JP4153177B2 - 磁気テープカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープカートリッジに関し、特に、磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容され、かつ非不使用時に上記リールをロック状態とするリールロック機構がリールハブ内に設けられてなる磁気テープカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカートリッジとして、単一のリールに磁気テープを巻装し、このリールをカートリッジケース内に回転可能に収容したタイプのものが知られている。
【0003】
この種の磁気テープカートリッジは、1個のリールしか備えていないので、カートリッジの落下等による衝撃で磁気テープが弛んだ場合、それを吸収することができず、磁気テープに傷がついたりする欠点があった。
【0004】
そこで、非使用時にはリールをロックしてリールの回転を禁止するロック部材が、ロック位置とロック解除位置との間で軸線方向に沿って移動可能に設けられるとともに、カートリッジケースの内壁面に、上記ロック部材の軸線方向の移動は許容するがロック部材の上記軸線周りの回動は規制する態様でロック部材と係合する規制部材が突設されている。
【0005】
また、上記ロック部材はロック歯を備え、非使用時にこのロック歯が、リール側のロック歯と噛合してリールの回転を強制的にロックし、これにより、カートリッジの落下等による衝撃で磁気テープが巻き締まったり、弛んだりしないように構成されている。
【0006】
図5(a),(b)は、ロック部材の一例構成を示す平面図およびその断面図であり、図5(c),(d)は図5(a),(b)に示すロック部材4と係合してこのロック部材4の回動およびその傾きを規制するために従来の磁気テープカートリッジが備えている規制部材33の底面図およびその断面図である。また図5(e)はロック部材4と規制部材33との係合状態を規制部材33を断面として示す平面図である。
【0007】
なお、後述する本発明の実施の形態においても、図5(a),(b)に示したロック部材4を用い、規制部材33のみを本発明により改良された構成を採用しているので、磁気テープカートリッジの全体構成およびロック部材4の動作等に関する詳細説明は後述に譲り、ここでは、後述する実施の形態と同様の符号を各部材に付して、要部のみの説明にとどめる。
【0008】
軸線Lの周りに円盤状に形成された合成樹脂材料からなるロック部材4は、その円盤部41の下面外周に沿って、かつ外周側の歯丈が高くなるように円環状に刻設されたロック歯42を備えている。このロック歯42は、ロック部材4がロック位置に移動するのに伴ってリール側のロック歯に噛合してリールをロックするために設けられている。また、円盤部41の下面中心部は凸面状に突出して、後述する解除部材6に対する摺接部41aを形成している。
【0009】
ロック部材4の円盤部41の上面には規制部材33に対する係合壁部44が突設され、この係合壁部44は、規制部材33を上方から係入させる十字状の平面形状を有する溝45を形成している。この十字状溝45の四方に延びる各枝部の内壁面は、軸線Lと略平行な垂直面を形成しており、軸線Lを中心とする円弧状の平面形状を有する先端壁面44aと、互いに略平行な側壁面44b,44bとを備えている。また、十字状溝45の中心部には、軸線Lを中心にした円筒面の一部を形成する互いに分離した4個の壁面44cがそれぞれ隣接枝部間に存在している。
【0010】
さらに、円盤部41の上面には、円盤部41と同心的な突縁47が係合壁部44を取り囲んで形成され、この突縁47と係合壁部44との間が、ロック部材4を下方へ付勢するコイルスプリングの受け面となっている。
【0011】
一方、図5(c),(d)に示すように、カートリッジケースの上ケース31の下面には、上記ロック部材4の十字状溝45の4個の枝部にそれぞれ係入し得る4個の互いに独立した規制部材33が垂設されている。各規制部材33は、ロック部材4の十字状溝45の先端壁面44aに対向する略垂直な壁面33aと、十字状溝45の側壁面44b,44bにそれぞれ対向する略垂直な壁面33b,33bとを備えて十字状の平面形状を有する。
【0012】
各規制部材33の壁面33aは、図5(e)におけるA点でロック部材4の十字状溝45の先端壁面44aと係合して、ロック部材4の傾くのを規制し、規制部材33の壁面33b,33bは、図5(e)におけるB点およびC点で十字状溝45の枝部側壁面44b,44bと係合して、ロック部材4の軸線L周りの回動を規制するように構成されている。
【0013】
なお、本明細書において、ロック部材4の傾きとは、ロック部材4の軸線Lのリールの軸線に対する傾きを意味する。
【0014】
さらに4個の規制部材33の周囲には、ロック部材4の突縁47と略同径の突縁34が環状に形成され、この突縁34の内方が、ロック部材4を下方へ付勢するコイルスプリングの受け面となっている。
【0015】
ロック部材4の下方には、リールと一体に回転してドライブ側回転駆動手段のチャッキング動作に応じて上方へ移動して、ロック部材4を上方のロック解除位置に移動させる後述する解除部材6が設けられ、ロック部材4のロック解除位置への移動に伴って、ロック部材4のロック歯42がリールのロック歯から離れてリールが自由に回転し得るように構成されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記ロック部材4がロック解除位置にあるときには、その底面中心部に膨出している摺接部41aが解除部材6に摺接して保持されているだけであるから不安定であり、傾き易い。ロック解除位置においてロック部材4が傾くと、ロック部材4の底面に環設されているロック歯42が、回転しているリールのロック歯に接触し異音を発生するとともに、リールの回転を阻害し、磁気テープの安定したロード/アンロード動作に支障を来すという問題を生じる。
【0017】
そこで、上述のように、各規制部材33の壁面33aが、図5(e)におけるA点でロック部材4の十字状溝45の先端壁面44aと係合して、ロック部材4の傾きを規制しているが、規制部材33が図5(a)の上下方向および左右方向に十字状に配列されているために、図5(a)の上下および左右方向に延びる垂直面内でのロック部材4の傾きに対する規制は可能であっても、図5(a)における斜め45°の方向の垂直面内でのロック部材4の傾きに対しては規制効果を発揮しにくいという欠点があった。
【0018】
上述の事情に鑑み、本発明はロック部材の略全方向の傾きを規制することが可能な規制部材を備えたに磁気テープカートリッジを提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、リールハブの外周に磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容され、上記リールハブの内部に、非使用時に上記リールをロックして該リールの回転を禁止するロック部材が、ロック位置とロック解除位置との間でその軸線方向に移動可能に設けられるとともに、このロック部材との係合によって、上記ロック部材の軸線周りの回動と、このロック部材の傾きとを規制する規制部材が上記カートリッジケースの内壁面に突設されてなる磁気テープカートリッジにおいて、上記ロック部材が上記規制部材を係入させる十字状溝を形成する係合壁部を備え、該係合壁部は、十字状溝の四方に延びる各枝部内面の垂直面で形成された先端壁面および側壁面と、十字状溝の中心部における4個の枝部の間に、該ロック部材の軸線を中心にした円筒面の一部で形成された4個の内壁面とを備え、一方、前記規制部材が、前記ロック部材の前記4個の内壁面内に嵌入し得る円筒体と、該円筒体から四方に十字状に延出し、先端に前記十字状溝の前記先端壁面に対向する壁面と、前記十字状溝の前記側壁面に対向する壁面とをそれぞれ有する4個のリブとを備え、前記規制部材の前記円筒体の外周面が前記ロック部材の前記内壁面に係合し、前記規制部材の前記各壁面が前記ロック部材の前記先端壁面および側壁面に係合することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の効果】
上記ロック部材がその軸線を中心にした十字状溝を備えている場合に、上記ロック部材の十字状溝の中心部には、十字状溝の4個の枝部に対して軸線の周りに45°ずれた位置に4個の稜線または壁面が形成される。本発明によれば、上記規制部材が、上記ロック部材の十字状溝の先端部に係合する係合面を備えていることに加えて、上記十字状溝の中心部に係合する壁面を備えていることにより、斜め45°の方向の垂直面内でのロック部材の傾きをも規制することができ、これにより、ロック部材の軸線の略全方向の傾きを規制することが可能になる。
【0022】
その場合に、ロック部材と規制部材の双方の係合面を、略同一曲率半径を有する円筒面とすることにより、斜め45°の方向を中心とした所定の角度範囲の方向の垂直面内でのロック部材の傾きを規制することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明による磁気テープカートリッジの一実施の形態において、ドライブ装置側の回転駆動部材がチャッキングされる以前の不使用状態を示す断面図である。また図2は、図1の磁気テープカートリッジのチャッキング後の使用状態を示す要部断面図、図3は図2のA−A線に沿った断面平面図である。
【0024】
図1において、磁気テープカートリッジ1のカートリッジケース3は、上ケース31と、中心部に開口32aを備えて上記上ケース31にビス等により締結された下ケース32とからなり、このカートリッジケース3内に、磁気テープ(図示省略)を巻装した単一のリール2が回転可能に収容され、さらに、リール2の中心孔内に、非使用時にはリール2をロックしてリール2の回転を禁止するリールロック機構10が収容されている。
【0025】
上記リール2は、磁気テープが外周に巻回される有底円筒状のリールハブ21と、このリールハブ21の上下端外周からそれぞれ径方向に円盤状に張り出した下フランジ22および上フランジ23とからなり、リールハブ21と下フランジ22とは合成樹脂材料により一体成形され、同じく合成樹脂材料からなる上フランジ23は、リールハブ21の上端に嵌着された状態で、例えば超音波溶着によりリールハブ21に固着されている。
【0026】
リールハブ21は中心側下部が底壁21aにより閉塞され、この底壁21aの下面外周部には、ドライブ装置側の回転駆動部材11の駆動ギヤ13と噛合するリールギヤ24が環状に刻設され、このリールギヤ24より内周側にはマグネット式吸引用の環状金属板からなるリールプレート25がインサート成形により取り付けられている。上記リール2のリールギヤ24およびリールプレート25は、カートリッジケース3の底面の開口32aに臨むように配置されている。なお、リール2は後述のリールロック機構10の付勢部材(コイルスプリング)5により下方に付勢されて、下フランジ22が下ケース32に押し付けられている。
【0027】
一方、ドライブ装置側の回転駆動部材11は、回転シャフト12の上端に固定された円盤部15の上面に環状の駆動ギヤ13とマグネット(図示せず)とを備えている。
【0028】
上記回転駆動部材11のチャッキング動作は、図示しないドライブ装置側のバケットに装填された磁気テープカートリッジ1が回転シャフト12に向かって下降して、上記駆動ギヤ13が上記リールギヤ24に噛合するとともに、マグネットにより上記リールプレート25を吸引して噛合状態を保持することによって行なわれる。
【0029】
次に、上記リールロック機構10の機構について説明する。
【0030】
このリールロック機構10は、ロック位置とロック解除位置との間でリール2の軸線方向に移動可能なロック部材4と、このロック部材4をロック方向に付勢するコイルスプリング5と、上記ロック部材4をロック解除方向に移動させる解除部材6とを備えている。
【0031】
リール2の底壁21aには、上記リールギヤ24が形成されている部分を上下方向に貫通する3個の透孔26(図3参照)が同一円周上に等間隔を保って配設され、さらに、底壁21aの上面には上記透孔26の間の部位に3組6個の係止突起27が同一円周上に等間隔を保って一体に立設され、この係止突起27の先端にはロック歯29が形成されている。なお、上記透孔26および係止突起27は3個或いは3組以上配置してもよく、係止突起27の先端のロック歯29は単一のギヤ歯形状としてもよい。
【0032】
合成樹脂材料で形成されたロック部材4は、図5(a),(b)に示したものと同様の構成を有し、その円盤部41の下面外周部に、外周側の歯丈が高くなるように円環状に刻設されたロック歯42を備えている。円盤部41の下面中心部は凸面状に突出して解除部材6に対する摺接部41aを形成している。
【0033】
ロック部材4の円盤部41の上面には規制部材3に対する係合壁部44が突設され、この係合壁部44は、十字状の平面形状を有する溝45を形成している。この十字状溝45の四方に延びる各枝部の内壁面は軸線Lと略平行な垂直面を形成しており、軸線Lを中心とする円弧状の平面形状を有する先端壁面44aと、互いに略平行な側壁面44b,44bとを備えている。また、十字状溝45の中心部には、軸線Lを中心にした円筒面の一部を形成する互いに分離した4個の壁面44cがそれぞれ隣接する枝部間に存在している。
【0034】
さらに円盤部41の上面には、円盤部41と同心的な突縁47が係合壁部44を取り囲んで形成され、この突縁47と係合壁部44との間が、ロック部材4を下方へ付勢するコイルスプリング5の受け面となっている。
【0035】
一方、カートリッジケースの上ケース31の下面に一体に垂設されている規制部材33は、図4(a),(b)に示すように、ロック部材4の十字状溝45の中心部において4個に分割された円筒面を形成する内壁面44c内に嵌入し得る円筒体33cと、この円筒体33cから四方に十字状に延出する4個のリブ33dとを備え、各リブ33dの先端は横方向に膨出して、ロック部材4の十字状溝45の各枝部の先端の壁面44aに対向する壁面33eと、十字状溝45の各枝部の両側壁面44b,44bにそれぞれ対向する壁面33f,33fとを形成している。
【0036】
したがって、図4(c)に示すように、規制部材33の各リブ33dの先端両側の壁面33f,33fがB点およびC点で十字状溝45の枝部側壁面44b,44bと係合して、ロック部材4の軸線L周りの回動を規制するとともに、各リブ33dの先端壁面33eがA点でロック部材4の十字状溝45の先端壁面44aに係合し、かつ規制部材33の円筒体33cの外周面がロック部材4の中心部に斜め45°方向に存在する4個の内壁面44cにそれぞれD点で係合することによって、ロック部材4の略全方向の傾きを規制している。
【0037】
さらに、規制部材33の周囲には、ロック部材4の突縁47と略同径の突縁34が環状に形成され、この突縁34の内側が、ロック部材4を下方へ付勢するコイルスプリング5の受け面となっている。
【0038】
また、上記解除部材6は、上記ロック部材4とリールハブ21の底壁21aとの間に上下移動可能に介装され、略三角形状の板状本体部61の各頂点近傍下面には下方に延びる円柱状の脚部63が設けられている。各脚部63は、上記リール2の底壁21aに開口した透孔26にそれぞれ移動可能に挿通され、その先端はリール2下面のリールギヤ24の歯部に臨んで位置する。その際、上記係止突起27は各脚部63の間で本体部61の外側に位置する。なお、上記脚部63は角柱状、楕円柱状等に形成してもよい。
【0039】
上記解除部材6の最下降位置(図1)では、脚部63の先端がリールギヤ24から突出し、このリールギヤ24にドライブ装置側の回転駆動部材11のチャッキング動作により駆動ギヤ13が噛合するのに伴って解除部材6が上方へ押圧され所定のストローク量で押し上げられるようになっている(図2)。そして、駆動ギヤ13によってリール2も若干上方へ押し上げられて、下ケース32から離れる。上記解除部材6は、脚部63の透孔26への嵌合によりリール2と一体に回転する。
【0040】
上記リール2の内周面には、リール2の軸線方向に延びる多数のリブ28がリール2の周方向に所定の間隔を保って形成されている。これらリブ28のうちの一部は、解除部材6の脚部63を透孔26に挿入する際に解除部材6を挿入方向に案内すべくガイドリブとして作用し、残りのリブはリールハブ21の補強リブとして作用する。
【0041】
次に、上記リールロック機構10の作用を説明すると、図1に示す磁気テープカートリッジ1の保管時等の不使用状態では、コイルスプリング5の付勢力によって、ロック部材4、解除部材6並びにリール2がカートリッジケース3の下ケース32側に移動しており、下ケース32中心部の開口32aはリール2によって閉塞される。解除部材6はその下面がリールハブ21の底壁21a上面に当接した最下降状態にあり、その脚部63は先端部がリールギヤ24の歯先よりに突出している。解除部材6の上面に当接しているロック部材4も、規制部材33によって軸線L周りの回動を規制された状態で下降位置にあり、そのロック歯42が係止突起27先端のロック歯29に噛合して不使用時におけるリール2の回転を禁止し、磁気テープの引き出しを阻止するロック状態にある。
【0042】
一方、磁気テープカートリッジ1がドライブ装置に装填された図2のカートリッジ使用状態では、回転駆動部材11の回転シャフト12先端の円盤部15がリール2の底面に接近して駆動ギヤ13がリールギヤ24に噛合し、リール2を若干上方に移動させて保持するとともに、上記駆動ギヤ13の歯先が解除部材6の脚部63の先端に当接してこれを押し上げる。これに伴い、解除部材6が付勢部材5の付勢力に抗して上方へ移動し、この解除部材6と一体にロック部材4も上方のロック解除方向へ移動する。これによりロック歯42,29同士の係合が解除され、リール2が回転自在とされる。そして、ドライブ装置によって磁気テープのロード/アンロードが行われる。
【0043】
以上の説明で明らかなように、本実施の形態においては、規制部材33が、ロック部材4の十字状溝45の各先端壁面44aに係合する壁面33eを備えていることに加えて、十字状溝45の枝部間に存在する中心部の4個の壁面44cに係合する外周面を有する円筒体33cを備えていることにより、斜め45°を中心した方向の垂直面内でのロック部材4の傾きをも規制することができ、これにより、ロック部材4の軸線Lの略全方向の傾きを規制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気テープカートリッジの一実施の形態の不使用状態を示す断面図
【図2】図1の磁気テープカートリッジの使用状態を示す要部断面図
【図3】図2のA−A線に沿った断面図
【図4】図4(a),(b)は図1および図2に示す規制部材の底面図および断面図、図4(c)はそのロック部材との係合状態を規制部材を断面として示す平面図
【図5】図5(a),(b)は、ロック部材の平面図およびその断面図、図5(c),(d)は従来の磁気テープカートリッジが備えている規制部材の底面図および断面図、図5(e)はロック部材と規制部材との係合状態を規制部材を断面として示す平面図
【符号の説明】
1 磁気テープカートリッジ
2 リール
3 カートリッジケース
4 ロック部材
5 付勢部材
6 解除部材
10 リールロック機構
11 回転駆動部材
13 駆動ギヤ
21 リールハブ
24 リールギヤ
27 係止突起
28 リブ
29,42 ロック歯
33 規制部材
41 ロック部材の円盤部
44 係合壁部
45 十字状溝
Claims (1)
- リールハブの外周に磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容され、前記リールハブの内部に、非使用時に前記リールをロックして該リールの回転を禁止するロック部材が、ロック位置とロック解除位置との間で軸線方向に移動可能に設けられるとともに、該ロック部材との係合によって、前記ロック部材の軸線周りの回動と、該ロック部材の傾きとを規制する規制部材が前記カートリッジケースの内壁面に設けられてなる磁気テープカートリッジにおいて、
前記ロック部材が前記規制部材を係入させる十字状溝を形成する係合壁部を備え、該係合壁部は、十字状溝の四方に延びる各枝部内面の垂直面で形成された先端壁面および側壁面と、十字状溝の中心部における4個の枝部の間に、該ロック部材の軸線を中心にした円筒面の一部で形成された4個の内壁面とを備え、
一方、前記規制部材が、前記ロック部材の前記4個の内壁面内に嵌入し得る円筒体と、
該円筒体から四方に十字状に延出し、先端に前記十字状溝の前記先端壁面に対向する壁面と、前記十字状溝の前記側壁面に対向する壁面とをそれぞれ有する4個のリブとを備え、
前記規制部材の前記円筒体の外周面が前記ロック部材の前記内壁面に係合し、前記規制部材の前記各壁面が前記ロック部材の前記先端壁面および側壁面に係合することを特徴とする磁気テープカートリッジ。
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