JP4148397B2 - 遊技機、およびその遊技機を用いた代金回収システム - Google Patents

遊技機、およびその遊技機を用いた代金回収システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機、およびその遊技機を用いた代金回収システムに関するものであり、詳しくは、稼働情報を表示可能な遊技機と、遊技機の稼働情報に応じて遊技機の利用代金を決定する遊技機の代金回収システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
出願人らは、先に、稼働情報を記憶する遊技機と、その遊技機から出力された稼働情報を収集する遊技機情報収集サーバと、遊技機の課金情報を管理する貸与代金管理サーバとを、ネットワークを介して接続した遊技機の貸与代金回収システムについて提案した(特願2002−023436)。かかる遊技機の貸与代金回収システムによれば、遊技機に記憶された稼働状況に基づいてレンタル・リース代金を請求することができるとともに、レンタル・リース代金を容易に回収することが可能となり、遊技機のメーカーと遊技機設置店の経営者等との間で、遊技機の稼働状況に基づく利便性の高いレンタル契約やリース契約を結ぶことが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技機の貸与代金回収システムにおいては、遊技機に記憶された稼働状況に基づいてレンタル・リース代金が決定される。このため、稼働情報を記憶している稼働情報記憶手段を別の機器と接続して異なった稼働情報を記憶させることにより、稼働情報を改竄し(支払代金を少なくできる経営者にとって有利な稼働状況を示す稼働情報に改竄し)、その改竄した稼働情報に基づいて、レンタル・リース代金を支払う、という不正(すなわち、支払うべきレンタル・リース代金を少なく誤魔化す不正)が行われる危惧がある。
【0004】
本発明の目的は、上記従来の遊技機の貸与代金回収システムにおける問題点を解消し、稼働情報記憶手段に記憶された稼働情報の改竄を未然に防止することが可能な遊技機、および代金回収システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる本発明の構成のうち、請求項1に記載された発明の構成は、制御基板により主たる作動の制御を行い、稼働状況に関連した稼働情報を不揮発性の稼働情報記憶手段に記憶するとともに外部に出力する遊技機であって、前記制御基板に設けられたCPUと、前記稼働情報記憶手段とが、信号線によって直接的に接続されており、電源供給時には、前記信号線によって前記稼働情報に関連した信号の送受信を繰り返し行い、送受信が不能となると、前記CPUが前記主たる作動の制御を直ちに停止することにある。
【0006】
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、稼働情報記憶手段とCPUとが同一の制御基板の上に搭載されていることにある。
【0007】
請求項3に記載された発明の構成は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、制御基板が、開放した場合に痕跡が残る分割式のケースによって覆われていることにある。
【0008】
請求項4に記載された発明の構成は、請求項2、または請求項3に記載された発明において、稼働情報記憶手段に記憶された稼働情報を外部に無線で出力するための稼働情報転送手段が、稼働情報記憶手段に接続された状態で、CPUと同一の制御基板の上に搭載されていることにある。
【0009】
請求項5に記載された発明の構成は、請求項1〜4のいずれかに記載された遊技機と、その遊技機の課金情報を管理する遊技機の情報管理コンピュータとを、ネットワークを介して接続したことを特徴とする遊技機の代金回収システムにある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる遊技機、および代金回収システムの一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
[実施例1]
図1、図2は、それぞれ、本発明にかかる遊技機であるパチンコ機1の正面、背面を示したものである。パチンコ機1は、周囲が機枠92で覆われており、その機枠92の内部に、遊技盤93を嵌め込み設置したミドル枠8が、片開き自在に取り付けられている。そして、遊技盤93の中央よりやや上側には、略円形の遊技領域2が設けられており、その遊技領域2には、図柄表示装置3、各種の入賞装置6,6・・が設置されており、多くの障害釘37,37・・が植設されている。また、その遊技領域2の下端には、いずれの入賞装置6,6・・へも入賞しなかった遊技球(以下、非入賞球という)を回収するためのアウト口7が設けられている。さらに、遊技領域2の下側には、遊技球を貯留させるための供給皿30が突設されており、その供給皿30の右下方には、操作ハンドル31が突設されている。操作ハンドル31は、内蔵された遊技球発射装置と繋がった状態になっている。
【0012】
一方、パチンコ機1の裏面には、種々の装置を取り付けるための機構板15が嵌め込み設置されている。機構板15の中央上側には、島設備から補給された遊技球をストックするための遊技球タンク10が設置されており、その遊技球タンク10の右下側には、遊技球タンク10内の遊技球を貸出球や賞品球として払い出すための遊技球払出装置11が設置されている。さらに、その遊技球払出装置11の下端際には、貸出球および賞品球として払い出す遊技球の個数を検出するための遊技球検出器12,12が設置されている。また、機構板15の中央よりやや上方には、扁平な直方体状の裏カバー16が設置されており、その裏カバー16の下側には、横長な直方体状の基板ボックス13が設置されている。
【0013】
図3は、基板ボックス13の分解斜視図であり、図4は、基板ボックス13の正面図である。基板ボックス13は、制御基板である遊技制御基板9、金属製のシャーシ14、透明な合成樹脂(ABS樹脂)製のケースである上カバー28および下カバー29等によって組み立てられている。上カバー28は、略箱形に形成されており、両サイドに4個ずつ、筒状のネジ保持部33,33・・が設けられている。各ネジ保持部33,33・・は、中心から放射方向に配置された切断容易な3つの小径連結体34,34・・によって、上カバー28に一体的に設けられている。各ネジ保持部33,33・・の内部には、ワンウェイタイプの木ネジ(ドライバを利用して一方向にのみ回転させることができ、他方向に回転させることができない木ネジ)35が保持されている。そして、基板ボックス13は、遊技制御基板9をシャーシ14とともに下カバー29に螺着し、上カバー28の左側の1つのネジ保持部内33の木ネジ35を下カバー29に螺着させるとともに、上カバー28の右側の1つのネジ保持部33内の木ネジ35を下カバー29に螺着させて、上カバー28を下カバー29に合着させることによって、一体的に組み立てられている。
【0014】
かかる基板ボックス13は、上カバー28のネジ保持部33,33と下カバー29とが、ワンウェイタイプの木ネジ35,35によって螺着されているため、各木ネジ35,35を螺着時と反対方向に回転させても、螺着状態が解除されない。それゆえ、上カバー28を取り外す場合には、下カバー29と螺着した各ネジ保持部33,33の前方に設けられた3つの小径連結体34,34・・を、ニッパ等の工具で切断し、ネジ保持部33,33を上カバー28から切り離さなければならない。反対に、小径連結体34,34・・を切断したネジ保持部33,33以外のネジ保持部33,33・・を下カバー29と螺着することによって、再度、上カバー28を下カバー29に合着させることができる。それゆえ、基板ボックス13は、上カバー28と下カバー29との分離、合着を3回繰り返すことができる。
【0015】
また、基板ボックス13には、「大当たり」を生起させる作動等のパチンコ機1の主たる作動の制御を行う遊技制御基板9が内蔵されている。そして、その遊技制御基板9の表面には、主たる作動を行うための演算や信号の送受信を行うCPU36、後述する「稼働情報」を記憶する不揮発性の記憶手段である稼働情報記憶手段(EEP−ROM)24、稼働情報記憶手段24に記憶された「稼働情報」を外部に無線で出力するための稼働情報転送手段である稼働情報転送装置19等が設置されている。
【0016】
図5は、パチンコ機1の制御機構を示したものであり、CPU36には、メインプログラム等を記憶したメインROM32や、各種の情報を一時的に記憶するRAM67、タイマ回路41等が内蔵されている。また、CPU36は、インターフェイス68を介して、図柄表示装置3、遊技球払出装置11、遊技球検出装置12、稼働球検出器18、遊技球発射装置39等と接続された状態になっている。加えて、稼働情報記憶手段24が、信号線91を介して、CPU36と直接的に接続されている。さらに、稼働情報転送装置19が、CPU36と接続された状態になっている。
【0017】
また、図6は、稼働情報転送装置19の制御機構を示したものである。稼働情報転送装置19の内部には、CPU20が設けられており、そのCPU20には、各種の情報を一時的に記憶するRAM22と、制御プログラム等を記憶したROM23と、I/Oインターフェイス25とが接続されている。I/Oインターフェイス25には、電波により後述するポーリングコントローラ42と通信を行う送受信回路27が設けられており、送受信回路27には、アンテナ89が設けられている。
【0018】
一方、機構板15の下端には、図柄始動口4、大入賞口5、各種の入賞装置6,6・・のいずれかに入賞した遊技球(以下、入賞球という)と、アウト口7から回収された非入賞球とを回収するための排出通路17が設けられており、その排出通路17には、稼働球検出器18が設けられている。
【0019】
かかるパチンコ機1は、メインROM32に記憶されたメインプログラムにしたがって、CPU36が各種の演算を行い、図柄表示装置3、遊技球払出装置11等の各種の装置との信号の送受信を行うことによって、主たる作動を実行する。また、操作ハンドル31を回転操作すると、内蔵された遊技球発射装置39が、供給皿30内の遊技球を、遊技領域2に向けて発射する。そして、遊技領域2に打ち出された遊技球が図柄始動口4に入賞すると、図柄表示装置3に表示された図柄を変動させ(他の図柄と順々に入れ替わる動画を表示し)、所定時間後に停止させて新たな図柄を表示し、その新たな図柄として予め設定された大当たり図柄を表示した場合には、「大当たり」を生起させ、大入賞口5を所定回数だけ断続的に開成させる。
【0020】
一方、パチンコ機1は、所定の時間になると、CPU36のタイマ回路41の機能によって、予め設定されている営業開始時間になったと判断し、CPU36のRAM67に記憶されている「稼働球数」の数値を“0”にリセットする。そして、遊技者によって遊技が行われる際には、機構板15の下端に位置した稼働球検出器18によって、すべての入賞球および非入賞球を検出する。また、稼働球検出器18によって検出された遊技球の個数を、CPU36の機能によって積算カウントし、その数値を、「稼働情報」である「稼働球数」としてRAM67に記憶する。さらに、稼働球検出器18が遊技球を検出する度に、RAM67に記憶されている「稼働球数」を更新する。また、タイマ回路41の機能によって、営業終了時間になったと判断した場合には、最終的なRAM67の値を、その日の「稼働球数」として稼働情報記憶手段24に記憶する。
【0021】
また、電源供給時においては、CPU36は、常に、稼働情報記憶手段24との間で、信号線91を介して信号の送受信を繰り返しているが、信号線91が切断されて稼働情報記憶手段24との間の信号の送受信が不能となった場合には、遊技球発射装置39への電源の供給を遮断するように機能する。また、信号線91が切断された場合には、主たる作動の実行を直ちに停止するとともに、図柄表示装置3に予め設定されたエラーメッセージを表示する。加えて、CPU36−稼働情報記憶手段24間の信号の送受信が中断されたことに関する情報を、稼働情報記憶手段24に記憶する。
【0022】
上記の如く構成されたパチンコ機1,1・・は、たとえば、図7の如き代金回収システムSに利用することができる。代金回収システムSは、パチンコ機1,1・・を設置した各パチンコホールH,H・・に、ポーリングコントローラ42を備えた遊技機情報収集サーバ43が設置されており、それらの遊技機情報収集サーバ43が、インターネット44を介して、情報管理コンピュータ45に接続された状態になっている。かかる代金回収システムSは、予め遊技機メーカーとパチンコホールH,H・・との間で交わされたパチンコ機1,1・・のレンタル契約に基づいて、通信事業者Cに設置された情報管理コンピュータ45が、各パチンコホールH,H・・に設置した遊技機情報収集サーバ43,43・・を介して、パチンコホールHに設置されたパチンコ機(すなわち、遊技機メーカーからレンタルされたパチンコ機1,1・・)から「稼働情報」を受信し、その「稼働情報」に基づいて、パチンコ機1,1・・のレンタル代金を算出するものである。
【0023】
図8は、ポーリングコントローラ42の制御機構を示すブロック図である。ポーリングコントローラ42には、CPU46が内蔵されており、そのCPU46には、RAM47と、制御プログラム等を記憶したROM48と、I/Oインターフェース49とが接続されている。また、I/Oインターフェース49には、電波によって各パチンコ機1,1・・の稼働情報転送装置19との通信を行う送受信回路50が設けられており、その送受信回路50には、アンテナ51が設けられている。かかるポーリングコントローラ42は、各パチンコ機1,1・・の稼働情報転送装置19,19・・を順次呼び出し、「稼働情報」である「稼働球数」の送信を要求する。そして、各稼働情報転送装置19,19・・から送信された「稼働球数」を受信して記憶し、遊技機情報収集サーバ43に送信する。
【0024】
図9は、遊技機情報収集サーバ43の制御機構を示すブロック図である。遊技機情報収集サーバ43は、CPU52が内蔵されており、そのCPU52には、RAM53と、BIOS等を記憶したROM54と、データの受け渡しを仲介するI/Oバス72とが接続されている。I/Oバス72には、ハードディスク装置55が接続されており、そのハードディスク装置55には、ポーリングコントローラ42から受信した各パチンコ機1,1・・の「稼働球数」を記憶する稼働情報記憶エリア56と、その他の情報記憶エリア57と、CPU52で実行されるプログラムを記憶したプログラム記憶エリア58とが設けられている。また、I/Oバス72には、ビデオコントローラ59と、キーコントローラ60と、CD−ROMドライブ61と、LANカード62と、ポーリングコントローラ接続端子63とが接続されている。また、ビデオコントローラ59にはCRT64が接続されており、キーコントローラ60にはキーボード65が接続されている。加えて、LANカード62には、ルータ66が接続されており、そのルータ66を介して、インターネット44と接続した状態になっている。
【0025】
なお、遊技機情報収集サーバ43の稼働情報記憶エリア56には、図10の如く、各パチンコ機1,1・・の1日当たりの「稼働球数」が、各パチンコ機1,1・・の機台番号に対応させた状態で、営業日毎に記憶されている。そして、ポーリングコントローラ42から新たな「稼働情報」を受信する毎に、その内容が更新される。
【0026】
また、図11は、通信事業者Cに設置された情報管理コンピュータ45の制御機構を示すブロック図である。情報管理コンピュータ45には、CPU69が内蔵されており、そのCPU69には、RAM70と、BIOS等を記憶したROM71と、データの受け渡しを仲介するI/Oバス73とが接続されている。また、I/Oバス73には、ハードディスク装置74が接続されており、そのハードディスク装置74には、遊技機情報収集サーバ43から受信した各パチンコ機1,1・・の「稼働球数」を記憶する稼働情報記憶エリア75と、顧客別課金情報記憶エリア76と、代金回収データ記憶エリア77と、課金用テーブル記憶エリア78と、CPU69で実行されるプログラムを記憶したプログラム記憶エリア79と、その他の情報記憶エリア80とが設けられている。さらに、I/Oバス73には、ビデオコントローラ81と、キーコントローラ82と、CD−ROMドライブ83と、LANカード84とが接続されている。また、ビデオコントローラ81には、CRT85が接続されており、キーコントローラ82には、キーボード86が接続されている。加えて、LANカード84には、ルータ87が接続されており、そのルータ87を介して、インターネット44に接続された状態になっている。
【0027】
なお、情報管理コンピュータ45の稼働情報記憶エリア75には、図12の如く、各パチンコホールにおける各パチンコ機1,1・・の1日当たり(営業時間中)の「稼働球数」が、各パチンコホールH,H・・の名称、および各パチンコ機1,1・・の機台番号に対応させた状態で、各パチンコホールH,H・・における営業日毎に記憶されている。そして、遊技機情報収集サーバ43から新たな「稼働情報」を受信する毎に、その内容が更新される。また、顧客別課金情報記憶エリア76には、図13の如く、各パチンコホールH,H・・内のレンタルされたすべてのパチンコ機1,1・・の1日毎のレンタル代金、および1ヶ月のレンタル代金の合計額が、各パチンコホールH,H・・毎に記憶されている。そして、遊技機情報収集サーバ43から新たな「稼働情報」を受信する毎に、その内容が更新される。加えて、課金用テーブル記憶エリア78の課金用テーブル88には、図14の如き1日当たりの「稼働球数」に対応したパチンコ機1の1日のレンタル代金が記憶されている。
【0028】
以下、代金回収システムSの作動内容について説明する。
【0029】
各パチンコホールH,H・・に設置された遊技機情報収集サーバ43,43・・は、内蔵されているタイマ回路88によって、予め設定されている「稼働情報」の収集時間であると判断した場合には、ポーリングコントローラ42によって、各パチンコ機1,1・・に接続されている稼働情報転送装置19,19・・に対し、「稼働情報送信指令信号」を送信する。なお、「稼働情報送信指令信号」を送信する際には、予め設定されている各稼働情報転送装置19,19・・に固有の「ID情報」が添付される。
【0030】
各パチンコ機1,1・・に設置された各稼働情報転送装置19,19・・は、ポーリングコントローラ42から「稼働情報送信指令信号」を受信した場合には、その「稼働情報送信指令信号」に添付された「ID情報」が、その稼働情報転送装置19に固有の「ID情報」であるか否か判断し、固有の「ID情報」であると判断した場合には、稼働情報記憶手段24に記憶されている「稼働球数」を呼び出し、その「稼働球数」に、その稼働情報転送装置19に固有の「ID情報」を添付して、ポーリングコントローラ42に送信する。
【0031】
各遊技機情報収集サーバ43,43・・は、ポーリングコントローラ42によって、各稼働情報転送装置19,19・・から、「ID情報」の添付された「稼働球数」を受信すると、それらの「稼働球数」を、「稼働球数」に添付された「ID情報」に基づいて、各パチンコ機1,1・・の機台番号に対応させて、ハードディスク装置55の稼働情報記憶エリア56に記憶する。そして、すべてのパチンコ機1,1・・の稼働情報転送装置19,19・・から「稼働球数」を受信したと判断した場合には、稼働情報記憶エリア56に記憶されているすべての機台の「稼働球数」を呼び出し、その「稼働球数」に、その遊技機情報収集サーバ43が設置されているパチンコホールHに固有の「識別情報」を添付して、インターネット6を介して、通信事業者Cに設置されている情報管理コンピュータ45に送信する。なお、「識別情報」の添付された「稼働球数」は、セキュリティーを確保するため、公開鍵等を用いて暗号化された後に送信される。
【0032】
一方、通信事業者Cに設置された情報管理コンピュータ45は、各パチンコホールH,H・・に設置された遊技機情報収集サーバ43,4・・から、「識別情報」の添付された「稼働球数」を受信すると、その「稼働球数」を復号化した後に、復号化された「稼働球数」を、「稼働球数」に添付された「識別情報」を参酌することにより各パチンコホールH,H・・毎に、ハードディスク装置74の稼働情報記憶エリア75に記憶する。
【0033】
また、情報管理コンピュータ45は、各パチンコホールH,H・・毎に、1日毎に、「代金回収データ」を作成する。「代金回収データ」を作成する際には、稼動情報記憶エリア75に記憶されている「稼動球数」を呼び出し、課金用テーブル記憶エリア78に記憶されている課金用テーブルを参照して、その日(その「稼働球数」を受信した日)の各パチンコホールH,H・・の各パチンコ機1,1・・毎のレンタル代金を算出する(たとえば、たとえば、Aホールの101番台の「稼働球数」が40,000発である場合には、2,000円と算出する)。そして、算出された各パチンコホールH,H・・の各パチンコ機1,1・・毎のレンタル代金を、稼動情報記憶エリア75に記憶する。しかる後、算出された各パチンコホールH,H・・の各パチンコ機1,1・・毎のレンタル代金を、各パチンコホールH,H・・毎に合計することによって、各パチンコホールH,H・・毎に、その日に発生した(パチンコ機1,1・・の稼働状況に応じて発生した)レンタル代金を算出する。そして、それらの各パチンコホールH,H・・毎のレンタル代金を、その日のレンタル代金として、図15の如く、顧客別課金情報記憶エリア76に記憶する。
【0034】
また、情報管理コンピュータ45は、1ヶ月毎に、顧客別課金情報記憶エリア76に記憶されている各パチンコホールH,H・・毎の1日毎のレンタル代金を呼び出し、それらのレンタル代金を、各パチンコホールH,H・・毎に合計することによって、各パチンコホールH,H・・の1ヶ月毎の請求すべきレンタル代金を算出する。そして、それらの各パチンコホールH,H・・の1ヶ月毎のレンタル代金を、図16の如く、代金回収データ記憶エリア77に記憶する。さらに、算出された各パチンコホールH,H・・の1ヶ月毎のレンタル代金を、通信事業者Cに設置された通信代金請求書作成用コンピュータ(図示せず)に送信する。しかる後、通信事業者Cは、通信代金請求書作成用コンピュータに送信された各パチンコホールH,H・・の1ヶ月毎のレンタル代金を参照し、各パチンコホールH,H・・毎に、レンタル代金と通信代金とを一緒にした請求書を作成する。
【0035】
代金回収システムSは、上記の如く、パチンコ機1,1・・と、それらのパチンコ機1,1・・から出力された「稼働情報」を収集する遊技機情報収集サーバ43と、パチンコ機1,1・・の課金情報を管理する情報管理コンピュータ45とを、ネットワーク44を介して接続したものであるため、パチンコ機1,1・・の稼働状況に対応させたレンタル代金の請求が可能である。また、情報管理コンピュータ45を設置した通信事業者Cが、各パチンコホールH,H・・毎のレンタル代金を一括に把握して、各パチンコホールH,H・・にレンタル代金を請求するため、レンタル代金の請求が非常に容易である。さらに、通信事業者Cが電話会社である場合には、通信事業者Cは、電話代金と併せてレンタル代金を請求することが可能となり、電話代金と併せてレンタル代金を請求された各パチンコホールの経営者等が請求代金の不払いにより通信回線の使用を差し止められる事態を懸念するようになるので、非常に高い回収率で、レンタル代金を回収することが可能となる。加えて、経営者等は、パチンコ機1,1・・の稼働情報表示装置28を利用して、レンタル代金と直結した個々のパチンコ機1,1・・の稼働情報を任意のときに容易に把握することができるので、長期間に亘って安心してレンタル契約を継続することができるようになる。
【0036】
一方、上記の如き代金回収システムSに利用されるパチンコ機1は、作動内容を制御するためのCPU36と「稼働情報」を記憶するための不揮発性の稼働情報記憶手段24とが接続されており、信号の送受信を行うものであるため、稼働情報記憶手段24とCPU36との間の信号線91が不正に切断された場合には、CPU36がメインROM32に記憶されたメインプログラムにしたがって作動しなくなり、遊技を続行することができなくなる。したがって、パチンコ機1によれば、稼働情報記憶手段24を別の機器と接続して「稼働情報」を改竄する不正行為を、未然に防止することができる。
【0037】
また、パチンコ機1は、稼働情報記憶手段24とCPU36とが同一の遊技制御基板9の上に搭載されているため、稼働情報記憶手段24とCPU36とを接続した信号線91を切断して別の機器と接続するのに非常に手間がかかるので、稼働情報記憶手段24に記憶された「稼働情報」を改竄する不正行為を、より効果的に防止することができる。
【0038】
さらに、パチンコ機1は、稼働情報記憶手段24に記憶された「稼働情報」を外部に無線で出力するための稼働情報転送装置19が、CPU36を介して稼働情報記憶手段24に接続された状態で、CPU36と同一の遊技制御基板9の上に搭載されているため、稼働情報記憶手段24と稼働情報転送装置19とを一括して、非常に容易に管理・点検することができる。
【0039】
さらに、パチンコ機1は、遊技制御基板9が、上カバー28および下カバー29によって覆われているとともに、上カバー28の端縁に、複数のネジ保持部33,33・・が、それぞれ小径連結体34,34・・を介して一体的に設けられており、2つのネジ保持部33,33・・が、ワンウェイタイプの木ネジ35,35によって下カバー29に螺着されているため、不正に上カバー28が取り外されて遊技制御基板9上の稼働情報記憶手段24が取り外された場合等には、必ずその痕跡が残る。それゆえ、容易に不正の事態を発見することができ、稼働情報記憶手段24に記憶された「稼働情報」が不正に改竄される事態を未然に防止することができる。また、かかる効果を奏するにも拘わらず、上カバー28の各ネジ保持部33,33・・の前面に設けられた小径連結体34,34・・をニッパ等の工具で切断することによって、上カバー28を容易に取り外すことができ、遊技制御基板9上に設置された稼働情報記憶手段24やCPU36が正規のものであるか否かを簡単にチェックすることができる。
【0040】
なお、本発明の遊技機の構成は、上記した各実施例の態様に何ら限定されるものではなく、図柄表示装置、図柄始動口、大入賞口、入賞装置、アウト口、前面枠、機構板、制御装置、裏カバー、稼働球検出器、稼働情報転送装置等の形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
【0041】
たとえば、遊技機は、入賞球および非入賞球の排出通路を設け、その排出通路に稼働球検出器を設けたものに限定されず、入賞球のみを検出する第1稼働球検出器と、非入賞球のみを検出する第2稼働球検出器とを別々に設置したものでも良い。加えて、稼働球検出器の設置場所も、機構板の下端際に限定されず、その他の場所に変更することも可能である。
【0042】
また、遊技機は、入賞球および非入賞球の総数(すなわち、稼働球数)を稼働情報として記憶・出力するものに限定されず、操作ハンドルの操作によって発射された遊技球の総数、特定の入賞装置へ入賞した遊技球の数、入賞球数、非入賞球、図柄表示装置において行われた図柄変動の回数、大当たり状態の発生回数等を稼働情報として記憶・出力するもの等に変更することができる。
【0043】
さらに、遊技機は、稼働情報記憶手段を稼働情報転送手段と別個に設けたものに限定されず、稼働情報記憶手段を稼働情報転送手段に内蔵させたものに変更することも可能である。なお、稼働情報記憶手段を稼働情報転送手段に内蔵させた場合には、稼働情報記憶手段に記憶された稼働情報を不正に改竄するためには、稼働情報転送手段を分解する必要があるため、稼働情報記憶手段内の稼働情報の不正改竄の防止効果がより信頼性の高いものとなる、というメリットがある。また、不揮発性の稼働情報記憶手段は、上記実施形態の如きEEP−ROMに限定されず、ハードディスクや光磁気ディスク等の別の不揮発性記憶手段に変更することも可能である。さらに、稼働情報記憶手段は、記憶した稼働情報を揮発させない機能と、稼働情報を一時的に記憶する機能とを兼備したものに変更することも可能である。
【0044】
加えて、稼働情報転送装置は、ポーリングコントローラの要求に応じて稼働情報を送信するものに限定されず、内蔵されたタイマ回路の機能によって自発的に稼働情報を送信するもの等に変更することも可能である。また、遊技機は、稼働情報転送装置を内部に設置したものに限定されず、稼働情報転送装置を外部に付設したものでも良い。さらに、稼働情報転送装置は、遊技機のCPUを介して稼働情報記憶手段に接続したものに限定されず、直接的に稼働情報記憶手段に接続したものに変更することも可能である。加えて、稼働情報転送装置は、CPU,ROM,RAMを内蔵したものに限定されず、遊技機のCPU,ROM,RAMを利用するものに変更することも可能である。
【0045】
また、遊技機は、基板ボックスや裏カバーの内部等の場所に、稼働情報を表示するための稼働情報表示装置を設けることも可能である。かかる構成を採用した場合には、容易にレンタル・リース代金の基準となる稼働情報を容易に把握することができるようになる、というメリットがある。
【0046】
なお、本発明の遊技機は、上記実施形態の如きパチンコ機に限定されず、スロットマシーン、スロットマシーン型パチンコ機等の他の遊技機に変更することも可能である。
【0047】
一方、本発明の代金回収システムの構成も、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、遊技機情報収集サーバ、ポーリングコントローラ、インターネット、情報管理コンピュータ等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
【0048】
たとえば、代金回収システムは、インターネットを介して遊技機情報収集サーバから情報管理コンピュータへ通信するものに限定されず、専用回線等を介して直接的に遊技機情報収集サーバから情報管理コンピュータへ通信するもの等に変更することも可能である。また、情報管理コンピュータを通信事業者側に設置せず、遊技機メーカー内等の別の場所に設置することも可能である。さらに、代金回収システムは、1ヶ月毎に遊技機情報収集サーバから情報管理コンピュータに稼働情報を送信するものに限定されず、1週間毎や10日毎等の別の周期で稼働情報を送信するものに変更することも可能である。なお、情報管理コンピュータは、電話会社のみならず、インターネットのプロバイダー等の種々の通信事業者の施設に設置するが可能である。
【0049】
また、代金回収システムは、各パチンコホール内に遊技機情報収集サーバが設置されており、インターネットを介して情報管理コンピュータに稼働情報を送信するものに限定されず、各遊技機にポーリングコントローラと同じ機能をする装置が付設されており、各遊技機が所定のタイミングで、無線によって(携帯電話回線等によって)情報管理コンピュータに稼働情報を送信するものに変更することも可能である。
【0050】
加えて、本発明のネットワークシステムは、パチンコ機を、有線あるいは無線によって遊技機情報収集サーバや情報管理コンピュータに接続したものに限定されず、スロットマシーン、スロットマシーン型パチンコ機等の他の遊技機を、遊技機情報収集サーバや情報管理コンピュータに接続したものに変更することも可能である。また、上記実施形態では、遊技機のレンタル契約(稼働状況に関連づけたレンタル契約)において代金回収システムを利用した一例について説明したが、本発明の代金回収システムは、遊技機のリース契約(稼働状況に関連づけたリース契約)等においても好適に用いることができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1に記載された遊技機は、制御基板に設けられたCPUと、不揮発性の稼働情報記憶手段とが、信号線によって直接的に接続されており、電源供給時には、信号線によって「稼働情報」に関連した信号の送受信を繰り返し行い、送受信が不能となると、CPUが主たる作動の制御を直ちに停止するものであるため、稼働情報記憶手段に記憶された「稼働情報」を改竄する目的で稼働情報記憶手段とメインCPUとの間の信号線が切断された場合には、メインCPUが作動しなくなり、遊技を続行することができなくなる。したがって、請求項1に記載された遊技機によれば、稼働情報記憶手段に記憶された「稼働情報」を改竄する不正行為を、未然に防止することができる。
【0052】
請求項2に記載された遊技機は、稼働情報記憶手段とメインCPUとが同一の制御基板の上に搭載されているため、稼働情報記憶手段とメインCPUとを接続した信号線を切断した場合には、稼働情報記憶手段以外の電子部材だけで閉じた回路を形成するのに非常に手間がかかるので、稼働情報記憶手段に記憶された「稼働情報」を改竄する不正行為を、より効果的に防止することができる。
【0053】
請求項3に記載された遊技機は、制御基板が開放した場合に痕跡が残る分割式のケースによって覆われているため、不正にケースが分割されて稼働情報記憶手段に記憶された稼働情報の内容が改竄された場合等には、容易にその事態を発見することができるので、稼働情報が不正に改竄される事態を未然に防止することができる。
【0054】
請求項4に記載された遊技機は、稼働情報記憶手段に記憶された稼働情報を外部に無線で出力するための稼働情報転送手段が、稼働情報記憶手段に接続された状態で、CPUと同一の制御基板の上に搭載されているため、稼働情報記憶手段と稼働情報転送手段とを一括して、非常に容易に管理・点検することができる。
【0055】
請求項5に記載された遊技機の代金回収システムは、請求項1〜3のいずれかに記載された遊技機と、遊技機の課金情報を管理する遊技機の情報管理コンピュータとを、ネットワークを介して接続したものであるため、パチンコ機の稼働状況に対応させたレンタル代金の請求が可能である。また、請求項4に記載された遊技機の代金回収システムによれば、各パチンコホール毎のレンタル代金を一括に把握して、各パチンコホールにレンタル代金を請求することができるため、レンタル代金の請求が非常に容易なものとなる。さらに、情報管理コンピュータを通信事業者である電話会社に設置した場合には、通信事業者は、電話代金と併せてレンタル代金を請求することが可能となり、電話代金と併せてレンタル代金を請求された各パチンコホールの経営者等が、請求代金の不払いによって通信回線の使用を差し止められる事態を懸念するようになるので、非常に高い回収率で、レンタル代金を回収することができるようになる。加えて、経営者等は、レンタル代金と直結した個々の遊技機の稼働状況を任意のときに容易に把握することができるので、長期間に亘って安心してレンタル契約を継続することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の裏面図である。
【図3】基板ボックスの分解斜視図である。
【図4】基板ボックスの正面(パチンコ機の裏面側から見た場合の正面)図である。
【図5】パチンコ機の制御機構を示すブロック図である。
【図6】稼働情報転送装置の制御機構を示すブロック図である。
【図7】代金回収システムの構成を示すブロック図である。
【図8】ポーリングコントローラの制御機構を示すブロック図である。
【図9】遊技機情報収集サーバの制御機構を示すブロック図である。
【図10】遊技機情報収集サーバの稼働情報記憶エリア記憶された「稼働情報」を示す説明図である。
【図11】情報管理コンピュータの制御機構を示すブロック図である。
【図12】情報管理コンピュータの稼働情報記憶エリアに記憶された「稼働情報」を示す説明図である。
【図13】情報管理コンピュータの稼働情報記憶エリアに記憶されたレンタル代金に関する情報を示す説明図である。
【図14】稼働情報表示装置のROMに記憶された「稼働球数」と対応したレンタル料金を示す説明図である。
【図15】情報管理コンピュータの顧客別課金情報記憶エリアに記憶された各パチンコホール別の1日当たりのレンタル料金を示す説明図である。
【図16】情報管理コンピュータの代金回収データ記憶エリアに記憶されたパチンコホール別の1ヶ月当たりのレンタル料金を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、9・・遊技制御基板、13・・基板ボックス、24・・稼働情報記憶手段、28・・上カバー、29・・下カバー、33・・ネジ保持部、34・・小径連結体、35・・木ネジ、36・・CPU、37・・データ変換手段、43・・遊技機情報収集サーバ、44・・インターネット、45・・情報管理コンピュータ、91・・信号線、S・・代金回収システム。

Claims (5)

  1. 制御基板により主たる作動の制御を行い、稼働状況に関連した稼働情報を不揮発性の稼働情報記憶手段に記憶するとともに外部に出力する遊技機であって、
    前記制御基板に設けられたCPUと、前記稼働情報記憶手段とが、信号線によって直接的に接続されており、
    電源供給時には、前記信号線によって前記稼働情報に関連した信号の送受信を繰り返し行い、送受信が不能となると、前記CPUが前記主たる作動の制御を直ちに停止することを特徴とする遊技機。
  2. 稼働情報記憶手段とCPUとが同一の制御基板の上に搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 制御基板が、開放した場合に痕跡が残る分割式のケースによって覆われていることを特徴とする請求項1,または2に記載の遊技機。
  4. 稼働情報記憶手段に記憶された稼働情報を外部に無線で出力するための稼働情報転送手段が、稼働情報記憶手段に接続された状態で、CPUと同一の制御基板の上に搭載されていることを特徴とする請求項2,または請求項3に記載の遊技機。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された遊技機と、その遊技機の課金情報を管理する遊技機の情報管理コンピュータとを、ネットワークを介して接続したことを特徴とする遊技機の代金回収システム。
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