JP4153365B2 - ネットワーク接続制御装置、ネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法 - Google Patents

ネットワーク接続制御装置、ネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方に第1のネットワーク、他方に第2のネットワークが接続されたネットワーク接続制御装置、ネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一方にLAN等の第1のネットワーク、他方にWAN等の第2のネットワークが接続されたネットワーク接続制御装置において、第1のネットワーク側および第2のネットワーク側それぞれの故障情報を相互に転送することで、データ転送経路のバックアップ機能を実現するネットワーク接続制御装置があった(例えば特許文献1)。特許文献1には、このようなネットワーク接続制御装置として、第2のネットワークとしてATM網が接続され、AIS(Alarm Indication Signal)やRDI(Remote Defect Indication)などの故障情報を示す信号を送出することにより、ATM網側に故障情報を伝えるATM通信装置が記載されている。
【0003】
また、ルータに障害が起きた場合のために、複数のルータを備えて二重化を行うネットワーク接続システムがあり、そこに用いられる冗長プロトコルの一例として、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)がある。VRRPは、複数のルータを一つの仮想ルータとして同じアドレスにて端末装置と接続可能とするものであり、複数のルータのうち、一つのルータがマスタとして接続され、このマスタルータに障害が起きた場合に、他のルータへ接続が切替えられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−064502号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のネットワーク接続制御装置にあっては、AISやRDIなどの故障情報を示す信号に対応していない対向装置が接続された場合や、ネットワークによっては、故障情報を示す信号が通らない場合があった場合、対向装置が障害を認識することが不可能となるという事情があった。
【0006】
また、VRRPを用いたネットワーク接続システムにおいては、互いのルータが通信を行っているネットワーク(例えば第1のネットワーク)と反対のネットワーク側(例えば第2のネットワーク)の通信路で障害が起きた場合に、迅速にバックアップに切替えることが困難であるという事情があった。
【0007】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、一方のネットワークの障害を他方のネットワークに接続された装置へ通知するための通知信号が用いることができない状況においても、確実に他方のネットワークへ障害を通知可能とするネットワーク接続制御装置、ネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、障害時に通信路の迂回または二重化をスムーズに行うネットワーク接続制御装置、ネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワーク接続制御装置は、一端に第1のネットワークを介して第1の端末装置に、他端に第2のネットワークを介して第2の端末装置に接続されたネットワーク接続制御装置であって、前記第1のネットワークにおける通信路のリンクを監視する第1のリンク監視制御部と、前記第2のネットワークにおける通信路のリンクを監視するとともに、前記第2の端末装置から受信したリンク確認信号に対してリンク確認応答信号を送出するための第2のリンク監視制御部とを備え、前記第2のリンク監視制御部は、前記第1のリンク監視制御部が前記第1のネットワークにおける通信路のリンク断を検知すると、前記第2の端末装置に対する前記リンク確認応答信号を非通知にするものであるネットワーク接続制御装置である。
【0010】
この構成により、一方のネットワークの障害を他方のネットワークに接続された装置へ通知するための通知信号が用いることができない状況においても、確実に他方のネットワークへ障害を通知可能にすることができる。
【0011】
また、本発明のネットワーク接続制御装置は、一端に第1のネットワークを介して第1の端末装置に、他端に第2のネットワークを介して第2の端末装置に接続され、第1の端末装置と第2の端末装置との間に設けられたバックアップ装置と第1のネットワークを介して冗長プロトコルを用いて通信可能なネットワーク接続制御装置であって、前記第2の端末装置へリンク確認信号を送出し、前記第2の端末装置からのリンク確認応答信号の有無を検出することで前記第2のネットワークにおける通信路のリンクを監視するリンク監視制御部と、前記バックアップ装置と前記第1のネットワークを介して通信するための冗長プロトコル制御部とを備え、前記冗長プロトコル制御部は、前記第2のリンク監視制御部が前記第2のネットワークにおける通信路のリンク断を検知すると、前記バックアップ装置に対して前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間の通信路を、前記バックアップ装置を介した通信路へ切替えることを指示するものであるネットワーク接続制御装置である。
【0012】
この構成により、通信路の障害時に通信路の迂回または二重化をスムーズに行うことができる。
【0013】
また、本発明のネットワーク接続制御装置において、前記冗長プロトコル制御部は、前記リンク監視制御部が前記第2のネットワークにおける通信路のリンク障害を示す警告信号を受信したときに、前記バックアップ装置に対して前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間の通信路を、前記バックアップ装置を介した通信路へ切替えるものである。
【0014】
また、本発明のネットワーク接続制御装置において、前記冗長プロトコルはVRRPである。
【0015】
また、本発明のネットワーク接続制御装置において、前記リンク確認信号およびリンク確認応答信号は、ループバックOAMセルを用いる。
【0016】
また、本発明のネットワーク接続制御装置において、前記リンク確認信号及びリンク確認応答信号は、ICMPのエコー機能を用いる。
【0017】
また、本発明のネットワーク接続制御装置において、前記第1のネットワークとの接続するための端末インタフェースを更に備え、前記端末インタフェースはイーサインタフェースである。
【0018】
また、本発明のネットワーク接続制御装置において、前記第1のネットワークとの接続するための端末インタフェースを更に備え、前記端末インタフェースはシリアルインタフェースである。
【0019】
本発明のネットワーク接続通信システムは、第1の端末装置と、第1の端末装置に接続された第1のネットワークと、第1のネットワークに接続されたネットワーク接続制御装置と、前記ネットワーク接続制御装置に接続された第2のネットワークと、前記第2のネットワークを介して前記ネットワーク接続制御装置に接続された第2の端末装置とを備え、前記第2の端末装置は前記ネットワーク接続制御装置に通信路のリンク確認信号を送出する手段を有し、前記ネットワーク接続制御装置は、前記第1のネットワークにおける通信路のリンクを監視する第1のリンク監視制御部と、前記第2のネットワークにおける通信路のリンクを監視するとともに、前記第2の端末装置から受信したリンク確認信号に対してリンク確認応答信号を送出するための第2のリンク監視制御部とを備え、前記第2のリンク監視制御部は、前記第1のリンク監視制御部が前記第1のネットワークにおける通信路のリンク断を検知すると、前記第2の端末装置に対する前記リンク確認応答信号を非通知にするものであるネットワーク接続通信システムである。
【0020】
この構成により、一方のネットワークの障害を他方のネットワークに接続された装置へ通知するための通知信号が用いることができない状況においても、確実に他方のネットワークへ障害を通知可能にすることができる。
【0021】
また、本発明のネットワーク接続通信システムは、第1の端末装置と、第1の端末装置に接続された第1のネットワークと、第1のネットワークに接続されたネットワーク接続制御装置と、前記ネットワーク接続制御装置に接続された第2のネットワークと、前記第2のネットワークを介して前記ネットワーク接続制御装置に接続された第2の端末装置と、前記第1の端末と前記第2の端末の間に設けられ、前記第1のネットワークを介して前記ネットワーク接続制御装置と冗長プロトコルを用いて通信可能なバックアップ装置とを備え、前記ネットワーク接続制御装置は、前記第2の端末装置へリンク確認信号を送出し、前記第2の端末装置からのリンク確認応答信号の有無を検出することで前記第2のネットワークにおける通信路のリンクを監視するリンク監視制御部と、前記バックアップ装置と前記第1のネットワークを介して通信するための冗長プロトコル制御部とを備え、前記冗長プロトコル制御部は、前記第2のリンク監視制御部が前記第2のネットワークにおける通信路のリンク断を検知すると、前記バックアップ装置に対して前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間の通信路を、前記バックアップ装置を介した通信路へ切替えることを指示し、前記バックアップ装置は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間の通信路を確立するものであるネットワーク接続通信システムである。
【0022】
この構成により、通信路の障害時に通信路の迂回または二重化をスムーズに行うことができる。
【0023】
本発明のネットワーク接続制御方法は、一端に第1のネットワークを介して第1の端末装置に、他端に第2のネットワークを介して第2の端末装置に接続されたネットワーク接続制御装置におけるネットワーク接続制御方法であって、前記第2の端末から前記ネットワーク接続制御装置に対してリンク確認信号を送出するステップと、前記第1のネットワークにおける通信路のリンク断が検出された場合に、前記ネットワーク接続制御装置が前記リンク確認応答信号を非通知にするステップとを有するネットワーク接続制御方法である。
【0024】
この方法により、一方のネットワークの障害を他方のネットワークに接続された装置へ通知するための通知信号が用いることができない状況においても、確実に他方のネットワークへ障害を通知可能にすることができる。
【0025】
また、本発明のネットワーク接続制御方法は、一端に第1のネットワークを介して第1の端末装置に、他端に第2のネットワークを介して第2の端末装置に接続され、前記第1のネットワークを介して迂回通信路を確保するためのバックアップ装置と冗長プロトコルを用いて通信可能なネットワーク接続制御装置におけるネットワーク接続制御方法であって、前記第2の端末装置へリンク確認信号を送出するステップと、前記リンク確認信号に対する前記第2の端末装置からのリンク確認応答信号の有無を検出することで、前記第2の端末装置と前記ネットワーク接続制御装置との間のリンクを監視するステップと、前記第1の端末装置と前記ネットワーク接続制御装置との間のリンクに障害が検知された場合に、前記ネットワーク接続制御装置が前記バックアップ装置に対して冗長プロトコルを用いて、前記バックアップ装置を介した通信回路の迂回を指示するステップとを備えるネットワーク接続制御方法である。
【0026】
この方法により、通信路の障害時に通信路の迂回または二重化をスムーズに行うことができる。
【0027】
また、本発明のネットワーク接続制御方法において、前記第1の端末装置からのリンク障害信号を受けた場合に、前記ネットワーク接続制御装置が前記バックアップ装置に対して冗長プロトコルを用いて通信回路の迂回を指示するステップを更に備える。
【0028】
また、本発明のネットワーク接続制御方法において、前記リンク確認信号およびリンク確認応答信号は、ループバックOAMセルを用いる。
【0029】
また、本発明のネットワーク接続制御方法において、前記リンク確認信号及びリンク確認応答信号は、ICMPのエコー機能を用いる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を説明するためのネットワーク接続制御装置を有するネットワーク接続通信システムを示す概略構成を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態のネットワーク接続通信システムは、ルータなどの端末装置101、端末装置101と接続されたネットワーク接続制御装置102、非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mode、以下ATM)網103、およびATM網103を介してネットワーク接続制御装置102と接続された対向装置104を備える。
【0031】
ここで、対向装置は、パソコンや、携帯電話、PDA等の通信機能を備えた電子機器である。また、ATM網104は、53バイトの固定長データ列(ATMセル)を単位とした情報を伝送するネットワークである。第1の実施の形態では、ネットワーク接続制御装置102と対向装置104との間の通信網として、広域通信網(Wide Area Network、以下WAN)の一つであるATM網を例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、ATM網とは別のWANまたは狭域通信網(Local Area Network、以下LAN)等の通信網でも構わない。
【0032】
また、第1の実施形態では、端末装置101とネットワーク接続制御装置102がLANの一つである、イーサネット(登録商標、以下同様)で接続されている場合を例にとって説明する。但し、端末装置101とネットワーク接続制御装置102は、イーサネットとは別のLANや、WAN等を介して接続されてもよい。
【0033】
ネットワーク接続制御装置102は、イーサインタフェース部111、イーサリンク監視制御部112、SAR(Segmentation And Reassembly)部113、中央処理部114、ATMリンク監視制御部115、およびATMインタフェース部116を備える。
【0034】
イーサリンク監視制御部112は、イーサインタフェース部111に接続され、端末装置101とネットワーク接続制御装置102との間のリンク状態を監視し、イーサリンク状態を中央処理部114に伝えるものである。SAR部113は、ATM網とイーサネットとの間におけるデータ構成を、ATMセルからフレームへ、または、フレームからATMセルへと変更するものである。ATM監視制御部115は、ATMインタフェース部116を介して、ATM網103の状態を監視し、ATM網への接続状態を中央制御部へ伝えるものである。中央制御部15は、イーサリンク監視制御部112、SAR部113、およびATMリンク監視制御部117をそれぞれ制御する。
【0035】
ネットワーク接続制御装置102と対抗装置104は、ATM網103内における通信路であるPVC(Permanent Virtual Channel)を介して接続される。このPVCのリンク状態を監視するための方法の一つとして、ループバックOAM(Operation Administration and Maintenance)セルによるテストがある。
【0036】
ループバックOAMセルとは、対向装置104が、ネットワーク接続制御装置102に対してOAMループバックセルによるループバック表示を行い、それに対して、ネットワーク接続制御装置102が対向装置104にループバック応答を行うことで、PVCのリンク確立の状態を監視するものである。対向装置104は、ネットワーク接続制御装置103からのループバック応答が得られればPVCのリンク状態が正常であり、得られなければPVCに障害が生じていると判断することが可能となる。即ち、PVCのリンク状態は、ループバック応答の有無により検出される。
【0037】
尚、ネットワーク接続制御装置102がループバック表示を行い、対向装置104がループバック応答を行ってもよい。この場合、ネットワーク接続制御装置104がPVCのリンク状態を検出することができる。
【0038】
図2は、第1の実施形態のネットワーク接続制御方法を説明するシーケンスチャートである。
【0039】
図2に示すように、端末装置101と対向装置104との間でネットワーク接続制御装置102を介する通信が確立している状態において、対向装置104は、ネットワーク接続制御装置102に対してループバック表示を行う(S201)。ネットワーク接続制御装置102は、ループバック表示を受けると、対向装置104に対してループバック応答を行う(S202)。
【0040】
また、ネットワーク接続制御装置102のイーサリンク監視制御部112は、端末装置101とのリンク確立がなされているかを監視する(S203)。ここで、端末装置101とネットワーク接続制御装置102とのリンクが切断された場合、イーサリンク監視制御部112は、端末装置101とのリンク切断を検出する(S204)。
【0041】
イーサリンク監視制御部112は、リンク切断が検出されたことを中央処理部114へ通知し、中央処理部114は、対向装置104からのループバック表示に対して、ループバック応答を行わないようにネットワーク接続制御装置102を制御する(S205)。即ち、ATMリンク監視制御部115は、対向装置104に対するループバック応答を非通知とする。対向装置104は、ネットワーク接続制御装置102からのループバック応答が得られないことにより、端末装置101と対向装置104との間の通信に障害が生じたことを検知する(S206)。対向装置104は、障害を検知して、PVCの迂回などの処理を行うことができる。
【0042】
以上説明したように、第1の実施形態のネットワーク接続制御装置102を備えたネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法によれば、対向装置は、イーサネット側の障害に起因する端末装置と対向装置間の通信路の障害を、イーサネット側の障害を示す通知信号を用いることなく、検出することができる。従って、イーサネット側の障害を示す通知信号に対応していない対向装置や、ATM網が用いられた場合においても、対向装置はイーサネット側の障害を検出することができる。
【0043】
なお、第1の実施形態では、対向装置104がATM網103のPVCリンクを診断するためにループバックOAMセルによるテストを行っているが、ICMP(Internet Control Message Protocol)エコー(ping(ピング))によって、PVCリンクを診断してもよい。この場合、対向装置104は、pingによってATM側のPVCリンクを診断し、エコー応答(Echo Reply)が得られない場合に、PVCリンク断を検知する。pingを利用することにより、ATM網103に限らず、IP網であってもPVCのリンク状態を判断することができる。例えば、ネットワーク接続制御装置102と対向装置104との間にATM網とIP網が混在していても利用可能である。
【0044】
また、端末インタフェースとして、イーサインタフェースの代わりにV35やRS−232Cや、デジタル専用線用、フレームリレー用等のシリアスインタフェースを備えてもよい。
【0045】
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態を説明するためのネットワーク接続制御装置を有するネットワーク接続通信システムを示す概略構成を示す図である。図3に示すように、第2の実施形態のネットワーク接続通信システムは、サーバやPCなどの通信端末301、イーサネット302を介して通信端末301と接続されたネットワーク接続制御装置303、ATM網304、ATM網304の主通信PVC351を介してネットワーク接続制御装置303と接続された対向装置305、イーサネット302を介して通信端末301と接続されたバックアップ装置307、およびバックアップ装置307と対向装置306とを接続するための迂回用PVC352を有する迂回用通信網307を備える。
【0046】
ここで、第2の実施形態では、迂回用通信網として、ISDN(Integrated Services Digital Network)網307を例にとって説明する。この場合、バックアップ装置306は例えば、VRRP等の冗長プロトコルに対応するものであり、たとえばISDNルータである。
【0047】
ネットワーク接続制御装置303は、イーサインタフェース部311、イーサリンク監視制御部312、SAR部313、中央処理部314、ATMリンク監視制御部315、ATMインタフェース部316、およびVRRP制御部317を備える。
【0048】
イーサリンク監視制御部312は、イーサインタフェース部311に接続され、端末装置301とネットワーク接続制御装置303との間のリンク状態を監視し、イーサリンク状態を中央処理部314に伝えるものである。SAR部313は、ATM網とイーサネットとの間におけるデータ構成を、ATMセルからフレームへ、または、フレームからATMセルへと変更するものである。ATM監視制御部315は、ATMインタフェース部316を介して、ATM網304の状態を監視し、ATM網への接続状態を中央制御部へ伝えるものである。VRRP制御部316は、VRRPを用いて、ネットワーク接続制御装置303とバックアップ装置306との間でイーサインタフェース部311を介して互いに監視し、どの装置をマスタとして端末装置301と対向装置305を接続するかを制御する。中央制御部314は、イーサリンク監視制御部312、SAR部313、ATMリンク監視制御部315、およびVRRP制御部316をそれぞれ制御する。
【0049】
図4は、第2の実施形態のネットワーク接続制御方法を説明するためのシーケンスチャートである。
【0050】
図4に示すように、ネットワーク接続制御装置303がマスタとして選択され、通信端末301と対向装置305との間の通信が主通信PVC351を介して確立している状態において、ネットワーク接続制御装置303は、対向装置305に対してループバック表示を行う(S401)。対向装置305は、ループバック表示を受けると、ネットワーク接続制御装置303に対してループバック応答を行う(S402)。
【0051】
また、ネットワーク接続制御装置303のATMリンク監視制御部315は、ループバック応答の有無を検出し、対向装置305とのリンク確立がなされているかを監視する。ここで、対向装置305とネットワーク接続制御装置303とのリンクに障害が起きた場合、すなわち、ネットワーク接続制御装置303にてループバック応答が検出されなかった場合、ATMリンク監視制御部315は、対向装置305とのリンク切断を検出する(S403)。
【0052】
ATMリンク監視制御部315は、リンク切断が検出されたことを中央処理部314へ通知し、中央処理部314は、対向装置側のPVC障害のため、バックアップ装置305へ切替えて通信路を確保するようにVRRP制御部317を制御する。VRRP制御部317は、バックアップ装置305に対してVRRPアドバタイズメントにより異常通知を行う(S404)。バックアップ装置305は、ネットワーク接続制御装置303に対して、VRRPアドバタイズメントにより、バックアップする旨を通知する(S405)。
【0053】
ネットワーク接続制御装置303は、バックアップ装置305に対してデータを送信し、バックアップ装置305がアクティブとなり、迂回用PVC352を介して、通信端末301と対向装置305との間の通信を開始する(S406)。
【0054】
以上説明したように、第2の実施形態のネットワーク接続制御装置303を備えたネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法によれば、ATM網304側で障害が起きた場合に、VRRPを用いてバックアップ装置に切替えることで、通信路の迂回および二重化をスムーズに行うことが可能となる。
【0055】
なお、第2の実施形態では、ネットワーク接続制御装置303と対向装置305との間で、PVCリンクを診断するためにループバックOAMセルによるテストを行っているが、ICMPエコー(ping(ピング))によって、PVCリンクを診断してもよい。この場合、ネットワーク接続制御装置303は、pingによってATM側のPVCリンクを診断し、エコー応答が得られない場合に、PVCリンク断を検知する。pingを利用することにより、ATM網304に限らず、IP網であってもPVCのリンク状態を判断することができる。例えば、ネットワーク接続制御装置303と対向装置305との間にATM網とIP網が混在していても利用可能である。
【0056】
また、ATM側からの障害通知信号であるAISまたはRDIを検出した場合に、VRRPによってバックアップ装置へ切替えてもよい。
【0057】
また、バックアップ装置306と対向装置305との間の迂回用通信網307の例として、ISDN網307を例にとって説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、ATM網などでもよい。
【0058】
さらに、冗長プロトコルの一例として、VRRPを用いて説明したが、これに限られるものではなく、例えばHSRPなど、他の冗長プロトコルを用いてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るネットワーク接続制御装置、ネットワーク接続通信システムおよびネットワーク接続制御方法によれば、一方のネットワークの障害を他方のネットワークに接続された装置へ通知するための通知信号が用いることができない状況においても、確実に他方のネットワークへ障害を通知することができる。
【0060】
また、障害時に通信路の迂回または二重化をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するためのネットワーク接続制御装置を有するネットワーク接続通信システムを示す概略構成を示す図
【図2】第1の実施形態のネットワーク接続制御方法を説明するためのシーケンスチャート
【図3】本発明の第2の実施形態を説明するためのネットワーク接続制御装置を有するネットワーク接続通信システムを示す概略構成を示す図
【図4】第2の実施形態のネットワーク接続制御方法を説明するためのシーケンスチャート
【符号の説明】
101、301 端末装置
102、303 ネットワーク接続制御装置
103、304 ATM網
104、305 対向装置
111、311 イーサインタフェース部
112、312 イーサリンク監視制御部
113、313 SAR部
114、314 中央処理部
115、315 ATMリンク監視制御部
116、316 ATMインタフェース部
302 イーサネット
306 バックアップ装置
307 ISDN網
317 VRRP制御部
351 主通信PVC
352 迂回用PVC

Claims (7)

  1. 一端に第1のネットワークを介して第1の端末装置に、他端に第2のネットワークを介して第2の端末装置に接続され、第1の端末装置と第2の端末装置との間に設けられたバックアップ装置と第1のネットワークを介して冗長プロトコルを用いて通信可能なネットワーク接続制御装置であって、
    前記第2の端末装置へリンク確認信号を送出し、前記第2の端末装置からのリンク確認応答信号の有無を検出することで前記第2のネットワークにおける通信路のリンクを監視するリンク監視制御部と、
    前記バックアップ装置と前記第1のネットワークを介して通信するための冗長プロトコル制御部とを備え、
    前記冗長プロトコル制御部は、前記リンク監視制御部が前記第2のネットワークにおける通信路のリンク断を検知すると、前記バックアップ装置に対して前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間の通信路を、前記バックアップ装置を介した通信路へ切替えることを指示するものであるネットワーク接続制御装置。
  2. 請求項1記載のネットワーク接続制御装置であって、前記冗長プロトコル制御部は、前記リンク監視制御部が前記第2のネットワークにおける通信路のリンク障害を示す警告信号を受信したときに、前記バックアップ装置に対して前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間の通信路を、前記バックアップ装置を介した通信路へ切替えることを指示するものであるネットワーク接続制御装置。
  3. 請求項2記載のネットワーク接続制御装置であって、前記冗長プロトコルはVRRPであるネットワーク接続制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項記載のネットワーク接続制御装置であって、前記リンク確認信号およびリンク確認応答信号は、ループバックOAMセル、または、ICMPのエコー機能を用いるネットワーク接続制御装置。
  5. 一端に第1のネットワークを介して第1の端末装置に、他端に第2のネットワークを介して第2の端末装置に接続され、前記第1のネットワークを介して迂回通信路を確保するためのバックアップ装置と冗長プロトコルを用いて通信可能なネットワーク接続制御装置におけるネットワーク接続制御方法であって、
    前記第2の端末装置へリンク確認信号を送出するステップと、
    前記リンク確認信号に対する前記第2の端末装置からのリンク確認応答信号の有無を検出することで、前記第2の端末装置と前記ネットワーク接続制御装置との間のリンクを監視するステップと、
    前記第1の端末装置と前記ネットワーク接続制御装置との間のリンクに障害が検知された場合に、前記ネットワーク接続制御装置が前記バックアップ装置に対して冗長プロトコルを用いて、前記バックアップ装置を介した通信回路の迂回を指示するステップと
    を備えるネットワーク接続制御方法。
  6. 請求項5記載のネットワーク接続制御方法であって、前記第1の端末装置からのリンク障害信号を受けた場合に、前記ネットワーク接続制御装置が前記バックアップ装置に対して冗長プロトコルを用いて通信回路の迂回を指示するステップを更に備えるネットワーク接続制御方法。
  7. 請求項5または6記載のネットワーク接続制御方法であって、前記リンク確認信号およびリンク確認応答信号は、ループバックOAMセル、または、ICMPのエコー機能を用いるネットワーク接続制御方法。
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