JP4151893B2 - 車輌用灯具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な車輌用灯具に関する。詳しくは、放電バルブを光源とする車輌用灯具において、放電バルブと放電灯点灯回路との間を接続するコードの先端に設けられたバルブソケットの放電バルブからの脱落を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用灯具、例えば、自動車用前照灯において、発光効率及び演色性が良好で寿命の長い放電バルブが光源として用いられている。放電バルブの放電のためには高電圧の交流電圧である点灯電圧が必要であり、そのため、車載バッテリーの電圧を必要とされる電圧まで高め、且つ、交流電圧とするための放電灯点灯回路を灯具内に備える。そして、放電灯点灯回路と放電バルブとの間を接続するコードの先端に設けられたバルブソケットを放電バルブに着脱可能に取り付け、これによって、放電バルブへの点灯電圧の供給が可能になる。
【0003】
そして、バルブソケットを放電バルブに取り付ける既知の方法として、バルブソケットに設けられた凹部内に放電バルブのプラグを嵌合させた状態でバルブソケットを一の方向(取り付け方向)に回転させて取り付ける方法が採用されている。また、バルブソケットを放電バルブから取り外す場合は取り付け方向と反対の方向(取り外し方向)にバルブソケットを回転させるようになっている。そして、バルブソケットが放電バルブに取り付けられた状態では、バルブソケットと放電バルブのプラグとの間の凹凸嵌合によって、バルブソケットを放電バルブに取り付けられた位置(取り付け位置)に保持するようになっている。しかしながら、バルブソケットを放電バルブから取り外すときには、上記取り外し方向に回転させようとする力によって上記凹凸嵌合が解除される必要があり、そのため、バルブソケットを取り付け位置に保持する凹凸嵌合はそれほど強固なものではない。
【0004】
ところで、自動車は走行中は振動を伴うものであり、特に、オフロードにおいては激しい振動が生じる。かかる振動によってバルブソケットと放電バルブのプラグとの間の凹凸嵌合が解除され、且つ、バルブソケットが取り外し方向に回転されて放電バルブから脱落する惧れがある。
【0005】
そこで、従来にあっては、バルブソケットとリフレクタとの間に回転規制手段を設け、該回転規制手段によってバルブソケットが取り外し方向に容易には回転しないようにして、バルブソケットの放電バルブからの脱落を防止しようとするものが提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
すなわち、バルブソケット(コネクタ)(11)の外周面に接触部(214)を設け、取付位置において該接触部(214)がリフレクタに設けた突起(接触端子部)(153)に接触し、これによってバルブソケット(11)が取付位置に安定に位置される。詳しくは、接触部(214)には後方から見てV字状を成す凹部が形成されており、バルブソケット(11)を取付方向へ回転させていくと、該接触部(214)のV字状の凹部に接触端子部(153)の突起が係合するようになっている。そして、接触端子部(153)は弾性を有する金属板から成るフィクチャ(15)に形成されていて、該接触端子部(153)が弾性変形することによって、接触端子部(153)の突起が接触部(214)のV字状凹部に係合したり又は係合からから外れることができるようになっている。従って、バルブソケット(11)を取付方向に回転させて行って、接触部(214)が接触端子部(153)に接触したところで少し強く力を加えることによって、接触端子部(153)を弾性変形させて、接触端子部(153)の突起を接触部(214)のV字状凹部に係合させることができる。また、接触部(214)のV字状凹部に接触端子部(153)の突起が係合している状態から、少し強い力によってバルブソケット(11)を取り外し方向に回転させることによって、接触端子部(153)を弾性変形させて、接触部(214)のV字状凹部と接触端子部(153)の突起との係合を解除することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−243105号公報(図8、段落【0008】)
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の車輌用灯具にあっては、バルブソケット(11)を取付位置に安定に保持する手段は、バルブソケット(11)の取り外し方向への回転を阻止するロック機構ではなく、接触端子部(153)の弾発力によってバルブソケット(11)の取り外し方向への回転を規制しているに過ぎない。すなわち、バルブソケット(11)を少し強い力によって取り外し方向へ回転させれば、接触部(214)と接触端子部(153)との係合は容易に外れてしまうものである。また、そのように構成されていなければ、バルブソケット(11)を放電バルブ(5)のプラグ(50)に容易に着脱することができない。
【0009】
そのため、走行により激しい振動が加えられたりすると、バルブソケット(11)の規制手段(214)、(153)による取り外し方向への回転の規制が解除されてしまい、終いには、バルブソケット(11)が取り外し方向に回転して、放電バルブ(5)のプラグ(50)から脱落してしまう惧がある。
【0010】
そこで、本発明は、バルブソケットの取り外し方向への回転を確実に阻止することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明車輌用灯具は、上記した課題を解決するために、バルブソケットはバルブソケットとリフレクタとの間に設けられバルブソケットの取り外し方向への回転を阻止するロック機構によって放電バルブへの取付位置にロックされ、ロック機構はバルブソケットに形成された係合腕とリフレクタに設けられた係合受体とによって構成され、係合腕はバルブソケットの側面から突出され、先端に車輌前方へ向かって突出した係合片が形成されて成り、係合受体はバネ性を有する板で形成され、取付部と該取付部の一端から車輌後方へ突出した中間部と該中間部の後端から取付部とは反対の方向へ突出した係合部と該係合部から後方へ突出した解除部とが一体に形成されて成り、係合部はリフレクタの後面とほぼ平行に延びていて係合孔が形成された主部と該主部の先端に連続し先端に行くに従ってリフレクタに近づくように傾斜した案内部とから成り、バルブソケットを取り付け方向に回転させると、バルブソケットの係合腕の係合片が係合受体の係合部の案内部に当接し該案内部を前方へ押圧して係合受体の係合部が前方に撓み、係合片が案内部を通過して主部に乗り上げることにより係合孔と係合して、バルブソケットが取り外し方向に回転するのを阻止され、バルブソケットを取り外すときは、係合受体の解除部を前方へ押圧すると係合受体が撓んで係合部の主部がバルブソケットの係合片より前に位置するか、係合孔が係合片に対応した位置になり、そこで、バルブソケットを取り外し方向に回転させることによりバルブソケットを放電バルブから取り外すことができるようにしたものである。
【0012】
従って、本発明車輌用灯具にあっては、バルブソケットが放電バルブの取付位置にロックされること及びそのロックを解除することが容易になる。すなわち、バルブソケットを取り付け方向に回転すると、バルブソケットの係合腕の係合片が係合受体の係合部の案内部に当接し案内部を前方へ押圧して係合受体の係合部が前方に撓み、係合片が案内部を通過して主部に乗り上げることにより係合孔と係合するので、バルブソケットが取り外し方向に回転できなくなる。また、バルブソケットを取り外すときは、係合受体の解除部を前方へ押圧すると係合受体が撓んで係合部の主部がバルブソケットの係合片より前に位置するか、係合孔が係合片に対応した位置になるので、バルブソケットを取り外し方向に回転すれば、バルブソケットを放電バルブから取り外すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明車輌用灯具の実施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、図示した実施の形態は本発明を自動車用前照灯に適用したものである。
【0014】
図1で分かるように、自動車用前照灯10は前方に向かって開口した凹部を有するランプボディ20を備え、該ランプボディ20の前面開口が透明な前面カバー30によって覆われて外囲器40が形成される。上記外囲器40内にリフレクタ50が既知の手段によってランプボディ20に対して傾動調整自在に支持されている。
【0015】
上記リフレクタ50の後部には放電バルブ60が着脱自在に取り付けられている。また、ランプボディ20の下方には放電灯点灯回路ユニット(以下、「点灯回路ユニット」という)70が配置されている。点灯回路ユニット70はケース体71内に放電バルブ60に交流で高圧の点灯電圧を印加するために、直流電源の電圧を昇圧する直流−直流昇圧回路、該昇圧された直流電圧を交流電圧(点灯電圧)に変換する直流−交流変換回路を備えたバラスト回路と、放電バルブ60の起動時(放電開始時)に必要な電圧を上記点灯電圧に印加する始動回路(スタータ回路)を備えた放電灯点灯回路が構成されている。そして、点灯回路ユニット70から延びたコード72の先端にバルブソケット80が接続され、該バルブソケット80が放電バルブ60に着脱自在に取り付けられる。
【0016】
図1、図2及び図4で分かるように、リフレクタ50の後部には円形のバルブ取付孔51が形成されている。リフレクタ50の後面の上記取付孔51からやや離間した位置に囲繞壁52が突設されている。囲繞壁52は互いに対向した52aと52a及び52bと52cの4つの部分に分割されていて、これら部分52a〜52cの内周面は同一の円周上に位置している。互いに対向して位置した部分52b、52cの一方52bにはセットスプリング53が支持されている。セットスプリング53は2本の押さえ腕53a、53aとこれら押さえ腕53a、53aの一端間を連結している被支持部53bとが線バネ材で一体に形成されて成り、被支持部53bにおいて上記囲繞壁52の部分52bに回動自在に支持されている。そして、押さえ腕53a、53aはセット状態において、すなわち、放電バルブ60をリフレクタ50に対して押さえた状態において、中間部分が前方へ突出するように湾曲されている。セットスプリング53を支持した囲繞壁52の部分52bに対向して位置する部分53cの両端部には下向きのフック部52d、52dが形成されている。
【0017】
上記リフレクタ50に放電バルブ60が着脱自在に取り付けられる。図1及び図4で分かるように、放電バルブ60は図示しない一対の放電電極が内装されたアークチューブ61の後端に絶縁材料で形成されたプラグ62が一体的に形成され、プラグ62の前端部には外方へ突出したフランジ部63が一体に形成されている。プラグ62のフランジ部63から後側の部分は前側から大径部64、小径部65の順に連設されている。小径部65には後端に開口した凹部66が形成されており、該凹部66の中心に位置して第1の端子67が配置されていて、該第1の端子67は上記放電電極の一方と接続されている。また、小径部66の前端部の外周面には該外周面に沿って環状に延びる第2の端子68が形成されていて、該第2の端子68は上記放電電極の他方と接続されている。
【0018】
放電バルブ60は以下のようにしてリフレクタ50に取り付けられる。図1及び図3で分かるように、放電バルブ60のアークチューブ61をリフレクタ50の後方からバルブ取付孔51に挿通して、アークチューブ61をリフレクタ50の内部に位置させると共にフランジ部63をリフレクタ60の後面に当接させる。なお、図示しない位置決め手段によって放電バルブ60の軸周り方向の位置決めが為される。それから、セットスプリング53を図2に示す状態から押さえ腕53a、53aが放電バルブ60のフランジ部63の後ろに位置する方向に回動させる。そして、セットスプリング53の押さえ腕53a、53aの中間部分を放電バルブ60のフランジ部63の後面に弾接させた状態でさらに撓ませて、押さえ腕53a、53aの先端部を囲繞壁52の部分52cの両端のフック部52d、52dに各別に係合させると、放電バルブ60はそのフランジ部63がセットスプリング53とリフレクタ50の後面との間で挟持された状態となり、これによって、放電バルブ60がリフレクタ50に取り付けられる。なお、放電バルブ60をリフレクタ50から取り外すときは、セットスプリング53の押さえ腕53a、53aの先端部を囲繞壁52の部分52cのフック部52d、52dとの係合から解放し、図2に示す状態なる方向へ回動させる。これによって、放電バルブ60をリフレクタ50から取り外すことができる。
【0019】
上記放電バルブ60にバルブソケット80が回転により取り付けられる。すなわち、バルブソケット80を真後ろから放電バルブ60に近付け、放電バルブ60のプラグ62をバルブソケット80の図示しない凹部に嵌合させ、且つ、バルブソケット80を所定の取付方向、例えば、図6における時計回り方向CWに回転させる公知の手法によってバルブソケット80が放電バルブ60のプラグ62に結合される。そして、バルブソケット80はバルブソケット80とリフレクタ50との間に設けられたロック機構によって図7に示す取付位置にロックされる。バルブソケット80が上記したように放電バルブ60に取り付けられることによって、放電バルブ60の上記端子67、68がバルブソケット80及びコード72を介して点灯回路ユニット70内の放電灯点灯回路の出力端子と接続される。なお、点灯回路ユニット内には放電灯点灯回路のうちバラスト回路のみを構成し、起動回路はバルブソケット80内に構成するようにしても良い。
【0020】
図3、図8及び図9から分かるように、ロック機構90はバルブソケット80に形成された係合腕91とリフレクタ50に設けられた係合受体92とによって構成される。係合腕91はバルブソケット80の側面から突出され、先端に前方へ向かって突出した係合片91aが形成されて成る。そして、係合片91aの先端は側方から見て半円形(図8、図9でよく分かる)に形成されている。
【0021】
図3、図8及び図9から分かるように、係合受体92はバネ性を有する金属板で形成されており、被取付部93と該被取付部93の一端から後方へ突出した中間部94と該中間部94の後端からリフレクタ50の後面とほぼ平行に、且つ、被取付部93とは反対の方向へ突出した係合部95と該係合部95から後方へ突出した解除部96とが一体に形成されて成る。係合部95はリフレクタ50の後面とほぼ平行に延びる主部95aと該主部95aの先端に連続し先端に行くに従ってリフレクタ50に近づくように傾斜した案内部95bとから成り、主部95aには係合孔95cが形成されている。解除部96は係合部95の主部95aの一の側縁から後方へ突出した基部96aと該基部96aの後端から係合部95の主部95aと反対の方向に突出した押圧部96bとから成る。そして、上記係合受体92は被取付部93がネジ97によってリフレクタ50の後面に固定される。図6及び図7で分かるように、係合受体92は上記囲繞壁52より外側で、且つ、後方から見て、被取付部93と係合部95の並び方向が囲繞壁52の接線方向に沿う向きでリフレクタ50に固定される。
【0022】
そこで、バルブソケット80を図5に示す位置で放電バルブ60のプラグ62に嵌合する。それから、バルブソケット80を時計回り方向、すなわち、図6の矢印CW方向に回転させる。すると、バルブソケット80の係合腕91の係合片91aの先端部の半円形に形成された部分が係合受体92の係合部95の案内部95bの後面に当接し、且つ、該案内部95bを前方へ押圧するので、係合受体92は係合部95がほぼ前方へ移動するように撓み、その結果、係合片91aは、相対的に、案内部95bを通過して主部95aへと乗り上げてゆき、最後に、係合片91aが係合孔95cと係合する。従って、バルブソケット80を取り外し方向、すなわち、図7中矢印CCW方向に回転させようとしても、バルブソケット80の係合片91aが係合受体92の係合孔95cの縁と係合して、バルブソケット80は取り外し方向へ回転することを阻止される。すなわち、バルブソケット80は図7及び図9に示す取付位置にロックされる。
【0023】
バルブソケット80を放電バルブ60から取り外すときは、先ず、係合受体92の解除部96の押圧部96bを前方へ押圧する。これによって、係合受体92が撓んで、係合部95の主部95aがバルブソケット80の係合片91aより前に位置するか、係合孔95cの先端側の縁が係合片91aの半円形を成す先端部に対応して位置した状態となる。そこで、バルブソケット80を取り外し方向、すなわち、図7の矢印CCW方向に回転させると、バルブソケット80は、係合受体92による抵抗無しに又は係合片91aの先端部が係合孔95cの先端側縁から主部95aに乗り上げていきながら、取り外し方向に回転され、図5に示した位置まで回転されたところで、バルブソケット80を後方へ引っ張って放電バルブから取り外すことができる。
【0024】
上記自動車用前照灯10にあっては、バルブソケット80は取付位置においてロック機構90によって取り外し方向への回転を完全に阻止されるので、走行振動等によってバルブソケット80と放電バルブ60との結合が弛んで、バルブソケット80が放電バルブ60から脱落してしまう事故が完全に防止される。
【0025】
なお、上記した実施の形態では本発明を自動車用前照灯に適用したものを示したが、本発明は光源として放電バルブを使用するものであれば、自動車用前照灯以外の車輌用灯具に広く適用することができ、それらの適用も本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0026】
また、上記した実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0027】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用灯具は、放電バルブを光源とし、放電バルブはリフレクタに取り付けられ、放電バルブと放電灯点灯回路との間を接続するコードの先端に設けられたバルブソケットが放電バルブに回転により取り付けられ、バルブソケットはバルブソケットとリフレクタとの間に設けられバルブソケットの取り外し方向への回転を阻止するロック機構によって放電バルブへの取付位置にロックされる車輌用灯具であって、ロック機構はバルブソケットに形成された係合腕とリフレクタに設けられた係合受体とによって構成され、係合腕はバルブソケットの側面から突出され、先端に車輌前方へ向かって突出した係合片が形成されて成り、係合受体はバネ性を有する板で形成され、取付部と該取付部の一端から車輌後方へ突出した中間部と該中間部の後端から取付部とは反対の方向へ突出した係合部と該係合部から後方へ突出した解除部とが一体に形成されて成り、係合部はリフレクタの後面とほぼ平行に延びていて係合孔が形成された主部と該主部の先端に連続し先端に行くに従ってリフレクタに近づくように傾斜した案内部とから成り、バルブソケットを取り付け方向に回転させると、バルブソケットの係合腕の係合片が係合受体の係合部の案内部に当接し該案内部を前方へ押圧して係合受体の係合部が前方に撓み、係合片が案内部を通過して主部に乗り上げることにより係合孔と係合して、バルブソケットが取り外し方向に回転するのを阻止され、バルブソケットを取り外すときは、係合受体の解除部を前方へ押圧すると係合受体が撓んで係合部の主部がバルブソケットの係合片より前に位置するか、係合孔が係合片に対応した位置になり、そこで、バルブソケットを取り外し方向に回転させることによりバルブソケットを放電バルブから取り外すことができるようにしたことを特徴とする。
【0028】
従って、本発明車輌用灯具にあっては、バルブソケットが放電バルブの取付位置にロックされること及びそのロックを解除することが容易になる。すなわち、バルブソケットを取り付け方向に回転すると、バルブソケットの係合腕の係合片が係合受体の係合部の案内部に当接し案内部を前方へ押圧して係合受体の係合部が前方に撓み、係合片が案内部を通過して主部に乗り上げることにより係合孔と係合するので、バルブソケットが取り外し方向に回転できなくなる。また、バルブソケットを取り外すときは、係合受体の解除部を前方へ押圧すると係合受体が撓んで係合部の主部がバルブソケットの係合片より前に位置するか、係合孔が係合片に対応した位置になるので、バルブソケットを取り外し方向に回転すれば、バルブソケットを放電バルブから取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本発明車輌用灯具の実施の形態を示すものであり、本図は縦断面図である。
【図2】要部の分解斜視図である。
【図3】バルブソケットを放電バルブから取り外した状態を示す要部の斜視図である。
【図4】要部の拡大縦断面図である。
【図5】バルブソケットと放電バルブのプラグが嵌合された状態を示す要部の背面図である。
【図6】バルブソケットが取付位置にロックされる直前の状態を示す要部の背面図である。
【図7】バルブソケットが取付位置にロックされた状態を示す要部の背面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿って切断した端面図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿って切断した端面図である。
【符号の説明】
10…自動車用前照灯(車輌用灯具)、50…リフレクタ、60…放電バルブ、72…コード、80…バルブソケット、90…ロック機構、91…係合腕、91a…係合片、92…係合受体、93…被取付部、94…中間部、95…係合部、95a…主部、95b…案内部、95c…係合孔、96…解除部

Claims (1)

  1. 放電バルブを光源とし、
    放電バルブはリフレクタに取り付けられ、
    上記放電バルブと放電灯点灯回路との間を接続するコードの先端に設けられたバルブソケットが放電バルブに回転により取り付けられ、
    バルブソケットはバルブソケットとリフレクタとの間に設けられバルブソケットの取り外し方向への回転を阻止するロック機構によって放電バルブへの取付位置にロックされる車輌用灯具であって、
    上記ロック機構はバルブソケットに形成された係合腕とリフレクタに設けられた係合受体とによって構成され、
    上記係合腕はバルブソケットの側面から突出され、先端に車輌前方へ向かって突出した係合片が形成されて成り、
    上記係合受体はバネ性を有する板で形成され、取付部と該取付部の一端から車輌後方へ突出した中間部と該中間部の後端から取付部とは反対の方向へ突出した係合部と該係合部から後方へ突出した解除部とが一体に形成されて成り、
    上記係合部はリフレクタの後面とほぼ平行に延びていて係合孔が形成された主部と該主部の先端に連続し先端に行くに従ってリフレクタに近づくように傾斜した案内部とから成り、
    バルブソケットを取り付け方向に回転させると、バルブソケットの係合腕の係合片が係合受体の係合部の案内部に当接し該案内部を前方へ押圧して係合受体の係合部が前方に撓み、係合片が案内部を通過して主部に乗り上げることにより係合孔と係合して、バルブソケットが取り外し方向に回転するのを阻止され、
    バルブソケットを取り外すときは、係合受体の解除部を前方へ押圧すると係合受体が撓んで係合部の主部がバルブソケットの係合片より前に位置するか、係合孔が係合片に対応した位置になり、そこで、バルブソケットを取り外し方向に回転させることによりバルブソケットを放電バルブから取り外すことができるようにした
    ことを特徴とする車輌用灯具。
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