対応した画像情報を表示する図示しない画像表示手段と図24の分割波長板フィルター部cと同様に、上記画像情報を分割して偏光方向を制御する図示しない偏光制御手段を有する。なお、本発明において画像表示手段は液晶表示パネル部に限定されるものではなく、視差に対応した画像情報を表示することができるものであれば、その表示方式を問うものではない。
【0028】
立体画像表示装置5の用途に関しては、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータ(以下、「ノート型パソコン」という)、携帯型のDVD(Digital Versataile Disk)再生機等の表示部を備えていて持ち運んで使用することを念頭に置いた電子機器を想定しているが、室内で手軽に場所を移動することができる液晶型のテレビジョンや液晶ディスプレイを備えたデスクトップ型パーソナルコンピュータ等にも適用することができ、これらの機器も本発明における立体画像表示装置に含まれることは勿論である。
【0029】
取付手段3は画像表示部6に簡易に取り付け及び取り外しできるものであればよい。例えば、クリップタイプのもの、すなわち、互いに回動自在に結合された2つの挟持片がバネにより互いの先端が圧接するように付勢されたものが画像表示部6への取付及び取り外しの作業が簡単で好ましいが、勿論、クリップタイプのものに限定されるものではなく、その他の方式のものであっても、画像表示部6に対して簡易に着脱することができるものであればよい。
【0030】
支持腕2は画像表示部6、詳しくは、画像表示手段又は偏光制御手段と偏光メガネ4との間に所定の間隔を空けることのできるもであればよい。すなわち、伸縮自在や折り畳み自在のものであっても、最大長に伸ばした状態又は真っ直ぐにした状態で所定の長さになるものであればよい。
【0031】
支持腕2と取付手段3との連結部7は支持腕2と取付手段3との間の角度を変更できるものであっても、また、上記角度を変更できないものであっても良い。ただし、支持腕2と取付手段3との間の角度を変更できる方が、偏光メガネ4の位置を調整するのに便利である。なお、角度変更可能に構成した場合は、支持腕2と取付手段3との間の角度を調整した後に締結ネジを締めることによって上記角度が容易に変更されてしまわないようにするとか、あるいは、ノート型パソコンの画像表示部と本体部との間のヒンジ機構に見られるように、支持腕2と取付手段3の一方に設けられた軸を他方に設けられた板バネを巻き付けて任意の角度で位置が安定するようにしたバネ軸受け機構を設ける等によって、設定された角度が容易に変更されてしまわないようにすることが好ましい。
【0032】
偏光メガネ4は支持腕2の他端部に支持されるが、支持の仕方は着脱自在であっても、また、取り外し不能であっても構わない。さらに、支持腕2に対する偏光メガネ4の角度は調整可能であっても、また、調整不能であっても良い。偏光メガネ4を支持腕2の他端に着脱自在に支持する場合、例えば、支持腕2の他端部にクリップを設けておき、該クリップによって偏光メガネ4を挟んで取り付けることが考えられる。この場合、上記クリップを支持腕2に対して角度調整可能に設けておけば、偏光メガネ4の支持腕2に対する角度を調整することができる。
【0033】
以上のような偏光メガネ装置1の取付手段3を立体画像表示装置5の画像表示部6に取り付ける(図1の2点鎖線参照)ことによって、画像表示部6の画像表示面(画像表示手段の表面又は偏光制御手段の表面)に対して所定の位置に偏光メガネ4を位置させることができる。
【0034】
図2は本発明立体画像表示装置の概要を示すものである。
【0035】
本発明における立体画像表示装置8はメガネ式の立体画像表示技術により立体画像を表示するものであり、画像表示部9は図24で示した立体画像表示装置aと同様の構成を有するので、その詳細の図示及び説明は省略する。すなわち、図24の液晶パネル部bと同様に、視差に対応した画像情報を表示する図示しない画像表示手段と図24の分割波長板フィルター部cと同様に、上記画像情報を分割して偏光方向を制御する図示しない偏光制御手段を有する。なお、本発明において画像表示手段は液晶表示パネル部に限定されるものではなく、視差に対応した画像情報を表示することができるものであれば、その表示方式を問うものではない。
【0036】
立体画像表示装置8の用途に関しては、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータ(以下、「ノート型パソコン」という)、携帯型のDVD(Digital Versataile Disk)再生機等の表示部を備えていて持ち運んで使用することを念頭に置いた電子機器を想定しているが、室内で手軽に場所を移動することができる液晶型のテレビジョンや液晶ディスプレイを備えたデスクトップ型パーソナルコンピュータ等にも適用することができ、これらの機器も本発明における立体画像表示装置に含まれることは勿論である。
【0037】
立体画像表示装置8は支持腕10と偏光メガネ11を備える。
【0038】
支持腕10は画像表示部9に収納突出自在に設けられる。すなわち、図2に実線で示すように画像表示部9から突出した状態と、図2に2点鎖線で示すように画像表示部9に収納された状態との2つの態を採りうるように構成されている。支持腕10の形状としてはロッド状のもの、板状のもの、パンタグラフ状のもの等種々の形状のものが適用可能である。また、形状は固定的であっても変形可能なものであっても良い。例えば、2以上のロッドを伸縮可能に組み合わせた、いわゆる、ロッドアンテナ状のもの、2以上の折り畳み可能な腕片によって構成したもの等使用状態と収納状態とで形状が変わるようにしたもの又は使用状態と収納状態とで形状が変わらないもの、何れであっても構わない。ただ、画像表示部9に確保することができる収納スペース12aには限りがあるので、変形可能なものの方が好ましい。
【0039】
偏光メガネ11は支持腕10に対して着脱自在であっても取り外し不能であっても構わないが、着脱可能である方が、収納時に収納スペース12bを確保する上で好ましい。すなわち、支持腕10と偏光メガネ11とが一体化された大きなものを収納するスペースを確保するより、支持腕10と偏光メガネ11に分離して、それぞれに個別に収納スペースを確保する方が容易である。
【0040】
また、偏光メガネ11は支持腕10に対して角度調整可能であっても角度調整不能であっても良いが、角度調整可能な方が、画像を見やすい角度を探す上で好ましい。
【0041】
上記した立体画像表示装置8にあっては、支持腕10を画像表示部9から突出させる(図2の実線参照)ことによって、偏光メガネ11を画像表示部9の画像表示面(画像表示手段の表面又は偏光制御手段の表面)に対して所定の位置に位置させることができる。また、立体画像を見ないときには、図2の2点鎖線で示すように、支持腕10及び偏光メガネ11を画像表示部9に収納することにより、支持腕10及び偏光メガネ11の紛失や損傷を防止することができる。
【0042】
次に、本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。
【0043】
図3及び図4は本発明の第1の実施例を示すものである。
【0044】
偏光メガネ装置20は支持腕21と取付手段22と偏光メガネ23を備える。
【0045】
支持腕21は細い棒状を成し、金属又は合成樹脂によって形成されている。支持腕21の一端部に取付手段22が設けられ、支持腕21の他端部に偏光メガネ23が着脱自在に支持される。
【0046】
取付手段22はクリップタイプのものであり、通常の洗濯ばさみのように、2つの挟持部材22a、22aが中央部で回動自在に連結され、挟持部材22a、22aの回動支点を挟んで一方の部分が挟持片22b、22bとされ、他方の部分がつまみ片22c、22cとされている。そして、図示しない捩りコイルバネによって挟持片22bと22bの先端部同士が圧着されるように付勢されている。
【0047】
支持腕21と取付手段22とは球継手24によって連結されている。球継手24は取付手段22の一方の挟持部材22aに形成された球体24aと、支持腕21の一端に形成された球体24bと上記2つの球体24a、24bを回動可能に受け入れる球受体24cとから成る。上記球体24aは取付手段22の一方の挟持部材22aのつまみ片22cから突出した支点軸24dの先端に一体に形成されている。
【0048】
球受体24cはほぼ軸方向の長さが短い円柱状をしており、上記2つの球体24a、24bを受け入れる球状の凹部24e、24fが形成されている。上記球状凹部24eは球受体24cの一端面に開口しており、また、球状凹部24fは球受体24cの他端面に開口している。なお、球受体24cの他端部には軸方向に沿うスリット24gが形成されており、該スリット24gは球状凹部24fにまで延びている。
【0049】
そして、取付手段22に設けられた球体24aが球状凹部24eに一定の範囲内で回転可能に嵌合され、また、支持腕21の一端に設けられた球体24bが球状凹部24fに一定の範囲内で回転可能に嵌合される。このようにして、支持腕21と取付手段22とが球継手24を介して連結される。なお、球受体24cは球体24a、24bを回転可能に支持しながら球体24a、24bとの間に一定の摩擦力が働くような材料で形成されている。例えば、ナイロン樹脂のような滑り性と弾性を有するプラスチックスで形成し、球状凹部24e、24fの内径を球体24a、24bをタイトに受け入れるサイズにしておくと、ほんの少し力を加えることで、取付手段22と球継手24と支持腕21との互いの角度を変えることができるが、力を除去すれば、偏光メガネ23の重さでは上記角度は容易には変わることがないようにすることができる。なお、球受体24cの材料がナイロン樹脂に限定されることを意味するものではない。
【0050】
支持腕21の他端部にはメガネ支持部材25が設けられ、該メガネ支持部材25に偏光メガネ23が着脱自在に支持される。
【0051】
メガネ支持部材25は一端で連結された2枚の挟持片25a、25aを有する。そして、2枚の挟持片25aと25aとの間の面間隔は偏光メガネ23の厚みと同じか僅かに小さくされている。特に、挟持片25a、25aの先端間における互いの間隔は偏光メガネ23の厚みより小さく形成されている。そして、メガネ支持部材25は弾性を有する材料で、また、好ましくは透明な材料若しくは目立たない色で形成される。例えば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の透明なプラスチックスや黒やグレーの塗装で形成されることが好ましい。
【0052】
メガネ支持部材25は支持腕21の他端部に球継手26を介して支持される。球継手26は上記球継手24と同様の構成を有する。すなわち、支持腕21の他端部に形成された図示しない球体と、メガネ支持部材25に突設された支点軸26aの先端に形成された図示しない球体と、上記2つの球体を各別に回転可能な状態で受け入れる図示しない2つの球状凹部を有する球受体26bとによって構成される。そして、球受体26bのメガネ支持部材25側の端部にはメガネ支持部25に設けられた球体を受け入れる球状凹部に連通する上記スリット24gと同様のスリット26cが形成されている。
【0053】
そして、支持腕21の他端部に設けられた球体及びメガネ支持部材25に設けられた球体が球受体26bの各別の球状凹部に回転可能に受け入れられて、支持腕21の他端部にメガネ支持部材25が支持される。
【0054】
偏光メガネ23は薄い透明な板材で形成され、左半部と右半部とで直線偏光が互いに直交する光を透過させるように形成されている。
【0055】
図3は偏光メガネ装置20の使用状態を示すものである。なお、図3では立体画像表示装置としてノート型パソコンを使用した例を示す。
【0056】
偏光メガネ装置20を使用して立体画像を見る場合は、ノート型パソコン27の画像表示部27aを本体部27bに対して所定の角度に開き、画像表示面27cを見やすい角度に設定する。そして、取付手段22のつまみ片22c、22cを互いに近づけるように力を加えて、挟持片22bと22bとの間の間隔を大きくする。そして、挟持片22b、22bで画像表示部27cの筐体27dの上縁部のほぼ中央部を前後から挟むように挟持片22b、22bを位置させ、そこで、つまみ片22cと22cを近づけていた力を除去すると、図示しない捩りコイルバネの力で挟持片22bと22bとが近づくように付勢され、従って、挟持片22b、22bで画像表示部27cの筐体27dの上縁を挟持した状態になり、これによって、偏光メガネ装置20がノート型パソコン27に取り付けられる。なお、偏光メガネ23は、その上縁部の中央部をメガネ支持部材25の2つの挟持片25a、25aの間に差し込むことによって、2つの挟持片25aと25aとで挟み付けられた状態になり、これによって、メガネ支持部材25を介して支持腕21の他端部に支持される。偏光メガネ装置20を使用しないときには偏光メガネ23を支持腕21から外した状態で収納をした方が都合がよいが、使用するときには、支持腕21を画像表示装置に取り付ける前に偏光メガネ23を支持腕21に支持させても、支持腕21を画像表示装置に取り付けた後に偏光メガネ23を支持腕21に支持させても、どちらでも良い。
【0057】
そして、偏光メガネ装置20をノート型パソコン27に取り付けた後に、球継手24によって支持腕21を左右方向、すなわち、図3中矢印L、R方向及び上下方向、すなわち、図3中矢印U、D方向に回動させ、さらに、球継手26によって偏光メガネ23(メガネ支持部材25)を前後方向、すなわち、図3中矢印F、B方向及びバンク方向、すなわち、画像表示面27aに対面した状態のまま回転する方向(図3中矢印BL、BR方向)に回転させて画像表示面27cの画像を最も見やすい位置となるように、偏光メガネ23の位置及び向きを調整する。なお、各球継手24、26にはスリット24g、26cが形成されることによって、支持腕21がスリット24gに沿って移動し、また、メガネ支持部材25に設けた支点軸26aがスリット26cに沿って移動するので、図3に示すように、支持腕21と取付手段22との成す角度及び支持腕21と偏光メガネ23との成す角度を深くすることができる。
【0058】
そして、観察者Mは偏光メガネ23を通して画像表示部27aの画像表示面27cを見ることによって、立体画像を観察することができる。
【0059】
上記した支持腕21は長さが不変のものであったが、支持腕の長さを可変とした変形例を図5及び図6に示す。
【0060】
図5に示す偏光メガネ装置20Aは支持腕21Aを伸縮自在とした点で上記偏光メガネ装置20と異なり、その他の点では偏光メガネ装置20と同様である。従って、支持腕21Aの構成に付き詳細に説明し、その他の部分については偏光メガネ装置20における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0061】
支持腕21Aは2つの部分28a、28bから成る。部分28aはパイプ状をした鞘部であり、該鞘部28aの基端部に球継手24を介して取付手段22が結合される。部分28bは細い棒状をした摺動部であり、上記鞘部28aに摺動自在に結合されている。そして、摺動部28bの先端部に球継手26を介してメガネ支持部材25が結合されている。
【0062】
そして、摺動部28bを、図5(a)に示すように、鞘部28aから引き出した状態で、偏光メガネ23を画像表示部の画像表示面に対して所定の間隔に保つための所定の長さになる。なお、摺動部28bの基端部、すなわち、メガネ支持部材25が結合されている端部と反対側の端部の太さを加減することによって、図5(a)の状態以上には摺動部28bが鞘部28aから引き出されることがなく、且つ、摺動部28bと鞘部28aとの間に適当な摩擦力が働いて、使用中に、ちょっとした加減で摺動部28bが鞘部28a内に引き込まれてしまうことのないようになっている。
【0063】
そして、図5(a)に示す状態から、摺動部28bを鞘部28aの方へやや強く押し込むように力を加えれば、引出位置、すなわち、図5(a)に示した状態での摺動部28bの位置における摺動部28bと鞘部28aとの間の摩擦力が解消されて、図5(b)に示すように、摺動部28bの大部分が鞘部28aに収容される。この図5(b)に示すように、支持腕21Aの長さを短くした状態で、必要に応じて、偏光メガネ23を支持腕28Aから外して収納すれば、収納状態においてかさばることがない。
【0064】
図6に示す偏光メガネ装置20Bは支持腕21Bを折り畳み自在とした点で上記偏光メガネ装置20と異なり、その他の点では偏光メガネ装置20と同様である。従って、支持腕21Bの構成に付き詳細に説明し、その他の部分については偏光メガネ装置20における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0065】
支持腕21Bは2つの部分29、30から成る。部分29と30はほぼ同じ長さをしており、部分29の基端部に玉継手24を介して取付手段22が結合されている。また、部分30の先端部に玉継ぎ手26を介してメガネ支持部材25が支持されている。
【0066】
そして、図6(a)の拡大引出部で分かるように、部分29の先端部と部分30の基端部にそれぞれヒンジ片29a、30aが突設されており、これらヒンジ片29a、30aが重ね合わされ、その状態で、締付ネジ31の図示しない螺軸部が2つのヒンジ片29a、30aに挿通されると共に、ナット32に螺合される。なお、ヒンジ片29a、30aの互いに対向する面には放射状に延びる図示しない突条を形成しておき、締付ネジ31によって締め付けられたときに、ヒンジ片29aとヒンジ片30aとの間の摩擦力が増大するようにされている。
【0067】
上記偏光メガネ装置20Bにあっては、使用時には、図6(a)に示すように、支持腕21Bの部分29と30とが一直線状になるようにする。また、不使用時、特に、収納時には図6(b)に示すように、支持腕21Bの部分29と30とが重なるように折り畳んだ状態とする。なお、支持腕21Bの部分29と30を折り畳んだり伸ばしたりするときには締付ネジ31を緩めた状態で行い、伸ばした状態又は折り畳んだ状態を維持したいときは、締付ネジ31を締め付けて、すなわち、その螺軸部をナット32に強く捻じ込んで、ヒンジ片29aと30aとが強く圧接された状態とする。
【0068】
図7乃至図10は本発明の第2の実施例40を示すものである。
【0069】
偏光メガネ装置40は支持腕41と該支持腕41の一端部に設けられた取付手段42と支持腕41の他端部に支持される偏光メガネ43を備える。
【0070】
支持腕41は伸縮自在に形成されている。支持腕41は鞘部44と該鞘部44に収納及び引出自在に結合された摺動部45を備えている。鞘部44は前後方向に長く上下に薄い厚手の帯状をしており、鞘部44のほぼ全長に亘って先端に開口した収納凹部44aが形成されている。鞘部44の基端部には左右に延びる被支持部46が一体に形成されており、該被支持部46には被支持部46を左右に貫通して被支持部46の両端から突出した図示しない被支持軸が固定されている。
【0071】
摺動部45は前後方向に長い帯状をした帯板部45aと該帯板部45aの先端部に固定された支持部45bとから成る。支持部45bは帯板部45aより厚手で且つ幅広の帯状をしており、先端部が僅かに下方へ湾曲している。そして、支持部45bの先端部にはこれを左右に貫通して両端から突出した図示しない支持軸が固定されている。
【0072】
そして、摺動部45の帯板部45aが鞘部44の収納凹部44aに摺動自在に結合される。これによって、支持腕41は、不使用時には、図7に示すように、摺動部45の帯板部45aが全て鞘部44の収納凹部44a内に収納された状態とされ、使用時には、図10に示すように、摺動部45の帯板部45aが鞘部44から最も引き出された状態とされる。なお、図10に示した状態では、図示しないストッパにより、摺動部45の帯板部45aがそれ以上鞘部44から引き出されないようになっている。
【0073】
取付手段42は2つの挟持片47、48を備える。挟持片47、48は互いに前後に離間して対向する主片部47a、48aと主片部47a、48aの上縁から互いに近づく方向へ斜め上方に突出した上片部47b、48bを備え、挟持片48はさらに主片部48aの下縁から斜め下方に且つ挟持片47から離れる方向に突出した案内片48cを備える。そして、2つの挟持片47、48の上片部47b、48bの先端同士が回動自在に連結され、図示しない弾発手段、例えば、捩じりコイルバネによって、主片部47a、48aの下縁同士が近づく方向に付勢される。なお、主片部47aと48aとがほぼ並行に対向した状態で図示しないストッパによりそれ以上に主片部47aと48aとが近づかないようになっている(図9参照)。この時の主片部47aと48aとの間の間隔がこれらによって挟持する画像表示部の厚みよりやや狭い間隔となって、画像表示部に取り付けた際に画像表示部に過度の応力をかけないようにするためである。
【0074】
一方の挟持片47の上端面が側端部を除いて切り欠かれて該切り欠かれた部分の両脇に軸支部49、49が形成される。そして、支持腕41の基端部に設けられた被支持部46が上記軸支部49と49との間に位置され、さらに、被支持部46の両端から突出した図示しない被支持軸が軸支部49、49に回動自在に支持される。なお、支持腕41を回動させて取付手段42との間の角度を変えたときに、該角度が維持されるように、軸支部49、49と上記被支持軸との間に適度な摩擦抵抗が生じるようにしておくと良い。このような摩擦抵抗を生じさせる手段には既知のものを採用すれば良く、例えば、被支持軸の周面に板バネを巻き付けた、バネ軸受と称される手段などが採用できる。
【0075】
偏光メガネ43は上記第1の実施例における偏光メガネ23とほぼ同様の構成を有するものであり、支持腕41の先端部にメガネ支持部材50を介して支持される。メガネ支持部材50はメガネ支持部51と被支持部52とが一体に形成されて成る。メガネ支持部51は上端で一体に連結された板状をした2枚の挟持片51a、51aが間隔をおいて平行に対向されて成る。なお、挟持片51aと51aとの間の間隔は偏光メガネ43の厚みと同じか僅かに小さく形成され、また、挟持片51a、51aの先端間における互いの間隔は偏光メガネ43の厚みより小さく形成されている。被支持部52はメガネ支持部51の上端から突設されて成り、左右に離間した2つの軸支部52a、52aを有する。そして、一方の軸支部52aからはつまみ片52bが側方へ突設されている。
【0076】
メガネ支持部材50は、軸支部52a、52aが支持腕41の先端部に設けられた支持部45bの両端から突出した上記図示しない支持軸に回動自在に結合されることにより、支持腕41の先端部に支持される。なお、上記した支持腕41と取付手段42との間の結合と同様に、支持腕41とメガネ支持部材50との間の結合に関しても、軸支部52a、52aと支持部45bの支持軸との間に適度な摩擦抵抗が生じるように構成して、支持腕41に対してメガネ支持部材50を所望の角度に保てるようにするのがよい。
【0077】
偏光メガネ43は、その上縁部の中央部をメガネ支持部材50の2つの挟持片51a、51aの間に差し込むことによって、2つの挟持片51aと51aとで挟み付けられた状態になり、これによって、メガネ支持部材50を介して支持腕41の他端部に支持される。
【0078】
図10は偏光メガネ装置40の使用状態を示すものである。ここでも、立体画像表示装置をノート型パソコン53とした例を示す。
【0079】
偏光メガネ装置40を使用して立体画像を見る場合は、先ず、ノート型パソコン53の画像表示部53aを本体部53bに対して所望の角度に開き、画像表示部53aの筐体53cの上辺部のほぼ中央部に取付手段42を取り付ける。具体的には、取付手段42の挟持片48の案内片48cを筐体53cの上辺部の奥側の縁にあてがうと共に挟持片47の主片部47aを筐体53cの手前側の縁にあてがい、その状態で、取付手段42を下方へ押し込む。この押し込む力によって、挟持片47と48との間の間隔が僅かに拡がり、挟持片47の主片部47aと挟持片48の主片部48aとで筐体53cの上辺部を前後から挟み込んだ状態となり、挟持片47、48に作用している付勢手段の付勢力によって、取付手段42が画像表示部53aの上辺部に取り付けられた状態となる。
【0080】
そこで、支持腕41の摺動部45を鞘部44から引出限度まで引き出し(図10に示す状態参照)、支持腕41の取付手段42に対する角度及び偏光メガネ43の支持腕41に対する角度を調整して、偏光メガネ43の位置及び角度を画像表示部53aに表示される画像を見やすい位置及び角度に調整する。なお偏光メガネ43は支持腕41を画像表示部53aに取り付ける前にメガネ支持部材50に支持させても、また、支持腕41を画像表示部53aに取り付けた後にメガネ支持部材50に支持させても、どちらでも良い。立体画像を観察中に、偏光メガネ43を通さずに画像表示部53aの画像を見る必要が生じたときには、偏光メガネ43を図10に2点鎖線で示すように、いわゆる跳ね上げた状態にすることによって、一時的に、偏光メガネ43を通さずに画像表示部53aの画像を観察することができる。なお、偏光メガネ43の支持腕41に対する角度を変更するときは、つまみ片52bを指で摘んだ状態で捻るようにして行うと良い。つまみ片52bはメガネ支持部材50の回動支点軸の延長上に設けられているので、容易に偏光メガネ43の角度を変更することができる。
【0081】
そして、立体画像の観察が終了したときには、取付手段42を上方へ引き上げることによって、容易に、画像表示部53aから取り外すことができ、そこで、支持腕41の摺動部45を鞘部44内に収納し(図7に示す状態参照)、必要に応じて、偏光メガネ43をメガネ支持部材50から取り外して、支持腕41(取付手段42及びメガネ支持部50付き)及び偏光メガネ43を適当な場所に収納保管するようにすればよい。
【0082】
図11乃至図13は本発明立体画像表示装置の第1の実施の形態を示すものである。なお、本実施の形態では、本発明をノート型パソコンに適用した例を示す。
【0083】
ノート型パソコン60は収納及び引き出し自在に構成された偏光メガネ部61を備える。偏光メガネ部61は支持腕62と偏光メガネ63を備える。偏光メガネ63はユニバーサルジョイント部64を介して支持腕62の先端部に支持されている。
【0084】
支持腕62は画像表示部65の筐体65aに収納及び引き出し自在に構成されている。支持腕62の基端部には角度調整部62aが設けられており、支持腕62が画像表示部65の筐体65aから引き出されたとき(図11参照)に、角度調整部62aが筐体65aに固定されるようになっている。
【0085】
画像表示部65の筐体65aの背面、すなわち、画像表示面65bが露出している面と反対側の面の上縁寄りの部分はやや後方へ突出され、該突出された部分の内側にメガネ収納部65cが形成されている。
【0086】
ノート型パソコン60の画像表示部65に表示される画像を立体画像として観察する場合には、画像表示部65を本体部66に対して所定の角度を為すように開き、支持腕62を画像表示部65の筐体65aから引き出すと共に支持腕62を角度調整部62aで図11中矢印U−D方向に回動させて支持腕62が画像表示部65に対して所定の角度を有するように調整し、さらに、偏光メガネ63をユニバーサルジョイント部64で図11中矢印F−B方向及び矢印L−R方向に回動させて、偏光メガネ63の位置及び角度を画像表示部65の画像表示面65bに表示される画像を立体画像として観察するのに適した位置及び角度に調整する。
【0087】
そして、立体画像の観察が終了し、偏光メガネ部61を収納するときには、支持腕62及び偏光メガネ63何れをも画像表示部65の筐体65aの背面が延びる向きと同じ向きにし(図13参照)、支持腕62及び偏光メガネ63を画像表示部の筐体65a内に収納していく。そして、最後には、支持腕62は画像表示部65の筐体65a内に収納され、また、偏光メガネ63は画像表示部65の筐体65aのうちのメガネ収納部65c内に収納される(図12参照)。
【0088】
図14は第1の実施の形態の変形例60Aを示すものである。この変形例60Aにあっては支持腕62Aが上記した実施の形態にかかる支持腕60と異なり、他の部分は上記実施の形態60におけると同様である。従って、上記実施の形態60の各部と同じ部分については上記実施の形態における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0089】
支持腕62Aは、詳細な図示は省略するが、図5に示した支持腕21Aと同様に鞘部と該鞘部に出し入れ自在にされた摺動部とから成る、いわゆるロッドアンテナタイプの伸縮自在なものとして構成されている。従って、収納するときには摺動部を鞘部に収容した状態とすることによって、図14に示すように、画像表示部65の筐体65a内での支持腕62Aのための収納スペースが小さくて済むことになる。
【0090】
図15乃至図17は本発明立体画像表示装置の第2の実施の形態を示すものである。この実施の形態も本発明をノート型パソコンに適用したものである。
【0091】
ノート型パソコン70は偏光メガネ部71を備える。偏光メガネ部71はノート型パソコン70の画像表示部72の筐体73に収納及び引出自在に設けられた支持腕74と該支持腕74の先端に支持される偏光メガネ75とから成る。
【0092】
支持腕74は画像表示部72の筐体73の左右両側部に設けられた2つの伸縮アーム部76、76によって構成される。伸縮アーム部76は多数の細い線材76a、76a、・・・を回動支点部76b、76b、・・・によってパンタグラフ状に結合して形成されており、使用される線材76a、76a、・・・は先端部に近い部分において使用されるものほど短くなっており、従って、伸縮アーム部76は先端に行くほど幅が狭くなるようになっている。そして、基端部に位置する線材の端部76ae、76aeは画像表示部72の筐体73の両側部に前面に開口するように形成された縦長のアーム収納凹部73aの底部に上下方向に移動可能に支持されている。そして、該端部76ae、76aeは伸縮アーム部76の伸縮動作に応じて上下方向に移動し、伸縮アーム部76が所定の位置まで延びた状態(図15参照)で図示しないストッパ手段によって移動が阻止され、伸縮アーム部76がそれ以上に延びることがないようになっている。
【0093】
伸縮アーム部76、76の先端部には偏光メガネ71を支持するためのメガネ保持手段77、77が支持されている。該メガネ保持手段77、77は互いに対向する面に差し込み溝77a、77aを有している。
【0094】
偏光メガネ75は上記した各実施の形態で述べた各偏光メガネ23、43、63等とほぼ同じ構成をしており、その両側縁部が上記メガネ保持手段77、77の差し込み溝77a、77aに差し込まれることによって支持腕74の先端部に支持される。
【0095】
上記ノート型パソコン70にあっては、偏光メガネ部71を使用しないときは、図17に示すように、伸縮アーム部76、76は畳まれた状態で画像表示部72の筐体73に設けられたアーム収納凹部73a、73a内に収納されており、また、偏光メガネ75も上記筐体73に側面に開口するように形成されたメガネ収納凹部73b内に収納されている。
【0096】
そして、偏光メガネ部71を使用する場合、すなわち、画像表示部72の画像表示面72aに表示される画像を立体画像として観察する場合には、伸縮アーム76、76をアーム収納凹部73a、73aから引き出すと共に引き延ばし(図16参照)、その先端に設けたメガネ保持手段77、77によって偏光メガネ75を支持する(図15参照)。これによって、偏光メガネ75が画像表示面72aに表示される画像を立体画像として観察するのに適した位置及び角度に設定される。
【0097】
図18及び図19は本発明立体画像装置の第3の実施の形態を示すものである。この実施の形態は上記第2の実施の形態にかかる偏光メガネ部71と同様の偏光メガネ部を後付で立体画像表示装置に設けるようにしたものである。
【0098】
ノート型パソコン80の偏光メガネ部81は支持腕82と偏光メガネ83を備え、支持腕83は2つの伸縮アーム部84、84によって構成される。伸縮アーム部84は多数の細い線材84a、84a、・・・を回動支点部84b、84b、・・・によってパンタグラフ状に結合して形成されており、使用される線材84a、84a、・・・は先端部に近い部分において使用されるものほど短くなっており、従って、伸縮アーム部84は先端に行くほど幅が狭くなるようになっている。そして、基端部に位置する線材の端部84ae、84aeは縦長の箱状をした収納筐体85の底部に上下方向に移動可能に支持されている。そして、該端部84ae、84aeは伸縮アーム部84の伸縮動作に応じて上下方向に移動し、伸縮アーム部84が所定の位置まで延びた状態(図19参照)で図示しないストッパ手段によって移動が阻止され、伸縮アーム部84がそれ以上に延びることがないようになっている。
【0099】
伸縮アーム部84、84の先端部には偏光メガネ83を支持するためのメガネ保持手段86、86が支持されている。該メガネ保持手段86、86は上記第2の実施の形態におけるメガネ保持手段77、77と同じ構造をしており、差し込み溝86a、86aを有する。
【0100】
そして、上記収納筐体85、85がノート型パソコン80の画像表示部87の筐体88の両側面に適宜手段によって固定され、これによって支持腕82がノート型パソコン80に組み込まれる。
【0101】
偏光メガネ83は上記した各実施の形態で述べた各偏光メガネ23、43、63、75等とほぼ同じ構成をしており、その両側縁部が上記メガネ保持手段86、86の差し込み溝86a、86aに差し込まれることによって支持腕82の先端部に支持される。
【0102】
そして、偏光メガネ部81を使用する場合、すなわち、画像表示部87の画像表示面87aに表示される画像を立体画像として観察する場合には、伸縮アーム84、84を収納筐体85、85から引き出すと共に引き延ばし(図19参照)、その先端に設けたメガネ保持手段86、86によって偏光メガネ83を支持する。これによって、偏光メガネ83が画像表示面87aに表示される画像を立体画像として観察するのに適した位置及び角度に設定される。
【0103】
そして、偏光メガネ部81を使用しないときには、偏光メガネ83を支持腕82から取り外し、伸縮アーム部84、84を折り畳んだ状態で収納筐体85、85内に収納する。
【0104】
以上のような第3の実施の形態にあっては、当初は偏光メガネ装置を装備することを予定していなかったノート型パソコンに後付で偏光メガネ部81を装備することができる。
【0105】
図20乃至図22は本発明立体画像表示装置の第4の実施の形態を示すものである。この実施の形態も本発明をノート型パソコンに適用したものである。
【0106】
ノート型パソコン90は偏光メガネ部91を備え、偏光メガネ部91は支持腕92と偏光メガネ93を備える。
【0107】
支持腕92はバネ弾性を有する材料、例えば、スチール板で帯板状に形成されて成る。ノート型パソコン90の画像表示部94の筐体95の背面側の上端部には収納部96が形成されている。該収納部96内には巻取軸96aが配置されている。該巻取軸96aは図示しない付勢手段、例えば、弦巻バネ等により巻き取り方向、すなわち、図22中矢印T方向に回転するように付勢されている。そして、支持腕92の基端が上記巻取軸96aに固定されている。
【0108】
支持腕92はゲート97を通って収納部96から引き出される。ゲート97は画像表示部94の画像表示面94aに向かって見て下方に突の弧状に形成されたスリット97aを有し、該スリット97aから支持腕92が引き出される。該スリット97aは収納部96に一体のベンチ部97bと収納部96に回動可能に支持されたブレーキ体98との間に形成されている。
【0109】
ブレーキ体98はベンチ部97bの上側において収納部96に軸98aによって回動自在に支持され、コイル部が軸98aに支持された捩じりコイルバネ99の2つの腕片がブレーキ体98のバネ掛け部98bと収納部96のバネ掛け部96bとにそれぞれ弾接することにより、先端部98cがベンチ部97bに当接する方向、すなわち、図21中矢印R方向に回動するように付勢される。従って、ブレーキ体98に特に力を加えていない状態では、捩じりコイルバネ99の付勢力によって、ブレーキ体98の先端部98cとベンチ部97bとの間で支持腕92を挟着した状態となり、巻取軸96aを巻取方向、すなわち、図22中矢印T方向に回転させる力が付勢されているにもかかわらず、支持腕92は巻取軸96aに巻き取られることはない。
【0110】
偏光メガネ93は、基本的には、上記各実施の形態で示した各偏光メガネ23、43、63、75、83と同様に、左半部と右半部とで互いに偏光方向が直交する2つの直線偏光を各別に透過させるように構成されていると共に、背面の上端寄りの部分に差し込み溝が形成されている。すなわち、偏光メガネ93の背面、すなわち、画像表示部94の画像表示面94aに対向する面の上端寄りの部分に下方に湾曲する弧状をした被支持部材100が固定されており、該被支持部材100に差し込み溝100aが形成されている。
【0111】
上記ノート型パソコン90において、偏光メガネ部91を使用するとき、すなわち、画像表示部94の画像表示面94aに表示される画像を立体画像として観察するときは、収納部96に設けられたブレーキ体98の後端部を下方へ(図21中矢印D参照)押圧して、ブレーキ体98を図21中矢印R方向と反対の方向に回動させ(図21の2点鎖線参照)て、ブレーキ体98の先端部98cとベンチ部97bとによる支持腕92の挟持を解放する。その状態で、支持腕92を収納部96からほぼ全部引き出してから、ブレーキ体98を矢印D方向に押圧していた力を除けば、再びブレーキ体98の先端部98cとベンチ部97bとによって支持腕92が挟持されて(図20、図21参照)、支持腕92が収納部から引き出された状態が保持される。
【0112】
上記のように引き出された支持腕92の先端部を偏光メガネ93の差し込み溝100aに差し込んで、偏光メガネ93を支持腕92の先端に支持させる。上記したように支持腕92をいっぱいに引き出すことによって、支持腕92の先端と画像表示部94の画像表示面94aとの間の間隔が常に一定になるので、該支持腕92の先端に偏光メガネ93を支持させることによって、偏光メガネ93を画像表示面94aに表示される画像を立体画像として観察するのに適した位置に位置させることができる。
【0113】
また、支持腕92は薄い帯板状をしているにも拘わらず、スリット97aと差し込み溝100aとによって幅方向に湾曲した状態に保たれるため、偏光メガネ93を支持するのに十分な剛性を保つことができる。
【0114】
立体画像の観察が終了したら、支持腕92の先端を偏光メガネ93の差し込み溝100aから引き抜くことによって、偏光メガネ93を支持腕92から取り外し、ブレーキ体98を図21中矢印Rの方向と反対の方向に回動させることによってブレーキ体98とベンチ部97bとによる支持腕92の挟持を解除する。これによって、巻取軸96aへの付勢力が十分に強力であれば、巻取軸96aが該付勢力によって図22中矢印T方向に回転して支持腕92を巻き取り、また、上記付勢力が十分に強力でない場合には、観察者が支持腕92を収納部96内に押し込む動作に従って、巻取軸96aが矢印T方向に回転して支持腕92を巻き取っていく。そのようにして、支持腕92は収納部96内に収納される(図22参照)。なお、支持腕92は巻取軸96aに巻き取られるときには、湾曲が取れた状態で巻き取られる。
【0115】
図23は第4の実施の形態の変形例を示すものである。この変形例は第4の実施の形態と比較して、支持腕92の収納方法が異なるのみでその他の部分は第4の実施の形態における各部と同様である。従って、該異なる部分についてのみ詳細に説明し、その他の部分については図示を省略するか、あるいは、第4の実施の形態における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0116】
この変形例にかかるノート型パソコン90Aの画像表示部94Aには液晶パネル部101の裏側に扁平な収納空間102が形成され、不使用時にあっては、該収納空間102内に支持腕92が収納される。なお、収納空間102の上端部にはゲート97が配置され、該ゲート97に設けられたスリット97aから支持腕92が引き出される点は、上記第4の実施の形態と同様である。
【0117】
この変形例にかかるノート型パソコン90Aにあっては、支持腕92を収納する収納空間102を平たくすることができるので、画像表示部94Aの背面に大きく突出するものを形成する必要が無く、画像表示部94Aの背面をすっきりと纏めることができる。
【0118】
なお、上記した各実施の形態における各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0126】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明立体画像表示装置は、視差に対応した画像情報を表示する画像表示手段と上記画像情報を分割して偏光方向を制御する偏光制御手段を有する画像表示部及び偏光メガネを備え、上記画像表示部に収納突出自在に設けられた支持腕を設け、上記支持腕が画像表示部から突出された状態において該支持腕の先端に支持された偏光メガネが上記画像表示部と所定の間隔をおいて対向するようにしたことを特徴とする。
【0127】
従って、本発明立体画像表示装置にあっては、画像表示部に設けられた支持腕を介して偏光メガネが画像表示部に対向されるので、偏光メガネの画像表示部に対する位置関係が大きく狂うことはなく、偏光メガネの位置の不適正に基づく観察画像の劣化が生じにくい。
【0128】
また、支持腕は常に立体画像表示装置と一緒に存在するので、支持腕を紛失したり、支持腕の管理に適正を欠いて、支持腕を損傷したりすることを回避することができる。
【0129】
請求項に記載した発明にあっては、上記支持腕と画像表示部との間を角度調節機構を介して接続したので、偏光メガネの画像表示部に対する位置を容易に調整することができる。
【0130】
請求項に記載した発明にあっては、上記支持腕と上記偏光メガネとの間の角度が可変であるので、偏光メガネの画像表示部に対する角度の調整を容易に為すことができる。
【0131】
請求項に記載した発明にあっては、偏光メガネを通さずに画像表示部を観察する際に、偏光メガネを支持腕とほぼ平行な位置に撥ね上げることを可能にする角度可変機構によって支持腕に偏光メガネが支持されたので、立体画像の観察でない状態で画像表示部を観察するときに偏光メガネが邪魔になることがない。
【0132】
請求項に記載した発明にあっては、上記偏光メガネを画像表示部に対して離隔及び接近する方向に回転させることができる角度可変機構を介して支持腕に偏光メガネが支持されたので、偏光メガネの画像表示部に対する垂直方向での角度を容易に調整することができる。
【0133】
請求項に記載した発明にあっては、上記偏光メガネをその両端が画像表示部に離隔及び接近する方向に回転させることができる角度可変機構を介して支持腕に偏光メガネが支持されたので、偏光メガネの画像表示部に対する水平方向での角度を容易に調整することができる。
【0134】
請求項に記載した発明にあっては、上記支持腕は画像表示部の筐体の両側部に伸縮自在に設けられた一対パンタグラフ状腕部から成り、上記偏光メガネは上記一対のパンタグラフ状腕部の先端部に着脱自在に取り付けられるので、小さな収納スペースで支持腕を収納することができる。
【0135】
また、引き出した状態におけるパンタグラフ状腕部の先端の位置はほぼ一定であるので、偏光メガネの位置を安定させることができる。
【0136】
請求項に記載した発明にあっては、上記支持腕は画像表示部の筐体に対して収納及び引出自在にされた竿状をしており、上記偏光メガネは上記支持腕の先端部に角度調整自在に支持されていると共に、画像表示部の筐体に偏光メガネを収納するメガネ収納部が設けられたので、偏光メガネの画像表示部に対する角度を容易に調整することができる。
【0137】
また、偏光メガネの収納部が画像表示部の筐体に設けられているので、偏光メガネを紛失したり、偏光メガネの管理に適正を欠いて、偏光メガネを損傷したりすることを回避することができる。
【0138】
請求項に記載した発明にあっては、上記支持腕は伸縮可能に形成されていて、最も縮められた状態で画像表示部の筐体内に収納されるので、収納時における支持腕の長さを短くすることができ、そのため、画像表示部の筐体内に設ける支持腕のための収納スペースが小さくて済む。
【0139】
請求項10に記載した発明にあっては、上記支持腕は画像表示部の筐体に対して収納及び引出自在にされた金属製の帯板から成り、上記筐体から引き出された状態において幅方向に湾曲されて形状が安定されるので、支持腕の構造が簡素になる。
【0140】
請求項11に記載した発明にあっては、上記支持腕は巻き取られた状態で上記筐体内に収納されるので、支持腕の収納スペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概要を説明する図である。
【図2】 本発明立体画像表示装置の概要を説明する図である。
【図3】 図4乃至図6と共に本発明の第1の実施例を示すものであり、本図は使用状態を示す斜視図である。
【図4】 偏光メガネを支持腕から取り外した状態の斜視図である。
【図5】 支持腕を伸縮自在に構成した変形例を示す斜視図であり、(a)は伸ばした状態を、(b)は縮めた状態を、それぞれ示すものである。
【図6】 支持腕を折り畳み自在に構成した変形例を示す斜視図であり、(a)は伸ばした状態を、(b)は折り畳んだ状態を、それぞれ示すものである。
【図7】 図8乃至図10と共に本発明の第2の実施例を示すものであり、本図は全体を示す斜視図である。
【図8】 取付手段を示す拡大斜視図である。
【図9】 偏光メガネとメガネ支持部材を示す拡大斜視図である。
【図10】 使用状態を示す斜視図である。
【図11】 図12乃至図14と共に本発明立体画像表示装置の第1の実施の形態を示すものであり、本図は使用状態を示す斜視図である。
【図12】 偏光メガネ部を収納した状態を示す斜視図である。
【図13】 偏光メガネ部を収納する途中の状態を示す斜視図である。
【図14】 変形例において偏光メガネ部を収納した状態を示す斜視図である。
【図15】 図16及び図17と共に本発明立体画像表示装置の第2の実施の形態を示すものであり、本図は使用状態を示す斜視図である。
【図16】 支持腕から偏光メガネを取り外した状態を示す斜視図である。
【図17】 支持腕及び偏光メガネを収納した状態を示す斜視図である。
【図18】 図19と共に本発明立体画像表示装置の第3の実施の形態を示すものであり、本図は偏光メガネ部を設ける前の状態を示す斜視図である。
【図19】 使用状態を示す斜視図である。
【図20】 図21乃至図23と共に本発明立体画像表示装置の第4の実施の形態を示すものであり、本図は使用状態を示す斜視図である。
【図21】 使用状態における要部の拡大断面図である。
【図22】 支持腕を収納した状態における要部の拡大断面図である。
【図23】 変形例を示し、支持腕を収納した状態における要部の拡大断面図である。
【図24】 立体画像を観察する原理を説明するための立体画像表示装置の概略分解斜視図である。
【図25】 立体画像を観察する位置に関する問題点を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1…偏光メガネ装置、2…支持腕、3…取付手段、4…偏光メガネ、5…立体画像表示装置、6…画像表示部、8…立体画像表示装置、9…画像表示部、10…支持腕、11…偏光メガネ、12b…収納スペース(メガネ収納部)、20…偏光メガネ装置、21…支持腕、23…偏光メガネ、27…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、27a…画像表示部、20A…偏光メガネ装置、21A…支持腕、20B…偏光メガネ装置、21B…支持腕、40…偏光メガネ装置、41…支持腕、42…取付手段、43…偏光メガネ、50…メガネ支持部材(角度可変機構)、53…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、53a…画像表示部、60…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、62…支持腕、62a…角度調整部(角度調節機構)、64…ユニバーサルジョイント(角度可変機構)、63…偏光メガネ、65…画像表示部、65c…メガネ収納部、60A…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、62A…支持腕、70…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、72…画像表示部、73…筐体、73b…メガネ収納凹部(メガネ収納部)、74…支持腕、75…偏光メガネ、76…伸縮アーム部(パンタグラフ状腕部)、80…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、82…支持腕、83…偏光メガネ、84…伸縮アーム部(パンタグラフ状腕部)、87…画像表示部、88…筐体、90…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、92…支持腕、93…偏光メガネ、94…画像表示部、95…筐体、90A…ノート型パソコン(立体画像表示装置)、94A…画像表示部

Claims (11)

  1. 視差に対応した画像情報を表示する画像表示手段と上記画像情報を分割して偏光方向を制御する偏光制御手段を有する画像表示部及び偏光メガネを備え、
    上記画像表示部に収納突出自在に設けられた支持腕を設け、
    上記支持腕が画像表示部から突出された状態において該支持腕の先端に支持された偏光メガネが上記画像表示部と所定の間隔をおいて対向するようにした
    ことを特徴とする立体画像表示装置。
  2. 上記支持腕と画像表示部との間を角度調節機構を介して接続した
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像表示装置。
  3. 上記支持腕と上記偏光メガネとの間の角度が可変である
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像表示装置。
  4. 偏光メガネを通さずに画像表示部を観察する際に、偏光メガネを支持腕とほぼ平行な位置に撥ね上げることを可能にする角度可変機構によって支持腕に偏光メガネが支持された
    ことを特徴とする請求項3に記載の立体画像表示装置。
  5. 上記偏光メガネを画像表示部に対して離隔及び接近する方向に回転させることができる角度可変機構を介して支持腕に偏光メガネが支持された
    ことを特徴とする請求項3に記載の立体画像表示装置。
  6. 上記偏光メガネをその両端が画像表示部に離隔及び接近する方向に回転させることができる角度可変機構を介して支持腕に偏光メガネが支持された
    ことを特徴とする請求項3に記載の立体画像表示装置。
  7. 上記支持腕は画像表示部の筐体の両側部に伸縮自在に設けられた一対パンタグラフ状腕部から成り、上記偏光メガネは上記一対のパンタグラフ状腕部の先端部に着脱自在に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像表示装置。
  8. 上記支持腕は画像表示部の筐体に対して収納及び引出自在にされた竿状をしており、
    上記偏光メガネは上記支持腕の先端部に角度調整自在に支持されていると共に、
    画像表示部の筐体に偏光メガネを収納するメガネ収納部が設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像表示装置。
  9. 上記支持腕は伸縮可能に形成されていて、最も縮められた状態で画像表示部の筐体内に収納される
    ことを特徴とする請求項8に記載の立体画像表示装置。
  10. 上記支持腕は画像表示部の筐体に対して収納及び引出自在にされた金属製の帯板から成り、上記筐体から引き出された状態において幅方向に湾曲されて形状が安定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像表示装置。
  11. 上記支持腕は巻き取られた状態で上記筐体内に収納される
    ことを特徴とする請求項10に記載の立体画像表示装置。
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