JP4153800B2 - Manufacturing method of semiconductor integrated circuit device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、ドライエッチング技術に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明者が検討したドライエッチング技術は、例えば以下の通りである。まず、半導体ウエハ上の絶縁膜上にフォトレジスト膜を塗布した後、これに対して露光処理を施すことにより所望の孔パターンを転写する。続いて、現像処理を施してフォトレジストパターンを形成し、現像液を洗浄した後、スピン乾燥処理を施す。その後、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして、そのマスクから露出する上記絶縁膜をフルオロカーボン系のガスを用いたドライエッチング法により除去することにより、上記絶縁膜に孔を形成する。
【0003】
なお、例えば特開2000−307184号公報には、レジスト膜に開口を形成した後、その開口内に付着したレジスト残渣を除去すべく酸素を用いたライトアッシングする方法が開示されている(例えば特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−307184号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フルオロカーボン系のガスを用いたドライエッチング法により絶縁膜に孔を形成する技術においては、以下の課題があることを本発明者が初めて見出した。
【0006】
すなわち、半導体ウエハの中央領域において孔の形成不良が多発し、その孔部分で導通不良が発生した結果、半導体集積回路装置の歩留まりが低下する問題である。本発明者の検討によれば、導通不良の発生箇所が半導体ウエハの主面内でエッチングレートが最も早い中央領域のみであること、非導通の孔に隣接する同条件の他の孔は正常に開口していること、エッチング条件におけるエッチング時間の設定は充分であり、エッチング不足とは考え難いこと等から、エッチング単体による原因ではないと考察される。
【0007】
本発明の目的は、半導体集積回路装置の歩留まりを向上させることのできる技術を提供することにある。
【0008】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0010】
すなわち、本発明は、フォトレジストパターン形成後のウエハに対して酸素と希釈ガスとを有する混合ガスを用いたアッシング処理を施すことによりフォトレジストパターンの開口部のフォトレジスト残渣を除去した後、前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして、前記ウエハに対してフルオロカーボン系のガスと酸素と希釈ガスとの混合ガスを用いたドライエッチング処理を施すことにより前記フォトレジストパターンから露出する絶縁膜をエッチングして前記絶縁膜に配線開口部を形成するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本願の実施の形態を説明する前に、本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
【0012】
1.デバイス面とは、ウエハの主面であって、その面にフォトリソグラフィーにより、複数のチップ領域に対応する集積回路パターンが形成される面をいう。すなわち、「裏面」に対して、その反対側の主面をいう。
【0013】
2.ウエハとは、半導体集積回路の製造に用いるシリコン単結晶基板(半導体集積回路ウエハまたは半導体ウエハ:一般にほぼ円形)、サファイア基板、ガラス基板その他の絶縁、反絶縁または半導体基板などならびにそれらの複合的基板をいう。また、「半導体集積回路装置」(あるいは「電子装置」、「電子回路装置」など)というときは、単結晶シリコン基板上に作られるものだけでなく、特にそうでない旨が明示された場合を除き、上記した各種基板、あるいはさらにSOI(Silicon On Insulator)基板、TFT(Thin Film Transistor)液晶製造用基板、STN(Super Twisted Nematic) 液晶製造用基板などといった他の基板上に作られるものを含むものとする。
【0014】
3.エッチングガスは、反応ガスと、希釈ガスと、その他のガスとを有している。反応ガスは、主としてエッチングと堆積との両方の反応に寄与するガスであり、さらに、主反応ガスと、添加反応ガスとに分類できる。主反応ガスとしては、フルオロカーボン系のガスがあり、添加反応ガスとしては酸素(O2)を含むガスがある。そのフルオロカーボン系のガスは、飽和型と不飽和型に分類できる。飽和型は、炭素(C)原子が全て単結合のものであり、エッチングガスとして、例えばCF4、CHF3、CH2F2、CH3F、C2F6、C4F8がある。また、不飽和型は、炭素(C)原子が二重もしくは三重結合を有するものであり、エッチングガスとして、例えばC5F8またはC4F6がある。
【0015】
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
まず、本発明者が初めて見出した課題について説明する。本発明者が検討したのは、半導体集積回路装置の製造工程において、フォトレジスト(以下、単にレジストという)パターンをエッチングマスクとして、フルオロカーボン系のガスを有するエッチングガスを用いたドライエッチング法により絶縁膜に孔を形成する技術についてである。近年、半導体集積回路装置においては、小型、高性能化に伴い、半導体集積回路装置を構成する素子や配線の微細化が進められている。このため、配線等を形成するための孔においても微細化が進み、孔の加工に高度な精度が要求されている。例えば最小加工寸法が0.35μm程度の製品で現像寸法が0.55μmであったのが、最小加工寸法が0.25μm程度の製品では現像寸法が0.35μm程度、最小加工寸法が0.18μm程度の製品では現像寸法が0.28μm程度と劇的に小さくなっている。このような微細化の流れの中にあって最小加工寸法が0.18μm程度の製品の量産品において、例えばフルオロカーボン系ガス(C5F8等)、酸素(O2)およびアルゴン(Ar)をエッチングガスとして用いたドライエッチング法によりウエハの絶縁膜にスルーホールを形成する処理を施したところ、ウエハの中央領域のスルーホールで導通不良が多発した。図1は、そのウエハ50の主面(デバイス面)の不良分布を模式的に示している。不良が発生した半導体チップに斜線のハッチングが付されている。ウエハ50の主面の中央領域では、その中央領域の外周の外周領域よりも不良が多発している。また、そのウエハ50のTEG(Test Element Group)の外観解析結果から非導通部が確認された。図2は、その外観解析結果のウエハ50の要部断面図である。絶縁膜51には2つのスルーホール52a,52bが示されている。図2の左側のスルーホール52aは正常で、スルーホール52a内の導体膜53aは下層の配線54aと良好に接触し電気的に接続されている。これに対して図2の右側のスルーホール52bは異常で、スルーホール52bは下層の配線54bまで達せず、スルーホール52b内の導体膜53bと配線54bとの間には絶縁膜51が介在され、導体膜53bと配線54bとは絶縁されている。
【0017】
そこで、本発明者は、ドライエッチング条件を再検討したが、(1)導通不良の発生箇所がウエハ50の主面内で最もエッチングレートの速い中央領域で多発していること、(2)導通不良が発生したスルーホール52bに隣接する同条件のスルーホール52aは正常に開口していること、(3)エッチング条件におけるエッチング時間の設定は充分であり、エッチング不足とは考え難いこと等から、エッチング単体による原因ではないと考察した。そして、本発明者は、その原因として、レジストパターン形成後の開口部底部にレジスト残渣が付着し、下層の絶縁膜のエッチング時にエッチング時間の大半が上記レジスト残渣の除去に費やされてしまい導通不良が発生したものと推定した。図3は現像処理後の現像液を洗浄するためのリンス55に浸された状態のウエハ50の要部断面図を模式的に示している。絶縁膜51上には、レジストパターン56が形成されている。ここにはスルーホールを形成するための2つの開口部57a,57bが示されている。図3の左側の開口部57aはウエハ50の中央領域のスルーホール形成用の開口部を示し、図3の右側の開口部57bはウエハ50の外周領域のスルーホール形成用の開口部を示している。この洗浄処理時に、リンス55中に浮遊しているレジスト残渣58が開口部57a,57bの底部に再付着する。図4は図3の洗浄処理後のスピン乾燥処理後のウエハ50の要部断面図を模式的に示している。スピン乾燥処理ではウエハ50を回転させながら乾燥させるが、ウエハ50の主面の中央領域はその外周領域に比べて回転速度が遅く遠心力が小さいため、ウエハ50の中央領域の開口部57aでは外周領域に比べてレジスト残渣58が残留し易いと想定できる。図5および図6は図4の状態のままドライエッチング処理を施した場合のウエハ50の要部断面図を模式的に示している。図5、図6の順にエッチングが進んでいる状態を示している。ここでは、例えばC5F8、酸素(O2)およびアルゴン(Ar)を有するエッチングガスを用いたドライエッチング処理を所望の時間施した。最終的にはウエハ50の主面の外周領域では図6に示すようにスルーホール52aが下層の配線54aに達している。これに対して、ウエハ50の主面の中央領域の開口部57aの底部にはレジスト残渣58が付着しているため、エッチング時間がレジスト残渣58の除去に費やされてしまい、図6に示すようにスルーホール52bが下層の配線54bまで達していない。このため、ウエハ50の主面の中央領域のスルーホール52bでは導通不良が発生してしまう。このような問題は、エッチングガスの主反応ガスとしてC5F8を用いることで特に顕著となった。これは、ドライエッチング処理時にレジストパターン56の目減りを抑えるためにレジスト膜に対するエッチング選択比の高いガスを使用する傾向にあるからで、特にC5F8はレジスト膜に対するエッチング選択比が高く、エッチング処理時に開口部57a底部に残留したレジスト残渣58が除去され難いからである。C4F8等のような他の主反応ガスを選択した場合、現状の径やアスペクト比のスルーホールでは上記導通不良の問題が顕在化していないが、上記の問題発生のメカニズムが生じていると思料でき、スルーホールの径の縮小やアスペクト比の増大等に伴い顕在化してくることが予想される。
【0018】
そこで、本実施の形態においては、レジストパターンを現像処理により形成した後、ウエハに対して軽くアッシング処理を施すことにより、レジストパターン開口部の底のレジスト残渣を除去し、その後、フルオロカーボン系のガスを有するエッチングガスを用いたドライエッチング法により絶縁膜に孔等のような配線開口部を形成する。これにより、配線開口部の形成不良を低減または防止できるので、配線開口部での導通不良の発生を低減または防止することができる。したがって、半導体集積回路装置の歩留まりを向上させることができる。また、上記レジスト残渣除去工程と、配線開口部形成のためのドライエッチング工程とを別々に分けて行うことにより、各々の処理目的に適した制御および処理ができる。このため、配線開口部の形状の安定性を向上させることができる。また、下層の配線上部(露出部)の過剰なエッチングを防ぐことができるので、配線の電気的特性(抵抗)の変動を抑制することができる。また、他に大きな悪影響を与えることなくレジスト残渣を良好に除去できる。これらにより、半導体集積回路装置の歩留まりを向上できる上、再現性の高いドライエッチング処理が可能となる。
【0019】
次に、本実施の形態の半導体集積回路装置の製造方法の具体例を図7のフロー図に沿って、図8〜図18により説明する。
【0020】
まず、ウエハを用意する(図7の工程100)。図8はそのウエハ1Wの要部断面図を示している。平面略円形状のウエハ1Wを構成する半導体基板(以下、単に基板という)1Sは、例えばシリコン(Si)単結晶からなり、その主面(デバイス面)の溝型の分離部2に囲まれる活性領域にはMIS・FET(Metal Insulator Semiconductor・Field Effect Transistor:以下、単にMISと略す)Q等のような集積回路素子が形成されている。MISQは、ソースおよびドレイン用の半導体領域3,3と、ゲート絶縁膜4と、ゲート電極5とを有している。半導体領域3,3は、基板1Sの主面に所望の不純物が導入されることで形成されている。所望の不純物はMISのチャネルの導電型で決まり、nチャネル型のMISの場合は、例えばリン(P)またはヒ素(As)が導入され、pチャネル型のMISの場合は、例えばホウ素(B)または二フッ化ホウ素(BF2)が導入される。基板1Sの主面上に形成された上記ゲート絶縁膜4は、例えば熱酸化法で形成された酸化シリコン膜(SiO2等)からなるが、酸窒化シリコン膜(SiON)にしても良いし、窒化シリコン膜(Si3N4等)の単体膜や酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜を設けた積層膜にしても良い。ゲート絶縁膜4上に形成された上記ゲート電極5は、例えば低抵抗多結晶シリコン膜の単体膜からなるが、低抵抗多結晶シリコン膜上にシリサイド層を設けた積層膜または低抵抗多結晶シリコン膜上にバリアメタル膜を介してメタル膜を設けた積層構造としても良い。上記シリサイド層としては、例えばタングステンシリサイドやコバルトシリサイドがある。また、上記バリアメタル膜としては、例えば窒化タングステン膜があり、上記メタル膜としては、例えばタングステンがある。ゲート電極5の側面には、例えば酸化シリコン膜からなるサイドウォール6が形成されている。このようなウエハ1Wの主面上には絶縁膜(第1絶縁膜)7aが堆積されている。絶縁膜7aは、例えば酸化シリコン膜からなる。絶縁膜7a上には第1層配線8aが形成されている。第1層配線8aは、例えば窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)および窒化チタンが下層から順に堆積されてなる。アルミニウムに代えて、アルミニウム−シリコン合金またはアルミニウム−シリコン−銅(Cu)合金等のようなアルミニウム系メタルを用いても良いし、第1層配線8aをタングステン膜の単体膜で形成しても良い。ここでは第1層配線8aが、絶縁膜7aに形成されたコンタクトホール9内のプラグ10aを通じて半導体領域3と電気的に接続されている。プラグ10aは、例えばタングステンからなる。また、絶縁膜7a上には、絶縁膜(第2絶縁膜)7bが上記第1層配線8aを覆うように堆積されている。絶縁膜7bは、例えば酸化シリコン膜からなる。
【0021】
続いて、ベーキング処理等によるウエハ1Wの主面上の吸着水分の除去、有機溶剤による表面の脱脂、洗浄、水洗による汚染の除去および回転ブラシやジェット水流等による塵埃の物理的除去等のようなレジスト塗布前処理を施した後、図9に示すように、上記のようなウエハ1Wの主面上、すなわち、絶縁膜7b上に、例えばポジ型のレジスト膜11をスピン塗布法等により堆積する(図7の工程101)。すなわち、ウエハ1Wを回転塗布機(Spin Coater)にセットし、ウエハ1Wの主面上にレジスト膜を滴下しつつ、所望の回転速度でウエハ1Wの主面内全面にレジスト膜を広げた後、回転速度を速くして余分なレジスト膜を遠心力で飛散させ、ウエハ1Wの主面上のレジスト膜の厚さが均一になるようにする。レジスト膜11の厚さは、例えば770nm程度である。続いて、プレベーク処理を施す。プレベーク処理は、レジスト膜11中の残留溶剤を蒸発させ、後の露光処理時の露光光による光化学反応の効率を高め、安定化させる目的や後の現像処理時のレジスト膜11の膨潤(Swelling)や膜剥がれを抑え、レジスト膜11と下地の絶縁膜7bとの接着性を高める目的を有している。続いて、半導体集積回路装置の製造工程で用いられている通常の縮小投影露光処理を施した後(図7の工程102)、現像液(Developer)によって現像処理を施すことにより(図7の工程103)、図10に示すように、ウエハ1Wの主面上に、レジストパターン11aを形成する。このレジストパターン11aは、スルーホール形成領域が露出され、それ以外を覆うような形状で形成されている。レジストパターン11aが除去された開口部12はスルーホール形成領域であり、その平面形状はほぼ円形状とされている。続いて、例えばブチルアセテート等のようなリンス液により現像液を洗浄する(図7の工程104)。図11はリンス液13による洗浄処理時のウエハ1Wの要部拡大断面図を示している。ここにはリンス液13中に浮遊するレジスト残渣14がレジストパターン11aの開口部12の底部に残留している様子が示されている。続いて、ウエハ1Wに対してスピン乾燥処理を施す。すなわち、ウエハ1Wをその主面内に平行になるように回転させながら乾燥させる(図7の工程105)。図12はスピン乾燥処理後のウエハ1Wの要部拡大断面図を示している。図12に示すように、レジストパターン11aの開口部12の底にレジスト残渣14が残されたままとなってしまう場合がある。上記のようにウエハ1Wの主面の中央領域の開口部12等では、上記のように特にこのようなレジスト残渣14の問題が生じ易い。続いて、ウエハ1Wに対してポストベーク処理を施す。ポストベーク処理は、レジストパターン11aまたはエッチング面に残留した現像液、リンス液、洗浄液等を揮発、除去し、後続のドライエッチング処理時での耐性や下地の絶縁膜7bとの接着性を強化することを目的として有している。続いて、ウエハ1Wは、レジストパターン11aの寸法精度、合わせ精度、欠陥、塵埃等の外観検査が行われた後、次のドライエッチング工程に送られる。
【0022】
次に、ドライエッチング工程について説明する。ドライエッチング装置は、例えば平行平板型の二周波励起RIE(Reactive Ion Etching)装置を用いた。まず、上記検査工程が終了したウエハ1Wをドライエッチング装置のチャンバ内にセットする。このドライエッチング装置は枚葉式なので1枚のウエハ1Wを収容する。続いて、ドライエッチング装置の回転ポンプ等によりチャンバ内を減圧する。ここで、本実施の形態では、最初から絶縁膜7bのエッチング処理を施さないで、ウエハ1Wに対して軽くアッシング処理を施した後(図7のライトアッシング工程106)、絶縁膜7bのエッチング処理を施す(図7のメインエッチング工程107)。このようにメインエッチング処理の前にライトアッシング処理を施すことにより、レジストパターン11aの開口部12の底部のレジスト残渣14を図13に示すように除去することができる。そして、レジストパターン11aの開口部12底部のレジスト残渣14を除去した状態で、レジストパターン11aをエッチングマスクとして、プラズマドライエッチング処理を施すことにより、図14に示すように、レジストパターン11aから露出する絶縁膜7b部分を除去してスルーホール(配線開口部)15を形成する。これにより、スルーホール15を第1層配線8aの上面に確実に達した状態で形成することができる。このように、本実施の形態ではスルーホール15の形成不良の発生を低減または防止できるので、スルーホール15での導通不良の発生を低減または防止できる。したがって、半導体集積回路装置の歩留まりを向上させることができる。また、ライトアッシング処理をドライエッチング装置内でドライエッチング処理と一貫して行うので、ライトアッシング処理を追加したからといって、半導体集積回路装置の製造時間が増大することもないし、新たな製造装置を追加する訳でもないので半導体集積回路装置のコストが増大することもない。上記スルーホール15の深さ(絶縁膜7bの上面から第1層配線8aの上面までの距離)は、例えば800nm程度である。また、スルーホール15は平面略円形状をしており、その直径は、例えば0.28μm程度である。したがって、スルーホール15のアスペクト比は、例えば約3である。
【0023】
図15は、上記ライトアッシング工程およびメインエッチング工程のチャンバ内圧力、上部電極、下部電極、フルオロカーボン系ガス(C5F8)、酸素(O2)およびアルゴン(Ar)ガスのシーケンスの一例を示している。
【0024】
まず、ライトアッシングについて説明する。時刻t0〜t1は、ライトアッシング処理前のチャンバ内の安定化のための調整時間であり、例えば1分程度である。この時刻t0〜t1では、ドライエッチング装置の上部電極および下部電極には電力を印加せず、チャンバ内にプラズマを形成しない。続く時刻t1〜t2は、ライトアッシング処理時間である。この時刻t1〜t2では、ドライエッチング装置の上部電極および下部電極に高周波電力を印加し、チャンバ内にプラズマを形成してレジスト残渣14を除去する。ここでは、例えば50nm程度の厚さのレジスト残渣を除去できるような条件でライトアッシング処理を施す。このため、レジストパターン11aの上部も厚さ50nm程度除去されるので、ライトアッシング処理後のレジストパターン11aの厚さは、例えば720nm程度となる。また、時刻t0〜t2では、チャンバ内に酸素およびアルゴンガスのみを流し、C5F8ガスは流さない。
【0025】
次に、メインエッチングについて説明する。時刻t2〜t3は、メインエッチング処理前のチャンバ内の安定化のための調整時間であり、例えば1分程度である。この時刻t2〜t3では、ドライエッチング装置の上部電極および下部電極には電力を印加せず、チャンバ内にプラズマを形成しない。続く時刻t3〜t4は、メインエッチング処理時間であり、例えば2〜3分程度である。この時刻t3〜t4では、ドライエッチング装置の上部電極および下部電極に高周波電力を印加し、チャンバ内にプラズマを形成して、レジストパターン11aから露出する絶縁膜7bを選択的にエッチングする。ここでは、例えば厚さ800nm程度の厚さの絶縁膜7bを除去できるような条件でエッチング処理を施す。また、時刻t2〜t4では、チャンバ内に、C5F8、酸素およびアルゴンの混合ガスを流す。上記メインエッチング処理時のエッチングガス中のC5F8は主反応ガスである。主反応ガスとしてC5F8を採用したのは、例えば(1)炭素の数が多いほど、堆積物(CxFy)のデポ性を良好にでき、対レジスト選択比を向上させることができる、(2)スルーホール15の内壁の保護性を堆積膜(CxFy)により向上でき、また、エッチング反応と堆積反応とのバランスが良いので、スルーホール15の垂直形状を向上させることができる、(3)レジスト膜上に堆積膜(CxFy)が被着することでレジスト膜の保護性を向上させることができるので、スルーホール15の加工寸法を向上させることができる、(4)C5F8ガスは地球温暖化ポテンシャル(GWP)(90〜100)、大気中での寿命(1年)が、CF4(GWP;6500,寿命;50000年)、C4F8(GWP;870,寿命;3200年)等と比べて極めて低い、(5)可燃性、爆発性、毒性の面でも特に問題とはならない等の理由からである。ただし、C5F8単独で用いずに、上記エッチングガスにさらにCF4、CHF3、CH2F2、C4F8を添加しても良い。すなわち、フッ素(F)を有するガスを添加することで、上記した堆積物(CxFy)を除去し、デポ性を抑えることが可能となる。また、C5F8に代えて、C4F8を用いても良い。本発明者の検討によれば、主反応ガスとしてC5F8等のように炭素の数が5以上のフルオロカーボン系のガスを用いる場合に本実施の形態を適用することが最も好ましいが、炭素数が5以上でなくてもフルオロカーボン系のガス中の炭素数が相対的に多くなる程(すなわち、炭素とフッ素との比(F/C)が小さい程)、対レジスト選択比が高くなり、問題が生じ易くなるので、主反応ガスとしてC4F8を用いる場合にも本実施の形態を適用することが好ましい。C4F8については、現状は問題が顕在化していないが、問題発生のメカニズムは生じていることが予想できるので、今後、スルーホール15の寸法縮小やアスペクト比の増大等に応じて問題が顕在化する恐れがあり、本実施の形態を適用することが好ましい。本発明者の検討によれば、フルオロカーボン系のガスの炭素(C)とフッ素(F)との比(F/C)が、例えば2または2よりも小さいものを使用する場合に本実施の形態を適用することが好ましい。また、上記メインエッチング処理時のエッチングガス中の酸素(O2)は、上記添加反応ガスである。酸素は、被エッチング膜表面上の堆積膜の生成を抑制する機能を有しているため、酸化膜(SiO2)の開口性の向上、スルーホール15の垂直形状の実現に寄与するが、レジストパターン11aの表面上の上記堆積膜をも除去してしまうので、酸素の量が多すぎると対レジスト選択比の低下につながる。酸素の流量比が小さすぎる(O2ガス流量が相対的に少ない)場合、上記堆積膜の生成の抑制の効果が少なくなり、酸化膜上でも堆積膜が厚くなり、エッチングが進行しなくなる。また、スルーホール15の内壁の堆積膜も除去され難くなるため、形状が劣化する。一方、酸素ガス流量比が大きすぎる場合(O2ガス流量が相対的に多い)、レジストパターン11aの表面上の上記堆積膜が薄くなってしまいレジストパターン11aのエッチングが進行する(対レジスト選択比が低下する)。さらに、メインエッチング処理時のエッチングガス中のアルゴンガスは上記希釈ガスである。希釈ガスは、プラズマ中で電離してイオンとなりエッチャント(etching species)と被エッチング膜との反応を促進させることに加えて、エッチングガス中の反応ガス濃度を希釈して過剰なエッチングおよび堆積反応が生じないようにする機能を有している。希釈ガスとしてアルゴンガスを使用したのは、不活性ガスであるため化学反応によって他のガスとの反応生成物を生じないためである。また、アルゴンガスにヘリウム(He)ガス等を添加することで反応を制御することも可能である。また、アルゴンガスに代えてヘリウムガス等の不活性ガスを用いることもできる。
【0026】
上記のように本実施の形態においては、ライトアッシング処理とメインエッチング処理とをそれぞれ独立させ分けて行うことにより、各々の処理目的に適した制御および処理ができる。例えばライトアッシング処理およびメインエッチング処理での酸素量を各々の処理に最適な値に容易にかつ的確に設定できる。このため、ライトアッシング処理では他に大きな悪影響を与えない範囲で、かつ、レジスト残渣14の残留量に応じたアッシング条件の設定ができるので、レジスト残渣14を良好に除去できる。一方、メインエッチング処理では、酸素の流量が多いとボーイングと称するスルーホール15の形状不良が発生する場合があるが、ボーイング等の形状不良が発生しないように酸素流量を設定できるので、スルーホール15の形状の安定性を向上できる。また、例えばメインエッチング処理では、酸素の流量が多いと、スルーホール15の底部から露出する第1層配線8aの窒化チタン層のエッチング選択比が低下し、上記窒化チタン層のけずれ量が増大する結果、第1層配線8a自体の抵抗および第1層配線8aとスルーホール15内のプラグとの接触抵抗が変動する場合がある。そして、スルーホール15の直径は微細化される傾向にあり、また、スルーホール15内に埋め込まれる導体膜としてタングステン等のようなアルミニウムよりも抵抗値の高い導体膜が使用されることもあるので、上記窒化チタン層のけずれ量の増大は抵抗値増大に大きく影響することが予想される。本実施の形態では上記のようにメインエッチング処理での酸素量を最適な値に容易にかつ的確に設定できるので、第1配線8aの窒化チタン層が過剰にエッチングされないように窒化チタン層でエッチングをストップさせることができ、第1層配線8a自体の抵抗および第1層配線8aとスルーホール15内のプラグとの接触抵抗の変動を抑制することができる。これらにより、半導体集積回路装置の歩留まりを向上できる上、再現性の高いドライエッチング処理が可能となる。
【0027】
上記のようなドライエッチング工程後、ウエハ1W上のレジストパターン11aを図16に示すようにアッシング法により全て除去する(図7の工程108)。続いて、ウエハ1Wの主面上に、例えばタングステン等からなる導体膜をスパッタリング法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法により堆積した後、その導体膜をスルーホール15内のみに残されるように化学機械研磨法(Chemical Mechanical Polishing:CMP)により研磨することにより、図17に示すように、スルーホール15内にプラグ10bを形成する。プラグ10bは、第1層配線8aと電気的に接続されている。プラグ10bの形成工程でタングステン等からなる導体膜を堆積する前に、窒化チタン等のような導体膜を堆積することにより、プラグ10bを相対的に薄い窒化チタン層と、相対的に厚いタングステン層との2層構造としても良い。また、スルーホール15内に第2層配線の一部をそのまま埋め込む構造としても良い。その後、ウエハ1Wの主面上に、例えば窒化チタン、アルミニウムおよび窒化チタンを下層から順にスパッタリング法等によって堆積した後、その導体膜をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によりパターニングすることにより、図18に示すように、第2層配線8bを形成する。第2層配線8bはプラグ10bを通じて第1層配線8aと電気的に接続されている。第2層配線8bでも、アルミニウムに代えて、アルミニウム−シリコン合金またはアルミニウム−シリコン−銅(Cu)合金を用いても良い。これ以降は、通常の半導体集積回路装置の製造方法を経て半導体集積回路装置の製造を完了する。
【0028】
図19はライトアッシング処理追加後のウエハ1Wの主面の不良分布を模式的に示している。不良が発生した半導体チップに斜線のハッチングが付されている。図1と比較して、ウエハ1Wの中央領域の不良発生率が低下したことが分かる。また、図20は対策前後の半導体集積回路装置の歩留まりの推移を示している。Bが対策前、Aが対策後を示している。また、C1〜C17は製品の推移を示している。本実施の形態によれば、平均歩留まりを約15%程度向上させることができた。
【0029】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0030】
例えば上記MISQの形成工程後のウエハ1Wの主面上に、例えば窒化シリコン膜からなる薄い絶縁膜をCVD法等によって堆積した後、その上に絶縁膜7aを堆積する工程を有する半導体集積回路装置の製造方法において、その絶縁膜7aおよび窒化シリコン膜からなる薄い絶縁膜に、基板の上面に達するようなコンタクトホール(配線開口部)を形成する場合に本実施の形態を適用することもできる。
【0031】
また、ダマシン配線構造の配線溝(配線開口部)やスルーホール(配線開口部)の形成時に本実施の形態を用いることもできる。また、基板に達する前記コンタクトホール9の形成工程にも適用できる。
【0032】
また、基板にMISが形成されているものに限定されるものではなく、例えばバイポーラトランジスタ、ダイオードまたは抵抗等が形成されているものにも適用できる。
【0033】
また、前記実施の形態ではポジ型のレジスト膜を使用した半導体集積回路装置の製造方法に本実施の形態を適用した場合ついて説明したが、これに限定されずネガ型のレジスト膜を使用した場合にも本実施の形態を適用できる。
【0034】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である半導体集積回路装置の製造方法に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、例えば液晶パネルやマイクロマシンの製造方法にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0036】
すなわち、フォトレジストパターン形成後のウエハに対して酸素を有する混合ガスを用いたプラズマアッシング処理を施すことによりフォトレジストパターンの開口部のフォトレジスト残渣を除去した後、前記フォトレジストパターンをエッチングマスクとして、前記ウエハに対してフルオロカーボン系のガスと酸素と希釈ガスとの混合ガスを用いたドライエッチング処理を施すことにより前記フォトレジストパターンから露出する絶縁膜をエッチングして前記絶縁膜に配線開口部を形成することにより、前記配線開口部での前記フォトレジスト残渣に起因する開口不良の発生を低減または防止でき、前記配線開口部での導通不良の発生を低減または防止できるので、半導体集積回路装置の歩留まりを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエハの主面の不良分布を模式的に示すウエハの全体平面図である。
【図2】図1のウエハの外観解析結果を示すウエハの要部断面図である。
【図3】現像処理後の現像液を洗浄するためのリンスに浸された状態のウエハを模式的に示す要部断面図である。
【図4】図3の洗浄処理後のスピン乾燥処理後のウエハを模式的に示す要部断面図である。
【図5】ドライエッチング処理中のウエハを模式的に示す要部断面図である。
【図6】図5に続くドライエッチング処理中のウエハを模式的に示す要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法の一例のフロー図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図9】図8に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図11】図10に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部拡大断面図である。
【図12】図11に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部拡大断面図である。
【図13】図12に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部拡大断面図である。
【図14】図13に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部拡大断面図である。
【図15】図13および図14の半導体集積回路装置の製造工程におけるチャンバ内圧力、上部電極、下部電極、フルオロカーボン系ガス、酸素およびアルゴンガスのシーケンスの一例の説明図である。
【図16】図14に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図18】図17に続く半導体集積回路装置の製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法で製造されたウエハの不良分布を模式的に示すウエハの全体平面図である。
【図20】本実施の形態の適用前後の半導体集積回路装置の歩留まりの様子を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1W ウエハ
1S 半導体基板
2 分離部
3 半導体領域
4 ゲート絶縁膜
5 ゲート電極
6 サイドウォール
7a 絶縁膜(第1絶縁膜)
7b 絶縁膜(第2絶縁膜)
8a 第1層配線
8b 第2層配線
9 コンタクトホール
10a,10b プラグ
11 フォトレジスト膜
11a フォトレジストパターン
12 開口部
13 リンス液
14 フォトレジスト残渣
15 スルーホール(配線開口部)
50 ウエハ
51 絶縁膜
52a,52b スルーホール
53a,53b 導体膜
54a,54b 配線
55 リンス
56 フォトレジストパターン
57a,57b 開口部
58 フォトレジスト残渣[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor integrated circuit device manufacturing technique, and more particularly to a technique effective when applied to a dry etching technique.
[0002]
[Prior art]
The dry etching technique investigated by the present inventors is as follows, for example. First, after applying a photoresist film on an insulating film on a semiconductor wafer, a desired hole pattern is transferred by performing an exposure process on the photoresist film. Subsequently, a development process is performed to form a photoresist pattern, the developer is washed, and then a spin drying process is performed. Thereafter, using the photoresist pattern as an etching mask, the insulating film exposed from the mask is removed by a dry etching method using a fluorocarbon-based gas, thereby forming a hole in the insulating film.
[0003]
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-307184 discloses a method of performing light ashing using oxygen in order to remove a resist residue attached in the opening after the opening is formed in the resist film (for example, a patent). Reference 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-307184 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the present inventors have found for the first time that there are the following problems in the technique of forming holes in an insulating film by a dry etching method using a fluorocarbon-based gas.
[0006]
That is, there is a problem in that the yield of semiconductor integrated circuit devices decreases as a result of frequent hole formation failures in the central region of the semiconductor wafer and conduction failures occurring in the hole portions. According to the inventor's study, the occurrence of the conduction failure is only in the central region where the etching rate is the fastest in the main surface of the semiconductor wafer, and other holes adjacent to the non-conducting hole are in the normal condition. It is considered that this is not caused by etching alone because it is open, the etching time is sufficiently set under the etching conditions, and it is difficult to think that the etching is insufficient.
[0007]
An object of the present invention is to provide a technique capable of improving the yield of a semiconductor integrated circuit device.
[0008]
The above and other objects and novel features of the present invention will be apparent from the description of this specification and the accompanying drawings.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Of the inventions disclosed in the present application, the outline of typical ones will be briefly described as follows.
[0010]
That is, the present invention removes the photoresist residue at the opening of the photoresist pattern by performing an ashing process using a mixed gas having oxygen and a dilution gas on the wafer after the photoresist pattern is formed. Using the photoresist pattern as an etching mask, the insulating film exposed from the photoresist pattern is etched by performing a dry etching process using a mixed gas of a fluorocarbon-based gas, oxygen, and a dilution gas on the wafer. A wiring opening is formed in the insulating film.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Before describing the embodiments of the present application, the meaning of terms in the present application will be described as follows.
[0012]
1. The device surface is a main surface of a wafer on which an integrated circuit pattern corresponding to a plurality of chip regions is formed by photolithography. That is, it is the main surface on the opposite side to the “back surface”.
[0013]
2. A wafer is a silicon single crystal substrate (semiconductor integrated circuit wafer or semiconductor wafer: generally circular) used for manufacturing a semiconductor integrated circuit, a sapphire substrate, a glass substrate, other insulating, anti-insulating, or semiconductor substrates, or a composite substrate thereof. Say. In addition, “semiconductor integrated circuit device” (or “electronic device”, “electronic circuit device”, etc.) is not limited to those made on a single crystal silicon substrate, unless specifically stated otherwise. In addition, the above-mentioned various substrates, or those produced on other substrates such as SOI (Silicon On Insulator) substrates, TFT (Thin Film Transistor) liquid crystal manufacturing substrates, STN (Super Twisted Nematic) liquid crystal manufacturing substrates, etc. .
[0014]
3. The etching gas includes a reaction gas, a dilution gas, and other gases. The reactive gas is a gas mainly contributing to both reactions of etching and deposition, and can be further classified into a main reactive gas and an additive reactive gas. The main reaction gas is a fluorocarbon-based gas, and the additive reaction gas is oxygen (O 2 ). The fluorocarbon-based gas can be classified into a saturated type and an unsaturated type. In the saturated type, all carbon (C) atoms are single bonds, and as an etching gas, for example, CF Four , CHF Three , CH 2 F 2 , CH Three F, C 2 F 6 , C Four F 8 There is. In the unsaturated type, the carbon (C) atom has a double or triple bond, and as an etching gas, for example, C Five F 8 Or C Four F 6 There is.
[0015]
In the following embodiments, when it is necessary for the sake of convenience, the description will be divided into a plurality of sections or embodiments. However, unless otherwise specified, they are not irrelevant to each other. There are some or all of the modifications, details, supplementary explanations, and the like. Further, in the following embodiments, when referring to the number of elements (including the number, numerical value, quantity, range, etc.), especially when clearly indicated and when clearly limited to a specific number in principle, etc. Except, it is not limited to the specific number, and may be more or less than the specific number. Further, in the following embodiments, the constituent elements (including element steps and the like) are not necessarily indispensable unless otherwise specified and apparently essential in principle. Needless to say. Similarly, in the following embodiments, when referring to the shapes, positional relationships, etc. of the components, etc., the shapes are substantially the same unless otherwise specified, or otherwise apparent in principle. And the like are included. The same applies to the above numerical values and ranges. Also, components having the same function are denoted by the same reference symbols throughout the drawings for describing the embodiments, and the repetitive description thereof is omitted. In the drawings used in the present embodiment, hatching may be added even in a plan view for easy understanding of the drawings. Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0016]
First, the problems found by the inventor for the first time will be described. The present inventor has studied that an insulating film is formed by a dry etching method using an etching gas containing a fluorocarbon-based gas with a photoresist (hereinafter simply referred to as a resist) pattern as an etching mask in a manufacturing process of a semiconductor integrated circuit device. It is about the technique which forms a hole. 2. Description of the Related Art In recent years, in semiconductor integrated circuit devices, miniaturization of elements and wirings constituting the semiconductor integrated circuit device has been promoted along with miniaturization and high performance. For this reason, miniaturization is progressing also in the hole for forming wiring etc., and high precision is required for processing of a hole. For example, a product with a minimum processing size of about 0.35 μm and a development size of 0.55 μm, but a product with a minimum processing size of about 0.25 μm has a development size of about 0.35 μm and a minimum processing size of 0.18 μm. The size of the developed product is dramatically reduced to about 0.28 μm. In the mass production of products with a minimum processing size of about 0.18 μm in such a flow of miniaturization, for example, fluorocarbon gas (C Five F 8 Etc.), oxygen (O 2 ) And argon (Ar) were used as etching gases to form through holes in the insulating film of the wafer by dry etching. As a result, poor conduction occurred frequently in the through holes in the central region of the wafer. FIG. 1 schematically shows a defect distribution on the main surface (device surface) of the
[0017]
Therefore, the present inventor reexamined the dry etching conditions. (1) The occurrence of the conduction failure occurs frequently in the central region where the etching rate is the fastest in the main surface of the
[0018]
Therefore, in this embodiment, after the resist pattern is formed by the development process, the resist residue at the bottom of the resist pattern opening is removed by lightly ashing the wafer, and then the fluorocarbon gas is used. A wiring opening such as a hole is formed in the insulating film by a dry etching method using an etching gas having the following. Thereby, since the formation defect of the wiring opening can be reduced or prevented, the occurrence of poor conduction in the wiring opening can be reduced or prevented. Therefore, the yield of the semiconductor integrated circuit device can be improved. Further, by performing the resist residue removing step and the dry etching step for forming the wiring opening separately separately, it is possible to perform control and processing suitable for each processing purpose. For this reason, the stability of the shape of the wiring opening can be improved. In addition, since excessive etching of the lower wiring upper portion (exposed portion) can be prevented, fluctuations in the electrical characteristics (resistance) of the wiring can be suppressed. In addition, the resist residue can be satisfactorily removed without adversely affecting the other. As a result, the yield of the semiconductor integrated circuit device can be improved and a dry etching process with high reproducibility can be performed.
[0019]
Next, a specific example of the method for manufacturing the semiconductor integrated circuit device of the present embodiment will be described with reference to FIGS.
[0020]
First, a wafer is prepared (Step 100 in FIG. 7). FIG. 8 shows a cross-sectional view of the main part of the
[0021]
Subsequently, removal of adsorbed moisture on the main surface of the
[0022]
Next, the dry etching process will be described. As the dry etching apparatus, for example, a parallel plate type dual frequency excitation RIE (Reactive Ion Etching) apparatus was used. First, the
[0023]
FIG. 15 shows the chamber pressure, the upper electrode, the lower electrode, and the fluorocarbon gas (C Five F 8 ), Oxygen (O 2 ) And an argon (Ar) gas sequence.
[0024]
First, write ashing will be described. Time t0 to t1 is an adjustment time for stabilization in the chamber before the light ashing process, and is about 1 minute, for example. At times t0 to t1, power is not applied to the upper electrode and the lower electrode of the dry etching apparatus, and plasma is not formed in the chamber. Subsequent times t1 to t2 are write ashing processing times. At times t1 to t2, high frequency power is applied to the upper electrode and the lower electrode of the dry etching apparatus, plasma is formed in the chamber, and the resist
[0025]
Next, main etching will be described. Times t2 to t3 are adjustment times for stabilization in the chamber before the main etching process, and are, for example, about 1 minute. At times t2 to t3, power is not applied to the upper electrode and the lower electrode of the dry etching apparatus, and plasma is not formed in the chamber. Subsequent times t3 to t4 are main etching processing times, for example, about 2 to 3 minutes. At times t3 to t4, high frequency power is applied to the upper electrode and the lower electrode of the dry etching apparatus, plasma is formed in the chamber, and the insulating
[0026]
As described above, in the present embodiment, by performing the write ashing process and the main etching process separately and separately, control and processing suitable for each processing purpose can be performed. For example, the oxygen amount in the light ashing process and the main etching process can be easily and accurately set to an optimum value for each process. For this reason, the ashing conditions can be set according to the residual amount of the resist
[0027]
After the dry etching process as described above, the resist
[0028]
FIG. 19 schematically shows a defect distribution on the main surface of the
[0029]
As mentioned above, the invention made by the present inventor has been specifically described based on the embodiment. However, the present invention is not limited to the embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. Needless to say.
[0030]
For example, a semiconductor integrated circuit device having a step of depositing a thin insulating film made of, for example, a silicon nitride film on the main surface of the
[0031]
The present embodiment can also be used when forming a wiring groove (wiring opening) or a through hole (wiring opening) in a damascene wiring structure. Further, the present invention can be applied to the process of forming the
[0032]
Further, the present invention is not limited to the one in which the MIS is formed on the substrate, and can be applied to the one in which, for example, a bipolar transistor, a diode, or a resistor is formed.
[0033]
In the above embodiment, the case where the present embodiment is applied to the method of manufacturing a semiconductor integrated circuit device using a positive resist film has been described. However, the present invention is not limited to this, and the case where a negative resist film is used. The present embodiment can also be applied to.
[0034]
In the above description, the case where the invention made mainly by the present inventor is applied to the method of manufacturing a semiconductor integrated circuit device which is a field of use as the background has been described. However, the present invention is not limited to this. It can also be applied to a micromachine manufacturing method.
[0035]
【The invention's effect】
The effects obtained by the representative ones of the inventions disclosed by the present application will be briefly described as follows.
[0036]
That is, after removing the photoresist residue at the opening of the photoresist pattern by performing a plasma ashing process using a mixed gas containing oxygen on the wafer after the photoresist pattern is formed, the photoresist pattern is used as an etching mask. Then, the insulating film exposed from the photoresist pattern is etched by subjecting the wafer to a dry etching process using a mixed gas of a fluorocarbon-based gas, oxygen, and a dilution gas, so that a wiring opening is formed in the insulating film. By forming, it is possible to reduce or prevent the occurrence of defective openings due to the photoresist residue at the wiring openings, and to reduce or prevent the occurrence of poor conduction at the wiring openings. Yield can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall plan view of a wafer schematically showing a defect distribution on a main surface of the wafer.
2 is a cross-sectional view of the main part of the wafer showing the result of external appearance analysis of the wafer of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view schematically showing a main part of a wafer immersed in a rinse for cleaning a developer after development processing.
4 is a main part sectional view schematically showing a wafer after the spin drying process after the cleaning process of FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is a main part cross-sectional view schematically showing a wafer during dry etching processing;
6 is a main-portion cross-sectional view schematically showing the wafer during the dry etching process continued from FIG.
FIG. 7 is a flowchart of an example of a method for manufacturing a semiconductor integrated circuit device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a fragmentary cross-sectional view of the wafer during the manufacturing process of the semiconductor integrated circuit device according to one embodiment of the present invention;
9 is a fragmentary cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device following that of FIG. 8; FIG.
10 is a fragmentary cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device subsequent to FIG. 9; FIG.
11 is an essential part enlarged cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device subsequent to FIG. 10; FIG.
12 is an essential part enlarged cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device subsequent to FIG. 11; FIG.
13 is an essential part enlarged cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device subsequent to FIG. 12; FIG.
14 is an essential part enlarged cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device subsequent to FIG. 13; FIG.
15 is an explanatory diagram showing an example of the sequence of the chamber internal pressure, the upper electrode, the lower electrode, the fluorocarbon-based gas, oxygen and argon gas in the manufacturing process of the semiconductor integrated circuit device of FIGS. 13 and 14. FIG.
16 is a fragmentary cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device subsequent to FIG. 14;
17 is a fragmentary cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device subsequent to FIG. 16;
18 is a fragmentary cross-sectional view of the wafer during a manufacturing step of the semiconductor integrated circuit device following that of FIG. 17; FIG.
FIG. 19 is an overall plan view of a wafer schematically showing a defect distribution of the wafer manufactured by the method of manufacturing a semiconductor integrated circuit device according to one embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a graph showing a yield state of the semiconductor integrated circuit device before and after application of the present embodiment;
[Explanation of symbols]
1W wafer
1S semiconductor substrate
2 Separation part
3 Semiconductor area
4 Gate insulation film
5 Gate electrode
6 Sidewall
7a Insulating film (first insulating film)
7b Insulating film (second insulating film)
8a First layer wiring
8b Second layer wiring
9 Contact hole
10a, 10b plug
11 Photoresist film
11a Photoresist pattern
12 opening
13 Rinse solution
14 Photoresist residue
15 Through hole (wiring opening)
50 wafers
51 Insulating film
52a, 52b Through hole
53a, 53b Conductor film
54a, 54b wiring
55 Rinse
56 photoresist pattern
57a, 57b opening
58 Photoresist residue
Claims (11)
(a)ウエハの主面に集積回路素子を形成する工程、
(b)前記ウエハの主面上に絶縁膜を堆積する工程、
(c)前記絶縁膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
(d)前記フォトレジスト膜に露光処理を施すことにより所望のパターンを転写する工程、
(e)前記露光処理後のフォトレジスト膜に対して現像処理を施すことにより、前記ウエハの主面上にフォトレジストパターンを形成する工程、
(f)前記現像処理で用いた現像液を洗浄する工程、
(g)前記現像液の洗浄処理後、前記ウエハを回転させながら乾燥させる工程、
(h)前記(g)工程後のウエハに対して、前記フォトレジストパターンの開口底部に付着したフォトレジスト残渣が除去されるようにアッシング処理を施す工程、
(i)前記(h)工程後のウエハに対してフルオロカーボン系のガス、酸素および希釈ガスを有するエッチングガスを用いたドライエッチング処理を施すことにより、前記フォトレジストパターンから露出する絶縁膜を除去して前記絶縁膜に配線開口部を形成する工程、
ここで、前記(h)工程のアッシング処理と、前記(i)工程のドライエッチング処理とは、同一装置内で一貫して行う。A method for manufacturing a semiconductor integrated circuit device comprising the following steps:
(A) forming an integrated circuit element on the main surface of the wafer;
(B) depositing an insulating film on the main surface of the wafer;
(C) depositing a photoresist film on the insulating film;
(D) a step of transferring a desired pattern by performing an exposure process on the photoresist film;
(E) forming a photoresist pattern on the main surface of the wafer by performing a development process on the photoresist film after the exposure process;
(F) a step of washing the developer used in the development process;
(G) a step of drying the wafer after rotating the developer, while rotating the wafer;
(H) A step of performing an ashing process on the wafer after the step (g) so that the photoresist residue attached to the bottom of the opening of the photoresist pattern is removed;
(I) The insulating film exposed from the photoresist pattern is removed by subjecting the wafer after the step (h) to a dry etching process using an etching gas having a fluorocarbon-based gas, oxygen and a dilution gas. Forming a wiring opening in the insulating film ;
Here, the ashing process in the step (h) and the dry etching process in the step (i) are performed consistently in the same apparatus .
(a)ウエハの主面に集積回路素子を形成する工程、
(b)前記ウエハの主面上に第1絶縁膜を堆積する工程、
(c)前記第1絶縁膜上に配線を形成する工程、
(d)前記第1絶縁膜上に前記配線を覆うように第2絶縁膜を堆積する工程、
(e)前記第2絶縁膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
(f)前記フォトレジスト膜に露光処理を施すことにより所望のパターンを転写する工程、
(g)前記露光処理後のフォトレジスト膜に対して現像処理を施すことにより、前記ウエハの主面上にフォトレジストパターンを形成する工程、
(h)前記現像処理で用いた現像液を洗浄する工程、
(i)前記現像液の洗浄処理後、前記ウエハを回転させながら乾燥させる工程、
(j)前記(h)工程後のウエハに対して、前記フォトレジストパターンの開口底部に付着したフォトレジスト残渣が除去されるようにアッシング処理を施す工程、
(k)前記(j)工程後のウエハに対してフルオロカーボン系のガス、酸素および希釈ガスを有するエッチングガスを用いたドライエッチング処理を施すことにより、前記フォトレジストパターンから露出する第2絶縁膜を除去して前記第2絶縁膜に前記配線に達する配線開口部を形成する工程、
ここで、前記(j)工程のアッシング処理と、前記(k)工程のドライエッチング処理とは、同一装置内で一貫して行う。A method for manufacturing a semiconductor integrated circuit device comprising the following steps:
(A) forming an integrated circuit element on the main surface of the wafer;
(B) depositing a first insulating film on the main surface of the wafer;
(C) forming a wiring on the first insulating film;
(D) depositing a second insulating film on the first insulating film so as to cover the wiring;
(E) depositing a photoresist film on the second insulating film;
(F) a step of transferring a desired pattern by performing an exposure process on the photoresist film;
(G) forming a photoresist pattern on the main surface of the wafer by performing a development process on the photoresist film after the exposure process;
(H) a step of washing the developer used in the development process;
(I) a step of drying the wafer while rotating the wafer after cleaning the developer;
(J) A step of performing an ashing process on the wafer after the step (h) so that the photoresist residue attached to the bottom of the opening of the photoresist pattern is removed;
(K) The second insulating film exposed from the photoresist pattern is obtained by subjecting the wafer after the step (j) to a dry etching process using an etching gas having a fluorocarbon-based gas, oxygen, and a dilution gas. Removing and forming a wiring opening reaching the wiring in the second insulating film ;
Here, the ashing process in the step (j) and the dry etching process in the step (k) are performed consistently in the same apparatus .
前記(c)工程の配線を形成する工程は、
(c1)前記第1絶縁膜上に第1窒化チタン膜を堆積する工程、
(c2)前記第1窒化チタン膜上にアルミニウム系メタル膜を堆積する工程、
(c3)前記アルミニウム系メタル膜上に第2窒化チタン膜を堆積する工程、
(c4)前記第1窒化チタン膜、前記アルミニウム系メタル膜および前記第2窒化チタン膜の積層膜をエッチング処理によりパターニングすることで前記配線を形成する工程を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。In the manufacturing method of the semiconductor integrated circuit device according to claim 7,
The step of forming the wiring in the step (c)
(C1) depositing a first titanium nitride film on the first insulating film;
(C2) depositing an aluminum-based metal film on the first titanium nitride film;
(C3) depositing a second titanium nitride film on the aluminum-based metal film;
(C4) A semiconductor integrated circuit device comprising a step of forming the wiring by patterning a laminated film of the first titanium nitride film, the aluminum metal film, and the second titanium nitride film by an etching process. Manufacturing method.
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